時空のおっさん

不思議な体験をしました。白昼夢だったのかも知れませんが、聞いてください。

休日のお昼、部屋でテレビを見ていたときのことです。飲み物を取って来ようと、立ち上がったんですけど。

急に目眩がして、気が付いたら外にいたんです。

そこはどうも公園のようでした。
私の服は部屋にいたときのままで、靴も履いていませんでした。

訳のわからないまま、その公園を歩いてみたら
休日なのに誰もいないんですよ。
公園の外の道路にも、車が走っていないし。
ちょっと怖くなっちゃって。

しばらく歩いてると、掃除をしてるおじさんを見つけました。

ああ良かった、人がいるんだって思って、話しかけようと近づいたんです。

おじさんもこっちに気付いたんですけど、なんだかびっくりした様子で。

「おい、何でここにいる！」

って、私に向かって言ったんです。

すると目眩がして、気が付いたら元の自分の部屋に戻っていました。

そのおじさんの顔は、よく思い出せません。普通のおじさんだったような記憶はあるんですけど。

あれ、何だったんでしょう？

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時空のおっさん、私は知らなかったのですが、拍手コメントで読者の方に教えて頂きました。”時空のおっさん”で検索すると、おっさんの色々な話を読むことが出来ます。大体の話の流れとしては、「気が付いたら誰もいない場所にいた。彷徨ってるとおっさんに出会う。気が付いたら元の場所に戻っていた」と言うものです。おっさんは基本的に無害で、人に危害を加えることはありません。むしろ異界に迷い込んだ人を元の世界に戻してくれる親切な人なのではないか？とも言われているようです。