可燃物な日々

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11月30(火)

●チェリまほ映画化!!!

 「きのう何食べた?」の映画が公開中で、興収も10億円越えしたようですが、ついに我がチェリまほも映画化が発表されました。

 アホみたいに貢いで良かった。お賽銭やっぱ大事ね。

 でも、ドラマ版の後半は原作と離れてしまったので映画版はどうするんだろう?
 オリジナルだから映画版で好き勝手できた「おっさんずラブ」みたいなことは難しいし。
 でも、キャスト全員続投らしいから、そこだけは安心できる。

 とにかく、最近寒冷うつ気味なので、「来年まで生きる」と明るい気分になれるこういうニュースは大歓迎です。

 あとNHKが高橋一生で「雪国」やると発表して「そんなの想像しただけで死ぬやつじゃん」と思った。これも「スパイの妻」みたいに映画館で上映するかも。
 タカハシに関しては年末にまた「岸辺露伴」やるし、1月には「恋せぬ二人」というアセクシャルものもやるし、このままずっとNHKに囲い込まれていてほしい。

 そういや大河ドラマの追加キャストも発表されたが「徳川家康の正妻・瀬名役が有村架純」ってツイッターで見た時、一瞬本気で「え?北王子欣也の妻役?」って思ってしまった。
 今の大河ドラマでナビゲーター役で徳川家康が出ているので、そっちを先に思い浮かべたのである。

 「ちがう!再来年の松潤主演の徳川家康の話だよ!」と心の中で突っ込んで一人でプスプス笑ってしまった。

 それにしても「ジャニーズ主演大河は久しぶりだな」って思っていたけど、岡田准一主演の「軍師官兵衛」が2014年だから、それほど久しぶりでもないのか?と思っていたのだが、岡田准一が信長役ですと?

 なるほどー、これがあるから今の大河で「辞めジャニ」のクサナギ君を準主役扱いにできたのね。
 NHKは山P主演ドラマも発表しているから「いくら公正取引委員会の介入があったにせよ、けっこう真正面からジャニーズにケンカ売ってるなあ」って思っていたけど、朝ドラにジャニーズ起用したり、亀梨くん主演ドラマもやっていたので、なんだか勝手に「大人の駆け引き」を想像してしまう。

 あと、追加キャストでムロツヨシが秀吉役だったので、「ほんと、出世したなあ」と感慨深い。ポスト竹中直人ってところだろうか?

 そういや、私は若い頃全然大河ドラマ見てなかったので時代劇音痴というか、戦国時代に比較的疎かったのだが、「真田丸」でやっと武田・上杉などの位置関係を学習し、「直虎」で今川の位置関係などを学習したので、「有村架純ちゃんが松潤家康の正妻築山殿でーす」って発表されて、本人コメントが「松潤さんと明るい夫婦役なので楽しみです」ってなっているのに、一斉に膝から崩れ落ちる歴史クラスタの気持ちをやっと味わうことができて、「やっと戦国時代3級くらいになった」と喜びを噛み締めています。

 いや、知らなきゃ知らないで楽しめるんですけどね、キャスト発表時で「ねたバレ」を知ってる皆さんがワーキャー言ってるのを「楽しそうだなあ」と羨ましく思っていたので、やっとその気分を味わえて嬉しかったのです。

 私は「結末がどうなるのか、さっぱりわからない」って話よりも、ある程度、方向性がわかってる話の方が好きで、映画の予告編で誰も死なない感じの青春映画なのに、主要登場人物がいきなり死んだりすると「えーーーーー、そういうのは先に教えてよ?」と思う。
 だから、登場人物がいつ死ぬか、事前にわかっている歴史モノはけっこう安心して見ていられるようだ。

11月28(日)

●映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」

 コロナ下で、映画館でライブ映像見るという経験をして「ライブ、これでいいんじゃね?」と思うようになった。
 座って見てられるし、ライブ会場より圧倒的に椅子がいいし、拍手しなくていいから超ラクなんですけど?

 そもそもアリーナ・クラスの会場だと舞台上のアーティストなんて肉眼ではほとんど見えないので、巨大ビジョンに映った映像ばかり見ているわけで「だったら、映画館でゆったりと、そのビジョンを見てればいいのでは?」

 そう気がついたので、去年から「嵐のライブとか、行く気は無いけど(つーか、チケット入手が超困難だけど)、映画館でライブビューイングやってくれるのなら見てみたいなあ」って言っていたのだが、それがついに実現したのがこの映画でした。

 えーと、コロナがなけば、嵐は2020年で活動休止するはずで、ジャンジャカとライブやる予定だったけど、全て中止になったんだっけ?

 なので、たぶん、2019年12月に「映画撮影のためのライブ」だったこの公演が「最後の有観客ライブ」になったみたいです。
 この時は誰も数ヶ月後にあんなことになるなんて知らなかったんだよなあ。と思うと、ほんとグっとくるものがある。

 映画の宣伝活動で、堤幸彦監督が「カメラ120台使ってます」と言っていて、「ふぁ???」って思ったこともあり、「嵐のライブがどうすごいのか知りたい」って気持ちと、「潤沢な予算を使ったライブ映画ってどんなことになるのか?」って好奇心で見てみましたが・・・・

 日本の映像作品で、こんなに「お金を湯水のように使いました」っていうの珍しくね?

 まあ、まず「カメラが120台」の意味が見るまでよくわかってなかったんだけど、「東京ドームの中を飛び回るティンカーベルになった気分」になる映像でした。

 とにかく「カメラが見えない?」というのが気になった。

 メンバーの顔のアップを撮っていて、カメラが切り替わって引きの絵になるんですけど、「さっき、アップ撮ってたカメラはどこ?」

 普通の映画だと、アップの絵と、引きの絵は違うテイクで撮影しているんだけど、この映画はそういう手法では撮影していないはずなので、「カメラはどこにあるんだ?」って気になってしょうがなかった。

 会社で、そのことを語ったら、「邪魔なカメラは画像処理で消してるんじゃないですか?」って言われたけど、それけっこう大変だから!

 で、完全にカメラを消してるわけでもなく、たまに、あっち側でクレーンカメラが動いていたりするので、「ああ、ああいう位置にカメラがいるんだ」ってわかるんだけど、どのくらいああいうカメラがニョキニョキ動いていたのかはわからないんだよ。

 撮影スタッフによるオーディオ・コメンタリー版があったら、そっち見たいよ。

 「これはドローンじゃないと無理だな」って映像があったけど、「客席の上をドローン飛ばしてもいいの?」って思ったんだけど、やっぱドローンだったらしいです。当日、現地で見ていた人のレポも拾ってみたけど「ドローン飛び回っていた」って言っていた。

 あと、驚いたのがペンライトな。

 最初はペンライトの色が見事に分散していて「嵐はメンバーごとに色分けされてるんだっけ」と思っていたら、ガっと全員同じ色になったかと思いきや、ゾーンごとに違う色になり、グラデュエーションになり、「ああ、これ外から制御されてるんだ」って、そういう技術があることは知っていたが、絵文字?じゃなくて、PL学園みたいな人文字を描いたので、「どういう技術なの?」

 座席情報を組み込めるらしい。

 もう、ほんと技術が凄かった。

 プロジェクション・マッピングも「ただのプロジェクション・マッピング」じゃなくて、「プロジェクション・マッピングという技術を使った極上の映像作品」ってレベルで、まあ正直いって「オリンピックの開会式これでよかったんじゃ?」って思った。


 映像には本当に感激したんだけど、「私は嵐の楽曲に全然興味がなかったな」ってこともよーくわかった。

 嵐は私が30歳すぎてからブレイクしたので、あのラップ主体の音楽感が合わなかったんだよなあ。

 正直、歌もそんなに上手いとは思えないし、ダンスだって「フツーに上手い」って感じだし、この映画を見ても、嵐の魅力がイマイチわかりませんでしたが、この映画は「自分が東京ドームの全てに顕在している・・・というか、甲子園のマモノじゃなくて、東京ドームの魔物になった気分」を味わえる最高の映像作品でした。

 音も「ああ、ドームのライブの音ってこんな感じ」だったの凄い。

 一番驚いたのは、オーケストラが登場したことで「え?ドームでオケの音をミキシングするの超ムズくね?」って思いました。

 以上、映像技術も音響技術も照明技術もよくわかってないドシロートですが、だから湯水のように金を使って最高の技術を駆使して作られたことはなんとなくわかるので、ただひたすら「すげー、すげー、すげー」って感激してました。

 あと、すごくどーでもいーことですが、すっごい高いヤグラみたいのに乗って移動する演出が多かったので、「高所恐怖症の私は絶対に嵐のメンバーになれなかった」と思いました。
 あんな、高いところで歌って踊れないよ。
 しかも、柵も無いし、床は透明だし、私があの上に乗ったら床にへばりついて泣き叫ぶと思う。


11月27(土)

●劇場版 舞台「刀剣乱舞 虚伝 燃ゆる本能寺」

 「嵐」のコンサートの映画版やるので、「ジャニーズのライブなどちゃんと見たことないから、見てみたいなあ」と思って、映画館のスケジュールチェックしていたら「刀剣乱舞」の文字面が目に入り「え?もう、映画版第二弾やるんだっけ?」

 映画版第一弾に、ずっぱまって映画館で4回見てるのだが、続編決定ってどっかで見たような気もするがコロナ明けでいきなりやるんか?聞いてねー、と、よく見てみたら舞台の映画版でした。

 おお、それなら「一度、舞台も見て見たいが、チケットとるのも難しそうだし、だいたい、どういう雰囲気だかよくわからないし」と思っていたので、予習にちょうどいい・・・のだが、この間「刀剣乱舞ミュージカル」のガラコンサートみたいなのを映画館で見て「刀剣男士のキャラ設定がわかってないと、やっぱなあ?」って思ったので、軽く予習しておくか・・・・って本能寺だから織田ゆかりの刀剣を集めているみたいだし、三日月が主役みたいだから、ほぼ映画版と同じみたい。知らない刀剣もいるけど、「映画版」に引き続き、「ゲームやったことないんですけど、見ても大丈夫ですか?」ってことを実験してみよう。

 そしたら、本編前の鈴木拡樹のコメントがあって、この劇場版は舞台版5周年記念で、5年前の初演なんだって。

 へー、としか言いようが無いが、映画版が本能寺をテーマにしたように、舞台版もまず本能寺だったのね。

 そう考えると、三日月は鈴木拡樹だし、長谷部は和田雅成だし、山姥切は荒牧慶彦、薬研は北村諒、不動行光は椎名鯛造と、ほぼ映画版キャストなので私には親切設計かも。

 そんで燭台切光忠という、「三日月や長谷部と並ぶ、人気キャラ」が東啓介なのも要チェック。
 東啓介は北川悦吏子脚本の「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」に出ていて、カッコよかったけど、特に活躍しなかったので、「この人きっと、舞台では相当バエるんだろうなあ」って思っていたので。

 さて、舞台版はやっぱし、織田ゆかりの刀剣たちが、織田信長を巡ってグチグチやっていて、長谷部がやっぱし「俺は、早くに手放されたから」ってイジけてるし。

 そんで、なんだか女形みたいな妖艶なのが出てきて、「私は権力者の飾り物」とかイジイジしていたが、宗三左文字っていう刀でした。
 三日月だって、権力者を渡り歩いて現在は国宝であるが、宗三左文字はそういう扱いじゃないのね?

 あと、僧侶姿で「戦はいやでございます」て言いながら戦う江雪左文字も初めて見る刀剣だった。

 そっか、左文字三兄弟は、みんな面倒臭い奴設定だったんだな。もう一人はやたらと「復讐するの?」ってウザ絡みしていた。

 それにしても、映像で見てもチャンバラシーンは見応えがあって「これだけの殺陣を舞台でやるの大変そうだなあ」って思ったけど、終盤で椎名鯛造の見せ場があったのだが、顔がアップになっていたので「口の中切ったみたいで歯に血が滲んでる!」ということがわかり、細心の注意を払っていても、打撲とか捻挫とか多そうだなあ、と思った。

 映画版でも刀剣男子たちのお茶休憩の時間があったが、この舞台でもお茶受けにおはぎが出てきて、それを他の男子から口に入れられた長谷部がしばらく喋ることができなくてモゴモゴしているのを皆で笑う、というサービス・シーンがあった。
 大事な軍議中なので、モゴモゴしている長谷部のことは放置して、山姥切りが真面目なセリフを言うのだが、長谷部の顔を見たら吹き出してしまい、またワチャワチャに戻って収集つかなくなりそうなところをなんとか踏ん張ってシリアスに戻したところが最高に面白かった。

 アップに耐えうるカツラやメイクや衣装だった映画版に比べると、ずっと動いていることが前提の舞台は殺陣の後はみんな汗ダラダラだし、ズラや衣装も乱れがちだったので、映像作品として楽しむのなら、やはり映画版の続編に期待するが、こうして、舞台版も映画館で見られて良かったです。

 誤魔化しの効かないみんなの動きが堪能できたし。

 そうそう、燭台切りの東啓介、身長190センチもあるので、テレビだとちょっとデカすぎたが、やはり舞台の上だと「立ってるだけで120億点」って感じでした。

 いつか、舞台で見てみたい。


11月26(金)

●「最愛」7話

 そういえば「10月期ドラマはトライストーン祭りじゃないか!アミューズも、もっと頑張れ」とか言ってましたが、吉高由里子がアミューズでした。

 それにしても、毎週同じこと書いてる気がするけど、高橋文哉の出番が多い!
 今回なんて、吉高由里子と松下洸平を無理やり同じ食卓を囲ませるし、「ビール買いにいってくる」って中座するし、井浦新を買い物に誘って「井浦新にダッフルコート着せるとは。ズルいぞ」ってなったし、弁護士になりたいと言い出し、ウッキウキの井浦新になったし、今回のMVP決定だった。

 そして未来へ顔を向けた高橋文哉との対比として、ずっと過去にとらわれている田中みな実の重いこと・・・

 田中みな実は、こういうダークな役珍しいと思うけど、「そういうイメージの無い役者を選んでキャスティングした」ってことなのかな?過去の事件で闇落ちしただけで、本来の性格は「田中みな実のイメージだった」って感じ?
 いつもダルそうな田中みな実の演技は意図的に不自然な感じだったけど、「なるほど、そう来たか」って思っていたら、ええええええ?死んだ?

 井浦新がミッチーを責めてる場面もあったけど、次週はミッチーが行方不明とか?

 ミッチーが会社で変な服着ているのは意味があるのか?そして、再度鼻血出したのも、なんか意味があるのか?

 そして、毎回クライマックスで宇多田ヒカルの「君に夢中」が流れるのだが、あのベースラインのデロデロデロデロにやられている自分がいる。あと、パンチが効いてる英語歌詞の曲も曲も良くて、セリフじゃなくて音楽で雰囲気を説明する演出が好きだなあ。

 このドラマの制作チームは「リバース」と同じらしいんだけど、プロデューサーの新井順子は、「アンナチュラル」や「MIU404」を野木亜紀子脚本で制作しているので、女性プロデューサー、女性脚本家、女性演出家でチーム組むことが多い。

 そういや野木亜紀子は「アンナチュラル」「MIU404」で信者増やしたけど、今の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の藤本有紀は朝ドラ「ちりとてちん」や大河ドラマ「平清盛」で信者が多いし、「ハードなのを書く脚本家」と認識されているので、「カムカム」でキラキラ王子様な松村北斗が登場した時には「藤本脚本なのに?」と戸惑っていたファンが多かったが、すぐに暗雲たちこめてきたので、ジェットコースターで落とされるのを皆さん楽しんでいるようです。

 「おかえりモネ」が劇中では誰も死なない優しい世界だったのに、「カムカム」になったら死人続出で「温度差が!」って言われていますが、脚本の安達奈緒子は「きのう何食べた?」で有名ですが、NHKでオリジナルドラマ「サギデカ」を手がけていたので、けっこう硬派。そもそも「おかえりモネ」は震災後の話だったから「震災で妻を亡くした夫」の浅野忠信パートはかなりヘビーでした。
 ただ「令和の朝ドラ」として、セクハラもパワハラも無い世界を描いていたので、そこは優しかったけど、医者の過重労働だけはしっかり残してましたね。

 そして、ハードモードといえば、皆んな大好き森下佳子は今年は「天国と地獄」で楽しませていただきましたが、ほんと、最近のドラマ制作スタッフって女性が多くなったよね。

 つーか、脚本家に関して言えばハードな展開を得意とする女性脚本家が増えてきたような。特撮系だと小林靖子みたいな。

 まあ、元々、映画テレビ業界の中でも脚本家だけは比較的女性が多かったんだろうけど。

 30年前、私があの業界にいた時、ドラマで女性ADとか見たことなかったもんなあ。
 とにかく現場は体力勝負だったからなあ。

 逆にCMの方が女性ADいましたね。
 撮影期間も短いし、ドラマADよりも仕事が広範囲に渡っているし、細かい事務作業も多いので女性向けと思われていた。

 今はメイキングとか見てても、女性スタッフ多いよね。


11月25(木)

●「SUPER RICH」7話

 今回、話がよくわからなかったんだけど、古田新太が「大物漫画家の新作をゲットした」って話だったのに、それがパクリだったってこと?じゃないよね?
 それとは別にパクリ漫画をリリースしたってこと?

 流れがよくわからなかったんだけど、「やったのは古田新太じゃありませんでした」っていうのは「知ってた」としか言いようがなかったし、裏切り者が結木滉星(パトレン1号)だったのも「知ってた」でした。
 裏切り者というより、スパイだと思っていたんだけどさ。途中から出てきて、大した活躍もしてなくて「なんのためにいるんだろう?」って感じだったから。

 そんで、大ピンチのパクリ問題だったが、なんか大先生が出てきて「いいよ、いいよ」で丸く収まってしまった。
 やっぱり話がよくわからない。
 そういや、主人公の女性経営者をノーアポでブライダル・フェアに連れていく赤楚ママの美保純も謎だった。
 そんなだから息子から借金する羽目になってるのでは?つーか、あんな親がいたら、結婚するのちょっと考えてしまうだろう。

 別に登場人物の誰にも共感できなくてもいいんだけど、どの登場人物も好きになれないのはけっこう辛い。

 なので「赤楚くんの警備員コスプレかわいい」とか「高級宝飾店をうっとり眺めていてかわいい」とかプロモーションビデオ扱いしてますが、ラストで松嶋菜々子に会いに着た町田啓太????
 しかも、なんか悪い顔してる?

 町田啓太の悪い顔久々に見たので、そこだけ5回くらいリピートしました。

 いや、むしろ町田啓太が裏切ってくれたら「お?そう来たか?」ってぐっと膝寄せるよ(笑)
 あと、妊娠中の子がいるけど、こうなったら「父親は町田啓太でした」くらいやってほしい。
 もしかして、そこで板垣瑞生が再登場とか?あれ?板垣瑞生はなんで退場したんだっけ?なんかヤラかしたんだっけ?(本当に覚えてない)

11月24(水)

●「恋です!」7話

 火水木と10時代に推し主演ドラマが揃ったので、すっごく楽しみにしていたのに、平穏に見られるのがこれだけだったとは・・・

 だから、このドラマがすごい傑作に思えるんだけど、いや、たぶん傑作なんだよね?
 ここ数年の恋愛ドラマ思い返してみても、ベスト3に入るのではないか?

 今回は楽しみにしていたシシオ回だったが、原作ほどエモくはなかったけど、原作漫画は絵柄が可愛いのにけっこうヘビーだから、ドラマはかなり軽くしているようで、それが成功していると思う。
 なにより、シシオがモリオのこと好きだってことが視聴者にはわかっている中での風呂場に隠れるシーン!二人で絡み合っていて、モリオにとっては窮屈なだけだが、シシオにとっては超ドッキリタイムなので、こっちがドキドキしてしまった(笑)

 そして酔ったモリオを背負って歩くシーンで「185センチが185センチを?」なんだけど、シシオにとってはこれだけモリオと濃厚接触したの初めてなんじゃないかと思うと切ない。
 そんで、お約束の「寝顔を見つめる」があって、私の脳内では「杉野遥亮と鈴木伸之バージョンのチェリまほ」が再生された。
 鈴木伸之が杉野遥亮をお姫様だっこするのを見てみたい。

 ただひたすらモリオの幸せを願っているシシオにユキコの姉のイズミが告白するは残酷な展開だが(原作通り)、モリオの想い人が男だと知ったイズミは「シシオさんのこと推しだと思って見守ります」と鮮やかに方向転換して、全オタクが泣いた。

 ところで、ユキコの初恋の人として小関裕太が出てきたけど、横に並ぶと杉野遥亮がいかにデカいのかがわかります。小関裕太もかなり長身の方なのに。 
 でも、小関裕太はプライムタイムではこういうゲスト出演ばっかりだなあ。
 アミューズの後輩、細田佳央太の方がしっかりレギュラーとってるよね。


11月23(火)

●「婚姻届に判を捺しただけですが」6話

 もはや、坂口健太郎がこの難しい役をどう纏めるか?だけが注目点だが、高杉真宙との掛け合いが絶品だったので「だったら、高杉真宙が本当に狙っているのは坂口健太郎だった、くらいやってもらわないと」って、なんでもBLにしようとする私を許して。

 原作漫画でも「この男、頭おかしいな」って思ったけど、それを実写でやるとこうなるよなあ?

 高杉真宙から「友情のキスで励ました」って煽られて、落ち込んでる妻にキスするって、「発達障害なの?」って感じだし、坂口健太郎の演技もそんな感じになってるというか、そうなっちゃうよね?(発達障害の人すみません)

 プライムタイムのラブコメって、性愛要素を省きがちなので、「好きって気持ちがわからない」っていう展開も多いけど、これはけっこう無理があるのでは?

 それにしても、今期、「好きって気持ちがわからない」っていうの多すぎでは?
 「消えた初恋」の目黒連も、「SUPER RICH」の江口のりこもそんな感じ。

 そして、次週予告で兄嫁役の倉科カナのそっくりさんが登場して、ズッコけました。


11月22(月)

●映画「聖地X」

 なんか最近、岡田将生が出ている映画は欠かさず見ているようだけど、これは岡田将生目当てもあるけど劇団イキウメ原作でもある。
 イキウメ原作映画といば「散歩する侵略者」を見て、「この世界観好きだ!」ってなって、それからイキウメの舞台も追っかけているので、またあの体験ができると期待していた。

 予告編はけっこうホラーだったけど、イキウメというか前川知大の描く世界観は確かにSFホラーではあるのだが、本質はそこじゃないのはわかっているし、ドワーーーーって驚かせる方向性ではないのもわかっているので、安心して見に行ったんだけど・・・・・こんなに笑った映画は「カメラを止めるな」以来では?

 監督が入江悠で、売り出し中というかテレビドラマでも活躍している有名監督だけど、あんまりちゃんと見たことなくて、「ネメシス」も全部見てなかったし、特に面白いと思わなかったんだけど、「聖地X」の岡田将生のファーストカットでスネ毛にばっちりピントが合っていたので「あ、たぶん、これ面白い」と確信した。

 美男のスネ毛や腕毛をちゃんと写す作品に外れはない。(たぶん)

 そもそも兄が岡田将生で妹が川口春奈って、どんだけ顔面偏差値高い兄妹なの?

 で、なぜかオール韓国ロケなんだけど、不条理SFというか、「世にも奇妙な物語」のコメディバージョンみたいな話のシュールさが際立っていて、とても良かった。
 別荘と居酒屋だけの話なんだけど、どっちの物件も適度にエキゾチックでロケ地の勝利だったし、ちょびっとだけ「パラサイト」の香りがした。韓国クルーがいい仕事したのかもしれない。

 そして、その岡田将生と川口春奈が素晴らしい衣装を次々と着こなして、ワーワー騒ぐという、「画面はファッション誌なのに、ドタバタ・コメディやっている」という贅沢よ。
 岡田将生の役なんて「親の遺産で悠々自適のコミュ障気味のオタク」でしたから。

 そして川口春奈の夫役がイキウメ役者である薬丸翔で、彼の映像作品スキルとしては、けっこうな大役なんだけど(舞台版では看板役者の浜田信也が演じたらしい)、ワーワー叫ぶ岡田将生とくんずほぐれずしてて、「薬丸くん、オカダマに全然負けてないじゃん!」って感激した。

 モデル体型なんですよ。
 イキウメの舞台で初めて見たとき「ひっ?この超素敵な子誰?」って思ったもん。

 ヤッくんと石川秀美の息子なのに、なんか七光らずに、地味に活躍しているのも好感が持てるけど、地味すぎるから、もうちょっと売れてほしい。

 というわけで、映画の前半から笑いこらえるのが大変で、ってゆーか、前半は「ここで笑って、いいのだろうか?」って思って堪えていたんだけど、後半になったら映画の音量も上がってきたので(最初からけっこううるさかったが)、思いっきりずっと笑ってました。

 いや、何が面白かったのかって説明するの難しいんだけど、「とんでもないことをイケメンが真面目にやっている」ってだけで笑えるんですよ。

 あの「もうダメ、笑い死ぬ」って感じ、方向性は違うけど「娼年」に近かった。

 舞台版見てないけど、テーマは「記憶」で、「散歩する侵略者」は「概念が抜けたらどうなる?」だったけど、こっちは「記憶を複数人で分散させたら?」ってことで、そこの発想が凄くて、例えばミヤノさんという私を知ってる人が、「聖地X」の魔力をもってミヤノさんを実体化すると、そこには、その人が知る私が出現して、オリジナルの私からは、その記憶が奪われる・・・・って言葉で説明するの難しいな。

 この話でゾワゾワするのは、私は自分のことを全部記憶しているつもりで、この50うん年かの人生の記憶の全てを持って「自分」と思っているけれど、20代の頃の知り合いと、40代の頃の知り合いだと、私に対するイメージがかなり違うのかもしれない。

 そういや、私は10代のほとんどを「学級委員長」や「部長」で生きていて、自分のことを「優等生イメージ」だと思っていたのだが、20歳過ぎて、会社勤めを始めたら、最年少ってこともあり、いきなり「守られる立場」になって戸惑った。

 すごくよく覚えているのは、飲み会の帰りとかに話ながら駅まで向かうと、「ほら、車来たよ」って先輩が私の腕をつかんで引き寄せてきたことで、私は自分のこと「しっかりしてる」と思っていたので、「え?なんで、そんな子供扱い?」って驚いたのだが、それから「私は歩くのと喋るのを同時に上手くできないらしい」って意識したんだよな。
 つーか「歩きながら、無理に喋らなくてもいい」って自分にいい聞かせたというか。

 「無理に愛想ふりまかなくてもいい」ってことを覚えたのも、20代の頃だったと思う。

 「他人の目」を基準にすると、どこにも正解が無い。

 そもそも「いい人」って他人に思われて、自分に何の得があるのだろうか?

 というわけで「聖地X」は「他人がイメージする自分」によって、自分が分断されるという、非常に面白い話であった。

 クライマックスは岡田将生と薬丸翔の激しいアクションシーンで、ほんと眼福でした。

 「ドライブ・マイ・カー」や「CUBE」の岡田将生が「これジャナイ」って感じでけっこう不満だったので、やっと「これだ!」っていう岡田将生が見られて大満足でした。

 もっかい見たい!


11月21(日)

●映画「のさりの島」

 たぶん、吉祥寺アップリンクで映画見るの初めてだ。

 藤原季節主演のこの映画もコロナで公開延期になっていたので、その存在自体を忘れていたのだが、やっと見ることができた。
 オレオレ詐欺をしている男が、シャッター街で楽器店を一人で営んでいる老女に逆にロックオンされて、しばらくそこで「孫」として生活するという話。
 ほんと、ただそれだけの話。

 老女役の原知佐子は、この映画が遺作になったらしいが、オレオレ詐欺電話を受けた時から「これは詐欺だ」ってわかっていて、受け子として現れた主人公を孫だと思い込んでいるふり(痴呆症のふり)をして家に上がらせ、食事を振る舞い、寝てる最中にスマホと財布を隠して逃げられないようにする、という、大変頭の回転の早いおばあちゃんなんだが、それを別に若者を捕獲して喜んでいるようでもなく、ただ「まあ、とりあえず、こうしておきましょう」と淡々とやっている様子が素晴らしかった。

 主人公も何やら訳ありのようだけど、そこは直接的には何も説明されなくて、とにかく身動きできないから、「孫」としてそこで生活するしかないのである。
 それでも、だんだん居心地が良くなってきて・・・っていうのは定番の展開だが、この映画の好きなところは、安易に感動的な話にすることなく、最後まで淡々としていたところだ。

 天草ってところがどんな場所なのか、よく知らないまま見ていたのだが、劇中ではフェリーで移動していたけど、本土から橋で繋がっている島なのね。
 そして、1960年代の私が子供のころはけっこう賑わっていたのに、今は人口も激減して、寂れているという描写が続き、逆になんで昔はそんなに人がいたんだろうか?って方が気になった。

 私が育った千葉のベッドタウンも今ではすっかり寂れているけど、それは多摩ニュータウンなどと同じで、60年代にベビーブーム世代達がマイホームを求めたので宅地化されて、大量に若い世代が移住してきたけど、それから40年経ったら老人ばかりの街になってしまったのである。

 この映画は小山薫堂プロデュースで、「くまもん」で有名な小山薫堂は天草出身だってことをこれで知ったけど、「故郷の寂れ具合」に対する感覚が自分と似ていて、「寂れたら、寂れたで、けっこう風情あるから、それはそれで受け入れたい」って感じで、故郷の今を変に美化しないで、ちょっと自虐的なところに「やっぱ、センスあるなあ」って思った。

 「のさり」という言葉は「いいことも悪いことも、そのまま受け入れる」という意味らしいが、まさにこの映画がそんな感じだった。

 過疎化にあらがって町おこしイベントをする若者もいれば、「やっぱ東京に行く」って若者もいて、そっか、この感じは「おかえりモネ」も同じだった。
 地元にいたいなら、いればいいし、出たいのなら、好きなところに行けばいい。って。

 地方映画なのに、全然地元が盛り上がらないどころか、ラストシーンで賑わいを見せたのは!って、けっこう残酷な映画でした。

 そして、主人公である藤原季節のキャラ設定も明確ではなく、「オレオレ詐欺やってるけど、それほど悪人ではないけど、それなりに悪い」っていう難しい設定をほぼ低温な感じで演じたのは素晴らしかった。

 この、悪そうだけど、熱くもない、という藤原季節の湿度高めだけど、結露はしないという感じ、堪能いたしました。

 上映後にトークショーがあって、音楽担当の人だってことは知っていたが、それがなんと、谷川賢作という「谷川俊太郎の息子」であった。
 いや、そんなの全然知らなかったんだけど、劇中音楽演奏した後「じゃあ、最後に火の鳥やります」って言うから「火の鳥???????」

 実写版「火の鳥」の話始めて「あ、そーゆーのあったな」って思ったら「あのイメージゾングの歌詞つけたのが谷川俊太郎で、父なんですけどね」って、ええええええええ?

 これ、豆知識なのか、もうウィキペディアに書いてあるのか知らないけど、谷川俊太郎は曲に歌詞をつけることができないのだが、数少ない「曲が先にあって、後で歌詞をつけた」のが「鉄腕アトム」と、この「火の鳥」だけなんだそうです。

 って、手塚治虫作品じゃないと本気出さないだけやんか!

 それよりも「実写版 火の鳥のテーマソングやります」って言われた瞬間、「ああ、あの曲?」って思い出す人間の脳の素晴らしさよ。
 帰宅して調べてたら、1978年の作品で、私は12歳。
 まあ「八つ墓村」とかの時代だったから、映画は見てなくてもテレビCMとか歌番組でじゃんじゃん流れてたんだろうねえ?

 おかげさまで、頭の中で「火の鳥よ♪」ってメロディーが流れっぱなしで、困ってます(笑)

 ちなみに、松崎しげるバージョンとハイ・ファイ・セット バージョンがあるのですが、私の記憶の中の「火の鳥」はハイ・ファイ・セットの方でした、ってゆーか、ハイ・ファイ・セットって固有名詞を頭の中で刻んだのが何十年ぶりなのかと?

 というわけで、谷川俊太郎先生のご子息は、そんな意図なかったのかもしれないけど、私を「天草が一番栄えていた頃」にタイムスリップさせました。

 それよりも、アップリンクにあるアップライトピアノで演奏してくださったのだが、ピアニストではないので上手くはなかったけど、こちとら、コロナでライブとか全然行ってないので、この間も日比谷野音の近くを通りがかったらリハの音が聞こえて「うわああああああああ」ってなったが、生ピアノの音も最後にいつ聴いたのか記憶にないくらいだったので、もうピアノの音が間近で聞こえるだけで泣きそうになった。

 藤原季節の舞台で、舞台鑑賞復帰したけど、今度はピアノリサイタルとか行きたい。

 と思って、調べてみたんだけど、辻井伸行とかは既に完売だったけど、そんな有名な人じゃなくてもいいから、それこそ音大生でいいから、若い人が英雄ポロネーズとかをジャジャジャジャンと弾くのを聞きたいなあ。ああ、今だとノクターンとか聴いたら泣いちゃうだろうなあ。

 帰宅して、多摩映画祭の中継動画見たら、ちょうど藤原季節の受賞シーンに間に合った。
 さっき、アップリンク吉祥寺にいた、山本起也監督もゲスト出演していた。

 今年の多摩映画祭は「花束みたいな恋をした」で菅田将暉と有村架純が登壇したので注目されたけど、まあ、あれは調布が舞台なので、「多摩」の名にふさわしいヒット作だったんだけど、こうして、藤原季節や金子大地を評価するところは好感が持てるし、なによりも、私がドハマった「あの子は貴族」を評価しているので、「あ、私は今、たぶん、ここの客層なんだな」ということは認識しました。


11月20(土)

 そういえば、朝ドラ「カムカム」で主人公の家は経済的に余裕がありそうなのに、なんで主人公を女学校にやらないんだろう?と思っていたら、どなたかが「長男が家業を継ぐ気が無いので、安子に婿を迎えて継がせるつもりなので、婿候補は今いる住み込みの職人だろうから、安子を女学校に入れてしまうと学歴に差がついてしまう」と考察していて「なるほどー」と思った。

 どこかに嫁に出すのなら、少しでもハク付けしておくのだろうけど、店継がせるならその必要は無いもんね。

 家の格差で思い出したが、この間、上司の息子さんが結婚して、上司は先方のご両親と会食したそうだ。
 入籍はけっこう前にしていたんだけど、コロナの影響で、両家顔合わせが今頃になってやっと実現したという話。

 上司は、すっごくお喋りな人なのに、向こうの父親が寡黙な人なので話が弾まず「なんか気まずかった」としょげていたので、「初対面なんだし、そんなもんでしょう。向こうのお父様も相当緊張していたのでは?」とか言っていたのだが、上司は「あっちはきっと、こんなショボい家の息子と・・・って思っただろうな」と言うので「逆に、あまり立派すぎなくて安心したのでは?」

 相手のお嬢さんは、難関大学出身で有名企業に就職したので、上司の息子さんよりスペックがふた回りくらい上なんだけど、学生時代にサークル活動で知り合って、息子がずっとそのお嬢さんの下宿に転がり込んでいて、就職してからも交際が続いていたのだ。

 そういえば、彼女の弟も東京の難関大学に進学したので「弟と一緒に住むから、出てって」と言われたらしいが、彼女が弟と一緒に住んでいたアパートにまた転がり込んだまま帰って来なかったらしい。

 その話を聞いたとき「へー、姉があの大学で、弟はあの大学・・・・優秀な姉弟なんですねえ」って感心したのを覚えている。

 だから彼女は、エリート男性と出会う機会が多かっただろうし、親もそういう結婚相手を想像していたら、「中くらい」のが出てきたので、がっかりしたんじゃないか、と上司は思ったらしい。

 でも、彼女の父親は公務員みたいな感じの仕事で、イメージ的には農協の職員って感じなので、逆に東京のエリート一家みたいなところに娘が嫁ぐ方が不安に思ったのでは?

 「まあ、うちの親会社は大企業じゃないけど、たまたまお嬢さんの実家のある県にも支店があるので(別会社なんだけどね。提携はしてるけど)、中堅企業だっていうのはわかってるだろうし、それにこっちの実家が首都圏郊外のマンション暮らしだっていうの、もしかして正月はこっちに帰ってきてくれるかもって思ってるかもしれませんよ?」

 上司は「いや、うちは、そんな嫁扱いしないし」と言ったけど、周囲にいた女性社員が「今の時代だって、正月に実家に帰れない女性けっこういますよ?」と助太刀してくれた。

11月19(金)

●「最愛」6話

 ほんと、シビれるなあ。

 まず、ミッチーが久々に超美しかった。

 そして、松下洸平と井浦新のバチバチ感が堪らない。

 そうよ、町田啓太と赤楚衛二もこういうバチバチ感だったら、同じ女を好きになってもいいのに。

 それにしても不憫な松下洸平は最高である。

 って、面白いと、あまりちゃんとした感想が書けないんだよなあ。
 ダメ出しはけっこうベラベラと出てくるのに。

 そして、高橋文哉がこんなに出番が多いとは事前に予想してなかったので(売り出し中なので)、推しってほどでもないけど、デビュー作(仮面ライダーゼロワン)から出演作を全部見ているので、なんとなく応援してる子が、こういう作品で爪痕残してくれるのは嬉しいわけです。

 そういや主人公の兄役の奥野瑛太が何のためにいるのか、まだはっきりしないんだけど、大企業の御曹司なのに坊主頭なのが違和感があるんだけど、逆に御曹司のイメージが全くない奥野瑛太(軍人かチンピラ役が多い)をわざわざ配置しているからには、何か仕掛けがあると睨んでいる。

●朝ドラ「カムカムエヴリバディ」

 実家で囲碁のテレビ見ていたら、上にメーターみたいのが出ていたので父に「なにあれ?」って聞いたら、AIの勝率予想だそうで、「へー、なんかゲームのパラメーターみたいでちょっと怖い」と思った。

 で、カムカムの「稔さんの生存確率」が心の中でギャンギャン上下変動する今週でした。

 キラッキラ王子として登場した時には「こんなん死ぬでしょ」と「死亡率95%」くらいだったが、交際を禁じられて闇落ちしていたので「ん?こういう感じだと死なないかも」と45%くらいまで下がったが、いきなり結婚して、「子供の名前はもう決めてるけど内緒」とか、死亡フラグが乱立していて、「死亡率99.99%」になってしまった!

 しかし家柄の違いで結婚を許されなかったのに、「もう招集されちゃうから」って結婚する展開がエグいね。

 そして、次週予告でもう終戦!ほんと、展開早っ


11月18(木)

●「SUPER RICH」 6話

 イマイチ方向性がわからないまま中盤に入ってしまったが、町田啓太の残業を手伝う赤楚衛二とか、自転車を漕ぐ赤楚衛二とか、「チェリまほ」の名シーンを彷彿させるシーンが多くて、「これ、わかっててやっていたら相当な性悪だろう」としか思えない。

 逆にこれを意図的にやれる人がいると思えないので、やっぱ天然なのか?

 うーん、でも、あれだけ話題になった作品だから、全然わかってないはずは無いよなあ。

 今回は、主人公に告った町田啓太が「諦めます」的なことを言ったので、たぶん全チェリまほ民が傷ついた。

 やはり、町田啓太と赤楚衛二が同じ女性を好きになる展開が受け入れられない。

 なのに、二人ともちゃんと魅力的なので、見ないという選択肢は無いという地獄。

 もはや、チェリまほ民に対するセクハラに近い状況にあるのだが、こんなリスク犯してまで何か描きたいものがあるのだろうか?
 つーか、たぶん「リスク」だと思ってないんだろうなあ?

 こっちは推しを人質にとられているので、炎上させるわけにもいかないのだし。

 それにしてもエグザイル村は、なぜこの仕事を受けたのか、正座させて2時間くらい説教したい。

 隣で坂口健太郎のマネージャーも正座だ!

 去年のクロアダ萌えと、今年のスガモネ萌えを台無しにしやがって!

 もう、町田啓太と坂口健太郎が付き合ってる映画の企画でも通してもらわないと許さないぞ!

 あ・・・・・・・・

 もしかして、「ハンオシ」って、兄嫁への恋慕を隠すために「オレ、同性愛者なので」って男と同棲してたら、超面白かったんじゃ?

 そういや、鈴木伸之と犬飼貴丈で「ケイ×ヤク」やるらしいので、原作漫画の冒頭だけ読んでみたのだが、まさにそういう「偽装ゲイ・カップル」の話で、面白そうだった。
 鈴木伸之は私の中で人気急上昇中なので、楽しみにしています。「恋です!」のシシオもとても良いし。


11月17(水)

 コロナ規制がほぼ解除されてから二週間以上経つが、ほんと、びっくりするくらい陽性者増えないね?

 地方ではちょこちょこクラスターが出ているので悪目立ちしているけど、東京で全然クラスターが出てないの、ほんと何でなんだろう?
 やっぱ、あのワクチンの効果すごくね?

 でも、この間の土曜日の夜の6時くらいに近所のスーパーに買い物に行ったのだが、茶沢通り沿いの飲食店の混雑ぶりに驚いた。
 人気店だけではなく、あまり流行ってなかった店まで賑わっていて、まるで平時の12月みたいだった。
 三茶って他所からわざわざ飲食しに来る街じゃないから、地元の家族づれが「久々の夜の外食」って感じなんだろうけど。

 賑わう飲食店の明かりを覗きながらトボトボ歩いていたら、久々に独り身が寂しくなってしまったぜ。

 そう考えるとコロナ禍って、元々「おひとりさま」な人間には快適なこともあったよなあ。

 「感染対策の意識が高いので、おひとりさまなのです」って背中に貼っているという安心感があった。

 なんかもう、コロナ前にどうやっていたのか忘れちゃったなあ?

 とりあえず、今年は会社の忘年会はやらないことになったし、社員旅行もしばらくやらないだろうけど、そういうのが全部戻ってきたらどうする?

 その前に、欧米とか韓国の状況みると「来年早々、次の波来そうだな」って思うけど、追加接種で抑えることができるんでしょうか?

 ところで、会社で雑談していたら、「感染者激減したし、このままだと、例のインドの預言者が言っていた11月収束が現実になるかも?」って言う人がいて、「あの・・・・欧州とか凄い感染者数なので、地球規模だと全然収束してないですよ?」と言ったら「へえ、そうなんだ」とか言われて、逆になんか凄いなって思いました。


11月16(火)

 会社で仕事中に、ふと自分の手を見たら親指の付け根のあたりにデカい蚊がいたので「うわ!」って大きな声を出してしまい、みんなに心配されたが「蚊が!今頃なんで蚊が?」って続けたら、みんなに笑われた。

 そして、少ししたら、蚊に食われた跡が浮き出てきたので「ほらー、こんなんなってしまった」と見せびらかした。

 久々に会社での話を書いたので、仕事の話を書いてみるか。

 いや、仕事の話をSNSなどで書くなと厳しく言われているので、控えているだけなんですが・・・

 けっこう前の話。
 新卒で入った会社がずっとリモート勤務で辛くなって辞めたという準新卒みたいな子を採用したのだが、入社して2週間くらいで「熱があって」と休んだ。
 コロナの疑いがあったから、教育係の社員は当然「検査したら?」と言ったが、本人は「ご迷惑をかけて申し訳ありません」と教育係と一緒に客先訪問する予定だったのに、ドタキャンしてしまったのを気に病んでる様子だった。(メールのやりとりを見せてもらった)

 で、しばらく「まだ熱が下がらなくて、微熱ですけど。ご迷惑かけて本当に申し訳ございません」と本人はメールしてきて、教育係は「いや、こっちは大丈夫だけど、ちゃんと病院に行ったほうがいいよ?」と真っ当な対応していたんだけど、一週間後に連絡が途絶えた。

 コロナで自宅療養中に死んだ、なんてニュースがあった頃だったので、教育係は彼のアパートを訪ねたが、応答無し。
 教育係氏はとても優秀な人だったので、すぐにアパートの管理会社に連絡して、大家の許可を得て、部屋の鍵を開けることにした。たぶん「発熱で会社休むと連絡があったのだが、その後、連絡がつかない」という事態を管理会社も重く見たのだろう。

 警察にも立ち会ってもらって、部屋に入ったが、本人は不在で、警察や管理会社という「そういうことのプロ」がすぐに「これは、つい最近までフツーに生活してて、つい最近になってフラっと出かけただけですね?」と見立てたらしい。

 とにかく、部屋で死んでないのはわかったので安心したが、さて、どうする?

 教育係氏によると、彼には彼女がいるらしく、そこにいる可能性が高いけど、さすがに彼女の連絡先は知らないので、緊急連絡先である地方在住の母親の携帯に電話してみたが、知らない電話番号だからなのか、電話に出てくれない。

 さーて、どうしよう?と話し合っていたら、教育係氏も「こういう場合はどうすべきか?」を色々調べていたようで、「このまま連絡が無いと解雇になりますって、内容証明で送りましょう」

 ええええええ?この状態でいきなり内容証明?

 てゆーか・・・・

 「あの、自宅にご本人が不在だと、内容証明郵便は受け取る人がいないので、そのままリターンされちゃいます。だから、こういう場合は書留じゃなくて、普通郵便でポストに入ってる方がいいかと」

 って言ったら、「なるほど、それはそうかも」って、おめーら内容証明がどういうもんだか全然わかってねーだろ?

 これは、この人に任せていても気の毒だな、と思い、「こういう、普通のお手紙をまず送ってみたらどうでしょうか?」と「連絡がなくて心配しています。とりあえず、今どういう状況なのかご連絡ください」みたいな手紙の文章を作って見せたら「そうだね、これでいいんじゃない?」

 手紙が届いたであろうタイミングで、教育係氏が彼のアパートのポストを確認したら「郵便物はそのままだった」

 うーん、全くアパートに戻っていないのか、郵便物に手をつけてないのかわからないが、他に連絡手段ないしなあ?

 というわけで、無駄かもしれないけど、「このまま無断欠勤が続くと解雇になっちゃって、それはあなたにとって不利益がありますよ?辞めるのだったら、退職願っていうのを書いてほしいんですけど?」っていうお手紙を書いたが、それもポストに放置されていたらしい。

 うーん、困った。

 そんな最中、私はドラマ「チェリまほ」に超夢中で、「あー、もー、解雇することになったら、やっぱ内容証明作らないといけないんだけど、あー、めんどくせー、てゆーか、こっちはせっかく極上の夢の国に浸ってるのに、水をさすな」とボヤいていた。

 いきなり解雇通知も嫌だったので、退職願の書類と返信用封筒を入れて、「あと、IDカードと健康保険証を返却してくれれば、今月末に退職手続きできるし、有給休暇全部消化すれば今月の保険や年金も払えますけど、来月になると、保険料や年金で会社に借金が出来ちゃうからややこしくなりますよ?」って優しい文章だけど、「このチャンスを逃すとお前にとって損ばかりだぞ?」という手紙を送ってみた。

 それで返事が無かったら、強制執行やむなし・・・・えっと、内容証明ってどうするんだっけ?と思っていたら、退職願とIDカードが届いた!

 健康保険証が入ってなかったけど「無くても手続きはできる」ということで、手続き進めようとしていたら、数日後に宅配便で健康保険証や会社貸与のスマホも届いて「いきなり、ミンション・コンプリート!」

 しかし、結局、本人から連絡はなかったので、本当に体調悪かったのか、体調悪くて休んでいたら怖くて復帰できなかったのか、そもそも、最初から「なんかもうイヤかも」って仮病だったのかもわからなかったけど、ほんと、辞めたいなら辞めたいってちゃんと意思表示してくれればいいだけなのに、なんなの?

 学生バイトだと「ばっくれ」はよくあることだが、正社員だと健康保険が絡むからフェードアウトできないのよ。

 まあ、今回の件では、私が作った手紙が有効だったかどうかはわからないけど、結果的に退職願をちゃんと書いてもらえてソフトランディングできたので良かったが、こういう仕事けっこう好きだけど、こんなこと、みんなすぐ忘れちゃうから、自分の仕事の評価にはならないのが、ちょっとだけ寂しい。

 実は今、また登校拒否みたいな社員の対応しているので、「なんか、最近、こんなのばっか」と思っているけど、頭おかしくなった友人に向き合った経験が豊富なので、「そういう人は、びっくりするくらい自分のことしか考えなくなる(というか、それが精一杯の防御なのだろう)」って基礎知識があるので、他の人が「ええええ?」ってなってる時に「ああ、それ、あるあるですよ?」って対応できるの、ほんと年の功っていうか・・・

 最近思うのだが、みんな「いい人でありたい」と思うのはわかるけど、だからこそ「自分には責任がない」という方向に流れがちで、「猫に鈴をつけるのは誰?」みたいなこと多いなあ。

 さっき書いた「入社後、2週間で無断欠勤した新入社員」の件でも、「これは内容証明案件ですね。じゃあ、それは総務の仕事です」って丸投げされて、っていうか「もう、丸投げしてもいいっすか?」の空気読んで、「あとはこちらで善処いたします」って受け取っただけだけど、相手が「不当解雇だ!」とか言ってきたら、どーしたんだろうか?

 まあ、そう申し立ててはこないだろうと踏んで、ああいう手順踏んだのですが。

 ただ、当事者というか、そういうグダグダな状況になった時、直属の上司は不安に思うみたいです。
 「本人はもうこの会社で仕事続ける気持ちないみたいだけど、でも、俺が退職勧告というか誘導したことになっているのかも?」とか。

 「変なところに訴えられたらどうしよう?」って心配になるようだが、「こっちに落ち度はないんだし、落ち度どころか、心配してあれこれ動いてストーカーまがいのことまでしたんだから、すごくよくやったほうだと思いますよ?やりすぎたくらいですよ」って言ってあげたら、安心したようだ。


11月15(月)

 夕方、ネットニュースの見出しをなんとなく眺めていたら「菅田将暉と小松菜奈」の字面が見えたので、「また共演ですか」としか思わなかったんだけど、続く文字が「結婚」だったので、思わず「ぐほっ」って声が出た。

 菅田将暉が結婚かあ・・・

 私は2014年の「ごちそうさん」が初めましてだったけど、あの頃はフィリップ呼ばわりされていたからなあ。仮面ライダー時代から知ってる人は、ほんと親戚の子が結婚したみたいな気持ちになってることでしょう。

 私は芸能人が結婚しても、たいていはどーでもいーんだけど、「ごちそうさん」の杏と東出くんみたいなことになるとちょっと困るので、末長くお幸せに。

 つーか、ちょうど今の朝ドラの主人公が「ごちそうさん」の菅田将暉の役と同じ年で、「その頃、ごちそうさんの登場人物は」とか思い出している最中だったので、頭の中がいろいろややこしい。

 そういえば、菅田将暉も全然恋愛ドラマやってないね。
 まあ、しばらく恋愛ものが流行らなくて、コロナの影響ですごく増えただけなのかもしれないが。

 それにしても映画「花束みたいな恋をした」は、なんであんなにヒットしたのだろうか?
 あれも、コロナの影響だったんだろうか?
 ほんと、わからない。だから、映画製作って博打みたいな感じなんだろう。

 さて、土日で「抱かれたい男第一位に脅されています。」を見てしまったので、私の心の暇つぶしは「実写化すると誰にする?」になりました。

 うーん、1位の方は長身だし、スペイン人クォーターなので、「城田優?」って思いますが、「若手」という縛りがあるので、現存する子だと宮沢氷魚あたり?
 宮沢氷魚が、あのイケイケな役やってるの、ちょっと見てみたいような気もするが・・・

 難しいのは2位の方ですね。
 5年間「抱かれたい男第1位」をキープした20代後半のイケメン俳優って・・・今だと誰なの?

 キャラ的には、「ポルノグラファー」の木島に近いので、竹財輝之助だったらツンデレ天才キャラをやれるだろうけど、もう少し若い子がいいかな?

 松坂桃李と中村倫也を足して2で割ると、けっこう近いのかも。

11月14(日)

 昨日の土曜日は、天気良かったし暇だったので、「久々に掃除でもするか」って張り切ったら、今朝になって酷い筋肉痛に襲われた。
 床に積んだ本を整理したり、床の片隅に溜まったホコリを掃除したりと、腰を落とした姿勢をずっとしていたらしく、太ももの内側が痛くて、歩くだけでヨタヨタする。

 そして、掃除しながら、なんかBGMが欲しくなり、この間、久々にFODで「ポルノグラファー」というか「インディゴの気分」を再生していたら、映画版「his」がオススメされたので、それも再生したら、オススメが全てBLになってしまった。
 まあ、そうなりますわよね?

 で、題名だけ知っていたが、どういう話なのか知らなかった、このアニメを再生してしまった。

●アニメ「抱かれたい男第一位に脅されています。」

 題名から「抱かれたい男第一が攻めなんだろうなあ」とは思っていたが、受けが「第二位」だとは知らなかった。
 つーか、「脅されてます」っていうのも最初だけで、5年間一位を死守してきたイケメン俳優が、新人に1位を奪われて「潰す!」と意気込んでいたら、その新人に手篭め(死語?)にされるという、「抱かれたい男、1位と2位によるラブコメBL」であった。

 へー、って思ったが、これ、キャラ設定の勝利ですね。

 1位の方は「まじ天使」で、2位の方がいわゆる「ツンデレ」なんだけど、天使の方は実務能力に長けていて、ツンデレの方が恋愛的にはウブで天使に詰まれてしまうという。

 まあ、白天使の方が腹黒くて、黒天使の方が実はピュアっていうのは、定番なのかもしれないけど、とにかく目新しくは無いんだけど、二人のキャラがきっちり機能しているし、サブキャラも魅力的だし、全13話を土日で全部見てしまった。

 今ちょうど映画版もやってるんだよね?
 うーん、でも映画館で見るほどでもないか?

11月13(土)

 ドラマ見るのに忙しかったこともあるが、部屋の蛍光灯が切れてしまい、枕元の電気しかつかなかったので、暗くてキーボードが打てなかった。
 そうです、私はブラインドタッチができないのです。
 いや、それほどキーボード見てるわけではないのですが、全然見えないとやっぱダメみたい。
 今こうやって打っていても、ほとんど手元見てないんだけどなあ?あ、今「?」は見てた。

●朝ドラ「カムカム エヴリバディ」

 「おかえりモネ」にハマりまくったので「次のは、まったりと見よう」と思っていたのに、3人のヒロインがリレーするから、展開が早すぎて、全然まったりできません。

 つーか、ジャニーズの松村北斗が、キラッキラの王子様すぎてびっくり。

 そもそも、朝ドラには最近あまりジャニーズ出ていなくて、相手役だと「純と愛」のカザポンが最後か?う、あれって2012年なんだ、もう10年前じゃん?
 2013年の「ごちそうさん」では、先日やっと音楽デビューした「なにわ男子」の西畑くんがヒロインの息子役だったし、2015年の「あさが来た」はヒロインの義弟役で桐山照史が出ていたくらい?そーいや、桐山くんはその後、ドラマでは見ないなあ。

 で「おかえりモネ」ではヒロインの幼馴染役に永瀬廉がキャスティングされたので「これは、相手役もあり?」って思っていたが、そうならなかったけど、第三のヒロイン的な重要な役でした。

 それにしても、こう立て続けに朝ドラにジャニーズが投入されるっていうのは、タッキーの趣味なんだろうか?まあ、大河ドラマ主演だったしなあ。
 あと、もしかして、コロナの影響?(ライブが中止になっていたので、スケジュールが空いていたとか)

 そういう「大人の事情の推測」は置いておいて、松村北斗演じるミノルさんの完璧王子様ぶりが凄まじくて、朝ドラクラスタ全員が「これは・・・死ぬ・・・もうすぐ戦争だし・・・戦死する・・・」と確信してしまうほど。

 私、「ちりとてちん」も「平清盛」もちゃんと見てないんだけど、脚本の藤本有紀は森下佳子と同じくらいハードモードらしく、それなのに、このいにしえの少女漫画みたいなキラキラ王子出してきたことがまず驚きらしい。

 しかし、朝ドラクラスタが「こんな王子様、いままでにいた?」って考えても、実は朝ドラのヒロインの相手役もしくは男性主人公って、変人揃いなんですよね。変人じゃないと不倫とか。(例:花子とアンの鈴木亮平)
 だいたい、恋愛ドラマのセオリーとしても、完璧王子様は二番手に配置されることが多い。最近だと「着飾る恋には」の向井理とか。

 なので、慣れない完璧王子様にザワザワしていたら、いきなり夏祭りデート?

 これも、10時代恋愛ドラマでも中盤以降の定番でしょう。最近だと「プロミス・シンデレラ」とか。映画「東京リベンジャーズ」でも夏祭りは中盤のクライマックスだった。

 いろんな意味で前作「おかえりモネ」と真逆なので、頭がついていかない。

 つーか「おかえりモネ」はサメ展デートも、蕎麦屋で食事も視聴者には見せてくれなかったので、「菅波、見せつけろよ!」ってヤジっていたのに、「カムカム」は夏祭りには行くし、自転車は練習するし、映画館にも行くし、一緒にラーメン食べるしで、見せつけられすぎてぐうの音も出ない。

 そもそも菅波が彼女の実家に挨拶に来たのは最終週だったというのに、カムカムは2週目って、どんだけ?

 しかも、2週目で太平洋戦争勃発って、ええええええ?

 ええ、朝ドラファンは、「砂糖が配給制になる」とか「コーヒーが入手できなくなる」など、戦前の家庭に及ぼす影響をよく知っているけど、それをさらにジワジワと描くので、「わー、来るぞ、来るぞ」とジョーズ見てるみたいになっている。

 そして、とうとう甲子園中止キタああああああ!

 それにしても、コロナの影響で買い占め騒動が起こったり、甲子園も中止になったので、ほんと、ちょっとだけだが戦時中の気持ちを味わったよね。歌舞音曲の類いというか、コンサートも演劇もスポーツ大会も中止になったし、最初の緊急事態宣言の時は百貨店も映画館も閉まってしまい「スーパーとコンビニしか行くところがない」って感じだったし。

 せっかくだから、今週のドラマの感想も書いておこう。

●「最愛」5話

 だからもう、吉高由里子と高橋文哉の姉弟、最高じゃんね?

 そして、演出がカッコ良すぎて、「ああ、だから、リバースもアンナチュラルもMIU404も面白かったんだ」って納得する。

 そして、5話にして、松下洸平と井浦新がガバっと立ち上がったので、「はいはい、待ってました!」って心の中でウチワ振りまくってます。

 私は謎解きにあまり興味がないので、重い恋愛ドラマとして楽しんでいる。

●「ラジエーションハウス」6話

 これ、シーズン1はそこそこ見ていたんだけど、シーズン2は「別にいいや」って全然見てなかったのだが、鈴木伸之回らしいので見てみた。
 うーん、敵側の弁護士が片寄涼太というエグザイル対決以外に見所が無いな。

 話もよくわかんないし・・・そもそも、なんで、鈴木伸之が患者から訴えられてるの?

 会社の同僚(少し年上のおじさん)が家族に付き合って見てるらしいので、「あれ、話がつまんないんですけど」って言ったら「ハハハ、娯楽だから」って言われたけど、そっか、ドクターXみたいなもんなんですね、きっと。

●「婚姻届に判を押しただけですが」4話

 だから、本当に坂口健太郎はよく頑張っていると思う。
 菅波沼に落ちてなければ、とっくに脱落していると思うが、「菅波先生、がんばって!」という気持ちで見ています。
 もっと気持ち悪くやっても、いいと思うけどな。こうなったら。

 先ほど書いた「妻と娘に付き合ってドラマ見ているお父さん」は、これも見ているようで、「あの男の子は、朝ドラでもあんな感じだったけど、いつもあんな芝居なの?」って聞いてきたので「坂口健太郎は、そもそもあまり恋愛ものに出てなかったんです!」って力説してしまった。

 いつも、あんなモジモジしてるわけじゃないのよ、「ナラタージュ」の「本当は怖い坂口健太郎」を見てもらいたい。私は怖いから見ないけどな(笑)

 そういや、坂口健太郎はマジでハッピーエンドものが少ないから、コアなファンは「おかえりモネ」でも「後半で急に失速しがちだから」と最後まで信じてなかったのが面白かった。よく訓練された阪神ファンみたいだった。

11月7(日)

●映画「かそけきサンカヨウ」

 今泉力哉監督作。芸能事務所テンカラットの25周年記念作品となっていたので、井浦新はじめテンカラットの俳優が多い。

 それにしても、地味な文芸作品である。
 そもそも「かそけき」ってあまり使わない言葉だし「サンカヨウ」って何?(花の名前です)

 予告編だと、父が子連れ女性と結婚したので、自分は母に可愛がってもらった記憶などほとんどないのに、実父と義母に可愛がられている妹に嫉妬というか、家庭内で疎外感を感じている女子の話なのかと思いきや、そこがキモではなかった。

 父親が海外に単身赴任中で、祖母と母(嫁と姑)と暮らす鈴鹿央士との恋愛模様がキモだったのかなあ?

 まあ、いろいろキモが散らばった「家族とは?」「思春期とは?」な文芸作品であった。

 室内での会話劇が多かったので、動きが無いのがちょっと残念だったけど、鈴鹿央士の「まだ、好きっていうのがよくわからない」って演技が素晴らしかった。

 でも、最近こういう「好きって、どういう気持ちなの?」っていうの多いね。流行りなのかな?

 そういや、来年1月から始まるNHKのドラマは高橋一生と岸井ゆきので、アセクシャルとアロマンスものらしいので、草食系ブームが来ているのかもしれない。
 しかも脚本は「チェリまほ」で原作漫画では腐女子だった藤崎さんをアロマンスに改変した吉田恵里香なので楽しみです。


11月6日(土)

 なんか11月になってから、うつ気味だ。

 寒冷うつだろうか?

 なーんか楽しくないのである。

 でも、これ、たぶん、40歳過ぎたあたりから5年に一回くらい起きているような?
 体力の衰えの節目というか、脳内麻薬物質の分泌が少なくなって、どよーんとするんだけど、しばらくすると、それに慣れてきたと思うから、我慢だ我慢。

 旅客機に乗っていて、目的地に近づいてくると高度を下げるので、気圧の変化で頭が痛くなるみたいなことなんだろう。

 そして、いつか離陸するのだ・・・・どよーん

●映画「きのう、何食べた?」

 映画化するよりも、孤独のグルメみたいにシリーズ化してほしいと思ったのだが、京都ロケがしたかったんだろうか?
 でも、京都旅行シーンは最初だけで、あとはそれほど大掛かりなロケシーンもなかったので、やっぱしドラマでシーズン2でも良かったと思う。

 でも、映画版のシロさんはずっと幸せそうにニコニコしていて、あんなに愛らしい西島秀俊見たの初めてだよ。
 なので、楽しかったのでいいのですが、ひとつ気になったのは観客が凄く笑っていたことだ。
 いつも「なぜ、私だけしか笑わない」って思っているのに、この映画に関しては「え?そこ、笑うとこ?」ってくらいみんなが笑っていたのだ。
 あんま映画館に来ない人たちだったのかね?あと、けっこう喋ってる人もいたので「家のテレビで見ている感覚」の人が多かったのかもね。

 あと松村北斗が出ているのは知っていたが、朝ドラの「昭和の好青年」と真逆のイマドキ青年で「これ、知らなかったら絶対同じ人だと思ってないよな」って感心した。


11月5日(金)

●「最愛」4話

 高橋文哉が失踪した弟なんじゃないかって、誰もが思っていたけど、私は「そんなベタな」って思っていたんだけど、やっぱ、そうだった!

 このドラマ「そんなベタな」ってところをきっちり踏んでくるから面白いね。

 それに話の筋よりも、絵で見せる演出なところがシビれる。

 新薬開発のお仕事パートも、「治験にこのまま参加するか揺れる患者家族」がちゃんと描かれていて、リアリティがある。

 そして、何よりも方言の使い方が上手くて・・・・

 我々はつい最近まで「急にタメ口を混ぜてくる菅波」に心臓鷲掴みにされていたが、このドラマは「方言混ぜてくる松下洸平」がヤバすぎる。
 その松下洸平も井浦新も主人公への秘めたる思いを抱えているのだが、それをセリフではなく演出や演技で見せてくれるので、「これはエモい」としか言いようがない。

 木曜日のと「二人の男に慕われている女社長」という設定が同じなんだけど、こっちのが後で良かった。
 あっちのがダメってわけでもないけど、あっさりと「好きです」って言うのが、こっちの後だったら、ままごとみたいに感じられるだろうから。

 とにかくワタクシ的には高橋文哉を今後誰かに説明する時に「あの弟役」ということができるようになったので、素直に嬉しい。
 だって、初めて成長を見守る仮面ライダー俳優だから。あ、その前にウォズがいたっけ(笑)


11月4日(木)

●「SUPER RICH」4話

 だからこのドラマ、お仕事描写がよくわからないんだけど、とにかく今回は町田啓太のトラウマと主人公との出会い回なので、「なんか、チェリまほ7話っぽいことになりそう」と思っていたら、ほんとにそうでした。

 パワハラ受けて、ズタボロになった時に救ってくれた相手に惚れちゃうんですね。

 パワハラ受けて、ズタボロになった町田啓太とどこで出会えるのですか?

 えーと、まず私が町田啓太をボコボコにすればいいのかな?
 川瀬陽太、そこ代われ(笑)

 川瀬陽太氏は「イケメンを至近距離で見られて役得でした」ってツイッターでつぶやいていて、最高に最低でした。

 もー、なんだかわからんが、衛に懐く町田啓太と、その間に割り込もうとする赤楚衛二のワチャワチャが可愛いから、「いったいこの会社は何やってるの?」ってところは目をつぶる所存ですが、古田新太はどこに行った?

 つーか、インターン学生が赤楚くんに「君は正社員になれていいね」とか言ってるけど、この会社で正社員って、「いいね」なの?

 とか思っていたら、板垣瑞生くんがやらかしましたって、えええええええ?

 板垣瑞生がこのポジションって?と思っていたけど、お仲間が志田未来ちゃんだったので「だったら、しゃーねーな。ってゆーか、このポジションに志田未来ってゆーのもどーよ?」と思っていたのだが、けっこうそこは重く動かすんだ。

 こっちは、町田啓太と赤楚衛二が異世界に転生してワチャワチャしてくれたら、もうそれでいいから、見ますから・・・って、だけだったんだけど、ますますこのドラマの方向性がわからない。


11月3日(水)

 祝日だが出勤していたんだけど、新横浜はサッカーの試合があって、久々に賑わっていた。

 横浜アリーナも髭ダンやってるし、みんなマスクしてるだけで人の流れは戻ってきた感がある。

 それにしても、首都圏の感染者数がびっくりするくらい少なくて「選挙対策で隠蔽しているのでは?」って思ってしまうけど、欧州もワクチン接種が行き渡った頃はガクっと減っていたので、しばらくはこの傾向が続くのかなあ?

●「恋です!ヤンキー君と白状ガール」5話

 世間の評判もいいし、とにかくオレの杉野がいい役で、ネット記事でも絶賛されてるから嬉しいです。

 いいドラマって登場人物の一人一人が愛おしくなる。
 シシオに恋してグイグイ行く奈緒ちゃんも本領発揮だし、盲学校の同級生役の田辺桃子と細田佳央太もとてもいいし、チャオ店長の古川雄大もいいじゃないですか。

 シシオの設定が気になったので原作も少し読んでいるのですが、原作の方が「フツーから弾かれた人たち」をより深くエグっているので、絵柄が可愛いのにけっこうシリアスなんだけど、コメディ部分が軽いからスラスラ読めて面白いです。

 あと、原作はユキコに関わるフツーの人が、ユキコによってちょっとだけ救われるっていうエピソードがあって、それも好き。
 例えば、服屋の新人店員は「お客さんに声をかけると嫌がられる」とイジけているんだけど、ユキコが「私、見えないんで、服選ぶの手伝ってください!」と言われて、コーディネート手伝うことで、ちょっとだけ仕事の楽しさを実感するとか。

 次回は田辺桃子が「走るのが好き」ってエピソードやるみたいだけど、それも原作だとすごく感動的なシーンがあって、あれを実写化してくれると嬉しいなあ。


11月2日(火)

●「婚姻届に判を押しただけですが」3話

 もはや「この実写化すると、くそキモい役を坂口健太郎がどう纏めるか」を見守る感じになっていますが、坂口健太郎演じる妄想シーンの出来が今回はすごく良くて、ラブコメとしての点数がちょっとだけ上がってきた。

 原作でも「友達なんていなかったので、友達ってこういうもんなんですか?」と、ちょっと浮かれる変なキャラなのだが、ドラマでもそこは強調するみたいなので、坂口健太郎の演技プランを真顔で見守りたい。

 坂口健太郎の同僚に森永悠希が配置されてるんですが、どこかで見せ場あるんでしょうか?


11月1日(月)

 昨日はイベント出勤だったので、今日は休み。
 選挙は期日前投票で済ませたが、選挙結果がビミョーすぎて、よくわからない。

 投票率は相変わらず低いけど、今はとにかく、あまり大きい変化を望まないというか、少しでもコロナ以前に戻したいという気持ちが強いんじゃないかなあ?でも、維新の人気はやっぱ根強いようだが、それに関するツイッターでの雑談が面白かった。

●映画「そして、バトンは渡された」

 これの原作小説、前にイベント仕事の時、その会場の備え付けにあったので、待機時間にザっと読んだことがある。
 血の繋がらない親子関係という設定は面白かったし、主人公の女の子がそれを淡々と語るのも面白かったんだけど、「30代独身の義理の父親」というのが、受け入れがたく、「これ、たぶんドラマか映画化されるんだろうけど、誰がやるんだろうか?」って思っていたら、田中圭でした。

 田中圭と永野芽郁なんて、フツーに火10でカップルやれそうじゃないですか?

 そもそも、こっちはつい最近まで坂口健太郎と清原果耶の実年齢10歳差カップルで盛り上がっていたし。

 なので、この映画見るつもりなかったのですが、永野芽郁と岡田健史カップルが見たくて・・・つーか、岡田健史がピアノ弾くのが見たくて・・・

 二人の出会いのシーンは最高だった。

 音楽室に、各クラスの合唱の伴奏する生徒が集められ「どのくらい弾けるのか、好きな曲弾いてみて」と言われて、ショパンの英雄ポロネーズ弾くイケメン!
 これは恋に落ちますわ。
 カメラワークも照明も総動員で「これは恋に落ちますわ」をやっていて楽しかった。

 あのシーンだけで十分元はとったのでいいのですが、話はやっぱなあ?でも、自分が10代の頃だったら「こんなに大事にされてていいな」って思ったかもしれないし、そういう意味ではいいファンタジーなのかもしれないけど、大人になってしまった自分には、主人公の義理の親になった人たちが、全員「痛いなあ」って思えるので、あんま楽しい作品じゃないんだよな。

 ところで、岡田健史は所属事務所と揉めていたので心配していたが、とりあえず示談的な方向になったらしいので、今後のご活躍に期待しております。

 まだしばらくは高校生役やってほしいなあ。


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