可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

9月28日(金)

 「旭硝子はAGC」が高橋一生を風呂に入れてしまった!!!
 しかも、猫バスじゃなくて、猫足バスタブに!!!

身近なものにAGC お風呂編 30秒#高橋一生https://t.co/tR6oc6cdTo

— 高橋一生INFO(非公式) (@ISSEY_info) 2018年9月28日
 大富豪になったら、このバスタブに斎藤工もトッピングしよう。いや、タクミは執事服着てて、イッセイの背中を丁寧に洗ってるほうがいいかな。そんで、風呂上りにバスローブ着せて、頭ガシガシけっこう乱暴に拭いてあげるの。真顔のタクミに薄笑いを浮かべるイッセイ・・・ああ・・・

 これから映画「億男」と、ドラマ「僕らは奇跡でできている」の番宣が始まるので、心の中でサイリウムをガシガシ振っているのでありました。
 ビジュアルがなんだか「民王」の頃に戻ってきたので、「去年が異常だっただけで、なんだか想定していた感じになってきたぞ?」って少し安心しているのですが、松坂桃李や佐藤健のポジションに近いところまで上がってきたのは事実なので、たぶん、ここからまた高橋一生の新たな実験が始まるのでしょう。

 さて、知人が急死したショックっていうか「え・・・・・?」って感じを引きずりながら、葬儀に行ったのですが、ご遺体と対面しても「うーん・・・」って感じだったし、私よりもずっと近しい人たちが号泣しているのを目の前にすると、さらに「うーん・・・」って感じになり、涙もろい私としてはびっくりするくらい泣けなかった。

 友達でも親類でも無いし、でも「今日は寒い/暑いね」よりは踏み込んだ雑談もしていたと思うけど、あくまでも仕事上の付き合いしか無くて、それなりに気のおけない仕事仲間ではあったと思うが、しょせんそれだけだった人が「昨日まで元気だったけど、今日死にました」って聞いても、「私」を演じる人として、どういう演技すればいいのか全くわからなかった。

 だから、困っていたんだけど、朝ドラで主人公の親友が東日本大震災で亡くなり、主人公がボロボロ泣くのに便乗して、朝からボロ泣きしていたら、おや?なんか気が済んだぞ?
 そう、「悲しみ方がよくわからない」ってモヤモヤしていたので、「よし、これだけ泣けたからOK」ってなるのって、形って大事よね。

 それで、やっと気持ちに区切りがついたので、「そういや、観たいと思っていた映画が」と検索したら「レイトショーやってるじゃん」と気がついて、駆け込みで観てきました。

●映画「累ーかさね」」

 朝ドラ女優の土屋タオちゃんと芳根京子ちゃんのダブル主演映画でしたが、どちらも「ほっこり可愛い、いい子」なイメージがあるので、この映画の宣伝ビジュアルを観た最初の感想は「誰がこんな企画思いつたんじゃ?」でした。
 映画館で予告編観ても「美人だけど大根役者がタオちゃんで、醜いけど演技の天才がヨシネちゃん?」って激しく戸惑った。だって、タオちゃんって美人っていう感じじゃないし、ヨシネちゃんぜんぜんブサイクじゃないし。

 しかし、公開されたら一部の好事家が「この映画は凄い。絶対に映画館で見るべし」と大絶賛していたので「朝ドラファンとしては観ておかないと」と思ったんだけど、こういう漫画原作映画にありがちな「会社員が仕事帰りに観られる時間帯に上演してないんだけど」ってことになっていたし、シネコンでも一番小さい劇場で上映してるから、すぐ満席状態っていうか「えー、こんな一番前しか空いてないの?」って感じになっていて、さらに個人的に知人の訃報もあり、「キツそうな話の映画なんて見る気分じゃねーや」って気分だったところ、朝ドラ「半分、青い」でボロ泣きしたら相当気分がリセットしたのでやっと観ることができました。

 冒頭のタオちゃんの「すれ違う男子が、お?ってなるような美人設定」に失笑し、さらに「美人だけど、演技が大根」に一人で声出して笑っていたんだけど、ここ、笑うところじゃないの?
 なーんか、ここんとこ、漫画原作の映画けっこう観てるのですが、「嘘くさいのも、いい加減にしろ」的なのが多いのですが、原作漫画をそもそも知らないので「映画的にはアレだったけど、原作ファンはあれで良かったのかなあ」なんて思うことも多かったけど、映画として上映しているなら、原作知らない人も楽しめるように作るべきではないか、って思ってるので、そういう観点では「ちゃんと映画だった!」って思った。

 あとで原作のあらすじをチェックしたら、映画はほんと原作の一部だけを切り取ってるみたいです。
 ただ、映画は「この原作のこういう部分を実写でやりたい」という明確な意思を感じたので一つの作品としてとても面白かった。

 そんで、なによりも、ニナ(土屋タオ)の性格が、これ以上ないくらい悪くて、それをタオちゃんが生き生きと演じてるのも凄かったが、顔が入れ替わると、その性悪女をヨシネちゃんが引き受けるので「清純派朝ドラ女優による性悪美人リレー面白すぎ」だった。
 そんで、タオちゃんが何で性悪美人役?と思っていたのだが、劇中劇の「サロメ」が始まると「ああ、踊り子・・・」とタオちゃんのダンス能力ゆえのキャスティングだとわかり、その「サロメ」も蜷川舞台がモデルになっていると思うのだが、意外とちゃんと蜷川舞台っぽかったので、って蜷川舞台を生で見たことないのですが、それでも「ああ、ちゃんとしてるなあ」って思ったので、「ちゃんとしていた感」のある、いい映画でした。

 って書くとまるで小馬鹿にしてる感じになってしまうけど、原作漫画読んでない人でも、ちゃんと楽しめる作品作るのって、すごく大変なことだってことがわかってるから、自分では最大限に褒めてるつもりなんです。
 そして、こういう映画がたぶん興行的にはビミョーなラインなのもわかるので「すごい作品だけど、この映画が本当の評価を得るのは、タオちゃんかヨシネちゃんが大女優評価されるであろう10年か20年後」っていうのもよくわかるので、それまで、おっとりと寝かしておきたいような映画だったと、日記には書いておこう。


9月25日(火)

 昨日の続きを書こう。(暇なんで)

 その前に、今日会社に例の佐藤健写真集カレンダーを持って行ってM嬢に「こんなん買っちゃいました」と見せたら超ウケたので、元は取ったな(笑)
 「私、こういうグッズに免疫が無くて」と言ったら、M嬢は何十年と贔屓にしているアーティストがいるので「ネット販売とかでねえ、ついポチっとしちゃうのよ」と言っていた。そして「まあ、お布施っていうか」と言うので「わかる。お布施。私もこれで佐藤健に借りは返したって気分」って言ったら「借りって?」

 「だから、半年間楽しませてもらったお礼的な」

 つーわけで佐藤健にけっこう夢中なんですが、番宣でバラエティーに出てる佐藤健の事も、今年になって初めて観たのですが(今までも観たことあったのかもしれないけど、興味無かったから全然覚えてない)「この子、顔は派手なのに、喋りが地味だなあ」と思ったし、素の喋り(もちろん「佐藤健」を演じているのはわかってます)に律っぽさも、麦田(ぎぼむす)っぽさも全然無かったので、彼が高橋一生とはまた違う技法の、絵画で言うならモネとレンブラントくらい違うけど、とても優れた造形作家であることがわかったので、がっつり膝寄せているわけです。
 私はルーキーズとか「天皇の料理番」でしか佐藤健を観たことが無かったので、他がどういう役だかわからないんだけど、私はあまりイケメン俳優だと思っていなかったので、「半分、青い」のリツを見て「なんか、どちゃくそ美しいな」って感心していたのですが、中盤までのリツは「顔はキレいだけど、何考えてるのかよくわからないキャラ」だったのですが、終盤になってから「人間関係に臆病で、大事なことを他人に委ねる卑怯なところ」が剥き出しになってきたので「うわー、これは痛い」と全部自分に跳ね返ってきた(笑)

 そういえば、私も大学の時とか、その後もスズメみたいなファイタータイプの女の子とよくツルんでいたなあ。
 ワガカマ娘に根気よく付き合っていたので、「ミヤノさんが男だったら結婚してもいいくらいだ」とか言われて「友達だから出来るけど、妻だったらゴメンだ」ってはっきり言ったっけ。今の上司もけっこうスズメタイプなので、「あー、私が妻だったらぶん殴ってるけど、部下だとラクなんだよなあ」って思うことがよくある。

 というわけで、私は今の朝ドラにかなり夢中なんですが、終盤になってさらに批判がヒートアップしてきてて、もはや揚げ足取りになってるのですが、そんなにイラっとしますかねえ?
 「ごちそうさん」の時には、2ちゃん実況スレを覗いていた・・・・いや、けっこう参加していたかも・・・・何度かスレッド立てたから(笑)
 あそこもアンチというか、揚げ足取りが多くて、特に時代考証へのツッコミに命かけてるような人が多かったので「え?そこ?」って感じでしたが、あの時も「関東大震災を描くためだけに登場させた捨てキャラがああああ」(星野真里のこと)なんて言われてて、「いや、ドラマなんだから、そうなるでしょ」と思ったんだけど、主人公がちょっとダメな行動すると「良識が無い」みたいなことになり「主人公が品行方正じゃないといけない決まりでもあるのか?」って思いましたけど、ああいう雰囲気が今度はツイッターで展開しているようです。

 今日現在、主人公スズメの親友ユーコが仙台で行方不明のままなのですが、「震災を描くためにユーコを仙台に送って、海の近くの病院に勤務する看護師という設定にした」ってことに納得のいかない人がけっこう多いんだけど、そりゃ、最終週で津波の被害に遭うという設定を立ててから逆算するとそうなるものなんじゃないの?
 確かにいきなり看護師になっていたので、その過程が丁寧に描かれてなかったけど、主人公じゃないからこんなもんでしょう。それに確か、セリフで「子供の頃、入院していたので看護婦さんに憧れていた」って言ってたので、それで十分では?漫画家になることを挫折して、玉の輿で結婚して夫の仕事の都合で仙台に行ったが、子育てが一段落したので第二の夢を実現させたわけだし。

 そりゃ仙台に行った時点で「この流れだと震災までやるな」ってわかったので、その作為にシラケた気持ちはわかるけど(同僚M嬢もそう言っていた)「だからこの脚本家はダメだ」って言うのもねえ?
 それで、なんだかアンチさんたちの意見読むのが楽しくなってきちゃったのですが、例えば「主人公の元上司の子がイジメに遭った時には、父親が学校に掛け合うからっていう展開だったのに、主人公の娘がイジメにあったら即転校って、整合性がとれてない」みたいな批判があるわけです。

 いやそれ、違う人の対応だし・・・・
 そして、どちらもイジメられた子に「がんばれ」って言ってないんですよね。肯定派の人たちは「朝ドラでイジメ問題にこういう対応するのはいいことだ」と特に子供を持つ人は感激しているようなんですが・・・

 それで、その息子のケースは厳密に言うと「今、イジメられてる」じゃなくて、「過去にイジメられた経験があるからずっとマスクしている」って設定で、それを産休の代理教師が事情をわかってなくて「なんでマスクしてるんだ?」ってからかったので、ショックを受けた息子は体育館の用具室に逃げ込んで父親に「助けて」って電話してきたから「今すぐ帰れ。明日、お父さんが学校に言ってなんとかするから、お前は立ち向かわなくていい」って言ったわけです。
 実際にどう対処したのかはドラマでは描かれていない。

 そして主人公の娘のケースは、同級生から直接イジメられてるという話なので、全然違うパターンなんです。
 むしろ、主人公は先週で元上司の息子さんが過去のイジメのトラウマからなかなか抜け出せていないことを知っているから、自分の娘にはそうならないようにしようとしているのでしょう。

 それなのに「イジメへの対応がマチマチで上っ面だけ」みたいな批判してるのって「ちゃんと見てない」のか単なる揚げ足取り(になってないけど)なのか、よーわからん。
 逆に私は「脚本凄いなあ」って感心しているのですが、その元上司は「離婚して親権持ってない男親」で、今週はそれが反転して、主人公が娘のイジメ問題に悩んでいたら、娘が勝手に離婚して以来合わせてなかった元夫に会いに行ってしまったという構成に唸ったのです。

 で、さらに複雑なのは、娘は最初はリツを頼って行ったのに不在だったから、元夫に会いに行ったこと。
 そして、リツがスズメに「だから、リツが一番なんじゃないの?」ってサラっと言うので、また私がフリーズ(笑)

 ああ、この感じ、去年の大河ドラマの「もおおおおおお、政次ったらなんで素直に好きって言えないのよおおおお」とは、ちょっと温度差違うのですが、佐藤健があの顔で、表情とセリフが微妙にリンクしない感じで言うから行間溢れすぎなんですけど、そういや、イセクラさんたちもけっこうこのドラマにハマっているので、こういう「行間が勝手に大暴走してしまう斜め目線タイプ」の視聴者には堪らんのですが、そうじゃない人もけっこういらっしゃるということなんでしょう。

 あと、そりゃいろいろ突っ込みどころも多いドラマだし、それをわざとやってる感じもわかるので、だから「あざとい」ところがカンに障ったり、それをさらに脚本家先生が見事に着火炎上させるもんだから、こういう事態になってるんだろうなあ。あと、数字がいいのも癪にさわるよね(笑)
 そして、雰囲気が「アベしね」みたいになってくると、さらに変なの集まってくるし。

 ただ、私が軽くショックだったのは、今まで「真田丸」とか「おんな城主直虎」とかを楽しく実況していた人たちの一部にも、「半分、青い」のノリが苦手に思う人がいるようで、そういう人たちが「ちょっと、そこまで言う?」ってこと書いてることです。
 私も「花子とアン」がどうにも苦手だったのですが、だからって脚本家を人格否定するような気持ちにはならかなったんだけどなあ。あと、「わろてんか」も高橋一生が出てなければあんなにちゃんと見なかっただろう。「ひよっこ」も最初のうちは「なんかやたらと会話劇が続くなあ」ってほとんど画面見てなかったし(笑)

 まあね、「半分、青い」はちょっと情が薄いところがあって、そこもダメな人はダメなんだろうけど。

 そうそう、だから私が好きな所って伏線回収っていうか、モチーフが繰り返されるところだな。
 回転するゾートロープにカタツムリの螺旋から、最後は扇風機への流れとか。
 そういや、終盤になってスズメとリツが双子のように並んでセリフを交互に喋ったりするけど、あれも秋風先生のところにいた双子が前振りだったよね。
 そんでずっと別の人生を歩んできた二人が、扇風機の開発でやっと同じ目標を持って生きることになり、その二人の人生の重なりと二重構造の扇風機の開発がシンクロしていて「出来そうで出来ない扇風機」と「くっつきそうでくっつかない二人」が平行して・・・時にセリフ上でどっちの話しているのか混同してる感じがほんと好きなんです。

 私は北川悦吏子のドラマって「あすなろ白書」と「愛していると言ってくれ」くらいしかちゃんと観た記憶なくて「ロンバケ」はそこそこ見ていたと思うけど、ほとんど記憶にない。あ、「ビューティフル・ライフ」はけっこう覚えてるな。
 もしかして、私はキムタクが苦手だったのだろうか?(笑)
 そういや「ギフト」とか「HERO」はけっこう観ていたので、キムタクの恋愛ものが苦手だったのかも。

 近年はキムタクもの、ほんと脱落してて「安堂ロイド」「アイムホーム」「A LIFE」あたりも時々観ていただけだ。「アイムホーム」は話が好きだったのでけっこう観ていたかな?そうだ、「ギフトみたい」って思ったんだっけ。(キムタクが失われた記憶を取り戻していく話)

 「BG 身辺警護人」は「キムタクと斎藤工が並ぶとどうなんの?さらに間宮翔太郎まで?え?菜々緒も?そんな美形ばかり集めてキムタクをチンクシャに見せるつもり?」ってことでかなり期待して観ていたのだが、斎藤工も間宮翔太郎も菜々緒もあまりキャラが立たずに、逆に「ああ、江口洋介と上川隆也は自分と同じアラフィフなのにカッコええなあ」ってことに今更ながら気がついただけだった。

 というわけで「運命に、似た恋」で「なんだ斎藤工だと北川ドラマ最高じゃん」と気がついたし、「半分、青い」での佐藤健あて書きも大変素晴らしかったので、次回作も首を長くして待つことにしよう。

 ふー、なんかいっぱい書いたら気が済んだ。

 これで心置きなく「まんぷく」に移行できるな。「え?毎朝ハセヒロが見られるって、そんな贅沢していいんですか?」ってすでに相当漲ってるんですが(笑)

9月24日(月)

 ドラマが次々に最終回を迎えてしまったのでけっこう暇だ。

 そういや土曜日の夜に「サバイバル・ウェディング」を実家で観ていたら、ママンが「あらー、この子ハンサムね」と言ったので「あ、お母さんでもそう思う?でしょでしょ?来年の春からの朝ドラが決まってるのよ」とノリノリで説明したら「でも、こんな子全然知らない」と言うので「いや、だから、来年の朝ドラでオバさん層にも人気出るかもってことで」と必死に吉沢亮をアピールしておいたが、たぶん何も覚えていないだろうなあ。

 あ、でも前に平成ジャンプの(←こういう表記じゃないのはわかってるが面倒なので)山田涼介が出てるドラマを観ていたら、その翌日の昼のバラエティーでも山田涼介が出ていたので「あ、この男の子、昨日のに出てた子でしょ?」ってちゃんと同定していたので、ああいうお人形さん系美男子は見分けるようだ。千葉雄大とか高杉真宙などで実験してみたいものである。

 そんで、サバ婚に出ていた伊勢谷友介を観て「この人、なんでこんな変な髪型なの?」と「白洲次郎」とかは観ていたので伊勢谷がイケメン俳優だってことをわかった上で聞いてきたので「これが、このドラマの最大の謎なんです」って説明したんだけど、最終回の展開眺めていても、やっぱ伊勢谷はもっとフツーにカッコいいビジュアルで良かったんじゃないかなあ?カッコいいけど行き過ぎたファッションセンスと変人ってことで。
 そして波瑠の役は、「期限内に結婚しないと」ってことだけで、吉沢亮のことそんなに好きでも無い感じの話だったので、なんだかテイストが全く違う最終回になってしまったんだけど、このドラマって視聴率はそれほど悪くなかったんだよね。すごく良くもなかったけど。

 私は吉沢亮目当てで我慢して観ていたけど、話がよくわからなかった。
 結婚に失敗した女が変人・伊勢谷編集長のアドバイスで成長して、元彼を見返したり、編集長も彼女にだんだん惹かれていって・・・っていう話になるかと思っていたんだけど、そういう展開にはならず、じゃあ、どういう展開だったのかと思い返してみても、よくわからん。
 まあ、あの枠って、設定は面白そうなんだけど、ジャニーズ系が主役なことが多くて「出オチ」的な使い方になってる感じがして、あんましハマるの無いんだよな。コメディ的なのも、私には中途半端に思えて。

 ラブコメと言えば9月からTBS深夜でやってる「文学処女」がエロすぎると評判だったし、タカハシ枠の森川葵なので試しに覗いてみたら、イケメン作家役の城田優がグイグイくるのでメッチャ笑えた。
 城田優って欧米顔だし背も高すぎるので、どうしてもイロモノになってしまうのだが、こういう少女漫画のツンデレ王子様役やらせると振り切るね(笑)
 どうやら私は、このくらいどぎつい方が好きらしい。

 どぎついと言えば、今の朝ドラもけっこう振り切ってるからなあ。
 同僚M嬢は「展開が時々飛ぶから頭がついていかない」と言っていた。たぶん、起承転結のリズムが思ってるのと違うのだろう。「転」の次が「結」じゃなくて「3年後」とかになってるのは「仕掛け」だとわかっているけど、そこに「あざとさ」を感じてしまい物語に入り込めないらしい。
 なるほど、アンチな人たちが「雑」と揶揄するのってそういうことなんだろうなあ。脚本家自身が「ほーら、すごいでしょ」って呟くので、ほんとムカつくんだろうなあ。

 M嬢にも「ミヤノさんのドラマの見方って斜め目線なんだね」って言われたが、たぶんその通りなんだろう。
 ちょっと、メタ視線すぎるのかも。
 まあ、だからツイッター実況民はそういう人が多いし、そういうのばかり読んでるから余計に強化されてるんだけど。

 この間の例のキスシーンもそうだった。
 予告や「あらすじ」で、スズメとリツがちょっといい雰囲気になることは知っていたんだけど、私はてっきり「リツの寝顔に思わず顔を近づけたけど、誰かに邪魔されて未遂に終わる」と思っていたのだ。
 なので、スズメがリツがソファで仮眠しているオフィスに入ってきて、吸い寄せられるようにリツに近づいた時にチラっと時計を確認した。残り1分くらいでキスしそうになって「つづく」で引っ張られて翌日に「寸止めでした」になると思っていたからである。

 なのに、思ったよりも早くそういう場面になったので「あれ?早くね?」って時計を確認したら「え?あと5分もある?」って戸惑っていたら・・・・

 あ、その前に佐藤健の寝顔に「あれ?」って思ったのである。
 これまで何度も「スズメの笛で起こされるリツ」のシーンがあって、その度に「こんな美しい寝顔が横にいたらヤダな」って思っていたのだが、この時の寝顔は「なんで、シベリアン・ハスキーみたいな苦悩に満ちた寝顔なんだろう」って「動物のお医者さん」のチョビの寝顔を思い出していたのである。

 なので、そこから違和感を感じていたのに「あ?早くね?」って戸惑っていたら、顔を近づけたスズメがリツが気がついたのを察知して離れようとした瞬間、手をガシっと重ねてロックオンしたので「う、わあああああああ」と私がフリーズ(笑)
 そしたら、リツが毛布を捲って「入る?」ってセリフのちょっと面倒くさそうな完璧な言い回しに「急に何を言い出すんだ、うわあああああああ」ってなってたら、毛布の中に入ったスズメが「なにこれ?」って、それはこっちのセリフだ!

 って、このあたりまでリツは半分寝ている感じで「別れた元妻と間違えてるんじゃないの?」って思ったのだが、その後スズメがブツブツと自分語りするのを「うん」「うん」と眠そうな声で相槌打っていたので「ここまでか」と思ったんだけど「おい、まだ1分あるぞ、どうすんだ?」と手に汗握っていたら、リツに背中を向けていたスズメが反転して、向き合う二人の顔に朝日の照明が当たり「なんなん、この美しい横顔は!」と感動していたら、ハムっとチウしたので、テレビの前でマジ放心状態になった。

 「ちょっと待て・・・・これから仕事行くんだけど・・・・なぜ水曜日の朝からこんなものを・・・・」

 クリムトの「接吻」みたいな美しいキスシーン見せられた後になんでこれから仕事なんだ???
 これが夜のドラマだったら「さーて、これで酒飲んで寝たら、夢で佐藤健とキスできるかも」ってところだが、朝からこんなの見てどーしろと?

 二人の俳優の演技も素晴らしかったが、カメラアングルも完璧で、去年の大河ドラマではこういう「照明もヘアメイクも衣装も小道具も素晴らしい!」ってシーンが何度もあったけど、朝ドラって撮影スケジュールがタイトだから、なかなかそういうシーン無いんだけど、ここに来てこんなのブッコんでくるとは、って北川悦吏子にも土下座したくなったけど、その世界観をここまで表現したスタッフ達も凄いよほんと。

 とか言ってるから「斜め目線」って言われちゃうのよね(笑)

 「半分、青い」が始まった当初から、佐藤健ファンが「意外とリア充ものはレアだから」と言っていたけど、有名イケメン俳優のわりには、今までの作品ではラブシーンが少なかったらしく、このキスシーンに嬉しい悲鳴を上げているファンも散見できたのだが、いやあ、永野芽郁が凄いことはわかっていたが、佐藤健もすげーな、と。
 売れっ子のわりにはテレビドラマにあまり出ないから、よく知らなかったし、イメージも固まってなかったのだが、あまりにも上手いので、びっくりしたわ。良かった、先週うっかり課金しておいて。(グッズに5000円貢いだ)

9月23日(日)

 誕生日だったので(信長イヤーでリセットしたので2ちゃいになりました。次は還暦でリセットしようと思います)実家に帰ったのだが、なんだかママンがバブリーになっている?

 祖父母の家に住んでいた伯父が亡くなったので、やっと相続手続きに入るらしいが、「あの家を売れば、諸費用(相続税の延滞金も含む)差し引いても、うん千万円?」という見込みがついたので「元気なうちに使わないと!」って張り切っているけど、どれだけ諸費用がかかるのかわからないから、落ち着いてください、おかーさん。
 それに、すんなり売れるかもまだわからないし・・・
 千葉の家(私が育った家)だって、なかなか売れなくて困ったことをもう忘れたのか、「都心の土地だからすぐ売れる」と勝手に思っているようだが、大した広さは無いのでビルにするには中途半端だし、一軒家立てるにしても、それほど広くないので富裕層には魅力的な物件じゃないわりに、そこそこの値をつけると、なかなか買い手つかないと思うんだけどなあ。

 でも、今のところ良かったことは、例の伯父の内縁の妻みたいなことになってる人とママンがけっこう意気投合しているらしく、葬儀の時にもその人が「遺骨を山に撒いていいということでしたらおまかせください」と言っていたが、すでにジャンジャンバリバリ撒いてるのをママンが「さすが!仕事が早い!」と私に言うので「それ、違法なんじゃ・・・」って思うけど、もう私が口出しできるところでは無いわけで。

 よくわからないけど、たぶんママンは重度のブラコンで、伯父とはいろいろ仲違い的なこともあったけど、伯父の前妻というか、私が小学校の頃に離婚してしまったK伯母さんともママンは意外と仲が良くて、よく一緒にスキーに行っていたんだよね。
 ドブ板嬢ちゃんだったママンと違って、伯父の妻だったK伯母は「大学教授の娘さん」というテレビドラマ的にもハイスペックな人で、私も子供心にも「なんで、この人、うちに嫁に来てしまったんだろう」と思ったが、まあだからすぐに離婚したんだろうけど(笑)

 いや、それで、ほんとわけわからないんだけど、私が「そういやよく一緒にスキーに行っていたね」って私が思い出したら、「それは、(後添い的な立場になってる)Tさんには内緒なんだけどね」って言ってる意味が本当にわからん。

 わからんけど、私が小学生の頃、まだ20代だった母は自分より後に結婚した兄の嫁がスキーがしたいと言っていたので、「じゃあ、私と一緒なら」と幼い子を夫と姑に預けてスキーツアーに参加してたんだよなあ。母は姑と同居で息抜きがしたかったし、兄嫁も私の祖父母と同居していたので「義妹と一緒なら」って言い訳ができたのだろう。
 今日その話になったら、K伯母のスキーの腕前は上級だったので、ゲレンデでは全然一緒にならなかったらしいが、なるほど、それでも、私の祖母はたぶん「夫を置いて嫁だけがスキーに出かける」なんて絶対に面白くなかっただろうけど、自分の娘も一緒なら、その愚痴は最低限というか「うちのバカ娘に付き合ってもらって申し訳ない」って着地点に収まっていただろう。

 そういう祖母の雰囲気って、当時の私にはわからなかったのだが、うちの母は「あの母は兄にもの凄く執着していて、兄の結婚が上手くいかなかったのもあの母のせいだった」と今更ながら語るけど、「それも、ひとつの戦争の傷跡」説もある。

 祖父が兵隊に召集されて、南方に行った時は、長男だった伯父が生まれた後で、それゆえに、祖母の愛情は幼子だった伯父に集中してしまい、戦死することなく帰還した祖父や戦後に生まれた母や叔父とは別格な存在に伯父はなってしまった。

 母はあまり多くは語らないけど、戦地から辛くも期間した祖父は、今でいうところのDV夫だったらしい。
 まあ、あの時代の男の荒れ方って、向田邦子を筆頭に文芸作品にも残っているけど、けっこうあったんだろうな。
 少し前に「帰還兵のPTSD」みたいなのをドラマだかドキュメンタリーで観ていたら、母が「うちの父もこれだったのかも」と言ったので「当時はそういう概念が無かっただけで、そうだったのかもしれないね」と言ったけど、実際どうだったのか私には知る由も無い。私が知る祖父は、癇癪起こすような人では無かったのので。年とって丸くなっていたらしい。

 それで相続の話だが、司法書士である甥(私の従兄弟)に相談したところ、甥は「前はそういう職場だったけど、転職して一般企業にいるのでお役に立て無い」と弁護士や税理士も紹介してくれなかったらしい。
 あのヤロー逃げたな(笑)

 いや、すごーくわかる。彼の父(私の母の弟)は、どこに出しても恥ずかしい変人だし、うちの母は超わがままだから、自分の知り合いに迷惑かけたくないよね。私もそうだ(笑)
 それに、もう二人で公平に分けることになってるようなので、事務的に進めるだけだから、甥っ子も「弁護士でも税理士でもだれでもいいから」って言っていたそうだけど、私もそう思ったので「誰に頼んでも、結果は同じなので、後は人間性っていうか相性っていうか、お母さんが話してみて感じのいい人だったらいいんじゃない?」って言っておいた。

 そういや、その従兄弟が「土地の評価額が祖父が亡くなった時点では高かったのではないか?」って心配しているらしいが、私はてっきり、祖母が亡くなった時点で計算すると思っていたので、どっちなんだろうか?
 なので、もしかしたら相続税やら延滞金やら払ったら、大して手元に残らないかもしれないので、私は全然当てにしてないんだけど、母は「それなりの金額になったら、次の相続のために、毎年子供名義の口座に少しづつ移さないと」とか言ってるので、だからトラタヌやめれって・・・・

 まあでも、まだ「カメラを止めるな」を観ていないというので「私ももう一回見たいから」と映画館に連れて行ったののだが、「私とお父さんはシルバー割引だけど・・・」と考え始めて「そうだ、お父さんとあんたが夫婦割引にすればいい」とすぐに思いつき、「えー?そんなのヤダ」って思ったけど、ゴネても無駄なのわかってるから、大人しく従った。
 そして映画始まるまで「あんたの誕生日だからなんでも好きなの奢るわよ」って言われたけど、結局、母の大好きな大戸屋になったし、ケチなのは変わらないので大丈夫だと思うけど。
 もしも、大した金額にならなかったら、向こう10年以上は「がっかりだった」って話をずっと聞くことになるんだろうけど、なんだかその覚悟だけはばっちり出来た。
 マイナスにならないといいけど(笑)←笑いごとじゃないよね。


9月21日(金)

 えーとね、いろいろ、日々考えてるんですけどね。
 なんか最近、筆が進まないねえ。

 こういう時「別に締め切りがあるわけでもないし・・・」って思うんだけど、自分で数年後に読み返すのが目的で書いているので、書けない時ほどちゃんと書いておいたほうがいいのでは・・・っていうのもあり・・・

 さて、日曜日は「曇天だ、野球観戦日和だ」と思って神宮球場に六大学野球観に行ってたんだけど、帰宅してから気がついた。「あ、今日は西武ドームで大竹くんが登板していた!!!」
 「わー、老化のせいか、あちこちに分散した推しを全部追っかけられない!」と頭抱えたが、よくよく試合結果観てみたら2回まで持たずに炎上して降板していたみたいなので、「西武ドームに行っていたら、マジで頭抱えていたぜ」だったのだが、それでよかったのか悪かったのか、よくわからない。

 これでたぶん、今季大竹くんを生鑑賞する機会を失ったのかな?

 いやでも、大竹くんを初めて観た時に「この子がポスト武田勝だ」と思ったので、ぜひ長く追っかけさせていただきたいと切に思う。武田勝は大卒で社会人経由だったので、キャリアハイは30代でしたから。

 あと、そうだ、「きみの鳥はうたえる」の映画がさっぱりわからなかったので、念のため、原作の小説読んでみたんですよ。
 さらに、わからなかった(笑)
 ただ、映画では、「今日は隣の部屋がうるさくなくてよかった」というセリフがあって、「はあ?おめーらの部屋の方がよっぽどうるさくて迷惑じゃん」って思ったんだけど、原作では、隣に住んでる大家夫婦の夫が妻をDVっぽく扱っている描写がけっこう重要な感じで出てきていたので「ああ、そういうこと」ってわかったのだが、映画ではその描写省いていたので、「だったら、なんであのセリフだけ残した?」って思ったし、染谷将太の母親は原作だと精神病になっていたので、「映画じゃ、そういう描写じゃなかったし、そもそも母親殺しのラストも映画じゃやらなかったので、ますますわけわからん」ということになりました。

 そう、映画では萩原聖人が演じていた本屋の店長は、原作ではただのオッサンだったし、映画では唯一の見どころだった「気持ち悪い同僚」も原作だとフツーにダメな人だった。
 だから、原作のいいところを映画は拾ってなくて、映画のいいところは原作には無くて、だから、映画も原作も「うーん?」っていう感じだったんだけど、それはまあ好みの問題なんだろうけど、なんつーか、たぶん、映画も原作も「閉じてる」っていうの?「他人を楽しませよう」として作ってない感じなのかなあ?

 もしかしたら、自分が若い頃は、そういうエンタメ精神全くないところを良しとしたのかもしれないけど、最近はそういう閉じたのがもうダメだし・・・・いや、違うか・・・・閉じてた方が、「全方位にウケよう」としてないのに、「私には刺さるわー」って方が昔から好きだったか。

 そっか、昔はそういうのをだいたいわかっていて選んでいた・・・というか、「ロッキンオン」にしても「フールズメイト」にしても、「マイナー趣味の人へのオススメ」みたいなのをちゃんと選んでいてくれたんですよね、たぶん、きっと。それこそ「ぴあ」だって。
 いつの間にか、そういうフィルター失っていて、特に今現在「今まで踏み込んでこなかったドメスな俳優沼」にいるから、信頼できるポータルが無い状態になってるのか?

 そう考えると、80年代から90年代に、「六本木シネヴィヴァン」とかで上映される海外映画ばかり観ていたのって、すごい幸せな時代だったんだろうなあ。あの頃、セゾン系やユーロスペースで上映されていた映画って、買い付け担当者たちが凄い量の駄作の中から「これだったら」って選んだ作品ばかりだったんだろうし、それなりに「ハズレ」もあったけど、とっさに「ハズレ」思い出さないもんなあ。

 あの頃、新作のハズレも少なかったけど、名画座でやってる名画のクオリティーが素晴らしくて、高校生だった弟のついでに作ってくれた母親の手弁当持って、早稲田あたりの名画座で「ヴィスコンティ2本立て」の山猫となんかの合間に手弁当かっこんでて「大学の授業サボっててごめんなさい、お母さん」って思ったっけ。

 そういうの、あとでなんかの役に立つのかと漠然と期待していたんだけど、全然なんもなかった(笑)
 びっくりするくらい、何の役にも立たなかったけど、全く後悔もしていない。
 「山猫」のアラン・ドロンは美しかったし、「ベニスに死す」のタジオも超美しかった。

 そこそこの名画ファンはみんな、オードリー・ヘップバーンを女神扱いするけど、クラウディア・カルディナーレをちゃんと観てから言えと。
9月19日(水)

 さて・・・・久々にけっこうショックな出来事がありまして・・・

 40代の知人(仕事関係)がお亡くなりになったと・・・

 それを上司から聞いた時には「は?」としか言葉が出なかった。
 「○川さんが亡くなった」って言われても、意味が頭に入ってこなかったのです。
 キョトンとしてる私に・・・たぶん、そういう反応されたの私が初めてじゃなかったんでしょうね、上司は「○山さんじゃないよ?」って言った。○部分が同じなので、たまに間違われる他の人の名前。ちなみに○山さんはもう60代後半だし、既往歴もたくさんあって何度も死にかけてるから、○山さんがいつ死んでも誰もそれほど驚かないだろう。

 ただ、諸般の事情でまだ訃報を流していないし、葬儀の予定も未定になってるので(詳しくは知らないけど、たぶん、自宅で亡くなっていたので行政解剖?とかになってるらしい)それ以降、その話はひっそり水面下でしかできないので、なんだか現実味が無いし、だから、なんだかまだ自分の中でも未消化案件になっている。

 昔働いていた会社の社長が突然亡くなった時も、悲しいとかよりも、驚きの方が大きかったっけ。「え?ああ、はい」って感じの反応になってしまうようだ。

 そんで、先月伯父が亡くなった時に着た喪服をやっとクリーニングに出したばかりだったので「いっけねえ、急ぎじゃないって言って出したけど、いつ葬儀になるかわからないから連絡しないと」っていうのを真っ先に気にしてる自分に苦笑。

 伯父はねえ?76歳だったし、心の中のどこかにある「そのうち死ぬ人リスト」の上位に入っていたけど、40代のねえ?前日まで元気だった人がって、悲しいっていうより、びっくりするし、なんか時間のエアポケットにスーっと何かが落ちたような感じがした。

 さてと、最近、なんか思うことがあってもすぐ忘れちゃうからメモしておこう。
 「今日の朝ドラのキスシーンにぶっ飛んだ」
 「同僚が、昭和天皇ご逝去の時の自粛騒動を知らなかった」

9月16日(日)

 少し前だが「平成生まれはこんなことを考えたこともなかった?」という世代間ギャップのクイズ番組をやっていて、私も少しだけ見ていたのだが、一見「だからイマドキの若者は常識を知らんのだ」っていう番組みたいだったけど、そして実際、そこに腹を立ててる人も多かったけど、私は世代間ギャップのことなんだと思って「へー」って興味深く観てました。20分くらいだけだけど。

 「へー」と思ったのは「自動車はガソリンで動いているが、では、電車は何で動いてる?」って問題に不正解が何人かいたのだが、「石炭」と答えている子がいたりして、他にどういう回答があったか忘れたが、「ああ、なんか全体的に考えすぎてるんだな」と思ったのだ。
 上手く言えないけど、私らの時代よりも、世の中の仕組みが複雑化しているのだと思う。
 昔は風呂はガスが一般的だったけど、今だとボタン一つで風呂が沸くから、あれが電気なのかガスなのか子供にはわからないんじゃない?自動車だってハイブリットが普及しているし、暖房だってパっと見にはどの燃料で稼働してるのかわからない。

 だから、昔みたいに給湯器にガスの火が見えたり、ストーブに近づくと火傷したりっていう生活をしていないから、自分で燃料費払ってないと自分の家にあるものがどういう仕組みで動いているのかわからないし、考えもしないのではないか?
 そして、たぶん、学校で習うのは「何がどの燃料で動いているか」よりも「未来のエネルギーとは?」になってるんじゃないかなあ?

 そういう意味で「平成生まれはこんなこと考えたこともなかったのか?」って視点は面白いと思った。
 ひょっとしたら、彼らは「仕組み」にあまり興味ないのかもしれないなあ。だって、スマホもゲーム機も分解しても意味無いというか分解できないし。
 そういえば小学校でプログラミング教える授業が始まるとかで物議を醸していたけど、ある程度は必要だよね。

 って、そういう話を書こうとしていたのではなくて、身近な世代間ギャップの話なんだけど、先日、銀行振込のデータを作っていたら、シティバンクでエラーが出たので、それをやっていたエビワカちゃんに「ああ、シティバンクは個人向け撤退して、どっかに移行しちゃったから」なんて説明していたのだが、そしたらエビワカちゃんが「聞いたことない銀行ですけど、ネット銀行ですか?」って言うから「え?」って絶句してしまった。

 シティバンク知らないんだ・・・・・
 そりゃそうか。もう10年以上前に撤退することになっていたから、今の30歳以下には全く馴染みが無いのだろう。20年くらい前は、ターミナル駅の好立地に店舗構えていたし、海外でもATMが使えるから便利だって、みんな口座作っていたけど、あっという間に撤退しちゃったもんな。

 「え?」って絶句する私にエビワカちゃんが「私が常識が無いから・・・」と言い訳していたけど、彼女は私の身近にいる「偏差値50のマイルドヤンキー」としての貴重なサンプルですから、私の方がいつも「常識」を勉強させていただいております。

 そういえば、全然関係ないけど、都立大学が首都大学になってしまい「東横線の駅名だけ残ってしまったwww と思っていたし、そのうち「都立大」と言っても「はあ?」って言われるんだろうなあ、って思っていたら、また都立大に戻すとか(笑)
 どう考えたって都立大って名称の方が頭良さそうだもんね。駅名だけ残ってるのだって、そういうイメージが残っているからだろうし。

 私はシンタロー知事が嫌いだったのだが、世間では妙に人気があったのが不思議だったんだけど、新東京銀行とか首都大学などが「なかったこと」にされてるので「ほーら、やっぱり」と一人でほくそ笑んでいるのだが、オリンピックは「なかったこと」にならないなあ(笑)

 「なかったこと」と言えば、築地市場移転問題は、どういう落としどころになっているのだろう?

 そうそう、時事問題といえば、この間「成田空港で不発弾みたいなものが見つかったので滑走路が使用できない」ってニュースが出ていたが、「不発弾?この前の戦争の時の?」って思っていたのだが、続報で「成田闘争で使用されていたものらしい」って出ていたので「そんなもん使用されていたのか?」って驚いた。飛び道具は火炎瓶ってイメージがあったので(笑)

 これもエビワカちゃんに「成田闘争って知ってる?」ってリサーチしてみようかと思ったんだけど、絶対に知らなそうだから聞く勇気がなかった。彼女は茨城県民だから、茨城県民にとって利根川より南は存在しないことは容易に想像できるし。
 だって、千葉県民であった私にとって利根川より北は脳内地図に存在しないから(笑)
 高校の屋上から筑波山が見えたので、意外と近いことは知ってるんだけどね。

 よく「ちばらぎ」と言われていたので、「千葉と茨城はライバル関係」と神奈川県民に言われるたびに「たぶん、千葉と茨城は互いの存在を知らないというか、無いものと考えている」と否定していた。茨城県民にとってのライバルがどこだか知らないけど、千葉県民が敵視するのは埼玉だと思う。大宮くんだりが新幹線通ってるからって偉そうにすんな的に。

 話が逸れたが、そもそも今、30歳のエビワカちゃんは、どこか外国で大規模テロが起こると「海外は怖いですね、やっぱり日本が一番安全」と言うので「地下鉄サリン事件を知らないのか?」と語る私がまるで戦争の語り部状態になります。
 「そんで、私が小学生の頃なんて、丸の内のオフィスビルで爆破事件があって、お父さんが都心のサラリーマンが多かったベッドタウンに住んでいたから、子供心にも衝撃だったんだよ」とか言ってると、まるで日露戦争の話しているみたいな気分になった。

 という私も、成田空港をめぐる紛争には詳しくないんだけど、なにせ京成線沿線に住んでいたもので、「スカイライナーが成田空港が開港してないから赤字でも走っている」って惨状は知っているし、うちの祖母は箱崎エアターミナルの近所に住んでいたので「肝心の成田空港が営業してないのに開店してしまった箱崎エアターミナル」の惨状も見ているので、成田空港の経緯は「子供だったからよくわかってなかったからこそ漠然と感じていた昭和の闇」って感じなんだよなあ。

 でも、高校生の頃も成田空港に入る時って手荷物検査とか身分証明書の提示必要だったよね?
 確か「出迎えです」って言っても、ちゃんと便名言わないといけなかったので、時刻表を入手して「何時のロサンゼルスからの○○航空」とか言っていた。

 空港に入る時にああいう検査しなくなったのっていつ頃だったっけ?
 もう、みんな覚えていないかもしれないけど、平成生まれはあの経験自体してないからなあ。

 そして、前から言っていたけど、昭和から平成になって、なんだか昭和がノスタルジックに美化されていって「まるで大正ロマン的な・・・」と思っていて、「いずれ、自分も明治女みたいな扱いになるのだな」と想像していたけど、いよいよ年号が改まると「昭和時代って、看護師は女性だけの仕事で、調理実習も女子だけだったんですってね?」ってことになり「昭和男は家事ができないからwww」ってことに・・・今まで「戦前/戦後」だったのが、その「/」の向こう側の人になっていくのかもしれない。

 うーん、それで、よく「語り継がないといけない」みたいなこと、戦争体験では言うけど、「それが全てでは無いよなあ」という気もしてきた。
 結局、一人一人の体験は真実なのかもしれないけど、そこに「全体としての真実」は無いから。

 バブル時代といえばジュリアナで踊ってる映像になっているが、あれは厳密に言えばバブル時代の逸話では無いし、ジュリアナで踊ったことのある人は全体から見ればごく僅かなのである。私はジュリアナに入ったことは無い。その近所のゴールドには何回か入ったが・・・

 うちの父方の祖母は、戦時中に箱崎に住んでいて、ギリギリのところで東京大空襲の消失を免れたらしいが、その祖母が東京大空襲のことを語ったことがなかった。
 私が高校生の頃、戦争の時の話になって、母が祖母に「あの戦争の時、正直、一番大変なことって何だった?」って質問したら、祖母は「そうねえ、まあ食べ物にも不自由したけど、一番困ったのが洗剤ね」と言ったので、意外な回答に私も母も「洗剤?」ってなった。

 でも、今の私なら少しだけわかる。
 東日本大震災で私が一番ショックを受けたのが「スーパーの棚からビールが消えた!」ことだったから。


9月15日(土)

●映画「泣き虫しょったんの奇跡」

 良かった。やっとフツーに面白い映画観られた(笑)

 えーと、この映画を観たのは、松田龍平だからっていうのはもちろんのこと「二番手に野田洋次郎が?」っていうのが気になったからです。
 大きな声では言いたくないが、野田洋次郎のルックスがタイプなので。野田洋次郎と井浦新と加瀬亮のラインが好きなのです。だから今まであまり関わりたくなくて遠ざけていたのですが、去年「三月のライオン」の加瀬亮に腰抜かしてから「自分に正直に生きよう」と諦めました。開き直りって大事です。

 というわけで、この映画のことは「30歳過ぎてプロになった棋士の実話」くらいしか知らなかったのですが、主人公の小学生時代から延々やっていたので「だから2時間超えなんだ」と途中で理解していたのですが、幼馴染とずっと対局していただけだったのに、父親が街の将棋道場に連れていってくれてから外の世界を知り、ぐんぐん腕を上げていってプロを目指すようになる過程が丁寧に描かれていて、なかなか楽しかった。

 「三月のライオン」は、天才棋士の話でしたが、この映画は別の視点というか全てを賭けてプロを目指していたのにプロになれない挫折を描いていたので、野球の世界でそういうの間近で観察していたから、将棋のこと全然わからなくても「青春もの」として楽しめた。
 でも、さすがに松田龍平が20代前半演じるのはちょっと無理があったかな(笑)

 それにしても、この映画、脇役が超豪華で、そういえば同じユーロスペースで観た「モリのいる場所」も「なにこの大河ドラマクラスの名脇役陣は?」って思ったけど、こっちは妻夫木聡とか永山絢斗とか染谷将太などの主役級がゾロゾロ出てくるので「なんだ?どうしたんだ?」って思った。極め付けがカメオ出演っぽく出てきた藤原竜也だったんだけど・・・・ああ、そっかホリプロ制作だからか!!!(今、検索してわかった)

 それなのに、後半に主人公がプロ編入試験として対局するプロ棋士が全然知らない役者さんばかりなのが気になったが、なんとそっちは全員、本当のプロ棋士さん達だったんだ!!!
 いや、プロ目指して奨励会三段の時の対局相手が新井浩文だったり早乙女太一だったり奥野瑛太(三月のライオンにも出てたよね)だったりしたのに、最後の方になって対局相手が知らない人だったから凄い違和感だったんですよ。なるほどね。

 そして、私は野田洋次郎目当てだったくせに、何の役で出てくるのかわかってなかったので「あれ?奨励会には出て来ないんだ?」って思っていたら、なんと、大人になった幼馴染役でジャジャーンと登場したので「ここか!」って驚いた。だって、子役の時はもっと目がクリっとした子だったじゃない?(笑)背も主人公よりずっと低かったのに。

 しかし、なんであの役に野田洋次郎なんだろう?
 いや、私はそりゃ松田龍平と野田洋次郎のツーショットに萌えましたけど、ガタイは野田洋次郎のほうがいいし、二人ともキツネ目系だし、絵的にはあれでいいのかな?って思ったのですが、もしかしたらモデルになってる人と似てるの?

 でも、すごい地味な感じの野田洋次郎が鑑賞できて、私は大満足だったんですけどね(笑)

 そういや、ほとんど恋愛エピソードの無い話でしたが、主人公の母親が美保純で、小学校時代の担任が松たか子で、20代前半の主人公に恋心を寄せる喫茶店のウェイトレスが上白石萌音で、社会人になってからの同僚OLが石橋静河という完璧な布陣であった。
 ほんと、主人公の父親が國村隼で、将棋の育ての親がイッセー尾形で、プロ入りを後押ししてくれるのが小林薫って、出演者の顔ぶれがほんと大河ドラマみたいだったな。

 まあ、これだけの豪華キャスト並べられて、面白くなかったら怒るところだが、けっこうベタベタな話だったんだけど、ありがちな「感動をありがとう」系になってなかったのは、松田龍平をキャスティングした時点で「熱血スポ根ものにはしない」ってことなんだろう。
 なので、豪華キャストの割には地味な映画で、将棋ファンには豪華キャストがわからない人も多かったんじゃないかなあ?新井浩文とか妻夫木聡なんて最初誰だか私にもわからなかったもん。

 あと、小林薫と一緒に出てきた人が「あれ?これ誰だっけ?」とわからなかったのだが、途中で「あ、土屋だ!」って気がついた。「モンテ・クリスト伯」の土屋役だった三浦誠己です。

 って、あんま映画の感想文になってないけど、自転車のシーンが良かったなあ。ああいう、シーンが積み重なると「映画って楽しいなあ」って気持ちになるし、映画館で観る意味がある。
 そして変に説明臭くしなくても、この主人公がプロになるのが普通はありえないことだということがわかりやすかったし、主人公の心理も周囲の心理もとてもわかりやすく、でもそれなりに含みもあり、とても楽しい娯楽作品であった。

 そして私は、渋谷に出たついでに、佐藤健の写真展に行ってしまったわ。

 入場料500円とるので、どんなんだろう?と思っていたが、「え?これで500円?」って感じでしたが、まあ、お賽銭ですかね?
 で、それバーのチャージみたいなもので、写真展と同じ広さのグッズ売り場が広がっておりまして、写真展自体が「カレンダー用の写真」なので、当のカレンダーが大量に置かれてるのはわかっていたけど、クッションとかトートバッグとか手鏡とか???

 慣れない世界なので戸惑ったが、「待てよ?私はそもそも、ここ最近の佐藤健にとても楽しませていただいているので、500円くらいお布施しようと思って来たのではないか?」と思ったら、500円ではとても足りない気がして、「えーい、買わないで後悔するよりも、買って後悔しよう」と、トートバッグと手鏡も買ってしまいました。

恥ずかしながら、佐藤健の写真展に行ってきて、グッズまで買ってしまった。課金額5000円也。 pic.twitter.com/jj2Ob0LAYN

— のんちゃん (@limnonchang12) 2018年9月15日

 カレンダーのわりにはブ厚いなと思って開封してみたら、カレンダーのていをなしてなくて、ただの写真集に日付が細切れについてるだけだった。どうしよう、これ。すげえ要らない(笑)
 中村倫也が表紙の雑誌にも順当に課金しているし、また部屋がそういうもので埋まっていくのだが、いい大人なんだから、被災地に義援金でも送ったほうがいいのでは?と自分にツッコミを入れておく。


9月14日(金)

 近年稀に見る「ドラマいっぱい観ないといけなくて忙しい」クールになってしまったが、続々と最終回を迎えて「はあ、けっこう完走したぜ」と小さな達成感を感じている今日この頃です。
 ほとんど脱落してないよな?日曜日の「ゼロ」くらいかな、脱落したの。

 というわけで、終了したドラマの感想をメモっておこう。

●「ハゲタカ」
 NHK版を観てなかったので、こっちに特に不満は無かったので、すごく面白いと思ったわけでもないが、なんとなく家にいるから観ていた。
 「フランケンシュタインの恋」とか「コウノドリ」の優しい感じの綾野剛はイマイチだったのだが、「ハゲタカ」のダークヒーローっぽい綾野剛はけっこう好きだったし。
 この枠のドラマってエモくないって言うか「登場人物に感情移入させない」のが多く、「ドクターX」みたいな「全員悪人」みたいな感じがハマると面白いようだ。「黒革の手帳」はそれで面白かったし。

 「ハゲタカ」で一番秀逸だったのは沢尻エリカで、「父の傲慢経営で傾いた旅館を立て直す娘」という普通だったらもっと情緒たっぷりなキャラ設定になるところをエリカ様の浮世離れしたルックスと演技であっさり描写したところ。それと渡部篤郎がたぶん唯一のエモいキャラだったのだが、なにせ渡部篤郎だから「いつどう転調するのかわからない」という勝手な期待を抱かせたところ。
 そして、経済モノなのに、肝心の経済のところがよくわからなかったところ(笑)

 経済界の重鎮である小林薫や伊武雅刀が悪いのはわかるのだが、そいつらをギャフンと言わせるための作戦もわかるのだが、それが単純には上手く行かないという過程もわかるんだけど、最後の方ドタバタして、なんか「してやったり!」って感じになるのだが「え?結局、何をどうやって勝ったの?」ってよくわからないんだけど、たぶんそこ大事じゃなかったんだろうね。
 大事なのは綾野剛の眼力とキメ顔なので、「どやっ!」ってなってスッキリでいいんだろう。
 綾野剛の部下役も池内博之、杉本哲太、光石研と濃いメンツが揃っていたけど、具体的に何やったかの描写はあまりなくて(池内だけは裏切り者としての見せ場があった)、でも「この顔ぶれだから優秀に決まってるだろう」という説得力があったので、キャラ立たなくても不満を感じなかった。

 そっか、こういう演出で刑事物や医療モノだと、私は苦手に思うんだけど、人の命がかかってないから「作り物」として安心して見てられるみたい。いや、刑事物も医療モノも作り物なんだけどさ。
 そして、なんだか池井戸原作ドラマみたいだったな。「半沢直樹」と「下町ロケット」と「陸王」を散りばめて、綾野剛が「倍返しだ!」ってキメるみたいな。それ故に、池井戸作品にありがちなウェットな部分が薄められていたので、さらにお気軽に観られました。

 って全然褒めてないけど、たぶんちゃんと全話観たので少なくとも同じ枠の「BG-身辺警護人」(キムタク主演のボディーガードもの)よりはずっと面白かったです。

●「ヒモメン」

 「オトナ高校」「明日の君がもっと好き」「おっさんずラブ」と、いい意味でブッとんでるのを連発しているテレ朝の土曜ドラマ枠だし、窪田正孝くん主演だから期待していたんだけど、うーん、悪くはなかったけど、イマイチ、ハマれなかったなあ。
 窪田くんの顔芸や七変化は楽しかったし、勝地涼のイケメン先生のはっちゃけぶりも楽しかったんだけど、キートン山田のナレーションで引っ張っていくところが嫌いではなかったけど、なんか突き放されてるような感じがして・・・・
 アニメっぽくやりたかったんだろうけど、だったらヒロインは川口春奈じゃなくて、橋本環奈か浜辺美波あたりだったのでは?

 てゆーか、私、川口春奈ってよく知らなくて。
 顔は普通に可愛いと思うけど、なんか特徴が無いんだよなあ。
 そして、美人で若くて特に性格にも問題なさそうな川口春奈の役が、どうしてどうしようもないヒモの窪田正孝に我慢しているのか・・・いや、我慢できないから何とかしようとしているんだけど、何とかしてでも一緒に暮したいという気持ちが全然わからなかったんですよ。
 原作の漫画がどういうテイストだか知らないけど、どうやら青年漫画らしいので、もしかしたら原作が「しょーもない男だけど、なぜか美人に愛されてる」っていう「うる星やつら」的な設定なんでしょうか?

 そのあたりがちょっとハマれなかった理由なのかなあ?と。だから、ヒロインがちょいブスだとか、性格に難があるとか、そういう設定があればわかりやすかったんだけど、そうすると違う話になっちゃうしな。
 でも、同僚看護師もやはりヒモに弱いという設定になっていたので、それこそこの話、ヒロインが佐藤仁美だったらとんでもコメディとしてフツーに面白かったと思うんですけど、まあ、川口春奈ってたぶん、若い女子ウケする女優さんだろうから、そういう層がターゲットだったのかね?
 あと、最終回になって急に幼馴染の男と結婚するって言い出して、なんだか最終回が一番つまらなかったのが残念。まあ、ああいう「永遠のダメ男」の話だと、最終回どうするのか難しいんだろうけど、海辺でハッピーエンドとか「はあ?」って思ったぜ。つーか、ちょうどその直前にやっていた「サバイバル・ウェディング」も海辺でチューだったので「どいつもこいつも海辺でロケしやがって」と呆れてしまったのもある。

 だから、ダメ男の窪田くんは良かったし、私がラブコメ好きだから期待しすぎてしまっただけで、気軽に見られるラブコメドラマだったと思うんだけど、だからこそ、なんかもったいなかったなあ。

●「高値の花」

 「シン・ゴジラ」や「アンナチュラル」で私の中で急上昇した石原さとみ株だが、「そもそも好きな顔じゃないんだよな」ということをこのドラマ観て思い出した。
 そもそも、このドラマを観ていたのは「音楽 上野耕路」だったんだけど、千葉雄大のヒールぶりがツボって、毎回「ひゃひゃひゃ、バーチー最高じゃん」って楽しんでいたのだが、そしたら終盤になって千葉雄大の腹違いの兄貴役で一部では「高橋二生」と言われた大貫勇輔(雰囲気が似てるというか、あの役がタカハシだったらって確かに私も思ったけど)が出てきたら、なんかそいつも超妖しくて「さすが野島伸司、もうわけわからんwww」って楽しんでいたのですが、あの最終回なんだったんですか?

 まさかのオール・ハッピーエンド???
 つーか、映像がファンタジーすぎて「全員死んだのか?」って思ったけど、誰かが「柔軟剤のCMみたい」と言っていたので「それな!」としか言いようがなかったんだが、野島伸司の悪趣味なところが凝縮された最終回だったような?
 って、私はそれほど野島伸司脚本ドラマ観てないんだが・・・
 「101回目のプロポーズ」も「高校教師」もほとんど観てない。すごく話題になっていたので半分観た気になってるけど。
 「ひとつ屋根の下」は観ていた。けっこう好きだった。
 そして、一番ハマったのが「この世の果て」だったのです。三上博史とトヨエツが出てたので当然観ていたわけですが、序盤のぶっとび展開にどハマったんだけど、三上博史の天才ピアニスト役が手を自分で傷つけてから失速したなあ。つーか、最後どうなったおか全然覚えてない。盲目の少女(桜井幸子)と恋する顔に酷い傷のある青年役の大浦龍宇一は、あれでブレイクすると思いきや、あんまりパっとしなかったような?

 そんで「高嶺の花」も、大貫勇輔演じるヒョーマ様が出てきたあたりがピークで、「なにこの、拾ってきた美少年って(山中柔太朗くんというらしい)www」だったり、さらにその美少年がバラのお風呂を立てていたりするトンデモ展開にググっと膝を寄せたが、それ以降、ヒョーマ様エピが膨らまなかったのが残念というか、最後の方は私にとっては付け足しでした。
 つーか、1話分足りなかったんじゃないかなあ?

 というわけで「高嶺の花」は「千葉雄大を脱がせすぎだった」ということで私の記憶に残ると思います。いや、それで喜んでいたわけではなく、「リカちゃん人形みたいだからヤメれ」と思ったんだけど、プールのシーンを執拗に繰り返すので「だから、もうヤメれ」って思ったのでした。バスローブではだけるだけで充分でしょうに。
 あと芳根ちゃんが、最初の方はピュアなお嬢様だったので「なんで、こんな面白くない役を?」と思っていたら、後半で闇落ちしたので「そのためだったんかい!さすが芳根ちゃん!」って、そこは楽しめました。芳根ちゃんとタオちゃんの映画も観に行かないとあかんかなあ?(「累」)


9月12日(水)

 「半分、青い」の佐藤健演じる律が母を失い、離婚して家族を失い、転職して仕事を失うというオーバードーズを経て何だかギャンギャンに面白いキャラになってきたのだが、火10の「義母と娘のブルース」では真逆のキャラでアキコさん(綾瀬はるか)に愛を叫んでいたので、たいへん心地よく頭が混乱しています。
 もう、律もスズメに告っちゃえよ!って(笑)

 「当たり」の時って、こういうシンクロするんだよねえ。
 去年は「カルテット」と「おんな城主直虎」で「なんで高橋一生は別のドラマで同じような設定になっちゃってんの?」って騒いでたのを懐かしく思い出す。

 この二人が共演している「億男」についうっかり期待が高まってしまうが、最近映画でハズしてばかりなのでハードル上げないようにしておこう(笑)
 大友監督は「三月のライオン」がかなり良かったので大丈夫だと思うんだけど。

 それにしても「半分、青い」でシェア・オフィスで起業する話をこの私がノリノリで観ているなんて不思議である。そういうトレンディ・ドラマにありそうな設定苦手なのにね。
 たぶん、朝ドラ特有の貧乏くささとトレンディ・ドラマ感がマッチするんだと思う。「純と愛」はトレンディというよりも一時期流行った「ジェットコースター・ドラマ」みたいだったけど、あの雰囲気も好きだった。

 そんで、朝ドラらしく、おままごとみたいに進む起業エピであるし、律とスズメとマーくんの三人でダラダラやってるだけっていう、普通だったら「けっ」って感じの話なのに、「はあ・・・私も転職してーな」ってマジ羨ましがってるのである。岐阜弁で「けだるい」とか言うんだっけ?

 信長イヤーを通過して、どう考えても人生半分は通過してしまったので、なんだか退屈しているのは事実だ。
 だから、何か新しいことをやってみたいような気がするけど、具体的にやりたいことが無いわけで・・・
 てゆーか、20代の頃から仕事に関しては、やりたい仕事なんて無かったわけで・・・
 遊ぶ金欲しさに、ずっと真面目に働いてきたわけで・・・

 ただ、20代の時の仕事は、あまりにもどんぶり勘定というか、単価が高額すぎたので「なんか、もっと地道な・・・客が本当に必要な物を売るような業種で働きたい」という漠然とした希望があって30代で職探ししたのだが、ぶっちゃけ選ぶゆとりなど無く、知人の紹介で今の会社で雇ってもらったが、一応、「客が必要だと思って金を払ってくれている」という条件はクリアしている。
 でも、マーケティングっていう概念があまり無い会社なのがちょっとなあ(笑)

 学生時代にやっていた喫茶店の仕事はけっこう好きだったな。
 コーヒーが350円の昭和の時代の喫茶店だったので、お客さんたちはコーヒーというよりも「場所」を買っていたわけで、商談や打ち合わせはもちろん、近隣で働く人の休憩場所であったり、それぞれの過ごし方をするのを眺めているのが楽しかったし、中には「この人たちなにやってるの?」って感じで毎日黙って時間を潰しに来る謎のお客さんもいたし、けっこうのんびりとした接客業だったので楽しかった。
 あと、同年代のバイト仲間たちとの交流も。学校もバラバラだったので、音大から理系から専門学校まで、いろいろな学校の子がいたので大学とは違う雰囲気で面白かったのである。

 今考えると、朝10時から夜の10時まで通しで働いても時給同じだったから残業手当とか有給休暇なんて無かったし、誰もそんなこと気にもしてなかったのだが、経営者一族も揃ってキャラが濃くて、そりゃ辛い事もあったけど、今から思うと楽しかった思い出でしかない。
 これだから「今どきの若いもんは権利ばかり主張して」とか言い出すんだろうな(笑)

 意外と接客業いけると思ったので、もし結婚でもして、パートに出ていたらきっとファミレスなんかでベテランパートおばさんになっていただろうなあ。


9月9日(日)

 どうやら、私のイチオシの岡部たかしは映画「SUNNY」でも篠原涼子の夫役で出ているらしいんだけど、さすがにアレは観る気ナッシングだなあ(笑)
 予告編は何度も見たけど、予告編だけで殺意があれだけ芽生える映画も珍しい。オザケンの「強い気持ち」が使われてるんだけど、そこも強い殺意ポイントである。

 オザケンといえば「リバーズ・エッジ」にも使われていたけど、あの映画自体があまり話題にもならなかったんだけど、「リバーズ・エッジ」といえば、諸般の事情で関東で放映されなかった「幸色のワンルーム」というドラマをTVerで観てみたら「これ、そんな忖度するような話?」って思った。
 「誘拐を肯定的に描いている」ってところが問題だったらしいけど、観てみたらストックホルム症候群的な話じゃなくて、親にも教師にも虐待されていた少女を「お兄さん」が保護してるっていう話でした。
 そんで、その「お兄さん」役の人が「イケメンっぽいけど、マスクしてるから顔がよーわからんな」って調べてみたら「ああ、あのリバーズ・エッジで二階堂ふみの彼氏役だったクズ男だったんだ!」

 あの役の人、けっこうな汚れ役だったので「駆け出しのイケメン俳優なんだろうけど、この役自体には旨味が無いけど、こういう役やるってことは評価されて後から出てくるのかも」って思っていたが、次に私の目に触れたのが「お兄さん」役とは、事務所的には相当遠回りして売ろうとしてるな、と思ったのである。

 そんで、この俳優さんがたぶん、少し前に観劇していたら近くの席に座っていて「このイケメンさんも役者さんなんだろうな」って思った人だと思う。「綾野剛と浅香航大足して割ったかんじ」だったから。
 そしたら「ヒモメン」で「誰この長身のイケメン?」って思っていたら、その上杉柊平で、「そうそう、こういう役に地味にねじこんでいたほうがいいかも」と思った。

 しかし、ほんとに浅香航大に似てるし、松田翔太にも似てるので、ああいうイケメンさんはどこに食い込ませればいいのか難しいんだろうなあ。背が高すぎるのも難しいし。
 でもこの間チケットとった東出くん主演舞台の「豊饒の海」にも出るんだよね。宮沢氷魚もキャスティングされているので「長身で揃えたなwww」って思った。そういうニーズはあるんだね。

●映画「きみの鳥はうたえる」

 昨日これを見にいこうと思っていたら「14時の回はもう満席じゃないか」ってことで見送ったのだが、とっとと見に行かないと見る気無くなると思って今日は頑張ってチケットとって観に行きました。また満席だったけど(笑)
 この映画も「たぶん、絶対に退屈する」とわかっていたんだけど、青田買い物件の水間ロンくんが出ているということで。

 期待に違わず超退屈でした。

 でも、朝ドラの佐藤健の妻役で注目された石橋静河が主要キャストだったので、彼女の魅力はじっくり堪能できたので良かったんだけど。
 この映画は「函館市民映画館シネマアイリスの開館20年を記念してオール函館ロケで制作された作品」らしいんだけど、そのわりには、あまり函館を魅力的に描いてなかったのだが、それで良かったのだろうか?
 柄本佑と染谷将太がルームメイトで、そこに柄本佑と恋仲になった石橋静河がやってきて、三人でひたすら夜遊びしているという映画だった。

 私が最も苦手とする「リアルな青春モノ」だけど、クラブのシーンとかやたら長かったが、リアルさだけはさすがだった。「だから、なんなんだ?」と寝そうになりながら観ていたけど、「ああ、私もこうやって友達と何度も夜明かししたっけなあ」って思った。
 朝まで遊んで、そのまま帰りたくなくて、友達の部屋になだれ込んで、そのまま仕事行ったり、そのまままた夜になったり、ほんといったい何やってたんだろう?(笑)

 それをいまさら延々と見せられても困るのだが(笑)

 いったい何なんだろう?東京の若者みたいなこと、函館でも出来ますよ?って話だったのか?
 ビリヤードも卓球もダーツでもできるバーみたいな場所があったけど、ラウンド1か?

 そんで、登場人物たちの背景も描かれずにひたすら「三人の夜遊びの日々」を見せられたので閉口していたのだが、柄本佑がバイトしている本屋の同僚の足立智充がちょっと微妙にヤバい奴で「この造形は面白い」と思っていたら後半になってさらにキャラが立ってきたので「ここだけほんとに面白い」とやっと頭が動いてきたら、そこはそれ以上膨らまずに終わってしまった。

 わからない。ほんとうにわからない。
 自分がオバさんだからわからないのだろうか?
 でも、私は若いころからこういう映画避けていたんだけどな。
 ジム・ジャームッシュとかは好きだったけど、ジャームッシュの映画ってけっこうサービス精神旺盛だったよね?

 この映画も原作小説のあらすじを読んでみたら、染谷将太と母親の話はもっとエグい話になっていたのに、映画だとそこは描かれてなかった。
 あと、たぶん原作の設定だと、柄本佑の役はもっと若いんだろうけど、そこもちょっと無理があったかなあ。そりゃ、柄本佑の演技力があったからこそ、それなりに観れたけどさ。

 しかし、なんか変なスパイラルに入ってしまったなあ。
 なんか「お見合いやりすぎてなんだかわからなくなった」みたいな?
 「あれ?私、なんか高望みしてるの?」みたいな?

 ところで、私のお目当ての水間ロンくんは染谷将太に職質している警官役で1シーンだけでした。つーか、なんで職質されてたの?昼間なのに・・・・あのシーン必要だった?
 柄本佑にしてみれば大事なルームメートだけど、世間一般的には不審者であるという描写だったのだろうか?よくわからん。

 他の人の感想を少し漁ってみたけど、そっか函館出身で41歳で夭逝した(自死)作家の原作なのね。
 その雰囲気を現代設定で、しかも地方都市で、っていうところがメインになっていたのかも。
 ただ、その良さが私にはわからなかった。

 つーか、もはやこういうの観ても「いいからちゃんと働け」としか思えないのって、歳とったからなのか?(苦笑)

9月8日(土)

 この猛暑の中、万歩計の累計100万歩を75日で達成したので、気を良くして今日は2万5,000歩も歩いてしまった。疲れた。
 30代の頃はちょっとハードにお散歩すると、すぐにお腹周りに還ってきたけど、今じゃ全然なのが悲しい。
 それでも、ここ一ヶ月くらい筋トレもやってるので、ベルトの穴が一つ進みました。ちょっとでも成果出ると嬉しいね。

 北海道にしろ関西にしろ、災害での被害が大変だけど、そういや東日本大震災の時にはさすがに痩せたなあ。
 自分のところは大した被害なかったけど、計画停電に翻弄されたり、通勤に苦労したり、スーパーの棚がガラガラになっていたりと、いろんなストレスかかって自然に痩せてしまったらしく「あれ?もう履けなかったスカートが入るようになってしまった?・・・・・でも、全然嬉しくない」って思ったなあ。

 それにしても北海道全域での停電って、詳しいメカニズムはわからないが、シム・シティで市長が絶対やってはいけないことだったのでは?私はあのゲームちょっとだけやっただけだけど、電源確保はかなり重要マターだったはず。
 それでも予定よりもかなり早くに復旧したので(全部では無いけれど)、それが「さすが」なのか「最初に最悪のケース発表しただけなのかも」なのか良くわからないけど、停電が続くとほんとどーしよーもないからねえ?ツイッターで「電気無いとほんとやることがない」という呟きを見たけど、ほんと想像するだに「どうすんだ?」って思う。
 でも、どうやら星が綺麗だったらしく、それはちょびっとだけ羨ましかった。

 さて、昨日の金曜日はいつものようにドラマ3本観るのに忙しかったのだが、「透明なゆりかご」にまた岡部たかしが出てきたので「やったー!」って喜んでいたのだが、その後「dele」にも出てきたので「なにこの売れっ子ぶりは!!!」と小躍りしたたんですけど、私が観てなかった月9にも出ていたらしい。
 特に「dele」では、塚本晋也、千葉哲也、 Mummy‐Dという怪しさ満載の個性派俳優の並びに加わっていたのでファンとしてはガッツポーズものである。

 それにしても「dele」は先週は「阿寒に果つ」やってて(女子高生が雪の中で凍死自殺)、今週は「羅生門」というか「藪の中」やってて、攻めてるなあ。10時台では出来ない内容だから「11時台だからこそ出来る設定」って感じなのがいいね。「おっさんずラブ」もそうだったけど、11時台はどんどん攻めてほしい。

 そして今クールナンバー1はやはり「透明なゆりかご」だなあ。
 「グッドドクター」は山崎賢人は激カワだからいいんだけど、自閉症スペクトラム設定なのに、ちょっと空気読めすぎになってきたのが気になるんだけど、「透明なゆりかご」は主人公の発達障害がブレないのがいい。
 そして、前も書いたけど、淵上泰史がちょっとだけど医者役で出てきていたので喜んでいたら、岡部たかしまで精神科医役で出てきたのでキャスティングが趣味すぎる。

 「星野源の次は高橋一生だ!」って言っていたら、そうなったし、「じゃあ、次は田中圭」って言っていたら、またそうなったので、次は淵上泰史かしら?
 そういや吉村界人くんもこのクールで3本ゲスト出演していたので、来年あたりはゴールデンタイムでもっと主要な役で出てくるかもね。

9月6日(木)

 あーあ、なんか仕事が冴えないなあ。

 時々ボヤいているけど、長年かけて自分が居心地いいように作り上げた空間を変えられちゃったんですよね。場所も人も。
 自閉症気質なので、環境変わるとすごいストレスになるのわかっていたので覚悟はしていたが、場所には慣れたが、少し位置変わっただけで・・・あと構成メンバーが少し変わっただけで、以前のような・・・・うーん、なんと表現すればいいのだろう?
 使い古した布団や枕やシーツにすっかり馴染んでいたのに、枕の位置変えられて、枕カバーやシーツや布団カバーも新調されてしまったような?

 それもあるけど、あの空間を制御していたのは自分のつもりだったのに、もはや空気をコントロールできなくなってしまったのが少し辛いのかも。
 あと、それが一番大きいのかもしれないけど、私の後釜になるのだろう立場になった人とソリが合わないのよおおおおお。
 なんだか私がイジワルしてる感じになってしまって、それが一番辛いのかも。

 今日もこんな些細なやりとりがあった。
 1年前に彼女に引き継いだ、身内向けの請求書発行があって、それはほぼ毎月定額というか「家賃と光熱費の請求だけ」なんだけど、その会社はグループ会社向けの共通備品を発注するシステムが入ってなくて・・・いや、そんなの入れてやればいいだけだけど、最初から年に1回くらいしか発注しないことわかっていたから、そのためにID発行するのも面倒だから(私がやるならいいけど、それを担当部署に依頼するのが面倒)、私が代わりに発注して、右から左にその会社に請求することにしたのだ。

 で、引き継ぐ時に「たまーにそういうのがあるから、その時は伝えるね」と言ったのだが、彼女は毎月きちんと「今月は大丈夫ですか?」って聞いてきて、その度に「無いよ、っていうか、ほとんど無いから」って返事していた。
 そしたら7月にたまたまそのイレギュラーなのが発生したので、彼女に伝票入れてもらおうと思ったのだが、休みだったので(うちの会社、土日出勤もあるから平日休む人が多く、イベント仕事が重なるとなかなか顔を合わせ無いことも多い)忘れそうだから私が伝票を打っておいた。

 そしたら今日になって「この請求伝票を8月に移動させてもいいか?」と聞いてきたので、「あれ?7月で出力してなかった?」って言ったら「7月のを出力した後に入ってました」と言う。
 いや、出力してないの確認したんだけど・・・・そうだ、思い出した、どうせまた確認してくると思って、その時に「休みだったので伝票入れておいたからあれも出しておいて」って言おうと思ってたのだ。

 そしたら彼女のほうも、たまたま私に確認せず出力してしまい、後から「なんか先月入ってた?」ってことに気がついたらしい。
 そして「こういうの、言ってもらえると助かります」と言われた。

 「そっちが毎月確認してきてたから、てっきりまた確認してくると思ってたので・・・」という言葉は飲み込んで「ああ、ごめんね、気をつけるね」って言った。

 たったそれだけなんだけど、こういう食い違いが意外と多くて、「ああ、こういうのほんと、馬が合わないって言うんだろうなあ」って、あれ?「馬が合わない」とはちょっと違うな?

 たぶん、他の同僚だったら「ごめん、この伝票入ってるの気がつかなくて出力してなかったんだけど、どうすればいい?」って言うので「あ、こちらこそごめん、言い忘れてた」で終わるんだろうけど、そうならないのはなんでなんだろう?

 そして、こんなことでメゲてる自分が情けなくなり「ああ、サイコパスになりたい」と本気で思ったし、「もし私がサイコパス役やるのならどう演じよう?」ってしばらく頭の中でロールプレイしてみたけど、推しには一度はやってほしい憧れのサイコパス役だが自分でやるとなると全然演技プラン立てられないや。

 そういや「馬が合わない」で思い出したけど、先日他部署のW氏がうちのフロアで話していたら、うちの同僚が「この間、発注した物品が届くのが遅かったけどなんで?」と責めるわけでもなく「いつも正確なのに、あの時はなんか理由があったの?」って感じで聞いていた。
 グループ会社の支店を回るルート便は、いつも時間が正確なのに、その日は妙に遅かったらしいのだ。交通事情が悪い日でもなかったらしい。

 そしたらW氏は「ああ、これは手前味噌なんですが」と言い出すので、横で聞いてただけだが「え?ここで手前味噌なこと言うの?」と違和感を感じていたら、「あの日は親会社の方に大量納品があって、それの積み込みに時間がかかってたんです」とフツーに言い訳をしていた。

 それ、手前味噌ちゃうやん・・・・

 たぶん、「こちらの勝手な事情なんですが」とか言いたかったんだろうけど、そっか「手前どもの都合で」って言うつもりだったのかもね。今書いててわかった。
 その場で指摘してもよかったけど、W氏はすぐに恐縮する人なので、会話に関係ない私が横から「それ手前味噌違うよ」なんて言ったら、「ああ、重ね重ね失礼しました」とアワアワしはじめて面倒だから黙っていた。
9月5日(水)

 やはり今回の台風の猛威は凄かったんですね。
 あれだけ車がなぎ倒されてて、屋根がすっ飛んでいても、人的被害が意外と少なかったのは早い時点で交通機関ストップさせて会社や学校も休みにしたからなのかね?
 それにしても関空の被害がまるで映画みたいだった。
 きっと映像作家の皆様は資料としてせっせと画像を保存していることでしょう。「ああ、なんて不謹慎な仕事なんだ」と嘆きながら。

 さて、また「おしりかじり虫」にひっつかれた。
 土曜日にひどい便秘になって、半日掛かりの難産の末になんとか産み落としたのだが、その後しっかり腫れちゃって・・・・残っていた座薬使っても治らず、また新しいの買ってしまった。
 おかげでまたしばらく完全禁酒である。今までは週に一回くらいはビール飲んでたんだけど。

 そういえば、1年前くらいはビールが全然美味しくなくて「やっぱ味覚障害なのかな?」って思っていたんだけど、いつの間にか治ったみたい。まだ、少しドライマウス気味だけど、ほとんど気にならなくなった。
 やはり更年期障害だったのかね?そういや、笑いのツボにも最近はハマっていない。
 「検察側の罪人」のニノと吉高ちゃんの謎のラブシーンとか、絶対にツボってたはずだったけど、大丈夫だったから。まあ、ちょっと「ぐほっ」ってなったけど。

 ところで、ここ最近、20代の頃に匹敵する勢いで映画観てるけど、なんだかどんどん忘れちゃうなあ。
 趣味じゃない映画ばかり観ているせいもあるんだけど。
 年末になると映画雑誌などでは「今年のベスト映画」を映画評論家があげる企画があるけど、私ああいうの絶対無理だわ。そりゃ、それが仕事だったらちゃんとメモとって頑張るのかもしれないけど。

 今のところ今年一番面白かった映画って何だろう?
 うーん、「パディントン2」だな(笑)
 2位が「カメラを止めるな」で3位が「モリのいる場所」。4位がタカハシ補正込みで「嘘を愛する女」で5位が「娼年」かな?

 笑える映画ばかりだ(嘘愛を除く)。
 どうやら声出して笑えないと点数低くなるらしい。


9月4日(火)

●映画「寝ても覚めても」

 休みだけど台風の影響で天気悪かったので、この映画を観に行くことにした。会員割引千円デーだから。

 ところで、台風は西の方を通過しているというのに関東でもこの強風とは、西の方はどんなことになってるのだろうと思っていたら、トラックがジャンジャカ転倒しているとか、かなり酷いことになっているようなので心配です。

 さて、「寝ても覚めても」ですが、映画館で予告編観た時に衝撃を受けた。「あの東出くんが二役????そんで関西弁???」
 私の中では「味わ深い天然物の大根」になってる東出くんにそんな難易度高いことを・・・・しかも関西弁は朝ドラ「ごちそうさん」でも突っ込み所として「棒太郎」の名声を高めたというのに・・・・なんというチャレンジャー!!!
 そんなの、よほどのマニアにしか受けないだろうと思ったし、「よほどのマニアって私か」と自覚があったので絶対に観るつもりだったが、奇しくも昨日「今年一番ダメだった映画(暫定。二位は「猫は抱くもの」)」を観てしまったので「よし、今だったら何でも許せるはず」と、保険もバッチリだった。私は用心深いのである。

 映画始まるまで時間があったので、ネットで「検察側の罪人」の感想を漁りまくったが、私と同じような感想の人をいっぱい拾えたのでホっとした。
 そしてジャニヲタさんたちは「難しくて一回じゃわからないから、何度も見よう」と前向きなこと呟いてる人が多くて泣けたが、そりゃ私だって、あれがハセヒロとタカハシだったら三回は観るわさ(笑)

 さて、「寝ても・・・」であるが、公開直後だったせいもあるのか平日の昼間だというのに、客席半分くらい埋まっていて驚いた。後で知ったのだが、わりと注目されてる若手監督のメジャー1作目でカンヌにもかかっているらしい。
 そんなこと知らないで、観ていたのだが、まあ、フツーに退屈でした(笑)
 まあ、だいたいカンヌ系ダメみたいなんだけど、それを知らなくても、まあ予想内の退屈さで「ああ、思っていた通りだ」と思えることって素晴らしいと、なんだかマジで嬉しかった。

 そんで東出くんは、最初に付き合ったけど失踪してしまった彼氏役と、数年後に出会うフツーのサラリーマンの二役だったんですけど、最初の男がパリコレのキャットウォーク歩いてる東出くんそのままで「なんじゃこりゃ?」って思ったんですが、その変な雰囲気の男の出番は意外と少なくて、話の本筋は第一の男とクリソツなサラリーマンの方だったんですね。
 同じ時期に予告編で「同じ顔の男が!」って外国作品があって、そっちはサイコ・サスペンスっぽかったので、てっきりこっちもそんな感じなのかと思っていたんですが、けっこう真面目な恋愛ものでした。月9とか少女漫画っぽい。

 そんで、東出くんがどーのこーのというより、そのサラリーマン男の造形が意外と好きだった。
 つーか、たぶん、「絶対にネイティブに不評な東出くんの関西弁」が必要とされるキャラなんだろう。ノリは関西人なんだけど、コテコテじゃなくて、けっこう気配りのキャラなんだよね。
 原作ものだから、そういう原作なのかもしれないけど、そのあたりの脚本がほんと絶妙で、こういう話にありがちな「優しい彼氏」ではなく、「こういう人いそうでいないけど、こういう優しさっていいな」ってリアルに憧れる感じがとても良かった。

 そんで、猫みたいに気まぐれで、他人の気持ちなんて考えていないサイコパス気味の(そこも抑えた感じで良かった)元彼役と、「なんかジワジワくるいい奴だな」っていう今彼役で終わるのかと思ったら、最後になって、今彼役の黒いところが全開になり「あなそれ」でも見せた「怒らせると怖い東出くん」のまた別パターンが出てきたのでマニア的には大満足でした。

 ヒロイン役の唐田えりかが実年齢20歳で、東出くんが30歳だから「中の人」同士の年齢差けっこうあるんだけど、東出くんの童顔が功を奏して歳の差感じさせなかったんだけど、それ故に大人の恋愛モノではなかったけど、少女漫画みたいな話だと思えば、キャラがナチュラルでオバさんにも馴染みやすかった。

 311の描写とか、その後の東北支援活動とか、渡辺大知の難病設定とか、所々「これ、いる?」って思ったシーンもあったけど、ラブコメ好きだけどシリアス恋愛ものが苦手な私がけっこう楽しめたので、かなりの良作だったと思う。画廊での出会いとか、花火やってるだけとか、わりとフツーのリア充シーンが多かったんだけど、そういうシーンで私が脳死しなかったのは多分、演出が良かったんだと思う。
 って後で調べたら、そういう演出技法には定評のある監督らしくて、そっち方面のマニアの人はカメラワークなどを熱く語っていましたが、うん、私も最後の方の二人が川縁を走る長回しのシーンは「これは凄い」と感心したし、万人受けする映画なのかはわからないけど、この手の映画にしては、ほんと退屈しなかったし、「やはり東出くんの大根ぶりは素晴らしい」と再確認したので、11月から始まる舞台「豊饒の海」のチケット買ってしまったわ(笑)
 いや、あれを舞台で観るとどうなんのかな?って思ってさ。

 うーん、それにしてもやっぱし「検察側」のニノの役は東出くんにしてほしかったな。
 だって、後輩の方が先輩を体格で見下ろすのが好きなんだもん。
 この映画では東出くんの同僚役の瀬戸康史がしっかり見下ろされてましたが、先輩役じゃなかったので残念だった。
 だから、何度も言ってるけど、いつか高橋一生×東出昌大やってほしいんだけどなあ。

9月3日(月)

●映画「検察側の罪人」

 この映画、予告編を見た時点で「あんま好きじゃなさそう」と思って、全然見る気無かったんだけど、田中美央さんが出てるらしいのと、予告編でも超キモかった容疑者役のオジサンが「え?半分、青いの、あの農協のオジサンなの?」ってことを知り、それに釣られて観てみました。

 原田監督の「関ヶ原」は観たんだけど、「基本登場人物把握してないとキツいが、真田丸を観ていたら予習は充分」という前評判だったけど、ほんとその通りで私はキャラ設定最低限抑えていたからそれなりに楽しめたけど、そうじゃない岡田くんファンの人たちは取り残されただろうなあ、って作品だった。
 まあ、岡田くんがカッコよかったから大丈夫だったのかもしれないけど。

 なので、それを踏まえて、この「検察側の罪人」もざっと映画評などを眺めて予習したんだけど、どうやら原作とはかなり違う設定や展開らしいし、原作には無い戦争エピソードも入るらしく、けっこう無理そうな感じだった。
 ですから、心のハードルをものすごーく下げて「酒向芳(だから、朝ドラに出ていたオジサン)の怪演と、新しいキムタク像とやらを楽しめればいっか」と、超バカにしたモードで挑んだわけです。




 結果。




 今までに経験したことが無いくらい心が死んだ。





 今までも「これ、絶対無理」と脳死した映画はあったけど、「でも、きっとこれを面白いと思う人もいるのだろう」と思ったけど、これは無理。「これ、面白いと思う人いるの?どこに?」って感じ。

 まず、良かったところから述べよう。
 ニノが容疑者にブチ切れて捲し立てるところは良かった。さすがでした。が、他に特に良かったところは無い。って、だから良かったところね。
 吉高由里子も良かった。吉高ちゃんの出てるドラマで面白いと思ったのってあまり無いから、私はこの女優のことをあまり好きじゃないのだが、それでも、この映画の吉高ちゃんの役は良かった。つーか、いっそ、キムタクVS吉高ちゃんにしたほうが、良かったんじゃ?
 お目当ての酒向芳は、あんなビジュアルなのになんかカッコ良くて、大満足でした。
 そして松重豊の役が出来すぎてて、カッコ良かったけど、出来すぎてて浮いているというか、なんか違う映画になってたぞ?だったら、あの松重さんと酒向さんの狂ったバディモノ観たかったぞ?大倉孝二の役も適度に狂ってて、だったら、松重さんと酒向さんと大倉さんと、あと音尾琢真でずっとヒャッハーーーで良かったぞ?

 「関ヶ原」では、ロケで使用した建物のスケール感が素晴らしかったが、「検察側の罪人」でも、最後のほうに出てきた国選弁護士役の八嶋くんの事務所が無駄に広くて、室内の作り込みも素晴らしく、とても癒されるシーンだったが、「そこ重要か?」とも思った。

 うーん、良かったのそれくらいかなあ。あと、私の大好物である矢島健一がちょびっとだけ出てきた。

 なので、絵柄とキャストはほんと最高だったんだけど、いかんせん話がさあ・・・
 途中まで話の展開がよくわからなくて、何度も寝そうになった。

 さあ、ダメ出しするよ!(笑)

 マスコミにバッシングされてる政治家役(キムタクの同級生)の平岳大が存在する意味が全くわからなかった。あのエピソード必要だった?
 たぶん、キムタクの「壊れている家庭」の描写と共に、「政治家の親友の失脚」というのがキムタクを追い詰めているという話なのかもしれないけど、そういう心理描写を感じられなかったので、よくわからないというか、だからキムタクがなぜあんなことをするのかよくわからなかった。

 そんで、たぶん、ニノはキムタク先輩に憧れていたんだろうけど、その描写も薄いので「この話の構成上そうなんだろうな」って感じだった。
 そうだよ「関ヶ原」でも、知ってる人は秀吉と三成の濃厚な関係わかってるからいいけど、それわかってないと、三成と家康がなんで対立してしまうのかわからないと思ったんだけど、それをわかっている前提の映画になっていたけど、この「検察側の」もまるでそういうキャラ設定が先にあるかのように進んでいくから、よくわからないんだよね。

 だから、たぶん、キムタクの役はすごく頭が良くて魅力的な人物だという設定なんだろうけど、「有名人の誕生日を膨大に記憶している」っていう設定だけでそれを表現するのは難しかったし、あの設定も上手く機能していたとは思わない。ただ、林家ぱー子師匠を思い出しただけだ。

 そんで、これは演技というよりも演出の問題だと思うんだけど、こういう構成の話だったら、月並みだけれども偉大な先輩に新米の後輩が食らいつて追い越すような描写が必須だと思うんだけど、それが感じられなかったのがエンタメ作品としてイマイチだったところかなあ?「孤狼の血」はそこをきっちりやっていたので、好きな話じゃなくてもそこそこ楽しめたんだけど、せっかくキムタクとニノの共演なのに、二人の対比や対立が全面に出てなかったところが勿体無いというか、そもそもそういう話じゃないらしい。

 じゃあ、どういう話だったのか・・・・って考えても、よーわからん。
 なんつーか、「情」の無い話になっていたような?
 友情とか愛情に振り回される描写がほとんど無かったような?

 原作読んだ人の感想読んでみたら、相当原作と違うようで、テーマ自体も相当違ってしまっているようで、「じゃあ、いったい監督は何やりたかったんだ?」という謎が残る映画のようですが、そもそもこれをジャニーズ役者でやってしまったのが失敗だったのではないかと。
 つーか、「関ヶ原」みたいに岡田くんVS東出くんだったら、まだ納得できたかも。
 うん、ニノが悪いわけじゃないけど、ニノの役が東出くんだったら、なんとなく全てが丸く収まりそうな気がしてきた。もしくはやはり松坂桃李か。

 だから、クドイですけど、ニノの役は暴走するキムタクに振り回される役のはずなのに(違うの?)振り回されてる感が少なかった。
 つーか、長編小説を2時間の尺でまとめるのなら、例えばニノ目線で固定しないとなあ。
 だから、わりとキムタク目線で話が進んでいたから、ニノが何のためにいるのかわからないのが問題だったかと。だったら原作を改変して「検察の闇を暴こうと潜入しているジャーナリスト吉高」をメインにしたほうがフツーに面白かったかと。まあ、それだとフツーの検察ものサスペンスになっちゃうけどさ(笑)

 そして、だから松重さんの役が優秀な手配士すぎて、さらにその手下の謎の女が「別の映画」すぎて、そこだけ異常にフツーのエンタメになってるから、バランス悪すぎて笑ってしまったんだけど、ヤクザ者の描写にしてもお約束が過ぎるし、そういや暴力的な描写はほとんど無くて、そういうところほんと変な映画だったが・・・・さて、もう遅いからそろそろ寝る。

 なんか、まだ気が済まないんだけどさ(笑)

 そういや劇中で出てくる高級そうな料理がどれも不味そうだったんだけど、「すごい内装が凝ってる高級レストランで、見た目が凝った料理を食べたが、不味かった」って感じの映画でした。ああ、少しだけ気が済んだ!

9月1日(土)

 もう9月かあ・・・

 あんま日記に書くようなこと無いんだけど、暇だから無理して書いてみる。

●ものスゴくどーでもいー悩み

 自分でも何のためにやってるのかよくわからない「吉沢亮スタンプラリー」であるが、ここにきて難問が発生した。
 「銀魂2」である。
 1も当然のことながら見てなかったが、2が上映される直前にテレ東で地上波放送していたので、「どんなもんじゃろか?もしかして食わず嫌いなんじゃろか?」と好奇心で見てみた。

 結果。想像以上にダメだった。

 そもそも私は小栗旬が全然ダメなんですよね。
 別に苦手でもないのだが、何がいいのか全くわからないのである。「西郷どん」では坂本龍馬役で出てくるが、あれも評判いいけど、私にはその良さが全くわからない。池上彰の番組みたいに、ただ目の前を流れるだけだ。
 ただ、坂本龍馬役というのが私には鬼門になってるので、思い入れの無い俳優が演じてくれたほうが安心して見てられるという利点があるのだが。

 そんで「銀魂」であるが、もちろん原作も全く知らないので、三次元化の妙を楽しむこともできず、豪華キャストがただひたすらバカやってるのを死んだ目をして眺めていたのだが、噂の「カブトムシを被った吉沢亮」は見ることができたが、「だから、なんだっちゅーのだ?」としか言いようが無かった。

 というわけで、「銀魂2」も劇場で見る勇気は全く無いのだが、ここまで「吉沢亮の美を堪能するために多少ダメそうな映画でも我慢して見る」という苦行を次々と無事クリアしてきたというのに(けっこう悪態つきまくってたけどさ)、そのチャレンジ精神を発揮する気を全く与えてくれないという意味で「銀魂」ってスゴイなあ、と。ここまで来ると褒めるしかない。
 ああでも、三浦春馬の眼鏡男子がいいとか、柳楽優弥がやっぱしいいとか、評判は漏れてくるのだが、それでもやっぱり無理無理無理だし、大ヒットしているから私が課金する必要も全くないし、もしかして今後、なんかとっても落ち込むことがあって気が動転したら見に行くかもしれないけど、そういう事態にならない平穏な生活が出来るよう祈る。

●もっとさらにどーでもいーこと

 朝ドラ「半分、青い」も残すところ1ヶ月になりましたが、今週も佐藤健がベッドで寝ていて笛の音で覚醒するシーンが2回もあったけど、あのシーン見るたびに「こんなの横に寝てるとか絶対に無理」っていう、「五千兆円貰ってもどうしよう?」的などうでもいいことを考えてしまうのであった。

 佐藤健も、別にそれほど好きじゃなくて。てゆーか「天皇の料理番」しかちゃんと観たことない。その前がルーキーズだ。だから、美形俳優というよりも、少しチャラいイメージ持ってたんですよね。
 そして「半分、青い」の萩尾律役は、顔はいいが中身がちょっと・・・っていう造形だったので、キャーキャー言うのは佐藤健じゃなくて、中村倫也だったのですが、ここしばらくの岐阜帰郷編では容赦なく律のダメなところをこれでもかこれでもかと叩きつけてきていて、それでやっとわかってきたのだが、「私のダメなところと同じだ・・・」

 もちろん美貌も頭脳も全く足元に及ばないのだけれども、「ダメなところ」だけ同じって、最悪じゃん(笑)
 ただ、その欠点ゆえに友人も少なく、結婚生活も破綻寸前ってことになっているので、「佐藤健の美貌を持ってしてもダメなら、しょーがないな」と思えるという逃げ道があった(笑)
 それにしても、今まであまりテレビドラマに出ていなかった佐藤健がここに来て朝ドラと民放連ドラ掛け持ちって?と思っていたが、演技力が確かなことはアピール出来たので「これから30代になる美形俳優」として次のステージを模索しているのかもしれないけど、顔が綺麗すぎるからいろいろ難しいだろうなあ。
 こういうタイプの俳優って誰かいたっけ?
 とっさには思いつかない。

 ちょっと近いのが、武田真治かな。
 今週、NHKの筋トレ番組に出て話題になっていたけど、久びさに武田真治見て「ああ、やっぱこの人、美形だなあ」と思った。その美形さんがいつのまにかムキムキボディになっていて、真顔で筋トレしてて、カメラ目線ばっちり決めてくるので超面白かったけど。
 武田真治も20年前くらいはガンガン主役張ってたけど、40代の今だと、メジャーなところにキャスティグされ難くなってるのかなあ?

 

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