可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

4月30日(火)

●平成最後の日

 平成最後の日ですが、私はちんたら出勤して、いつも通りに過ごしています。
 いや、10連休は休もうと思えば休めるし、全然忙しくもないのですが、有給使わないと休めないので、どーせどこも混んでるし、観たい映画の「キングダム」も混んでるし、どーせ有給使うならもっと空いてる時にしたいだけです。
 だから、電話も来客もほとんど無いので、ちんたら仕事してます。

 今朝は朝ドラ終わったら、爆笑問題が朝ドラ受けしたので驚いた。

 それにしても、昭和から平成の改元は自粛ムード満載だったので、「こんな祝福的カウントダウン状態の改元いいね!」って声が多いが、ほんと、今後はずっとこれで行こうよ。
 天皇制の是非は置いておいても、55歳で即位したのなら、今の高齢者雇用を鑑みても70歳くらいで引退すべきなのでは?

 なので次期天皇は浩宮だが、もうアラ還なので、10年くらい頑張ってもらって、次は私と同世代の礼宮に譲ればいいじゃん?
 その後は?って、よーわからんけど、こんだけ先細り感があるのに、放置されてるのは、現在中学生である跡取り息子が「もしかして、男子3人くらいのパパになるんじゃね?」と勝手に期待されてるのかもしれないし、その子が成人してから考えても遅くは無いという判断なのかね?

 だから、よくわかってないけど、浩宮があと10年、礼宮が次の10年やれば、30代の働き盛りの天皇陛下にバトンタッチできるわけで、そういう流れでいいんじゃね?と思えてきた。
 そしたら、定年退職感覚の改元を私もあと2回経験できるのかもしれないし。

 とりあえず大喜利が飛び交う改元を経験できて、昭和から平成の時の惨状を体験した身としては、「これがベストとは思ってないけど、とりあえず大きな一歩だ!よかったね!」と心より思っています。


4月29日(月)

 先週「いよいよ、もうダメだな」という状態だったスマホですが、なぜか昨日から一度も落ちてない。
 すごくフツーに使えているのが不思議ですが、これは、末期の患者が一瞬だけ元気になるのと同じような現象なのでしょうか?
 と、スマホ相手に死にかけのペットみたいなプレイしているみたいなことになってるな。

●舞台「SYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」@日本青年館

 映画「刀剣乱舞」で三日月宗近に夢中になり4回も見てしまったのだが、演じる鈴木拡樹のことを全く知らなかったので「これはぜひ、彼が出ている舞台を見にいかなければ!」と、頑張ってチケット取りました。
 なので「SYCHO-PASS サイコパス」っていうのは見たことも聞いたこともナッシングなのはいつものこととして(「キングダム」も同じく)、一応どういう世界観なのかネットで調べたところ、踊る大捜査線の本広監督が作ったアニメが原作なのね。
 そして、この舞台も本広氏が演出担当。

 で、どうやらパトレイバーだか攻殻機動隊だか、そんな感じの「サイバー監視社会」モノ?らしかった。

 「まあ、なんかよくわからんが、スーツ姿の鈴木拡樹を鑑賞できるらしい」と喜んでいたのだが、チケット届いたら「2階席の後ろの方じゃん」と超がっかり。
 それでも、日本青年館ってそれほど大きいハコじゃなかったし・・・・って、新しいのに入ったことなかったよ。
 神宮球場から外観はさんざん眺めていたけどね(笑)

 さて、昨日の日曜日の公演だったので、3時半くらいに外苑に到着して神宮球場で久々に六大学野球を眺めていた。外野で。女子供は無料だから。
 プロ開催日で、広島戦だったから赤い人たちもすでに球場外をうろうろしていて、なかなか華やかな雰囲気だった。
 六大学野球のプロ開催日に、あんなに終盤まで外野席にいたことなかったんだけど、六大学の試合が終了して外に出ようとしたら、すでにプロ野球の客を入れていて「え?じゃあ、このまま居座れば、プロの試合も見られるの?」ってちょっと驚いた。
 神宮球場は運営がアバウトでいいなあ。
 六大学の試合終了時間がもっと早ければ、ああいうことしないのかもしれないけど、今度暇なときに挑戦してみようかね?(笑)

 さて、賑わう神宮球場からお向かいの日本青年館に移動したら、そっちは20代女性中心というか、99パーセント女性客の世界でした。
 それほどオタクっぽくもなく、とてもフツーな感じの若い女性がいっぱい。学生さんというよりも20代半ばから30代前半の働いてる女性が多い感じ。
 チケットが8800円もしますから、それなりにお金持ってる人しか来られないしね。

 こういう雰囲気は松坂桃李の映画や舞台の客に近かったけど、松坂桃李の客の方が大学生っぽかったかなあ?

 最近、ちょくちょく演劇観に行ってますが、この間観た松田龍平主演の「こまつ座」とか、私よりも高齢な客層だったし、東出昌大主演の「豊饒の海」も高齢者が多くて「へー、そういう感じなんだ」って思っていたけど、こういう若向けの舞台には、こんだけ若い女性集まってるんですね。

 自分が大学生の頃の「夢の遊民社」とか「第三舞台」とか若い女性客が多かったので、なんとなく「そういうもの」と思っていたら、30年後にそういう所っぽい場所に行ってみたら「げ、客も一緒に年取ってる?」って思ったのですが、若者文化はちゃんとあったみたいです。

 それよりも。
 日本青年館の2階席、角度はついているんだが、前の人の頭は邪魔にならないけど、斜め前の人の頭が視界を遮るってどーゆーこと?
 女性ばかりの客席だから、特に座高が高いわけでもないのに、あの見辛さって酷い。
 そして、予想以上に舞台が遠くて上から見下ろす感じで「同じ料金払ってるのに、1階席の人と見える光景違いすぎるでしょ」と悲しくなった。

 事前に動画で公開されてたゲネプロ見て「ああ、役者がマイクで喋るんだ」ってことはわかっていたが、役者の表情が全く見えない距離でマイクでセリフ言われると、誰がセリフ喋ってるのかわからなくて「こんな経験初めてだ」

 遠目でもさすがに鈴木拡樹と和田琢磨は見分けがつくのだが、他のキャストがどれだ誰だかさっぱりわからん・・・あ、中村靖日はさすがに見分けつきました。キャラ立った役だったので。
 なので「うわ、これ、キッツいなあ」と、こういう舞台見るなら周囲の客と同じように双眼鏡必須だなあ、でも、双眼鏡だと全体がわからなくなるのよね、と文句たらたらでしたが、プロ・・・ジェク・・・ション・・・マッピング?

 スクリーンに映し出される映像効果とシンプルだけどけっこう金かかってそうな移動舞台装置の演出はけっこう素晴らしかったので、けっこう話に没入できたのですが、それにしても2.5次元、イケメン俳優勢揃い的な舞台で、顔が見えないってキツかったです。

 そして、サイコパスの世界観をちゃんと調べていなかったのも悪いのですが、鈴木拡樹と和田琢磨は「監視官」で、その他の刑事が「執行官」っていうのも、舞台上でちゃんと説明されていたのですが、そういう身分制度があるってわかったのが中盤で「ああ、知ってる人は、最初からキャリアとノンキャリってことわかってたんですね」と思ったけど、初見でもそれほど置いていかれることは無かったのは良かった。
 ただ、一応、連続殺人事件を解決する話なんだけど、「なぜ遺体をバラバラにしたのか」って真相がちょっと意味不明だったけど、まあ、そこがキモの話でも無いし、カッコいい乱闘アクションシーンが見所だったんだけど、それにしても鬱展開すぎて遠目で見ていても泣きそうになりました。

 そして、この舞台の千秋楽は映画館で中継されるらしいので「それなら、そっち観りゃ良かったじゃん?」と思いましたが、6日は出勤予定なので諦めました。
 物販も混雑していたし、DVDも販売されるらしいし、23公演でのべ3万人くらい集客するわけで、客単価が1万円くらいだとすると、少なく見積もっても3億円の興行収入か(映画館上映分は計算に入れてません)・・・ちょっとした映画と同じくらいだ・・・

 鈴木拡樹がテレビには出ていなくても十分に成功している役者なことがよーくわかった。
 高橋一生を「下積み生活が長かった」呼ばわりされて鴻上尚史がキレていたが、鈴木拡樹が存在するステージって宝塚みたいなもんなんですね。
 そんで、彼はこの舞台が今年3つ目で、次が6月の「西遊記歌劇伝」なんだけど、そっちも抽選にチャレンジしたけど見事爆死しました(笑)

 なので、日本青年館の後ろの方の席で不満タラタラでよかったのかも。
 うっかり、こんな沼にハマったら、金かかってしょーがない(笑)

 改めて「映画って安いし公平な娯楽だなあ」って思いました。映画館って後ろの方から席埋まるしね。


4月25日(木)

 そういや、死にかけていたスマホは「傾けると起動する」をオフにしたらけっこうマシになっていたので騙し騙し使っていたのだが、旅行中は写真も撮れたりしたんだけど、旅行から戻ったらまた「生きてる時よりも死んでる時の方が長い」状態になったので、元号変わったら買い換えようかね?

 って、無くてもあまり困らないのだが、通勤中にツイッターで朝ドラの感想読めなくなってしまったのだが、この間は少し読めたのでまとめて読んでいたら「よっちゃんの扱いが酷くね?」という感想が多かった。
 「んん?そうだった?」と思って、オンデマンドでもう一回見てみたが、「うーん、そう言われるとルッキズムなんだけど、私はあんまし気にならないなあ」と思った。

 この朝ドラって美男美女ばかり出てくるんだけど、(さらに岡田将生とか犬飼貴丈が控えているという)誰も美男美女扱いされてないんだよね。
 あ、松嶋菜々子とか「今日もキレイだね」って褒められたら「知ってる!」と軽く受け流していたけど。

 だから主人公が男子生徒が圧倒的に多い農業高校の貴重な女子生徒で、しかも広瀬すずだっていうのに、特にちやほやされてないし、演劇部初の女子部員が入ったというのに、「わーい、女子だ!」って雰囲気でもないから、「ついで」で入部したよっちゃんが邪険にされてても、それが容姿の格差であるって感じでもなかった。
 まあ、ちゃんと見てみると、よっちゃんは女優って容姿じゃないので「裏方でしょ?」って決めつけられてるんだけど。

 高校の同級生で演劇部の雪次郎(山田裕貴)は子供の頃から主人公の義理姉妹のユミちゃん推しだから、主人公に恋心抱いてる様子は全くないし、吉沢亮もそんなそぶりは全く見せないので、「拗らせているの、義兄の清原翔だけじゃん。あれも、主人公が可愛いからって感じでもないんだけど」って感じの不思議なドラマである・・・・と思っていたら、いきなり登場した番長キャラが、どうやら主人公推しらしく、吉沢亮に対抗心剥き出しだったので、なんだかホっとした(笑)

 そして、その野獣キャラに興味津々なよっちゃんがひたすら可愛い。
 私はよっちゃんを清原翔の嫁にしたい。

 それにしても、やっと吉沢亮の美貌がお茶の間(笑)に投下されたのは喜ばしいことだが、「なんか、イマイチ目立たないな。山田裕貴のほうがジワジワと目立ってないか?」と思っていたら、今日は柄本佑センセーに噛み付いてくれたので「吉沢亮の出番キターーーー!」って小躍りしてました。

 そういや、先週から映画「キングダム」が公開されたのですが、昨日のレディースデーで観に行こうかと思ったのですが「まだ、けっこう混んでそうだから、元号変わってからにすっかな」と先送りしました。
 コナンには当然叶わないにしても、順調にヒットしそうな感じですかね?
 朝ドラと「キングダム」が重なったことで、春の吉沢亮祭りというか「私が勝手に企画した吉沢亮スタンプラリーはどこまで続くのだろう?」ということで、もっとブイブイ行ってほしいんですけどね。

 あ、そうだ、ついでに書くことじゃないけど、マラソンの小出監督の訃報に接して「あー、そっか、意外とお年だったんだな」と思った。

 これも何度か日記に書いているけど、小出監督は私が高校時代にうちの高校の教師だったんですよ。
 授業を担当してもらったことなかったけど、放課後にいつも陸上部員と一緒に走ってる姿は眺めていて、あの当時も「有望な長距離女子を育てている」って認識だったんだけど、まさか、五輪メダリスト量産するとは思ってなかった。

 これは、あの頃、あの高校に在籍していた人にだけわかることだけど、あの頃「小出先生」はなぜか二人いて、だから「マラソン小出」と「モンゴル小出」と呼び分けられていて、私の1年生の時の担任は「モンゴル小出」というか「モンコイ」の方でした。「モンコイ」「マラコイ」って通称だったの。
 なんで「モンゴル」だったかとういと、モンゴル小出先生は学生時代にレスリングの日本代表選手で、遠征でモンゴルに行ったんだけど、「モンゴルのご飯がとても美味しくて、みんな苦労していて」って、ひたすら羊肉な食事に食欲減退する選手が多かった中、小出先生は全然平気だったという武勇伝からだとか。

 マラソン小出先生がいつのまにか有名人になってて、ほんと驚いたけど、高校生の頃、いつも走ってる姿しか見てなかったから、もっと若いのかと勘違いしていたんだけど、自分の親よりも年上だったんですね。
 心よりご冥福をお祈りいたします。
 私が通った高校は「有名な卒業生といえば長嶋茂雄」で、それが長年更新されることはなかったんだけど、卒業生ではないけど、「イチ教師だった頃の小出監督」をぼんやり眺めていた自分としては、小出監督の大出世をたいへん有り難く見守っていました。

 いや、だからずっと「長嶋茂雄だけじゃん」って言ってたので。
 そしたら、最近・・・・比較的最近・・・・藤木直人が出てきたので、それでいいや、って思っていたら、「BUMP OF CHICKEN」ってゆーのが出てきたので、美容師さんに「BUMP OF CHICKENと同じ高校なんです」って言ったら「それは、すごいじゃないですか!」って言われた(笑)
 ああ、そういう感じなの?
 だったら、しばらくは「ヴァンプさんと同じ高校出身で」で行こうかな・・・と思っていたら・・・・ちょwww杉野遥亮が、だから松坂桃李・菅田将暉・中村倫也を抱えるトップコートの売り出し中の若手の杉野遥亮も後輩だったwww


4月21日(日)

 昨日は朝ドラ見終わった後すぐに「旅行で溜まった洗濯しなくちゃ」と動いていたんだけど、今朝は7時目が覚めて「あー、六大学野球でも見に行こうかな」と思っていたんだけど、次に目が覚めたらもう10時で、まだ眠かったので結局昼ごろまでゴロゴロしていた。疲れ溜まっていたみたい。

 ドラマの感想の続き。

●土曜ナイトドラマ「東京独身男子」

 今週が2話だけど、初回でも「わー、昔のトレンディドラマだ」と誰もが思うような作りだったけど、男子目線にしたのが、やや新しいのかね?
 独身貴族モノはけっこうあったと思うけど、「三人でわちゃわちゃする」っていうのって、あったっけ?

 あ・・・「ふぞろいの林檎たち」か!

 男女3対3のフォーマットの元祖があれなのかわからないけど、今でも3対3フォーマットは定番だからなあ。

 でも「三人でわちゃわちゃ」だと、最近だと「東京タラレバ娘」で、たぶんこの「東京独身男子」は「タラレバ娘を男でやってみました」っていう作品なんだろう。
 なので、「月9を男でやってみました」っていう「おっさんずラブ」と志は近いのだが、元ネタが「タラレバ娘」だけに、イラっとするところまで再現しているから好き嫌い分かれそうなドラマです。

 でも、タカハシ信者的には、そういうのどうでもよくて、ただひたすら「タクミイッセイ尊い」わけです。
 この二人は共演すると、「セクシーイケメン枠をあっちが受け持ってくれるだろう」って思うみたいで、自由度が高くなり、けっこう遊ぶんですよ。
 なので、このドラマは「一生さんが主役だから、オレはかなり外してもいいよね?」って感じで外しまくる斎藤工と「タクミさんがいるから、自分はセクシーでもイケメンでもなくていいよね?」って感じで動きが変な高橋一生のコラボをひたすら楽しむものかと。

 その二人の間で、フツーにやってる滝藤賢一が逆に凄いんだけど(笑)

 溜まり場になっている高級マンションの太郎の部屋が、すっごく広くて「バブル期のトレンディドラマでも、こんな広い部屋に住む主人公なかなかいなかったよ」と思ったが、あの部屋のシーンは舞台演出みたいになっていて、なんだか吉本新喜劇みたいだ。

 だから、話としても新鮮味がないし、ラブコメとしても今のところコメディーさ加減が中途半端だと思うけど、けっこう安心して見ていられるのは、演出が「トレンディドラマの基本をきっちり押さえながらも、要所要所で遊びがある」からなのかも。

 演出のタナダユキは資生堂の「スノービューディー」も手がけた人なので注目しているのだが、タカハシをイケメン扱いしないところが好き。どっちかとういと「トンチキ枠」だと思ってますよね?
 そして、タカハシを特に美しく撮ることはしてないのに、桜井ユキちゃんは妖しく美しいので、私と趣味が合うようで見ていてストレスが全く無い。

 脚本も2話で出てきた早乙女太一が「彼女が幸せならそれでいい」って、外見はチャラいのに、相手の気持ちをちゃんと考えている人で、なのに主演の高橋一生を始め、斎藤工も滝藤賢一も自分のことしか考えてない人たちだということが露わになったので、これ、着地点はどこなんだろう?

●「腐女子、うっかりゲイに告る。」

 これも「東京独身男子」と放送時間被るので、オンデマンドで見たのだが、「谷原章介と金子大地のベッドシーンってアリなの?」と衝撃だった。

 BLモノとしては、テレビ東京の「きのう何食べた?」が豪華キャスティングで凄いんだけど、つーか大河ドラマ的には徳川家康、石田三成クラスの主要人物役者がBLやってるだけで震えるんだけど、NHKは谷原章介に「妻も子供もいるのに高校生男子と不倫している」ってやらせるの、すごくない?

 谷原章介の最近の妻子って原田知世と佐藤健だよ?(笑)

 金子大地は「おっさんずラブ」のマロでプチブレイクしたけど、先日やっていた「ひよっこ2」では「憧れの先輩役」で出ていて「やっぱ、この子、フツーにイケメンだよね?」と思ったが、その次がこれって、事務所どこだよアミューズだよ(笑)
 だったらフツーに福山主演の「集団左遷!」に出しておけばいいものを攻めてるな!(褒めてます)

 それにしても、テレ東深夜で西島秀俊・内野聖陽・山本耕史がゲイ役やってくれるだけでも凄いのに、谷原章介まで参戦って、30年くらい前に「そのうち、人気俳優が競ってゲイ役やる時代が来るはず」って確信していたけど、「おっさんずラブ」の大ヒットから何かが変わったみたいだし、どれも企画段階はもっと前かもしれないので、最近のNHKのLGBT推しもあるし、たぶん、私みたいにずっと前から「恋愛モノの要素として、同性愛者は重要だ!」って叫んでいた人はいっぱいいたんでしょうね。

 30年前にねえ、ドラマ制作会社で働いていたので「これからは同性愛モノです!」ってプロデューサーに言ったのですが、おっさんはゲイを理解してなくて、「ニューハーフものは数字出ないんだよ」って言うので、「ちがーう!性転換するんじゃなくて、フツーの外見の男同士!」って説明しても、全然わかってくれなかったんですよ。

 たぶん、ああいう世代はもう引退していて、テレビ局の偉い人が私と同世代になったので「今ってBLが人気なんでしょ?」っていうことになったのかも。
 そういう人たちがちゃんとわかってるのか疑問だが、「売れるコンテンツ」という理解だけだと、今後、たくさんの駄作が生み出される可能性も大きいが、年配腐女子としては・・・つーか、こっちは「やおい」という言葉が生まれる前からの「風と木の詩」リアルタイム世代で「JUNE」愛読者で、中川翔子のお父さんを神と崇めていた世代なのさ。(しょこたん出てきた時はマジ腰抜かしそうになった)

 というわけで、「NHK地上波で、谷原章介と金子大地が濃厚キスシーン????」っていうのは、松坂桃李の「娼年」の時くらいの衝撃だったが、このブームが続くと、「今度は誰と誰がキスしてくれるんだろう?」ってカップリング妄想が進みますわ。


4月20日(土)

 ところで、伊勢も志摩も初めて行ったが、志摩はリアス式具合が岩手みたいだけど気候がもっと温暖だから植生とか違うし、ウニじゃなくて真珠だし、つーか、スペイン村できる前はほんとなーんもなかったんじゃないの?っていう素敵な所でした。
 志摩の山々にはほぼ杉が植わってなかったので、「こういう感じの山は珍しい」と飽きずに眺めていた。

 伊勢はじゃんじゃん杉植わってましたけど、さすが日本有数の観光地だけあって平日なのに、あんなに観光客いて凄いなあと。外国人観光客もそれなりにいたけど、他に比べれば少ない方だったと思う。

 さて、火曜日から木曜日まで社員旅行だったので、ドラマ観てなかったから帰宅してまとめて観てみた。

●朝ドラ「なつぞら」

 今週から、広瀬すずが登場したのだが、予想以上にイケメン圧がすごかった。
 ハイジのペーターとフランダースのネロを合体させたような吉沢亮と、朝ドラ定番の幼馴染っぽい山田裕貴と、「血の繋がらない兄(主人公は養子になったわけじゃないけど)が清原翔って、もはや昼ドラ設定じゃ?」っていう清原翔で大渋滞。(清原翔はメンノンモデル出なので、ポスト坂口健太郎もしくは成田凌的立ち位置。ルックス的にはポスト綾野剛)
 このドラマって、モデルはいるけど、そもそも「北海道の酪農家の下で育つ少女」の話と「アニメーション草創期に活躍した女性」の企画が合体しているらしいので、主人公の家族設定は全くの創作だから、主人公が誰とくっつくのか予想できないんだよね。

 だから現段階では、ハイジとペーターみたいな関係の吉沢亮も有力候補だけど、オープニングで工藤阿須加も思わせぶりに出ていたので、あっちに持っていかれる可能性も高い。

 つーか、今のところ「実兄」ということになってる岡田将生が実は本当の兄じゃ無かったって可能性すらある。だって、岡田将生をただの兄にするのもったいないじゃん(笑)
 というわけで、「100作目の記念作だから気合い入ったキャスティングだなあ」というのは前からわかっていたけど、蓋を開けてみたらイケメン大渋滞を草刈正雄が蹴散らして行ったという・・・

 「なにこの真田丸」と真田丸クラスタが盛大に食いついてます。

 しかし、祖父が草刈正雄、母が松嶋菜々子、父が藤木直人って、どんだけモデル体型家族なんだよって感じですが、長男が清原翔になると「なにこの食卓はwww」と朝からテンション上がって楽しいです。
 脚本は大森さんなので、北海道の牧歌的な光景の中でわりとドギツいセリフが多いのですが、「ひよっこ」とはまた違う雰囲気の会話劇が展開されるので面白い。

 このままずっと北海道篇やっててほしい感じでもあるが、この雰囲気だと後半のアニメ篇も楽しみというか、すでに名作アニメのオマージュをふんだんに散りばめているので、この遊び心をずっと楽しんでいたい。歴代朝ドラヒロインが小さい役で出てくるのも超豪華。

 そして、視聴率もいいので変な叩き記事を目にすることがないのも良い(笑)

 いや、「いだてん」などの叩き記事も「おめーら、ちゃんと観てねーだろー、バーカ、バーカ」と闘争心が湧くので、あれはあれで嫌いではないのだが(笑)

●月9「ラジエーションハウス」

 医療モノ好きじゃないんだけど、窪田正孝主演なので一応チェックしているが、放射線技師が主人公なのは目新しい。(ほんとは技師じゃないようだが)
 「HERO」みたいな雰囲気なんだけど、丸山智己がいるせいか、この間の「ドロケー」を思い出すな。
 ドロケーも警察モノだけど、殺人事件じゃなくて窃盗犯を題材にしたのが目新しかったし、かなり楽しかった。

 残念ながら、窪田くんのキャラや、相手役の本田翼のキャラがイマイチ好みじゃないんだけど、丸山智己とハマケンは安定の出来だし、イメージとちょっと違う役の広瀬アリスと山口紗弥加も気になるし、なんといっても和久井映見が医院長って斬新すぎる。

 そして、放射線技師チームに矢野聖人が混じっているので、民王ファンとしてはそこが一番の注目ポイントである。
 今のところ「毎週欠かさず観なきゃ」ってほどでもないけど、「これは無理」ってほどでもない感じ。

●火9「パーフェクトワールド」

 この関テレ枠は、好き嫌いがはっきり出るような実験作が多いのだが、松坂桃李が車椅子で相手役が山本美月の恋愛モノ?って、王道難病モノ映画みたいなキャスティングなんですけど・・・

 と思っていたら、さすがわ「僕らは奇跡でできている」で高橋一生が明らかに発達障害なのに、障害者ドラマにギリギリしなかった枠だけあって、障害者モノをやるからには初回から下半身麻痺の松坂桃李に失禁させるとは・・・

 出だしは「いくら車椅子だからって、松坂桃李だから全然オッケーでしょ」って感じだったのだが、下半身麻痺してるからちょっと油断すると褥瘡できるし、おしっこ漏らすけど、顔は松坂桃李です、っていうのをどう受け止めようか?
 私は、あまり山本美月好きじゃないんだけど、このドラマの「あまり目立たない平凡な女の子のまま30歳になってしまった」って感じはいいね。
 そして、松坂桃李の車椅子捌きもけっこう意図的に細かいし、車椅子監修(?)はかなり丁寧にやってるみたいなのでパラリンピック直前のドラマとしては教育的な意味も含めてけっこう期待できる。

 車椅子モノだと、キムタクと常盤貴子の「ビューティフル・ライフ」を思い出すけど、似てるようで車椅子主人公の設定とか全然違うし、だからといってトヨエツと常盤貴子の「愛してると言ってくれ」とも違うし、バリアフリーの時代の車椅子モノっていうところが少しだけ新鮮なのかも。

 ただ、これは余計な一言だが、ドラマにしてもドキュメンタリーにしても、テレビに出てくる障害者って「障害があっても素晴らしい能力を発揮してます」って人ばかりなので、もちろん現実はそうじゃないとは思っていたが、実際に障害者雇用などで接すると、彼らはフツーにバカで、フツーに性格が悪かったりして、健常者と同じくらい扱いにくかったりするし、最大の問題は「顔が松坂桃李や豊川悦司ではない」ということで、イケメン俳優に障害者役やらせることはメリットも大きいが、そういうデメリットというか「障害者って素晴らしい」みたいな期待を抱かせてしまうこともあるんだよなあ。とか思うわけで、広告塔と現実の狭間で・・・・っていうのは、障害者のことだけではないんだけど・・・・まあ、映画では「かなり性格悪い障害者モノ」っていうのもジャンル化できるくらいあるんだけどね。

●火10「わたし、定時で帰ります」

 吉高由里子があまり好きではないこともあって、このドラマの予告編観てても「これの何が面白いの?」という感じで全く食指が動かなかったのだが、ついでって感じで見てみたら「派遣占い師アタル」とほとんど同じ話だったので「同じテーマを違う設定でやってる」という楽しさがあった。

 それほどクラシック音楽好きでもないけど、クラシック音楽の楽しみ方の一つとして、指揮者や奏者の違いというのがあるけど、そういう意味で意外に楽しめた初回だった。

 そもそも、そのルックス的に「デキる女」代表みたいなシシド・カフカねーさんを「皆勤賞だけが売りの小心者の弱い女性」にしたのが凄い。
 で、主人公の吉高由里子の造形が実に平凡で、特にデキるわけでも、ワガママ自由奔放なわけでもなく、フツーのことをフツーにこなして、他人に積極的に介入するわけでもなく、ものすごく地味な設定だった。

 相手役が向井理だったので、極度なつんつんエリートを想定していたのだが、そこも意外と地味だったし、「こいつがラスボスか?」なユースケ・サンタマリアも、それほど悪そうではなかった。

 これだけのキャスト揃えて、全体的にえらく地味って逆に凄いと思うので、変な意味で続きが楽しみだが、主人公の元カレが向井理で、今カレが中丸雄一って・・・・ちょっと中丸雄一が弱くないか?
 演技が下手なのか、そういう役作りなのかわからないけど、中丸雄一がかなり浮いてる感じだったのが残念ポイントだけど、向井理がガンガン推してきたら、あの中丸雄一のキャラ設定が生きるのかしれないので保留。

●金10「インハンド」

 これ、先週始まったから観ていたんだけど「あー、また無表情な山Pかあ」ってがっかりしていた。

 私は「コードブルー」が苦手だったので、クールな役の山Pがねえ?
 いや、顔だけだったら、たぶん、今のジャニーズで一番顔が好きなのが山Pなんだけど。

 で、一応、今週の第二話も見てみたら、自分が初回ちゃんと見てなかったことに気がついた。
 これ、医療モノだけど、山Pは医者じゃなくて、いや医学者なのかもしれないけど、寄生虫が専門の博士なんですね。だから、ジャンルとしては「ガリレオ」なんだけど、ガリレオが物理学の天才なら、「インハンド」は生物学の天才というか、どっちかというと「カマキリ先生」ではないか!

 今回もマダニ集めるは、蝶を義手で華麗に操るは、イグアナ抱くは・・・・・・って好き(笑)

 そして山Pの飼い犬が超かわいくて、それだけでも見る価値がある。

 さらに設定が「新薬の特許で大儲けしたので、金では動かない」んだけど、「日本で初めて感染が確認された感染症」には興味津々で、顕微鏡でその病原体眺めて「やっと会えた」とか、助手の濱田岳はプンプンしてるけど、あたし、山P博士の助手になってマダニ採取したいです!

 このドラマ、漫画が原作らしいけど、あの主人公のキャラ設定を「義手」にしたのって素晴らしいね。
 それなくてもイケる設定だと思うんだけど、「コブラ」がヒントになってるのだろうか?
 ドラマとしても、ビジュアル的に大変面白く、あれがなかったら、ただの「ガリレオ」の焼き直しだっただろうけど、あの義手の動きで一歩抜きん出た感がある。

 話が飛ぶが、この間、乙武さんが義足に挑戦しているのをテレビで見て「義足って、まだこのレベルなのか」とちょっとがっかりした。
 ロボットのアシモなどが二足歩行しているんだから、乙武がああいうロボット技術で二足歩行してもいいのでは?って。

 なので、このドラマの山Pの義手に「近い将来こういうの出来たらいいなあ。いや、いつかきっと出来るんでしょうよ」とワクワクしてしまうのであった。

●NHK金10「ミストレス」

 ここんとこ、ずっと金10が被るので嬉しい悲鳴を上げているが、今クールは「どっちも別に?」って思っていたら、カマキリ先生な山Pが浮上してきたので「こっちリアルタイムかな」と思っていたのだが、こっちもヤバいぞ?

 ヤバいポイントその1は、「杉野遥亮が長谷川京子と絡みそうだぞ?」

 杉野遥亮は菅田将暉の事務所の後輩なので注目していたけど、今まで見た作品の中ではそれほど重要な役では無かったし、それほど目立つ顔でも無かったので「どう展開していくのだろう?」と気にしてます。
 だって、松坂桃李、菅田将暉に続いて中村倫也までブレイクさせたトップコートの売り出し中の新人ですから、「お手並み拝見」って感じだ。(謎の上から目線)

 ちょうど花王の洗剤のCMが謎のイケメン渋滞キャスティングで、松坂桃李・菅田将暉・間宮祥太朗・賀来賢人を揃えたので「すげえことするな」とキャッキャ喜んでいたのですが(私の賀来賢人が出てるCMが急に増えたのは「今日から俺は」効果なんだろうか?)そこに、こっそり格下の杉野遥亮が押し込まれているのも「なかなかやるな」
 って、今ユーチューブでまた花王のCM観てみたら、すでに600万回再生していた。すげえ・・・

 で、この「ミストレス」で杉野遥亮の役は長谷川京子演じる美人医師が父の自殺に手を貸した疑いを持ち(致死量のモルヒネを処方)、そして彼女が父の愛人だったのでは?ということで付きまとうのだが、これは今後そういうことになるのでしょう。
 BBCドラマが原作らしいが、元ネタ知らないのでどうなるかわからないけど、けっこうぶっ飛んだ大人の恋愛ドラマみたいなので「葛藤を抱える青年」として、杉野遥亮も丁寧に撮影されていたから、頑張れー。

 ヤバいポイントその2。「細田善彦の役もなんか来そうだぞ?」

 私は細田善彦が大好きなので、ちゃんと有効利用されないと機嫌が悪くなるのですが、このドラマの細田善彦はなんか期待できる。化粧品会社でバリバリ働く同僚女性に気圧されているんだけど、彼女は夫との性生活で悩んでおり、夫を挑発しようとセクシー下着姿の写真を夫に送ったつもりが、間違って細田善彦に送ってしまうって設定に大爆笑した。
 今のところ、ちょっと鈍臭い感じの役だったけど、そこに細田善彦を配置したってことは、なんかあるんでしょうね、無いとまた不機嫌になりますよ、私は。

 それにしても、このドラマ、NHKじゃなくて民放でやるべきだったのでは?フジの木10あたりで?


4月19日(金)

 あ、また日記サボっていたけど、今週は恒例の社員旅行に行ってました。

 それが伊勢志摩コースだったんだけど、事前に「うちらが伊勢神宮行く日に天皇陛下も来ちゃうってよ」っていうのがわかって「規制入るかもしれないからスケジュール通りに行かないかも」ってことだったのですが、「だったら、伊勢神宮参拝よりも、天皇参拝したほうがよくね?」ということになり、前日から情報収集して「4時くらいに駅について、それから内宮入りするらしい」ということで、こっちは昼頃に内宮に着いたんだけど、「内宮参拝してからこの辺で天皇陛下参拝しよう」ということになった。

●やってみた「生・天皇陛下を見てみよう!」

 あいにくの雨模様で、内宮参拝し終わった頃に土砂降りになり、私と10歳年上のオジサマ(嘱託社員)と1歳年下のオジサン社員の3人で行動していたのだが、しばらく内宮内の休憩所で雨宿りしていた。
 ずっと雑談していたのだが、「小学校時代の思い出」とかで「学級委員って、いろいろあったよね、保健委員とかwww」なんて話でなんか盛り上がっていた。
 あと、昔好きだった大河ドラマの話とか。

 そして、やっと雨が小止みになったので、参道の土産物街で食事して2時の再集合時間に全員で集まって「4時に再集合して、内宮入り口で場所取りしましょう」ということになったのだが、3時前に内宮前に行ってみたら、すでに場所取りが始まっていて「ここは無理だ」ということになった。

 「だとしたら、沿道に陣取ったほうがいいのでは?」ということになり、その頃になったら警察の姿も増えてきたので「どこかいい場所ありますかね?」と聞いてみたら「沿道に警察が作るブースがあり、その前だと御料車はスピード落として通ります」とのこと。

 さっそく行ってみると、同じように内宮前に向かった人々が、沿道に誘導されているらしく、内宮から200メートルくらいの地点で最前列がとれるブースに陣取れた。
 ブースって要するに「警察が仕切るロープ内」というか、3時半くらいでは50メートル間隔くらいだったが、「これは最終的には点が線になるな」って感じだった。

 各ブースには「DJポリス予備軍」というか、ハンドマイク持ってマナーを指示する若い警察官が配備されていて、「ああ、さっき集団で歩いていた私服警察官はこいつらだったのか」ってわかった。
 私服というか「普段着カジュアル」なんだけど、腕章と帽子で警察官だとわかるので「なんで私服?」と一瞬思ったのだが、「ブース担当だったのか」とわかったので、私は「沿道警備の手法」を理解した。

 (また、「私ってもしかして頭いい?」って話になってしまうが、会社の同僚たちが「ああ、なるほど」と理解したのは、彼らが腕章と帽子をとって群衆に紛れた時だったので、「だから、そのための私服なんだ、と1時間も前から言ってたじゃん」って思ったんだけどさ)

 私らが陣取った場所のブース担当警察官は愛知県警からの応援で「ぼく、伊勢に来るの初めてなんですよー」って九州出身なのになんで愛知県警なんだろう?と思ったが、それを質問する暇は無かった。
 明るい雰囲気で場を盛り上げていたが、複数のブースを見回る先輩からは「もっと明るく楽しそうに!」って厳しい指示が飛んでいた。

 また雨足が強くなる中「ここで1時間以上も立ちっぱなしかよ」とげんなりしたけど、それ以上に「この若い警察官のトークで1時間持つのか?」ってことが心配だった。

 ただ、その警察官は笑いとるだけではなく、大事なことも話してくれて「まず最初に3って数字を掲げた車両が来るが、それが3分前の合図です」

 ほー、そうなってるんだ、と感心して聞いていたら「次に1が来ます。それが1分前」

 え?先生!2は無いですか?ってツッコんだら「そこまで刻みません」

 へー、そうなんだ。って聞いていたら「次にCというのが来て、それが30秒前です」って、そこは刻むのかい!つーか、Cって何の略なの???
 (質問したかったが、その頃には続々と人が詰め掛けていたので、新参者に「押さない、走らない」などの基本ルールを説明するのに忙しそうだったので、質問する暇が無かった)

 そうこうするうちに5時になって、それまで車道にはフツーにバスや車が通っていたが、いよいよ車道を通る車もいなくなり、イヤホンで指示されてる警察官も腕章外し始めたので「そろそろ、来るぞ」と身構えていたら、「A」って貼ってある車が来たので、「え?・・・・Aって聞いてねーし」と警察官に詰問したら、「あ・・・Aは20分?・・・・くらい前です」

 そしたら、しばらくして、今度は「B」っていうのが来て、「Bは何分前なんですか?」って詰問したら「Bは・・・Aの次で、その次が3です。3の次が1で、その次がC」
 Cの謎が解けた。
 A B C と、1と3が何かのルールで流れているらしい。(ABCが警察車両で、1と3は宮内庁とか?)

 そして、その行列の最後にZっていうのが来て、それが前を通るまでその場を動くなという指示もあった。

 Bが通り過ぎてから、3が来るまでがけっこう長かったんだけど、手前の方の群衆の雰囲気から「来たぞ!」って感じはあって、「おお!3が本当に来た!」ってあたりで、かなり漲っていたのだが、白バイやサイドカーなども通るので、今か今かと待ち構えていたら、視界に「かなり立派な車」が目に入り、それが通過する瞬間、車内の照明に照らされて白く浮かび上がった、この世の物とは思えないような何か・・・・いや、手前が美智子皇后で、後ろにいるのが天皇陛下だった。

 私らが陣取ったエリアは道路の片側だけにブースがあったので、両陛下はそっちに集中してくれていたのです。

 いやあ、自分はそれほど天皇陛下万歳って感じでもなく「せっかくだから観てみよう」程度だったんですが、あの至近距離・・・・2車線目を通ったんですが、あれって、嵐のドーム公演だったら最前列よりも近かったでしょうよ。
 だからドーム公演というよりも、ライブハウス的な近さでした。

 なので、通過した瞬間、恥ずかしながらちょっと泣きそうになった。

 だから、それほど天皇陛下を推しているわけでもないが、「あんだけテレビで散々観ていたスーパーアイドル」が目の前を通過していったら、こんなにアガるんだって感じで。
 いやあ、やっぱ、ファンサ大事だなあ。

 平成天皇の退位が近づいていて、テレビでも「両陛下の被災地訪問」の様子などが再編集されているけど、「握手会」みたいな感じってAKBより先だったよね。

 というわけで、なんか偶然的に「平成最大のアイドル」を間近で拝見できて大満足でした。

 今月は「笑点」を三列目で観覧したり、天皇陛下は最前列だったり、なんか盛りだくさんだな(笑)

 実は、5月には、知人が「友人と抽選でダブちゃったから、誰か引き受けてくれる人いない?」って、堂本剛のライブも見に行く予定なんだが「笑点」「天皇」「ジャニーズ」って、なんか死期が迫ってきてるのか?(笑)


4月11日(木)

●死語の世界へようこそ

 職場でなんでそんな話になったのかわからないけど、私と同世代のTK部長が、30代前半のエビワカちゃんに「青春時代の苦い思い出」を滔々と語っていて、それが「幼馴染が山海塾っていうわけわからない劇団に入ってしまい、それを見に行ったんだけど、全く理解不能だった」という話で、一生懸命「山海塾というものがどんなだったか」って説明してるんだけど、そんなもん全く知らないエビワカちゃんは「やだ、怖い。なんで、そんなのやってるんですか?」

 私もその雑談に巻き込まれたので「えーと、あの頃はそういうアングラが流行ってて」と言ったのだが、「アングラってなんですか?」って、えー?アングラが通じないの?

 そして「なんでそんな怖いのが人気だったんんですか?」って言われても返事に困っていたら「バブルだったからですか?」って、えーと、それは違うと思う。

 そういうのを若い人に説明するのほんと難しいよね。
 近いのが「サブカル」だけど、そういう方面に全く興味の無い人にはサブカルって言葉も意味不明だろう。

 ファションでも、私が20歳くらいの時には「コンサバ系」と「モード系」って区分けがあり、常に「王道」と「それ以外」っていう意識があったんだけど、20年くらい前にすでに「もう、そういう区分け無くなってきたなあ」と感じていた。
 まあ、最近だとゴスロリだとか、それなりに逃げ場はあるんだろうけど、今の高校生でスクールカーストから外れてしまった子たちは、何やってるんでしょうかね?

 きっと、それなりになんかあるんだろうし、SNSがある時代は私には想像もつかない「アングラ集団の溜まり場」があるのかもしれない。
 それにしても、北関東出身で、専門学校卒で20歳で就職してすぐに結婚出産したエビワカちゃんはやや特殊だろうから、試しに今年入社したばかりの大卒の社員に「アングラって言葉わかる?」って聞いてみたら「初めて聞いた言葉です」って言われた(笑)

 私が「アングラ通じねー」って苦笑していたら、40代のM嬢が「私もそのジャンルに誰が当てはまるかわかってるわかではないんだけど」と勝手に言い訳しはじめたので「ジャンルじゃないんだよ。ジャンル的には、もっと上のそれこそ団塊の世代の言葉なんだろうけど、私はそれを便利に使っていただけだ」

 そう、少し昔だったら小室ファミリーとか、今だったエグザイルの話題になった時に「私はそういうのには疎いのですみません」って言うのに「あー、わたしアングラ系が趣味なんで」って言っておけば「ああ、なるほど」って納得してもらえたんだけど、って話である。
 まあ、今だと「私、オタクなんで」って言っておけばいいので、別にいいんだけどさ。

●映画「美人が婚活してみたら」

 なんか、ジャンジャン映画見てるな(笑)
 これも、それほど見たいわけでもなかったが、今日は休みだったのと「去年、ダニエル・デイ・ルイスの映画見る時に年間会員になっておいたのが、まだ有効だから1000円で見られる」とわかったので、暇つぶしに行ってみました。

 「勝手にふるえてろ」が単館でヒットしていたのは知っていたけど、まだ観てないので、その監督である大九明子作品だということで「どうなんじゃろか?」って好奇心があった。
 そして、ネットの感想だと、けっこう賛否両論だったので「この規模の映画で賛否両論ってことは、もしかして、けっこう面白いのかも」と、ちょっと期待していた。

 ガツンとインパクトのある作品じゃなかったけど、この監督、背景?っていうか、ロケシーンの後ろの作り方がすごく上手いんですね。
 なにげない、どこにでもあるような公園のシーンとか、下町の繁華街を歩くシーンなどが、すごく自然なんだけど、どことなく作為めいてる雰囲気が好きでした。
 冒頭の公園シーンとか、主人公が犬にポップコーン投げても、柴犬は警戒心が強いからそれを食べようとしないんだけど、ハトにポップコーン投げたらワラワラとハトが大軍でやってくるって、見終わってみると、この映画のテーマの序曲で「美人(ポップコーン)が婚活市場に放たれたら、そりゃワラワワ寄ってくるけど、それが望みだったんですか?」って。

 けっこう痛い話で、美人だったから20代の頃は彼氏切らさなかったんだけど、美人ゆえにフツーの男には警戒されてて、寄ってくるのは美人チャレンジしてくる既婚者ばかりだったので不倫経験だけが豊富になり、30代になったら、そういうチャレンジしてくるオッサンがいなくなったので(結婚適齢期だから射程外になる)、「あれ?私、なんだか仕事しかしてない?」って気がついて、急に「結婚してやる!婚活だ!」って主人公に1ミリも共感できないけど、この主人公のいいところは、「自分では特に美人だとは思ってない」ってところ。

 そこを「売り」として玉の輿ゲットとか、そういう発想が全くなくて、というか無さすぎるので、婚活サイトで美人に群がる男性と端から面会してみたが「こんな美人がいるなんて嘘だ、サクラだ」と言われて「えー、私真面目に婚活してるのに」とヘコんでいて、ザマーミロ(笑)

 大学生の頃、こういう感じの先輩がいたなあ。
 ビジュアルが、ふわっとした女の子って感じなので、本人曰く「男子のニーズにマッチするみたいで、けっこう言い寄られるんだけど、ちょっとデートすると、思ってたのと違ったって言われるんだよね。何をどう思ってたんだ?」と居酒屋でジョッキ煽りながら愚痴られたので「あー、そもそも、そのビジュアルだとお酒なんか飲まない・・・飲めないのを期待させちゃうんですかねえ?」

 「外見で判断するな」は正論だけど、外見大事ですからねえ。

 そしてこの映画の恐ろしいところは、一流企業に勤務している、私服はちょっとアレだがスーツ姿はけっこうまあまあな、でも女慣れしてないっていう中村倫也が降臨してくるのです。
 ブレイクしちゃったので最近は「クールなイケメン役」が多くなっていたので、久々に「なんかちょっとダメな中村倫也」を見た。
 そしてこういうテクニカルな役が得意な中村倫也は「いい人なんだろうけどなあ?」って匙加減絶妙だった。

 そのあたり、原作なのか脚本なのかわからないけど「今をときめく中村倫也なんだけど、なんかダメ」って描写が素晴らしかった。

 そして、主人公が「ああ、こういう人と結婚できたらいいのかもしれないなあ」と思い始めた所で、ジャジャジャーンと「こんな田中圭見たことない!!」くらい完璧なモテ男というかクズ野郎な田中圭が出てきて「なにこの、極上の乙女ゲーみたいなの」と爆笑しました。

 田中圭も、最近は「ダメ系」が多かったというか、田中圭が完璧なモテ男やったのを私は見たことがないのだが、ここまで「絶対ダメ」な田中圭ってすごい。
 登場した瞬間に「ダメ、ぜったいダメ」とアラート鳴りまくりました。
 もはや、シャブ。
 違法ドラッグだとわかっているのに、それに抗えないの、すっげーわかる。

 その田中圭が、あの顔で「オレのこと、好きになっちゃった?」とか言うから、頭の中で盛大に首締めましたわよ(笑)。なにその、反則技、野球だったら頭部危険球で一発退場だろ。

 で、その田中圭と、うっかり寝ちゃって「あれ?私、婚活してたつもりだけど、もしかしてセックスしたいだけだったの?」っていう美人主人公には100回くらい死んでほしいですが、「いや、そういうんじゃなくて、だから結婚したいんだから」って荒れた精神状態で、今後は中村倫也とベッドインしようとするんですよ。

 気持ちはよーくわかるのですが、「中村倫也をこんなキープくん扱いとは』でまた笑った。

 ネットの感想検索していたら「中村倫也は何がダメだったの?」っていうのが散見できたんだけど、勝手にテンパって中村倫也をホテルに誘ってしまった主人公の「きもち」を全く理解してなくて、彼女がシャワー浴びてる間に「パンツ履いてたほうがいいのかな、脱いでいたほうがいいのかな」っていう中村倫也の「いい人なんだけど、なんかダメ」って描写は秀逸だった。

 そして「結婚を前提にして付き合ってください」って、そうじゃねーよ。
 「なんか様子が変だけど、どうしたの?」でしょ。
 「半分、青い。」のマーくんだったら絶対にそう言ったのに!

 この映画、主人公の友人役である臼田あさ美もそうだったんだけど、中村倫也と田中圭のキャラ設定をきちんとやってなくて、あくまでも主人公から見た周囲の人々なんですよね。
 だから、中村倫也と田中圭のキャラの薄っぺらさは、それを見ている主人公の薄っぺらさを表現しているようだった。

 イケてない中村倫也は「こんな美人とデートできて幸せです」ってことばかり全面に押し出すし、イケてる田中圭は医師限定婚活パーティーで(この映画の最大の見所かもしれなかった。すごい身も蓋もない人身売買現場状態)「君がなんか他の子と雰囲気違ってたから」(っていうセリフではなかったが)って外に連れ出して、「ボクは別に女にガツガツしてないよ」という余裕をかましまくって、向こうからガッツいてくるのを待ってる素ぶりも見せない釣り名人だし。
 事後に「明日も早いからもう帰るね」って服着て、「またいつでも連絡して?」って100万回死んでほしい。

 そして、中村倫也と田中圭が入れ替わったバージョンもやってほしい(笑)
 ついでに、斎藤工と高橋一生バージョンも見たい。


4月10日(水)

●映画「ダンボ」

 ディズニー映画はあまり趣味じゃないことが多いのだが、これはさすがに象マニアとしては外せないし、ティム・バートン監督だし、レディースデイ割引で見に行ってきました。

 結論として、私はどうやら勘違いしていたらしい。

 ブタが牧羊犬やる「ベイブ」とかシマウマが競走馬になる・・・えーと題名は自分の中では「走れ!シマウマくん」とか、そういうの期待して見に行ったのですが、この「ダンボ」のリメイク版は、動物が喋らないのです。

 しかも、導入部でネズミが出てきたから「お、これがティモシーくん?」と期待していたのに、結局、ただのネズミだった・・・

 まあでも、予告編でわかっていたけど、ダンボのビジュアルは超かわええし、そのダンボが宙を舞うだけで感激したので、それでいいんですけど、それだけだったかな?

 しょぼいサーカスがダンボの活躍でブレイクして、大手テーマパークに吸収されるんだけど、そのテーマパークがどう見てもディズニーランドなのに、そこの親分が悪役って、ディズニー映画なのにディズニーをディスっているという部分はそれなりに楽しかったが、ティム・バートンなんだから、もっとはっちゃけても良かったのでは?

 あと、サーカスの芸人たちが、持ち芸を生かしてダンボを救出するラストは最初から予想していたんだけど、怪力男と半魚女以外がどういう芸人かよくわからないままに、持ち芸を生かす展開になっていたので「そこは、ちゃんと伏線提示しておかないと」って思いました。パディントンを見習いましょう。

 そういや、旧作だとダンボが飛べるようになるのは酔っ払っていたからだったが、今作は酔っ払い描写がないまま、ピンクの象だけが登場していた。
 私が大学生の頃、誰かが「ダンボが飛べるようになる黒い羽を渡したのはネズミのティモシーくんだが、あれはティモシー・リアリーがモデルで、だから黒い羽はLSDのメタファーである。だからダンボが翔んだのは、クスリでぶっ飛んだということだ」と言っていて「おー、たしかにそうだ!」って盛り上がったんだけど、21世紀のダンボにはそういうドラッグ文化の影も形も無かったと日記には書いておこう。

4月9日(火)

●「笑点」の収録に参加してみた

 うちのママンが「そういや、笑点の収録って行ったことなかったな」と思ったらしく、応募2回目で当選したのだが、収録日がパパンのサークル活動と重なったため、前日になって「暇だったら行く?」と電話してきた。

 少し前に同僚に「自分でチケット取る気さらさらないけど、もし、チケット余ってるから行かないって言われたらノリノリで行くよね。星野源のライブ」って雑談で話したら、同僚も「たしかにー」とウケてくれたけど、「笑点」もちょっとそんな感じ。

 私が軽く後悔しているのは「なんで、笑っていいともに行かなかったんだろう」ということで、あんな毎日やってたの、ちょっと行く気になれば参加できたんだろうけど、自分でアクション起こさなかったし、誘ってくれる友人もいなかったので結局一度も参加せずに終わってしまった。

 いや別に「笑っていいとも」にしても「笑点」にしても、星野源のライブにしても、それほど行きたいわけでもないんだけど、誰かが誘ってくれたらホイホイと行くのになあ、って思っていたら、そういう機会があったのでホイホイ行ってきました。

 12時半開場ということで、ママンは「12時集合で」と言っていたが、ネットで調べると11時に並んでもけっこう後ろの方らしくて、前の方に座りたい人たちというか、早い人は始発で並んでいるらしい。(当選しても席は自由席)

 なので、少し早めに出るつもりで支度していたら、ママンから電話が入り「昨日、ネットで調べたら、早い人は朝6時くらいから並んでるらしいから、私も支度が整ったのでこれから出発するから」
 あー、やっぱしそうなったか(笑)

 で、私も急いで支度して、11時ちょっとに着いたのだが、ママンも結局、11時くらいに到着したらしく、整理券番号は300番代だった。
 1500人くらい入るらしいので、けっこう早い方だったのだが、本気で前の方の席狙うのなら10時台に着いた方がいいようだ。

 そして、会場入りして・・・・
 これは募集要項にも書いているし、「笑点」を観覧した人たちのブログなどでも書いてあるが、会場の後楽園ホールは建物の5階で、入場時には階段を使うのでけっこうヒーヒー言いながら階段を上がることになる。(もちろんエレベータはあるので、本当に体が不自由な人には配慮があるはずだが)

 その階段の壁には「格闘技イベントで行列を作った客がびっしり書いた落書き」があり、あまり美しい光景じゃないので、あの階段を上るのはちょっとキツかったけど、新宿リキッドルームって何階だったっけ?7階くらいだったと思うが、あれよりはちょっとマシだった。
 72歳のママンはけっこうキツそうだったけど。

 そして初めて入ったけど、後楽園ホールってボクシングとかプロレスの聖地だけど、意外と細長い会場で、キャパとしては「地方の市民会館」って感じで、「画面で見るよりも、けっこう広い客席なんだなあ」と思った。
 って最近はあんま笑点観てなかったし、あの番組はあまり客席映さないんじゃなかったっけ?

 なぜなら、2回分収録するから。

 そんで、私たちが会場に入った時には、上段の中央はほぼ埋まっていて、上段の端に座っていたら、「前方も、お一人ならまだ空いてますよ?」とアナウンスされていた。
 私は「このくらい後ろの席でいーよ」と言っていたのだが、なぜか急にガツガツしはじめたママンは「じゃあ、少しでも前の方に」と突撃していったので「いってらっしゃーい」と見送ったら「前方アリーナ席に空席が二つ並んでいた」ということで、前から3列目のチーフ・ディレクターのモニターの目の前に移動。

 前説で「ディレクターが手をブンブン振ったら盛大な拍手」っていうのを練習させられたが、「へえ?」って思ったのは、こういう人気番組の客筋はすごく良くて、演出部から「はーい、ここは拍手です」って指示されなくても自然と拍手が沸き起こるので、大事なのは「演出部が手を降ろしたタイミングで拍手をやめる」ってことなんですね。

 そんで「笑点」の「大喜利」って、けっこうカットされてるとは思っていたけど、ほんとそうだった。
 倍は回してました。
 ただ、やってる方も慣れているので「ここは使われないな」ってわかってるところで笑いとってたりしてたので、そういうあたりも「プロのお仕事」でした。
 終わったら、きっちり2時間で二本分の収録していたので「ほんとプロだな」と。

 だいたい、皆さん、頭の中で「放送できる収録分は達成したな」ってわかってるんですよね。(ディレクターさんはずっとメモとっていたので、きちんと測ってるんだろうけど)
 放送できないようなグダグダ時間があっても、それはそれでグダグダで流して、また放送できそうな流れになったらチャチャっとって感じ。

 観ているこっちも、けっこう高齢者だから、集中力切れてくるんだけど、小遊三とか年配出演者が電池切れてきてるのもよーくわかって、昇太にカツ入れられるんだけど、昇太だって私からすればけっこうな「お兄さん」なんだよな。

 とういわけで、前列の方で有名噺家さんたちの華麗なるフリートークを浴びることができて大変満足したし、最後にアンジャッシュのコントまで満喫。
 アンジャッシュだって、自分でわざわざ観に行くことないけど、無料の収録観覧でアンジャッシュなんて「わー、佐々木希の旦那と大島だ!!!」ってテンション上がりましたよ。児島なんて去年は高橋一生のドラマに出ていたので余計に愛着湧いていたし(笑)

 ママンも、「お父さんはサークル活動休んでまで来るようなもんでもないし、話のタネ程度だし」と事前に言っていたんだけど、観てみたら「これは面白い」とわかったみたいで「また応募してみて、今度はお父さん連れて行ってあげる」と張り切ってました。

 もし、この日記を読んでいる方で、足腰がまだ丈夫な老親がいらっしゃる方は、そんなに倍率高くないようなので(うちのママンは2回目で当選したが、ママンの友人は一発当選したらしい)、老親を連れていってあげるとすごく喜ぶと思います。
 いや、私もずっとドッカンドッカン笑っぱなしだったし。

 昇太の独身ネタが執拗に繰り返されるとか、三平が滑舌悪いので盛大に噛むとほんと悔しそうにしているけど、また盛大に噛んでネタなのか本気なのかわからないけど、かなりヘコんでる様子とか、テレビには映らないかもしれない(カットされるか、一瞬しか放送されない)ようなところがかなり面白かったです。

 ただ、いい席をとるためには2時間くらい並ばないといけないので、暑い時期と寒い時期はキツそうでした。

●映画「麻雀放浪記2020」

 ほんとは土曜日はこれ観に行くつもりだったんだけど、「座席空いてるかしら?」と調べていたら「公開直後の週末だから舞台挨拶あるんだ・・・って、なんでまだ空席あるの?」って思ったら、ベッキーや竹中直人の名前はあるのに主演の斎藤工の名前が無かったから?
 いや、斎藤工が来ないわけないだろう。
 出演予定者に名前載せてないだけでサプライズで絶対に来るだろう、と思ったのですが「私は生斎藤工が観たいのか?」と自問自答しつつ「どーしよー」と悩んでいたら「笑点行かない?」って誘われたので、そっち行ったのですが、果たしてあの舞台挨拶に斎藤工は来ていたのだろうか?

 それはいいとして、日曜日に見に行ったのですが「上映館少ないのに、客入ってねーな」とガッカリした。
 ピエール瀧出演作だったので、テレビなどで番宣できなかったけど、瀧が出てても公開強行したことがニュースになっていたので、それなりに宣伝になっていたのかと思っていたので。

 瀧の件がなければ、この映画は「また斎藤工が変なことを・・・・まあ、暇だったら行ってみるか」程度だったんですけど、瀧が逮捕されても公開中止にしなかったので「それは絶対に清き一票を投じに行かなくては!」と意気込んで、私は公開した週末に行ったのになあ。
 いや、秋に公開予定のタカハシ主演の「ロマンス・ドール」にも瀧が出ているため、そっちの関係者も「麻雀放浪記」の動向を注目していると思うので。同じような、ややマイナー映画だから。

 それにしても斎藤工主演映画なんて観るの初めてだと思うが、高橋一生ファンとしては、斎藤工はなんとなく「高橋一生の付属品」として認識しているので。来週からまたタクミイッセイのドラマ始まるし。

 で、この映画は「孤狼の血」の白石監督だし、斎藤工主演だし、そこそこメジャー布陣なんだけど、よくよく考えてみたら、お花見のこの時期に映画館に行くような人は少ないんですよね。そりゃ春休みだからドラえもんはフツーにヒットしてるけど。
 で、私ですら「麻雀放浪記」の原作読んだこともなければ、和田誠監督映画もちゃんと観た記憶ないわけで、その1984年の映画「麻雀放浪記」はけっこう有名だけどしょせん、興行収入5億円くらいの「思っていたより、そこそこヒットした映画」なわけで、だからどっちかというとカルト映画扱いでしょう。

 だから、企画自体は「テアトル新宿とか新宿武蔵野館で単館上映」って感じなんだけど、白石監督と斎藤工のネームバリューで全国50館展開してるだけかと。
 私がドはまりした「刀剣乱舞」が100館くらいでスタートして、刀剣女子というか審神者の底力で三ヶ月のロングランを達成したけど(受験生に届けるんだ、って頑張っていたのです)、それのさらに半分ですからね。

 って、妙にそういうことに詳しくなってきてしまったが、最近だと「ボヘミアン・ラプソディ」や「カメラを止めるな」のまさかの大ヒットとか、「翔んで埼玉」が30億円越えとか、映画はほんとにわからないよねえ。当たるとデカいけど、多くの映画が目標を達成できずに次々と川流れしていくから。

 まあ、ビジネスってそういうもんだと思いますけど。(経理担当者として、経営陣がハマった、わけわからん投資に大金を振り込み、爆死した経験豊富なので。「えー、こんなの絶対に回収できないでしょ」と思っていたら、やっぱり全然ダメだった金の総額は前の会社と今の会社合わせると10億円近いとぼんやりと死んだ子の年齢を数えてみる感じ)

 えーと、映画の話に戻りましょう。

 「麻雀放浪記2020」はピエール瀧のことがなければ、淡々と川流れしていたバカ映画だったはずが、瀧の事件でちょっと社会問題的に扱われてしまったんだけど、観てみたらフツーにバカ映画でした。
 なんていうの?こういうの。
 「いい大人が真面目にふざけました」っていうの?

 出オチ的に「2020年の東京五輪が中止になってる世界」って、それなりにインパクトあるので、最初はその線で宣伝していたけど、その設定はあまり重要ではない。
 「日本がまた戦争をしてしまった世界線にタイムスリップしてしまった主人公」の異世界転移ものなんだけど、だから、そういう映画じゃないんだよね。

 だったら、どういう映画なのかと言うと、「えーと」ってなるんだけど、居酒屋でのバカトークをそのままやってしまったような?
 少しもったいなかったなあ、と思うのは、ピエール瀧の出演シーンをノーカットと言われていたが、瀧の出演シーンは少ししかなくて、それほど重要な役でもない。
 まあ悪役なんだけど、ラスボスでもないっていうか、もしかしたら、瀧の役は最初は猪瀬直樹にオファーしたのかも、とか思ってしまった。モデルは森・元首相なんだろうけど(笑)

 終盤になって舛添要一が出てきたので「あー、これ、瀧のところを猪瀬直樹がやっていたら、悪趣味度としては完璧だったのに」と思っただけだ。
 2020年の東京の描き方というか「監視社会」の描き方がけっこう笑えないので、見る人によっては、そういうのに対する「警告」を強く感じるのかもしれないけど、私の感想では、そういう描写もあくまでも酒場談議の範囲で、あくまでも娯楽映画としてのスパイスでしかない。

 つーか、この映画は「博打に人生かける」ってことを肯定的に描いているので、そもそも反社会的な映画なのだ。そして、斎藤工演じる主人公は「昭和テイストのイケメン」ってゆーか、これネタバレかもしれないけど、「ふんどしイメケンアイドル」として人気モノになったのに、博打で逮捕されて「謝罪会見しろ」って言われても「何が悪いんだ、オレはぜってー謝らないぞ」って流れが話のキモだったのに、脇役がコカインで逮捕されちゃって、そういう流れがシャレにならなくなってしまったという(笑)

 そして、昭和パートでは「20歳童貞」という「なんじゃそりゃ?」という無理やり設定の斎藤工の憧れの人がベッキーで、「なんじゃそりゃ?」って思ったんですけど、終戦直後の雀荘の女主人のベッキーがめちゃくちゃエロかったんですよ。別に濡れ場があるわけでもないのに。

 だから、この映画、ピエール瀧でちょっとケチついちゃったんですけど、「ベッキー映画じゃん」と思ったのです。
 ベッキー素晴らしかったです。
 2020年パートでは、我が推し矢島健一に足の指なめられるような美人AIアンドロイドになっていて。

 ベッキーのハマり役としては、「エースを狙え」の宝力さんからーの、「のだめ」のターニャとか、ハマると「これは、ベッキーにしかできない!」ってくらいハマるのですが、この麻雀放浪記の役も記憶に残る役だった。

 ああ、そうだよ、ベッキーは片岡と結婚したんだよなあ。
 その知らせを聞いた時には「片岡、なにやってんじゃ?」って思ったけど、ベッキーと片岡は、なんかちょっとトリッキーなところが似てるから、いいカップルなのかもしれないなあ。

 というわけで、ベッキーの新たな使用法を見出した映画だったので、今後の活躍を期待しております。

4月3日(水)

 スマホがとうとう、電源入ってる時間よりも落ちてる時間の方が長くなってしまった。
 そして、私が見てない間に激しく再起動を繰り返しているのか、電池の消耗もすごく早い。

 しかし、スマホが無いと不自由するわけでもなく、おかげで読書できるからいいのだけれども、やはりいざという時に電話が使えないのは不便なので、そのうちなんとかしよう。(と書いてから、いつ、何とかするのか測るために書いておきます)

●そりゃ、諸星大二郎なんて知らないだろうけどさ・・・

 同僚M嬢は、ときどき物凄い天然ボケをかますのだが、その中でも「これは天然という概念ではないのでは?」っていう弩級なのがたまにあるのだが、この間、そういうのが発生したので書き残しておく。

 M嬢はスヌーピー好きなので、某コンビニでスヌーピーがプレゼント対象になるとムキになってシール集めていたりするのだが、先日もスヌーピー柄の手ぬぐいを見せてくれたので「どこの景品?」って聞いたら、「これはスカイツリーのお土産」

 ああ、だからウッドストックがウジャウジャと集まって、うず高く積まれているのか。そのシルエットがスカイツリーなのか、と理解したが、ウッドストックの集合体が塔を形取っているその絵を見て私が思い出したのは、諸星大二郎の題名は忘れたが「ぱらいそさいくだ」ってやつだった。

 ご存知ない方は「ぱらいそさいくだ」で画像検索してください。いっぱい出てきます。

 昔、フジロックでイギー・ポップ観ていたら、ステージ前の柵を越えてファンが雪崩れ込んだことがあり、その様子を眺めて私は「ぱらいそさいくだ状態にwww」と言ったら、友人は「たしかにwww」とウケてくれたので、サブカル魂溢れる友人には通用するけど、そんなもん健全な一般ピーポーに通じるとは露ほども思ってなかったけど、そのスヌーピー手ぬぐいのあまりの「ぱらいそ」ぶりがツボだったので、「いや、全然マイナーな世界の話なんだけど、その手拭いを見た人で諸星大二郎を知っている人は、ついつい、ぱらいそさいくだ、と呟いてしまうでしょう」と言ってしまった。

 ちなみにその手ぬぐいは、たぶんこれだった。
http://kururi-asakusa.blogspot.com/2014/06/snoopy.html

 もちろんM嬢が諸星大二郎を知ってるわけはなく、「ぱらいそ?」と首を傾げていたので「天国・・・パラダイスのことで、東京さいくだ、みたいな感じで訛ってるの。昔の漫画で・・・ガロ系っていうか・・・まあ、知るひとぞ知る名作なんだけど、隠れキリシタンがそういう感じで天に召されていく話で・・・」と説明するのも虚しいが、一応、画像検索して「こういう絵」って見せたら、さらにポカンとしていた。

 なので「いや、変なこと言ってごめん、ほんと、フツーは知らない漫画だから」と言ったのだが、「自分の知らない古い漫画の話」という方向に頭を働かせたというか暴走したM嬢は、ここである漫画の題名を言ったのだが、その破壊力が凄まじかったのだ。

 これ、絶対に誰も思いつかないだろうし、私がこういう場面で・・・・「いや、古い本の話なんだ、誰も知らないような」と遠い目をして語るいけすかないインテリもどき年長者を爆死させる若者というシーンを創作しようとしても、絶対これは出てこないだろう。

 M嬢はこう言った。





 「古いのだったら・・・・おはようスパンクとかなら知ってるけど?」





 「おはようスパンクは、超メジャーというか、りぼんだかなかよしに連載されてたし、アニメにもなったし?いや、そういうんじゃなくて、だから、今だとタレントとして有名だけど、みうらじゅんとか、蛭子能収なんかの漫画の系統の話をしてるんだけど?」
 思わず声がデカくなってしまった私を許してほしい。
 まさかの「おはようスパンク砲」を受けて、相当動転してしまったのだ。

 試しに「つげ義春って知ってる?」と聞いてみたら「知らない」とのことだったし「ねじ式とか?」って聞いてみても全然心当たりが無いようだったので、だから、そもそもそういう人に諸星大二郎の話をした私がイケないのだが、まさか「おはようスパンク」で裁かれるとは・・・・

 ちなみに、M嬢は観光で函館の五稜郭に行った時に、新撰組マニアに土方歳三について熱く語られ「誰それ?」とドン引きしていたら、「え?それ知らないのに、なんで五稜郭に来たの?」と逆ドン引きされた経験があるらしい。

 「私、一般常識がないから、ときどきそうやって絡まれるんだよね」

 諸星大二郎は一般常識ではありません。
 絡んでほんとうに申し訳ございませんでした。


4月1日(月)

 新元号どうなるのかと思っていたら、まさかの「令和」

 いやー、なんとなくKとかAでくるのかと思っていたので「あーる?」ってなった。

 Rは想定外だったなあ。
 そんで、「平成」の時を知らない30代前半の社員が「なんか、なー」って戸惑っていたので「平成の時も、へ?へい?せい?ってなったけど、そのうち慣れたよ」と言ったら「そういうもんなんですかねー」

 意外だったのは、社内でも「絶対、安の字くると思っていた」っていう人が多かったことだ。「安倍首相を忖度して」って理由だったが、そんな忖度ゼッテーに無いと思っていた私のほうが少数派だったの?つーか、私が有識者として選ばれていたら絶対にその字は選ばないし、仮に「安の字使ってください」って根回しされても、「そんなのゼッテーにダメー!!!それ入れるなら有識者会議から降りる!」って暴れただろう。

 そして、さっそく、事務用品の出入り業者から「新元号のハンコの注文承ります」って書類が来たのだが、「あー、もう、そういう時代じゃないな」って思った。
 「昭和→平成」の時には確かに、昭和って印刷された書類が多くて、そういうハンコ必要だったんだけど、それ以降、みんな懲りて、元号を印刷しなくなったんだよね。

 そもそも、パソコンが普及したので、手書きのそういう書類が激減していた。

 だから必要なのは元号訂正ゴム印じゃなくて、「エクセルの元号表記はいつパッチが出るんだろう?」とかじゃないか?

 だから、平成の時にみんな懲りて、一般企業の書類はほぼ西暦表記になっていたので、仕事にあまり影響が無いのだが、元号が変わるのが初めての若い人たちがキョトンとしている様子を眺めるのが楽しかったです。
 「平成」を掲げる小渕さんの映像が繰り返されるにつけ「小渕さんが長生きしてればなあ」って思った。
 60歳ちょっとで亡くなっていたが、ご存命だったら80歳ちょっとで、政治の世界からは引退していたかもしれないけど、「あの人は今」で今頃ひっぱりダコだったろう。

 さて、ここんとこ、TVerでずっと「家政婦のミタ」を観ていたので、日記の更新がおろそかになったいたけど、2011年のドラマだったんですね。私は当時、かいつまんでしか観てなかったんだけど、今更観てみたら、「ハケン占い師アタル」とほとんど同じ話だった。

 長谷川博己のブレイク作品だけど、「長谷川博己が34歳くらいの時で、さすがに高校生の子供がいる役にしては若すぎる」と思ったんだけど、そのアンバランスさがドラマの魅力にもなっている。
 劇中設定では、38歳くらいになってるのかな?

 で、この役、今やるとしたら、田中圭だなあ、と思った。
 そして、トヨエツ出世作の「愛してると言ってくれ」をTVerで観た時も「この役、今だったら、田中圭だな」と思った。

 って、同僚M嬢に言ったら「そんなに田中圭好きなんだ」と言われたが、そりゃ、高橋一生がブレイクした直後に「次は田中圭かも」って有識者(笑)は囁いていて、私も「それ、ありますね」と思っていたら、「おっさんずラブ」でドカンと来たので、そこそこ田中圭は好きなんだけど、「推し」ってほどではない。

 けれども、トヨエツやハセヒロの「30代前半のブレイクポイント」を今更ながら眺めてみると「これ、今だと田中圭だ」って非常に腑に落ちるというか、「ブレイクポイントの法則」がわかったような気持ちになったのだけど、だからって「30代で売れる俳優の法則」がわかったわけでもないわけで。

 ただ、今更「家政婦のミタ」を観てみると「これ、田中圭がやっていたら、なんか違うドラマになっていたな」とは思う。
 そう思わせる田中圭はやっぱし凄いんだと思う。

 トヨエツやハセヒロは20代では舞台俳優として活躍していて、30代になってからテレビドラマでも人気モノになったが、高橋一生は20代の頃からけっこうテレビに出ていたのに、ブレイクしたのは30代半ばで、それに中村倫也が続いたけど、田中圭は「ずっとテレビドラマにフツーに、けっこういい役で出ていたけど?」っていうのが、30代になってブレイクって、ほんと、わけわからん。



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