2000.Juillet
2000.7.31(月)晴れ
駅まで出掛ける為に無料バスに乗る。眠かった。バスの中でウトウトしたら、元の場所に戻ってきた。運転手さんに聞くと、次の5分後の便だと言われた。小雨が降り始めていたので、急いで傘を取りに帰って、またバスに乗った。乗ったところで晴れてきた。もう雨は降りそうになかった。私の傘は日傘にするには大きな水色の雨傘だった。
2000.7.29(土)晴れ
バスタオルが一枚行方不明である。洗濯をしてたたんでどこかに仕舞ったと思っていたが、思い当たるところを何度探しても見当たらない。バスタオル一枚ないからといって、どうということはないのだけど、変な感じである。今日、私は他にも捜し物をしようと思っている。何かを探さなければいけない時間は、もったいないと思う。時間をかけて探しているうちに何でもないようなところから見つかるものだ。
2000.7.28(金)晴れ
昨日買ったボンドで床の修理を始める。私の不器用さは限りない。ボンドははみ出るし、ピーチタイルを縦横を間違えて貼ってしまった。ボンドで張り合わせた後はもうどうしようもない。今度剥がれるまで不細工な床のままになる。時間を決めてやらないと、ボンドは目をクラクラさせる。換気するためにドアや窓を開けるので汗をかく。
今日はバッハの命日だとかで、ラジオはバッハオンパレードである。
2000.7.25(火)雨
久しぶりの雨だった。雨で目が覚めた。天井から雨が落ちてきたのである。朝の四時のことだった。何か分からない物音で目が覚めたが、あまりにも眠くてすぐに目を開けるのが辛かった。しかし、音は確かにしている。目を開けなければ私はその音の主に襲われるのではないかと思った。ベッドから起きあがって電気をつけた。陰も形もない。しかし、規則正しいリズムが部屋に響いている。正体を突き止めるべく、音の主を探した。害虫の類なら悲鳴をあげるところだったが、それは天井から落ちてきている。雨漏りだった。そこの箇所のシーツが濡れていた。そしてもう一カ所ポトリポトリと音をたてている。私は急いでベッドを動かした。しかし、狭い部屋の中でベッドをどう動かしてもベッドの上に水滴が落ちる。1カ所には洗面器を置き、もう一カ所のベッドの隅にチラシを置くことにした。洗面器は床に落ちるよりももっと大きな音をたてた。これではたまらないと洗面器の中に不必要な紙を置いて凌いだ。それは雨が止むまで続いた。
朝になって、手伝ってもらって、とりあえず、ベッドを空いている部屋に移動させた。しばらくはその殺風景な部屋で寝ることになる。
2000.7.24(月)晴れ
天気予報では夕方から雨のはずだったが、雨は一粒も降らずに日が暮れた。図書館に本を返しに行こうと坂を下りかけて、今日が月曜日だということに気付いた。夏休みに入ったからだろう、遠くの遊園地の観覧車の半円の黄色いネオンがキラキラ光っている。
2000.7.23(日)晴れ
猛暑が続いている。毎日暑い。冷たい麦茶はいくら作っても足りない。ジードを読んだ。モーリャックを読むつもりで借りた本の中にジードもあったのである。最初はモーリャックだけ読むつもりだったが、つい読み始めてしまった。肝心のモーリャックは読み始めたばかりだが、明日か明後日には図書館に返しに行かなくてはいけない。
2000.7.20(木)海の日 晴れ
今日はとても暑かった。夕方から眠ってしまった。夏は苦手である。
2000.7.19(水)晴れ
今年は暑くなるのが早かったように思う。猛暑の気配がする。
今日は免許の更新をする。今回の更新で変わったのは写真だけではない。眼鏡等の条件がなくなったこと、それから住所も変わった。
ほんの少し蕁麻疹がでる。首筋に汗疹ができる。
2000.7.16(日)晴れ
福祉施設で理美容のボランティアを導入しているところは多いと思う。まとまった理美容のボランティア団体がある。しかし、デイサービスやデイケアの利用者が福祉施設の理美容のボランティアを利用する事に疑問を持つ。在宅ケアであれば、家族に車椅子を押してもらって美容院にいく事が可能であって欲しい。しかし、実際には美容院は階段の上だったり、入り口に段差があるお店が少なからずある。それならば、「ビューティフルライフ」のキムタクのようにバリアフリーのお店を地域に根付かせて欲しいし、入り口で介護保険の保険者証や身障手帳を見せれば、通常よりも料金を割引いてもらえるサービスがあればいいのにと思う。
2000.7.12(水)晴れ
暑い。外を歩くと体中の毛穴から汗が吹き出ている。図書館に行く。郵便局に行く。カモメールで液晶テレビが当たるという。年賀状でも切手しか当たったことがない。
気がつくと明日は誕生日だ。
2000.7.11(火)曇り
お布団を干して出掛けると、雨がポツリポツリと降ってきたので、坂道を慌てて戻ると雨は上がった。結局午前中は出掛けないことにした。
午後、生まれて初めて国立大学に足を踏み入れる。東京に行ったとき、東大の前を歩いたことはあったけど、その門の中に入ったことはなかった。サルトルの「自由への道」(3・4部)を読むために付属図書館に行った。最初哲学のコーナーを探すが、見当たらない。本館にはないのかと諦めて閲覧室を後にしようとしたが、もう一度探してみようと回れ右をして書架を見て回る。サルトルの全集が並んでいる書架を見つけた。他の図書館では「自由への道」(3.4部)はなかったのに、やはりそこは国立大学付属図書館、2冊も並んでいた。貸出は許可されないので、閲覧コーナーで読んで帰る。
2000.7.10(月)晴れ
私は不条理を知っている。不条理はこの世の終わりまでなくならないのかも知れない。
だからこそ、私は不条理に負けない強い意志を持ちたい。
2000.7.8(土)晴れ
サルトルの「自由への道」2部を読み終えた私は、近くの図書館になかった3部を求めて買ったばかりの日傘をさして午後大学の図書館に行く。坂道を下り、また昇り、着いた頃には息切れがしていた。大学図書館にはお昼に電話で問い合わせておいた。サルトルは全集があると聞いた。しかし、ようやく辿り着いた大学図書館には残念ながら、「自由への道」3部はなかった。その図書館の職員の方はとても親切でパソコンを使って、古本屋や他の大学の図書館を調べてくれた。古本屋の検索ではでてこなかったが、大学の図書館の検索では、休みの日にでも行けそうなところにあることが分かった。
サルトルの「自由への道」3部、読まずにはいられない。
2000.7.6(木)晴れ
今年は梅雨がなくなってしまったようだ。毎日暑い。背中にも首筋にも顔にもびっしょりと汗をかく。今日は朝早くから出掛けるつもりにしていた。朝一番のバスは7:35だと思いこんでいた。その5分前に出掛けた。バスが影も形もなくなっていた。時刻表を見ると7:30発だった。仕様がないので8時のバスに乗ることにする。時間があるからと思い、一眠りした。するとまたバスに乗り遅れた。どうしようもないので、別のバスに乗るために遠くのバス停まで歩いた。バスから電車に乗り換えた。電車の中でサルトルを読み耽った。疲れてきてぼうっとしてきたら、降りる駅を一つ間違えてしまった。駅の出口を出てしばらく歩いてから、なんだかいつもと違う風景であることにようやく気付いた。どの道を歩けば目的地まで早く辿り着くかを考えるためにもう一度降りた駅に戻った。そして歩き始めたが、いつもと全く違う風景なのですっかり方向音痴になってしまった。夏バテならぬ夏ボケである。友人にこの話しをすると、疲れているのだろうと言われる。
献血車を見つけたので立ち寄った。丁度一年前貧血の治療を受けてから貧血はよくなっていた。治療が終わって2ヶ月位して献血車で献血をしたことがあった。少ししか献血できなかったが、献血車の中に乗ることが出来た。今回は入り口で残念ながらシャットアウトされた。献血を終えた女子高生2人がジュースをもらって嬉しそうに話していた。羨ましいと思った。
2000.7.5.(水)晴れ
図書館に行く。サルトルの「自由への道」の1部と2部を借りていたが、2部をまだ読み終えていないので継続して借りることにした。この「自由への道」は図書館には1部と2部しかなかったが、本の後ろを見ると未完ではあるが、3・4部が出版されている。図書館にリクエストして他の市の図書館で探してみてもらうことにしたが、時間がかかると言われた。他の方法でも探してみたい。
2000.7.4(火)晴れ
PCの画面が暗い。目が疲れてしまう。販売店に電話すると、メーカーの修理の窓口の番号を告げられた。そこに電話すると、パソコンを持ち込んだら1週間から10日返ってこないと言う。困った。販売店のロングラン保証とは何なのか。買い換えるのは辛い。今はこうして動いているし、何とか画面を読むこともできる。10日もパソコンがないのは辛すぎる。
2000.7.3(月)晴れ
まるで真夏のような暑さだった。何時間寝ていないだろうか。もう少し起きていてベッドで本を読もうと思う。
2000.7.1(土)晴れ
夜、久しぶりに蕁麻疹が出た。何も悪い物は食べていないと思う。精神的には疲れていないつもりでも、体の中が疲れているということか。全身に広がる気配はなく、左腕と足が時々痒いぐらいなので、あまり深刻に考えていない。それよりもドアを開けたときにこの部屋に体長約7pのムカデが入ってきたことの方が気になる。山奥で自然がいっぱいなのはいいが、ムカデはいただけない。スリッパで叩く勇気のない私は暫くムカデと同居することになるのか。