9月14日
昨日と同じように午前中1本潜って、無人島でお昼ご飯を食べて、午後また1本潜って、ボートで一度港に帰ってきてから、今度はワゴン車に器材を積み込んで古座間味ビーチに行きました。古座間味ビーチに3時頃着くと、もうすっかり夏を満喫してよく日焼けした若い海水浴客が3人ほどのんびりとパラソルの下に横になっていました。パラソルやシートなど海水浴セットのレンタル屋さんもあったけど、もう夏が七分目まで終わっているようでした。
私は海水浴といえば、日本海しかしらないので、須磨や南港が汚いと聞いていてもその汚さを知りません。でも、この古座間味ビーチは、日本海なんて目じゃない。沖縄に何度も旅行して、ずっと沖縄に住みたいと言う人の気持ちが分かるような気がしました。
ビーチから上がると、ツアーの最後の6本目のダイビングが終わります。また、この古座間味ビーチで、ちょうど私は15本のダイビングをしたことになります。まだまだ中性浮力をうまく取れなくて、水中の中で自分の思うようにカメラのシャッターを押せなかったり、エアーの消費も早くて、あまり大きな声で15本潜りましたと言えません。
私は器材を背負って砂浜を歩いて階段を昇り、売店のそばの芝生の上にペタンと腰をおろしました。ふうっと、一息ついてから、器材を取り外して、ブーツを脱いでサンダルに履き替えました。それから、しばらくは静かな海を見ていました。青い青い海を見ていると、ふいに、岸から20メートルぐらいのところで白い飛沫がざわざわぁと現れました。それをビーチで見ていた全ての若者達から「うわぁ」と歓声があがりました。それはほんの一瞬の出来事で、その後はまたいつもの穏やかな海に戻っていました。私は映画の「ジョーズ」を思い出したけど、まさかそんなことはないだろうと心の中で微笑んでそれをうち消しました。
その日の夜は沖縄での最後の夜で、翌日はダイビングもなく、那覇市内でお昼食をとってお土産を買ったりした後、関西空港へと向かう予定でしたので、バーベキューでお腹を膨らませ、リオンビールや泡盛を沖縄特有のジュースで割って喉を潤し、撮ったばかりの水中ビデオを観ながらワイワイガヤガヤと盛り上がりました。