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ここでは作者の合格までの勉強法を紹介したいと思います。
勉強をはじめたのは試験2ヶ月ほど前からでしょうか。 まずは本番までの大まかな勉強のスケジュールを決めます。 私は、 最初の1ヶ月はテキストで知識を身につける。 残りの1ヶ月は問題集で問題の感覚を身につける。 というふうに決めました。
私は勉強のやり方として、最初から問題に取り組んでいく、という方法は とりません。過去の情報試験の場合もそうでした。 問題集に取り組んでいくという方法は、実践的でよいかもしれませんが、 たとえ掲載されている問題が全部解けるようになったからといって、 これからのぞむ本番試験に対して、必要充分に自分の力がついたかは疑問です。 ちょっとちがう問題が出題されたりすると、もうダメになるかもしれません。 それよりもまずは試験範囲の基礎知識をしっかりと身につけること。 これがきちんといれば、どんな問題がこようとある程度対応出来るはずです。 その上で、得た知識のチェックと補完のために直前は問題集に取り組みます。 なので私はテキストの部分が、充実してしっかりまとまっている参考書を選ぶようにしています。 私が選んだのはこの本です。
この本の内容は大きくは「午前問題対策」と「午後問題対策」の2部構成、そして過去2年分の問題集が 付録でついています。 (付録と言っても本文に負けないほどのボリュームですが) まず「午前問題対策」の部分がデータベースの要点が全てはいった テキストになっています。 そして「午後問題対策」の部分では、午前問題対策でさらったデータベースの知識の中で 特に午後問題で重要となる部分をとりあげて、更に詳細を説明したり、実際の問題を示しながら 解説しています。上の勉強法でいけば、「午前問題対策」の部分が重要です。
1.
まず、最初の1ヶ月は「午前問題対策」の部分を読みました。約200ページですが、
1日10ページが目標。時間は30分くらい。そう、1日30分でいいんです。
これで20日間かかります。そのあと、もう一度同じ部分を読み返します。
復習の意味もあるし、全てを一通り読んだあとで、もう1度読めば、理解の仕方も
より深くなっています。1度読んでいるのでサクサクいけます。10日間くらいです。
これで最初の1ヶ月は終わり。
2.
次の15日間で「午後問題対策」の部分に取り組みます。「午前問題対策」でデータベースの
基礎が入っているので、この部分の理解は比較的早いはずです。
実際の問題を絡めて解説してくれているので、少しずつ問題の感覚も身に付いてくるはずです。
ここでの目的は最初に得た知識の補完と、どの部分が特に重要なのかを理解することです。
3.
最後の15日間で過去の午後問題に取り組みます。
ここでの目的は問題を解く感覚を身につける、ということです。
データベース試験の午後問題のハードルの一つとしてあげられるのが試験時間です。
特に午後1の試験は時間との戦いといっても過言ではありません。
午後1は90分で3問回答なので、1問に使える時間は30分です。
この感覚を身につけましょう。
参考書には午後1が4問、午後2が2問、2年分で12問が掲載されています。
1日1問でいいです。時間を計りながらやって、30分の感覚を身につけてください。
4. さて、いよいよ試験本番です。 前述したとおり、データベース試験の午後問題は時間との戦いです。 午後1は4問中3問選択、午後2は2問中1問選択ですが、全ての問題をじっくり 解いてみてから選択する余裕はありません。 試験がはじまったら、ざっと全体を眺めてみて、カンでもなんでも良いので、 まず、1問切り捨てましょう。そのためには自分の苦手分野というのを きちんと理解しておくことも重要です。
以上が私がデータベース試験を受けるにあたって、実際に行った勉強法です。 いかがでしたか。上の勉強法は基本的に1日30分程度を想定しています。 私自身、仕事もあるのでなかなか勉強に時間をとれないし、また 長時間の勉強は集中力が続かないので、これくらいがちょうどよいです。 また、実際は毎日きちんとできるわけでは無いですが、1日の量が 少ないので、出来なかった日は別の日で補えたりできます。 重要なのは無理のないスケジュールを立てること、そして明確な目標をもって取り組むことです。 みなさん、合格目指してがんばってください。