99 Decembre
99’12.31(金)晴れ
とても天気のいい大晦日だった。こんなにも天気のいい大晦日が今まであっただろうか。いつもの年ならもう少し寒いと思う。また、いつもの年ならもう少し掃除をしているのだけれど、今年は大掃除に取りかかるのが遅かった。台所の床を拭き掃除したときにはこれが家の中のなのかと思うぐらい汚れていてびっくりした。いかに普段掃除をさぼっていたかという証明である。年が明けても掃除をするつもりだ。
来年は今までとは違う年がやってくる。2000年のことを子供の頃考えていたときは遙か遠い未来のように思えていたのに、気がつくともうすぐである。驚くばかりだ。とても充実した年になるような気がしている。もちろん、それは私次第なのだけれど。
99’12.27(火)晴れ
2日前だったか、ウインドブレーカーを洗濯したときに、何か忘れているような気がしていた。でも、それが何かわからなかった。とても気になっていたが、そのままウインドブレーカーをベランダに干した。それを今朝になって思い出した。ウインドブレーカーのポケットの中にシスターからもらったマリア様が入っていたのだった。諦め半分で洗濯機の中を覗いてみると、洗濯機の底の隙間に赤いマリア様がいました。とても小さな隙間で指では取れず、水を入れてみたりあれこれとやってみたけど、結局パソコン用のドライバーで取ることができた。
私はマリア信仰は持っていないし、マリア様をどこかの神社のお守りとも思っていなかったのだけど、シスターが私がバイクで事故を起こさないようにとくれたものだった。そう思うとそのまま洗濯機の底に沈めておくわけにはどうしてもいかなかった。
99’12.24(金)晴れ
一日掃除に明け暮れた身体をシャワーできれいに洗い流してから、教会まで自転車で行く。今日はいつものクリスマスイブよりも暖かい。うろうろしながらお御堂に入る。教会を訪れる人の数は増えたが、途中で帰るような冷やかしが無くなったそうである。どうりで、ざわついていない。以前はミサの間私語でざわついていてお祈りをする気持ちにはなれなかったが、今日はそうでもなかった。
99’12.15(水)晴れ
生姜湯を飲まないかと言われることがよくある。私は匂いのきつい飲み物は飲むことが出来ない。カトリックなのでアルコールの入っていない飲み物は飲むことが出来ないと答えるとウケがいい。
99’12.12(日)晴れ
学会に出席する。発表前の休憩時間、落ち着くためにも読みかけの本を読む。お陰で「継続」を「断続」と間違えるという小さな?とちりはあったものの、あまり緊張しなかった。質疑応答が飛び交った。あまり自分では質問にあった答をうまくしているようには思えなかったが、質問された方が納得されていたからあれでよかったのだとみんな言う。
後に優秀賞を頂戴する。最初で最後だからと、記念に写真を沢山とってもらった。
★ この学会というのは法人の中の小さな集まりであり、名のある物ではい。嬉しかったこともあったが、上記のように記したこと、自分自身の中に奢りもあったと反省している。誤解された方への謝罪と自分自身への戒めのためにも上記は残すことにした。2000.2.15
99’12.11(土)晴れ
明日の学会に備えて遅くまで残って原稿を何度も読み直し書き直す。最後に読みやすいようにワードで清書する。何も前日にやらなくてもいいのにと思うが、毎回のことだから仕方がない。「あえいうえおあお」や「外郎売り」の発声練習をした日々を懐かしく思い出す。
99’12.9(木)晴れ
朝は寒い。それがお昼頃には柔らかな日差しが嬉しくなる。夕方には決まって「今日は暖かかったね」と言う。悪友が私がいなくなると面白くなくなると言う。「他にも面白い奴はいるじゃないか」と言おう。
99’12.7(火)晴れ
風が吹くと寒い。自転車を飛ばして走っていると寒くない。
仕事場に着いてからヘアゴムを忘れたことに気付いて、一日輪ゴムで髪を括ってすごす。輪ゴムは痛いし、だんだん髪が乱れてくる。洗濯を始めると捜してもみつからなかったヘアゴムが出てきた。
99’12.1(水)晴れ
あともう少し、もう少しと時が立つのを心待ちにしている。でも、焦らない。心地よい時間である。あともう少しだと思う事が楽しい。