霊的な日常・あとがき




まずは最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。影山流ホラーコメディ「奇異太郎君の霊的な日常」は、これにて完結です。楽しんでもらえたでしょうか?素人が漫画描くとまずまともに完結しないとはよく言われますが本当ですね、15年もかかってようやくです。小学生のころ読み始めた読者さんがすっかり大人になってるレベル。実際、小学生から読んでますけどもう大人です!みたいなコメを多数いただいており色んな意味で震えます。私はこの15年、いったい何を……(ガクガク)。

気をとりなおして。
この物語はもともと都市伝説を題材にした(今ならTwitterでよくあるような)小ページ単発ネタ漫画みたいなのとして軽〜い気持ちで描き始めたものです。なので終わるとか終わらないとか最終回どうの言う漫画とは考えてなかったのですが……いざ終わりを考えてみると、案外すんなりと幕を引くことができました。なんとなく最後は奇異太郎がすっきーヤーヤメリー全員を引き連れて……みたいな終わりかなとぼんやり思っていたのですが。いざちゃんと考えてみるとヤーヤは自立しそうだしすっきーはヤーヤを一人にするわけないしメリーちゃんが奇異太郎と離れるわけないし……で、こんなバッサリ別れるエンドに。キャラがよく動いてくれた感じで描き始めの頃からは予想もできなかった結末ですが、希望のあるお別れならそれでよかったのだとも思います。

妖怪絵日記を描いてる途中でも「霊的な日常のお話の続き希望!」という意見は幾人かの読者さんから定期的にコメントで頂いていたのですが(考えてみればそのコメントも10年近くずっと来続けていたのはすごいですね……霊的ファンのみなさんの情熱には頭が下がります)、妖怪絵日記が完結し、影山のできうる限りの力でどうにか霊的の最後までのお話をお届けできてほっとしています。

奇異太郎君が語る彼自身のお話はここまでですが、旅立った彼にはまた波乱の運命が待ち受けていることでしょう。その辺り、またどこかでお見せできる機会がはあるかも……ないかも……?このサイトで漫画を発表し続けるかどうかも含め、色々と考え中です。続報をお待ちください。

それでは、最後のご挨拶を。
今まで奇異太郎の物語に付き合ってくださった読者の皆様、そしてとあるマンションの一室に住んでいた奇妙な住人たちの行く末に幸あれ!



2023年1月 影山理一





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