10月度投稿句
紫苑さんが主宰する繋句に参加させていただいたときの投稿句です。詳細及び版権は紫苑さん(こころ俳句)にあります
急ぐほど時間に追われることも無く
忙(せわ)しく時を過ごす事もなくなりました。夢中で子育てしていた時の方が生きがいがあったかな。人の欲ってわかりません。
居待ち月今日もあの娘(こ)を待ちぼうけ
満月の夜に会おうと約束したのに延期延期で今日も来ない。無理な約束はしないではっきり断ってくれたら諦めるのに...
母の味引き継ぐ嫁は母の歳
嫁姑いつの世でもなさぬ仲。良く出来た嫁は母の味を学びます。やっと母と同じ味になった時、他界した時の母の歳でした。
縄揺れて大波小波入りゃんせ
隣の娘の美代ちゃんと鎮守の境内で遊んだな。幼い仲間も一緒になってみんなで縄跳び 「入りゃんせ」淡い初恋思い出す。
我が人生波風静か母の歳
母は生きています。殺しちゃー駄目(^0^)でも母は50年生きたら上等と口癖のように言ってました。もうそんな歳も越えて..
湯けむりの向こうで影が重なりて
温泉宿の家族風呂。湯気が多くて人影暗く、チャンス到来。「まあ、こんなところで」「しっ!静かにね」嫌ですねキスしただけ。
今帰るコールがあって午前様
遅いだんなの帰りを待って 「まだ帰らないのー」とコール。「ごめんすぐ帰るよー」返って(帰って)きたのは声ばかり。
弾けとぶ笑顔の君の笑い声
若いっていいですね。声に張りがあります。笑い声まで弾けます。笑顔が可愛くて。あー後30年戻りたいよー。
福笑い笑う角にも鬼はいる
家族みんなで福笑い。楽しい笑い声が表の道まで響いています。何事かと節分の出演まで間がある鬼が覗きにきました。
良く笑う我が家の太陽愛す妻
家族にとって母親は太陽そのもの。てきぱきと働き、家族の世話をひとりでこなす妻。眩しくて嬉しくて。愛してます。奥様。
キーボードそうっと妻と打つ彼女
彼のアパートに遊びに来ました。もうすぐ結婚式。本当に幸せな私。パソコンに妻と書いてたら抱き寄せられました。
微笑を恋の予感と勘違い
いつも会う近所のお嬢さん。とっても爽やかに挨拶されます。時には立ち止まっていろいろお話します。笑顔が素敵です。
戯れの愛の記憶を残し逝き
薄幸の彼女。一緒になれないと知ってて恋を知りました。愛し愛されて旅立ちました。「戯れの愛よ」笑いながら逝きました。
二上に武者佇みて何思う
タイムマシーンで二上山にやってきました。戦国の武将が奈良盆地を眺めています。生きる本質を模索しているように。
指示してるスピードメーター赤信号
ついつい飛ばしたくなる高速道路。みんなとばしてるじゃん。そんな考えだと家族が泣きます。心の赤信号ですよー。
無人駅降り立つ傍で子犬じゃれ
目的もなくぶらりと降りた無人駅。誰一人いず、一塊の在所があるだけ、土煙の舞う国道が線路と平行に走ってます。
若乃花貴乃花とは似て非なり
仲の良い兄弟。一時は不協和音がなってましたがお互いの持ち味をだせたらまた昔の仲の良い兄弟になれますね。
暖かいせなにおぶさる帰り道
息子と山歩きをしました。「お母さん無理するなよ」聞かずに無理して帰りにばてて「おぶってやるよ」「やめてよ恥ずかしい」
秋惜しむ紅葉前線南下中(なんかちゅう)
紅葉便りもすぐそこまで。紅葉がすむと寒い冬がやってきます。来て欲しい紅葉。来て欲しくない真冬。うーん複雑。
蘇芳染め外淡くして内に秘め
染めの一種の「蘇芳染め」 中を濃くして輪郭は淡く。まるで人間模様と同じですね。人は中身だよ。見た目ではありませんよ。
暖かい心通いし福祉の輪
ボランティアが集まってお茶会。お互いに意見交換してお互いの親睦を暖めます。いいな心のキャッチボール。
生きる為身を粉にして燃ゆる日々
生活の為だけで働くのはむなしいですね。自分が生きている証を仕事に求めて社会の一員というギヤになれればね。
祈ります無神論者も恋の為
アタックしたから後は彼女の気持ち次第。すがれる神があるならば、紙でも良いよ、髪でもいいよ。ああ神さまー。
安堵の日早く来い来いアフガンに
文字どおり権力者の思惑で大衆が多大なる迷惑を受けています。本当の敵はすぐ傍にいるのかも知れません。