可燃物な日々

表紙に戻る/過去の日記

ご意見ご感想は掲示板にどうぞ

7月30日(日)

 あー、もう7月が終わってしまう。

 なんか、こんだけ暑い日が続くと「涼しいとか寒いって感覚ってどうだったっけ?」って思う。
 しかも、こんだけ蒸し暑いのに、全然夕立というかゲリラ豪雨も来ないのおかしくない?
 全然、積乱雲見てないんですけど?

 さて、暑くて仕事以外で外出する気なかったけど、コメンタリー版が始まったので、「東京リベンジャーズ」をまた見てきました。

●映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」(コメンタリー版)

 すっかり夏休み映画に押されているので、シネコンでも小さいシアターになってしまったが、夏休みに入ったから親子3人で来ている客がけっこういて、「小学校低学年の子は、これを見て面白いと思うのかなあ?」って、また思った。
 アニメでも、けっこうキツい話なので、実写だとさらにキツいと思うんだけど。

 毎回言うけど、私は「ヤンキーもの」とはボコボコに殴り合っても誰も死なないのが基本というか、そういう様式美だと思っていたんだけど、「東京リベンジャーズ」のこの「血のハロウィン編」は殺しが多いのでけっこう引いてしまって、アニメ版もこれ以降は見てません。

 ま、でも、今回はコメンタリー目当てなので気がラクだった。北村匠海と山田裕貴と間宮祥太朗なので声も聞き分けやすかった。
 けっこう、じゃんじゃかと撮影裏話を話してくれて、「廃車場の撮影期間は十数日あったが、全員が揃ったのは3日間だけだった」とか、やっぱ、ですよねえ?

 しかし、序盤でバジ役の永山絢斗が登場して「あ、そうだ、コメンタリーってこれをどう扱うのだろう?」と心配になったのだが、さすがわプライム帯ドラマの主演級若手俳優の皆さまは永山絢斗が逮捕されたことなど全く無かったことのように「ケントくんのこの芝居がすげえ」とか、フツーに絶賛していました。

 いや、改めて見ても、この映画の主役は永山絢斗であり、北村匠海のタケミチはあまり見せ場が無いので、もし永山絢斗に何事もなかったら、このコメンタリーに呼ばれていたはずなんだよね。もし、呼ばれていなくても、もっと大絶賛されていたと思う。

 それにしても、永山絢斗のことを腫れ物扱いせずに堂々と触れている様子に「俳優に何か甘い言葉をささやかれても絶対に真に受けないようにしよう」と心に近いました。(ささやかれない)

●来年の大河ドラマに塩野瑛久!

 今週の個人的トップニュースは、来年の大河ドラマ「光る君へ」の追加キャストの一条天皇役に塩野瑛久が発表されたことです。

 劇中で源氏物語が映像化されるのなら、光源氏は塩野瑛久とか?って考えていたんだけど、一条天皇役に抜擢されました。
 しかも、オーディションだったらしい。

 私が塩野瑛久を知ったのは2019年のハイロー・ザワの小田島役で、「へえ、戦隊モノのキュリョウジャーだったんだ」と知りましたが、キュウリョウジャー見てませんでした。
 でも、ザワの後、けっこう深夜ドラマに頻繁に出ていて、代表的なのは「来世ではちゃんとします」なんだけど、けっこうブっとんだ役で、イケメン・エリートだけどドSというか、ほんとにSM趣味のドSキャラだったんですよ。

 こういう、イケメンなのにエグい役やる俳優さんに私は弱くて、去年は彼の出演する舞台も見たのですが、「声張れてるし口跡もいいし、舞台俳優としてかなりのレベルなのでは?」と思っていたら、所属事務所をエグザイル村に変えたので、それがどういう影響を与えるのか生暖かく見守っていたら、大河とったぜ!

 ここんとこ、エグザイル村は俳優部門を強化してるみたいで、もしかしたら「チェリまほ」と「美しい彼」というBLヒット作のツートップに食い込んでしまったので、ある意味、調子に乗っているのかもしれないし、そのタイミングでジャニーズがちょっと弱っているので、グイグイ押せているのかもしれない。

 これも素人考えですが、私が非常に驚いたのは「チェリまほ」にしても「美しい彼」にしても、国外というかアジア市場の大きさで、エグザイル村はそこに気がついて、今や、深夜BL枠の常連になっているので「また、LDHか」と腐女子に呆れられているほどです。

 なにごとも、ほどほどにな。

7月24日(月)

●「真夏のシンデレラ」3話

 このドラマが面白いのは、キャラの設定をあえて説明してないところで、間宮祥太朗・萩原利久・白濱亜嵐の3人は高校の同級生(とは言ってない?)だから、そこそこの名門私立高校のはずだが、白濱亜嵐だけ「東大生」じゃなくて、「司法浪人生」になってるけど、ドラマ内で「司法浪人生」は強調されてないので、ほんとにそうなのか?

 しかも、その白濱亜嵐は吉川愛を自分の部屋じゃなくて、萩原利久の部屋に連れ込んで「俺のボロアパートには」って言っていたけど、東京の名門私立高校に通っていて、現在は司法浪人生だったら、実家暮らしなのでは?

 あと仁村紗和の元夫である森崎ウィンがやっと登場したけど、「俺が息子を引き取れば、いい教育受けさせてあげるのに」的なこと言っていたけど、養育費いっぱい払ってくれたらいいだけじゃね?
 つーか、1話の時にも「ん?」って思ったんだけど、保育園という後ろ盾無しに、夏休みに息子を2週間も手元におけるのって、森崎ウィンは何の仕事してる人なの?

 フツーというか凡庸なドラマだと、森崎ウィンのスペックを女友達のセリフで説明するはずなんですよ。「今をトキメく、IT企業の社長だもんね。昼間の子供の世話はお手伝いさん任せなくせに」とかなんとか。

 そして、そのシングルマザーの仁村紗和にグイグイくる水上恒司も、「職業がライフセーバーって何?」って感じだったのだが、「本業は医者でした」にびっくりした。

 今のところ、どういう展開になるのかよくわからないが、「夏!海!恋!」だけでも楽しく見ているし、何よりもキャストが好きなので、今のところ男性俳優陣は抑えめというか表面的な芝居している感じなので、「後半どう変えてくるんだろう?」って楽しみにしてます。

 と思っていたら、晴れなのに土砂降りシーン撮っていて「雨でロケが飛ぶ現場もあるけど、晴れに泣かされる現場もあるのよねえ」って苦笑していたら、ズブ濡れの間宮キターーーーーっ!

 つーか、エリートの間宮っていうのもレアなので、オフィスのシーンをニヤニヤしながら見ていたんだけど、ズブ濡れも最高でした。

 というわけで、自分で思っていたよりも、間宮が好きなことに気がついているドラマである。


7月23日(日)

●大河ドラマ「どうする家康」28話 本能寺の変

 いよいよ、信長退場回である。血で染まった着物着た信長が新鮮だった。森乱役の大西利空くんも短い時間でしたが、最高に美しかったです。

 しかし、それよりも、山田裕貴が手入れしている槍って蜻蛉切じゃね?って気になっていたのですが、刀剣女子の皆さまも当然のことながら「あれはもしや?」ってザワついていたんだけど、やっぱ蜻蛉切だったのね!
 というわけで、今回は山田裕貴のアップも多くて、楽しかったです。

●「VIVANT」TBS 日曜ドラマ

 まだ1話しか見てないんだけど、それも、けっこうスキップして見た。だって、正味100分もあったんだもん。映画か?

 内容も映画並みに予算かけてるんだけど、私はこういうミッション・インポッシブルみたいなハラハラ映画苦手なんだよなあ。
 羊は可愛かったけど。
 ニノがサプライズだったらしいが、私はそれよりも「林遣都が堺雅人の父親?」って方にびっくりした。
 今後、林遣都がどの程度出てくるのかわからないが、贅沢な使い方だよなあ。それを言うなら、竜星涼もそうだが。

 大河ドラマの後にとてもじゃないけどこんなのリアタイできないので、また暇な時にスキップしながら見るでしょう。

 ついでだから、ドラマの感想の続きを書くと、世間の評判はイマイチだけど、私のお気に入りは「トリリオン・ゲーム」と「真夏のシンデレラ」で、「トリリオン・ゲーム」は2話で、目黒連がヲタ芸していたので「あー、目黒連のファンが羨ましい」と思った。だって、次回はホストですよ?

 わりと原作通りらしいけど、私も原作読んでみようかな。

 そんで、「真夏のシンデレラ」もネットニュースでは「爆死」扱いですが、私は楽しんでるんだけどなあ。
 そりゃ、ツッコミどころは多いけど、わざとやってる感じだし、わりと上手くいっている「トンチキ」なのでは?

 あと、ノリノリに演じている女性陣に比べて、男性陣は感情控えめというか、セリフ棒読み気味にやってるのも気になる。
 女性たちが夏服なのに、男性陣に長袖が多いというのも、なんか意図している演出なんだと思う。

 というわけで、世間一般的には「様子見」な「真夏のシンデレラ」と「トリリオン・ゲーム」に夢中なんですが、私の夏クール、暫定的1位はこれです。

●「ウソ婚」カンテレ 火曜深夜

 「結婚したフリをしてから生まれる恋」みたいなのは「逃げ恥」を筆頭に、最近だと「王様に捧げる薬指」とか、もはや使い古されている定番なので、これも、そういうのだと思って見てみたら、「菊池風磨は長濱ねる一筋じゃんwww」で、私は堕ちた。

 前クールの「隣の男はよく食べる」で年上の倉科カナを振り回していたのに、今クールでは、まるでストーカーじゃん!

 いや、私、これまで菊池風磨にあまり興味なかったんだけど、この意味不明に拗らせ男子の菊池風磨面白いよ。
 「こっち向いてよ向井くん」の赤楚衛二のダメさ加減も好きだけど、「ウソ婚」の菊池風磨のほうが、ラブコメのダメ男として突き抜けてて面白い。
 ライバル役が黒羽麻璃央なのかと思いきや、そういうわけでもないっていうのも、なんか不思議なラブコメである。


7月19日(水)

●新作歌舞伎「刀剣乱舞 月刀剣縁桐」@新橋演舞場

 刀剣乱舞が歌舞伎になることは知っていたが「こんなんチケットとるの絶対無理」と諦めていたら、すでに見た人が「もう一回行く!」と息巻いていたので「え?じゃあ、まだチケットとれるの?」と調べてみたら、平日の2階席ならまだ余裕があったので、15000円というけっこうなお値段でしたが、行ってみることにしました。

 それでわかったのだが、歌舞伎って夜の部も4時半から始まるので、仕事帰りに行けないから、夜の部の方が空いてるのね。
 平日休める人やお年寄りは昼の部に行くみたい。

 歌舞伎座は学生時代に一度だけ行ったことがあった。
 大学のサークルの先輩が歌舞伎座に就職して(っていうか、松竹に?)、「平日とはいえ、空いていてはいけない席」に招待してくれて(いわゆる動員)、たしか、最前列の花道の左側みたいな席だった。舞台見るのには端すぎて、花道は頭上っていう感じの席。
 歌舞伎役者には普通に疎かったが、芝居の合間の「舞」みたいな時に、当時の松本幸四郎が私の席の真上の花道で舞ってくれて、「なんかよくわからんが超贅沢だ」と思ったことは記憶にある。

 あの当時の歌舞伎は、若い客の取り込みに熱心で、ずっと「ぴあ」と提携していたりしたなあ。

 その後、歌舞伎の客層が若返ったのかどうか知らないが、最近はナウシカ歌舞伎とかファイナルファンタジー歌舞伎などをやっていたのは知っていたし、ファイナルファンタジー歌舞伎もけっこう話題にはなっていたけど、「んー、でも、元ネタ全然知らんしなあ」とスルーしていたら、なんと次が「刀剣乱舞」ですよ。
 歌舞伎との相性バッチリというか、もろ時代的案件じゃないですか。
 三日月宗近なんて、そもそも和装だし。それを尾上松也がやると?小狐丸は尾上右近って、この二人は歌舞伎知らなくても映像世界で大活躍してるので、そんあの舞台で見たいに決まってるだろう。

 さて、新橋演舞場って、名前はよーく知ってるが「どこの新橋にあるんだ?」と思って調べたら、歌舞伎座から、ちょっと新橋寄りなんですね、あのあたり初めて歩いたかも。
 4時ごろ着いたら入場が始まっていて長い列ができていたが、先に音声ガイドを購入。800円だったかな?
 その前に歌舞伎座の土産物屋で手ぬぐいなど2000円ほど購入している。

 さっそく座席を確認したが、2階の一番前の席だったが、花道は半分くらいしか見えなかった。花道全部見たいのなら、やっぱ1階席なのね。
 客層は、あまり気合入ったオシャレしている人はいなかったのでホっとした。コロナの影響もあり、オシャレな服なんて全然持ってなくてさ。

 客席で前説を担当する役者さんがお客さんに話しかけていて、「歌舞伎初めての方!」とか「審神者の方!」と挙手させていたが、2等席エリアだったので若いお嬢さんが多く、審神者率高かった。

 さて、幕が開いたが、この話のベースは「将軍・足利義輝の暗殺」なので、義輝が将軍になるまでをやるのだが、それがけっこう長くて「刀剣男士まだ?」と思ったが、やっと六振が登場すると、待ってました!と盛り上がる。
 最初は歌舞伎のテンポに慣れなかったが、殺陣をかなり緩い感じにやるので(あれでも古典よりはスピーディーだったらしい)、迫真のアクションシーンが続くと疲れてしまう私には心地よかった。

 全編通して、刀剣男士が出てこない「マジ歌舞伎」なシーンがけっこう多くて、多分、歌舞伎に馴染みのないご新規さんへの「歌舞伎入門」をやりたかったんだと思う。
 でも、それだったら、義経とか忠臣蔵とか、シロートも知ってる話にしたほうがわかりやすかったと思うけど、三日月宗近が足利の宝剣だった繋がりで、足利義輝と松永弾正の話になったようだ。ちなみに大河ドラマ「麒麟がくる」の義輝は向井理で、松永は吉田鋼太郎だったんだけど、全然雰囲気違いました(笑)

 長い演目だから、全部集中して見られなかったけど、刀剣男士のお喋りタイムもあったし、宴会でそれぞれが舞うシーンもあり、ほんと楽しかったんだけど、なによりも演奏が素晴らしくて、生演奏が付く舞台ってほんと好きだ。

 さて、遅い昼ごはんを食べてから行ったので「幕間はデザートでも食べるか」と思っていたけど、まだ特製幕の内弁当が残っていたので「1500円の弁当なんて・・・」と思いながらも課金課金。
 終演後には「ええい、筋書という名のパンフも買っちゃうもんね」と、さらに1600円課金。

 チケット代15000円だったけど、総額20000円以上散財して「今日は、なんか、お大臣だった!」と大満足でした。
 オリジナル・グッズには尻込みして手を出さなかったんだけど(ブロマイドとか要らんので)、グッズ売り場は賑わっていたので、みんなもっと課金してるんだよなあ。

 こういうの経験すると「ドラマにハマって、円盤に課金」って安い趣味なのがよーくわかる。「特典映像付きブルーレイが13000円って高っ」って思うんだけど、安い方なのね。
7月15日(土)

 夏ドラマがけっこう出揃ったけど、予想以上に面白いのが多くて嬉しい。
 思い返せば、今年の春ドラマは「推しが出てるから、しゃーねーな」っていうのが多くて「えーと、何見てたっけ?」と思い返してもパっと思い出せないのは、私の短期記憶の衰えが大きいけど、記憶に残らないような作品が多かったんだよね、きっと。

 そして、今年の夏ドラマは春から瞬時に転生してきた役者が多いようだ。「ペンディングトレイン」で熱い役やっていた赤楚くんが「お嫁くん」の波瑠と水曜日で共演していたり、「お嫁くん」で主人公の兄だった我らが竹財輝之助は金曜の「トリリオンゲーム」に転生していたし、深夜ドラマ「隣の男はよく食べる」の菊池風磨は、「ウソ婚」に転生、あと「美しい彼」の萩原利久と八木勇征は二人とも春は深夜ドラマに出ていたが、夏ドラマではプライムタイムに進出していて「また出世した!」と喜ばしい。

 他にもあったような気がするが、今は思い出せないので、また気がついたら書きます。
 とりえあえず、久々の激戦になっている各ドラマの感想を吐き出そう。

●「真夏のシンデレラ」フジ 月9

 月9が恋愛ドラマやるの7年ぶりなんですって!

 とは言え、私は「東京ラブストーリー」や「ロングバケーション」にハマっていたわけでもなく、私が一番見ていた月9って「のだめカンタービレ」だったかも。

 なので、この「真夏のシンデレラ」の「夏だ!海だ!恋だ!」って感じは懐かしいとは思うけど「ビーチ・ボーイズ」も「男女七人」もちゃんと見てなかったので、今更、真面目に見るのが気恥ずかしいのだが、間宮祥太朗、萩原利久、神尾楓樹、水上恒司とロイヤルストレーショフラッシュ的な布陣ですから、期待しかなかった。

 そしたらもう、間宮がイケ散らかしていて凄かったんだが、他人の感想見ていると「間宮がちょっと年上すぎないか?」と言っている人がけっこういて、たぶん、大画面高画質で見ると、間宮だけアラサー感が出ているようだが、こっちはパソコンやスマホの小さい画面で見ているので全然気になりません。低画質万歳!

 それにしても、萩原利久に「ちんちくりん」って言わせたり、けっこう意図的に地雷仕込んでいるようだが、シナリオ大賞とったばかりの若手脚本家に無理させてるなあ、とは思う。
 登場人物が多いので、これ、全部動かすの大変だと思う。

 そうだ、仁村紗和も「お嫁くん」のキテレツキャラから、こっちに転生してきましたね。彼女も「美しい彼」組なので、出世著しくてなによりです。
 そんで、久々にテレビに出てきた元・岡田健史の水上恒司が物語の主軸からは外れているけど、この先にがっつり絡んでくるのかもしれないが、それよりも、白濱亜嵐のポジションが不明確すぎる。

 つーか、そこ、エグザイルじゃなくて、ジャニーズなのでは?

 月8に出ていたエグザイルといえば、岩ちゃんと鈴木伸之しか思い出せない。その二人はプライム帯で活躍しているが、白濱亜嵐ってあまりドラマに出てないんじゃ?って調べてみたら深夜枠はけっこう出ていたけど・・・
 それに、間宮と楓樹が共演していた「ナンバMG5」の三番手は森本慎太郎だったので、こっちは岸優太のはずだったのに脱退するから辞退したとか?
 以上、なんの根拠もない推測ですが、でも、白濱亜嵐で全然文句は無いです。ちゃんと金持ち感出てるし。

 世間の評判としては賛否両論に分かれてますが、海・海・海・花火・花火・花火とコッテコテで私は好きだなあ。
 とにかく間宮が間宮史上最高にイケているので「これで後半になって闇落ちしたらどうしよう」と不安になるレベル。間宮が「いい人」すぎる反面、他の3人がトンチキすぎるけど、まだ序盤だから、これから中盤になってどう展開させるのか楽しみです。

 そして、トップコートはバータとして大西利空を持ってきていて、リクリクが揃いました。

●「ばらかもん」フジ 水10

 みんな言ってるけど「赤楚衛二と杉野遥亮を同じ時間にやるな」です。
 リアタイしていたら、あっちとこっちで行き来してしまい、どっちもちゃんと見られなかったので、あとでちゃんと見直した。
 杉野はこれが単独初主演なんだろうけど、私は「民王」のスピンオフ(菅田将暉のバータ)で彼を発見したので、あれから7年か・・・出世したなあ。

 舞台が五島列島なので朝ドラ「舞い上がれ」を思い出すというか、ばらもん凧小道具で出てんじゃんって思いましたが、そっか、てゆーことは「舞い上がれ」で五島で救われていた赤楚衛二と裏かぶりなのか・・・いろいろ、ややこしい。

 と、メタなことは置いておいて、この前の「ドクター・チョコレート」で坂口健太郎と幼女の絡みにメロメロだったので、「ばらかもん」も島の少女たちとの絡みが楽しみです。あと、海海海。

●「こっち向いてよ向井くん」日テレ 水10

 前クールの「ペンディング・トレイン」も実質、山田裕貴とのダブル主演みたいだったが、こちらもプライム帯単独初主演です。
 赤楚くんはねえ?2020年の映画「思い思われふりふられ」で初めて知って「へー、仮面ライダーだったんだ」と思っていたら、その直後の「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」で、コロナ下の私の心を全部持って行きましたからねえ。
 あの頃の私はアヘン窟みたいに、ずっと「チェリまほ」見てた。TSUTAYATVに課金して、ずっと「チェリまほ」回していたもん。

 ラブコメ大好きなので期待してましたが、えーと、想像以上にエグいラブコメというか、見ていた男性陣が軒並み心が死んでいるんですが?
 最近流行りのA面B面構成ですが、「自分に好意を寄せていると思っていた女子が実は!」っていうの、残酷だなあ。

 でも、確かに、こういうタイプの男子いたよね?って思うし、そういうタイプが中年になるとセクハラ発動しやすいんだよなあ、とも思う。
 というわけで想像の10倍以上辛口ラブコメでしたが、今をトキメク赤楚くんなら、この難しい設定を見事に乗り切ってくれるだろうという信頼感しかないです。

●「ハヤブサ消防団」テレ朝 木10

 中村倫也もほんと出世したよなあ。
 つーか、今クールのトップコート、杉野遥亮、中村倫也が主演で、月9の主要登場人物に萩原利久、そして日曜ドラマに松坂桃李って、凄いですね。
 まあ、トライストーンも間宮祥太朗、赤楚衛二、坂口健太郎なんですけど。

 そして、脇役も豪華だが、その中に当然のように岡部たかしが入ってて嬉しいです。

 でも、私、ミステリー・ドラマあんま好きじゃなくて、さらに池井戸原作にハマったことが無いので、俳優の魅力だけで見続けることができるのだろうか?

●「トリリオン・ゲーム」TBS 金10

 今のこと一番ハマったのがこれでした。

 漫画原作らしいハチャメチャぶりだが、このアッパーな感じは好き。
 そして、今田美桜の衣装が素敵すぎる!服も靴もヘアバンドもイヤリングも指輪もカバンも超ゴージャスで、それ見るためにリピートしたくらいだ。
 ファッションに興味の無い私がこんだけ食いつくのも珍しい。

 こういう、ハイブランドで着飾るドラマは珍しくないが、令嬢役をやった記憶が無い今田美桜が着こなしているのが新鮮だし、モデル体型では無いけど、だからなのか、着こなしにリアリティがあるような気がする。
 きっとスタイリストがいい仕事しているのだろう。
 で、着こなしも素晴らしいけど、演技も素晴らしくて、ついこの間まで目黒連と「旦那さま・・・」とかやっていたとは思えないほど、頭脳明晰でプライドの高いハイスペック美女を演じていて、「今田美桜ちゃん、デキる女の喋り方できるじゃん!」と感激。

 今田美桜は彼女が19歳の頃から見ていたが、「顔は可愛いけど、発声にちょっと癖があるなあ」と思っていた。
 独特の声を持つのは強みだが、ちょっと舌足らずだったし、やや曇った声だった。あの顔だったら、もう少し透明感のある声が欲しかった。
 でも、だんだん出世してきて、声の調整もうまくなっていたと思う。

 そういや、令嬢ではなかったが、朝ドラ「おかえりモネ」で上昇志向の強い気象予報士をやっていたけど、あの役も良かったよなあ。
 ルックスは満点だけど、ルックスだけでは生き残れない世界で努力している役は、今田美桜のイメージにぴったりだった。

 すでに、「悪女 ワル」で主演やったけど、2年後くらいに本当の悪女役やってほしいなあ。

 って、今田美桜だけでもう十分なんですが、目黒連は逆に本人のイメージと真逆な役で、それがまた面白い。

 「わたしの幸せな結婚」を見た時に「目黒連は実生活で怒鳴ることないんだろうな」って思った。芝居経験が浅いだけかもしれないが、舞台で鍛えた高橋一生や中村倫也の怒鳴り声を知ってるだけに、そこがまだまだだなあと思った。
 あと目黒連は声質は悪くないけど、やっぱ滑舌が甘いんだけど、「silent」は目黒連の声をほぼ封じたのが勝因の一つだと思ったし、「わたしの幸せな結婚」は言葉で気持ちを表現するのが苦手な人物像とマッチしてセリフ回しの危なかしさが逆に魅力になっていたと思う。

 で、今作は圧倒的コミュニケーション能力というか、とにかくベラベラ勢いよく喋る人物なので、目黒連がそれを本職である「歌と振り付け」みたいにやってる感じなのが面白いし、かと言って、彼は本職の「歌とダンス」もグループ内でのポジションはそれほど高くないのである。

 この「トリリオン・ゲーム」は、いわば目黒連の育てゲーである。

 もう、神主の格好してきただけで最高だったが、「キエエエエエエエエエ」って叫び声がやっぱ中途半端で、「こういうの、毎回やっていたら、きっと目黒連は化けるかも」という期待を抱いた。

 佐野勇斗がなんか踏み台になってるっぽいけど、彼は一番手よりも二番手三番手が似合う俳優だからなあ。いや、すごく上手い子だと思うけど。

 それになにより、今田美桜の秘書役の竹財輝之助の出番が多くて、ずっと深夜ドラマの帝王的な流れだったのが、「お嫁くん」に続いてのプラム帯レギュラーって、すっごーい!

 って、ここまで並べてみて気がついたけど、この夏クール、男主演が多い?


7月11日(火)

●映画「1秒先の彼」

 クドカン脚本で、岡田将生と清原果耶なのに上映館が少ないよお。

 たぶん、これは「キラキラ恋愛映画」ではなく、どっちかというと単館向けの映画なんだろう。岡田将生と清原果耶だからシネコンでも拡大上映してますっていう。

 そもそも、清原果耶のお相手が岡田将生って一回りも年上なんだが、我らが果耶ちゃんは、出世作である朝ドラ「あさが来た」で三宅弘城と結婚したことで時空が歪んでしまったらしく、同世代俳優の相手役はほとんどやってなくて、(「セトウツミ」では高杉真宙にホレていたが)アラサー・イケメン俳優の相手役ばかりなのである。

 これまでも、成田凌、山崎賢人、町田啓太、坂口健太郎、間宮祥太朗、瀬戸康史の相手役を勤めてきたが、ついに今回は岡田将生を攻略!

 しかし、この映画、前半は清原果耶が全然出てこなくて、いや、こっそり見切れてるのはわかったけど、前半が彼サイドの話で、後半が彼女サイドという構成だった。こういの、なんか流行ってる?

 見所は「世界が止まった」ってシーンで、まあ、それもありがちだけど、エキストラさんたちがピタっと微動だにしないけど、服や髪の毛は風に揺れているのでなかなかシュールでした。
 で、バスの運転手もその時空で動いている人だったので、バスで移動するんだが「道路は止まった車で埋まってるだろう」とツッコミを入れたが、なぜか道路には他の車が邪魔してない世界でした。

 そして、この映画の最大のツッコミどころは、日曜日の朝に時間が止まってしまったのに、岡田将生の母親のシーンだけが、なんで夜?
 スケジュールの都合で仕方なかったんだろうけど、だったら最初から屋内のシーンにすれば良かったのでは?

 そして、そのまま岡田将生だけが日曜日を失って、月曜日に目がさめるっていうのも説明がなくて「同居している妹カップルはどうしてたのよ?」と思ったけど、妹がガングロで誰だかわからなかったんだけど、アレが片山友希だったっていうのもびっくりよ。

 片山友希はポスト伊藤沙莉として注目している女優なんだけど、なんか、役に恵まれないんだよなあ。春クールも深夜ドラマの「全ラ飯」で、主人公に片思いする会社の同僚役やっていたけど、あまり旨味はなかった。
 もしかしたら、片山友希は伊藤沙莉路線ではなく、松本若菜路線でブレイクするのかもしれない。

 というわけで、けっこうツッコミどころ満載の映画だったが、冴えない清原果耶と冴えない岡田将生は素晴らしく、この二人の大ファンである私としては是非リピートしておきたいところだが、来週から上映回数も減ってしまい、昼間にしか上映しないから見に行くのが難しいだろう。

 この二人がもっとガッツリ絡むラブコメまたやってください!

 そして、清原果耶は次はどのアラサーイケメンを相手役にするのだろうか?超楽しみ!


7月8日(土)

●映画「交換ウソ日記」

 本当は先に、岡田将生と清原果耶の「1秒先の彼」を見たかったのだが、そっちは公開規模が小さく、割引の効くシネコンでやってくれなかっので、平日の割引デーまでお預けにした。

 で、この「交換ウソ日記」も予告編で見る限りでは「99パーセント合わないだろう」と思っていたのだが、どうしても高橋文哉を映画館で見たかったのよ。
 って、それほど高橋文哉が好きなわけでもないんだけど、何度も書くが、彼が令和最初の仮面ライダーになった「ゼロワン」が、今のところ私が最も視聴した仮面ライダーなのです。(1号からアマゾンまでを除く)
 たぶん、「令和最初の仮面ライダー」という触れ込みがあったので「平成ライダーは全然見てなかったからなあ」と思って、初回から見てみたら、「シンギュラリティー」っていうのが出てきて、丁度そのころ、うちの親会社の偉い人が「シンギュラリティー」を連呼するようになって辟易していたので、「お、これで正々堂々、小馬鹿にできるぞ!」って前のめりになったのだ。

 とは言っても、毎週ちゃんと見ていたわけでもなく、中盤からは飽きてきて、たまにしか見てなかったけど、3分の1くらいは見てたんじゃないかなあ?

 そして、高橋文哉演じるアルトは「アルトじゃ、ナイト!」とか、寒いダジャレを言う明るいキャラで、私はアルトが好きだった。

 なので、ゼロワンが終わってすぐに出演した「先生を消す方程式」の初回が終わった後、「あれ?アルトどこにいた?」って本気で思ったのである。
 優等生役だったので、全然わからんかった。
 そして、「先生を消す方程式」での高橋文哉は、優等生を装っているだけで、実は邪悪な生徒で・・・という美味しい役だったのだが、副担任役の山田裕貴がさらにもっと邪悪だったので、なんか山田裕貴が全部持って行った。ちなみに主演は田中圭でした。

 それが2020年の10月期で、翌年、深夜ドラマの「夢中さ、きみに」の二階堂役だった。
 「夢中さ、きみに」は「これ、何年か後には豪華キャストとして再評価されるだろうな」と思っていたけど、丁度またTVerに上がってきたけど、これに出ている若い役者さんたちが皆んな漏れなく活躍していて素晴らしいが、やはり「逆・高校デビュー」(中学でモテすぎて嫌な思いをしたから、高校では非モテを目指したらやりすぎた)する二階堂をやった高橋文哉は「ほんとよくこの役受けたよな」って感心する。
 そして「夢中さ、きみに」は君塚あゆ子が演出だったんだけど、それがたぶん、高橋文哉のひとつのポイントになっている。

 そして、2021年4月期は横浜流星と川口春奈の「着飾る恋には理由があって」に、川口春奈の職場の新人役。
 言うまでもないが、プライムタイムのお仕事ドラマにおいて、オフィスの後輩役というのは今も昔も「売り出し中の新人」が配置されるポジションであるし、近年では動画配信のスピンオフ要員になっている。
 これも塚原あゆ子演出で、高橋文哉がなんとなく塚原組に乗ってるな?ってその時点で思っていた。

 そしたら、2021年秋のテレ東深夜ドラマの「うきわ」にも出ていて「お?」って思った。
 「チェリまほ」で名を上げた風間監督だったからである。
 役としては、そんな目立つ役ではなかったが、主人公の門脇麦のパート先のクリーニング店の学生アルバイトだったっけ?とにかく、それほど重要な役ではなかったし、それほど強い話題になるようなドラマでもなかったんだけど、通好み的な作品だったので、「着飾る恋」も「うきわ」も高橋文哉じゃなきゃいけないような役ではなかったが、「この子には何かあるんだろう」と確信した。

 そしたら「うきわ」が終わってすぐに、TBS金曜ドラマの「最愛」が始まって、主人公の吉高由里子の弟役で、この物語のキーになる重要な役を任されて好演したので、これで20代前半のトップ俳優の一人になった。
 ライダー卒業してから、このスピードで出世した子を他に知らない。

 ライダー出身じゃなければ眞栄田郷敦もかなりのスピード出世だけど。

 というわけで、大手事務所の所属でもないし(事務所の先輩といえば浅香航大)、キャリアも短いのに、このスピードでこのポジションに出てくるのってほんと凄いと思うんだけど、彼がなんでここまで出世したのか、私にはいまイチピンと来ないですよね。

 整った顔だけど、それほど求心力があるとは思えず、吉沢亮や横浜流星のようなインパクトは無い。
 だから、親近感の湧くイケメンとして人気があるのかもしれないけど・・・
 そして、「演技が凄い」っていう印象も無いんだよなあ。
 北村匠海と比べると、って話だけど。

 というわけで、前置きが長くなりましたが、「我々は高橋文哉の魅力を探るべく、映画館のスクリーンに旅立ちました」っていうわけです。

 そういや、高橋文哉が出ている映画は前にもあって、しかも萩原利久と共演だったから、すっごく見たかったんだけど、「牛首村」はやっぱ無理でした。

 さて、そういう謎の気合で臨んだ「交換ウソ日記」ですが、相手役の桜田ひよりって誰だっけ、と事前に調べたら「あー、サイレントで目黒連の妹だ」
 セブンンティーンのモデルだし、今の10代にはけっこう人気があるのでしょう。
 そして、原作は漫画じゃなくてケータイ小説系みたいだけど、TikTokで人気になったっていう意味がよくわからんが、まあ、中高生に人気のあるコンテンツなんでしょう。

 しかし、予告編の時点で「親友になりすまして交換日記するって、ムズくない?」って思っていたのだが、映画見てても、「やっぱムズいよ、無理がある」って思っていたら「ああ、そういう話だったんですか」と納得はした。

 でも、その面白さを映画として描けていたかというと?

 いわゆるミスリードなんですが、「あー、そっか、そうだったんだ!」っていう爽快感はなかった。まあ、たしかに、「宛名の無いラブレター」って変だと思ったんですよ。

 私が全然原作知らないからそう思っただけで、原作知ってればもっと楽しめたのかもしれないけど。

 しかし導入で一番戸惑ったのは、この男子は学校イチのモテ男という設定なのは、頻繁にコクられているからわかったけど、なんでそんなにモテるのかって描写がなくて、「顔だけなのか?」
 あとで原作のあらすじ読んだらスポーツ万能設定になっていたので、だったら映画でもちゃんとそれやってくれないと。
 家の事情でサッカー部やめているのだが、あのモテっぷりだとサッカー部でもかなり活躍していたはずなのに、そういう描写無かったし。

 しかも、主人公にバスケのシュート教える時に、背後から二人羽織体勢になっていたので「ゴルフ練習場のエロ指導オヤジかよ!」って思いましたわよ。私の心の中で、主人公の元兄?である目黒連が猛ダッシュしてきて「妹に触るな!」ってハイキックかましていました。

 あと、主人公の元カレで板垣瑞生だったんだけど、この人もイマイチ魅力がわからなくて、残念だった。てゆーか、もうちょっと高校生っぽいビジュアルにしたほうが・・・

 というわけで、話にもイマひとつノレないし、演出もけっこう淡々としてて、けっこう退屈してしまったが、高橋文哉のアップは最高でしたわ。特にメガネかけた時の破壊力がすごかった。
 映画クオリティーの画面で、あの顔面をたっぷり拝めて大変満足しました。

 これで、話も面白かったら、リピートしたんだけどなあ(笑)


7月7日(金)

 会社の同僚オジサンに「永山絢斗がこのタイミングで保釈されたのは、映画の宣伝のため?」という謎質問をされたので、「東京リベンジャーズはもう先週公開されたし、薬物で逮捕された芸能人は大抵速やかに保釈されてません?証拠隠滅の恐れがなければ」

 保釈された時の映像も見たが、わりと顔色良くて髪型もまとまっていたので、それじゃ反省の色が出ないと思ったのか、口髭だけ立派に蓄えていて、さらに黒いスーツ姿だし「なんか、キアヌみたい」と思ってしまった(笑)

 映画の興行収入も今のところ順調みたいだし、実際、火曜日の午後の客入りは良くて、学校帰りの女子高生も多かった。

 そもそも「バイクを盗みに入ったらバレてバイク屋の店主をバールで殴って殺してしまい、それが偶然、マイキーの兄だった」ってエグい話の映画に大麻使用していた俳優がいたからって、「だから?」って感じですよねえ。北野武のヤクザ映画に覚醒剤で逮捕された俳優が出ていたら「役作り頑張りすぎたな」って思うでしょうよ。

 それよりも、山田裕貴と西野七瀬の熱愛報道の方が影響しないか?(笑)

 私の観測範囲では、あまりリアコ勢が発生してなかったが、それでもチラホラ目に入ったし、西野七瀬サイドのことは私の観測範囲外なのでよくわからないが、この熱愛報道で「東京リベンジャーズ」を見る気が無くなった人はそれなりにいると思う。

 そして、注目されるのは、山田裕貴がパーソナリティを務めるラジオ番組だ。
 東リベ公開直前の番組では主演の北村匠海と共に、無事に公開が決まるまでのことや映画への思いを吐露していたけど、自分自身の報道を「なかったこと」にはできないので、どうするのか楽しみだ。もう、いっそ全部「ココイチの細胞」に喋らせれば?


7月4日(火)

●映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」

 うーん、とても力作なのはわかるけど、やっぱ「死人が出るヤンキーもの」っていうのが個人的には受け入れがたいんだよなあ。
 アニメ版を見た時も「中学生設定でこれはキツい」と思ったけど、映画版の高校生設定で演者は大人だと、さらにキツい。

 あと「1」では、ドラケンが死んでしまったのでマイキーが闇落ちしてキサキの手中に嵌ってしまい、結果、主人公のタケミチの彼女が殺されてしまうので、過去に飛んでドラケンが死ぬのを阻止する、というシンプルな話なんだけど、「2」というか「血のハロウィン編」では、マイキーがカズトラを殺して闇落ちするのを阻止する話になっていて、こう書くとシンプルなんだけど、タケミチの主人公感が薄いのよね。

 つーか、「1」はマイキーとドラケンのニコイチ感があったし、ドラケンが非常に魅力的だったので話の核がとても明確だったんだけど、「血のハロウィン編」では、話の核がバジとカズトラになるので、なんでマイキーがあれほどバジを取り戻そうとしているのかっていうのをもっと強く描いてくれないと、複雑な人間関係がわかりにくい。

 上映後に私の前を歩いていたカップルの彼女が「結局、なんでバジはバルハラに行ったの?カズトラを守るため?それともマイキーを守るため?」と彼氏に質問していて、「あー、たしかにそこ、わからなくなるよなあ」って思った。

 カズトラはマイキーの兄を殺してしまった罪悪感から逃げるためにマイキーを憎んでいるっていうのもちょっとなあ、って感じだし。
 そして、その、ややこしくて面倒くさいカズトラを村上虹郎がやってるから、「美しき狂犬」として完璧すぎて、吉沢亮のマイキーを食い気味なんだけど、さらにそこにカズトラを守りたいクソデカ面倒くさい感情のバジを永山絢斗が熱演しているし、そのバジを慕う千冬役の高杉真宙も素晴らしかったし、「マイキーを闇落ちさせて、そのカリスマ性を手に入れたい」というキサキの黒い欲望もあり、ピンチに駆けつけるミツヤの前田ゴードンも最高だったし、ほんと、パーツは最高だったんだけどなあ。

 そう、映画として一番納得がいかなかったのは「1」と同じに「そもそも、恋人のヒナタ(今田美桜)が殺されるのを阻止する」っていうのが話の核のはずなのに、ラストで現代に戻らなかったことだ。
 原作はまだまだ先があるので、ここでハッピーエンドにできなかったんだろうけど。でもさ。映画だけ見てる人もいるんだし。

 と、文句並べてますが、アクションシーンは廃車工場の高さを使っていたのでとても迫力があり「撮影大変だったろうなあ」と思いました。

 そして、なんといっても「これだけの俳優が集まって乱闘シーンなんて」というのが醍醐味でしょう。

 キサキ役の間宮祥太朗がインタビューで「これだけのメンツが集まるなんて、もう二度とないから・・・・って、帝一の國でもそう言ってたな俺・・・・って、どっちも出てるの凄くね?」って言っていて、「ほんとうにその通りでございます」と心の中でひれ伏しました。
 いつか、菅田将暉と吉沢亮が血で血を洗うような抗争を繰り広げる豪華ヤクザ映画にも間宮祥太朗が出ていることを願います。

 あと、永山絢斗のバジ役が実質主演だったので、「これの公開の直前に逮捕されたとか、マジでダサ」と思いました。
 いや、出てくるたびに「あー、こんないい芝居してるに、逮捕かあ・・・」って思って、話に没入できなかったので。

 あと、一つ文句言わせてほしいのは、キサキの間宮祥太朗が邪悪な笑みを浮かべるところが暗すぎでよく見えなかったし、「1」でも思ったんだけど、闇落ちしてキサキに囚われているマイキーも、もっとちゃんと見せてください。

 続編あるのか知らんが、私の希望は「キサキが主人公のスピンオフ」です。

7月2日(日)

 イベント仕事で歩き回ったので、久々に万歩計が2万5千を超えた。

 ここ数年、立ち仕事をしていると午後に足が痛くなるというか攣る?
 いわゆる「こむら返り」ではなくて、ふくらはぎではない、スネの横の筋肉が「ぐわあわわわわ」と声が出るくらい痛くなるのだ。
 しかも、痛いのは2。30分で、それを過ぎると、なんともなくなる。

 去年の秋頃には「散歩頑張って足を鍛えよう」と意識的にやっていたら、その症状にならなかったが、今年の冬は寒かったので出不精になり、さらに春にスマホを新調したら、またスマホのTVerで寝転がってドラマ見ていると休日が溶けるようになってしまい、また足が弱っているなあと自覚していたんだけど、やはり今日の午後も「ぐわああああああああ」ってなってしまった。

 さて、猿之助が両親の自殺幇助容疑で逮捕されたので、NHKオンデマンドから「鎌倉殿の13人」や「岸辺露伴」の出演回が消えて「有料サイトなのに?」と非難轟々だけど、永山絢斗の逮捕直後に見ていたNHKドラマの「聖女」もいつのまにか削除されていた。

 「NHKですから!」っていうのもわかるけど、受信料とは別に課金してるんだからさ・・・

 そして、なぜかTVerの過去ドラマ再放送?で上がっていた「初めて恋をした日に読む話」は永山絢斗出演作かつ無料視聴できるのに、最終回まで全部見られたというのも変な話である。

●「初めて恋とした日に読む話」2019年

 横浜流星のブレイク作でもあるが、朝ドラ「半分、青い。」でブレイクした中村倫也がプライムタイムで二番手やったことも話題になったし、さらに、ヒロインの深田恭子の「超不憫な幼なじみ、雅志」の永山絢斗も人気があって、その後、永山絢斗が他のドラマに登場しても「雅志・・・」ってなるのがお約束になっている界隈もあった。

 久しぶりに再視聴してみたが、元ヤンの中村倫也と、エリート従兄弟の永山絢斗のキャラ造形がしっかりしているので、もちろん「現実にはこんなよく出来た二番手男子なんていねーよ」と思うのだが、少女漫画的な設定の中では非常に工夫された秀作だったなあ、と改めて思った。

 ユリユリの友達役の中に若林拓也がいたのは当時から知っていたけど、永田崇人がいたのは後で知ったので、今回見て「なるほど、この子だったか」と確認ができた。

 あと、雅志の商社の後輩役の子が「これっきり見ないなあ?」と思って調べたら、浜中文一ってジャニーズの子だけど、舞台中心に活動しているから、ほとんどテレビドラマに出てないだけでした。へー、ジャニーズにはそういう子もいるんだ。アミューズだと甲斐翔真とか、舞台中心の子けっこういるけど、ジャニーズは知らなかった。

 でも、なんでこのドラマにジャニーズの浜中文一がキャスティングされていたんだろう?

 塾講師の中に高橋洋がいたり、友人役で永田崇人いたりするので、プロデューサーが舞台俳優使いたい人だったんだろうか?


表紙に戻る / 過去の日記を読む