お断り:この物語はフィクションです。私「ゆきお」が加筆編集しておりますm(_ _)m

垢掻地蔵(あかかきじぞう)伝説
むかし大和郡山のお城のお殿様と洞泉寺のお坊様とが、ある日同時に同じ夢を見たそうな。
それはお城の中庭の大きな石のしたに何か大事なものがあると言う夢じゃった。

この夢のとおりにお庭にある大きな石を掘りおこしたら、なんと、りっぽなお地蔵さまが現れたそうな。

お殿様がお役人に命じていろいろ調べさせたら、そのお地蔵様はたいそう偉いお方が難病に苦しむ人のために作られたそうじゃ、そしてこのお地蔵様は石の湯船の上にのり、頭から湯を流し、中を通って足元から湯槽に流れるようになっていたそうな。この湯を浴びて、治らない病気はなかったと言うことがわかったとか。

そこでお殿様はりっぱな地蔵堂をおつくりになり、このお地蔵さまをまつったということじゃった。

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