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みなさんはいくつ情報処理の資格を持っていますか?私は初級シスアド→基本情報→ソフトウェアと順調に 合格の道を歩んできて、いよいよテクニカルエンジニア試験への挑戦となったわけですが、どうもテクニカルエンジニアと 聞くと急に敷居が高くなったような気がします。事実、ここ最近の結果ではデータベースの合格率はおよそ8% という決して高くはない数字です(ちなみに初級シスアド30%、基本情報15%、ソフトウェア13%)。私も勉強を始める前は、さすがに一発合格は無理だろうなあと考えていました。 しかし、だからこそ、あえて言います。
私がそう考えるいくつかの理由を以下に述べます。
これは非常に重要なことです。基本情報やソフトウェアが情報技術一般から広く、満遍なく出題されるのに対して データベース試験ではある程度範囲が絞られています。 午前の問題でも情報素子、エンベッドシステム、ネットワークOS、エンベッドOS、ミドルウェア、ネットワーク応用などの 分野はまず出題されないといってよいでしょう。これらのジャンルを見てわかるように、テクニカルエンジニアの試験は ベータベース、ネットワーク、エンベッドなど分野別に試験がわかれているため、それぞれの専門分野はそれぞれの試験 にお任せしているという感じです。要するにデータベースに関する勉強だけをしっかりやっていればいい!ということです。
さて、では、肝心のデータベース分野に関してはどうでしょうか。私はテクニカルエンジニアあるいはそれ以上の 他の試験と比較して、データベースがやはり勉強しやすい理由として、
というのが大きいと思います。私がデータベースの試験に合格した後、今度はネットワーク試験の勉強を はじめてみて、まず愕然としたのは、勉強しなければいけないハード系・プロトコル系の規格の多さです。ケーブルからはじまり ハブ、スイッチ、ルータ、電話回線、ISDN、ADSL、無線・・・それぞれが複数の規格をもち、それらは全て アルファベットや数値(IEEE???とか)で名付けられています。これらを頭の中で記憶・整理する作業は データベースの試験勉強では味わうことがなかった苦労です。要するに純粋にソフトウェアよりも 下の物理的な階層で覚えなければいけないことが多いということです。逆にデータベースでは 概念であったり、抽象化であったりする部分や実業務に照らし合わせた部分が多く、要点さえつかんでしまえば 覚えなければいけない固有名称は少ないと言えるでしょう。