可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

9月30日(水)

 FODに加入してしまい、狂ったように「ポルノグラファー」を再生しているのだが、木島先生役の竹財輝之助は原作の木島先生に似ているわけではないので、「誰だったら似てるかなあ」ってずっと考えていた。

 意外と思いつかない。
 少女漫画では、ああいう顔の薄いキャラ多いけど、あれをそのまま実写化しても薄すぎちゃうんだろうなあ。
 あー、そうか、杉野だったらイケるな。まだ若すぎるけど。

 って杉野遥亮をなんで私は呼び捨てにするのだろう、と思ったのだが、アタックゼロのCMの先輩側の立場に勝手に立ってるからのようです。
 うん。人類を大雑把に二つに分けるのなら、私は松坂桃李・賀来賢人・間宮祥太朗・菅田将暉の側です。うん。

 そういや杉野はアルフォートのCMに出ていたので「お、また出世したぞ」と思った。アルフォートのCMって向井理とか坂口健太郎のイメージが強いから。

 ですから、杉野遥亮は少女漫画の定番美男子の「長身・痩身・色白・切れ長の目・サラサラ髪」にかなり近いので、とっても期待しているのです。

 そしたら、朝のニュースショーをザッピングしていたら、「なにこの、木島先生みたいなコメンテーターは!」というのが出ていた。
 憲法学者の木村草太という人らしい。
 髪型がほぼ木島先生だし、適度にぱっちりしてない目といい、適度な目つきの悪さにメガネといい、これ、ヘアメイクさんが頑張ったら相当イケるぞ?

 しかし、どうしてこんな上物が私のセンサーに引っかからなかったんだ?

 画像検索したら、わかりました。
 つーか、私、この人知ってる。
 短髪の時の顔、よく見たよ。

 髪型ってほんと大事ね。


9月28日(月)

●映画「甘いお酒でうがい」

 映画館で何度か予告編見ていて「えー、松雪さんが清水尋也くんと付き合うの?」ってところに興味を引かれたし、監督が大九明子だったので見て見ました。

 えーと、まず「よかったところ」から。
 松雪さんの会社の後輩役の黒木華が、いつもよりふっくらしていて「ちょいブチャ天然キャラ」をやっているのがメッチャかわゆかった。
 そんで、フツーの好青年やってる清水尋也くんも超かわいかったので、これで映画代の元はとりました。割引デーだったし。

 しかし、話がよくわからないというか、物語が全然動かないので、見終わったあと「なんだったんだ、これ?」とモヤモヤしてしまった。
 どうやらシソンヌじろうが演じているキャラの日記が元ネタらしいのだが、バカリズムの「架空OL日記」みたいなもの?いや、そっちも良く知らんけど。

 映画見る限り、コントってわけでもないし、「ちょっと変わった感性を持つ中年女性の日常」を淡々とやってるだけだった。
 ただ、かなりの頻度で「子供を持たなかったことへの後悔」的な描写が入るので、それがなんだかノイズだと感じていたら、ラストで「え?実は過去に子供がいたことがあるの?」を匂わす描写があり、それだとこの話は、すっごく切ない話になるんだけど、そこがテーマってわけでもなかったので、いったいなんだったんだろう?

 まあいいや、清水尋也くんが松雪さんとしっかりキスしていたし。
 「尋也くん、すごいよ、大金星だよ」と心の中で拍手喝采。

 そーいや、清水尋也はこの間の「きわどい二人」にも犯人役で出ていたなあ。山田涼介をだいぶ見下ろしちゃうからハラハラしたけど、山田涼介も人間離れした美形さんだから、二人が対峙すると、金星人と火星人が向き合ってるみたいな感じだった。えーと、スターウォーズの異種混合の酒場シーンみたいな。


9月27日(日)

 サンデーモーニングをテレビで流しながら、台所の掃除していたらニュース速報が入ったみたいなので、「アゼルバイジャンかしら?」と思いながらテレビの前に近づいたら、「竹内結子死去」でした。

 三浦春馬の時もそうだったけど、文字を見てもしばらく情報処理できないんですよね。

 5秒くらいして、「うん、そうか」と理解したら、「あーーーーーー、またコンフィデンスマンじゃん!!!」

 コンフィデンスマンJPのジェシーを失ってしまった悲しみは再三日記に吐露しましたが、今度は「スター」まで?
 映画の「プリンセス編」は、まだロングランしていて、それにも三浦春馬と竹内結子出ているけど、前作の「ロマンス編」はゲスト枠としてその二人が主役級なのよ。
 なにせ、「おさかな」と言われる詐欺のターゲットが竹内結子で、同じ獲物を狙うライバル詐欺師が三浦春馬だったのだ。

 ロマンス編は、冒頭の長澤まさみと三浦春馬の「ニューヨーク恋物語」なシーンが見どころの一つであるが、後半には、竹内結子と三浦春馬の「ローマの休日パロ」があって、そこも超オススメシーンなのに、二人とも故人ってなんなの?

 もしかして、呪われてるの?

 三浦春馬の時にも思ったが、こうなると東出くんの不倫スキャンダルとか、ほんとどーでもいーというか「呪い」のレベルにも達してないと思う。
 竹内結子は出産で仕事のペース落としていたみたいだから、次回作の構想に彼女の出番があるのかわからないけど、もし、あったとしたら、脚本家などのスタッフも大変だろうなあ。

 それにしても、こんな現役バリバリの主演級人気俳優が立て続けに自死なんて・・・

 パっと思いつくのが田宮二郎だったり沖雅也だったりするので年齢がバレるが、後は岡田有希子くらいしか思いつかない。
 数年に一度あるかないかってことだろう。それが立て続けに起こるのって、やっぱ、コロナの影響あるんじゃないのかなあ?


9月26日(土)

 とうとうFOD(フジテレビオンデマンド)に登録してしまった。
 こういうの(フールーとかパラビとかネトフリとかアマプラ)に入ると、絶対にハマってしまうのわかっていたので我慢していたのだが・・・

 きっかけは、些細なことである。
 「そういや猪塚健太は次何に出るんだろ?」ってチェックしたら、な、な、な、な、なんと!「ポルノグラファー続編が映画化で来年に公開予定」ですと????

 FOD配信ドラマである「ポルノグラファー」はTVerで無料公開されたときにズっパまったのであるが、あの続編がついに映画化?つーか、続編って?と思って調べたら「續・ポルノグラファー プレイバック」というのが昨年の冬に単行本が出ていたらしい。
 さっそく、本屋のBL棚で探して買って読んだ。

 木島先生と久住くんが遠距離恋愛しちょる・・・

 えええ?これを映画化しても、前作見てない人にはわからないんじゃ?・・・って、そういう人はこんなの見ないな(笑)
 いっそ前夜祭的に「ポルノグラファー」を映画用に編集すれば2時間くらいで収まるのでは?あれをぶっ通しで映画館で見てみたいよ。

 その前に、私は「そのうち原作も読んでみよう」と思いつつも、実は読んでなくて、だから原作漫画はこの「プレイバック」が初めてなのだが、木島先生役の竹財輝之助のビジュアルは原作にかなり寄せているが(だから、あのなんか不自然な髪型だったのか)、久住役の猪塚健太は原作に寄せて体育会系的な雰囲気にしているものの髪型とかは全然違うのね。
 そんで、当て馬ポジションで出てきた城戸役の吉田宗洋がビジュアル云々じゃなくて、なんか異常に再現度高いんだけど?
 吉田宗洋って全然知らない俳優なんだけど、調べてみたら舞台俳優だった。映像作品には数えるほとしか出ていない。彼をキャスティングしたスタッフ偉い!

 てゆーことは?「ポルノグラファー」の続編である「インディゴの気分」はまだ未見なんだけど、そっちは「木島先生と城戸くんの過去」というか、落ち目の小説家であった木島先生が編集者城戸くんの勧めでポルノ小説家になる話なんだよね。
 というわけで、まず漫画の「インディゴの気分」を読んでみました。順番逆じゃん。

 う・・・木島先生と城戸くんが「ただの友達ではない」って雰囲気はドラマ版の「ポルノグラファー」でもムンムン匂ってましたが、ガンガンにヤってるじゃねーか!
 なにこれ、ドラマ版だと、これ、どこまでやってくれてるの?

 つーわけで、劣情に負けてFODに加入。しばらくは無料だけど、こうなったら課金するわよカキーン。

 それでわかったがドラマ「インディゴの気分」は、ほぼ原作通りで、あんなことやこんなことも全部やっているのであった。もちろん、下半身は上手くというか、ありがちに隠しているんだけど。
 でも、木島先生、かなり激しく犯されているじゃありませんか。

 こんなの見せられて、付録でついてるインタビューで「おかげさまで続編まで出来て嬉しいです。みんなもっと見てね」って笑顔で言われても・・・・
 ポルノ小説家の話なので、劇中でも「こういうの書いてて恥ずかしくないですか?」っていうやりとりあるのだが、ドラマ版だとそういうセリフが「役者さんは、こういうの演じていて恥ずかしくないですか?親や友達に見せられますか?」って思うけど、そもそも、そういう人は役者になんかならないだろうし、「男同士でフェラとかあります」っていうのを承知で引き受けてるんだろうからなあ。

 「ポルノグラファー」も「おっさんずラブ」も2018年の作品で、あのあたりからなんか潮目が変わったのかなあ。その少し前から実写版BL映画がちょこちょこ出てきてはいたけど。

 ですから私は、30年前から「面白い恋愛ドラマ作るなら男同士でしょう」って言っていたのですよ。ドラマ制作会社で働いていた頃に。
 しかし、会社のオジサンたちには全く理解されなかった。なぜなら、その当時、オジサンたちの想像する「男同士」っていうのは、女役がニューハーフだったからです。

 そうじゃない、ってことを説明しても全然わかってもらえなかった。
 当時すでに、課長島耕作に「スーツ着たエリートだけど、ゲイの人」って出てきてたのに。それをトヨエツが演じたのに。そんで柴門ふみが描いた「あすなろ白書」がドラマ化されて、筒井道隆に思いを寄せる西島秀俊がいたのに。

 あの頃、まだ世間の偏見が強かったから、ゲイ役やる俳優は本人の覚悟と事務所の理解が無いとありえなかったので、そういう俳優は絶対に売れると私は確信していたので、西島秀俊が一時期消えたのが残念だったが、今じゃねえ?ほーら、私が正しかったでしょ?

 あれから30年・・・・ついにジャニーズまでBLに参戦してくるようになったと、あの頃の自分に教えてあげたい。

 話がまた逸れまくっているが、私はBL好きというよりも、恋愛ドラマが大好きなので「日本だと格差とか人種とかの障壁が無いので、同性愛でしょ」っていうだけなんである。
 そしたら、この間の「窮鼠・・・」みたいに「女優さん相手だと性愛描写いろいろ気を使うけど、男同士だと前貼りしておけば好き放題」というのは、ちょっと違うような・・・

 という、私の「贅沢な悩み」をギリギリに攻めてくれたのが「インディゴの気分」でした。


 ということは、もしかして、「ポルノグラファー」の原作もけっこう攻めてるの?って、本当に順番逆で申し訳ないのですが、やっと原作読んでみたら、「ドラマ版は、ほんときっちり原作に忠実なんだ!」

 「ポルノグラファー」が面白いのは、エロいけどきっちりラブコメなところで、久住くんは別にゲイじゃないんだけど、木島先生が朗読するエロ小説に刺激されてエロ妄想が爆走して、でも「女教師モノ」で妄想したら、センセーが男の木島センセーってあたりが死ぬほど笑えるのだが、「ポルノグラファー」の後半は「木島先生の作家としての苦悩」になってしまい、笑えなくなってしまって残念だったのだが・・・

 スピンオフ的な作品のはずの「インディゴの気分」で、木島先生役の竹財輝之助のお色気全開に夢中になりましたわよ。

 その後、竹財輝之助の出演作を追っかけているのだが、当て馬役ばかりで「ちがーう」って感じなのですが、こういうのって玉木宏がずっと「千秋様」だったみたいな?

 「千秋さま」がやっと抜けたのって、朝ドラ「あさがきた」でしたからね。

 えーと、それで、「インディゴの気分」」を漫画で読んでからドラマで見て、「ポルノグラファー」も漫画で読んでからドラマで見て「そういや、私はアナル・セックスはやったことがなかった」と軽く後悔してみたりしたのですが、ふと、FODの映画一覧眺めていたら「娼年」があったんですよ。

 「えー、あれ、こんなとこに上がってていいの?」と思いましたが、「R15です」って但し書きがついてて「え?R18だったじゃん?」って再生してみたら・・・・松坂桃李の尻にボカシが?

 ボカシが入ってる方がエロいじゃん!

 基準がよくわからないのですが、「接合部分は曖昧に」ってことらしいけど、「娼年」は、そもそもボカシ入れるような作品ではなかったと思うのですが・・・

 映画館で二回見たけど、こうして自分の部屋で動画再生すると、やっぱ笑う。

 映画館で松坂桃李ファンのお嬢さんたちが「これって、エロっていうか、笑うヤツ?」って戸惑っていたっけ。

 そんで、動画で見るとセリフの部分がボソボソと喋るので全然聞こえないから音量上げていたら、イタすパートになったら喘ぎ声がすごくて音量下げたり、窓閉めたり忙しかったです。

 いや、でも、やっぱり「娼年」の松坂桃李は最高だなあ。

 エロシーンはほんとベタにロマンポルノなのだが、松坂桃李に品があって、なんだかちゃんとした文芸作品を見たような気分になるのだが、ただのポルノ映画です(笑)
 でも、たぶん、これじゃ抜けないよね。

 それにしても、「ポルノグラファー」と「娼年」をはしごしてエロざんまいな週末であったと、日記には書いておこう。
 久々に大笑いして非常に気分が良い。


9月22日(火)

 元TOKIOの山口くんが飲酒運転で逮捕ですか・・・

 山口くんの場合は被害者がいる不祥事だったから、復帰は難しいと思っていたが、これでやはりアルコール依存症の疑いが強まったから、どうなることやら。
 ファンの人が本当にお気の毒である。

 だから、不謹慎だけど「死んだほうがマシ」ってことになるんだよなあ。
 新作は出てこないけど、旧作を封印されないだけマシどころか、旧作が積極的に浮上してくるんだもん。

 伊勢谷友介の不祥事で地域によっては「未満警察」の最終回が放映中止になったらしいが、三浦春馬の訃報があってもなんとか放映される、っていう違い。

 それでも、5年後、いや10年後には被害者の心の傷も癒えているかもしれないし、アルコール依存症からも脱却して、なんだか今の火野正平みたいな扱いになる可能性が無いわけでは無い。あ、火野正平は逮捕歴は無いんだったっけ?

 もう、いっそ、山口くんのために、また無人島一つ用意して、裏鉄腕ダッシュ島みたいな企画やればいいのに。有料サイトにして、見たい人だけ課金して応援すればいい。
9月21日(月)

 昨日、新宿に行ったから紀伊国屋書店で「窮鼠はチーズの夢を見る」の原作漫画買って、映画始まるまで外のベンチで読もうとしたのだが、「げ、これ人前で開けない」
 他人が読んでる漫画なんて誰も気にしないと思うが、うっかり目に入ったら、かつて問題になった「電車でオヤジが広げているタブロイド紙のエロ漫画」みたいなことに・・・
 そういや、昔ラーメン屋のカウンターで一人でラーメン食べていたら、隣に座った人が読んでいた漫画がちらりと目に入り、それがヌッラヌラな美少女系エロマンガだったので、カウンター席でそんなもん堂々と読む無神経さが気持ち悪かったし、絵柄がヌッラヌラだったので、ちょっと食欲落ちたっけ。完食したけどさ。

 つーわけで映画版について「あんなに裸で絡まなくても」と思ったけど、原作がこれじゃあ、しょうがないか。
 でも、漫画と実写では受けるインパクトが違うからなあ。

 うーん、でも今までも、R18映画はけっこう見ているけど、「火口のふたり」もヤリまくっていたけど、ああいうのは別に「そういうもんだ」と受け入れられたんだけど「窮鼠」は何がダメだったんだろう?

 映画と原作で違うのは予想通り「コメ」だった。
 原作の大伴は「うわー、オレなにやってんの?」っていうジタバタ感があるし、大伴と今ヶ瀬の会話も全体的に軽い感じでテンポがいい。
 なので原作漫画の魅力は、ラブコメ感とハードな性描写と互いの苦悩の独白のメリハリにあるのだと思う。

 映画版は、コメ要素をほぼ排除して、ハードな部分をよりシリアスにしているため、同じ題材でも全く印象になっているから、映画版は好き嫌いがけっこう出るのわかる。

 ふむ、機会があったら、映画をもう一度見てみようかな。
 「劇場」も二度目の方が楽しめたし。話の流れ気にしないで、映像や役者の表情だけに集中できるから。

 「劇場」の二度目で一番面白かったのはブロックの使い方だった。
 主人公が工事現場だかでブロックを拾って持って帰ったら、彼女が大笑いしたので、なんかやましいことがあるとブロックを持ち帰るようになった。
 原作だと「やましいこと」としか書かれていないが、映画では「他の女の子と待ち合わせしている」シーンが流れていて、たまに浮気していることを仄めかしていた。

 そしたら映画の後半で、部屋の片隅にブロックが少なく見積もって5個くらい積んであったので「けっこう、やましいことしてんな」と笑ったのだが、映画のクライマックスで、この映画が実は舞台化されてましたってオチなのだが、舞台装置の目立つところにブロックが積んであったので、「行定監督は、よほどあのブロックのエピソードが好きなんだなあ」となんだか感心してしまったくらい。


9月20日(日)

●映画「ようこそ映画音響の世界へ」

 シネコンは市松模様を継続することにしたようだが、シネマカリテみたいなミニシアターは全席解放にしたようだ。そりゃ、全席でも100席に満たないんだもん、今までよく耐えてきたものだ。
 なので、昨日に引き続き、満席で鑑賞。

 予告編で見て「これはぜひ見たい」と思った音響技術で映画の歴史を振り返るドキュメンタリーで、ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、ソフィア・コッポラ、デヴィッド・リンチ、アン・リー、クリストファー・ノーランという映画監督のインタビューが豪華。
 そりゃ、アカデミー賞にも音響部門はあるけれど、普段は客の前に顔を出さない音響技術者にスポットがあたるので、彼らの世話になっている有名監督たちも嬉々として語ってくれるわけだ。

 それにしても、音って大事。
 こうして映画館に通うのも、音響を体験したいからだ。
 多くの映画の音を説明するから、それほど深堀はしていなくて、ほんと「さわり」だけなんだけど、それでも、音に情熱を傾けている人の熱い語りを聞いて「いい仕事だなあ」って思った。

 映画業界が受けるコロナの被害もかなり甚大なんだろうけど、こういう映画がミニシアターとはいえ満席になるのは心強い。
9月19日(土)

●映画「窮鼠はチーズの夢を見る」

 大倉忠義と成田凌のBLモノとして非常に楽しみにしていたが、苦手な行定監督作なので不安も大きかった本作ですが、公開2週目でやっと見ることができた。
 てゆーか、R15指定なことも影響しているのか、二子玉では上映回数が少なく、しかもコロナ対策で座席数少ないから「こりゃ当分無理だな」と思っていたら、19日から映画館は「市松模様」が解除されるとのことで、全席解放されたから土曜日で割引デーだったのになんとか席をゲットすることができました。

 120席の中規模シアターだったけど、久々に満席の映画館だった。

 ちなみに、どういう経緯かわからないんだけど、19日は全席解放されたが「食事は禁止」でポップコーンなどの販売がなくて、なので翌日からまた市松模様に戻った。シネコンとしては、ポップコーンの売り上げの方がやはり重要らしい。

 さて、映画の感想は・・・・・・・うーん、問題作だな、こりゃ。

 R15だったので、それなりに覚悟していたが、見終わった後「よくR15で収まったなあ」と思った。

 うーん、何から書いていいのか迷うが、思いつくままにダラダラ書いてみよう。(いつもそう)

 映画の作り?は「娼年」とすごく似ていた。
 たぶん、影響というか「あんな感じ」って思って作ったんじゃないかなあ?
 「娼年」は、松坂桃李が全裸で腰振ってるAVパートが大部分なんですが、その合間が「東京メトロのCMか?」って感じで、おシャレな東京の街をおシャレな服着て美男な松坂桃李が歩き、おシャレな店で食事しているのです。
 おシャレな温泉旅館も出てきたなあ。あれはロマンスカーのCMみたいだった。

 「窮鼠・・・」も外食シーンが非常に多い。西麻布の寿司屋だったり、エスニック料理だったり。
 そういや、広告代理店勤務の大倉忠義は自転車通勤だったから、豊洲あたりに住んでいる設定だったのかな?

 そうそう、冒頭でその自転車に乗ってる大倉忠義の尻をアップで写すもんだから、嫌な予感したんだよな。「娼年」も松坂桃李の尻から始まったので。
 ほんと、「娼年」はさあ、松坂桃李がちょうど朝ドラ出演した直後だったので「いくらR18といっても、朝ドラのヒロインの夫役だぞ?」と思って見に行ったら、まじポルノ映画だったので「あたし、なんでこんなの見に来ちゃったの?」というのがツボに入り、ずっと笑いながら見ていたのだ。(当時、更年期障害のためか笑いのツボにハマりやすかった)

 そんで「松坂桃李の尻はもう一生分見た」と思ったのだが、しばらくして「あまりにも笑いすぎて、ちゃんと見てなかったのでは?」と思ってリピートしたので、結果的に「来世の分まで松坂桃李の尻を見た」という現状になっている。

 「娼年」のこと書くとつい熱くなってしまう。私、あの映画大好きなので(笑)

 さて「窮鼠」ですが、原作未読だったけど、原作者が「失恋ショコラティエ」や「脳内ポイズンベリー」の人だったので、ある程度、ラブコメ要素あると思っていたんですよ。
 だって、ノンケとゲイの話でしょ?
 だから、厳密に言うとBLじゃないんですよね。

 それにR15だし・・・と思って油断していたら、大倉忠義の尻が・・・スーツ姿のだけど、アップになった瞬間「これは嫌な予感がする」と思ったわけです。

 予感は当たった。

 これ、きっかけが酷い話で、大倉忠義の前に突然、大学の後輩である成田凌が現れて「奥様の依頼で先輩の調査をしたら、浮気してますね」
 それをもみ消すために、カラダ要求されるという・・・・一昔前、いや二昔前くらいのレディース・コミックみたいな話。

 最初はキスだけで勘弁してもらうのだが、そのキスが・・・・やめろ成田凌、最初から飛ばしすぎだ!

 話飛びますが、この映画の大倉忠義のビジュアルは最高で、「とにかくモテる」という設定に異常なほどの説得力がある。
 大倉忠義は、あまり芝居の仕事してないような気がするが、私が彼の演技を意識したのは「モンテ・クリスト伯」で人気俳優役だったんだけど、その光と影が非常に美しかった。

 この映画の大伴役は学生時代からモテまくっていたので、来るものは拒まずな人で、結婚しているのに誘われるがままに浮気を重ねている、という大変クズい役なのだが、自分から狩りに行くことはなくて、受け身の優しい人なんですよね。
 優しいっていうか、主導権は相手に委ねるってうズルさがあるわけで、けっこう難解なキャラなんだけど、それを大倉忠義の美貌でコーティングするとほんと完璧だ。

 それが成田凌に無理やりキスされるって、現役ジャニーズにすげえことさせるなあ。
 なんだろう?「おっさんずラブ」効果?
 つーか、昔はよく「芸術のためなら脱ぐ」って言われたし、脱がせ上手な巨匠監督とかいたけど、最近あまりそういうの・・・・・あ・・・・行定監督は「リバーズ・エッジ」で二階堂ふみを脱がせていたっけ。
 あの映画も性描写はけっこう生々しかったんだよなあ。

 この間の「劇場」が全く性愛描写のない映画だったので、油断してたわ。

 とにかく、私には行定監督の何が偉大なのかさっぱりわからないのですが、「行定作品のためなら脱ぐわ」ってことみたいです。「ナラタージュ」の有村架純は中途半端だったけどな。

 ひょっとすると行定監督は気が付いてしまったのかもしれない。「女優を脱がすのは大変だし、胸隠してベッドシーン撮るのも大変だけど、男同士だと前貼りさえすればなんでもオッケーじゃね?」って。

 というわけで、大倉忠義と成田凌が全裸でまぐわうシーンが何度も出てくるんですが、尻は・・・だから尻はもういいんです。
 だから、私は「男は着てナンボ」派なので、特に成田凌はかなりスレンダーなので、あれはセーターの上にコート羽織ってこそ生きる体型なので・・・・実際、この映画内での成田凌のファッションは超素敵だった。

 だいたい、男女モノでも、濃厚ベッドシーンとか「そんなにねちっこくやらなくても」と思いがちなので・・・

 ええと、ですから、話としては面白いんですよ。
 自分の浮気の証拠を必死に握りつぶした大倉忠義は、結局、妻の方も不倫していて、妻から離婚を言い渡される。
 独身に戻って一人暮らしを始めるが、そこに入り込んでくる成田凌を拒絶できないままズルズルと関係を重ねるうちに成田凌に対する「欲」が湧いてくる。それまで「欲」を他人任せにしていた彼が自分の中に持った初めての「欲」が・・・っていうのを中心に、学生時代の元カノである「ゲスの極み」のさとうほなみが参戦してきて、成田凌と火花を散らしたり、好みのタイプの可愛い部下に惚れられたり、ところどころラブ・コメ要素があるんだけど、さすが行定監督は、ラブ・コメ要素からコメを完全排除してましたね。

 あー、だから苦手なんだよなあ。

 いちばんびっくりしたシーンは、成田凌が出ていってしばらくしてから、大倉忠義が2丁目のゲイクラブみたいなところに行くのですが、それがけっこう大きいクラブで、いかにもゲイなモブの人数の多さ!
 この映画、一切モノローグがないので(そこも「劇場」と対照的)彼がなんでそんなところに行ったのかよくわからないのですが、たぶん、成田凌がいそうな場所に発作的に飛び込んだんでしょうけど、こんな男前が飛び込んできたので、客の男たちがみんなが争うように大倉忠義に群がる。
 で、店の奥まで入ったら、急に泣き出すんですよ。
 どうした?

 よくわからないけど、成田凌を探してしまう自分に動揺したのか、成田凌が本来いるべき世界に動揺したのか、なんか窮鼠的なことを表現したかったんでしょうけど、私は「なんかすごく金のかかったシーンだったけど、これなに?」と思ってしまったのでありました。
 だって、絡んでくるマッチョ・ゲイが岩永洋昭だったし。(刀剣乱舞の日本号)

 というわけで、なぜか私は行定監督作品を「ナラタージュ」(有村架純が濡れ場がんばってると聞いて)、「リバーズ・エッジ」(吉沢亮スタンプラリー)、「劇場」(山崎賢人と松岡茉優のカップリングなら)と、近作は全部見ていて、毎回「趣味に合わない」と思っていましたが、「大倉忠義と成田凌のBL」という最強レベルでも、やっぱダメだったので、次回は「桐山漣と菅田将暉でBL」くらいのメガトン級でも投下されないと見ないぞ。

 いやしかし、実写BLはまだまだ可能性がいっぱいあると思うので、「BLやってこそ一人前」みたいな流れは大歓迎なんだけど、行定監督作で200館以上で公開されてるこの映画がこんなハードな作品では、後続が戸惑ってしまうのではないかと心配してしまいます。
 そして、この映画がそこそこヒットしてしまうと、これが基準になってしまいそうで・・・

 まあ「おっさんずラブ」を上回ることはないだろうからなあ。
 って、そういえば「おっさずラブ」もノンケとゲイの話だった。

 うううう、私は今「his」が猛烈に見たい。
 ラブシーンはあのくらいがいい。

 そういえば、成田凌は今泉監督の「愛がなんだ」で、岸井ゆきのに酷い仕打ちばかりしていたので、「窮鼠」で恋にもがき苦しんでる姿を見て、ちょっと溜飲が下がった。
 成田凌はインタビューで「先に大伴役のオファーがあったが、自ら今ヶ瀬を志望した」と言っていたけど、成田凌の大伴も見てみたかったなあ。それだと今ヶ瀬は誰だったんだろう?
 菅田将暉?いや、それは見て見たいけど(笑)

 うーん、ジャニーズで考えるとキスマイ玉森くんか?やるか?やらねーよなあ?

 そう、それで、なんでジャニーズは大倉忠義にこんな仕事させたんだろうって考えてみたんだけど、長瀬智也ポジを狙っているのかなあ?
 でも、生田斗真がいるしなあ。
 大倉忠義は来年1月に木10の主演が決まってるのね。韓流ドラマのリメイクだけど。
 だから俳優としては代表作が思い浮かばない大倉忠義なので、ここいらで有名監督の元で主演作をやっておきたかったのかもしれない。

9月18日(金)

 そういや、黒沢清が「スパイの妻」でベネチアの監督賞を受賞したというニュースは知っていたが、黒沢監督が海外で賞とるのなんて別に珍しいことではないと思っていたから「ふーん」って聞き流していたのだが、翌朝のニュースショーの芸能ニュースでけっこう大きく取り上げられていたので「お、映画の公開直前だし、いい宣伝になってるじゃん」とニヨニヨした。

 だって、テアトル系でしか公開しない感じだったのが、いきなり二子玉でも上映することになっていたのだ。
 二子玉で予告編なんて流れたことなかったから、たぶん、受賞を受けての上映館拡大なんだと思う。
 ありがたや・・・・
 高橋ファンとしては、出演映画の興行成績がパっとしないの気になるから、たまには数字出してほしい。
 あと、この「スパイの妻」は私の悲願だった高橋一生と東出昌大の共演作なので、予告編見る限りは絡みのシーンは少なそうなんだけど、たいへん期待しています。黒沢作品の東出くんは期待できるしね。

 数字といえば「今日から俺は」は、50億くらいになってるのね。
 それって去年のキングダムくらいの数字で、制作費が桁違いだろうと思うのですが、だから福田監督が重宝されるのはローコストで、すなわちローリスクでハイリターンが見込めることなんだろうと思っていたけど、「今日から俺は」の大ヒットで、ますます拍車がかかりそうだなあ。

 フツーに考えると続編どころかシリーズ化されそうだ。

 と、賀来賢人ファンの私はちょっと憂鬱。(推しの主演作を見に行かないという選択肢は無い)

 福田雄一といえば、ドラマの「親バカ青春白書」はコロナの影響を受けてかなり短縮されてしまったが、元々コントみたいな内容だったので、全話やってもあんなもんだと思うけど、福田雄一作品の中ではけっこう好きな方だった。

●「親バカ青春白書」

 まず、ムロツヨシと中川大志が出ているだけで「LIFE!」みたいだし、永野芽郁がまるでゲスト女優みたいで「お、コントいけるじゃん?」って感じなんだけど、あのすっとぼけ具合が「さすが永野芽郁」でした。
 このコロナ禍ではこういう緩い話の方が、私ウケは良かったし。

 そもそもコロナの影響で、どこの大学もキャンパス立ち入り禁止になってる最中に、大学生たちがワチャワチャやってるこのドラマを学生さんたちはどんな気持ちで見ていたのだろうか?
 そういう気持ちで見ていると、福田作品の「漫画っぽさ」にパラレルワールドが加わり、いつもより味わいが濃かったように思えた。「なにげない日常が・・・」ってこと。

 それにしても「大恋愛」で戸田恵梨香を妻にしたムロツヨシは、「親バカ」ではガッキーを妻にするとは・・・
 次は綾瀬はるかとか、吉高由里子か?杏というのもアリそう。


9月16日(水)

●「おカネの切れ目が恋のはじまり」

 撮影中に三浦春馬が亡くなってしまったが、放送回数を短縮して強行したドラマ。
 いやあ、これ、制作発表時からとても楽しみにしていたんですよ。
 松岡茉優が火10ドラマ主演って、お茶の間スター女優への名乗りの第一歩だし、その相手役が三浦春馬さらに三浦翔平も出るというミウラミウラ祭りだし、なによりも脚本が大島里美!

 多部未華子と高橋一生の傑作ラブコメ「わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた」の脚本家だから、またオリジナルのラブコメなので、「お手並み拝見いたしまひょ」と大変期待していたのです。

 というわけで、初回が「竜の道」の最終回と重なってしまったので、翌日動画で見たのだが、うわー、傑作の予感しかないスタートじゃん!ああああ、これ、完全版見たかったなあ。ちょっと、春馬くん、そこで正座して説教だ!

 ところで三浦春馬の訃報に接して「えええ、この先、出演作見るたびに泣いちゃうじゃん」って思ったんだけど、意外と大丈夫だった。
 そりゃ、失って悲しいけど、でも、もともと持ってないし。
 一度も会ったことがないし、この先も会うこともなかっただろうから、要するに「絵の中の人」なわけで、絵はそのまま残ってるわけです。
 まあ、いつか出演舞台を見てみようと思っていて、その夢は打ち砕かれましたが。コロナのばかあああああ!(3月の日生劇場の当日券を狙っていたのである)

 で、カネ恋ですが、舞台が経理部なので、多部未華子主演の「これは経費で落ちません!」と被りますが、相手が浪費男子なので「おカネの意味を考える」って話みたいで、ちょっとテイストは違います。
 そういや、松岡茉優は仕事中も髪をまとめてないんだけど、あれも「これは経費で落ちません!」との被りを意識してやってるんだろうな。

 そんで、三浦春馬の浪費男子だけど、「服を好きなだけ買って会計が100万円超え」とか「アメリカ出張に行って個人クレジットの決済が700万円超え」とか、久々に景気がいいぞ!
 最近の若い作家は低所得時代しか知らないので、漫画や小説に出てくる「金持ち」の描写がショボくなってる例がネットで時々話題になりますし、映像作品でも、金持ちが食事するシーンがショボかったりとか時々あるのですが、このドラマの浪費描写が「100万、200万は当たり前」になってるのは「つかみはオッケー」って感じでしょう。

 確かにこれ難しい役だなあ。
 三浦春馬がその人柄の良さをベースにさらっとやってるように見えるが、かなり作り込んでますね。
 そんで、ダメな奴だけど憎めないラインが、なんかコンフィデンスマンのジェシーみたいで、「あー、ジェシーがもし金持ちの家に生まれていたら、こんな感じに育ったのかも」とジェシーを思い出して泣きそうになる。

 そう、コンフィデンスマンは次回作が決定したけど、そこにもう、ジェシーはいないのだ。

 カネ恋の三浦春馬はダメな奴だけど、いい奴なんだよな。
 自分の欲求に素直で、そのためにカネを使うのを惜しまないんだけど、それはカネに関してはリミットが無いのだからしょーがない。よく湯水のようにと言うけど、源泉掛け流し状態みたいな。
 で、周囲の人にも幸せになってほしいから、なんでもバラ撒いちゃうわけで、彼にとってのお金とは無限に注がれる太陽の光みたいなもんで、それをいきなり「太陽光のことを勉強しろ」って言われてもねえ?

 なんでもかんでも愛を注いでしまう三浦春馬に対して、松岡茉優は「厳選された好きなもの」を愛するタイプで、太陽と月みたいな感じ。

 それにしても、草刈正雄が三浦春馬の父親役っていうのもよき。
 つーか、草刈正雄と三浦翔平と北村匠海が絶妙に配置されてるから、三浦春馬がカッコよく見えないのが面白い。
 初回だと、カネしか取り柄のない奴みたいだし。まあ、玩具に対する情熱を匂わせていたので、後半になって才能を発揮してくるんだろうけど・・・後半って・・・

 というわけで、キャストも豪華だし、玩具メーカーのセットもよくできてるし、かなり気合の入ったドラマだと思うんだけど、これが4話で終わってしまうのは本当にもったいない。だから、春馬くんはそこに正座だ!

 脚本家大島里美のファンとしては、ぜひ完結編のノベライズを出してほしいと思う。

 そんで、てっきり松岡茉優が三浦春馬を調教する話なのかと思いきや、ラストで三浦翔平に貢ぐ松岡茉優!!!!

9月17日(木)

●「荒ぶる季節の乙女どもよ。」

 深夜ドラマでやってるんだけど、山田杏奈や玉城ティナが女子高生でエロ小説を研究しているという、けっこう際どいエロに踏み込んだ作品である。
 女子高生5人の群像劇になっているので、若い女優の見分けがつかないとキツいけど、雰囲気が私の好きな「ポルノグラファー」に似ているし、映像研っぽさもあるので、深夜ドラマらしいチャレンジ精神は評価できる。

 そんで、今週放送した2話でなんと、古川雄輝がメガネ真面目国語教師なのに、チャット?みたいなので、ネットでエロトークというのか、テレフォン・セックスみたいなことしており、その相手が「会いたい」と申し出たらノコノコ待ち合わせの場所に出てきて、相手が教え子だったという急展開!

 おかげで「顧問がいないなら廃部」だった文芸部は古川雄輝を顧問に迎えることができて、無事存続。

 というわけで、教え子に弱み握られてしまったメガネ教師の古川雄輝が最高である。
 しかも、このむっつりエロ教師は、教え子に「学校内でこっそりパンツ見せろ」とか高度なプレイを提案するんですよ。

 って前振りを説明すると、その教え子の女子高生は官能小説を書こうとしているだが、それが「ああ、もう我慢できない、濡れちゃう」みたいな凡庸なもので、「オヤジか?」ってバカにされているので、「もっとリアルなエロスを!でも、私、経験ないから」って悩んでるわけで、経験積もうと思ってネットで知り合った相手を呼び出したら国語教師だったという・・・・

 そんで、たぶん、古川雄輝演じる国語教師も経験豊富というよりは、「高校生の小娘とは妄想遍歴が違う」ってだけのような気がするが、今後どうなるのでしょう?
 エロに目覚めた思春期の女子高生と、脳内エロの経験豊富なツンデレ教師って設定だけでずっとやってもらいたいものだが、群像劇の1エピソードなので分量少ないのが残念。

 群像劇の一つにMIU404でも好演していた前田旺志郎が、けっこうカッコいい感じで出ているので、それも注目。

9月15日(火)

●「竜の道」

 コロナの影響受けて、初回は2時間、最終回も2時間で詰め込んで駆け抜けた。
 もっとトンチキにドロドロした話になるのかと思いきや、意外とフツーだったな。

 もはや話の内容よりも、玉木宏と高橋一生が同じ画面の中にいるのをひたすら楽しむドラマだった。
 双子の兄弟が揃って想いを寄せる相手が松本穂香だとちょっと若すぎるので、次回はぜひ、長澤まさみクラスを巡ってバトルするようなのよろしくお願いします。

 そんで、終盤は二人とも顔面傷だらけなのが特に良かった。
 高橋一生なんて鼻に元々傷があるのに、その上に傷が書き足されてるので、うちのナマクラなテレビ画面で見ても笑ってしまったが、大画面高画質テレビだったらどんな絵になっていたのだろう?

 それにしても、私は死にかけの高橋一生が大好きであることをあらためて確認した。
 そう、このドラマの高橋一生は政次っぽいところが多かったので狂喜乱舞でした。たぶん、高橋一生的には「あの役っぽい」と思われることは不本意だと思うんだけど、撮影スケジュールが相当タイトだったんだろうなあ。
 だから、雑に撮られている部分も多かったけど、要所要所はしっかりキメてくれていたので、良かったです。
 あと、最近、キテる感じがする落合モトキがかなり美味しい役で、しかも最後は玉木宏に素手で殺されるという凄いシーンまで貰っていて、落合モトキなんて脇役で見慣れているんだけど、ほんと最近なんか確変かかってるような気がする。

9月12日(土)

●映画「リスタートはただいまのあとで」

 前に芸能ニュースで「竜星涼と古川雄輝のBL映画」が紹介されていて、「おお、そんなん絶対に見る」と思ったんだけど、そしたらいつのまにか公開していて、危うく見逃すところだった。つーか、これも上映館少なくて・・・・まあ、そりゃそうなんだけど、東京では池袋と豊洲の二択だった。

 うーん、週末の池袋なんか行きたくないなあ・・・・というわけで、未踏の地である豊洲にチャレンジ!

 地下鉄の駅を出て「ららぽーと」までは、あたりまえだが簡単に着いたが、「映画館(ユナイテッドシネマ)どこ?」と案内板を眺めること1分くらいで、「別棟にあるんだ」ということがわかった。
 豊洲のららぽーとって、3棟が渡り廊下で連結しているみたいです。
 そんで、客がうろうろ回れるように導線がシンプルになっていないから、方向を見失いながらもなんとかユナイテッド・シネマに着いたが、「ん?券売機が現金だと使えないの?」

 ユナイテッド・シネマ初めてだからよくわからんし、係員もいなかったので、しょーがないから有人のチケット売り場に並ぶが、カウンターに一人しかいないので自分の番になるまでかなり時間がかかった。映画のチケットを買う人だけでなく、入会手続きみたいなことをしている人もいるため。
 こうして、行き慣れないシネコンに行くと、最寄りの二子玉川109シネマの素晴らしさに気がつく。
 他と何が一番違うかというと、待合スペースの広さと椅子の多さである。
 映画見る人だけではなく、散歩途中の子連れとか、休憩中のサラリーマンの憩いの場所になってるくらいだ。

 まあ、ショッピングモールにあるシネコンなんて「施設内で食事とかお茶してから時間ギリギリに来い」ってことなんだろうけど、二子玉川だってショッピングモールの中にあるんだけどな。
 そう考えると、二子玉川駅周辺の商業施設って、高島屋も含めて、ちょっと座れるスペースがとても多いので、そこが高級感の演出にもなってるのだが、利用する側としても便利なのである。

 そういや、新宿の高島屋もけっこう座れるところがあるので、映画見る前の時間つぶしによく利用させてもらってるので、最近は平日のランチはあそこで食べるようにしている。高いけど、空いてるから安心。
 この間も3500円のランチセット食べて「久々にこんな外食したぜ」といいストレス発散になった。

 というわけで、豊洲の話に戻りますが、雨降ってたこともあるけど、このご時世で遊びに行くところが少ないからなのか、めっちゃ混んでた。場所柄か家族づれがほんと多い。
 そんで、誰も傘を持ってないから、「あー、みんな車で来てるんだ」ってわかった。
 マンションの地下駐車場から車で来て、ららぽーと内の駐車場に移動すれば、傘必要ないわけです。

 1時半くらいに着いたのだが、食堂はどこも列が出来てる状態だったので、しばらく、ららぽーと構内をうろうろして2時過ぎになったら、どこも空いてきたので、蕎麦屋に入った。しらす丼のセット美味しかった。
 ところで、海鮮系の店が目立ったので「流行ってるのかな?」と一瞬思ったんだけど、「そっか、豊洲市場だった」と気がつくのが遅いぞ。

 食事してから、まだ時間があったので、今度はららぽーとの外を散歩したのだが、大きい海沿いの公園があって、ジョギングや犬の散歩には最適だし、眺めも良かったんだけど、どうしても「人工的」って感じが強くて、たまに来るにはいいけど、ここに住むのは私にはキツいなあ。って思った。

 さて、映画の話ですが、ほんわかした話らしいとわかっていたが、ほんとうにほんわかした話だった。
 古川雄輝が寝ている竜星涼にキスするシーンがあり、それはとても美しく眼福の極みだったんですが、そもそも私は古川雄輝や竜星涼のキスシーンなんて見たこと無いのでは?
 古川雄輝に関しては私がたまたま見てないだけかもしれないが、竜星涼はクセの強い役が多いからなあ。

 なので竜星涼の純愛モノという珍しいモノを見た感じ。なんせ、最近見たのが「弱虫ペダル」と「ぐらんぶる」ですから(笑)
 こういう平凡で誠実な青年役もなかなかいいと思うのですが、農業やってるんで、ずっと作業着なのが不満だった。竜星涼は素敵なお洋服着てナンボだと思うので。

 そんで、この映画はゲイの話ではないんですよね。あえてそういう描き方してるんだと思うけど、「なんかこの人のこと好きだし、一緒にいると落ち着く」ってことだけを描いていて、「男同士でキス?」みたいな部分には触れないのだ。

 東京で挫折して故郷に戻った古川雄輝が、渋々竜星涼の父(養父)の農園で農業を手伝ううちに、心がほどけてきて、家業の家具屋を継ぐことを決意するっていう、テンプレ設定なんだけど、田舎を特に美化するわけでも卑下するわけでもなく、そこにあるものを受け入れていくって感じの雰囲気はなかなか良かった。

 というわけで地味ながらなかなかの良作だった。特にじいちゃん役の螢雪次朗の掛け合いが「くすっ」って感じで面白かった。わけあり風に出てきた佐野岳があまり機能してなかったけど(笑)
 でも、これホリプロ映画なんだけど、誰がなんのために作った映画なんだ?
 古川雄輝のステップアップのため?

 最近の古川雄輝は深夜ドラマの出演が多いけど、この映画見たら「10時代の連ドラで、当て馬御曹司役とかやったらいいのに」と思った。でも、むっちゃ体格いいので、主役食ってしまいそうな感じがするけど、それを言うなら二番手として活躍している竜星涼は「オトナ高校」では三浦春馬を「アンナチュラル」では井浦新を「昭和元禄落語心中」では岡田将生を「メゾン・ド・ポリス」では西島秀俊を引き立ててきた実績があるので、古川雄輝にとって竜星涼とのこういう形での共演は意味があるのかもしれない。

 しっかし、古川雄輝は、あいかわらず顔が若いなあ。もう32歳なんだ。大学生役やっても全然違和感ないだろう。さすが、朝ドラ「べっぴんさん」の息子役(笑)
 ベビーフェイスとはまた違うと思うんだけど、竜星涼もイケメンといよりはファニーフェイスだし、可愛い顔してがっちりボディの二人が一緒にお風呂入ったり、上京してホテルのダブルベッドに並んで寝たりというセクシーなシーンを別にセクシーな意味ではないサービス場面が散りばめられていたけど、健全そうな二人が健全にいちゃいちゃするのは本当に楽しかったです。


9月9日(水)

●映画「人数の町」

 中村倫也主演で、相手役が石橋静河だというのに、なんでこんなに上映館が少ないのだ?

 というわけで、平日休みの昼間に新宿武蔵野館に見にいきました。
 これって、木下工務店の社長がたぶん趣味でやってる映画事業の「新人育成」的な映画なんですよね?数年前からツタヤがやってるみたいな。
 こういう企画って広告業界で活躍していたクリエーターが映画に挑戦みたいなことが多いみたいだけど、これもそういう作品らしい。すいません、ニワカだから、邦画界の仕組みよくわかってなくて。

 で、「社会からはみ出た人々」が収容される謎の街っていうアイデアは、まあ、ディストピアものとしては珍しくもないんだけど、そこは現代的でけっこう面白かった。
 SNSにひたすらコメント書き込むとか、そういうの実際にもあったよね。「金でフォロワーや、いいねが買える」みたいな。
 そして、郵便ポストから盗まれたのか、金で買ったのかわからないけど、「成りすまし投票」っていうのも「なんか実際にありそう」な感じで良かった。

 要するに「貧困ビジネス」なわけで、貧困に陥った人を「食うには困らない」程度に拘束して商売する「巨悪」がどこかにいる世界観なわけです。
 多重債務で借金取りから追われていた中村倫也が、その「人数の町」の住民になる流れは良かったし、その町のルールを学んでいく過程も面白かった。

 でも、君たち、この町のハッテン場であるプールの描写に囚われすぎというか、水着姿の立花恵理に引っ張られすぎじゃない?
 確かに、立花恵理はモデルから最近ドラマに出てきて売り出し中なんだけど、この映画はせっかく中村倫也と石橋静河が出てるというのに、立花恵理主演みたいなことになってないか?

 それに、この町の古株である立花恵理が新参者である中村倫也を指導する立場であるなら、「中村倫也がすっかり町に馴染んで、立花恵理の下僕になってる」ってところをやるのが「フツー」なのでは?
 そこがちょっとなあ。
 いや、そういう流れでもいいと思うんですよ、立花恵理の誘惑に屈しなかった主人公が、その姉である石橋静河に惹かれるっていうは別の意味で定番ですし。

 って、私が中村倫也ファンだから「そういう恋愛の機微もよろしく」と思うだけで、制作側はあまりそこ重要視してなかったようで、この映画のクライマックスは「この施設からどうやって足抜けするか」になるのです。
 そっちがメインだったら、立花恵理と石橋静河が姉妹だって設定いらなかったのでは?

 この町の住民を縛っている「脱走したらノイズ攻撃」っていうのも悪くはないし、子供にはそのトラップ埋め込まれていないので、海辺ではぐれた子供を助けようとするけど、ノイズ攻撃でうわーーーっていうの面白かったんだけど、パーツは光ってるんだけど、全体的には緩かったかなあ。

 「惜しい」まさに「惜しい」って感じでした。

 そもそも急に石橋静河が具合悪くなって病院に担ぎ込まれたら「妊娠してました」って、いつ妊娠したのよーーーーーー!


9月8日(火)

 伊勢谷友介が大麻所持で逮捕されました。

 って、私、伊勢谷にあまり興味ないのでどーでもよかったが、土曜日にやっていた未満警察を最後の方だけ動画配信で見ていたのです。
 最初の方も少しだけ見ていたのですが「警察学校は教場で見ちゃったし、バディモノはMIUでやってるし」って、途中は全然見ていなかったのですが、「ラスボスはやっぱ原田泰造っぽいけど、伊勢谷がいるから、やっぱ伊勢谷なのかな?」ということが気になっていたので、最終回だけ見てみることにした。

 そしたら、やはり「泰造がキタっ!」な展開になって、そんで「やっぱ、ひっくり返って伊勢谷じゃん!」ってなったところで「次回最終話!」って最終回は来週だったか・・・てゆーのが先々週の話で、しょーがないから最終回も翌日に動画配信で見たんですけど、これがかなーりのバッドエンド。

 連続猟奇殺人事件の真犯人だった伊勢谷ですが、それがさらにドンデンして「最初の殺人事件の犯人は伊勢谷の高校生の娘だった」
 それを隠蔽するために、猟奇殺人鬼を装って死体を埋めたのが伊勢谷だったと。第二の事件は、第一の事件を目撃した近所の奥さんを伊勢谷の妻がうっかり殺してしまって、それを伊勢谷が連続殺人事件に見えるようにまた処理したと。第三の犯行だけが、第一、第二の事件に気がついた同僚を伊勢谷が殺したとかなんとか。

 なので、伊勢谷は猟奇殺人鬼ではなく、「家族を守るためにやらかしてしまった可哀想なお父さん」ということになり、このあたりもMIUに被ってるなあ。

 というわけで「次のジャニーズのトップを担うはずの若手二人を起用したドラマなのに、ずいぶんシンドイ結末だったなあ」と思ったのですが、そんな結末を見た後すぐ「伊勢谷友介逮捕」ってニュースが流れて「へ?」ってなったら「大麻所持」とか、頭混乱するでしょーが。

 あんなドラマ見てなかったら、「伊勢谷友介が大麻で逮捕」ってニュースに接しても「あ、そ」で終わりだったのに・・・
 だって伊勢谷はガンジャめちゃくちゃ似合うじゃないですか。高級革張りソファに体を沈めてパッカーんとか。
 ちょっと考えてみても、あれに匹敵するのはディーン・フジオカくらいしか思いつかない。(ディーン様は実際にやったりしないでね)
 なので、伊勢谷友介が大麻で逮捕って聞いてもフィクションみが強すぎる。

 それにしても「すわっ、また動画配信が封印される?」と出演作を調べたら、あれだけの売れっ子俳優なのにドラマの出演作が異常に少ないことに驚いた。
 どーりで、クドカン脚本の「監獄のお姫さま」に出てきた時、「伊勢谷が出てくるドラマなんて珍しい」と思ったはずだ。あの役も悪役で、「よくこんなの受けたなあ」と思ったけど、まあクドカンのに出たかったのかなあ?って思ったんだけど、伊勢谷がやってくれたからこその面白さもあったのは認める。キョンキョンを筆頭にあんな濃いメンツの女優陣に総攻撃される役を成立させるのはなかなか難しかっただろう。
 それこそ、草刈正雄とか中井貴一くらいのレベルが必要だったし、それこそ、役所広司くらいじゃないと成り立たない話だったのをよくやったと思う。

 そしたら1年後(2018年)、波瑠主演の「サバイバル・ウェディング」にも出てきて、「この伊勢谷の立ち位置は何?」って感じだったんだけど、ハイブランド・ファッション誌編集長の伊勢谷っていうのはそれなりに見応えあったけど、あのドラマはとっちらかってたなあ。キャストが超豪華だっただけに、10年後に見直したら「残念な出来だったけど、今見ると面白いな」ってことになりそう。

 そしたら去年、「ボイス」にも出てて、あのドラマも全然ダメだったけど、また「伊勢谷なにやってんだ?」って感じだったし、その次が「未満警察」って、いったい、なんだったんだ???

 って、ついうっかり伊勢谷友介について熱く語ってしまった感じになってしまったが、ここ最近の伊勢谷友介は、ほんと変な役しかやってなかったな。
 そういや、映画の「3月のライオン」でも、超しょーもない父親役だった。あんときも「あー、私、伊勢谷好きじゃないんだけどな・・・・あー、でも、こういうしょーもない役だったらまあ、いっか」って思ったっけ。


9月2日(水)

●映画「青くて 痛くて 脆い」

 9月は観たい映画が目白押しなので、まず、この「吉沢亮スタンプラリー案件」から片付けた。
 公開直後のレディースデーの昼間だったが、男性客もそこそこいた。

 あと、しばらくは頑張って、映画の感想は「観た日付」で書こうと思います。コロナに感染した時に行動記録になると思うで。
 6日の日曜日が休日出勤だったので、2日は休みだったというわけです。

 さて、この映画は「題名からもわかるが、多分、かなりイタいんだろうな」って想像できたんだけど、「次期、大河ドラマの主役と次期、朝ドラヒロインが共演」ってことで、「吉沢亮スタンプラリー」はそろそろ卒業しようと思っていたんだけど、大河&朝ドラクラスタ的には見逃せない作品だった。

 予告編だと「オレの彼女の命を奪った悪の組織に復讐だ!」になっていたのですが、たぶんミスリードで、彼女死んでないだろうし、イタい男が暴走する話なんだろうと思っていたんですが、まあ、やっぱそんな感じだったんだが、予想以上にイタかった。
 私史上、最低なダメ男を演じる吉沢亮であった。
 イケメン俳優をあえて「非モテ」にする映画は多いが、この映画もそのジャンルである。

 しっかし、なんとも気色悪い話であった。
 世界平和の実現を目指してボランティアサークル立ち上げる杉咲花も相当イタかったし、そのサークルが成長して、意識高い系大学生の巣窟になってる様子は「こんなところに絶対に足を踏み入れたくない」って感じだった。

 ほんとに徹底して「青くて痛くて脆い」ので、私には楽しむ余地が非常に少ない映画だったけど、「必死に走る吉沢亮」が堪能できた。微妙にカッコ悪いんだけど、ギリギリに美しく疾走するのが一番上手い俳優だと思う。
 吉沢亮の親友役で岡山天音が配置されていたが、この話、岡山天音を主人公にしておけばフツーに残念男子の話になったはずだが、あえてなのか、主人公を吉沢亮と岡山天音に因数分解しちゃったんですね。

 物語的にはどうかと思うが、個人的には吉沢亮と岡山天音がバディ組むのは楽しかった。

 あと、杉咲花と柄本佑が付き合い始めるんだけど、「去年の大河ドラマだと、親子だったじゃん?」って、一抹の気色悪さを感じたのですが、観終わった後に「そっか、杉咲花と柄本佑は最初は夫婦で、妻が関東大震災で亡くなって、後に成長した娘役として二役だったんだ」って思い出しました。

 あとは、清水尋也が意識高い系サークルのリーダー的存在だったので「こんな健全な清水尋也初めて見た」
 私の中では不穏枠なので。まあ最初は嫌な奴に見せかけて、後半になって「なんだ、すっげえいい奴じゃん」になったのでそれを狙ったキャスティングだったんでしょうけど・・・

 あと「本当は怖い光石研」が出てきたんだけど、あの下りいる?
 主人公たちが支援するフリースクールに通う不登校少女が森七菜で、そこ子を実は追い詰めてた担任が光石研だったんだけど、朝ドラ「エール」で親子なのに・・・

 というわけで、私にはちょっとよくわからない映画でしたが、杉作花が吉沢亮に「キモっ」って言う場面は素晴らしかったです。


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