可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

5月29日(金)

●一生の不覚

 今日、都内をブルーインパルスが「医療従事者への感謝」のために飛行するのは知っていたが、月末だったし、マスオさんが休みだったので、私まで休むのは難しかったのでフツーに出勤した。

 飛行ルートは当日発表だったので「どこに行けば見られるかもわからないし、混雑防止のために飛行ルートは直前にならないとわからないみたいだから、会社休んで自宅にいても、見られないだろうし」と思って諦めていたのだ。

 そして、昼休みにチェックしたら、「うぎゃーーー、世田谷上空飛んでるやんけ!!!」

 そして、次々とSNSにアップされる写真や動画の美しさに「なんで会社休まなかったの私?」と嘆き悲しんでいた。
 そしたら同僚M嬢が「航空祭でも見られるよ」と慰めてくれたのだが、そういうことじゃなくて、自分ちで見る機会なんて、もう二度とないかもしれないじゃん。
 都内上空を飛ぶのが、東京五輪と国立競技場のサヨナライベントに次ぐ3回目なんだよ。
 そりゃ、来年に東京五輪が開催できたら(私は出来ないんじゃないかなあ?と思っている。もちろん、そうならないほうがいいに決まってるが)また飛ぶかもしれないけど、その時にうちの近所が飛行ルートになるかはわからないのだ。

 そしたら、夕方になって上司2号(最近になって登場した新部長。前までの部長は格上げになったが、同じ場所にいるので、実質ダブル部長制度みたいな感じになっている)が「まーた税金の無駄遣いを」とボヤいていたので、「また政府が何かやらかしたんですか?」って聞いたら、「ブルーインパルスなんて」とおっしゃるので、

 「無駄?みんなSNSにじゃんじゃん動画や写真アップしてて、大好評ですよ!私だって、なんで会社休んで家の近所を飛ぶのを見なかったんだって激しく後悔していて、もう泣きそうなんですけど!」

 と厳重抗議した。
 まあ、上司2号は防衛大出身なので、冗談めいたやりとりなんですけどね。

 もちろん、「無駄」と思う人も大勢いるだろうし、戦闘機が医療従事者に感謝っていうことに反発する人もいるだろうし、時期尚早と言う人もいました。

 でも、久々の「イベント感」が大変良かったように思えた。
 事前にあまり宣伝していなかったので、偶然見かけた人は何が始まったのかわかっていなかったらしい。
 それに、飛行ルートが直前発表だったため、そのために人が移動することもなかっただろうから、この時期にできるイベントとしては、ほんと良く出来ていたと思う。

 この間、TVerで「空飛ぶ広報室」をやっと全部見た身としては「最高のお仕事じゃん!」って、感激でした。

 でも、沖縄県人なのかはわからないけど、「そんなに戦闘機が飛ぶのが嬉しいなら、そっちに基地作ればいいじゃん」って嫌味を投稿した人がいて「まあ、その気持ちもわかる」と思った。
 つーか、私は初めて沖縄に行った時に「うわー、いろいろ飛んでてかっちょえー、さすが沖縄」と感激してしまったのですが・・・

 そういう自分は、習志野駐屯地の近所で育ったので、落下傘部隊の降下訓練が日常風景だという特殊な経験してたんですけどね。

5月25日(日)

●「いいね!光源氏くん』NHK 土曜深夜

 ですから、新型コロナの影響で、4月期のドラマがバッタバタと休止している中で、これだけは撮影終了しているのわかっていたから安心して見てられたんだけど、終盤の京都ロケシーンではエキストラじゃない通行人がみんなマスクしていたので「2月初旬くらいのギリギリの時期だったんだろうな」って感じだった。

 そして、まさかのハッピーエンドでびっくりした。
 しかし、これだけキスシーンも無い、ほのぼの設定のラブコメもいまどき珍しいが、ほんと、こんな辛いご時世で毎週30分だけでも現実を忘れるファンタジーの有難さよ。

 それにしても、NHKのこの枠って実験枠なんだけど、今のところほんと外れがなくて、「フジテレビはなぜ、こういうのを月9でやらないのだ?」って思う。
 いや、民放も深夜枠ではけっこうやってるのよ。
 そして、NHKだって、深夜枠だからこその企画であるわけだし、だけど、やっぱテレ東とは予算が違うというか、「やっぱ、お金大事」って思う。

 それに、時代劇衣装のストックがあるということと、所作指導がちゃんとしてるってことは、「文化の継承」なんですよね。
 前に「おんな城主直虎」の衣装展見に行ったことがあるけど、ああいう「何百年も前の着物」なんて、商品としては成り立たなないけど、映画やドラマのニーズがあるから、技術が継承されているのかもしれない。

 それにしても、桐山漣の中将が最高であった。
 ここ最近、主演女優に振られる役ばかりやっていて、「当て馬イケメン枠」として定着していた感じのところで、この「え?オレって、光源氏を引き立てるための空想キャラだったの?」っていう中将の苦悩シーンが、実にメタで味わいがあった。
 主演の千葉雄大が戦隊モノ出身ということもさらなり。

 さらに、このドラマに登場する厚切りジェイソンが演じる多次元空間の研究者が「フィリップ」だったため、桐山漣の出世作である仮面ライダーWのオマージュなのかと思いきや(フィリップは相方の菅田将暉の役名)、原作読んでみたら、原作がそういう命名していて、偶然なんだろうけど、素晴らしい偶然だった。

 ドラマ内で、中将が芸能事務所にスカウトされるシーンがあり、そこで「ヒーローがぴったりだと思う」ってセリフがあったのはドラマのAD女性がニチアサ・クラスタだったため急遽付け加えられたセリフだったらしい。
 そういうオタク向けな小ネタも楽しかったが、何よりも「平安貴族が現代にタイムスリップしても、SNS使いこなしたりして、意外と馴染む」という原作のテイストが最高のキャストで3次元化されて、「ああ、イマドキ、烏帽子かぶった男子が歩いていても驚かないかもな」と納得の映像になったのが面白かった。

 コスプレやハロウィーンがメジャーになって、変な衣装着てる人がいても、「なんかのイベントかあ」って思うだけだもんね。
 前に夜の住宅街で角曲がったら、サンタクロース衣装の人と鉢合わせして「うぉ?」って声出ちゃったことあったけど(笑)
 ましてや、京都駅に狩衣姿の人がいても、ゆるキャラの着ぐるみのように受け止めるであろう。まあ、それが千葉雄大だったり桐山漣レベルのルックスだったら違う意味で二度見するけど。

 というわけで、ぜひ、中ちゃん(中将)主演のスピンオフも見たいものである。つーか、映画化希望。

 前にも書いたが、この平安装束はけっこう破壊力高いので・・・・今の大河ドラマでは向井理ミーツ烏帽子でその威力を発揮しているし、私はちゃんと見ていないが「平清盛」でも烏帽子爆弾は大量投下されていたらしいし・・・これを機会に平安モノ流行らないかなあ。

 いや、だから、イケメン俳優に片っ端から平安装束着せて「おっほほほほ」ってウザく笑ってほしいだけです。
 「ゆとりですがなにか?」の平安男子版みたいな(笑)
 ラブコメ風源氏物語とか。そういや「とりかえばや物語」は映像化されたことなかったっけ?氷室冴子の「ざ・ちぇんじ」はあるけど、どうやら映像化されてないようだ。
 もう、福田雄一監督でもいいから、そういうのが見たい。(だって、そうなると山崎賢人と賀来賢人が烏帽子対決だし。超見たい)


5月23日(土)

●黒川検事長がどうのこうのだった件

 けっこう前から黒川検事の定年延長については「なんじゃそりゃ?」って話題になっていたのは知っていたが、詳細よくわからないまま、もう済んだ話なのかと思っていたら、今度は検事の定年延期についての法案が可決される目前だという話が流れてきて、「ん?どういうこと?」と思っていたら、まあ、なんか、「こりゃ、ダメでしょ。ってゆーか、緊急事態宣言出てる最中に可決すること?」って思いました。

 そりゃ、非常時でも大事な法案だったら通さないといけないのかもしれないけど、でも、経済的な危機は深刻なんだから、そっち優先だろう。
 しかし、どうやら強行採決される雰囲気だったので、ツイッターの私の観測範囲(だから朝ドラや大河クラスタ)でも、ハッシュタグつけてバーチャルデモ行進していた。

 そんなの見たの初めてだったけど、いつもだったら仕事や遊びに忙殺されてて、それどころじゃないような人たちが、ぶっちゃけ暇だったんだと思う。
 さらには、コロナ対策で不甲斐ない政府の対応に苛立っていたし、この時期、固定資産税や自動車税の納付時期なので、そういう納付書はさっさと家や会社に届くのに、助成金はいつ支払われるかもわからないとか「年貢はきっちり納めているのに、疫病流行ってもなんもしない幕府」に対して一向一揆やりたい気持ちが高まっていたところに、「検事の定年延長」という平民には何のメリットもないような法案を強行採決とか、怒り爆発する気持ちもよーくわかる。

 私も最近、上司に怒りをブツけたので、たまにはそういうことしないと、わかってくれないんだ、ということを学んだので、ツイッターのデモ行進も「よーし、頑張れ、みんな」と応援していた。心の中で。
 そしたら、「採決は見送り」って感じになったので「おお、やったじゃん」と思っていたら、「え?ここで文春砲????」

 新聞記者と賭け麻雀してたって・・・なにそれ、ハニートラップなの?

 まあ、私の世代だと、大学時代は雀荘に入り浸りの同級生とか大勢いたし、社会人になっても接待麻雀の話とか身近だったけど、最近聞かなくなったよね、賭け麻雀。
 麻雀だけではなく、20年くらい前までは、社内ゴルフコンペで賭けるのもフツーだったし、「サッカーW杯で優勝チームを当てよう。一口千円」なんていうのが社内メールで回ってきたりしていたものだ。

 そういう身内での賭け事も「犯罪」であることが浸透してきて、賭け麻雀だと芸能人が逮捕されたり、社内での些細な賭け事で有名企業の社員が摘発されたりして、「セクハラ」や「パワハラ」みたいに「コンプライアンス違反」ってことになった。

 個人的には「セクハラみたいに被害者いないんだから、これくらいよくね?」って思ったけど。
 20年前にちょっとだけ派遣で働いた某大企業では、社内ゴルフコンペに参加しない人たちが、「参加者を競走馬に見立てて賭ける」って遊びしてたっけ。
 その企画考えた人、というか伝統的にそうやって遊んでいたんだろうけど、コンペ参加者を競馬新聞みたいな評価ポイント書いた立派なダービー表を作成していて、それがけっこう読み応えあって笑った。
 野球ファンが「選手名鑑ごっこ」するみたいな感じ。

 って話それたが、「ツイッターのデモ行進で、悪法を阻止したのかも?」って思っていたら、「文春砲で撃沈」って流れがほんと微妙だった。
 つーか、その昔は東京地検特捜部が巨悪を戦っていたが、今じゃそれが文春なの?
 芸能人の不倫も、政界の癒着も、法曹界とメディアの癒着も、みんな文春なの?
 つーか、私にとっての文春って菊池寛なので、それこそジャンプやマーガレットの集英社がスクープ記事で世論を引っ張っているような違和感がありまくりなのだが、今回の「賭け麻雀疑惑」に関していえば、一緒に麻雀していたのが朝日新聞と産経新聞の記者って、なんだそりゃ?
 立場が完全に逆だろう。スクープしないといけない新聞記者が文春に抜かれてどうする!

 まあ、そういうこと、フォーカスやフライデーの時代・・・私が10代の頃の「写真週刊誌の時代」でもあったけど、あれからバブルや氷河期やらを経て、「電車の中で新聞や雑誌を読んでる人がほとんどいなくなった」っていう世界になって、そして、テレビをリアルタイムで見る人も減っている世界で、なんか「昭和のメディアの本当の終わり」を感じさせた事件であった。


5月20日(水)

●朝ドラ「エール」の「紺碧の空」週

 4月から「エール」が始まって、楽しく見てますけど、主人公のモデルになった人が早稲田の応援歌「紺碧の空」の作曲者だと知り、「うわー、六大学野球ファンとしては、超アゲじゃん」って期待していたら、今週はまさに「紺碧の空」ができるまでの回で、「早稲田の応援団長にはそれなりの役者がキャスティングされるんじゃろな?」と期待していたら、三浦貴大が投入されたので「よっしゃああああああ」って盛り上がってます。

 しかも計算なのか偶然なのか知りませんが「早慶戦が2週間後なので、それまでに応援歌作曲してください」って、あり?世が世なら、今頃、六大学リーグの大詰めの頃?と思って調べたら、ほんとに早慶戦まで2週間だった!!!

 ああ、いつもだったら、5月の好天の週末は、神宮球場でビール飲んで、カレー食っていたのに・・・
 神宮球場の、あの大して美味しくもないカレーが恋しいよ。

 そして、きっと早稲田の応援団は「ドラマ界の覇者である朝ドラで取り上げれたから、我ら早稲田はマジ覇者」みたいなこと言って「そうだ!」ってやっていたはず。
 それをニヤニヤしながら横目で見ていたかった・・・カレー食いながら・・・

 それにしても「エール」は大河ドラマ「いだてん」から見事にバトンを引き継いでオリンピック開催を「正攻法じゃない方向から」盛り上げるはずだったのに・・・・
 そして、前にも書いたかもしれないが、ミュージック・ティーチャー役の古川雄大とプリンス役の山崎育三郎は4月に帝国劇場の「エリザベート」でダブルキャストだったんですよ。
 それ以外にも、舞台で活躍している役者が主にミュージカル系からいっぱいキャスティングされているというのに、肝心の舞台が開いてないという・・・・そして、朝ドラで早慶戦やってくれているというのに、早慶戦が延期になっているという・・・

 だから、私は「早慶戦が・・・」と半泣きで朝ドラを見てますが、ミュージカルファンは「山崎育三郎と古川雄大のどっちもチケット持ってたのに」と泣きながら見ていることでしょう。

 それにしても、この「エール」はシリアスとコントの配分が絶妙で、私の一番好きな朝ドラは「ごちそうさん」なんですが、あれも森下佳子脚本の「ふざけ具合」が絶妙で、それは大河ドラマ「おんな城主直虎」に至るのですが、「エール」はまた違う味わいで面白い。

 一番凄いと思うのは、これだけのコント演出なのに、コント王である志村けんに今のところ全くコント芝居させてなくて、徹底的にドシリアス担当にしているところだ。
 見ている方としては「いつ、コント調になるのだろう?」と毎回ハラハラしているだけでなく、「コント演技を封じられたこの作品が志村けんの遺作になるとは」という複雑な思いもあるのですが、そこもまた、この「エール」が期せずして「持ってる」ってことなんでしょうね。いい意味でも悪い意味でも。

 あとねえ、私は野田洋次郎が大好きなので彼が持ち味の脱力系演技を披露しているだけで興奮しますが、それに、山崎育三郎も大好きなので、超キザな役をノリノリでやってるし、歌ってくれるし、ほんとありがたいのですが、今週になって柿澤勇人が登場して「どんだけ?」

 柿澤くんも、劇団四季出身だけど、けっこう前から映像作品にも印象に残る役でちょこちょこ出ていて注目しているのですが、雰囲気的には中村倫也系かな?
 そんで、ドラマや映画では「信用できない二番手男子」的な役が多いのだが、「エール」では藤山一郎がモデルの役って、それ超信用できる役じゃないですか。
 だって、藤山一郎といえば、ずっと紅白歌合戦のエンディングの指揮者だったじゃん。

 さらに六大学野球2級の私からすれば、慶応応援歌の「若き血」といえば藤山一郎じゃん。

 それを柿澤くんが「丘を超えて」で颯爽と登場っていうのが素晴らしすぎて、朝から「ひゃあひゃあひゃあ」って変な呼吸していた。昭和の貴公子的な役、超いいじゃん!しかも、古賀政男が野田洋次郎で藤山一郎が柿澤勇人って、私が大好きだった「トットチャンネル」とか「植木等とのぼせもん」みたいな、昭和の有名人を題材にしたドラマのキャスティングの妙を楽しむって路線で、こういうのほんと好き。

 何が好きって、「いだてん」の時もそうだったけど、「この世のどこかには、自分の曽祖父を斎藤工や星野源に演じてもらって、狂喜乱舞している人がいるのだろうな」って想像するのが楽しい。
 「いだてん」の時は、現職大臣の河野太郎が、祖父の河野一郎役の桐谷健太を見て「おじいちゃん・・・」って呟いていたのが、感動的だった。
 いや、マジ羨ましいよ。うちの名もなき祖父もイケメン俳優に演じてもらいたい。

 話を戻すと、柿澤勇人の使い方の「正解」を提示した「エール」だが、朝ドラ定番の「喫茶店」の店主と妻が野間口徹と仲里依紗っていうキャスティングだけで完璧なのだが、けっこうな分量で投入される仲里依紗の三文芝居が秀逸すぎて震える。
 そもそも、野間口徹が「胡散臭い」の代表というか、「リアリティのある演技」とは違う方向の役者さんなんんですよね。
 そこに、仲里依紗っていう、やはり「リアリティのある演技」とは違う方向の女優をぶつけるとか、天才か?

 最近の仲里依紗は、なんか「耐える役」が多かったような気がするし、それはそれでで間違ってはいないと思うが、彼女の「いい意味」でのちょっと浮いた感じというか、生物学的に「西洋人クォーター」っていう「パっと見、フツーの美人さんだけど、なんかフツーの美人じゃないかんじ」ってゆー、違和感がありまして、それを貧乏くさい方向に発揮するっていう手段もあるのですが、宮沢りえなんかはその方向で成功していると思うのですが、仲里依紗は宮沢りえみたいなウェット感が無いので、仲里依紗に宮沢りえ的なこと求めてもな・・・って、ずっと思っていたのですが、「エール」では仲里依紗の「正解」が出ましたね。

 アメリカ留学経験のある、いけすかない慶大生を前に「私が、オックスフォード法学部に留学していた頃」って、ぶちかます、わけわからん感じと仲里依紗の「いい意味で地に足がついてない感」が実にマッチしていた。
 あと、二階堂ふみの姉の婚約者に奥野瑛太がいるのも要注目。
 将校役なので、今後このドラマの山場になるであろう「軍歌」にも絡んできそうである。

 一つ気になるのは、山田耕作、古賀政男、藤山一郎などの実在の人物が、わかりやすい変名になっていて「あくまでも実在の人物をモデルにしたキャラです」という感じなのに、かなり史実になぞった展開になっているが、作詞家の西條八十が実名で出てきて、しかも後ろ姿のみの出演だったのはなんでなんだろう?

 西條八十をこのドラマに入れてしまうと「蘇州夜曲」だとか「青い山脈」みたいなヒット曲を避けて通れないから、このドラマでは「ごめんなさい」って感じなのかもね。


5月19日(火)

 土日の昼間にTBSが「凪のお暇」を再放送していたので、なんとなく全部見てしまいました。

 やはり高橋一生の悪役は楽しいし、なによりも、高橋一生と中村倫也がけっこうガッツリ絡むので「やっぱ、これ最高だわ」としかいいようがない。
 二人とも、ずっと「個性派脇役」として出ていたのに、ここ最近になって、いきなりイケメン枠になったのがほんと面白かったけど、「凪のお暇」で恋のライバル的な立ち位置になったのが本当に楽しいドラマでした。

 あと、放送当時も思っていたけど、この原作漫画は登場人物の抱える闇を荒い漫画作画タッチでサラリと描いていたけど、ドラマでそれをやると作画で誤魔化せないので、けっこう誠実で巧妙な構成になってると思うのです。

 主人公の凪と、元彼のシンジの「似た者同士」感とか、その対比としてのゴンの「超マイペースなんだけど、これは、本当の意味でのマイペースなんだろうか?」とか。
 主人公の凪は、とにかく空気読みすぎて息苦しいのだが、その元カレのシンジは空気を作る能力があるのだが、「誰のための空気をデザインしているのだろう?」
 そして、超マイペースなゴンは常に「目の前にいる人が心地よければいい」

 あらためて、まとめて見てみると「こういう人いるよなあ」
 主人公の凪は、OL時代に同僚たちに「うけるー」とか「わかるー」って空気崩さないように気をつけて発言していたのだが、そういやうちの職場でもそういう人多いよな?

 前にも書いていたけど、「人の話を笑い声で受ける人」って意外と多い。

 「オレさ、今日さ、コンビニのレジでさ」
 「ははは、どうしたんっすか?」
 「釣り銭が違うと思って、そう言ったら、間違ってたの自分だった」
 「あははははははははは」
 「もう、恥ずかしてく、いたたまれなくてさ」
 「あははははははははは」

 そういう人の特徴って、笑いながら、とにかく手をパンパン叩くんです。
 ダメなひな壇芸人みたいに。
 ダメなひな壇芸人みたいに。
 ダメなひな壇芸人みたいに。

 特に女性は「共感」が大事なので、「わかるー」も大事なのかもしれないけど、私はそれ苦手なんですけど。
 でも、相手が「こんなことでトラブった」と愚痴ると、「えー、大変だね」って言っておけばいいだけなのに、「え?なんでそんなことに?」って詳細を聞き出そうとすると、嫌な顔されることも時々ある。
 嫌な顔っていうか「そういうつもりで愚痴ったんじゃないんだけど」って戸惑ってる感じ。

 あと、私が一番苦手なのは、あまり付き合いのない営業マンの定期訪問みたいな時に、向こうが適当な時節の話題を振ってきたので、「ああ、それは私はこう思うんです」と持論を展開すると、「あー、そうかもしれませんねえ」とか、ひたすら相槌打ってくる時。
 私は営業の仕事したことないから、よくわからないけど、ああいうリアクションとってくる営業マン多いから、たぶんそういうマニュアルというか「心得」があるのだと思う。
 客のスイッチが入って、ベラベラ語り始めたら、とにかく「聞き上手」になって聞くこと。それを続けていけば、客はだんだん心を開いてくれるはず。とかなんとか。

 もちろん、それが有効であることも多いのだろうし、若手営業マンが自分のダルい話を真摯に聞いてくれたら気持ち良くなる人もきっと多いのだろうと想像できるが、私は「なんで、何かを売りつけようとやってきた人に、どーでもいー世間話を私が披露しないといけないわけ?そっちが面白トークで盛り上げてくれたら、なんかギャラ払わないとって思うかもしれないけど、なんで私が盛り上げないといけないわけ?つーか、お前が私の話に微塵の興味もないの丸わかりなのに?」

 で「貴重なお話ありがとうございました」とか言われるんだけど、私の貴重な時間への対価は無いのか?

5月15日(金)

 首都圏や阪神と北海道以外は緊急事態宣言が解除になるようなので、映画館がいよいよ開くのが羨ましい。
 まあ、とは言っても新作は公開延期になっているので、軒並み名画座になっているのだが、それはそれで羨ましい。
 しかし、いつもの逆だな(笑)
 いつもは地方在住の人たちが、「うちの近所ではその映画はやっていない」とボヤいているのに。

 つーか、仙台のTOHOシネマズに遠征に行きたいよおおおおお。

 それにしても、ゴールデンウィーク明けても東京の陽性者数は増えないので、このまま本当に収束するのだろうか?
 「いや、でも検査数がまだ少ないのでは」と疑っていたが、今週になって我が世田谷区はやっと医師会の検査が機能しはじめたらしく、日毎の検査数を公表するようになったのだが、50件くらい検査しているようなので、それで3名くらいしか出てないのなら、「まあ、そんなもんか」と納得できる。

 しっかし、韓国では経済活動ゆるめたら、ナイトクラブで集団感染で100人以上とか報道されているが、それで濃厚接触者を含めて2万人くらい検査するらしくて、「どーしてそんなに検査能力あるの?」って驚く。
 でも、大規模パーティーが感染源だったのか、複数のクラブがって話なのか、詳細がよくわからない。

 私はもうそういうのに行かなくなったので別にいいのだが、自分が20代の頃に「クラブやライブハウスは危険」ってことになっていたら、相当人生変わっていたはずなので、ほんと心が痛む。
 戦時中の大人もこういう気持ちだったのかなあ。
 自分たちが当たり前のように享受していた若者文化を今の若者は・・・って。

 それにしても、「このままでは東京がNYみたいなことになる!」って本気で心配していたのだが、中途半端な「緊急事態宣言」と、さっさと助成金ばら撒かない不思議政策と、「え?2月の時点で、こうなるの予想できていたのに医療体制全然整ってないの?」という、だから不思議政策ばかりが目立ち、「やっぱ、このままでは東京がNYみたいなことになる!って確信というか覚悟していたのに、この「てへ?」って感じの収束ぶりって何?

 アジア諸国が実際どうなってるのか詳しく知らないが、これだと先に封じ込めた中国や台湾や韓国が超優秀(というか人権無視で強行という側面もあるが)というわけでもなく、なにか別の要因の方が強いのでは?って思うよね。
 つーか、逆に欧米はなんであんなことに?

 まあ「対岸の火事」だと思って舐めていた節はある。2月の頃だっけ?日本が「このままでは東京オリンピックがヤバい」と言っていた頃、ロンドン市長が「うちでやる?」とか言っていたような?
 そしたら、あっという間に欧州に蔓延して、それまで中国人からの感染を潰していたのに、欧州観光から帰国した日本人が次々と発症して地球規模の「えんがちょ」になったんだよなあ。

 そんな欧米も、そろそろ経済活動再開してるみたいだし、日本もこのままだと、恐々と徐々に緩めていくのだろう。
 インフルエンザと同じで、夏には感染力弱まるのであれば、それは大歓迎なんだけど、このウィルスの「無症状の人が多い」って性質だと、長いお付き合いになるのであろう。

 つーか、今では「ただの風邪」と言われているものも、こうやって広まっていったのかもしれないし。

 今回のことでいろいろ考えたのだが、例えば「湯冷めして風邪をひいた」って言うけど、あれは「免疫低下するようなことしたので感染した」のではなく、「無症状感染者だったのが、免疫が低下するような状態になったので、ウィルスが増加して症状が出た」ってことなのか?

 そういうの目に見えないので、自分の体にどのくらいの病原体が侵入していて、それをブロックしているか、もしくは軽く共存していて健康状態を保っているのかわからないけど、雰囲気的には「満員電車」みたいなもんでしょうか?
 周囲からぎゅーぎゅー押されるのをなんとかやりすごしているが、たまに急ブレーキとかで崩壊したり、悪質な痴漢に遭遇したりすると「発症」みたいな?

 それにしても、東日本大震災の時にも「興味はあったが、本当に経験したくなかった」と思ったけど、今回のパンデミックも「想像していたパンデミックと違った」っていうか、ゾンビ映画みたいなドキドキハラハラじゃなくて、「スーパーマーケットしか行くところがない」という想像を超える地味な世界だった。

 「自粛警察」とか、ちょっと戦時中っぽい雰囲気なんだけど、空襲されてるわけでもなく、パチンコ屋をやり玉にあげる根拠も不明。
 「いったい何と戦っているのだろう?」って時々わからなくなる。

 いや、わかるんですよ、重症者の人数調整だってことは。
 医療崩壊しないよう頑張っているのです。

 それにしても、軽症者用の隔離施設とか、検査数増やすとか、私でもすぐ思いつくようなことが全然できてなくて、ほんと日本がすっかり落ちぶれたのを再確認してげんなりしていた。
 まあ、災害対応と言ったら、震災や台風が優先されるので、「感染症対策」を真剣にやってなかったのかもしれないけど、今までだってSARSとか新型インフルエンザとか、けっこうヤバそうなことあったのに、「いざ、本格的にパンデミックしたら、これかよ?」という絶望感は凄かった。

 そして、東京都民から先に配られた布マスクのショボさに泣いた。
 私が、あの仕事するチームにいたら、ほんと首絞めてでもやめさせたのに。

 ただ、ああいうのが通ってしまうのも、なんとなくわからなくもない。
 もう時効だから書くが、15年くらい前に、ある業務で担当者と揉めたことがあった。
 その業務はパート社員さんが大勢いて、とある「品質向上ミッション」において、「パートさんのモチベーションを上げよう」という方向になったらしい。
 そこで考案されたのが「ポイント制」で、要するにクレジットカードのポイント制みたいに、ポイント貯めると素敵な商品と交換できますって・・・・

 その話、私のところに来た時には、「給与明細書にポイント欄を作ってくれないか」って決定事項としてだったので、時すでに遅しだったのであるが、経理担当としては「物品支給も給与と同じ扱いになるんですけど?」
 なので、パートさんに何か物品を支給するのなら、それを給与手当として金額として載せないといけないわけで、「だから、ポイントが云々よりも、ポイントを景品に替えるタイミングで給与手当にしないと」と説明した。

 そしたら担当者は「これは、そういう意味のものではないんだ」と言うけど、私としては「なんで、こんなことするのかわかりませんが、法律上はそうなります」としか言えなかった。
 そんで、「そもそも、業績を上げたパート社員に特別手当じゃなくて、景品支給ってなんでですか?」って素朴な疑問をぶつけてみたが、どうやら、それはその担当者の発案ではなく、もっと上の人の思いつきみたいだった。

 たぶん、顧客サービスとして「ポイント貯めて景品をゲット!」っていうのをやっていたので、パート社員にもそれを適用しようとしたのだろう。
 だから、それは金払ってくれるお客様への還元であって、労働者に景品って?どう考えたって金だろう金。

 でも、まあ、パートさんがその時に欲しいものを景品として支給するのであれば同じか、と思って、どういう運用するのか聞いたら、景品はそれこそクレジットカードのポイントみたいにリストにするというので、「ある程度、景品を在庫するのなら、非常に面倒な処理になりますねえ?つーか、在庫残ったらどうするつもりで?」と問い詰めたら、担当者もこの方式の面倒くささと意味の無さに気がついたらしい。

 しかし、その後、しばらく交渉したのだが「どうしても現金はダメだ」と言うので、最終的に決着したのが「ポイントが貯まると商品券で渡す」ということで、その部署から「誰々に商品券を5000円渡した」というデータが来たら、給与明細書の手当欄に5000円って入れて、控除欄で銀行振込額から差し引いていたのである。

 超アホらしかった。
 その担当者もアホらしいと思っていたようだが、上の命令には逆らえなかったというか「景品支給」だけはなんとか避けただけでも、よくやってくれたのかもしれない。

 その後、その仕事を引き継いだ人は、真面目にポイント管理して、商品券を支給して、商品券の在庫管理もしていた。
 2年も経つと、「景品ポイント」を思いついた上の人もそんなことを忘れていたようだが、細々とその制度は続き、そのうち、そのポイント制度を使用しなくなって、私もそんな処理のこと忘れていたまま、その事業は廃業することになって、その整理していた社員が「あの時の商品券の残りです」って、こっちに戻してきたので頭を抱えた。

 あの制度、発案した人も「よかれ」と思って発案したんだろうし、それを命じられた担当者も「よかれ」と思ってやっていたのだろうけど、あの頃、実際に商品券もらっていたパート社員はどう思っていたのだろう?
 「いや別に商品券でもいいけど、だったら現金でよくね?」って思っていたのではないか?
 でも、もしかして、現金ではなく商品券にしているのは、何か会社の事情があるのかもしれないから、余計なこと言って、気難しい人だと思われるのもイヤだから、黙って商品券受け取っておこう、とか思っていたのかね?

 私はとうとう、あの顛末の全貌がわからなかったのだが、私はあの業務においては「マスクを配布する仕事」だったので、「こんなもの配っても、誰も喜びませんよ?」ってギャーギャー言っても、誰も私の話を聞いてくれなかった。「これは決定事項だから、君は君の仕事をしてくれればいい」って。

 だから、あの時、「頑張ってるパートさんには商品券支給しまーす」って時に「はあ?冗談はよせ。商品券じゃなくて、現金でいいだろ?」って、パート社員さんに言ってほしかった。
 「いや、だから、お金じゃなくて、ちゃんとお仕事頑張ってもらってることに対するお礼ということで」って話になったら、「お礼なんていらない。評価してくれるのなら、金で」

 だから、全世帯にマスク配るなんて、決めた人はどうかしてると思いますが、「え?どうかしてるんじゃないの?」と絶叫しながらも、その仕事をせざるをえなかった方々には深く同情しますが、だからこそ「マスク配布?冗談でしょ?現金配れよ!」って声高に叫んでほしいです。

 こういうこと、小さな会社でも時々あって、その商品券の時には、私はその支給を受けるパートさんと面識もなく会う機会もなかったので「いや、これダメでしょ」と思っても、支給される側の意見を聞くことができなかったのですが、たまに他でそういうようなことがあって、私が「それはだめでしょ」と思って、被害を被る人に「これは無いよね?」って確認すると、「いや、私は別にいいんですけど」とか言われ、「あなたは良くでも、他の人というか、今後こういう処理になるのってダメだと思う」って言っても「それは、そちらにお任せします」とか言われちゃうと、私が「それはダメ」ってい根拠がなくなってしまうのです。

 私には損がないけど「これは従業員の損になるから反対!」って言っているのに、肝心の従業員が「私は別にこれでいいです」って態度だと、「本人が、いいって言ってるから、いいじゃん」ってことになる。
 最悪なのは、そこに「悪」が存在しないことだ。
 なんとなく、みんな「よかれ」と思ってやっているのだが、そこに「ダメじゃん」って爆弾落としても、「よかれ」の方が強いんですよね。

 そして、悪い人が悪いことをやるよりも、こういう「よかれと思ってやった」ことの方がタチ悪いのって、本当に厄介で困る。


5月11日(月)

 昨日、中途半端になってしまったが、また「転・コウ・生」を見直してみたら、やっぱ猫が効いてるなあ。
 互いの入れ替わりも面白いっちゃ面白いんだけど、猫が中に入ったムロとタカハシが最高だったし、私はずっとタカハシに「人間じゃない役やってほしい」と思っていたので「わーい、猫だ猫だ!」と大興奮でした。

 そして、「前には戻れないけど、これはこれで・・・」という森下さんのメッセージがじんわり来る。

 とか、思いつつ、NHKオンデマンドに「黒い画集 証言」が上がっていたのに気がついたので「お、噂のアレかあ」とさっそく見てみた。(私はBS見られないのでオンデマンド頼み)

●松本清張ドラマ「黒い画集 証言」NHK BS

 何が「噂」だったかというと、この原作は「不倫がバレるのがイヤで目撃証言ができないジレンマ」の話なので、もちろん原作だと主人公の愛人は女性なんだけど、オレたちのNHKはなんと「谷原章介の不倫相手は浅香航大」っていうメガトン級の改変をしたのである。

 前からLGBTモノには熱心だったNHKだが、そういうのに秀作が多いので評価がついてくるから企画が通りやすくなっちゃんたんですかね?
 こっちとしては「いいぞ、もっとやれ!」なんですが、それにしても谷原章介は「腐女子、うっかりゲイに告る」でも、妻子持ちの隠れゲイ役で、高校生の金子大地と不倫しているという「超絶エロおやじ」をやっていて、「ちょwww、ついこの間まで、朝ドラの爽やかイケメン父さん役だったのに!!!」と思ったんだけど、この「証言」では、なんと息子役が吉村界人だった。谷原章介と絡みはないが「半分、青い。」つながり?

 それは置いておいて、谷原章介はクリニックの院長で「谷原章介に白衣着せるとか反則だぞ」というか、そういや、私は別に谷原章介の熱心なファンでもないが、あまり医療ドラマに出ているのを見た記憶がないのはなぜなんだろう?
 そもそも谷原章介の代表作ってなんだ?個人的には「王様のブランチ」なんだけど(笑)

 なので「王様のブランチ」以前の谷原章介の記憶が朧なんだけど、モデル出身のチャラい感じだったんだっけ?
 いや、チャラいというよりも「甘いマスクが・・・」って感じだったのかも?
 それが「王様のブランチ」の次は「パネルアタック25」を始めたので、「???児玉清ルートなの???」と思った。

 昭和の頃は、わりと司会業をやる俳優さん多かったが、現存する人でパっと思い浮かぶのは関口宏くらいだけど、最近だとジャニーズ系もキャスター進出しているし、谷原章介もそういう方向で売っていくのかなあ?そっか、石坂浩二路線っていうのもアリだなあ・・・なんて思っていたけど、「半分、青い。」で原田知世の夫で佐藤健の父をやってから、私の中で「俳優・谷原章介」の価値が爆上がり中なのである。
 そーいや、映画「ママレードボーイ」では吉沢亮の父もやっていたから、「イケメン俳優の父親役」としての使用法も今後増えてくるのだろう。ライバルは藤木直人(笑)

 まあ、それで「証言」の話に戻るけど、「キスくらいしてくれるよね?」と期待して見ていたのだが、二人の密会場面がなんと「窯」の前・・・
 朝ドラ「スカーレット」でお馴染みの薪をじゃんじゃんくべる陶芸窯が出てきて、卒業制作作成中の美大生・浅香航大のところに「きちゃった」する谷原章介。
 そして、期待通りのキスシーン・・・ん、ん、ん?期待していたよりも濃厚だぞ?と思っていたら、その先も・・・あああ、バックで覆いかぶさるとか、ああああああああ・・・お客様、陶芸窯の前でカマを・・・カマを・・・・

 脳内で「スカーレット」の主人公キミちゃんが「神聖な窯の前でなにやってんじゃごらあああ」って怒鳴り散らしてました。
 まあ、このドラマの場合には「燃え上がる恋」を表現していたんだと思いますが、BSとはいえ、NHKとしては相当攻めたラブシーンでした。つーか、親と一緒に見ていたら、相当いたたまれなかったと思う。

 というわけで、かなりの問題作ではあったが、久々に浅香航大の持ち味である「湿り気のある美青年」ぶりも発揮されたし、「男と浮気してるのバレるの絶対にヤだし」と目撃証言できない主人公のジレンマがリアルだったし、堀部圭亮、岡部たかし、酒向芳、と癖のある脇役を贅沢に投入していて、ほんと見応えありました。


5月10日(日)

●ドラマ「転・コウ・生」NHK「今だから新作ドラマ作ってみました」リシーズ

 ですから、もはや4月期のドラマで生き残ってるのって深夜ドラマばかりなのですが、NHKが実験的にリモートドラマを作り、その内の一つが脚本・森下佳子で、ムロツヨシ・柴咲コウ、高橋一生出演という「チームおんな城主直虎」だったので、井戸の底からみんな湧いて出てきました。

 で、リアタイで見ていた時、私は話が全然入ってこなくて、ただひたすら泣いていた。
 だって柴咲コウの愛猫ノエルが「にゃんけい」役やってくれてたし、タカハシは柴咲コウに「殿」って呼びかけるし、同じ月を見上げて「月が綺麗ですね」って言うし・・・・しかも、スーパームーンに合わせてるんだよ?

 ほんと事前から「公式が最大手?」ということで一部で盛り上がっていたが、ほんと最高の二次創作であった。
 そして、何よりも「わーい、4月期はタマキングとタハカシが双子の兄弟だって!」ってすっごく楽しみにしていたのに、残念ながら1話も放送されずに、このままだとお蔵入りになりそうだが、とにかく、またタカハシの供給が途絶えてしまったこと嘆き悲しんでいたし、だったら他の推しに補完してもらおうとしても、どこもやってねーし。

 世が世なら、私は今頃「コンフィデンスマンJP映画版」の2回目をそろそろ見ようか、とか考えていたはずである。
 ああ、せっかく前クールの天海祐希主演ドラマ「トップ・ナイフ」で「演劇ファンからはよく名前を聞く古川雄大って、これかあ」ってわかって、その時点で4月からの朝ドラに出ることがわかっていたので「地上波売り出し中なのね」と思っていたら、朝ドラ「エール」で今後10年くらい語り草になるような強烈な役で出てきたので、「この最中に映画コンフィデンスマン出演とか、マネージメントが完璧すぎる!」と思っていたのです。

 それにしても、朝ドラ「エール」はコント演出がツボで、超楽しんでいますが、森山直太朗も良かったけど、野田洋次郎が古賀政男モデル役とか、山崎育三郎が「幼少期のあの役」だとか、去年の大河ドラマ「いだてん」の「キャステキングだけでウケるぅ」をさらに進化させたような豪華適材キャスティングぶりに震える。
 そもそも、志村けんをキャスティングしていた時点で神だったわけだし。

 話が逸れた。
 で、NHKの「今だから新作ドラマ作ってみました」ですが、先に「カメラを止めるな」チームがリモートドラマ発表していたし、三谷組が「12人の優しい日本人」を発表していたので、先陣を切ったことにはならなかったが、「画面の豪華さは、さすがわNHK」って感じだった。

 第一話の満島真之介と前田亜季のドラマで、撮影場所になったのが、役者本人の自宅なのかどうかわからないが、「カメラを止めるな」や「12人の優しい日本人」に比べると、撮影場所が「ドラマっぽい、おしゃれな部屋」になっていた。
 第二話の竹下景子と小日向文世の方が「これは、本当に自宅なのかもな」って感じだった。
 小日向さんサイドのソファがあまりにも個性的だったけど、自宅だからあれしかなかったのかな?って感じで。
 あと観葉植物が「本当に私物の観葉植物は、あんなにちゃんとしてない」って思うから。経験的にもっといびつになるはず。
 で、1話と2話で感じたことは、「いかに、撮影スタッフというか、カメラ、照明、音声、美術、衣装、ヘアメイクが揃っての総合芸術がドラマってことなんだよな」ことが、あらためてよーくわかった。
 そのあたりは、今後こういうリモート撮影ドラマが試行錯誤されると、品質向上していくのだろうけど、今のところ「役者の演技だけでは限界があるなあ」としか言えない。

 「12人の優しい日本人」は読み合わせに近いリアルタイムで行われたので、ある程度「掛け合い」があったけど、NHKのは、ほぼ「一人芝居」だったようで、「1かける1は10」みたいな化学変化は起きずに「1+1は2 に収まっていたような気がする。
 というか、「竹下景子と小日向文世でやっても、この程度になるのか」って思った。
 「12人の優しい日本人」にしても、「このメンツで今、この演目を舞台にかけたら、もうバッチバチだったろうに」と想像できるんだけど、火花を散らすまでにはいかなかった。いや、それでも、あそこまで出来るのは流石だと思ったけど。

 というわけで、立て続けにリモート実験作を見て、それなりに興味深かったし「もっと面白いの作れそうだな」という可能性も感じましたが、やっぱしフツーにドラマや映画を見たい、という思いも強くなった。
 ああ、映画館に行きたい。
 3月上旬は「もう、映画館もいつ閉まるかわからないし」と必死に通っていたけど、完全に閉まってしまい、映画ファンの間では「いつもウザいと思っていた映画ドロボーのあいつに会いたい!」という声が高まってます。
 いつか、映画館に行けるようになって映画ドロボーのCM見たらきっと泣いちゃうだろう。


5月8日(金)

●世の中、やっぱ声が大きい人の勝ちなの?

 ですから「怒りのデスロード」発揮して、泣きながら「こんなの間違ってる!」と喚き散らし、「うわー、私、やっちゃったよ」と帰宅して酒飲みながら山崎賢人の「グッド・ドクター」見ながら「ケントも、そうとう辛いよなあ」って泣いていました。

 ああ、もう恥ずかしい。
 50歳もとうに過ぎたのに、青春ドラマみたいなことやっちまったぜ。

 すでに上司とは、「あの最低な発言も、冗談だとわかってますから」って、きちんと和解しているつもりである。向こうがどう思ってるのかわからないが。

 そしたら、今日になって上司が「ミヤノが作ってくれた仮の契約書に、なぞってやるから、あれをもっときちんと作成してほしい」
 へ?あれは、「もし、ちゃんとキャンセル料決めるのなら、こういう書類交わさないと」って見せ球として、簡単に作った書類なんだけど?

 そんで「5月分はこれを元に交渉するけど、4月分は交渉できてないので満額でいい」

 え?なんで?

 私が喚き散らしたから?

 だから、これはこれで、イヤだな。
 私はずっとフツーに進言してたつもりだったのだが、全然聞いてもらえずに、かなり絶望してたのだが、とうとうブチキレて怒鳴り散らしたら、「ミヤノの提言になるべく沿うよ」って言われても「ありがとうございます」っていうようりも、「え?怒鳴り散らさないと聞いてもらえないってこと?え?え?え?」

 なにこの、DV夫の作り方的な・・・
 言葉で説明しても聞いてもらえなかったのに、殴ったら聞いた的な・・・・

 だから、泣きたくなかったのに。
 わかるんですよ、女の涙が男の暴力と同じだってこと。

5月7日(木)

●「本当の怒りのデスロードをお見せしましょう」もしくは「怒りのデスロードはじめました」

 ゴールデンウィークが明けて「あれ?なんかフツーに戻ってね?」って感じが多少するのは否めないが、「もう、このまま大丈夫じゃね?」という社内の呟きは端から却下しているのであった。陽性者数が少ないって、検査機関が休みなだけだろっ
 絶対リバウンドするって。
 いや、私の予想が外れても・・・外れた方が全然オッケーというか大歓迎だけど、こんな状況で自然と収束するとかありえない。

 それにしても、もう2ヶ月くらい朝起きると「夢ならばどれほどよかったでしょう」ってLEMONが流れるのですが、テレビをつければ夢ではないことがわかるし、一歩外へ出ればマスク姿の人しか歩いてないわけで、再度「夢ならばどれほどよかったでしょう」と心の中で歌いながら駅へと向かうのです。

 まあ、それで、全員出勤してフツーに仕事している職場で、同僚が「パチンコ屋ダメじゃん」なんて言うので、「パチンコ屋と、うちの会社のどこが違うのですか?」と真顔で言ってしまうので嫌な顔されてます。

 そんで、昨日の続きというか、「今週中になんとかしないといけないんだけど、上が何も決定してくれないので、どーしよーもない」って案件について、6日にとうとう「明日の7日までに決定していただけなければ、私が良きに計らいます」と宣言した。
 上司がここまで引っ張るからには「ノーアイディア」というか、きちんと決定する気力が無いのだと判断したのである。
 そうじゃなければ、4月中旬にとっくに「こう決定したので、こう処理してくれ」と言っているはず。

 この案件を何に例えて書けばいいのか悩むが、遠回しに言えばキャンセル料の話かな?
 緊急事態宣言のため、うちが発注した業務を請けていた会社に「ごめん、やっぱキャンセル」って言ったのだが、その時点で「キャンセル料については、後日」って曖昧な対応していたらしい。
 下請け業者も、長年の付き合いがあるから、あちらから金額交渉はしてこなかったらしい。

 って、ほんとはそういう話じゃないんだけど、ともかく、最初の契約上は、もう満額支払わないといけない期限になっているのに、外注先とキャンセル料の交渉もしてないようだから、「私の判断で、とりあえず満額支払いますから、あとで金額交渉が進んだら、そこで修正しますから」っていう感じ。

 で、もし、キャンセル料の交渉をするのであれば、7日までに言ってもらわないと、間に合いませんからね!!!!

 って言ったら、「支払期限まではまだ時間あるだろう」って凄まれたので、「そりゃ、それまでに金額決定してもらえたらそれでいいけど」って言ったら、「オレが金額を決めればいいんだろ?」って、自分で計算してくれるのならそれでいいけど、こっちに、あーでもないこーでもないって計算させるのなら、7日が締め切りだからねっ。

 そんな状態だったので、てっきり「ミヤノにお任せする」ってことになると思っていたのだが、今日の午後になって「キャンセル料を5割で実費は10割ってことで試算してくれ」と言い出した。
 うわ、マジで減額する気なんだ。
 でも試算して、どれだけ減額されるのか見たら、きっと気が変わるんだろう、と思いつつ、急いで今月分を試算・・・というか、それは同僚の仕事だったので、計算方法を指示して計算書を作らせた。

 同僚もこんな試算初めてだったので「この方法でいいの?」って不安そうだったが、「いや、これ、正解があるわけじゃないので、私が責任持つから、これでいい。つーか、細かく設定する時間が無い」
 あー、政府の「一律給付金」みたいなもんだよなあ。結局、10万円になったけど、あれだって「10万円じゃ少なすぎます!」って訴えた役人は絶対にいたはずだけど、通らなかったんだろう。

 なんでこういう事態でケチるのか、さっぱりわからない。
 こういう事態だからこそ、払えるのなら、ちゃんと満額払った方がいわゆる「男を上げる」的なことになるのでは?
 でも、なんか「公平じゃない」って方向になるんだよなあ。
 キャンセルした分、仕事してないんだから、その「仕事してない部分」は支払わないっていう。

 でも、向こうから「こういう事態なので、もうできません」って言ってきたわけでもなく、こっちから「こういう事態なので、もう必要ありません」っていう話なんだから、4月分は満額払ってやればいいのに、って私は思っていたし、金額交渉していないのなら、それを前提に5月分をきちんと交渉してくれればいい。

 さて、試算してみると、4月は中旬まで実働してもらったので、それほど金額が減ってなかったが、5月もこの計算だと、すごい減額になるので「4月分を5割補償はいいとして、5月分を考えると5割だとあっちが厳しいと思いますけど?」と「7割から8割補償」の数字を見せた。

 そしたら・・・・なんか想定外の話が出てきた。

 そこの業者とは長い付き合いだが、本音としては切りたいので、そんな手厚く補償したくないと。

 あ、これ、例え話なので、これでは私がブチ切れた理由にならないんだけど、実際にはもっと酷い理由だった。
 そこまで「うちの会社が変な対応しないように、怒りのデスロード振り回して、なんとか上司を説得しよう」と思っていたのだが、その上司の人権無視の酷い発言に、怒りではなく「悲しみ」にスイッチが入った。

 「あ、ヤベえ、泣く」と思って、踏ん張ろうと思ったけど(大声で怒鳴ると涙が出る性質なので)、「あ、泣きそうだったら、ここは号泣しておく場面だな」と、とっさに判断して、泣き崩れた。

 「〇〇さんが、そんなこと言うことに耐えられないし、日本政府とかアベさんがダメダメなのにもホント絶望しているが、うちの会社が・・・自分の身近なところが、もっと酷いとか、もう、ほんと嫌。自分がいる会社がこんなにダメだっていうの、ほんとイヤだ」

 いや、ほんと、アベさんが星野源の「うちで踊ろう」に乗っかった時とか、「私が側近だったら、首絞めてでもヤメさせたのに」とか思いましたが、私は政府には直接なんかできないけど、自分に何かできる範囲のことだったら、本気で首絞めないと。

 というわけで、泣きながら言いたいこと喚いたていたら、上司もぐったりしていた。

 つーか、上司と言っても、ほぼ同い年なので、夫婦喧嘩してるみたいな雰囲気になり、ほんとイヤ。
 ダメな夫にヒステリー起こしてる妻みたいな感じになり、私はこういうのが苦手だから独身なのに、なんで、こんな、やりたくもないヒステリー女(涙は女の最大の武器なのよ)をやってるのだ?

 しかし、悲しいかな、私が泣きわめくと、みんなびっくりして私の話をちゃんと聞いてくれるのよね。

 10年か20年に一度くらいしか発動しないんだけど、実母ですら「あんたは、ずっと我慢したあげく、突然キレるから怖い」と言ってたくらいだ。
 実母ですらそう言うんだから、私が怒りを溜め込んでるのに、なかなか気がついてもらえないらしいことは学習したので、なるべく率直に不満は言葉にして表明しているつもりだったんだけど・・・

 今回のことも、4月中旬からネチネチと言っていたつもりだったが、全然反応がなかったので、「ああ、もう、クソだな」と絶望していたのだが、泣きながらわめき散らしたら、やっと話し合いの土俵ができたので、なんだか疲れた。

 「怒りのデスロード」はほんと疲れるので、私はただ、穏やかに議論したいだけなのだが。


5月5日(火)

 フツーに出勤。
 当たり前だが、電車がいつも以上にガラガラで、いたたまれない気分になる。

 足の痛みはかなり治ったが、やはり階段を降りるのがダメだ。
 こういう時は、バリアフリーな駅の設備などに感謝しかない。エレベータも空いてるし(笑)

 さて、ここんとこ、別に自分の仕事は忙しくないのだが、仕事の相談というか「承認」してくれる立場の上司らが緊急事態対応で目一杯になっており、相談しても、ちゃんと頭に入ってないようだし、「だったら、これで進めちゃいますね」と申し出ても「それでヨシ」と承認してくれない状態が続いている。

 この間も、「それほど重要じゃないけど、もう締め切りが迫っている役所への提出物」のことで揉めた。
 それは、3月に届いた書類で、「5月上旬に提出せよ」っていうのだったので、当初は「余裕だな」と思っていたのだが、4月に入って緊急事態宣言が出て、いろいろそれどころじゃなくなり、私もその締め切りを忘れていたのだ。

 それで4月下旬に「あの件は」と確認したら、向こうも忘れていたのはしょーがないとはいえ、「これって、どーしても出さないといけないの?」とか言いやがるので「ちょっと確認すればいいだけなので、お願いします」と言ったら「非常事態で、延期できないの?」

 いや、この事態だから確認ができないというのならわかるが、確認できるのかできないのか調べもしないで「延期できるんじゃね?」は無いと思ったので、私の「怒りのデスロード」のスイッチが入り、「グダグダ言い訳してねーで、ちゃっちゃと確認しろ!」と怒鳴り散らしたら、あっさり確認書類出てきました。

 あー、疲れた。
 つーか、この仕事、私の仕事じゃなくて同僚の仕事だったんだけど、その同僚が「どう進めるのかよくわからない」と言うのでアシストしていただけなのだが、最終的に私が「怒りのデスロード」を発揮してなんとか期限内に提出することができたわけです。

 そしたら、5月に入ってまた上司が「その事案はまだ決定していない」と言ったまま放置している仕事があって、同僚が「どうしよう、また決定が降りない」とボヤいていた。
 同僚と私は、しばらく前から「アベ政権もひどいが、自分とこの会社はもっとひどい」とボヤキまくっており、ちょっとグレかかっているのだが、今週中に決定してもらわんと、来週早々にデータが作れない。

 なので、遅くとも7日には決定してもらわないとデータ作成が間に合わないので、「よし、じゃあ、明日の6日に私がまた怒りのデスロードを発動して、期限までに決定が出なければ、私の判断でテキトーに処理しますって談判するぜ」

 というわけで、なんか最近「怒りのデスロード」をやたらと連呼していたら、5月末にとうとう地上波で放送するらしいですね。
 あの映画をテレビで見ても面白いのかどうかはさておいて、私の「怒りのデスロード連呼」をポカンとして聞いている同僚には是非見てほしい。ドンドコドンドコギュイイイイインンな映画なので。

5月4日(月)

 昨日の日曜日は昼間すごく暑くて、それでも頑張って午前中に1時間くらい散歩してから、午後は「仁」の最終回を見て綾瀬はるかの「時空を超えたラブレター」に号泣してました。
 いやあ、「仁」はすごく面白かったけど、「放送当時に見なかったわけ」もよーくわかった。
 傷口がグロくて、やっぱ無理(笑)
 今回は、針仕事しながら、傷口描写から目を逸らしていたので完走できました。

 あと、やはりこれだけドラマ自体にはハマっても、全く大沢たかおに落ちなかった。
 かと言って、この役を他の人にやってほしいとも思わなかったし(ちょっと考えてみたけど、思いつかなかった)、そういや龍馬役の内野聖陽も好きな役者ではあるけれど「沼」ではないわけで、だからこのドラマって「推しの一挙手一投足も見逃すまい」ってことにならないから、逆に気楽に楽しめたともいえる。

 しかし、あらためて全編観てみると、大河ドラマ並の豪華キャスティングだったなあ。
 そして、豪華脇役陣にもきちんとそれぞれの見せ場があって、森下脚本って役者好きにはやっぱ堪らんなあ、と思った。

 ドラマ見終わってから、また散歩していたのだが、前からちょっと痛かった右膝がかなり痛くなってきたので「散歩切り上げてスーパーで買い物して帰ろう」としたのだが、スーパー出たら激痛っていうのか、疼痛って言うの?足全体がシクシクと痛んで、痛みを堪えながらゆっくりと、時々立ち止まりながら家路についたので、汗だくというか、冷や汗だくになった。

 家に入って、布団の上に横になったが、痛みが治まらない。

 あー、これ数年前にやった坐骨神経痛と同じだ。
 あの時は左足の付け根だったが・・・・

 しばらく横になっていると、痛みのピークは越えたが、今度は体が冷えて寒気を覚えた。
 外もすっかり暗くなっていたのでベランダの洗濯物を中に入れようとしたが、さらに寒い。
 「やべ、これ発熱してるのかも」と体温計で測ってみたが、6度超えてないし・・・でも、風邪で発熱する直前に寒気がする時って一瞬体温下がったりするからなあ・・・と、フリース着込んで布団の中に入ってしばらくすると、ボワっと汗をかき「やっぱ発熱か?」と、また体温測ったら6度9分!やっぱ、発熱か?

 フリース脱いで、汗がひいたら平熱に戻りました。
 厚着で茹っていただけでした。

 昼間は気温が高いけど、日が暮れると気温が急に下がるので、体が全然慣れてないんですね。

 そんなわけで、夜はフツーに大河ドラマ見て、10時前には床についたのですが、夜中の2時くらいに足の痛みで目が覚めた。
 そのまま痛みでほとんど寝られなくて、夜が明けてからテレビをつけて少しうつらうつらしていたんだけど、朝の9時くらいにやっと痛みが和らぎ、うとうとしていたら昼になったが、起き上がるにも「よっこらしょ」だし、トイレに行くのも足が痛いので、夕方までTVerで「仁」のおさらいしてから、意を決して外出して、とぼとぼと駅前のドラッグストアまで歩いて、痛み止め塗布薬と膝用サポーターを買って帰った。

 道を歩くのはなんとかなるが、階段を降りるのが一番辛い。



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