可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

4月30日(月)

 フツーに出勤。
 昼頃出社してきた上司が、私の顔を見るなり「あれ、できた?」って聞いてきたので、わかっていたけど「あれ、とは?」って返したら、やはり先週末に発覚した「ええ?こうやるんじゃないの?」な件でした。
 なので「ですから、私はたぶんこうするんじゃないかな、っていう物を見せたら、これじゃないって言われて、じゃあどうするんですか?って聞いたら、イメージ固めてくるって言ってたじゃないですか、イメージ固まりました?」って言ったら「・・・・・」

 よーし、最初から仕切り直しだ。
 そして、また「私が考えたのはこれです」って見本見せたらら「うーん、やっぱこうするしかないのかなあ?」って言うので「私はこれしか思いつきませんでした。他の方法があるのなら、それを指示していただければまた考えますけど・・・」と言ったら、「とりあえずこれで設定してみて」

 あんだけ散々「オレがやる」って言っていたのに、やろうとしなかったのは、やり方がわからなかったからなのか、イメージ通りにできそうもないので行き詰まっていたのかわからないけど、なんだよ結局私に丸投げかよ!(笑。慣れてる)

 しかし、やってみると私もその汎用ソフトのそんな細かい設定するの初めてだったので、ああでもないこうでもないと昼抜きで1時間以上かけて、やっと出来たので見せたら「まあ、こうするしか、しょうがないか」って、頼まれてもいないのに手伝っているのに、その言い方酷くね?(笑。慣れてる)

 ところが、一つまた問題が発覚した。
 この設定って、元々ある金額Aを二項目に分解するはずだった。A=B+Cって。
 ところが、上司の都合で(その都合が発生する意味はわかる)、Aは変えないで、B=A-C、って設定にして、さらに、ABCと並べて表記したいということになっていた。
 なので、そう設定したら、今度は、全体の合計がAの2倍になってしまったのである。A+B+Cってことに。
 それはシステムの仕様なのでたぶん変更できないので、私が考えたのは、A,B,Cの隣に「-A」という項目を作ることだった。

 「こうするしかないのでは?」って上司に見せたら「これは美しくないね」って、朝ドラのトヨエツに言われたら萌えるセリフを言ったので、ぶん殴ってやろうかと(笑。慣れてる)

 「美しさを要求するなら、やはりB,Cだけにすればいいのでは?」と言ったら「だから、それだとダメなんだ」って過去との比較できなくなるからダメなのわかるけど、ここでシンプルにしておいたほうが数年後にはいいのでは?って提言してみたけど、やはりそれは譲れないらしい。

 この設定画面、項目を非表示にする設定は私が見た限りではなかったので(元々、そんな隠し数字入れるような使用目的のシステムじゃないし)難しいとは思うけど、上司は諦めきれないようで、「システム会社の営業担当者に表示しない方法無いかメールしたから、その返事を待つ」とのことで、それが出来るのならそれでいいし、出来ないのならこの「美しくないバージョン」で我慢するしかない。

 それでも上司の美学に反する設定をしたのは「私」ということになるので、上司が客観的に判断しやすくなったと思うので、余計なことした意味はあるのだが、上司だから「ま、いっか」で済むけど、これが夫だったら半殺しだ(笑)

 あと最近、「もう、私なんてたいしたスキルも無いし、ババアだし、この会社に不要な人材なのかもしれない」って鬱状態になったりしていたので、久々に小難しいことテキパキやったので「やーだ、やっぱ私って天才じゃね?」って思えたので、良かったです。

 あー、でも良かった。
 まだちゃんと数字入れて検証できてないけど、最悪あれでいいのなら、なんとか締め切りには間に合う。
 私はもっと最悪のこと考えていて「間に合わなかったら、一旦旧設定でやってから、後で修正して・・・」って、例えば間違ってる計算式で確定申告してから、後で修正申告するみたいなことまで考えていたので、先が見えてホっとしました。

●「おっさんずラブ」2話 テレ朝 土11時15分

 日曜日はまたパパンの発表会見に行っていたので感想書いてなかったけど、衝撃の1話に引き続き、2話も笑いが止まらなかった。
 極上のラブコメだし、「ケンカをやめて、私のために争わないで」を男3人でやる可笑しさと荒っぽさが素晴らしくて、ほんと凄いです。

 そして、田中圭の顔芸も振り切っててほんと素晴らしいのだが、林遣都に向かって「友達としては好きだからこのまま一緒に住もう」って言っちゃうあたりの説得力よ。
 それを受けての林遣都が田中圭のおデコにチューって、なにそれヤバいマジヤバイ!

 夫の不倫を疑う妻(っていうか、すでに離婚を切り出されているので動転している)の大塚寧々パートもいいし、「おや?この営業所でちょっと面白いことが?」って視聴者腐女子の気持ちを代表している年増ブス社員の伊藤修子のゲス演技も「オレたちの代表!」と大変素晴らしいし、「なんでここに眞島秀和が?」って感じで存在する謎の眞島秀和が40代独身設定になっていることを知り「えええ?まさか、眞島さんまでハルたん争奪戦に加わったりするの?」って期待が膨らむ。

 全何話なのか知らないけど、序盤でこれだと中盤以降どう展開するのか、久々に全く先の読めないラブコメである。
 最終的に吉田鋼太郎×内田理央、眞島秀和×林遣都になり、田中圭は非モテ独身のまま、というトンデモ展開もアリだろうからなあ。あ、そうなると、田中圭×大塚寧々になるのか?(笑)

 もうとにかく、更年期鬱も高橋一生ロスも吹き飛ぶので、ほんと今クール一番楽しみなドラマです。

 あ、高橋一生新情報は「星野源主演のエンタメ時代劇映画に出演が決定」で、すっかり映画のターンに入ってしまったけど、「星野源と高橋一生が並ぶ舞台挨拶の超高倍率チケット争奪戦にまた挑戦する私」という生きる目的ができましたので、ありがとうございます。

●「崖っぷちホテル」 日テレ 日10時半

 んー、中村倫也回だったし、中村倫也はほんといいんだけど、「こんなもんじゃないんだよなあ」って、ちょっと不完全燃焼なんだけど、高橋一生もブレイク直前に「グ・ラ・メ」だったし、それ考えると「グラメよりマシ」なんだけど、こんだけの豪華キャストなのに、ちょっともったいない感あるよなあ。

 今回も川栄ちゃんパートが「???」だったし。

 ほんとドラマって難しいよね。
 みんな、面白くしようと必死なのは伝わるのだが、「あれ?」って感じになるドラマの方が多くて、ほんと難しいよね。

 いろいろ愚痴ってしまうけど、じゃあ「お前がやれ」って言われたら全然出来ない的な。

 そういえば、私は今の大河ドラマを全然ちゃんと見てないのだが、うちのママンはあまり大河ドラマ観ないのにけっこうちゃんと見ていて「へえ、そうなんだ」って言ったら「だって、今の大河ドラマって歴史物っていうより、ただの物語だから」

 ええ、そのママンは「花子とアン」もちゃんと録画して見ていましたよ。
 そして「今の朝ドラは?」って聞いてみたら「この間、チラっとみたら、なんかふざけてた」って、どこがふざけてたのかわかりませんが、全くお気に召してない様子で、ほんと好き嫌いって人それぞれなんだな、と。
4月28日(土)

 いやあ、朝ドラのトヨエツ最高じゃん!
 トヨエツはやはりダメな人やったほうがいいね。

 そして今朝の回は、永野芽郁が涙を流すシーンがすんばらしかった。
 主人公の就職祝いの席で、祖父である中村雅俊がギターの弾き語りを披露するのだが、その曲が「あの素晴らしい愛をもう一度」だったので「え?その曲?」と驚いた。

 だって、あの歌、「心と心が今はもう通わない」って、終わったカップルの歌じゃん。
 曲調は明るいんだけど、よく考えてみると辛い歌詞なんですよね、いろいろ解釈あるとは思うが。

 そしたら、なんと「あの時同じ花を見て美しいと言った二人の心と心が今はもう通わない」って歌詞に被せて、鈴愛と律の子役時代の仲睦まじいいちゃいちゃ回想シーンを流してきた!
 やべーよ、これ泣かせにきてるよ、あらかさまかよ、私はこんなあざとい演出にひっかからねーぜ、と構えていたら、鈴愛の視線が泳いで、ツツーっと頬を伝う涙に、私の涙腺が崩壊した(笑)

 いや、あの永野芽郁の「あれ?なんだろう?なんか涙出た」って演技、ほんと凄かった。

 就職は目出度いけど、自分は地元で就職が決まったが、幼馴染たちはそれぞれ都会に進学する予定なので、「この素晴らしい日々」はもう失われるのだ、とわかってるんだけど、心のどこかでわかってるんだけど、それを言語化してこなかったのに、この曲の曖昧な歌詞を聴いて「あれ?なんだろう?なんか涙出た」っていう心の動きを演じて映像化するという、非常に文芸的な瞬間でした。

 ただ、ツイッターでも「鈴愛がなんで泣いたのかわからない」という意見を見かけたが、会社で(今日は出勤)同僚M嬢とあのシーンの話したら、M嬢もわかってなかった(笑)

 「だから、あの時同じ花を見て美しいと言った二人の心と心が今はもう通わない、けど、あの素晴らしい愛をもう一度、って歌詞なんだよ、それに被せて、鈴愛と律の心が通っていた時の回想入れられたら、泣くよ」と説明したが、まあ、感じ方は一つじゃないし、答えがあるわけでもないし。

 このドラマは「生まれた時からの幼馴染だったので、鈴愛と律は兄弟のように育ってしまったので、互いに愛情はあるんだけど、それが恋愛感情とは気がつかないまま大人になってしまう」っていうのをものすっごく慎重に丁寧に描いており、その友情と恋愛感情のグラデーションみたいなのをずっと描いていた「くらもちふさこ」的世界を知る人には極上の「少女漫画的朝ドラ」なんだけど、その割に変なところで悪ノリしたりするから、私が覗いてる範囲では評判悪いんだけど、私はかなり好きだなあ。

 ただ、北川悦吏子が勉強しすぎていて「炎上商法」繰り広げているので、そこが鼻につくのもわかるのですが。
 今朝の回でも「あれ?トークショーに応募したのは、律のママじゃないの?」って思ったけど、律が受験勉強犠牲にしてわざわざ鈴愛に同行した理由はたぶん、来週明かされるのではないかと。
 そして、私は気がついてなかったんだけど、同僚M嬢は「あのトークショーは11月だったので、二人はもう卒業したんじゃないの?」とか言い出したので「いや、高校三年生の秋だったんだ!だからネットでは、律なにやってんだよー、って言われていたんだ」と気がついた。

 そして、鈴愛のヒーローであったはずの律が「高校生になったら、しょせん田舎の秀才」だったという残酷な設定も恐ろしい。
 そして、なんだかんだ言って「アホの子、鈴愛」をコネを使って農協に就職させた楡野家と、律の大学進学を真剣に考えているようでなんだか浮世離れしている、原田知世と谷原章介夫妻の萩尾家の対比もけっこう恐ろしいのである。

 私はこのドラマでの北川悦吏子の悪ふざけにけっこうノリノリなんですが、「おんな城主直虎」で森下佳子の悪ふざけにはノリノリだった人たちが離脱しているのを眺めて「ほんと、人の嗜好ってそれぞれなんだんだな」って、ほんと勉強になります。

 さーて、仕事の愚痴書いちゃおうかな。

 もう何ヶ月も前からゴタゴタしていた案件があって、私は直接関わってないから静観していたんだけど、4月後半にその案件で、とあるシステムの設定変更しないといけなくて、私はそのシステムにも詳しくないから静観していたんだけど、私の目の前であーだこーだ議論していたので、「ああ、だいたい、こういう設定にするんだろうな」と思っていた。

 上司と同僚M嬢が担当なのだが、同僚M嬢はシステムの操作がよくわかってなくて、上司も具体的にどう操作するのかよくわかってないので、上司が出張中に、親会社のそのシステム操作のベテランの先輩が来てくれたが、先輩は「それで、何をどうしようと?」って「目的」がわかってないから話し噛み合ってなかったので、私が「たぶん、こういう設定しようとしてるんです」って通訳した。

 それで、私とM嬢と先輩で「だいたい、こういう設定で大丈夫だね」って合意ができて、「よし、じゃあ、それでいいんなら私でも設定できるし」って先が見えたので、今日出社してきた上司に「あれって、こういうことですよね?だったら、私がやっちゃいましょうか?」って提案したら・・・・・

 「いや、そうじゃないんだ」

 え?違うの?
 じゃあ、どういうこと?
 と、問い詰めてみたら「これがあーで、こーで」って、え?言ってる意味が全然わからないんですけど?

 それで「私、どうしたいのか、わからないのですが?」って正直に言ったら、上司は「まあ、俺もまだ具体的に固まってないから、これから考えるから」って、ええええ?

 予定では、4月25日くらいにこの設定変更するはずで、その設定が決まったら、他にもある新設定のやり方を先輩に教えてもらってから5月1日くらいにやるはずで、その二つの設定変更をチェックしてゴールデンウィーク明けには終わってないといけないのに「まだイメージが固まってない」って、えええええ?

 私には関係の無い仕事のはずだったが、期限ギリギリになって「こういう状態」だと知り「これ、マジヤバいじゃん」と思ったので、M嬢にそう言うと、M嬢は不思議と冷静というか、ここに来て、私が慌てて首つっこんできたことに深い満足感を覚えた様子。

 そして冷静に「私はもう3ヶ月も前からマジヤバいと思っていた」と事態の詳細を淡々と語ってくれた。

 うわー、それ知っていれば、少なくとも1ヶ月前に上司をつついて「どーすんですが、どーすんですか、こーすんですか?」って私が具体的な設定方法を提示して、あーでもない、こーでもない、そーじゃないんだ、って揉むことできたんだけど、てっきり私が想定した方法でやると思いこんでいたので、このギリギリの日程で、あーでもない、こーでもない、そーじゃないんだ、ってやる時間ないじゃん?

 どーすんの、これ?
 上司の中では「こうしたい」ってビジョンはあるらしいが、今までそれをちゃんと表明してこなかったので、誰もそれちゃんとわかってないから、手助けしようがないし、ほんと、ちゃんと絵コンテ描いてくれない映画監督に「こういうセット用意しろ」って「どういうセットですか????」状態なのです。

 まあ、あの上司、頭いいから、土壇場で自分で何とかしちゃうのかもしれないけど、ほんと日程が無いので大丈夫なのかなあ?
 今日になって「試験用の設定作ってあれこれ実験してみるから」と言いだしたが、それだったら、もう3ヶ月前に試験設定やってて良かったのに、今日になって私が「具体的にはこういう設定ですよね?」って押したら、やっと「そっか試験設定作ればいいんだ」って思いつくの遅すぎでしょう。

 うわ、ほんと「どーするの?どーするの?」って感じだったんだけど、ほんと、どーにかなるのだろうか?

4月27日(金)

 ああ、昨日は酔っ払って「高橋一生がヘルムート・バーガーでっっっ」とか飛ばしてんなあ。
 今読み返してみると「そうかな?」って思うんだけど、まあ、酔っ払うとそういう変なこと書いたりするらしいので、残しておきます。

 しかし山口メンバー事件は「焼酎一本飲んだ」らしく、相当記憶無かったようなので「私も気をつけないとなあ」と反省したのですが、今のところトイレのティッシュペーパーが散乱していたり、転んで本の山が雪崩を起こしていたり(かなり危ない)、日記に「???」なこと書いたりするだけなので・・・・まあ、他にもけっこうやらかしてますが、人には迷惑かけてないようなので(私が知る限りは)ホっとするが、でも、いつなにをやらかすかわからないので飲みすぎには注意しましょう。

●「モンテ・クリスト伯」フジテレビ 木10

 初回も観たんだけど、正直「なんじゃこりゃ?」だった。
 ディーン様が恋人とアハハウフフでフラッシュモブしてて、結婚式に拉致されて、拷問拷問拷問・・・・
 関ジャニの大倉忠義だけが妙に美しくて驚いたくらいで、「どうなんのこれ?」って思っていたのだが、これ、原作に忠実な話なんだ、ってことを皆さんの感想でやっとわかった。

 「モンテクリスト伯」は読んだことあるはずだが、どう考えても35年以上昔だし、それにジャン・バルジャンな「レ・ミゼラブル」と話がごっちゃになってるんだよね。

 「巌窟王」こと「モンテクリスト伯」は無実の罪で投獄されてた時に教育されて、大富豪の謎の紳士として自分を陥れた人たちに復讐する話でした。

 だから初回の違和感って、ディーン様が田舎の無教養な青年やってたからだし、「すっごい無理して若作りしてます」って説明も無かったので「なんだこれ?」って思ったようだ。
 これ、ある意味、制作側が視聴者が当然この有名な物語を知ってるという前提というか信頼を元に作ってしまったんだろうなあ。
 そういう齟齬って大河ドラマでもよくあるんだけど、あんまり説明臭くてもうんざりするし、視聴者を信頼しすぎても「え?なんで?どうして?」ってなるからなあ。

 というわけで、「初回がアレだったのは、私がちゃんと原作覚えてなかったからだ」とわかったので、2話も見てみたら、 田中泯が監獄でディーン様教育していて・・・・でも、その時間経過わかりにくくて、「ああ、こういうところが」って思ったけど、さすがの田中泯だったし、脱獄シーンも良かったし、すっかりボロボロのヨレヨレになったディーン様が故郷に戻っても浦島状態なのも面白かった。

 そして、その時間経過をビジュアルで表現していたのは、やはり大倉忠義だった。
 15年前(はっきりしないけど、そのくらい経過してるのだろう)は、役者を目指していたけどパっとしない若者だったけど、今ではすっかり人気俳優になっていて、初回では「顔だけは美しい若者」だったが、2話ではちゃんと大物感漂わせていました。

 そして、ディーン様も田中泯の遺産を引き継いで、ジャジャーンとアラフォー美青年(?)として登場。
 しかし、地元の人が誰もディーン様が戻ってきたことに気がつかないの、たしかに無理があるけど、そういう話なんで・・・・

 誰かも言っていたけど「ディーン様の若い時は別の若手俳優にしておけばよかったのでは?」って、確かに監獄で10数年経過して容貌が変化したって設定にしておけば、もう少しすんなり入れたかもしれないけど、それだと初回にディーン様の出番が(笑)
 うーん、でもDOCOMOのCMで高橋一生の高校時代を高杉真宙くんが的なことやっても面白かったのかもね。

 そうそう、高杉真宙がボロボロ状態のディーン様を助ける良心的な青年の役で、「わー、高杉くんがスーツ姿の社会人役なんて初めて観る!」ってテンション上がったのだが、連ドラで社会人役やるのは初なんだそうです。

 高校生役とは違う、少し大人びた高杉真宙がけっこういいので、今後も出てくるらしいから楽しみ。

 というわけで、ちょっと杜撰なところもあるけど、「視聴者を信頼した作り」になってるので、説明不足なところもあるけど、キャスティングは地味にいいし、「コンフィデンスマンJP」「シグナル」「モンテ・クリスト伯」と視聴率イマイチだけれども、このクールのフジテレビはけっこう注目です。

 なんだろう?試行錯誤しているからこその実験みたいなこと出来てる感じがここにきてけっこう結果出してきた?

 と、思っていたら、NHKはもっと凄かった。

 来年の広瀬すず主演の朝ドラの「ヒロインの幼馴染」が山田裕貴で、「ヒロインの相手役?」が吉沢亮ですって!!!!!
 吉沢亮も山田裕貴も、すでに若い人向けには売れっ子というか「次ブレイクするイケメン・ランキング」の上位だったが、私は「全国区(おばさんにも認知されるという意味)になるのはいつだろう」と追っかけていましたが、すごいよ朝ドラ、いきなりブッこんできました。

 って「NHKすげえ」って感心していたら、今やってる「半分、青い」も中盤以降の新キャストを発表してきて、それが「売れない映画監督が斎藤工で、その弟子が間宮祥太朗 」って、なんですか、その劇薬わ?

 で「半分、青い」では、佐藤健演じる律くんが「東大がE判定だから、志望校を京大にする」って言ってて「京大なめんなよ」ってバッシングされてますが、これまでも散々炎上商法やってくれちゃってるドラマなので、私は不思議と静観というか、けっこう緩く楽しんで見てます。

 主人公が自分が描いた漫画を家族に見せるとか、絶対にありえない設定なんですが、なんか、なんて言うのでしょう?北川悦吏子の脚本って、そういう「こんなの無いでしょ」ってところを含めて楽しむもんだ、みたいな、「トレンディドラマの視聴態度」を要求されるようで、そこにイラっとしてしまう人も多いようですが、「あ、あたし、なんだかこれでいいってすでに洗脳済みだったみたい」というのをまったりと自覚しています。

 今日放送でも「ふくろう会」とか「あすなろ会かよwww」って思ったんだけど、そういうの平気でやる図太さっていうか、だから、その図太さが苦手と感じる人多いみたいだけど、女子高生が自分で描いた漫画を家族に見せる図太さって、絶対にありえないんだけど、なんだろう?「こういうの絶対に無いけど、こういう世界があったらよかったな」って感じ?

 だから、北川悦吏子のそういう図太さが苦手な人も多いみたいだけど、「この図太さは嫌いではないし、こういう図太い友達がいると楽しいかも」って思える人には「ちょwwww、強引wwww」って楽しめる朝ドラのようです。

 それにしても佐藤健の役は「東大無理そうだから、志望校京大に変更」ってトンデモ展開だから、またきっと受験に失敗するんですよね?
 
4月26日(木)

 月曜日に「空飛ぶタイヤ」の完成披露試写会やっていたが、長瀬とディーン様の横にチョコんと立っている高橋一生は愛らしかったが、あの並びだと小柄になるから小物感醸し出してる感じだった。
 それよりも、近年ブレイクしたディーン様と高橋一生を挟んでの長瀬智也の安定感よ。
 ディーン様を適度にいじりつつ、「高橋くんは昔共演していた時と変わってないよねえ」って適度に放置しつつ、面白くまとめていて、さすがの座長ぶりであった。

 あと予告編の雰囲気から「またこれ出番少ないんじゃ?」って思っていたけど、やっぱりそうらしい。(試写会当選した方の報告で)
 だから「三月のライオン」の時もそうだったけど、主要人物扱いで宣伝の場に登場するほとの出番ないけど「客寄せパンダ」として出ているわけで、横でニコニコして立ってて、マイク向けられたら無難なトーク・・・・なんかまた哲学的なこと語っていたけど(笑)、今の髪型がゆるふわパーマなことは確認できました。

 それにしても、あの試写会が月曜日で良かったね。山口メンバー事件の後だったら長瀬智也もマスコミ対応困っただろう。

 とか思っていたら、今日になって凄いの投下された!


レティシア・カスタ×高橋一生共演! 創業160周年を迎えたブシュロンによる「自由」をテーマとしたオリジナルショートフィルム。5/24の公開に先駆け、本日、予告編を解禁。日仏を代表する俳優と気鋭のクリエイターによる新たな輝きの物語をご覧ください。 pic.twitter.com/wjhnlbI8ft

— ブシュロン (@BoucheronJapan) 2018年4月26日

 うっわ、ルーブル展絡みでパリを歩く高橋一生の映像はちょっとだけ出ていたけど、フランスのお城?みたいな建物にようハマるなあ。
 こういうスケール感の中の高橋一生を見るのはたぶん初めてだが、ヨーロッパ系ほんとドンピシャなのね、彼の持つ翳りが一層引き立つのね。
 そして、なんと監督の関和亮って「カルテット」のエンディング撮った人なの?こりゃ本編も超期待できるじゃん。
 何よりもこの予告編でも高橋一生を走らせたり、階段駆け下りたりと「動かして」いるので、「そう、わかってらっしゃる、このくらい動かすといいのよ」と激しく頷いています。

 それにしても、最初にこの映像見た時は「そもそも、ブシュロンってなに?」って思ったのだが、老舗宝飾店なのね。
 高橋一生が死んだ目をして指輪弄んでいた絵が最高だったので、宝飾品に全く興味の無い私が「あの指輪だったらほすぃな」ってうっかり思ってしまったのだが、どうやらどれも100万円以上の超高級品だとか(笑)
 「イセクラの金銭感覚が試されている」と皆様青ざめておいででした。

 ヤバいなあ、これ本編の出来が予想を上回っていたら、うっかり買っちゃいそうだ(笑)
 いや、もちろん、10万円以下のがあったら、って話ですが。(すでに金銭感覚が狂っている)

 ・・・・さっそく値段を検索してみました。50万円くらい持っていかないとダメみたいです(笑)
 まあ、いいや、今後、銀座三越の前を通りがかったら、覗いてみよう。あ、表参道ヒルズにも入ってるんだ!って、私があのあたり通るのは神宮球場行く時だから高級宝飾店に入りにくい格好なんだよなあ。

 もう、いっそのこと高橋一生参加の展示即売会とかやればいいのに(笑)
 誰だったか忘れたけど、昔、ああいう宝石展示即売会に営業で呼ばれるタレントさんのマネージャーさんと話していたら「何百万円もする宝飾品がジャンジャン売れてるんでびっくりしますよ」と言っていた。
 買った人と、握手したり一緒に写真撮ったりするんだけど、それで会場の熱気が増すし、「せっかくだから」って背中押されるんだろうね。もともと、お金持ってる人しか行かないだろうし。

 そんで、地方都市でディナーショーやると、客席にそういう宝飾品がいっぱい戻ってくるらしい。
 みなさん、「持ってる宝石全部つけてきたのでは?」ってくらい、いっぱいつけてくるらしい。

 そのマネージャーさん曰く「せっかく買っても身につける場があまりないから、おしゃれして宝石身につける場としてディナーショーに来てるのかもしれない」
 「なるほど」と思ったが、バブル崩壊前の話なので、今はどうだか知りません。

 さて、感想まだ書いてなかったのをやっと書くか。

●城山羊の会「自己紹介読本」シアタートラム(三軒茶屋)

 「せっかく東京に住んでるんだから、もっと舞台も観に行こう」と思い立ち、あれこれ探していたら、なんと、私が最近注目している岡部たかしが出演する舞台が地元でやることを知ったので速攻チケット買った。
 観たのは先週なんですが、開演前に「小さな声で喋る芝居なので、うっかり寝ないようにご注意ください」という注意事項が小さい声で述べられて「へー」と思いながら開演したが、「うわ、ほんとうに普通の音量で喋ってる」

 舞台といえば、役者がいい声で朗々と喋ってるイメージがあるが、この舞台は「普通の人々の普通の会話」でやっていたので、集中しないと聞き取れないから、客席の緊張感がハンパなかったし、お腹が鳴るとちょっと恥ずかしかった。

 後から考えると、あれは演じている役者さんたちが難しかったじゃないかな。
 前半はいいとしても、後半になって展開が激しくなってくると、自然と舞台用発声したくなりそうなところをぐっと抑えていたんじゃないかな?

 話はずっと「噛み合ってない会話」が続いていたんだけど、それがけっこうリアルというか、日常生活でもよくあるけど、私が何かを話している時、漠然と「こういうリアクションが返ってくるだろう」って想定してるんだけど、「え?そう返ってくるの?」って全くの想定外なことって、けっこうあるし、相手もそうだったりすると、会話の軸がなくなり、会話が漂流しちゃうの。寄港先が見つからなくなるの。

 この舞台はその「気持ち悪さ」に加えて、女友達同士の「仲よさそうで、水面下・・・いや、けっこうあからさまに毒の投げ合い」を絡ませていて、とても極上の会話劇でした。

 そして、岡部たかしの美声がいっぱい堪能できて嬉しかった。
 って美声なのかね?

 何度も書いているかもしれないけど、朝ドラ「ひよっこ」の閉鎖する工場の機材撤収業者の役者さんの声を聞いて「この声、どこかで絶対に聞いたことある」って、ずっと通勤電車の中で考えていたら、ふと「カルテットのたこ焼き屋さんだ!」って思い出し、「ひよっこ カルテット」で検索したら、同じ役者さんだと指摘しているツイートがあって、それが岡部たかしという役者だとわかったら「うわ、真田丸にも出てたんだ!あの、おーい殿か!」って真田丸の出番もほんのちょっとだったけど覚えていたんだよね。

 その後も、けっこう不意打ちされたんだが、私が声に反応するのは、高橋一生と岡部たかしというツートップ状態になって今に至る。
 その岡部たかしが主に舞台で活躍している役者さんだと知り「そのうち見に行ってみよう」と思ってから時間が経ってしまったが、最寄駅に来てくれたのでやっと見られて幸せでした。


●映画「サラバ静寂」ユーロスペース

 「セトウツミ」「マチ工場の女」とドラマ出演作を立て続けに見て、すっかりファンになってしまった吉村界人主演作。
 ってゆーか、「よーし、吉村界人をちゃんとチェックするぞ!」と決意した時には上映が終わっていたのだが、評判良くてまた上映すると知り、遅まきながら駆けつけました。

 「音楽が禁止された世界で、音楽に出会ってしまった若者たち」って設定しか知らなかったのだが、思ってたのとちょっと違う話だった。
 いや、主人公が出会う音楽が、どういうジャンルなのか全く想像してなかったのだが、冒頭に遠藤ミチロウとか町田町蔵とかの映像が出てきて「え?パンク系なの?」ってちょっと驚いただけ。
 とか思っていたら、主人公たちが最初に出会う音楽が灰野敬二とか(笑)

 フールズ・メイト的な世界が展開されて、戸惑った。

 あと、吉村界人は音楽だけじゃなくほぼ全ての娯楽が禁じられてる世界で、何に使われてるかもわからないネジを作る工場で働く死んだ目をした青年で、自分の部屋にいてもオナニーしかすることがないって「それ、どこのミートボールマシンの高橋一生よwww」でした。褒めてます。

 映像的には傑出したところがあまりなかったけど、音響良かった。
 生まれて初めて「音楽」を聞く主人公たちに聞こえる音は、まさに麻薬という感じでグルグルしていた。
 まあ正直言うと、オバサンにはちょっとウルサかったんだけど、オバサンも20代の頃は、ああいうノイジーなのに夢中でしたからね(笑)

 ところで、20代の頃はよくユーロスペース通ったけど、円山町に移転してから初めて行った。
 漂うサブカル感が懐かしかった。

 映画の話に戻ると、斎藤工が出ていることは知っていたが、最近やっと商業映画に進出してきた若手監督の映画だから、「映画オタクの役者」としてノリノリで悪役やっており、「レオン」のゲーリー・オールドマンみたいなことになっていた。

 上映後に監督のトークショーがあり(知らなかったので驚いた)、「タクミさんは自分から色々アイデア出してくれたし、あの髪型も自分でやってきて、さらに小道具までいっぱい持ってきた」と言っていたが、シャボン玉吹きながら登場するシーンがあったけど、あれも斎藤工の自前の小道具だったのだろうか?

 あと、この映画がクランクアップしたのが12月29日だったらしいが、その直後の大晦日に「絶対に笑ってはいけない」で斎藤工がサンシャイン池崎のモノマネで登場したので「振り幅すげーな」って感心したらしい。

 私、長谷川博己や高橋一生とは友達になれないような気がするのだが、斎藤工はなんだか友達になれそうな親近感感じるのだが、まあ、友達以前に一生会う機会もないのでどうでもいいよね。

 話戻るけど、だったら、フランスにいる高橋一生が最高だったので「もう高橋一生は、英国とかスペインとかポルトガルとかベルリンとかウィーンとか・・・ルーマニアとかセルビアとかにずっといてほしい」

フランスであれだったので、ボスニア・ヘルツェゴビナの高橋一生とか超ヤバくないですか?と日記には書いておく。
 
 あ、ついでに書いておくと、なんで私がこれほど高橋一生にハマっているかというと、「退廃」ってことなんですよね、たぶん。

 だから高橋一生をフランスのお城に置いてみたら、私の中のヘルムート・バーガーがガタっと立ち上がってきて「ゴン、お前だったのか?」って感じになった今日なのでした。

 そっか、ずっと「退廃」を欧州から輸入していたんだけど、やっと国産なのが出てきたんだよね、そりゃ耽溺するわさ。


4月25日(水)

 今週の朝ドラに、いよいよトヨエツが登場するらしいのは先週の予告でわかっていたが、まさかもう登場すると思わなかったので(せいぜい土曜日だと思っていた)、「トヨエツ、キターーーーーーっ!」って感じでした。

 「くらもちふさこの漫画を描くのがトヨエツとは・・・」って、その設定に違和感感じている人も多いけど、私はドンピシャくらもちふさこ世代だが(別マ連載中に読んでいた)、全然アリだと思います。
 そんで、トヨエツのマネージャーの井川遥がピンクハウス系の服着てたので「あったあった」と超納得。

 いや、わたくしもあの当時、ピンクハウスのワンピースとか着ていたんですけど(笑)、高かったよね?
 そして、当時23歳くらいだった私は、大手広告代理店によくお使いに行っていたんだけど、ピンクハウス着てる女性社員けっこういたんですよ。さすがに私は会社には着ていかなかったけど。つーか、会社はTシャツにジーパンでオッケーだったんで、私はアニエス・ベーのボーダーにベレー帽で通勤してました。

 しかし、これで東京編が俄然楽しみになってきた。
 トヨエツ漫画家先生に志尊淳がアシスタントよ?
 佐藤健は東大受かるのかなあ?全然、東大っぽくないんだけど(笑)
 もしかして、東工大だったら超ウケる(笑)
 そしたら、佐藤健の大学の友人になるはずの中村倫也も東工大になるので、そんなの超見たいけど、どこに進学するのだろうか?(発表されてる、あらすじだと京大にしようか悩むらしいが)

 さて、夕方ネットニュースをチェックしていたら「TOKIOの山口くんが書類送検?」
 なんだなんだなにやらかしたんだ、と中を見てみたら「女子高生にキスを迫って強制わいせつ?」って、あー、それはマジヤバいやつだ!!!!!

 NHKが今日放送の出演作を速攻で差し替えたようだが、鉄腕DASHチームも大慌てだろう。

 というわけで、久々に「メンバー」が登場したが、「稲垣メンバー」からもう17年経つんですって。おおおおおお。

 ゴローちゃんにしてもツヨぽんにしても、やらかしたけど、微罪っちゃ微罪で、けっこう早く復帰できたけど、山口くんの場合は女子高生相手なので、ほんとヤバいよ、小出恵介の一発退場を思い出すよ。

 私は、それほどTOKIOのファンでもないし、山口くんのことが好きなわけでもないが、こういうことが起こると、ほんとファンの人たちが可哀想なので「推しが死ぬのが一番辛いが、こういうので消えるのも本当に辛いよね、まだ死んだほうがマシというのが」って思う。

 少し前にツイッターでそういう呟きがあって「オタク仲間が推しが死んだり、逮捕されたり、不倫報道で失脚するたびに、ネズミーランドに逃げていく」そうで、「ミッキーは絶対に裏切らないから」っていうのほんと泣けた。
 うん、ミッキーは熱愛報道も無いし、新興宗教にハマったりしないし、文春砲も刑法も適用されないからね。

 私も「あれ?五十にして天命を知るはずが、私の天命って高橋一生だったの?」って状態になった時に、「30代男子に天命を預けるリスク」に初めて思い当たった。
 「二次元推し」のほうが正しいのではないか?まあ、あっちの世界も「たつき監督がああああ」みたいなことあるけど(笑)

 自分が20代や30代でやらかしたことを思うと、推しの俳優に「品行方正で聖人君子」なんて求める権利なんて全くないので「せいぜいバレないようにうまくやってください」としか言いようがないけど、高橋一生の熱愛報道の時とか「15歳年下とか、キモい」っていう意見も多くて、そういうの見るとけっこうヘコんだ。
 まあ、ほとんどが外野がテキトーに言ってるだけだったけど、そこそこのファンがあの熱愛報道をうまく消化できなくて、ネチネチ書いてるのも散見したので「ああ、こういう人、ほんとにいるんだ」って。

 ずっとマイナーな世界にいたから、その中でも比較的メジャーだったのがオザケンだったからなあ。


4月23日(月)

 だから、いろいろ書きたいことあったんだけど、「崖っぷちホテル」は初回よりも大きく視聴率落としたらしいが、「だったら、ガンちゃん主演じゃなくてもよかったじゃん」と思った。
 初回から「ガンちゃん、滑舌悪いなあ」と思っていたけど、「でも数字持ってるらしいから」って我慢していたけど、数字ついてこないなら、今すぐチェンジしたいんですけど。

 だから、あの役を中村倫也とか高橋一生がやったらなあ?って思うのですが、中村倫也は出番少ないけどかなり頑張ってるので「さすが」って思うのですが、次回は中村倫也回になるらしいので、期待してます。

 あと、ガンちゃんは下手なんじゃなくて、たぶん忙しいから時間が取れないんじゃないかなあ?
 映画で観た時はこんなにひどくなかったので、時間かけてセリフ回し調整すればもっとちゃんとしてるんだろうけど、そんな時間が無いからあれでOKテイクにしちゃってるんじゃないかなあ?

 かなり難しい役だけど、ガンちゃんが魅力のある人なのはよーくわかるので、その魅力と役がマッチしてくれば、もっと面白くなるはずなので、中盤以降にそういう瞬間があるのでは?って期待しておきます。

●「コンフィデンスマンJP」月9

 2話でこのドラマの方向性がわかったつもりでいたが、3話でまたずらしてきたので、「もしかして、かなり凄いことやろうとしてるのでは?」って思った。
 シリーズもの映画を連ドラで?

 「コナン」はちゃんと観たことないけど、このドラマの設定だと近いのが「ルパン三世」だよな。
 主要キャラの背景をわざと描かないってやつ。

 ですから、「真田丸」クラスタは、「秀吉とキリちゃんが」ってことで、このドラマに食いついてますが、東出くんの好き嫌いがけっこう影響してるんだろうなあ。
 私は大好きですが、あれが苦手な人の気持ちもわかるので。

 好き嫌いといえば、朝ドラ「半分、青い」も好き嫌いきっぱり別れていて、一番の理由は「バブル期の風俗描写がさっぱりわからん」ということでアラサー視聴者が戸惑っているようだけど、たしかに、これみよがしに「懐かしいでしょー」って連発しているのでイラっとする気持ちはわかるけど、そこがドラマの核心ではないので、生暖かく・・・・って、そういうとこ、ほんと北川悦吏子なので、ほんと、すみませんって感じだ。

 で、ドンピシャ世代の私でも、「この北川悦吏子節はなあ」って思うのであるが、佐藤健をピアノ弾く男子設定にした上での「いつもポケットにショパン」攻撃には「ははーーーー」ってひれ伏しているのですよ。

 私の少女漫画の出会いはマーガレットじゃなかったのだが、ってゆーか、秋田書房から入ったみたいで「悪魔の花嫁」だったと思うが、「ベルバラ」の素養があったので、なんとなくマーガレットに行って、ほんと、くらもちふさこの世界観にドはまりしていたんですよね。

 で、今の朝ドラって、「くらもちふさこ」万歳っていう層にほんとピンポイント攻撃で、「主人公のことが好きなはずなのに、それにちゃんと気がついてない佐藤健」って、ほんとなんなよのーーーーーーーーーーって思いますが、そういう感じがほんとに「いつもポケットにショパン」なので、私はけっこう楽しんで見ています。・・・が、私が覗いている大河ドラマクラスタには評判悪いのよね(笑)

 ほんと、人それぞれだなあ、と。


4月22日(日)

 いろいろ書きたいことあったんだけど、全部これに持っていかれた・・・・

●「おっさんずラブ」テレ朝 土11時15分

 2016年に深夜枠で1時間ドラマでやった話の連ドラ化なのだが、その1時間ドラマも少し前にTVerで公開されていたので観たが「すげーな吉田鋼太郎」としか言いようがなかったけど、吉田鋼太郎ありきのドラマなので「これの連ドラ化とか、よく受けたな吉田鋼太郎」と感心しきりであります。

 50代のおっさん上司が、30代の部下の男に恋してしまうという、もの凄い設定なんだが(笑)

 自分の職場で考えてみると、50代の上司が30代の男性社員に恋・・・って、超キモいとしか言いようが無いが、それを実に可愛く演じてる吉田鋼太郎マジ可愛い。
 そして、可愛いんだけど、発声がシェイクスピア俳優なのほんと笑う。

 で、そのヒロイン吉田鋼太郎が好きになるのが「33歳独身でモテない」っていう田中圭で、「田中圭がモテない?」って思うが、「ああ、これはいくら顔が田中圭でもモテないなあ」って描写になっている。
 だから顔が田中圭だから一般論には落とせ無いけど、「婚活あるある」っていうか、男性が「いいやつなんだよー」って紹介してくれる男って男ウケするけど、女ウケしないって話はよくあるし、逆も「あるある」なんだけど、そういう雰囲気をとてもうまく作ってるなあと。

 合コンなどで女性の前だと張り切りすぎちゃって自滅しているけど、男同士だと優しくて気配りのできるヤツで、「粗雑」が「素朴で裏表がないヤツ」になってるんだよね。

 そして、何と言っても、「吉田鋼太郎が支店長の営業所に、本部から異動してきたエリート若手の林遣都」でしょう。
 ヒロイン吉田鋼太郎のライバルです(笑)
 なぜかちゃっかり、田中圭と同居している(笑)

 この林遣都がどう動くのかわからなかったのですが、1話の最後になって、いきなり攻めた!
 シャワー浴びてる田中圭のサービスシーンに乱入して、グイっとキスしました!

 私、林遣都けっこう好きなんですが、時代劇ドラマとか大河ファンタジードラマでした観たことがないので、現代モノでちゃんと観るの初めてだから、林遣都のキス・シーンなんてたぶん初めて観ると思うのだが、それが男同士のキス・シーンてwww

 このドラマ観ながら「ああ、この田中圭の役が高橋一生だったらなあ」と、もちろん田中圭は大好きなのですが、高橋一生欠乏症に陥っているので今期のドラマはどれ見ても「ああ、これが高橋一生だったらなあ」って思ってしまうのですが、田中圭と林遣都のキスシーン観て「これが高橋一生だったら、死人が出るわwww」と確信したので、田中圭で正解です。

 なんつーか、女優でいうところの「健康的なお色気」が田中圭にはあるので、あんな役やってても濁らないし、このドラマを健全なラブコメにしてるのは田中圭の佇まいだろうし、それがわかってるから吉田鋼太郎も振り切れているのだろうから、ほんと素晴らしいキャスティングだし演出です。

 でも、営業所の中間管理職に眞島秀和がいるんだけど、前クールでゲイ役やった眞島がいるのは、なんかの仕掛けなの?
 1話では「この役、眞島秀和じゃなくてもよくね?」って思ったのだが、もしかして中盤あたりから参戦してくるのかね?

 それにしても、こんな設定のドラマが深夜枠とはいえ、人気俳優を揃えて出来るなんてねえ?

 その昔、テレビドラマ制作会社で働いていた頃、会社のプロデューサーと新人脚本家の女性が打ち合わせしていて、その後の雑談になぜか私も入っていたのだが、プロデューサー氏が「なんかいい企画ないかねえ?」なんて話になり、私が「もう、今の日本だと悲恋設定が難しいので、男同士の恋愛モノが観たい」とと言ったら「そういうのは数字出ないんだよ」と言われた。

 しかし、どうも彼のいう「同性愛モノ」とは、当時出てきていた「ニューハーフもの」であり、今でいうところの「おネエ」ですかね?

 なので私は「そういうんじゃなくて、どっちも外見が男同士の恋愛ものです」と説明したんだけど、オジサンには意味わからなかったらしく、新人脚本家の人はわかってくれて「岡崎京子とか桜沢えりかの漫画みたいなの、ですよね?」って同意してくれて、とても嬉しかった。

 あの脚本家さんは、その後、けっこうチャンス与えられていたんだけど、イマイチブレイクできていないので、草葉の影から応援しています。
 つい最近、私が「これ、面白い」ってドラマの脚本書いていたので、あれをきっかけにまた浮上してほしいなあ。

 ああそれで、「同性愛もの」のハードルがなんだか高かったのは、ある程度の地位のある男性の多くに「同性愛?なにそれ?絶対無理」って雰囲気があったからで、今の「ある程度の地位ある男性」って私と同世代で、「BLってウケるんでしょ?」的な誤解してるかもしれないけど、あの世界は「数字とれるコンテンツ」だとわかればじゃんじゃん行くから、じゃんじゃん男同士でキスさせようぜ!


4月21日(土)

 同僚と雑談していたら、同僚がコナンの映画観に行った話になったので、「私は松坂桃李の映画観に行った」と言ったら「え?あれ観たの?ぐわっははっははっはっは!」って超ウケた。(彼女は松坂桃李がこの映画絡みで「A-Studio」に出ていたのを観ていたそうだ)

 君がそんなに笑ってくれるなら、ボクはあの映画観て良かったってホっとしたよ。

 そんで「トーリ君は文芸的な作品だって強調していたけど、どうだった?」って聞かれたので「文芸的なAVでした」と答えたが、それ以上仔細に説明する気にはならなかった。
 つーか中年女性同士で、ああいう映像のエロ・レベルを語る共通言語が無いのである。

 あの映画の評判をツイッターで検索したら「松坂桃李が高速手マンをガチャガチャと」などと書かれていたが、「手マン・・・・」って思ったし、私の記憶が確かなら、あの映画で、松坂桃李は2回はフェラされてる描写があるし、シックスナインもやってるのだが、会社の同僚女性に「手マンあり、フェラあり、シックスナインもあるし、バックは何回やってたっけなあ?」なんて言えませんもの。

 とりあえず「松坂桃李がほんとにすっぽんぽんで、松坂桃李の尻は一生分観た」と言っておきました。あと「18禁をナメてはいけないと思いました」とも。

 そうそう、視聴中の「医龍」の後半借りようとTSUTAYAに行ったついでに「愛の渦」も探してみたのですが、見つからなかったので店内検索システムを使ってみたら「邦画:エロティック」って棚にあるらしいが「どこにあるんだ?そんな棚?」ってウロウロしたら、カーテンで仕切られたアダルト・コーナーの手前にあった(笑)
 そして「愛の渦」は2つあったが、両方貸出中だった(笑)

 さて、いろいろ書きたいことはあるのだが、まず「2020年の大河ドラマは長谷川博己主演で明智光秀!」

 その前に「次の大河は光秀では?」っていうのが流れてきたので、「また光秀あるある詐欺かよ」ってムードだったのだが、「光秀決定、しかもハセヒロ!」って半日くらいで公式発表されたので、大河クラスタが騒然としてていた。

 つーか、「次の朝ドラのヒロインの夫役、長谷川博己!」の時にも、MOZUクラスタとシン・ゴジラ・クラスタが荒ぶっていたけど、まさかの大河主演発表で、「本能寺をロケット・ランチャーでヒャッハーって炎上させるんですね?」とか「じゃあ、信長はゴジラか?」とか、「まずは君が落ち着け」とか、ううう大喜利が楽しすぎる。

 つーか、NHKは高橋一生ロックオンも凄いけど、長谷川博己も見事に囲い込んだなあ。
 いや、どちらもブレイクさせたのは「NHKですから!」ってことなんで、リターンを要求するのは当然ですけど。

4月18日(水)

●映画「娼年」

 しばらく調子悪かったからエロいの注入して元気出そうと思って観に行ったのですが、18禁なので上映館が少なく、一番近いのが渋谷だったので「こんな映画を週末に一人で観に行く勇気ない」と、今日のレディースデイ待機していたのでした。

 キャパ200席くらいだったけど、3分の2くらい埋まっていたかな?
 レディースデイだったから9割が女性で、松坂桃李ファンなのか、3人とか4人で来ている学生さんも多かった。とにかく、20代前半の女性ばかりでした。

 なので映画の冒頭から「え?みんな、こういうのだとわかって観に来てるの?」って思った。

 だいたい、松坂桃李のファーストカットが尻ですよ、尻。「あー、若い男のケツだけど、これ、やっぱ松坂桃李のケツなんだろうか?」って思っていたら、ケツから舐めて(カメラがね)背中からやっと「ああ、顔が松坂桃李だwww」ってなった瞬間、「うわ、私、いったい何見させられるんだろう?」って(笑)
 「松坂桃李が男娼になる」っていうのと予告編だけしかチェックしてなかったから、まさか、こんなAVみたいな濡れ場なんて聞いてない(笑)

 服来ている時はフツーにカッコいいのだが、濡れ場になると、もうスッポンポンだし、腰振りまくるし、ありとあらゆる体位を披露するし、もう、笑い堪えるのが大変でした。
 いや、これ、撮影大変だったろうなあ。
 私はロマンポルノなどをほとんど観たことが無いが、ああいうのの男優役を松坂桃李が超真面目にやってるわけで、それが最も顕著だったのが「西岡徳馬が男娼に自分の若い妻を抱かせて、その様子を撮影する」っていうプレイで、松坂桃李の役柄は「頭が良くて、客が求めているものを理解したり受け止めるのが天才的に上手い」ので、夫の前で妻を「オラオラ、ダンナの前で何感じてるんだ、オラオラ」って真面目にやってて、ほんと超笑った。

 いやしかし、松坂桃李もよくこれやったなあ?
 2016年に舞台化した時の監督がこの映画の演出もやっていたから信頼関係あったんだろうけど、ついこの間まで、朝ドラのヒロインの夫役だったのに、直後にこんな映画見せられたら、おばちゃんびっくりしちゃうでしょ(笑)
 だいたい、いつ撮影してたんだ?「ゆとりですがなにか」の直後くらいなの?
 朝ドラで死んだ直後に「不能犯」もやっていたし、すげえなあ。

 高橋一生もここ数年でやっとそういうターンに来たけど、松坂桃李とか、それをもう10年近くやってるんだよなあ。

 ところで、この「娼年」では、松坂桃李の同級生で、大学に来ないでバーテンのバイトしている松坂桃李にせっせと講義のノート持ってきてくれる健気な女子大生役で桜井ユキが出ていて「桜井ユキはもう30歳だろう」と思ったけど、松坂桃李も、もう29歳だった(笑)

 それはいいとして、桜井ユキは「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY」で初主演だったらしいが、そのベッドシーンの相手役が高橋一生だったため、私もつい2回観てしまったけど、「リミスリ」と「娼年」は撮影時期そんなに離れてないと思うのだが、「リミスリ」ではかなり痩せていたけど、「娼年」ではかなりふっくらしていたので、「頑張ってるなあ」って思った。

 門脇麦ちゃんと同じ事務所なんだよね。
 麦ちゃんも「愛の渦」で脱いでいたけど・・・・って、あれ観てないけど、あれが「娼年」の三浦大輔監督作なのか!

 日本の女優は脱ぎっぷり悪いけど、本人がどうこうという前に、マネージメント的に「一度脱がせると、その後が難しい」っていうのがあると思うんですよね。
 映画で一度でも脱ぐと、テレビドラマやCMで使われ難くなるから。

 吉高由里子は映画で脱いでも、朝ドラヒロインになったし、門脇麦も朝ドラで全国区になったけど、ああいうのはほんと珍しいですからねえ。
 池脇千鶴とか少し前の寺島しのぶポジションになれればいいけど、そう簡単ではないでしょう。

 だから脱がせるタイミングってすごく難しいと思うんですが、「リミスリ」は撮影当時はマイナーな作品だったはずが、高橋一生のブレイクで、ああいう映画見ない人まで集客しただろうし(私だ)、18禁だけど松坂桃李主演映画で脱いだからこそ重要なキャラ演じられたし、いい潮目が来ていると思うので、なんか、少しのきっかけがあればもっと大きい役が入りそうなんだけどなあ。

 てゆーか、「脱いでも相手役が松坂桃李だったり、高橋一生だったりするの、なにそれ、前世でどんな徳を積めば」って話ですよね(笑)

 そして朝ドラ「わろてんか」の松坂桃李の役って「顔が松坂桃李なところ以外、いいところがない」って役だったのですが、この「娼年」観て役者としての松坂桃李の凄まじさにやっと気がついたし、「こういうのを細マッチョって言うんだよな」って近年乱発気味な「細マッチョ」の定義について再確認できましたので、ありがとうございました。

 「細マッチョ」が適用されるのは、松坂桃李や斎藤工くらいまでで、後は・・・・菅田将暉とか高橋一生などは「痩せすぎ」です。

 えーと、それで「娼年」ですが、ですからレディーズデイだったので、若い女性客ばかりだったのですが、チラホラとカップル客もいらっしゃいまして、「若いカップル、これ観た後にどうするんじゃろ?」って思った。

 あんな完璧に美しい松坂桃李くんのベッドシーン散々観た後に、体脂肪率けっこう高い彼氏と食事して「この後どうする?」って言われても、相当困ると思う。
 それに美男美女(じゃない人もいたけど)が散々組んず解れつした映像を観た後に同じことやるのなんか・・・ね?映画の濡れ場が相当生々しかったので、もし、直後に同じことしようとしたら、私だったら絶対に笑ってしまう。

 と思うのは私がオバサンだからで、若い人はどうだかわかりませんが(笑)


4月17日(火)

 あらら、月9「コンフィデンスマン」は、また視聴率あんま良くなかったのね。

 「真田丸」ファンとライダーファンがかなり食いついていたんだけど、ほんと、月9数字出ないのね。

 昨日の2話なんて見終わった後「え?これ、ほんとに1時間でまとめたの?」って驚いたくらいの濃い内容だったんだけどなあ。
 でも、2話でこのドラマの方向性はわかったので、もしかしたらその「方向性」を裏切ってくる可能性もあるけど、「アンナチュラル」でもやっていた「適度な時時ネタの使い方」が上手くて、昨日の2話も「星野リゾートがモデルだろうに、こんなにディスっていいのか?」って心配になっていたら、最後の最後で「星野リゾートがあるからハゲタカ外資に荒らされてないんだ」ってことになっていて「上手いなあ」と。

 上手いといえば、朝ドラ「半分、青い」も、高校編になって「なんで、おバカな主人公と秀才のヒロイン(?)が同じ高校に?」って言われていたけど、佐藤健の役が有名私立高校の受験に失敗した経緯が今更になって描写されて「ほんと、上手いなあ」と感心した。

 主人公がマグマ大使のマネしているのも「時代考証的に間違ってる」と騒がれていたが、見事に「父親の趣味に影響を受けた」って回収していて、トレンディドラマの大御所である北川悦吏子は、好き嫌いは別として、やはり才能のある人なんだなあ、って。

 そこが鼻についてしましまう人と、「そういや、北川悦吏子ドラマには、時々撃ち抜かれていたなあ、今度のはどうなんだろう?」って「味にムラのあるラーメン屋」みたいな感じで観ている私とはけっこう温度差あるとは思うんだけど、こういうのってほんと好みの問題で、そして、リアルタイムでは高評価されなくても、後になって「そういや、あれは・・・」って傑作呼ばわりされる作品もありますからねえ。

 って、賛否分かれる朝ドラですが、高校編で大量投入されてる「少女漫画テイスト」って、私には心地よい。
 そうそう、これって、去年の大河ドラマと同じですよね。
 「なにこの、ベルバラ大河は!」って一部では話題になりましたが、「これ、ジジババにはわからんだろうなあ」ってことで視聴率良くなかったですが、大河ドラマなんてよう見ないうちの妹が「だってベルバラみたいだったんで」って観ていたという(笑)

 そんで「半分、青い」の高校編って、ほんと「くらもちふさこ」的な世界が展開してて、ですから、私の中で「くらもちふさこキャラの実写版」って高橋一生なのですが、ほんと大変残念なことに、高橋一生がそれを習得したのが30歳過ぎてからだったので、もう年齢的に不可能になってしまったのですが、さすがわ、佐藤健は少女漫画の世界を理解してるのか知りませんが、かなり完璧に表現できているので「すげーわ」と、オバさん、朝から口半開きで眺めています。


4月16日(月)

 日曜日の「崖っぷちホテル」の感想をツイッターで今朝追ってみたら、見事に皆さん「王様のレストラン」を思い出していたが、年がバレるよね?

 それにしても、「王様のレストラン」って23年前のドラマなので、あの当時は録画して何度も観るような時代じゃなかったし(まだビデオテープの時代)、私もリアルタイムで一度しか観てないはずなのだが、「あー、この中村倫也のヤル気のないシェフって、王様・・・だと山口智子だった!」とか「副支配人の渡辺いっけいと、バー担当のりょうがイチャイチャしているのってそれ、王様・・・だと、西村雅彦と鈴木京香!」って、急に記憶が蘇ってきたのだが、そういう同志が多くて「いかに王様のレストランが名作だったか」って思い出して涙ぐんでいました。

 逆に考えると、「崖っぷちホテル」の初回は意図的に「王様のレストラン」をトレースしたのかもしれないので、まあいわゆる「オマージュ」ってことを狙ったのだとしたら、それを土台にもっと面白いの作る野心があるのかもしれないから、密かに期待しておこう。

 さて、やっと見始めた「医龍2」であるが、まあほんとにドクターXなんだけど、私がこういう医療モノ苦手なのって「外科手術がなんだかスポーツの試合みたい」だからで、大谷くん主演の「絶対に負けない投手なんだけど、さらにホームランも量産」っていう少年漫画な雰囲気があまり好きではないからだ。

 でも、悪い岸部一徳と、さらに悪い内田有紀はけっこう面白いんだけどさ。
 って、あれ?この二人、ドクターXでは主人公側のキャラだったよね?

 そっか、「医龍」もかなり人気あったけど、それがドクターXにつながっていたのね。やっとわかった。水戸黄門役の役者が変わったような話だったのね。

 今日は元気に出勤できました。
 少しだけまた「あ、頭の中に圧迫感が」ってなったんだけど、ほんの少しだけだった。

 たぶんこれだけでは済まないはずなので(状況的に)、しばらく心の安定を保つことに専念しないといけなくなるだろうけど、今のところ「フィクションで現実逃避」はけっこう効果的なので、こうなったらやっぱ「カルテット」のDVD買っちゃう?
 処方箋書いてもらって保険適用してくれたらいいいのに(笑)

●「コンフィデンスマンJP」月9

 初回は江口洋介が頑張ってくれて豪華だったが「ちょっと長いな」って思ったので「二回目からが本当の勝負」って思っていたけど、このドラマ、長澤まさみのガハハ笑いと、東出昌大の安定の棒演技で好き嫌いがきっぱり別れると思うんだけど、私はオッケー派です。
 そして、なんだかわかりにくいんだけど、この二回目で「実は長澤まさみと東出昌大のラブコメです」って投げてきたようなので「ありがとうございます」と美味しく頂きました。

 長澤まさみに騙される東出昌大っていう話だったんですね。
 もー、だったら「民衆の敵」じゃなくて、こっちを高橋一生にしろと(笑)

 でも私は、かなりの東出昌大ファンなので、「役者として半周目の東出昌大と1周半のところにいる高橋一生は現時点でけっこう同じところを走っているのではないか?」って思っていて、高橋一生が実際に私が想像するような人だったら、東出昌大に対して「コロす」って思ってるはずなんだよな。
 高橋一生が必死に足し算と引き算を繰り返してやっとたどり着いた場所に東出昌大は「天然なんで」と居座ってる感じがほんと面白すぎて、そして、あんなにエロかったマサミイッセイだったのに、まさみは東出くんと組ませるとエロさをマイナスにしまくるあたりがスゲーなあと。あんた誰?(まあ、そういう役だし演出なんだけど)

 いや、俳優さんの私生活にはあまり興味がないけど、「長澤まさみと付き合える男って誰なんだろう?」ってけっこう真剣に考えてしまいました。
 そういや「真田丸」の時にも「長澤まさみは、俳優だったら誰と付き合うのが正解なんだろう」とかなり真剣に考えていたっけ(笑)
 そのあたり、文春じゃなくて東スポさんあたりにテキトーな熱愛疑惑デッチあげていただけると「これはアリ?ナシ?」って考察できるから是非是非。

 私もテキトーなこと言わせていただくと、ミュージシャンはなんかヤダな。
 それは私がセカオワとかゲス極などが、女性芸能人との熱愛報道で出てきても「誰だかよく知らなかった」からです。
 同じく、エグザイル方面も勘弁な。

 そうなると・・・芸人?
 それ、けっこうアリかも!
 今、大河ドラマで篤姫のダンナやってる(失礼な言い方)又吉とかだったら「まさみ、さすが、すげーーっ」てなるかも。

 というわけで、今後とも長澤まさみの彼氏選びには注目していきたいところです。


4月15日(日)

 このプチ鬱状態は、もしかしたら高橋一生が不足しているからのではないか?

 と急に思い立ち、手持ちのDVDで注入したら、頭の中が狭くなってる感じがかなり改善されたので良かった。まあ、低気圧のせいもあったのかもしれないが(笑)
 それにしても、私の更年期障害を緩和する天然由来成分の高橋一生なので、出し惜しみしないでおくんなせえ。いや、逆か、これまで過剰摂取しすぎていたので、禁断症状が起きただけか(笑)

●ドラマ「黒井戸殺し」フジテレビ 4月14日

 アガサ・クリスティ原作で三谷幸喜脚本の2時間ドラマ。
 2015年の「オリエント急行殺人事件」はイベント仕事と重なって、ちゃんと観られなかったので、今度こそちゃんと観ました。
 それに、ものすっごい「真田丸」キャストだったので。
 真田信之の妻がお屋形様の妻になっていたり、徳川家康の妻が信之の姉になっていたり、執事が佐助で、修理殿が芥川龍之介になっていたり。あと、幸村の妻も出ていた。

 ストーリーはほぼ原作に忠実だったそうで、だからなのか、それほど三谷三谷してなかったと思ったが、私は真犯人わかっていたから(忘れていたつもりだったが、途中で思い出した)、そっち目線で犯人の演技を楽しんだけど、きちんと騙された人は最初から見直してみると、ちゃんと「そういう演技」してることがわかって、さらに楽しめたらしい。

 そういや斉藤由貴がシレっと出ていて、しかもかなり重要な役だったので(これも後で見直したくなる案件)、私は嬉しかった。不倫で干すの気に入らないので。まあ、しばらくは母親役は回ってこないだろうけど、「黒井戸殺し」はかなりファンタジーな話なので、こういうので復帰したのは丁度よかったですね。

 あと個人的には、これだけの錚々たるキャストが揃っているのに、ちょこんと和田正人が出てきたのがとても嬉しかった。
 ただ単に「ごちそうさん」での心を病んだ復員兵演技が思い出されただけかもしれないけど(笑)
 でも、だったら「カーネーション」で心を病んだ復員兵をやった尾上寛之でも良かったと思うけど、「誰が観ても顔がすぐわかる」てことで和田正人にしたのかね?

 和田正人は「ごちそうさん」でブレイクしてから、オフィスが舞台のドラマで、主人公の同僚役が多くなったが、あまり見せ場も特徴もない役ばかりで「源ちゃん手形が切れそう」と思っていたのだが、最近こういう「出番は多くないが話のキーになる重要な役」が増えてきたので「源ちゃん手形の期限が伸びた!」って喜んでいるのでありました。

 ええ、それで、とうとう「医龍2」に手をつけたのですが、私こういう天才外科医がどーのこーのっていうのが全般的に苦手で、最近だとドクターXとかホントだめなんです、だから「医龍」もほとんど観てなかったのですが、「高橋一生出世作」として外せないので、とうとうDVD借りてきたのですが、やっぱキツい。

 でも、実生活でちょっとキツい時に我慢してキツいドラマ観てると、キツいところが誤魔化されるので、このキツさはちょっと楽しい。
 「なんで私、好みじゃないドラマを無理して観てるんだよwww」ってバッカみたいだけど、こういうバカが人生を救うこともあるんだなあ。

 応援してる野球チームがボロ負けしてるのを死んだ目でじっと眺めている苦行を楽しんでる的な?

 「医龍」はたぶん、「好きな野球選手が巨人に移籍してしまったけど、我慢して応援する」的な感じで、ほんと東京ドームの巨人戦みたいな居心地の悪さがあるんだけど、まだ高橋一生出てこないけど、出てきたら少しはマシになるんでしょうか?

●「崖っぷちホテル」日テレ 20時半

 今クール、最も期待していたドラマなんだが、三代目のガンちゃんが主演ってことが不安材料だったが、やっぱガンちゃん、あまり上手じゃなかった。

 ダメな元一流ホテルを立て直すって話みたいで「王様のレストラン」を思い出したが、この「崖っぷちホテル」もクセもの俳優をとことんまで揃えていたので、かなり期待していたのだが、わー、やっぱりガンちゃんが弱いなあ。

 でも、たぶん数字持ってる子なのでしょーがないのだが、ガンちゃんの所を嵐の大野くんや相葉くんあたりにやらせたら、かなりハマったと思うし、それこそ得体の知れない感じの高橋一生だったら、私の更年期鬱がきっぱり解消できたのに・・・・って思うし、そしたら高橋一生と中村倫也が共演できて、その界隈が狂喜乱舞してたのによお、って思った。

 なかなか思うようにはならないなあ。
 って私の人生の話じゃなくて「中村倫也のブレイクポイント」の話なんですが。

4月14日(土)

 ああ、なんだかメンタル病みそうなんだが、ほんとうに私は弱いなあ。
 だから、いっぱい、いっぱい鎧を作ったんだけど、加齢なのか更年期なのか、その鎧も経年劣化してきたようだ。
 体にガタがくるのと同じなのね。
 しかし、そろそろ人生後半をどうするかちゃんと考えなきゃなあ。
 ちゃらんぽらんだから、「ま、いっか」でずっと生きてきてしまったので、ちゃんと考えてなかった。
 今の会社で定年まで働くのか、それとも・・・って、この年で転職なんてほぼ不可能だからなあ。
 だからみんなしがみついてるんだよね。

 今より給料は絶対下がるけど、「もう先が短いんだから、何か好きな仕事すればいいのでは?」と思ったけど、そもそも「やりたい仕事」など無かったのであった。消去法で経理事務やってるだけである。「あまり人と接しないし、決められた仕事をきっちりやっていればいい」っていうのが性に合っていたので。

 生産性や創造性が求められないのでラクだったし、この仕事に求められる才能は「一日中座って、毎日同じ事務作業をする」ことだけだったので、その才能だけはあった。

 って考えていると気が滅入るから、気晴らしにドラマの感想でも書こう。現実逃避のためにいっぱい観ました(笑)

●「執事 西園寺の名推理」 テレ東 金8

 「釣りバカ日誌」や「三匹のおっさん」の枠なので中高年向きなのだが、上川隆也が執事役というのがドンピシャすぎてつい観てしまったけど、もうカッコ良すぎて笑う。
 その上川隆也執事がお支えするのが車椅子に乗った八千草薫で、「やすらぎの郷」以来の感動だ(笑)

 執事が名探偵って「お嬢様の目はふしあなでございますか?」のヤツが有名だが、このドラマはそれを中高年向きにした感じ。中高年向きだからツンデレ要素を排除して、執事はひたすら忠実。
 そしたら、なんか「貴族探偵」をフツー(悪ふざけ要素を排除)にやったらこうなる感じに仕上がっていた。
 使用人仲間が執事の推理の裏付け証拠を集めていたし。 浅利陽介の使い方が上手いと思った。上川執事に憧れる見習い執事なんだけど、ドジっ子で、けっこう体張ったことやらせれてたんだけど、その不憫度合いが絶妙だった。
 長身イケメン俳優も激戦区だけど、小柄個性派俳優もけっこういっぱいいるからなあ。

 事件のトリックは無理無理でしたけど、毎回けっこう豪華なゲストが容疑者役で出てくるようなので、家にいたらついつい観てしまうだろう。

 そして、とにかく上川隆也がカッコ良くて、「ああ、そのうち高橋一生もこういうのやってほしいなあ」って思った。

●「あなたには帰る家がある」TBS 金10

 なんだかエグかった。
 互いの欠点しか目に入らなくなっている結婚13年目の冷え切った夫婦が玉木宏と中谷美紀という美男美女がカッコ悪く演じているのですが、結婚していない私が見てもかなりグザグサくる話だった。

 でも、専業主婦だった中谷美紀が一人娘を無事私立中学に入学させたら「あれ?この先私はどうするんだ?」って気がつくシーンで「そうか、結婚しててもしてなくても子供がいてもいなくても、みんなそうなんだ」とけっこう勇気付けられた。

 もう15年前の小説が原作だし、不倫ドラマとしての目新しい設定も無いのだが、木村多江をこんなハマり役にするの反則だろうと思うの共に、ユースケ・サンタマリアの役のキングオブ嫌味なヤツが超胡散臭くて、原作知らないから、このユースケが今後どう動くのかが気になるので続きも見ましょう。

 ユースケが妻の木村多江を「なんの取り柄もない女」としてひどい扱いしているのを「なんで?」って眺めている玉木宏が自分の妻の扱いも相当ひどいんだけど、それに気がついてないっていうのが初回だったので、それがどう変化していくのか?って話になるのかな?

●「正義のセ」日テレ 水10

 この枠、前クールが「anone」だったから落差が凄いけど、「anone」の重さが特殊だっただけで、「花咲舞が黙ってない」「家売るオンナ」「校閲ガール」みたいな働く女性をコミカルに描く作品が多いので、これが王道なんだろうけど、それにしても王道すぎて特徴がない。
 そして、「よくこれだけ揃えたな」という朝ドラキャストで、偶然なんだろうけど、「花子とアン」の吉高由里子の役名が「凛々子」で、その妹役が「わろてんか」のリリコ様こと広瀬アリスなので、二人が並んでるシーンでは頭が混乱する(笑)
 さらに主人公の父が「べっぴんさん」の父親役の生瀬勝久で、母が「ごちそうさん」の義母役の宮崎美子だから、これだけ朝ドラ主要キャストばかりの一家も珍しいのでは?

 さらにさらに、主人公の恋人が「わろてんか」のキースだし、職場には「べっぴんさん」で「大急ですから」のセリフで人気キャラになった夙川アトムまでいるし、ここ数年の朝ドラの変形スピンオフみたいになってる(笑)
 初回だから石黒賢の上司が、部下の浅利陽介に繰り返しパワハラしていてい、とうとう暴行して入院するほどの大怪我をさせたので、浅利陽介が告訴したのだが、証拠が無いので起訴できないのでは?ってキャストは豪華だけど事件自体はちょっと地味だった。
 でも、主人公の新米ぶりと、熱血な性格を紹介する初回だったので、あれくらいでいいのか。
 恋人キースと全然すれ違っているので、これは絶対に別れるな、とか(笑)

 あと、久々に「フツーのイケメン」として三浦翔平が出てきたが、あれをどうする気なのだろう?
 なんかツンデレ展開しそうな雰囲気でもないし、初回もさらりとサポートしていたけど、あのままただのクールなイケメン先輩にしちゃうんだろうか?
 なんだか「グ・ラ・メ」の「なんでこのキャラいるんだろう?でも超絶美しいんだけど」な清沢総料理長を思い出してしまう。

 次回のゲストは被疑者が財前直見って、また朝ドラ(笑)

 ですから雰囲気的には「花咲舞」なんですが、花咲舞は銀行の内部調査だからシロートっぽくてもいいんですが(銀行の窓口担当の女性が現場経験を期待されて抜擢されたという設定)、検事って司法試験受かってからそれなりに修習期間があるはずだし、そもそも採用試験もあるわけで「なんでこんなヤツが検事になった?」っていう違和感は強いし、あと、セットの雰囲気がキムタクが検事やってた「HERO」みたいで、そこもねえ?

 なんかタラレバ娘的な雰囲気もあるので、なんか私は無理そうだ。

 あと他になんか観たっけ?

 まあ、やはり「好きなドラマよりも、苦手なドラマの方が感想が長くなる」ものです。
 要するに「上川隆也が、かっこいいだけで観るが、吉高由里子はやや苦手だから出てるだけでは観ない」ってことだ。
 そういえば、「花子とアン」は吉高由里子のせいではないけど、我慢して観ていたし、「タラレバ娘」もほとんど観てなかったから、「吉高由里子でも面白かった」ってゆーの無いや(笑)

 そういう意味では上川隆也のこともそれほど好きではないのだが、「上川隆也目当でドラマを観ない」という程度で、あと上川隆也が出てるドラマが趣味じゃないからなのか、あまり観てないんですよねえ。だから最近だと花咲舞しか記憶が無いのだ。

 そんで今年はキムタク主演の「GB」に出ていたのだが、「あれ?上川隆也ってこんなだったっけ?」と思ったのだ。なんかツヤが無くなったというか・・・・なんかセリフ回しも違うし・・・・。
 でも、これたぶん、主演のキムタクが映えるようにかなりトーン抑えてるんだろうな、って思っていたので「執事 西園寺・・・」でハジける上川隆也観て「やっぱ、こっちだろwww」って大ウケしたのでした。


4月13日(金)

 朝ドラのヒロイン役(?)の佐藤健が出ている「家族に乾杯」をやっと見たのだが、佐藤健がセリフ以外を喋ってるのって初めて観たのかも。
 「るろうに剣心」はちゃんと見たことないし、ドラマだと「天皇の料理番」くらいかな?
 なのでバラエティー番組に出てる佐藤健を全く観た記憶がないのだが、けっこう地味な感じの人なんですね。

 あれでも「佐藤健という中身を演じてる」のだろうから、たぶん雑踏で素の佐藤健とすれ違っても絶対に気が付かなそうだ。

 俳優さんのキラキラ感の出し方って興味深いなあ。私は高橋一生沼に落ちて初めてそれに気がついたのだが。

●「シグナル」カンテレ 火9

 けっこう実験的というか「若向け」なこの枠だけど、今回のは韓流ドラマのリメイクだし坂口健太郎主演だし、つい初回放送を見るの忘れていたが、これけっこう面白いじゃん。

 わかりにくいんだけどさ(笑)

 主人公が子供の頃出会った刑事(北村一輝)の恋人が吉瀬美智子なの?そもそも、北村一輝どうなった?吉瀬美智子が身元不明死体が出るたびに確認しているから行方不明になってるのかな?
 そして主人公が子供の頃目撃した事件が、時効寸前で解決しそうになってるけど、途中で挟まっていた「おにーちゃーん」が逮捕されてるフラッシュバックって別の事件だよね?

 かなり混乱させる初回だったけど、けっこう伏線散りばめていたのでそのうち回収するんだろうけど、「ああ、こういうドラマは視聴率出ないんだよなあ」って思ったけど9.7出したそうなので、この枠ではいい方なのではないでしょうか。

 水曜日に「久々にイノッチ見てみるか」って「特捜9」を見てみたんだけど(あと、山田裕貴目当て)「わー、この枠ってほんとバイプレーヤー大集合で豪華だなあ」って津田寛治と吹越満が揃ってるなんて反則なんじゃないかって思ったのですが、よく考えてみたらそれほどのもんでもないのか?

 しかし、この枠の刑事ドラマって配役は超豪華なんだけど、独特の演出なんだよねえ。要するに時代劇みたいなお約束というか。全部セリフで丁寧に説明してくれちゃう感じとか。
 そして殺す動機が「え????」ってドン引きだし、トリックも小学生の頃読んでたミステリー小説みたいだし・・・・てゆーかさ、私が刑事物苦手な理由が「こんなずさんな捜査ありえない」ってことで、「特捜9」の初回も検死官が「外傷はなくて薬物が死因」なので自殺が濃厚って言っていたと思うんだけど、最終的に「不倫相手を突き飛ばしたら打ち所が悪くて死んじゃったのをごまかすために服毒自殺を偽装した」ってことになってて「打ち所が悪くて死んじゃったのを検死で見落とすわけねーだろ」って私の中の井浦新が「くそがっ」って大暴れしてました。

 いやそれ、江戸時代でも見落とさなかったでしょうよ(笑)

 でも、「特捜9」は視聴率16パーセントだったんですよ。
 私が好きで見てるドラマでそんな数字なかなか出ないよ。(朝ドラを除く。あっちは今、20を切るとディスられるという気の毒なことになっている)

 「ドクターX」の人気もそうだけど、善悪はっきりして行間埋まってる感じのドラマの方が視聴率は高いんですよね。
 年寄りが「なんとなく見てしまう」のかも。

 だからこの「シグナル」も「年寄りは見なくても別にいいです」って作りなんだけど、私は自分ではまだ若いつもりなので食いつきました(笑)
 あと、やはり坂口健太郎が特に好きではないと思ってるし、上手いとも思ってないのだが、「なんとなく見られる」ってことが大きいなあ。芝居が上手いとは思わないのだが、モデル出身なので、表情や体のラインの作り方が上手いのかなあ?
 かなり賢い役なので、難しいと思うのだが、本人的にはいっぱいいっぱいなのも感じつつ、けっこうサラっとまとめるあたりが「いい役者だな」と思うところでしょう。
 逆にうまくまとめちゃうあたりが欠点でもあったりするのですが・・・・エッジが効かないっていうの?

4月12日(木)

 日曜日にやっていた斎藤工と二階堂ふみ主演の「探偵物語」をやっと見終わったのだが、これ、吹越満を愛でるドラマですよね?
 斎藤工は前半はカッコ悪い感じを頑張って醸し出していたけど(男性の9割以上が頑張ってもなかなかカッコ良くならないけど、斎藤工の場合は芝居を相当頑張らないとカッコ悪くならない。キムタクよりもさらにもっと頑張らないとカッコ悪くならない。という事実)、後半で突然脱ぎだすし、美人女優を抱きしめてキスしてという展開になり「あれ?」って思っていたのですが、「そもそも吹越満のためのドラマ」だと解釈すると、概ねオッケーでした。

 吹越満は前から好きだったが、ロボコップ芸の頃から知ってる身としては、近年の名脇役ぶりが眩しいなあ。
 この人の着地点こそ寺尾聡なのかもしれない。
 高橋一生もこのルートだったはずなのに、何を踏み外してしまったのだろう。

 吹越満は広田レオナと二度結婚して離婚しているという「なんじゃそりゃ?」な私生活でも有名なので、高橋一生もオノマチと復縁しちゃえば面白いのかも。

 そういや朝ドラで、主人公の耳の検査する医師役が眞島秀和で、「ええええ?こんなチョイ役に?」って驚いたけど、主人公が左耳の聴力を失うという重要な場面だから、「治療方法はありません」って宣告する医師役を無名の役者さんじゃなくて、わざわざ「不憫王」な眞島秀和にやらせるの、ほんとすごい。
 NHKならではの贅沢とも言える。

 そして「昭和な七三髪型」な眞島秀和が説明過剰気味に「片耳難聴の心得」を言うのって、ややクドいシーンだったけど、眞島秀和が淡々と語るから「へへー」って超真剣に拝聴いたしました。また、父親役の滝藤賢一が同じように真剣に拝聴している表情もほんとよかった。

 そして私は今、じわじわ真綿で首絞められてるような感じなのだが、必死に「気のせい」って鈍感力をフル稼動させているのだが、そろそろ鈍感力も限界なのかな。
 このピンチどうやって切り抜けようか、ボヤボヤと考えているのだが、ボヤボヤしすぎなのかも。


4月11日(水)

 会社で「去年の冬、君と別れ」を観た人がいたので「どうだった?」って聞いたら「すごく良かった」って、へー。
 あの映画で、ある「愛」が描かれているのだが(土村芳ちゃん絡み)、そこがとても感動したそうで、まあ、土村芳ちゃんは超良かったけど、あれだけではあの話の全体的にイヤな感じがひっくり返らなかったなあ。

 それにしても、本当に好みって人それぞれだよなあ。
 辛いのが好きとか、パクチーが嫌いだとか、ほんとそれぞれだよなあ。

 さて、4月になって高橋一生ロスが深刻ですが、それゆえに日曜日のNHKスペシャルをすごく楽しみにしていたんだけど、「うーん、期待しすぎたかなあ」って感じでした。
オープニングでどアップとか、「ああ、座り方!」とかさらに期待すぎちゃって(笑)

 それでもちょこちょこ変な動きや表情してくれたのですが、やはりただ立ってるだけの画が多くて「だから、立ってるだけじゃ全然フツーの人なんだからっ!」(芸能人レベルとしては)
 ディーン様とは違うんだけどなあ、イケメン扱いされると、こうなっちゃうからなあ。

 でも、内容はけっこう強引だったけど、ネアンデルタール人とかクロマニヨン人くらいしか知らなかったから、「え?いつのまにか、こんなにいっぱいいることになったの?」って思ったし、「アフリカのサバンナ化が進んで、新しい食料求めて海岸に移動して貝を主食にして生き残ったのが今の人類の祖先」っていうのは、笑った。

 その祖先が東アジアにまで広がって、この日本で貝を食べまくって貝塚作りまくったんですよね。

 そういうや、私の母は寿司ネタでは貝が大好きで、未だに忘れられないのが私が高校生くらいの頃だったかな?「今日の夕飯は回転寿しのテイクアウト」って直径50センチくらいのファミリーパックみたいなのを買ってきたのだが(小中高校生の3人の食べ盛りがいたので)、そのほとんどが貝ネタで、貝じゃないのはマグロとイカとタコくらいで、全体の4分の3が貝ネタだったんですよ。
 回転寿しだったから、貝ネタそれほど豊富じゃなかったはずなのに、貝は全部人数分オーダーして、たぶん、残った隙間に申し訳程度に貝以外のメジャーなのぶっこんだんでしょうね。

 あの時に初めて、母がとにかく貝類が好きらしいので、この人に寿司の注文を任せてはいけないって気がついたのだが、人類は貝と出会って生き残ったらしいので、母の貝好きは人として正しいのかもしれないと思った。

 私は貝が苦手なわけでもないけど、寿司だったら「まずヒカリモノ」なので、サバとかイワシとかアジとかが大好きで、まず、そういう魚を食べてから、貝を勧められたら食べるけど、どの貝が好きかって言われても「アサリの酒蒸しとか、シジミの味噌汁は好きだなあ。サザエのつぼ焼きも好き。あとカキフライ大好き」って感じで、生の貝じゃないんだよね。

●月9「コンフィデンスマンJP」フジテレビ

 私が「あの山Pは無表情すぎて、発達障害の人にしか見えない」と苦手だった「コードブルー」が高視聴率だったけど、その後が続かなくて苦戦している月9が「長澤まさみ、東出昌大、小日向文世」が詐欺師っていうビーンボール投げてきました。

 「長澤まさみ、小日向文世」に真田丸ファンが盛大に食いついていて実況盛り上がっていたんだけど、うーん、やはりこれでも二桁いかないか。

 すごく面白かったですけどね。
 安定の長澤まさみ、小日向文世に、不安定が売りの東出昌大がホスト役とか、「ここのスタッフは東出くんの使い方ちゃんとわかってる」って、食いつきました。

 さらに、毎回豪華ゲストが「騙され役」で出るらしいが、江口洋介にあんなことやそんなことまで!

 江口洋介って最近はなんだか「名バイプレーヤー路線に変更したのか?」って感じでしたが、「コンフィデンスマン」の初回の悪役ぶりが素晴らしかったので、なんだか勝手に「江口洋介の着地点は小林薫ルートか、寺尾聡ルートか?」って考えてしまいました。

 私も着地点ほしい。(ボソっと本音をつぶいやいてみまし)

 この脚本家は「リーガル・ハイ」の時に堺雅人がガッキーにむかって「お前じゃなくて、長澤まさみだったらなあ」っていうのを書いた人なので、多くのマニアが「やっと念願の長澤まさみ登場なのに、ハニートラップが苦手な長澤まさみとかwww」

 騙されるゲスト俳優は中盤まで公表されてますが、後半はまだ発表されてないので「堺雅人?高橋一生?って勝手に期待が高まっています。
4月10日(火)

●映画「クソ野郎と美しき世界」

 あんまり客入ってないようだったので「しゃーねーな」とお賽銭投げに行ってきました。ニコタマのシネコンが1100円の日だったので(笑)

 4つの短編から構成されているのだが、最初のが園子温監督ので、私はその名前を昔から知っているが(「ぴあ」を毎週買っていたので)多分、一度も作品を見たことがない。
 なので初園子温作品だったのだが・・・・・いつもああなのか、わからないけど、悪ノリしすぎでついていけなかった(笑)
 いや、あれが浅野忠信と満島真之介だと気がつくのにけっこう時間かかったよ(笑)
 あんな強烈に盛られた二人がギャンギャン振り切ってやってるから、主役のはずのゴローちゃんが地味過ぎて(笑)

 2本目は、「世にも奇妙な物語」みたいな話で、「歌喰い」役の中島セナがものすごおおおく良かった。

 3本目がやっと普通な感じのショートムービーで、クサナギ君の妻役が尾野真千子なのが豪華だったが、クサナギ君がゴツいチェーンをぶら下げていて、「チェーーーーンっ!」って226事件を思い出してしまったし、しかも元カノのオノマチだし、かなり心をかき乱された。
 でも、そこからロードムービーっぽくなり、ジム・ジャームッシュとかヴィム・ヴェンダース ?脚本監督は爆笑問題の太田光なんだけど、1年先輩なだけだから「あー、わかるわかる超わかる」

 そして、どうでもいいような所で投入される新井浩文とかズルいっしょ。
 そして、売り出し中のイケメン俳優健太郎になんてことを!(ロリコン役)

 というわけで、クサナギ君はけっこう良かったんだけど、元SMAP3名の映画のはずなのに、彼らをカッコ良く撮らないというコンセプトだったのか、「いったい私は何を見せられているのだろう?」と何度も疑問に思った。

 ただ、「過去のキャリアも過去の歌も、もう取り戻せないから、いったんクソとして処理して、さあ次だ!」みたいなことなんだろう。

 4話目は、それまでの3話をまとめながら、グレイテストショーマン(予告編しか観てないけど)みたいなミュージカル調でアゲアゲで終わったが、それよりも、なぜか尾野真千子と新井浩文が絡んでいて、「やだ、この二人が夫婦役とか超観たいじゃん」って思った。もう、やってそうだけど。
 いつか朝ドラのヒロインの両親役やってほしい。今の朝ドラで滝藤賢一がヒロインの父親役なので、この先なんでもありそうな気がしている。

 そして、個人的には「浅野忠信と新井浩文が出ているんだから、ついでに波岡一喜も呼べばよかったのに」って思いました。

 あと、エンドロールに「岡部たかし」の名前があったんだけど、見落とした(泣)

 っていうような感想文しか書けないような謎な映画だったけど、「壊す」という意味ではけっこういい感じに壊れていたとは思うので、これはこれで良かったのかもしれないが「面白いから絶対に観た方がいい」と他人に胸を張って勧められる映画ではなかったけど、まあ1100円だったし、ほんと「おひねり」って感じだった。

 それにしても、この3人、今後どう展開していくんでしょうかね?

 香取慎吾とかマジで鶴太郎化しそうだな。


4月8日(日)

 午前中、テレビをつけっぱなしにしていたら、「え?部屋の中で高橋一生が喋ってる?」って思ったら、例の保険のCMだった。ナレーションっていうよりも「ベラベラ喋ってる」って感じなので、不意をつかれると「なんで高橋一生の声が?」ってびっくりするよ。
 3回くらいあったので、けっこう流れているのね。

 さて、木曜日に会社休んで観に行った「猫のホテル」であるが、追加公演になった今日の夜のチケットが完売してなかったらしく、ツイッターでけっこう宣伝していたので、「しゃーねーな。私は暇だし近所(徒歩圏内)なので、また観に行ってあげるわよ」とまた行ってきました。

 同じ芝居を二度観に行くなんて初めてだが、最近は映画でもテレビドラマでも「複数回観る」のがフツーになっているが、芝居も初回だと話を追うことに集中してしまうが、流れ分かった上で見てみると、役者の細かい演技などがよくわかって、けっこう面白かった。

 あと小劇場だと、役者の顔が見えない角度になったりするので、前回と逆側に座ったので、前回は見えなかった表情が見えて「ああ、だからコアな演劇ファンは何度も見に行くんだなあ」と気がついてみたり。

 そして、そして、そして、前回は終演後に水間ロンくんの姿確認できなかったのですが、今日は友人が来てたみたいで、ロビーに出てきてしばし雑談していたが、それが終わったのを確認して「握手してください!」攻撃超久々にやってしまった、キャーキャーキャー。

 客演だし、他に水間ロン目当てがいなかったからなのか「ありがとうございます」ってすっごく嬉しそうに握手してくれて、おばちゃんもうメロメロでした。
 歩いて帰ったんだけど、帰り道はもうニヤニヤしてスキップして超不審者でした。

 あと、猫のホテルの脚本演出の千葉雅子さんともちょっとお話できて、「たまたま、最近、怪奇大家族見直していたら、やっぱ千葉雅子が脚本していた回が一番面白かったです」って言ったら「ああ、あの松重さんの」って言ってもらえた。

 好きな表現者の方々に直接「好きです」って言えて、とても気持ちが良かった。ってけっこう勇気がいったし、うまく伝えられたかわからないけど、「好き」に金払うのも重要だが、言葉にすることも大事だよなあ。
 ってことに最近気がついて、ハッシュタグつけてツイッターで呟いたり、NHKの「みなさまのご意見」にマメにご意見したりしてるんだけどさ。

 でも、「好きです」って言うのもけっこう大変なんだよね。
 「嫌いだ」っていうのは、けっこうベラベラ出てくるんだけど、「好きな理由」って書くのけっこう難しい。
 だからこそ、支持派の意見よりもアンチの方が活発になってしまうのはわかるし、だからこそ「好き、好き、大好き」って気持ちはより積極的に発信しないといけないのだろう。

 そういえば、今日の終演後に、水間ロンに「水間さん」って呼びかけたら、「・・・・・え?」って感じで振り返られ「あの、ファンなんで、握手してください」って言ったらパっと顔が輝いたけど、ああいう雰囲気からまだこの子、そういうファンがそれほどついてないんだな、とわかった。

 確かに、ネットやツイッターで検索しても、あんまり出てこなかったもんな。

 ウィキペディアにまだ載ってないし。

 しかも童顔だけど、けっこう年いってて、28歳だとか。

 でも、この子の佇まい、「控えめなオザケン」って感じなので、オザケンファンに絶対に受けると思うんだけどなあ、さらに「坂口健太郎よりも、高橋一生よりも、もっともっと塩顔。もうこれ以上、塩気抜いたらダメなんだけどってくらい限界塩顔」なので、気がつかれにくいのかもしれないが、テレビドラマで「ヒロインの会社の後輩男子」をやったらかなり人気出ると思うので頑張ってほしい。


4月7日(土)

 木曜日に休んだので今日は出勤だったのだが、同僚が設備点検の立会いで9時出勤予定だったので「私は遅めでもいいや」って、いつもより少し遅めに家を出た。

 田園都市線に乗っていたら、警笛がファーンと鳴り響き「え?」と思う間もなく急ブレーキがかかり、ガタンと電車が止まった。
 「こ・・・・これは・・・・」と思っていたら、すぐに「この電車で人身事故がありました」ってアナウンス。

 9時33分に梶が谷駅で発生した人身事故の電車に乗っていたわけです。

 こんなの初めてだ。
 つーか、電車が止まる前になんかゴトンって感触があったんだけど・・・ううううううう・・・・しかも一番前の車両に乗っちゃってるし。

 そして、運転席でなにやらあれこれ連絡している雰囲気もわかるし、私はホームに背を向けて座っていたけど、ホームの方も他の駅員などが駆けつけていて、ザワザワしてるんだけど、私は自分が乗っていた電車が人身事故を起こしたということに軽くパニックになっていたので、早くその場から逃げたかったのだが、しばらくそのまま電車内に閉じ込められた。

 「救出活動をしていますので、そのまま車内でお待ちください」

 救出・・・・救出・・・・救出・・・・・・

 しばらく出してもらえないようだったので、何か気を紛らわすコンテンツをスマホで探したが、うまく見つけられず、「やばい、私暴れそう」と追い詰められていたら、「あー、そうだ眼科行くときに時間潰しで軽い本を持って行こうと思って、これ入れていたんだ」とカバンの中に「嘘を愛する女」の文庫本があった。

 ユカリがパニック障害の過呼吸を起こして座り込んでいるところを桔平が「大丈夫ですか?」と駆け寄るシーンのところを探して読み始め、マサミイッセイで現実逃避。

 ところで桜が満開になったとき「嘘を愛する女をこの時期にまた観たいなあ」って思ったんだけど(桜のシーンが印象的だった)、もう関東では全然やってなくてがっかりした。

 何分くらい電車の中に閉じ込められていたんだっけ?
 ツイッターで呟こうかと思ったけど、そんなことして「自分が今ここにいるということ」を残したくないというか、正直言って、全く関わりたくなかったので、全力で意識を他に逸らしていた。

 しばらくして、客をホームに降ろすことになったが、電車がホーム途中で止まっているから、全部のドアを開けられないらしく、階段付近の車両のドアだけを開けることになった。
 電車は座席が半分くらいしか埋まっていない程度に空いていたが、それでも客が一箇所に集中すると降車に時間がかかったようで、なかなか電車から出られなかった。
 すでに10時近かったが、車内で会社に電話をかけて、同僚に「人身事故起こした電車に乗ってて、いつ会社に着くかわかりませーん」って言ったら「うわ、大変だね」と労われた。

 やっとホームに降りると「全力でここから遠ざかりたい」と階段を上がって改札に向かったが、この駅から乗った人が乗車記録を取り消してもらったりしているため、改札が混んでいたし、救急車や消防車が到着して、担架を運び入れたりしていているので、そっちが優先でなかなか外に出られないようだったので、反対側の登りホームに降りて、空いたベンチで次々と到着する緊急車両のサイレンの音を心からシャットアウトすべく読書に没頭していた。

 しかし、そこでずっと待つには寒かったし、反対側ホームの「事故現場」からは遠ざかってはいたけど、この後、どんな作業するのか感じたくなかったので、また改札に戻ると、もう空いていたので、外に出て「どっか落ち着けるところないかな」ってしばらくウロウロした。

 梶ヶ谷駅は初めて下車したが、駅の横に大きいスーパーがあるだけで、ほんと何もなくて、バスで溝の口まで戻る手段があるようだったが、バス停に行列出来てるし、平日だったら、溝の口から南武線経由で東横線ルートもあるが、土曜日出勤だから、もういいや、と駅前のドトールを覗いてみたら、空席があったので、そこで一休みすることにした。

 そのドトールの窓際の席は改札が見えるので、しばらくするとお喋りなオバチャンが「さっきブルーシートに包まれたのが救急車で運ばれたわよ」と繰り返していたので、「後は清掃だけか?」とか時間を計っていた。

 そうそう、反対側のホームで座っていた時に、「この事故を目撃された方はいらっしゃいませんか!」ってガナりながら下り線のホームを歩いている人がいて、そうだよね、事件か事故か自殺なのかって、ちゃんと検証しないといけないもんね。

 私は何が起こったのか目撃はしてなかったが、急ブレーキの後、運転室の方を見ていたのだが、運転手さんは冷静に対処していたので「よく訓練されてるんだな」って感心したし、車掌さんのアナウンスを含め、「こういう時のマニュアル」の一部を垣間見たと思う。
 それだけ頻繁に起こってるとも言えるのかもしれないが(泣)

 それは車内にいた乗客も同じで、みんなシーンと大人しく指示に従っていた。
 しばらく閉じ込められていた時に係員が「このまましばらくお待ちください」と車内を歩いてきたので「外に出られないんですか?」って聞いていた人はいたけど、「今はドアを開けられないので、もうしばらくこのままお待ち下さい」と言われて、フーってため息ついて大人しく座っていた。

 誰かと待ち合わせしている人たちが車内で「人身事故で電車がとまってしまって・・・」と電話していたが、みんな小声でヒソヒソと話していた。
 まあ、土曜日だったから、通勤の人は少なかったので、ああいう妙に落ち着いた雰囲気だったのかもね。

 10時40分になり「1時間たったからそろそろかな?」ってドトールを出て、駅の様子を伺ったら、ホーム上にはまだ消防だか警察の人が歩いていたけど、「最終チェック」って雰囲気だったし、駅前に集まっていた緊急車両も姿を消していた。

 そういや、よく観察してなかったのだが、緊急ライト?っていうのか、よく刑事ドラマで普通車両にパトライトだけ乗っけて緊急車両にするの観るけど、「東急電鉄」って書いてる社用車みたいなのがパトライト載せてるのが止まっていて、「こういうのもあるんだ」って勉強になりました。そんな勉強したくなかったけどさ。

 そして、予想通りに10時50分ごろに運転再開されたので、事故のあったホームに恐る恐る降りて、事故現場から離れた後ろ側で電車を待ったんだけど、この「なにごともなかった」感はすごいね。

 みんなの「いつも通りに、いつもの電車に乗って移動してます」って雰囲気に飲まれて、私もやっと「いつも通りに電車に乗って通勤してます」っていう自分を瞬時に取り戻したよ。

 でもね、帰りの電車で、カーブで減速する時に「うわっ」ってビビってしまったので、軽く今日の事件はトラウマになりそう。警笛とか鳴らされたら、ほんとビクってなる。


4月6日(金)

 近所の某ファミレスには、平日休みの時によくランチに行くのだが、駅から離れているから、作業着の人が多くて、彼らのたわいもない雑談が聞くつもりなくてもなんとなく耳に入ってくる。

 昨日は、私が席に案内されて座ろうとしていたら、「ロシア人だと高い」ってセリフが耳に入ってきて「?」って思っていたら、「8000円とかする」「え?40分で?」って続いていたので、それ、風俗系の話なんですよね?
 40分で8000円って、そんなに高くないと思うので、風俗系っていっても、キャバクラくらいの話なんだろうけど、席に着いて、そんな話している人たちをチラリと観たら、50代くらいの姿勢のいい初老の男性と、20代前半の塩顔系で清潔感がありシュっとした感じの男子が向き合って座っていた。作業着で。
 どちらも全く「やんちゃ」な雰囲気はなく、しかもなんとなく草食系な雰囲気で、「漫画よりも小説の方が好きですね。でも、だから友達少ないんです」って雰囲気で、あれでスーツ着ていたら「気難しそうな痩せ型50代男性と、コミュ障っぽいけど、よく見ればそこそこイケメンな気の弱そうな20代男子」って感じだったのに、真面目な顔して「ロシア人だと高い」って話していたので、心の中で「ぶほっ」って吹いていた。

 ただ、彼らは私が席についたことに気がつき、またすぐに、近隣の企業(3社くらいそのあたりにそこそこの会社がある)のOLさんが席についたので(店員の対応から常連さんらしい)、その話をパタリとしなくなり、無言で食事を終えて退店していたので、社会人としての節度を持っている人たちだったのだろうと思う。
 いや、私はロシア人の話もっと拝聴したかったんだが(笑)

 で、私の隣の席に座っていた別の作業着カップルは、先輩が40代で、後輩がアラサーくらいだったのかなあ?
 何が凄いって、後輩が先輩のことを「アニキ」って読んでいたことだ。
 最初は「ふざけてそう呼んでるのか?」って思っていたんだけど、どうやらマジだったらしい。

 真横で会話されているので、全部聞こえてしまうのだが、聞いてないフリして真顔でご飯食べるの大変でした。
 笑いそうになるとスマホを眺めて、スマホになにか面白い情報が出てきてクスっと笑う演技してました。

 いや、ほんとにその二人、私を全力で笑わそうと仕込まれてそこにいるんじゃないか?って。
 アニキが後輩に「この間、彼女とくだらないことでケンカした」って話をしている最中にアニキの携帯が鳴って、電話に出ると、弁護士を紹介した離婚調停中の友人からで、内容がシュールすぎて(笑)

 で、その電話が終わると、なにごともなかったかのように「で、彼女がそういうから、俺はこう言ってやったんだよ」ってフツーに続くとか。

 後輩くんが「恋愛ってめんどくさいっすよね」って言ったので、「ああ、めんどくさいよ」っていうのから始まった「最近のめんどくさかった話」なんだけど、「この人たち、なんで平日のランチタイムにこんな話してるわけ?シラフなのに?」ってあたりが、かなりツボだった。

 そして「女って昔のことよく覚えてますよね」って後輩くんが言ったら、「ああ、だから彼女も昔のこと蒸し返してきたんだけど、オレはもっとよく覚えているから、彼女の上をいった」

 過去の会話の一言一句も覚えていると豪語していたけど、確かにスラスラと過去の出来事を説明しているので、相当記憶力のいい人らしい。
 その記憶力が本当なのかどうかは私には知る由もないが、彼女が「あんた、あの時こう言ったじゃない!」って攻撃していたのを「いや、そうじゃない、それより、お前こそこう言ったじゃないか!」って反撃できて、彼女の方が黙ってしまうのだったら、それだけの記憶力があるんだろう。

 後輩が「ええ、それ凄いっすね、オレなんて昨日のことも忘れちゃうのに」と言ったら、アニキは、そこはよく聞こえなかったのだが、業務上なにかの必要があって、年度ことに情報を整理することになったので、私生活の記憶もここ10年くらい年度ごとに整理されているらしい。

 横で拝聴していた私は「あ、この人、見かけは小太りのヤンキーあがりの肉体労働系なんだが、かなり頭いいんだな」と気がついたが、言葉使いは荒いけど、「マジヤバい超ヤバい」って語彙力低下してる私よりも、語彙力ある人だ。

 「教養の無い、頭のいい人」の話って面白いですよね。てゆーか、そういう人にあまり遭遇しないので珍しい。

 で、そのアニキは山っ気がありすぎで、ハイリスクハイリターンなところに散々首つっこんでいたらしいが、最近は少し日和って「安定した仕事」を目指したいたようですが、それが「インドに資材卸す」って仕事のようで、インドで大きな建築案件あるところに配下の職人送りこもうとしたら、年配職人が「一人でインドは嫌だあああ」ってダダこねたらしいが、「でも、オレは行けないし」って思っていたら、インド進出を目論んでいた会社が「橋渡ししていただけるのなら是非ご協力したい」と申し出てくれたとか?

 なんだよ、アニキ、けっこうグローバルにすげえじゃんよお、って思っていたら後輩が「アニキには、そういう安定的な仕事やってもらいたいです」って、インド進出が安定?って思っていたら「でも、安定的な仕事って、儲からねえんだよなあ」

 なにそれ、惚れそう(笑)
 そうしてる間にもアニキには頻繁に電話がかかってきていて「あの子、愛想ないし、困ってても相談してくれないんだけど、仕事はできる子なんで、しばらく見守っていてほしい」とか、いちいち話の内容がドラマチックすぎて、ほんと笑いこらえるの大変だった。


4月5日(木)

 近年稀に見る素晴らしい1日だった。

 芝居のチケットをとっていたので、念のため会社休んだ。だって、早く帰らないといけない時に限って「えええ?」って事件が起きたりして、なかなか退社できなかったりするから。
 こういう時、うちの会社は便利だ。土日に出勤すれば済むから(笑)
 休日が少ない会社だが、平日に休みがとれるのがメリット。

 それで、ついでに定期通院している眼科に午前中に行ったのだが、平日なのに激混みで「ああ、そっか学生さんはまだ春休みか」と思ったが、他にやることもなかったので1時間も待ってやっと診察。先生も「今日はなんでこんなに混んでるんでしょうねえ?こんなの滅多にない」と驚いていた。
 コンタクト屋と提携しているので、土日は混んでいるのは知っているが、私は院長先生のいる平日にしか行かないので、いつもは待ってもせいぜい20分くらいなのに。

 診察終わったら12時近くになっていたので、いったん帰宅して「我輩は主婦である」と「特急田中3号」の高橋一生の見どころをもう一度チェックしてから、朝ドラの再放送を見た。
 「マグマ大使」が使われていたので、また史実ガー達が騒いでいたけど、私もあまりマグマ大使観た記憶ないなあ。マグマ大使は笛で呼び出していたが、私がそういうので思い出すのは「流星号」だな。なんか時計みたいので呼び出していたよね。
 あとシフォン・ケーキも確かに、私がその存在を知ったのは大学生の頃だったと思う。

 まあ、でも「この時代設定だと時代考証のプロがネット上に大量発生するだろう」と事前に予想していたのだが、やっぱり、盛り上がってますね(笑)
 そこも制作側の想定内なんじゃないでしょうか?
 私は今のところのんびり楽しんでます。
 佐藤健くんが本格登場したら、もっと前のめりになる予定です。
 そして、「くらもちふさこ」の漫画がどう使われるか、が最も関心のあるところです。

 あ、話逸れたけど、それで2時頃また外出してランチ食べて、そこのファミレスって工事関係の人が多いのだが、今日はそういう所謂ブルーカラーの人たちの話が超面白かったんだけど、まあ、それはまたの機会に。

 それでまた帰宅してシャワー浴びてから、まだ時間あったので、遊歩道を散歩していたんですよ。
 そ、そしたら・・・・・花田さんとすれ違った!
 すごい久しぶりだ。

 20数年前の無職時代によく三茶近辺ですれ違って「なにこの頻度。運命の人なの?」って感じだったのだが、どうやら私がよく通っていた図書館の近くに住んでたようだ。だから歩く道が一緒だったし、私も彼も平日の昼間にうろうろしていたので、何度もすれ違っていたようだ。

 最後に見かけたのがいつだったのか覚えていないが、前とは全然違うところですれ違ったので、こっち側に引っ越していたんだろうねえ。でも、あの遊歩道もしょっちゅう歩いているけど、初めてすれ違ったので、もしかしたら、このルートでまた何回かすれ違うことになるのかもしれない。

 それにしても、18歳の頃から大好きなミュージシャンに50歳になっても「うわ、またすれ違った!」ってドキドキできるなんて、いい人生だったと、日記には書いておこう。

 というわけで、もうこれだけで「今日はいい日だ」ってウキウキ散歩していたわけです。

●猫のホテル『秘境温泉名優ストリップ』こまばアゴラ劇場

 チケットとっていたのはこのお芝居でした。
 去年の高橋一生大ブレイクで、私は大いに反省した。
 高橋一生は、私の最寄駅である三茶の駅前にある劇場にさんざん出ていたし、出演作のポスターを観た記憶もあったのに、私はそんなもんに全く気がつかずにその劇場の前を素通りしていたのである。

 もう、今さら、高橋一生を生で観るチャンスはほとんど無くなってしまったが、「だったら、もっと若手チェックしてやる」と、気になる若手を検索しまくっていたら、引っかかってきたのが「水間ロンが客演」っていうこの舞台だった。

 水間ロンは映画「嘘を愛する女」で高橋一生に似た人として登場していて「ふーん?」って思っていたのだが、ドラマ「バイプレーヤーズ」で助監督役としてけっこう出ていたことに気がついた。
 大杉漣さんの遺作になったシーズン2の後半では、けっこうセリフも多かったのよ。

 で、「みんな高橋一生をイケメンだカッコいいって言うけど、私が脳内で処理しているのは、こういう感じなんだけど」ってビジュアルに水間ロンがドンピシャだったので「よし、この子を生で観に行く」って発売日にチケット買ったのです。

 その後、「怪奇大家族」がどっかの動画配信サービスで無料配信になったらしく、話題になっていたので、「私は円盤持ってるもんね」ってまた観ていたら、あの松重さんが出てくる神回の脚本書いたのが、「猫のホテル」の千葉雅子だったんだよね。

 さて、たぶん30年ぶりくらいにこういう小劇場に行ったのだが、ちゃんと椅子はあったけど、補助席出してて通路塞がれてるし、劇場は二階だけどトイレは1階のロビーにしかなくて、開始前にトイレの心配で心がいっぱいになってしまった。

 あと、椅子はあったけど、今時のシネコンに比べると椅子が圧倒的に硬いので腰が痛くなってきたので、やっぱ、こういう小劇場は年寄りにはけっこうキツかった。

 それでも、こういう距離感の演劇って久々に観たけど、面白かったです。

 そんで、客席はせいぜい200席くらいだと思うんだけど、その1割くらいが演劇関係者だったんじゃ(笑)
 名前がパっと出てこないけど、「あ、この人」っていう感じの役者さんが10人くらいいた。
 そして二人くらい有名バイプレーヤーがいた。

 だいたい、私の前に座ったイケメン男子、ぜったいシロートじゃないでしょうよ。
 だって、綾野剛と瑛太を足して2で割った感じだったよ?(割引無いどころか、1.2掛けくらい)
 そんで、髪型がコウノドリの綾野剛みたいで、「へえ、こういう髪型って間近で観るとこんな感じなんだ」って開演前にずっとイケメン君の後頭部を凝視してました。

 そのイケメン君の後ろに座った時点で「チケット代の元をとった」と思ったのですが、生・水間ロンがほんとに素晴らしくて・・・・・

 ネタバレになるけど、でも、ここで書いても別に構わないと思うので書くけど、女子高生の格好して出てきた水間ロンは超絶可愛かった。

 あれを生で観られて本当によかった。

 終演後、ロビーで主演キャストが、俳優仲間たちにどーもどーもしていたけど、水間ロンは出てきてなかったのでちょっと残念だったけど、まあいいや、また機会があったら彼が出ている舞台観てみよう。
 その前にブレイクしてしまうのかもしれないが、それはそれでよし。今日の舞台を観たことを自慢できるから。

 というわけで、今日は、花田さん目撃に始まって「お目当ての若手俳優よりも、客席にいる俳優さんたちの方がずっとメジャーなんですけど?」な1日でしたが、ツイッター眺めていて気がついたんだけど、地方在住の人って「観に行きたくても・・・」ってことが多いようで、東京在住の自分はほんと恵まれてるんだなあ、って。

 でも千葉県在住の高校生だった頃は「東京に出る電車賃が高い」とか嘆いていたんだけど、宿泊費がかからないだけで本当に恵まれていたんだなあって。

 だから、もう少し積極的にエンタメに金使おうと思っている今日この頃なわけです。

 
4月4日(水)

 昨日は突然あいつのことを思い出して、盛大に愚痴ってしまったが、ああなる前の彼とは楽しい思い出がいっぱいあるので、「ビョーキを憎んでも本人のことはそれほど憎くない」とも言える。たぶん。
 ほんと、私だけじゃなくて、あの頃の仲間のみんなで可愛がっていたのよ。
 だから、彼が大学に行って、就職するなり、夢だった映像だか音楽関係のクリエイターになって幸せになることを心から願っていたんだけど、最低最悪の結末になったことが本当に残念だった。いや、まだ最終結果は出てないけどさ。

 そして「あああ、私の大事な老後の資金がああああ」って事態になったが、けっこうあっさり返済しちゃったし、ついでにまた貯蓄に燃えて、預金額も元どおりにしたから、ほんと稼ぎの割には預金額多いね、私。

 母の友人に「子供がいないから、毎年、豪華クルーズの海外旅行に1ヶ月くらい行ってる」っていう老夫婦がいるのだが、大企業で働いていた団塊世代で、子供がいなかったら、退職金と預金と年金で、そのくらいの贅沢できるんだろうなあ。

 さて、話は変わるが「特急田中3号」の話で書き忘れていたが、女子3名が勤務する商社の若手社員はセリフも少ないモブ扱いだったが、その中に一人「この子、どっかで見たなあ」って背の高い男子がいて、どうしても思い出せないから調べたら、なんと「我輩は主婦である」にも出ている子だった。

 なんですぐ思い出せなかったかというと、「我輩は主婦である」では主人公一家の中学生の娘の彼氏役で、高校生役だったから制服姿だったのに、「特急田中3号」では商社マンだからスーツ姿だったから。
 坂巻恵介という俳優さんなのだが、どうやら磯山Pが発掘した元高校球児らしいのだが、この後、出演作情報が無いので、辞めちゃったのかね。「我輩は主婦である」も「特急田中3号」でも、けっこう印象に残る役だったのに。

 ほんと厳しい世界ですからねえ。
 「特急田中3号」は、主役が脱落していたけど、塚本高史、ロバートの秋山、栗山千明、加藤ローサ、平岩紙と他の中心人物役は10年後もちゃんと活躍してますが、こういう古いドラマ見ていると、主要キャストの中にも「あれ?そういうや、この子はどうした?」っていう人、けっこういますからねえ。

 何度も書いているが、西島秀俊とか、そうだったもん。
 1993年の「あすなろ白書」で「ああ、次はこいつか」って思っていらた、ぱったり見なくなって、それでも映画では活躍していたらしいが、そんなの全然知らなくて、10年後くらいにいきなりテレビドラマで人気出ていたのでびっくらしたよ。

 そういや、同じ「あすなろ白書」でキムタクを控えての1番手だった筒井道隆も全然テレビで見なくなったなあ。あ、筒井くんは映画「ママレードボーイ」でお父さん役なんですよね。やっぱ見るしかないのか(笑)
 私は「王様のレストラン」の筒井道隆が大好きだったので。

 そもそも「あすなろ白書」は主役が石田ひかりなのだが、石田ひかりはそこそこ出ているけど、姉のゆり子と比べるとずいぶん地味な印象になってしまった。昔はひかりの方が売れていたような記憶があるんだが?
 ひかりで思い出したが、西田ひかるとかどうした?
 ふーん、結婚出産でほとんど仕事してないんだな。

 西田ひかるで思い出したが、早見優とかどうした?(バイリンガル繋がり)
 ああああ、去年、松本伊代が線路内に侵入して写真とって書類送検されたってニュースあったけど、あれ一緒にいたのが早見優だったんだ!

 そう考えると、今の朝ドラに祖母役(もうすぐ死んじゃってナレーション担当になるらしい)で出ている風吹ジュンとか、なにげに凄いですね。
 なんだかいつのまにか名女優ってことになってるし。

 そのあたり、だからいつのまにか草刈正雄や近藤正臣が名優扱いになってて「あれ?」って感じなんだけど、それなのに野村宏伸は消えているあたりも「あれ?」って感じなんだけどね(笑)

 これまた全然関係ないが、今度の朝ドラ「半分、青い。」は、今のところ大量にいる史実警察をやんわりとかわして、「毎朝、星野源の歌を聴ける幸せ」をふりまいて、好スタートのようですが、ところどころで「まれ臭がする」って言われててな。

 えー、わたし、「まれ」大好きだったんだけどな。
 大泉洋のダメ父もよかったし、柳楽優弥のうさんくさい役もすっごく良かったじゃないですか。
 私は「花子とアン」が苦手だったのですが、「まれ」は大好きだったので、「えー、みんな、まれは微妙だったんだ」って今さら知ってけっこうショックです。

 「半分、青い。」は今のところ「滝藤賢一が朝ドラ主人公の父親役なんて・・・出世したなあ・・・・親戚一同大喜びだろう」って感じですが、原田知世がシレっと出てますが、原田知世が朝ドラのお母さんていうのもけっこう破壊力ありますね。
 「あまちゃん」での薬師丸ひろこ的に。


4月3日(火)

 「あと、やってないのは保険のCMと、あと、お菓子まだ?」
 って思っていたんだけど、「保険のビュッフェ」のCMがきました。

 ビジュアル的には「ああ、なんかこれで安定してきたな」って感じなんだけど、モノローグが「怪奇大家族」の頃の江戸っ子調(なのか?)だったのがちょっと新しかった。

 そういや、私のファイナンシャル・プランですが、まあノープランなんですけど、少し前に私を絶望の淵に突き落とした「友人の奨学金(じゃないんだけどまあそんな感じ)の保証人になったら、私が返済するしかなくなった」っていう300万円なんですが、今年で完済予定なんですよ。
 未納分だった200万円くらいを一挙に支払って「あああああ、もおおおおおおお」って感じでしたが、その後、月々1万6千円ずつ地道に支払ってました。口座引き落としにしようと思っていたんだけど、「まあ、毎月、銀行の窓口に支払いに行くのも自分への逆ご褒美ということで」って、なんて言うの?「あの悲劇を風化させてはいけない!」って言うの?

 まあ、自分に子供がいたら、教育費に300万円なんて、そんなもんじゃ済まないのはわかっているが、友達とはいえ、赤の他人の学費ですからねえ。
 でも、結局、そんな苦労なく支払えてしまったんですよね。
 だから、ほんとはあの時に全額支払いたかったのですが、「地方自治体が貧困家庭の子供の教育資金のために設定した支援金」だったために繰り上げ返済できなかったのです。

 てゆーかさあ、奨学金が返済できない問題あるけど、ちゃんと無利子で300万円も貸してくれる制度あるじゃん!こういうのと育英会のを合わせたら、けっこうなんとかなりそうじゃん!

 そうなんだよねえ、この助成金の保証人の話持ちかけられた時には、「無利息で月1万6千円の返済」ってことで「まあ、それだったらたとえ、就職に失敗してフリーターになっても、なんとか払える金額なのかな?」って思ったのだが、当の本人が就職もできずに、さらにバイトすらできないほどの重い精神疾患になるとは、あの当時は予想してなかった。

 ああ、でもね。
 これ、何度も自分に言い聞かせてるんだけど、もし、私が保証人にならなくて、彼が大学進学を断念していたら・・・・精神疾患になったのは自分のせいだ、って思ってしまっただろう。「思うような進路に進めなかったのは大学に行けなかったせいだ」って。

 ヤツは私が保証人になった資金で、私立美大に進学したが、1年で辞めて「やっぱ、あそこは違いました。だから他の美大に行きます」って、えええ、私も実は美大に行きたかったのだが、親から「私立美大の学費はなんとか払えるが、下宿代までは無理」と言われて「2時間通学までして美大に行きたいわけでもないし・・・」と所詮ちょっと憧れていただけなので諦めたのだ。

 なので「武蔵美やめて多摩美にします」とか言われた時には「え?ええええ?」って驚いた。つーか、それ、もう300万じゃ回らないだろう。

 そうだ、あの自治体の助成金について、一言物申したいのだが、あれはとてもいい制度だと思うのだが、貧困家庭に条件が揃ったら一挙に300万円与えてしまうのはどうなのか?
 教育資金援助なのだから、自治体から学校に直接学費払ってもらえたらよかったのに。

 自治体を恨むつもりはないが、300万円を手にして、あいつ調子に乗ってたと思うんだよね。
 その必要ないのに、一人暮らしまでして、それで美大受け直してまた入学金払ったら、300万円なんてあっという間になくなっただろう。

 それどころか、クレジットカードのローンも限度額いっぱいになったらしく、借金で首が回らなくなっていたらしい。
 あれ?その前だっけ?
 その頃は、まだけっこう正気の「いい子」だったので、時々連絡してくれていたのだが、ある時に「10代に発病したカルテがあればお金が降りる」とか言っていて、「何言ってんだ?」って思ったけど、障害者年金のことだったらしい。

 彼は大変頭がよかったし、ゲイ・コミュニティに属していたので、そういう方面の情報収集能力はさすがだった。
 そして定例報告で「この助成金がおりたら、ミヤノさんにも少しばかり返せますね」みたいなこと言っていたのに、現金手にしたら「デジ◯リ行きます。これで勉強したら、もっとずっと稼げます」とか言い出し「ふざけんな!」って思ったのだが、ビョーキの人ってほんと、マジふざけるんですよね。

 あー、そうだ思い出してしまった、あの子には地方自治体の助成金の保証人以外にも、何十万円か貸してたんだよなあ、全部踏み倒された。
 最後の方では「もう、限界なんで破産しようと思います」って言われて「ああ、そうすれば?」って言ったら「そうなるとミヤノさんに保証人になっていただいたあの助成金もミヤノさんに迷惑かけることになって本当に申し訳ありません」って言われて、ああ、それは自己責任だから、ってフフってなっていたら「それで自己破産するにあたって弁護士に50万円払わないといけないのですが、貸していただけませんか?」って言われて、ほんと、ふっざけんな、って思ったなあ。

 ほんと、ああいうの、なんなんでしょうね?

 あの頃思ったのは「私、彼がゲイなので、なんだか少女漫画的にけっこうのめり込んでしまったけど、恋愛感情は全くないので、こいつが私を利用しようとするの、なんだか気に入らない」ってことで線引きできたことで、それでも300万円払うハメになったけど(全部合わせると400万円近いが)、あいつがもしも高橋一生だったら、3000万円くらい背負っていたかも(笑)

4月2日(月)

 昨日ムキになって「特急田中3号」を最後まで観てしまったので、おかげで「おしゃれイズム」の吉沢亮観るの完全に忘れていた。
 まあ、いいや、これからも映画の宣伝でいっぱい出てくるだろうから。

 それで「特急田中3号」であるが、当時の感想を探してみたら、視聴率もイマイチだったらしいし(9%くらい。その直後の同枠のニノ主演のが17パーとかだった)概ね評判悪かった。
 ジャニヲタにも、あの主人公の造形はちょっとなあって感じだったらしい。

 それに女子3名が大手商社の派遣社員で女性上司から「ミスばっかりして!」って叱られてばかりっていう設定もちょっと笑えなかったなあ。
 それにこの女子たち、仕事中に平気で携帯で友達と喋ってるし、服装も大手商社で働くのにふさわしくないし、「三流大学」の男子3名ほど露骨に脚本上ディスられてないけど、演出的にはそうとうダメダメ女子たちになっていた。
 だいたい、この女子3人は同じ部署で机並べて同じ仕事してるんだけど、この仕事もプライベートも一緒の仲良し感がなんとも気色悪かったが、まあ、そういう設定のドラマってけっこうあったよな。私が観なかっただけで。

 あと、このドラマって男子達の「産業流通大学、略して三流大学」っていうのだけ架空で、高橋一生が通ってる筑波大学はロケ地にもなってるし、セリフだけだが、慶應も早稲田も上智も北大も出ていたので、「これってけっこう珍しいな」と思った。
 筑波大が出てきたのは鉄オタドラマとして「つくばエクスプレス」を出したかったからなんだろうけど、そのおかげで高橋一生の役柄が全面的に破綻してるんですけど?

 栗山千明と高橋一生は土浦育ちの幼馴染で、高校の時に付き合い始めたのだが、高橋一生は大学受験の頃、父親が倒れたとかで新聞配達しながら受験勉強していたため二浪してしまったが、なんとか東京の私立大学に合格してそこに進学するつもりが、絶対無理だと思っていた筑波大に合格してしまった。

 一緒に上京しようと、栗山千明は東京で就職を決めたため、一人で上京することになり、それで遠距離恋愛になってしまった。
 そしてドラマ内では「ゴールデンウィークに会えないの?」って展開になっていた。

 私が飛ばし見していたので、見落としていたのかもしれないが、「二浪して筑波大の1年生」な高橋一生と栗山千明が同じ年なのかもわからないが、たぶん、同じ年という設定なんだろう。
 だとしたら、栗山千明は地元の短大を一足早く卒業したという設定なんだろう。
 でも、そしたら「彼氏が東京に進学するから、自分も東京で就職する」っていうの遅すぎないか?

 いや、地元で就職決まっていたけど、急に東京に変えたのかもしれないが、え?でも、だったらなんで東京の商社で派遣社員?
 そもそも大手商社が貿易事務に未経験の新卒派遣なんて採用しないだろうよ。

 そして派遣社員だったら、3ヶ月で契約更新になるだろうから、「次の勤務地は筑波で」って言えばいいだけじゃ?
 ってあたりも突っ込みどろこだが、すでにこのカップルは「5月の連休に会えないの?」ってあたりですれ違っているが早すぎだろ?
 つーか、つくばエクスプレスが開通しているんだから、遠距離恋愛ですらないでしょう。もっと遠距離通勤している人いっぱいいるよ。

 それで、筑波大1年生な高橋一生は同級生にコクられて、ちょっと揺らいじゃって、「やっぱ離れてるとダメかも」って栗山千明様を振るんですが、まあ、それはいい。所詮は主人公のジャニーズと栗山千明の踏み台みたいな役だから。

 しかし、筑波大全面協力なので筑波大生の高橋一生の役は「いい人」にしないといけなくなっており、「四月に入学して、五月初旬にはもう、遠距離な彼女に別れを告げるって」って感じだったのだが、演出的にもそこは膨らませるところではなかったので淡々とやってました。

 そしたら終盤になって、「筑波大の同級生とはやっぱり別れた。やっぱ、お前じゃないと」って、はあああ?

 そんで、主人公と殴り合いになっていたけど、ええと、高橋一生の役が筑波大同級生の彼女を妊娠させていたので、栗山千明とはもうより戻せないとかなんとか。
 なんで、こういう設定になったのか、よくわからない。

 だからこれ、普通だったらもっとダメ男にするはずなんだけど、筑波大絡みがあるから「とても誠実ないい人」って設定だったため、遠距離恋愛1ヶ月で「やっぱ離れてるとダメだ」って同じ大学の女子と付き合ってしまい、あげくに「やっぱ栗山千明のことが好きだ」って筑波大の彼女をあっさりフったのに、彼女の妊娠が発覚しても、自分からは栗山千明にそれを言えなくて・・・って、まあダメな男なんだけど、ドラマ内では描かれなかったが、この筑波大カップルはこの後どうするわけ?

 なんか設定に違和感があるんだよなあ。
 主人公が二浪してて、20歳だけど大学1年生っていうのはいいとして、なんで高橋一生まで二浪して筑波大の1年生なんだろう?3年生でいいじゃん?専門課程になったらゼミで忙しくなって・・・って、ああ、そうすると「栗山千明だけが東京に出てきてしまった」っていうのが成り立たないのか。

 だったら栗山千明も派遣OLじゃなくて東京の女子大生でも良かったような気がするが、商社勤務は外せないから、こういう変な設定になっちゃったのかね?
 まあ、私がいまさら、高橋一生目当てで見ているのでなんか違和感ありまくりなのだが、鉄オタドラマとしては良くできていたので、特に橋本じゅんが店主の「鉄道バー」のセットが素晴らしく「こんなんあったら、私だって行きたい」と思った。

 そんで高橋一生のビジュアルは「半落ち」の時みたいに爽やかに可愛らしく、恋のライバルになる主役の田中聖との対比もなかなかのものでした。
 白衣着る必要もない研究室で、意味もなく白衣着ていたけど、あのくらい重ね着していると丁度いいね。白衣は体のライン隠すし。

 最近、白衣着てないような気がするので、次に白衣を着る作品を期待しています。
 歯科医とかやらないかなあ。


4月1日(日)

 エイプリルフールですが私は粛々と「DVD鑑賞と散歩」を繰り返していました。
 そういや、桜吹雪の中で聴くプリファブ・スプラウトは最高でした。

●「特急田中3号」2007年 TBS 

 これ観る前から「きっと合わないだろうなあ」と思っていたんだけど、栗山千明の彼氏役が高橋一生なので外せない(笑)
 そしてまだ半分しか見ていないが、「うわ、キッツいなあ」って嘆きながらほぼ早送りで観ています。

 それにしても「我輩は主婦である」もあまり趣味ではないので飛ばし飛ばし観ていたんだけど、「特急田中3号」を見始めたら、いかに「我輩は・・・」が面白かったのか急にわかって「飛ばし見して申し訳ございませんでいした」と心の中で土下座した。

 うん、でもこれ、そんなにダメじゃないんですよ。橋本裕志脚本で、この間の「オトナ高校」は面白かったんだけど、この脚本家のちょっとテンション高い感じは好きです。
 そして、磯山晶プロデューサーなので、「我輩・・・」も、そも少し前の「タイガー&ドラゴン」もこのPだし、けっこういいスタッフ揃ってるわけです。演出は金子文紀だし。
 だから、悪くはないのですが、主役が田中聖っていうのが・・・・

 私が苦手なだけかもしれないけど(笑)
 これを観るにあたり「そういや、この子、ジャニーズ辞めたんだよな?どうしてるんだろう?」と思ってググったら去年、大麻所持で逮捕されてたwwww(不起訴になったらしいが)
 それで「やっぱりな」とは思わないほど彼に興味ないのですが、そもそもKAT-TUNって「かわゆくない」感じの子が揃っていたので、顔や名前を全然覚えていない。亀梨くんは野球沼の天使なので別格ですが(笑)

 少し前にテレ東深夜ドラマの「新宿セブン」っていうのを中村倫也目当てで観てみたら「この主役のチンピラ顔の子は誰だ?」って検索しちゃいましたからね。それで「上田竜也?KAT-TUN?」って思った。

 田中聖はけっこう私が観ていたドラマにも出ていたのでさすがに顔覚えてましたが、この子の「いかにもヤンチャです」って風情が苦手だった。

 そして、このドラマでは坊主頭で細眉の田中聖が「俺は大物なんだ!」と捲し立てる、すごく頭の悪い青年なので、ほんとにウザいのだが、それでも性根が優しい熱血漢としての魅力がだんだん明かされてくるのだろうと我慢していたのだが、たぶん芝居が下手なんだろうと思うのだが、全く魅力を感じられないんだよなあ。まあ、単に私の趣味に合わないだけで、当時は人気絶頂でしたからねえ。

 だからこそ、金曜10時ドラマの主役に抜擢されたんだろうけど、それにしても当時、本人も21歳くらいで、役も20歳くらいなのだが、なんか少年感が足りないんだよなあ。
 これ、たぶん、ニノがやってたら相当面白かったのでは?相葉くんでもいい。ああいう感じの「品が良くて、頭良さそう」なイメージのジャニーズが、ヤンキーっぽいビジュアルで頭悪いけど熱血漢やったらフツーに面白かったはず。

 ああ、それずっとやってたの長瀬だったよね。
 そう考えると、これ「池袋ウエストゲートパーク」の製作陣だし、ああいうのやりたかったんだろうなあ。

 男女3名づつの基本フォーマットだし(私はこれを「ふぞろいの林檎たちフォーメーション」と呼んでいるのだが、「ふぞろい」が初めてやったのかどうかまでは知らない)、男子3名が「産業流通大学、略して三流、ほんとに三流大学」の学生なのも「ふぞろい」っぽいが、そこに「テツ」という設定を投下したのも秀逸アイデアっていうか、鉄道ロケほんと頑張ってて「撮影大変だったろうなあ」って思うが、鉄道オタクが絡むラブコメとしてはかなりの出来だと思うので(監修は例のホリプロのマネージャーらしい。タモリ倶楽部参照)ほんと、主役があの子じゃなかったらねえ?

 なので、田中聖が猛アタックする栗山千明もイマイチ精彩を欠いているのだが、救いは塚本高史である。
 塚本高史と平岩紙の二人きりのシーンは普通に面白い。
 つーか、ここんとこ立て続けに塚本高史が出てるドラマ観ていたのだが、これを観て「塚本高史って10年前と今で何一つ変わってないんだな」ってことに気がついて、「ある意味凄い」と感心した。

 うーん、でも塚本高史みたいなのが王道なのかも?
 20代で売れた人って、そのまま30代までキープするじゃん?
 妻夫木聡とかも、ほんとそのまんまのような気がするし。

 そう考えると、今の山崎賢人とか福士蒼汰も、あのまま30代になるんだろうなあ。

 ただ、最近の塚本高史を観ても「ああ、美しい」って思わないんだけど、25歳くらいの塚本高史は時折びっくりするくらいの色気を放つので、それはたぶん、初々しさといか、「まだ少し不安定」だからこそ、ああいう感じになるのかなあ?

 そして、田中聖、塚本高史ときて、もう一人がロバートの秋山なんだが、私がどうしても田中聖のビジュアルが好きではない心の反動からなのか、ロバートの秋山がすごく可愛くてさ(笑)
 芸人枠以上の扱い受けてて、けっこうシリアス芝居多いのだが、父親役の尾美としのりと向き合っても全然負けてないの凄いね。



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