可燃物な日々

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8月31日(木)

 暑くて脳が沸騰していたのと、夏ドラマが個人的には豊作で追っかけ視聴するのに忙しくて全然日記書いてなかった。
 ちなみに、これを書いているのは9月15日である。

 私は比較的暑さには強いのだが、さすがにずっとずっと猛暑日というのには心が折れた。

 ↓で途中になってる「ハヤブサ消防団」ですが、昨日最終回を迎えたけど、終盤になってさらに浜田信也の出番が増えたので「おおおお!中村倫也と浜田信也が同じ画面に!しかも、握手したぞ!」と大興奮してしまい、話が頭に入ってこなくて2回見たりしていた。

 劇団イキウメの看板役者で「人間じゃない役」を得意とする人なので、たまにテレビドラマに出ても「やっぱ普通の人間やっててもなあ」って思っていたが、やっとハマリ役きたなあ。

 このドラマ見ている同僚に「あの弁護士役、舞台俳優なんだけど、どう?」と聞いてみたら「知らない俳優さんだから、余計に不気味な感じがした」と言うので、よし、伝わったぜ、と大満足でした。

 というわけで、8月分はここで諦めてアップしておこう。


8月24日(木)

●「ハヤブサ消防団」6話

 今クールはミステリーというか「考察もの」が多いのだが、私は犯人探しは趣味ではないので、この「ハヤブサ消防団」は中村倫也が主演なのと脇役のオジサンたちが大河ドラマ級ズラリなのと「徹底的に怪しい古川雄大」という古川雄大の正い使用法を提示してくれているところに魅力を感じて見ている。

 あと、田舎の景色や家屋がいいね。それは「ばらかもん」もそうだけど。「真夏のシンデララ」も海の絵の力に助けられているし。

 とか思っていたら、先週はオウム真理教がモデルになってる「殺人事件で解散した教団」が出てきて、そこの弁護士役が浜田信也だったので「お?」と膝を寄せたら、けっこう出番が多くて「テレビドラマにこんなにしっかり出ている浜田信也を初めて見た!」と大感激。


8月20日(日)

●映画「バービー」

 ハリウッド映画見るのって、えっらくひっさしぶりじゃなかろうか?

 この映画は前から見に行くつもりだった。予告編見て、衣装や美術がポップで好みだったし、その割にはなんか話に毒がありそうだったし、そして、なによりもライアン・ゴズリングのケンが見たかったのです。
 あまりライアン・ゴズリングに詳しくないけど、たぶんというか絶対に「作品を選べる」格の俳優だと思うんだけど、その彼がわざわざ頭空っぽマッチョやるっていうことは。なんかあるんだろうなあって思ってさ。

 というわけで、原爆ネタで炎上したことは全然気にしてなかったのですが、なかなかタイミングが合わなくて、やっと見に行ったらもう小さいスクリーンになっていた。
 それでも、郊外のシネコンなのに、子連れやカップルの外人さんがけっこういた。そりゃ、アメリカでは大ヒットしているから、フツーにファミリー向けなんだろうなあ。
 日本でイマイチなのは、バービー人形に思い入れのある人が少ないからだろう。私もリカちゃんは持っていたけど、バービーは「そういものがある」って知ってる程度だし。

 冒頭の「2001年宇宙の旅」のパロディがこの映画を見る人の中でどのくらい認知されていたのか不明だが、そんなもん知らなくても、とても上手いバービーの成り立ちであった。それまで主流だった赤ちゃん人形では、その人形で遊ぶ女の子は「お母さん」の役しか出来なかったが、バービーは女の子の分身であり、華麗に着飾り、そしてどんな職業にもつけて女性解放を先導したのである。

 そう、ポップでスピーディーでイケイケな最高に楽しい映画だったが、含まれている毒という皮肉がちょっと複雑というか、だから一部では「説教くさい」と言われているようだが、誰に向かって説教しているのかわからないんだよね。

 一番わかりやすい皮肉が、バービーは大統領や宇宙飛行士など、あらゆるバージョンがいるんだけど、ケンの属性は「ビーチ」だけで、それはサーファーでもライフ・セーバーでもなく、ただビーチにいるだけの男。
 まあそりゃそうだよな。バービーが女性の分身なら「まともな女性にはボーイフレンドがいるもの」としてケンがいるわけだから、ケンの肩書きなんていらないのだ。アクセサリーなんだもん。
 ところで、私はケンもあんな人種が多彩なことを知らなかったし、あと「アラン」っていうのがいるのも知らなかった。

 そう、この映画はバービーに慣れ親しんでいたら10倍楽しめたんだろうなって思った。
 実際、映画館のアメリカ人勢はゲラゲラと大爆笑の連続だった。普段、映画館で「声出して笑ってるの、私だけ?」なことが多いので、楽しかったし、自分と笑いのタイミングが合うと嬉しかった。

 話を戻すと、女性中心社会であるバービーランドでは、ケンは何の役割もないっていうのが「すごい設定だな」と思ったし、人形の世界だから生殖という概念も無いから、種馬扱いすらされない。
 で、バービーとケンは、バービーランドの綻びをなんとかするために現実社会に行くんだけど、そこでケンは「男社会」というものを見て「男だって何だってできるんだ!」ということに気がつく。

 「女性解放」のパロディというか、なんか、それだけではない皮肉がいっぱい詰まっていたなあ。

 バービーの製造元であるマテル社の描写も「マテル社よくこれ通したな」って感じの、なんか暗くて冷たいオフィスで、しかも重役はオジサンばかり。こいつらが、真実に気が付いたバービーを追いかけるので、悪い奴らかと思いきや、ケンの覚醒により、ケンがバカ売れしても「そうじゃない、俺たちは女の子の夢を守るんだ!」とか言っていて、いい人たちでした。

 そう、この映画、悪人は出てこなかったと思う。
 でも、誰かが輝いていると、その周りには都合よく使われる人がいるっていう「真実」を描いている感じがして、「うわー、きっつ」と思ったけど、たぶんこの映画はそういう皮肉がたくさん散りばめられているので、見る人によって「痛い」と感じるところが違うんだと思う。

 終盤とか、ケンが「バービーランドを乗っ取る!」って息巻くと、大統領や弁護士のハイスペックなバービーたちが「あれ?ケンが主導権握るなら、それを支えていた方がラクじゃね?」って気づいてしまうのだが、それを阻止すべく、ケンを色仕掛けで籠絡して、バービーたちにフェミニズムを吹き込んで洗脳を解くのだが「これ、逆洗脳じゃね?」と思ったり、結局なんかハッピーな感じで終わったけど、見終わった後「これ、もしかしてマトリックスのパロディだった?」って本気で思った。

 バービーの生みの親であるルースおばさんが出てくるところとか、かなりマトリックスだったよなあ。

 それにしてもアメリカで大ヒットしているだけあって、やっぱしポップな美術は素晴らしかったし、途中で出てくるカーチェイスも迫力があり、唐突に始まるミュージカル・ダンス・シーンも素晴らしく、娯楽映画としてはかなりのレベルで、「色々考えてしまう人」も「あまり深く考えない人」も同時に別次元で楽しめてしまうという、なんかある意味凄い映画だった。

 だから私も「うわ、すっごく楽しかった」と満足したのだが、「これ、いろいろ検証するところあるぞ?」と思ったんだけど、それすらも「仕掛け」と思えなくないなあ?

8月17日(木)

 台風上陸は歓迎できないが、関東や北陸には恵の雨になるのでは?と期待していたのだが、多少は降ったけど、ダムや農作物には全然あれでは足りないだろう。
 それに、お盆開けても全然気温下がらないし。
 日照時間が短くなってきたので、朝晩は風も出て比較的マシになってきたが、昼間は駅まで歩くのもグッタリである。

 またしばらく、晴れ予報が続いているので「次の雨はいつですか?前線はどこですか?低気圧はどこですか?」って日々が続くのだろう。遊歩道の花壇がカラッカラになっているのが可哀想でさ。葉っぱが3分の1くらい茶色く枯れてしまった桜の木もあって「ああああ、私が楽しみにしている秋の桜の紅葉があああああ」ってなる。

8月14日(月)

 お盆に休んでも混んでるだけだし、とにかく暑いし、会社でまったりと涼んでいるのが恒例の過ごし方である。
 有給休暇は、もっといい時期に温存しておきたい。

 なので11日の海の日も普通に出勤して、土日は実家に行った。
 実家は冷房を新調したのだが「28度設定にすると、25度くらいになってしまって寒い」と贅沢な悩みを抱えていた。
 ママンは購入店に「寒すぎる」とクレームいれたらしく、私が「そんなん言われても」と笑うと、やはり対応した人にそういう意味のことを言われたらしい。
 というわけで、設定温度を29・5度にしておくと、ギリ28度になるそうで、だったら、それでいいじゃんね?
 また、古くなってきたら、前のヤツみたいに「25度に設定しても暑い」ってことになるよ。

 ママンはせっかくコロナ制限が解除されたので、旅行熱が高まっているのだが、一番行きたいところが「ナイアガラの滝」だそうで、「でも、お父さんは、飛行機12時間とか無理だって言うのよぉ」
 6歳差があるから、けっこう体力や気力に差が出てきたのよね。
 で、私にも「どお?」って言ってきたけど、私も飛行機12時間はキツいなあ。もう10年以上前にニュージーランド行った時にすでにシンドかった。
 それに、高所恐怖症なので巨大な滝にあまり近寄りたくないのである。

 しかし、ママンが前から本当に行きたかったのは南米のイグアスの滝だったのだが、飛行機やバスに乗る時間がハンパないので10年も前ですでに「ちょっと無理」と諦めていて、その代わりにナイアガラに行こうとしていたのだが、それを「いつか」と思っていたらコロナになって、この3年で両親ともかなり体力低下してしまい、たぶん、ママンが海外旅行に行けるのもあと少しの間だけだろう・・・って考えると、最後の親孝行として連れていってあげたくなるが、こっちも、もう10数年海外旅行とかしてないし、コロナの3年間は飛行機どころか新幹線にも乗っていないので、カナダに行く自分が全く想像できない。

 まあ、ママンがどのくらい本気で行きたいのかもわからないんだけどさ。

 そんなこんなで、日曜日も暑くて実家に閉じこもっていたんだけど、日が傾いてきたころ帰ろうとしたら、パパンが散歩がてら駅まで送ってくれたのだが、別れ際に「お父さんもお母さんも、もう先が見えてきたから、暇があったらまた遊びにきてな」と言われた。

 あまりこういうエモいこと言わないパパンなので、びっくりして「お、おう」ってなってしまった。


8月10日(木)

 友人へのメールに「歌舞伎見に行きました」と書いたら「歌舞伎は苦手ですが、能は好き」って返事が来たので、スルーしていたら、またすぐに「能は好きですが、歌舞伎は苦手」というメールが来たので、「これ、ずっとマウントとられるのだろうか?」とゲンナリしたが、「私はもう母とは会えないかもしれません。ミヤノさんの親は元気ですか?」って添えてあったので、「うちの親がどーしてよーと、貴様には全くなんも関係ねーじゃん」と思いつつ、「おかげさまで、そこそこ元気です」と書くのもアホらしかったので、「母が白内障の手術したくらいかな?そういえば、妹とも同じ時期に白内障の手術したんですよ。父はもう10年前に白内障の手術しているし、私も白内障なのでそのうち手術することになるでしょう。我が家はほぼ全員白内障です」と白内障を連呼してみた。

 あれから一週間、メールは返って来なかった。

 なんか知らんが、勝った!(苦笑)

 (お母様のお加減が悪くなっただけかもしれないけど)


8月8日(火)

●「真夏のシンデレラ」5話

 「この建物、オレが初めて関わった建物なんだ」ってビルの屋上で言うのって「ウソ婚」で菊池風磨がすでにやっていたんだか?まあ、ありがちなシーンだけどさ。

 いろいろ言われている夏シンであるが、私は間宮が可愛いからついていきます。あと、萩原利久があれだけ酷いキャラをどうまとめるのか楽しみだし。(まとめなくてもいいですが)

 と生暖かい目で見ていたら、主人公の弟(大西利空)が彼女を妊娠させただと!?
 それは、どこの「18/40」?つーか、あっちで主人公を妊娠させたのは八木優征なんじゃけど?

 うーん、大西利空くんは大河ドラマにも出ていたし、絶賛売り出し中であるが、萩原利久のバータだろう的な役だと認識してたのだが(トップコートはバータ得意だから)、ただでさえ男女8人もいるところに弟をこんなに目立たせる?

 しかも、いまどき「母親がいないから、躾がなってない(大意)」みたいなこと言う?
 父親も仕事が忙しくて放置しているのならまだしも、自宅で食堂経営しているし、姉も一緒に働いてるんだから、普通の共働きの家庭よりも家族一緒の時間が長そうなのに。
 と、思っていたら、彼女の方が二股かけていて、バイト先の先輩の子でしたって、えええええええ?

 って、ドラマ内では言及がなかったけど、二股かけてて「先輩の子」って名言するってことは、弟くんとは「まだ、そういう付き合いではなかった」ってこと?
 だとしたら、相当なお人よしなんだけど、まあ、これまでも散々そういう家族であるって描いていたけど、弟くんの父と姉に「育て方間違ったんじゃないの?」って酷いことを言ったあの両親はこの後どうしたんだろうか?

 よくわかんないけど、この騒動の勢いで間宮が森七菜に告白しましたが、この流れを作るための「高校生の弟が彼女を妊娠させました」エピだったら、ちょっとやりすぎだと思うんだけど、「あまり上手じゃない炎上商法」なのかね?


8月6日(日)

 台風のおかげなのか、風も吹くし、時々ザっと雨が降るのでだいぶマシになったが、やはり暑くて外出できないので、土日はほぼ引きこもっていた。

●「おカネの切れ目が恋のはじまり」2020年 TBS

 TVerに上がっていたので、おそるおそる見てみた。
 うーん、やっぱ、けっこうキツい。
 亡くなる直前の三浦春馬ということを頭から消すことは難しいので、時々泣きそうになるんだけど、それよりも、このドラマ、本当に練られて作られていて、脚本の大島里美の代表作になるはずだったんだよなあ。
 ドラマは中断してしまったが、後でシナリオ本が発売したので買って読んだけど、後半に二人が結婚に向けてまた金銭感覚がすれ違うエピソードとか、ほんとちゃんと映像化してほしかった。

 それにしても、ドラマの撮影中に死ぬなんて信じられないけど、この間の猿之助も舞台に穴を開けたので、やっぱ、こういうのってコロナのせいだと思うんだよなあ。

 能天気な私ですら、コロナで緊急事態宣言になった頃、持病の腰痛はわかるが、歯の噛み合わせが悪くなったり、あと、しばらく謎の耳鳴りが続いて、「あー、やっぱストレスって凄いな」って逆に感動したくらい。

●「ナンバMG5」2022年 フジテレビ

 TVerにあがっていたので、「こっちの間宮と神尾楓樹がとても良かったなあ」と懐かしく思い出しながら見ていたら止まらなくなり、土日かけてFODで全部見てしまった(笑)
 まとめて見ると、各回のエピソードの詰め込み方が程よいし、次々と新キャラが投入されるし、喧嘩相手も豪華だから、濃い話なのにスルスルと見られるんだよなあ。

 それに「ヤンキー一家に育った立派なヤンキーなのに、親にも内緒でシャバい高校に変装して通っている」というトンデモ設定だけど、「親が医者だから医学部以外の進路は認められない」っていうよくある設定のパロディになってるし、現実社会でも育った環境が「誰も本なんて読まないし、勉強なんてダサという人ばかりだった」なんて人もいるらしいし、けっこう社会派風味をさらりと入れてある。

 そしてなによりも柴犬がすごく活躍しているので「犬ドラマ」としても楽しい。
 「難波松 豆三郎」とテロップに載っていたほどの主要キャストだったが、豆三郎氏は惜しくも去年の冬に亡くなっている。かなりの演技派だったので、本当に残念である。


8月5日(土)

 俳優の稲葉友がSNSで結婚を発表したが、お相手が藤田ニコルで、美麗結婚写真をアップしていたから「また、ドラマの企画かな?」と思っていたけど、本当だった。
 いや、おめでとうございますなんだけど、稲葉友は現在放送中の「みなと商事コインランドリー2」に出演中なので、「BLドラマに出演中に結婚発表しないでほしかったなあ」と思った。

 「みなと商事」での稲葉友の役って、「アセク?アロマ?」って感じの不思議ちゃんな役だったんだけど、ここに来て「あれ?この気持ちは何?」って自分の気持ちに混乱しているっていうターンに入っていたところで、「リアルでは結婚しました!」ってやられると、役と役者を分離している方の私でもちょっとだけガクっとなるので。

 ただ、稲葉友はイケメンだけど、ちょっと面白い方向に舵とったな、とは思っていたので、このタイミングで結婚発表するってところも味になるのかも・・・と思っていたら、羽生結弦も結婚発表して、「こっちは誰と結婚したのかもわからなないって?」と完全に持っていかれました。

8月3日(木)

 ギンギラな猛暑日が続いているので「こうなったら台風来ないかな」と思っていたら、6号さん、やっぱこっちにターンしてくるのね。
 まあ、その前の5号が、太平洋高気圧にブロックされて、中国に北上していったけど、中国がすごい被害を被ったらしいので、6号はせめて日本の南あたりを通過して、雨雲だけ供給してくれればよかったのだが・・・・

 夏休みで沖縄行った人が足止め食って大変みたいだが、この台風がまた九州に近づくと、先の豪雨の爪痕がまだ残っている地域に甚大な被害が及ぶのでは?

●「真夏のシンデレラ」と「こっち向いてよ向井くん」

 この二つのドラマが見事に「ファンタジーと現実」の対比になってて面白い。
 というか「向井くん」の方が「守りたいって何?」とか「海でキャッキャするなんてファンタジー」と「真夏のシンデレラ」が真面目に取り組んでいる王道を丁寧に潰していくので、なんか不思議なコラボになってます。

 「真夏のシンデレラ」は否定的な評判が多いというか、「ツッコミどころにツッコムのが楽しいけど・・・」っていう人が多いが、私は間宮がエリートサラリーマン役ってだけで嬉しくけっこう楽しく見てるんだけどなあ。
 あと、萩原利久も凄い役もらっちゃったなあって感じですが、あの役がどういう方向性に進むのか不明ですが、萩原利久の演技力でどうコントロールするのか楽しみにしている。
 悪い意味で話題になっているキャラだけど、それだけに爪痕残しやすいので、ここでしっかり顔を売っておこうぜ!

 演技力で言えば、あの「向井くん」のキモさをギリギリに可愛くまとめている赤楚くんは、やはり売れるべくして売れたのだなあ、と思った。タイプは違うし圧倒的に格上だけど、中村倫也が操る「可愛げ」に近いような気がする。赤楚くんは圧倒的に顔が可愛ので、それで損することもあるが、「向井くん」は彼のポテンシャルをかなり引き出しているので、俳優ファンとしては楽しく見てるけど、話がキツいよなあ。

 この二つのドラマの一番の違いが、間宮は1話からヒロインに惚れているけど、「向井くん」は自分に寄ってくる女性だけを相手にしているところで(勘違いもあったけど)、「向井くん」は自分でそこに気が付いていないところが最高にイタい。
 「結婚って好きの先にあるんじゃないの?」って向井くんが言っていたけど、おめーがまず相手を好きになれよ、と思う。

 そして、さらにイタいのは、向井くんは結婚したくて恋人探ししているんじゃなくて、恋人が欲しくて、自分に気がありそうな女子と真面目に付き合おうと思ってるらしいのだが、30歳すぎてそれはちょっと・・・
 そして、男はそれでもいいのかもしれないけど、同世代女性には「リミット」があるわけで、そんな悠長なことしてられないよね、というリアルがけっこう怖かった。

 もはや高齢者な自分が見てても「う・・・」と思ったので、このドラマ見ている30代女性はどんな気持ちで見ていたんだろう。

8月1日(火)

 やっとゲリラ雷雨キターーーーーーーーーーーっ!

 毎日毎日、雨雲レーダーを眺めながら「関東平野はカラッカラ」と嘆いていたのですが、ついに恵の雨が降ってくれました。
 やっぱ、夏はこうでなくっちゃ!

 そして、短時間で抜けてしまうと思っていたのに、意外としっかり居座ってくれたし、振り終わった後も晴れなかったので気温が上がらず、久しぶりに「涼しい風だ・・・」と感激しました。
 これで、歩道の植え込みの草木も多少は元気になるかしら?たまに、水やりに来てたけど、ほんと焼け石に水って感じだったので。
 でも、またしばらく晴れが続くようで、またカラッカラになるなあ。

●コロナの話

 陽性者の実数が出なくなったし、報道でもあまり触れなくなったので、現状がどうなのかよくわからないが、舞台やコンサートがコロナもしくは「複数の体調不良者が出たため」とコロナとは明言してないけど、たぶんコロナなんだろうなあ、っていう理由で中止や休演になっていたので、前のピークの時に匹敵するくらい蔓延してるんだろうな、と思っていた。

 そしたら、うちの部長も夜中に発熱して、簡易キットで検査したら陽性だった。数週間前の話ですが。
 その部長氏は、発熱した当日はイベント仕事に行っていたが、いくらなんでもそこで感染したのなら発症が早すぎるが、イベントに一緒に行っていた社員には注意喚起したけど、感染したのは、その前のゴルフコンペ?
 と、感染経路をなんとなく辿っていたら、その翌日になって、他部署の社員に3名陽性が出て「え?そんなに流行ってるの?」と身構えた。

 うちの会社って、そんなに人数多くないので、前のピークの時にも、せいぜい「常に一人か二人、コロナ陽性で出勤停止になっている」って感じだったのに、いきなり4名って最多じゃない?
 そしたら、しばらくして謎が解けた。
 うちの部長が発熱する2日前に、3人陽性になった部署が取引先と総勢15名くらいで暑気払いしていて、うちの部長は管理部門責任者というか「お財布」として参加していたらしい。

 みんなが無事復活してから聞いたら、取引先も3名陽性だったらしいから、誰が感染源か知るよしもないが、約半数が陽性になっていたので「やっぱ、飲み会に無症状感染者がいると、こんだけ陽性になるんだね。感染力ヤバい」ということが身近で観測できました。

 そうそう、うちの部長氏は「なんとなくヤダ」とワクチン接種しなかった人なので、重い症状出ないか心配していたのですが、38度台の熱が出たのが3日間くらいで「前にかかったインフルエンザのほうがキツかった」そうなので、その程度で済んで良かったです。まあ、基礎疾患もなく痩せ気味なので重症化リスクが低いからワクチン避けていたんだろうけど。

 その後、陽性者の報告が上がってこなかったので「やっぱ、職場内での感染リスクは低いんだな」って改めてわかりました。
 まあ、その飲み会が金曜日だったので、みんな日曜の夜や月曜日の朝に発熱して会社に来てなかったんだけどね。一人だけ、月曜日に体調悪くて休んだけど、発熱もなかったので「暑気あたりかな?」と思って火曜日に出勤したら、金曜日に同席した人たちがコロナ陽性になってることを知り、慌てて会社で用意していた簡易検査キットで検査したらバッチリ陽性だったので速攻帰宅した人がいたけど、他に飲み会に参加していない感染者は出なかった。

●友人のメールが不穏

 時々、思い出したようにメールをくれる九州在住のN嬢であるが、春頃に「母がガンで東京で治療したがっているから、一時的に東京に引っ越すかもしれない」と書いてきて、「それは無いんじゃないのかな?」と思っていたが、その後、メールが途絶えたので「お母さん、かなり重篤なんじゃないかなあ」と想像していた。

 彼女は20年くらい前に父親が急死した時、精神病の症状が悪化して、しばらく入院していたらしいので(と、彼女と一番親しい人に聞いた)、母親に何かあったら、また荒れるであろう。

 そしたら先日久しぶりにメールが来て「母は東京の病院に入院しているが、私はこっちで留守番。面会にも行けないし、守秘義務があるとかで何も教えてもらえない」と愚痴っていた。
 あー、やっぱ東京には連れてってもらえなかったか。そりゃそうだ。東京にいる母親の姉妹か、母親の息子である彼女の兄弟が母親をこっちで入院させることにしたんだろうし、彼らはN嬢の世話までするつもりは毛頭ないだろう。

 しかし、守秘義務をふりかざして、N嬢に病状を何も教えないのは、やっぱ、けっこう末期なのかもしれない。
 まあ、そう言ってるのもN嬢本人なので、他の家族がN嬢にどう接しているのかは、私には知るよしもないのだが。

 そして、たぶんN嬢だって守秘義務なんて嘘だってわかってるけど、得意の「自分に都合のいいことしか認識しない」という特性を駆使して(それが病気のせいなのか、元々の性質なのかはわからないが)必死に自分を保っているのだろう。

 それにしても、あの家族は今後、彼女をどうするつもりなんだろう?
 一人で留守番させてるってことは、一応、一人で生活できると判断されてるんだろうけど、地方都市近郊だけど、けっこう辺鄙な場所なのよ。前にグーグルマップで調べたが、車が無いと買い物も大変そうな場所だった。
 今までも、80歳超えの老親と娘の二人暮らしでなんとか暮らせていたのだから、車がなくても生活できていたんだろうけど、N嬢、ちゃんと家事できてたのかなあ?

 よく「毎日、家事で忙しく、テレビ見る暇がありません」ってメールに書いていたけど、老人と中年女性の二人暮らしで家事に忙殺されるはずもないので、元教員だったらしい母親が、彼女が適度に何か作業しているよう気を配っていたんだと思っていた。

 で、私はN嬢のことが好きではないので、メールも適当にあしらってるだけですが、母親の入院に関するメールの次に来たのが「ミヤノさんは、どんな映画を観てるの。私は、タルコフスキー映画観たくて、ストーカーとサクリファイス」だったので「だ・か・ら、そういうところだぞ」といつも通りに「東京リベンジャーズ」って返事しようかと思ったが、母親が入院していて不安なんだろうから、ちょっとそっちに寄ってあげようと「歌舞伎見たよ。新作歌舞伎だったけど」って返事したら・・・

 「私、能は観れるけど、歌舞伎駄目で。ダンスないかなと、探したんだけど、勅使河原三郎のランボー詩集イリュミナシオンは観たくないから。Suede&Manicsの来日公演行こうかと思ってます。」

 歌舞伎はダメですか、イラっ(笑)
 ほんと、人をイラっとさせる天才でさ。

 しかも、さらに「勅使河原三郎は見たくない」って何様だよって思いますが、「勅使河原三郎の地方公演?」と思って調べたら、当然のことながら東京でしかやってなくて、さらにSuede&ManicsだってZEPP羽田だよ・・・

 公演チケットとって、飛行機と宿の予約できるのか?
 たぶん、できないんだと思う。

 ただ、母親の見舞いをかねて、東京に来る気満々なのはわかったので、巻き込まれないように注意しよう。だって、母親が入院している病院が、うちのすぐ近くなんだもん。徒歩圏内じゃないけど、世田谷区内。母親が本当にそこに入院していのかも怪しい。調べてみたら公立学校共済組合系の病院だったので、元教員だった母が上京する理由に使われた可能性がある。

 しかし、N嬢からのメールには何度もその病院名が書いてあるので、N嬢の深層心理的にはうちがその病院に近いことと、秋に自分の趣味に合う東京での公演をアピールしてきてるので、ビョーキの人にありがちな「部分的には超絶鋭い」というのが起動しているみたいだが、彼らは肝心のところで詰めが甘いのも知っているので、しばらく放置しておきましょう。



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