可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

11月30日(木)

 はあ、疲れた。

 オヤクソの人と2時間ほど対峙したのだが、そのオヤクソの二人がなんかクドカン脚本ぽくて・・・・なんか真顔でベラベラ早口で喋るのだが・・・・「これ、別に笑い取ろうとしてるわけじゃないよね?」って最初のうちは思っていたんだけど、だんだんそのペースに慣れてきて、「待てよ、これは今やってる監獄のお姫様の塚本高史みたいなやつなんじゃ?」って思ったんだけど、もし、自分が裁判に出ていて(被告もしくは原告もしくはその他)、塚本高史が判事だったら「なにこれ?」って最初は思うだろうけど、でもその時空に馴染むしか無いじゃん?

 てなわけで、クドカン脚本っぽいオヤクニンの人が私の目の前で寸劇を演じることに戸惑いながらも、「あ、これ、黙って聞いててもダメなやつだ」と時折気がついて「では、私はなにを用意すればいいのでしょう?」って質問したりしたんだけど、なんかオヤクニンの人が見ている世界と私が見ている世界がけっこう乖離していて、シュールだったわ。

 ちょうど、「高橋一生の過去作めぐり」として「SOIL」を見ていたんだけど、これって「あれ?ホラーなの?」って思っていたら「え?ミステリーなの?」って思っていたら、Xファイル的な展開になって、結局ジャンルが不明なドラマなんだけど、高橋一生の「お巡りさん」は大変素晴らしいのだが、実生活でああいう交番勤務の巡査に当たってもなあ、っていうのと同じ感じで、なんか現実で「山口雄大監督作みたいなオヤクソの人が来てしまった」みたいです。

 笑うところなのか泣くところなのか、今はわからない。

 疲れているけど、SOILせっかく観たから感想文書いておこうかな。

 高橋一生沼に落ちてから、WOWWOWドラマは「モザイク・ジャパン」とか「ヒトリシズカ」とか観てみたけど、NHKより攻めてるんだなあってわかったけど、この「SOIL」もスゲーですね。
 まあ、「散歩する侵略者」のスピンオフみたいなもんだけど。

 高橋一生ファンとしては「へー、MM9と同じ年か」って、MM9では一応イケメン枠だったんだけど、「SOIL」ではそういう扱いではないような。
 山口雄大監督は、怪奇大家族でもミートボールマシンでも、高橋一生をイケメン扱いしてないんだよね。

11月27日(月)

 またいろいろドラマ見すぎていて、感想書けない。

 とうとうまた「精霊の守り人」始まっちゃったしねえ。あれは情報量多いから、ほんとなんて言っていいのかわからなくなるのだが、「真顔でクルクル回っていた渡辺いっけい」とか「まじヒロインでドジっ子妖精な東出昌大」とか「美しすぎるラウル王子」とか、ほんと毎回、「これが正しい受信料の使われ方だ」って感じなんですよねえ。
 あと平幹二朗の強制終了(失礼)によって鹿賀丈史にチェンジになったのだが、1年ぶりということで全く違和感なかった。
 そして安定の藤原竜也・・・・「リバース」で久々に「普通の人」やってくれた後だから、さらに尊さが増したような気がする。また、そのうち普通の人もやってね。

 そんで、なんと言っても「オトナ高校」でしょう。
 先週、城田優が投入されたが、あっさり1話だけのゲストとして駆け抜けたが、「国家機密のオトナ高校がツイッターでバレた」という展開にするための城田優投入だったことがわかり「贅沢だ」と思ったのだが、その「身バレ」をベースに、今まで弱かった恋愛模様が急に熱く展開してた。

 ヤルデンテ君のことが好きだったけど、ヤルデンテ君がゲイだとわかりフラれたヒミコさんは、失恋した自分を気遣ってくれるペガサス先生のことが好きになってきたのだが、なんと、ヤルデンテ君もペガサス先生のことが好きに!
 そしてスペアさんな何か気になっていたチェリート君は相変わらず空転というか、下手ばかり打っていたが、そしたら上司のサショーさんがスペアさん狙いに参戦!

 って、これ10年後に読んでも・・・・いや、2年後に読んでも意味わからないと思うが、とにかくいきなり変な三角関係が二つ出来上がり、「もう、こういう力技なラブコメ、ほんと好き」って手をパチパチしながら涙目で爆笑してました。

 あと、NHKの金曜10時の「マチ工場のオンナ」も観た。
 「わた恋」の大島里美が脚本だったから、どんなもんかと思って。

 しかし、舘ひろしが出ていると「どんな脚本だろうが、演出だろうが、なんだか成り立ってしまう」ってことに気がついた。
 私は舘ひろしを好きでも嫌いでもないけど、凄いってことはわかっているつもりだ。
 なので、脚本家の大島里美については、舘ひろしの役が死んでから検証することとする。

 この話は、あまり私が好きなタイプの話ではないし、「町工場の父が亡くなり素人の娘が跡を継いだ」っていうのは、「おんな城主直虎」みたいな話だし、町工場モノとしては現在「陸王」がブイブイ言わせているので、「今のこの時期に放送するのは挑戦だな」って思っているし、キャストもどっちかというと地味だと思うので、脚本家の腕の見せ所だと思っているのだが、さて、どうなりますでしょうかね?

 そんで、絶好調の「陸王」ですが、マラソンや駅伝好きの私ですが、レースシーンがほんとにちゃんとしているので「テレビつけたらマラソンやっていて、そのままボーっと最後まで見てしまった」の法則で、なんとなく観てしまうのですよ(笑)
 未だに「山崎賢人と竹内涼真並べるの貴重だけどトゥーマッチ」って思ってるんですけどね。
 で「ピエール瀧と小藪が悪役で並んでるのも盛りすぎだろう」って思うのですが、役所広司と寺尾聡並べるのも盛りすぎだし、そこに志賀廣太郎とか光石研までいるの、ほんと盛りすぎだと思うのに「全方向に盛っているように思えて、なぜか可愛い女子はいることはいるけど無名女優」なんだよね。

 イケメン枠には風間俊介まで手厚い保険がかかっていて、おっさん、おばさんは超厚いのに、若手女優枠はスッカスカって、すげーな。
11月25日(土)

●「セトウツミ」テレビ東京 金曜深夜

 先週のはイマイチだったけど、今週は面白かった。
 そして、なんといってもエンディングでセトとウツミが入れ替わるのが最高だった。
 高杉真宙がセトになってツンツンヘアーになってて、葉山奨之が眼鏡男子のウツミになってたのである。
 真面目系ビジュアルになってる葉山奨之がフツーに可愛くて、「うわ、こっちバージョンでも全然ありじゃん!」ってテンション上がりました。

 そんで、今日TSUTAYAに行ったら、昨日放送した話の原作漫画の一部が展示してあって「原作はこんな感じなんだ」ってやっとわかった。
 原作漫画の画風はもっとシャープな感じなのね。で、絵のアングルは映画風なんだ。
 ドラマだともっとほんわかしてて、淡々と正面撮りしているので、こういう原作の絵だと思っていなかったから、たいへん面白かったです。
 なんて言うの?同じ素材を描いているけど、表現方法の違いって言うの?

●「少しは恩返しができたかな」2006年TBS

 また「過去の高橋一生をめぐる旅」に出て、10年前の2006年に戻ったのだが、ニノ主演の難病物のこれはニノの兄役になってるので、けっこう見せ場多い。けど、あまり見せ場生かせてないという印象。

 それよりも「このニノが淡い恋心抱いている看護師って誰だっけ?」とずっと思いながら観ていたのですが、池脇千鶴だったか!!!!!
 あと、ニノの高校の同級生役で、勝地涼は目立っていたけど、「この背高い子って、大東駿介に似てない?」って思っていたら、やっぱそうだった。朝ドラ「ウェルかめ」で主人公の彼氏役を獲得する3年前の大東駿介でした。
 浅利陽介もいるので、浅利陽介、勝地涼、大東駿介が「ニノの高校の友達」っていうのが10年前の状態だったようです。

 高橋一生が「上を向いて歩こう」を歌い出し、ニノがそれに続くシーンを見たかっただけでドラマの出来にはあまり期待していなかったが、まあ、それ以上でも以下でもなかった。


11月24日(金)

 会社で暖房入れ始めてから手汗がひどくなり、マウスがヌルヌルになってます。
 マウスにパンツ履かせたい(笑)
 いや、私の手がパンツ履けばいいのか?
 ガーゼでできた手袋とかないのかなあ?

 こんなに手汗ひどかったことなかったので、これも更年期の症状なんでしょうねえ。
 今のところ「のぼせ」は感じてないのですが、顔や首あたりの汗のかき方も激しくなってるし。

 それに更年期障害といえば「イライラする」っていうのが有名だが、今のところ、そういうことは感じたことがない。自分で感じてないだけで、他人から見たらそうじゃないかもしれないけど。

 それに「やだ、高橋一生沼に落ちちゃったキャッハー」だし・・・
 これについては、一つだけ心当たりがあり、うちの母が同じ年くらいの頃、友人に貰ったチケットで歌舞伎座に行って片岡孝夫(あの当時からもうその名前じゃなかったけど)にどハマりしたのである。
 たまに会うと「いかに孝夫が美しかったか」を滔々と語られた。「なんかね、ほんと、胸のこのあたりが、ほんとにギューーってなったのよ」って。

 うちの母はあまりミーハー気質じゃないので、好きな芸能人が誰かよくわからない人で、石原裕次郎が亡くなった時に「お母さんは若い頃ファンじゃなかったの?」って聞いてみたら、「私はそれほどでも」って感じだったし、私が加山雄三周辺で仕事していた時も加山雄三にも興味無いようだった。
 誰だったかな?片岡千恵蔵だか長谷川一夫あたりが好きだったとか言っていたような・・・阪東妻三郎だったっけ?なんかその系統の渋いのが好きだったとか聞いたことがある。

 それでも「ふぞろいの林檎」を一緒に観ていた時に「中井貴一はお父さんのほうがハンサムだったわね」とか客観的に語っていたし、この間亡くなった平尾昌晃が「カナダからの手紙」でヒットした時も「私が高校生くらいの時のアイドルよ」って教えてくれたが、特に好きだったわけでもなさそうだった。

 そんな母がたまに会うと延々2時間くらいずっと片岡孝夫のことを話すので「どうしちゃったんだろう?」と不思議に思っていたが、今の私と似たような状態だったのかも。

 ふむ、そうなると、6歳下の妹が50代になったら、どうなるかな?

 妹は、マイケル・ジャクソンとマルコシアス・バンプ(その二つを並べるのが面白いが)にはそれなりに入れ込んでいたが、妹の好きな俳優なんていないんじゃないかな?
 この話も何度も書いているけど、その昔、「今、あのドラマは見てるんだよ、耳の聴こえない画家が井の頭公園を走るやつ」って言うので、「それは、今一番人気のトヨエツじゃ!」って言ったら「とよえつ?」って本気でポカーンってしてからなアイツは。

 トヨエツが走る姿に惹かれて観ていたらしいが、そのドラマの絵に惹かれただけで、俳優には興味なかったらしい。大河ドラマの「平清盛」も松山ケンイチに何か惹かれたようで、前半だけ観ていたようだが「剃髪してから興味なくなった」と言っていたし、「真田丸」はけっこう観ていたので、「あんた、平清盛も観てたって言ってたじゃん」って言ったら、「え?そうだったっけ?」って、松山ケンイチの名前も覚えてなかった。

 そんな妹が6年後にいきなり何かの沼に落ちたら、楽しいなあ、オラわくわくしちゃう(笑)

 「ねえさん、なにこれ?」「おやまあ、お前も落ちてしまったか。これは我が一族の宿命で・・・」とかなんとか。

 「ねえさん」で思い出した。
 ちなみに、うちの妹は私を「ねえさん」呼ばわりはしません。「おねーちゃん」か「のんちゃん」ですね。「のんちゃん」の方が多いかな。「姉としてどおよ?」的なことを言うときだけ「おねーちゃん」って言うかね。

 そんで、高橋一生が「やまなし」朗読するの聞いて(違法アップロードですが。つーか、正規に課金してくれよ、市販されてないのよ)、その「にいさん」に萌えているのだが、それ以外にも「カプカプ笑ったよ」とか「ツブツブ流れました」とか「モカモカ集まりました」とかほんと最高です。

 って、これ聞いていたら、「高橋一生が、春と修羅読んだら、マジやばくね?」って「わたくしという現象は」って脳内再生したら・・・・・これ販売しようよ。課金して。

 あと新美南吉の「ごんぎつね」と、谷川俊太郎とか加えてもらったら、それで数千円だったら、泣きながら払いますとも。
 あと、なんだったっけ川端康成の超エロいやつとか・・・、あれはまだ声が若すぎるか。でも、とにかく純文学系のエロいのも入れてほしい。太宰とか谷崎あたりのなんかエロいやつ。あと、現代物だと小川洋子とか?(だんだん貪欲になってきたwww)


11月23日(木)

 勤労に深く感謝するため、もちろん勤労したよ今日も。

 さて、例の調査の件で憂鬱になっていたが、今日になって提出する書類がだいたいまとまり、頭の中もだんだんまとまってきた。
 指摘されそうな項目がわかってきたので、心の準備が出来たみたいです。
 完全にこっちのミスな部分もあるし、逆に控除してなくて多く払ってる部分もあるし、あと解釈が微妙な部分もあるので、さーて、私の予想通りに行くかな?

 何年か前に子会社に税務調査が入り、その会社では初めての税務調査だったのだが、上司に「どのあたりが問題になりそう?」って聞かれたので、思いつく限りをベラベラ述べたら、そのほとんどが調査のポイントになったので、後で「すごいね」って褒められたけど、自分でやってて「これ、変でしょ」って思っていた所を税務署がちゃんと「これなんですか?」っていちいち確認してくれたので、「やっぱ、私の感覚ってフツー」って自信が持てたし、こういうことがあると、私が事前に「これ、変です」って言うとちゃんと耳を傾けてくれるようになるからね。

 って、未だにあんまり聞き入れてもらえないんだけどさ(笑)

 この間も、「それ税務調査入ったら徹底的に調べられますよ?」って案件があって、私は反対したんだけど、もう決定しちゃっていたから、その責任者が税理士に直接相談して進めてもらったが、あの税理士もけっこう気弱だから大丈夫だったかなあ?
 で、きっと次の税務調査で「今回、ポイントになりそうなことは?」って話になって、私が「例のアレ」って言うと「ああ、あれかあ」って皆忘れてるんだろうなあ。

 最近は、私が納得できない処理には「これはオレが決済しましたってサインしてください」って言ってるんだけど・・・・てゆーか、うちの会社、そういう決済印なくてもナーナーで書類が回ってしまうのがいけないんだが、「いや、これは絶対に問題ないだろ」って言う人に「では、サインを。税務調査入った時にはあなたに説明してもらいますから」って言うと「いや、そんなのミヤノが説明すればいいだろ」とか言うんだよね。

 「私じゃ説明できないんで」って言うと、もう一回説明しはじめるんだけど、「いや何度聞いても私では理解できないので、なんかあったらあなたが説明してくれるという口約束しても過去何度も反故にされてるので、サインしてください」って押し問答になるわけです。

 そういうのここ10年くらいやっていたら、妙なことになったこともある。

 税務調査が入った時、私が税金を多く払うことになる処理をしていたことが発覚したのだ。
 売り上げを増やしてしまったのか、仕入れを減らしてしまったのか忘れたが、決算を跨ぐ処理での線引きを間違えていたのである。

 単純ミスだったのだが、税理士は「ミヤノさんに何かお考えがあってのことだったのは?」って言うし、上司は「いや、彼女は今まで散々、自分では納得いかなかった処理の説明を税務署にしていたので、これも納得いかなかったんでしょう」とか深読みするし・・・・いや、ほんと、凡ミスなんだけど?

 これも時々書いているけど、私はそういう場で自分のミスが発覚すると「あ、間違えてました、てへ?」ってだけなのだが、私が「絶対に間違わない」ように見えるのか、それとも、他の人たちが「自分の間違いを指摘されるのがとても苦痛」なのか未だによくわからないのだが、「何か考えあっての処理なら、もっとゴネてもいいんですよ?」って言われるのがよーわからんのである。何も考えてねーし。

 ああ、そっか、だから私は「私、絶対に失敗しませんから」なドラマ好きじゃないんだな(笑)

 そして、経理の仕事が好きというか、「これ自分に合ってるな」と思っているのは、金勘定間違えた失敗は、金勘定やり直して金で精算すればいいだけで、金で済むからね。
 しかも税務調査で突かれても、せいぜい追徴金が100万円くらいである。
 それも、「この売り上げはこの期が納期だったのに、次期に回っていたから修正」とかいうのがほとんどで、「1年度で考えれば脱税になってしまっているが次期まで考えれば納税額は同じ」って話だ。

 うむ、なんだか久々に仕事のストレスが軽くかかったのでダラダラ愚痴ったが、これくらいにして、さっきメールチェックしたらアナスタシアさんとかエカテリーナさんから英文メールが届いていたんだけど、なんか私がロシア美女に弱い人リストに入っているんだろうか?もしくはロシア歴女リスト?じゃねーな、「私に優しくしてくれる男性を探してるの」的なことが英文で綴られてるようだ。

 せめて、高橋一生か長谷川博己あたりを騙れ。(それはそれで超怖いけど)

 またドラマのこと思い出しちゃったじゃん。
 朝ドラで千葉雄大を殺され、月9で細田善彦を殺されて怒り心頭なのだが、朝ドラの方は「唐突に登場する伊能様(高橋一生)」に呆れながらも観るしかないのだが、「ちんどん屋やってくれてありがとうございます」って土下座した後、「うわ、松坂桃李と高橋一生がじゃれあって相撲とってる!!!!!」

 全然意味わからないのだが、最高なので、つーか、あれ絶対入ってるやつですよね?
 (野球沼で育まれた無駄なオゲレツ)
 つーか「おてんさんを僕に貸してくれないか。僕には君が必要なんだ」って言っておいて、おてんさん借りてねーじゃん。

 そんで、主人公に思わせぶりなこと言っておいて、主人公の夫(未満)と相撲ごっこで抱き合ってピストン運動とか(ある意味、リミスリのベッドシーンよりもヤバかった)、「話まったく面白くないけど、私のBLアンテナが5本くらい立った」ので、もう高橋一生と松坂桃李が結婚すればいいのに。

 あれで製作者サイドが気がついてくれるといいんですけどね。
 大河ドラマと「カルテット」で「色気がヤバい」ということでセクシー枠になってますが、「だから、斎藤工とは骨格が違うんだってば」ってことを。

 それよりも大河ドラマの菅田将暉がほんといいね。
 朝ドラ「ごちそうさん」でも戦後処理の光を一身に背負っていたけど、この大河ドラマでも「希望、希望、希望なの?」って役柄ほんと素晴らしい。


11月21日(火)

 はあ、ただでさえ繁忙期なのに、某お役所の調査が入るので(税務署ではない)憂鬱。
 その業務は私が最終的に取りまとめて提出しているのだが、私には一次資料へのアクセス権が無いので、すごく変な方法で作成しているからなあ。憂鬱。
 そんで、絶対に一次資料の提出を求められるんだろうけど、私は出力できないから、上司にやってもらうしかなくて、あと同僚M嬢がやっている部分もあるしマスオさんがやっている部分もあるので、私がガキの使いみたいに「◯◯の一覧表出してください」ってお願いして回ることになるだろうから憂鬱。

 そんな気分の時に月9でいきなり細田善彦が自殺しちゃったから、「もう、ほんとやめて」って思ったのである。
 つーか、こういう展開にするなら、細田くんの役をもう少し影のある役にしてくれないとさあ。
 あと、あんだけ「市長のためならなんでもします!」って言っていたのに死んじゃだめじゃん。
 もしかしたら自分を騙した男を庇ったのかもしれないけど・・・・てゆーか、あんなわかりやすい賄賂の受け取り方するなんてアホすぎる。
 これまで、けっこう市長の懐刀的に描いていたのに、脇が甘すぎるよ。

 それにしても、今後はシリアス展開になって(こうなってしまった以上、もうコメディには戻れないっしょ)、主人公が急に覚醒して巨悪を暴くことになるんでしょうか?
 高橋一生がそれをサポートするのはわかるが、今のところ千葉雄大や前田敦子や斉藤さんのスペックがよくわからないので、あの人たちがどう絡むのか全く想像ができない。

 って「えええ?この先どうなるの?」って前のめりではなくて、「えええ?どうすんのこれ?」ってドン引きしているのであります。

 ほんと辛いなあ。つまらないドラマを高橋一生目当てで我慢して観るのは。
 「僕たちがやりました」もすごく辛かったけど、あれとは違う辛さがある。

 ところで、この話前に書いたかどうか忘れたが(ほんと短期記憶の衰えってやつは)、この「民衆の敵」の初回放送の時に、「#民衆の敵」で検索したら「AAAの曲が月9で流れていて鳥肌たった」っていうツイートがいっぱいあった。
 AAAと書いてトリプルエーって読むんでしたっけ?
 この人たちには年に一回、紅白歌合戦で遭遇する。
 そして、うちの母が「なにこれ?知らない。なんなのこれ?何がいいの?」って聞かれて「わたしだって全然知りませんよ。たぶん、エグザイルみたいなものなのでしょう」とお答えする。

 エグザイルというか三代目の楽曲を私は音楽として認識できないと前に書いたが、このAAAの曲もまったく耳に入ってこないんだよなあ。
 どこか他のところで聞いたら「あ、これ今の月9の曲だ」ってわかるのだろうか?今のところそういう経験してないのでわからない。

 ドラマの曲で「あ、これが流れてくるとなんだか泣いちゃう」っていうのは「過保護のカホコ」のエンディングに流れた星野源の曲で、毎回あそこで泣くので「なんていい曲なんだ」と思って、ユーチューブで聞いてみたら別に泣けなかったので、「へえ、そういうもんか」って思ったけど、あの曲を他で聞いても「あ、カホコの曲だ」ってすぐわかると思います。

 あと、少し悔しいのが、「ハロー張りネズミ」で流れた、これ。


 「ハロー張りネズミ」というドラマ自体が、それほど面白くもなかったが、なぜかこの曲は耳に残り「でも、あの前前前世のボーカルじゃん」って必死に小馬鹿にしていたのだが、渋谷を歩いていたら、この曲が大型ビジョンで流れてきて「あ・・・・」って顔を上げて完全敗北しました。

 でも、野田洋次郎はなんだかヤバそうなので、これ以上近づきたくない。
 なにがヤバいって、自分が20歳くらいのころ好きだったのはこういうタイプだったから(笑)

 そしてことごとく振られていたので、あのタイプの人(色白で痩身長身でサブカル系で理屈っぽく、たまに笑うと可愛い)の人を見ると、四半世紀以上経過した今でも心穏やかではないのである。

 って、この「カゼマカセ」のPV初めて見てしまったが、この野田洋次郎、これっぽいじゃん!



 私のラブロケ・・・・私のラブロケ・・・・私のラブロケ・・・・・(大河ドラマのコウ天さんのマネ)

 私が「サインしてください」と駆け寄った数少ないアーティストの一人であったよ、DAVID.J。

 つーか私の記憶に間違いがなければ「サイン会じゃないところでサイン貰った人」って、あとは遠藤ミチロウだった(笑)
 ミチロウが出ている舞台を観に行ったら、終演後ロビーでファンに囲まれてサインしていたので(小劇場だったし)、「せっかくだから貰っておこう」ってサインして貰ったのだ。まあ、あれも広義ではサイン会か。

 DAVID.Jといえば、私は20代の頃、彼のことが好きというよりも「こういう外見の人になりたい」と憧れていた。こういうシンプルな黒のスーツ着てみたかった。あんな髪型にしてみたかった。髪型は一度やってみたが、すぐに手に負えなくなり諦めたけど。
 あと、あの薄情そうな顔ね。私がティルダ・スウィントン好きなのも、同じ系統だからである。
 自分の容姿と全てにおいてかけ離れているのが切ないよね。

 とにかくラブロケのファッションには強く憧れたんだけど、黒のスリムなパンツとか私に最も似合わないのでほんと悲しかった。

 そういや、この話は前にも書いたと思うけど、YMO全盛期に人民服に憧れて、大中で試着してみたんだけど、鏡に映ったのは「中国の田舎の垢抜けないずんぐりした女」であった。
 ある意味、とても似合っていたのだが、「こういうんじゃなくて」って試着室の中で泣きそうになった。

 
11月20日(月)

 どりゃあああああ、なにやってんじゃ月9はああああああああああ??

  細田善彦が好青年の市長秘書やってるので「???これ、なんかきっと、なんかあるんですよね?」と思っていたら、「同性愛者でハニートラップにかかって汚職に関わってしまった」っていう爆弾投下され「????え?想定外すぎる」と戸惑っていたらあっさり自殺しちゃったよ。

 もう、やだ、このドラマ観るの辛い。

 でも、今日も「わたなべさん」パートは高橋一生が鎖骨と肋骨を美しくチラ見せしていたから「うん、そうそう脱がすよりも、これですよ」だったし、代議士の兄との会食で「にいさん」って言うのに「わーお、やまなしの朗読みたいだ」って萌えちゃったし、高橋一生が出てくるところだけはけっこういいので、録画環境無いから我慢してリアル視聴してるのほんとうに辛い。

 Tverでもやってるけど、フジテレビの動画は重くてちゃんと動かないんですよ!

 というわけで「もし、グ・ラ・メをリアルタイムで観ていたらこんな感じだったろうな」っていう感じです。
 ただ「グ・ラ・メ」よりは高橋一生のいる意味はある話なのですが・・・・

 って「嫌なら観なければいいじゃない」って話ですが、そういう選択肢は沼の住民には無いのです。

 週末どっぷり「わた恋」リピートしてて、今朝になって気がついたのだが、「わた恋」で多部未華子ちゃんが「なんであんたなのよ!」って言うの、ほんと刺さりますよね。

 理想の男性像とかけ離れているのに、「どんなに傷ついてもいいから、あんたと恋がしたい」とか言っていて、「ああ、そんな感じ」と今朝思いましたが、今日の月9観て「どんなにツマらなくても、あんたが出てると観ちゃうんだよ!!!」って叫びたくなりました。

 「コウノドリ」も「ドクターX」も観てないのに・・・・・ついでに「刑事ゆがみ」も離脱してNHKの落語ドラマ観てるのに・・・

 ああ、もう「わた恋」は返却しちゃったけど、今日みたいな日にあと3回くらいリピートしたい。

 「わた恋」が素晴らしいのは、去年の段階では私が認識していた「民王→シン・ゴジラ」って「ちょっと変な人やらせると絶品だし、可愛いよね」っていう高橋一生をラブコメの主役に持っていって「2.5枚目のIT社長が」って設定で「逃げ恥」にブツけた形になったということである。

 関テレはちょっと先見の目がありすぎた。
 てゆーか、同じ時期にNHKは「プリンセス・メゾン」やっていたので、関テレとNHKは目の付け所が似ているのかも。

 だから「わた恋」は、大河ドラマの政次の女心全くわかってない感じとか、「プリンセス・メゾン」の伊達さんの「仕事以外では女性の相手するの苦手です」っていう感じとか、「グ・ラ・メ」の職人気質とか、いろいろ混ざっていて、ほんと最高のキャラ設定だった。


11月19日(日)

●「わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた」2016年 関テレ

 だから昨日も書いた通り、やっとDVD化されたので観ることができた去年のクリスマスに放送したドラマなんですが、噂通りに物凄い王道のラブコメだった。
 高橋一生の髪型は、グラメの清沢さん系だし、表情は清沢さんよりもさらに政次系という、私にとっての最強のビジュアルである。基本しかめっ面だし、目がショボショボして眉間にシワだし、本当に最高だ。

 このノリで柴咲コウとラブコメやってくれないかなあ。
 全虎政クラスタが号泣するんだけどなあ(笑)

 しかし、ほんとに脚本が素晴らしいのだが、調べてみたら、脚本の大島里美って「花燃ゆ」の人だったのか・・・あれは残念だったけど・・・って「早海さんと呼ばれる日」も書いてた。あれは面白かった。

 主人公を白野って名前にしたのは、シラノ・ド・ベルジュラックをベースにしているってアイディアは素晴らしいし、「リリック・シラノ」のトラウマ・エピソードに対抗して黒川が投入する「サーモン黒川」エピのバカバカしさも良かった。
 それに乙女ゲー制作の話なので、高橋一生が「王子キャラ」とか「甘えキャラ」を実演してくれて萌えまくりだ。

 こういう話って「恋ヘタ」(田中圭社長と高梨臨)とか「ムズ恋」(大野智社長と波留)とかあるけど「わた恋」は連ドラではなく2時間ドラマで正味1時間半なので、すごいシンプルなのがいいよね。話膨らませるための登場人物やエピソードが全くないし、逆に「時間内でまとめるためにけっこう削ったんじゃ?」って思うくらい。

 ただ、やっぱり高橋一生は痩せすぎだと思う。
 絵的にもう少し体の厚みが欲しいんだけどなあ。
 まあ、体格的にもルックス的にも中途半端だから、なかなかメインキャラの役がつかなかったんだろうけど。

 そう考えると、「わた恋」で唯一不満なのは、志尊淳の役をもっと体格のいい役者にしなかったところかな?
 あ、でも多部未華子ちゃんの元カレ役の山田裕貴とのバランスは良かった。そう、ああいう感じが好きなのよ。
 「カルテット」の松田龍平とか、「ヤバ妻」の伊藤英明とか、「おんな城主直虎」の三浦春馬とか、体格いいのと並べると味が増すのになあ。「MM9」で平山浩行に見下ろされるのとかも。

 って淡々と書いているけど、また引きこもって5回くらいリピートしちゃったよ。
 春先に「高橋一生祭り」を開催していたら、足が痛くなったので、その原因は運動不足だと思っているのだが、こりゃまた危険だなあ。
 DVD発売は12月だけど、これ買うと危険だなあ。

 でも、やっぱし主演作はいいよね。
 ほとんど早送りしなくていいんだもん。
 今日も夕方になって少し眠くなってきたので昼寝しながら流していたのだが、「うわー、声だけでも最高」って高橋一生のセリフ聞きながらうとうとするの幸せだった。

 って、また沼に沈んでるようですが、この沼ほんとうに深いなあ。

 まあしかし、恋愛ドラマの主演としては難しい役者だけど、その昔の三上博史とか考えると、やりようによってはアリかなあと。
 来年には、たぶん高橋一生主演の連ドラが企画されるんだろうけど、どうなるんでしょうか?
 個人的には医療モノと警察モノはやめてほしいのだが・・・

 だから人間じゃない役やってほしいんだけどなあ。宇宙人だとかアンドロイドだとか飼い猫と入れ替わっちゃたとか。


11月18日(土)

 だから「あはは、高橋一生目当てで我慢して見てますわ」って朝ドラだったのですが、今日になって笹野高史師匠の「時うどん」ほぼノーカットでやったので「え?ここで本気出すの?」って、まんまと前のめりでした。

 つーか、関東圏では「時そば」として、私でもよく知ってる噺が、関西圏では「時うどん」っていうのが「へー、へー、へー」だったんですけどね。

 とにかく「なんだか肝心の芸を軽んじてるなあ」って思っていたら、やっとこの展開になったので「わかってやってるなら、もっと、ちゃんとせいや」って思うのですが、ね?

 さて、去年の12月、「逃げ恥」がブイブイ言ってる時に、ボソっとフジテレビというか関テレが放送した「わた恋」は、あの当時、まだ高橋一生沼に沈んでなかった私も「高橋一生と多部未華子のラブコメやるみたいだけど、逃げ恥の最終回見よう」って見てなかったんですが、「今時珍しい2時間ドラマでコテコテのラブコメだった」という評判を後で知ったし、その後の高橋一生大ブレイクもあり、「あれを録画した人は勝ち組」みたいな雰囲気だったのですが、やっとDVDが12月に発売されることになり「1年遅れかよ、遅いよ」と思いましたが、DVD買う気満々だったのですが「レンタルが先行する」って噂があったので、今日は仕事帰りにツタヤに寄ってみたら、本当にレンタルされてました。

 これ、今初めて見ると脳死しますね。
 家森や政次やる直前に、もう、すでに、これやってたんだって。

 つーか、去年の今頃のスケジュ−ルってどうなってたんでしょう?
 大河ドラマの撮影も始まっていた中で、「わた恋」やりつつ「プリンセス・メゾン」もやりつつ「カルテット」も重なっていたって?

 まあ、「わた恋」はけっこう乱暴なドラマでしたが、「こういう乱暴さ、貴重だ」と思いました。

 いや、乱暴というか王道なんだけど、「王道をネタに王道ドラマ作る」っていう凄いことやってるなあ、って。

●訃報について

 会社の総務部にいるので、「訃報」を流す立場にいるのだが、ここ数年でなんだか劇的に変化しているのは、「家族葬」がフツーになってることだ。

 要するに「親族だけでやりますので、ご会葬はご遠慮いたします」ってこと。

 一昔前というか、私が働き始めた30年前くらいだだと、少し役職がついた人の親が亡くなると「よっしゃ、はーい、葬式ですね」ってことで各方面に連絡が行き、仕事上の付き合いのある人たちが総動員されていたのだが、私は当時から「なにこれ?」と思っていたけど、最近になって「そういうの面倒じゃね?」って思う人が増えたのか、いつのまにか家族葬の方がメジャーになっているようだ。

 なので、訃報も「ご会葬、生花、お香典はご辞退します」っていうのが多くなり「そんな訃報流す必要あるのか?」って私は疑問に思っているわけです。
 そしたらこの度、家族葬でもなく「直葬です」って訃報が流れてきたのでのけぞった。

 いや、以前にも「親が亡くなりましたが直葬ですから訃報流さないでください」って話はあって、詳しくは知らないけど、離婚して疎遠になっていた父親だったらしい。
 今回の直葬の訃報は、どういうことなのか知らないし、もしかして「諸々ご辞退します」っていう理由でそう言ってきただけかもしれないけど、なんか事情があるのかなあ?って考えちゃうじゃん。

 って、部署の同僚にそう言ったら(訃報を流した人は休みだったので)「直葬ってなに?」って言われたので、そっか、あんまそういう意識ないのかってわかった。

 なので直葬の説明した後に「そういう訃報でも流す意味あるのかね?」って言ったら、「うーん、年賀状の都合とか?」って、それは「喪中はがき」で本人が知らせればいいだけだしって言ったら、「でも、知らないとお父さんは元気ですか?とか聞いちゃうかもしれないし」って言われた。

 ・・・・そんな話するか?
 家族ぐるみで付き合いあるのならともかく、職場でいきなり家族のことなんて聞かないよね?
 つーか、部署内ならなんとなく家族構成知ってるけど、そうじゃないと、その人が元々両親揃ってるかなんて知らないもん。死別だけじゃなく離婚ってケースもあるだろうし。

 それでも、少し前までは祖父母の訃報まで流していたのだが、その知らせが総務に来ると「訃報流す?」って確認して、ほとんどの人が「いえ、結構です」ってことになり、そうなると「祖父母の場合はフツーは訃報しない」ってことになったようで、ほとんど見なくなった。
 その場合でも、「訃報どうする?」って聞くと「え?あれってそう決まってるんじゃないんですか?」って言う人けっこういるので、「忌引き」とセットになってる感覚なのかもね。

 まあ、そういう意味あいもあるのかもしれないけど・・・

 だから私は「自分の親が死んだことをなんで全社にお知らせしないといけないんだ?」と思ってるんだけど、あまりそういうこと思う人がいないみたいなんで、「私がズレてんのかなあ?」って、よくわからない。


11月17日(金)

 唐突に「落語が好きなんや!」ってことになっていて、視聴者を戸惑わせる朝ドラ「わろてんか」ですが、大御所落語家役で笹野高史が登場して、「甘いカレー」が出てくるくだりは、なかなか良かったです。

 つーか、昨日、シオリんが「子供の頃の甘いカレー事件の仕返ししたかったのに!」って悔しがっていたんだけど「仕返し?」って思っていたら、ここに強引に繋いだのですね。
 かなり強引ですが、主人公が笹野高史師匠に極甘カレーを献上して、「辛いもの好きだってよう知ってたなあ」って「甘い/辛い」の言い換えセリフは笹野高史師匠だからこその説得力でした。そして「ワシはそんなに甘くないよ」ってセリフも。

 って、私は単純に言葉遊び的なことだと思ったのですが、このシーンを「師匠は甘いカレーを我慢して美味しいと言っている」と解釈する人もいたので「????」だったし、この作戦を「伊能さんのアドバイス」と解釈する人もいたけど、たしかにシオリんは「子供の頃、師匠が辛いカレーだからと食べされられたのが甘いカレーで、師匠は甘党だったというオチだ」と言っていたけど、そのエピソードが主人公のヒントになっただけでは?

 なんだかみんな、脳内補完しすぎてて、素直に見られなくなっているのでは(笑)

 まあ、けっこうスカスカだからなあ。
 今日も「この界隈ではまともな落語観る機会ないので、ぜひ出てください」って言い始めたけど、そんな背景初めて知ったわ(笑)
 なんか偶然発見した、閉館状態の寄席を買ったんだと思っていたんだけどな。

 うん、でも、やっぱ高橋一生が出てるのなら観るんだけどさ。
 今日は、フツーに出来るビジネスマンだったけど、一昨日は「酔っ払イッセイ」だったし、昨日は師匠の話を神妙に聞く時の表情が「この目がアーモンド型になった顔が大好きなのよ」だったし、あの表情って大河ドラマの政次とか「グ・ラ・メ」の清沢さんでも、たまにしか出現しなかったので、イマイチ出現パターンがわからないのだが、伊能栞というキャラが、あの表情出すキャラだということがわかったので、これからも追い求めることでしょう。

 うん、ガチャでレアもの求める気持ちってこんな感じなのかな?

11月16日(木)

 朝ドラ「わろてんか」は問題作ですなあ。

 BK前作の「べっぴんさん」も「なんか地味なのにすごい実験作だな」って思ったんだけど、その次にAKが「ひよっこ」でさらに実験していたので「朝ドラ制作班、なんかアート入ってるな」ってほんとに凄いと思います。

 で「わろてんか」の何が凄いって、つまらないカス芸人の芸を延々とリピートするところで、「これ、もしかしたら追い詰められて、うっかり面白くなっちゃうのかも」という勘ぐりをあっさり超えて、とことんつまらないのをリピートするって、バルブ時代のミニマル演劇みたいに挑戦的な・・・・

 「さすがにこれ見てるのキツいなあ」って離脱しそうになるタイミングで、高橋一生投入とか、ほんとに・・・
 つーか、「これ、高橋一生がやってても破綻してるでしょう」って情緒不安定キャラになってるのだが、我らが一生はそこをうまくまとめようとはしてなくて、脚本通りに徹底して、というか脚本よりもさらに情緒不安定にいったんとっちらかせているようです。

 これ、あとで回収されるんですかね?

 ただ、「落語がメインの寄席」では無いのが、のちの「吉本新喜劇」だとわかって見ていると「ふーん、なるほど」って思う流れだし、高橋一生が演じている人物のモデルが、あの人だとすると、今日の回で落語会の重鎮が「活動写真輸入してるそうだけど、お手柔らかに」っていうセリフも、その後、映画と寄席では集客数桁違いになったことを踏まえると・・・・「東宝」の創業者と「よしもと」の創業者が、って思うとわりと興味深い話なんですよね。


11月15日(水)

 水曜レディースデイなので、またブレードランナー2049観てきた。

 それにしても初回の時には「英語セリフが全然聞き取れない」と思ったんだけど、外国訛りのある人が多いので「こりゃ難易度高いよ」と気がついた。
 そんで、前半はとにかく重いね。
 展開わかった上で観ていても、なんか頭を押さえつけられるような圧迫感があり、周囲の客も少し飽きているようだった。

 木馬の回想シーンあたりから動くんだけどね。

 そして初回で笑いそうになった後半の水責めシーンは、やっぱ笑うよね?
 レプリカント同士で格闘している後ろで、ハリソン・フォードが溺れそうになってるとこ、笑うところなんですよね?つーか、あらためて「笑いどころの少ない映画だなあ」って思った。
 ラスベガスのホログラムショーがシステムがサビついてるから途切れ途切れで再生されるところとか、ちょっと面白いんだけどね。

 まあでも、ラストシーンではまた泣いた。

 主人公のレプリカントは結局「生まれた子」ではなかったけど、でも生きていたんだよね。
 そして「生きている」ってことは、降ってくる雪の感触であったり「誰かに必要とされること」だったり・・・っていうあたりがとにかく泣けるのだが、さらに泣けてくるのは本当の「生まれた子」の方はじゃああれで「生きている」って言えるのか?って状態で、この映画はほんとうに息苦しい。

 こんなん、ぜったいにヒットしないよなあ(笑)
 「ぼんやり生きてて、けっこう楽しくて、サーセンwww」って反省したくなるけど、反省はしない。

 しっかし、再度観て改めて「こんなに金かけて、こんな重いの作っちゃって」と苦笑する。
 逆に今のハリウッドでよくこんな企画通ったなと。
 でも、こんなに一般受けしなさそうなのが、まんまと出来上がってしまうあたりが、私みたいな人には「未来への生きる希望」にもなってるわけで、ほんとお願いしますよ、としか言いようがない。

 そういや、今朝の朝ドラ凄かったですね。

 松坂桃李と高橋一生が居酒屋でケンカするというあらすじは知っていたのですが、互いにガシっと襟抑えて、くんずほぐれずって「朝から濃すぎる」と大爆笑していたのですが、そのケンカシーンからなぜか仲良く肩組んでて、高橋一生の映画への夢が語られて、さらに唐突に「俺は東京の妾の子だから」と自分語りとか「あの、いきなりそんなに詰め込まなくても」

 けっこう乱暴な脚本なんだが、高橋一生がコツコツと行間埋めるので、「おめーら、こういうの萌えるんだろ?」って「ははあああああああ」ってひれ伏すの悔しいんだけどひれ伏すしかないわけで、酷いよ、酷いよ、酷いけど尊いよ、ってあたりがやっぱNHKだよなあと。

 今朝は田園都市線がまた動いてなくて、かなり迂回して出勤して疲れたが、まあ、それにはかなり慣れてきたのだが、朝ドラでの高橋一生の密度にもかなり心を持っていかれてしまったので「これ、松坂桃李と同じくらいの頻度で高橋一生が朝ドラに出ていたら、日々の生活に支障が出るな」って確信したので、朝ドラの主人公の夫役はやらないでいいです。
 
11月14日(火)

 街中で「NIRVANA」のTシャツ着た4歳か5歳くらいの子供を見かけたんだけどさ、子供に着せる服としてはなんか縁起悪くないかなあ、なんて思ってしまった。
 それにしても、あんなの売ってるんですね。
 ネットで「NIRVANA 子供用」で検索したらいっぱい出てきた(笑)

 まあ、私にとってはカートの死はつい最近のことだけど、もう20年以上経っているので、いくらマーク・ボランが若死していたからってT・レックスのTシャツが縁起悪いなんて思わないのと同じように、NIRVANAももはや伝説のロックバンドになっているのんでしょうね。

 でも、自分に子供がいたら、T・レックスとかドアーズとかピストルズのTシャツ着せないだろうなあ。なんか縁起悪いんで(笑)。ストーンズだったら縁起いいのかって言われるとブライアン・ジョーンズをどう解釈するかって悩むけど(笑)

●「民衆の敵」

 今回は千葉雄大回だったのだが、うーん、なんか浅いなあ。私が期待していた千葉雄大ではなかった。
 しかも前田敦子と同じ中学校で、前田敦子は千葉雄大先輩のこと好きだったみただけど、その当時は目立たない子だったので、って設定も「ふーん?」って感じ。
 このドラマ、「小池百合子都政がモデル」と言われているけど、どうやら本当にそのようで、だからこの間の「希望の党事件」(?)までは想定されてなかったし、小池百合子人気が暴落してしまうことも想定されてなかっただろうから、かなりやりにくいんだろうなあ。お気の毒です。

 でもそこは、なんてったって余貴美子であるからして、デデーンと存在感あるんですけど、その市長の反対勢力であり市政のドンが古田新太なのがちょっと弱いかなあ、やっぱ。古田新太勢力の幹部が大澄賢也だし、政治家っていうよりもヤクザ系でしょう。

 そんで政治家一家の次男である高橋一生が政令指定都市とはいえ(千葉市がモデル。というかロケ地)市議になったのは、古田新太が推進している新港建設事業が、国政を巻き込むような大きな利権なんだろうけど、うーん。

 主人公はバカキャラなので、会派というのをわかってないのはしょーがないけど、子供食堂立ち上げようとしているシーンで、高橋一生が「こういうのには、こういう問題もありますよ」というような指摘をしたら、みんなでキョトンとなり、篠原涼子が「この人、簡単なことを難しく言う人なんです」っていうあたりで、あーーーー、って思った。

 それまでも、他の新人議員が主人公に「条例にするのは難しいけど」などと普通に話してると「あーーー、なんだかそんな難しいことわかなんない」って態度だったけど、そういう雰囲気がちょっとイラっとくるなあ。

 でも、あの主人公に共感できるレベルの人だったら、けっこう丁寧に政治というものを説明してくれているので「親切だな」と思うのかもしれないが、そういう人ってこんなドラマ見ないですよね(笑)
 私は高橋一生目当てに我慢して観てますけど。
 先週まではヨレヨレTシャツ着た「わたなべさん」が出ていたから良かったけど、今回は夏頃に角膜炎患っていた頃の目が腫れたスーツ姿でしか登場しなくて、「これ1時間我慢するのキツい」と思いながら観てました。
 だから頼みの千葉雄大もあんなだし、田中圭も今回は特に見せ場もなく・・・って、やっぱこれブッコミすぎだったのでは?

 私に録画環境が無いので我慢して観ていますが、録画してたら、早送りして高橋一生が弁当食べてるところだけ何度もリピートするんだろうなあ?何をずっとクルクルしてるの?って。

 そして今朝の朝ドラにも久しぶりに高橋一生出てきたけど、月9も朝ドラも、「主人公に好奇心を抱いてしまい、つい手助けするエリート青年(裏の顔あり)」なんですよね。
 どちらも脚本がイマイチで入り込めないので、「また似たような役が重なってしまいましたが、どうします?」ってことだけが研究対象かなあ?

 特に朝ドラの方は、ドラマの出来がイマイチなところに劇中では「カス芸人たちがスベりまくり」という超辛い状況に投入されたので、高橋一生の実力が物凄い崖っぷちで試されているのだが、演出がどう出るかも大きいし、とにかく脚本を外れることはできないので、ほんとどうするんだろう?

 ところで朝ドラの伊能さん、なんか髪型が変というか、妙に茶色いし、「ズラ?」って思ったんだけど、他にそれを指摘している人いなかったんだけど、なんか不自然なんだよなあ。

 月9の「わたなべさん」はパーマ頭だったけど、あれと重なったから?(あの部屋のシーンの撮り溜めはもう終わりなのかね?ちょっと寂しい)とか、つい細かいこと考えてしまうけど、あんだけ激しく髪型変えていると、ハゲないか心配になってくる。実際、つむじ付近は少し怪しいし。

 さて、朝ドラも花束もらってるところがチラ見されたし、クランクアップしちゃったようだし、月9の撮影も11月には終わるだろうし、次は何やるんだろうなあ?シンゴジラをテレビで観て「やっぱ、この安田役良かったよなあ」って、ほんと1年前は「わー、こんな大作に、こんないい役で出てる」ってだけで超嬉しかったのに、もう今では立派な「高橋一生警察」になってしまい、あーだこーだ「ああ、これじゃない、無駄遣いだ、客寄せパンダだ」と文句ばっか言ってるの、なんかね?


11月13日(月)

 昨日は大河ドラマ観てから、シンゴジラに移動してました。

 昼間は映画館で140分の映画観て、夜もCM入れると140分の映画観ていたことになる。
 だから、また現実から少し乖離してしまい、今日は出勤した時に「なんで長谷川博己とか竹野内豊が私の上司じゃないんだろう」と思ってしまった(笑)。津田寛治でもいいんだけどな。

 さて、ブルーレイ買ったくせに、未だにブルーレイプレーヤー買ってないから未開封のままなので、シンゴジラをテレビ画面で観るのは初めてだったのだが、「これ、意外とイケるじゃん」って感心した。
 テレ朝もとても気が利いていて、東宝のマークから流すし、画面は上下黒くなってて映画館サイズになっているし、CMにもサラっと入るし、頻度がそれほど多くないので、トイレ休憩や飲み物やツマミを用意するのに丁度良かったし、不思議と映画館で観るように没頭できた。

 私は最近あまりテレビで映画観ないんだけど、皆さんのつぶやきを読んでいたら「あの有名シーンがこれから!」とか「dボタンでなんちゃら」みたいな煽りが全く無いのがとても良かったらしい。そう言われると、そういう邪魔なの無かったよなあ。だからCMで分断された感がほとんどなかったと思う。

 そして、テレビで観るからこそだよなあ、と思ったのは、劇中でのテレビニュースが流れるシーンが、大画面で観るよりも当たり前だけどリアルで、なんだか本当にゴジラが出現したのをぼんやりとテレビニュースで眺めているような気分になった。
 あと、4回目視聴だからかもしれないけど、小さい画面で観るから、大画面では全部を追えなかったところが「全体を俯瞰できる」というか、カヨコのボディガードが少し離れたところに立っているのがしっかり観えたりとか、対策本部などの映像に非常に奥行きが感じられるとことか、テレビ画面ならではの良さがあった。

 もちろん、ゴジラがビムビムビームする場面の迫力はなかったけど(音響も自宅じゃショボいし)、そこらへんは脳内補完できるというか、その補完作業がけっこう面白かった。

 地上波放送を祝って、無理やりツイートしまくったけど、今日の報道を観ると、視聴率は15%もいってたし、百万ツイート超えだったらしいので、私が応援しなくても盛り上がってたみたいでよかった、よかった。
 今後も時々テレビでやってほしいなあ。
 これ、今回は高橋一生クラスタがもちろん盛り上がっていたけど、こんだけ大勢出ているんだから、もっと役名の無いような出演者の中にも、これから有名になる人いっぱいいると思うんだよね。
 今回も「ああ、去年はまだ橋本じゅんとか意識してなかったんだよなあ」って気がついたし、5年後に観るとまた違う発見があるのかもしれない。

●「オトナ高校」

 土曜日の夜やっていた回が、けっこう神回だった。
 2時間サスペンス風の「湯けむり事件」的な温泉宿を舞台にした話だったんだけど、そこで暴かれたのは、サショさんがEDだとか非常に想定内すぎて笑えたが、ヤルデンテくんのホモ疑惑はミスリードだとばかり思っていたのに、ど真ん中だったので「やられたー」って感じだった。

 最大の見せ場は男女の風呂場チェンジトリック(?)にハマってしまった三浦春馬と黒木メイサが露天風呂でご対面シーンで、「美男美女の無駄遣いというか、どんだけ贅沢なんだよ」と大爆笑でした。
 二人とも、完璧な美男美女なのに、なんでそーなるかって、全く有り得ないんだけど、ほんと「勉強はできるけどバカだけど美男美女」って面白いんですね、ってやっぱ脚本が上手いんだと思う。

 あと、2時間サスペンスだとクライマックスシーンは「崖」が定番だが、それが困難だったからなのか、狙ったのかはわからないけど、屋内シーンで出来るだけ奥行きや隠れ場所がある「本堂」にしたのが妙にハマって、ほんと面白かった・・・・・と思ったら、最後の最後で城田優投入ってwww

 なんだか、フツーの学園ドラマ的に問題児投入っぽいけど、「総理の息子だけど童貞」って、それが城田優って凄いわ。私だったら絶対に思いつかない。
 とにかく、この悪ノリが極まってる感じとか、とにかく三浦春馬はとことん美しいし、黒木メイサもほんと美しいのに・・・・・その二人に「はーい、体位の勉強です」ってジャージ姿で「正常位」とか「騎乗位」とかやらせんの、ほんと何やってんのとしか言いようがないですが、三浦春馬が「なんでエリートのオレがこんなことを」って表情も素晴らしかったが、そんなチェリートくんが「は!!!俺だってこんなのやってられないのに、女性の彼女はどんなに屈辱的な!!!」って黒木メイサの顔を観てみたら、「ほんとこんなことやってられない」って耐えてる彼女の表情がエロくて、あんなのと「体位の勉強」しているチェリートくんの心中察してしまうんだが、ほんとおもろいわ。

 って、わたし、このドラマ観た夜に、大変おこがましいのですが三浦春馬にキスの仕方教えている夢をみました(笑)
 エロい夢というよりは、「そんなにグイグイ舌入れてくるんじゃねー」とか熱血指導していた。
 明け方目が覚めて「なんて、おこがましい」と反省しました。
 (なんの言い訳にもならないが、私は三浦春馬にそういう感情を抱いたことが無いので、たぶんドラマに入り込みすぎちゃったんだと思う。もー、ほんとコイツどーしよーもねーな、しゃーねー、あたしがなんとかしてやる!って)

 もう、三浦春馬とか黒木メイサとか「想像を超えた美男美女」ってレベルなので、その二人が、一般レベルをはるかに下回る恋愛音痴ぶりをこれでもかこれでもかとやってくれるので、ある意味「シンゴジラ」よりもリアリティないんだけど、でも「シンゴジラ」で在来線攻撃で泣いちゃったりするように、この「オトナ高校」もなんだか切ない気持ちになる場面もあったりして、説明難しいけど、私は大好きなんです。


11月12日(日)

 金曜日にもやもやした愚痴を書き連ねましたが、自分で読み返してみてもイマイチ何が言いたいのかわかりませんでしたが、なんかもやもやするのよねえ。
 もしかしたらマウンティングされてるのかしら?
 なんか、ネットでよく見かける「ママ友の愚痴」みたいな香りがするから。
 だから心の中のアラートが鳴り響いているんだけど、仕事なので頑張ります。

 あ、そうそう、「まるで嫁姑みたいなことに」って書いたけど、なんか話するたびに私が無愛想な対応になってしまうので、「なんか私が嫌な奴みたいじゃん」ってヘコむのが非常に気分が悪いわけで。
 そういや、前に「ミヤノさんはドラマとか見る人?」って聞かれたので「おお、やっと愛想よく対応できる話題キタ!」って喜んで、「かなり観るよ。今だと過保護のカホコかな」って答えたら、「うん、カホコ可愛いよね」で会話が終了したので「なんなんだよ」とがっかりしたこともあった。

 よし、次なんか会話を持ちかけられたら、流れ無視してブレードランナーについて熱く語ってみよう。

●映画「予兆 散歩する侵略者」

 昨日の土曜日はとても天気が良かったし、「きっと部屋がきれいなんでしょう?」って言われてヘコんだ話を書いた後だったので「たまには掃除しよう・・・・ってゆーか、今やらないと多分、年内やらないぞ」と思い立ち、掃除洗濯しまくった。って、やっと夏物全部仕舞ったんだけどさ(笑)

 そして、夜になってネットニュース眺めていたら「東出昌大が妻の出産後初めて公の前に登場」って記事があって、そこに「散歩する侵略者」「舞台挨拶」って単語が入っていたから「何をいまさら?」って読んでみたら、え?WOWOWでやっていたスピンオフのやつ、劇場版やってるの?って気がついた。

 予告編で見て「東出くんがキモかわいいけど、WOWOW観られないからDVD出たら観よう」と思っていたんだけど、劇場版あるなら観なくちゃって調べてみたら、新宿ピカデリーでしかやってなくて、予約状況調べてみたら7割くらい座席埋まっていたので、夜中に慌ててネット予約した。
 そんなに長い期間上映しないみたいだし、会社帰りに行ける時間じゃなかったし、今日を逃すといつ見に行けるかわからなかったから。

 というわけで、日曜日に映画見に行くなんて滅多にないことだが、新宿もごった返していたけれど、新宿ピカデリーのロビーも激混みでうんざりだった。新宿ピカデリーが新しくなってから初めて行ったけど、普通のシネコンと違ってビルの上の方まで映画館になっているので、今日私が観たシアター6は9階にあったので、エレベータもあったけど混んでいたらか延々とエスカレーターに乗って移動したから、映画観る前からなんだか疲れてしまった。

 さて、この映画も2時間超えなのだが、2時間くらいでまとめても良かったんじゃないかなあって思ったけど、WOWOW版見てないからわからないけど、あっちは連続ドラマ形式だったようなので、映画版にするにあたって、あれでもけっこうカットされていたのかね?

 そういえば丁度今、三茶で劇団イキウメが原作の舞台を上演しているのだが、私はチケットを手に入れられなかったので、ネットで感想を拾ってみると舞台の方が「概念を奪われた人」をより深く描いているらしい。
 たぶん、映画版の本編の銃撃戦やら爆破シーンやらを除いた部分をじっくりやっているのだろうと推測できる。

 そしてこのスピンオフ版は、もはや「概念を奪われた人」はほとんど描かず、異星人に支配されてしまったガイドとその妻が主軸のホラー作品になっていた。
 前半はたぶん黒沢清監督が得意とする「なんかやーな感じ」が淡々と綴られて、勘の鋭い妻(夏帆)が「なんか変、なんか変」って状況をだんだん把握していく展開で、まあちょっと引っ張りすぎだなあ、と思ったんだけど、そこに決定的に怪しい東出昌大がジャジャーンと登場したので「キターーーーーーっ!」ってポップコーンぶちまきたい気分になった(笑)

 いやもう、本編ではちょっとしか出てこなかったけど、こっちはいっぱい出てきて嬉しいのだが、ほんと黒沢映画の東出くん極上品だわ。

 もう白衣着てるだけで最高なんだけど病院の廊下を颯爽とモデル歩きしている画がほんと最高。
 パリコレですよ、パリコレ。
 パリコレのモデルっていうか、ファッションショーのモデルってたいていアンドロイドみたいですが、あれですよ、あれ。

 ガイド役を染谷翔太にしたのは、身長差萌え狙ってたのかね?本編でも、侵略者の高杉真宙とガイドの長谷川博己の身長差がより強調されていたっけ。

 とにかくビジュアルも良かったし、東出くんの「大根度が高いセリフ回し」も「宇宙人だからね」ってことで演技の一部みたいになってて良かったし、最期は血まみれになってくれたし、東出ファンとしては大満足でした。
 予告編でも流れていたけど、東出くんが病院の廊下をズンズン歩いていると、周りの人がバッタバタと意識を失っていくシーンも大画面で観ると大変楽しかったし、脚本的には本編と比べるとドラマ版を再編集したのだろうから、ちと緩いところもあったけど、てゆーか映画としては長すぎたと思うけど、だから「東出昌大はこう撮るべき」って最善策の一つを提示してくれことが何よりも素晴らしいのであった。

 それにしても東出くんって、全くエロくないから安心して見てられるのよね。
 あと、本人に会ったことも無いから勝手な思い込みだけど、彼の持つ「善良で健全な雰囲気」が、ああいう役やらせるといいベースになると私は思うんだけど、あの「朴訥さと棒読み」が苦手な人もきっといるのだと思う。

 前にも書いたが、私は「高橋一生は養殖モノで、東出昌大は天然モノ」だと思っていて、タイプも経歴も全く違う二人だけど、今の時点での二人は表面上同じ所にいるような気がする。アプローチの仕方は全然違うんだけど。
 だから東出くんがこういうキモかわいい役やると「ああ、これの高橋一生バージョンも観てみたい」って思うから(「あなそれ」とか)、黒沢監督おねがいしますよー。


11月10日(金)

 たまには仕事の愚痴でも書くか。

 まあ、人には合う合わないがあるわけで、他の人はどうなのか知らんが、私はそこそこ気難しいというか、いや気難しいというよりも趣味がサブカル系なので、昔から友達少ないし、だから話が合う人ってほんと少ないわけです。
 そんで人見知りだし社交的じゃないから、経理の仕事に出会って良かったと思っている。だって、外部の人とほとんど接触しないから。銀行の営業マンの相手するのはしばらくやってましたが、最近はほぼ上司に任せています。

 職場でも誰ともプライベートな付き合いはしていないが、仕事上の付き合いにおいて「合う」と私が思っている人たちは、どっちかというと不愛想な人が多いかな?いや、無愛想っていうか、必要最低限のことしか話さないというか、具体的に言うと「お忙しいところ申し訳ないんだけど、ひとつ聞いてもいいですか?」とか言わない人である。

 って、何を言いたいかというと、「会話するための会話」が苦手だっていうことだ。
 お天気の話題なら全然オッケーなんだけど、いきなり何の脈絡もなく「ミヤノさんって家では自炊してるの?」とか聞かれるのが本当に苦手だ。
 そりゃ、私が仮に毎日美味しそうな手作り弁当でも食べていたら、雑談で料理の話題振るのもアリだろうけど、なんだか知らないが私がそういう「家事きっちりやってそうな人」って思い込む人がけっこういて、会話のきっかけに「自炊してるの?」をぶっこんでくるらしいが、ここ数年、全く自炊していないので、その質問自体に深く傷ついてしまうのである。

 あと、私が「オフィス妖精」として加湿器などのメンテをマメにやってるのを見て「ミヤノさんって部屋もきっときれいにしてるんでしょうね?」とか言うのもやめれ。
 いっそ、部屋の写真とって見せてやりたいと思ったね、あん時は。
 でも、この乱雑な部屋の写真見せられたら「きっと部屋もきれいなんでしょうね」と言った人が深く傷つくと思ったので自制したけど。

 あと「お休みの日って何してるんですか?」っていうのも「はああ?独身中年女性にケンカ売ってんの?」って思ったなあ。

 いや、そういうの、もしかして「フツーの会話」なのかもしれないけど、無理して私にフツーの会話のきっかけ投げてこなくても、あんた私にそれほど興味あるわけでもないんだろうし、何がやりたいの?

 ずいぶん前に「これからライブに行くから」と休日の社員福利厚生イベントを中座しようとしたら「何のライブに行くんですか?」って聞かれて「いや、たぶん知らないだろうから・・・・」と口ごもったら、「教えてくださいよー」って食い下がられて困ったことがあった。
 今だったら「それではお前の好きなバンドを三つ挙げてみろ。話はそれからだ」と言えるのかもしれないけど、どう考えてもそういう趣味無さそうな善良な若い女性だったので「いや、勘弁してください」ってとうという言えなかった。だって「ナイン・インチ・ネイルズです」って言って、「・・・・・・?・・・あ、ごめんなさい」って反応されたらヘコむじゃん。

 いや、もしかしたら名前を聞いたことあるのかもしれないけど、その可能性は多めに見積もっても30パーセント以下だろうから、そんな賭けしたくなかったのである。

 で、今までうちの部署には、そういうタイプの人がいなくて居心地が良かったのだが、しばらく前に一人異動してきて、その人が雑談ふってくるのが苦痛なのである。

 そして、雑談だけではなく、仕事上のやりとりでもなんかその人とは呼吸が合わなくて、向こうがたぶん「こうしたい」ってことを私が阻止してしまう形になってしまったりして、なんだか私が意地悪して仕事渡さないみたいなことになってしまっているような気がして、「なんで、こういうことになるんだろう?」って自分でもよくわからない。

 ある意味「お互い悪意は無いのだけど、うまくいかない嫁と姑」みたいな感じになってるのかも。

 って上手く説明できないんだけど、先日はこんなことがあった。
 その人が入力した伝票をチェックして、「ここをこう直してください」って指摘したら「そういう最終チェックする方法も教えてください」って言われたので「????」ってなって「あの、だから、それを教えるために言ってるつもりなんだけど?」

 前は私が勝手に直していたのだが、向こうが「もっと仕事覚えたい」と言っていたから、本人に修正させたんだけど・・・・って、どうチェックしていたのかって教えることもできるけど、別に定型の方法があるわけでもなく、そこを説明するのは超めんどいっていうのか、こういのってけっこう勘でやっていたりするからなあ。

 つーか、そこのやり方って、今まで散々、後輩たちに説明しても、なぜか誰も理解してくれなかったので、「難しいんだろうか?」って私も他人に伝授しなくなってしまったところで。
 いや、元々、この会社に入った時の最初の決算の時に「なんでこんなことに?」ってくらいメチャクチャになっていて、それはその前に派遣でいた会社でもそんなことがあったので、「これ、月ごとに合わせておかないと、決算時に急に整えようとしても無理っしょ?」って、私が始めたことなので、私がいなくなったら、またメチャクチャのまま、なんとかなるから。

 実際、マスオさんに任せている会社の会計では、決算時にそういうことになっているが、なんとかなってるから。
 だから、別にいいのだ。
 それがちゃんとしてなくても、誰かが死ぬわけでもないし、脱税を疑われるようなことでもないし、「ちゃんとやれば気分がいい」ってだけの話。

 逆に同僚M嬢なんかは、私以上に徹底してちゃんとやらないと気が済まない人なので、私が「もう、これは伝票処理で私がテキトーに処理しますから」と言っても「はああ?テキトー?なにそれ?」って感じになるので怖いから、嘘でもいいので「ええ、これは私がきちんと始末しますので、絶対に大丈夫です。私が責任持ちますから」と対応したりしているのだが、同僚M嬢の仕事のしかたにはたまに脅威を覚えるが、あの「自分が納得しないと一歩も先に進まない」という姿勢はリスペクトできるので、合う合わないで言ったら、全然合わないのであるが、苦手ではない。

 そして完璧主義者のM嬢はけっこう天然だから、「無駄に完璧」なことが多くて、今日も某社員がメールで「支店コードが変更になったのでお知らせします」って「え?これ、なんの話?」ということになった。

 確認しようにも、その某氏は今日休んでいたので、私からすれば「来週、某氏に確認すればあ?」って話なのだが、なぜかM嬢は「これは、すぐに解読せねば」と思ったらしい。
 そして「これはたぶん、本人の給与振込口座のことなんだろう」と調べて、給与処理担当者とあれこれ話して・・・・って、それで2時間くらい経過していたんですけど、別に急ぐ処理じゃなかったので、来週本人に確認してからでも全然よかったのでは?(笑)

 その逆パターンとして、ある部署から回ってくる請求明細書はエビワカちゃんが一旦まとめて、私に回ってきて、私はそれを月末で集計して親会社に請求しているのだが、先週それをやろうとしたら「あれ?2週ぶんくらい無いな」と思って、エビワカちゃんに「あの明細書しばらく届いてないの?」って聞いたら「そうなんですよー」って・・・・

 「なんかあったんですかね?」とかエビワカちゃんが言ってる横で、速攻、そこの所属長に内線して「あの明細書そこに溜まってませんか?」って言ったら「そうなんですよ」

 彼が最近休みがちなのは、親の健康状態が悪いからってことも密かに知ってたので、「そうなんでしたら、とっとと回してください」とだけ言って内線を切ったが、定期的に届くはずの書類が届いてなかったら、「なんかあったんですかねえ?」とか言ってないで、自分で確認してくれよ。

 「相手にもなにか事情が」って想像するのはいいことだと思うけど、それが2週間滞っていたら、本当になにか事情があるのかもしれないから、他の人にやってもらわないと!

 はあ、なんか仕事の愚痴書いてると、余計にストレス溜まるような気がしてきた(笑)

 というわけで、ほんと、自分の思い通りにいかないわけで、「お姑さんの手を煩わせるのは心苦しいので、そこは私が」っていう嫁と「お姑さんがやるものだと思っていたらか、私はなにもやってません」って開きなおる嫁を抱えて「もしも私が20代で結婚して子供を産んでいたら、そろそろ嫁を迎えているようなお年頃」としては、「はあ、こんなんゼッテー無理!」

 って、息子もいないから、嫁もいないのだが、まさか、仕事で「あれ?なんだか私の立場って、なんとなく姑?」ってことになるとは思わなかったよ。
 そういうのと無縁の世界というか、母や妹がそういう愚痴を言うのを「へえー」って聞いていたけど、私にも無縁じゃなくて、それなりに襲いかかってくるようです。

 以上、仕事の愚痴終わり。

 最近けっこう映画館に行ってるけど、なぜか「IT」の予告編観たことがなかったんだけど、今まさに公開していて、興行成績いいらしいですね。

 私は絶対に観ないけどな(笑)

 「IT」って私が初めて読んだキングの小説で、それまでスティーブン・キングなんてバカにしていたんだけど、失業中の時だったかなあ?なんか暇だったので分厚い本が読みたくなり、たわむれで図書館で借りて読んだら、ずっぱまってしまった。

 とにかく恐ろしくて、悲しい話だった。
 そして、スティーブン・キングの描く「少年時代の思い出」が文芸作品として非常によくできていることに気がついて、「なにこれ、ジョン・アーヴィングみたいじゃん?」って土下座して、あの後けっこういろいろ読んだなあ。
11月9日(木)

 ブレードランナー2049の感想文はけっこう軽い感じで書きましたし、ほんとに「スターウォーズ観た時と似たような気分」だったんですが、今日になって、「あれ?この世界に違和感が・・・・」
 3時間弱、あの世界観に集中していたので、その余韻が強烈だったらしく、自分の周りの「現実の光景」の方に違和感感じてしまったようだ。昼頃にはやっと現実世界に馴染めたけど。

 あと彼女アプリのジョイちゃんの高橋一生バージョン欲しい、って昨日は書きましたが、ジョイちゃんは普及品なので、あのバージョンしかないって設定なんだよね?
 そして、大したプログラムでもないわけで(劇中でそういう扱いになってた)、誰にでも同じように愛を囁くんだけど、それでも、それに縋りたい時だってあるんだよ、って話ですよね?

 というわけで、けっこうジョイちゃんに夢中なので、もう一回観てもいいかも。
 うん、シネコンのスケジュール確認したら、来週はまだ観やすい時間にやっているようなので。

 そういや、昨日の上映前にまた「嘘を愛する女」の予告編が流れて「ブレードランナーの前に流すなんて、けっこう本気なんだ」と思ったが、見上げるほどの大画面で高橋一生のクシャ笑顔やられて、「ひぃぃぃ」ってなった。
 あれで頭真っ白になったので他の予告編全く記憶にないくらいだ。

 あの映画、そりゃ私は「きりちゃん(真田丸)と政次(おんな城主直虎)があああああああ」ってことなので絶対に観ますが、興行的にはどうなんでしょうね?「散歩する宇宙人」が「松田龍平と長谷川博己と高杉真宙が出ててもこんなもん?」って感じの客の入りでしたから。

 どっかで読んだが、日本人の平均的映画鑑賞率って、年に2本以下だとか。

 それって、たぶん、「映画館に全く行かない人」の方が多くて、好きな人は年に10回以上行ってるんでしょうねえ。
 私もほとんど映画館に行かなかった時期があるので、「映画館に全く行かない人」の気持ちもなんとなくわかるのですが。
 同僚M嬢なんかは、「体力的に無理」みたいなこと言ってました。休日に映画館に行く気力も体力も無いらしいし、そこまでして観たい作品も無いのだろう。彼女はテレビドラマもほとんどリアルタイムで観ていないらしく、気が向いた時に録画してあるのをまとめて観ているようで、そういう人のほうが多数派なんだろうな。

 映画館がほとんど大手シネコンになってしまって、「なんだかなあ?」って思っていたけど、3Dだの4Dだのが普及してきて、また映画館に人が戻って来た感はあるけど、私は3D苦手で。
 ブレードランナーもあえて2Dで観たけど、これを3Dで観たいと全く思わなかった。

 3Dを体験した時に「視覚情報を処理するのが目一杯らしく、英語セリフが全く聞き取れない」ことに気がついて、だからいつもよりも字幕を頼るのだが、その字幕が空中に浮いているのが気持ち悪くて、「金払って、なんでこんな辛いことに」って思ったので「今後、よほどのことがなければ3Dは観るまい」と思ったのである。

 ブレードランナーなんて、2Dで観ても、みんなボソボソと喋るので、英語セリフ全然聞き取れなくて、しかも前の方に座ったから字幕がデカくて近くて「これ、キッツいな」と思っていたのだが、途中から画面にうまく集中できて、字幕を必死で読んでる感じを忘れていたので、ああ、そうだ、ジョイちゃんのセリフは普及品なだけに、聞き取りやすかったのよ。

 そっか・・・・ジョイちゃんが3Dになるなら、3Dで観てもいいかも・・・・・って、どんだけジョイちゃんに夢中なのかと(笑)

 ちなみに、私が「これだったら3Dで観たい」と思ったけど、3Dでやってなくて残念だったのは「パディントン」です。あのモッフモフ感が味わえるのなら3Dで観てみたかった。

11月8日(水)

 そういや、ブレードランナーの軽い予習していたら、監督が「メッセージ」と同じ人なのを知り、「そっか、だから私はリミスリがイマイチなんだ」と気がついた。
 メッセージも時系列が入り乱れる映画だったが、「人が感じている時間の流れ」が宇宙人との出会いで根本から変わってしまう話で「リミスリ」のスポットライト理論と似ているっちゃ似てるので、心のどこかで「メッセージ」と比較していたんでしょうね。あれと比べちゃうとねえ?

●映画「ブレードランナー2049」(ネタバレあり)

 前作(?)をDVDで予習しようとしたんだけど、絶賛貸出中だったので「まあ、いいや、予習なしで観てみよう。それで何か引っかかったらちゃんと予習してもう1回観ればいいじゃん」ということになった。
 それで、一応簡単に予習したら、さっきも書いたけど「監督がメッセージのドニくん(苗字書くのが面倒なだけです。ヴィルヌーブだったっけ)」「ハリソン・フォードが出ている」ってくらいは確認した。

 えーと、ハリソン・フォードって前作で何の役だったっけ?(笑)
 はいはい、レプリカントを捕まえるブレードランナー役ですね。
 ルトガー・ハウアーとかショーン・ヤングのビジュアルは思い出せるんだけど、ハリソン・フォードってどんなだったか全然覚えてないなあ。
 あと、動物が本物か偽物かがどーのこーのじゃなかった?

 と、「映画は30年くらい前にビデオで観たことがある」「その前に原作本を読んでいた」って程度で、あまり熱心なファンではないのであった。

 なので、ほぼ前作観てない人と同じようなスペックで挑みました。

 休みだったから昼間上映している映画館を探したんだけど、3Dでやっている上映の方が多く、2Dで交通の便がいいところを探して日本橋TOHOになりました。初めて行ったけど、あの新しいビル群の中なのね。しかも上階はオフィスになってるから、スーツ姿のサラリーマンがゾロゾロいるから、なんか仕事サボってるような後ろめたい気分になった。
 12時50分の回だったんだけど、男性客も多くて座席が3割くらい埋まっていたかなあ?
 1番大きいスクリーンじゃなかったけど、前の方の席だったので(トイレの心配があったので通路側に座りたかったから)画面の上の方はけっこう見上げる形になり「3時間これで持つかな」って心配になった。

 ドニ監督の「メッセージ」も映像の美しさにうっとりしたが、この映画も映像が素晴らしかった。
 あと、空飛ぶ自動車(?)がメカオンチのおばさんな私でも「かっこええ」って、あの車欲しくなったほど。運転免許持ってないけど(笑)
 街中に溢れるホログラム広告とか、前作はどうなっていたのか忘れたけど、前作の時にはまだそれほどCG発達してなかったからもっと場末感があったような気がするが、本作はそういう雨に濡れて匂い立つような雰囲気は無かったような気がする。

 どっちかというと、「スターウォーズ」の最新作(エピソード7)を観ているような感じだった。
 世界観は全く違うんだけど、映像の美しさのベクトル的に。あと世界観が違うといえば、「スターウォーズ」は可愛いロボット(ドロイド?)と仲良しになるけど、「ブレードランナー」はロボット(レプリカント)殺しに行く話だからな。

 つーか、観ている途中でハタと思ったが、「レプリカントってどういう仕様だったんだっけ?」
 本作で禅問答みたいな検査受けてるけど、そうだ、たしか、こんな検査しないと人間と見分けがつかないっていう話だったんだっけ。

 そのあたりの設定は初見の人にはたしかにわかりにくい。
 ただ、前作もそのあたり、非常に曖昧な作品だったような?
 本作も誰が人間で誰がレプリカントで、って時々わからなくなるが、前作もそういう話だったような?

 そんで、たぶん本作での一番人気は「電脳妻ジョイちゃん」なのではないでしょうか?

 原作小説が「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」なので、これは「アンドロイドは電気妻を娶るか?」ってことでよろしいのでしょうか?

 この「俺の嫁アプリ」のジョイちゃんと主人公の純愛がとっおーーーーーっても切ないので、「このパートだけで映画一本作ればいいのに」って思いました。
 つーか、たぶん多くの人が「オタクはこれで充分」的なことを思ったんだろうけど、おばさんだってアレが欲しいよ。

 主人公がジョイちゃんの服装を次々チェンジするんだけど、あれ絶対やるよね。
 高橋一生ファンだったら、ビジュアルを「清沢総料理長」「伊達さん」「家森さん」「政次」ってシチュエーションに応じてチェンジするよね。
 普段の夕ご飯の時にはミツカンCMバージョンで「おかえりなさい、今日の夕飯はなんだと思う?じゃじゃーん」って言ってくれるんだよね?
 そんで、飲み会で遅くなった時には玄関で政次が「こんな夜中におなご一人でどこをほっつき歩いておったのじゃ」ってお小言言ってくれるんだよね?

 え?そんで、さらに課金すると、ホログラムじゃなくて半透明になって一緒に外出できるの?
 何それ、最高じゃん?いくらするの?いつできるの?2049年って、あと30年ちょっと?

 うん。落ち着こう。
 でも、ジョイちゃんと生身の女性がバッティング(?)した時なんて、吹き出しそうになりましたが、その後の展開に「上手いなあ」って唸りました。

 そういう所を含めて、話わかりにくい所もあるけど、娯楽作品としてよく出来てると思ったのですが、いかんせん、長い。
 でも、見終わった後「ああ、長かった」とも思わなかったので、無駄なシーンは一切なくて、ほんと面白かったんだけど、予告編入れると3時間って、それだけで敬遠されそうだよなあ。
 しかも、重い話だし。

 でも、例えば「マトリックス」みたいに重くて暗い話だけど、痛快アクション映画としても楽しめるみたいに、もっと大衆受けするように作っても良かったんだけど、あえて前作のテイストというかテーマを生かしたことは凄いなあ、と思う。

 この映画、アメリカで興行成績がパっとしなかったらしいけど、もしこれが大ヒットしていたら、「レプリカントの救世主を守るために、第何次大戦争」みたいな続編が他の監督で作られてしまいそうなので、逆に良かったんじゃまいか?

 そう考えると、そもそもなんで今更、ブレードランナーの続編をこんな膨大な予算使って作ったんだろう?
 コアなファンが大勢いるとはいえ、週末に家族で観に行くような映画でもないし、長すぎるからデート向きでもないし、私みたいな「つい脊椎反射で」観に行ってしまうような人と「ハリウッドのSF大作だから」ってだけでは数字伸びないし、「SF大作だから」ってスターウォーズ観に行く気分で来た客は「なんじゃこりゃ?」って批判するよなあ。

 まあ、私は楽しめましたが。
 「木馬を隠した記憶が」って所は「ああ、こういう脚本大好き」って鳥肌たちましたし、あそこで回収されたのかと思いきや、それがさらに大回収されるとか、「そう来たかあああああ」って。

 後半の見せ場であった「水責め」がけっこう長くて、途中でまた持病の「笑のツボ」にハマって「ぐふっ」ってなっちゃって手ぬぐいで口押さえていたんだけど、ハリソン・フォードが頑張ってくれたなあ。

 スターウォーズといい、これといい、ハリソン・フォードは最近どうしちゃったんだろう?
 年とってさらに意固地になる人もいれば、丸くなる人もいるけど、ハリソン・フォードは後者だったのだろうか?それとも金に困ってるとか?

 私はハリソン・フォードにそれほど思い入れが無いので、この続編には前作のキャストを無理に出さなくてもいいんじゃないかなあ、と思ったのですが、まあ、出てくれるといろいろ助かりますし、そこが何より前作との繋がりですから・・・・と思っていたら、ええええええ?ショーン・ヤングも出てくるの?聞いてないよ!

 って、あれ何?
 合成なの?
 そっくりさんじゃなくて、合成なの?

 これをハリウッド版ぷっつん女優のショーン・ヤングがよくOK出したなあ。ってやっぱ金に困ってるのか?(笑)

 でもね、ラストシーンで主人公が雪が積もった階段に横たわるシーンとか「フランダースの犬かよ!って、犬いねーし」って笑いながらボロボロ泣きました。
 犬は、ハリソン・フォードが潜伏していた廃墟なラスベガスにいたんだけどね。あの犬、特殊メイクであんな野犬風にしたのか、もともとそういう犬だったのか、かなり気になった。

 あと、素朴な疑問いいっすか?
 蜂の大群が出てきましたが、植物がほとんどないはずの世界で、あの蜂はなんで繁殖してるんですか?
 ラスベガスの廃墟ホテルの様子から、「核攻撃受けて、みんな逃げてそのまんま」ってことはわかりましたが、それって30年くらい前の出来事らしいので、「ワイングラスにワインが残ってるわけないだろう?」って思いました。
 あと、ロサンゼルス警察の警備が甘すぎますが、あれは「人類が相当ダメになってる」ってことなんですかね?
 主人公の女性上司はアル中だったし。

 さて、感想まとまりませんが、まとめるつもりもないので、まあ、時間があったらもう1回観てみようかなあ、でも、3時間の壁が・・・・


11月7日(火)

 また「リミスリ」観に行ってきました。

 明日は休みだから、レディースデイ割引で観に行こうかと思っていたんだけど、「でもブレードランナーも観たいんだよなあ」と悩んでいたら、リミスリは来場者のテコ入れなのか、今週3回も監督のトークショーやってるので「頑張ってるなあ」と思っていたら、今日のトークショー付きレイトショーの予約状況観てみたら、全然席埋まってなかったので、「もお、しょーがないなあ」って急遽観に行くことにした。

 二回目鑑賞の目的は「最初観たとき、ピエロ役が古畑新之だと気がつかなかったから」なので、今回は古畑新之だと認識した上でしっかり観てきました。
 けっこう目まぐるしい映画なので、二度目だと展開がだいたいわかってるから落ち着いて鑑賞できましたが、やっぱしベッドシーンのエロ度はけっこう高いなあ(笑)

 そして、やっぱし高橋一生の役はセリフに全く心がこもってない変な物体であった。
 ブレードランナーを和製で作って、レプリカントやってほしい。あと東出くんもね(笑)

 というわけで、二回観ましたが、面白くないわけでもないし主演の桜井ユキも高橋一生も素晴らしいのだが、私がイマイチ前のめりになれないのは、笑えるシーンが一つもないからかなあ?
 まあ出資者のヤクザさんとのエグい枕営業シーンはベタすぎて一瞬笑いそうになるのだが、笑えないほどエグくてさ・・・・

 いや、ところどころ笑いどころあるんだけど、満島真之介の「オッケー、チャーリー」のところもベタすぎて笑えないし、そこで紹介される世界的映画監督が手がける「東京ハムレット」っていうの、オフィーリア役がなんでだかOL風なんだけど、そこサラっと流れるから「クドカンなら、クドカンなら、クドカンなら」って私が苦手なはずのクドカンを投入したくなるではないか。

 クドカンは外しすぎだと私は思っているが、二宮健監督はもう少しだけ外した方がいいと私の個人的な趣味的には思うのだが、んんん、だから三谷幸喜とかタランティーノみたいなのって誰でも出来ることじゃないのは、よーくわかってますけど、さ。

●「民衆の敵」第3話

 祝・高橋一生が脱ぎませんでした!(笑)

 それよりも、デリヘル嬢が作ってきたケーキを指でクリームなめてた!
 清沢総料理長みたいだ!

 なんだ、君たち出来る子じゃん!

 欲を言えば、せっかくデリヘル嬢の顔に生クリームつけたんだから、そこに口つけて舐めろよ、と本気で思ったが、「あ・・・・9時代ですから、未成年も観てますよね」と自制しました。

 とりあえず、高橋一生は脱ぐよりも、生クリーム指で舐めてるほうが数倍エロいってことに気がついてくれたのなら良かったです。とになく、なんか食べさせておけばいいんじゃないでしょうか?

 で、「幼女誘拐は冤罪?」って話でしたが、容疑者の渋谷謙人が「ひよっこ」に出ていた人だったので、最初のミスリード・シーンが全然ミスリードにならなかったし、そもそもあれでなんで逮捕されたのかもよくわからなかったし、「一ヶ月間、ずっとゲームしてた」ってことなの?
 そりゃ一ヶ月間監禁してたら、逮捕されるだろうけど、なんだかそのあたりがわかりにくくて残念だった。

 だいたい子供だって小学生なんだから、事件性が無いことをちゃんと説明できると思うんだけど・・・

 まあ、そういうところ、なんか腑に落ちない脚本だし、いろいろ突っ込みどころはあるんだけど、高橋一生ファンとしては、「藤堂誠が自分を再構築していく話」だと思って観ていると、孤独をデリヘリ嬢で癒していって、「やりがい」というのか自分の存在意義を高校中退キャラの篠原涼子に見出していくのって、けっこう面白いです。


11月6日(月)

 日曜日は立ち仕事だったのでぐったりというか、腰が痛いよお。

 そんで、夕方帰宅してからとうとうアベマTVをスマホでダウンロードして元SMAPの番組観たんだけど、フィナーレが近くなたったら生放送で歌っていたんだけど、それがなんか忙しく展開するメドレーで、しかも「なんで他人の曲ばかり歌ってるんだ?」

 ・・・って一瞬本気でそう思った私はピュアすぎる(笑)

 二瞬目に「あ・・・」と気がついた。

 そして「もう今後はSMAPメドレー聴けないんだ」と思うと、今の私にとってはそれほど大事なものでもないのに、なんだか切なくなってきて、ちょっと泣いちゃったじゃないの。

 あと、この72時間放送は大盛況だったようですが、おかげで私は「あれ?アメーバTVじゃないの?」ってことに気がついたようです。

 そして、その後、「今朝は早起きだったから昨日観られなかったのよねえ?」って毎週楽しみにしている「オトナ高校」をティーバーで観ようとしたら「おや?無いぞ?」って探しまくったら「あれ?なんで先週のが残ってるの?」と思って公式ページに行ったら「日本シリーズ延長のため中止でした」って、ええええええ?

 延長戦になって、11時くらいまでやっていたらしい。
 この秋シーズンのドラマは、選挙で飛んだり、野球中継で飛んだり、編成の皆様大変ですね。

 さて、わたくしは昨日の仕事の疲れのせいなのか、夜中に何度も目がさめてしまい、今日はずっと眠かったので、これから月9観たら、早寝しようかなと。
 今日も高橋一生はセクスィー要員なのかなあ?

 なんかね。「あんま安易に脱がせるなよぉ」とかボヤいていましたが、視聴率出てないので逆にホっとしているので「もう好きにしていいよ」って生暖かい目で見守ることにしました。
 朝ドラ「わろてんか」も月9の「民衆の敵」も、まあまあの出来なので、来シーズンに期待しましょう。

 つーか、多くの人が言っているけど「政次が素晴らしすぎたので、それが基準になってしまってるので、ヌルいキャラやってると我慢できない」ってだけで、月9や朝ドラがいいインターバルというか、肉料理の後のシャーベットみたいな口直しになってくれてるんですよ、きっと。

 「カルテット」「おんな城主直虎」に続いて、もし「プリンセス・メゾン」が一年遅れで今頃やっていたら、みんなほんと沼の底に沈んでいたと思うので。

11月4日(土)

●「超入門! 落語 THE MOVIE」

 これ観たかったんだけど、なかなか観られなくて、やっと今日の夕方の再放送を偶然観た。

 「井戸の茶碗」だったんだけど、これ面白いね、ほんと。
 吹き替えの反対というか、噺家の声に役者が口パクで演技するっていうのが。
 海外ドラマ「THIS IS US」の吹き替えで高橋一生が「このセリフ回しって、日本のドラマでは絶対にないよなあ」って感じになるのが面白かったが、この「落語 THE MOVIE」では、役者だったら絶対にやらないようなセリフ回しを映像で口パクしてるから、これ、けっこう撮影大変だと思うけど(落語家の喋りに口の動き合わせてるから)、役者から音声奪うっていうのがほんと面白い。

 木曜の10時半からなのか・・・「刑事ゆがみ」とかぶるけど、こっち観ようかなあ。なんでオンデマンドでやってないんだろう?

●「この声を君に」

 「コウノドリ」の裏になってるので、あまり話題になってないけど、私はこっちをリアルタイム視聴してます。
 なんと言っても「全然カッコよくない竹野内豊」が見どころだが、もう次回は最終回だけど、今週はやっと麻生久美子に「好きです!」って告白したけど、全然カッコよくないのが素晴らしい。
 それよりも、いろんな役者さんが朗読披露してくれるので楽しいのだが、今回も杉本哲太が東海林さだおのグルメ・エッセイ朗読するところとか最高でした。

 そこに至る過程も素晴らしく、杉本哲太が竹野内豊に「男だけの秘密の朗読会あるんだけど来てよ。本能にビンビン来るよ?」と意味ありげに誘うし、そこに父親の平泉成と訪れる竹野内豊が「なんか怪しい店なんですけど?」ってビビる様子が片桐はいりが朗読する「注文の多い料理店」とカブり、恐る恐る中に入ると「これ絶対に官能小説朗読会でしょ?」っていうキューブリック監督の遺作「アイズ ワイド シャット」を思い出すような秘密エロパーティー匂わせておいてーの、「そう、本能に訴えるんだよ・・・・・・食欲に」っていうオチ最高でした。

 で、気難しい老人だった平泉成が、それでなんか刺激されちゃって料理に目覚めるとか(笑)

 平泉成って、ずっと安定した存在だったけど、「シン・ゴジラ」以降、けっこう当たってない?
 「過保護のカホコ」では主人公の祖父役で、時任三郎の父親役だったし、「この声をきみに」では竹野内豊の父親役で、ミツカンのCMでは高橋一生の義父役だし、私も平泉成のこと「お父様」って呼びたくなるようなポジションだぞ(笑)

 それよりも、今「入れ替わりモノ」で平泉成と入れ替わったら、相当楽しそうだぞ(笑)

 竹内涼真とか竹野内豊とか高橋一生に「あ、平泉さん、ちわーっす」って大先輩としてチヤホヤされて、「おや、君たちが噂のイケメン君なのか、孫が大ファンでねえ」とか言って、ツーショット写真とりまくりたい。(写真が目的じゃなくて肩組んでもらったりしたいから)

●「セトウツミ」

 今回は田中君回だった。
 森永悠希演じる田中真二は前にもバドミントンの審判役で出ていたが、今回はババ抜きの審判役をしたのが前編で、後編は「目立たないし、生きる希望も希薄だったけど、セトとウツミが友達になってくれて、なんか人生前向きになった」という田中の心情が綴られていて、泣けそうで泣けなかった。セトとウツミは田中君のこと友達だと思ってないし(笑)

 それよりも、せっかく若手イメケン俳優の田中偉登を馬場役で出しておきながら、顔がずっとボカしって?(瀬戸が彼の顔を思い出せなかったという設定)
 なんちゅーことするんだと思ったが、こういう悪ふざけができるのも、さすがテレ東だし、NHKが膨大な予算をバックにしているボンボンの悪ふざけだとしたら、テレ東ってほんと、貧乏人の悪ふざけで、どっちも好きよ、私は。

 しかし、「セトウツミ」にけっこうハマってしまったので、「だから、こういう感じでもう、イッセイヒロキみたいなのやってよ」と思う。
 さすがに、長谷川博己と高橋一生が高校生役っていうのは無理があるので、営業マンの長谷川博己と高橋一生が同じファミレスでサボっていて、「会社に入館するとき、たまにSUICAでタッチして慌てるよね」みたいな、どーでもいー話をだらだら喋ってるの超観たい。


11月3日(金)

 ネットで草なぎ・稲垣・香取の元スマップが72時間放送しているらしいが、今日の昼間はそこに三谷幸喜が出てきて演出段階から披露していたらしく、三谷幸喜ファンの皆様が歓喜していたんだけど、それってどうやって観られるの?っていうか、今日は出勤だったんですけどね。

 それにしても叙勲という制度にはほとんど興味がないけれど、秋の叙勲は我らがミタニンと、松本隆御大が選ばれたので、なんだかくすぐったい気分だし、ニュースショーで何度も「ルビーの指輪」が流れるので「ふぉぉぉぉ」ってなります。

 そういや、「座間の9遺体遺棄事件」が恐ろしすぎて、でも、ついうっかりニュースショーやネットニュースを観てしまうから、こういう「観たくないニュース」にフィルターかけられないんですかね?
 この事件、どなたかが呟いていたけど、裁判員に選ばれたら大変ですよね。証拠写真観るのも嫌だけど、「遺体をどう処理したか」なんて話を延々と聞かされたら、私だったら絶対無理だわ。
 だいたいこの事件、まだ全容はわかってないけど、容疑者はベラベラ自白しているみたいだし、この容疑者の気分が途中で変わらなければ、裁判やるまでもなく死刑一択じゃあないですか?
 弁護側は精神障害を訴えるのかもしれないけど、自殺志願者をネットでちゃんと釣っていた時点で、「百歩譲ってサイコパスだったのかもしれないけど、サイコパス病は心神耗弱の範疇じゃないし、サイコパス気質の人が全員人殺しするわけではない」ってことで、だから、今のところ、裁判する時間も金も無駄に思えるくらいの死刑一択案件なわけで・・・・

 そんな人の心の闇なんか、解明したくもないのだが、まあ、ちょっと興味はありますよね。
 殺すの最初は大変だったし、遺体処理するのも苦労したんだけど、何人か手がけていたら「おや、なんかけっこう上手くなってきた?」って感じなのか?

 いや、それよりも問題なのは、「自殺のお手伝いしまーす」っていう餌にかかる人が意外と多いらしいってことだろう。
 その人たちが安らかに死ねたのかわからないけど、テレビで同じアパートの他の部屋映していたけど、かなり狭い安アパートだったから、半殺し状態で楽しんではなかったような気がするところだけが救いだ。

 それにしても、それにしても・・・・って、なんかいろいろ想像しちゃうので、だからフィルターかけたいんですけど?

 まあ、ある意味、これを小説や映画でやっていたら「非現実的」と言われるような設定だけど、ほんと、創作をあっさり超えるようなことする人ってたまに出てくるんですよねえ。

●「奥様は取り扱い注意」

 現実は辛いから、創作の世界に戻りますが、このドラマは「家電のCMの夫役みたいな西島秀俊」と「NHKのファンタジー大河で鍛えた綾瀬はるかのアクション」と、その二人の微妙なラブコメをなんとなく観ているだけでしたが、今週は「夫がひどいから、みんなで家出よ!」ってことで、なぜか広末涼子がクラブに行こうと言い出し、入ってみたら、ゲスいイケメン若い男子が婦女暴行する気満々で待ち構えてるって・・・なんじゃそりゃ?

 「夫婦関係が上手くいってない」って描写が妙にリアルで、って、わたくしは結婚したことが無いのでよくわかりませんが、あの「イラっとする感じ」は共感できたんだけど、でもよく考えてみたら、綾瀬はるかと広末涼子と本田翼が全員、夫に雑に扱われてるって、かなりリアリティないんですけど。

 でも、ちょっと「上手いな」と思ったのは、広末涼子の夫の石黒賢が「大学の教え子だった彼女に一目惚れして、自分だけの物にしたくて家庭に閉じ込めた」って腹黒い過去を他人に話したのに、やっぱし「外で仕事する」ことだけは封じたことで、「あ、ここ、なにかのきっかけなんだ」と思っていたら、悪そうな玉山鉄二ドーン!

 金城一紀ってあんま好きじゃないんだけど、玉鉄投入にはちょっとテンション上がった。
 そしたら視聴率も14.5って、なんなのそれ?

 ほんと、最近のリアル視聴率ってわけわからないですね。

●「刑事ゆがみ」

 こちらは視聴率では苦戦しているけど、コアなドラマファンの評価は高いんだけど、ってことで、私も「浅野忠信と神木隆之介の絡みは最高なんだけど、肝心の事件が・・・」って思っていたが、今回の事件は、え?百合展開なの???

 原作がどういうテイストなのかわからないけど、今流行りの「イヤミス」らしいのだが、うーん、全く共感できないなあ。「別に殺すほどのことでもなかったのでは?」って思ってしまうし。
 そんなの「相棒」とか「科捜研の女」も犯行動機に全くリアリティないんだけど、キャラ設定や捜査の過程の面白さで観てしまうのだろうけど私は「相棒」とかほんとに苦手なんだけどなあ。

 というわけで、「刑事ゆがみ」は事件には目をつぶって、キャラ設定と映像の雰囲気だけを楽しむためにまた観るのかもしれません。とりあえず「大卒で働いている神木くん」は初めて拝見するので(高卒で働いていたり、高校生だけどプロ棋士っていうのは観たことがある)それだけでも観る価値があるわけで。


11月2日(木)

 たいへんだぁ。
 今日の朝ドラに久々に栞様登場したんだけど、いきなり「そんな男と一緒になっていいのか?僕はいつでも君を待っているから」とか言い出し、コアなドラマファンの皆様が「ふぁっっっ?」になってました。

 私も「あれ?シオりん、こういうキャラだったっけ?」って戸惑ったし、切なそうな目が政次っぽくて「あれ?こっちはもっとドライなキャラだったんじゃないの?」って。
 このドラマは脚本が酷評されているが、私はそこまで酷いとは思ってないけど、でも、このシーンのシオりんは確かに理解不能である。

 と思っていたら、制作社側も「これは荒れる」と予感していたのか、今日というタイミングで「中の人」のインタビューが・・・
https://www.nhk.or.jp/warotenka/special/tsubo/t03.html

 「僕はいつでも待ってるよ」っていうセリフを「中の人」は「また頼りたくなったらいつでも来なさい」と解釈していたと・・・

 いや観てるこっちとしては、てっきり「また何か困ったことがあったらいつでも相談に来なさい」と言うと思っていたら「僕はいつでも待ってるよ」とか言うから「へ?????」ってなっていたのを公式側が、「中の人」を使って「これは、こういう意味なんですよ」って説明するのってアリ?

 まあ、たしかに、このコメントを踏まえて再度観てみたら、そんな感じでしたが、あの「中の人」が得意とする「どっちでも観た人が解釈してください」っていう余白だらけの演技でもカバーしきれなかったくらいのセリフだったんだよなあ。

 まあね、このドラマが始まる前は「また不憫キャラなのか?」って身構えていたのだが、不憫枠は濱田岳が担当するらしかったので、「よーし、伊能栞はとことんトンチキで行くのだな」と思っていたら、このシーン投入で「はああああ?」ってなってしまったのだが、こんなことでワーワーギャースカ言ってるのって、日本は平和ですね、としか言いようがないのだが、ちょっと炎上商法的な香りがする脚本なので、この先どうなるのかちょっと不安になってきた(笑)

 千葉雄大を殺された恨みもあるし(笑)

 私は「花子とアン」がけっこう苦手だったのだが、あれと比較すると、「わろてんか」はすごく面白いわけでもないけど、許容範囲なので、もう少し挽回してほしいものである。
 しかし、このシオりんも、ただの王子様キャラじゃなくて、いろいろコンプレックス抱えていることが予告されているので、そのあたりがどう展開するかがキモかなあ?

 それにしても、まだ出番が数回しかない役柄について、それを演じている役者に「伊能は自分の興味のある人間のことを試すようなところがあるんです。自分がこんなことを言ったら、相手はどう感じるんだろう?どんな反応をするんだろう?と。 それは、彼にとって興味深い人間に対する切り込み方の1つだと思います。」とか説明させるのってどうなのよ?(ループ中)

 そういう解釈を語るのは視聴者の特権であって、たしかに高橋一生は政次を語る時にも「男女の愛じゃなくて、人間愛みたいなもの」とか言っていたけど、視聴者は「全然そんなんじゃなかったぞ?」と総ツッコミしていて、そういうのが楽しかったんだけど、「僕はいつでも待ってるよ」は、なんかちょっと違うんだよなあ。

 ところで、栞様のスーツ姿って、肩パット豪快に入っていて、女子のブラに入れるパッドみたいですね。
 補正大事よね、と思った。
 だから、いつも言ってるけど、「女は脱いでナンボ、男は着てナンボ」ですし、高橋一生の場合はゆったりニットが最高なんですから、「痩せているからこそ、服のラインで自由自在」っていうのがいいので、だからやっぱし安易に脱がさないほうがいいと思う。

 そう考えると「カルテット」の衣装とか、ほんとうによくできていたので、ああいうのがまた観たいわけだし、「わろてんか」のひたすら蝶ネクタイも素晴らしいのだが、三揃い蝶ネクタイで武装しているシオりんが、たまには浴衣姿でくつろいでるとか、「あ、浴衣だと華奢な弱い人なんだ」ってチラリとわかるとか、そういうのでよくってよ?

 高橋一生の浴衣姿のヤバさは「トライエイジ」の石川啄木役で披露済みだけど、長谷川博己が夏目漱石を怪演したみたいに、高橋一生の石川啄木も4話連続スペシャルドラマ的にやってほしいなあ。
 
11月1日(水)

 そういや、昨日は「民衆の敵」での高橋一生の役を「現代に転生して、また苦悩している政次」と解釈することに暫定的に決めたのだが、「オトナ高校」のチェリート君になった三浦春馬の方は、あまりにハマり役なので、直親が完全にチェリート君に書き換わりました。
 でも、政次も直親もどっちも「ダメ男」って酷いわ(笑)

 さて、今週末もまた出勤なので、今日を休みにして東京六大学野球の秋の新人戦(フレッシュトータメントと名称を改めたそうだが、なんで?)を観に行った。
 大好きなんですよ、この新人戦。
 何がいいって、応援団がいないし、客も少ないから「野球の音」が全部聞こえるのです。ボールがミットに収まる音とか、バットにボールが当たった時の音以外にも、ベンチからの掛け声や、守備する野手同士の掛け声や、投手が投げたときに「よっしゃ」と発する声なども全部聞こえるし、あと、フライが上がった時の野手同士の掛け声も「すっげえ声出してるんだな」とよーくわかるので好きなんです。
 同じ理由で、よくプロ野球の二軍の試合も見に行っていたのでありました。

 第一試合は東大×法政で、東大は横浜翠嵐の子が先発だった。湘南高校出身の宮台に続き、神奈川県立トップ校の後輩なんて素敵なので頑張ってほしい。実際、けっこう好投していたんだけど。
 しかしリリーフ投手が軒並みコントロールがダメで、特に開成の子がダメダメだったけど、開成出身の子は珍しいのでメゲずに頑張ってほしい。日比谷の投手もいたので頑張れ公立。
 あと代打で出てきた青山君(広島学院)が東大では珍しいアンコ型で、マン振りしていたので超笑ったから、いつか彼のホームランを目撃してみたいものである。

 試合の方は、細かいこと忘れたが、8回表で6-1で法政がリードしていたので「まあ、そうでしょうね」って感じだったのだが、8回裏の東大の攻撃の時に、法政の投手が四球連発したり、野手のエラーが出たりして、なんと東大が5得点で同点というビッグイニングになり、閑散としていた客席が熱く盛り上がって楽しかった。

 公式戦でも東大が勝ち越したりすると異様に盛り上がるので、別に東大応援しているわけでもないのだが、あの雰囲気は癖になるので、これからも観に行くことでしょう。いつか、東大が勝ったところを目撃したい。

 第二試合は明治×慶応で、明治の先発の長江が好投して7回3安打無失点だったが、明治の得点は全部ホームランという展開で、7回でコールドゲームで終了しちゃいました。
 まあ、慶応は昨日、優勝パレードに祝賀会だったので、全員二日酔いで寝不足だったのだろう。
 明治と慶応は最後まで優勝争いしていたので、新人戦で一矢報いたということでよろしかったのではないでしょうか。

 さーて、これで今年の野球観戦は終了かな?でも、明治神宮野球大会があるから、時間と気候が合えば行くかもしれません。

●「監獄のお姫さま」第3話

 昨日の日本シリーズが終わったのって10時半くらいでしたっけ?
 私はそれ観てなくて「さーてクドカンのドラマ見ようかな」ってテレビつけたら「え?まだ野球やってるの?」って驚いて、だってスコアは3-2なのに、なんでこんなに長引いてるの?って。
 開始時間が18時半だとしても、なんで?って思った。
 そんで、やっと野球が終了したら「マツコの知らないなんちゃら」をやると?
 え?そしたらドラマ始まるの11時半くらいになるの?うわー、「カルテット」の時を思い出すなあ。あの時も「野球に興味のない皆様本当にごめんなさい」という気持ちと「もう、眠いんですけど」と眠気と戦いながらドラマ観ていたなあ。あれからまだ1年も経ってないんだ。

 で、「カルテット」は「それでもリアルタイムで観るのだ」と頑張りましたが「監獄のお姫さま」にはそれほど思い入れがないので、さっさと寝ました。

 このドラマ、1話が凝りすぎだったのでイマイチというのはわりと多数意見で、2話で評価がぐっと上がったのですが、うーん、私はやっぱり、クドカンの悪ふざけノリが苦手なんだよなあ。
 刑務所の食事の時に流れる音楽とか、仲直りのきっかけとしての超くだらない対決とか・・・まあ、あの対決はくだらなすぎでちょっと引いた人多かったみたいですけどね。

 それでも、今の大河ドラマを面白いと思って観ている人たちが「監獄のお姫さま」も絶賛していると、「ああ、そうなんだ」って人の趣味って複雑ですよね。
 このドラマはオバサンのワチャワチャ感が見所だと思うのですが、私はそもそもガールズトークが実生活でも苦手だし、数年前にあった中学の同窓会で、車の中で全員がワチャワチャと話し始めた時には「なんでみんな、そんなに声がデカいんだ」と意識失いそうになったし、ああいう雰囲気が本当に苦手で・・・・

 なので、あれだけの女優陣なのに、みんなキャピキャピ喋るからなんだかノレないのですが、満島ひかりが地声キャラやってるので、あれだけが救いというか、あれ観たさに観ているというか。
 今回はやっと夏帆ちゃんの「姫」が登場したけど、うーん。

 そして伊勢谷友介の乳首がたってるとか激しくどうでもいいんですけど、これは私だけなのかもしれないけど、男の乳首にそんなに注目しないんですけどね?
 だから、ただでさえオバサンオバサンしてる女優陣に中学生男子みたいな性的興味を加味したように思えて、そこがクドカンの面白さなんだろうけど、どうしてもその中学生男子っぽいところが苦手だわ。

 でも、看守の満島ひかりがなぜ「先生」として元女囚たちを集結させたのかが、今のところさっぱりわからないので、それは気になるから今後も観るとは思います。

 あと、満島ひかりの先輩っぽい看守が「この人、どっかで観たことあるなあ」って2話から思っていたんだけど、エンドロール観てやっとわかった。河井青葉だ!
 10年前の映画「ミートボールマシン」で高橋一生の相手役というか、ダブル主演的な役だったが、今年になってこの映画をDVDで観てみて「高橋一生は今更こんなにブレイクしたけど、この女優さんはどうしてるんだろう?」と調べてみたけど、けっこう地道にやってるようでした。

 薄幸系なルックスの女優さんだけど、このドラマでは役こそ大きくないけど、けっこう出番は多く、印象に残る感じなので、もっと注目されてもいいかも。
 ほんと「ミートボールマシン」の高橋一生と河井青葉は本当に素晴らしいのだが、いかんせん、一般向けの映画ではないし、地上波はもちろん、BSやCSの再放送枠でも流れることがないだろうから、イセクラさんたちにもあまり取り上げられないくらいなので、ほんともったいないんだけどな。


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