スクウェア




雪山で遭難した4人の男が、山小屋を見つけそこで一晩すごすことになった。明かりもない部屋の中、4人は、お互い眠り込んでしまわないよう、ある方法を考えた。部屋の四隅にそれぞれが立ち、1人が壁沿いに、もう1人の隅を目指して歩いて、到達したらそいつの肩を叩く。叩かれた2人目は1人目と同じように歩いていって三人目を目指し、肩を叩く。そうやって次々肩を叩いていって、部屋を4人でグルグルまわっていく。これなら誰かが眠ってしまっても起こせるし、それで朝まで無事過ごしたそうだ。そして下山した4人は、ある事実に気が付く。4人では、あの方法は最初の角に誰もいなくなってしまうため、そこで途切れてしまい成立しないのだ。いないはずの5人目がどこから現れたのだろうか・・?

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漫画の中でも解説されていますが、この方法は日本ではスクウェアといい、外国では降霊術の一つとして行われることがあるようです。本来4人では不可能なスクウェアですが、1人目の人物が、最初と次の次の角を行ったりきたりすることによって、4人でも成立させてしまえるイカサマ方法もあります。