可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

7月29日(日)

 キーボードとマウス新しくしたら快適だ。
 もっと早く交換すれば良かった。

 そういや、会社で「もっと早く買い換えれば良かった」と思ったのは朱肉とスタンプ台だった。
 印鑑が綺麗に押せなくなったので、思い切って買い換えてみたら「なんて快適なんだ!!!」と驚き、「こんな数百円の物をなんで我慢して古いの使っていたんだろう」と後悔したのである。

 というわけで「畳と女房は新しいほうがいい」という言葉があるけど、私は畳も女房も持ってないし、そういや実家がリフォームして畳が新しくなったけど匂いがキツくて慣れないので新しい畳には賛同しかねるので、「朱肉とキーボードは新しいほうがいい」というのに書き換えたい。

●歌ってみた

 金曜日に「お尻かじり虫にかじられなくなったので、週末だし酒飲んでみるか」と久々に缶ビール飲んでみたのだが、「ビール2本(もちろんワタクシのことであるからしてロング缶です)くらい飲んでもさっぱり酔っ払えないのでつまらん」と思ってしまったのであった。
 なんだろう、あんなに毎日いっぱい飲んでいたのに、もしかして、他にもどこか悪いのか?

 それはわからんが、悔しいことに酒飲んでないとすこぶる体調がいいのである。
 腸内環境が整ったのか下痢しなくなったし、お肌の調子も良くて「なんか顔が白くなった?」って。ただ寝つき悪いんだけど、飲酒して寝つきがいいつもりになってても「いい睡眠」では無いらしいので、多少眠りが浅くても、寝不足感は無いのであった。

 こうなるとますます酒飲む気が失せるのだが、まあ、飲みたくなったらまたいつでも飲めばいいさ、という心構えでゆるりと断酒しているのがいいのかもしれない。
 その代わり、水以外のものが飲みたくなった時にはコーラを買ってしまうのだが、今日もコーラ買ってきて買い物袋から出すときにうっかり床に落としてしまった。
 そうなると、すぐ開けられないのだが、ふと、「朝までさだまさし」で「炭酸飲料を落とした時は、北の国からを歌う」という裏技をやっていたのを思い出した。
 喉にボトルを当てて「♪らーらーらららら らーら」と北の国からのテーマをしばらく歌うと、なんかの振動で炭酸が安定して爆発しなくなるらしい。それをテレビで観て「へー、そういう事態になったらやってみよう」と思っていたのだがやっとチャンスがやってきた。
 しかし一人暮らしの部屋で、コーラのボトルを喉にあてて「♪らーらーらららら らーら」と歌うのも間抜けだったし、どのくらい歌えば良かったのかわからなかったので2コーラスくらい長めに歌ってから、恐る恐る開けてみたら・・・・・おおおお、本当に大人しかった!

 炭酸飲料を落とさなくても、買い物帰りにすぐ開けるとブッシャーってこともたまにあるので、これからは片っ端から歌っていこうと思う。他の歌でもいんじゃろか?でも、「♪らーらーらららら らーら」は歌詞が無いから歌いやすいよね。

 さて、土日も掃除に励んだ。
 下駄箱とか掃除するの5年ぶりくらいかもしれない。いや、もっとか?
 食器棚も食器全部出して、要らないものは捨てることにして、なにげに断捨離モードに突入。
 玄関周りを先にしたのは、本棚に手をつけるのを先送りしたというか、本棚もちまちまやっているのだが、本はいっぺんに捨て難いので、なかなか捗らないからだ。
 それでも、先週からもう30冊以上は捨ててるんだけど、そんなんじゃ焼け石に水みたいで、床に積まれた本が収納できるまでには何冊処分しないといけないのだろうか?

 先は長そうだし、いつ飽きるかわからないけど、せっかく芽生えた断捨離モードなので、なんとかこの気持ちを維持したい。

●観たいドラマが多すぎる問題

 4月クールは「おっさんずラブ」「モンテクリスト伯」「コンフィデンスマンJP」にズッパマッてたけど、7月クールはそれほどハマるようなの無いと思っていたら、意外と佳作が多いのと「推しが出てるから」という事情から観るドラマ多くて忙しい。

 推しといえば、「えー、もしかして今年はもうドラマ出演無いの?」って不安になる教祖タカハシ様であるが、今週というか先週はけっこう動いた。まず、クラシエのHIMAWARIがタカハシをスナフキン化。そのビジュアルの素晴らしさに「なんてことを!」と感激していたら、映画「億男」がやっとビジュアル解禁して「タカハシも佐藤健くんも眼鏡男子なの?なんてことを!」」と神様にありがとうしていたら、旭硝子はAGCがタカハシを宙づりにした!!!
 スナフキン→眼鏡男子→ピーターパン(みたい)の波状攻撃にブラウン運動状態になるイセクラであった。
 AGCはこのバージョンけっこう出稿してるみたいで、この週末よく見かけて、その度に「ああ、推しがまた跳んだ」とニヤニヤしていたのでありました。

 で、ドラマの話ですが、月9は刑事モノだから観てないんだけど、火曜日が9時から「健康で文化的な最低限の生活」で吉岡里帆ちゃん推しなので、彼女の主演ドラマは観ることにしているのだが、さらに井浦新、田中圭、山田裕貴、川栄李奈と私が好きな役者で固めてきたし、さらに2話のゲストが吉村界人だったので、もう観るしかないのであるが、せっかくこれだけのキャスト揃えたのに、今のところ井浦新しかキャラが立ってないのが勿体ない。
 これ観てて「全員キャラ立っていたアンナチュラルって凄かったなあ」と改めて思った。

 で、火曜の10時からの「義母と娘のブルース」は森下脚本だから外せない。3話目でだんだん佐藤健の立ち位置がわかってきたけど、あのままで押し通すのだろうか?
 水曜日は10時からの「高嶺の花」はあまり好みでは無いんだけど、野島伸司だからチェックしておきたいし、千葉雄大の悪役ぶりが面白いので見届けたいのと、音楽が上野耕路だから外せない。

 木曜日は、一応「ハゲタカ」観てるのだが、そんな好きな話じゃないけど、綾野剛がこんなにキリっとした役やるのも久しぶりのような気がするし、やはり脇役も豪華だからなんとなく観てしまう。
 そして10時の「グッド・ドクター」。医療モノは好きじゃないんだけど、上野樹里ちゃんと山崎賢人のコンビが良いし、ツンデレ枠らしい藤木直人もいい味出してるし、やはり「なんとなく観ちゃうなあ」って思っていたら、なんと藤木直人の回想に出てくる弟役が吉村界人?その弟も自閉症なの?ええ?それは絶対に観ないと!
 キテるなあ、吉村くんも。今クール、私が知ってるだけでも3本目だ。

 で、金曜日だが、「チアダン」が予想通りあまり趣味じゃなかったので(もう余程のことがないと学園モノって無理なんですね)吉沢亮目当ての深夜ドラマ「GIVER」だけ観ていたのだが、NHK10時の「透明なゆりかご」が評判良かったので2話から観てみたら、「これは素晴らしい」と継続決定。
 そしたら今週から菅田将暉と山田孝之の「Dele」が始まってしまい、「クールな山田孝之最高じゃん!」ということで、金曜日は「透明なゆりかご」「Dele」「GIVER」と三本立てつづけに観ることになり「頭混乱する」

 土曜日は吉沢亮目当てで「サバイバル・ウェディング」
 吉沢亮が出てなければ、もう脱落していただろうけど、小出しに出てくるからしょうがないが、ここにきて「御曹司」属性が加わったが、「え?それ要る?」って思ったけど、まあ我慢してついていきます。だから、個人的に吉沢亮スタンプラリーやってるから。コンプリートして来年の朝ドラに挑む所存なのです。
 で、土曜日はこれだけかと思っていたら、11時15分からテレ朝で「ヒモメン」始まっちゃったよ。テレ朝、金曜だけじゃなかったのかよ。金曜ナイトドラマが菅田将暉で土曜ナイトドラマが窪田正孝って、なに本気出しちゃってるわけ?

 そして日曜日は大河ドラマはあまりちゃんと観てないのだが、「この世界の片隅に」は「あり?もしかして私、いつのまにか松坂桃李ファンということになっているのでは?」という立場では外せないのであった。
 うーん、松坂桃李ファンというか、今まで演技派としては菅田将暉がぶっちぎりだと思っていたけど、松坂桃李も同じくらい凄いことに気がついてしまったというか、それにしても松坂桃李、中村倫也、菅田将暉が所属するトップコートって凄いですねとしか言いようが無いが、そういや菅田将暉はスーパードライのCMに抜擢されたが、同時にまだファンタのCMもやってるので「スーパードライとファンタ掛け持ちってスゲえな」って感心してしまった。

 というわけで、松坂桃李、菅田将暉、窪田正孝が主演級のドラマが同時にやっているという豪華なクールだし、森下佳子、野島伸司、岡田惠和と人気脚本家が並んでるし、ドラマ好きとしてはほんと忙しいのであった。

 そうだ、BSだけど「極道めし」はTVerで観られて、福士誠治主演なのでチェックしてます。よくある飯テロドラマだけど、けっこう面白い。

 というわけで、ドラマ観るのに忙しいのと断捨離継続中なので、酒飲んでる暇が無いのであった。あと、日記書く暇も(笑)
 日曜日10時半の「ゼロ」が好みじゃなかったので(また主演が誰?だったので、またエグザイルかと思いきやジャニーズのNEWSでしたwww)今日は久々に日記書いてみました。


7月25日(水)

 お酒抜いたせいなのか、急に「私はなんでこんなボロいキーボードとマウス使ってるんだろう?」と気がついた。
 貧乏性なので使える物は余程のことが無いと買い換えないのだが、あちこち掃除していると、キーボードとマウスのボロさが目立ってきて「こんなの大した金額じゃないというか、消耗品なんだから」と、やっと今日の仕事帰りに家電量販店寄って、テキトーなの買ったら全部で3千円ちょっとだった。
 しかも、前にパソコン買った時のポイントが4千円分くらい残っていたので、全部ポイントで買えたよ(笑)
 そーだよ、パソコン買い換えた時に「ついたポイントで付属品も新しくしよう」って思ったんだっけ。思っただけですっかり忘れてたよ。
 こういう性質だから、稼ぎの割には貯金が多いんだけど、毎日使う物にはもう少しお金使ってもいいと思う。というわけで、次は限界まで履き潰した靴の買い換えです。こっちはなかなかテキトーに買えないのだが。

●映画「万引き家族」

 観るつもりなかったのだが、うちの親が観たと言っていたので話のタネに観てみました。(暇なんです)
 母曰く「なんか難しかった。ああいうの外国の人わかるのかしら?」だったので「そうなん?」っていうことも確認したかったのだが、観てみたら別に難解でもなかったので、母は何を言いたかったんだろう?

 是枝作品は「誰も知らない」しか、ちゃんと観たことないけど、住空間のリアルさは「さすがです」と思ったけど「また学校に行けない子供の話かよ」とも思った。
 「誰も知らない」目線からすると、「保護者がいたからってさ・・・」って話になってしまう。

 まあ、変に「家族の絆とは」って話にしなかったのは好感が持てたけど、坂元裕二の描く「家族とは?」よりは好きだけど、でも坂元ドラマの方が清潔感というか・・・ええと、そうそう、「料理が美味しそう」なところが好きかなあ。

 で、確かによくわかんないんだけど、この家族って金に困って万引きしてるわけじゃないんだよね。
 万引き常習犯には金が無くてやってるわけじゃない人も多いらしいけど、そういうのともちょっと違っていて、まあ、その理由みたいなものはリリー・フランキーのセリフにもあったけど、あれでは納得できないよなあ。

 というわけで、観てて楽しい話でも無かったけど、終盤の安藤サクラはさすがというか、涙を拭うシーンでちょっと泣いてしまったので「次の朝ドラ楽しみだ」と思った。

 それよりも、チョイ役で出てくる役者が豪華すぎる。
 風俗店の客が池松壮亮だったり、樹木希林の亡き夫の再婚先の息子が緒形直人だったりして「贅沢だ」と思っていたら、山田裕貴がほんとちょっとだけ出てきて「うわ、もったいない」と思っていたら、極め付けが警察官コス(?)の高良健吾と池脇千鶴で「え?なんのプレイが始まるの?」と本気で戸惑ったよ。

 そんで、エンドロールでやっと「変わった音楽ついてるなと思ったら、細野晴臣だったんかい!」って気がついた。

 というわけで、映画そのものよりもトッピングが豪華すぎたが、あと風俗店に勤める松岡さんに「なんてことさせるんだ!」って思ったけど、海辺の水着姿もそうだけど、胸の谷間大サービスしてくれてたけど、その割にはあんまエロくないのはなんでだったんだろう?

 で、やっぱよくわからないのは、松岡さんも別に風俗店で働く必要ないじゃん?コンビニで十分じゃん?
 家出して風俗店で働くようになった原因があるんだろうけど、それは描かれてなかった。私が気が付かなかっただけかもしれないけど。ああ、そっか源氏名を妹の名前にしていたから、たぶんそういうことなんだろうけど。

 安藤サクラはクリーニング屋の経営不振でリストラされていたけど、ベテランの技術があれば他にいくらだって、と思ったし、元々水商売やってたみたいだから、なんだってできるでしょうに。

 結局、大人たちはあの生活から抜け出そうという気が全く無かったけど、子供がそこに行き止まりを感じてあっけなく現状打破したわけだが、話のキモはそこじゃないので「結局、なんじゃったんじゃろ?」って感じになるのだが、とりあえず貧困や底辺を描いた作品では無いことがわかったので「ちゃんと観ておいてよかったです」ということで。

 そういやドラマの「この世界の片隅に」が映画版のパクリでどーのこーの、というのが軽く話題というか炎上しているけど、私は映画も原作も観てないので何が問題なのかよくわかってないから、朝ドラよりも朝ドラなところを楽しんでいるだけです。
 あと「BLEACH」も杉咲花ちゃんの役が原作と違うらしくて原作ファンから評判悪いらしいけど、原作知らない私は杉咲花ちゃんが救いだったんだけどな(笑)
 アニメの「BANANA FISH」も原作ファンの評判すこぶる悪いけど、私はアニメの方はまだ観てないし、別に観なくてもいっか、って感じ。

7月23日(月)

 おしりかじり虫のおかげで、もう1週間以上酒飲んでない。
 おかげで掃除が捗って、乗車率180パーセントくらいになった。私の想定では130パーセントくらいがドラマなどで急な来客があり「ごめん、散らかってるんだけど」くらいです。まだ、まだだけど、目指せ「ごめん、散らかってるんだけど」程度の部屋!

 しかし、酒や辛いもの我慢しててもいっこうに、おしりかじり虫の勢いが収まらないので、とうとうボラギノール買ってきました。金曜日から座薬を連続投与したら、だいぶ痛みが引いた。ありがたやー。って、これでまた医者に行かずに済ましてしまうことになるのだが。
 歯科や婦人科検診はわりと平気なんだけど、おしりかじりむし科はハードル高いよなあ。

 さて、また日記書いてなかったのは、おしりのせいではなくて、また斎藤工の過去作にハマっていたからである。だって一つ見ると「これもどお?」ってオススメしてくるからさあ。

●「ガラスの家」2013年 NHK

 昼顔のちょうど1年前の作品。
 斎藤工ってけっこうNHKに使われていたのね。朝ドラや大河にも出てるし、NHKに育てられたっぽい。そして、もしかしたらこの「ガラスの家」が「昼顔」につながったのかもしれない。
 だって「ガラスの家」ってドロドロ昼ドラ展開なんだもん(笑)

 財務省の次期事務次官候補のエリート官僚である藤本隆宏は23年前に航空機事故で妻を失ってから、息子二人を男で一つで育て上げ、その息子が斎藤工(劇中設定30歳)と永山絢斗(25歳)なんだけど、司法試験浪人中の永山絢斗はいいとして、父に憧れて同じ財務省官僚である斎藤工も実家暮らしなのである。
 そして、藤本隆宏はなんと37歳の美しき井川遥と再婚することになった。
 男所帯に美人が入ってくるだけでも騒動だが、すぐに惹かれ合う、斎藤工と井川遥なのであった。

 って、設定がすでに昼ドラというよりもエロ漫画ですよね(笑)
 つーか、父ちゃん、再婚するなら妙齢の息子ども追い出してからにしろよ、と。

 とにかく突っ込みどころ満載なのですが(いい意味で)、この間ハマった「運命に似た、恋」はシングルマザーの原田知世45歳と天才デザイナー斎藤工38歳のカップリングでしたが、これは37歳井川遥と30歳斎藤工という設定なので「なんで、きっちり7歳年上なんだろう?」ってまず思った。
 「ガラスの家」はほぼ実年齢だからのようだが、「運命に似た、恋」は原田知世の年齢設定少し下げて、斎藤工の方を少し上げているのだが、「幼少期に出会っている」って設定だから、ああなるのか。
 でも7歳差ってギリギリ女性の方が「絶対無理」ってわけでもなくて、ちょうどいい年上感なのかもね。覚えておこう。(いや、自分がどうのこうのという意味ではなくて、作劇の都合として)

 で、そこはいいんだけど、30歳斎藤工の父親っていうと最低でも55歳くらいだと思うんだけど、藤本隆宏じゃ若すぎだろうと思ったんだけど、井川遥を巡って息子と対決する役だから、体格的に斎藤工に負けないというか胸板的には完全に勝ってるというキャスティングなんだろう。

 で、そこはいいんだけど、藤本隆宏も斎藤工も東大卒のエリート官僚に全然見えないんだけど(笑)
 さらに永山絢斗が司法試験挑戦中って、それも全然見えない。
 これ、役者が悪いんじゃなくて、斎藤工の髪切ってメガネかけさせたらそれっぽくなるんだろうし、永山絢斗もそういうの上手くできると思うんだけど、たぶん斎藤工の色気を重視したからああなっているという点で慧眼な演出だったといえよう。

 斎藤工本人も、このドラマで自分の型というか売りが出来たようなことを言っていたけど、確かに2010年の「チェイス」の頃は若い頃の江口洋介みたいな雰囲気だったもんな。そんなにちゃんと観てなかったけど。

 って前置きが長くなったが、とにかくこのドラマ、都倉俊一の音楽もメロメロで、もう、ほんとメロメロすぎて、タオルで口押さえて「ぶ・・・・・ぶほっっっ」ってなるシーンが多くて最高でした。
 そんで、意外とラブシーン少ないんだけど、風呂上りに腰にバスタオルだけ巻いた斎藤工のサービスシーンはけっこう豊富でそのたびに「ぶ・・・・・ぶほっっっ」ってなる。

 斎藤工が上手いなあって思うのは、あまり体を徹底的に鍛えないところですね。
 綾野剛とか田中圭が上半身脱ぐと「はいはい、すごいでちゅねー」って正気に戻るが、斎藤工は適度に緩いというか「ジムで作りこみました」って感じにしないので、そこが生々しいのでエロさを感じるようである。
 欲張りなことを言わせてもらうと「もうちっとキスシーン頑張れ」なんだが、「運命に似た、恋」も「ガラスの家」も地位もルックスも完璧でモテそうなキャラなんだけど「実は、本当に恋したことなかった」って設定なので、あれは演出かもしれない。

 というわけで、週末を「ガラスの家」全9話を全視聴するのに費やしてしまったのであるが、久々にこんなベタベタなメロメロなの観られてキャッキャと喜んでいましたが、ふと「おい、これって・・・・斎藤工って、井川遥も原田知世も喰ってるってことは・・・・」、今の朝ドラの主要美魔女とすでにデキているではないか・・・もしかして松雪泰子も?って探したけど無かったみたいだけど、石田ゆり子や篠原涼子は攻略済みみたい。
 ちょっと、待って、斎藤工が年下と付き合ってるのってあるの?

 あ、それが「昼顔」だった(笑)
 失礼いたしました。

 しかし、そうなると、ただでさえ「朝から胸元開けすぎ」である朝ドラの斎藤工の役が「また年上女性をコマすんじゃないか」と期待で胸が膨らみます。キムラ緑子あたりに挑んでいただきたいが、麻生祐未もいるし、なんだったらこの異世界でまた井川遥と付き合ってもいいぞ。そうするとトヨエツが待ったかけてくるから最高じゃないですか。

 いけない、うっかり斎藤工について熱く語ってしまった。
 他にもこの週末はいろいろと・・・・

●映画「BLEACH」

 こういう若向けの映画ってレイトショーでやらなくなったりするから、金曜日の初日に観てしまいました。
 前回「猫は抱くもの」で相当メンタルやられたので、「BLEACH」はさらにハードル下げて挑んだのですが、意外にもフツーに面白かったです。
 これ観てわかったんだけど、どうやら私は福士蒼汰には全く興味が無いらしい。福士くんが悪霊などと派手なアクション繰り広げるのをただボーーーーっとやり過ごしてました。
 まあ、スターウォーズでもチャンバラ・シーンが始まると「早く終わらないかな」ってボーーーーっとやり過ごしているんですが。

 お目当ての吉沢亮は期待通りに美しく、しかもこんな中二病設定の映画ですから「中二病な吉沢亮ほんと最高だな、しかも眼鏡男子じゃん」と出番は少なかったけど楽しめました。
 そして多分、この映画をけっこう楽しめたのは杉咲花ちゃんが良かったから。クックドゥーの回鍋肉のCMで「お、凄いの出てきたぞ」と思ったのは記憶に新しいけど、あまり私が観るような作品にがっつり出てなかったのでその実力を確かめる機会が無かったんだけど、この作品の杉咲花ちゃんはほんと良かった。

 あと、死神役の杉咲花の兄役が「誰これ?でも雰囲気あるなあ」って思っていたら、MIYAVIって、ああ、あの変態ギタリストの人かあ。さすが、元ビジュアル系(笑)
 あと、長澤まさみが死んだお母さん役っていうのもポイントだったし、江口洋介がお父さんっていうのも贅沢だったし、「この役、田辺誠一の必要あったの?」って感じで田辺誠一がちょびっとだけ出ていたので、楽しかったです。そういや、チャド役が誰だかわからなかったんだけど、後で調べたら小柳友って「娼年」のホスト役の子かあ。ブラザー・トムの息子なんだって。

 以上。吉沢亮スタンプ・ラリーはこれで終了かと思いきや、次は「あのコの、トリコ。」だそうです。また脳死しそうだけど、イケてない眼鏡男子役なので頑張ります。(いったい何を頑張っているのだろう私は)

 とりあえず、私はニチアサ的世界観の中にいる吉沢亮は好きだけど、恋愛ドラマの吉沢亮はどうやら苦手らしいとわかってきたが、今やってるドラマの「GIVER」はニチアサ的だし眼鏡かけてくるから話は好みじゃないけど、けっこうノリノリで観てるのですが、「サバイバル・ウェディング」はなんか無駄遣い臭がするけど、奈緒ちゃんが絡んでくるみたいだからお願いしますよ。

●「半分、青い」岐阜プロモーション@KITTE

 岐阜が東京でPR展やることになり、トークショーもあるので「どっかで行ってみようか」と思っていたのですが、土曜日は中村雅俊だったので「混みそうだな」とパスしていたら、直前になって日曜日のゲストは小関裕太になった。
 「え?まだ登場してないのに?」と言うか追加キャストとして発表されたのが数日前だったのである。来週は奈緒ちゃんと草太だったので、そっちにしようかと思ったけど「どういう会場なのか下見してみよう」と暇だったので行ってみました。

 13時開始だったけど、20分前に着いたら「うわ、会場狭い」とわかったので、「整理券ないと無理なのかなあ」と近づいてみたら、スルっと入れたのでラッキー。その直後に「満員札止め」になってたっぽい。
 正直、小関裕太に特に思い入れも無いので、「あら、入れちゃった」って感じだったのだが、イベントが開始すると「そうだ、司会は大野さんだった!」
 大野泰広は「真田丸」で人気出た人なので、生で観られて嬉しかった。

 そして小関裕太だが、思っていたよりずっと可愛かった。さらに喋りも朗らかで気が利いていて、ほんと絵に描いたような爽やか好青年で好感度どアップ(笑)
 どうやら、かなり個性的な役になるらしいので、「イケメンリレー終盤」を担ってさらに人気出るんじゃないでしょうか?(中高年にという意味)

 というわけで、今週は松坂桃李に加えて小関裕太も生鑑賞できて、私の「せっかく東京に住んでるんだから、観られるものはじゃんじゃん観に行こう計画」が順調に進んでいて「なんかリア充じゃん」と大変満足いたしましたと日記には書いておこう。


7月18日(水)

●舞台「マクガワン・トリロジー」@世田谷パブリックシアター

 何度も書いているが、高橋一生沼にドボンしてから「高橋一生なんて、何度も三茶の劇場に出てたのに、そんなの全然興味なかったーーーーっ」ことに気がついたのである。
 そして芋づる式に「日本の俳優」に興味を持ってみると、すげーじゃん、うちの最寄駅の劇場。菅田将暉とか草なぎ剛とかが出てるんですよ?その公演中だけ、GPS的には菅田将暉と私が同じ場所にいたりするんですよ?(劇場の下が駅への通路だったり東急ストアだったりするから)

 それなのに、それなのに、そんなものに全く興味がなく、20年近くほぼ素通りしていたことを海よりも深く反省して、この間は「えー、次は田中圭が来るの?よっしゃーーーーー!!!」ってチケット抽選に申し込んだが見事玉砕して、「そう簡単にはチケット取れなんじゃな」とよーくわかったのだが、そしたら、今週からなんと松坂桃李が来ているという。貼ってあるポスターで気がついた。

 「あー、そんなの絶対に無理」と思ったが念のためHPチェックしてみたら当日券が出るという。
 土日は当日券ゲットするのも難しそうだと思って、今日のマチネを狙うことにした。
 今年はまだあまり有給とってないので、7月8月で消化しないとね。(海の日は出勤したし)

 張り切って1時間半前に劇場前に行ったが、誰もいなくて「あれ?」って感じだったが、1時間前には劇場スタッフが出勤してきて「当日券はここでお並びください」の札を立ててくれてホっとした。
 30分前には10人以上並んでいたけど、いったい何枚くらい当日券が出るのだろうか?

 ところで、当日券が開演1時間前の13時販売だったのだが、その前からそのあたり(会場前)をウロウロしている中年白人男性がいて「もしかして、これが噂の脚本の人?」と思った。
 「当日券ってどのくらい前に行けばいいんだろう?」と思って、ツイッターをチェックしたのだが、有益な情報は得られなかったけど、「開演前に客席で写真撮ってる外人さんはもしかして作者さん?」って呟きがあったので、「もしかしたら、同じ人?」と思ったのである。

 さて、13時に販売開始で「見切れ席ですが」って前方の端の方を提示された。
 それは事前にツイッターで確認済みで「見切れ席だと言われたが全然気にならないレベルだし、松坂桃李が目の前に!」ってことらしいので、迷わず選べる中で一番前を選んだのが、その席は端から2番目で、このチョコンと埋まってる一番端の席ってなんだ?関係者?

 私の勘は正しかった。
 席に着くと、隣にいたのはさっき見た白人のオジサンだった。
 こんな席キープしてるのって絶対に関係者だし、この舞台は演出は日本人なので、たぶん原作の脚本家(演出もしてたのかも)なのだろう。何人か、挨拶にきていたし。

 話しかけてみようかと思ったが、なにせこちらは「オラが街に松坂桃李が!」ってだけで来ているので、この舞台のこと全然知らないのであった。ざっとあらすじ読んで、IRAがどーのこーのらしいってだけしか知らない。

 しかし、シアタートラムは何度か入ったことがあったが、こっちのパブリックシアターは初めてだったのだが、キャパ600というのも丁度いいがロビーや客席のデザインも程よくオシャレで「私が払った税金が使われているのに、なんでもっと早く利用しなかったんだ?」と改めて悔やまれる。

 そして、客席のほとんどが20代の若い女性で「やっぱ松坂桃李の客層は若いな」と再確認。しかし、去年の今頃は松坂桃李に1ミリも興味がなかったのに、なんでこういうことになってるんだろう、私(笑)

 さて、この舞台であるが、ツイッターで感想を拾ってみると「すごく良かったけど、ちょっと難しかった。少し予習が必要」というのが散見されたのだが、なるほど、始まってみてわかったのだが、舞台は80年代のベルファストで、松坂桃李はIRAの鉄砲玉みたいな役なので、20代、30代の人はそもそもIRAも当時の世相も知らないんだよね。
 そう考えると、80年代の頃って「テロリストといえばIRA」みたいな感じだったっけ?
 よく覚えてないけど、その前にデビューしたU2はアイルランド出身で「ブラッディ・サンデー」だったし、北アイルランドといえばキナ臭いイメージだった。
 そのあたりが舞台になった映画もよくあったような?

 私がそういうアイルランドを意識したのは「刑事コロンボ」だった。
 アイルランド系の大富豪がIRAに武器を密輸していたとか、そんな話だった。

 というわけで、私には「え?何か難しいの?」って設定だったけど、「サッチャーは悪運が強い」というセリフもあったし、もう30年以上昔の北アイルランドが舞台という設定だから、そりゃ若い人にはそもそもの設定がわからないはずだ。
 まあ、わからなくても、「松坂桃李はヤクザの鉄砲玉というか殺し屋みたいなもん」という雰囲気がわかればOKみたいな?

 で、第1幕はベルファストのIRAの地下バー(?)が舞台で、裏切り者のメンバーを尋問するために松坂桃李がやってくるのだが、それがけっこうタランティーノ風味で急に凶暴になるかと思えば、関係の無いウンチク語り始めたりして、セリフの多さも圧倒的だが、間合いも難しそうな芝居だった。
 それにしても、松坂桃李痩せてるなあ。
 今、この舞台に出てるってことは「この世界の片隅に」はもう撮影終わってるんだろうけど、あれは戦時中の話だからかなり絞ってると思ったけど、そのままの状態でこの舞台に入り、こんなハードな芝居してたらさらに痩せちゃうよね。
 まあ、IRAの若者だからあれでいいんだけど。

 ただ、パンク音楽をBGMにデストローイする松坂桃李は確かに凄かったけど、そういう松坂桃李を見たかったわけでは無いので「うわー、大変だなこりゃ、汗だくだし」と、やや引き気味に見ていたし「これで全編通したらほんと大変だな」と思っていた。
 それに松坂桃李の狂気の演技は「孤狼の血」で観てしまったので、どうしても映画に比べると舞台だと表情が遠いから怖さをそれほど感じない。それでも、目の前で本物(?)が金属バットみたいなの振り回したり、ポテトチップスばら撒いたり、舞台セットを破壊しまくるのは迫力があった。

 あと、けっこう笑えるセリフもあったのだが、翻訳ものだから解りにくく、あまり客席がドっとなることもなかったけど、隣に原作者がいらっしゃったので、笑えるところは堪えずに素直にハハハっと声出して笑っておいた。

 休憩挟んで、2幕になったら1幕とは違って静かな展開。
 趣里演じる幼なじみを組織の指令で人里離れた湖のほとりで殺すという話。
 死を覚悟した趣里が攻めで松坂桃李は受けになっていたので、緊張が走るいいシーンだった。
 個人的にはカーラジオから流れる曲が「ホールド・ミー・ナウ」とか「ドンチュー・ウォント・ミー」などの能天気エレポップだったのがツボだったが、「あんな曲が流行っていた頃の話」と考えるとグっとくるけど、そんなの50歳以下の人にはわからないよね?

 そして、3幕は痴呆症で病院に入院している母親との対話。
 母親役の高橋恵子はずっとベッドの上に横たわっていたが、発声や台詞回し共々素晴らしく、ベテラン女優の実力に唸りました。

 というわけで、後半は趣里と高橋恵子の上手さに引っ張られる感じで受けの芝居になっていた松坂桃李だったのだが、この話って「これは、ヴィクター・マクガワンの暴力性と悲哀に満ちた3年の歳月と、暴力が彼自身をも壊していく過程を、三部に渡って辿る“悲劇”である」と公式には書いてあるけど、暴力性や狂気というのは、思ったより抑えめになっており、逆に松坂桃李が華奢に見えたので、「少し頭のいい平凡な男が時代と環境に翻弄された」って話になっているように思えた。

 だから、あの松坂桃李をもってしても全く華やかさが無くて、衣裳も地味だったんだけど、そういう話なんだよね。
 思ったより地味というか静かな作品だったので、途中でどこかのオジサンのイビキが響き渡っていた(笑)
 確かに松坂桃李に興味ないと寝ちゃうのわかるけど(笑)

 それにしても、よくぞこんな渋い題材の芝居をやったもんだ。
 まあ、松坂桃李がやるからこそあの劇場が満席になるんだろうけど。

 そうそう、1幕でなぜかスミスが流れて、それに合わせて松坂桃李が踊り狂っていて「うわー、いいものを観た」と大変満足したんだけど、あの客層でスミスとかわかる人どれだけいたんだろう?(笑)

 そして、舞台の終盤になって隣にいた脚本家と思しき人がスっと席を立ったので「もしや?」と思っていたら、しっかりカーテンコールに登場してました。
 万人受けするような題材じゃないのに、若い女性でびっしり埋まった客席をどう思ってるのか知らないけど、地方公演合わせると1ヶ月も上演しているわけで、こういう世界もあるんですねえ。

 いい勉強になりました。
 田中圭のも当日券が出るなら挑戦してみまひょ。

 あと、10月の坂元裕二脚本、岡部たかしと吉村界人が出る舞台のチケットは無事ゲットできました。
 ほんと舞台はチケットとるのが面倒くさい。

7月17日(火)

 お尻かじり虫を飼ってしまったので痛くてしょうがないのだが、「水虫とどっちがマシだろう?」と真顔で考えられるくらいの余裕はあるようです。

 さて、暑いからなのか酒抜いているのかなのか寝つきが悪いし、明け方目が覚めてしまうので寝不足で機嫌悪いのだが、今日は役員(年下)に急に応接室に呼ばれ「ハンコ用意して」って言われたが「どのハンコですか?」って確認したら「えっと、銀行のと、あと何があるの?」「代表者印・・・いつも契約書などに押してるのと、あとそれとは別に実印というか登記印とか」って答えたら、契約相手が「あ、実印です」

 あー、またお前か!
 出入りの保険会社なんだが、どうもこちらがこうやってすぐに実印押せるのが、何度かこういうことやってるのでバレているので、こういうナメたことしてくれちゃってるのである。
 実印が必要な書類を「今すぐ押せ」って、独居老人の家に押しかけるリフォーム詐欺かよって・・・・

 実印押すような契約なら、予め印鑑を用意してもらうようアポとっておくか、一旦書類を預かって後日お渡しするくらいの儀式はしておきたいのだが、うちの役員、そういう意識ないから相手の言いなりというか、「もう契約は決まってるんだから早く書類揃えたほうがいいだろ?」くらいに思ってそうだけど、もう今更教育するのも無理だろうからなあ。

7月16日(月)

 ロクに観ないままW杯終わってしまった。
 さすがに昨日というか今日の決勝戦は観たけど、フランスが後半だめ押し点入れた時点で「もういいや」って寝ました。でも、フランスの得点シーンは美しかったなあ。

 あと、前回の優勝メンバーであるデシャン監督がチームを勝利に導いたというのがグっと来ました。あの頃、私はフランス贔屓でしたから。(アンリ様推し)

 で、それほど試合観てなかったけど、ピッチを囲む広告の中国企業率の高さに「時代は回る♪」って思ったし、「20年後はまた違う雰囲気の広告になってるんだろうなあ」って、密かに楽しみにしています。

 さて、禁酒が続いてるというか、尻の調子が良くならなくて憂鬱なんだが、酒飲んでないとサッカーのハーフタイムとかドラマのCMの間が手持ち無沙汰になり、久々にちょっとだけ掃除した。って、普段どんだけやってないのか?って話だが。
 おかげで少し床が広くなった。乗車率250パーセントの足の踏み場が、200パーセントくらいになっただけだが、それでも通行がかなりラクになりました。
 うーん、このまま体調が悪ければ、悲願の雑誌の整理まで辿り着くか?
 その前に山積みになってる本のスラム街をなんとかしないとなあ。本は捨て難いから捗らないんだよね。

 さて、あれから「運命に似た、恋」を三回くらいリピートしたんだけど、「半分、青い」といろいろ共通点があって興味深い。そういや、「、」が入ったタイトルからして(笑)
 「幼なじみ」「格差」「大御所と弟子」「写真館」あたりが共通点かなあ?
 斎藤工の事務所の雰囲気はトヨエツの事務所に似てるし、事務所と自宅が同じ建物内という設定もトヨエツと同じだ。
 そっか、そう考えると山口紗弥加の役が「清」ちゃんか(笑)

 このドラマが気に入ってるのは、役者それぞれに見せ場が用意されてるところだ。
 山口紗弥加は相当目立ってるし、話のけん引役だったが、奥田瑛二も怪演だったし、なによりも斎藤工の弟子である渋谷謙人がものすごーく機能していたので、それが一番気に入った。
 渋谷謙人けっこう好きなんだけど、いつもあまり出番が多くないし、連ドラのゲスト出演が多いし。

●「この世界の片隅に」日9 TBS

 私、この映画観てないのですが、岡田惠和脚本でごっつう朝ドラキャストとのことだったのでこのドラマを観てみたのですが、ほんとごっつう朝ドラですね(笑)
 あと、松坂桃李が広島弁喋ってるので「広大なの?」(孤狼の血)って混乱するし、終盤の「ドキドキの初夜」のキスシーンでは「うわああああ、このあと、どうなるのか私、知ってる!」(娼年)ってテンション上がっちゃうし、って、あれ?私、なんか知らんが松坂桃李を研究しすぎてしまい、フォーカスが固まらないぞ?

 それはいいとして、すごいなTBS、この枠で本気の朝ドラモードだ!
 今の朝ドラが現代物なので、こっちのほうが本当に朝ドラみたい。

 とりあえず、尾野真千子と松坂桃李が姉弟とか、それだけでも観る価値あるので、超期待です。


7月14日(土)

 お尻の調子が悪くて、とうとう酒控えているのでなんだか日記が書けなかった(笑)
 どうやら、酔っ払いの戯言モードにならないと、こんなもん毎日書けないようだ。

 さて、2016年の「運命に似た、恋」を今更観て斎藤工愛が深まっているのだが、朝ドラの斎藤工も予想以上に素晴らしかった。
 斎藤工と間宮翔太郎が布団の上でワチャワチャ喋ってるシーンでは「いつ、タクミが翔太郎を押し倒すんだろう?」と朝から手に汗握ってしまったし(笑)、金曜日なんて、「彼氏の家に初のお泊まり」で気合い入れてきた主人公が襖を開けたらディレクターズ・チェアに座った斎藤工がジャジャーンって「絶対に笑ってはいけない」かよ!!!という見事な出落ち。。

 だいたい、朝から胸開けすぎだっちゅーの!!!
 そして今朝は「あたしが邪魔なんでしょ!」って言い出すし、「朝ドラに斎藤工出していいんじゃろか?」って出演前は思っていたけど、朝ドラの学芸会モードが意外とマッチするのね。まあ、私がコント風味の斎藤工が大好きなだけだが。

 というわけで、秋風先生ロス(トヨエツ)を斎藤工が見事に埋めてくれたので良かった。

 さて、今週からスタートした7月期ドラマの視聴メモ。

●「義母と娘のブルース」火10 TBS 

 森下脚本だったので期待大だったが、初回は「ん?どうなるの?」って戸惑う感じだった。
 まあ森下脚本で初回でガッツリっていうの少ないらしいし、それは去年の大河ドラマでもよーくわかったし。
 原作のあるドラマだけど、そもそも綾瀬はるかと竹野内豊がなぜ結婚したいのかがわからないのだが、それはこの先まで引っ張る重要な縦糸になるのかね?
 そして、佐藤健がどういう役割なのかも初回ではさっぱりわからなかった。

 そもそも、あまりテレビドラマに出ていなかった佐藤健がなぜあのポジションで?
 朝ドラの合間だから、事務所もちょっと遊んでみたのだろうか?

●「高嶺の花」水10 日テレ

 私はわりと綾瀬はるかファンなので、「義母と・・・」は森下脚本じゃなくてもチェックしていたと思うが、石原さとみにはあまり興味が無いので「水曜日だし、また映画でも見に行くか」と思っていたのだが、直前になって「え?音楽が上野耕路なの?」ということに気がついた。
 NHKのドラマではけっこう音楽担当してるけど、民法のゴールデンタイムなんて初めてじゃない?

 というわけで、真面目に観ていたのだが、「けっこうありきたりな話なのに、攻めてるなあ」と思っていたら「あ、これ野島伸司だった」と途中で気がついた(笑)
 そりゃ、設定が完全にラブコメなのに、全然ラブコメになってないのも納得です。

 これも、どういうテイストで進行するのかさっぱりわからないが、千葉雄大が腹黒イケメンキャラで出てきて、得意の悪い顔いっぱい披露していたので、今後も真面目に観ますし、このドラマが話題になってくれると、上野耕路も少しは注目されそうなので、がんばって!

●「グッド・ドクター」木10 フジ

 医療モノあまり好きじゃないんだけど、「山崎賢人がサヴァン症候群の小児外科医」ということでチェック。
 なんだか「ほぼATARUじゃん」って思ったけど、医療監修の人が同じらしい。で「ATARU」はほぼ普通の会話できない状態だったけど、こっちはさすがにそれなりに会話できないといけないので自閉症度は低めだった。
 でも、先輩医師の上野樹里に「余計なことするな!カルテに書いてない家族の事情だってあるんだから!」と叱られていたけど、結局カルテじゃなくて「七夕の短冊」をヒントに解決してしまうあたりが上手いし、看護師のハマケンとのコンビに期待できそうだし、主人公にキツくあたる藤木直人がなかなか良かった。

 山崎賢人の演技が評判いいけど、私はやはり「トドメの接吻」の山崎賢人が忘れられない(笑)
 あと、こういう設定だと、「自閉症の人がみんなこういう特殊な才能持ってるわけではないので誤解を生むのでは?」という懸念が出てくるのだが、それよりも世間的には自閉症スペクトラムに対する理解度は低いわけで、実際、私の知人も子供が不登校気味だった時「うちの子は自閉症なんだ」と言っていて、「いや、それ内向的とかひきこもりっていう意味で言ってるのわかるけど、自閉症っていうのはそういうんじゃない」って説明したからなあ。てゆーか、うちの会社でも障害者雇用枠で自閉症スペクトラムだと思われる社員が2名ほどいるのだが(詳しいことは私は知らされてないので)、例え多少理解が間違っていたとしてもイケメン俳優がそういう役やることは、いいことだと思うんだけどなあ。

●「GIVER」金24 テレ東

 吉沢亮主演だし、1話ゲストが吉村界人だったので観てみたが、なんだかニチアサみたいな演出だった。
 まあ低予算でどこまで冒険できるかって枠だから、これが味なんだろうけど。
 それにしても、ビルを爆破してライフル銃(?)ぶっ放す吉村界人はただのバカだったし、あれだけ暴れても人的被害がほとんどなかったあたりがニチアサ的だったが、そんな演出でもしっかり美しかった吉沢亮はさすがライダー上がり(笑)

●「サバイバル・ウェディング」土10 日テレ

 これも吉沢亮目当てだ(胸を張って)
 しかし、私が苦手とする伊勢谷友介がファッション蘊蓄ダラダラ語ってばかりで、「ううう」ってなったけど、波留を振ったクズ男が風間俊介だから我慢しよう。

 TLでは「東出くん出して、あなそれ再び」との掛け声が上がっていたけど、そうだね、伊勢谷と東出くんチェンジだったら、私ももっと食いついていたかも(笑)
 そんで、肝心の吉沢亮がちょびっとしか出てこなかったけど「イケメン年下男子」としてこれからもっと絡んでくることを期待してます。

 てゆーか、この話って、波留をケチョンケチョンに言う伊勢谷がピグマリオン的というか「マイ・フェア・レディ」的に波留にのめり込んでいくっていうのがフツーの展開だけど、どうなるんじゃろか?

 あと、波留は彼氏の風間俊介の意向をきちんと確かめずに結婚に突っ走った痛い女設定なんだけど、男性誌で活躍していた編集者のわりには、ファッションも素敵だし、そもそも美人だし、そんなダメ女じゃないんだよね?
 もっとダメ女設定にして、伊勢谷編集長のわけわからないスパルタ指導と、年下イケメン吉沢亮との絡みで、だんだんいい女になってきて、風間俊介が「あれ?」ってなって、後半は男3人が波留争奪戦っていうのが王道なんだろうけど、なんだかそういう雰囲気でもないので、どうなるんじゃろか?

7月11日(水)

 高校のクラス会のこと書いたけど、ふと「そういえば、独身の人が他にいなかったなあ」って思った瞬間、「あ、そういう人は来ないんだ?」って気がついた。

 でも、1年の時のクラス会では同じような境遇の女子けっこういたので、このクラスはたまたまこうなっただけなのかな?
 そういや、うちの母が未だに続いている小学校のクラス会では「男はゴルフばかりやってる」と言うので「悠々自適の老後なんだね。どこにお勤めだったの?」って聞いたら、商社マンだったり大手ゼネコンだったりしたので「けっ、勝ち組の団塊世代が」って思ったけど、そういう勝ち組しかクラス会なんかに来ないよね。

 というわけで、だから久々にノリの違う人たちの中に入ったが、改めて感心したのは己の自己肯定感の高さである(笑)
 これ、たぶん遺伝的なものだろうなあ。家族全員「他と比べない」感じあるし。ああ、でも母はずっと「うちには孫がいない」って嘆いていたけど、それは15年くらい前に解決したし、それ以降「友達はみんな、嫁の悪口言ってるけど、うちはそういうの全然無いので、そういう話題になったら自慢話にならないよう黙ってるの」って言ってたし。あ、そうそう、その煽りで「うちは長女がずっと独身でやんなっちゃう」って私が貴重なネガティブファクターになってるらしい。好きに使ってくださって構いません。

●ドラマ「運命に似た、恋」NHK 2016年

 朝ドラ「半分、青い。」で出てきた「高飛び少年を撮影する少女」というエピソードはこのドラマが元ネタというか、同じ脚本家の使い回しと聞いて、「オンデマンドにあるかなあ」と探してみたら、あった。

 45歳設定の原田知世と、38歳設定の斎藤工の恋愛ものだったが、「わたし、なんで放送中にこれ観なかったんだろう?」と呆然とするような私好みのドラマであった。
 NHKはこの枠をあんまり宣伝しないんだよね。けっこう隠れた名作多いのに。同じ年に放送していた「コントレール」も最近やっと観た。「コントレール」は石田ゆり子と井浦新の悲恋モノで、こっちも「わたし、なんで放送中に・・・」だった。

 「運命に似た、恋」はトレンディドラマの女王である北川悦吏子が初めてNHKの連ドラを書いたらしいが、「なぜ、こんな月9みたいのをNHKがやったのか?」って思うけど、そっか、かつて月9に夢中だった世代が40代、50代になり、そういう世代が食いつくようなドラマだから、今の民放でやっても数字とれないんだよね。

 でもNHKは「セカンド・バージン」でハセヒロをブレイクさせた成功体験があるので、こういう「オバサン受けするドラマ」を作ってくれるのかなあ?だったら、死後も受信料払いますって(10年後の自分へ申し送りすると、この頃、死んだ親族への未払い受信料請求を払えと言われた人の訴えが話題になってました)

 まあ、たぶん、この頃、このドラマを観なかったのは、「原田知世?」だったのと「そこに斎藤工とかあざとい」と思ったからで、そもそも原田知世ってテレビドラマにあまり出てなかったので、そこに昼顔でブレイクした斎藤工を寄せるのって「何考えてんの?」って感じだったと思うのです。

 そもそも斎藤工が好きでも嫌いでもなかったし。
 「昼顔」もほとんど観てなかったのだが、「高橋一生沼に落ちて、共演女優にまでついうっかり愛が広まる」という謎の現象が起きて、長澤まさみに忠誠を誓ったり、桜井ユキを応援していたりするのだが、斎藤工への愛も深まってしまったのであった。

 という状態で「運命に似た、恋」を見ると「なにこれ、現時点で私が想像する斎藤工へのアテ書きじゃん?」ってルックスはカッコいいけど、どこかちょっと間が抜けたというか、「映画バカ」というオタク気質がかいま見える斎藤工の「良さ」を引き出した、すごい脚本だなと。(このドラマの設定だと「デザイン・バカ」)

 斎藤工はキムタクの上位互換だとずっと言ってきたけど、そのキムタクの代表作書いた脚本家がアテ書きする斎藤工の破壊力たるや。
 だから、前にも書いたけど、我々は長年、キムタクを「いい男」として受け入れるためにかなりの脳内補正をしていたわけで、それが「極上の魔法」だったことに斎藤工の出現で気がついたのですが、キムタク主演恋愛ドラマを多数書いた北川悦吏子のこの作品での斎藤工には脳内補正の必要が全く無いので、「そうなると、こうなるんだ?」って不思議な感覚になるようだ。

 
7月8日(日)

 木曜日くらいから、天気予報や気象レーダーを眺めながら「これ、鬼怒川氾濫した時とか広島の土砂災害が起きた時と同じくらい・・・いや、もっとヤバいやつじゃん」と心配していたのだが、土曜日の朝にテレビつけたら「ああ、また想定を超えた・・・」

 各県の犠牲者数はそれほどでもないけど、あまりにも広範囲なので、台風の被害に比べても被害が甚大になっているようだ。
 まだ行方不明者多いし、「平成最後の夏」として記憶に残る大災害になるのだろう。

 東京はお天気いいので、実感湧かないけど、これっていつ関東でも起こるかわからないからなあ。
 ほんと、そうなったら荒川決壊とか絶対起こるし、多摩川だってヤバいっしょ。

 と不安な気持ちになりながら、土曜日は高校のクラス会に参加しました。
 少し前にもあったけど、あれは「高校1年生の時のクラス会」だったらしい。
 高校時代は毎年クラス替えがあったので、いつ誰と同じクラスだったかって全然覚えていないんだけど(笑)

 そんで、1年の時のクラスメイトはそんなクラス会をやるだけのことはあって、私でも数年に一回くらい会うような人がチラホラいたので、それほど違和感がなかったのだが(もちろん、卒業以来初めて会う人もいた)、今回の3年の時のメンバーで20歳以降に会ったことのある人は2名しかいなかったので顔と名前が全然一致しなかった。顔を覚えていても名前が思い出せなかったり、名前を覚えていても顔を全く覚えてなかったり、顔も名前も全く記憶に無い人もいた。

 で、皆の話を聞いてるうちに、だんだん思い出してきたんだけど、このクラスって「私立文系クラス」だったんですね。
 今回参加してくださった当時の担任の先生(85歳)が「だから、このクラスの担任を依頼された時に、正直迷った」って(笑)
 そりゃそうっすよね、一応、田舎の進学校というかその地域のトップ校だったので上位100人くらいはそこそこ優秀だったが、「私立文系クラス」に集まる男子といえば、ほぼ成績下位だったはず。
 そして女子は「短大目指してます」な子が多いので(当時は短大の方が就職に圧倒的有利だった)、けっこう容姿レベルは高かったはず。

 なので、あのクラスは今で言うところのリア充っていうか、たいへん社交的な人が多くて「あー、だからアングラ魂がフツフツしていた私は、当時、このクラスで浮いてたというか、あまり絡んでなかったから、あんま覚えてないんだ」という悲しいことを思い出してしまったのである(笑)

 それにしても、このメンツで成人式の後くらいに一度クラス会をしているのだが、その時の記憶でも、大した大学に進学していなかったのだが(男子はほぼ全員くらいの勢いで浪人しており、船橋の予備校で楽しい浪人生ライフを過ごしていたようで、そこで将来まで繋がる友情を築いたようだ)、その後、仲良しグループは頻繁に会っていたようだが、今頃になってフェイスブックなどで発見された人が出てきて、ああ、あと、このクラスから結婚したカップルが出たのだが、その旦那さんが3年位前に急死して、そういうこともあって横のつながりが復活したので、今回の30年ぶりのクラス会になったらしい。

 なので私も興味本位で参加してみたのだが、大学卒業後に皆がどういう道に進んだのか初めて知ったのだが、男子の就職先が軒並み一部上場企業で「わー、やっぱし私の頃ってバブル期だったんだよなあ」って。
 もっとも、今回集まったのが20名でクラスの半数くらいだから、「勝ち組」だけがこういう場に来てるだけかもしれないけど。
 福岡から飛行機で日帰りで来た人までいたし。

 それでこのクラスの一番の思い出といえば「秋の文化祭でウエストサイド物語を舞台で上演した」ってことなんだけど、そういや、クラス会に集まった人たちは、その上演で主要キャスト演じた人たちばかりだった。
 いやあ、前にも日記に書いたけど「え?高校三年生の夏をその練習に費やすの?バカなの?」って思ったけど、本人達が今更語ったところによると「受験よりも、高校生活そのものを楽しみたかった」って、ちゃんとわかってやっていたんですよね。

 で、その「ウエストサイド物語」をビデオで撮ったのを再生してもらったのだが、30年以上ぶりにそのビデオも見たけど、「いや、ほんと、ちゃんとやってたんだなあ」ってことがわかった。
 セリフはビデオの字幕から起こしているので舞台劇のセリフじゃないし、演技も映画を参考にしてやっているので、舞台演出としてはほんとシロートの学芸会なんですけど、青春の輝きというか、奇跡というか、誰かが「これ、今だったらユーチューブで話題になってるよね」って呟いたけど、ほんと上手くは無いんだけど、今の私が「あ、このシーンとかちゃんと芝居になってるじゃん」って褒めるレベルだったのです。

 私は当時「みんな、なにやってるんじゃろか?」ってほとんど関わってなくて、ほぼ完成系になってから「照明係」として遠くからスポットライトやる係やったんですけど、リハの時とか「なに、このクオリティーは?」ってびっくりしたというか「高三の夏休みなのに、どんだけ練習したんだよ?」って、けっこう呆れていたのですが。

 あと、すごいびっくりしたのが、そのクラスに今回は来れなかったけど、イケメン女子がいて、彼女だけ女性役じゃなくてスーツ着て男性役やっていたのですが、衣装合わせで彼女がスーツ着た時に男子が総じて「Iさんが一番カッコ良くて全然かなわねー」と悲鳴をあげていたのです。

 私も当時のこと思い出して「ああ、文化祭の最中にプラカード持って学内を宣伝して回ったけど、Iさんのイケメンぶりに通りがかった他校の女子高生や学校見学の女子中学生が群がってきたっけ」と言ったら「あのプラカード作ったのオレなんだよ」と言ってきた奴がいてオメーの話なんて知らんがな(笑)

 で、当時の古いビデオは解像度も低かったが、そのIさんのイケメンぶりというか、顔はよくわからないんだけどスーツの後ろ姿が超カッコよくて、眺めていたオバサン同級生女子たちも「ちょっと、これマジカッコよくない?」と絶賛。

 私も「うわ、この後ろ姿というか横顔とか、佐藤健みたいじゃん」と大絶賛。(身長もほぼ同じ)

 そしたら、なんと、そのIさん、今の朝ドラの製作に関わっていて、それで忙しいから今回来れなかったんだって!!!月曜日のスタッフロールに出てるっていうから、確認したら「ほんとうだ!全然気がつかなかった!」

 18歳当時、佐藤健のようなシルエットだった彼女は、今どんなオバサンになってるのか見てみたかったが、それは次回のお楽しみというわけで。

 というわけで、田舎の進学校の落ちこぼれクラスだったクラスメートたちが、けっこう出世していて今もイケイケで、男子はゴルフの話ばかりしていたが、こういうリア充的な集まりに私が投げ込まれるのは珍しいので、つーか未婚は私だけだったよね?結婚二回目の人はちらほらいたけど。
 なので、けっこう楽しかったけど、けっこう異次元の世界だったのでドっと疲れたらしく、帰宅して寝たら久しぶりに目覚まし時計が鳴るまで熟睡した。

 目覚まし時計鳴ったのは朝の6時で、今日も早朝イベント仕事だった。
 だから、そのクラス会も「6時から」だったらパスしようと思ったんだけど「午後2時開始」だったので参加したのです。夕方の飛行機や新幹線で帰る人もいたので早い時間に設定したらしい。
 ただ、幹事の馴染みの店だったので、6時過ぎまでダラダラ居座っていたので、帰宅したらもう8時くらいだったけど。

 そうそう、帰りの電車乗っていたら電車が急停止して「大きな地震があったので」ってゆーから、キャーーーーーってなったけど、大事には至らなかったらしい。関西が水没しているのに、関東も大地震とかヤメって思ったし。

 そんで、イベント仕事行ったんだけど、運営ミスで私が担当する場所で堤防決壊みたいなことが起こり、「はあ?なんで?」ってなったけど、決壊しちゃったのはしょうがないし、そのイベントは毎年駆り出されてるんだけど、毎回「いや、これ絶対無理でしょう」ってことになるので、「絶対に思う通りにはならない」ってわかってるので、今回も「ああ、決壊したけど、ナイルの洪水は恵ですから」みたいに、「こういうものさ」と死んだ目で眺めていた。
 人が死ぬだけでもないし、多少・・・いや、かなり進行がグダグダになっても、グダグダしてればいいだけですから。

 そうなってしまった原因を作った人が「ごめん、オレのミスだから」と謝ってくれたんだけど、「私、このイベント毎回担当してて、最初からこれが上手くいかないのわかってるし、なんかトラブルがあると瞬時に心が死ぬので大丈夫です」とわけわからないこと言ったら、「じゃあ、来年もこのセクションはお願いしようかな」って返されて、お主、できるな(笑)

 そして、昼頃にイベント仕事から解放されて、帰宅して洗濯して仮眠とってから、府中競馬場の花火大会に行った。我が家の最重要家族行事なのである。
 ママンは食べ物用意しすぎだ。
 あんなに唐揚げあっても、食べられないよ。
 とりあえず「こっちだったら量いける」という浅漬けは頑張って食べた。

 小学校1年の甥っ子と全く会話が噛み合わなかったが、男子ってあんなにバカだったっけ?
 男子のバカっぷりは、ネットでもよく見るけど、ほんと「それは周りの人に迷惑だからダメ」って言っても、こっちの顔色伺いながら「じゃあ、このくらいは?」って感じでチャレンジしてくるので「そんなアホなことでフロンティア精神発揮すんな」って思うが、ああいうのの相手をずっとしていると「たまにはちゃんとした人間と会話したい」って気持ちよーくわかります。

 というわけで、土曜日は高校の同窓会、日曜日はイベント仕事に家族行事と、私にしては珍しく、ずっと会話していた週末だったので、しばらくまた「わー、一人楽しい」と独房生活をエンジョイできると思います。


7月5日(金)

●朝ドラ「半分、青い」

 すごいです。本当に凄い。
 漫画家やめて、トヨエツから離れた主人公がたどり着いたのが「ものスゴく緩いシマキューのいる100均ショップ」って、スポ根から急にミニマルな展開に。

 トレンディドラマの女王である北川悦吏子がまさか、ここまで緩急つけてくるとは想像もしてなかったので、いい意味で裏切られました。

 そもそも私は20代の頃、ナイトヘッドからーの「愛してると言ってくれ」のトヨエツに夢中でしたが、どのくらい夢中だったかというと、トヨエツが金田一耕助やった「八つ墓村」や、筒井康隆原作で二重人格の主人公演じた「男たちのかいた絵」も映画館で観ている。

 そういえば「男たちのかいた絵」でトヨエツとけっこうエグい濡れ場やっていて女優さんどうしたのかな?と思って調べてみたら、ここ10年くらい出演作がなく、「ああ、やめちゃったのかなあ」って、こうして過去作を検索すると「あれ?あの人、けっこういい役やっていたのに、もういないの?」ってことがよくあって泣ける。

 漫画家業界も俳優業界も「けっこういい感じにデビューした人」がその後生き残る確率ほんと低くてさ。

 さて、今朝も引きつづき「なにこの、想定を上回る緩いシマキューと、それをちゃんと受けられる女優永野芽郁のわかりにく凄まじさは・・・・と感心していたら、「あさイチ」のゲストが東出くんで、「わあああ、棒太郎さん!」

 東出くんの演技に関しては未だに賛否両論があるけど、朝ドラ「ごちそうさん」の頃は本当に下手だったけど、私はあの拙さが好きだったし、「観てるオレたちが朝ドラヒロイン(?)を我慢して育てた感」があって、「最近の朝ドラって、悠太郎さんみたいな棒が出てこないからちょっと寂しいな」って思っていたところに凱旋ですか?

 で、そこ、有働アナだったら「おかえり、悠太郎さん」ってデレまくるんだろうけど、近江アナは「ごちそうさん」観てないでしょ。

 それはいいとして、前任のイノッチは身長が公称175センチだったけど「175.9センチでしょう」って感じで、イマドキの高身長なイケメン俳優を引き立てていたけど、173センチくらいの微妙な俳優さんを「ああ、ビミョー」って感じにしていたけど、華丸大吉は堂々と背が高くて「金曜プレミアムトークが難所になってしまった」(佐藤健とか出し難い)と思っていたんだけど、190センチ近い東出くん出てきたたら「うわ、やっぱデカっ」

 って楽しく観ていたのに、ニュース速報が流れて「ああ、どっかの河川が氾濫したか」と思っていたら「麻原彰晃の死刑執行」って????

 突然、各チャンネルが「オウム真理教特集」になって、「どこも準備してたんだ」とシラけた。

 ああ、でも、これで平成が終わるんだなあ。

7月4日(木)

 いかん、ツイッターでは悪口書かないように心がけていたのに、酔っ払っていたのでついやってもうた。(半分、青い口調)

これ観て丁度帰宅したところだ。吉沢亮は本当の意味で私をコロすような映画ばかり出ているのはナゼだ、ナゼなんだ!美しいものを観て人生を豊かにしたいだけなのに、なんでこう寿命の縮むような思いをしないといけないのだろう。次は「BLEACH」だ!だ!(ヤケ酒中) https://t.co/Am4opI9Fzm

— のんちゃん (@limnonchang12) 2018年7月4日

 消そうかと思ったけど自戒を込めて晒しておく。

●映画「猫は抱くもの」

 どこから突っ込んでいいのかわからないくらい突っ込みどころが多すぎる映画だったが、ほんと拷問みたいな映画だった。
 途中で何度も「もう許してください」と脱走しそうになったけど「いや、君はただ美しい吉沢亮を見にきてるだけだろ?」と我慢たけど、その我慢も特に報われませんでした。

 でも吉沢亮はちゃんと美しかったけど、でも、やっぱしなんであんな変な服着せられていたんだろう?
 服のセンスも劣悪だったけど、私は吉沢亮の首から下があまり好きじゃないんだけど、そのわりかしガッチリボディを強調するような体のラインがわかる服で、そのあたりからして「趣味に合わない」と思ったけれど、それは私の性癖が拗れているせいだからしょーがないのかなと。

 で、映画なのに舞台のセットみたいな演出って、「こういう映画、昔はけっこう見たような?」って記憶を辿ってパっと思い浮かぶのがフェリーニの「そして船は行く」だったりする私って超オシャレだったはずなのに、ってぐええええ「そして船は行く」って1985年公開だったの?って、わたくし19歳じゃん?

 それはいいとして、舞台セットみたいな映画っていうのを久々に観て、そのセンス自体は嫌いじゃなかったんだけど、さあ・・・・
 そんで、擬人化された野良猫が集まってるシーンも「キャッツみたい」だったんだけどさあ・・・

 うーん、まず一番「あれ?」って思ったのは、猫の吉沢亮は飼い主の沢尻エリカのとの関係を序盤はちゃんと「猫と人間」として捉えていたんだよね。だからエリカ様がイケメン上司にコマされた時には(この映画で唯一良かったポイントはイケメンゲス上司とゲスプロデューサーの二役を演じた柿澤くんでした)「なにやってんの?」って冷静に観ていたはずなのに、エリカ様が「二股かけられていた!」って気がついて傷ついていたら急に「俺がエリカの恋人なんだーーーーー」って走り出したらなんか猫アニメみたいになったので「はあああ?」って思っていたら川に落ちて野良猫集会場に流れ着いて・・・って、あれ?もう、なんかすでに忘れかけてる(笑)

 最初から猫の吉沢亮が「エリカ様の恋人気取り」だったらまだわかるけど、途中まで「お前の恋の話よりも、ちゃんと餌くれ」って態度だったのに、なんで急に「僕は人間でエリカ様の恋人だ」って言い出したのかわからなかった。

 そんで、猫の集会所で画家のゴッホ(峯田和伸。宗男おじさん。朝ドラ脳的には)の飼い猫の「きいろ」と出会って、キイロは宗男おじさんに歪んだ愛情持ってる姪に嫉妬されてここに捨てられたんだけど、「帰りたい」って吉沢亮と一緒に街に戻ろうとするも捨てられた時に足に怪我をしていて、なかなか山から抜けられない。

 そしてエリカ様も吉沢亮猫がいなくなり、山を探すんだけど、そこでやはり猫を探している宗男おじさんと合流していたら、なんとそこに柿澤勇人も出てきて「遊びじゃなかったんだ」的な謎展開になり、柿澤勇人からエリカ様を守る宗男おじさん。
 「ここでくっつくの?」と思いきや、二人で山の斜面を転がり落ちて、遠足にきていた幼稚園児に囃し立てられるシーンがあるが、それで終わり。

 そのくらいで中盤だったのかな?
 舞台っぽい演出は良かったんだけど、話が全くエモくないというか、主人公のエリカ様はアイドル時代にはゲスプロデュサーの柿澤くんに枕営業して、スーパーレジ店員の今はゲス上司の柿澤くんとハイキングに行って「汗流さない?」ってホテルについていって、テキトーに遊ばれてる女なんだけど、そこはあんまり重要じゃないらしくてサラっと流すんだけど、後半になって宗男オジさんとがっつり絡むのかね??と思っていたらなんか違う方向に行ったんだよね。

 そういや、その猫の集会所ですが、そこが全く面白くなかったのが辛かった。
 「なんでやねん?」って呟くくらいに。

 そしたら後半になって「全く想定してなかった展開」になったんですね。

 若い頃、ちょっとだけ売れたアイドルやっていた主人公に再結成の話が飛び込んできた。
 でも、それは「再結成」ではなくて「一回だけ」と知り、それでもチャンスかもと上京する主人公を待ち構えていたのは「往年のアイドル大集合」の残酷なバラエティー番組だった。

 1時間くらい演劇セットの紙芝居に耐えていたのに、急にリアルになった。

 それまで「監督の道楽に付き合わされてて辛い」と思っていたのが急にピントあってきて「え?ここ?」

 「往年のアイドル大集合」のリアリティが凄まじすぎて、「なぜこれを大画面大音響で見させられてるのだ」っていう苦痛も凄まじかったです。
 「過去のヒット曲を歌えるのはゲームに勝ち残った一組だけ」っていう設定で、最後には熱湯風呂にまで入って勝ち取った歌唱シーンが無残にもテロップの影というの、ほんとすごかったんだけど、「いや、それやりたいんだったら、最初から沢尻エリカ主演、楳図かずお原作で洗礼とかやれよ」と思った。

 というあたりで、「わたし、どこに連れていかれるんだろう」と思っていたら、東京で久々にアイドル活動して、消耗しきったエリカ様は宗男オジさんの家を訪ねるんですね。
 しかし、ここらへんも記憶が曖昧なのだが、一人暮らしの家に「わたし、寒いの」ってエリカ様が来たら速攻押し倒すのが礼儀だと思うのですが、なにせ相手は宗男オジさんなので、行きつけのスナックでカラオケで歌うも、宗男オジさんにキレるエリカ様わけわからなかった。

 その後、また宗男オジさんの部屋に戻るのですが、ボロボロ泣くエリカ様に何やら芸術家魂を刺激された宗男オジさんが猛然とスケッチ始めるのですが、そこでエリカ様がガバっと脱いだ!

 うわああああ、なんだかよくわからないけど、ここか!

 と思ったんだけど、エリカ様脱ぎっぷり悪かったです。
 なんかここでまだ「美しき諍い女」って、初老の画家が若い人妻のヌード絵ひたすら描いてるだけの映画思い出しちゃったんだけどさ。あたしって、おしゃれ。
 「美しき諍い女」は、たぶんボカシを入れるの入れないのって話が話題になってしまい、夕刊紙読んでそうなオジさんが客席埋めていたんだけど、あまりにも芸術的な内容に、オジさんたちのいびきが響き渡るという地獄のような映画館体験でした。

 で、「猫は抱くもの」としては想定外だったけど、「ああ、ここがピークな話だったんだ」と思って見ていたんだけど、終始絵の具がバッシャーンなだけで、しかも、猫の吉沢亮はその場面を「ああ、俺は人間じゃなくて猫だったんだ」って目を見開いているんだけど、いや、そんなに迫力あるシーンでもなかったし。

 それなのに、これ見よがしに「迫力のあるクライマックスシーン」的に展示されたので、マジ疲れた。

 そんで、よくわからないけど、エリカ様は「魂の画家」である宗男オジさんに惜しみなく裸体を提供して(ないけど)、よくわからないんだけど、なにかが吹っ切れたらしい。
 そこで、猫の吉沢亮を迎えにいって、そこで吉沢亮の魔法も溶けて、「普通の猫と飼い主」としてまた東京に出て、主人公は結婚式のピアノ伴奏付きの歌手みたいな仕事だけど、好きだった歌の仕事について、猫とラブラブな日々を送ってます。終わり。

 うーん、たぶんこれ、表現手段に夢中になってしまって、「ここがポイント」を見失ったのかなあ?
 どうやら原作の小説があるみたいで、そっちは「猫と人間の関係の群像劇」というか、っもっと淡々とした話だったらしい。
 でも、こういう映画にするのなら、あの猫の集会は要らなかったんじゃないかなあ。
 キイロとだけ出会えば良かったし、そしたらキイロと「黄色い絵ばかり描く売れない画家」のパートが描けたじゃん?そこがちゃんとしてないから、宗男オジサンがエリカ様の泣き顔を見て絵描きとして覚醒するシーンが唐突すぎた。

 そしてエリカ様も「歌は歌いたいのだ!」って伏線が全く無かったから、「え?そういう話だったの?」って思ったというか、独りカラオケに通って歌っていたけど、ちっとも上手くなかったしさ(笑)
 あと、吉沢亮をあのビジュアルでエリカ様と並べちゃうと、エリカ様の美貌が地味になってて・・・・わざとそうしてるんだろうけど、だったら、「やっぱり地味でもいいから歌手活動する」ってなったら、もうちょっとエリカ様を美しく撮影してあげないと。

 というわけで、あらためて羅列してみても「何をやりたかったんだろう」っていうのが全くわからない作品でした。
 ここまでわけわからないのも久々に観たような気がするし、これがけっこう実績のある監督の作品だってことが謎。

 そんで、全然猫映画にもなってないところが最大の謎だった。

 吉沢亮はそりゃあ美しかったし、ちょっと猫演技演出過剰だったけど、こういうリアリティの無い役のほうが美貌が引き立つと思うので、そういう意味では満足したんだけど、総合的にはプラマイでマイナス80点というか、吉沢亮の美貌目当てなだけでの私ですら、この状態ですから、他の皆さんの感想ってどうなんですかね?

 って軽く検索してみても、それほど否定的な感想拾えなかったので、「叩く気にもならない」って感じなのかな?(笑)


7月3日(火)

 日本戦、「明け方目が覚めたら見ようかな」って思ったんだけど、ふと目が覚めたらまだ暗くて「お?これは間に合うかも」と思って時計見たら午前2時半で「早すぎたwww」ってまた寝たら、次に気がついたのが6時でした。
 なんか惜しかったみたいですね。
 これで勝っていたら、お祭り騒ぎで楽しかったんでしょうけど、残念でした。(日本代表にはあまり興味は無いけど、お祭り騒ぎは好きだ)

 そういや、昨日の昼にネットニュースチェックしていたら「羽生結弦が国民栄誉賞授与される」の記事があって「羽織袴!!!」に食いつきました。
 私は意外にも、羽生くんそれほど好きじゃなくて、それは日本代表にあまり興味が無いのと同じ程度なんだけど、羽織袴姿には萌えたわあ。
 紅白歌合戦の高橋一生の羽織袴は、それほどじゃなかったので、私の趣味はいろいろややこしいようである。

 そんで、「ヤバいよこの羽生くん、この姿で羽生名人と対局して!!!」とかわけわかんないこと考えていたら、午後になって歌丸師匠の訃報。

 つい先日、同僚が落語を見に行った時のお土産として「笑点人形焼」を買ってきてくれた。
 皆が一通り「えー、誰にしよう」と選んで、半分くらい売れたのが回ってきたのだが、歌丸師匠のが残っていたので「確かにこれ食べるの勇気要るよな」って思って犠牲になってあげました。
 いや、なんか歌丸師匠のが最後まで売れ残る姿を見たくなかったんだけど、それでもやっぱし「死にかけのジジイを模した菓子を食うって」と思った。

 そんな記憶も生々しい中の訃報だったので、会社でさっそく「あの人形焼で歌丸さんの食べたの誰だっけ?」と言い出すヤツがいて、「うっるせーな」と思いつつも「私です」と名乗り出たら、そいつも黙った。

 まあ、ずっと闘病していたし、長くないのは誰もが察していたんだろうけど、でも、最後の方までけっこう活躍していたのではないか?あの状態で怪談とかやっててほんと超シュールでカッコいいと思っていた。
 しかし、自分が物心ついた頃から笑点で活躍されていた噺家さんが亡くなって寂しいが、「はあ、そろそろうちの親も」って思うのは常としても、「ちょっと待て、そもそも自分の人生もあと20年くらいだぞ?」

 平均寿命の折り返し地点はとうに通過したけど、今の朝ドラがちょうど2000年くらいの時期で「うわ、20年前って昔のようで最近だ」と思っていたんだけど、20年後の自分って「死亡適齢期」にはちょっと早いけど、「いまどき20代で結婚する人珍しいよね」程度には70代で死ぬ人もけっこう多いはず。

 うちはけっこう長寿の家系なので、両親もまだまだ元気だし、90代まで生きそうだけど、私は独身だし不摂生だから、もっと短いかもしれない。
 だったらはやり元気なうちに観たいものは観ておいたほうがいいから、やはりバカ映画だとわかっていても、観ておいたほうがいいのでは?

 と思っていたら、今日の夕方、休憩時間にツイッターいじっていたら「お、周防さん祭り始まった」
 朝ドラの名作と呼び名も高い「カーネーション」がNHKの初の試みとして夕方地上波再放送されているのですが、中盤になって投入される綾野剛演じる「周防さん」の破壊力が凄まじいのです。
 私は「ごちそうさん」に夢中だった時に、やたらと「カーネーション」を引き合いにしてディスされるのに辟易してましたが、「ごちそうさん」の見逃しに対応するためにオンデマンド契約してから「カーネーション」も観てみましたが「たしかにこれはクオリティー高いは」と感心したのと同寺に「この綾野剛半端ねえ」と落ちました。

 高橋一生が「民王」なら、綾野剛は「カーネーション」という出来で、高橋一生はもしかしたら、いつかまた「民王」的な役をやることになるのかもしれないけど、綾野剛の「周防さん」は「いろいろな奇跡が重なった、あの時にしか、ありえない造形」でした。

 同僚M嬢が「カーネーション再放送録画して観ている」とのことで「綾野剛出てきたら、すごいから」と予告したら「みんな、そう言うんだよねえ。出てくるの楽しみ」と言っていたので「今日から綾野剛だそうです!」と言ったら「でもさ、今からだと、もう綾野剛だって認識して観るしかないじゃん?放送当時の無名だった綾野剛じゃないじゃん?」って、まあ、それはその通りというか、その通りなんだけど、でも私、ブレイク前の高橋一生のお浚いけっこう楽しいんだけど?

 そして、あの「カーネーション」の綾野剛、私は綾野剛がブレイクした後に見たけど、「ほんと、この瞬間の綾野剛」であり、これ以降、この綾野剛が出現することなかったんですけどね。

 それはいいとして、今日の回は綾野剛出現と同時に「ほっしゃん」も登場しているのですが、「周防さん祭り」なTLを辿っていたら「この中の人出てくるとブロックされたTLになるんだよね」

 「へー,そうなんだ」と私もURL叩いてみたら、ブロックされてたwww

 えええ?なんで?

 私、ツイッターは基本閲覧用だし、そりゃ面白いと思ったドラマが低視聴率だと応援のためけっこうせっせと呟いていたけど、「ほっしゃん」にブロックされるようなこと全く言ってないと思うんだけど。
 でも「おんな城主直虎」の時にニセ家康でほっしゃんが出てきた時に「やーだ、なにこのキャスティング、必要以上にドキドキしちゃうじゃん」っ呟いたような気がするが、そのあたりで補足されたのか、それともイセクラ全般をブロックしてるのか、よくわからない。

 よくわからないけど、芸能人にブロックされるという名誉の負傷を負ったらしい。

 なんだかすごいなあ。
 私はイセクラとも言えない状態なんだけど、もしかしたら大手イセクラも片っ端からブロックされてるのかね?

 私はそういうイセクラ調査できるような立場にもいないので(ただ覗いてるだけ)
7月2日(月)

 私がロクに観ていないうちにスペインもポルトガルも負けちゃって、なんかヤル気なくなってきました。(元々無かったんだけど)
 フランス贔屓だから、フランスが残ってる内は着いていこうか(笑)

 それにしても、なんかこのままだとロシア優勝しちゃうんじゃまいか?
 全てがプーチンの陰謀のような気がしてきた。そりゃ、セネガル落として日本残すわ(笑)

 そういえば日本のボール回しで時間稼ぎが賛否両論になってましたが、私はああいうのこそW杯の醍醐味というか「普段だったら絶対にやらないようなことをしてでも勝とうとする」のを鑑賞するのが楽しいと思うんだけどな。
 昔、ラモスが「W杯は戦争だ!」と言っていて私はドン引きしたんだけど、今は「ああ、そうなのかも」と思う。どんな手を使っても勝とうとするというか「負けたら死ぬ」という極限状態を疑似体験している感じなので、それは「戦争映画」とか「戦国時代劇」を見てるみたいな感じがするんですよね。

 それよりも、何億円も何十億円も稼いでいるスーパースター達を使って「戦争シミュレーションゲーム」やってる感じっていうのか。
 そして日本チームがあの賭けに出たっていうことが「ああ、階段を一つ登ったんだな」と感慨深かった。

 そして、サッカーファンでは無い私にはさっぱり意味がわからなかった大会直前での監督交代劇でしたが「ああ、このための西野監督だったんだ」って、全然そうじゃないのはわかっているけど、「なんかいろいろ回収されてきて、いい脚本になってきたぞ?」と思った。

 これでベルギーに勝ったら、なかなか良くできたスポ根ドラマみたいになるが、さて、どうなんでしょうね?
 さて、昨日観た「海を駆ける」ですが、私はよく一晩寝ると「ああ、もしかして、こういうことだったのかも」と感想が追加修正されることあるんですが、この映画に関しては、やっぱしわからん。

 鶴田真由を気絶もしくは殺したシーンとか、やっぱし全然わからん。

 ただ、ディーン様が「超常現象を起こした男」として記者発表されて、生放送で「同じことやってみてください!」って言われて「うん、じゃあ」ってやろうとしたら、上手くできなくて「あ、なんか疲れた」って席を立って、会場のドアを開けて出ていくんだけど、そしたら瞬間移動して、その中継を観ていた阿部純子と太賀のいるリビングに入ってきて阿部純子の食べかけのお粥を「これ食べていいか?」って言うシーンはけっこう面白かったです。

 それで、阿部純子と太賀は「こいつ、マジやべえヤツじゃん」って気がつくんだけど、一緒に外出する時に「こいつを一人で家に置いておけないから」って連れていくんだけど、途中で母親の鶴田真由が仕事している姿を見かけたら、ディーン様がトラックから降りて鶴田真由の方に行っちゃったから「まあ、母ちゃんがいるから大丈夫か」って置いていくんだけど、ディーン様はなぜか蝶を追っかけ始めて、なぜか鶴田真由を気絶させて(殺した説もある)若者たちが向かった島に瞬間移動してて「やっぱ、こいつ何?」ってことになっていた。

 ただ、若者たちにとって「謎の生き物であるディーン様」はそれほど重要な存在じゃないんだよね。
 だって、男女4人でトレンディドラマ真っ最中だから(笑)

 んー、でも、せっかくディーン様を起用したのなら、もう少し見せ場欲しかったなあ。
 黒沢清監督でリメイクしてもらいたい。(それはただの「散歩する侵略者」)

 あ、そういやこの映画が始まる前の予告編で凄いの観た!
 「寝ても覚めても」の東出昌大が、なんと関西弁キャラだった!!!

 ひえー、朝ドラ「ごちそうさん」の時に棒演技で叩かれてましたが、その関西弁の出来も関西人には許し難いレベルだったようですが、あれで東出ファンになった私のような人たちは「あの不器用な悠太郎さんのキャラには合っていたじゃん」と擁護していたのですが、さすがに「関西弁喋る東出くんが一人二役をやる恋愛映画」って「え?なんか試されてるの?」って・・・

 まあ、好き嫌いがけっこうキッパリ別れるタイプの俳優さんなので、常に試されてる感じはあるんですけどね(笑)。
 「ほんとに、これが好きなの?これが好きでいいの?」って。

 そう考えると、ディーン様と東出くんが一緒に出てくるとどうなるんだろう?
 片方だけでも取扱注意なのに、両方出てくると、ほんとどうなるんだろう?

 あ、「つなぎ」としてムロ入れてみると大丈夫かも・・・・いや、全然大丈夫じゃないかも(笑)


7月1日(日)

 早々と梅雨明けしたのはいいとしても、なんでこう毎日「台風一過」みたいな天気なの?(晴天と強風)

 なので猛暑ではあるが、日陰を歩いていると風が強いのでけっこう涼しかったりするけど、日向歩いているとほんとクラックラしてきますね。今日は血迷って新宿に出てしまったのだが、「みんなこのクソ暑いのによくぞ新宿になんか出てくるよなあ」って感心してしまった。

●映画「海を駆ける」

 テアトル新宿の割引デーだったので軽い気持ちで観てみました。
 インドネシアの海辺を舞台にディーン様が海からやってきた謎の男というファンタジーらしいが、先日の「羊と鋼の森」と同様「猛暑日に涼みに行くにはいいかも」くらいの気持ちで。
 あと「モンテ・クリスト伯」で「これこそ、ディーン様の正しい使用法!」と感激した勢い余って「もしかして、ディーン様をダイコン呼ばわりしていた私が間違っていたのではないか?」と思っていたのだが、「空飛ぶタイヤ」で浮きまくっていたディーン様観て「やっぱ、このパターンしか出来ないんだよなあ?」って思ったので、勢い余ってこの作品でのディーン様を確認しに行ったのだ。

 カンヌ系監督(?)の作品らしいので単純な人情ファンタジーでは無いらしいという覚悟はしていたのですが、途中で「あれ?これ思ってたのと全然違う?」って戸惑った。
 あとでこの映画の関連記事読んでみたら、「青春群像とファンタジーを絡めた」と言っており、太賀や阿部純子の若者パートがメインだったんですね。そこが全然わかってなかったから「なんか無駄なシーンが多いな」とか思ってしまい、申し訳ございませんでした。

 冒頭から「けっこう要素ぶっこんでくるな」とは思っていた。
 あの津波で甚大な被害を受けたバンダ・アチェが舞台なのだが、内戦というか独立運動の影も引きずっている。さらに、太平洋戦争の日本軍の影響も描写されて、そこに東日本大震災というかやはり津波の被害に遭った日本人がやってくるという。
 それを若者4人に分散していた。
 タカシ(太賀)、母(鶴田真由)が日本人のハーフ。母は津波の復興支援の後、植林活動しているNGO関連。
 クリスはタカシの大学の友人で、自宅は内陸部だったので津波で流されなかったが家族の何人かは失っている。
 イルマはクリスの幼馴染で、津波前は裕福な家で育ったが、津波で家を失い、さらに父親が独立運動で負傷(拷問?)していたため、大学進学できなかったが独自で記者を目指している。
 サチコ(阿部純子)は、タカシの従姉妹で、東日本大震災では自宅は被害に遭わなかったが、いろいろ心の傷を抱えてそう。

 ってな感じに。
 クリスとイルマは付き合う寸前まで行ったけど「宗教が違うから」がストッパーになったらしい。イルマはイスラムだけどクリスは違うらしい。
 そして、クリスはサチコのことが好きなるのだが、タカシが「日本流の告白は、月が綺麗ですねって言うんだ」と母から聞いた「豆知識」を真に受けて伝えてしまい、月が出ていない夜に「ツキガキレーデスね」って言って「はあ?何言ってんのか意味わからない」って伝わらない。

 というような、中途半端というか素朴な「若者の恋愛模様」を延々と見せられて「あのぉ、すみません、わたし、ディーン様観にきたのですが?」と居たたまれないキモチになった。
 ディーン様主演作を見に来たつもりだったのに出番少ないんだもん(笑)
 しかも、ほとんど片隅でじっと微笑んでるだけで、セリフも少ないから、「ディーン様の演技力を確認しに来た」私にしてみれば「あ、見る作品間違えたな」でした。

 つーか、この作品、わかりにくいね。
 まあ、これこそカンヌ系といえばそうなんだけど、観る人によって解釈違いそう。

 ディーン様の役はたぶん「海の化身」かなんかで、わちゃわちゃ青春している若者の横でボーっと無表情で座ってるだけなんだけど、熱中症で倒れた子供を救ったり、認知症で亡き息子とディーン様を混同している老人を眠るように死なせたり(引導を渡した?)、けっこうランダムに人の生死に関わるんだけど、意思を持ってやってない感じなんだけど、でも、けっこうソラリス系の「人間の深層的な願望を実現してしまう」ような感じだった。

 まあ、たぶん、「海は美しくもあるが、時に人間にとって残酷な振る舞いもする」っていうのの擬人化としてディーン様が出現したんだろうけど、じゃあ、なんでこのタイミングで出現したの?
 って考えると、阿部純子に会いに来たんじゃないの?

 この映画、後から考えると阿部純子主演にすれば普通にわかりやすく構成できると思うんだけど、あえてそうしてないのは何でなんだろう?
 阿部純子のキャラ設定が一番曖昧なんですよね。
 父の遺骨を父が残した写真の海に撒きたいのだが、その海岸がどこだかわからないし、父がなんでそう望んだかもわからない。そして本人は大学を退学してしまったらしいが、それもなんでなのかわからない。

 でも、ディーン様は阿部純子がインドネシアに来るタイミングで出現して、彼女が叔母である鶴田真由の家で「え?シャワーってお湯が出ないの?」って戸惑っていたらお湯を出してあげて、阿部純子が高熱を出したら夢で「亡き父が写真を撮っていた風景」を再現して、場所の特定のヒントを出して、彼女がその場所にたどり着くのをテレボーテーションして着いていって、彼女が無事にその場所で散骨したら「そろそろ帰るか」って海に還る。
 っていうことなのかと思ったけど、それだったら、阿部純子の亡き父親があの海に拘った理由というか、その時に海の精であるディーン様と何かあったような描写が無いとなあ。


 後半、ほんとに「なんだこりゃ?」でした、若者4人がワハハオホホしている裏で、地元の子供たちと水遊びしていたディーン様がなんでだか子供4人を水に引き込んで死なせたらしいのだが、それで怒った村人が「あいつのせいだ!」とディーン様を追いかけようとしたら、ディーン様は海の上を走って逃げてしまい、4人の若者もそれを追って沖まで走ったら、ディーン様は海の中に還ってしまい、残された若者4人も海中に投げ出され「岸まで戻ろう」って泳ぎ出すが波に流されてなかなか岸まで戻れないとういか、あれ、もしかしたらそのまま溺れて死ぬでしょう、つーか、死んだ子供も若者4人も、「水の精」であるディーン様に魅入られすぎというか・・・・

 で、結局、なんだったんだ?(笑)

 何も回収してないぞ?

 こんだけ撒き散らしておいて、全く回収しないの作るの逆の意味で凄いと思うけど、さ。

 そんで、「全く感情が無いディーン様」はけっこう面白かったんだけど、「ああ、だから、こういう、人間じゃない役をやってるタカハシが見たいのよ、私は!」って終始「チェンジ、チェンジぃぃぃ!!!」でした。
 だから、ルーブルとかブシュロンはディーン様で全然よかったので、こういう「ある日突然、海からヌっと現れて、無表情のまま鶴田真由のお宅でボヘーっと座っていて、ああ、腹減ったって阿部純子の食べかけのお粥を貪って、じゃ、そろそろ帰るか、って海に還る」っていう「山も落ちも意味もない」っていう心底「やおい」な役をタカハシで見てみたかった。

 そうね、次のタカハシのステージは是非カンヌ系で。

 ・・・やっぱ嫌かも(笑) 


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