可燃物な日々

表紙に戻る/過去の日記

ご意見・ご感想・誹謗中傷などございましたら、感情廃棄物再利用所までどうそお気軽に書き込んでください(でも、現在書き込みが出来ないようです)

日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

5月30日(水)

 あー、月9のコンフィデンスマン数字出ないなあ。
 超面白いんだけどなあ、ああいうのが数字出ないと辛いなあ。

 朝ドラの方はツイッターでの評価が見事に分かれているというか、真田丸や直虎に夢中だった人が「これは受け付けない」ってペっと吐き出しているのが、ある意味衝撃的なんだけど、まあ脚本家先生のツイッターでの傍若無人ぶりは確かにアレなんだけど、「私にも確かにああいうの理解不能だけど、自分には理解不能な人が作った世界はかなり面白い」ってハマってるんだけど、それよりも中村倫也の「スズメちゃんの笑顔が見たかった」っていうのが何度も出てきて「ふぎょぎょ」って喜んでるだけです。

 と思っていたら今朝は「パジャマ姿で寝坊して子猫と戯れる中村倫也」が出てきて、「なにこの全力で殺しにかかってるかんじ?」って東映ヤクザ映画で鉄砲玉やったのより、殺傷力高いじゃないですか。

 しかし、この朝ドラの先のあらすじチェックしてしまったのですが、てっきり中村倫也が主人公の彼氏になると思っていたのだが、そうじゃないらしい。
 えー、佐藤健と同世代の俳優をキャスティングしていたから、てっきりそういう展開になるのかと・・・

 すでに、この先の展開で斎藤工と間宮翔太郎という「高台家?」なキャスティングが発表されていたけど、どうやらそっちの方がDNA的に(このドラマではDNAがけっこう連呼されている)重要な役らしい。

 それが本当だかわからないけど、佐藤健を軸としての中村倫也の展開も相当エグいので、これに斎藤工と間宮翔太郎投入とか楽しみでしかない。

 そして秋からのBK朝ドラでは長谷川博己とか、来年は吉沢亮と山田裕貴とか、受信料の払い甲斐ありすぎである。
5月28日(月)

●「おっさんずラブ」6話

 次回が最終回なんて受け入れがたい。
 しっかし、これどう纏めるんでしょうねえ?

 それにしても林遣都くんの演技が超絶素晴らしくて、セリフと感情が乖離している表現に夢中になっていたけど「あれ?こういうの前にもあったな?」って考えてみたら、「おんな城主直虎」の第33回、槍ドンに至る前の政次じゃあないですか!!!
 直虎を助けるために裏切ったフリした挙句に処刑されちゃうんだけど、「おなご頼りの井伊に未来なんてあると思うのか!」って最後まで反対言葉で直虎にエールを送っていた、あの政次に・・・

 まあ、恋愛モノでは「もう、あなたのことが好きじゃなくなったから」って身を引く話はよくあるけど、牧(林遣都)をそこまで追い詰める脚本も良かったし、その前の「小さな幸せ」の見せ方も気が利いていたし(ちゃんと自分の親と会ってくれたり、熱出たらお粥作ってくれたり・・・まあ、お粥じゃなくて餅になってたけどなwww)「ほんと、このドラマ、エピソードの積み重ねが上手いし、テンポいいし、トレンディ物の王道演出きっちりやってるし、普通のラブコメとしても充分面白い作りなのに、さらに役者の演技が凄すぎる」とベタ誉めの中でも、林遣都くんのあの演技が本当に素晴らしくて、6話は彼が主役でしたね。

 これ、企画段階ではこういうのじゃなかった可能性もあるなあ。政次が脚本家の頭の中のナナメ上を行ってしまったように。だって、最初の設定では牧はヒロイン(吉田鋼太郎)のライバル役だったはずでは?
 だからドS設定にしていたんだろうけど、確かに6話では、そのS設定もけっこう生きていたけど、それとシリアスな「好きな人の幸せのために身を引く」っていう表情との振り幅が大きすぎて・・・つーか、政次もけっこうドSだったよなあ(笑)ドSとドMの振り幅が凄くて、ほんと振り回されて楽しかった。

 この間まで「2018年のベストはアンナチュラルで決まりだな」って思っていたけど、「おっさんずラブ」が猛然と追い上げてきました。私の心の中で。


 さて、世間では日大アメフト部問題でまた怒りの嵐が吹き荒れてますが、会社でその話が話題になっても、みんな「もう、しょーがねーなあ」って失笑モードではあるけど、日大OBの同僚もはやり「もう、しょーがねーなあ」って苦笑しているだけだった。

 ネットやテレビを通してみると、もっと大問題みたいな感じだけど、多くの人はただ「あーあ、日大やっちゃったなあ」ってだけなのかもしれない。
 ほんと、「世論とは?」ってまた考えさせられる。

 そういや「おっさんずラブ」でも、6話ラストの「牧が身を引いたのに、なぜか春田と部長が同棲している」ってまさかの展開に牧春民が公式を攻撃している、って話になっていたけど、「きゃーーーー、ヤメてえええええ」っていう程度の攻撃なのか、「絶対に許さない」っていう程度の攻撃なのか、「マジ殺す」っていうような攻撃なのかよくわからないけど(コメントが多すぎて全貌がよくわからない)、あれは製作側が「ぎやあああああああああ」って反応を期待して作っているわけだから、攻撃的なコメントって、ある意味祝福ですよね?

 ドラマちゃんと見てない人が殺到したコメントだけ読むと「荒れてる」って思うのかもしれないけど(笑)
 ほとんどの人がちゃんとフィクションだとわかった上で、好き勝手に叫んでいるだけだと思うんだけど、たまに本気な人出てきますからね。日大の記者会見に乱入したオバサンみたいに(笑)

 ただ、この間どっかで「なんか最近、怒りの消費が娯楽みたいなことになってないか?」って意見があって、確かにそういう風潮はあるかな、と思った。
 ネガティブな意見の方が賛同を集めやすいという性質もあるし、そもそも「美味しかった」っていう意見は「平凡」というか単なる個人の感想だが、「あれは不味かった」って言うほうが「意見」であるし気持ちが強いように思えるんだよね。

 私も面白かったドラマよりも、つまらないと思ったドラマのほうが延々と語ってしまうし。

 私は根が能天気なこともあって、怒りよりも「好き、好き!」な方に行くタイプなのだが、そういえば友人が心を病んだ時にはひたすらずっと「ベビーカーを電車内で畳まないとか、人に迷惑」みたいなこと語られて「え?そういうのが世間の主流の意見なの?」って思っていたら、友人は精神病で退場して、私だけが世間に取り残されたので「好きよりも、嫌いなことを先に言う人はたぶん病んでる」っていう認識です。

 ああ、でも、「世間はこんなに怒ってます」って感じになると「私もなんかに怒ってみたいなあ」って思ったりする。

 「恋してみたい」みたいな感じで「真剣に怒ってみたい」みたいな?
 みたいな?みたいな?

 あー、どうすれば私が怒るんだろうか?

 今日のニュースで勝間和代が同性愛をカミングアウトとかで、みなさんあれこれ言っていたけど、勝間和代が誰と付き合おうが心底どうでもいいので「はあ、そうなんでっか」って思ったけど、待てよ、もし勝間和代が「吉沢亮と付き合ってました」だったら、「なにそれ、ビキビキビキ!」って怒りモードに入っていたかも・・・

 と、刃物ブンブン振り回す自分をちょっとだけ想像できたが、悲しいかな、もしも本当にそういう報道があったら「え?じゃあ、私にもチャンスあるのかも?」って本気で思いそうだな(笑)

 実際には私は吉沢亮と並ぶの絶対に嫌なんだけど。

 (でも、吉沢亮の美貌に夢中なので、バカ映画鑑賞に耐えている自分が好きなのだ)

 って話逸れたが、私には怒りが娯楽って感覚よくわからないなあ。
 あんまし怒らない方だし・・・
 いや、そうだ、思い出した。本気で怒ると涙が出てしまう性質なので「なに、このイヤイヤ期の幼児みたいな人は?」って感じになってしまうので、怒っている自分が全く好きになれなかったのだ。

 そんで私に怒りをブツけられてる相手も「え?なんで泣いてるの?」とか言うし、私も「いや、泣いてるんじゃなくて怒ってるんだよ!」って思うけど、感情が高ぶると涙が出ちゃうので、って書くとなんだか可愛いが、ちっとも可愛くなかったよ。


5月25日(金)

 ブシュロンの本編来たけど、安定の「あんた誰?」って感じのタカハシでしたが、何度か観てみると、やっぱしかなり細かい芝居しており、ストーリー的には突っ込みどころが多いんだけど、このまとまってない感じがけっこうジワるという怪作になっているようです。
 そもそも脚本書いた芥川賞作家さんが以前舞台の仕事でタカハシと関わったことがあるらしく「フツーの王子様だと満足しねーだろーアイツは」という意気込みで書いたようで、売られたケンカはきっちり買ったタカハシとその煽りを食ったフランス人女優のレティシアさんっていうことか?



 この話、最後のキスシーン余計なんじゃ、っていうか、レティシアさんがタカハシもグーで殴ったほうが面白かったと思うんだけど、さすがにそれじゃね(笑)
 つーわけで、ビジュアル最高だけど、キャラのポンコツぶりに語彙力がついていってないイセクラさんたちのざわめきも含めてなかなか面白かったです。

 たぶん、この無理無理な設定は、少し時間を置いたほうが素直に楽しめるかと。

●イキウメ「図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの」@池袋 東京芸術劇場シアターイースト

 映画「散歩する侵略者」を観て「原作はイキウメっていう劇団」っていうことを知ったと同時に「え?今ちょうど、地元の三茶シアタートラムで再演してるの?」っていうのも知ったんだけど、知るのが遅すぎてチケット完売してました。

 なのでイキウメの舞台は一度観てみようと思っていたら、この公演があることを知り、「えー、池袋だと仕事帰りは厳しいから、休みとらないとなあ」ってスケジュール調整しているうちに都合のいい日の前売り券が完売してしまい、がっかりしていたのですが、「当日券あります」って情報が出たので、休みだった昨日行ってきました。

 久々に来た池袋の芸術劇場ですが、キャパ800人の大劇場では三谷幸喜作・演出、片岡愛之助主演の「酒と女とジキルとハイド」やってて、地階のキャパ200人くらいの小劇場でイキウメやってるとか、豪華ですね。

 って、今年になって急に演劇観に行きだしたのって「私、金さえあれば何でも観られる東京に住んでるんだから、その地の利をもっと楽しまないと?」って気がついたからで・・・・

 で、当日券で入りましたが、「え・・・・なんで最前列なん?」

 アイドル的な役者が出てない場合って芝居の最前列って、良席じゃないんですよね。
 その昔、「学生向けに当日券割引」っていうサービスしていた劇場があって、何度か行ったけど、毎回最前列だった。

 さて、ですからイキウメの舞台見るのは初めてだったけど、後ろに座っていた人が「映画の散歩する侵略者観た?」って話していて「舞台の方知ってると、アレなんか違うって感じだった」って言っていて、「あー、なんか、そうだったらしいっすね」

 映画のほうはたぶん、イキウメの舞台にインスパイアされた黒澤清監督の世界が展開されていたと思うし、さらにWOWOWの方の「予兆 散歩する侵略者」の方が黒澤ワールド全開だったようなのでイキウメ・ファンの戸惑いはなんとなくわかってました。

 で、この「図書館的人生」っていうのは、短編を三つ同じテーマでくっつけて、っていう実験作らしいが、うわー、けっこう難解。
 つーか、落ちが無いんだ?

 落ちが無いから答え合わせが無いというか、「感想はそれぞれご自由に」?

 いや、パーツは面白かったんですよ、けっこう声出して笑ったし。
 でも「作者は何を訴えたかったのか140文字で答えなさい」と言われても「???」

 この芝居の感想を書くことは、自分が脱ぐことなのかもしれない。

 だから、あんまし積極的に感想書きたくない感じの芝居だったんだけど「相手によかれと思ってやっている行為って、ほんとに相手のためになってる?」って話だと私は思った。

 痛い。

 イタタ

 そしたら今朝の朝ドラで主人公がまさに「がん再発したらしい先生に長生きしてほしいので、民間療法だろうがなんだろうがあらゆる治療法を」って話になってて、幼馴染とケンカしていたんだけど、「何この偶然とは言え波状攻撃は?」って思った。
 でも、この主人公は「先生のために」じゃなくて「自分が先生に生きていてほしから」ってちゃんと言うんだよね。

 この主語をちゃんと「私」にするのって、私の場合は時々ちゃんと心がけないと出来なくなってしまう時があるからけっこう意識してやってるんだけど、やりすぎると、この主人公みたいになってしまうのが欠点だ(笑)

 さて、舞台の感想に戻ると、脚本も演出も出演者も本当に素晴らしくて「さすがわ人気劇団」と思ったが、「海月姫」や「半分、青い」にも印象的な役で出ていた安井順平とか、「昨晩のカレー、明日のパン」「だから荒野」とNHKプレミアムドラマでお馴染みの・・・ってゆーか、大森南朋の嫁の小野ゆり子などが出ていて楽しかった。

 安井順平が、かなり上手いってこともよーくわかったので、もうすでにけっこう出てるけど、もっと売れるじゃないかなあ?


5月23日(水)

 日記書いてなかった。

 土日は久しぶりに神宮球場に六大学野球観に行き、なので土日計で5万歩くらい歩き、月曜日は月9のコンフィデンスマンJPが神回だったのを楽しみ、火曜日は健康診断で「太り過ぎ」と言われ(けっこうお散歩頑張ってるのにねえ?)、そして毎朝楽しみにしている朝ドラが今朝はまた凄いことに!

 佐藤健と中村倫也がデッサンのモデルになることは予告で知っていたけど、まさかあんなに沢山ポーズ決めてくれるとは・・・・つーか、だんだん絡みが激しくなってるし(笑)

 朝からテレビの前で「なんなん?なんなんこれ?朝からこんなん流していいのかNHK!」と呟いていました。
 出社して同僚M嬢に「今日の朝ドラ見た?」って開口一番に聞いたら「2回見たwww」
 先にBSで観ていたのだが途中からだったので、地上波でもう一度見直したらしい。

 朝ドラの後の「あさイチ」で大吉華丸が律と正人と同じポーズしてくれたらウケるのになあ、って思っていたのだが、朝ドラ受けしてくれなかったのでがっかりしていたのだが、なんと収録後に似た服に着替えまでしてインスタで再現してくれていた。NHKですから!

最高か #半分青い pic.twitter.com/xbN6bYHN2Y

— K. (@ponytail_68) 2018年5月23日

 そんで、これを会社でM嬢と二人で眺めて女子高生のように爆笑して、楽しかった。

 さて、今日は水曜レディースデイなので映画見ようかなと思っていたんだけど、朝ドラの中村倫也があまりにも最高なので、やっぱしこれを見ることにした。

●映画「孤狼の血」

 字面がカッコいいわりには、発音すると「ころおのち」ってイマイチ弱いんだけど、見終わった後だと「なるほどな」ってタイトルなんですね。

 私は任侠映画好まないので、この映画も「どうしようかなあ?」って思っていたのですが、朝ドラでの中村倫也の出番が予想以上に多くて、予想以上に注目を集めていたので、「朝ドラでは、ゆるふわモテ男子なのに、この映画ではシャブ中の鉄砲玉役で振り幅凄い」という記事がチラホラ出てきたので、「皆さん褒めてくれているようなので、しゃーねーなあ、また推しに課金しに行くか」ということになったわけです。

 (高橋一生の空白期間なので暇なのであった)

 (なにその、夫が長期出張中に浮気みたいなwww)

 事前に収集した感想では「グロは抑えめ」とのことでしたが、「我々の思うグロと一般人が想定するグロは違うと思うから、気軽にグロは控えめっていうのはちょっと」という意見もあり、「どっちなんだよ」と思っていましたが、タランティーノ作品がちょっとけっこう限界超えてるけど、それでも面白いから我慢して見ているヘタれな私からすれば、「かなりグロかった」です。

 そうそう、「朝ドラの中村倫也」目当ての身としては、この映画も朝ドラも偶然同じ時代の話なんですよね。
 昭和末期というか、30年くらい前の私が22、3歳の頃が舞台。
 しかし、同じ時代でもこんだけ違う雰囲気に、っていうのも面白いけど、「もはや、どちらも時代劇」っていうのが笑っていいのか、笑えないのか・・・・
 二つの作品に共通するのが「携帯電話の無い世界」なんですが、「孤狼の血」は喫煙シーンが多いところももはや時代劇って感じですかね。久々に「クシャクシャのハイライト」を見たような気がする。

 で、この映画が面白かったか、と言うと、正直ビミョー。

 豪華キャストな東映映画でしたが、「豪華な映画」では無かったような気がする。

 たぶん、この映画のキモは「役所広司演じるゲスい暴力団係の警察官」の印象がひっくり返るところなんでしょうけど、そこはあんましひっくり返らなかったというか、見てて「知ってた」って感じになったので。

 ただ「役所広司主演映画」として漠然と観ていたので、「あ、これ主演は実は松坂桃李だったんだ」って気がついた瞬間はちょっとひっくり返ったので、だったら最初から「松坂桃李主演」で良かったんじゃないかなあ。

 まあ、そういう視点の変化が「孤狼の血」ってことなんだろうからいいのか。

 とにかく、私はそれほど出番が多くない中村倫也目当てだったので「ああ、また何故か松坂桃李の映画なんて観てしまった」って最初は思っていたのですが、トーリくん素晴らしかったです。
 ハチャメチャな役所広司のバディにされて、思いっきり振り回されていて、「ああ、松坂桃李ってこういう役ほんといいなあ」って「娼年」もそういう感じだったし、ほんと、素晴らしいのだが、「松坂桃李のお母さんは本当にこれでいいの?」って思ってしまったのだが、ああ、でもこの間は朝ドラで「ヒロインの夫役」だったし、けっこうバランスとれているのかも。

 あと、真木よう子が、ちゃんと私が思う真木よう子で、この映画でも、やや痩せすぎであるが、きっちり勤めは果たしていたので「これだけ出来る人なんだから、また復活してほしいなあ」って思ったんだけど、それよりも、阿部純子が「落ち」まで担当する「いい役」で、松坂桃李に押し倒されてていて、そのシーンで「うわ、松坂桃李がまた始まってしまった」と「娼年」のトラウマがフラッシュバックしたのだが、それ以上濃厚にやらなかったので「はー、びっくらした」って、しばらくは松坂桃李のキスシーンだけでもドキドキしちゃうわね。

 それでも私は「男は着てナンボ」派なので、「娼年で松坂桃李の尻はたぶん一生分見たので、私が死ぬまでもう松坂桃李は脱がなくてもいい」とマジで思ったので「孤狼の血」での着エロっていうのか「雨に濡れてワイシャツが体に張り付く松坂桃李エロい」って喜んでいたのですが、そういうの楽しむ映画でも無かったような?

 じゃあ、何を楽しむ映画だったんだろう?

 たぶん、私が盛大に間違ってるんだろうけど、けっこうBLだった。

 中盤で、役所広司の長ゼリフのシーンがあって、それを聞いていた松坂桃李は一言も発しないで、ただただ、目を見開いて口半開きにして役所広司のセリフを受けていたんだけど、私はずっと松坂桃李の方を観ていた。
 ああいうシーンって、セリフ喋る役者よりも、それをただ聞いている役者の方が難しいというのは、芸能事務所で働いていた20代の時に「受けの芝居が多い脇役」である売れない役者さんから「こういうシーン難しいんだよ」って解説されたことがよくあった。

 思い出した。それを解説してくれた人は、父親がテレビ局の偉い人だったので、そのツテで中堅時代劇俳優の付き人になってバーターであちこち出演したけどモノにならなくて、30代半ばでマネージャーに転身した人だった。

 「主要人物がセリフしゃべってる時に、脇役はついオーバーリアクションで、うんうん頷いたりしてしまうんだけど、こういう芝居はわざとらしいけど、だからって何もしないでいるのも勇気がいる」

 それ以降、私はついつい役名もつかない役者さんたちのリアクションをチェックしてしまうようになったが、「孤狼の血」の松坂桃李の受けの演技、100点満点中の1000点でしたね。
 だって、今にも役所広司がうっかり松坂桃李にキスしそうな雰囲気あって、それは私が「おっさんずラブ」の見過ぎでBL脳になってるからなのかもしれないけど、そこに引き寄せる松坂桃李ってやっぱすごいなあ、と。

 そう考えると、後半になって覚醒して主人公になった松坂桃李は「役所広司さんとのあのシーンで妊娠しました」って感じだった。

 と、いうわけで、松坂桃李が役所広司をけっこう食ってる映画だったので「え?松坂桃李ってもう、そのステージなの?」って戸惑ってしまったんですが、ピエール瀧がけっこう美味しい役だったのと、矢島健一と田口トモロヲが可愛くて、あと、滝藤賢一の小物ぶりが久々に素晴らしかった。

 朝ドラの「いい父親」役に慣れてしまっていたけど、滝藤賢一の正しい使用法ってやっぱこれよね。

 そして、ギラギラした眼をした鉄砲玉役の中村倫也を堪能してから帰宅して、また今日の朝ドラでノリノリでBLポーズとるふわふわ中村倫也を鑑賞して「ああ、ほんと最高」って大変満足いたしました。


5月18日(金)

 ツイッターはそもそも野球選手のツイート閲覧のためにアカウントとったので、あんまり呟くつもり無いのだが、大河ドラマの「真田丸」も「おんな城主直虎」も視聴率はイマイチと言われていたので「でも、ネットではこんなに盛り上がってるんだもん」と反論するために、つたないツイートでもせっせと投稿していたのである。内容よりも数重視で。清き一票ですよ。

 そんで、このドラマにもせっせと呟いているのであった。

●「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」フジテレビ 木10

 フジの木10はずっと苦戦していて、私もけっこう気にして観ていたのだが、「セシルのもくろみ」は「うーん、どうしてこうなっちゃったんだろう?」ってやっぱ面白くなかったが、次の「刑事ゆがみ」はあまり好きな話じゃなかったけど演出や役者の演技は好きだったが、前クールの「隣の家族は青く見える」はちょっと緩すぎるのと、妊活の話が具体的すぎてあまり入り込めなかった。あと、眞島さんのゲイ・カップルが甘すぎて「これじゃない」って思ったし(笑)

 というわけで、このモンクリは久々のヒットで調べてみたらこの枠のドラマをこんなに毎週見てるのって2008年の「鹿男あをによし」以来だったらしい。「千秋さま」こと玉木宏目当てで観たら多部未華子ちゃんに落ちたのであった。「医龍」とか「昼顔」は観てなかった。「白い巨塔」は観てた。

 で、このモンクリも全然視聴率出ないんだけど、すごく面白いんだけどなあ。
 役者さんが全員クサい演技してる感じが、かつての大映ドラマみたいなんだけどなあ。

 でも、確かにわかりにくい所も多いんだよね。先週の葉山くんとか「なに、このたどたどしいセリフ回しは?」って思っていたら、原作だと「身分の低い男が貴族のフリをしている」って設定なので、このドラマでも借金抱えた育ちの悪い若者が新進デザイナーを装って、若い男が好きな人妻(旦那は金持ち)の懐っていうか・・・・ベッドに入るって設定になってて「葉山くんになんてことを!」って思っていたけど、さらに、葉山くんが落とした人妻は実の母だったっていうトンデモ展開でした。

 そんで、その裏で高杉真宙くんは岸井ゆきのちゃんと淡々と純愛路線。ダボハゼ繋がりって何?(笑)

 そして、先週はゲストで岡部たかしが出てきたけど、今週は尾上寛之が岸井ゆきのの婚約者として登場して、ディーン様に「伊武雅刀(岸井ゆきのちゃんの祖父の資産家)を殺せ」って、尾上寛之は「アンナチュラル」で24人殺した疑いがあり、「シグナル」でも連続殺人犯役だったので「今年の前半だけで30人以上殺している」のであるが、また殺すの?どうしちゃったの、なんで尾上寛之がとにかく人を殺すのがブームになってるの???って混乱していたら、殺す前に殺されてしまいました(笑)

 そして、山口紗弥加は登場時から「ちょっと変な雰囲気の人だな」って思っていたけど、先に「夫の新井浩文には邪険にされているし、元愛人の高橋克典からも酷い扱いを受けていて、若い男との情事でストレス発散している、壊れかかった女」の役の稲森いずみの方がキャラ立っていたので、山口紗弥加の方は「ちょっと天然?」って感じに思えたのだが、どうやら、こっちの方がヤバい人のようです。

 山口紗弥加って昔からけっこうあちこち出ていたので名前は知っていたけど、何に出ていたのかパっと思い出さないくらい印象薄かったのですが、「おんな城主直虎」で政次の義妹役やっていたので「へー、いつのまに、こんないい女優さんに」って思ったのは、私が高橋一生が好きすぎて相手役まで好きになってしまう症候群だからかと思っていたんですけど、モンクリのこの役では、ちょっと高畑純子っぽい雰囲気すら出してきたので、そういやバイレプーヤズにも出ていたけど「光石研はすごい!」って持ち上げる役だったなあ。

 山口紗弥加って、確かに女・光石研ポジションとれそうな感じになってきたので、「バイプレーヤーズ」は凄いなあ、って今更感心してしまった。

 そんで、ですから私の「高橋一生が好きすぎて共演女優にまで愛が燃え広がってしまう症候群」として、何度も持ち上げられてる桜井ユキちゃんが、ディーン様に絡むのが好きすぎて(笑)

 ディーン様と桜井ユキの作画がけっこう同じなので、「もっと濃厚に絡んでもよろしくてよ、っていうか、もっとエロいの見たい」とノリノリなのですが、チューもしてくれないので切ないぜ。

 って、このドラマ、登場人物多い上に全員濃いから、けっこう把握するの大変なので、「ながら見」には向かないけど、ほんと、キャストも演出も最高なんで、もう少し視聴率上がらないかなあ。中盤から巻き返しは難しいのかなあ。悪い顔したディーン様眺めてるだけで楽しいし、新井浩文は期待通りの悪い新井ぱいせんだし、大倉忠義もかなり頑張ってるし、わりと全方位に向けてるエンタメ作品なんだけどなあ。
5月17日(木)

 西城秀樹の訃報が・・・

 私はそれほどファンでも無かったんだけど、小学校高学年の時に仲よかった子が熱狂的ファンだったなあ。半裸のポスターとか部屋に飾っていて、「脇毛が・・・」って思った記憶がある。
 そういや、その子と私が仲良かったのは世良公則ファンだったからでした(笑)

 というわけで西城秀樹を偲んで、何回か書いている思い出話をもう一度。(書く度に改変しているかもしれないし)

●西城秀樹の思い出

 これは今から30年くらい前の、私が某テレビドラマ製作会社で働いていた時の話である。
 うちの会社は時代劇を製作していたので、たまに事務所の会議室で役者さんが衣装合わせやカツラ合わせにやってくることがあった。
 京都の太秦にいる床山さんが、うちの会社で役者さんのカツラ合わせをするのである。

 私は時代劇に全く興味無かったし、日本の俳優にもほとんど興味なかったので、役者さんが事務所に来ても淡々とお茶出ししていたのだが、その日は私だけではなく、他の女性スタッフも妙にテンション上がっていた。

 「今日、西城秀樹がカツラ合わせで来るって!!!」

 ええ、30年前ですから、ヒデキが30代前半の頃。
 そして事務所の女子社員たちは、20代前半から30歳くらいが6名くらいいて、強弱は多少あるが、全員「ヒデキが????」って食いついたのである。
 私は、ヒデキの大ファンってわけでもなかったが、「傷だらけのローラ」をカラオケでよく歌っていたし、モード系な先輩も「それほど好きなわけでもないけど、嫌いだったわけでもない」という態度だったし、洋楽系で「フレディ・マーキュリー命」な少し年上の同僚も「ヒデキ級になると、さすがに・・・」と、要するにあまりミーハー系で無い女子たちも「さすがにヒデキが来るとなると」ってちょっとワクワクしていたのです。

 そして、ヒデキ降臨の予定時間が迫った頃、電話が鳴った。

 電話を受けたのはフレディ命嬢で「ああ、ヒデキが通り過ぎちゃった!」

 会社の前の道は一方通行だったのだが、初めて来たので事務所の場所がわからず通り過ぎてしまったので、また一周して戻ってくるので誰か目印に立っていてほしい、という電話だったらしい。

 そしてカラオケでも洋楽しか歌わないフレディ命嬢が「ああ、ヒデキが通り過ぎちゃった!」と言いながら、外に走って行きながら「♪ブーメラン ブーメラン きっとあなたは戻ってくるだろぉぉぉぉ♪」と歌いながら腕をブンブン回しているのがツボすぎて、実はその後、西城秀樹の実物を拝見したかどうかの記憶が全く無い(笑)

 だから西城秀樹そのものよりも、「芸能人慣れしているはずの女子たちが、全員あんなにハイテンションになったのはヒデキだけだった」ということが印象深かったのであった。
 ほんと、20代男子社員が「今日、みんななんか変だよ」って言ってたもん。

 あれって郷ひろみでも、ああいう感じになったのかね?郷ひろみは来たことなかったからわからない。
 そういや、マッチが出るドラマを撮影してたことあったあんだけど、誰もマッチにはテンション上がらなかった。

 というわけで、西城秀樹は今の50代にはすごく特別な存在で、西城秀樹が嫌いという人もほとんどいなかったと思うし、だから強弱はあれど「全く興味が無い」ということはありえなかったようなので、往年のトップ・アイドルというよりもジブリ作品に近い存在だったのではないか?

 「傷だらけのローラ」とか、1974年リリースなので、私まだ8歳じゃん(笑)
 小学校低学年の幼女が「命も 心も この愛も捧げるぅぅぅ」って真似して歌ってましたからね。
 その後も小学校高学年の時に「ブーメランストリート」「ボタンを外せ」「ブーツを脱いで朝食を」「炎」で、中学校の頃に「ヤングマン」ですから、10歳くらいの時にそうとうヤラれてますからね(笑)

 ほんと、ピンク・レディと西城秀樹は別格なんだよな、あと沢田研二。

 長生きしていると色々あるなあ、って思ってはいたが、この先も生きていると、まず自分が10代の頃のアイドルが死んでいくのだなあ、と当たり前のことに気付かされた。

 そして、松田優作はとっくの昔に年下のアラフォー男子になったが、そろそろ石原裕次郎も年下男子になりそうなので、時空の歪みが甚だしいのであった。


5月16日(水)

 朝ドラの中村倫也の評判が上々で「よしよし」とニヤけております。
 同僚M嬢も「なんだか癒されるー」って言ってました。でも、私が何度も「ナカムラ トモヤ」って連呼しているのに「ナカムラ ノリヤ」って言うんですが(笑)
 でも、私もつい最近まで「トモヤ」だと思ってなかったので(笑)

 ところで、知人の離婚話が進んでいるようで、「あー」って感じです。

(以下、その離婚話を長々と書いたんだけど、生々しい話だし、他人の個人的な話なので削除しました)

 こういう話を知ると「私、とうとう結婚しなかったけど、それで何か損した部分も多いにあるのは自覚しているが、こういう不幸な結末にも見舞われなかったので・・・・得たものも無かったけど、失うものも無いって、それがいいのか悪いのかもわからないけど・・・」ってなんだかごちゃごちゃ考えてしまったのであった。


5月14日(月)

●中村倫也祭り開催中

 けっこう前から一部では注目されていた俳優さんですが、私はなかなか顔が覚えられなくて・・・というか、この人出てくるたびに顔違うから(笑)
 「ホリデイラブ」の時にも初回で「あれ?中村倫也どこに出てきた?」ってマジで思ったくらいだった。

 うん、でも、おかげでもうバッチリ顔覚えたし、顔がわからなくても声で同定できるくらいにレベル上がった。中級くらい?

 そして「いよいよ朝ドラよ!」って期待していたら、初登場回では猫肩に乗せてるし、今朝もがっつり出てきたし、この役けっこう大きい役なんじゃないかな?佐藤健と同世代なので、大学卒業後も出てくる設定なんじゃないかな?つーか、もしかして主人公の最初の彼氏になったりするのかも?

 で、中村倫也は日曜10時半の「崖っぷちホテル」にも出ていて、そっちは出番は多くないけど、売り出し中の浜辺美波との絡みはけっこう面白くて、「うーん、ドラマとしてすごく面白いというわけでもないが、この厨房コンビ目当てに完走しよう」って感じです。

 さらに中村倫也はHulu大プッシュの「ミス・シャーロック」にも出ている。
 1話だけTVerで配信されたので中村倫也目当てで観てみたが、かなり面白かった。
 「ATARU」みたいだけど、あれよりは障害度が低い発達障害者だけどサバヴァン症候群みたいな主人公の竹内結子が生き生きとやってて美しいし、ワトソン役になる貫地谷しおりも「へえ、こういう役ハマるんだ」って意外な発見だし、そこに1話ゲストの水川あさみが絡むスリーショットは「うわ、なんで地上波でこういうのできないの?」って美しさだった。

 シャーロック・ホームズを現代に置き換えているので、「警察関係者ではない女探偵に事件丸投げしている」っていうのが「ありえない」設定だけど、滝藤賢一警部が「オレが許可した」と言うので「はあ、そうでっか」という謎の強引な説得力(笑)
 そして、その偉そうだけど自分では何もしない滝藤賢一警部の部下が中村倫也で、「なんであんな女に丸投げ?」って反抗的な態度なんだけど、結局、滝藤賢一にアゴで使われてるという美味しい役でした。

 3話で、貫地谷しおりを口説くクズ男役で田中圭が出てくるらしいので、Huluに無料トライアルしてみようかしら?ちょっとだけ課金してもよくてよ?

 で、朝ドラも、崖っぷちホテルも、ミス・シャーロックも中村倫也のビジュアルは比較的安定しているので「ちょっとこれは、本格的に来るぞ、来るぞ」と、ええ、私の最新の趣味は「ネクストブレイクな俳優を観察して、ブレイクポイントを鑑賞する」ことなので、噴火の瞬間をずっと待っているのです。

 だって、さらに先週末から公開された役所広司主演のヤクザ映画「孤狼の血」でもシャブ中の鉄砲玉役やって注目されてるので、「朝ドラ」「民放連ドラ」「鳴り物入りのネットドラマ」「話題の映画」の四天王じゃないですか!

 というわけで、私だけなくて「高橋一生がドラマに出てなくて暇」なイセクラさんたちも大挙して中村倫也祭に参加しているので、ほーら、わっしょい、わっしょい!(笑)

 あー、高橋一生と中村倫也ががっつり絡むドラマか映画が観たいなあ。
 と、また石油掘り当てたくなっています。

5月13日(日)

●病院の待合室で芸能人と遭遇した話

 昔、なんかの記事で「名前が木村卓也なんだけど、病院で名前呼ばれるとほぼ全員が、ハっと顔を上げるんだけど、立ち上がったのがオレなので、皆がスっと視線を下ろすのが辛い」ということが書いてあり「ああ、それは辛いなあ」って思ったのだが、コンタクトレンズの処方に行った眼科で呼ばれた患者の名前に心当たりがあり、思わず顔を上げてしまった。

 つーか、そもそも大変珍しいお名前で、うーん、レベル的には「鳳蘭」みたいな?って例が古いけど、絶対に芸名だよね、と思うようなお名前。
 ご本人は診察室に入ったが、私はスマホでググってしまい「へえ、やっぱ本名だったんだ」と確認(笑)
 つーか、私はその子のことよく知らないんだけど、名前だけは覚えていたのも珍しい名前だったからだ。てっきり特撮物の役名をそのまま芸名にしているパターンなのかと思っていた。
 特撮物の若手イケメン君で、よく名前だけは出ていたし、少女漫画原作映画の主演もやってたし。

 それにしても、帽子とマスクで顔隠して下向いてスマホずっと見ていた黒ずくめの服装をした若い男子だとは思っていたが、名前呼ばれなければ絶対に気がつかなかったので(だから、そもそも顔を覚えていない)「本名で芸能活動しているとこういう不都合があるんだなあ」としみじみ思った。

 しかし、その待合室には8名くらい患者が座っていたけど、その名前に気がついたのはどうやら私だけで、他の人は微動だにしていなかったので「そういうもんか」と思った。まあ、3年後には誰もが思わず顔を上げてしまう名前になっているのかもしれないが。
 例えば、病院で「オダギリジョーさん」って呼ばれたら、反射的に顔上がるよね?ね?

 というわけで、一部には熱狂的ファンがいるはずの若手イケメン俳優さんを間近で観察できて超ラッキーでしたが、この話にはまだ続きがある。

 私の診察が終わって、会計を待っていたら、またちょっと芸名っぽいカッコイイ名前の男性が呼ばれた。
 そしたら、さっきの若手イケメン俳優の時には微動だにしなかったアラサー女子2名が同時に反応して診察室に向かう男性の後ろ姿を追ってから、「ちげーよ」とばかりにまた視線をスマホに落としたので「これはなんだ?」と思って、その名前をググったら声優さんだった(笑)

 ん?いや、声優さんというか・・・・
 さらっと調べただけなので詳しいことはわからないけど、エロ音源みたいなものがあり、そういう18禁的な作品の時には声優が別名で参加することが多々あるらしい。

 実際、待合室で呼ばれた名前の声優さんが演じていたのは「彼女を優しくベッドに誘う声」だった。「これからいろいろ可愛がってあげるけど、もし嫌だったら言ってね」って感じで(笑)

 おい、あの名前に思わず顔を上げた女子2名wwwwwwww

 (ちなみに、その声優が誰なのか、まだ特定されていないらしい)

●"THE NEON BOYZ 『FOUR PIECES』30th anniversary LIVE 2018”@代々木Zher the ZOO

花田裕之、下山淳、穴井仁吉のネオンボーイ時代のルースターズメンバーに加えて、三原重夫、木原龍太郎がゲストで参加する「時代考証的にいろいろややこしいルースターズ」なメンバーだった。
 そして、演奏している方も50代だが、客もそんな感じなので「ライブハウスに詰め込まれるのキツい」んだよなあ。

 と文句を言いつつも、ネオン・ボーイや「FOUR PIECES」の曲をかなりガッツリやってくれて、2時間超のステージってほんと30年前の渋谷公会堂での解散ライブ以来では?
 解散後、「大江慎也のルースターズ」はフジロックを含め、何度か再現されているのだが、「花田裕之と下山淳のルースターズ」は意外とやっていないのだ。数年前、テレビジョンの前座でやったのがほんと珍しかったらしい。

 ルースターズはとうとう全国区にならないまま解散してしまったし、大江慎也にまつわるエピソードもあるので、すでに10年前に「伝説のバンド」呼ばわりされていたけど、リアルに追っかけていた身としては「けっこうキャッチーな曲多かったんだけどなあ」って思うが、今回のライブで久々に「再現できないジグソウ・パズル」を聴いて「これなんて、ドラマの主題歌にぴったりじゃん?」って思った。

 今やってるのだったら「シグナル」とか、ぴったりじゃん?
 (私にそういう能力あったら、そういう画像作って流してみるのだが)

 まあ、それにしても、30年前にキャーキャー言って追っかけていたバンドのメンバーが、こうして健在で演奏してくれるのって幸せなことです。友人N嬢は「なんか芝浦インクスティックの時を思い出した」と言っており、「それな」でした。

 そういや朝ドラでジュリアナが出てきた時にナレーションが「ジュリアナとかゴールドとか」って言ったので「あああ、ゴールド!」って思ったけど、ジュリアナには入ったことなかったけど、ゴールドには何回か・・・・アシッド・ジャズでUFOの時とかだったかな?

 でもやっぱり、それよりも芝浦と言ったらインクスティックで、ルースターズもP-MODELもジーサス・アンド・メリー・チェインもYBO2もプラスティックスも・・・とにかく田町駅から目瞑っても行けそうなくらい通ったよなあ。
 って、なんとなく過去のチケットを眺めていたら、1989年8月にはピチカートファイブのライブも芝浦インクでやっており、ゲストが鮎川誠だったらしいが、それよりも、それって田島貴男の時じゃん?
 インクスティック芝浦は1989年で営業を終了しているので、それが最後だったのかなあ?

●「おさっさんずラブ」

 ライブ後に友人と打ち上がっていたので放送には間に合わなかったのでTVerで観たのだが、4話もほんと面白かった。
 ヒロイン吉田鋼太郎の妻役の大塚寧々がほんと最高。
 そして、「ここに眞島秀和が配置されているのだから、いつかきっと起動するのだろう」と思っていたら、がっつり絡んできて、もう、ほんと最高。眞島さんのジト目、ほんと最高。

 そして、「ここに内田理央が配置されているのだから、いつかきっと起動するのだろう」と思っていたので、「やっとスイッチ入った!」と大喜び。

 そして、なんだかとにかく林遣都を美しく撮影することになったようで、美しすぎて笑う。

 林遣都はイケメン俳優カテゴリーでも無いし、なんかどこに分類していいのかわからないんだけど(系統的には澤村一樹とか北村一輝?)、朝ドラ「べっぴんさん」でも林遣都の美麗シーンには笑ったが、このドラマでも美しければ美しいほど笑えるってなんなんだろう?

 そんで、今回の秀逸シーンは「会社の飲み会の席で、こっそり手を握っている眞島秀和と林遣都」でしたね。
 あれは恋愛モノでは定番シーンだし、あれを足でやったのが課長島耕作だったりしたが、あのシーンはたぶん、眞島秀和が林遣都の手を握って離さないというプレイして、相手を試しているんだと思いますが、林遣都は平静を装っていて、でも手は逃げようとしている、って細かい演技している林遣都がエロかった。

 そして、田中圭は「同居人」としての林遣都に「人間として」惚れていくのだが、そこに眞島さんが食い込んできたので脊椎反射的に「そっちに行くなよ」と引き止めてしまうのだが、あんなナイスバティな半裸くんにバックハグされたら、ノン気の男だってちょっとヨロめくでしょーよ。

 もう、ほんとこのドラマ、萌えシーンが的確すぎて「地上波のくせに、なんてことを!」って素晴らしすぎる。
5月11日(金)

 今の朝ドラは井川遥が扮するトヨエツの秘書がピンク・ハウス系(インゲボルグも含む)の衣装を着ているのですが、今朝の「あさイチ」に井川遥が出て、ピンクハウスの話題が出たので、ピンクハウスがトレンドワードに躍り出た。

 なので、朝ドラ観てない人まで「ピンクハウスの思い出」を語り出したのですが、山田邦子だとか宮川花子の名前は出ていたが、中森明菜を挙げる人が見当たらなかったので「え?ピンクハウスと言えば、中森明菜だろう?それか森尾由美」と思ったのだが、会社で40代の人にそう訴えても、そもそもみんなピンクハウスに興味無かった(泣)

 いやー、それにしても、岡崎京子も「渋谷系」も5歳くらい年下の人には全然通じないし、ピンクハウスもそんな感じだし、私の「20代の頃の文化」ってほんと、短い期間にその時限りだったんですね。
 って、どの世代もそうなんだろうか?

 でも例えば60年代や70年代のファッションなどは、ドラマや映画などで取り上げられているので、ある程度「史実」として広まっているのだろうけど、90年代を舞台にした作品ってまだ少ないので、あの時代の風俗が時史実として定着するのってこれからなのかも。

 なので「半分、青い」は90年代モノとしては叩き台みたいなモノを作ったのかもしれない。
 けっこう叩かれているけど(叩き台なだけにwww)

 今日の放送でも「テレビでした観たことないゲイの人がいた!」と主人公が実家に電話しているのを不愉快に思った人がいたようだが、それは今の感覚なわけで、30年前の高校生なんて、あんなもんでしょうよ。いや、あの当時は大人だってゲイっていう人がいることは知っていたけど、実際に会ったことは無い人のほうがほとんどだったでしょうよ。

 「半分、青い」が一部で叩かれてる理由の一つが「カーネーション」が再放送されてるからなんだろうなあ、ってわかってきた。「ごちそうさん」の時もカーネの再放送と重なったので、「ごちそうさん」を「雑」と断言する人多かったもんなあ。

 カーネーションの主人公は頭が良くてきちんと努力する子だったので、そこに「ごちそうさん」とか「半分、青い」とかの「アホの子主人公」を並べるとイラっとする気持ちはよーくわかる。
 あと、もっと影響が大きいのは脚本家の北川悦吏子がツイッターで自己主張しまくっていて「ドラマでは削られたセリフもあるので、ノベライズ本(?)買ってね」って宣伝しているので「すっこんでろ!」って思う気持ちもわかるが、「脚本家が完成したドラマにケチつけるな。完成したドラマだけで判断したいんだ、こっちは」と思うのであれば、脚本家がどんなにトンチキなこと言い出しても黙ってスルーして、ドラマだけで判断してほしんだけどなあ(笑)

 で、何度も書いているけど、私はけっこう好きなんですよ、この朝ドラ。
 主人公のこの「何者なのかよくわからない感じ」が妙にリアルで。
 勢いで描いたペン入れもしてない漫画を人気作家に見せたら「東京に出てきなさい」って言われて、その勢いだけで東京に出てきてしまうとか、ありえない話なんだけど、普通の18歳なんてそんなもんじゃなかったですか?

 そして佐藤健の役も「東大や京大に進学して、ノーベル賞目指す」って話はなんとなくうやむやになり、なんとなく早稲田大学に進学(ドラマ内では「西北大学」)って、そっちもなかなかリアルです。
 このドラマのこういう緩々なところを「雑」と捉える人もいるんだろうけど、私は意図的にスカスカにしていると思っているし、なんつーか、「若い子が何考えてるのかさっぱりわけわからない」っていう感じが面白いのです。
 佐藤健は頭のいい子だけど、大事なところで抜けてるし、永野芽郁は基本アホだけど、要所要所で本能的に頭がいいというか天才的に要領がいいというのか。

 「人ってそういうとこあるよなあ」って思うのです。

 「ひよっこ」は私の親の世代の平凡な人々を描いていましたが、「半分、青い」はたぶん私の世代の平凡な人々を「さあ、行間は各々で埋めてください」とばかりに雑に描いていくのでしょう。

 それにこのドラマって意図的に善良な人を省いているよね。
 主人公も相手役(?未定)も「いい子」じゃないし、その親世代も朝ドラ定番のテイストが抜けてるし、そういう雰囲気が私にはとてもリアルで面白いと思うんだけどなあ。


5月9日(水)

●映画「ママレード・ボーイ」

 ひゃひゃっひゃひゃひゃっは、ついに観にいっちゃったよーん。(壊れてます)

 観る前から「これは脳死決定だな」とわかっていたが、それでも「吉沢亮の美貌」見たさに「地獄へは俺が行く」(by政次)という覚悟で挑んだのだが、やっぱしほぼ脳死状態になった。

 いや、そもそも私は原作もアニメも全く触れたことが無いので、あらすじだけ読んで大きく誤解していたらしい。
 この話、ラブコメじゃなかった・・・
 でも、互いの両親がスワップして一緒に住むことになったので、同居することになった高校生の主人公二人が最初はツンケンしていたけど、次第に惹かれあうようになるが、二人が異母きょうだいということがわかり・・・・って話なので、ラブコメだと思うよね?フツー・・・・

 ええと脳死ポイントはいくつかありまして、前半で桜井日奈子ちゃんを以前フっていたらしい銀太っていう子が「このテニスの試合に勝ったら付き合ってくれ」って試合中(セットの合間)に公開告白するシーンは胃がムズムズして「やめて・・・・」って感じだった。ちなみにその銀太役の役者さんは全く見た記憶の無い子だったが、やはりエグザイルでした(笑)佐藤大樹くんというそうです。

 そして、桜井日奈子ちゃんの親友が教師と付き合ってるのがバレて深刻な事態になり、そのあたりで「あり?これラブコメじゃねーんだ?」ってやっと気がついたのでありました。
 そこでも「私たち親友じゃなかったの?どうして相談してくれなかったの?」という、ウゼーことになっていて「やめて・・・・」

 そして吉沢亮が「自分は父(谷原章介)の子じゃない」と知り、本当の父と思しき母の昔の上司に会いに行ったけど「違う」と言われてヘコんでいたが、そもそもなんでその場に桜井日奈子ちゃん連れてくかね?と思ったのだが、自分の出生の秘密を知ってから人間不信になり心を閉ざしていた的な自己開示を桜井日奈子ちゃんにするのだが「え?そんな闇抱えてるようには見えなかったけど?」

 まあ、いいんだけど、心の闇を吐露する吉沢亮は美しかったから。
 そして、急接近した二人はアハハウフフといちゃつく(枯葉掛け合う)のも吉沢亮が超絶美しかったから、まあ、いいんだけど、その後、偶然、吉沢亮は自分の母(ミポリン)と桜井日奈子ちゃんの父(筒井道隆)が学生時代の恋人同士だった証拠写真を見つけてしまい「桜井日奈子ちゃんとオレは父親が同じだったんだ」と思い込み、急に桜井日奈子ちゃんを突き放し、京都の大学に旅立ってしまうのであった。

 それに納得のいかない桜井日奈子ちゃんは京都の大学にいきなり行って吉沢亮に「一緒に旅行しよう!それでもう忘れるから」って、妙齢の男女が一緒に旅行するってさあ・・・・
 そんで、北九州に行くのだが、そのホテルで「やっぱり吉沢亮のことが好き!」って押し倒す勢いの桜井日奈子ちゃんに「俺たち、血が繋がってるんだ」ってカミングアウト。

 そのあたりでもすでに「もう、やめて・・・」って感じだったのに、驚くことに、この二人は「一生罪に苛まれて生きていくことになるが、それでもいい」って結論出すわけでですよ。
 そのシリアス展開に、吹き出しそうになり、ってゆーか、私が役者だったら、あんなセリフ真面目な顔して言うの絶対無理なんだけど、ほんとド・シリアスに禁断の恋が始まったので「だから、もう、やめて・・・」

 それで二人は覚悟を決めて東京というかたぶん神奈川の実家に戻って両親二組の前で「将来結婚したい」と宣言して「この結婚が許されないものだということもわかってます」って言ったら「え?なんか誤解があるみたいだけど?」って説明を谷原章介、中山美穂、檀れい、筒井道隆の豪華メンツでやるんだけど、キャストが豪華すぎて「これ、何の罰ゲーム?」って感じでした。

 原作知ってる人たちは、あの話のもっと細かい部分もわかっていただろうからいいのかもしれないけど、映画だけ見たら、さっぱりわけわからん話でした。
 まあ、だから吉沢亮は美しかったから、いいんですけどね。
 ただ、さすがに頭脳明晰スポーツ万能なモテ高校生役はちょっと無理があった。

 うん、でも、相鉄線全面協力なバスや駅のシーンは良かったし、あの家族が住んでる家のロケーションも素晴らしいし、たぶんあの家、この映画のために外装塗り替えてるんだよね?
 他にも家の近所の公園とか、海沿いの公園とか、あと学校も素敵だったし、京都の嵐山線の風情とか、あと北九州旅行のシーンでも吉沢亮が建築家志望なので、素敵な建築巡りしていて、そういうロケーションは本当に素晴らしかった。
 そして、撮影技術には疎いんだが、クレーンだからレールだかで贅沢にカメラを移動させていて、映像は見応えあったし、吉沢亮をとにかく美しく撮影していたので、映画代1100円の元は充分にとったが、死んだ脳細胞の数を考えると、プラマイがどうなっているのか換算する術がない。

 あ、あと私の職場の最寄駅もロケ地になっていたので「吉沢亮が私もよく通るところを走ってる!」ってだけでテンション上がった。

 あと、それは前からわかっていたが、吉沢亮は身長がないので、フツーのイケメン役はやっぱキツいなあ。特に父親役の谷原章介と対峙するシーンで「ああ、10センチ低いと、こういう画になっちゃうよなあ」って思った。それは、佐藤健もそうなんだけどさあ。

 そういや今の朝ドラでも谷原章介は佐藤健の父親役だけど、二人で並ぶシーンが今のところほとんど無いような?

 というわけで、「25歳過ぎたら、違うものになってしまうかもしれないから、20代前半の吉沢亮の美貌を出来るだけ見ておこう」というわけで、「リバーズ・エッジ」に続いて「ママレード・ボーイ」も見てしまいましたが、次は「猫は抱くもの」ですか・・・・スーハー(過呼吸気味)・・・・今日の予告編でその次の「BLEACH」やってましたけど「これも絶対に無理だなあ」って感じでした。福士蒼汰主演だし。
 でも、吉沢亮のビジュアルは悪くなかったので、すごく暇だったらうっかり見に行ってしまいそうです。

 いや、いいんだけどさ・・・・もっと、私が普通に観たいような映画に出てくれませんかね?

 って、最近こんなんばっかりで「私が普通に見たいような映画ってなんだったっけ?」って自分を見失っているのですが。

 そんで、私がこうして歯を食いしばって吉沢亮に課金しているのですが、来年の広瀬すず主演の朝ドラに出演が決定していて「山田裕貴が幼馴染役らしいので、吉沢亮が恋人役?」っていうのが濃厚なのでブレイク必須な流れなのですが、それだったら、今年中に民放ドラマで主要キャストやっておきたいところですが、どうなんでしょ?

 って、私は吉沢亮の美貌に夢中なのですが、私が吉沢亮を連呼していたので、同僚M嬢が「A-Studioに出てたの観た」って報告してくれたのですが「あの子、特徴が無いから、なんかのドラマで出ていても私にはわからないかも」と言ったので、私には「なにこのCGみたいな美貌は!」な吉沢亮ですが、イケメンに興味が無いM嬢のような人にとっては「顔覚えられない」ってことにになってるようで、ほんとに人の嗜好ってそれぞれですよね。

 と、ダラダラ書いていたら「くそつまらん映画観て不満たらたら」だった気持ちが薄らいだので、はい、もう忘れた忘れた、はい、次行きましょう!次はなんだ?「空飛ぶタイヤ」か?


5月7日(月)

 連休明けでリハビリ期間みたいな気分ですが、給湯室で上司と遭遇したら「上手くいきそうじゃん」って言われて、「だ・か・ら・なんとか上手く行くよう私が散々苦心して設定したんですよ!!!!!!!!!!!!」

 今のところ不具合は出ていないし、だいたい「この数字合ってるかチェックすれば」って言っても「え?どれをチェックすればいいの?」って言われる状態で、もちろんこっそりチェックしましたわよ。

 たぶん大丈夫なんだろうけど、私がよくわかってない部分もあって、しかもその検証方法もわからないのだが、「そこもたぶん大丈夫だよ」って言われても、もしそこがダメだったら私の責任になるんだろーが。

 うん、仕事の話はそんなところだけど、そう、ドラマの話ね?

 「ディーン様主演だけど、なんじゃこりゃ?」だった木曜のフジテレビドラマでしたが、「あれ?これ、モンテ・クリスト伯の原作に忠実らしいし、けっこう面白くね?」って気がついてちゃんと観てるのですが、3話目になって、桜井ユキちゃんが投入されて「うわー、すごい、いい役じゃん!」って食いついた。

 ディーン様に落とされて、ディーン様の復讐に加担するハイスペック女子役らしい。

 映画リミスリで「30歳で脱いでインディーズ上がりの監督作で主演したけど、相手役が高橋一生で得したな」って感じだったけど、今年になって公開されたのが松坂桃李主演の「娼年」で「脱ぐどころか・・・・潮吹き???」ってAV女優みたいなことやっていたけど、そういう流れ、見る人はちゃんと見ていて「高橋一生と濡れ場やって、松坂桃李ともっとエグい濡れ場やって、今度はディーン様にエロく絡むとか前世でどんな徳を積めば?」ってことになっているので、「モンテ・クリスト伯」がもっと視聴率あがれば、「2018年ブレイク女優」になりますよ?

 まあ実際、ジワジワ視聴率上がってるみたいだけど、稲森いずみとか山口紗弥加がジワジワ参戦してるんで、粗いところもあるんだけど、つーか、「なぜ誰もディーン様が戻ってきたことに気がつかない?」っていうのに引っかかるのわかるんだけど、そこに目を瞑れば、かなり極上のエンターテイメント作品なので、みんなそこは乗っかろうよ。

 
5月6日(日)

 4日から6日まで実家に二泊三日して、遠出することもなく近場にお出かけし、ほとんど外食もしなかったが、とにかくママンとずっと喋っていた。
 そして、ママンは最近、私がいるとパパンに説教しないようで、なんだか夫婦仲良さそうな感じになるのが面白い。(悪くも無いだけど)

 土曜日の朝の9時頃、私は目は覚めていたけど布団から出ずに惰眠を貪っていたんだけど、すでに起きていて台所にいたママン宛に電話があり、1時間くらい長電話していた。
 ママンの友人が豪華海外旅行に行ってきた自慢話をしていたようだ。
 その電話終わったら、台所に降りてきたパパンにママンが「Kさんがね」と電話の内容を聞かせていて、しばしパパンと「へー、すごいね」って楽しそうに話していたので、「おお、いい雰囲気じゃん!」

 その後、私が起きてきたらママンがその話をまたしてくれたのだが、そのママンの友人というか、幼馴染は、いい立地の商店街で長年「履物屋」を営んでいたのだが、子供がいなかったので、その店をビルにして、一階店舗は他人に貸して、その上の階を住居にしているのである。さらに、ビルにする前まで少し離れた所のマンションに住んでいたので、そっちも賃貸にしたので、「都心の一等地の店舗と住宅の家賃収入がある」という悠々自適の人で、さらに数年前夫を亡くしたので、「相続人は実の妹だけなので、残すつもりは無い」(後継娘として親の商売を継いで両親を看取ったので、外に嫁に言って好き勝手していた妹に一旦放棄させた相続財産を残す義理は無いらしい)と、ここ数年はっちゃけているらしいが、なんと「ウィーンのニューイヤーコンサート」に行ったらしい。

 「え?あれって、お高いんでしょ?」って私が食いついたら、ママンが「チケット代だけよ?旅費とは別にコンサート代だけで45万円だって!」と言うので「え?それ安くない?」って言ったら、「200万円くらい払う人もいるらしいのよー」

 座席のランクもあるんだろうけど、45万円はお値打ちだと思うが、年末年始の時期の航空券代とか、ドレス代とか考えると総額いくらくらいかかったんだろう?
 そしたらママンが「あの人、けっこういい服持ってるから」って言うけど、東京でお出かけする時の「いい服」と欧州のオペラハウスで着る「いい服」って違うような気もするけど、まあそういう欧州の中流レベルに一週間くらいは合わせられる成金日本人はまだいるんだ、ということが微笑ましいけど、「くそー、勝ち逃げしやがってwww」とも思う。

 ママンが育った地域は一等地すぎて、他にも「家が再開発で六本木ヒルズみたいなビルの中に取り込まれた」って人がいて、そして住んでる本人も大手建設会社で勤め上げたので退職金や年金で悠々自適で「週に二回ぐらいゴルフ行ってる」っていう話聞くと、「若者は低賃金に喘いでいるというのに、年寄りは・・・・・」って思うけど、ママンの同級生たちは、終戦の年生まれで、それなりにツラい幼少期を過ごしたのであるが、(ママンは映画「泥の河」を観て「運河の船で生活していた友達が本当にいた」とつぶやいていた)その後の高度成長期でちゃんとしていた人たちはちゃんと一部上場企業で出世して、バブル乗り越えて定年を迎えて、なんだか派手に遊んでるぞ?おい?

 この人たちに「今の子育て世代も大変ですよ?」と言っても「オイルショックの時は辛かったなあ」って返ってくるので、物価上昇が当たり前だった、この人たちに、今の景気横ばいの恐怖をいくら説明してもわからないんだろうなあ。
5月3日(木)

 出勤。週明けに例の設定を実行するから、それでまた巻き込まれそうなので、今のうちに処理できる仕事は全部済ませておいた。さあ、どんと来い!
 って、私が具体的に何かやるわけでもなく、不機嫌な上司と不機嫌な同僚がケンカしないよう、上手く中に入ることだけです。上司と同僚M嬢で気にしてるところ(優先順位)が違うから、どうしても荒れちゃうんだよねえ。
 そして、二人とも自分が優先することを絶対に譲らない性格なんでねえ?
 似た者同士なんですよ。

 まあM嬢が気にしているのは法令遵守なことなので「お役所から指導入ったら、どうするの?」ってことらしいが、私が「私が何度も主張してもスルーされたことを税務調査で指摘されてると、私の主張の信頼度が上がるので、私は税務調査けっこう好き」と言ったら、M嬢は「そういう考え方もあるのかあ」って言っていた。

 この間のとあるお役所の調査でも、長年問題になっていたところを突かれて、でも、それ2年前から上司が大鉈振るって改善されていたので、傷は浅かったが、現場には「ほーら、こうしてたまに調査に来るんだから、今後もこれくらいいいじゃん、しょうがないじゃん、っていうの無しね」という脅しになったし、今後そういう気配があったら、「また調査が来たらやられますよ」と虎の威を借りて警告できる。

 しっかし、なんでもかんでも法令遵守やってると、ほんと小回り利かなくなるし、窮屈に感じることも多いが、セクハラやパワハラが「犯罪なので一発退場」的にまたさらに見直されてる昨今ですから、なんかいろいろと変換期なのかもね?

 そして、私くらいの世代が中間点というか「いろいろ緩かった昭和の時代が懐かしくもあるけど、だからって昔は良かったとも思えないので、もっといい世の中になるといいなあ」って思うんだけど、ほんと、この30年くらいでいろいろ変わったのをいっぱい見たので、この先の30年もきっといろいろ変わるんだろうなあ、私はそれについていけるのかなあ?

 って、まあ現実的にはいろいろあるけど、逃避したい気分なので朝ドラの感想でも書こう。

●朝ドラ「半分、青い」

 4月から始まって1ヶ月経ったけど、こんだけ賛否分かれるのも珍しくね?
 前の「わろてんか」もいろいろ突っ込みどこ多かったけど、脚本家が大御所ではなかったので、「下手なところも多い」って感じで流されていたけど、今度のはトレンディドラマの女王的な北川悦吏子脚本なので、その「あざとさ」に違和感感じる人達が「合わない」と言ってるのがけっこう多いような気がする。

 特に私が覗いてる範囲が「真田丸や直虎」にノリノリだった大河クラスタなので、そういう人達の多くが北川悦吏子ノリに違和感感じてるようで、「まあ、わかる」んだけどさ(笑)
 私も北川悦吏子作品の好き嫌いにはムラがあるからさ。
 「ロング・バケーション」とか本当に苦手で、ほとんど見てなかったし。

 たぶん「半分、青い」って、私が大好きだった「ごちそうさん」に似てるんだよね。
 主人公が本当にバカなの。
 そもそも佐藤健が幼馴染なのに、その有り難みに全く気がついてないっていうが最低ですよね(笑)
 でも、「わかってないけど、なんとなく、もしかして、けっこう好きかも?」っていうのを匂わせているの最高なんですけど、半年間という長いスパンでこの二人の恋愛をどう描くのか、かなり楽しみにしています。

 そんで、松雪さん母の造形も最高じゃないですか。
 障害のある娘が心配だから手元に置いて守ってあげたいって気持ちは当然だけど、見る角度によっては毒親っぽくもあり、「ただのいいお母さん」では無いっていう描写が絶妙だなと。

 私も人並みに母とブツかってきたので、今週の展開は「わー、エグいなあ」って思いました。
 今だとどうなのか知りませんが、私が20歳くらいの時には、地方の女子が東京の大学に進学するって相当なことだったらしく、そういう同級生たちは、ほんとすったもんだの末に大学進学を勝ち取ったという話をよく聞いたので、ほんとリアルでした。

 そうそう「半分、青い」のホームドラマ描写がリアルなのは、朝ドラにありがちな家父長制というのが時代的になくて、祖父は「夢を見られることはいいこと」みたいな浮ついたこと言ってるし、父は「娘も可愛いが、妻の立場を支えること」に精一杯っていう、今までにあまりなかった設定だよな?

 まあ、今のところ一番近い設定が「まれ」なので、「まれ」が苦手だった人たちはすでに遠巻きに見てますが、私は「まれ」が好きだったんだよなあ(笑)

 ほんと、人の趣味はそれぞれで、だから毎朝の通勤電車内で朝ドラの感想を辿っていると「民主主義って何だろう?」って思うくらいに、感想がバラけていて面白いのですが、何が面白いって、20年前にはまさか北川悦吏子が朝ドラの脚本書くなんて思いつきもしてなかったので「長生きするといろんなことあるなあ」っていうのと、まさかその北川悦吏子脚本の朝ドラで「北川悦吏子、やるじゃん」ってかなり夢中になっているというのもほんと、長生きするといろんなことあるなあ」なので、もう、こうなったら北川悦吏子脚本の大河ドラマもアリなのかもと、ぶちまけておきます。


5月2日(水)

 さて、今日の午後に親会社の先輩嬢が例のシステムの設定の最終確認に来てくれたのだが、「これでいいのか、私もまだよくわからなくてぇ」って、まあそう言うと思っていた。
 ただ「ミヤノさんがやってくれて助かったわぁ」と言っていたので、たぶん部長から「こうしたい、ああしたい」って話を聞いても何やろうとしてるのかさっぱりわからなかったので、「どうするのかな?」って遠くから眺めていたら、私がいきなり乱入して何やら設定したので「助かった」と思ったらしい。

 そして、その部長までもが「それで、もう設定したの?」って聞いてきたので驚いた。
 何度も「これで設定しましたから、何か不都合が出たらまた考えましょう」って言っていたのに・・・

 それで、画面見せて「この項目は自動計算にして、この項目入れたら、この項目がこう計算されます」って説明したら「うん、それが欲しかったんだ、ありがとう」って?

 今までの私の話聞いてました????

 まあでも、慣れてるので、こういう人たちは「自分で理解する」まで時間がかかって、何度説明しても頭の中をスルーしてるんだけど、何度も説明している内に「これがああなってこうか」ってわかる瞬間があって・・・・なんて言うんだろう?最初から具体的に考えてないのかね?

 抽象的になにやらイメージしているらしいので、「具体的にやるとこうなります」って提示すると「そうじゃないんだ」って言い出すんだけど、「どこが違ってますか?」って具体的に問い詰めていくと、だんだん考えがまとまってくるらしく、最終的には「これでいいじゃん」ってことなるが、それまで散々「そうじゃないんだ」といい散らかした過程も忘れてしまうようで・・・

 こっちは「何が違うのかよくわらかないまま、監督に何度も撮り直しを要求される役者」みたいな気持ちでとりあえず何テイクも同じことやるわけで、「そういのが仕事」と割り切れれば別になんてことはない。

 しかし、今回は早めに「これは誰かが具体化して叩き台作らないと」と気がついてやったので、今日になって「まあ、これでいいんじゃね?」ということに落ちつて良かったよ。じゃないと、この後の連休も出勤する羽目になっていただろう。
 いや、部長は実力あるからギリギリで自分でなんとかしていたのかもしれないが。

 さて、今日はまたミツカンが「めんつゆCMの高橋一生」を発表していた。
 「めんつゆ」と言えば、少し前に「めんつゆ使うの使わないの」で盛り上がっていた時に、大喜利的に参戦していた人たちが「めんつゆを使う男とめんつゆを使わない男のどっちと付き合うかと言ったら、高橋一生と付き合いたい」とか展開していたが、めんつゆを使う高橋一生が来ましたよ!

 ミツカンの高橋一生に一人語りさせるシリーズは、前回は「彼氏感」だったけど、今回は兄設定で「こんな兄いねーよ」と思った人たちが「兄は兄でも親同士の再婚で血縁無し」とか「弟相手に語る兄設定だとなんだか萌える」とか「偉そうなこと語る兄だが実は無職」とか、それぞれ萌え設定を考案しているので、ほんと宗教法人高橋一生の信者さんは面白い。

 そして、これの前のCM発表が高級ジュエリーだったので「とても課金できません」とビビっていた人たちが「めんつゆだったら買える」とホっとしているのもね。

 ミツカンの広報戦略も好感が持てて、前回の「鍋料理の新しい〆レシピ」といい今回の「めんつゆと牛乳合わせると和風カルボナーラ感覚」っていうのも、テレビCMでじゃんじゃん流すほどの予算無いから、WEB動画で流すと高橋一生ファンの主婦層が勝手に見てくれるっていうの狙ってるんですよね?
 今はこういう広告戦略多いんだろうけど。

 ああ、そうだ、それよりも!

●「シグナル」4話

 なんだかよくわからない連続殺人犯が出てきたんだけど、それが尾上寛之って、「アンナチュラル」でも終盤でABC殺人鬼で20人以上殺している設定だったけど、この「シグナル」でもそういう役で「尾上寛之、今年だけで何十人殺してるんだ?」と一部で騒然としました。

 そして、「アンナチュラル」の主題歌「LEMON」が流れてきそうなタイミングで「違うドラマだから流れてこないけど脳内で流れてきた」ってことに。

 それにしても「アンナチュラル」は放送前に収録終わっていたらしいので、少し撮影時期はズレるのかもしれないけど、このスパンで「連続殺人犯」のオファーが来るのも凄いけど、それを受けちゃうのも凄いというか、たぶん事務所側も「あの、すでにそういう役受けてるんですけど」って言いそうなもんだけど、「でも、お願いします」ってことだったんですかね?

 まあ、このクラスの脇役俳優だと、こういうこともあるんだろうけど、それにしても凄い展開でした。
 尾上寛之は朝ドラ「ひよっこ」では茨城の農家の青年役でも印象に残ったが、今、NHKが夕方再放送している「カーネーション」の主人公の幼馴染の重要な役やってて、「アンナチュラル」や「シグナル」で尾上寛之の存在に気がついた人は「カーネーション」見て、さらにハマるでしょう。

 背は低い方だし、容姿も平凡なんだが、「地味な部類のカメレオン俳優」として認知されてきているので、「こういう感じの人は今後どう展開するのかなあ?吹越満系?」って密かに注目しています。
5月1日(火)

 昨日「この項目の非表示が出来ないか問い合わせている」という件は、今日返事が来て、やはり出来なかった。そりゃそうだ。
 上司は「なんかパッチ当てればいいのかと思ったけど、そういうきめ細かな設定はしてないんだ」とボヤいていたが、そもそもそんな非表示ニーズ無いでしょうよ。

 で、昨日は休みだったM嬢に「かなり前進しました」と報告するとM嬢は「すっごーい」と喜んでくれたが、「でも、すごい変なことになってるから、部長に美しくないって言われてヘコんだよ。だいたい、頼まれてもいないのに、しょーがないから叩き台を作ってあげたつもりなのに、美しくないって言われてムカっとしたから、部長を朝ドラのトヨエツに脳内変換して耐えました」と付け加えたら超ウケたので良かった。

 M嬢が私の言う戯言にウケてくれるのだけが心の支えよ。(基本、あまり私の放つギャグは通じないので)

 しかし、これで第一段階で、この後次の設定をするのだが、まずこの第一段階が終わらないことには次に進めなかったので、「じゃあ、次は第二段階の設定よ」とM嬢に言うと「あれ?次はなにするんだったっけ?」と休みを挟んでいるので段取り全部忘れてやがる。

 上司もM嬢も体質が似ていて、季節の変わり目に不調になるのである。
 自律神経が乱れるのかね?
 なので二人とも不機嫌なので、「この二人でこの設定変更をさせると血を見る」と思ったので、頼まれてもいないのに割って入ったのだが、そうなると、二人とも他人任せになってしまった(笑)

 M嬢は「私、頭悪いからついていけない」って言い始めるし、上司は「まあ、今回はこれでしょうがないけど、まあ、もっといい方法が無いかオレの方で研究してみるよ」とか言い出し、M嬢が「どういう意味?もっといい設定に変更するっていう意味?」って言うので、「いや、あれは、・・・・たぶんそう言ってるだけだから無視しておいて」

 自分が理想とする美しい設定を思い描いていて先延ばしにしていたが、そこに痺れを切らせた部下が「フツーに考えたらこれしかないっしょ?」と不細工な設定しちゃって、まあ、しょーがないなあ、今回はこれでいいか、あいつが頑張ってやってくれたんだし、でも、オレだったら、もっと美しい絵が描けるかもしれない、という余韻だけ残してみました。って感じなんでしょうか?

 まあ、上司とは関係が良好なので、構わないのですが。
 あと、今は仕事が暇なので、あれこれ設定考えるのは楽しいので。

 そんで明日、第二段階の設定を親会社の先輩が指導しに来てくれるので、「どういう設定が考えらえるのだろう」と予習していたら、あら、もうすでにこれ、出来てるんじゃない?
 ただ、その計算をする元の項目として、どの項目を選ぶかはこちらで決めないといけないので、また上司に「昨日確認したら、項目Aだけって言っていたけど、ほんとに他の項目は計算しないんですか?」って聞いたら、「うーん、それは明日、先輩嬢が来たら」とか言うので「でも、それ決めるの先輩嬢じゃないし」って言ったら、「うーん、どの項目を選択するのかは、いろいろ難しい話しなんだけど」って、だから、それも、もうとっくに決定してないといけない話しなのに、まだ確定してなかったん?

 上司は話しながら固めていくタイプの人なので、「なにがいろいろ難しいんですか?」って聞き出して、語らせたら「だから、この項目も入れたほうがいいね」となり、M嬢も「前も話したけど、その項目削ると後で問題になるからその方がいいと思います」って、よし言質とったぞ。

 前に聞いた時には「その項目は入れない」って言っていたけど、「法令遵守的には入れたほうが無難かな」って迷いがあったようだ。そして、グレーゾーンが嫌いなM嬢も「入れておいたほうがいいに決まってる」って思っていたようで、私が「これ入れなくていいんですか?」って言ったことで、「じゃあ、入れておこう」ということになったらしい。

 私はただ「入れるの入れないの、どっち?」って聞いただけなんだが(笑)

 それにしても、今日はそんな話しばかりずっとしていたので、久しぶりに精神的に疲れた。
 

表紙に戻る / 過去の日記を読む