可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

1月31日(日)

●映画「花束みたいな恋をした」

 坂元裕二は、連ドラは辞めた宣言してから舞台の脚本書いたりしていたけど、去年は2時間ドラマ「スイッチ」があって、あれがとっても面白かったので、またああいうの書いてほしいなあと思っていたら、なんと、有村架純と菅田将暉の恋愛もの映画?
 しかも、予告編流れたら「こってこてのやつじゃん」とわかって「いったい、何をやろうとしているのだろう?」と、かなり警戒して見に行きました。

 だから、個人的には坂元裕二脚本は当たり外れの幅が大きいので。
 「カルテット」みたいにドはまりしたのもあれば、「いつかこの恋を思い出して・・・」みたいに「社会問題に重きを置きすぎでは?」っていうのもあるので。

 というわけで、見終わった後「なんか絶妙なバランスだったな」って思った。
 たぶん、本当に「恋愛もの」をやりたかったんだと思う。
 だから、坂元裕二脚本にありがちな鬱エピソードは控えめというか、隠し味程度だった。圧迫面接とか、先輩の死とか、イラスト料の搾取とか、東京湾に沈められたトラックとか。

 話の要は「趣味がぴったりな若いカップルはその後どうなるのか?」ってことで、菅田将暉も有村架純もサブカル趣味なわけです。
 とは言っても、映画で描かれる2015年からのサブカルな世界が私にはさっぱりわからなかった(理解できないという意味ではなく知らないという意味で)のですが、雰囲気は十分伝わりました。

 他の人も言っていたけど、この映画見てたら「劇場」を思い出しますよね。
 あっちは下北沢文化圏のカップルだったけど、こっちは調布に住んでいるので京王線沿線カップルっていうのか微妙に路線が違う(笑)
 少し前だったら、 同棲といったら中央線だったはずが、京王線っていうところが上手いと思ったけど、東京に住んでない人にはその違いがわかったのだろうか?

 って書いてて気がついたんだけど、この話って「調布から先に進めなかった」って話なんですよね。
 いや、調布をディスっているわけではありませんが、そう考えるとほんと調布って絶妙で。
 どっちかというと「結婚して子供が出来たら住む街」だと思うので。

 で、さすがの有村架純と菅田将暉ですから、「調布の駅から遠い多摩川沿いの、見晴らしがいいし、そこそこ広いアパートで同棲するカップル」をすごく自然体で表現していて、この超売れっ子の二人の引き算の演技が見どころの一つでした。

 なんてことないんですよ。
 ファミレスで向かい合って話してるだけで楽しいって。

 でも、この映画はたぶん、見る人によって刺さり方が違うようで、「昔の自分(と別れた恋人)を思い出して痛い」と思う人がいる一方、私みたいに「こういの憧れたけど叶わなかった」と、別の意味で痛いと思う人と。

 いや?同じ趣味の男子とけっこう一緒に遊んでいたぞ?
 うーん、でも趣味が同じだと、まず友達になってしまうから、恋愛に発展しなかったのか?

 うーん、顔が菅田将暉じゃなかったからだろうか?
 そんで、こっちも有村架純では全然ないし(笑)

 で「一緒にライブ行って、同じ作家が好きで」っていうの超羨ましいのですが、二人とも大学を卒業して、「生きていくために」フツーに就職したあたりから暗雲が立ち込める。

 ここで、「坂元裕二のわりには匙加減が上手いな」と思ったのは、イラストレーターの夢を諦めた菅田将暉が就職したベンチャー企業が、特にブラックじゃなかったところ。
 まあ、定時に帰れないとか、それなりに忙殺されてはいるけど菅田将暉は「社会人として一人前になる」って方向に行ってしまい、いつのまにか小説じゃなくてハウツービジネス本とか読み始めるし、好きだったゲームも「やる気力がない」になって、気晴らしにパスドラしかしなくなるっていうの、すごいリアルだった。

 菅田将暉の方は「ちゃんと稼いで、家庭持ちたい」と思うんだけど、有村架純の方は「二人でもっと楽しいことしたい」(byチェリまほ)って思ってるんだよね。

 あー、私はよく知らんけど、「学生時代は上手くいっていたのに」ってカップルいっぱいいるんだろうなあ。

 逆に、どういうカップルなら結婚までたどり着けるのはわからなくなる。

 「恋ってなんだろう?」ということを考えされられる映画だった。

 そして「花束みたいな恋」っていう題名が見終わった後に突き刺さる。
 花束を花瓶に移しても、せいぜい一週間くらいしか持たない。
 どうしたら、鉢植えになれるのだろう?
 でも、花束を選んだ時点で、もう終わりはわかっているのだ。

 というわけで、極上の辛口恋愛映画でしたが、脇役が超豪華でさ。
 菅田将暉の父親役で小林薫が出てきた時なんて「ぶわっ、おんな城主直虎じゃん」って、それだけで泣きそうになりましたけど、有村架純の両親が戸田恵子と岩松了とか、どんだけ?

 さらに、菅田将暉の「今カノ」が萩原みのりだったり、二人の出会いのシーンにガヤっぽく登場するOLが瀧内久美だったり、押井守が本人役だったり、そんで、ラスト間際で登場する「かつての自分たち」みたいな若いカップルが清原果耶と細田佳央太とか、どんだけブっこんでくるのかと。
 突然登場したオダギリジョーが当て馬感満載だったのに、全然そうじゃなかったり。
 あと、最近の坂元裕二作品での岡部たかしの重要さよ。

 この緊急事態のご時世では数字出ないんだろうけど、「映画なんだから、もっとエグいことやっていいのに」と思ったので、次もよろしくお願いいたします。

 時間があれば、もう一回見たいけど、なにせ今は会社帰りに映画見れないので、難しいんだよなあ。


1月30日(土)

 そろそろコロナ一周年って感じ?

 でも、去年の自分の日記確認してみたら「パラサイト」見てたり、「his」に夢中だったり、1月はまだ平和だったみたい。

 たしか、2月の上旬だか中旬に同僚と「政府はジャニーズとかのライブの中止要請なんで出来ないでしょう」なんて会話していたのを覚えている。
 だから私もおそるおそる高橋一生の舞台見に行ったのだが、その日が丁度、パヒュームが東京ドーム公演を直前に中止した日で、そこから長い地獄が始まったんだよなあ。

 さて、もう1月ドラマが出揃ったので、ざっと感想書いておこう。

●「天国と地獄 サイコな二人」TBS日曜劇場

 このドラマにはどうしても期待マックスになってしまい、「期待が高すぎて、あまり面白くなかったらどうしよう」と心配していたのですが、余計な心配でした。
 森下佳子はスロースターターなので初回にあまり詰め込まない作品が多いのだが、なのでとても珍しい「掴みはオッケー」だったんじゃないでしょうか。
 演出や演技的にも「最初の二人のキャラ設定をわかりやすく(大げさに)提示する」ことが徹底していたので、入れ替わった後もとてもベタなんだけど、それを芸達者の綾瀬はるかと高橋一生が生き生きとやっているので、見ていて大変気持ちよく笑える。

 サスペンス要素とコメディ要素のバランスがいいんだよなあ。
 日曜劇場の前作「危険なビーナス」もミステリ部分はどうでもよくて、妻夫木聡と吉高由里子のラブコメ、しかも当て馬がディーン様として楽しく見ていたのですが、「天国と地獄」も、もしかしたらラブコメ展開になるのでは?と密かに期待していたのですが、これ、ありうるよ?

 つーか、柄本佑がけっこう不思議なポジションに置かれているので「なんだこれ?でも、そのうち、柄本佑と高橋一生の絡みもありそうだな?」と思っていたのですが、1話終わった後「あれ?これ、中身は高橋一生と柄本佑が同居ってことになるんだよな?」と気がついて、なんか興奮していたのですが、そしたら2話で柄本佑を押し倒す綾瀬はるかwww
 すごい、こっちの期待をあっさり超えてきた!

 さらに、自分のアレルギー体質を利用して「自分の体」を殺そうとしたり、なんかすげーよ。

 そんで、それまでずっとボンクラ描写だったのに、入れ替わりに真っ先に気がつく溝端淳平!
 なんか、久々に美味しい役じゃん!
 そんで、Tverで配信されてる副音声で時々関西弁になる溝端淳平が可愛い!

 1−2話にかなり詰め込んでいるので「えー、これ、この先どう展開するの?」と心配になるくらいですが、森下さんには珍しいオリジナル脚本だから、けっこう遊んでくるものと期待しています。

 そして、タカハシ信者としては「推しのドラマが面白いのって最高!」です。
 視聴率もいいので、安心してネットニュースをポチしまくれる。

●「書けないッ!?」テレ朝 土曜11時半

 私は生田斗真にあまり興味なくて、大河ドラマ「いだてん」でやっとその魅力を知ったのですが、2019年の「俺の話は長い』も大好きだったなあ。なんか、生田斗真が一人でグジャグジャしてるだけで、なんとなく見てしまうらしい。
 去年の8月にコロナ関連企画でクドカン脚本でNHKでやっていた「JOKE」も、ほぼ生田斗真の一人芝居だったけど面白かったし。

 そして、福田靖のオリジナルで「脚本家が主人公」の話だが、福田靖ってわりと重厚な作品も多く手掛けているけど、最近はコメディタッチなのも多いような気がするが、この「書けないッ!?」はほんと軽いコメディーで、毎回あっという間に時間が過ぎる。

 そんで、キャスティングがすごく好みなんですけど?
 主人公を仕事で振り回す、ドラマ制作スタッフが北村有起哉・小池徹平・長井短ってういのがまずツボ。
 長井短はギャル役でよく見かけたが、実年齢27歳だったんだ!
 でも、北村有起哉と小池徹平に並んであの存在感はやっぱいいなあ。
 そこに、さらに「人気俳優役」として(友情出演)だけど岡田将生って贅沢すぎる。

 主人公の家庭も、人気作家の妻が吉瀬美智子、女子高生の娘が山田杏奈で、その小学生の弟が潤浩(ユンホ)という初めましてだと思うが、この弟役の子が絶妙で大好き!

 さらに、追い詰められた主人公の見る幻覚がハマケン演じる「ハゲ男」で、そいつとワーキャー戦う生田斗真も演技も面白いのだ。

 あ・・・・、今更ながら気がついたが、このドラマ「毎回あっという間に終わる」と思っていたら、30分ドラマだったのか!

 そっか・・・・私、最近、深夜ドラマばかり見ているので、30分のに慣れちゃってるんだよね。

●「バイプレーヤーズ3」テレ東 金曜深夜

 バイプレーヤーズは深夜だけど40分枠らしい。
 これたぶん「映画版」に絡めているんだろうけど、ドラマは毎話別チームの話という贅沢。

 だって、観月ありさとか向井理とかの「主演クラス」が自分をパロった話をやってるので、「こんなんやって本当にいいんですか?」って見ているこっちが心配になってくるレベル。

 それで、今のところ、どの番組も「視聴率上げるためにはどうするか?」ってことを役者が主体になってあれこれやってるっていうのは現実的にはあり得ないんだけど、「ドラマ制作の苦労話」としては実際にありそうな話を上手く落とし込んでいると思う。

 最新の4話なんて「長谷川京子とりょうがダブル主演」って、この二人もキャラ被ってるから、まず共演しないよね?(なんか、共演してるの見たことあったような気もするが)
 さらに、その二人が生徒役の金子大地を巡って恋のバトルを繰り広げ、そこに巻き込まれる村田雄浩って、誰がこんな設定思いつくんだよ、って感じだが、「ヤンくみ」姿でうろつく安藤玉恵は、「腐女子、うっかりゲイに告る。」で金子大地のお母さん役だったのにぃぃぃぃ、お前ら、絶対わざとやってるだろ!

 ほんと、すごい悪ふざけだし、登場する架空のドラマも元ネタが誰でもわかるレベルだし、こんなの大丈夫なのか?って思うけど、テレ東だから大丈夫なんだろう(笑)

 そして、何よりもやってる役者さんたちが皆楽しそうなので、役者好きにはほんと堪らない。

●「ここは今から倫理です。」NHKよるドラ

 私は山田裕貴が大好きなので、彼の出演作はほぼ見ているが、この間の「先生を消す方法」はさすがにキツかったなあ。
 つーか「先生を消す方法」は山田裕貴ファンとしてはアリで、「あー、またキモい役やってるよ」って感じだったのですが、それって、すでに「ホームルーム」」でやっていたので、たしかにハマり役なんだけど、これで固定されちゃうのもヤダなと思っていたのです。
 てゆーか、「先生を消す方法」に関しては、田中圭主演作なのに、山田裕貴が全部持っていった感があるので「これでいーの?」って思ったり。

 なので、「ここは今から倫理です」が発表された時、「また教師役?」って思ったんだけど、この漫画ちょっと読んだことがあるので、「これは路線が違うな」ってことはわかっていた。
 それに、NHKのこの枠はテレ東深夜ドラマに喧嘩売ってる枠というか「ほほー、テレ東さんけっこう頑張ってますねえ、では、うちも勉強させてもらいまひょ」って枠。
 森下佳子がオリジナル脚本をブツけたのもこの枠だった。(「だから私は推しました」)

 そんなわけで、大当たりでした。

 ミステリアスなイケメン教師役の山田裕貴もドンピシャだったが、生徒役の充実ぶりがすごくね?
 そして、シリアスな内容だから、外しとして生徒役が画面に向かって話しかけるメタな演出も、適度な感じで好感が持てる。
 こういう世界観好きだし、その中で妖しい美しさを放っている山田裕貴を眺めてただニヤニヤするのもよき。

●「夢中さ、きみに。」ドラマ特区

 この毎日放送の「ドラマ特区」っていつ放送しているのか知らなかったんだけど、東京では地上波放送してないのね。どーせ、深夜ドラマなんてTVerでしか見てないから知らんかった。
 って、気がついたのは、この「夢中さ、きみに。」の次が「西荻窪 三ツ星洋酒堂」で、まだ単行本も発売してない漫画が原作なのだが、バーテンダーの主演が町田啓太なので、チェリまほ民の歓喜といったら。

 だって、また町田啓太がチョッキ姿ですよ。
 髪の分け目が違うけど、黒沢ビジュアルからあまり離れてないのでホっとしました。

 いや、町田啓太がどんな役やろうと文句言う筋合いないんですが、こちとらチェリまほ中毒からリハビリ中なので、あんま遠い役やられてもびっくりしちゃうので。
 そういや、私はわりと役者と私生活は混同しないタイプなので、推しの熱愛報道とかはどうでもよくて、ただ「死なないでほしいし、殺さないでほしいし、麻薬やるのなら絶対にバレないようにしてくれ」と思っているのだが、町田啓太に関しては「文春がもし、熱愛ネタ掴んでいたとしても、あと数ヶ月待って」と思った。

 だって、私の中の安達が泣くから。

 まあ、そういう意味では、どうやらエグザイル村は管理が大変行き届いているようなので、安心している。

 あ、赤楚くんは好きにしてください。
 刑事事件やらかさなければいいです。熱愛方面でやらしきたら、「ぐふっ、私の中の黒沢が泣いている。もっと泣け」って、それはそれで楽しみますから。

 また話が逸れてしまった。「夢中さ、きみに。」の話ですね。

 この原作漫画が話題になっていたことは薄っすら知っていたんだけど、全然読んでなくて、でも、うっかり高橋文哉と坂東龍汰が出てきたのでドラマ見てみたら「え?どういう話なの?」って慌てて原作漫画買って読んだ。

 えーと、高橋文哉は去年の仮面ライダーで「仮面ライダー ゼロワン」は大人のニチアサ・ファン受けはイマイチだったけど、私は過去最高に見た仮面ライダーでした。
 なので「先生を消す方法」に主演だった飛電或人役の高橋文哉が出るのを楽しみにしていたはずなのに、第一話見終わったあと「あれ?アルトはどこにいた?」

 顔つき全然違うんだもん、わかんなかったじゃん。

 ええ、私が若手イケメン俳優をチェックしているのは、こういうことがよくあるからです。

 若い男子の見分けがつかないんですよ。加齢あるあるらしいけど。

 なので、半分、「脳トレ」です。
 残りの半分はミーハー心なんだけど、もはや20代男子にキャーキャー言う気も正直ないのですが、認知症予防としてやってるだけです。本当です。

 で、この「夢中さ、きみに。」での高橋文哉の役は「中学生の頃モテ過ぎて怖い思いしたから、高校で逆デビュー」っていう新鮮な役で、イケメンなのに、全力でキモメンやったら、うまくやりすぎて、学校イチの嫌われ者というか「あいつに触れると呪われる」みたいなことに。

 高橋文哉は、さすがわ、仮面ライダー射止めるだけあって、上手いな。
 てゆーか、見るたびに顔違うと思ったら、まだ19歳なのね。
 で、坂東龍汰は「スパイの妻」で高橋一生の甥役で、「誰この子、全然知らないけど、大抜擢じゃん」って思ったのです。
 さらにこのドラマは前田旺志郎と望月歩っていう「今現在の高校生役としては最高峰」も揃えているし、配信BLドラマ「Life 線上の僕ら」で白洲迅の相手役を好演した楽駆も出てるので、なんていうのか「これまで、かなりクセの強い役をやってきた若手俳優たちが、わりとフツーの高校生やってる」って意味で凄い作品だった。

 さらにチーフ演出が「アンナチュラル」「MIU404」の塚原あゆ子、というのも注目ポイントである。

 最初からまたゆっくり見たいから、TELASAに課金しちゃおうかしら。

●「直ちゃんは小学三年生」テレ東 土曜深夜

 オレの杉野遥亮が主演だが、なんと小学三年生役。
 なんじゃそりゃ?って思ったが、同級生がウォズこと渡邊圭祐で、ウォズがランドセル背負ってるんですよ?そんなの見るに決まってるだろうが。

 初回はさすがに違和感アリアリだったが、だんだん慣れてきたというか、サザエさん的な世界観なんだけど、あざとく深い。
 さらりと、格差とかジェンダーとか今日的な問題に触れているのですよ。

 それに、俳優オタとしては、杉野遥亮(トップコート)、渡邊圭祐(アミューズ)、前原滉(トライストーン)という事務所配置的に完璧なのが気になったりするが、そこに竹原ピストルを加えるというバランスに唸る。

 いじめっ子キャラの平埜生成と、やついいちろうもいい味だしているのだが、「趣味はバーター」なので「平埜生成は渡邊圭祐のバーターか」と思い込んでいたら、去年、アミューズからアルファエージェンシーに転籍していた。
 前から平埜生成はアミューズっぽくないな、と思っていたので、この転籍がよい方向に行くよう願っています。
 とか思っていたら、4話で岡山天音(ユニマテ)まで登場して、なんか地味に凄いです。

 じわじわと面白いので、シリーズ化してほしい。
 うっかり人気出たら、ランドセル背負った先輩たちが出てくるかも。
 ランドセル背負ったカードゲームでは負け知らずの松坂桃李(トップコート)、チャンバラがやたらと上手い佐藤健(アミューズ)、ピンポンダッシュの天才の田中圭(トライストーン)、体はデカいが喧嘩には弱く泣いてばかりいる東出昌大(ユニマテ)
 竹原ピストルの上位互換はトータス松本で。


 以上、ざっと「好きな順」でした。

 あと、あれもあった。

●「年の差婚」毎日放送 ドラマイズム

 これも深夜ドラマなので、いつ放送しているのか知らないが、「ポルノグラファー」の竹財輝之助が葵わかなちゃんの夫役ということで期待して見ていたのだが、けっこうラブシーンも多いんだけど、葵わかなちゃんだから、エロくないんですよ。
 フツーだったら、「中途半端だなあ」って思うような演出なのだが、こういうのが「解釈が一致」というのか、葵わかなちゃんにけっこうギリギリ際どいエロいことさせてるのに、全くエロくないのが大正解なんですよね。

 朝ドラ「わろてんか」は、全体的にはイマイチな感じだったけど、要所要所は面白くて、なんか不思議な作品だったけど、あれが無理やりまとまったのは、葵わかなの存在感だったのだと思う。

 私は「タカハシの女」に惚れてしまう癖があり、「わろてんか」でタカハシのミューズ役だった葵わかなちゃんに甘いのは当然なんだけど、この「年の差婚」でもアラフォー俳優相手に貫禄の演技を見せていて「やっぱ、わかなちゃん、好き」とメロメロです。
 ベビーフェイスだけど、なんか知性を感じるところが好きなのかも。
 竹財輝之助や高橋一生よりも絶対に頭良さそうなんだもん(笑)

 だからなのか、同世代との恋愛ものには出てるの見たことないんだけど、まだ22歳だし、この先どう展開していくのか楽しみな女優さんです。

 以上、えーと、平日のプライムタイムのドラマが全然ランクインしてないのですが、だから、なんか、プライムタイムのはゴチャゴチャしててるのがなあ。30分のシンプルな深夜ドラマの方に今はハマっているのであった。
 それは確実に「ポルノグラファー」と「チェリまほ」のせいです。


1月26日(火)

●映画「さんかく窓の外側は夜」2回目

 初回はどうしてもストーリー追ってしまうので、「やっぱ、もっとビジュアルを楽しみたい」と、休みだったので見に行った。
 映画見る前にニコタマ高島屋のレストラン街に行ったんだけど、平日の1時半だったのに並んでいる店が多くて「外食したくても夜は8時で閉まっちゃうから、ランチ狙いになるよなあ」っ思った。

 さて、案の定、初回よりも映像と音が存分に楽しめて、初回よりもさらに良かった。

 なんだろう?意外とあっさりしてるところが好きなのかね?

 初見の時は「情報量が多いな」って思ったんだけど、話わかった上で見てみるとけっこうシンプルで、無駄が無いっていうか、これだけビジュアルが売りの役者を揃えておきながら、そこに依存してなくて、さらりと全体的な映像バランスとってる感じがいいのかも。

 なんか「NIGHT HEAD」的な、いい意味でのB級感が心地よい。

 そんで、やっぱし「ちぇりマホ脳」的には、様子のおかしい完璧イケメンと自己評価低すぎの地味メン(でも、演じてるのはイケメン)のカップリングに萌えてしまってるだけだろう(笑)
 しかも、こっちの黒沢は、安達の心に強引に触れるんだぜ!
 さらに「他の人を入れてほしくなかったので」って封印とかしちゃうんだぜ!

 私の脳内で、町田黒沢が、岡田冷川に「それって、どうやるんですか?」って真顔で聞いてる映像が流れました。

 えっと、岡田将生と町田啓太が同じ画面に収まる可能性は著しく低いが、二人が並ぶとどうなんだろう?

 ああああ、また石油堀りたくなってきた。


1月24日(日)

 映画「さんかく窓の外側は夜」が意外とよかったので、宣伝動画を追っていたのだが、「ボクらの時代」で岡田将生・志尊淳・平手友梨奈が対談していたので見たのだが、志尊淳25歳で6歳下、平手友梨奈が19歳で12歳下ってことで、こんなに「おにーさん」な岡田将生を初めて見るぞ?

 いや、岡田将生といえば、「天然」で有名なので。

 私はだから「昭和元禄落語心中」で岡田将生にハマったので、その後、ユーチューブで検索したら、出るわ、出るはわ、ヒャーハハハハハッヒャーな感じの岡田将生が。

 ドラマ好きの同僚に「岡田将生って、あんな顔なのに、あんなだったんだ」って言ったら、逆に「え?岡田将生てイケメンなの?」とか言われたっけ。美男に興味ない人にとっては、前から「面白い子」だったらしい。

 それで「ボクらの時代」の中で、岡田将生はコロナの影響もあり、このまま俳優を続けていくのかけっこう悩んだらしい。
 それ聞いてかなりゾっとした。
 もちろん、コロナの影響だけではなく、30歳超えたから、そういう要素もあるんだろうけど、去年、三浦春馬と竹内結子が亡くなったことを思い出してさ・・・
 人気絶頂のプライムタイム主演クラスが立て続けに自死って、ほんと辛かった。

 なので岡田将生まで自粛期間中に人生見つめ直したような話をするので、「うわ、やめて!」って思いました。

1月23日(土)

 飲食店も8時閉店は痛いだろうけど、映画館も8時閉店だと、平日の仕事帰りに見られないんですよ。

 なので、見たい映画が公開されたら、すぐに見ておかないと「先がどうなるのかわからない」という不安な状況なのです。

●映画「さんかく窓の外側は夜」

 この映画も去年の秋に公開予定だったけど、延期されて、やっと公開されたらまたコロナ緊急事態宣言真っ盛りという不幸な作品。
 作品情報が上がってきた時「漫画原作でオカルト系で岡田将生と志尊淳か」ってことで、それほど刺さらなかったんだけど、予告編見てみたら「なんで、この二人がこんなに密着してるの?」と思っていたら、去年、「うわああああ、ポルノグラファーが映画化?つーか、まだ原作読んでなかった」って慌てて本屋のBL棚漁っていたら、「え?さんかく窓の外側は夜ってBLなの?」

 えええええ?どーりでなんか怪しい予告編だと思っていたが、BLなの?
 つーか、岡田将生と志尊淳でBLとか、まじ尊すぎて、死ぬんですけど?
 「おっさんずラブ」で、なんかパンドラの箱が開いた感はあるのだが、案の定、人気俳優が続々と男同士でラブシーンやってくれるの嬉しいんだけど、ちょっと心臓が持たないんですけど?

 しかし、原作漫画もちょっと齧ってみましたが、これは「匂わせ系」って言うらしい。

 うん、そうだよね、やっぱ、「女子的生活」でトランスジェンダーを好演した志尊淳に、安易にBLとかやらせないよね、私がマネージャーでも。

 で、私は岡田将生が出てる映画なんて今まで見たことなかったのです。
 岡田将生にハマったのも「昭和元禄落語心中」でしたから。
 去年の秋にNHKでやっていた浜辺美波ちゃんとW主演の「タリオ」はけっこう楽しみにしていたんだけど、イマイチだったなあ。二人してハイファッションに身を包んでいるのは見応えがあったんだけど、演出的になんとなくコロナの影響受けてそうな感じがあった。

 そんで、そもそも霊能力者の話なんて好きじゃないし。
 オカルトやホラーが苦手なのです。

 それでも、見てしまったのは、岡田将生と志尊淳がバディというのも魅力的ですが、敵対する能力者が平手友梨奈だったから。
 いや、正直、平手友梨奈のことそれほど知らないんだけど、欅坂46でのの鬼気迫るパフォーマンスは見たことがあるので、「あの子がミステリアスな女子高生かあ」ってことで興味を持ったのでした。

 で、この映画ですが、とにかく岡田将生が美しい。
 しかも、衣装が素晴らしい。
 ファーストシーンのフリフリ襟の衣装着せた人にお年玉渡したい。

 原作漫画は1巻しか読んでないのですが、「あれ?あんなオシャレ設定だっけ?」って帰宅してから原作確認したら、普通のスーツ着てるだけだったので、映画版のアレンジらしい。

 そんで、志尊淳がなぜか小さい。

 これ、「ちぇりマホ」でも話題になっていたんだけど、安達役の赤楚衛二は公称178センチでわりと身長ある方なのに、町田啓太の黒沢と並ぶと、175センチないくらいに見えるのです。猫背にしているのと撮り方みたいなんだけど。(あと、靴底を削ったという情報もあった)

 その身長差が「萌え」だったのですが、「さんかく窓」でも、志尊淳がびっくりするくらい小柄に見えた。
 そりゃ、岡田将生は180センチちょいあるけど、志尊淳だってスラリとした長身イケメンってイメージなんだけど?

 後で、舞台挨拶映像とか漁ったら、やっぱそれほど身長差無かったので、原作のイメージに合わせて、そうしたんでしょうね。映像ってほんと信用できないな(笑)

 そんでもって、ほんと「ちぇりマホ脳」で申し訳ないのだが、志尊淳が全力でつや消ししてるのが、ほんと安達みがあってね。
 そんで原作漫画だと、冷川(岡田将生)が三角(志尊淳)の力を利用する時というか、二人で共同作業する時は、もっと深く胸に手が入るというか、その描写がかなり「匂わせ」というか、はっきりと「性的」なこととして描いているんだけど、映画はそこまで踏み込んでなくて、だから、「ちぇりマホ」で言うところの「安達に触るな」のポーズみたいなことになってた。

 というわけで、BL原作だけど、BL描写は意図的に避けている映画版「さんかく窓」が「ちぇりマホ」脳的には、ドンピシャでした。

 いやー、前半、バラバラ遺体がグロくて、どーしよーかと思ったけど、ギリギリ大丈夫だったし、こんな例えは古いけど「羊たちの沈黙」程度だったかな?

 原作ちゃんと読んでないからわからないけど、岡田将生と志尊淳と平手友梨奈の三人の能力者が、それぞれ過去に重大なトラウマ抱えていて、それが解ける話にまとめたのも、なかなか良かった。

 オカルトなんて信じてないのに、何かというと冷川を頼る刑事が滝藤賢一というのも良かったし、ミステリアスな宗教団体の幹部が新納慎也だったり、教祖が筒井道隆っていうのもツボった。
 筒井道隆は50歳過ぎたら、セカンドブレイク来るんじゃね?ってくらい、最近、ジワジワといい役きてる感じがする。

 そんで、滝藤賢一の妻役だった桜井ユキも、ほんと最近いい役になってきたので本当にうれしい。

 まー、なので、すっごく面白かったんだけど、バラバラ死体の描写はエグかったし、他人に胸を張っておすすめできるタイプの映画じゃないんだけど、MVで活躍している監督らしいスタイリッシュな演出と音は素晴らしかったし、岡田将生と志尊淳のブロマンスものとしては最高の出来だったと思う。

 なんかちょっと「いい話」にまとめすぎた感はあるのだが、これ、逆に連ドラでやってほしいなあ。
 よくある探偵事務所的なノリで、岡田将生と志尊淳がイチャイチャしながら除霊するの見たい。「dele」とか「ハロー張りネズミ」みたいなやつ。


1月20日(水)

 朝ドラ「おちょやん」は、あまり真面目に見てないのだが、この間、いきなり若葉竜也が出てきて驚いた。

 いや、出演することは知っていたのだが、何の役で出てくるのかまではチェックしてなかったので、「うっわ、なんか可愛いの出てきたけでど・・・・って、若葉竜也じゃん!」って本当に驚いたのである。
 だって、こんな可愛いビジュアルの若葉竜也なんて初めて見たぞ?
 マイナーな映画の変な役で出てきて「えーと、これ誰だっけ?」ってしばらくしないと若葉竜也だってこに気がつかない、という、ブレイク前の中村倫也みたいな感じだったので「おや?朝ドラ出るとか、そろそろ来ちゃいますかね」と思っていたら、ヒロインの初恋役という超美味しい役だし、だから中村倫也が朝ドラの「マーくん」で披露した「ゆるふわ男子」に匹敵するくらいの「ゆるふわ」じゃん!

 それで「やべ、あの映画まだ見てなかったよ」と慌てて見に行きました。

●映画「AWAKE」

 天才棋士とAI将棋システムが対戦する実話をベースにした物語。
 確かに「電王戦」って話題になっていたの私でも知ってるくらい。

 吉沢亮が棋士を諦めて将棋システムを開発する人で、若葉竜也は対戦する棋士役。

 ところで私は、ここ数年「吉沢亮スタンプラリー」をやっていたのだが、それは「この超絶美しい子のピークを見逃したくない」という目的だったので、大河ドラマの主演が決まった時に「あ、もういいや」ってなんとなく思ったのと、なんとなく「こりゃ、30歳くらいまではこの美貌を維持しそうだな」と思ったのでスタンプラリーはやめました。

 でも、飛ばしたの「さくら」だけか(笑)

 去年の春の「一度死んでみた」はけっこう面白かったのに、もろコロナの影響受けてしまったので残念だったが、また今年になってコロナの影響がなあ。

 そんでまたキノフィルムだ。
 なんだかんだ言って、キノフィルムのけっこう見てるのだが、「うーん、なんか惜しい」って感じだったんだよなあ。

 というわけで、「若葉竜也がブレイクしちゃう前に見ておかなきゃ」ってだけで見てみたのですが、これがかなりの良作。

 つーか、なんか将棋映画で外したことないような気がするのだが・・・

 たぶん、私みたいな「役者好き」にとって、将棋映画って「目だけで演技合戦」が繰り広げられるので、それが堪らないんだろうなあ。
 そんで、役者の動きが制限されてしまうので、演出の見せ場というか、工夫のしどころが見応えあるっていうか。

 そして、私は今現在、どっぷり「ちぇりマホ脳」になっているので、「男と男が見つめあったら、もう、それはBL」に変換してしまう、ベクトルは違えども、ほぼ中二病に近い感じなので、奨励会でライバルだった吉沢亮と若葉竜也のブロマンスもの、というだけで血糖値が上がってしまうわけです。

 そんで、若葉竜也は朝ドラと同じく「ゆるふわ」なビジュアルで、きっちり天才棋士やってて、たいへん良かったのですが、吉沢亮の「イケてない」ぶりも負けてない!

 吉沢亮は、ほんとイケてない役上手いと思うのですが、この「AWAKE」ではビジュアルの彩度を落としているわけじゃなく、佇まいというか、主に歩き方でイケてなさを表現していた。
 歩き方、ほんと大事。
 ちぇりマホでも、町田黒沢の長い足をゆったりクロスさせるイケメンモデル歩きと、テケテケと短い歩幅で歩く赤麻安達の猫背歩きの対比が素晴らしかったが・・・ああ、またすぐチェリまほ語りに戻ってしまう。

 そんで、いくらイケてない吉沢亮だとしても、その父親役が中村まことって・・・

 「岸辺露伴」にも、泥棒役のチョイ役で出ていたけど、「AWAKE」の父親役はけっこう重要な役で、大抜擢じゃん。
 そして、吉沢亮にプログラミングを教えるハッカー役が落合モトキだったり、奨励会の指導棋士が朝ドラ「おちょやん」でキャラ立ちしている映画監督ジョージ本田役の川島潤哉だったりして、キャスティングのさじ加減が超好みだった。寛一郎の使い方とかも。

 すごく地味な映画なんだけど、テンポも音もいいし、将棋わからない人にも「ああ、この一手が!」ってわかりやすくやってくれる展開で、エンタメとして単純に楽しかった。
 そして、なんといっても、ラストシーンで偶然、「勝負の世界ではなく、遊びで楽しんで将棋を指す二人」というハッピーエンドだったのも好み。

 今年初めて、映画館で幸せな気分に浸りました。


1月17日(日)

●映画「おとなの事情 スマホをのぞいたら」

 これも随分前から予告編みせられていたが、イタリア映画が原作で、ギネス記録になるくらい各国でリメイクされた作品らしい。

 パーティーに集まった男女が互いのスマホを開示するっていう、「まあ、脚本次第で面白くなりそうね」っていうシットコム。
 こういうの好きだけど、映画館で見ないといけないような作品でもないというか、東山紀之だし、なんか予告編の東山紀之の佇まいに一抹の不安を感じたのだが、つい映画館で見てしまったのは、キャストの豪華さと、その末席に推しの淵上泰史がいたからです。

 だってさ、東山紀之・鈴木保奈美・益岡徹・常盤貴子・田口浩正・木南晴夏ってすごいメンツなんだけど、そこになぜ淵上泰史が混じってるのか?

 さて、最初からオチというか「年齢も職業もバラバラな7人がなぜ毎年集まってるのか」っていうのは、察しのいい人だったらわかるように作られていたのだが、まあ、予想通りみんな浮気しまくっていて、「やっぱ、そういう話よね」って感じだった。

 そして、危惧していた通り、ヒガシの役は「隠れゲイ」だった・・・

 予告編ですでに「そーなのかも」と思っていたのだが、ヒガシが一人で登場して「え?彼女連れてくるんじゃなかったの?」ってシーンで「ああ、これ絶対にそうだ」と確信。

 そして、自分の浮気を隠そうとした田口浩正が同じ機種だったからヒガシと強引にスマホを交換したので、ヒガシの恋人(ジャニーズ若手らしいが知らない子)が「置いていかれて、一人じゃ寂しい」って恨みごと言う動画が流れて騒然。
 田口浩正が若い男と浮気してるってことになってしまったのです。

 そんなことで田口浩正にゲイがバレてしまったヒガシと、取り繕うようがなくて八方塞がりになってしまった田口浩正の演技合戦は最高に面白かったんだけど、ここんとこBL作品にどっぷりの私としてはゲイばれなんかで笑いたくないんですよ。
 笑いモノにしたくないのに、芝居上手いから笑ってしまうのを抑えようとするから、余計に吹き出してしまい、辛かった。

 そんで淵上泰史は、見かけ通りのただのクズ野郎だったわけですが、まあ、こんなメンツの中では目立たなかったけど、いい経験になったのではないでしょうか?(上から目線)

 それよりも、鈴木保奈美と常盤貴子がガッツリ絡むのって初めて見るけど、これは豪華すぎる。
 そこは本当に眼福だったので、この映画見てよかったと思ったけど、映画よりも舞台向けの脚本だなあ。

 会話劇が上手い岡田惠和の脚本だったけど、こんなドぎつい設定だと岡田惠和のテイスト発揮できなかったんじゃないかなあ?

 あと、こんな映画なのに、私の前の列に中学生?いや、せいぜい高校1年生の男子4名が座っていて、一瞬、入るシアター間違えたのかと思ったよ。
 彼らは何を目当てに見に来たのだろう?
 「暇だから映画でも見ようぜ」だとしても、謎のセレクトである。

●ライブビューイングーミュージカル『刀剣乱舞』 五周年記念 壽 乱舞音曲祭

 さて、5時からのこっちが本丸でした。
 刀ミュは一度見てみたかったんだけど、チケット取りにくいから生で見るのは難しいので「最初はライブビューイングから」と思いつつ、それもなかなかタイミングが合わず、やっと見ることができた。

 とは言っても、これはミュージカルというより五周年記念のガラコンサートみたいなものらしいのはわかっていたが、それゆえ、刀剣男子が大勢出てくるみたいだから「お試し」としてはいいのか悪いのかわからないけど、まあ、とにかく暇だから見て見ました。

 結論として、ゲームもやったことなければ、見たことあるのが映画版だけなので、知ってるキャラが両手で数えられる程度の私には「どれがなんだかさっぱりわからん」かったのですが、まあ、全然わからないのにジャニーズ系のライブ見に行ったような感じなのであろう。

 出演者も、知ってるのは三日月役の黒羽麻璃央だけでした。
 その黒羽麻璃央も、盛りすぎてて原型とどめてないし(笑)
 だから、ジャニーズっていうよりも宝塚に近いなやっぱ。

 しかし、まず、会場のデカさに驚いた。
 1階部分も相当広いけど、後ろも4階くらいまである?
 NHKホールの3倍くあるあるぞ?どこなの?東京ガーデンシアターって?

 舞台中継ですから、20分の休憩があったので、スマホ起動してググったら有明にある住友不動産のホールで・・・・去年の6月にオープンって・・・・オリンピック関連開発物件なんだろうなあ・・・・つーか、キャパ8000って、すげー。
 武道館の代替品ですかね?

 そして、何が凄いって、この刀剣乱舞の舞台、ほぼ1ヶ月この箱でやってるんですよ。もちろん、半分キャパなのですが、4000人規模でも20日間公演って凄いなあ。
 ざっとソロバン弾いてみても、7億円くらいの興行収入なんだもん。
 映画で7億円って、なかなか難しいですからね。

 そういう意味でも、この公演は特殊だったんだろうけど、ストーリーがない歌合戦なので、舞台装置もシンプルだから、利益率高いような気がした。

 いかん、また金の話から入ってしまった(笑)

 そんなわけで、知ってる刀剣も三日月宗近だけという「刀剣乱舞10級」くらいの私だったのですが、「あれ?もしかして、槍が二人いね?」と気がついた。
 映画版の日本号もそうだったんだけど、槍役は大柄な子が当てられるのだろうか?
 でも、テロップも出てこないので、名前がわからないのです。
 そりゃそうですよね。嵐のライブ映像でいちいち「松本潤」なんてテロップ出てきませんよね。

 ただ、歌の合間にちょっとした小芝居があり、それで槍の一人が「蜻蛉切」さんだと気がついた。
 「真田丸」で学習済みなのである。本多忠勝愛用の槍。

 するってえと、もう一人は?もしかして・・・・やっぱ、「御手杵」さんだった。
 映画「引越し大名」で高橋一生が振り回していたので、「刀剣乱舞」界でもちょっと話題になっていた。

 おかげさまで、天下三名槍は押えました。

 あと気になったのが小柄なメガネ男子「篭手切江」
 なんか、昔の佐藤健みたいだった。
 あと、明石国行。関西弁のヒョロっとしたメガネ男子であった。

 どんだけメガネ男子好きやねん。

 しかし、この舞台とか、ある意味頂点なのかな?
 歌唱力やダンス力に多少の幅はあるけど、20人くらいがこのビジュアルでこの歌唱力でダンス力っていうのは、箱根駅伝の20チームを2チームに統合したくらいのレベルである。全員区間賞的な?
 まあ、どの世界もそうなんだろうけど、全国大会レベルの子が1000人いて、その中の20人がプロになれるかも、っていう話なんだろう。

それにしても、私の時代だと男子が踊るっていったらジャニーズくらいだったと思うが、今だとエグザイル系や劇団四季系や、この刀ミュみたいな2.5次元系があるので、すごい裾野なんだろうなあ。
 知り合いの息子さんも大学でダンスサークルだったらしいし、他にも息子さんが少し前までエグザイルの研究生やってたって人もいたし、そういうことなんだろう。

 そういえば、映画館なのにちゃんとサイリウム持ってきてる人がいて、「やっぱ、こういう世界なんだ」と感心したが、赤い人が歌うと赤で、青い人が歌うと青を振るのはわかるが、時々、色が揃わなくなる時があって「これは、たぶん、推しの色なんだろうか?」とか、サイリウムの色の法則を眺めるのも一興であった。

 ライブビューイングは初心者でも気軽に行けるので、また機会があったら。


1月16日(土)

 コロナ感染者が爆発的に増えて、また緊急事態宣言ですが、もう、なんかどうでもよくなってきた。

 つーか、想像力豊かな私は、去年の夏くらいにこういうことになるのかと思っていたんだけど、意外にそうならなかったので、「欧米と何が違うのだろう?」と思っていたのだが、ちょうど今くらいの日本の数字が欧米の去年の夏くらいの数字なんですよね。

 だとすると、ここから、あっという間に東京の感染者数の桁が上がる可能性も大なわけで、どうなるんじゃろか?
 しかし、ほんとうに、パンデミック状態、マジに辛い。
 でも、自分や家族が経済的な影響を受けていないのが不幸中の幸いである。

 さて、映画館も8時以降営業しなくなったので「会社帰りに映画見れない」ってことになったが、全部閉まっていた去年の緊急事態宣言の頃に比べたら全然マシなのか?
 で、久々に渋谷に映画見に行った。

●映画「私をくいとめて」

 のんちゃん主演映画として話題になっていたが、年末年始は映画鑑賞控えていたので、やっと見ることができました。大九明子監督作としても要チェック。

 しかし、私はこの映画を勝手にラブコメだと思っていたので「え?違うの?」

 いやあ、おひとりさま女子の「のん」が年下男子の林遣都となんちゃらで、脳内音声が中村倫也って、それはフツー、ラブコメじゃないんですか?
 すっごくダサい若林拓也とか出てきたし?

 見どころは多分、のんと橋本愛の共演なんだろうけど、見終わってみたら「あの橋本愛のローマのシーンいる?」
 唯一の友人が結婚してイタリアにいっちゃって、年末年始の休暇で訪ねてみたら、妊娠していて、それなりに行き詰まっていて、ってゆーの、たしかに重要なシーンなのかもしれないけど、「え?林遣都ともっとワチャワチャしないの?」

 だからラブコメだと勘違いしていた私が悪いんですってば。

 だから、ラブコメだと思っていたら、重度のメンヘラだったという・・・

 脳内友達の中村倫也の方が重要だったんすね。
 いや、それだったらそれでいいんだけど、脳内友達の中村倫也が核なのに、その具現化が前野朋哉って?

 「これくらいがちょうどいい」」って前野朋哉に失礼なのでは?

 てゆーか、あそこはやはり「岸辺露伴」に出てきたくらいの破壊力ある中村倫也を出して、「それよりも、やっぱ、現実の林遣都よ」ってなるところじゃないの?

 うん、わかるんだよ、肝心なところで逃げちゃう気持ち。

 でも、それ「チェリまほ」で散々見てきたから、「どこに逃げる要素ある?」って思ってしまった私が悪い。
 この話、私がまだ20代半ばだったら共感できたのかもしれないけど、50代の私には無理でした。
 林遣都がまた絶妙に上手いから、余計に「無いよ」と思ってしまった。

 ただ、俳優オタとしては見どころ多いというか、片桐はいりも素晴らしかったし、モブ扱いな山田真歩もすっごい良かったんですよ。
 でも、私向けではなかったということで・・・・

 映画終わったらちょうど8時で、外に出たら「うわー、渋谷はもう終電か?」ってくらい、土曜日の8時なのに、みんなゾロゾロと駅に向かっていて、なんじゃこれ?な光景だった。
 これはマジで飲食店死ぬなあ。

●「劇場版ポルノグラファー」完成披露オンラインイベント

 このご時世なので、無観客でライブ中継されていたから、土曜の午後はこれ見てました。

 ですから、映画化すっごく楽しみにしていたんだけど、「しょせん、内輪受けだろ?」と思っていたんだけど、後から発表されたキャストがスナック・アケミのママが松本若菜だったり、その息子が奥野壮(仮面ライダージオウ)だったので「これ、本気だ!」と一気に期待値が上がったのです。

 そんで、オンライン・トークショーは主要人物役の3人と三木監督だったのだが、城戸いじりが面白かった。

 城戸役は吉田宗洋っていう、舞台俳優なんだけど、彼のビジュアルが一番原作の再現度高いので、映像作品への出演が少なくても抜擢されたんだろうけど、それゆえに映像作品ならではの演出に苦労したようだ。
 「インディゴ」の名シーンであるタクシーの中でのキスシーンとか、監督から「ガッツくな、もっとタメろ」みたいに言われていたようだし、後ろから光が差す演出のため、キスするタイミングを見極めるのが大変だったみたい。

 さらに、葬儀の後、「床ドン」するシーンは、監督が「それじゃ殺人現場だろ!殺し合いじゃねえ」って言ったとか(笑)

 でも、私、「インディゴ」の男同士だからこその、かなり乱暴なラブシーン好きなんですよね。
 女性相手では絶対にできないというか、女性相手であれだと暴力的なシーンになってしまうんだけど、男同士だと頭掴んで押し倒すのもアリというか、見ていて「ふぁああああああ」ってなります。

 「壁ドン」も本当の壁ドンというか、「うるせー、てめー」って相手の胸ぐら掴んで壁にドンしてたし(笑)

 そんで、乱暴な扱い受ける竹財輝之助の受けがまた最高なのよ。
 ルックスはそれほど好みじゃないんだけど、こんなに遊び心のあるなんでもやってくれる俳優さん、他にいないよ?

 それは多分、彼が微妙なポジションにいるからなんだろう。
 松坂世代だしね。

 私、こういう野心満々なタイプが大好きなので、竹財輝之助のことは応援しているし、今ちょうど、深夜ドラマで「年の差婚」やってて、葵わかなちゃんの年上夫役もキュートにまとめているから、ほんと好き。

 「ポルノグラファー」に関しては、相手役の猪塚健太も「もっと売れててもいいんじゃね?」って思うし、なんと言っても猪塚健太は映画「娼年」で松坂桃李をイカせた男ですからねえ。
 あの役、ほんとキレッキレで大好きだったので、「ポルノグラファー」で「体育会系の好青年」やってる落差が激しかったです。

 そういや、しばらくFODでは「娼年」が見放題だったので、「はあ、なんか思いっきり笑いたい」って時に、再生していたのですが、「また、猪塚健太のド変態シーン見ちゃおうかな」と思ったら、もう有料になってた。
 えー?なんで?松坂桃李が結婚したから?
 逆でしょ。
 結婚記念で、開放すべきでしょ。


1月15日(金)

 チェリまほ中毒からのリハビリとして、町田啓太過去作を漁っていますが、おかげでこんなのまで見てしまった。

●「人は見た目が100パーセント」フジテレビ2017年

 少し前に「ポルノグラファー」沼に落ちて、FODに課金してるもんで。

 あ、そうそう、「ポルノグラファー」が映画化決定になったので盛り上がっていたのですが、また地上波放送始まったので祭りです。
 つーか、私の去年の夏ごろの計画では「ポルノグラファーの映画見るまでは死ねない」だったのですが、まさか、その前に「チェリまほ」にハマるとは・・・・

 で、「人は見た目が100パーセント」ですが、美しいものにすぐひれ伏す私は、この頃、桐谷美玲ちゃんの美貌に夢中だったのでこのドラマも楽しみにしていたのですが・・・なんか、毎回、女性誌の美容特集なことダラダラやっていたし、当時売り出し中だった成田凌もなかなか出てこなかったので、結果ほとんどまともに見てなかったので、町田啓太が出ていた記憶が全くない。

 つーか、あらためて見てみても、成田凌はなかなか出てこないし、町田啓太に至っては毎話1シーンくらいしか出てこない。

 あー、こういうの久しぶりだな。
 高橋一生沼に落ちて、過去作漁っていたけど、ずっと早送りしてましたっていう。

 このドラマは、あの超美形の桐谷美玲が「冴えない理系女子」をやっているという時点でかなり無理な設定なのですが、そこにさらに、超美形の町田啓太を「冴えない理系男子」として配置してバランスとってるつもりらしい。
 まあ、町田啓太はこういう役が得意というか、ノリノリでやってるから面白いんだけどさ。つーか、白衣に何本ペン挿してんだよ、重いだろそれ?(胸に5本以上、下のポケットにも5本以上ある)

 自分用メモ。
 4話で「シャンプー指南」する町田啓太が最大の見どころ。
 いや、上半身裸なんだけど、そこじゃなくて、メガネしたままジャンジャカ顔面にシャワー浴びるのがむっちゃ笑える。

 後半になって、ブルゾンちえみに惚れられるので出番が増えるが、最後までトボけた奴で終わった。

 あと、成田凌はほんと素晴らしいのだが、最後の最後になってクズっていうのか・・・そういうのとも違うんだけど、「好きな女性が複数いてもいいんじゃね?みんな好きだし」ってなったので「え?・・・」って絶句した。

 だったらさあ、最初から本命は実は町田啓太でしたって落ちにしておけよ。

 って、今だとそう思うけど、3年前くらいの町田啓太はこんな扱いだったし、これの次が「定年女子」でイケてるのにフラれる当て馬役で、その次が「女子的生活」かあ。
 「女子的生活」の町田啓太はほんとイイのよね。
 全然イケてないんだけど、「女子になってしまった同級生」をちゃんと女子として扱うところがステキなのです。

 その次くらいに「中学聖日記」で、有村架純にはフラれるというか、岡田健史に全部持ってかれるんだけど吉田羊と付き合うことになる町田啓太よかったなあ。

 その次が「ギルティ」で、「え?町田啓太を三浦翔平ポジに?」って思ったけど、あれはなんか中村ゆりかが全部持ってったからなあ。なんだったんだ、あれ?
 コロナで中断していたので、途中見てなかったんだけど、後半から戻ったら「盛り込みすぎでわけわからん」って思ったし、「もう30歳の町田啓太の高校時代役はちょっと・・・」て思ったっけ。

 そんな漠然とした印象だった町田啓太に「チェリまほ」でこんな持ってかれるとは、本人もびっくりしてるみたいだけど、こっちだってびっくりしてるよ。


1月4日(月)

 妹から「宿泊はヤメとけ」と言われていたが、親もそれでは寂しかったらしく「食卓にシールドこさえたから泊まっていけば?」と言われたので、元旦の昼前に実家到着。
 そして、千葉の弟宅・小金井の妹宅とZOOMで「あけおめ!」した。

 大企業系列で勤務する実弟と義弟は、ずっとリモート勤務らしい。ずっとフツーに出勤している自分の会社がダサいだけだったのね、やっぱ。
 泊まった翌日、妹が息子を連れて来てくれた。実家から1駅のところに住んでいるから、たびたび来てるみたいだが、家には入らず庭にいるスタイル。
 小学生の息子は感染リスクが高いし、妹も飲食店勤務なので絶対に油断しない姿勢が素晴らしい。

 いや、私だってちゃんと気をつけているのよ。
 最後のイベント仕事は20日だったし、その後、年末は映画館にも行かなかったし(チェリまほ沼の底に沈んでいただけだが)、そもそも会社では濃厚接触なんてしてないので、「これで感染しているようだったら、もう無理だ」ってくらい気をつけていたのよ。

 で、妹に「年末メールしたのに見てないでしょ」と言われ「あー、メール、ゴミばっかなんで」と言ったら「いいかげん、ラインやってよ」と言われたので、「じゃあ、設定手伝って」と、妹に教えてもらいながらライン・デビューしました。

 そんで、あけおめZOOM会議で、千葉の姪っ子たちに「お年玉どうしよう?」って言ったら、「お金の使い道がないから、そんなに急いでない」と、あの金の亡者どもがそんなことを?
 うちの両親はすでに弟の口座に年末に振り込んでいるらしい。
 つーか、孫へのお年玉だけではなく「今年はご馳走を振る舞えないから、なんかそっちで美味しいものでも食べて」と正月支度金も上乗せしたらしい。

 えー、そうなんです。私と妹にもくれました。
 まあ、出どころは「亡き祖父母が残した預金」なんですけどね。
 時々、なんかあると分配してくれるのですが・・・未だにお小遣いもらうのって、どうなんでしょ?

 まあ、家族が誰も金に困ってないのって、すっごく幸せなことなんですけどね。

 それで、お年玉ですが、妹と一緒に実家に来た甥っ子には3000円包み、千葉の姪っ子3姉妹には妹と一緒に振込むことにしたのだが、妹が「配分はあっち任せで2万円」を出してきたので「じゃあ、私は3万円ってことで」
 母に「出し過ぎじゃないの?」って言われたが、こっちもコロナ禍で小金の使い道が無いもので。

 (この数日後に、うちにバイトに来ている大学生と雑談したのだが、「バイトしたくないわけじゃないけど、お金もらっても使い道がないからモチベーションが下がりまくってます」って言ってて、飲み会やらカラオケやら旅行やらライブなどの「使い道」が無いのは皆同じなんだなあ、と。学費や生活費に困ってない学生さんはほんとバイトする意味を見失ってるようだった。)

 えーと、それで久々に家族と対面して・・・つーか、去年会ったのがお正月が最後だったので、ほんと1年ぶりだった。
 こんなに期間空いたの初めてじゃね?
 まるで、海外に移住した人みたいだね。

 で、2日の夕方、帰宅して、また町田啓太に戻る。

 だから、私は遅まきながら気がついてしまったのですよ。「町田啓太、若き日のキアヌに似てね?」って。

●「定年女子」NHK BSプレミアム 2017年

 BSドラマだから見てなかったし、存在も知らなかったんだけど、オンデマンドだと見られるから今更ながら見てみました。
 「美女と男子」と同じ、田渕由美子脚本で、話もほぼ同じっていうか「高い能力があるし美人だけど、性格がアレなので、会社で評価されなかった中年女性が転職したら実力発揮して、なぜか年下の町田啓太に慕われる」

 いや「美女と男子」は当時35歳くらいの仲間由紀恵が役でもそのくらいの年齢設定で、20代前半の町田啓太が惚れるのわかるんだけど、「定年女子」は当時すでに50歳すぎの南果歩ですよ?
 それはさすがに、いくら南果歩でもちょっとねーな。
 つーか、町田啓太が南果歩に惚れる理由っていうか、エピソードも特になく、最初から好きだっていう描写じゃねえ?

 しかし、こういう設定、私・・・・知ってる。

 題名忘れたからググったけど、日本公開2004年の映画「恋愛適齢期」だ。

 ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンの熟年ラブコメなんだけど、ダイアン・キートンに恋してフラれる当て馬がキアヌだったのよ。
 キアヌの「あ、オレ、ダメなんだな」って諦める時の顔というか目が美しすぎたの、よく覚えている。

 というわけで、ドラマの出来とか町田啓太の演技がどうのという以前に「なんか全力で町田啓太沼に取り込まれようとしていて怖い」と思いました。

 その流れで(?)やっとこの映画見に行けた。

●映画「天下者」

 「てんがらもん」って読むみたいです。
 この映画がどういう経緯でできたのか知らないが、企画自体はディーン様ブレイクの「あさがきた」よりも早かったらしい。

 私も「あさがきた」のディーン様で初めて五代友厚という人を知ったので、功績のわりには一般的知名度が低かったんだろうなあ。

 で、織田信長とか坂本龍馬みたいに手垢まみれの人気キャラを再構築するのは、もちろん難しいんだけど、こういう「ほぼ手垢のついてない新キャラ」も難しいんですよね。
 「あさがきた」の五代様は彗星のごとく現れたディーン様の魅力と相まって強烈な印象を残してしまったので、その後にやるのはさらに難しい。

 なので、やはり「大河ドラマのダイジェスト」みたいな感じになっていたように思う。

 でも、「あさがきた」では描かれなかった、五代友厚が機械いじりなどに天才的な才能を持っていて、どこかダビンチ的な「物事の構造」にひらめきがあった天才であったことの描写は興味深かったんだけど、そこと「人たらしなのに、評価低い」みたいなところ、難しいよね。
 映画というよりも「天皇の料理番」みたいな連ドラ向けの素材だったと思った。

 そんで、三浦春馬ね。

 チェリまほで、町田啓太の魅力に気がついて「これ、三浦春馬の互換にならね?」って思ったのですが、あー、やっぱ、なんか違うわ。

 いや、町田啓太がダメってことではなく、三浦春馬は三浦春馬でしたってだけの話。

 まだ映画のストックあるので、今後も映画館で三浦春馬を見る機会があるんだろうけど、「やっぱ、もうこの子がこの世にいないのって、マジ?」って感じです。

 だから私は、三浦春馬をちゃんと見たのって「おんな城主直虎」が初めてで、20代前半のキラキラしてた時代の三浦春馬をよく知らないのですが、「35歳とか40歳になった三浦春馬見てみたかったな」と思ったのでした。
 
 

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