可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

11月26日(火)

 ドラマの感想つづき。

●「ニッポンノワール」日10

 ここんとこヒット作が続いている枠だが、この作品はちょっと失速してる感があるけど、でも、私は「今日から俺は」の賀来賢人よりも、この「ニッポンノワール」の賀来賢人の方が全然好き。
 まあ、「これはちょっとキツい」と脱落する大人が多いのもわかるけど、そもそも、同じスタッフの「3年A組」もダメだった人けっこう多かったからなあ。

 私は菅田将暉が熱血教師やってるってだけで楽しく見ていたのだが・・・

 で、この「ニッポンノワール 」にしても、この世界観にノレない人がいるのはよーくわかる。
 私も基本的に警察物が苦手で、なぜかというと「警察の捜査はさすがにこんなアホじゃないだろ?」って思ってしまうからである。
 例えば・・・・っていい実例をすぐに挙げられないけど、それに鑑識結果とかに詳しいわけでもないけど、シャーロック・ホームズの時代じゃないんだから、今の科学的捜査方法だと「自殺か、他殺か?」なんていう判断はかなりの精度でわかるはずなので「そういうのを見誤ってました」みたいな話だと、ドン引きしちゃんんだよね。

 もちろん私が名作だと称える「アンナチュラル」にもそういう穴はあったが、あのドラマが凄かったのは、そこを踏み台にして明後日の方向にダンクシュートしたところで、「死者の尊厳を」っていう検死官モノのカタチを作ったところだと思う。
 10代の頃、なんでだろう?たぶん、渡辺淳一経由だったのか、上野正彦の本を何冊か読んでちょびっとだけ「法医学とは?」っていうのに触れていたので、「アンナチュラル」のエモさがハンパなかったです。

 それで「ニッポンノワール」ですが、全くリアリティの無い出だしだったが、それを言うならこの枠は「若者向けのフィクション」を模索している枠だと思うので、粗暴な感じにすんなり馴染めた。
 「僕たちがやりました」が全然苦手だったのに我慢して最後まで見届けた成果がこんなところに!(笑)

 そして、私が「ニッポンノワール」に意外とすんなり入り込めたのは、このドラマにタランティーノっぽいものを感じたからなのかもしれない。
 制作側がそういうのを狙ったのかどうかは知らないけど、方向性としてはタランティーノ方面だと思った。

 広末涼子が死んだ時点から始まってるし、北村一輝や井浦新が敵なのか見方なのか全然わからないし、工藤阿須加が意味不明のチャラ男とか、なにもかも「思った通りに進まない」のである。
 それなのに、賢い子役と賀来賢人のバディ感とか「なんだかここだけ違う映画混ざってませんか?」な感じで、「いったい、何目指してるんだ?」と思っていたら・・・・・

 先週から「改造人間作ってました」って、仮面ライダーになった。

 このドラマ見てない人に説明するの難しいが、仮面ライダーなんですよ。

 だから、仮面ライダーなんですってば。

 さらに、偶然なのか狙ったのか知らないけど、日曜朝の「本当の仮面ライダー」に「大和田伸也役」で出ていた大和田伸也が、日曜夜には「この人が黒幕?」って出てきたので、正直、なにやってんのかよくわからない。
 よくわからないけど「大和田伸也の低音ボイスいいなあ」って、うっとりしていた。

 ほんと、全然わからない。
 そして私は細田善彦が出ているドラマで、細田善彦がちゃんと機能してないと機嫌が悪くなるのだが、「3年A組」での細田善彦の使い方がどうだったかすでに忘れかけていたのだが、「ニッポンノワールまで引っ張るのならちゃんとしていただかないと」と思っていたら、今週になって色恋めいた展開になって、「恋する細田善彦」というのを見せられ「?????」となっていたら、「細田善彦こそ改造人間1号でした」とか言われて「は?????」

 うん、だから全然わからないんだけど、でも、私はかなり楽しんでいて、たぶん、この脚本家の武藤将吾っていうのは、宮藤官九郎と福田雄一の中間地点にいるんだと思う。
 私は宮藤官九郎も福田雄一も評価はしているけど、大好きではないのだが、武藤将吾も「好きとは言えないが嫌いではないというのが、最大級の褒め言葉」枠なのかもね。

●「4分間のマリーゴールド」金10

 ここ最近はほぼちゃんと見ていた金10枠だが、桐谷健太・菜々緒・横浜流星が兄弟というのは美麗で大変よろしいのだが、「死んじゃうことがわかってしまう」という設定がなんとも辛い。
 しかも主人公・福士蒼汰の職業が救命士で、救急車で駆けつけて患者の手に触れるとその人の死ぬ瞬間の映像が見えるという特殊能力を持っていて、それを回避しようとあれこれ手を回すが、全て不発という展開が超辛い。

 なのでお料理男子の横浜流星は魅力的だったけど、脱落しました。

●「チート〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜」

 木曜深夜枠なのかな?私はTVerで追ってるけど、このドラマのキャストを知った時には「なんで、こんな豪華キャストで深夜?」って驚いた。
 本田翼主演で、風間俊平、桐山漣、金子大地、清原翔、上杉柊平、福原遥、富田望生って月9でもいいのでは?
 しかし「詐欺師を騙す話。そして主人公は裏でアイドルやってる」っていう設定に一抹の不安を覚えたが、見てみたら、不安しかなかった(笑)
 逆にこの企画が通った経緯が知りたいぞ。

 カモをギャフン(死語?)と言わす話なら、すでに「コンフィデンスマンJP」がスペシャルドラマ・映画化を経て映画化第二弾が予定されてるくらいシリーズ化されてるし、「詐欺」がテーマなら、NHKの「サギデカ」がかなりの秀作だったし、地下アイドルもNHKの「だから私は推しました」が「このドラマ内アイドルはそのまま紅白に出してもいいレベルでは?」ってきちんと作り込んでいた。

 なので、すでにシリーズ化しているヒット作で、好事家には「秀作!」と評価の高かったドラマの「出がらし」みたいなんだよなあ。
 本田翼のマーケットがどこにあるのか私は知らないけど、高慢なヒロインと翻弄される男子という図式はコンフィデンスマンの長澤まさみと東出昌大みたいなので、ボクちゃんみたいな役をまだ新人と言っていい金子大地がやるのはいいとして、本田翼にダー子みたいな役をやらせるのは、なんだか気の毒な気がしてしまう。

 そして、アイドルパートの無意味さががが・・・・
 高慢ヒロインが実は売れないアイドルで・・・っていう設定自体は悪くないけど、売り出し中の清原翔がそのマネージャーなのだが、今のところ特に本筋に絡むわけでもなく、ただ出てるだけ。まあ、キャスティングされた時点では、朝ドラでこんなに知名度上がってると思ってなかったのかもしれないけど。

 唯一の救いは、私が「宮沢氷魚の次の、モデル出身はこの子かな?」と前から目をつけていた上杉柊平がいい味出してる役をもらったこと。せっかく俺様が目をかけてるんだから、清原翔に抜かされてんじゃねーよ(笑)

 そして、前クールでは一週間に二度振られていた(杏と多部未華子)桐山漣が、久々に「イケメン二番手男子」ではなくダークな役柄だったので、密かに期待していたのだが、桐山漣は髪型少しは変えたほうがいいんじゃないかなあ?

 桐山漣の一般的知名度はよくわからんが、前に同僚M嬢と雑談していたら「空飛ぶ広報室のあのイケメン」ってちゃんと知っていたので、2年くらい前の中村倫也よりはずっと知名度高いみたい。(調査サンプル数1名)

 高橋一生や中村倫也を「長い下積みを経て、やっとブレイク」と言われると「はあ?」って思うけど、この先、桐山漣が10時代の連ドラに主役で抜擢されたとして「長い下積みを経て」なんて言うメディアがいたら「はあ?」って思う人の方が多いだろう。
 なので高橋一生や中村倫也がそうだったみたいに、十分に売れっ子なんだが、そう、経歴的に似てるのは田中圭かな?田中圭がやっと主演クラスに躍り出て「長い下積み」呼ばわりする記事見たことないから。

 そういう意味で、「趣味はブレイクする瞬間です」ってことで、今年だと「山田裕貴さん、いらっしゃーい」って感じだったのですが、桐山漣さんをお迎えするのはいつになるのだろう?
 やはり朝ドラ?
 あー、今の朝ドラ「スカーレット」で溝端淳平がイケメン医学生で出てきて、「主人公のモデルとなった人の史実的には、後半で立派な医者になって再登場しそう」という予想ですが、ああいう役を取りに行けよ桐山漣。

 「美しさは罪」とはいいますが、「吉沢亮の欠点は美しすぎることなんじゃ?」って時々言われていましたが、それを跳ね除けて大河ドラマの主役ゲットした吉沢亮の底力(と事務所のチカラ)には感激したし、同じく「国宝的美貌」を誇る新田真剣佑は「同期のサクラ」で作業着でキョドってるし、伊藤健太郎は満を持して「朝ドラの主人公の息子役」なので、「美しすぎても、ちゃんと実力も認められるじゃんね?」とは思うのだが、「美しいからって全部がブレイクするのではない」というあたりで悩ましいのが桐山漣である。

 いやだから十分に売れっ子なんですけど、あと、なんか、もう一歩で、もっと主要キャスト掴めそうなのになあ、何が足りないんだろう?当たり役?
 高橋一生の場合は「カルテット家森」と「おんな城主の政次」と、まさかのダブルで当たり役が来たため、あんな事態になったけど、まあフツーだと田中圭みたいな感じだろう。中村倫也だって「なんか、来た来た、そんで次は朝ドラだ!」って感じだったし。

11月23日(土)

 18日の日記読み返してみたら支離滅裂だったけど、酒でラリってました。

 大河ドラマの沢尻エリカの代役は川口春奈になったので「ほー、それは想定外」と感心した。
 そしたらとある人が「スライドじゃね?」と言っていたので「おお、それは鋭い」とまた感心。
 スライドとは、まだ発表されていない後半の重要な役にキャスティングされていた俳優をスライドして別の役にキャスティングするという意味で、なるほど、だったら大河未経験だし時代劇経験もほとんど無いのに大抜擢されたのも、他の役(他の姫役)として準備していたと考えると納得がいく。ほんとのことはわからんけど。

 そして、川口春奈は少し前に我が推しタカハシと映画で共演していたので、その宣伝行脚バラエティ出演を観たのだが、「キモの座った子だなあ」という印象だった。
 モデル出身の子って、あんな感じの子が多いけど、媚びないというか「男ウケ」を全然考えてない感じ?

 川口春奈のファン層というのが私にはさっぱりわからないが完璧な美貌なのに、あのそっけない感じが若い女性にアピールするのかね?と勝手に解釈していたんだけど、こういう事態になると「あの子だったら、この代役やるのわかるような気がする」

 あと、これは私の個人的なイメージで実際はどうなのか知らないのだが、川口春奈って学園モノのイメージが無い。
 それは多分、私が最初に川口春奈を知ったのが低視聴率が話題になった「夫のカノジョ」だったからなのかもしれない。あの当時、川口春奈はまだ10代だったのに、「田辺誠一と不倫している疑いのあるOL役」だったので、「なんか若すぎないか?」って違和感があったのだ。
 あ、今、あのドラマのことウィキペディアで確認してみたら、原作が「20歳の派遣社員」って設定だったんですね。
 川口春奈はその後も、社会人役が多かったので「高校生役やらない若手女優」のイメージだったんだけど、だから映画「九月の恋と出会うまで」でタカハシの相手役っていうのも「???」だった。
 いや、20代前半の売れっ子女優なんだから、フツーに山崎賢人や福士蒼汰の相手役やれよ?って。

 だから勝手に考えると、「イケメン若手俳優の相手役は激戦区だから、ちょっと違うポジション目指してます」ってことなのかね?
 そう考えると、川口春奈が目指すポジションには二階堂ふみがデデーンと立ちはだかってるもんなあ。

 ってことで、広瀬すずでも永野芽郁でも浜辺美波でも有村架純でもない立ち位置を探すと「ポスト沢尻エリカ」って超アリじゃん!
 と思っていたら、2013年クドカン映画の「謝罪の王様」で川口春奈は「別に?」っていう役を演じていたらしい。
 さすがわクドカン、川口春奈の沢尻エリカ力(さわじりえりかりょく)を6年も前に提示していたとは。

 そーだよね、沢尻エリカも売れっ子になってからは、学園モノやってない印象があり、だからイメージより実年来が相当若いんだよね。
 というわけで、「将来の大女優候補」としての川口春奈の腕の見せ所だと思うので、おばちゃん勝手にドキドキしちゃうわ(笑)

 さてと、10月期ドラマの感想文でも書き散らしておくか。

 どうしよう?面白い順にしてみる?

●「俺の話は長い」日テレ土曜ドラマ

 私は生田斗真に全然興味ないけど、「いだてん」の役は素晴らしかった。
 今のジャニーズでこの人の立ち位置ってなんなんだろう?って思うけど、そういうメタなところを気持ちよくふっとばしくれる秀作ドラマだ。

 最初の頃は、「小池栄子がうるさい」と思ったけど、フツーに反抗期な清原果耶とか尊すぎて死ぬ。
 ドコモのCMで我が推しタカハシの「反抗期の娘」を演じていて「この清原果耶、もっと大量摂取したいな」と思っていたら、「そういうお客さん多いんですよ」とばかりに、ドバドバと反抗期の清原果耶が流れ出る、なんて贅沢な。
 脚本家は「世界一難しい恋」「ボク、運命の人です」「もみけして冬」と「ずいぶんジャニーズ御用達だな」って感じの人だが、それゆえに、「ジャニーズの中でも屈指の演技派の生田斗真主演で、脇役も芸達者揃えました」って感じで、過去のこの脚本家の作品は「このレベルの俳優だと辛い」ってことあったんだけど、生田斗真、小池栄子、原田美枝子、安田顕、清原果耶の主要キャストの安定感が抜群だし、脇役も全くハズレが無いので、「家族がダラダラ喋ってるだけの話」なんだけど、なぜかこれが今期一番面白い。

●「シャーロック」月9

 「モンテ・クリスト伯」がほんと好きだったので・・・・・・ぱいせんのやらかしで、ほんとだったらこの「シャーロック」が始まる前にTVerで全話無料配信されてたはずなのに、残念・・・・すごく期待していたが、まあ、話というか「謎解き」部分はイマイチなのだが、トンチキ・おディーン様全開なので、スナフキンみたいな衣装のディーン様がコートの裾をバッサーするだけで大満足(笑)
 あと、ディーン様が錦織くんみたいにカメラレンズにサインするのだが、あの一瞬がこのドラマのハイライトで正直他はどーでもいーのだが、あとバイオリン弾くシーンが「ザ・東京」な背景でカメラぐるぐるも(笑)

 あと、岩ちゃんが自分史上一番いいような気がする。
 この子の不穏な小動物感が、いいのか悪いのか、今まではよくわからなかったのだが、トンチキ・おディーン様のシャーロックに翻弄されるスネに傷のあるツンデレ・ワトソンくん役はしっくり来るし、ニットの着こなしが眼福。
 あと、佐々木蔵之介もなんだか雑な設定の役で、どんぴしゃ!って、なんだか大絶賛してるみたいだけど、いや、ほんとドラマ好きとしては「大したことない」としか言いようがないんだけど、毎週ヒーヒー笑いながら楽しく観てるわけで、こういう「物語」とは違う楽しみ方もあっていいと思う。
 あと、先週はちょっとリズム変えた回で、ちびディーン様が出てきてシュールな演出もあり、モンクリファンだけが喜ぶ伊武雅刀出演もあり、大変楽しかったのだが、終盤になって野球のユニフォーム着たディーン様が登場して、さらにそれが全然カッコ良くなかったので、「なにこれ、凄い。すごすぎる」と一人でツボにはまってヒーヒー言ってました。

●「G線上のあたなと私」火10

 「大人の音楽教室で出会った、波瑠と中川大志と松下由樹」って設定に「どんな話?」と全く想像がつかなかった前半を観ても「これ、別に波瑠と中川大志が恋愛関係になるわけでもなく、どうすんの?」とよくわからなかったのだが、恋愛モノでもないし、もちろん医療モノでも推理モノでもないし、社会派ドラマでもないという、ジャンル不明なところが新しい?

 すごく面白いわけではないけど、私がなんとなくこれを観続けているのは、中川大志の極上の年下男子ではなく、松下由樹の平凡なオバサン役だろう。
 松下由樹といえば、私の世代だとトレンディドラマ常連という印象が強いけど、よく考えれば当時から別に美人女優って感じじゃなかったんだよね。
 あまり熱心に松下由樹が出てるドラマ見てなかったけど、最近こういう「普通のオバサン役」でよく出てくるようになって、「ああ、この人の、まるで自分みたいって感じのフツーな感じは、けっこうアリそうで、珍しいんだな」と今頃わかった。

 あの小太り感とか、絶妙だし。
 たぶん、もっと絞って、高身長なんだし「スラっとしたデキる中年女性」も出来ると思うんですよ。
 でも、あえてそこを外して専業主婦っぽさを醸し出しているのだと思う。「だらしなく太った」っていうののギリギリの線で。

 なので、同世代の私が無いことにしている「ゆるゆる体型の私」の「このくらいだったら許せる」と脳内補正した結果が「松下由樹が提示する中年女性」なので、ここにガッツリと食いつく気持ち、若い女にはわかるまい(笑)
 で、その「俺たちの代表」みたいな松下由樹がアラサーの波瑠や、青臭い大学生の中川大志を「若いっていいわねえ」と生暖かく見守ってるんだから、全感情移入が松下由樹に注がれて、このドラマの行く末がどうなるのか知らんが「松下由樹姐さんについていきます」って感じなわけで、この、よくわからない信頼感はトレンディドラマ全盛期を知らない若者にはわからないだろうという特権意識もあり、あと夏樹陽子の姑役のしょーもなさも、「なんか懐かしいぞ」という感じで・・・・・あ、そうか、書いててわかった。

 このドラマの松下由樹の役って、「10年後に松下由樹がラスボス的な姑役として君臨するよ」って前振りみたいなんですよね。
 姑役の名手だった大女優が次々と鬼籍に入られて、かなり寂しかったのですが「松下由樹がウォームアップはじめました」ってことなんですね。

●「同期のサクラ」水10

 遊川脚本で高畑充希主演といえば「過保護のカホコ」がヒットして、その後は杉咲花で「派遣占い師アタル」だったりする流れでの「同期のサクラ」なので「まあ期待は裏切らないだろう」という気持ちでしたが、同期役が橋本愛、新田真剣佑、竜星涼、岡山天音と「キャスティング勝ち」すぎた。

 中盤でマッケンと竜星涼がサクラを取り合うとか、最高です。

 セオリー通りに主要キャストの「お当番回」を消化して、「あ、だから、あんな脇役に相武紗季がいるんだ」と相武紗季お当番回の次は、椎名桔平の当番なのかと思っていたら、ちょっと違った。

 このあたりの「フツーにはやりません」って感じもベテラン脚本家らしい展開なんだけど、どう落とすんだろう?
 すごくハマってるわけでもないけど、とにかく「スーツ着てイキっていたマッケンより、作業着でキョドってるマッケンの方が断然いいね」とそれなりに楽しんで見ています。


11月18日(月)

 というわけで、私はイキウメの「終わりのない」を結局2回観て「やっぱ、アレも、もう一回」って「ドクターホフマンのサナトリウム」も観に行ってしまって、「趣味が演劇鑑賞ってほんま金かかるし」とボヤいていたのですが、観劇後にツイッター眺めていたら、同じ舞台を観劇した人が「大河ドラマ史上最悪の事態が起こりましたが」と書いていたので「え?いだてん、また逮捕者出たの?」

 ピエール瀧の時には撮り直しになったが、チュートリアル徳井は今のところ「どこに配慮したかっていうと、これまで観続けていた視聴者に配慮してくれたんですね」って感じで、それほど編集されてる感じ無いんだけど、まだ試練が???

 と思って、ヤフーニュースをチェックしたら「沢尻エリカがMDMA?」って、うわああああああ、来年の大河のヒロインじゃないっすか?

 イチ大河クラスタの私が一瞬血の気引いたんだから、関係者の皆様の「どーしたもんじゃろね?」な絶望感というか虚無感お察しいたしますが、MDMAって「暇人というか遊び人のアイテム」って印象なので、多忙な芸能人にそんな暇あるの?大河ドラマのメイン出演者となれば相当拘束されるもんじゃないの?

 というのが最初の感想だったのですが、主演と違って撮影に少し空白があったらしく、クラブで派手に遊んでいたとか・・・
 ああ、そういや、この子、一度契約解除されてたのも「その線」が濃厚だったから「お騒がせ女優」というより「危険物」扱いだったのが、「もう大人になったし、大丈夫だろう」って雰囲気で復活したんだろうけど、まだ30代前半なのよね。「別に」発言でバッシングされた時はまだ21歳で、高城剛と結婚したのもそれくらいの年齢だったんだ。

 それがやっと大河ドラマヒロインになったんだから、しばらく足洗って欲しかったなあ。
 ピエール瀧の騒動で、持ってるブツは全部トイレに流すよ、私だったら。

 しかし、それよりも大河ドラマクラスタさんたちの、それぞれの意見がけっこう興味深い。

 つーか、新井ぱいせん事件の頃からこの問題については多数の意見が出ているのですが、「性犯罪は被害者がいるからダメだけど薬物はいいじゃん」っていう意見に対し、「薬物やってても平然としている様子をテレビで放送しちゃダメだろ」っていう意見には「なるほど」と思う。

 私は「税金の無駄遣い」の観点から「ピエール瀧にしても、沢尻エリカにしても、撮り直しになったら受信料の無駄使いになるのでは?」って思っていたけど、そう簡単な問題じゃないんだよねえ。

 そして、よくある意見が「出演者の犯罪行為で、他のスッタフが迷惑を被るっていうのは?」っていうのに対し「じゃあ、それはそれ、にすると、薬物をやったら他人にこれほどの迷惑をかけるという足かせがなくなるのでは?」っていう意見に「ああ、日本だなあ」と思った。

 連帯責任ってやつ?

 そもそもなんで禁止されてるかというと、「体に悪いから」なんだろうけど、中にはこうして健康にも仕事にも支障がなく活躍してしまう人がいるから「健康に害が無くても、もし手を出したら社会的に抹殺されまっせ」という脅しが必要なのかもしれない。

 前に脱法ドラッグが流行った時も「いっそ、専売公社みたいなのでちゃんとしたの売ればいいのに」と真面目に思ったが、今の日本でそんなことしたら「初めて酒飲んだ大学生」みたいなのが大量発生して大変なことになるからなあ。

 笑ってしまうのは「これは安倍政権の陰謀だ!」っていうのが散見されたこと。
 「桜を見る会」疑惑がこれで掻き消されてしまうからだけど、さすがにね?

 「桜を見る会」の件はどう考えてもアウトなんだけど、長年やってきたから常習化というか習慣化しているので、誰も問題点に気がつけなかったのかね?
 気が付いた人がいても「でも、これで何十年もやっていました」って言われるとそれ以上意見できなくなるかもしれない。

 昔、私が働き始めた30年前くらいの話だが、取引先からお歳暮などで頂いたビール券をストックしていて、仕事上のちょっとしたお礼、例えばドラマのロケで外観だけを使用した家へのお礼などに利用していたのだが、ある時「交通違反の処理で使うから」と言われたことがある。
 昔の話なので詳しいこと忘れたけど、関係者が駐禁などで違反切符切られたが、免停になって困るので、懇意の議員さんに口利きしてもらって取り消してもらうから、担当警察へのお礼として使うらしい。

 ピュアな20歳くらいの私は「ええええ?そんなワイロみたいなこと、本当にやってるんだ?」ってびっくりしたけど、当時は「このくらい、よくあること」って雰囲気だった。
 あの当時の日本はコネ社会だったよなあ。

 20年くらい前に中国人留学生の子と話していたら「中国はほんとコネ社会だから不公平」と言っていたが、その子がある疾患で病院に行くことになったのだが、病院が混んでいて1日待っていても診察してもらえない状態だったらしい。このままではいつ診察してもらえるのかと困っていたら、知人の親戚がその病院の医者だということがわかったので、「なにとぞよろしく」と口利いてもらったら、次の日にすぐ診察してくれたようで「コネが無いと困るけど、コネがあるとあっさり進むので、コネ制度を一概に否定できない自分がいる」と言っていた。

 コネとはちょっと違うけど、バブルの頃ってホテルの渉外担当みたいな人がいて、バンケットとかはもちろんその渉外担当が手配してくれるんだけど、受験シーズンで、出張で東京に来た得意先の人が「全然ホテルがとれない」って困っていたら、うちがその渉外担当に「部屋ひとつお願い」って電話すると「どんなに満室でも、お得意様用にキープされてる部屋」を用意してくれたんだよね。
 ああいうのって、今でもあるのかな?

 話が逸れたが、公平って正解が無いから難しいよなあ。
 受験の話にも通じる。「一回のテストだけで判定していいのか?」に対して「受験生の人間性も考慮して」とかになると「じゃあ、誰がどんな基準で人間性を判断するの?」って話になる。

 この間、職場で久々にハイジの話が出て「優秀で有望だからって親会社に引き抜かれたのに、あっという間に辞めたねえ」って事実に対して、私以外の人たちが「あの性格じゃあ、ね?」って言ったので「え?」って思った。
 いや、私だってそりゃ、ハイジが「いい性格してんな」ってことはよくわかっていたけど、私は彼の性格が可愛くないことを全然気にしてなかったんだけどなあ?
 仕事ができない「いい人」よりも、仕事ができるけど性格に難アリのほうがよっぽどマシなんだけど?
 つーか「性格が悪い」って意味が私には全然わからない。

 結局それって「自分にとって都合がいい/悪い」だけの話だから。

 でも、それが全てだとも言えるわけで、「私を不快にさせるものはすなわち悪」みたいな極論も、「基準は、すみません、自分です」ってわかっていればOKだけど、「私を不快にさせるものはすなわち公共マナー違反」ってなるとビミョー。


11月14日(水)

 はあ、ほんとサクサクと日記書けなくなってるなあ。

 単なる趣味なので別にどうでもいいのだが、最近ほんとに記憶力が鈍っているので、自分用メモとしてちゃんと書いておきたいのだが、全然追いつかないのであった。

 さて、いつのことやら、「お気に入り俳優を舞台で生鑑賞しよう」と思い立ち、松坂桃李だとか東出昌大だとか吉村界人だとか鈴木拡樹だとか山田裕貴だとか、けっこう順調に消化しているのですが、情弱なんで、「あ、これ見たかったのにぃ」っていうのをけっこう逃しているようだ。
 つーか、30年前だったら「ぴあ」をちゃんと読んでいればよかったし、それに加えてフールズ・メイトあたりを押さえておけばマイナーな公演も見落とすことなかったんだけど、今って逆にそういう信頼できるポータルが見当たらなくて個々に発信されてるから情報収集が逆に難しいような?

 いや、わかるんですよ。「ぴあ」だとか「ロッキンオン」が権威だった時代にはそれなりの不自由というか不公平があっただろうってことも。でも、ファッションに関しては伊勢丹に行けばほぼオッケーみたいな、ある意味わかりやすかったんだけど、今ってそういうの無くない?
 私が知らないだけかもしれないけど・・・・

 SNSの時代って「自分が見たいもの」というか「たぶん、あなたはこれが好きでしょ?」かなりカスタマイズされてしまうので「へー、こんなのが流行ってるんだ」ってことをわりと知らずにいる。少し前も初めて「2.5次元モノ」の舞台を観に行ったが、若向けの商業演劇としてガッシリと成立している光景に目眩がしたけど、自分が20代のころは、なんて言うか「アングラ」だったり「インディーズ」だったり「知るひとぞ知る」っていうのが多かったが、今は「テレビには出てこないけど、けっこうがっつり稼いでいるエンタメ世界がある」って感じで、なんというか、「平行宇宙」的な感じですかね?

 で、演劇に関して言うなら、私が20歳の頃って「夢の遊民社」と「第三舞台」と「第三エロチカ」あたりを押さえておけばオッケーというか、それがほぼ全てな感じがあったけど、どれも下北沢の本多劇場か新宿の紀伊国屋ホールでやっていて、だから下北と新宿を押さえておけばオッケーで、もっとディープな人は大塚とか?

 まあ、そういう学生時代だったので、あれから30年、いまさら演劇鑑賞に復帰してみたら、「なにこの、池袋とか三軒茶屋がドドーンって」と激しく戸惑う。
 いや、薄々は知ってたんですけどね。「東京ってこんなに演劇の劇場多いんだ」って。
 でも、ツイッターとかで、地方の人が「映画はなんとかなっても、演劇の密度は東京が圧倒的」って呟いていると「いや、東京都民でも驚くから」と思う。

 前にも池袋にイキウメの公演観に行ったら、上の階の大劇場では堤真一主演の舞台やってて「なんなんだ、この贅沢空間は」って思ったけど、私の最寄り駅の三茶でも「大劇場は田中圭、小劇場は林遣都って、なんだこれ?三茶でおっさんずラブ?」ってことあったし、上は三谷幸喜、下は宮沢りえってこともあったし、なんだかよくわからなくなる。
 ええ、渋谷のシアターコクーンで三浦春馬とか岡田将生っていうのはわかるし、でも昔からあるのはPARCO劇場だろうとか、渋谷はわかるんですが、なぜ三茶に菅田将暉とか松坂桃李が来るのか、未だに感覚的に謎である。

 前置きがまた長くなった。

●舞台「ドクターホフマンのサナトリウム」@神奈川芸術劇場 KAAT

 だから情弱なので、この舞台のことも知らなかったのだが、なんかで知って「多部未華子ちゃんと、瀬戸康史???」なのに、当日券出るらしいので、先週土曜日のマチネ狙いで行ったら、どういうチケットシステムなのか知らないが虫食い状態になりやすいシステムらしく、前列にポツポツ虫食い状態で当日券が出ており、「当日券なのに、前から6列目の真ん中」という良席ゲット。

 つーか、このKAATっていうのも、演劇観に行くとチラシの束もらうけど、そういう中に必ず混じっているし、自分の推しがKAATに出てるってこともあったけど、「職場は神奈川県だけど、住まいは東京都なので、なかなか行く気にならない」劇場であった。
 横浜スタジアムからも近いので野球見に行く感覚で行けばいいんだろうけど、数年前までは仕事帰りによく横浜スタジアムに寄っていたけど(横浜の吉見と中日の吉見対決とか、スタメン発表されてから駆けつけたっけ)今はそういう感じじゃないので。(集客がんばったので、当日券が出なくなった)

 この劇場って、横浜なのに、1000人キャパっていう大劇場なんだけど、大都会横浜の意地というか、「こんな劇場があるから大都会なんですよw」っていう感じだった。
 「いや、おまえら、都心まで1時間くらいで行けるんだから」って思うけど、逆に都民の私をわざわざ横浜まで行かせるとか、まあ、埼玉も同じようなことやってるから絶対に負けられないよな。

 だから最初は「あ、多部未華子ちゃんと瀬戸康史が主演の舞台・・・ケラ作か」って感じで知ったんだけど、「麻実れい、渡辺いっけい、大倉孝二」とか豪華すぎない?
 というわけで幕が開くまで、どういうもんだかさっぱり想像がつかなかったんですけど、恐ろしくスタイリッシュな舞台でした。

 ケラこと、ケラリーノさんが今じゃ演劇界の重鎮になってることは重々承知してましたが、見るの初めてだったので「ああ、あのケラが」と感慨深かった。
 私はケラのライブを「有頂天」で見たことなかったのかもしれないけど、「Pモデルのコピバン」とか、わりと活動の周辺部を見ていたけど、演劇活動は全く見てなかったのである。

 それが、いまさら初めて見てみたら、ほんとうに打ちのめされた。

 舞台劇だけどまるで映像作品のような演出って意味わからんが、プロジェクションマッピングを効果的に使って「生放送の映画」みたいな・・・って書くと「なんじゃそれ?」って感じだけど、ほんとそんな感じだったんですよ。

 演者も3時間半を演じきるの大変だと思うけど、それよりも制作進行というか、セット替えや衣装替えする裏方スタッフがめっちゃ消耗しそうな舞台で、しかも音楽が生演奏という贅沢。
 チケット代が9500円だったのですが、あれだけ大勢のスタッフが私を楽しませるために舞台裏でドタバタしているのなら、実質ゼロ円どころか、1万円キャッシュバックじゃね?

 また知りもしないのに勝手にソロバン弾くけど、あのキャストであの美術で9500円では全くペイしないはずなので神奈川芸術劇場プロデュース作品みたいだし、今流行りの「助成金」ってやつが使われていると思う。(違っていたらごめんなさい)
 国税っていうよりも神奈川県の税金かもしれないが、だから、さいたま市は蜷川幸雄呼んで「豪華キャストで上演されるシェイクスピア劇が上演される街」を演出していたけど(蜷川が故人になってもプロジェクトは継続している)、それは一度も見に行ったことないが、今回、「奇才ケラに税金投入して(るのか知らないが)、最先端スタイリッシュな豪華舞台を上演する横浜」っていうのを見せつけられて、なんか、もう、これこそ「正しい税金の使い方」じゃないっすか?

 いや、それにしても贅沢な舞台だったんだけど、こういう芸術作品に触れる人は全体からすればごくわずかなんだろうけど、でも、「こんな芸術作品が身近で手軽に鑑賞できるんだ」という事実は意外と重い。
 よくよく考えると、美術展とかも主催はテレビ局だったり新聞社だったりするけど、ハコは国立や都の施設なんですよね。(地方だと県立美術館)
 なので、文化芸術のために、けっこう税金使われてるわけですが、戦前だったらそれこそ「金持ちの道楽」というか、貴族や資本家のパトロンが芸術家を囲っていたのが、民主主義の時代になって行政がある程度援助して、庶民に安く提供してくれているわけです。

 ありがたや。

 そして、愛知トリエンナーレの騒動や、ピエール瀧問題で映画の助成金がって問題で、「無駄な助成金ばら撒くな」って意見もありましたが、無駄って大事だと思う。
 つーか、大学とかの研究費用の助成金の話で「有意義な研究に!」とか言うけど、そんなもん、100件の研究に投資して、そのうちの1件でも成果をあげたら上々くらいの話で、要するに「当たる宝くじください」みたいな話。

 昔、芸大の入学式で学長さんが「この中で一人でも芸術家として名を成す人が輩出できたらこの大学はその役目を果たします」っていうようなスピーチしたと誰かから聞きましたが、芸大に毎年どれくらいの税金投入されてるのか知らないが、一人の天才を育成するためにはいったいどれくらいの外れも育成しないといけないのだろうか?

 まあでも、シロートにもわかりやすいのは「とにかく金が必要」ってことで、少し前だとフェンシングだっけ?どっかの社長が資金援助して強化したら、世界レベルの選手が登場したよね。

 って何が言いたいのかまた脱線しているが、文化の秋に舞台を立て続けに観ていたら、すげー散財してて通帳残高観てびっくりしたんだが、「ああ、同じ秋でもスポーツの秋は安かったなあ」って、ここしばらく六大学野球が趣味だったんだけど、あれって高い席でも1600円とかで、ビール二杯飲んでカレー食べてから、つまみにフライドポテト齧っても、総予算5000円以内だったんですが、舞台は8000円くらいしますからねえ。

 それに前後の食事とか加算すると、万札がばんばん吹っ飛んでいくのですが、野球だと、どんなに凄い選手がいたとしても、それは自分には全く関係がないじゃなないですか。
 もしかしたら、男性諸君はちょっと違うのかもしれないけど、女性の私は「ドラフト候補になるとか、プロで活躍するとか」って可能性が全くないので、すごく他人事として楽しめる娯楽なのです。

 それと比べると、今回の「ケラが・・・あのケラが、こんなに凄い舞台を・・・」って打ちのめされるのって、「もしかして、私だって、こういう道を志して、ちゃんとやっていれば、この高みに登れたのでは?」って思ってしまうのです。

 「野球選手になれないのはわかっていたから、いいとして、私は自分の努力が足りなかったから、芸術家になれなかったのか?」って。

 素晴らしい芸樹と出会うと、いつもそんな自問自答を繰り広げるのですが、いつも3秒後に答えが出る。

 「金払ってる私はパトロン」

 だから昔の本当のパトロンは数千万円とか数億円の金つぎ込んでいたんしょうけど、今の時代だと「この芸術に1万円づつ投資してくれるパトロン様を1万人大募集」って感じなので、つぎ込む気満々なのだが、このシステムの欠点は募集されてるパトロンの人数が有限なので、しばしば抽選に外れるところだ。

 なんだか、タクシーがつかまらないバブル時代みたいな話だが、それでも、それほど難易度が高い公演ばかりではなく、実際にこの多部未華子と瀬戸康史の舞台も、この間の山田裕貴主演のイキウメプロデュース公演も、当日券でけっこう前で観られたし、このクラスだと金と暇さえれば大丈夫みたい。

 マチネの終演後、KAATのロビーでは芸術監督になっている白井晃がお気に入りの電脳ミュージシャン呼んでトークショーやっているという、これまた贅沢空間が展開されていた。
 最初、席に座っていたんだけど、途中でトイレに行きたくなったので一旦抜けて、階段のところで立ち見していたら、横に立っていたのが長塚圭史だったので(たぶん、ケラの舞台見にきたけど、その前に白井がなんかやってるので観ていた、って感じ)、にわか演劇ファンとしては「ミッキーとミニーに挟まれたかのような幸福!」

 東京で生きてることの幸せを満喫しました。って、横浜だけど(笑)



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