可燃物な日々

可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

4月30日(木)

 まあ、そうだろうとは思っていたが、5月6日まで出ていた緊急事態宣言が延期されるようなので、ため息しか出ない。

 それにしても、ここ数日の東京都の感染者数が少なくて(50人以下)「えー、ホントなの?」って思う。
 いや、それが「発熱の症状が続いている人や濃厚接触者を1000人検査しました」って言うのなら、「その程度か」って少し安心できるんだけど、公表されてる検査人数が少ないので、「やっぱし、もっと検査したほうがいいのでは?」って思ってしまう。

 私が予想していたのと違う展開になってしまった。
 私の予想では、「GW前に検査数増やして、ジャンジャンバリバリ陽性者が増えたと公表すれば、みんなビビって自主的に引きこもるでしょう」だったのだ。

 まあ、そうなったらそうなったで困るけどさ。

 しっかし、これでもう4月が終わったが、こんだけメリハリがないと、時間の進み方というか「日々を過ごした実感」が全く無くなるんですね。
 ただ、朝ドラ「エール」が始まったのが3月末だったので、あの物語の進行というか「記憶」だけが私の脳内の「一ヶ月」を形取っている。ありがたい。あと4月4日から始まった「いいね!光源氏くん」も。

 その他の4月のドラマは、そもそも始まりもしないものが多かったし、開始してもすぐ休止してしまった。
 これで、ほとんどの民放ドラマが未だにギリギリのスケジュールで作られているのがよーくわかった。

 でも、朝ドラも大河ドラマも最近は、かなりの余裕を持って撮影しているようだが、この先どこまで持つのだろうか?
 2月後半に舞台が中止になったけど、それはあまり頻繁に観るものではない、ってゆーかチケット抽選外してばまりなので、個人的にはあまり影響が無かったが、3月中盤まで細々と営業していた映画館がいつ閉まるか気が気ではなかったんだけど、それも緊急事態宣言で全部閉まって、「もう、ドラマしか楽しみがない」と思っていたら、4月開始のドラマのほとんどが5月まで持たなかった・・・・

 この状態で、朝ドラや大河ドラマがさらに途絶えたら、マジで「何のために生きているの?」って感じになりそう。


4月27日(月)

 ツイッターとかで、私には理解不能な主張をする人がけっこういることに気がつくが、「ああいうのは、どこまで本気で書いているのかわからないし」と、あまり真剣に受け止めていないし、そして人は見たい物を見るわけで、私がウォッチしている一般人アカウントは「朝ドラや大河ドラマの感想が合う人」で・・・というよりも「朝ドラや大河ドラマの素晴らしい解釈をしてくれる人たち」なので、私よりも教養や読解力や洞察力のある人たちなわけで、要するに私は偏差値65以上の世界を眺めているわけです。

 自分は偏差値60の「中の上」だと思っており・・・まあ、できたら「上の下」になれたらいいな、くらいの野心は持ってはいるのですが、平安貴族の世界で言えば(いいね光源氏くん的な)貴族の使用人というか従者かな。

 そして、人生後半戦に突入した今となっては、「私みたいな人がいるからこそ、上流の人が作品を発表できるんだよ」と開き直っている。
 テッド・チャンの才能に打ちのめされたりするけど、「あたしが本買ってるから成り立ってる」って思うわけです。テッド・チャンの本とか、日本でどれくらい売れるんでしょうね?仮に5万部だとしたら、たかだか東京ドームの巨人戦の1試合分なわけで、けっこう「選ばれし者たち」感がある。

 自分が「どの程度のクラスタ」の中にいるのか、実数がよくわからないんだけど、その昔、渋谷クワトロのライブによく行っていたが、あそこのキャパは500人に満たないくらいで、そのバンドのファンが全員来てるわけでもないはずだから「自分が好きなバンドって、東京でもファンがせいぜい2000人くらい?」と見積もっていた。全国で数千人って感じ。

 えっと、何の話だったっけ?

 そう、だから、ぶっちゃけ小学校や中学校の頃は「バカばっかりで疲れる」とか思っていたのだが、高校に進学したら、いきなり成績が下位になり「すげー」と思い、さらに大学に進学したら、「公認会計士の資格とりたいんだよね」などとフツーに語る女性大生がいて「偏差値60以上の世界って超極楽じゃん」って思った。

 その後、大学は中退してしまい、バイトでたまたま芸能界な職場に入ったが、そこはそこで「一流の人々」が多く大変いい勉強をさせていただきました。

 で、今の職場の話ですが、いつも言っているけど「偏差値50の世界」なんですよ。
 中学校の頃の「周りの女子と話し合わねえ」な世界に戻った。

 平時だと、あまり堪えないのですが、こういう非常時になると、アベ憎しの人が「安倍は給料返上しろ」とかマジで言うんですよ。
 いや、安倍さんの給料を私の口座に振り込んでいただけたらウハウハなんですが、数千万円でどーにかなる事態じゃないんだけど?

 あー、でも、こういう人がけっこういるから、「国会議員の報酬削減」とか「公務員の給付金返上」とか、そういう話になるんだろうな。

 それはいいとして、私には衝撃的だったのは「政府の説明がわかりにくい!」って意見だった。

 「例えば、どんなとこが?」って確認してみたら、「スーパーは大丈夫って言ってたのに、今になってダメとか」



 えーと、この人は、緊急事態宣言が下りても「スーパーの営業は制限しません」って言ったのを「スーパーは安全です」って解釈したらしい。
 私が「いや、あれは、生活必需品の買い物は制限されれないから、買いだめするな、って意味で・・・」と言ったら「そうだったのかもしれないけど、そう伝わらなかった」

 あー、そう解釈するんだ。

 自粛要請が出た店舗は「危険」で、そうじゃない店舗は「安全」だと?

 その世界観、私には全然わからないんですけど!

 でも、こういう真面目な人たちは「何がダメで、何がOKなのか、ちゃんと決めてもらえないと困る」って本気で思っているので、「他人との接触8割減」っていう曖昧な指示が辛いみたい。
 いや、「とにかく外出しないことが最善」って、こんだけガナってるにね?

 そんで、さらに「そろそろ、うちの会社でも出てきてもおかしくないよね?」と言うので、「うちは人数少ないから確率の問題だからねえ・・・」

 「確率?」

 ここから、スイッチ入ったオタク語りみたいに話す私であった。

 「メガバンクとか郵便局で感染者が出ているのは、ちゃんと公表してるっていうこともあるけど、とにかく人数が多いから。仮に、今は1万人に一人くらい陽性になってるとして、社員数が数万人っていう大企業だと感染者が出る確率が高い。でも、うちは百人くらいしかいないから、うちみたいな会社が100社あったとして、その内の1社しか感染者が出ないわけ」

 実際、今はそんな感じだ。
 社員の親戚とか、社員の家族の職場の同僚などが感染したって報告は入ってきているので、1万人に数人ってホントそういうことだろう。
 満員の東京ドームに数名感染者がいるイメージ。
 感染者が自分の近くに座っている確率は低いけど、同じトイレを使うかもしれないから手洗い頑張ろうっていう程度。

 欧米だと、それが「千人に数名」になっているので、百人規模の事業所で感染者が出る確率は10分の1だから、相当確率高い感じになるよなあ。
 
4月26日(日)

 先週の土日に引き続いて「仁」にハマっているので、おかげで午後に外出しなくなった。
 午前中にスーパーに行って(比較的空いている。開店直後じゃなくて11時くらいだから?)、昼食べて、2時から5時まで「仁」見て、それから散歩して、1日1万歩をなんとかキープ。

 もし「仁」にハマってなかったら、私はつい渋谷とか新宿とか銀座までお散歩していたことであろう。

 そういう長距離散歩をしたい気持ちはあるのだが、トイレの心配があるからなあ。
 商業施設が閉まっていると、いつもトイレ借りているところが使えないし、コンビニも感染防止のためにトイレ貸し出しをやめているとこともあるみたいだし。(実際、近所のコンビニでそういう張り紙を見た)

 そして、マスク探すのに疲れ果て(そんなに真剣に探し回ってないけど)、どーせ暇だから布マスクに挑戦した。
 作り方は簡単なのだが、なにせミシンがないので手縫だとけっこう時間がかかる。
 でも「仁」見ながら裁縫するのは丁度いい。なにせ、推しが全然出ていないので、画面凝視する必要もないので(笑)

 それにしても、近場の下北沢には行ってみたが、飲食店が店頭にテーブル出してテイクアウトの弁当などを並べているので心が痛む。
 そして、UBER EATSの自転車が平時の3倍くらい走ってるような気がする。
 近所でも行列の出来る店などは「テイクアウトのみ」でも、予約で完売しているみたいだが、フツーの居酒屋とか焼肉屋は辛いよなあ。

 駅前に4月に開店した居酒屋があって、「うわあ、最悪のタイミング」と思ったが、他にも現在開店準備で工事中の店があり、内装工事の人には関係無いのかもしれないが、私がもしそういう業者だったら、いたたまれない気持ちになるよなあ。

 とか、表通りを歩いていると、いろいろ考えてしまうので、なるべく住宅街の人通りの少ない道を選んで粛々と散歩しているけど、最近思うんだけど、私は元々休日をこんな風に・・・起きて、洗濯して、テレビ見て、ちょっと散歩して、スーパーで買い物して・・・・「今日1日、誰とも会話しなかったな」って感じに過ごすことが多かったが、街の賑わいというか、「ああ、みんな楽しそうだな」っていうのが、私はとても好きだったのだ。

 SNSのおかげで「他人の幸せを許せない人」が、ある程度いることがわかったが、それが多数派だとは思えないし、他人が本当はどう思ってるのかなんてわからないけど、とりあえず自分は「なんだ、この幸せそうな奴らはよ」って思えることが、けっこう幸せだった。

 私は子供がいないけど、子供と一緒に歩いている家族、とか、私には恋人がいないけど、いちゃいちゃしている恋人たち、とか、私は犬を飼っていないけど、愛犬と散歩する人たち、とか、私は一人で映画見にいったけど、上映後にキャッキャと感想を語っている人たちとか・・・

 桜の時期、近所の遊歩道では桜並木に面した一戸建ての家がガーデンパーティやってて、リア充の極みだったが、その前を歩く私も同じ桜を見ているわけで、なんだかとても楽しかったのだ。

 近所の神社のお祭りで、屋台が並ぶ道を歩くのがとても楽しかったように。
 一度、そういう屋台で、お好み焼き買ったら、クソ不味かったので、二度と買ってないが、みんな美味しそうに買い食いしていて「私だって小学生のころは、こういうの超美味しかったよ」と懐かしく思った。

 そういう光景が失われたしまったのが、本当に辛い。

 近所の小学校の校庭で、少年野球も少年サッカーもやってない。

 そんなの、自分には全く関係ないんだけど、「ありふれた日常光景」を失うことの辛さがジワジワくるぜ。


4月23日(木)

 院内感染で痛い目にあった慶應病院が、コロナではない通常の新規受入患者全員のPCR検査したところ60数人中4人も陽性だったらしい。
 それをシレっと「市中感染じゃね?」と発表する慶応病院に「だーから慶応はよおおお」と、慶応コンプレックス丸出しで歯ぎしりしてますが、これは大変恐ろしい数字というか「やっぱ、そうなのか」と激しく動揺しつつも、また落ち込んでいたのですが、もう、こういう話を会社でするの控えていたので、黙っていた。

 だから、温度差に驚くと同時に「私が深刻に考えすぎなの?」と落ち込むし、あまり深刻に考えていない人たちに無闇に恐怖心与えるのもどうなのかと思って。
 いいように考えると、ここの人たちは、こういう感じだったからこそ、震災の時に放射能の影響をあまり心配してなかったのだ。真顔で「なんか心配したほうがいいんですかね?」って聞かれて逆に困ったっけ。

 それにしても「東京都は全然、検査数増やさないじゃん」と絶望していたのだが、慶應病院の報告を読むと、かなりの人数のPCR検査をしているようだし、ついでに他の院内感染のあった病院の報告も読んでみたのだが、やはり病院スタッフや患者ほぼ全員の検査しているようだったので、保健所での検査数は少ないけど、病院独自検査はかなり実施されてるらしいことがわかった。

 こっちはドシロートなので、PCR検査っていうものが、どれだけの「仕事」なのか全くわからないんだけど、その気になれば出来るようなことなんだよね?
 これだけ無発症感染者がいることが明らかになったことだし、医師会がPCR検査始めますっていうのも「このままだと院内感染地獄になる」って、やっと立ち上がったんだよね?

 政府とか東京都の対応は「なんだかなあ」って感じだけど、各自治体ではドライブスルー検査始めたり、発熱外来こしらえたり、なんだか自治体の手腕の見せ所って感じになってきた。
 民間企業もシャープのマスク製造とか、縫製業界が医療ガウン製造に名乗りをあげるとか、そういう動きを取りまとめるのが政治の仕事なんだろうけど、それが機能してなくても、なんか、もう少ししたら「正しく恐れる」って雰囲気ができるかもしれないような、少し光が見えてきたような気がする。

 トイレットペーパーもかなり売り場に戻ってきたし、これでマスクやアルコール消毒液も「フツーに買える」ようになったら、少し気がラクになるし、発熱が続く人はすぐに検査してもらえて、陽性だったらホテルとかに隔離してもらえて、陰性の人も「100%陰性ってわけじゃないから、このまま症状が続くようだったら、また検査しましょう。ってゆーか、他の病気かもしれないので、家で安静にして経過みましょう」って対応してくれるのなら、みんな安心して休めるじゃん。

 さて、そんな明るい未来を時々思い描きつつも、基本的には「最悪の未来」ばかり想像して絶望しているのですが、(具体的には、朝ドラや大河ドラマが継続できなくなる最悪の未来とかwww)そしたら今日の午後「岡江久美子がコロナ感染で死去」ってニュースが入ったら、職場が騒然となった。

 え?嘘、嘘、信じられない!だってまだ全然若いじゃん、えー、なんで?
 ちょっと、コロナってマジヤバいんじゃない?
 えー、超ショック!!!

 正直、私も驚くくらい、みんな動揺していた。
 志村けんの時よりも大騒ぎだった。

 たぶん、志村けんは「老人」だという認識だったみたいで「高齢者はリスク高いんだな」っていう感じだったようだが、岡江久美子は「中年」って認識だったようだ。
 いや、ニュースではもっと若い一般人がけっこう亡くなってるんだけど・・・

 そして、私は、みんながそんなに騒いでいることに驚いていた。

 私はずっと「ニュースショーの出演者たちが先に感染するのでは?」って意地悪な予想立てていたのだが、まさかのテレ朝看板キャスターが感染するとまでは予想してなくて、「これは・・・テレビ関係者ヤバいじゃん」と思った時に「オレの推しもヤバいかもしれない」と、すでに最悪の予想をしていたのである。

 それこそ、朝ドラや大河ドラマのメインキャストとか・・・

 幸いにも、ドラマの撮影が中止されてからだいぶ経つし、みんな引きこもっているようだから少し安心しているんだけど。それにしても、ドラマの撮影がこれだけ中断してしまうと、ビジュアル維持するの大変だろうなあ。まあ、映画の撮影とか、海外ロケの3ヶ月後に国内セット撮影とかあるみたいなので、そういうのに慣れてるというか、そういうことがちゃんと出来る人じゃないと一流になれないのだろうけど。
 でも、うっかり筋トレやりすぎて体大きくしちゃう人がいそうだけど。

 そういえば、昔、CM制作の使いパシリやっていた時、とある低予算CMに外国人を起用したことがあった。
 外国人エキストラみたいな人たちからオーディションして、衣装制作のための採寸までしたところで年末年始を迎えて年明けに衣装合わせしたら、外国人女性が仮縫いされたドレスが全然入らなくなっていて「ワーオ!アンビリーバブル!」とか騒いでいた。
 年末年始に母国に帰省して、お母さんのご飯いっぱい食べてたら、しっかり太って帰国したらしい。
 モデルさんというよりも「英語教師がバイトでエキストラやっている」程度の人だったし、その程度の出演料の人だったから、衣装を用意したスタイリストも苦笑しながらも、すぐに作り直してくれたっけ。
4月21日(火)

 私、緊急事態宣言が出たら、じゃんじゃかPCR検査して、陽性者数がもっともっと増えると思ってたのね。

 ところが全然頭打ちなのに、「このままでは感染が拡大するから、さらなる外出の自粛を」ってガナっているので「それを数字で示すためには、じゃんじゃん検査すればいいじゃん。なぜそれをしないのだろう?」って不思議に思っていたら、どうやらそういう検査体制が整ってないらしい。

 すごいショックだ。

 先に他国があんなに感染者増やしていたのをわかっていたのに、検査数増やして軽傷者を隔離する体制整えてなかったのか・・・
 隔離施設に関してはアパホテルやプリンスホテルなどがすでに稼働しているので、どーせホテルなんて空室ばかりなんだろうし、隔離患者の食事は近隣の飲食店にデリバリーさせればWINWINじゃん!って思うし、患者の移動とかタクシーに委託すればいいのに。(運転手に感染しないよう車内に仕切りを作るとか簡易加工して)

 まあ、私も実際の現場がどうなってるのかわからないし、実際にどれくらいの無症状感染者がいるのかもわからないけど、薄々わかっていたことだが、日本がもはや一流国では無いという証拠を見せつけられたような感じがして、「もう、ダメだ」と軽く落ち込んでいるところでございます。

 あと、マスク着用率が高いのが、感染拡大しない要因の一つかもしれないけど、マスクしてればOKってことじゃないと思うんだけどなあ。

 というわけで、私は平均よりも悲観論者だと思うのだが、今日も「5月からの健康診断の予約どうしよう?」という話になり、私は「そんなことしてる場合か?つーか、感染リスク高いから検診専門病院も受け付けないのでは?」と言ったのだが、「でも、経過観察で毎年同じ時期に受けたい人もいるんだよ」とか言われたのだが、高血圧とか高血糖値などの「経過観察」がある人ほど病院に行かないほうがいいのでは?

 あと、健康診断の時に問診してくれる医師の多くは大学病院などの研修医がアルバイトに来ていると思うし、あとリタイヤしたっぽい高齢の医師も多い気がするし(前に私が当たった医師は耳が遠いらしく、記録係の看護師が大声でガナっていた)今の状況だと診察する医師を揃えられるのか疑問なんだけど、そういう話しても、みんなピンと来ないみたいで・・・

 よくわからないけど「病院ですらマスクや防護服が足りない」って報道されているのに、大病院の健康診断部門は普通に営業するものなんだろうか?

 それで、いつも検診をお願いしている病院に確認の電話入れてみたのだが、病院によって対応がマチマチで「え?こういう感じなの?」って驚いた。
 5月6日までは緊急事態宣言で厚労省から自粛要請出ているから検診業務は中止しているけど、「今のところそれ以降の予約は受け付けています」とフツーに対応してくれるところもあったし、予約の受け付けを5月7日以降にしているところもあれば、受付電話すら留守電対応で完全クローズのところもあったし、「予約は受け付けてはいるが、こういう状況なので、8月以降の予約をお勧めします」と言うところもあった。

 まあ、そういう電話受付するスタッフが今現在のマニュアル通りに対応している外注オペレータなのか、ある程度実情を把握している病院のスタッフなのかで違ってくるんだろうけど。

 悲観論者の私からすれば「6月くらいから健康診断が受け付けてもらえれば御の字」とは思うが、すでに「しばらくは胃カメラ検査は中止します」って言ってる病院もあって「そりゃそうだ」と思ったけど、そもそも、「今現在、病院に行くほどの体調不良も無い人」の血液検査なんてしてる暇あったら、PCR検査しろよ、と思うし、健康診断に従事する医師や看護師や保健師を軽症者隔離施設に派遣しろよ、と思うのですが、私が考えすぎなだけで、事態はそれほど逼迫していないのでしょうか?


4月18日(土)

 この間、定期検診というか目薬の処方してもらいにいつもの眼科に行ったら、検査技師も医療用ガウンっていうの?使い捨ての上着や頭にもカバーしていた。
 一般クリニックもそういう装い(?)なのは知っていたけど、実際にあの装束の人たちに囲まれると感染症に掛かって入院したような心地になったのだ。

 それに、歯科や耳鼻科が完全防備になるのはわかるけど、眼科なんてほとんど患者の体に触れないのにね。それでも診察や検査では至近距離になるし、患者が突然、咳やクシャミするかもしれないから、ああいう装束になるのも当たり前だろう。

 だから、そういう光景は想定内だったんだけど、「日常の光景が一変した」ということがかなりショックだったようで、クリニック出てからしばらく軽いめまいがしてしまい、ヨロヨロと歩いていたのだが、その足で近所のスーパーに入ったら、別の意味で目眩がした。

 朝イチで眼科行ったので、10時くらいにスーパーに入ったのだが、すでにレジが長蛇の列だったのだ。
 なんか、もう、皆さん、スーパーに出勤してる感覚?

 そういう私も「会社のハンドソープの在庫が少なくなったが、いつもの所で発注できなくなった」ため、総務部有志が近所の店で1個ずつ買い集めているのだが、私がスーパーに寄る時間には、ハンドソープの棚が空だったので「午前中だったら、あるのかな?」と寄ってみたのだ。少しだけど、ありました。

 トイレットペーパーがやっと棚に戻ってきたと思ったら、今度はハンドソープかよ!
 まあ、今のところ、固形石鹸はフツーにあるし、「いざとなったらボディソープでもいいんじゃね?」って言っているのだが、「でも、ハンドソープの方が除菌機能が」とか言われるが、石鹸類の「除菌」なんて「体脂肪分解」程度のことだと思うんですがね?

 さて、今日は予報通りに大雨で「あー、また川が増水したら、避難所とか大変だなあ」と心配しつつ、引きこもっていたのだが・・・

●「JIN-仁-」2009年 TBS

 これも放送当時はあまり見てなかったんだよなあ。
 先に原作漫画をちょびっとだけ読んでいたので、「なんか辛い話だなあ」って思っていたのと、大沢たかおが得意じゃないから。

 そして「こんな話、このご時世で見るのさらに辛いかも」と思っていたが、「江戸時代のコレラ蔓延」とか「あーーーーー」って感じだったのだが、このドラマをこのご時世で放送するだけあって、「限られた物資や資金難や人材不足の中でも感染症に立ち向かう」って話なので、全然他人事じゃないので平時の何倍も心に刺さるのだ。って寝転びながら見てるんだけど(笑)

 そして、そんなことより、「小出恵介がこんな重要な役なのに、ドサクサに紛れて地上波で?」ってことに驚いたのだが、他の最近の芸能人の不祥事に比べたら、小出恵介のやらかしたことはかなり軽いので(確か刑事罰には該当しないようなことだったと記憶している)いつのまにか放送自粛が解けたのか、それとも緊急事態宣言下において、もはや小出恵介の不謹慎などどうでもよくなったのか、よくわかないけど。

 あと、やっぱし私は大沢たかお、ってあんま好きじゃないなあ(嫌いってわけでもないんだけど)、と再確認したりした。


4月15日(水)

 元々、会社の人たちとは、あまり話が合わないのは、私がオタクだからだと諦めていたのですが、ここに来てコロナ緊急事態に関する温度差が激しくて、ほんと辛い。

 今日も、研修生みたいな扱いで預かっていた外国人が、このご時世だから母国に帰ることになり、上司が「何かお土産を持たせたい」というので「お土産って例えば?」と聞いたら「いい文房具とか」って言うので、「そういう店、全部閉まってますよ?」って言ったら「駅前のビックカメラはやってるだろう」って・・・

 だから、やってねーの!

 いったい、緊急事態宣言を何だと思っているのだろう?

 そして、他事業所の社員が「小口現金がなくなったので、受け取りに行きます」と連絡があったので、普段は本社に用事のある人に渡しているのだが、そういう会議も無くなったし、至急だからということらしいが「こういう事態なので、他に用事がないのなら、現金手渡しじゃなくて、あなたの銀行口座に振り込むけど?」って提案したのだが「大丈夫です。行きます」

 通勤経路だったらわかるが、そうじゃないし、政府が「人との接触を8割減らして!」とガナっているのに、こんな「やらなくてもいいお使い」を減らす気ナッシングなの?

 まあ、そんな感じだから、政府も「外出しないで!」ってガナってるんだろうけど・・・届いてないね。

 でも、上司が「なんか会社に行くだけで悪みたいな風潮だし」とか言うので、その場にいた私と同僚K嬢が揃って「悪ですから!」ってツッコんだので、「うちの会社、ヤバくね?」って思っているのは私だけじゃないんだよね。


4月14日(火)

 職場で「なんで芸能人に感染者いっぱい出てるんだろう?」って話になったので、「芸能人が少し発熱した程度じゃ休めない職業だからだよ」と説明したのだが、みんなあまりピンと来ないらしい。まあ、移動も多いし、他人との接触も多いというのもあるんだろうけど。

 おかげで、テレビドラマの収録もできなくなり、プライムタイムに再放送ドラマが流れるという珍事になってしまった。
 タカハシの新ドラマも延期になった。元気に自宅で自転車漕いでいるのかね?

 そんな中、民放と違って最近は全て収録を終えてから放送するNHKだけが光だと思っていたが、内容が時制に会わないものは延期になってしまったが、楽しみにしていたこれだけは予定通りに放送しているので、今、これとテレ東の「今日の猫村さん」だけが救いだ。

●「いいね!光源氏くん」NHK土曜11時半

 NHKのこの枠は、ほぼハズレが無いのだが、これも事前の番宣で「光源氏が現代にタイムスリップ?してきて、フツーのOLの部屋に居候」って設定だけで笑えるが、それを千葉雄大と伊藤沙莉でやるって、月9でやってもいいくらいの企画だ。

 ただ、私の個人的なイメージだと光源氏は岡田将生がいいなあ、と思っていたのだが、1話を見て「岡田将生だと、また違った面白みがあったとは思うが、千葉雄大の可愛い系も最高!」となった。
 つーか、千葉雄大ほんとに上手い。近年で最高の当たり役だと思う。
 そして、麗しき光源氏に魅了されつつも、冷静なツッコミを忘れない伊藤沙莉も最高なのである。

 このご時世に、こんな「なんてことない話」がなんと心に染み入ることか。
 でも、登場人物たちがフツーに買い物したり、フツーにカフェでお茶しているだけで「うおおおお、平凡な日常があああああ」って泣きそうになるんだけど、それよりも、このドラマを見ている間だけでも、すごく幸せな気分になるのが本当に有難い。ああ、NHKにまた感想メール送らなくちゃ!

 千葉雄大の雅な所作がとてもいいのだが、何よりも初回の「ジャージ姿なのに烏帽子」っていう画の破壊力が凄まじく、何度見ても(3回リピートした)声出して笑う。
 ほんと、千葉雄大だけでも超笑えるというのに、次回は桐山漣の中将が登場するんですよ!

 桐山漣って最近はなかなか連ドラでメインの役がつかないのですが、前クールでは一週間に二回も当て馬役として主人公にフラれていたりして、なんか不思議なポジションにいるイケメン俳優さんですが、「桐山漣が中将」って字面だけで、「最高、ほんと最高」と語彙力を失うわけです。

 しかし、この設定、ほんと面白いから、岡田将生バージョンとか、菅田将暉バージョンとか、綾野剛バージョンとか、みんな烏帽子やってほしい。
 これのおかげで、大河ドラマで足利将軍やってる向井理が烏帽子姿で出てくるだけで笑ってしまうようになった。全然、笑えないようなシリアスシーンなのに!


4月13日(月)

 週末はほぼ引きこもって、TVerでドラマざんまいだった。

 「空飛ぶ広報室」の後半だけ見たのだが、お仕事ドラマとして非常に良くできていたので驚いた。
 放送当時は、ほとんど見てなかったんだよなあ。
 たぶん、大河ドラマの「八重の桜」の後だったから、続けて見る気力が無かったのだろう。あと、ガッキーに興味が無かったのと綾野剛にもあまり興味が・・・てゆーか、「八重の桜」の綾野剛は悲壮感漂う役だったから(松平容保)「空飛ぶ広報室」とのギャップが受け入れ難かったのかもしれない。

 私が綾野剛に陥落したのは、翌年の「S-最後の警察」である。
 ドラマの内容がどーの、とか、主演の向井理の演技がどーの、とか、そういの全く関係なく、ただ「狙撃手の綾野剛だけで見ていられる」って感じだった、

 で、今更ながら「空飛ぶ広報室」を見てみたら、ガッキーも綾野剛はもちろん素晴らしいのだが、柴田恭兵の神上司ぶりがほんとに最高だった。それは、放送当時から思っていたんだけど、ちゃんと見ると、ほんと「こんな上司ぜってー実在しねーよ」って佐藤健の魔王くらいのフィクションぶり。
 「アンナチュラル」(同じ脚本家)の松重さんの所長も理想の上司だったけど、「空飛ぶ広報室」の柴田恭兵を上回る「2次元上司」を私は他に思い出せないくらい。

 そして、先週、職場で自分の上司達にいろいろ訴えた、というか提案したんだけど、完全スルーされたばかりなので、柴田恭兵の理想の上司ぶりに、ほんとに涙流しながら見てました。

 いや、私だってガッキーを見習って、もっと戦った方がいいのかもしれないけど、ちょっと電池切れた。
 元々、自分はカリスマ性が無いというか、「私が音頭とろうとしても、誰も踊ってくれない」ということに若い頃から気がついていたので、カリスマ性のある人を操作っていうと聞こえが悪いが「これをやると、あなたの手柄になると思うんですよねえ?もし、そうするのなら面倒な作業は私がお手伝いできますし」って感じで、目立たぬように「自分がこうしたいと思うこと」を実現させてきた。

 でも、最近というか、ここ数年、それがなかなかできなくなり、それが加齢のせいなのかわからないけど、もはや年齢的にも立場的にも会社の中心ポジションでは無くなったので「老害にならないよう、おとなしくしていよう」と自分の思い通りにならなくても諦めていたのです。

 そもそも仕事で自己実現とか全然考えてないので「そこそこの給料もらえればいいや」ってだけだったし、それでも自分が快適に仕事ができて、他の人も快適に・・・って思ってきたけど、「他の人も快適に」っていう基準がだんだんわからなくなってきた。

 ああ、そうか、私が悲しむべきところは、柴田恭兵や松重豊みたいな上司に恵まれなかったことではなくて、「私がそういう上司になれなかった」ことか。
 まあ、それは、私がメーテルやラムちゃんや南ちゃんになれなかった、っていう程度の話だが(笑)

 こんな不要不急な仕事している私ですら、「ごめん、私、なんの役にも立ってない」って落ち込んでいるんだから、厚生労働省や財務省のお役人の中には、もっともっと切実に「自分が考えてるプランの方が絶対にいいと思うんだけど、それが通らねー」って泣いてる人いっぱいいるんだと思います。

 いや、ほんと、マジで笑えないんだけど、テレビの中の人たちが「政府があああ」ってガナっているのと同じ感じで「うちの会社の上層部何考えてんじゃ?」って思うんだけど、ほんとそういうとこ、みなさんどう気持ちを納得させているのだろう?
 だから、「不要不急の外出は控えるべきだ・・・って、叫んでるテレビの中の人たちって必要?」って思っていたら、ほーら、芸能界にも感染が次々と。

 だから、それを笑うことも批判することもできないのは、「感染者が続出しないと、誰も我が身のことだと真剣に考えない」からでしょう。
 だからって、どうするのが正解なのか、私にもわからないけど。

 それにしても、東日本大震災の時にも「ああ、この程度でも相当辛いのに、関東大震災が起きたら、ほんとどうなるんだろう?」とずっと思っていたけど、「そうなったら、今の東京がどうなるのか、ちょっと見て見たい」とも思った。

 関東大震災や東京大空襲の映像は、残された映像やドラマでの再現で何度も見てきたが、「あ、こういうの、ほんとにあるかもしれないんだ」って自分ごとになったのは、やはりあの震災の時だったと思う。
 そして、もし自分が避難所で生活するような事態になるとしたら、自分の面倒は自分で見られるくらいの年齢の内に来てくれと思ったりした。

 まあ、できるなら、そんな大災害は自分が死んでからにしてくれ、と思っていたけど、まさか地震とか戦争じゃなくて「スペイン風邪以来のパンデミック」に見舞われるとは想像してなかったなあ。

 そういう災害だと、最初にグシャっと破壊されて、そこからどう復旧するかって話だけど、パンデミックって「とにかく家に籠っていろ」ですからねえ?
 キツいわ。
 すでに「私は何のために生きてるんだろう」って感じになっている。

 今のところ、通常通りに給料はもらえるようで、それは大変ありがたのだが、もらった給料をつぎ込む推しがいない!
 しょーがないから、本買ったり、高いビール飲んだりしてますが・・・ストレス発散には足りてない。


4月10日(金)

 これだけ感染者が増えたのだから、そのうち社員の家族が陽性だったって報告上がってきそうだと警戒していたが、とうとう出ました!
 ただ、幸いにも同居している家族ではなく「従兄弟」みたいな年に一度会うか会わないかの親戚だった。

 でも、20代の若い女性で、お芝居だかミュージカルだかの公演をやっていたら、出演者が複数陽性になったらしい。
 あー、大手は軒並み休演しているのに、アングラはまだやっていたのね。

 こっちは、家族とも友達とも会わずに、それでも3月半ばまでは映画館には行っていたけど、それすら土日は閉まってしまったので、会社とスーパーにしか行かない生活を続けていたというのに・・・

 まあ、少し前から「夜の外出は控えて」って要請があって、会社の同僚が「なんで夜?昼間は感染しないとでも?」と言ったので、「たぶん、キャバクラ方面の感染者が多いんだと思う」と言ったら、「ああ、なるほど」と言われたが、最近はもっと夜の商売だとわかるような表現になってるよね。

 そうじゃなくても、3月20日からの連休の頃、渋谷を通りがかったら、若者の団体が居酒屋に吸い込まれて行くのを多数目撃したし、連休中だったから若者ばかりだったが、時期的には「異動」の送別会シーズンでもあったので、飲み会自粛しなかった人、けっこういたんじゃないかな?

 今になってみれば「緊急事態宣言出すの遅かった」って言われるのかもしれないけど、個人的には「宝塚が休演」っていうのが物凄い緊急事態だったし、映画館が平日しかやっていないっていうのも物凄い緊急事態だったので、「こんなに、なにもかもやっていないはずなのに、なぜ渋谷にまだこんなに人が集まっているのだ?」と不思議だったんですが、リア充な皆様は普通に活動してたんですかね?


4月9日(木)

 このコロナ災害と、9年前の大震災の何が同じで何が違うのだろう?とツラツラ考えているが、今のところ一番の違いは「震災の時にはびっくりするくらい痩せたが、今回はびっくりするくらい太った」ことだろう。

 あと、震災の時には花見を自粛するのしないので揉めていたが、あの時は「被災地のために自粛するのではなく、経済を回すのです」って論調も多かったが、今回は「とにかく日本全国津々浦々、できるだけ外出すんな」って話だし、「人との接触を減らそう」ってことはすなわち「お金との接触が減る」ってことなんですね。

 そういや、震災の時に「放射脳」になってしまった友人は、「このままでは皆が白血病になる」と真剣に心配していた。
 その友人のツイッターを覗いたら、「鼻血が出た」をはじめ、「顔に湿疹が」「微熱が」などの「軽い体調不良 」がズラリと並んでいて、私は昔の「ユリ・ゲラーの生放送」のことを思い出していた。
 超能力者のユリ・ゲラーが「テレビの前の皆様、動かなくなった時計をテレビの前に置いてください」と言って、テレビから念力を送ったら、「視聴者から、時計が動きだしたという電話がじゃんじゃんかかってきました!」っていう話。
 我が家でも、その生放送を見ていたが、我が家にはたまたま壊れた時計がなかったので、超能力の恩恵に預かれなかったのだが、大人になってから、「何百万世帯が視聴している中、テレビの前に差し出された時計の数も相当な数だったはずで、その中で、故障していたと思っていたけど実は故障してなくて、急に動き出したように見えた時計が僅かにあっても、その数が100件あったら・・・」という話を知って「ああ、なるほど」と思った。

 放射能で健康被害イコール鼻血っていうのも、ユリ・ゲラーの念力がテレビの電波でご家庭にっていうのと同じ、というよりも、「ずっと動かないと思ってしまっていた時計を出したら、なんだ、動くじゃん」っていう確率よりも、「あ、鼻血出ちゃった」って確率の方が高いよね?

 ただ、兄弟3人鼻血ブー体質で、幼い頃から鼻血に慣れ親しんでいる私には理解に苦しむのだが、世間には「滅多に鼻血など出ない」人が大勢いるらしく、大人になってから何度も「あ、鼻血出ちゃった」って時に大騒動になって逆に驚いた。
 「救急車呼ぶ?」って言われたこともある。

 なので、あの震災の時の鼻血騒動は「大人になってから鼻血など出たことがないのに鼻血が出て不安になった人」に加えて、ただ単に「あ、鼻血出ちゃった」な鼻血ブー組も加わって、さらに「鼻血がブームらしいから、便乗してみるか」なデマ組みが加わって「ほーら、放射能による健康被害出てるじゃん」ってことになったのだと思っている。

 そして、必死で他人の鼻血情報とか軽度の体調不良情報を集めている友人に「なんで、そんなことを?」と聞いてみたら、「白血病の初期症状は風邪に似ているらしいから、軽微な体調不良を記録しておくことが重要なのだ」と真顔で返された。
 あの友人とは、その後交流がなくなってしまったのだが、今のコロナ災害ではどうしてるんでしょう?

 「高熱が続いて、絶対コロナだと思うのに、まだ検査してもらえない」って発信している人の中に、「元・放射脳」の人がどのくらい紛れているのか、興味があるだけです。

 私も軽い咳が2週間くらい続いていて「もしや?」って思いますが、発熱してないし、倦怠感も全然ないので、「これじゃ検査してもらえないだろうし、このくらいで病院行った方が感染リスクが高い」と思って、なんもしてませんが、もし私が放射脳マインドを持っていたら、相談窓口にガンガン電話をかけているでしょうね。

 そして、震災の時には「風邪みたいな症状って・・・この時期、風邪ひいてる人多いだろう」と言ったら「いや、放射能の影響だ」とか言われて苦笑してましたが、今回のコロナでは、陽性になった人の経過観察を見ると初期症状はほんとに「ただの風邪」で、何がポイントで検査になってるのかよくわからない。
 少し前までは「家族に重症者が出たので、家族全員検査したら、無症状だけど陽性だった」みたいな事例が多かったけど、(陽性者の発症からの経過を公表している自治体の資料から)だんだん数が増えてきて、わけわからなくなってきた。


4月8日(水)

 ついに緊急事態宣言が出たが、うちの会社は恥ずかしいくらいに平常通りなのだ。

 つーか、これまでも、世間の自粛は相当進んでいて、「みんな閉店や在宅ワーク頑張ってくれてるんだな」と思っていたが、緊急事態宣言が出て、今まで平日は営業していた大型商業施設が平日も閉めたので、通勤電車がびっくりするくらい空いていた。

 なのに、うちの会社が平常運転って・・・・

 いや、しょーがないんだけど。
 うちの会社は親会社のIT関連をサポートする会社で、だから親会社のリモートワークをサポートするために現在フル稼働しているのである。
 フル稼働どころか、残業代が凄いことに・・・深夜対応増えてるし・・・

 社会保険担当の同僚が「この時期、残業代が増えると保険料が上がってしまう」と心配して「政府はなんか対応してくれないの?」と言い出したが、「手取り金額が上がった人の心配なんて誰もしてくれないでしょう。つーか、みんな収入に不安抱えているんだから」としか言いようがない。

 でも、災害特需で売り上げ上がってるのなら「お前らが自粛して収入下がってる間は、オレたちが稼いでいっぱい税金収めるから任せろ」って感じだが、そういうわけでもないのが切ない。
 親会社の売り上げが落ちないように、必死にITインフラ整えているけど、この状態が続いたら、絶対に売り上げ落ちるだろう。

 まあ、それは置いておいて、緊急対応に従事している部署は残業しまくりの事態になったが、不要不急な仕事をしている部署は暇になってしまったのだが、在宅勤務できる環境でもないので、とりあえず出社するしかない。

 そして、やっぱし上司達は「緊急事態宣言出たら、電車止まって出勤できないじゃん」ってことだけを本気で心配していただけらしく、電車止まらないのがわかったら、もはや社員の健康のことなんて考えてないらしいことがわかって、がっかりだよ。

 そして、こうして世間一般には不要不急の業種じゃないのに(まあ、親会社はそう思ってないんだろうけど・・・何に例えればいいだろう・・・そう、テレビのワイドショーがコメンテーターをリモート出演させているが、ああいうのを設定するために子会社の我々がドタバタしてる感じ)いつも通りに出勤していると罪悪感マシマシで心の平穏が保てない。


4月3日(金)

 昨日、やっと近所でトイレットペーパーを買えたというか「休みの日にやることが、それだけだった」という話を会社でしたら、やっぱし「えー?うちの近所にはフツーにありますよ?」という反応だったのだが、それでわかったのだが、皆さん、今までは「残りわずかになったら買い足していた」んだけど、この騒動で在庫を増やしたらしい。

 私が「いや、実は私は震災の時に懲りて、ストック増やしていたので、まだ余裕はあったんだけどね」って言ったら・・・

 「・・・震災?」

 え?

 「3.11の時もトイレットペーパー消えたじゃん!」って言ったら「そうでしたっけ?10年前のことなんて忘れちゃうもんですねえ」って言われたが、そういうもん?

 あと、これは私がズレているだけなのかもしれないが、会社の「緊急時対応策」として、「電車が止まった時に代替手段で出勤可能か」ってアンケートが実施されたので、「なんで電車が止まる想定を?」と思ったのだが、どうやら非常事態宣言だかが出された時のためらしい。

 私も冗談で「東京都がロックダウンしたら、私は出勤できないので、テレワークしまーす」って言っていたけど(私は東京から神奈川に通勤している)、「電車が止まる」って想定は全くしてなかったので「なんじゃ、これは?」と思ったけど、まあこの機会に災害時対応全般を整備しているのだと思ってスルーしていたら、そんなアンケートを受けて「電車止まるのか?」って思い込んだ人がけっこういて、「ああ、こういう発想だから、スーパーの備蓄系食料品が消えるのか」と思った。

 まあ、職場の人たちの多くは神奈川県民で、自動車依存度が高いというか、隠れ自動車通勤者がけっこういるのだ。バスと電車を乗り継ぐよりも、会社付近の駐車場を地腹で利用した方が便利なんだろう。
 そういう人たちに「電車を止めるって有りえないと思う」て説明するのは面倒くさい。

 仮に緊急事態宣言が出たとして、不要不急な業種であるうちの会社が出勤停止になったとしても、医療関係者や警察官、そして役所の公務員は休むわけにいかないし、生活必需品を扱うスーパーやドラッグストアやコンビニの従業員は通勤することになるだろう。
 あと、そういう業務に携わる人たちの子供を預かる保育士さんも。

 神奈川の人には想像できないかもしれないが、東京の都心には、そういう「重要な業務」を担った人たちが全員自動車通勤したとしても、それを受け入れるだけの駐車スペースは無いだろう。

 そりゃ、最近は台風の時に計画運休とかやっているが、あれはそもそも自動車で外出するのすら危険な事態だし、半日から1日の運休だから、どうしても休めない業種の人たちは会社に泊まり込んで対応しているだけだろう。

 だから、私からすれば「電車止めるなんてありえない」と思うし、仮にそういう事態になって、電車乗る人が減ったから休日ダイヤになるのだったらわかるが、私がもし政治家だったら、「電車の本数減らしたら混雑してしまう」のを懸念して、鉄道バス会社には「通常の運行を」って「要請」するなあ。

 つーか、なんで「電車止まったらヤバいね」って話になってんのかって思う。

 それよりも「オタクの会社の業務って不要不急じゃね?」って上から営業停止を「要請」された方が大変じゃんね?
 逆にそっちの方が「休業して売り上げ激減して、社員には休業補償」ってことで助成金申請できるんですけど、そっちの心配よりも先に「電車止まったら社員が出勤できない」っていうのを心配しているのか、私にはさっぱりわかりません。

●「悪の教典」貴志祐介

 少し前にNHKのドラマ「ハムラアキラ」にハマって、原作の葉村晶シリーズを「課金だ」と思って買って読んでみたら、「イヤミスを敬遠していたが、こういうのだったらイケる」と思っているうちに、新型コロナ災害に見舞われ「読書で気晴らししたい」という気持ちが強まりました。

 いや、こういう「世の中ちょっと嫌な雰囲気」というか「世の中、かなーり嫌な雰囲気」の時に、「もっと嫌な感じのフィクション」って癒されるなあって(笑)

 ちょうど、映画「初恋」で「とにかく人が死ぬ」って描写に物凄く癒されてしまったものですから、「もっと、こういうマイナスな刺激を」と思って、ふと思いついたのが「悪の教典」でした。

 これが話題になっていた当時は「胸糞悪い話なのはわかっているので、楽しめなさそう」と敬遠していたのですが、現実が相当ヤバ目な今こそ、こういう話を楽しむタイミングでしょう。

 というわけで今更読んでみたのですが、サイコパス教師ハスミンはけっこう真面目な人なんですね。
 この小説や映画がヒットした頃はどうだったのか忘れたが、ある意味「意識高い系の壁」を描いた作品なんだと思う。
 そして、頭脳明晰で運動神経抜群のイケメンで女好きというのがジェームズ・ボンドみたいな古典的ヒーロー像なんだけど、完璧主義者ゆえに、やりすぎてしまうのであった。

 前半はそういう「全て自分の思い通りにしたいハスミン」だが、生き物相手になかなか簡単にはいかないんだけど、困難なミッションほど燃えてしまうので、試行錯誤しながら頑張ってる姿に「がんばれハスミン」と応援モードになってしまったが、後半は「えーい、全員殺してリセットしちゃえ」って殺人鬼ハスミンVS逃げようとする生徒たちのデスゲームになって、小説だからハラハラドキドキが楽しいが、これを映画で見るとどうなんだろう?

 つーか、伊藤英明で映画化されてるのを知っているから、読んでいても伊藤英明で動くのが凄いね。

 この設定で三池監督作でR15だから、今まで敬遠していたけど、「初恋」も「計画失敗して取り繕うとしたら、さらに失敗して、とにかく人が死ぬ」って話だったけど、グロは控えめだったので楽しく見れたので、「悪の教典」は、どういう展開だかわかった上で見れば、それなりに楽しく見られるのかなあ?
 生徒役は、今では20代半ばから後半の若手売れっ子俳優ばかりで、二階堂ふみ・染谷将太・林遣都の8年前をチェックしたい気もするので、気が向いたらDVD借りてみよう。

4月2日(木)

 休みだったので、午前中にトイレットペーパーを探しに最寄りのスーパーに行ったが、無かった。

 開店直後に行かないとダメなのか、そもそも入荷してないのかわからないが、次は駅前のドラッグストアに行ってみたが、やっぱり無い。
 会社の同僚たちに聞いたところ、皆「うちの近所にはあるよ?さすがにマスクは無いけど」と言うし、確かに会社の近所のドラッグストアにはあるののだが、なぜうちの近所はこんなに無いのだろうか?

 そしたら、意外なことに駅前の東急ストアで発見。

 良かった。これで、一ヶ月はトイレットペーパーの心配しなくてもいい。
 いや、家の在庫はまだ一ヶ月くらい持つのだが、いつもだと2パック切ったところで買っているので、「そろそろ店頭に並ぶかなあ」と思って、毎日会社帰りに地元の店をチェックしてたが、全然無いのでだんだん不安になってきたというか、毎日、トイレットペーパーのことを考えるのに飽きてきたのだ。

 最悪、会社の近所で買えばよかったんだけど、トイレットペーパー持って電車に乗るのイヤじゃん(笑)



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