可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

11月30日(月)

 ほんとチェリまほにどっぷりで、その弊害としてはまず「大河ドラマを見られなくなった」

 完全に少女漫画脳になってしまったので、戦国時代がキツくて受け付けなくなってしまったのである。
 チェリまほって、善人しかいないお花畑のような世界なので(セクハラやアルハラはあるんだけど)、その糖度の高い世界に浸っていると、激辛展開が辛くて見てても途中でまたチェリまほ再生始めてしまうという。

 それにしても、こんなにハマったの初めてだから、10年後に「あのコロナの年・・・」と思い出したら「そして、あのチェリまほの年」と思い出すんだろうなあ。

 それにしても、赤楚くんは、私もこの間見た映画「思い思われ、ふりふられ」(浜辺美波ちゃん目当て)で初めて知ったんだけど、「わー、エグザイルのガンちゃんみがある子犬系だし、人気出るわこりゃ」と思っていたら、これですよ。
 仮面ライダー・ビルドは犬飼貴丈が先に売れていたけど、クローズの赤楚くんもこれで猛追ですね。つーか、赤楚くんはこの勢いで朝ドラ出たら中村倫也みたいなことになりそう。

 そんで、ツイッターでみんなの感想を読んでいると、意外と町田啓太のこと知らなかった人が多くて「え?そうなの?」って驚いた。
 「花子とアン」でブレイクして以来、安定的に出ている印象だったので。
 でも、代表作がなんだって言われると、「女子的生活」も「中学聖日記」も二番手だったので一般的には目立ってなかったのかなあ?
 けっこうドラマ好きの人でも「これまで町田啓太にあまり興味がなかったが、チェリまほで、この彫刻的美貌の価値がやっとわかった」というようなこと書いてる人もいたので、田中圭が「おっさんずラブ」で跳躍したみたいなことなんでしょう。

 俳優ウォッチが楽しいのはこういうことで、「潮目が変わる瞬間」が超楽しいのです。

 高橋一生で言うところの「シン・ゴジラでこんないい役?」からーの「来年、大河ドラマと坂元裕二ドラマじゃん!」からーの、自分まで津波に飲み込まれたような「なんで、いきなりイケメン扱いになるんじゃ!」って大ブレイク・・・・

 今、私がどれだけ町田啓太が好きかというと「オレの長澤まさみの相手役やってもよくてよ?」って思うくらいに好き(笑)
 てゆーか、映画コンフィデンスマンの次の企画がどうなってるのか知らないけど、ジェシー三浦春馬の穴は町田啓太で埋められるのでは?トンチキ美男は得意だよ?

 さて、チェリまほの話はこれくらいにして、他のドラマのこともメモっておく。
 好きな順です。

●「共演NG」テレ東 月10

 私は劇中劇が大好きで、特に朝ドラで「ヘタクソな学芸会」みたいなのが始まるとキャッキャと喜んでしまうのだが、役者が「演技している演技」をしているを見るのが大好きなので、この「共演NG」はまさにツボ。
 並べるのは恐縮ですが、「雨に唄えば」とか「アメリカの夜」などの制作現場が舞台のドラマなわけで、意外とこういうドラマって無かったのかなあ?パっと思い浮かばない。
 映画だとダスティンホフマンの「トッツィー」もソープオペラの制作が舞台だったよなあ。

 そして、共演NGという、本当にあるのかわからないものをテーマにしたのはホント上手いと思った。
 そして、本当の意味で共演NGなのは「破局が大スキャンダルになった主演の二人」だけで、他は「特撮上がりと2.5次元」と「同じアイドルグループの先輩後輩」と「ああ、それはNGというよりもポジション被りで共演しないよなあ」という「あるある」である。

 チェリまほでも、町田啓太と浅香航大が共演していて「この二人、ポジション同じだからなあ」って思ったけど、そういうことだ。

 このドラマ、主演が中井貴一と鈴木京香という「え?テレ東なのに?」という豪華さだが、他のキャスティングもかなり気が利いていて、というか、ワタクシ好みが揃っているので「テレ東ヤバいな」と思った。監督役を生き生きとやっている岡部たかしもよき。岡部たかしは、だんだんいい役に上がってくるなあ。少し前までは、いきなり出てくるピンポイント出演ばかりだったのに。
 あと、山口紗弥加がもう安定のメンヘラ芝居で、昔の片平なぎさみたいなポジションを確立したので、このまま順当に行くと野際陽子みたいな「怖い姑」ポジに上り詰めそう。

●「あのコの夢をみたんです」テレ東深夜

 TVerで見てるから、何曜日に放送しているのか知らないんだけど・・・

 又吉とかシソンヌが原作の映像作品を立て続けに見たけど、イマひとつノレないし、そういや前にもバカリズム作のドラマも合わなかったなあ、ってわけで、これも山里亮太原作だから、ダメかもなあ、でも出てくる女優陣が超豪華だし、山ちゃん役は仲野太賀だし、って試しに見てみたら、妄想っていっても恋愛妄想だけじゃなくて、シットコムみたいなことになっていたので、とても楽しめる。

 女優陣だけじゃなくて、大原櫻子ゲストの5話は予告無しで柳俊太郎と久保田悠来が出てきたりするので油断できない。柳俊太郎はいつのまにかトレンドマークの長髪をやめたらしい。短髪にすると、あくまでも「いい意味」で新井浩文っぽくなるようなので、いいと思うんだけどなあ。

 あと、7話の「高校生の非モテ四人組」が仲野太賀・本多力・古舘佑太郎はわかる、というか、これも豪華なキャスティングなんだけど、そこに落合モトキを加えるの?まあ、落合モトキは最近、ポスト中村倫也みたいな感じになっているので、イケもボケも出来ますって感じでいいんだけど。

●「この恋あたためますか」TBS 火10

 中村倫也がコンビニ社長をクビになって、コンビニバイト初めてから、やっと温まってきました。
 このドラマの話が面白いかどうか、正直よくわからないんだけど、「中村倫也がこの枠で、1番手!」ってことが、とにかく感動である。

 でも、やはり私は中村倫也をイケメンだと思えないので、イケメンエリート役はやっぱりちょっとキツいんだけど、声の演技が抜群に上手いので、ビジュアル的に「?」と思っても、声でグイグイ引っ張られますね。

 なので、慣れないコンビニバイトに苦労しながらツンデレな中村倫也のほうがフニャっとした顔が多くなるので、やっと面白くなってきました。

●「危険なビーナス」TBS 日曜劇場

 大河ドラマで主演やって以降、ほとんど地上波ドラマに出ていなかった妻夫木くんが、いきなり日曜劇場主演ってことに驚いたけど、これはまた地上波に戻ってくる布石なんでしょうか?

 で、話は東野圭吾原作のミステリーなんだろうけど、私は吉高由里子と妻夫木聡のラブコメだと思って見てるので真犯人が誰とかどーでもいー(笑)
 ラブコメの2番手がディーン様なんて、すっごく贅沢じゃん!

 私の脳内だけで展開されている「40歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」では、黒沢役がディーン様で、安達が高橋一生なのだが、安達役がブッキーでもいいな、って思った。みんな松坂世代の同い年なんで。


11月29日(日)

●映画「悪の経典」2012年

 「チェリまほ」で町田啓太と共に「様子のおかしいイケメン」を演じている浅香航大ですが、5月にNHKBSで松本清張の「証言」では、妻子持ちの隠れゲイ役(1年ぶり2回目)の谷原章介の愛人役で、「憂いのある美大生の美青年」をやっていたので、それまた見てしまったのですが、「証言」は全く救いようの無い話なので、「うわー、辛い」ってなったけど、浅香航大はとにかく美しかった。浅香航大にジワジワと言い寄る酒向芳のキモさも最高ですけど。

 そんで、ふと、「マッサン」以前の浅香航大って見たことなかったなあ、と思って、FODで検索してみたら、この映画が出てきた。
 原作読んだことあるから、あの話で三池監督作だと、血の量がハンパないだろうから映画版は見たことなかったんだけど、浅香航大は最後まで生き残る役らしいし、ゲイの子が林遣都だし、ゲイの先生は平岳大だし、うちの動画環境だと映像がかなり悪いから大丈夫だろうと思って見てみました。

 原作読んでる時も思ったんだけど、私はマック・ザ・ナイフの曲が大好きなので、映画も見てみたらけっこうアガるのではないかと思っていたけど、山場で「イッツ・ショータイム!」みたいに流れた時には血みどろでしたけどアガりましたね(笑)
 映画館で見てたら、けっこうキツかったと思うけど。

 とにかく登場人物が多いので、一人一人の見せ場が少ないから、浅香航大目当てで見る作品じゃなかったけど、今見ると「あ、伊藤沙莉だ」とか「岸井ゆきのだ」ってわかるけど、公開当時だと生徒たちの顔がよくわからなかったんでしょうねえ。

 あと、原作だと銃弾の数が限られていたので、ハスミンの中での頭脳戦みたいなところが読みどころだったと記憶しているけど、映画版だと球数制限無しでぶっ放していて「確かに映画にするとこうだな」と納得した。

 そんで、この映画には関係のないことだが、ずっと「チェリまほ」の赤楚衛二見てて「誰かを思い出すんだよなあ」って思っていたのだが、これ見て、速攻わかった、若い頃の伊藤英明にすごく似てる!
 顔が似てるというか、つぶらな瞳で、犬顔なところがほんとそっくりだった。まあ、ボディは全然違うんですけどね(笑)

 「悪の経典」は伊藤英明の肉体美を堪能する映画でもあるので、そこは私の趣味じゃないのでガンガンスキップさせていただきました。


11月28日(土)

●チェリまほ廃人と化してます

 いやー、マジ、合法でこんなキマるの初めてだわ。
 いや、違法でも、こんなにキマらないぞ?

 どうなっちゃんてんのかと言うと、帰宅すると、動画再生してしまい、ずっとニヤニヤしながら夜中までリピートして、朝目が覚めるとスマホで再生してしまうわけです。
 今まで、スマホで動画はあまり見てなかったのだが、これを覚えちゃうとずっと寝転がって見てしまう危険性に気がついた。

 なんでスマホで見てるかっていうと、「ユーチューブに違法動画いっぱいあがっていて、つい見てしまうが、いかん、ちゃんと課金しないと」って公式のツタヤに加入したら、うちのPC環境が対応してなかったのです。
 でも、スマホだとOKだったので、休日はずっと布団の中で1話からリピートみたいな。

 それにしても、なんでこんなに夢中なのだろうか?

 やはり、7話が凄かった。

 そもそも1話はTVerで見て「お、これは面白そう」と2話もTVerで見たが、ずっと笑いっぱなしで「これは面白い!」ってハマったのだが、そのうち、朝起きたら即見るようになってからの、「リアタイしてツイッターでつぶやくぜ」になってからの7話。

 そもそも6話で、黒沢が告白したところで終わったあたりからヤバかった。

 それが前向きな告白ではなく「終わらせるため」だってことはわかっていたが、公式の予告編で「好きになったのは7年前」ってことになっていたので、全チェリまほ民が「えええええええ?」ってのけぞった。
 原作だと「去年」なのに?

 顔がいいから、女には不自由しなかった黒沢が、30歳になって初めて本気で好きになった相手が安達だった、ていうのが原作ですが、「23歳の時からずっと好きだった」っていうと重みが違うじゃないですか。

 安達は童貞こじらせてますが、黒沢は初恋こじらせてるんだ・・・・

 というわけで、「7話どーなっちゃうの?どおおおおおなっちゃうの?」という期待を見事に期待以上の話にした脚本はもちろん素晴らしいのだが、だから演出・撮影・照明などがほんと素晴らしかった。

 6話までは安達視点だったのが、7話の主役は黒沢なので初めて黒沢のモノローグが入る。

 「見た目で得していたのはわかってるけど、見た目だけっていうのが嫌だった」って知らんがな、ですが、「見た目はいい」っていう役を演じている町田啓太の見た目の説得力が凄い。

 で、なんで「7年前」にドラマは改変したんだろうと思っていたら、原作の「女社長にセクハラされて対応に失敗」っていうの、原作だとセクハラに反応したんじゃなくて、飲み過ぎで「うっ」ってなっちゃって誤解だったのですが、ドラマ版はこれまでも「童貞が云々とか、王様ゲームとか、そういうの今の時代はナシね?」って、かなり慎重にセクハラやモラハラを扱っていたので、「そーゆーの女子だけじゃなくて、男子でもダメなんだよ」っていうことなんだろう。

 だから、ここを改変した人、天才だなあと。

 それにドラマ版の黒沢のキャラだと、こういう失敗しないだろうから「新入社員の頃の話」にしたのは本当に上手いんだけど、おかげで「え?それだと、黒沢の解釈が変わってくるから」と1話からまたリピートしてしまうことになるわけです。

 というわけで、7話は前半は黒沢の「安達を好きになったきっかけ」と「この好きをもう終わらせる」という決意が描かれ、「次に会ったら全部元どおりだから」というセリフでモノローグが安達にチェンジ。素晴らしい構成!

 「次に会ったら全部元どおりだから」は冒頭の告白シーンのセリフで、告白しても、安達に受け入れられなかったことを察した黒沢が「ごめん、忘れて。次に会ったら全部元どおりだから」って言って去っていくのですが、しばらくスタスタ歩いていたのに、急に立ち止まって「ぐはっ」ってなるところ、すごい良い。
 私もそういう経験あるから・・・・公園のベンチでしばらく呼吸困難になったなあ。
 つーか、町田啓太なんてコクって玉砕したことなんて無さそうなのに、なんであんな演技ができるの?
 監督の演出?(失礼な決めつけ)

 そもそも、この告白シーンがエモいのは、安達の方はもう黒沢のこと好きになっていて、黒沢の様子が変なのを「やっぱ俺、重いのかな」とか思ってるのに、このままただの友達みたいな関係ではいられないと思いつめた黒沢が突然告白するから、安達がまたオーバーフローしてしまうところで、そう、この二人、互いに「相手がフリーズした時」をネガディブに解釈しちゃうんだよなあ。

 黒沢は昇天しているだけだし、安達はフリーズしているだけなのに。

 それで、もう終わらせるために告白した黒沢ですが、ここがモテ男だからなのか、優秀な営業マン気質が出たのか、安達の頬に手を伸ばして粘るのですが、その手が美しすぎて死んだ。
 安達の困惑した表情を見て、黒沢は「ごめん、忘れて」になるのですが、この時の安達に関してはけっこう解釈が分かれていたけど、私は安達が触れられるのを拒否したわけではないと思うなあ。
 手が触れたら、黒沢の心の声まで流れ込んでくるから、「うわ、来る」って構えていただけのように見えた。

 安達にしてみれば、それまでウッキウキだった黒沢の様子がちょっとおかしくなったけど、今日も泊まりに来るからそこでゆっくり話をしようと思っていただけなのに、いきなり告白されたから、ほんとどーしていーのかわからないだけなんだよね。

 この展開は原作通りなんだけど、ドラマ版はじっくり時間とって丁寧に描くので、ほんとエモい。

 そんで、黒沢の告白→黒沢が安達を好きになったエピソード→出張中の黒沢が「次に会ったら元どおりだから」からの、安達の「って、黒沢は言ったけど」からのモノローグで、「元どおりってなんだよ?」
 黒沢にとっては「7年間の片思い」を終わらせるということですが、安達にとっては「初めて自分のことが好きだという人が現れたドキドキの1ヶ月」なわけで、それを今更「なかったこと」にするなんて無理なわけです。

 そして、いきなり走り出す安達。恋愛ドラマのお約束です。マジ月9です。

 そんで、なぜか前方から黒沢が歩いてくるのも、王道すぎて萌える。

 ここ、原作だと安達が「俺も黒沢のことが好きだ!」ってだけなんですが、「ごめん」から始まるのが凄かった。

 黒沢の方は当然「あー、ちゃんとフラれるんだ」って思いますわよね(笑)
 で、伏線として、学生時代の黒沢が次々と可愛い女の子から「好きです」って告白されてきたけど、なんで好きなのかちゃんと言ってくれない「外見だけ?」なジレンマを抱えていたシーンがあって、それを踏まえての安達の長ゼリフの告白っていうのが、ほんと上手いなあって思いましたし、「俺も」じゃなくて「俺は黒沢のことが好きだ!」って言うのすごく良かった。

 ここでまた黒沢が昇天しちゃってて固まってるので笑ったが、あれ?反応ない?って思った安達が「あ、返事遅くなってごめんだけど・・・」って言うのが可愛すぎるし、また黒沢のカバンが床どんされてるし。
 そして、黒沢が安達に駆け寄るタイミングで後ろに流れる電車の光って偶然なの?それとも狙ってやってるの?
 そのあと、安達の手が黒沢の背中ギュっとするところで、今度は逆から電車が走るので偶然じゃなさそうだけど、狙ってやるのも難しそうだしなあ。映画だったらそのくらいやるだろうけど、低予算の深夜ドラマだからなあ。

 いやあ、ほんと7話は神回でしたわ。しかし全12話なのに、折り返し地点で最終回みたいな展開って、この後どーすんの?って思う。
 そしたら、熱いハグのあとのカットが二人が駅に向かって歩いてるところで、ガチガチになった安達が「この後、どうする?飯でも行く?それとも?」って、それ「意味わかって言ってるの?」ってセリフだが、がっつり食いつく黒沢が怖い(笑)

 つーか、俺たちが流した涙を返せ!って感じでした。いいよ、もっとやれ。

 というわけで、6話が終わった後には「ええええ?7話まで一週間どうするの?心臓が持たない!」って悶えまくりでしたが、ハッピーな7話が無事投下され「次まで毎日これを繰り返し再生するから来週まで穏やかに生きていける」と思いました。

 あまりにも幸せな気分だったので、仕事でちょっと嫌な案件があった時に「もー、私の幸せな気分に水を差すなよ」って思ったくらい。その案件、まだ解決していないので、早くどうにか決着をつけたいのですが・・・今のところ円満解決の道を探ってますが、下手すると法的措置が必要になるかもしれないので・・・

 そんで、8話直前に主演の二人が(厳密に言うと主演は赤楚衛二で町田啓太はトメだが)インスタライブやると前日に発表されたので、とうとうインスタのアカウント作りましたよ。
 木曜日の7時から開始ということで「帰宅に間に合わないなあ」と思いつつ、電車内で始まってしまって、でも電車内でもちゃんと見られたから良かったけど、駅で降りて改札から出たら電波が不安定になったので、駅前のキャリアのWIFI入るところから動けなくなった。ずっと外で立って見ていたので冷えました。

 やべーな、私、赤楚衛二の写真集買っちゃいそうな勢いだぞ。(課金したくてたまらない勢)

●「チェリまほ」8話

 また10時ごろ、いったん仮眠して、1時からリアタイしました。

 どシリアスだった7話から、「ドギマギ・オフィス・ラブ」になった!ラブコメ復活!
 つーか、安達というか赤楚くんのギアがまた一段階上がってないか?

 しかも、柘植が乱入とか豪華すぎる。
 私はドラマ見始めてからすぐ原作漫画も買って読んだんだけど、それは「この二人はどこまで進展するのか?」(要するにキスシーンがあるのか、もしかしてそれ以上?)というのと「柘植と黒沢の絡みはあるのか?」を確認したかったからなんだけど、5巻で黒沢と柘植の対面シーンがあって、「これは期待できる」と思っていたら、この8話でやっと実現しました。

 それにしても、また上手く5巻の内容を改変して落とし込んでいるなあ。
 黒沢が柘植に嫉妬とか、安達と柘植がテレパシーで会話とか原作の要素を上手く取り込んでいて唸る。

 そして、何よりも、町田啓太と浅香航大が同じ画面にいるの初めて見るので、眼福の極みでした。
 この二人はポジションが似てるから(朝ドラブレイク脇役長身イケメン)、並ぶことがなかったもんねえ?

 ところで、三人で湊(ゆうたろう)のダンスの練習見に行ったのだが、エグザイルの町田啓太はもちろんのこと、私は見たことがないけど元ジャニの浅香航大もけっこう踊れるはずだから、二人で湊のバックダンサーやってみて欲しかった。

 というわけで、笑いっぱなしの8話だったが、やはりこの回のハイライトは「ポエム発動する黒沢」でしょう。
 いや、何度見ても「刻むぜビート」のところで吹くんだけど。いや、何度も見てるから「恥ずかしがりやの僕のエンジェル」は我慢できるようになっただけです。

 インスタライブで町田啓太が「監督も脚本読んですごく期待していて、やるのがプレッシャーだった」と言っていたけど、超絶キモカワでした。
 すごいのは「心の声」でダサポエム読んでいるのに、顔はスーンとスマしているというか、フェルメールの絵か?ってくらい美しい横顔なんですよ。さらに、バスの外の光景が公園の横なのか絵は飛んでてわからないんだけど、ずっと緑で、美しい緑をバックに美しい横顔を晒しながらの「恥ずかしがりやの僕のエンジェル」という演出に唸ったわ。

 いやあ、事前予告では「安達の変な服装なんじゃ?」で盛り上がっていたけど、8話が盛りだくさんすぎて、安達の服装に突っ込む余裕なかったですね。それに、あのダウンジャケット着てなければフツーに可愛かったし。

 「チェリまほ」はニコニコでも公式に上がっていることに気がついて、先週からそこの見てるんだけど、8話のコメントが「かわいい」ばかりになってて、もう、語彙力以前に、そう言うしかないよなあ。
 イケメン俳優がみんな「かわいい」ことしかしないので、そりゃ語彙力死ぬよなあ。

 柴犬(安達)、ゴールデンリトリバー(黒沢)、秋田犬(柘植)、パピヨン(湊)、コーギー(六角)がワチャワチャしてる動物番組をずっとニヨニヨしながら見てるみたいな。

 そして、このドラマは毎回「ええええええ?」で終わるのだが、今回は湊の元サークル仲間の圭太(岩本晟夢)が柘植の見ている前でキスして「ええええええええ?」でした。
 岩本晟夢くん、早速調べたがまだウィキにページが無いくらいの新人なんだけど、シスカンパニー所属ってどゆこと?(元々、夢の遊民社のマネージメント事務所なので、今でもそうそうたるメンツばかり)

 まあ、岩本晟夢くんに次にどこでお会いするかわかりませんが、今のところ町田啓太演じる黒沢に「おっさん」と言った役の子として記憶に残ることでしょう。

 というわけで、「ちぇりまほ」見ている間は、コロナのこととかすっかり忘れて、ただひたすら幸せなのですが、なんかアヘン窟な状態になってるので、ヤバいです。

 そうだ、書き忘れていた、この「チェリまほ」も主要BGMの一つがピアノの三拍子でした。


11月22日(日)

●映画「水上のフライト」

 パラ・カヌーの話で、たぶんオリンピック関連企画だったのだろう。
 中条あやみの人気度がよくわからないのだが、日曜日でもあまり客入ってませんでした。

 私は杉野遥亮目当てだったのですが、恋愛エピソード無しでがっかり。
 まあ、でも、中条あやみの役は半身不随で車椅子なので、お姫様抱っこはしていたので、それでヨシとしよう。

 そんで、「杉野がキャスティングされたのは、モデル身長の中条あやみに釣り合う高身長だからなのかなあ?」って思ってしまいました。

 カヌーの描写は、なかなか爽やかで、見てて心地よかったけど、杉野ファンとしてはやはり物足らなかった。
 あと、パラ・カヌーの女王役の子が「どっかでこの顔見たことがあるなあ」って思ったが、途中で冨手麻妙だと気がついた自分エラい。「娼年」で松坂桃李をテストするクラブのママの娘役です。もちろん盛大に脱いでました。あ、ググったら元AKBなんだ!がんばれー

 あと、エンドロール見てたら、音楽が上野耕路だったので「えー、知らなかった」とのけぞった。
 もー、何度も予告編見ていたのに、そこ教えろよ!


11月14日(土)

●映画「十二単を着た悪魔」

 伊藤健太郎案件。しかも、これにも伊勢谷が出ているという・・・

 だだ「アシガール」勢からだと「若君がタイムスリップ?」だし「いいね!光源氏くん」勢からだと「サオリ殿のが源氏物語の世界に?」という話なのである。

 ところで源氏物語の熱心なファンでもないので「弘徽殿の女御って誰だっけ?」って事前に復習しました。源氏の女じゃないから、なんかキャラ覚えてなかった。
 まあ、そのあたりは、映画の中でも丁寧に説明してくれてて、桐壺帝の第一夫人で皇太子の母だから、光源氏をライバル視する役所なので、源氏物語の中では悪役なんだけど、「それだけじゃない」っていう話なんですよね。

 そこはわかったし、演じる三吉彩花も美しく・・・・って、この子よく知らないんだけど、三浦春馬がどーの竹内涼真がどーのってゴシップ記事によく出てくる子?

 いや、そこはどーでもいいのだが、この映画を見終わった後「あれ?だから、弘徽殿の女御って、なんか活躍したんだっけ?」
 てっきり、現世ではしがないフリーターの青年が、弘徽殿で鍛えられてって話かと思っていたら、彼に一番影響を与えたのが妻になった伊藤沙莉だったっていう・・・
 伊藤沙莉は「いいね!光源氏くん」では千葉雄大と、「十二単」では伊藤健太郎とラブラブという、大変羨ましいポジションにいるなあ。伊藤沙莉の着地点ってどこなんだろう?

 要するに、着眼点は悪く無いし、設定も面白いんだけど、どこが焦点なのかわからなかったんだよなあ。惜しい。あ、これも木下工務店映画か。前に見た「人数の町」もやはり「惜しい」って感じだったからなあ。
 映画って難しいなあ。
 みんな、やりたいこといっぱいあるのはわかるけど、焦点絞るのってホント難しいよね。


11月13日(金)

●「チェリまほ」沼にハマりすぎて困ってます

 いやー、久々にヤバいぜ。
 こんなにヤバいのは高橋一生沼に落ちた以来ですが、チェリまほ沼がヤバいのは、別に赤楚衛二や町田啓太にハマったわけではなく、原作・脚本・演出・美術・照明・ヘアメイク・衣装・そしてキャスティングと役者の演技と、「全部尊い」になってるところで・・・

 ダメなドラマ見ると、いつも思うんだけど、誰だってダメな作品なんて作ろうとしてないわけで、みんな面白いの作ろうとしているはずなのに、なんかダメになってしまうのってけっこうあって、だから「チームで仕事することの難しさ」を感じるわけです。

 それこそ、ヒットメーカーなスタッフを集めたからってヒットしないどころか、駄作ができちゃったみたいなことはよくあるわけです。

 「チェリまほ」はテレ東の木曜深夜ドラマで、視聴率気にするような枠ではなく、「BLだから、腐女子がワーキャー言って盛り上げてくれれば御の字」って企画だったのだと思うのですが、それがなんでこうなった?

 いや、原作だと黒沢はもっと積極的というか、それでもBL漫画的には控えめなんですが、ドラマ版の成功要素は原作の黒沢のイケイケ要素を封じたところでしょう。
 原作だと黒沢の心情も描いているのですが、ドラマ版はあくまでも安達目線で統一したところが、いい。

 もっとも、それは恋愛モノの定番描写というか、主人公は相手の本当の気持ちはわかりようがないってことなので、王道っちゃ王道。
 「恋あた」の中村倫也も、「リモラブ」の松下洸平もモノローグは無いですもんね。

 で、何度も言っているが、こういう「冴えない私になんで学園一のイケメンが?」っていうのは昔の少女漫画の王道なんですが、それを令和の時代に男同士でやってみたら、めちゃくちゃ面白かったという・・・
 おっさんずラブの時も「月9展開を男だけでやってみたら超面白いじゃん」って感じでしたが、チェリまほは、別マの世界なので、ほんとツボです。

 恋愛経験が全くない安達が、カースト最上級の黒沢の自分への恋心に気がついても「えー?どうしたらいいの?」って、放っておけばいいだけなのに、ついついマジ受けしてしまうから、「ずっと遠目で見てるだけでよかった」な黒沢がその気配に気がついて、前のめりになっちゃうの、ほんとドキドキするぜ。

 この間、町田啓太が岡田健史に彼女を奪われる「中学聖日記」をやっと全部見たけど、「町田くんと岡田くん、顔が似てて説得力あるなあ」って思ったんだけど、「中学聖日記」は美しい獣である岡田健史がガンガン攻めてきて、「教師と生徒なのに?」と必死でブロックする有村架純を追い詰める感じが「恋愛モノというよりも、ホラーじゃん」って思ったのですが、「チェリまほ」は美しき獣である町田啓太がガンガン攻めてくるホラーでもあるわけです。

 でも、狂ったほど周回していて気がついたのですが、黒沢は、攻めてないんだよね。

 たまたま、安達が触れた時に妄想が暴走しているだけで・・・

 黒沢は「オレたち」なんですよ。
 「朝起きたら、坂口健太郎が横で寝てたらいいな、養いたいな、ズブズブに甘やかしたいな、でも、あいつ絶対に若い女と浮気するな」みたいな。
 「35歳の少女」の坂口健太郎がけっこう好きなので、例として挙げさせていただきました。

 黒沢は安達と、どーこーできるとは全く思ってなかったので、ずっと妄想で遊んでいたのだが、1話で終電逃した安達に「うちに泊まりなよ」って言ってみて、「妄想用に買ったパジャマ着てもらえた!」ってあたりからタガが外れるのである。
 まさかの「推しがオレの家で寝てる?」である。

 その辺、ほんとよく出来てると思うのだが、推しが終電逃して「うちに泊まらない?」「いや、迷惑じゃ」「迷惑じゃないよ!」(食い気味)とか、ほんとわかりみしかない。

 えーと、それで6話ですが、5話で、安達にそっけない態度というか「元々、これがデフォ」な態度だった黒沢でしたが、「元カノと修羅場?」な誤解が解けると、また元の「安達推し」に戻り、感情ダダ漏れが表情に出過ぎてて町田啓太が本当に上手い。

 いや、つーか、ここしばらく俳優ウォッチしてわかってきたんだけど、これくらいのこと、そこそこ出来る役者だったら皆できるんですよ。
 でも、脇だと、ここまで丁寧に撮ってもらえないけど、メインになると、ね?

 私は元々町田啓太は大好きだったけど、このドラマで確変しそうで期待が膨らみます。
 それに乗じて、エグザイル沼から「エグザイルの有料動画サイトにおいでよ」とお誘いがくるので、マジ心が揺らぐ。町田啓太の唯一の欠点はエグザイルなことかも(笑)

 いやー、エグザイルが嫌いなわけではないが、趣味じゃないので・・・
 やっと「シャーロック」でガンちゃんの良さに気がついた程度。

 あと、これはエグザイル系だけじゃなくてエイベックス系もそうなんだけど、「曲が曲として認識できない」ってことが多く、何年か前に3代目がレコード大賞獲った時に、たまたまテレビで見ていたんだけど、出だしが全然知らない曲だったけど「まあ、サビだけ知ってたりするんだろう」と思って聴いていたのだが、サビになっても・・・っていうか、どこがサビなのかもわからなくて、逆に衝撃を受けた。

 エイベックスだとトリプルAの曲がタカハシが出ていた「民衆の敵」のエンディング曲だったので、何度も聴いたはずなのに、最後までメロディーを覚えられなかった。つーか、ラーメン屋の有線でそれっぽい曲が流れたので「これだったっけ?」と思ったのだが、次に流れた曲もそれっぽくて「結局どれ?」って呆然となったっけ。

 そんな私が、チェリまほのエンディングの曲、口ずさめるようになっちゃたんですから。
 まあ、エグザイル系の中では、メロディーラインはっきりしている方だと思うのですが「ユラユラ♪グラグラ♪」って、これ、カラオケで歌えそうである。

 しかし、タイでBLドラマ盛り上がってることは知っていたけど「#チェリまほ」も外国語コメントすごく多くて、ドラマのハッシュタグでこんなの初めて見た。
 違法でユーチューブに上がってる動画も「これ、何語で字幕ついてんの?」って感じだし。

 というわけで我が日本は「町田啓太保有国」として世界中の同胞たちから羨望を集めているようですが、別に私が保有しているわけじゃないし、街ですれ違う可能性もほとんど無いけど、バンコク在住の人に比べたら、その確率は凄い高いんだよな。
 なにせ、横浜流星と二度ニアミスしたからな。

 あ、そういや、この前、池田鉄洋とすれ違って「この人、マスクで半分顔隠しても、大事な部分は全然隠れてないな」と思いました。眉毛が強すぎた。

 あと、ついうっかり「これ、40歳設定だと、黒沢はディーン様で、安達は高橋一生じゃん?」って気がついてしまい、しばらく脳内で「それ、どういう意味だかわかってる?」って言うディーン様と「え?」って言うタカハシの映像がヘビーローテーションしてしまった。
 映画化決定。これから石油を掘りに行きます。


11月8日(日)

●映画「罪の声」

 小栗旬と星野源のダブル主演のグリコ森永事件をモデルにしたサスペンス映画・・・というよりは、「アンナチュラル」「MIU404」の脚本家である野木亜紀子が脚本で、監督が「カルテット」の土井裕泰なので、ドラマファンとしては見逃せない映画でした。

 キャストも野木亜紀子ファンには堪らない感じだった。「アンナチュラル」から松重豊と市川実日子と、あと、尾上寛之、「MIU404」から橋本じゅん、「コタキ兄弟と四苦八苦」から古舘寛治といった具合。

 話のキモは、グリコ森永事件で脅迫文を読んだ子供が事件の真相を探るということで、「そーいや、あの事件で、子供の声は衝撃的だったなあ」と思い出す。
 なので、この映画のキモは、「あの音声を録音された子供は、今、ちょうど星野源くらいの年なんです」ってことを世間に知らしめたことで、私にも、それはけっこう衝撃的なことでした。

 この映画の星野源のように、録音された記憶がなければいいのですが、それを自覚していた子供がいたとしたら、今どうしているのでしょうか?もしかしたら、この映画を見て泣いているのかもしれない。
 そんなわけで、当事者目線で追っていく話は面白かったし、取材の過程で次々と現れる証人たちも多彩なキャストだし短い出番でしっかり印象残して、なんか豪華俳優陣を楽しめるところは「シン・ゴジラ」みたいでしたが、けっこう淡々と次から次へと出てくるので、けっこう集中力必要だった。

 私は、事件の概要を踏まえているので、そっちに神経使うことはなかったが、グリコ・森永事件をリアルタイムでは知らない人たちには、難解な映画になっていたのでは?

 実際、私の少し後ろにいた若いカップルの彼氏は前半すぐに飽きてしまい、彼女にちょっかい出して叱られてました。彼女は小栗旬か星野源目当てだったのだろうか?だったら、彼氏連れてくんな(笑)

 20代、30代の人のこの映画の感想知りたいですね。

 あと、私は小栗旬が全然好きじゃなくて、いや、嫌いでもないのですが、「こんだけ人気あるのに、私にはヒットしないなあ」って長年思っているので、「いつか急に土下座したくなるのだろうか?」って半分楽しみ、半分不安に思いながらこうして主演作を時々見てるのですが、今回も「うん、いい映画だった、さすが小栗旬。終わり」でした。

 こういうのってほんと不思議。若手だと福士蒼汰ですかねえ?好き嫌いのメモリが全く微動だにしないの。
 それに比べると織田裕二なんかは昔から、「やや苦手」に針が振れるだけマシなような気がする。

11月7日(土)

●山崎育三郎 武道館ライブを映画館ライブビューイングで見た

 コロナの影響で掛ける映画が無かった映画館がいろいろリバイバル上映していたけど、映画だけじゃなくて「過去のライブビューイング」もやっていて、佐藤健と三浦春馬がツートップだった時代の「ハンサムライブ」を映画館で見ることができて、「ライブ会場に行かなくても、これでいいんじゃね?」って思った。

 もはや、ずっと立ってるの辛いので、映画館の椅子に座ったままでいいし、ドームクラスの会場だと、どーせアーチストの姿なんて肉眼ではよく見えなくて巨大ビジョンの映像を見ているので、「だったら、その巨大ビジョンの映像を映画館で見てても同じじゃん?」
 あと、拍手しなくていいのもラク。

 つーか、そもそも山崎育三郎が武道館でライブやることも、それを映画館でライブビューイングすることも知らなかったので、もっと宣伝してほしかった。たまたま「今週末の鬼滅の予約状況どうなってるんだろう?」って確認したら、そんなのやってるの知ったので。

 2月後半の「パヒュームの東京ドーム公演が直前で中止になった」って以来、大規模会場でのライブは軒並み年内中止が発表された。ジャニーズもエグザイルも。
 映画館は「鬼滅シフト」で以前と同じの「満席」に戻ったが、ライブはどうなってるんだろう?と思っていたが、山崎育三郎の武道館ライブは「市松模様」でした。

 うーん、本来なら1万人入れるところを半分の5千人ってキツいよなあ。
 チケット代の単価を上げたのかもしれないけど、それでも興行収入が1億円か、5千万円かってことで、原価はほとんど変わらないだろうからキツいよなあ。
 まあ、山崎育三郎の場合は「ラジオ番組企画でニッポン放送主催」ってことと、「客の年齢層が高いから、マナーが良くて、コロナ対策も十分にできる」ってこともあるんだろう。
 客層がそもそもミュージカル客だし、ゲストも宝塚トップなので絶対にマナーがいいに決まってる。

 実際に映像で客席眺めたら、やはり年齢層は30代から50代が中心って感じだった。
 声援も禁じられていたのだが、ミュージカル客は普段から客席でキャーキャー言わないだろうからそれほど苦にならなかったと思う。
 そんで、やっぱこういう状況だと、パブリックビューイングの方が気楽だ。入場時の手間もほとんどないし、退場にも時間かからないし。嵐も映画館でやらないかなあ、それだったら観にいくよ?

 さて、ライブの内容はというと、事前に「表彰式形式」となっていたが、受賞者がスピーチしてから歌い始めるというバラエティーっぽい演出だった。
 最初に登場したのが森山直太朗で、山崎育三郎と「さくら」をデュエットしてくれたりして最高でしたが、朝ドラのエールでは山崎育三郎演じるプリンス久志が音楽を志すきっかけになったのが、森山直太朗先生が歌う「ふるさと」だったので、それを歌います、という流れで、奈落から「ちび久志」がせり上がってきた時には、映画館の座席から「おおおおお!」って呟いちゃいました。

 ちび久志を演じた山口太幹は、もちろんこんな大会場で歌うのは初めてだろうに、しかも森山直太朗と山崎育三郎に挟まれているのに、堂々たる歌声で「ふるさと」を歌い上げて凄すぎた。
 ドラマでも、只者ではない子供を演じていたが、本人がすでにこんな感じだったね。

 そんで、「エール」について質問されると、「オーディション受かったのはうれしかったけど、ほんとは裕一(主演)をやりたかった」ってwww
 おい、山崎育三郎を目の前にして!さらに客席には、エール出演者が揃っていて、裕一役の子もいるらしいのに、すげーなあ。君が主役獲れなかったのは、君が凄すぎるからだよ。

 次のゲストはお笑いの千鳥。
 漫才を披露したが、「武道館で漫才なんてやりにくいだろうなあ」と思っていたが、さすがプロですねえ。しかも「クセが強い」をさらに強くした山崎育三郎も絡んでの漫才はすごかった。
 歌まで歌わされてて、ほんとお疲れ様でした。

 そして最後は去年、宝塚を退団した明日海りお。
 彼女も退団後、舞台に立つのが初めてだとか。彼女目当てに来場した客も多かったのだと思う。
 二人はミュージカル「エリザベート」で同じ役をやっているので、たぶんミュージカルファンなら鳥肌モノのデュエットを披露してくれた。私にはどのパートで役がチェンジしたのかわからなかったが、なんか凄いことやってるのは伝わりました。

 というわけで、歌のクオリティーは最高だったし、トークも楽しくて、あっという間の2時間半。山崎育三郎がお着替えするたびに期待を裏切らない派手な衣装で、とにかくゴージャスで、こんな時期にこんな極上のエンタメをありがとう、と大変幸せな気持ちになりました。

 しかし、ニコタマのシネコンの座席は半分も埋まっていなかったので、もっと宣伝すれば朝ドラ効果で見にくる人いたんじゃないのかなあ?


11月6日(金)

●「チェリまほ」5話

 先々週は、金曜日に帰宅すると速攻でTVerで見た。
 先週は、我慢できずに金曜日の朝から再生。
 そして、今週はついにリアタイ!

 午前1時から30分だけど、いつもの平日はこんな時間まで起きてないので、朝、目覚ましが鳴ってもしばらく起きられなかった。

 5話は、黒沢の心の声が全く聞こえない回だった。
 安達が「オレが黒沢の役に立てた!」って、これまで「俺なんて」って低い自己評価から脱却して、「これも黒沢のおかげだな・・・」ってなったところで、黒沢の元カノ登場(?)でヘコむ展開。

 ま、これもラブコメ定番展開ですが、「そーだよな、あんな素敵な人には、もっとお似合いの人がいるよな」ってイジけるという。
 そして、美人の元カノと黒沢の「一夜を共にする男女の光景」を夢で見るのだが、それがもう・・・恋愛経験のない安達のそういう妄想が「高そうなガウン着てワインぐるぐるする」ってwww
 発想が貧困すぎるし、「それ、本気で言ってんの?」ってキスする黒沢って、自分に向けられた黒沢のセリフをそのまま再生って・・・・そして、その「童貞のダサい妄想」を実写化する町田啓太最高!

 「ポルノグラファー」も妄想シーンが大好きだったけど、このチェリまほの互いの妄想シーンもほんと好き。

 それにしても、今回はなんと「お姫様だっこ」で激萌えましたが、安達役の赤楚くん、このドラマでは小柄に見えるよう撮影されてるけど、全然小柄じゃないんですよね。仮面ライダーだし(笑)

11月2日(火)

●映画「とんかつDJアゲ太郎」

 元々この作品は見るつもりでいたのだが、伊勢谷友介逮捕と伊藤健太郎逮捕で、「時間があったら、サラっと」と思っていたのに、なんか覚悟の鑑賞みたいなことになってしまった。
 そう、この映画を見たいと思ったのはバカ映画丸出しの予告編だったが、音楽が好きっぽいのと、前からパーティーシーンが上手いと思っていた二宮健が監督だったからである。

 しかし予告編でも「北村匠海が全くイケてなくて凄い」と思ったけど、この子やっぱ上手いね。「演技が上手い」っていうのとはなんか違う独特の質感があって、顔は好きじゃないけど、なんか面白い子である。

 話は老舗とんかつ屋の跡取り息子が、偶然クラブに行ったらDJに感激してDJを目指すというだけの話なんだけど、それが、とんかつ屋のある渋谷町内会の中だけの話で、ある意味、地方映画である。
 そして、予告編でわかっていたけど、主人公が今でも連んでいる幼馴染が、旅館の息子の加藤諒、電飾屋の浅香航大、本屋の前原滉、薬局の栗原類という「よく集めたな」って濃いメンツだし、なんだかこいつらがワチャワチャしてるだけで満足してしまった。

 それに劇中で出てくるクラブがWOMBで「まだ、あったんだ・・・」
 WOMBは私的には「新しいハコ」だったので1回しか行ったことなかったかなあ?なんかリッチー・ホーティンで行ったような記憶があるが、夜中に円山町のメイン通りを通って「こんなとこ?」って裏道に入ったら入り口に行列できていて「わー、ここ、一人で来るの勇気いるぜ」と思った。(友人たちとは中で合流)

 円山町は今でもユーロスペース行く時に通るが、さすがに裏道には入らないので、その存在をすっかり忘れていたんだけど、すっかり老舗のハコ扱いなんだろうなあ。けっこう広かったもんね。
 それにしても、この映画の原作漫画は2017年まで連載していたようなので、私はすっかり卒業してしまったが、クラブ文化はそれなりに盛り上がっているのだろうか?
 この映画での描写というか「音」を聴いていると、まあ、そんなに変わってないんだろうな、音の流行はあるのかもしれないけど、って感じだった。

 というわけで、元クラバーだった私にはそれなりに楽しい映画だったが、問題の伊藤健太郎が「インテリ系DJ」として登場したんだけど、「あー、こういうの私の時代にもいた!」
 もちろん、顔は伊藤健太郎じゃなかったけど、雰囲気、雰囲気、雰囲気が、そう、そんな感じ!

 上手いよ、やはり、伊藤健太郎は・・・
 つーか、こういうIQ高そうな社会人役やってるの初めて見るかも。
 だって、伊藤健太郎は、まだ高校生役がメインじゃん。「今日から俺は」もそうだけど、映画だと「悪の華」とか「のぼる小寺さん」とか「弱虫ペダル」とか全部高校生役だし。って、けっこう見てるな、私(笑)

 FODドラマの「東京ラブストーリー」のカンチ役でやっと本格的サラリーマン役やってるような気がする。って、FODに加入したから、ちらちら見てるんだけど、これも「清原翔が病気療養中で、伊藤健太郎は逮捕か・・・」って切ない作品になってしまった。

 で、この映画では「若くして成功したIT社長で、天才DJ」っていう役なんだけど、出番は少ないが、むちゃくちゃカッコいいし、なぜかカメオ出演みたいな新田真剣佑と伊藤沙莉まで引き連れていて、VIPルームが似合いすぎる!
 そんで、伊藤健太郎のDJ役って、今は何て言うのか知らないけど「デジタルDJ」なんですよ。
 要するにターンテーブル使わないやつ。
 私が遊んでいた頃にも、レコード持ち運ばないタイプが出てきていたけど、今だとそっか、iPadがあれば、あれくらい出来ちゃうんですね。

 ただ、問題は「見栄えがしない」ってことで、そもそもDJなんて「ただ、レコードかけてるだけじゃん?」だったのをターンテーブルを使った色々な技術が発明されて(もはやスクラッチとか古典だな)DJというのが立派なパフォーマーになった最盛期を私は眺めていた。
 私はテクノ系だったので、わかりやすいDJパフォーマンスとはまた違う世界にいたけど、それでもDJの所作にはそれぞれ個性があって、目で見て楽しむことも多かった。

 ジェフ・ミルズとか、ほんとカッコよかったよなあ。
 けっこう乱暴な仕草でターンテーブルにレコードをセットして、乱暴に針落として、ガって一瞬でピッチ合わせるの・・・・ほんと、キャーーーーーーーっ!!!って感じだった。

 幕張メッセの大規模イベントのダレン・エマーソンは、先に回していたDJがボーン・スリッピー流しながら交代して、その中を涼しい顔して登場したダレンが、ボーン・スリッピーのイントロがリピートする中で淡々とセッティングして、ダン!って音鳴った時には、ほんと、ギャーーーーーーーーっって感じでした。

 というわけで、伊藤健太郎の出番は多くはなかったけど、天才DJの雰囲気がほんと上手くて「こんなのがホントにいるんだったら、もう夜更かし苦手だけど、頑張ってクラブ行きたい」と思った。



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