お断り:この物語はフィクションです。私「ゆきお」が加筆編集しておりますm(_ _)m

足形石(あしがたいし)伝説
大和郡山の矢田寺と言うお寺の近くの坂を登っていった所にそれはそれは大きな石があるのじゃが、このとっても大きな石には、なんと馬の足形が1つついている。
これは昔、大海人皇子(後の天武天皇)というえらい人が、戦に勝たして欲しいと矢田寺におまいりした後、矢田山の頂上から馬に乗って東の方へ飛び降りた時、馬の足形が、この石の上についたのだといわれている。

実はな、矢田山からそのえらいお人が飛び降りた先は崖じゃった。それを見た大狸のぽん助が身を投げうって大石に化けて助けたんじゃ。
馬の足に当たってそのままぽん助は息絶えたがそれでも大石に化けたままじゃった。
その後この石を割って運び出そうとしてのみを入れたところ、石から血が流れ出たといわれ、今も赤い血筋のようなものがついているそうじゃ。
ところで今も存在する大石を土地の人は「おおいし」といっているが、これは大きな石の「大石」であると共に、王(天皇)にまつわる「王石」でもあるそうな。

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