首無しライダー




都心部のとある道路に、首のないライダーが夜な夜な走りさまよっているそうだ。

敵対する暴走族の手によって道路を横切るように張られた細いピアノ線に猛スピードでつっこみ、首を飛ばしてしまったライダーの霊なのだという。

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実際ピアノ線で首チョンパできるものなのでしょうか。それは判りませんが、実際の戦争でそういったブービートラップが使われたりしたそうですから、切断とまではいかなくてもかなり凶悪なトラップなのでしょう。夜中、黒いフルフェイスヘルメットなどかぶっていると、首だけないように見えたりもするそうです。そういったところから発生した伝説なのかもしれません。

関係ないですが、この話を聞くたびにRは西洋のデュラハン(馬にのった首なし騎士)を思い出します。競争したらどっちが早いんだろうとか益体も無いことを考えてしまうのです。