可燃物な日々

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7月31日(土)

 7月中に2000行くと予想していたのに、現実はその倍とは・・・

 夏休みだし、オリンピックだし、老人は予防接種がほとんど済んでるらしいし、そりゃ若者はハジけるよなあ。

 ほんと、ワクチン接種が2ヶ月早ければフランスみたいに「ワクチン完了してないと飲食店や娯楽施設に入れません」みたいなことできたのになあ。

 それにしても、こんなに感染爆発しているのに、まだノーワクチンの我が身の辛さよ。
 丸腰で戦闘地域を一人で歩いているかのようだ。

 この土日は外を散歩するのは熱中症が怖いし、映画館に行く気もなくなったので、ほぼ部屋に籠ってました。

 アニメの「東京リベンジャーズ」がFODにあることに気が付いて、映画版のラストにあたる11話まで観ちゃったぜ。
 映画版では、ちょっとしか出てこなかったハンマがどういうキャラなのか少しだけわかった。
 そして、映画版は多少の改変はあったけど、ほぼ原作通りの展開だったことがわかった。

 というわけでアニメ版を履修したので、もう一度実写版を見たいのだが、行けるのかなあ?

 あと、NHKが深夜に20前の若者向けドラマ「六番目の小夜子」を再放送していたので、それもNHKプラスで追っかけた。鈴木杏主演で、幼馴染が山田孝之で、その弟が勝地涼で、謎の転校生が栗山千明で、みんな15歳くらいだという凄い作品。
 さらに、ここ数年でブレイクした松本まりかや、山崎育三郎まで主要クラスメート役で出ているのが凄い。
 山田孝之の父親が古尾谷雅人なのも泣ける。
 亡くなったの2003年なのか・・・・もう、そんな経つんだ。

 どっちも1話30分だけど、「東京リベンジャーズ」と「六番目の小夜子」を合計20話ほど見たので、それで10時間くらい消費したことになる。

 それでも、ずっと家にいると時間だけはたっぷりあるので、手持ちのブルーレイで「シン・ゴジラ」も見た。
 去年、映画館が上映する作品が無かったのでシネコンが名画座になった時、「久々に映画館で」と見たのだが、「コロナ禍で見ると、また違う」と思ったなあ。

 それ以前は前半の対応がグダグダな政府って「笑うところ」だったと思うのだが、コロナで本当のグダグダ見せられたので、「シン・ゴジラ」のダメなところが「でも、この人たち、ちゃんと頑張ってるよな」って思えるようになった。てゆーか、なってしまった。

 そして、未曾有の国難にみんな真摯に向き合っている姿にひたすら感動してしまう。

 あれから1年、今度は「ゴジラ凍結作戦」が今の「ワクチンはまだか?」と重なり、「フィクションはいいよな、こうして上手く行って・・・現実はねえ?」と切ない。

 そして、現実の自分は、あのビムビムビームしたゴジラの犠牲になるシーンすら撮影されなかった人になりそうなのでは?
 ゴジラと違って、目には見えないコロナのデルタ株って、ゴジラ第四形態の「鎌倉さん」なのか?

 さて、だから暇だったし、テレビでやってるオリンピック中継は「日本人出場中」ばかりで興味なかったので、「そういや、トライアスロンの東京湾の水質がひどいって言ってたな」と、NHKの動画で確認してみた。

 NHKのオリンピック動画、なんでなのか知らないけど、実況が英語版だけなんだが、実況無しも選べるので静かでいいっちゃいい。
 そんでお台場の海ですが、確かにあまり綺麗ではなかったけど、都心のウォーターフロントとしては、あんなもんじゃないでしょうか?

 ふと思ったのだが、首都が海に面している国ってパっと思いつかないなあ。
 ロンドン、パリ、ワシントン、北京、ソウル、バンコク、ニューデリー、モスクワ・・・みんな内陸部だ。

 ああ、だから「サーフィンは千葉だし、ヨットは神奈川なんだから、トライアスロンもどっか他でやればいいのに」と思っていたけど、お台場でやりたかったのがなんとなくわかった。
 観覧車やガンダムが何度も写り、自転車やランのコースは複雑に高速道路と交差して、これは世界的にも珍しい光景なんだろう。

 でも、やっぱし「これだけの大都市のウォーターフロントなのに、海も美しい」っていう絵になったら最高だったんだけど。
 前回のリオ五輪の時には、海が美しくて感心しただけに。

 そして、ふと「じゃあ、ヨット会場はどうなんだ?」と思って、動画見たら、江ノ島が舞台で、ちゃんとフツーに美しかった。
 モンサンミッシェルみたいな江ノ島と古都鎌倉の国際映像、超カッコええじゃん!

 というわけで、オリピック仕様で撮影されている日本の光景に興味が出たので「じゃあ、例の自転車ロードレースも見てみよう!」

 7時間?

 レースの正味は6時間くらいらしいんだけど、動画は全部で7時間超えだった。

 マラソン見てると2時間溶けるが、自転車オタって、これずっと6時間見てるの?

 飛ばし飛ばし2時間くらい見てみたが、マラソンと違って、ほぼ団子状態で走っているので、前半の見どころがよくわからない。
 トライアスロンもそうだったけど、これってどれだけ後半に向けて体力温存できるかってゲームなの?


7月27日(火)

 少し前の私の予想だと、7月末には2000人行くと思っていたけど、早くも3000弱に到達。

 やはりデルタ株強いなあ。

 すでに、アルファ株の時に「もう三密回避だけでは危険」と思って、それまで布マスクを愛用していたのを不織布マスクに変えたのだが、デルタは「マスクしていれば安全ってわけでもない」ってレベルのようだ。

 それなのに、オリンピックは始まるし、夏休みだし、三茶でも若者はハジけていて、日曜の夜9時すぎに三茶の駅についたら、あちこちの路上で若者が飲み会開催してるし、スーパーのビール売り場の前では、「これから家飲み」なグループがマスク外して(すでに酔っ払ってる)「どれにする?」とかワイワイ相談してるし、「全然ダメだこりゃ」な状態でした。

 そしてテレビも、少し前は「こんな状態でオリンピック開催するんですか?」って政府に批判的な感じだったんだけど、メダルラッシュにそれどころじゃないのが笑えない。

 しかし、毎回ほんと不思議なんだが、「スケボーで金メダルすごーい!」って会社でも話題沸騰ですが、あの階段の手すりみたいなのを滑る競技って何?

 しかし、なんだかよくわからなくても、メダルとったら「すっごーい、やりましたね!」って大絶賛になるの、よくわからないけど、なんかそういうことらしい。

 芸能人が文学賞受賞した時もそんな感じだった。
 「すっごーい、頭いいんですね?」
 「あたし、まだ読んでないんで、すごいのかどうかわからないです」
 「でも、頭よくないと、こんな賞とれませんよね?」
 「文学賞と頭の良し悪しは・・・てゆーか、この文学賞、私は知らななかったんですが」
 「でも、賞とるなんで凄いじゃないですか!」

 モンドセレクション賞の存在意義を改めて思い知った。

 「なんか賞をとったから、きっと美味しいんで賞」的な。

 ああ、こういう感じだからオリンピック苦手なの。

 本を全く読まない人が村上春樹のノーベル賞受賞がどうのこうのだけに興味のある感じと似ているから。

 でも、ところどころに「ちゃんとその競技と向かい合ってきたファンの喜び」もあるから困る。
 自転車ロードレースとか、一般的には「無観客にならなかった貴重なレース」であったが、(うちのママンも「府中でスタートするから観に行く」と電話してきて「熱中症ヤバいからヤメれ」と言ったが「おとーさんも、そう言うんだけど、私は行く」と聞く耳を持たなかった)ツール・ド・フランスを観ているオタからしたら、「スーパースターが日本で走ってる」ってことで泣きそうになってる気持ちよーくわかる。


7月26日(月)

 大手町の大規模接種センターの予約に挑戦したが、全然ダメでした。

 でも、イベントのチケット争奪戦に参加しているみたいでテンションあがった。

 会社の就業後にそのままやっていたので、同僚に「誰かに頼まれたの?」って言われたので「いや、自分の」って言ったら「だって予約はもう済んでるんじゃ?」って言われたのだが、「こっちが取れたら、こっちの乗り換える。だって、大規模会場で受けたいんだもん」

 前からそう言っているのだが、誰にも理解されないのであった。

 だって、どうせ行くなら、こういうイベント感溢れる所で受けたいんだけど。
 さらに、すでに大手町で接種したオタクが「コミケのベローチェみたい!」と絶賛していたので、コミケのベローチェには行ったことがないが、コミケのベローチェみたいな接種会場なら是非行ってみたいのである。

 次回もチケット争奪戦に挑戦しよう。
 8月1週目が取れたら、今キープしている予約よりも少しだけ先に打てるから。


7月25日(日)

 さすがの私も暑さで食欲減退。
 ひたすらキュウリの浅漬けを食べているのだが、最近、トマトジュースを無塩じゃなくて低塩に変えて、それにお酢とアマニ油を加えるとガスパチョっぽくなることに気が付いて、それで夏バテを凌いでいる。
 これで、ビール飲まなきゃ痩せるのに(笑)

●映画「犬部」

 公開されたばかりだが、今のシネコンの市松模様方式だと、あっという間に上映回数少なくなりそうだから、一番空いていた日曜夕方回に行ってみた。
 大河ドラマがお休みなので、日曜夜が暇だったので。

 映画始まってから「あれ?ところでなんでこれ見ようと思ってたんだっけ?」と本気で考えた。
 林遣都と中川大志だけじゃ、見に行かないよな?
 犬が可愛いから?

 しばらくして浅香航大が登場し、「ああ、これだった!」と思い出し、さらに坂東龍汰が出てきたので「ああ、これもだった」と思い出した。(坂東龍汰の漢字が正確にわからなかったので調べたら、この子、リュウタじゃなくてリョウタなのね)

 そう、私は浅香航大が大好きなので、彼が犬をモフモフしていればそれで良かったのだが、残念ながらあまりモフモフしてなくて、動物病院の院長であり父でもある酒向芳との確執が見所だった。

 そして、わかってはいたのだが「保護犬活動」というか、「殺処分ゼロを目指した若き獣医師」の話なので、出てくる犬の多くがモフモフじゃなくて「明日の命が知れない、かわいそうな犬」なのである。

 なので、犬のキャスティングが素晴らしく、人間で言うところの「ちょっとくたびれた売れないアイドル」みたいな犬がいっぱい出てきて、「動物プロダクションのスター犬」っぽいのが全然出てこないのよ。
 たぶん、つや消しされてるんだろうけど・・・
 てゆーか、これ、動物の撮影、ほんと大変だったろうに。

 冒頭で「飼い犬も出産したけど、飼い猫も出産して、もう大変」ってシーンがあったけど、NHKドラマみたいに、出産直後の赤ちゃん借りてくるだけじゃ、犬や猫の授乳シーンは撮影できないはずなので、出産直後の犬猫を撮影現場に揃えるだけで、そうとう大変だったと思う。

 なので「イッヌでモフモフぅ!」って映画ではないし、「こういう不幸な運命をたどる動物をなんとかしよう!」って話なんだけど、そもそもこういう映画を観にくる人は無責任にペットを捨てたりしないと思うし、こういう映画を観てさらに心を痛めるだけだから、「これ、誰に向けた映画なんだろうか?」って考えてしまった。

 多頭飼い崩壊なんて、テレビでも時々見るけど、ほんとホラーで見るの嫌なので、わざわざ映画で再現していただかなくても・・・

 そして、犬の撮影が大変なので、人間の撮影はあっさりしてしまったようで、あまり人間の見せ場がなかったように思えた。
 逆に、短い出演でも「殺処分やむなし」に甘んじてきた旧世代獣医の岩松了や酒匂芳がチラリと見せる「オレたちだって好きでこうしてるわけじゃないんだぜ」って芝居に「さすがわベテラン」と感心した。

 あと、よくわらかなかったのが、この映画は青森に実在する獣医学部がモデルになっているので、登場人物が青森と東京を行き来しているらしいのだが、東京でクリニックを一人で経営している林遣都がずっと青森にいるので、「自分の病院大丈夫なのか?」といらぬ心配をしてしまったし、あまり距離とか移動時間を感じさせなかったので「だったら無理に東京在住にしなくて、全部青森でやればいいのに」というか、青森感もほぼ無かったので、いわゆる「地方映画」でもなかった。

 ペット保護団体がスポンサーなのかね?

 そう考えると、ペット保護に携わっている人たちが自己満足に浸れる感じだった。譲渡会のシーンが多かったし。

 なので、ペットを飼った経験がほとんど無い私向けではありませんでした。


7月24日(土)

●映画「東京リベンジャーズ」

 超豪華キャストだし、人気漫画原作なのでヒットしないわけがないと思っていたが、やはり出足は好調だったので、「慌てて見に行くこともないか」と思っていたけど、調べてみたら都心ではもう大きいハコでの上映は少なくなっていたのだが、郊外だとまだ大きいシアターで掛かっていたので、「オリンピック始まってテレビがつまらなくなったし、出かける先といったら映画館しかないので、行ってみよう」ということになった。

 イケメン俳優大集合になってる映画だが、宣伝ビジュアル見る限りでは「今日から俺は」に近い感じになっちゃうのかなあ、と思って、事前にアニメの1話だけ見てみたのだが、それで杉野遥亮の役が過去パートだと小学生だったが現在パートだと超イケメンになってるのを知り「こ、これは・・・」と大興奮。

 つーかこの原作は過去パートが中学生なので、さすがに実写で20代俳優には無理だから高校生設定にするのかね?と思っていたら、その通りでした。
 それにしても、すでにヤンキーとか暴走族なんて絶滅危惧種なのに、なんでこういう作品が子供にウケるのだろうか?
 ゴジラとか仮面ライダーみたいな感じなのだろうか?

 イケメン好きオバサンとしては「北村匠海主演映画の脇に吉沢亮とか、フツー、ありえなくね?」と思うのだが、そのあたりの事務所的力学を見事に捌いた優秀な人物の存在を感じる。
 まあ、それだけ、この原作が人気があるってことなのかもしれませんが。

 だからこそ、スターダスト、アミューズ、ナベプロ、トライストーン、トップコート、オフィス作が、それぞれ「イチオシ」を差し出したという、こんなのなかなか無いよ?

 というオバサンの考察を打ち破る、「客のメインが小学生?」な映画館でした。

 ほんと、10代に人気がある作品なんだなあ。

 結論から言うと暴力シーンがかなり生々しく、終映後のお子さまたちけっこうぐったりしてました(笑)
 確認したらPG12だったが、子どもだけで見に来てよかったのだろうか?

 さて、ビジュアルは事前に確認していたけど、主演の北村匠海(23歳)はまだ高校生役けっこうやってるから違和感無いけど吉沢亮はもうとっくに高校生役は卒業してるから少し不安だったんだけど、この映画って、他の大人が全く出てこないので・・・あ、彼らの現在(27歳設定)の姿は出てくるのですが、不良グループ以外の登場人物がいないので、完全クローズドなファンタジー世界になっていて、ハイローと同じですね。

 「今日から俺は」も大人が演じる高校生だったもんなあ。
 こういうのは何だろう?コスプレの一種なんだろうか?

 いやー、それにしても、これだけの豪華メンツが「世露死苦」とか刺繍入ってる特攻服着て派手に喧嘩するとか、悪趣味と美の混合でバランス感覚が狂う(笑)

 吉沢亮が族の総長で、山田裕貴が副総長って、朝ドラ「なつぞら」のヒロインの幼馴染コンビが、なんつー世界に転生しちゃったのよ?
 それを言うなら、間宮祥太郎も朝ドラヒロイン夫役(離婚したけど)だったし、清水尋也君は現朝ドラのヒロインの同僚役である。

 朝ドラクラスタとしては「あーあーあー、みんなこんなに悪くなっちゃって」と呆然とするし、吉沢亮に至っては現大河ドラマの主演なのに・・・・
 コロナの影響で公開がズレてしまったので、ほんとは被るはずじゃなかったのにね。

 でも、小学生の皆様にも「吉沢亮はただ顔がいいから売れているわけではありません」ってことを知らしめることができたからいっか。
 吉沢亮のマイキーは原作だとたぶんもっと幼い印象だと思うんだけど、子供っぽい部分とカリスマ性のバランスがさすがだった。

 闇落ちした現在のマイキーも少しだけ登場したのだが、あまりの美しさに正直そっちの吉沢亮がもっと見たかったです。

 そして、なんと言っても原作そっくりのビジュアル作ってきた山田裕貴よ。
 役柄上、吉沢亮との身長差を出すため上げ底されていたらしいが、ビジュアルも役柄も山田裕貴史上最高のカッコ良さ!

 この原作って、何度もタイムリープを繰り返して暴走族が後に本物の反社会勢力になるのを阻止する話なのだが、それを全部映画にすることはできないので、「山田裕貴が殺されたために闇落ちした吉沢亮に取り入った間宮祥太朗が本当のワルなので、山田裕貴を死なせないように過去を変える」という話にまとめたので、山田裕貴が実質ヒロインになっていた。

 間宮祥太朗の見せ場は少なかったが、「現在の東京卍会がどれだけヤバい組織なのか」を見せる重要な役だったし、今も昔もインテリヤクザ然としたビジュアル最高だったし、特攻服似合いすぎて笑いそうになった。
 最近、テレビのラブコメ出演が続き「当て馬」として注目されていたけど、間宮はもっとこういう悪い役やってほしい。「僕はどこから」の時も思ったけど。

 間宮祥太朗の相棒役らしい清水尋也は「悪そうに佇んでるだけ」で出番ほとんどなかったんだけど、きっと原作ファンにはあれだけでいろいろわかるキャラなんでしょうねえ。再現率が一番高いと言われてるみたいだし。

 あと、誰がいたっけ・・・そう、ゴードン!
 今もドラマ「プロミス・シンデレラ」で高校生役やっているが、あの高校生役もこのくらいアゲアゲのビジュアルでやればいいのに。
 兄マッケンもスタッフが美しさを重視すると、まさに「作画が違う」って状態になっていたが、ゴードンも本気出すとこんなに凄いんだ、っていうのがわかった。
 最近立て続けにドラマに出てるけど、ずっとスピンオフ要員だったし、いまいち実力わからなかったんだけど、顔面偏差値の高さはこれで確認できました。

 ただねえ、こういう映画で輝いていても、テレビドラマだとここまで丁寧に撮影してくれないから、どうしても安っぽくなってしまうんだよなあ。
 ハイローザワであれだけ光っていた塩野瑛久が、テレビドラマだとなかなか光らないみたいな。

 磯村勇斗はさすがでした。あ、この人も朝ドラヒロインの夫役だった(笑)
 彼が出ている映画見るの初めてでしたが(「今日から俺は」を除いて)ドラマでも多彩な役を演じているけど、光属性も闇属性もどちらも上手いので、この映画の過去と現在も見事に演じ分けていた。

 あと、鈴木伸之はゴリラ系ヤンキー役ほんとぴったりだし、こんな1ミリも感情移入できない役をよくやってくれたと思うのだが、もうそろそろ卒業してほしいと思う。
 なんて、思うのは、このドラマのせいだ。

●「ボクの殺意が恋をした」日10

 「ルパンの娘」や「翔んで埼玉」の徳永友一脚本だし、主人公が殺し屋という設定だったので、トンチキは想定していたんだけど、想定以上にトンチキで初回は頭がついていかなかった。ツッコみ所が多すぎて。
 まあ、「殺しのターゲットである女性を咄嗟に助けてしまう」って設定はラブコメとしては面白いんだけど。
 あと、「また漫画家?」というのもある。なんか最近、漫画家が主要人物っていうのばかり見させられてないか?

 しかし鈴木伸之演じる「デス・プリンス」が登場したら、このドラマの世界観にビシっと馴染んだ。
 王子が大渋滞している事務所に所属する鈴木伸之が「デス・プリンス」ですよ?
 名称もブっとんでるが、殺しの美学を追求しているため、殺しの仕掛けが毎回斜め上をいっているので、「これを最後まで毎回やるつもりなの?」と心配になるほど。

 そんで、すでに主役の中川大志も、デス・プリンスが自分のターゲットを狙っていることがわかっているのだが、どちらも素性を隠してヒロインに近づいているので、ヒロインの前でバチバチにやりあうのだが、ただの恋愛ドラマの本命とライバルのバチバチになってるのが面白いし、ぶち抜けた立ち位置から当て馬役やる鈴木伸之がほんと面白いし、なんて言うのか、彼は容姿も体格も恵まれすぎているから、逆に「そんじょそこらにいる人」を演じるのが難しいと思うのです。

 それでも、時々「フツーにいい人」をやってますが、しっくりしないので、なんか演技が上手くないように見えるんですね。
 いや、ほんとに上手くないのかもしれないけど、彼が「平凡な人」を演じるにはかなり高度な演技力が必要でしょう。もしくは周囲を鈴木亮平、竹内涼真、東出昌大、松重豊、時任三郎にしてみるとか。

 なので私は鈴木伸之のことが特に好きではなかったのですが、このドラマだと、かなりブっとんだ異常人物を演じているので、すごく伸び伸びというか、無理して背伸びしているくらいなのですが、その負荷のかけ方が最高に上手くいっているように思えるのです。

 いやー、ほんと、すっかり大好きになってしまった。
 向こう三年くらい「いいからまたデス・プリンスやって」と野次るでしょう。

 って話逸れたが、「東京リベンジャーズ」に話を戻すと、唯一残念だったのは、登場人物の年齢を上げたため、原作では過去パートでは小学生だった杉野遥亮の役が、映画では15歳になったため、過去パートも杉野遥亮が演じることになったことだ。
 子役と杉野で行き来してほしかった。

 いや、この間の「アーク」で「大人になったら岡田将生になってた」に大層興奮したので。

 というわけで、菅田将暉主演「帝一の國」に続く「もう、こんなメンツ集まらないよ?」な映画でしたが(間宮がどちらにも出ているのが興味深い)、興行成績いいみたいだし、もしかしたら続編あるのかもしれないけど、原作の構成が複雑だし、同じメンツでスケジュール組むのは難しそうだから、映画の続編は難しいかなあ?

 ドラマ化のほうがありそうだけど、そうなるとこのメンツじゃ無理なので・・・・あ、ネットフリックスとか?
 でも、暴走族文化が海外向けじゃないだろうからなあ?


7月23日(金)

 元々、昨日の木曜日に続いて、今日も出勤する予定だったのだが、21日にブルーインパルス予行演習があり「また、私が家にいない時に飛んだ!」と嘆き悲しんだ。

 去年、コロナ拠点病院応援飛行の時も出勤していて「うわー、近所の自衛隊病院の上を飛んだので、たぶん自宅から見えたはずなのに」とガッカリしていたのである。

 なので、本番の今日は絶対見逃すわけにはいかないので、急遽有給とりました。
 仕事忙しいから出勤にしていたのではなく「休んでも行くところないから」だっただけで、目的があるのなら休む。

 さて、問題は飛行時刻が未定であることだ。
 21日の飛行練習が午後1時であったことを考えると、そのくらいの時刻である可能性が高いが、自衛隊の公式アカウントによると「午前中に時刻を発表」とのことだった。

 そこで悩ましいのは「確実に見られる場所に移動するか、自宅に留まるか」である。

 午前中ずっとゴロゴロしながら考えていたのだが、私の当初の目的は「自宅からブルーインパルスを見ること」であるとやっと決心がついた。
 そりゃ、東京上空を飛行することもレアなんだけど、それよりも、やはり超レアな「自宅から」であろう。

 それに、暑かったから時間未確定なイベントのために都心をウロウロするのも危険だと思って。

 飛行ルートが先に発表されていたが、私が狙っているのは「山手線内を抜けて帰路につくルートが三茶の南方」だった。

 テレビやSNSなどで、東京上空に現れたのを知ったが、「あれ?外で音がする?」と思ってベランダに出たら、たぶん渋谷上空あたりでターンしたブルーインパルスがカラースモークを吐き出しながら上昇していくのが見えた!

 やったーーー!「自宅からブルイーンパルスを見る」という悲願達成!

 そのあともずっと眺めていたが、さすがにそれ以上遠いと見えないし、新宿方面は視界が遮られてしまうのだ。

 さて、後は帰路なんだが・・・全然うんともスンとも来ないので、部屋の中で「ルートが変更になったのかなあ?」と調べていたら、ゴゴゴゴゴゴと轟音が聞こえてきて、見事にうちの部屋のベランダから眺めることができました。写真も撮ったけど、すごく拡大しないと機体が見えない。

 でも、肉眼ではちゃんと見えたので、ほんと嬉しかったです。

 これで私の中のオリンピックは終了しました!

7月22日(木)

 今度はラーメンズ小林ですか・・・

 いや、こっちも会社でリサーチしたら、ラーメンズを覚えている人ほとんどいなくて、相方だった片桐の方が断然知名度高かった。

 小山田圭吾の件と比べると、こっちは「単なる若気の至り」のような気がする。
 ブレイク前の若手芸人がイキって作ったネタみたいだし、テレビ放送向けでもなく、一部の熱心なファンしか知らないネタだったんだろう。

 こんなのよく探してきたな、って思ったし、それを早速、ユダヤ系団体にチクって「絶対ダメ」って判定いただく流れが「21世紀ってこういう時代なんだ」と感慨深い。

 ユダヤ系団体だって、「こんなのありますけど、これってオッケーですか?」って言われたら、「ダメです」って言うしかないだろう。
 同人誌の二次創作を出版社に許可申請したら「ダメです」って言うしかないから、黙ってやってくれ、みたいな話である。

 これ、日本人には「確かに悪趣味なネタだし、これでオリンピック辞任もしょうがないけど、本来ここまで叩かれるようなネタではない」っていうのがわかるが、国際的には「ホロコーストを笑いのネタにした」ってことだけが広まるのはちょっと気の毒なような気がする。

 つーか、「毎日、不祥事が発覚するの、もう何なの?」という絶望感しかない。

 そして、毎日出てくるコロナ陽性者も・・・

 ほんと気分が悪いのだが、今日は出勤していたんだけど、昼食を買いに新横浜の駅ビルに行ったら、「これから帰省しまーす」な人でごった返していて、「あー、地方の感染者が増えてしまう」と暗い気分になった。

 駅はそんなだったけど、新横浜の街の静けさよ。

 日産スタジアムでは今日、サッカーの試合が2試合開催されて、そのうちの2試合目はドイツとブラジルなんですけど、これって、元々は客の入れ替えが無かったのだろうか?

 どっちにしろ、日産スタジアムで国際試合が組まれると、街がお祭り騒ぎになって超楽しいはずだが、無観客になってしまったので静寂が怖い。
 ちらほら外国人が通るので、たぶん、日本駐在の外国人プレスなのかもしれないが・・・

 サッカーの試合が5時半開始だったので、5時ごろ、日産スタジアムの前まで散歩してみたが、通りすがりの人がスタジアム前で写真とっていたけど、警備する警察官の方が人数多いんじゃ?って感じだった。

 Jリーグの試合の時の方が人が多いって、ほんと、どーなのよ?

 そして、メインゲートが封鎖されてる日産スタジアムを見て、むちゃくちゃ落ちた。

 今週はほんとに心にダメージくらったのが効いているのか、ほんと体調悪くて、「右肘は時々痛むけど、なぜ左肘が痛む?」とか「暑くて目眩がしているのか、よくわからない」とか、「もしかして、わたし、コロナに感染してる?」と不安になっていたのだが、仕事帰りに背中丸めてスマホ見ていたら、背中がプチぎっくり起こして、「あー、もう、老体ほんとにイヤ!」

 イヤイヤ期に突入したみたいです。

 なんかもう、ほんとに「いやーーーーーーーーーーーっ」って叫びたい。

7月20日(火)

●小山田圭吾の炎上について

 「え?オリンピックの開会式の音楽、小山田圭吾がやるの?」って思っていたら、「過去のいじめ問題」が再燃。
 つーか、朝ドラクラスタの一部が「小山田圭吾がパラリンピックに関わるのはさすがにダメだろ」と言っていたので、最初は「なんで?」って思っていたのだが、詳細がわかると「ああ、私もロッキンオンジャパンのその記事リアルタイムで読んだな」って思い出した。

 和光中は障害者との共生を目指す教育方針だったので、公立だと特殊学級に通うような知的障害のある子を一般学級で受け入れていたのだが、それを盛大にイジめていたという胸糞悪い話であった。

 私はフリッパーズ・ギター解散後は、オザケン・ファンになっていたけど、小山田圭吾にはあまり興味がなかったのは、もしかしたら、あのインタビューのせいだったのかな?
 でも、忘れてはいなかったけど、「小山田圭吾だけは許せん」というほど覚えてもなかったので、そこんとこの記憶が曖昧だ。

 ネットの反応を見ると、一部ではけっこう蒸し返されていた話のようだが、小山田圭吾がギリギリメジャーにならないラインで活動していたので、テレビ沙汰になるような炎上にならなかったことが伺える。

 それが、このタイミングで「オリンピックやりまーす」ってことになったから、フルボッコになったようだ。

 会社で「あのー、そもそも皆さんは小山田圭吾のことご存知だったんでしょうか?」って聞いてみたら、やっぱ誰も知らなかったよ。
 「コーネリアスなら聞いたことある」って人が一人いたくらい。
 私より少し年上の人は「え?オザケンとコンビ組んでたの?」って驚いていたくらい。

 複雑なキモチである。
 30年前の推しが、オリンピックで一般の目に触れ、「これ、ちょっとヤバいですよね」って一瞬で失脚。

 擁護する気は全然無いけど、「私の青春時代」までもが延焼してる感じになっていて、ほんと長生きすると何が起こるのかわからないね、って感じだ。

 小山田本人というか事務所も詰めが甘いよね。
 今まで、あれがスルーされていたのは、マイナーなところにいたからで、メジャーに駆け上がったら一斉にボコられるのわかってなかったのだろうか?

 ケチつきまくりの東京オリンピックだが、開会式直前になって「昔の推しの炎上」が花を添えてしまい、「もー、ほんとになんなのこれ?」としか言いようがない。

 そして「あー、これ、選手でも陽性になる人が出てくるんだろうな」って思っていたけど、開会式前にもう何人も陽性者が出ていて、悲観主義者の私の想定を上回るグダグダぶりに目眩がする。

 東京の感染者数も今週中に2000人を達成しそうな勢いだし、海外の人は「こんなもん?」って数字かもしれないけど、こっちは「恐れていた地獄が目前に」って感じだし、何より、まだワクチン接種できてない50代としては、「生き残れる気がしねえ」としか言いようがない。

 そんなメンタル的に最悪の気分の中、猛暑に突入したので、体調が最悪です。

 そうだ、猛暑だよ。
 東京オリンピック決まった時に「え?7月下旬って、あの歩いてるだけで熱中症で死にそうになる時期にオリンピック?」って驚いたんだけど、本当にやるんですね。
 コロナの影響で無観客になった不幸中の幸いは「観客が熱中症で死ぬリスクは無くなった」んだけど、選手が犠牲にならないかほんと心配です。

 ほんと、そもそもなんで東京でオリンピックやりたかったのか、全く理解不能なんだが、コロナでこんなことになって、ほんともーわけわからん。

 でも、一部の人が楽しんでいるのなら、それはそれでいいのだが、今のところ「それでも、やっぱ、オリンピック最高」な気配がしないので、誰がなんのためにやってるのかよくわからない感じになっていると思う。


7月18日(日)

●映画「100日間生きたワニ」

 原作漫画ほとんど読んだことないのだが、なぜこれを見に行くかというと、中村倫也と山田裕貴目当てなのですが、特に山田裕貴は映画オリジナルキャラのカエル役で、超ウザい役らしく「超ウザい山田裕貴なんて最高じゃん」ってことになったわけです。

 世間一般では「これ、映画にする意味あったの?」と叩かれてるのは知っていたので、あまり期待はしていなかった。
 それよりも、夏休み大作が始まったため、この映画もすでに早朝1回だけ上映になっていて「えー、早起きしてまで見るもんでもないなあ」と思っていたら、府中で11時の回を見つけて「じゃあ、これにかこつけて実家にも寄ろう」という親孝行計画ができました。

 両親が2回目接種完了して2週間以上経過しているので「そのうち、日帰りで寄ろう」と思ってはいたのですが、先週の休みの日は「雨だとめんどくせー」になり、今週だと「暑くてめんどくせー」になりそうだったので、中村倫也と山田裕貴のトロイカに牽引されることになりました。

 さて、シネコンは昼から賑わっていたが、この映画の入りは数十名と残念な集客でしたが、子供連れが2組くらいいて「なんで?」と思った。おっとりしたアニメ映画だから子供向けだと思ったのだろうか?
 でも、幼稚園児くらいの子供は、けっこうキャッキャと笑って見ていたので良かったみたい。

 で、映画の方は、原作通りに淡々とした話で、ワニやネズミになってるだけで「若者のなにげない日常」なので、つまらなくはないが、特に面白い話でもないんだよなあ。
 つーか、神木隆之介と中村倫也が淡々と友達やってる映画があったら、そっち見たい。
 この二人は「コントが始まる」では、芸人とマネージャー役だったし、それ思い出してグっと来ていた。

 そして、淡々とワニの死が迫り・・・・あれ?山田裕貴は?

 え?この私が山田裕貴を聞落とすはずないけど、どこにいた?

 マジで「え?あれ?」って動揺してたらワニが死んでしまい、「あたし、何しに来たんだっけ?」とアワアワしていたら、続きがあった。

 そこからが映画オリジナル展開で、ワニを失って呆然としているネズミの前に「ねー、こんどツーリングいきましょーよー」って馴れ馴れしいカエルが現れるのである。
 評判通りに超ウザい。

 でもちょっと不思議な現象というか、「俳優が声優をやる映画」はけっこう見たことがあるが、これは初めての体験なのだが、ウザいカエルのキャラが山田裕貴に見えてきたのである。
 もはや、中村倫也にウザ絡みする山田裕貴でしかない。

 だから、動物アニメじゃなくて、最初から神木隆之介、中村倫也、新木優子、山田裕貴で実写版でやればよかったのでは?

 しかし、神木隆之介も中村倫也も声の演技が達者だから、あまり顔が浮かんでこないのに、山田裕貴の「おまえは山田裕貴だろ」という存在感は面白い。
 そういう強引なところが好きだ。

 コロナの影響で上映が伸び伸びになってる映画「燃えよ剣」でも、予告の山田裕貴の声が良くて、しかも徳川慶喜役ですよ。
 今の大河ドラマの方が先になってしまったが、つよぽんの徳川慶喜も独特の声質がいいと思うのですが、山田裕貴もつよぽんと似た「信用できない声質」の持ち主なので、そっか、そのうち、草なぎ剛と山田裕貴のバディ物とか絶対にあるよね?

 映画が終わったのが12時半で府中駅周辺はたいそう賑わっていた。
 高校1年生くらいの男女混合10名くらいのグループが「これからどこにいく?」と盛り上がっていて「こりゃ、若者の感染拡大は止まらないよなあ」と思った。
 オリンピックも始まるし、もう夏休みなんだよなあ。
 そりゃ、弾けるよなあ。

 久々の実家でしたが(お正月以来)、台所のテーブルが変わっていた。
 「小金持ちになったから、なんか新しくしようと思って」

 そう、うちの母は不動産を相続して売却したので、豪華客船で船旅できるくらいのお金があるのだが、運悪くすぐにコロナ禍になってしまったので、「金はあるのに旅行ができない」という気の毒なことになっているのである。

 変わっていたのはそれぐらいで、父は前よりも寡黙というか、私にもあまり興味を示さなくなった。
 ずっとNHKで囲碁を見ていて、その後ずっと相撲を見ていた。(千秋楽だったし)

 他人に興味なさそうなのに、母が「みんなそれぞれ副反応が違うのよ」と友人知人のコロナワクチン副反応の話をしたら、「だから、そういうのは個人差があるんだ」と語気を強めて口を挟んでくるので、なぜそこは聞き流せないのかよくわからないが、少しイラっとすると怒り口調になるのは少し前からあったので、今後も悪化していくのかもしれないなあ。

 電話は時々しているが、やっぱし会って話すと情報量が違うし、数時間話していると、だんだん温まってくるような気がするので、今回は数時間で切り上げたが、次回は宿泊してみようと思う。

 ほんとは自分もワクチン接種できた後だといいんだけどねえ。


7月16日(金)

●映画「Arc アーク」

 ケン・リュウ原作のSF映画だったのでけっこう楽しみにしていたのだが、たぶん内容的にはテアトル系の映画館だけの上映でよかったと思うんだけど、なぜかシネコンでも上映していたので、「夏への扉」と同じで、盛大にコケましたね。

 今週末にやっと見に行こうとしたら「え?もう終わっちゃうの?」という惨状。

 これ、緊急事態宣言の影響っていうか、またシネコンが市松模様になっているので、客入らない映画はバッサリ切られたな。

 なので「ヒューマントラスト渋谷では、しばらくやるだろう」とタカをくくっていたら、昨日で終わっていて、私は日曜出勤していたので、今日の金曜日にやっと休みだったのだが、やってる映画館が立川だけでした。

 立川シネマシティは映画ファンにはおなじみの独立系シネコンだが、こんなことでも地味に漢だ。

 さて、私は原作小説読んでないのだが、「芳根京子主演の不老不死のSF」というか、岡田将生が出ているので「岡田将生が出ているSF」に釣られただけですが、前半は不老不死じゃなくてプラスチネーションによる遺体保存技術の話でした。

 あー、この映画が、あまり人気出なかったは、これのせいか。

 ちょっと、ご遺体を弄ぶ感があって、他人に胸を張っておすすめしにくい。

 エンバーミングだと共感しやすいが、この映画の遺体のプラスチネーションは「生け花」みたいなことになってるので、ちょっとなあ、って思ったが、その生け花の天才である寺島しのぶが宝塚トップみたいなカッコ良さで、いろいろ複雑でミステリアスな役なのですが、見事にまとめていたので、久々に寺島しのぶに感激いたしました。

 そして、20歳の主人公の前に突如現れる天才少年、中川翼くん(トップコート!)15歳設定。

 その10年後、主人公が失脚した寺島しのぶの後を継いで、「ご遺体生け花師」としてブイブイ言わせる30歳になった時に再び登場する岡田将生!

 自分が20歳の時には子供というか少年だったのに、自分が30歳になったら大人の男になっていたのが岡田将生っていうのが、私の性癖にクリティカル・ヒットいたしました。

 ああ、そうか、アラサーになってくると結婚する役やるんだなって。

 話は飛ぶが、岡田将生は最近、女子アナとの熱愛報道があり、推しのプライベートにはわりかし冷静というか、そもそも岡田将生は推しではないのでどーでもいーのだが、「岡田将生と付き合える女って強いなあ」って思った。

 私だったら、恋愛感情うんぬんよりも、「この人の横に立つの嫌だ」って思います。

 いや、私はわりと自己肯定感高いので、自分のことブスだとかデブだとか思ってませんが(デブについては少しは気にしているけど)、それでも、「あなたの描いた絵をルーブル美術館で展示しますね」とか言われて、モナリザの横に展示されたら「いやあああああああ、だめええええええええ!」って絶叫するでしょうよ。

 そこんとこ説明が難しいのだが、私にとって「国宝級イケメン」とは、本当にただの国宝なので、近くで鑑賞したいけど、横に並びたくないのだよ。

 と、思っていたので、芳根京子と岡田将生のカップルを眺めて「このレベルの女性なら全然アリだ」と芳根京子って美人女優のカテゴリーじゃなかったのですが、岡田将生の横に並べてみて、顔面レベルの圧倒的高さに今さら気がつくとは・・・

 朝ドラ「なつぞら」では比嘉愛未と結婚したけど、あれは美男美女過ぎてリアリティなかったけど、芳根京子みたいなちょっとファニー系だとこんだけ破壊力が増すのだとわかったので、次は誰と付き合ってもらいたいかなああ・・・・ちょっと年上だけど市川実日子あたりの正統派じゃない子がいいなあ。誰だろう?

 映画の話に戻ります。
 SFなんだけど、派手さが無いから一般受けしないのはわかったけど、これはネタバレになるが、小林薫が登場した瞬間、「ああ、これは、アレだろう」とわかってしまうくらい強いキャスティングだったし、それがネタバレだとしても、映画の宣伝としてはこれをメインにすればよかったのに、と思った。

 17歳で出産したが子供を捨てた主人公は、20歳で天職と出会い、30歳で不老不死の技術を開発した男と出会い、それから老化が止まるが、夫(岡田将生)は遺伝子的な問題で早逝してしまう。
 夫亡き後、夫が作った「不老不死の恩恵を受けられなかった人向け」の老人ホームで医師として働いていたら、末期ガンで余命わずかな妻に付き添ってきた小林薫と出会う。

 母・芳根京子と息子・小林薫の芝居がほんとよくて、「それでもやっぱし、息子が自分より先に死ぬのは忍びない」ってあたりを宣伝すれば、もっとババアが見にくる映画になったのでは?

 あと、このご時世だと「不老」の恩恵を受けられるのは限られた人で、っていうのが今の「コロナの予防接種受けられた人」と重なって、ちょっとシンどかった。

 でも、「ワクチン接種にはリスクもある」って今現在の「あなたはどちらを選ぶの?ファイナルアンサー!」な時期だからこそ、「不老の薬出ましたけど、あなたは飛びつきますか?」な話は面白かった。

 そして、元々「100歳まで生きたら大往生じゃん」って世代は、「100まで生きたからもう十分」と思うのかもしれないが、生まれた頃からその技術がある人は「永遠に25歳のまま」っていう人生を続けるのだが、そのうちに「老人」という概念のない世界が来るので、それはどういう世界なんだろう?

 この映画はその移行期というか、大河ドラマでいうところの「幕末」みたいな感じでした。

 思考実験として面白かったので、そのうち原作小説も読んでみたい。


7月15日(木)

 そういえば、火曜日に同僚が「ボイス見たよ・・・・・・・」

 「ね?酷かったでしょ?」
 「酷かった・・・・・・・・」

 「向こう3年はボイスで黒焦げになった人呼ばわりされるだろうけど、でも、しっかり爪痕残せる美味しい役だったよ。そもそも先に聞いてなかったら、あのポジションに私の知らない人って誰?って、速攻調べてたはずだもん」とフォローした。いや、本心だし。

 そしたら同僚は「芝居はあれで大丈夫だったのかなあ?自分は身内な気分なので客観視できなかった」と心配していたので、「そりゃ、上手いとは思わなかったけど、告白シーンの芝居とか、逆にあのルックスだけど女性慣れしていない感じが出てて好印象だったよ?誠実な感じが良く出ていたと思う」と言ったら、ちょっと安心していた。

 さらに、「ノッポさんの振付経歴見てたら、三浦春馬の最後のFNS歌謡祭の振付やってたんだね」って言ったら「そうなの、あれ、私好きだったの。歌を邪魔しないところが上手いなって」「ああ、それ私も思った。歌ってる時はそんな激しくないけど、手の動きが中心で、間奏でガガっと来る感じが・・・・って、亡くなった後にユーチューブに上がっていたから死ぬほど見ただけなんだけどね」

 久々に同僚と中身の濃い「推しトーク」ができてよかった。

 なかなか他人と趣味が合わないので、同じものを褒める機会が少ないので。

 会社でドラマの話になっても「リコカツ面白いですよねー」とか言われて、心の中で「なにが?どこが?」になってしまうので・・・

●「推しの王子様」木10

 仮面ライダーでデビューして以来、順調に民放プライムタイムのドラマに出演していて「アミューズのプッシュが凄いな」と思っていた我がウォズこと渡邊圭祐がついに初一番手です。
 元々、深キョンがヒロインだったはずが、病気で降板してしまったので「横浜流星のユリユリに続け!」っていうノリではなくなりましたが、ヒロインの設定が「乙ゲーの女社長」なので、イメージ的には比嘉愛未のほうが合ってるような?

 で、このフジテレビの木曜10時枠はけっこう実験枠なので、わりとトンチキ度が高いのですが、「モンテ・クリスト伯」もこの枠だった流れなのか、トンチキ・イケメンの帝王であるディーン様がなんと、アミューズ後輩のウォズの二番手という超豪華布陣。

 これでハズしたら、見てるこっちも苦しくなるなあ、とドキドキしながら見ていたのですが、残念男子のウォズはなかなかの出来だし、比嘉愛未の外見は完璧なのに・・・のバランスも良くて、これはイケそうです。

 つーか、私はウォズがラブコメに出てると、どうしてもチャラチャラしてしまうところが不満だったのだが、このドラマでは「底辺から抜け出せない」って暗い目をしていたので「やっぱ、ウォズは目が死んでないと!」
 「恋はDEEPに」でも、チャラいウォズが時折悪い顔になるのが楽しみで見ていたのですが、「お?もしかして、ウォズが会社乗っ取るのか?」って期待していたら、まさかの所有株式を全部売りました展開にズコってなった。

 バカなの?

 あのドラマの三兄弟はたしか全員東大卒という設定だったのだが・・・

 株式取得して会社乗っ取ろうとしている敵対勢力に加担するなら、株式持ったまま結託すればいいだけで、売却するなんて・・・

 「推しの王子様」は、本当にバカっていうか、たぶん何かの事情があって義務教育レベルの教養も無いという設定のようなので、安心して見ていられそうです。

 初回は、それほど美しく撮られてないと思ったが、それも「原石」であることの表現だと思うし、二番手ディーン様も適度に気が抜けていたので、正直「こんなもん?」って思ったが、たぶん両者とも中盤以降に向けての助走状態なんですよね。

 それにしても、ウォズのために、劇中の乙ゲーのキャラがまさにウォズの二次元化になっていて、そこがすごく丁寧に作られているので、「最終回で、この二次元レベルの三次元が来る?」と思うと漲ります。


7月14日(水)

 東京の感染者が1000超えた!

 専門家は「7月末」と予想していたけど、あれはデルタ株での予測じゃなかったので、やっぱデルタつえええな。
 もっとも、先週の数字で「これ、来週に1000行くな」って私でも予想できていたというか、小学生でも予想できるレベルでしょう。

 でも、会社で雑談していると「先週より何人増えた」って言う人が多いので、「いや、重要なのは割合なのよ」と説明するんだけど、そこがすぐにわかる人と、あまりわかってない人が混在する偏差値50の世界なのでした。

 1000人がすぐに2000人になったら、次は4000人、8000人になって、あっという間に2万になるのよおおおおお。

 って、私だってあんまり数学得意じゃないけど、感染者数が何度も見事な指数関数を描くと「計算どおりってこういうことなんだな」と感慨深い。

 ただ、不幸中の幸いというか、高齢者の予防接種が進んだため、重症者は今のところ同じように増えていないので、今後も死亡者数が激増することは無いのかもしれない。

 欧米諸国の地獄を現地在住の日本人のブログなどで読んでいたので、「ああ、そのうち日本もこうなる」とずっと怯えていたが、私が想定していた最悪のケースは回避できたのかもしれない。

 その代わりに「今一番リスキーなのは50代でーす」という真っ当な煽りに怯えています。

 でも、会社の「ワクチン打った方がいいのはわかるが、本能的に注射嫌い」な方々も、じわじわ迫ってきてるのがわかっているので「早くワクチン打ちたい」って欲求の方が強くなってるみたいで、こういうのまさにリスクとベネフィットというのか、「副反応がちょっと怖いなあ」とか言っていたのが、「ワクチンが不足している?じゃあ、いつ打てるの?9月?10月?いつ?」と焦ってるところに・・・・

 会社でも基礎疾患のある人は、ぼつぼつ1回目接種できてるんだけど、会社の近くのクリニックがけっこうワクチン確保しているようで、キャンセル待ちに潜り込んだ基礎疾患の無い人が「てへ?タイミングよくて打てちゃいました」って自慢してくるようになり、「チートな奴が勝つ世界観なのか?」って雰囲気にガラっと変わった。

 私の予想とはちょっと違った。
 大企業の職域接種とか、慶應大学の大学拠点接種が先に始まったので「上級国民が!」って雰囲気になると思っていたのである。

 今のとこそういう雰囲気は私の観測範囲では起こってない。

 今後、どういう雰囲気になるのだろう?
 ネットニュース眺めていても、相変わらず「ワクチン接種後、死亡した事案」が多いが、たぶん、今後「基礎疾患がない若い人がコロナで死亡」の事案の方が増えてくると思うので、そっちをちゃんと報道しろよ、と思う。

 実際、去年コロナに感染して、隔離施設に一週間くらいいたけど軽症で済んだ40代の知人は、その後、「なんか毛細血管がおかしくね?」な病気で何度も入院しているのだ。
 元々、血糖値高くて糖尿病予備軍だったみたいだから、コロナが原因ではないのかもしれないが、なんかそれだけじゃないような気がしてしまう。

 
7月13日(火)

 オリンピックの影響なのか、夏ドラマがじゃんじゃか始まっていてついていくの大変。

●日曜劇場「TOKYO MER」1.2話

 そもそも医療ドラマ苦手だし、特に救急医療モノは苦手だし(『ER」にはハマった)、だから月9のナイトドクターは初回で離脱してしまったのだが(今週は竹財輝之助がゲストだったのでFODで見なきゃ)、1話見たら「賀来賢人が闇属性のヒロインじゃん!」

 それにしても、鈴木亮平が主演だからモデル系女優の出番とばかりに、中条あやみと菜々緒様揃えてくるとは、さすがの好調な日曜劇場である。
 政治パートも石田ゆり子と渡辺真起子だし。(二人とも中年女性としては身長高め)
 さらに消防隊には要潤とか、平均身長がめちゃくちゃ高いぞ?

 竹内涼真のゾンビモノの時もヒロインは中条あやみだったが、男性陣も軒並み180センチ超えクラスだったので、主演がデカいと、高身長が揃うので自然と絵に迫力が出るのよね。

 小手伸也が小さく見えるのが笑える。

 あと、佐野勇斗は「ドラゴン桜」からリレーしているようだが、これもコロナ禍の珍事なのかね?

 で、事故現場での救急処置はけっこう無茶苦茶なんだけど、鈴木亮平の有能さでテキパキこなして「死者ゼロ」っていうトンデモな話ではあるけど、スカっとする話なので、わりとフツーに見られた。
 てゆーか、賀来賢人が鈴木亮平を潰す使命を帯びているのに、医師の本能として、つい大事なところで的確な手助けをしてしまい、上から「おめー、なにやってんじゃ!」って叱られて死んだ目になってるの、最高なので、この賀来賢人が見られる限りついていきます。

 あと司令室に賀来賢人のバーターで猪塚健太がいるのだが、なかなかピントが合わないので、1話見終わった後「あれ?他にも私の推しがいるはずだったのでは?」と思って、キャスト確認してから見直してしまったじゃないか。

 うーん、猪塚くんの役はあまり見せ場が期待できないけど、日曜日はどうせ大河ドラマの後にこっちに移動するので、生暖かく見守りましょう。こんだけきっちり黒髪の猪塚健太も珍しいし。


●「彼女はキレイだった」カンテレ 火9

 「大豆田とわ子」の後なので「ずいぶん対象年齢下がったなあ」って印象ですが、テレビの視聴率の集計方法が変わったとかで、しばらく「視聴率が安定的にとれる高齢者向け」が多かったテレビドラマが、若者向けにチェンジしているのは間違いなさそう。
 だって、わかりやすくジャニーズ主演が増えてきたから。

 一時期、恋愛ドラマの一番手といえばジャニーズだったのだが、恋愛ドラマの衰退と共に影を潜めていたように思う。
 大野智と波瑠の「世界一難しい恋」2016年、とか、松潤と石原さとみの「失恋ショコラティエ」2014年くらいしか、パっと思い浮かばない。

 なので、中島健人がプライム帯でラブコメやるのなんて久しぶりなんじゃないか?
 だって、最近だと「ドロ刑」とか「未満警察」だったもん。

 意外とジャニーズに疎いので、中島健人を「若手」だと思っていたが、もう27歳なんだ。
 この年代は、非常に層が厚いので(菅田将暉と山崎賢人がいる層)ジャニーズも非常に苦戦しているんじゃないかとシロート心にも思います。

 と、前置きが長くなったが、私はただの赤楚衛二目当てです(笑)

 推しがジャニーズの二番手って大変な名誉ですからね。

 ヒロインの小芝風花は朝ドラ「あさが来た」以来、NHKでも重用されていたし、深夜枠での主演も勤めていたので、順調に出世して、ジャニーズ相手役という大抜擢ですが、このドラマは韓流原作なので、「元美少女だったが、成人したらブスくなった」って、けっこうあからさまなルッキズム描写で始まりました。

 うーん、そこは日本風というか、今風に改変しても良かったのでは・・・

 ただ、ニューヨーク本社から来たいけすかないエリート野郎の中島健人は、ヒロインがダサいからキツく当たっているわけではないことはわかるのですが、そこ、もうちょっと丁寧にやったほうがよくない?

 それよりも、ヒロインに親切にする赤楚衛二は安定のかわゆさで、「あー、これ見られるのなら、これだけでいいや」と思ったのですが、ニューヨーク本社から来たいけすかないエリート野郎の中島健人がちょっと弱くね?

 いや、すみません。
 中島健人ファンの皆様には、これで十分に素敵なんですよね。わかります。

 でも、本当に申し訳ないのですが、「ハイブランドでビシっと決めたニューヨーク本社から来たいけすかないエリート野郎の町田啓太」が欲しくなるのです。

 いや、中島健人のハイブランドの着こなしもさすがだとは思うのですが、どうしても「ハイブランドでビシっと決めたニューヨーク本社から来たいけすかないエリート野郎の町田啓太」を想像しちゃうとねえ?

 もし、そうなっていたら、これから四角関係でわちゃわちゃするんでしょうけど、「最終的にカップルになるのは、赤楚衛二と町田啓太だ!」って完全裏設定で楽しく遊べたのですが・・・

 しかし、意外な収穫もあった。
 ヒロインの親友役である佐久間由衣の衣装が素敵で、動くファッション雑誌みたいで楽しいのである。

 しかし、佐久間由衣は一軒家で小芝風花を居候させているが、高級レストラン勤務とはいえ、ずいぶん金回りがいいなあ、と思っていたら、高級レストラン・グループのお嬢様でしたって、さすが韓流。

 それにしても、モードに興味を失っている私が「佐久間由衣の着こなしいいなあ」って、すっかりデレているので、これは是非、「ハイブランドに身を包んだ町田啓太と佐久間由衣でラブコメ」をやってほしいです。
 その時は、きっと恋のライバルは菜々緒様よ!

●「プロミス・シンデレラ」火10

 サブカル女優の二階堂ふみが、朝ドラのヒロインやった後に、なんと火10でラブコメのヒロインで、お相手が眞栄田郷敦という、おばさんにはよくわからない企画です。

 漫画原作らしいが、「夫の不倫で家出した主婦が無一文になって、金持ち高校生に拾われる」というリアリティ全くない話で、このドラマの見所は「三次元に落とし込むのが非常に難しい役をどうするか?」ってところで、それぞれの役者の「外しどころ」が興味深いあたりですかねえ?

 眞栄田郷敦は実年齢21歳だから、まだまだ全然高校生役やれる年齢なんですが、ここんとこラブコメで社会人役続けてやっていたので、「いまさら高校生でーす、って言われても困る」し、演出サイドもそこは拘っていない感じなので、何を目指しているのか私にはよくわらかなかった。

 ただ、眞栄田郷敦の兄が老舗旅館の後継であるガンちゃんなので、ガンちゃんとゴードンで二階堂ふみ争奪戦になるんでしょうか?

 そういや老舗和菓子店を舞台にした浜辺美波と横浜流星の「私たちはどうかしている」は金沢を舞台にしていたので世界観がまとまっていたけど、この「プロミス・シンデレラ」は舞台がどこなのかイマイチはっきりしない。
 セレブな世界は東京っぽいけど、じゃあ、あの老舗旅館はどこにあるんだ?

 まあ、そんなことはどうでもいいのかもしれない。
 原作ファンによると、この後、面白くなってくるらしいので、時間があればチェックしてみましょう。


7月12日(月)

●「ボイスII 110緊急指令室」1話

 土曜10時枠ですが、日曜日にまた早朝出勤だったのでリアタイできなくて、日曜日の夕方、ぐったりしながらTVerで見た。

 そういや、最近、イベント仕事の後、家で横になっていると、足が痛くなるのです。
 そりゃ、前から足は痛かったけど、そいうのとは違って軽く足がつるっていうか、膝から下の筋肉が「ぐわわわわ」って声が出てしまうくらい痛むのだ。
 足がつった時の対処(つま先を持ち上げる)をしても治らないので「そーいや、ドラマでは石原さとみは冷やしていたなあ」と思って、アイスノンあててみたら良くなったけど、冷やしたのが効いたのかどうかはわからない。
 以前も2、30分苦しんだら自然と治っていたので。

 さて、そんな状態なのに、なんでこんなドラマ見ていたのかというと、同僚M嬢が好きなダンスチームの人が「真木よう子の恋人役で出演」することを聞いていたから。

 「あー、それは大抜擢じゃん!あ・・・・・でも、アンナチュラルの時、福士誠治が石原さとみの恋人役だったので喜んでいたら、1話で別れて退場でしたからね?・・・・てゆーか、あのドラマのテイストだと、下手したら初回で死ぬんじゃ?www」

 なーんてM嬢に言ってしまった手前、どうなるのか気になって月曜日に会うまでに見ておきたかったのです。

 開始早々、謎の男に追われる被害者のシーンで「ああ、シーズン1も、こういうところが苦手だった」と改めて思い出し、早送り。
 そして、やっと真木よう子が登場し、車の隣にいるのは誰?一瞬、長谷川博己みたいに見えたが「返事が聞きたい」とか言ってるので、この人がシットキングスのNOPPOさんだ。

 背が高くてカッコいいし、役柄も有能だし、M嬢から「芝居経験はほとんどない」と聞いていたが、あまり上手くないのが真木よう子を口説く場面で逆にリアリティがあるし、ダンサーだから犯人確保の立ち回りは完璧だった。

 しかし、私の予想は当たり、一人で乗ったエレベータに怪しい人物が乗り込んでいて「あ、これは死ぬ」と確信。チーン。(エレベータだけに)
 「あはは、開始15分で終了でしたね」って明日言おうと思っていたら、すぐに殺されてなくて、拉致されていたので「これは、もっと酷いぞ?」と警戒しつつも早送りしていたら・・・・・黒焦げになりました。

 推しが黒焦げ・・・・

 そりゃ、私だって政次が槍ドンとかありましたけど、黒焦げは経験したことないなあ。たぶん。

 そんで、月曜日にM嬢が出勤したらすかさず「ヴォイス、見たよ」と話しかけたら、「あー、私まだ見てないんだよ」「ええええええええ?」

 「どうだった?」

 どうもこうもねーよ、と笑いのツボにハマってしまい絶句していると、「ああ、やっぱ予想通りの展開だったんだ」とわかってしまったが、「いや、想定よりも酷かったんだけど、ぐほっ」とこれ以上ネタバレしてはならないと堪えたが、この私の状態がかなりのネタバレになっていることは間違いない。

 いやでも、あれをピュアな気持ちで見てしまうと、かなりショッキングなので、心の準備しておいたほうがよかったと思う。

 というわけで、私はもう余程のことが無い限り見るつもりはないが、前作の伊勢谷ポジションになってるのは誰なんだろう?
 安藤政信だという予想があがっているが、それだったらいいんだけど、もし自分の推しだったらどうしよう?
 だって柳俊太郎ならオファーがあればやりそうじゃん?(最近、顔がわからないのよくやってるし)

 それだけが気がかりです。


7月10日(土)

●映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」

 この間、初めて「るろうに剣心」のThe Finalを見て「思っていたよりも血の量が多い!」ってことに驚いたのと、「ただ、佐藤健と有村架純が付き合ってるやつが見たい」と思っただが、この映画は二人の馴れ初めを描く話らしいので、こっちの方が私好みなんじゃないかと思ってはいた。

 つーか、俺のタカハシがこっちに出るので「しゃーねーな」案件だったのである。
 だから、てっきり前後編的なことなのかと思って「The Final」見てみたら「え?こっちはスターウォーズのEP9で、BeginningがEP1なの?」がわかり身近に識者がいなかったことを嘆いた。

 結論としては、こっちだけで良かったです。まあ、「The Final」のマッケン良かったからいいんだけどさ。

 さて、「The Final」だけしか見てないので、「この主人公は幕末では新政府側だったらしい」とわかったのですが、具体的にはよくわからなかったので、このBeginningでやっと「長州だったんだ」ってわかりました。

 さらに最近、短期記憶の衰えが凄まじいので、映画始まってから「あれ?そーいやタカハシは何の役で出てくるんだっけ?」
 それについては、言い訳があり、「どーせ、大して出てこないだろう」と期待値を相当低くしたので、ちゃんと調べてなかったのです。

 そしたら!タカハシが桂小五郎役で、ビジュアルが政次っぽく(クールな野心家ポジ)それだけでも超最高だったのですが、桂小五郎が剣心をアサシンに取り立てるんですね!
 この映画の重要ポジションだった!

 もう、それだけで映画代の元はとれたので大満足です。

 丁度、今の大河ドラマと時代が被っていて、今の大河ドラマでは意図的に外されている長州視線なのが面白かった。(コロナで公開が延期されたからこうなったのだが)

 そんで、有村架純は暗殺された夫の仇として剣心に近くのだが、殺された夫が窪田正孝だという贅沢キャスティング。

 あと、村上虹郎の沖田総司もむっちゃ良かったなあ。

 Finalの殺陣シーンでは脳死してましたが、Beginningのは超人的身体能力よりも、「相手の懐に入って反撃する」という技が多く、面白かったし、ハイライトの「目が見えなくなって戦う」っていうのは座頭市ですよね。

 弱ったフリして、相手がトドメを入れようとした時に、相手の位置を把握して反撃する展開はシロートながらも楽しかったです。

 そして、有村架純が素晴らしい。
 「3月のライオン」の有村架純も義理の弟(神木隆之介)の才能に嫉妬するあまりに、義理の弟を無駄に誘惑する八方塞がりな姉を演じていて、あれが私が知る限り一番エロい有村架純だったのですが、あの路線がこの映画でもちょっと生きていて、別にエロくはないんだけど、憎い相手に向ける愛情の表現が見事でした。

 まあ、大友作品で有村架純がああなるのって、監督の性癖っぽいんだけどさ(笑)

 そして、佐藤健もFinalでは何歳設定なのかわからないけど、「いろいろあったけど、もう大人というか、中年に差し掛かった」って感じだったんだけど、Beginningはそれこそ18歳か20歳くらいの設定だと思うので、撮影班ががんばるので、「久々に超美しい佐藤健を見た」という満足感でいっぱいだったし、どちらも闇を抱えた佐藤健と有村架純の恋模様(という程でもないんだけど)堪能させていただきました。

 どうして、月9はこのタイミングで「佐藤健と菅田将暉が有村架純を取り合う」ようなラブコメやらないのかね?

 そういや、高橋一生と有村架純のシーンもあって「いつかこの恋を以来では?」って大興奮でした。

 ところで、有村架純を取り込んだ北村一輝率いる隠密組織って、「徳川をずっと守ってきた」って言ってたから伊賀者なんですかね?
 映画「関ヶ原」で有村架純が伊賀のくノ一やっていて、「カスミちゃん、忍者所作がんばってるじゃん」って思ったのですが、うあああああ、あれも、もう4年前か。

 他所の子が成長するのは早いなあ。
 ついこの間まで「若手女優」だったのが、もう28歳なのか。

 菅田将暉とかも「フィリップ」から、あっという間に駆け上がったからなあ。

 というわけで、話が戻るが「タカハシに課金」のつもりが、それ以上の満足を頂いたので機嫌がいいです。

 大友監督はタカハシの使い方がけっこういいと思うので、今後も期待しております。

 そういえば、私の最近の小さな悩みは「タカハシがアマゾンプライムの広告に起用されてしまった」ことです。

 これまでもCMに起用されると「こいつのファンは金を落とすことを見せつけないと」というオタクの鑑を目指して酒は氷結、アイスはMOW、シャンプーはヒマワリ的なことを続けていましたが、「アイスはMOW」の時は「オレは辛党だから、アイスとか最近は全然食べないんですが?」だったのに、スーパーに行くたびに買って食べていて、なんか不思議な感じでした。

 あんなにアイス食べたの大人になってから初めてでした。
 MOWの次のCMが田中圭になった時にホッとしたよ。「ああ、これでアイス買わなくていいんだ」って。

 そんで、高級宝飾ブランドのブシュロンの時にも「ブシュロン?なにそれ?」って思ったんだけど、「これは買わないといけないのかなあ」って思って、サイト見たんだけど「5万円で買えるものがほとんどない」ってレベルにめまいがした。

 ダイハツの時も同じですね。
 車のCMありがたいけど、私はそもそも免許持ってないので。

 えー、ですから、推しがアマプラのCMはじめたので速攻でアマプラに加入すべきですが、それがお酒よりヤバい麻薬であると思うので、つーか、今現在、FODとTELASA契約しているのに、全然見れてないので、これ以上は・・・・しかし、推しを起用してくれたのだから、金払いたい。そんなに高くないし。
7月8日(木)

 緊急事態宣言が出て、オリンピックの無観客も決定したみたいですね。

 弟に頼まれて、私が当選したチケットも、母が妹に頼んで当選したチケットも無になったか・・・

 元々オリンピックに興味なかったけど、ほんと、これで益々興味失いそう。

 あ、でも、馬術だけは見てみたくて応募したんだよなあ。外れたけど。
 世界トップレベルの馬を見てみたかっただけです。

 あと、陸上トラックの長距離も見てみたかったんだよなあ。あれ、最近なんか好きで。競馬的な駆け引きがあって。だって、競馬の騎手が自分で走ってるようなもんでしょ?

 ケラの開会式も楽しみにしていたんだけどなあ。

 そんで、何度も言ってるけど、ワクチン接種があと2ヶ月早く始まっていればなあ。

 東京開催が決まった時「げっ、ほんとに東京でやるの?勘弁してよ」と思ったけど、「みんながやりたいのならしょーがない」って思ったし、サッカーW杯の時は国際的お祭り騒ぎが楽しかったので、「世界中から人が集まってくるのはそれなりに楽しめるかも」と思っていたので、こういう結果になって残念です。

 まあ、私が偉い人だったら中止にするけどさ。

 だって大会期間中に陽性になる選手絶対に出るでしょ?

 それでも、選手や関係者がどうしてもやりたいのであれば別にどうでもいいんですけどね。

 それにしても、チケット代がほぼゼロになる損失も大きいが、もっと大きいのが「世界中、日本中から集まってくる観客の落とす金」で、うちの会社の近所でもオリンピック需要を見込んで建設していたホテルがあったのですが、建物は建ってもオープンしてません。ああいう投資はどうなっているんだろう。

 自宅の三茶近辺もコロナ前はビジネスホテルがけっこう増えて「マイナーな場所だけど、交通の便はいいからなあ。外国人観光客に人気なんだろうなあ」って、どこも景気良く「満室」の札を掲げてましたし、そういう都心からちょっと離れているから安い宿に宿泊する外国人をスーパーでよく見かけて「ナカーマ」と思っていました。

 民泊が流行ってから、三茶で乗り換える外国人が増えて「世田谷線沿線は賃貸物件でもけっこう穴場なんだけど、外国人にはハードル高いと思っていたけど、ネットのクチコミで広まってるのかなあ?」って。

 自分が20代の頃、ヨーロッパとかタイとか旅行して、「あれ?もしかして、そのうち日本も海外からの観光客に荒らされる方になるのか?」って思っていたら、ほんとうにそうなって、「中国人うぜえ」ってことになり、かつて自分がよく言われていた「日本人うぜえ」の向こう側の立場に?

 だから、私はオリピック好きじゃないという立場だったけど、「オリンピックの客超うざい」って思う自分をきっちり想定していたので、「緊急事態宣言出ましたので、首都圏在住のみなさまは外出を控えてください。でも、オリンピックは開催します」っていうパラレルワールドみたいな世界をどうすればいいのか?


7月7日(水)

 7月中に東京の感染者が1000人超えるだろうと、シロートながらにも予想してましたが、今日で920人って、来週にもう1000人超えちゃうじゃあないですか!

 高齢者はワクチン接種済みの人が増えたからなのか、重症者があまり増えていないのに、50代の重症者だけ着々と増えていて、「生き残れる気が全然しねえ」と震えています。
 いくら規制をしても、今の状態だと(渋谷の繁華街の賑わいを実際に何度か見て)若者の感染拡大は止められないだろうなあ。

 嫌な予想を書くけど、いくら重症化する率が少ない若者でも母数が上がれば重症者数も増えてくるだろうし(実際、東京では20代重症者が3名になった)、そうなると希に亡くなる人も出てくると思うのだが、そうなると若者もキョーフを感じて自粛する人が増えるのかもしれない。

 だいたい、飲食店を規制しても、スーパーの酒売り場で買い出ししている若者グループは毎日のように見かけるので、みんな家飲みしてるだけだろうし。

●朝ドラ「おかえりモネ」

 脚本家・安達奈緒子と主演・清原果耶の「透明なゆりかご」で毎回号泣していたので「あの感じで朝ドラだったら死ぬ」と期待していましたが、いい感じに毎日死んでます。

 (もう、いい年なのに、死ぬ死ぬ言うのは、ちょっとなあ、と自分にツッコんでおく)

 なにもかも最高なんだけど、坂口健太郎の菅波先生がもう・・・

 正月帰省中のモネに急に電話かけてきて「縄跳び3分跳んでくださいと言いましたが、最新の研究では、5分のほうが効果が高いとわかりましたので、これはすぐにお伝えすべきだと判断しました」ってwww

 いや、すっごいわかるんですよ、好きだとか声が聞きたいとかそういうんじゃなくて、ただ「気象予報士試験が目前に迫っている中、実家でちゃんと勉強できてるかな?」って気になっていただけなんですよね。
 そもそも、帰省前のクリスマス時期に「渡したい物が!」って縄跳びプレゼントした時も「あああああああああああ」でしたが、「縄跳びを毎日3分跳ぶと記憶力が向上するというデータが出ています」って理屈で、菅波祭りが開催されてましたが(ピンク・フロイドはブタが跳ぶが、菅波の場合はサメが飛び交う)「縄跳び3分じゃなくて、5分です」でも盛大にサメが跳びました。(スマホの絵文字)

 朝ドラのヒロインの相手役(か、どうかはまだ不明)でこんなに両手を挙げてワッショイするの久しぶりでは?
 もしかして「あさが来た」のディーン様以来では?

 と、朝ドラ見ている同僚に言ったら「八郎さんとか」って、彼女は「スカーレット」の八郎さん(松下洸平)に珍しく陥ちていたのでそう言ってきたが「八郎さんは、史実では離婚していたので、朝ドラクラスタにはちょっと警戒されていたんですよ」

 「うーん、私は史実知らないで見ていたからなあ」ってフツーそうですよね。
 私はそこそこオタクなので、八郎さんのモデルが「若い弟子とデキちゃって」ってことを知ってるのだが、それは言わなかった。

 そしたら、「まんぷくのマンペイさんは?」って言うので、彼女はあれで「やっと長谷川博己が人気あるのわかった」って言っていたので、それなりにキュンキュンしていたんでしょうけど、「萬平さんも、たしかに理屈っぽくて変人のイケメンだったけど、あれで福子はけっこう苦労したので・・・」

 私は「半分、青い。」の律(佐藤健)が大好きだったんだけど、あれも超ダメダメだったからなあ。
 「ひよっこ」の磯村勇斗はほんとにいい子だったけど、いい人すぎて萌え要素が少なかった。

 そう考えると坂口健太郎は「とと姉ちゃん」で「ヒロインの相手役未遂」みたいなことになっていて、「コウノドリ」→「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」からの「とと姉ちゃん」と「重版出来!」の波状攻撃でブレイクして主演級になったんだっけ?

 なので、やっぱり、この「おかえりモネ」ではがっつり相手役をやってほしいのだが、モネは「幼馴染が永瀬廉なのに全然ただの友達扱い」(親友の恒松祐里や妹の蒔田彩珠はレンレン推しなのに)という贅沢な環境で育ったためか、今のところ男に全く興味が無いので坂口健太郎を「自分の勉強に付き合ってくれる変な人。でもありがたい」くらいにしか思ってなくて、坂口健太郎の方も「なんかわからないけど、この子の手助けをしたくなってしまう」って感じなので、最終的にどうなるのかわからないけど、この二人のやりとりはとにかく最高なので、だからこの「イケメンに全く興味を示さない清原果耶シリーズ」はしばらく続けてほしいと思う。

 父が高橋一生なのにバリバリの反抗期を演じたドコモのCMも良かったもんなあ。

 個人的な希望としては杉野遥亮あたりを冷たく見下す役とかやってほしい。
 
7月5日(月)

●大河ドラマ「青天を衝け」21話

 徳川慶喜がとうとう将軍になり、渋沢栄一のパリ万博随行が決まる潮目回でした。

 一番「ひえ?」ってなったのは、孝明天皇が病に伏せていると、息子の明治天皇が見舞いに来るのだが、孝明天皇が「お前は来ちゃだめじゃん」って言うと、明治天皇が「オレ、種痘受けてるんで全然大丈夫っす」って言ったところです。

 若い人にはなんのこっちゃ?だったのかもしれないけど、そのやりとりで「天然痘だったんだ」ってわかったし(テロップで説明も入っていた)、現実世界が「ワクチン接種で感染爆発を防げるか?」って瀬戸際の時に「種痘」を出すって、意図的なのか偶然なのかわからないが、このドラマを今まで牽引していた「尊皇攘夷」の終わりを西洋文明の一つであるワクチンで表現するの上手いなあ、って唸った。

 外国嫌いだった天皇が崩御し、文明開化の時代を担う明治天皇が即位したところで、主人公はパリに行くことになるという潮目である。

 そこに、ニューメンバーとして細田善彦、犬飼貴丈、志尊淳が登場したので、大興奮。

 ニチアサ勢は「仮面ライダー ビルドとメテオ! さらにトッキュウ・レッド!」で盛り上がり、朝ドラ勢は「なつぞらの天陽くんとお兄ちゃん!」だったし、福沢諭吉まで出てきたので「1万円札の引き継ぎ式か?」と盛りだくさんすぎてまさに大渋滞だった。

 慶喜の名代でパリに行くことになった弟の昭武(板垣李光人)も仮面ライダージオウのタイムジャッカーだったので、ニチアサ関係者が4人もいるパリ組は強いぞ!

 そんな中、未だに牢屋にいる満島真之介をここで登場させるのも上手いなあ。
 主人公よりも先に江戸に出て、尊王攘夷の志士として活躍するはずだった満島真之介の現在のどん底ぶりを見せつけて「主人公も一歩間違えてたらこのコースだった」って念押し。

 ほんと、危ないところをギリギリで避けて・・・っていうか堤真一が勤める一橋家が人手不足だったので、尊王攘夷で倒幕目指している主人公に「まず、ちゃんと政治の中心が何やってるか勉強してみたら?」ってリクルートしたら、メキメキ出世して慶喜がパリに行く人員を選ぶときに「渋沢はどうしてる?」って思い出してもらえるまでになったという。

 堤真一演じる平岡円四郎がほんと魅力的な人物として描かれていたので、その志というか雰囲気が似て来た主人公へのリレーが自然に描かれていて、ほんとこういうの好きだ。
 そして、毎回大絶賛しているけど、ツヨポンの慶喜様が「ちょっとアンニュイな感じだけど、根は熱いので、時々ギラギラする」っていう演技が素晴らしくて、「大河ドラマでこんな最高のツヨポンが見られるなんてー」って大感激してます。

 SMAPとしては、香取慎吾が2004年「新撰組!」で主演をつとめたけど、ツヨポンがSMAP消滅後にこうして準主役というか「真田丸」だと草刈正雄だし、「麒麟がくる」だとモックンのポジションなの、ほんと胸熱である。

 あと、この「青天を衝け」はいわゆる「イケメン大河」であるのだが、イケメンの配置具合が絶妙だと思う。

 幕末モノって、どうしても登場人物の出入りが激しくなってしまうので、配分が難しいのだが、ちょっとしか出てこない重要人物を玉木宏や小池徹平にやってもらったことがジワジワ効いてくるし、いつか町田啓太も回想シーンで出てくるんだろうか?

 そして、このドラマ目線だと悪役になってる薩摩ですが、「五代様はディーン様でーす」ってご褒美が用意されているので、薩摩藩的にはオッケーになってるのかね?

 心配なのは水戸藩なのだが、「天狗党の描き方とか、尊王攘夷とか、アレで水戸市民はいいんですかね?」って水戸出身の30代同僚に聞いてみたら「てんぐ?」って感じだったので、幕末における水戸の立ち位置など全然ご存知無い様子。
 そういや、以前、土浦出身の社員がいて、水戸出身者と「同じ茨城じゃん」って言われていた時、「水戸は、当時の首相みたいだった井伊大老を暗殺しちゃったんで、そうとうヤラかした感じなんですよ」と水戸をディスっていたんだけど、そんなこと知らない水戸市民は「?????」って感じだったので、歴史に興味無い人にそういう嫌味言っても無駄らしい。

 そういう自分も、戦争教育けっこうされたので太平洋戦争の悲惨さというか、アメリカに散々空襲されたあげくに原爆まで落とされました、っていうのは学習していたんだけど、大人になって幕末を勉強してみると、「内戦しまくってたじゃん!」

 よく、京都では「この前の戦で・・・」っていうのが応仁の乱だって笑い話があるけど、会津では「この前の戦」が戊辰戦争で、「あのとき、うちの親戚がいっぱい死んだ」って未だに長州を恨んでいるので、娘が結婚相手としてアメリカ人を連れてきても「あ、そう」って感じだが、山口県人を連れてきたらガタっと立ち上がるっていうのがテンプレになってるらしい。

 今の自分の「昭和生まれで、平成を超えてと令和になってしまった」って時間感覚だと、幕末の1800年代後半を生きた人って、第二次世界大戦の頃はまだけっこう生きていたんですよね。

 昭和生まれの自分にとって、明治生まれって「前時代的」という立ち位置だったんですが、今となっては、なんか仲間っていうか・・・

 結局、人間の人生は短いけど、その間に「生まれた時から死ぬ時まで、ずっと世の中に変わりがなかった」っていうこと、ほとんどなかったんだろうなって。

 たぶん、縄文時代や弥生時代でも、けっこういろいろあったんでしょうよ。

 「なにこの、コメってやつ超ウメえ。うちでも作りたいから教えて?」とか。


7月4日(日)

●映画「夏への扉」

 前からずっと言ってるけど、レイトショーやってないから、仕事帰りに映画館に寄れないと、見たい映画がなかなか消化できない。
 まだ「アーク」と「るろう」の後編見てないし。そうこうしているうちに「東京リベンジャーズ」が始まってしまう。

 と思っていたら、ネット記事で「SF作品の夏への扉とアークが苦戦」でいうのがあって、上演館数けっこうあるのに、興収10位に入らなかったようで、それはいわゆる「大コケ」ってやつだ。

 口開けに客が入らないと、シネコンは容赦なく上映回数やハコを小さくしてくるし、すぐに「早朝だけ」になってしまうのだ。「早朝だけ」にするの、なんなんだろう?上映期間の最低契約とかがあるんだろうか?

 なので、慌てて「夏への扉」を見に行った。アークの方は渋谷のヒューマントラストでも上映しているので、あっちはしばらく持つだろうから。アークとか、そもそもシネコン受けしなさそうな映画だしね。

 週末の映画館は混雑していた。
 ゴジラ対キングギド・・・違う、キングコングをこれから観る客と見終わった客がロビーで交差しているのだ。

 まあなあ、「夏への扉」なんてSFファンにはおなじみの話だけど、一般的知名度はそんなに高くないだろうからなあ。

 恋愛モノでも無いし、派手さの無いSF映画ってやっぱ集客が難しいのかなあ。
 山崎賢人ファン頼りになっちゃいますよね。

 で、見てみたのですが、原作の雰囲気には忠実だし、なかなか良かったと思うのですが、ちょっと爽やかすぎたかなあ。

 あと、私は山崎賢人の「トドメの接吻」がだいすきなので、あの何度も執拗にタイムリープを繰り返すドギツさに慣れてしまっているので、「夏への扉」が一回で上手く行ってしまうことに物足りなさを覚えた。

 でも、細部はすごくいいんですよ。
 まず、この映画の「現在」が1995年という、たかだか25年前ですが、小道具とかすごく頑張って揃えてあって、「テレビはブラウン管で、家電が主流で、ワープロの時代!」っていうのが、けっこう意図的に描かれていて、楽しかった。

 そして、この映画の「未来」が2025年なので、あと4年後なんですが、4年後は無理でも10年後にこれはあるかもなあ、って設定になっていて、その絶妙な近未来感もとても良かった。

 50歳以上の人には刺さるよね。「30年前と今の違い」が。
 ビデオテープやカセットテープは無くなってしまうのかも、って思っていたけど、まさかCDも絶滅危惧種になるなんてね?
 いや、当時から「いずれ、全部ダウンロードになる」って言われていたけど、「サブスク」の時代は想像してなかった。

 で、日本が舞台だけど、主人公の家とか叔父の家がアメリカ風というのも面白かったし、SF映画としてはあまり予算かかってない感じなんだけど、要所要所の美術がとても気が利いてた。

 キャスティグもとても良くて、夏菜の悪女ぶりとかほんと水を得た魚だったし、「カメラを止めるな」の濱津隆之の保険会社社員ぶりも好印象だったし、野間口徹の使い方も最高だった。あと、ちょい役でイキウメの浜田信也が出ていた。

 そして、藤木直人演じるアンドロイドね。
 「アンドロイドだったら、もっと若い人設定にするんじゃね?」って思っていたけど、あのお茶目さは、やっぱ藤木直人で良かったなあ。
 あと、あれは介護ロボットなので、若くてピチピチした人型じゃなくて、初老の方が気持ちが落ち着くからっていう設計なのかも。
 だって、後で出てきた「受付ロボット」は2025年でも、やはり「若い美人」だったので(笑)

 そして、なんといっても、猫!

 あの、猫のふてぶてしい感じ、ほんと最高でした。

 というわけで、いい映画だったんだけど、あともう少しなんか欲しかったんだよなあ。

 なんというか、全体のバランスが良すぎて、逆に「もっとこう、不安定なところが欲しかった」というか。

 どっちにしろ、そう何億円も稼ぐことを目指した企画ではないと思うので、届く人だけに細く長く上映してくれたらいいんじゃないかと思った。
 雰囲気的には、同じ山崎賢人主演の「羊と鋼の森」ですかね?
 猛暑の中、涼みにいった映画でしたが、ほんといい涼がとれた。

 ああ、ただ、清原果耶との恋愛パートはもっとふくらませてもらってもよかったかなあ?

 清原果耶って私が知る限りでは、いわゆるキラキラ恋愛映画に出ていないんだけど、今年になってから「まともじゃないのは君も一緒」では、変人予備校教師である成田凌の相手役で、今やってる朝ドラ「おかえりモネ」では、変人医師役坂口健太郎が朝ドラヒロインの相手役になるの?って途中経過っていうか、二人のやりとりが面白くってしかたないのですが、19歳にして高身長イケメン俳優を攻略しはじめたのです。

 なので、個人的には「このタイミングで山崎賢人キタ!」って思っていたんだけど、恋愛モノ的な満足感はなかったので残念でした。

 清原果耶は、今後も石原さとみやガッキー路線にはならないような気がするんだけど、誰がお手本になるんだろうなあ?麻生久美子あたり?

7月3日(土)

●ハンサムライブ2021@六本木TOHOシネマ

 伝説の2012年のを映画館に見に行ったのが去年の8月だった。
 あの時もそんなのやっているの知らなかったが、三浦春馬の訃報を受けてなのか追加上映が出たので、「まだ、見てない人は絶対に見てー」って叫びがツイッターであがってきたので、見てみたのであった。

 あの時は、ニコタマのシネンコンの1番大きいシアターでやってて、しかもほぼ満席だったので「すげーな」って思ったけど、三浦春馬と佐藤健のツートップという2012年当時でも豪華なのに、10代の吉沢亮までいるし、ほんと伝説になるのがわかる豪華メンツだった。

 それに比べると、ライブビューングでは無いにせよ、今回は上映館が少なく、新宿などはすぐに埋まってしまったため、比較的空いていた六本木にしてみました。

 しかし、繰り返すが2012年版が凄すぎたので、2021年版は「なんか、地味だな?」と思った。
 という自分はウォズ目当てなんですが(笑)
 いや、ウォズ(渡邊圭祐)がハンサムライブに参加していることすら知らなかったのですが、やはりファン筋から「渡邊圭祐は今年で最後らしいよ。弾けてるよ」と教えていただいたので。

 なので、他に私が知ってるのは小関裕太と鈴木仁と甲斐翔真と細田佳央太くらいだ。十分か(笑)
 あと松岡広大は「どっかで見たことあるな」と思って後で調べたら「西荻窪三つ星洋酒店」にチョイ役で出ていた。(藤原季節の元職場の後輩役)
 小関裕太は2012年にも出ていて、まだ10代だったので「どちゃくそカワイイなあ」って思っていたけど、もう26歳であのメンバーの中ではリーダー格だもんなあ。
 そう考えると、主役級が一人もいないので、地味に感じるのだが、本来こういうものなのかもしれない。
 だから、2012年版がブレイク前の吉沢亮や野村周平や賀来賢人までいるので後で見たら無茶苦茶豪華になっているように、2021年版も「あの時のあの子だ!」って子が出てくるのかもしれない。

 さて、我がウォズですが、歌って踊るイメージ全くなかったので「どんなもんじゃろか?」って好奇心でいっぱいだったのですが、思ったよりちゃんと踊れていた。
 つーか、群舞では時々後ろの方でサボってるんだけど、決めポーズはちゃんと決めるし、適度に力を抜いた大御所感がカッコよくて「やはりタダもんじゃねーな」と感心した。
 ちょっと別格というか、デビューが25歳と遅いので(今年28歳)、こういう「若手育成枠」に混じっていると、いい意味で浮く。

 でも、プライムライムで一番知名度高いのもウォズだからなあ。
 細田佳央太が「ドラゴン桜」でちょっと追いついたけど、このライブが行われたのはドラマ始まる前だったし。

 で、踊りは問題のなかったウォズですが、歌がダメでした(笑)
 逆にちょっとホっとしたというか、あれで歌が上手かったが恐ろしいもん。

 全体的に歌のレベルは低く、てゆーか、やはり2012年版がバケモノだっただけか。
 私の知らないメンバーもミュージカルで活躍している人たちだったので、舞台パフォーマンスのレベルが異常に高かったのだ。
 だから、何度も繰り返しているが、これが普通なのかもしれない。

 ミュージカルで活躍している甲斐翔真が唯一の「プロ級」だったかな?

 あ、今いろいろ調べていて気がついたが「福崎那由他」という名前を覚えていたので「何に出てたっけ?」って調べたら、朝ドラ「スカーレット」の子供世代で出てたわ。
 あの時と雰囲気違うから全然気がつかなかった。10代の子ってビジュアルすぐ変わってしまうから、覚えるの難しいのよおおおおお。

 でも、それを頑張るとボケ防止になりそうだから、頑張っているのです。(言い訳)

 えーと、他になんかあったかな?
 そう、今年に関していえば歌唱レベルも知名度も小関裕太が中核だったのだが、彼ももう26歳なので、彼が抜けてしまうと困りそうな感じだった。

 あと、細田佳央太は「ドラゴン桜」の撮影中なので、あのビジュアルのまま「ハンサム」に混ざっているので逆に目立っていて面白かった。
 今、深夜枠の「ラブファントム」にシュっとした好青年役で出ているので、あれだったら全然ハンサムなんだけどね。
 でも、MCで「役作りのために増量しているのに、この公演で3キロ減ってしまった」と言っていた。

 私が推している鈴木仁は無難にこなしていたけど、存在感がイマイチ薄かったんだけど、アンコールで全員白T着て出てくるんだけど、鈴木仁の白T姿の首から肩にかけてのラインが超絶美しくて、「やはりポスト坂口健太郎候補の一人」であると確信しました。

 そういえば、映像内のライブ会場は東京ドームシティホールが満席状態だったんだけど(キャパ3000人だからこのご時世でもやれたのか)、もちろん「歓声は無しで拍手だけ」という規制がかかっていたが、ほんとに全く黄色い声が聞こえなかったので、「偉いなあ」って思った。もちろん、ライブ中継じゃないので修正しているのかもしれないが。

 それなのに、映画館の私の後ろに座っていた人が上映中にずっと喋っていたので、何度も振り返ってプレッシャーかけたら、あまり喋らなくなったが、うるさいというよりも、マスクをしていても至近距離で喋られるの嫌なんだけどなあ。

 あと、恒例の「ゲーム・コーナー」の時にみんなゾロゾロトイレに立つので「ここがトイレ休憩タイムなんだろうか?」と思っていたら、後半で私もトイレ我慢できなくて中抜けしたんだけど、13時開始で、映画館出てから時計みたら16時半だったので「3時間半で休憩無し」だったのである。
 来年以降、もし見ることがあったら、気をつけよう。

 さて、我がウォズは、7月期ドラマで深田恭子の相手役という大出世の予定だったのが、深キョンの病気静養のため、代役が比嘉愛未になった。
 深キョンの相手役と言ったら、横浜流星のブレイクが記憶に新しいので、ちょっと残念であるが、ウォズみたいなタイプがプライム帯恋愛ドラマの一番手になるのは珍しいので大抜擢である。

 なんでか知らんが、高身長イケメンは恋愛ドラマでは2番手になりがちなのである。

 山崎賢人でも、ほとんどやってないという。
 福士蒼汰のほうがやってるけど、あまりキュン系ではなかった。
 松坂桃李なんで、車椅子の役でしたからね。(「あのキス」は深夜ドラマ扱い)
 坂口健太郎も「タラレバ娘」くらいである。
 岡田将生もたぶんほとんどやっていない。
 竹内涼真も「カホコ」くらいか?あれは身長差を生かしてカホコを幼女のように見せる意図があったのだと思う。同じ、遊川作品の「30歳の少女」は柴咲コウと坂口健太郎だったなあ。

 そうだよ、松嶋菜々子には「家政婦のミタ」の長谷川博己とか「氷の世界」の竹野内豊とか、高身長配置しないと成り立たなかった。
 今だと杏ですよね。「デート」で長谷川博己、「偽装不倫」で宮沢氷魚、「ごちそうさん」で、うっ・・・・・・・

 なので、この間の「恋はディープに」は貴重な綾野剛が一番手の恋愛ドラマだったのに、なんか無駄遣いになっていたので、みんなガッカリしていたのである。そして、「着飾る恋には理由があって」の二番手だった向井理が抜群にステキだったのだが、ああいう役は一番手にはならないんですよね、なぜか。

 そもそも近年、恋愛ドラマの数が減ってるのも原因なんだろうけどさ。

 そういや、火10に二階堂ふみが出るのも驚いたけど、相手役が眞栄田郷敦っていうのも大抜擢ですよね?
 「わたしの家政婦ナギサさん」でも、「レンアイ漫画家」でもネット様スピンオフ要員だったけど、10代・20代の人気が数値化されてるのかね?

7月2日(金)

 世田谷区は、50代の接種券を6月30日から発送しているので、昨日ワクワクしながらポストをチェックしたが、まだ届いてなかった。

 そういえば、月曜日に「お?区からの郵便物だ!まさかの接種券?」って思ったら投票券だったので、超がっかり。
 都議会選挙ねえ、東京五輪直前にやることになっちゃったなあ。
 もう、今選んでも、コロナ対策にしても五輪に関しても全然遅いのでヤル気出ないです。

 だいたい、都知事選もそうなんだけど、都議会候補とか「まともな人を探す方が難しい」感じなので、ほんと「どうしろって言うんだよ?」って。

 それにしても、五輪の「ほんとに観客入れるの?」問題は迷走していて、私が弟に頼まれて申し込んで当選したサッカーのチケットは「再抽選」になったのですが、再抽選自体が延期になるの?

 っていう、いろいろゴタゴタしている最中、やっと今日、接種券が届いたので、予約サイトに入ってみたら、7月は無理で、最短が8月中旬だった。
 そうなると、2回目接種が9月上旬で、ワクチンの効果出るのが9月中旬か・・・・

 今年の夏もサヨウナラ。

 うーん、でも、あちこちで「キャンセルが出ましたので空きがあります!」っていうのも出始めたし、職域接種も「関係者全員分を申請したが、全員が受けるわけでもないし」って雰囲気があるので、マメにチェックすれば7月接種もアリかもしれない。

 そういや、「モデルナが不足しそうなので、職域接種の新規申し込みはしません」ってニュースになっているが、あれが政府の作戦だったらグッジョブだな。
 「数に限りがあります」って言われると、欲しくなるのが世の常なので。

 よくわからないけど、反ワクチン勢も「ワクチン足りません」ってなったら「ワクチン行き渡らないって?ふざけんな?」に方向転換するのかね?

 いや、ほんと笑ってしまうんですが、うちの会社でも「職域接種」を申請したんですが、今のところワクチン納品の目処がたっておらず、その担当者が「うちみたいな零細企業はないがしろにされている!上級国民が優遇されてていいのか?」って吠えてますが、「でも、自分は打ちたくないんでしょ?」って言うと黙るのが・・・

 一人は「とにかく注射嫌い」で、もう一人は「なんかよくわからない物質を体内に入れられるのが不安」で、もう一人は「国産ワクチンを応援したい」らしいです。

 「自分はあまり積極的にワクチン打ちたくない」っていうブーフーウーが準備する職域接種の成り行きやいかに。

 ワクチンをできれば接種したくない人って「特効薬」に傾くようで、「なんで、ワクチンの副作用は気にするのに、薬の副作用は気にしないんだろう?」って不思議です。
 でも「とにかく注射が嫌」な人は、「飲むワクチンがあったらいいのに」ってい言うので、ほんとに、とにかく注射針が苦手なだけなのでちょっと好感が持てる。

7月1日(木)

 ドラマ空白期間なので「また、チェリまほ地獄に落ちようかなあ」って思っていたのだが、まだ継続していたFODで、「娼年」が見放題になってた!

 なので、久々に見てみたのだが「ああ、去年の夏はこれとポルノグラファーに救われたなあ」って、しみじみと見た。
 もう、「娼年」見ても、「笑いが止まらない、苦しいよー」って状態にはならないことがちょっと寂しかったけど、だからこそ、このポルノ映画の本質が浮き上がってきて、なんか泣けてしまった。
 「対話」の話なんですよね。
 プラトンとか冒頭に出てきて、匂わせてるんだけど。

 相手の欲望を丁寧に聞き出して、それを受け入れていくという話なんです。

 コロナ予防接種のことなどで、最近「ちがーう!そーじゃなくて!」ってついつい声を荒げてしまうことが多くなったけど、この映画の松坂桃李のように、もっと優しく受け止めたいんだけど、それはけっこう難しいことなので、「ぜったい無理」なんだけど、「理想」は一応持っておきたいじゃないですか。

 「娼年」をお手本にしていいのか、って思うけどさ。
 でも、久々に見たら、やっぱしこの映画の松坂桃李は最高だなあ、って思った。

 松坂桃李がなんかヤラかした時に備えて、円盤買っておくべきだろうか?(笑)

でも、もう3年も前の映画なんだなあ。
 桜井ユキは順調に出世しているので嬉しいが、猪塚健太はもっと頑張れ。



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