2001年4月

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紫苑さんが主宰するしりとり俳句に参加させていただいたときの投稿句です。詳細及び版権紫苑さん(こころ俳句)にあります。
しりとり俳句の性格上、前の句を引用させていただきました。作者の方お許しくださいませ。

未熟な月をもてあそぶ花の命は 紫苑
         春爛漫花の命は短きて ゆきお

まだ淡き月明かり。花はその美しさを月に問うているのに。月が輝きだす頃には、花は返事を貰えないのでした。


名残雪追いつ追われつ花と舞う 紫苑
               花と舞う蝶の姿や愛し君 ゆきお

まだ、山々には雪があります。里にも日陰に残雪が。でも、確実に春がやってきました。若者達は恋をし、はしゃぎながら花の中を駆け巡ります。蝶のように。


花吹雪遠山金さん背負いたり 雅洋
            背負いたる母の軽さに涙して ゆきお

名奉行、遠山の金さん。金さんも人の子なれど、母を気紛れに背負うてその軽さにびっくり。お仕事の無いときは母親に孝行と決め 「これにて一件落着!」


流木のふるさといずこ焚き火かな かぼちゃ
             焚き火あと覆い隠すか花吹雪 ゆきお

「なーじかはしらねーど心わーびてー」 浜辺に流されてきた老木で暖をとる人達。街道の桜並木から風に乗って花びらが雪の如く浜辺を埋め尽くします。


                                   花吹雪ああ花吹雪城公園 ゆきお

大和郡山市の城公園は城内にたくさんの桜が植わっています。日本の桜100選のひとつだけあってそれはそれは見事な桜。散りざまはかくの如し。


巡り来る葉桜に月満ちる愛 元さん
           満ちる愛肌に感じる春なかば ゆきお

春が来れば一緒になろうねと約束しました。期は熟し、私たちは結婚しました。奈良ホテルの窓辺で彼に抱かれました。24の春の宵でした。


人半ば道半ばにして憂いあり 紫苑
             憂いあり後姿の父の肩 ゆきお

努力の人、父が亡くなったと聞いたとき、私は涙を我慢しました。男は泣いたらおしまいや。お前はすぐ泣く。泣く暇があったら努力しろ!。父の言葉です。


積読や高知の香なれ模索部屋 猪之介
             模索する最善の道自民党 ゆきお

教養高き人も努力を惜しめば駄目ですよね。努力は惜しまないんでしょう、どうするの?積読だけでは中身がわからんじゃーないの。


投げる吾子誰にもあると父諭す 猪之介
               父諭す言葉の重み今気付き ゆきお

父は賢き家長。世の中の常識を家族にわかりやすく諭してくれます。何気なく語る父の言葉にいつしか私も同感できる年代になりました。


ありがたい言葉に勇気さずかりき 元さん
               授かりきお子は男児と雅子様 ゆきお

日本国の象徴と曖昧な立場のご皇族。国の代表であることにはかわりません。皇室の一喜一憂は国民の一喜一憂なのです。皇太子様誕生かな。


やるせなく未練たっぷり月に恋 元さん
              月恋し雁はひたすら逢いに行く ゆきお

月に恋しても会いに行くのは今は無理。羽がある雁でさえ、挫折して帰ってくるのですよ。朝方かえってくるのをみましたよ。目が真っ赤でした。


八重桜一重一重に想い揺れ Yoshiko
            想い揺れポストの前で思案顔 ゆきお

花ひとつ手にとりし君思案顔。「好き、嫌い、好き、嫌い、好き!」 恋の花占いは吉とでました。ラブレターを書いてみたけど、はしたないかなー?


スナック隅蔭る女の紫煙揺し 猪之介
            紫煙揺れベランダきしむ若き父 ゆきお

何処か影のある彼女に恋をして結婚しました。ヤンママの新米お母さんは好きな煙草をやめて育児に夢中、だからってベランダかよー。ちぇっ。


そば打ちのリズムに酔いて舌鼓 元さん
                舌鼓森林浴の家族連れ ゆきお

今日は町内会の親睦会。集会所は神社の境内。青葉若葉のもとで模擬店も出してのお祭り気分。蕎麦屋のたけさん、今日は模擬店なのに張り切ってます。


家族連れ遠い記憶の姿なり 元さん
             姿なき姉は瞼の裏にいて ゆきお

若き両親は幼子を抱えて必死に家族を支えてきました。やっと余裕が出来たときは巣立っていきます。私の姉はなくなりましたが家族として心にいます。


裏にいた愛犬腹を空かしてた 雅洋
         腹空かせ聞き分け良くなる食事前 ゆきお

ゴンタは6歳。時々反抗するようですが私には忠実です。留守がちでちょっと食事の間隔があくとえらく不機嫌ですが缶詰を開ける間は借りてきた「いぬ」です。


吾子育ち母の気遣い宙に舞い かぼちゃ
             宙に舞う胴上げ思い愛の鞭 ゆきお

親は無くても子は育つ。されど母の愛は強し。子供がはいっている野球部の監督。母より厳しいっていえないよ。だって父だからなぁ。


                         愛の鞭と思えど吾子に侘びをいれ元さん
                                       わびをいれ復縁迫る怠け者 ゆきお

まだまだ甘いお父様。そんな態度を子供は敏感に感じています。甘いといえば、さる彼女。仕事もろくにしない男に惚れて捨てられてどうして迷うのだ。


怠け者ビール飲みつつテレビ見る雅洋
              テレビ見て声帯模写する九官鳥 ゆきお

春の選抜決勝戦。おいおい昼からどうして自宅にいるのよ。有休かい?今ストライクって言わなかった?なーんだお前か、きゅーちゃん!