可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

10月31日(火)

 帰りの電車で隣に座った女子達が軽く仮装していて渋谷に向かってるみたいで、渋谷に近づくにつれ「あがってきた」ってテンション上がっていたのが可愛かった。「楽しんで!」と心の中で呟きました。

●「民衆の敵」第2話

 冒頭から「藤堂誠さん闇バージョン、渡辺さんっておっしゃるんですね」で始まったので「フジテレビは本気なんだ」と思った。
 首回りが伸びきったクタクタのTシャツから溢れ出んばかりの魅惑の鎖骨といい、タオルで濡れた髪拭かれている捨てられた子犬状態といい、だいたい、なんでそこで転ぶ?とか、「はーい、みなさん、こういう高橋一生お好きでしょ?」って自慢げに言われて「ええ、まあ、はい・・・・」って感じだった。

 その後も豪邸な実家で国会議員である兄からの電話を受けてうんざりしているという一人芝居も「えっと、ありがとうございます」だったんだけど、その後もムシャクシャというか思った通りに事が運ばないと、デリヘル呼んじゃう誠さんダメすぎるだろう。
 まあ、コミカルに市政を描いている中で、なんだか複雑な人物になってる藤堂誠というキャラがいいアクセントにはなってると思うけど、私が熱烈高橋一生ファンだから「ありがとうございます」ってそれなりに楽しんでいるけど、一般的にはどうなんだろう?

 さらに、今までの「セクシーシーン」は選挙前の事みたいだったけど、議員になってからもデリヘル呼んじゃってて、また裸でデリヘル嬢の足なんて揉んでいて、「毎回脱ぐんですか?」って戸惑います。
 あれだけ体脂肪率低そうだけど、なんとか最低限の筋肉は作っているあたりはさすがだけど、それでもやっぱし、そんなにドヤ顔で脱がすようなバディじゃないと思うし、ツイッターでイセクラさんたちの意見拾ってみても「有り難いけど痩せすぎ」という声も多いので、だから気持ちはわかるけど、斎藤工と同じ扱いしても・・・と思う。

 ただ、想定以上に「痛い人」という設定だったので、その可哀想な感じと華奢な裸体がマッチするといえばマッチするので、なんだか観ているこっちまでメンタル病みそうである。

 うーん、どうする?これ。
 「グ・ラ・メ」ほど酷くは無い、というか、ドラマ自体はつまらないわけでもない。
 千葉雄大とか前田敦子が今のところアイドリング中だけど、きっと彼らが活躍するターンもあるのだろう。

 つーか、普通に考えると藤堂誠の心の闇に光を差すのは主人公の篠原涼子ってことになるんだろうけど、子持ち主婦である主人公とのハッピーエンドは無いわけで、これ落としどころはどうなるんだろう、って出だしから心配になってしまうっていうのが困るなあ。
 あ、シングルマザーの石田ゆり子と再婚とか?(笑)

 そういう話でもないだろうから、このドラマ、高橋一生ファンとしてはどう楽しめばいいんだろうか?

 痩せすぎバディであるが、まだまだセクシーシーンありそうだけど、あの体型でスーツ作っちゃったから、体脂肪率増やすに増やせ無いだろうし・・・・って、待てよ?このまま次の作品に入っても、あの体型で衣装作ってしまうだろうから、少し間空けないと体重増やせないじゃん!

 このまま、しばらくは政次体型の高橋一生が「今一番セクシーな男なんでしょ?」って脱がされるのを我慢して観るしかないのか?(観ないという選択肢は無いですw)

 って今日1日、ずっと高橋一生の裸について考えてしまったので、フジテレビの思うツボですが、昨日の視聴率出たけど、7パー台って、ほら、だからリアル視聴率の数字持ってないから!
 つーか、篠原涼子と石田ゆり子を投入してもこの数字って、前回も書いたけど「コードブルー」とかこの倍の数字っていったい誰がリアルタイムに観ていたんでしょうか?

 それはいいとして、この高橋一生を美味しくいただくには、またなにか再構築しないとダメだろうと思いつき、それは「グ・ラ・メ」の時もやったんだけど、結論として「藤堂誠は政次が現代に転生した者とする」に落ち着いた。

 政次が現代に転生しちゃったんだけど、いい家に生まれて最高の教育受けたけど、「オレって何がやりたいんだろう?」って自暴自棄になっていたら、デリヘル嬢の優しさに「なつ」を見て、ベッタベタに甘えていたら(有料だけど)、市議会でバカだけどリダーシップがありそうな「とわ」な篠原涼子を発見して、「あ、もしかして、この人が殿?」ってアシストしようとするんだけど、殿が思った通りに動いてくれないと「ナツぅぅぅぅ」ってデリヘル嬢に甘えまくりとか。

 でも、殿が「取り壊し予定の公園」に来てくれた時とか、あの茶屋で先回りしていた政次だったね。

 この政次現代版は、自分ができないことを殿にやってもらいたいっていうことで、相当歪んでるんだけど、政次だからしょーがないか。
 これは、直親もしくは龍雲丸と結婚してそれなりに幸せに暮らしている「とわ」になんでかわからないけど前世の因縁で殿として扱ってしまう政次がどこに着地するのかを堪能しろってことか。
 この転生でも殿は政次に全く恋愛感情ないなんだよな。

 さて、まあ高橋一生の無駄遣いは許容範囲なんですが、細田善彦が今のところ全然機能してないことの方が気になりますです。(あと、千葉雄大も)

 あと、そもそも私はどんだけ政次ロスから抜けられないのだ!(机に額をガンガンしながら)

 まあ、多くの政次クラスタさんたちも同じような苦悩を抱えているようなんですけどね。


10月30日(月)

●「THIS IS US 36歳、これから」NHK 日11

 なんで台風は毎週日曜日周期になっちゃってんの、って感じですが、昨日もほとんど引きこもってテレビドラマばかり観ていた。
 ブレードランナーの予習したかったのによお。

 そんで、8時から大河ドラマ→「陸王」→「今からあなたを脅迫します」とリレーして、「今から」の途中で「THIS IS US」にチェンジした。
 アメリカのドラマであるが、高橋一生が主人公の吹き替えをやっているのでもう2回くらい観ているのだが、なにせ日曜の11時には頭が全く働かなくなっているので、面白いかどうかもわからないくらいに話しがさっぱりわかってなかったのだが、昨日は比較的クリアな状態で観ていたので、やっと意味がわかったよ。

 「同じ日に生まれた3人の物語」ってことで、イケメン俳優とデブ女とエリート黒人が出ているのだが、その三人の関係がさっぱりわからない上に「なんか子持ち夫婦も出てるんだけど、これは何?」って漠然と思っていたのだが、「三人の子供」っていうのは過去の話で、その三人が36歳になったのが現在ってことか!

 で、イケメン俳優とデブ女が変にべったり甘えあってて「なんだこりゃ?」って思っていたのだが、二人は男女の双子だったんだ!そして、本当は三つ子だったのに、一人死産しちゃって、偶然同じ産院にいた(捨てられていた?)黒人の子供を養子にしたんだ!

 なんだ、それ最初に教えてくれないと、私の電池切れの頭じゃ全然わかってなかったじゃん(笑)
 たぶん、そういう関係性が最初からわからなくて、だんだん明らかになっていたのかもしれないけど。

 と、やっと話のスタートラインに立ってみたら、「なるほど、これはけっこうおもしろそう」とわかったけど、それにしても久々にアメリカのドラマを観るので、吹き替えのセリフ回しに慣れないし、セリフ回しっていうのか翻訳の脚本に違和感ありまくりだった。
 こういうのって時代劇のセリフ回しと同じで、慣れちゃえば違和感感じなくなるし、実際、昔はよく海外ドラマ観ていたから慣れていたんだけどなあ。

 あと、全体的に違和感感じまくりなので、私は海外ドラマ吹き替え初挑戦の高橋一生の出来がどうなのかさっぱりわからないが、たまに「日本のドラマでは絶対に無いセリフ回し」をする時に、あまり聴いたことのない高橋一生の声色が出てくることがあるので「お?」とか思ってしまい、集中が途切れてしまうのだけど、それはそんなに頻繁にあるわけでもないので、高橋一生がやってなければ無理して観なかったけど、高橋一生がやってなくても面白いドラマだと思うので、今後も意識がある時には観てみよう。

 「陸王」が大河ドラマの後でも意外とすんなり観られるので、11時までなんとか意識をつないでいられるが、大河ドラマは近いうちに最後の悲劇である築山事件が控えてるからなあ。ここ数回は、そこに向けての上り坂を入念に上がってるだけだから。私のような、そんな歴史的事件のことを全く知らない人にもじっくり丁寧にキャラ設定を詰めてくれてます。

 「THIS IS US」は人種問題も真正面から描いているけど、「白人家庭で育てられた黒人の子供」っていう描写は珍しかったし、白人の両親が「黒人の子には日焼け止めクリームって必要なの?」って真剣に悩む様子とか、「ああ、それわかるなあ」って膝を打った。

 そんで、プールで一緒になった黒人ママに余計なお節介なこと言われて「うちの子のことに口出ししないで!」って一旦は撥ね付けるんだけど、少し間を置いてから、でも素直じゃない感じで「さっき言っていたこと詳しく教えてもらってもいい?」って寄っていく感じが素晴らしかった。
 養子とはいえ、我が子が心地よく過ごせるなら、つまらない意地張ってる場合じゃないよね。

 「黒人にも日焼け止めクリームって必要なの?」で思い出したが、昔、友人がニューヨークに行った時に「化粧品売り場に行ったけど、肌色のファンデーションしか置いてなかったが、黒人用のファンデって無いんだろうか?」って言っていたのを思い出した。
 うーん、確かにシミとかソバカスってどうなってるんだろう?
 アフリカ系だけじゃなく、ヒスパニック系でも肌の色がけっこう濃い人がいるし、みんなどうしているのだろうか?っていう疑問を提供してくれた友人の目の付け所に感心したが、多人種世界のメイク売り場事情が本当のところどうなってるのか、未だにわからない。

●「陸王」日9

 私は半沢直樹はほとんど観てなかったんだけど、「ルーズヴェルトゲーム」は野球だからっていうのと和田正人が出ていたのでけっこう観ていたが、正直、まあまあって感じだった。

 だから「陸王」にも、あまり期待してなかったんだけど、和田正人出てるし竹内涼真だし・・・・って初回を観てみたら、竹内涼真と山崎賢人のキャラが被るなあ、と。
 どっちも、童顔系イケメンだし、普通の感覚だともう同じドラマで共演するはずもない二人なんだけど、だからこそ二人揃えちゃったのは、「やりすぎ」と思った。

 しかし、今週の放送観て「うわ、寺尾聡が・・・・」

 わたくし、役所広司にはそれほど萌えないのですが、寺尾聡は・・・「ルビーの指輪」が1981年というと、わたくし15歳でして、思春期真っ只中にあれを投入された時のご心境、いかほどかと?

 わたくし15歳、寺尾聡氏35歳ですわよ。

 ちょうど、今のJKが「高橋一生まじエロい」とか言ってるのと同じなんだと思う。

 残念ながら、私がJKの時には「まじエロい」って言葉がなかったので、私は「このブサイクなおっさんが、なんでこんなに魅力的なんだろう?」と不思議でしょうがなかったし、母は単純に「ああ、宇野重吉の息子ねえ」って言っていただけだった。

 中井貴一の父親が佐田啓二だったりとか、田村正和の父親が阪東妻三郎だったのは母からレクチャーされたが、宇野重吉は別にイケメン俳優でもなかったので、そういう文脈に乗ってなかった。佐藤浩市が三國連太郎の息子であることよりも一歩低い扱いだった。

 って、そう考えると、今みたいにSNSとかインターネットで「みんなの意見」って知らなかったので、私の20代前半くらいまでのそういうのって、母とか親しい友人の嗜好に相当影響受けていたんだよなあ。

 で、寺尾聡であるが、二世俳優だけどなぜか「ルビーの指輪」で大ヒットしちゃって、私の世代の女子に深い傷跡を残したのだと思う。私がカラオケで「ルビーの指輪」を歌うと、同世代の友人が激しく動揺するから。

 「たいへん申し訳ないのですが、わたくしも実は寺尾聡大好きでございまいた、シャキーン」的な。

 なので、竹内涼真と山崎賢人よりも、役所広司と寺尾聡のツーショットに萌えまくりだった(笑)

 でも、さすが青学の監督が指導しただけあって、竹内涼真の走りはなかなか見ごたえがあった。でも、和田正人の出番少なくね?
 あと、どうも役所広司の息子が山崎賢人っていうのが違和感で、後々馴染んでくるのかしら?

 そして檀ふみよりも、阿川佐和子の方が今のところ出番が多いっていうのも面白いね。

10月28日(土)

 出勤して、久々に掃除しまくりました。エアコンのフィルタも二週間越しで全部掃除したし、床も全部掃除機かけた。

 さて、明日はまた台風接近で雨予報だったので「じゃあ、ブレードランナーの予習でもすっか」と久々にツタヤに行ってみたら・・・・10以上在庫あったけど、全部貸し出し中だった。
 同じことを考えている同好の士がそれだけいるっていうことか!!!
 世界には思ったよりもお友達がいっぱいいるらしい。


10月27日(金)

 昨日がドラフト会議だってことを忘れていて、夕方「ほえー、清宮くんは日ハムさんがゲットか、ほんとクジ運つえええなああ」って感心していたのだが、慶應の岩見を楽天が獲得したあたりで興味を失い、今朝になってゆっくり結果眺めていたのだが、そしたら、なんと、私の大竹くんがソフトバンクの育成で指名されてた!!!

 今年になって調子イマイチだったから「プロは無理かなあ。社会人で出直しかなあ。まあ、それも武田勝コースだし」と思っていたのだが、育成枠とはいえ、ソフトバンクが指名するとは、もしかして、やっぱ私ってお目が高い?(←無駄に自己肯定感が強いです)

 まあソフトバンクは九州出身者収集するし、熊本の進学校出身(でも甲子園出てるけど)を育成枠でキープしてみて、モノになったらラッキーかも、程度なのかもしれないが、だからあの武田勝を彷彿とさせる超軟投派の大竹くんをお試ししようとしてくれただけでも嬉しいですが、でも、でも、ウェスタン・リーグだから関東で観られないんだけど(泣)

 さて、日ハムが清宮くん獲得したってことは、また鎌ヶ谷フィーバー再びですかね?
 斎藤佑樹の時はほんと楽しかったなあ。だって毎朝、ニュースショーで日ハムの沖縄キャンプが生中継されてて、日ハムの選手たちを画面でチェックするの超楽しかった。斎藤佑樹が出てくる前に真顔でカメラの前を横切る武田勝を眺めて「わざとだろ」とニヤニヤしてました。

 日ハムは東大の宮台も獲得したので、宮台くんもついでにいっぱいテレビに映るね。

 ところで私は清宮くんがプロ志望届を出してホっとしてました。
 だって、あんなのが早稲田大に進学して六大学野球に来たら、私の座る席がなくなるから(笑)

 そういや、それを狙ったわけではないのだが、大谷くんデビューの時に沖縄キャンプというかオープン戦見にいったんだけど、あれからもう5年経っているのか・・・・また行っちゃう?


10月26日(木)

●映画『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY - リミット・オブ・スリーピング ビューティ』

 今日は休みだったので、やっとこれ観てきました。
 平日の11時45分の回だったんだけど、パっと見で50人くらいお客さん入っていたから、「お、やっぱ高橋一生の裸は需要があるんだなあ」って思ったけど、まあ、全国でもここ(新宿武蔵野館)でしか上映してませんからねえ(笑)
 男性客もちらほらいらっしゃいましたが、それはやっぱしスポーツ紙などで「一糸纏わず」という宣伝文句につられたのか?そういや、その昔、マルグリット・デュラス原作の「ラ・マン(愛人)」を観に行ったら、客席がおじさんばっかで「え?なんで?」と驚いたのですが、あれもきっと濃厚R指定なことがオジサン向け媒体で紹介されてたんだろうなって思ったっけ。

 さて、この映画、非常に感想書くのが難しいなあ。
 単純に面白かったかどうかってことも、なんかビミョーだし(笑)
 とにかく「わざと分かりにくくしている映画」なんだろうと思いますが、それが心地よい刺激だったかと言われれると、なんかイマイチ後味すっきりって感じでもないし、でも「結局、なんだったんだ?」って観た後に考えてしまうから、そういう意味では公式サイトで詠っている「挑発的」ってことなんでしょう。

 そんで、観ている途中は「現実と妄想が入り乱れているから、どこが現実なのか?」って「正解」を見逃さないように観ていたんだけど、そういうオチははっきりしてなくて、いや、たぶんある程度、「どこがバグか?」っていうのはわかるように作っているみたいだけど、それを探す映画でもないような気がした。
 だから「ネタばれ」っていうのが意味が無いような?
 観る人それぞれの解釈になるような映画だと私は思いました。

 単純に解釈すると、過去と現在と未来が同時進行しているんだけど、そう思って観ていると主人公が30歳目前で「女優の夢を叶えられずにマジックショーの助手やってて煮詰まってる」っていうのが現在軸なんだけど、そう断定もできない感じで、もしかしたら20歳の過去に思えるシーンが現在なのかもしれないし、女優になった未来に思えるシーンが現在なのかもしれないし、そのあたりが意図的にはっきりしてないような?

 もう一回観ると、また違った感想なのかもしれない。

 そういや、映画のあらすじでは「小さなサーカス団でマジシャンの助手」って書いてあったので「サーカス団?」って思っていたんだけど、あれはサーカスっていうよりもショーパブっていうのか、けっこう大掛かりなマジックショーやってる小さなライブハウスみたいなものでした。
 その店のオーナーが「有名カメラマン」のカイト(高橋一生)で、家出してきた主人公は立ち寄ったバーでカイトと出会って、そこで働くことになる。

 ここで一つ、ツッコミたいのだが、「家出」ってせいぜい高校生までじゃないのか?(笑)
 まあ、このシーンで大事なことは、カイトが主人公を「訳あり」だと瞬時に見抜き、「行く宛ないのなら、うちにおいでよ」誘うところなのでいいんですが。

 このカイトという人物がかなり胡散臭いというか、つかみどころが全くないというか、リアリティ全くない感じで、まさに高橋一生が得意とする「観るによって印象が全く違ってくる人物造形」になってました。
 私は「うわ、この人、内面が全くない」ってちょっと不気味に思ったのですが、あれを「優しそう」と思う人も多いと思う。

 さて、問題というか主題の「エロいシーン」ですが、高橋一生が脱ぐ前に、主演の桜井ユキが「パンツ履いてない尻丸出しだけどブラをつけた状態で踊り狂う」という、よくわからない脱ぎっぷりを披露してくれたので、「これはよくありがちなバストトップだけは死守パターンか?」と思っていたのですが、二人のベッドシーンではあっさり上も脱いでいたので、なんかそっちのほうが気になっちゃって(笑)

 脱ぎっぷりがいいのは評価しますが、ほんと、女優さんってスリムだから、どうしても貧乳なんですよねえ、って私ががっかりしてどうする?(笑)

 それよりも、二人が最初にキスするシーンが、カイトがアキの写真撮っていて、カイトのファインダー覗いてないほうの目が超エロくて、「うわー、これ、カルテットのエンディグ思い出すわ」とちょっと興奮してしまいましたが、アキも「なんかヘビみたい」とか言っていて、そんで、アキがカイトを押し倒したので、そこは大変素晴らしかったです。

 高橋一生が何度かインタビューで語っていた「僕、汚いから、自分から告白しない。相手から好きって言ってもらえるよう、あれこれ遠回りして・・・」っていうのの映像化見せていただきました。
 「なるほど、こうやるのか」って大変納得いたしました。

 で、その後のベッドシーンですが、「こんなにリアルにやらなくてもよくってよ」と思いました。
 まあ、長回しじゃなくてカットの連続だったからそれほど刺激的じゃないというか「これ、家でDVDで観てたら、ポーズボタン連打するよねえ(うふっ)」って思ってしまい、そう思った自分にちょっとがっかりしてみたりして、集中力が乱れた(自己責任です)

 しかし、やっぱし高橋一生は華奢すぎる。

 なので、痩せすぎの女優と痩せすぎの男優の絡みをエロくするには、あれだけ動かさないと絵にならなかったから、しょうがないのかもね?
 なので、私はベッドシーンでかなり恥ずかしくなってしまったのだが、その後に続く、「バカップルの弾けたイチャイチャぶり」っていうのか、二人で着衣のままキャッキャといろいろ遊んでいるシーンで「カラオケの映像かよ」と爆笑しそうになっていた。

 そうか、書いてて気がついたけど、この「恋人カイトとの美しい思い出」が、私にはトンチキに思えたので、だから、その「過去と思しきシーン」さえも「妄想じゃないの?」って思えたので、「そもそも、こんな恋人もサーカス団もなかったんじゃ?」って思えて、混乱してるんだな。

 いや、だって、あんな屋上が一番リアリティなかったし。
 で、カイトは自殺なのかなんなのか、よくわからないけど死んじゃうわけで。

 ほんとわけわからないんですけど(笑)
 これって、監督もそこまで緻密に計算して作ってるのでは無いような気がするのですが・・・

 ただ、いろいろ仕掛けは施されていて、主人公はハムレットのオフィーリア役のオーディション受けるのですが、監督もそれをヒントだって言ってましたが、この映画の中でのオフィーリアは高橋一生で、主人公がハムレットなんですね。
 家出した理由が「母と、なんか男がいて」ってだったので。
 だから主人公は「生きるべきか死ぬべきか」と語っているわけだ。

 あと、カイトが死ぬ直前にランタンみたいな照明に絡むんだけど、羽織姿といいタロットカードの隠者のイメージで「導く人」ってことなのかな?でも、ヘビみたいって言われていたから、アダムとイブのリンゴの話みたいな役割もあり、さらに飛び降り自殺したということは「逆位置」になったということで「内省」を促す役割もあるのだが、要するにこいつが全部悪いんじゃ?(笑)

 主人公の分裂した自己として、ピエロが出てくるのだが、それが「メイクがピエロだから素顔が全くわからんけど、この人、なんか知ってる人のような」と思っていたのだが、見終わった後に検索してみたら、古畑新之ってグラメで清沢さんの下にいた小柄な可愛い男子だった子だった。
 蜷川幸雄に発掘された子で、だから高橋一生と同じ事務所なんだよね。
 わかりやすいイケメンでもないし、小柄なんだけど、なんか独特の存在感があるから要注目なんだが、なるほど、こういう役もこなせるのなら今後どういう展開していくのだろう?

 それはさておいて、タロットだと道化師は「愚者」で、放浪者であり「自由だ!」ってことで、主人公の混乱をリセットする役割か。
 最後の方で道化の援護の元やっていた「カラフルでファンタジーな銃撃戦」はけっこういいアイディアだと思いました。

 それで、やっと正気を取り戻してきた主人公アキの前に、ジャジャーンとラスボスのカイトが登場。
 わかりやすく、リセットボタンを渡してましたが、リセットするとどこに戻るのかは観た人の想像にお任せいたします、というラストでした。

 だから、面白かったかどうかって、ほんとビミョー。

 アキを女優の道に導くプロデューサー役が佐々木一平なんだけど、この人、ウィキペディアに記事が載ってないくらいなんだけど、「どっかで観たことアリアリなんですけど」と思ったら最近の出演作が「逃げるは恥だが役に立つ」「三月のライオン」「散歩する侵略者」と「全部、観たやつじゃん」と思いきや、役名も載ってないくらいなので、いったいどの役やっていたんだろう?

 さて、ダラダラと感想を書いたが、これが25歳の若手監督の初商業作品で、撮影期間がたったの11日だったというのは、ほんと凄いと思った。
 でも、この映画で監督が何をやりたかったのかが、イマイチわからなかったなあ。
 オフィーリア役のオーディションのシーンで、多くの女優に「愛とは」ってしつこく語らせていたわりには、あまり「愛」を感じない映画だった。もしくは、この監督の想定する「愛」と私の考える「愛」がかなり違うものだったのかも。

 そういや、一つ「へえー」と思ったのは、主人公がヤクザ風の出資者に「まくら営業」になってしまうシーンで、「映画の主役やりたいなら脱げ」っていう展開になったのだが、この映画自体がリアルに30歳でやっと映画の主役をやるために脱ぎましたって映画なので、自虐的に皮肉っているのか?って思ったけど、捉えようによっては、女優というものを皮肉っているようにも思えるので、なんかそういう「徹底的に追い詰める」ってところが、心から絶賛できない理由かもしれない。

 まあでも、この映画はたぶん元々「女性を極限まで追い詰める」って映画なんだろうし、それはそれで良かったはずが、「人気急上昇中の高橋一生さんが濃厚ベッドシーンやってまーす」ってことで、本来ならこういう映画の存在も知らなかった私みたいな人がうっかり観てしまい、しかも「カルテット」と「おんな城主直虎」で鍛え上げられた行間読み読み体質で真剣に観てしまうから、こんなことになってるだけで、そんなに深く考えるような映画ではないのかもしれないなあ。なんて。


10月25日(水)

●映画『斉木楠雄のΨ難』

 ううう、だから何度も書いているけど、てっきり「五十にして天命を知る」のだとばかり思っていたら、「あれ?私の天命って高橋一生だったの?」という事態に陥り、「いや、それはおかしいだろう」とジタバタする過程において、なぜかこんなバカ映画観にいってしまうことになっているわけです。

 映画館で何度もこれの予告編見ているうちに、だんだんピンク頭にマグマ大使みたいな髪飾り(じゃないんだけど)つけた山崎賢人が可愛くなってきたのだが、決め手はテレビで番宣やっていた時に「賀来賢人が変なキャラやってる」ってことでした。
 あと新井ぱいせんとか吉沢亮とか出てるみたいだし、水曜レディースデイで1100円なら、ってことで。

 もー、福田雄一の映画とかとうとう観ちゃったじゃないの(笑)
 というわけで、全くなんにも期待していなかったのですが、無表情キャラの山崎賢人は確かに愛らしかったが、セリフがほとんどモノローグで「うわ、キツいなこりゃ」と思いながら観ていたのですが、外見は完璧に可愛いけど性格が腹黒すぎる役の橋本環奈の変顔とゴルァアアアな声が振り切ってて、意外と飽きなかった。

 そして、厨二病役の吉沢亮が「おめーは仮面ライダーか?」ってほど完璧な厨二病で、ってゆーか吉沢亮ってライダー上がりだからそれでいいんだろうけど、ライダー上がりのイケメン俳優が、厨二病設定で痛いライダーっぽい演技しているというメタメタしてるんだかしてないんだかよくわからないんだけど、とにかく、私は吉沢亮がイケメンってことは知っていたが、出演作ちゃんと観るのは初めてだったので「え?こんなに美しいの?」って驚いた。

 バカ映画を得意とする監督が正しくバカ映画を作ろうとしている作品なんだけど、それ故なのか、偶然なのか、「吉沢亮が学芸会的にライダー役やってる」って設定なのに、その緩さが逆に「超絶美しいんだけど」って画になってるのって、なんなのいったい?

 1100円の600円くらいは吉沢亮に持っていかれましたね。
 で、私のお目当てだった賀来賢人は、出番こそ多くなかったけど、変顔いっぱいやってくれたので満足したし、山崎賢人に顔近づけて執拗に絡むシーンでは、真顔キャラのはずの山崎賢人が必死に笑堪えてるのがわかったので、「よし、ダブル賢人対決は、私の賀来賢人が勝ったわ」と、意味不明の満足感でした。

 そして、ムロツヨシが安定のムロツヨシで、「なんでここにいるの?」って役なんだけど、主人公は地球滅亡させられるくらいの凄い能力持っているのだが、たかが高校の文化祭の1日だけで二度も生命の危機に陥るという、けっこうボンクラさんなのだが、最後の方で、「あれ、なんだか綺麗に伏線回収しているの?」っていう流れの中で、最後のピース担当はムロツヨシだけど、「え?それでいいの?」と思った瞬間、映画は終わった。

 うーん、別に映画館で観なくては、って作品でもないけど、こっちのほうが「僕たちがやりました」よりも、ドラマにしてほしかったかも。

 いや、ドラマ化じゃなくて映画で続編やってほしいかも(笑)

 だから、ほんとにただのバカ映画なんだけど、「このキャラ設定なら、もっと観たいな」って思わせるところがあって、たぶん、原作漫画も「団地ともお」みたいなテイストなのかもしれないが、そういう「サザエさん」や「ドラえもん」的なポテンシャル持った原作のようだから、ドラマ化する時は主演はぜひ高杉真宙くんでよろしくお願いいたします。


10月24日(火)

●「民衆の敵」(月9)

 本当は先週が初回だったが、衆院選の最中だったので一週間遅れてのスタートとなった。
 観てみて納得。こりゃ、選挙期間中には放送できないや。

 それよりも、「なりふりかまわぬフジテレビ」ぶりが凄かった。
 まず、延長していた野球中継の後、CMを入れずにいたこと。
 開始早々に高橋一生のシャワーシーン(裸の背中)からの、デリヘル呼んでからの、事後のピロートークでの高橋一生の上半身裸など、セクシーシーン満載したこと。
 カメオ出演で桐谷美玲が出ていて「え?」と思っていたら、成田凌まで投入したこと。
 田中圭のお着替えシーンで、ナイスバティ披露させたこと。

 うーん、しかし、野球中継から間髪入れずに始まったのには驚いたが(日テレが最近よくやるけど)、CSの広島と横浜の試合って、そんなに視聴率良くないと思うから、あまり効果なさそうだったし、あ、そうか、あれはそういう魂胆じゃなくて、30分繰り下げがギリギリすぎてCM入れられなかったってだけかもしれないなあ。

 高橋一生の裸が出てくるというのは予告編で知っていたので「もー、そういう使い方するあたりが・・・」と思っていたし、「大河ドラマの政次役で相当絞ってる時に脱がすと、元々華奢なのに、さらに細っこくなってるでしょうよ」と覚悟していたのだが、シャワールームの湯気とかベッドシーンでもカメラアングルとかでけっこう上手く誤魔化していたようです。
 このシーンのためのパーマ頭だったのかね?「おしゃれイズム」でスケボー披露していた時のパーマ頭のように見えた。

 そして、桐谷美玲と成田凌はなぜに?まあ、何気なく観ていたら惹きつけられたかもしれないし、成田凌にいたっては観ていても気がつかなかった人がけっこういたので、FODなどで再見してもらいたいという策だったのかも。

 そんで、田中圭がシャキーンとナイスバディ披露した時は、もう笑うしかなかった。
 「必死だな」って感じで・・・・

 というわけで、推しが立て続けに脱いでるのを呆然と眺めていたのですが、まあ、ドラマの初回の出来としては悪くはなかったと思う。
 最低賃金で働いていた主婦が失業して「え?市会議員ってこんなに報酬いいの?」って、何もわかってないのに立候補してしまう流れは「ありえねー」けど、畳み掛けるようなテンポで流れていったので、ツッコミ入れてる暇もなく、優秀なママ友があれよあれよという間に集結していって、「まあ、この主人公は頭は良くないのかもしれないが、なにやら、ただならぬ者なんだろうな」という雰囲気で当選してしまう流れは、なんとなく受け入れられました。

 初回はあまり出番がなかった千葉雄大でしたが、もういっそのこと千葉雄大も脱いで、市長の余貴美子とデキてましたって話でもよろしくってよ。

 さて、我らが高橋一生が完全に客寄せパンダになっているのは覚悟していたけど、「だから、ほら、今脱がせてもちょっとかわいそうな感じなんだってば」と思ったけど、初っぱなから闇の部分やったのはよかったと思う。
 デリヘル呼ぶ設定なのは知っていたが、ホテルではなく、「世をしのぶ仮の姿」としてのアジトみたいな安アパートっていうのはよかった。
 部屋のあちこちにカメラがあったので「え?そんな趣味なの?」って身構えてしまいましたが、そういうエロいことはしなかったので、「ああ、この部屋は、輝かしい政治家一家である自宅には置けない隠れた趣味の部屋なんだ」(デリヘルのねーちゃん含め)と理解しました。

 ただ、祖父も父も兄も国会議員っていう家の次男って市議会議員とかで政治家デビューするものなの?
 まあ、兄がすでに国会議員やってるのなら、次男には地盤が無いし・・・・って、ええと、昨日、小泉進次郎のこと書きましたが、あそこは次男が地盤継いで、長男は俳優やってるし・・・
 少し系統が違うけど、石原家だって、長男は政治家やってるけど、次男はタレントだし・・・

 だから、高橋一生の役が多重人格みたいなことになってまで、市議会議員になってる状況がよくわからないのですが、後継の兄が余命数年とか、そういう設定なんでしょうか?

 あとデリヘル嬢に渡したのが2万5千円とか妙にリアルだった。相場知らないけど、90分コースなのかね?
 う・・・・試しにネットで検索してみたら、まさに90分コースの相場でした(笑)
 指名料込みで2万5千円はわりと良心的価格らしい。

 って、なにやってんだ、私(笑)

 さて、今日になってこのドラマの視聴率が9パーセントだということを知り「あんだけやってもそれくらいかあ」と思いましたが前作の「コードブルー」が15パーくらいいっていたので、なにがどう違うのかもよくわからないし、「篠原涼子と石田ゆり子が揃ってもそんなもんか」って感じだったし、高橋一生が数字持ってないのもわかったし、もう、この時代、視聴率では判断できないようになってきたのがあたらめて明らかになったのでは?

 でも、コードブルーとかドクターXは数字出すので、諦められない気持ちもわからなくもないけど。
 ドクターXは「だから、水戸黄門でしょ」で済むけど「コードブルー」があれだけの数字叩き出したのってほんとよくわからない。

 で、「民衆の敵」ですが、この先、登場人物にどれだけフォーカスあてるのかわかりませんが、とりあえず、篠原涼子の年下旦那役の田中圭は超よかった。
 この田中圭と、あの高橋一生なら、まあ私は観るよね(笑)
 篠原涼子もそれほど苦手ではないのがわかったし、石田ゆり子は安定の石田ゆり子だったし、これで千葉雄大が得意のあざと可愛いの炸裂してくれたら、まあ観るよね(笑)


10月22日(日)

 選挙の影響で、今日の大河ドラマは7時代の放送になったけど、今日の回もバッキバッキに面白くてゲラゲラ笑いながら観ていたんだけど、さーて、選挙結果は?

 うむ、やっぱ自民圧勝のようだ。
 まあ、自分も期日前投票でそういう行動に出たのだが。

 だってさあ、「さっぱりわからないからどうしていいのかわからない」と棄権した都議会選挙で百合子ちゃん圧勝になってて「はあ、そうなんですか、すみません」と思ったので国政選挙ではせめて百合子ちゃん封じ込めるのが使命的な・・・・

 枝野の動きは、多少なりとも評価できたし、私は枝野のこと嫌いじゃないのだけれども、枝野の顔見ると、あの頃の「ああ、原発がヤバいよ、超ヤバいよ」っていうトラウマが蘇るので、枝野を支持できるのってたぶん、あと10年くらいかかると思うよ、ごめんよ。

 そんで政治に全く何の関係もないのだが、高橋一生が今のイケメン地位を築いたのって、あの「ゆるふわ、なんとなく七三」な髪型が大きく作用している感じがしてて、「あのヘアメイクしている人はもっと注目されてもいいのでは?」って思うが、今のところ、その専属的になってるヘアメイクさんはあまり注目されてないと思いますが、田中真維さんていう女性のようです。

 「グ・ラ・メ」で清沢さんの髪型作った人だったのかも?

 詳細はわからないけど、今年になってのブレイクを支えてきたのは彼女だったと思います。

 おっと、今、スマホが「なにこの音楽?」っていうの鳴らしてきたのだが、「避難情報」のお知らせでした。
 うちは別に避難要らないですよね?

 で、高橋一生のあの「ゆるふわ七三わけ」は、本当によくできた発明だと思っていたのだが、この間、選挙報道を眺めていたら「小泉進次郎がすでにやってた?」って過去画像検索してみたら、けっこう前から、あの、ゆるふわ分け目やってた。
 やっぱすげーよ進次郎って心の底から思った。
 あの髪型、けっこうセットするのが難しいと思うのだが、なんてたって国民的アイドルな進次郎様ですから、専属ヘアスタイリストくらいついてますわよね。

 俳優である高橋一生に比べると、グラビア撮影しているわけでもない小泉進次郎の髪型はやや雑ですが、でも、彼のビジュアルを増幅しているのはあの髪型なんですよねえ。誰でも似合うわけじゃないんだけど、「堅苦しすぎず、チャラ過ぎず」って微妙なラインをキープしているのはさすがです。

 月9で高橋一生が二世議員を演じるらしいが、イメージ的には「イケメン二世議員」である進次郎なのかもね。進次郎の方がイケメンだと私は思うが、でも、ちょっと目が父親に似すぎで、兄の孝太郎の方が印象いいんだけど、「進次郎の方が役者になっていたら、どんなだったんだろう」とちょっと想像してしまう。

 まあ、進次郎もある意味「役者」なんだろうけど(笑)
 選挙報道で、進次郎眺めていたら「おや、前よりもなんか独特の色気が出てきたような」と思ったので、今後もおばちゃんたちをキャーキャー言わせるんやろなあ。
 私も、うっかり握手なんかしたら、キャーキャー言う自信はあります(キリっ)


10月20日(金)

●「刑事ゆがみ」(木10)

 1話見てなかったのだが、けっこう評判良かったので、昨日の2話を観てみた。
 昨日も書いたけど、刑事物ってゲストが重要になってくるんだけど、この2話のゲストは水野美紀、中川大志、斎藤工っていうレギュラー級がズラリで「フジテレビ、なりふり構わずだな」と泣けてくる。
 だってほら、この枠って前は「セシルのもくろみ」だったから。

 問題児な刑事が浅野忠信で、優等生な刑事が神木隆之介という、ありがちな設定だけど、神木くんがただ振り回されるだけでなく、ガツンとやり返すので、そこはもう芸達者の二人ですから、問題ないというか、想像以上に良かった。
 二人の上司である稲盛いずみも、抑えた演技が良かったし、って稲盛いずみってこういうちょっとアンニュイな感じの仕事できる女性やらせると絶品ですなあ。なんだっけ?篤姫の時だったっけ?大奥仕切る役やっていた時も抑えた感じが良かったよなあ。

 と、キャストもその演技も非常にいいのだが、肝心の「事件」がなんだか残念だった。
 だいたい、私が刑事物あまり好きじゃない理由は「日本の警察はこんなにマヌケじゃないだろう」と突っ込みたくなるような展開が多すぎるからだ。

 今回のケースも、水野美紀演じる独身の教師が自室で強姦されそうになり犯人に花瓶で殴られて怪我を負ったという話だったが、結末のタネあかしでは、「強姦ではなく面識ある男性と合意の上だった」ってことで、そんなもん現場の指紋とか足跡とかで簡単にわかりそうじゃん?
 それに犯人の指紋や足跡残ってるんだから、「近所をうろうろしていた下着泥棒常習犯」を任意同行(って感じじゃなかったぞ?)をして「ほら、同じ靴履いてる!」って言っても、サイズまでぴったり同じだったとしても、靴の裏の状態は相当違うと思うぞ?バッシューみたいな靴だったし。

 と、突っ込みどころ満載だったのだが、さらに突っ込みたかったのが「中川大志出しておいて、意識不明の重体かよ!」と前半は寝たきりだったし、斎藤工に至っては「下着泥棒常習犯」だった(笑)
 まあ、プライドの高い下着コレクターで、「強姦魔と一緒にすんな!」って取り調べする神木くんと「バーカ」「バーカ」と中学生のように罵り合う絵は面白かったんですけどね。
 さらに捜査を進めて、下着コレクターのレンタル倉庫を突き詰めたら、まあ、そこが「美術スタッフにそういう趣味の方がいらっしゃるんですか?」と勘ぐりたくなるような、見事なコレクションルームで、このドラマは原作があるから、原作者が取材して丁寧に描いたのかもしれないけど、下着が素材別などに分類されていて、さらに全部に番号が振られて完璧に管理されていたのです。

 それを眺める「レンタル屋でアダルトDVD借りまくってる童貞」らしい神木くんが無言だけど「大変、興味深いです」って表情するの超可愛かったんだけど、「なんか本筋にまったく関係の無いところで妙に凝るな」って戸惑った。

 本筋は「なぜ女性教師は強姦罪で訴えないのか?」だったのだが、逃げる強姦犯を追おうとして転倒し、意識不明になった教育実習生の中川大志を庇っているのかな?ってミスリードされつつ、そもそも夜になんで担当している教育実習性がアラフォーとはいえ独身女性のアパートを訪ねてきてるんだ?
 って思っていたら、二人は元教師と教え子で、中川大志は中学生の頃から先生のことが好きで、そんで実は付き合ってました?

 ここで神木くんの好きなジャンルが「女教師もの」ということが暴かれるのだが(笑)
 それは置いておいて、中川大志がなんで水野先生に惹かれたかというと、中学校途中まで心臓の病気でほとんど登校できず、やっと手術して学校に戻ったけど馴染めなかった時の救いが水野先生だったんだけど、それからスクスクと成長して高校、大学時代はリア充を極めていたんだけど、やっぱり初恋の先生が忘れられずに、すっかりモテ男スキルを蓄えた中川大志はグイグイと先生に迫るんだけど、一線は超えられない・・・・

 ってあたりの描写が非常にわかりにくいんだけど、水野美紀が深刻な顔してやってるから、何があるんだろうと見守っていたら、「自分が未経験だから年下の男を受け入れるのが恥ずかしくて、だから見合い相手で経験してもらおうとお願いして部屋に連れ込んだ」ところ、やっぱし出来ないでいたら、中川大志が部屋を訪ねてきたので、見合い相手を間男のように窓から逃がそうとしたら、中川大志が転倒して意識不明になった・・・・って、あの・・・・

 とってもシリアスにやってるので、なんだか「いい話」みたいに思えるが、「なんじゃそりゃ?」ですよね。

 というわけで、事件の展開はこのようにとんでもない話でしたが、このドラマ、役者の演技もいいのですが、ロケを多用した演出も素晴らしく、なんだか映画観てるみたい。
 下着コレクターのコレクションも見事でしたが、警察の事務所も妙にスタイリッシュだったし、事件の現場となった水野先生のアパートの部屋も広すぎず狭すぎずオシャレすぎず地味すぎずって、このドラマの美術班、地味に凄いんですけど。

 だから、女教師と生徒の「これ純愛なのか?」って流れも、なんか映像の流れでなんとなく見ちゃうんですよ。キスしようとしたら、お互いのメガネがコツンとかいうベタな演出されても。

 そんで、よく考えると、最初と最後に神木くんが子供向け剣道教室で「嘘はいけません」って言っていて、浅野忠信に「なんで嘘はダメなの?」ってちゃかされるけど、その後、浅野忠信は「嘘が必要な時もあるけど、一度嘘をつくとずっと嘘をつき続けないといけなくなる。そういう覚悟が無いなら嘘はつかない方がいい」とか語っていて、水野美紀がハマってしまった状況ってまさにそれで「40歳で処女だってバレたら恥ずかしいから」って取り繕うとしたら、最悪の事態になってしまい、さらに嘘を重ねることになった、という話だったようです。

 いや、たぶん、そういう話だったと思うんだが、映像が美しすぎて、なんかもっと「いい話」だったように思えるのですが、たぶん、そういうしょーもないどーでもいい話を「素晴らしキャストと演出で(カメラワークや照明や美術も含む)なんかいいドラマ見たような錯覚にみなさまを勘違いさせてみせましょう」という、とても実験的なドラマのような気がしてきた。

 ネットでの感想を拾ってみると、神木くんや浅野忠信ファンはもちろん絶賛していたが、「まるで映画観てるみたいだった」と演出を褒めるコメントが多く、好きな人は好きだろうけど、話がわかりにくいから、一般受けしないだろうなあ、と思っていたら、また視聴率が悪いのね(笑)

 9時台のドクターXは20パーセントだけど、確かにアレの後にこんなわかりにくいのやってても誰も着いてこないでしょう。

 私も正直微妙ですが、だから、キャストの演技力と演出っていうのかカメラワークは実に美しかったので、なんか次回も見ちゃおうかなって。
 朝ドラ「わろてんか」も脚本はイマイチだけど、なんだか役者の魅力だけで観てしまうんだけど、まあ、そういうのもアリなんですよね。
 
10月19日(木)

 また日曜日は仕事だから、今日は期日前投票を済ませてきたんだけど、雨だし寒いし、散歩する気分ではなかったが頑張って一駅先のインドカレー屋まで歩いてランチしてきた。ずぶ濡れだ。
 東京で10月にこんなに気温が低いのって80年ぶりくらいらしい。この間の雨天連続も50年ぶりとか言ってなかったっけ?

 というわけで、長く外出する気分ではなかったので、また引きこもってドラマ観ていた。

●「今からあなたを脅迫します」(日曜10時半)

 少し前の日曜日も、8時大河ドラマで高橋一生→9時日曜ドラマで長谷川博己→10時半日テレで綾野剛、という豪華リレーが展開されていたが、私は大河ドラマの政次解析班になっていたのでその情報処理で脳をフル回転させてしまっていたから、長谷川博己の「小さな巨人」を観ても内容が全く頭に入ってこなかったし、綾野剛にはたどり着くこともできなかった。(後日、時間があるとき時々観てたけど)

 ついこの間の日曜日も、9時は長瀬智也で、10時半は福士蒼汰だったが、やはりリアルタイムで長瀬智也のは全然無理で、動物が可愛かった「警視庁いきものがかり」を動物と三浦翔平の美貌をただ「かわいいね、かっこいいね」と眺めているだけだった。やはりストーリーは全く頭に入ってこなかった。

 そして今週からは、8時 菅田将暉→9時 竹内涼真、山崎賢人 →10時半 ディーン・フジオカ というラインナップである。
 どう考えても詰め込みすぎだと思う。

 話が飛ぶが、TBSの恒例の番宣番組をファラーさん目当てで観ていたが、アーチェリー対決で、福士蒼汰と山崎賢人が揃った絵は珍しいなと思った。(あと、綾野剛と伊勢谷友介もいたんだけど)
 どちらも若くして主役クラスになってしまったので、二人が揃ってるのって観た記憶なかったから。
 今後も二人が共演する機会はなかなか無いだろうなあ。
 で、私は二人とも好きだけど、課金するほどでも無いというか優先順位は低いわけです。

 そんで、話が戻るが、ディーン・フジオカも、どうしても観たいわけでもないので、このドラマも日曜日には観てなかったんだけど、今日は暇だったからティーバーでチェックしてみたというわけ。

 「脅迫屋」っていう珍しい設定だけど、要するに探偵モノなんですね。
 おディーン様はさすがに美しかったし、得意のツンツン役だったから安心して観ていられるし、てゆーかツンツンしているおディーン様しか私は観たことないんじゃ?(笑)
 武井咲ちゃんの「ちょっとズレてる女子大生」は、少し違和感あったが、フツーの天然じゃないって設定のようなので、シリアス感を出すためのキャスティングなのかね?

 二人のセリフの掛け合いはけっこう楽しめたのだが(おディーン様がつまらないダジャレ言って、咲ちゃんが真顔でそれを受けて台無しにして、おディーン様がけっこう本気でヘコんでるところとか)、うーん、初回なんだし、もう少しテンポいいほうが良かったかな?
 それよりも、「中華街の雑居ビルの片隅にアジトのような事務所」とか「ITスキルの高いスタッフと忍者的スキルの高いスタッフ」とか「行きつけの怪しいバー」とか探偵物ドラマのテンプレ満載で、なんかこの間やっていた「ハロー張りネズミ」をキャスト替えただけでやってるような既視感を覚えてしまったけど、もう完全に狙ってやってるのだろうし、そういう目新しさは狙ってないようだ。

 だったら、何を狙っているんだろう?
 脅迫屋っていう設定がイマイチよくわからないのだが、普通の探偵とは違って脅迫という違法な手段で事件を解決してく話を楽しめっていうことなのかな?
 武井咲の隣人がエグザイル系(?)の鈴木伸之だったから、今後、何かしら絡んでくるんだろうし、おディーン様が個人的に武井咲に興味津々という描写は初回でされていたので、今後ツンデレ展開になるんだろうし、武井咲が怪しげな現金を数千万単位で持っているという裏設定も明らかになってくるのだろうし、だいたい先の展開は想像がつくが、まあ、結局、おディーン様をどれだけ美味しく料理できるかっていう話なんだろうなあ。
 時間があったら、次回以降もたまにチェックしてみようと思いました。

 そうそう、このドラマは依頼者や犯人(?)のゲストが地味だったので「そこに依存するつもりないんだ?」っていうのが珍しかった。
 医療物や刑事物、探偵物ってどうしても患者役や犯人役に依存というか、そのキャスティングも重要になってくるじゃない?「コウノドリ」の初回なんて、妊婦役が志田未来と高橋メアリージュンで、それぞれの夫役が泉澤祐希とナオト・インティライミなんだもん。
 そうそう「奥様は取り扱い注意」は先週、私の最近のお気に入りである岡部たかし出してきたと思ったら、今週は「松下さんが!」って「ひよっこ」の工場長が出てきて、「いいとこ突いてくるなあ」って感心したし。お、来週は星野真里がゲストなんだ、やるね。

●「監獄のお姫さま」(火10)

 「逃げ恥」「カルテット」「あなそれ」と続いた信頼と実績の火10だったが、前回の「カンナさーん」は私は脱落してしまった。それでもメガネ要潤観たさにけっこう頑張ったんだが。
 で、次がクドカンか・・・・・合う時の合わないときの落差が激しいんだよなあ。
 つーか、基本、苦手なのである。
 それなのに、苦手の伊勢谷友介とは・・・・合わない予感しかしない。

 というわけで恐る恐る観てみたのだが、何あの冒頭の無限ループみたいなの。
 さらに、登場人物たちの時間軸ずらしていく演出も凝っているといえば聞こえはいいが、そんなところで凝らなくても・・・と思ってしまった。
 こういう「遊び」を楽しめるかどうかで振るいにかけられるんだよなあ。
 あと、誘拐した子供がドSキャラだったとか、そういうところですよ。間違えて誘拐した子がデブで、他のデブの友達率いて食べ物タカりにくるとか、そういうところも。

 後半になって主要登場人物の設定がだんだんわかってきたら「なるほど、こういう話だったのか」って面白くなってきたけど、前半の凝った展開で早くも脱落した人が多かったのではと思う。
 そして来週は刑務所での過去に遡って「どうしてこうなったのか?」っていう過去と現在が交差するのかね?

 伊勢谷友介が嫌な奴の役なので、私の苦手意識が刺激されることなく・・・いや、なんて言うのだろう?苦手意識に疚しさを感じることなく自然な気持ちで観ていられたので、意外と良かった(笑)

 そして、ともかく考えられないくらいの豪華女優キャストなんだが、中でも満島ひかりが美味しい役で、衣装の雰囲気といい「女王の教室」の天海祐希思い出してしまった。
 それに他の女優さんが40代以上なのに、満島ひかりだけまだ30代前半っていうのが、美しさを際立たせていてるし(演出上わざとそういうメイクにしてるんだと思うが)、そっか、そこで獄中ではさらに年下の夏帆が出てきて「姫」になるんだ。

 クドカンのことだから、また変なところで凝るんだろうけど、これだけのキャスト集めてどう遊ぶのか、初回では満島ひかり以外には大した見せ場なかっただけに、今後、各々にどういう見せ場作るのか乞うご期待である。
 

10月18日(水)

 朝ドラ「わろてんか」は高橋一生が今週は一度も出てないのはいいとしても(そういう役どころだから)、毎日、見合い写真だけ出すのが酷い(笑)
 まあ、そもそも千葉雄大をあんな天使ビジュアルで出しておいて、たった二週目で殺しちゃうんだから、本当に酷いんですけど(笑)
 今のところ、顔以外に全くいいところが無い松坂桃李ですが、これでこの先大丈夫なのかよ?
 いや、たぶん全然大丈夫じゃない、って話なんだろうな(苦笑)
 もはや、ヒロインは不憫な幼馴染を好演・・・って言葉じゃ足らないから、好きの上を行く愛演ってくらいになっている濱田岳になっているようです。

 私が密かに期待しているのは、キース役の大野拓朗です。「とと姉ちゃん」で真央様の養子役だったけど、ペラッペラな二枚目ぶりが好きでした。
 「ひよっこ」の浅香航大も「イケメンの無駄遣い」でしたが、このキース役も無駄遣いぶりが激しいので期待大です。あと、この人、関西人じゃないのに後にたぶん売れっ子芸人になる役柄をやっているのって、何やらきっと高いポテンシャル秘めているのではないか、という意味でも期待しているのです。

●写真の不思議

 まーた、高橋一生が載ってる雑誌お持ち帰りしたのだが、イセクラさんが勧めていた「SONGS」って雑誌は見たことも聞いたこともない雑誌で、「そもそも何系の雑誌なんだ?音楽系なの?」っていう雑誌だったが、高橋一生のグラビア見たら「ひぃっ」となって即買い。
 どーして、この人、横にすると最高なんだろう?
 例のアンアンのヌードの時もシーツに顔つけてる顔が最高だったし、「嘘を愛する女」のポスターのベッドに横たわってる顔も「なにこれ、ヤバい」って感じだったが、ほんと、朝目が覚めて横にこんな顔があったら心臓止まるでしょうよ。

 で、この「SONGS」の寝転がってる顔も超エロいのですが、試しに90度回して縦にしてみると「なんだかマヌケ顔」になるのが不思議です。そういや、アンアンも「嘘を愛する女」も90度回してみて「なんで、なんでなんだ?」と思ったし、そういやよく錯覚の図形などでも「人間の目は縦と横の認識の違いが・・・」っていうのあるけど、横のものと縦のものってこんなに違うのが不思議だし、もう高橋一生は一生寝転がっていてほしい。

 はっ!ということは、私は横になってる高橋一生を常に縦の姿勢で眺めないといけいないわけで、それじゃ介護か見舞いであり、「私が美しいと思う高橋一生」を鑑賞するためには、添い寝できないじゃん!(笑)という、激しくどうでもいいジレンマに陥ってしまいした。

 さて、ツイッター眺めていると「別に高橋一生はタイプじゃないけど、これはヤバい」と絶賛されているミツカンの「高橋一生と鍋を囲む動画」ですが、さすがに私も「うふっ」とか言われると「うふっ、じゃねーよ」とツッコミを入れつつ悪い気はしないのですが、だから、これ観てもネプリーグの観ても「イケメン」だとか「かっこいい」とかは思わないので、「みんな、騙されすぎだろう」と思うのですが、この魔法がかかった状態っていつまで続くのでしょうね?

 そしたら、高橋一生似と言われてる高杉真宙くんがブルボンで彼氏感溢れる動画をやっているようなので、そっちも観てみた。



 6パターンくらいあるのだが、一番美しいのはこのNG集とインタビューだった。

●「セトウツミ」

 去年くらいに菅田将暉と池松壮亮で映画化されていたが、同僚M嬢がたまたまWOWOWで観て「あれ、面白い」と言っていたので「へえ、じゃあ、そのうちDVD借りてみるか」と思っていたら、テレビ東京深夜ドラマ(金曜日)でやっていたので、ティーバーで観てみた。

 メガネ秀才が高杉真宙で、サッカー部が葉山奨之。

 葉山奨之は私の中では「まれの弟」なんだが、この間の「僕たちがやりました」で全く感情移入できないクズエスト・オブ・クズ役やっていたけど、まあ、いろんな振り幅ある役にキャスティングされるってことは、実力あるってことなんだろう。

 意外と面白かった。
 私は、この話って秀才とヤンキーの掛け合いなのかと思っていたのだが、ヤンキーじゃなくて「サッカー部をやむなく退部した体育会系」だったんですね。
 そんで、秀才くんは塾までの空き時間を持て余していたんだけど、たまたま帰宅部になってしまった元サッカー部が「勉強はできないかもしれないけど、頭は悪くないというか、話が微妙に面白い」ということで放課後の1時間を二人でダラダラ過ごすという。

 って、そんなのもはやどうでもよくて、秀才でメガネで制服の高杉真宙が美しすぎて、しかもちょっと怪しい関西弁(福岡出身だそうで)って、空腹の時に差し出された吉野家の牛丼みたいにがっつり食いつきますわよ。
 ほんと「なにこれ美味しいんですけど?」としか言いようがない。

 というわけで、今クール「オトナ高校」の三浦春馬のビジュアルだけは超完璧だけど中身クズと、「セトウツミ」の高杉真宙のメガネ制服秀才が共にイチオシに暫定的に決定。


10月16日(月)

 今日はNHKの「家族に乾杯」は菅田将暉で、フジテレビの「ネプリーグ」が高橋一生だったので「どっち観ればいいのよ」と思っていたのですが、会社で帰り支度していたら、上司が「昨日、映画見に行っちゃった」って「アウトレイジ」の話を始めたので、ついつい耳を傾けてしまっていたら、うわああああああ、間に合わない!

 電車の中でツイッター検索していたら、やはり高橋一生はクイズ番組では力発揮できないようで、「20個の飴を三人に同じ数配ったら何個余るか」で不正解だったようで、「・・・・バカなの?」ってバレてました。

 うーん、頭悪いとは思わないけど、私もそんなに全部把握しているわけでもないけど、この人「学校の勉強はいマイチだった」って感じなんだよなあ。たぶん、「20÷3」って言われたら出来るんだろうけど、文章題をとっさに数式にできないタイプってあたりも。

 そもそも「ネプリーグ」ってたまにしか見ないけど、「小学生レベルも出来ない芸能人」を嘲笑うというか、常識問に向かい合う芸人や芸能人のがテンパるのを楽しむ番組みたいで、あんまこういうの好きじゃないなあ。

 それよりも、本来だったら、この番宣番組に続いて、月9の初回だったはずが、選挙の影響で初回が来週になってしまったので、「なんか無駄な番宣バラエティーだな」感が強くて、急に下がった気温と同じように「寒い」って思いました。

 そして「やっぱ、私、この高橋一生とは付き合えないや」と思いつつ、激しくザッピングしている「家族に乾杯」の菅田将暉には「全然ありだけど、でも、やっぱ友達の息子がかわええってだけだ」て感じでした。


10月15日(日)

 雨だ・・・・

 今日が早稲田の試合観に行く最後のチャンスだったのに・・・

 というわけで、ふてくされてドラマ観てました。

●「奥様は取り扱い注意」(水10)

 ゲスト出演の主婦仲間が抱える問題がヘヴィー過ぎるので、そこがちょっとノレないけど、綾瀬はるかと西島秀俊のラブコメパートはなんとなく観てしまう。旦那の素性がどのタイミングで明らかになるのだろう。ってそういう話ですよね?夫婦共々訳ありでした、っていう。
 そして、なんと言っても、第2話の悪役(主人公に成敗される役)が岡部たかしだった!
 今まで岡部たかしが、ほんとピンポイントだけ出てくるのばかり観ていたので、「おおお、いっぱい出てる」って感激しました。役名ついてるよ(笑)

●「コウノドリ」(金10)

 私は医療ドラマがやや苦手なので、これの2015年のシーズン1の時も、たまに観る程度だったが、「あれ?これってこんなイケメン大集合だった?」って戸惑った。
 綾野剛は鉄板だとしても、星野源、坂口健太郎って・・・・・ああ、2年前よりもみんなブレイクしちゃったんだ。そして、噂の宮沢和史のイケメン息子も終盤に出てきてました。そうそう、星野源はクール系なんだけど、ブレイク後にまたこの役やってくれると、少し嬉しい感じがするなあ。

 それよりもミツオがお父さんになったので感激した(笑)
 耳の不自由な妊婦さんの夫役が泉澤祐希で、朝ドラ「ひよっこ」の主人公の幼なじみ役でした。
 子役出身だし、少し前までは主人公の少年時代役でよく出ていたが、やっと大人の役ができるようになってきたので、楽しみにしているんだけど、小柄だから濱田岳とか矢本悠馬とポジション争いすることになるのだろうか?
 それにしても人気ドラマの初回拡大版だけあって、冒頭の佐々木蔵之介といい豪華ゲストぶっこんでの、離島医療問題、未受診出産の危険性、育休問題、ワンオペ育児に聾唖者対応など、エピソードも大量にぶっこんでいたのに、これ見よがし感というか、あざとさがを感じないところが凄いなあ、って感心しました。

 でも、やっぱし、「実際の医療現場ではこんなに一人一人の患者に向かい合う暇ないだろう」って心の中でツッコミいれちゃうから、医療モノ苦手なんだよなあ。それ言うんならドラマなんて全部そうだろうと思うのですが(笑)
 たぶん、私がビビりなので、手術シーンが苦手なのと、ドラマだからしょうがないけど順調な妊婦さんはほとんど出てこないので、「出産こえええよ」ってなってしまい、あまり楽しめないのでしょう。

 あ、そうだ、次週の第2話は、福士誠治くんが夫役ゲストだ!土村芳ちゃんの夫役!なので次週も見ます。

●「オトナ高校」(土11)

 これ、超期待してたのよね。
 あの三浦春馬がエリート童貞役ってことで(笑)

 実は三浦春馬が出ているドラマを観るのは「おんな城主直虎」が初めてだったので、あっという間に死んじゃったのでその真髄をまだ堪能できてないと思っていたが、この「オトナ高校」は三浦春馬のクズイケメンぶりを120%堪能できそうな感じだ。
 外見が完璧だし、仕事でも評価されているのに、女性相手がからっきしっていうのが・・・その全く女心がわかってない自己中心ぶりが振り切っててずっと爆笑してました。

 さらに、校長役が杉本哲太って、大河ドラマの先代じゃないですか(笑)
 もう、二人が向かい合って話してる絵柄だけで笑う。
 そして、恋愛指南の教師役に竜星涼って、「ひよっこ」の実直なお巡りさんじゃないですか、それがチャラい役で出てきたから、もうチャラくて笑う。
 さらに「真田丸」で美味しい役やっていた小手伸也がキモオタで出てきて「もう、勘弁してください」というくらいの私のツボなキャステキングにハート鷲掴みでした。

 そういや、三浦春馬のミュージカルがいいと脚本家の森下さんが仰ってましたが、このドラマのオープニングで三浦春馬が踊っていて、それがすごくいいので「なるほどー」って思った。

 とにかく、だから、三浦春馬の完璧な容姿と中身のギャップと、そして落ちこぼれ生徒として完膚なきままに、ただ「童貞だから」ってことでディスされてヘコみまくる三浦春馬が面白すぎて、ほんと最高だった。


10月14日(土)

 数日前、朝ドラの先のあらすじまで読んでしまい「うわっ、千葉雄大の兄役、今週死んじゃうんだ!」って知ってすごい衝撃を受けた。
 第1週目ですでに早死にフラグ立ちまくっていたが、「これは死にそうで死なないパターンなのでは?」って言う人も多かったし、死なせる理由も思いつかなかったので、私も「これは病弱だけど、死ぬ死ぬ詐欺的に展開するのでは?」と思っていたし、なんといっても千葉雄大だし。千葉雄大だし。千葉雄大だし。

 「ひよっこ」で竹内涼真が全国区(というか高齢者にも認知されってゆーのか)だと確信していたし、実際そうなったし、だから「わろてんか」では千葉雄大のターンだと確信していたし、実際に超萌えビジュアルで登場したので、「これ絶対に全方位にウケるわー」ってワクワクしていたのに、「え?たった二週目で退場????」

 昨日、ネタバレになっちゃうけど、でもドラマ内でも「こりゃもうダメですわ」ってことになっていたので、同僚M嬢に「千葉雄大死んじゃうみたいだね」と言ってみたら「え?やっぱそうなんだ?」ってドライな答えが返ってきたので、「せっかく千葉雄大出しておいて、こんなにすぐ死んじゃうなんて酷い」と言ったら、「でも、とと姉ちゃんだっけ?西島秀俊もすぐ死んじゃったじゃん」って言われた。

 ああ、あんときも「せっかくの人気俳優がもったいない」って雰囲気だったけど、あの話はそもそも「とと姉ちゃん」って「父親代わりに頑張る長女」って設定だったから、父親役の西島秀俊が序盤で退場するのは織り込み済みだったけど、「わろてんか」の千葉雄大は死ぬ必然性全然ないじゃん?

 と思っていたら、今日の放送で、いきなり仏壇になってました。チーン。

 ナレ死?・・・・ってゆーか、ここ笑うところなの?

 よかった。ネタバレ読んでて。
 全然知らないで、今朝の放送観ていたら、頭真っ白になってその後の高橋一生登場が頭に入って来なかったかも。

 真顔で「ごめんください」と入ってきた高橋一生であるが、あれも吉本新喜劇ではおなじみのネタを連想させるらしいが、私、それほど吉本新喜劇よく知らなくて・・・・
 でも、ああ、そうか、この伊能栞というキャラは、ある意味、吉本新喜劇のコテコテがよくわかってない人向けにいるんだろうな。東京弁?っていうのともなんか違う、コテコテの世界から浮いているんだけど、実はそこが一番美味しいので、吉本新喜劇わかる人にも、わからない人にも「浮いている」ってわかるという、けっこう難しい役である。

 そして待望の遠藤憲一とのご対面。
 ああ、この場面があったからこその、平成に転生して総理大臣と秘書に!と「民王」脳が活発になりますが、それと同時に伊能栞の落ち着いた佇まいが、「政次が明治時代に転生した!」としか思えなくて、時系列が混乱する。

 ほんと、しおリンは、政次が明治時代に転生してリセットした感じで、政次の頭の良さはそのままに、妾腹とはいえ裕福な家の子だったので、帝大出てエリート実業家になってて、「はあ、オレって有能だし、仕事楽しー」って感じだったのだが、おてんちゃんに出会って、「あれ?オレってなんかこの子好きかも。でも、この子は他に好きな人がいるんだ、ふーん。なんだろう?この子の好きなタイプ、なんか容易に想像できちゃうんだけど、なんでだろう?」

 って感じで、やっぱ予想通り、政次ロスの皆様を回収しにかかってますね。

 私が「ああああああ」と思ったのは、背後の襖の裏でざわざわしていたら、しおリンがパっとそれを避けたところでした。

 「こういうとこ、ほんと政次だ!」

 私は、政次を「キレッキレの家老」だとは思ってなくて、だから何度も「田舎の秀才」と言っていたんだけど、政次が本当の秀才だったら、せめて直親が謀反の疑いで処刑されるのは避けられたはず。
 父の吹越満から「井伊の脳筋マジやばいよ」って教えてもらっていたはずなのに、さらに直親のキラッキラぶりにコンプレックス抱えていたのに、直親から信頼されちゃったら、それが嬉しくて「殿のお好きなように」ってやっていたら、ズンドコに突き落とされましたからね。

 だから、政次は自らが動いて最良の状態にするほどの才覚は無いのだけど、「あれ?今ってもしかしてヤバい?」って状況を把握する才能は素晴らしかったと思う。
 まあ、状況を瞬時に把握しても、もう打つ手無しっていうことも多かったが。直親死んだ時とか、自分が死んだ時とか(笑)

 ということで、今後もしおリンが次々と投下されるコッテコテの罠をどう真顔で避けていくのか、そして今回のように竹下景子に「私でどう?」って言われたら、「ここ笑うところだな」って正しく笑って受け流すのか、その動向を見守っていきましょう。

 そうそう、千葉雄大の遺志を受け取ってくれた高橋一生ですが、今度の月9ではまた千葉雄大と共演するので、そっちでも「しおリンと新一兄さんが・・・」ってまた混乱しそうです。


10月13日(金)

 まだ、ナラタージュ引きずってて(笑)、ネットで感想文検索したら、3つくらい私と同じように文句タラタラな人を発見したので「よし、やっぱそうだよな」とけっこう満足したし、原作読んだ人が映画と原作との違いも書いていて「やっぱ、思った通りだ」とわかったので、よかったよかった。

 原作の「先生のズルさ」が映画では「松潤が美しすぎてズルいよ」になってしまったのですね、やっぱ。

 以上。ナラタージュはこれで終了。

 あ、そうそう予告編で長澤まさみと高橋一生の「嘘を愛する女」(来年公開)が流れていたんだけど、大画面で観る高橋一生のドアップでのクシャ笑顔の圧がものすごくて、来年までにもっと心を鍛えておかないといけないと思いました。
 あと、この映画は川栄李奈が出ているので、私の川栄ちゃん推しがさらに加速することが予想される。予告編では見事な回し蹴りを披露している。

 映画といえば、やっと10月後半からリミスリが公開されるんだよな。
 こっちはベッドシーンが話題になってるけど、大丈夫なんだろうか?
 私が?
 いや、高橋一生は今でこそ「色気がヤバい」と言われているけど、ラブシーンほとんどやってないんですよね。キャリア長いのに。
 本人もどっかのインタビューで「去年はキスばかりしていた」と言っていたけど、去年のキスシーンのほとんどが「ヤバ妻」でのキムラ緑子とのキスシーンでしたから(笑)
 相武紗季ともキスしていたけど、あれはラブシーンではなかったし、唯一のラブコメでの多部未華子ちゃんとのキスシーンがあったくらいか。「カルテット」でも初回はキスシーンやってたけど、あれもラブシーンでは無かったし、そんなのばっか(笑)

 そっか、リミスリが去年撮影されていたなら、それを含めての「キスばかりしていた」ってことか。

 それで思ったんだけど、脇役ってキスシーンとかあまりやらないよなあ。
 やっぱ二番手くらいにならないとねえ?
 で、36歳にして、やっと今年二番手に登ってきたけど、「カルテット」も「おんな城主直虎」もそういう話じゃなかったのでラブシーン無かったんだけど、これ以降はジャンジャンバリバリ本格的ラブシーンが投下されそうなので「免疫全くないんですけど?」と不安になるのであった(笑)

 だから、キスシーンだってまともなやつほとんど観たことないっていうか、今まで観たことのあるまともなキスシーンって「ミートボールマシン」の童貞演技くらいじゃね?あれはかなりの上物だったけど、10年以上前の話だし、ベッドシーンは「マリッジリング」でやっていたけど、あれは仕事に忙殺されて主人公のことをないがしろにする同世代の彼氏役で、それが不満で主人公は上司との不倫に走ってしまうという、咬ませ犬的な役割だったからなあ。

 まあ、「私、大丈夫かしら?」っていう不安もあるが、またナラタージュ起動しちゃいますけど、「脱げばいいってもんじゃねーだろーよ」って怒りが湧いてくる場合もあるから、高橋一生にベッドシーンやらせて、それが私の期待を大きく下回った場合の怒りはどれほどかと思うと(笑)

 さて、朝ドラの方は、「出オチかよっ」なステッキ・アクションでの登場から、昨日は無駄に広い執務室披露されて「これ、五代様(ディーン様)というよりは、もしかして竹元教授(ムロツヨシ)なんじゃ?」って思いましたが、政次役で「あ、この余白演技もしかしてウケた?」って確信した高橋一生は、朝ドラなのに、さらに余白だらけというか、もはや棒読みに近いところまできていて、天然モノの東出くんに近づいている養殖物みたいなテイストになってるようです。
 って、まだ全然何やろうとしているのかわかりませんが、本人も実はわかってないんじゃないかな(笑)

 それでも、今朝は登場しなかったので「ああん、がっかり」とか思ってるあたり、制作側の思う壺であり、明日はいよいよエンケンとご対面して民王ファンを狂喜させるのでしょうか?
 その代償は大きいんだけどさ・・・・

 「ひよっこ」がベテラン脚本家が作り上げた非常によくできた脚本というか世界観を展開していたので、「わろてんか」の脚本の荒さに戸惑う視聴者が多いようですが、まあ、確かに吉本新喜劇的な演出も相まって、ちょっとキツいところもあるけど、これも多くの朝ドラ視聴者が言うように「役者の演技に依存しているからなんとかなってる」のはその通りだと思うけど、今のところ私はけっこうヘラヘラと楽しく眺めています。
 まあ、濱田岳に相当助けられてるとは思うし、何よりも遠藤憲一がすごいし、役者の魅力を消す話じゃないだけけっこういいんじゃない?

 「これだけのキャストなのに、なんでこんなもったいない感じに?」ってドラマの方がいっぱいあるから。

 そして高橋一生情報としては、ミツカンが一ヶ月前くらいに鍋CM投入してきたけど、あっという間に他の出演情報に埋もれていたが、気温が急降下した今日になって「高橋一生と向かい合って鍋囲んでるみたいなWEB動画作りました」って4バージョンもあるの?



 きゃーステキ!というよりは、じんわり気恥ずかしいというか、「売れっ子になると、いろんな仕事来ますね?」としか言いようがないけど、だからまたナラタージュ起動しちゃいますが、あの松潤を2時間も観たあとだと、やっぱ、高橋一生は全然イケメンじゃないと思うんだけど、なのに、なんでこんな扱いになってしまったのか、まあ「高橋一生にビューネくんやってもらいたい」って言う人もけっこう多かったので、それを受けたのかなぜかミツカンが超ロングバージョンなビューネくん的なことをぶっこんできたんだけど、私はなんかこれじゃないような気がするんだけど・・・・

 まあ、斎藤工とかすでに2周くらいして、さらにわけわかんなくなってるけど、斎藤工と高橋一生は立ち位置違うし、映画バカと役者バカって具合に・・・ただ、この二人はけっこう風まかせな感じが似ているので、いつか二人でカンヌあたりのレッドカーペットを歩いてみてほしいものである。監督と主演俳優として。

10月12日(木)

 昨晩はレイトショーで「ナラタージュ」観て帰宅したのが12時半過ぎで、それからクドクド感想書いていたら2時になっちゃったよ。
 観た映画が面白くても興奮して眠れなくなるが、不満タラタラでも同じなんですね(笑)
 でも、今までの経験だと、このように「文句を長文で書き連ねる人」がいる作品って決して駄作ではなく、どっちかというと名作である可能性が高いので、私は文句ばっかり言っているけど、この作品が大好きだっていう人もきっと多いのでしょう。

 あと、少し調べてみたら、原作とはかなり違うテイストになってるような?
 ウィキペディアに載っていた「あらすじ」読んでみたら、「そうだったの?」って違和感を感じたところがあったので。小説だと細かい心情を綴っているようだけど、映画だとそこまでわかんなかったから「松潤ったら、松潤の顔して何やってんの?」って思ったのだ。

 あと昨日は「松潤にいくらダサい服着せても」と書いたが、ダサい服だったわけではなく、いかにも高校教師というのか、いつも地味なジャケット姿だっただけで、それでも映画だからけっこういい服着てるのだが、「色気を全く感じさせない服装」ではあったと思う。眼鏡と共に服装が色気シールドになっていた。

 原作読んでないのでなんとも言えないけど、たぶん、あまり学校でもパっとしない地味な教師だということを表現したかったのだと思う。だいたい、顧問している演劇部の部員がたったの3人になってしまい、卒業生を客演で呼ばないと文化祭の公演が出来ないってあたりに「人気教師ではない」って気配を漂わせているではないか。

 学校に居場所が無くなった少女と、家庭に深刻なトラブルがあって影を抱えた教師が惹かれ合うが、それは許されない恋で・・・・って話らしいが、原作未読で観た前半1時間は、そんな話じゃなかったぞ?

 まあ、そのあたり監督が意図的にそうしたのか、松潤にやらせたらそうなっちゃったのかわからないけど、そこを踏まえてもう一度観てみれば、あれで良かったのか、やっぱし違うのかわかるだろうけど、さすがにもう一回観るつもりはない。

 あと、そうそう、もう一つ文句言わせてもらうなら、演劇部の人数が足りないから招集された有村架純ちゃんと同級生の卒業生として、大西礼芳と古舘佑太郎がキャスティングされていたので、朝ドラファンとしては「ふぉおおお」と感心したのだが、この二人がほとんど機能してなかったのが最大のがっかりポイントだったかも。
 もしかしたら撮影されててもカットされまくって、あれだけになっていたのかもしれないが。

 たぶん、原作がかなりの長編だから、とてもじゃないけど細やかなエピソード入れられなかったんだろうなあ。
 
10月11日(水)

 ヤバい。
 今日やっと朝ドラに無事に政次が転生して、大河ドラマではとうとう明らかにならなかった戦闘能力を朝ドラで発揮して「ステッキで殺陣!!!」を披露してくれたので阿鼻叫喚ですが、それでうっかり明日以降のあらすじをチェックしてしまい、「ぎゃあああああああああ、やめれぇえええええええ」って叫びそうになりました。

 やっぱし大河ドラマのノベライズは封印しておこう。

 あと今日がメガネベストドレッサー賞の授与式だったそうで、またいっぱい写真が出回ってましたが、やっぱしサーモン黒川系でした。だから私の趣味は伊達さんだってゆーのに。

●映画「ナラタージュ」

 「私、有村架純ちゃんに弱いのね」って自覚したし、この映画では濡れ場も頑張っているらしいので、架純ちゃん目当てで観にいきました。
 行定勲監督っていうのが不安材料だったが・・・・いや、私が絶対に観に行かないような映画ばっかり撮ってる人だし、私が「たぶん絶対に苦手だろうから」と敬遠している岩井俊二の弟子みたいだから。

 それよりも、なんで私が松潤主演の映画を・・・・って話だ。松潤のことが嫌いなわけでもなし、どっちかというと大好きだが(笑)、ドラマだと当たり外れが大きいというか、「大外れ」か「まあ、これなら観られるな」というか、だから俳優としての松潤の「当たり」を引いたことがほとんど無いので、これも不安材料だった。

 結果。
 前半、一時間くらい何度か脳死寸前だった。
 松潤演じる高校教師の言動が全くの意味不明だったからである。
 これ、松潤にやらせるの無理あるでしょ?

 高橋一生目当てで買った雑誌に松潤と行定監督のインタビューも載っていたが、監督も「原作のイメージと違うかな」と思っていたが、松潤の艶というかキラキラ成分を封印したら面白いんじゃないかということで松潤に決めたそうだが、そういう努力の跡はよーくわかったが、松潤のキラキラ成分は地味な服着せて寝癖つければ封印できるようなシロモノでは無いだろうといういうこともよーくわかった。

 あの役はもう少し容姿が平凡な役者がやらないと、同じ嵐だったらせめてニノとか。
 それを「どんなダサい服着せて、どんなダサい髪型させても、松潤が高校教師だったら、女子学生みんなイチコロでしょーよ」っていう不要な説得力があるため、架純ちゃんが松潤先生に恋してしまうのは「そりゃそうでしょうよ」としか言いようがなく、それを「映画の趣味が名画座系で同じ」とか言われても「そんなの後付けの理屈でしょう」としか言いようがなくて、それなのに執拗に高校時代の「ここに惚れましたシーン」ぶっこまれても「だ・か・ら、顔でしょ顔」としか言いようがなく、それ延々とやられているうちに、だんだん退屈してくると同時に「松潤、いったい何やってんの?」ってだんだん可笑しくなってきて、また笑のツボにハマり、手ぬぐいで必死に口押さえていたのですが、この映画、非常に音が静かなので、笑い声抑えるのに非常に苦労した。

 まあ、一応、これはそもそもそういう話で、あの高校教師がなんでこんな理解不能な行動をするのかわけわからないのだが、最後にオチっていうほどでもないのだが、その理由がセリフで明かされて、そこもドっチラケだったのだが、それがドンデン返しってわけでもなく、「まあ、そりゃそうだよなあ」って話で、そこでやっとこの役を松潤がやった意味を知ることになるのだ。
 もっと地味なルックスの役者がやっていたら、最初からそういう話で映画にならないもんね。

 で、もう松潤のことはそれでいいとして、私の目的だった有村架純ちゃんが全然良くなかったんですけど?
 そりゃ主役は松潤だから、監督は松潤をなんとか凡庸に撮ることに傾きすぎて、架純ちゃんまで凡庸にしちゃってないか?

 って、まあ、架純ちゃんを魅力的にしてしまうと、松潤がなんでああなったかっていう設定がまた崩れるので、ああなっちゃったのかもしれないので、そもそもこの原作が美男美女でやる話じゃなかったのかもな。

 この映画、女性の私が観ても「なんじゃこりゃ?」なんだが、これを男性が観たらどう思うのか、ぜひ男性の感想文を読んでみたいものである。柳下毅一郎先生は観てくれてないんだろうか?

 私の唯一の救いは坂口健太郎で、坂口健太郎のスタイリングがとにかくエロかった。
 松潤にダサい服着せたストレスをスタイリストさんが全て坂口健太郎に吐き出したかのようだった。
 鎖骨や胸元強調の服はもちろん、背中のラインや筋肉のうごきがはっきりわかる素材選びなど、いい仕事してました。

 そして、前半は爽やかモテ系青年だった坂口健太郎が嫉妬を露わにし始めた時の怖さがかなりリアルで、モラハラまではいっていないのだが、その寸前の自己中男子の怖さが丁寧に描かれていたし、有村架純を抱きしめる時の手の美しさとか、ほんと坂口健太郎はパーツがいいので、そのパーツの良さが存分に描かれていたので、後半はそれ眺めているだけでニヤニヤしていたのですが、坂口健太郎のパーツなどどうでもいい人には、ほんと苦痛しか感じない映画だったことでしょう。

 あと濡れ場なんですけど、有村架純ちゃんなんだから、あれが精一杯なのはわかるけど、ちっともエロくなかったので、「無理してあんなに背中ばかり見せなくてもいいから、もっとやりようあったんじゃ?」と思ったし、だったら別に「キスシーン」からの「朝チュン」だけで表現しても良かったのでは?

 比べるのもなんだが「北斎の娘」では、宮崎あおいと松田龍平が互いの顔を指でなぞってからーの「朝チュン」だけで十分伝わりましたしエロかったです。

 ええ、ちょっと酒が回ってきたので書きますが「無理してピストン運動っぽいのやらなくてもよかとです」と思いましたです。

 それでも、市電に乗ってる架純ちゃんを道路から見送る松潤のシーンでは泣いちゃったので、全部がダメだったわけでもなく、後半になったら何をやりたかったのかやっとわかってきたんだけど、うーん、でもやっぱ、この映画は松潤ファンでもちょっと困っているのでは?

 現場からは以上でした。

 あと、本筋には絡まないけど「あの関係がすでに過去になってるけど、まだ過去を引きずっている」という現在パートに瀬戸康史が出ていて、その瀬戸康史がさすがでした。さすがわ、高橋一生の弟分!(振り出しに戻る)

10月10日(火)

 新ドラマはまだ一部しか始まってないから、またウダウダと「おんな城主直虎」を見直してる。

 今更観てみると18話以前の「闇落ちした政次」はほんと憎ったらしいね(笑)
 政次を悪役と素直に捉えていた人が多かったのも、頷けます。

 で、因果応報というか、政次のことを散々振り回していた直虎が、今は虎松に散々振り回されてるわけで、そして、その虎松が「直虎には敵わねえ」ってことになってるのも、「政次の方が領主に向いているのでは?」ってコンプレックスをずっと抱えていた直虎のことを思い出して、ふふふと微笑んでしまうわけです。

 今年の大河ドラマは主要登場人物が激しく入れ替わるから、なんだかクラシックの交響曲というのか、そっち方面の教養があまりないのですが、第一楽章の旋律が、また第三楽章で蘇ってきたりするのって、クラシックの作法としてよくあると思うのですが、第一楽章で退場した「直親」の旋律がずっとメインテーマになっていて、さらに第二楽章の「政次」の旋律が・・・・っていう感じなのかなあ?そして最終楽章で直政が派手にジャジャーンとシンバル連打的な?

 ああ、そう考えると去年の「真田丸」はテーマ曲と同じようにヴァイオリン協奏曲のような話だったし、今年の「おんな城主直虎」はピアノ協奏曲っぽいので、ほんと、そーゆーこと、凄いなあって。

 さて、明日から朝ドラにやっと「動く」高橋一生がというか「(写真)じゃない」高橋一生が登場するようですが、「明治後期の帝大卒のエリート」って役は初めてらしいので、どう出てきますかね?
 高橋一生って、あんま正統派エリート役やったことないような気がするが・・・
 「医龍」「Woman」「Dr.倫太郎」では医者役だったけど、あんまエリート感なかったみたいだし、「名前をなくした女神」はエリート銀行員だったけど、あれはエリート感よりもDV夫だったし、「民王」の貝原茂平も普通のエリート感無かったし、去年の出演作なんて「いつ恋」はあんなだったし、「ヤバ妻」もあんなだったし、「グラメ」は皇帝様だったけど、ただの料理バカだったし、「プリンセス・メゾン」が唯一「それなりにいい大学出てたっぽい」役だったかな?

 そう考えると、高橋一生って今まであまり「大卒」っぽい役あまりやってないような。
 「カルテット」でも松たか子や松田龍平は音大出てましたって感じの役柄だったが、高橋一生が演じた家森はどういう家庭で育って、なんでヴィオラ奏者になったのか全く描かれていなかった。

 「おんな城主直虎」でも、政次はそれなりに賢い人物だったが、しょせん田舎の秀才であり、だからこそ、山猿の近藤に簡単に陥れられてしまったわけで・・・・

 というわけで、今まで「普通のエリート」を演じてこなかった高橋一生が、2017年にブレイクしてからの、この最終クールでの「朝ドラでは帝大卒」「月9では政治家一家に育ったエリート若手政治家」っていうのを同時にやるのって実に興味深いのだが、でも、どっちのキャラも「エリートだけど、実は・・・」って含みがあるらしいので「まあ、そういうのは高橋一生は得意だろう」と思うのだが、こうなると、このタイミングで「とことん頭のいいエリート。だけど寿司はサビ抜き」みたいなのもやってもらいたいような気がする。

 あと、政次役で超痩せたのはいいとしても、てゆーか政次処刑シーンでも「この肋骨、メイクで強調したのか?」と思っていたら、今月発売された「TVガイド PERSON」で紙面に載ってないオフショットがネットで出回っていたけど、それが「胸はだけているセクシーショット」というよりも「あばら骨ええええ」って痛々しく、どんだけ痩せてるのかと。

 そりゃ私は痩身の方が好きだけど、ここまで痩せてるとちょっと引くわ。

 というわけで、ツボをガツっと押してくる長谷川博己や松田龍平や西島秀俊と違い、「ああ、そこじゃないのおおおおお」って高橋一生にやはり振り回されるのようなのであった。
 でも、今回の朝ドラは千葉雄大が「持てる可愛い技フルスロットル」してくれているので、「千葉くん、なんなのもう、とにかく可愛い」でかなり満足しているのですが、そこに高橋一生投入とかほんと最高すぎるのだが、「ひよっこ」を楽しんでいた皆様は「わろてんか」にちょっと違和感感じているようですが、「わろてんか」は「千葉雄大が兄で、幼馴染が濱田岳で、初恋の人が松坂桃李で、見合相手が高橋一生って何それ?」っていうのを素直に楽しめるドラマだと思うので、もう、そのウェーブに載って「きゃーーーーー」って絶叫しましょうよ、って感じの話ですよね?


10月9日(月)

 昨日は出勤だったのだが、「昨日、東大が法政に勝ったらしいが、今日法政が勝てば、明日も試合あるから観にいっちゃおうかなあ」なんて仕事の休憩中に試合経過眺めてニヤニヤしていたのだが、なんと、東大が勝ってしまい「10数年ぶりの勝ち点!」になっていた!!!!!

 くそー、仕事じゃなければ観に行ってた試合だったのに!
 まだ一度も東大が勝ったとこ観てないのに!

●大河ドラマ「おんな城主直虎」第40話「天正の草履番」

 映画やドラマのタイトルのダジャレ副題も話題の今作ですが、その中でも指折りの副題ですなあ。
 それに「天皇の料理番」は森下脚本だったし。
 そういや、カズオ・イシグロのノーベル賞受賞で「わたしを離さないで」のドラマが再注目されてましたが、私はあれは観てないんだよな。森下脚本だし綾瀬はるかと三浦春馬が出ていたけど、原作読んでいたから「あの鬱展開を楽しめる勇気がない」と思ってね。

 で、前回からすっかり「普通のオバサン」になってしまった直虎(というより「とわ」)ですが、このまま主役を菅田将暉に譲るのかと思っていたら、いや、まだまだ若いもんには(笑)って展開だったのでホっとしました。

 そして松下家の兄弟が大活躍というか、「ごちそうさん」では詐欺師役だった古舘寛治が当主で、その弟が「ごちそうさん」の源ちゃんこと和田正人なのですが、この二人の出番がとても多くて嬉しかったし、虎松に裏着られて怒り心頭の和田正人がめっちゃ良かったし、それでも虎松の意思を尊重して受け止めてくれる松下兄がいい人すぎて悶絶した。

 史実としては、松下家はこの後また井伊の縁戚から養子をとり、井伊とは深い繋がりを持ったことから、出世した直政に引き上げられることになるらしいが、ドラマでは虎松のひどい裏切りを受け入れて前向きに進んだことが後の安泰につながったわけだから、ほんと、いい選択をしたことが描かれていたし、感動しました。

 あと、今回も氏真ぼっちゃんがねえ?
 京都で「わーい、都はやっぱ良いのお」と水を得た魚状態だったのだが、なんと宿敵信長から「蹴鞠やってよ」って依頼があり、家来が「なんたる屈辱!」と嘆いていたが、氏真ぼっちゃんは「これで信長公の懐に入り込めば、徳川の役に立つじゃん?」って、なんだか1周半回って男前になってるじゃん?

 歴史クラスタさんたちもザワついているが「これほど今川氏真をかっこよく描いたドラマは初めてなんじゃ」と皆さん大感激されておりまする。
 私も、この構成はほんと上手いと思う。
 主人公は井伊の家名を失い、村の影番みたいなことになって生き残っているが、今川氏真も大名から転落し、北条(嫁の実家)、徳川(元家臣)と居候して、武士としてではなく雅人としての芸と教養で自分の居場所を開拓していくんだよね。
 確かに、今後、徳川が天下をとることを考えると朝廷との折衝役は重要になるから、その役職をゲットするらしいが、今はその過程なんだろう。

 それにしても、あと残り10回でどこまで描けるものか、ちょっと寂しいが、武田勝頼が出てきたり(三月のライオンであのスキンヘッドの棋士やってた人だよね?)、いつ出てくるかわからないけど、明智光秀役を光石研がやると発表されているので、ほんと楽しみです。

 って、とうとう最終話まで載っているノベライズ本買ってしまった。
 今までの3巻までは放送終わるまで読むの我慢していたんだけど、4巻は放送済みの40話まで読んでから、ついうっかり来週の分まで読んでしまった。
 うわ、鷹匠ノブがこう絡んできて、六左の出番が多いぞ!こりゃ、来週も面白いぞ!

 うっかりその先まで読みそうになってしまって、さすがに自制したけど、このノベライズ本は本編のびっくり展開は意図的に伏せてあったりするので、先まで読んでいても裏切られたりするらしいから、読んでからドラマ観ても楽しめるらしいけどね。

 ところで今回の感想は「草履を投げるなんてって思う人がいるみたいだけど、あれは史実的に正しい所作」って解説が多かったが、「なつは、なんでいきなりあんなセリフを?」が軽く賛否両論だった。

 直虎とナツ二人だけの珍しいシーンで、直虎が「松下殿はお優しいよくできた方じゃ」と称えると、ナツが「常慶殿は、兄が善なるものでいてくれれば、自分はどんなお役目を負ったとて、救われる気がする、と仰ってました」と言ったあとに、唐突に「殿は但馬が不幸せだったと思っていますか?」

 「仕える相手には恵まれなかったのではないかの」
 「わたくしは義兄を慕っておりました。亥之助もです。義兄はそれなりには笑っていたように思います。あまり不幸せだったと思われると、わたくしどもは何だったのかという気にもなるものです」

 ナツが「但馬は私や亥之助には慕われていたので、けっこう幸せだったと思います」みたいなこと言ってるので、虎政原理主義者の方々には「はあ?なに言いだしてんの、この女?」とイラっとしたみたいだけど、ナツはその前の松下兄弟の話に虎政の関係が似てるなあ、と思ったのでそんなこと言ったという解釈が私にはピンとくるなあ。

 常慶は少し前までは徳川の諜報員みたいな仕事していたので、綺麗事だけでは済まないお役目もやっていたんだろうけど、長男である兄が「善」として存在していたので、辛い役目をしていても、兄の存在に救われるというか、その兄の存在を維持するためなら、汚れ仕事でもなんでもするっていう話だろうから、そういう話をしていたナツはふと「義兄も同じだった」と思い出して、政次の話始めたんだろうけど、分かりにくいよ、なっちゃん(笑)

 本当は「政次さまも、直虎さまのことを救いだと思っておられましたよ」で済むところを、3回ひねりくらいしちゃって「私も息子も義兄のことが大好きでしたから、そんな義兄のことを不幸せだと思われると、私たちの気持ちの行き場がないんです」って、「私の気持ちを少しでも汲んでいただけるのなら、義兄のことはもうそんなに後悔なさらないで、これからはいいことだけを思い出していきましょうね」って意味なんだろけど、わっかりにくいよ、なっちゃん。

 で、それ言われた直虎もわかってんのかわかってないのか、視聴者にもわかりにくいのだが、たぶん「あまりわかってない」って描写になっていたと思う。
 でも、その後すぐに「井伊と小野の次世代がこれから一緒に歩んでいくのですね」って、直親と政次の回想が挟まり、政次のあのキラースマイルは何度観ても泣けるのであった。

 虎松と亥之助の「従兄弟主従コンビ」は、直親と政次が叶わなかった関係性なので、先先代の吹越満が空振りしまくり、先代の高橋一生が死球を受けたが、やっとここにきて井之脇海がヒットエンドラン狙ってるらしいので、ほんと、このドラマの最終ターンは井之脇海にかかってると思うので、がんばって!

 あと、直虎が母に「虎松を諌めに参ります」と告げた時、母と女中が「え?でも、井伊が再興されるのなら草葉の影から皆さん喜んでるのでは?」ってシーンで、後方で「政次の生まれ変わり」と一部で噂されてる猫が躍動していたので「やっぱ、政次の生まれ変わりだ!」と、個人的には超盛り上がりました。って、あの演出だったら、もう意図的でしょう。

 でも悲しいかな、おとわさまに飛びつくんじゃなくて、猫の本能からカゴの鳥に反応しちゃうあたりも「政次、生まれ変わっても上手くいかないね」としか。

 というわけで、ですから、いまだに政次ロス引きずってますが、とうとう49日だそうで、そしたらジャジャーンと朝ドラに「政次が明治後期に転生して、見合い写真になってる!」っていうのが投下され、高橋一生の登場を「来たよ、来たよ、幸先いーよ」と大歓迎してますが、迎え撃つ松坂桃李も相当気合入れてるだろうから、ほんと楽しみです。
10月7日(土)

●「北斎の娘」

 少し前にNHKでやっていた単発ドラマだったが、私はうっかり見忘れていて、そしたらネットで絶賛されていたので「うーん、じゃあオンデマンドで観るか」と思っていたら再放送が決まったので、今日は正座して観ていました。

 いやあ、これ凄いわ。大絶賛わかるわ。
 もう、宮崎あおいちゃんの美しさに飲み込まれそうでしたわよ。
 それに絡むのが着流し姿の松田龍平とか、二人の関係が互いにツンデレとか、堪りませんでした。
 脇役のキャスティングも豪華絢爛で、滝沢馬琴が野田秀樹だったり・・・・って、あれ?キャスト確認したら「加瀬崎十郎 岡部たかし」になってるけど、あり?気がつかなかった、どこに出てた?たいてい声で気がつくんだけどなあ。

 まあ、いいや、最近私が提唱している「岡部たかしが出てくるドラマは名作」がまた一つ証明されたので満足です。

 それにしても江戸の風景のCGも素晴らしかったし、映画並みのクオリティでした。これを単発とはもったいないと思ったが、1時間15分全く隙の無い作りになっていたので、こういう贅沢もたまには面白いでしょう、ってゆーかNHKやっぱ凄いなあ。たぶん、海外での賞獲り目的なんだろうけど。こりゃ海外でも絶対にウケるよ。

 加瀬崎十郎は最後の方で出てくる主人公の弟役でした。
 画も引きだったしセリフも短いので見落としていたけど、オンデマンドで確認してみたら、やっぱしそうでした。
 岡部たかしの「役名もつかないようなワンポイント起用」は面白いっちゃ面白いけど、そろそろもっと大きな役ついてもいいんじゃね?

10月6日(金)

●今日の笑いのツボ

 ツボっていうか発作っていうのか、もう、ほんと困ってるのですが、会社で雑談していたら「今の高齢者で海外旅行でもう行き尽くしちゃって、相当マニアックな所に行く人いるよね」って話になり、私が「そういや、うちの親の友人も子供がいないらしく、いつも長期旅行していて、今度はシベリア鉄道でロシアの聞いたこともない街に行くって言ってた」って話したら、同僚M嬢が「ロシア・・・・ストックホルムってロシアだったっけ?」

 「え?ストックホルムはスウェーデンだけど?」
 「あ、そうだったっけ?えーとじゃあ、ロシアの有名な街って・・・」
 「サンクトペテルブルグとか・・・えーと、ソチとか?」
 「うーん・・・・・」

 そこで会話が途切れたので、私は帰り支度のため給湯室で自分のカップを洗っていたのだが、そこで急にわかった。
 なんでいきなりストックホルムが出てきたのか不思議だったのだが、シベリア鉄道の話していたから「ウラジオストック」って言いたかったんだ!!!!!!
 そして、給湯室から戻って「ねえ、さっきのストックホルムじゃなくてウラジオストックでしょ!」って言おうとしたのだが、給湯室から戻る廊下で「ごふっ」となって、また横隔膜の痙攣が止まらなくなって、M嬢に「また発作が」と言い訳したが、M嬢も扱いに慣れてきたのか、それとも自分が今やっている仕事のことで頭いっぱいだったのか、「また?・・・・ところで、これの処理って、イレギュラーでこうなるんだけど、これでいいのだろうか?」と真顔で質問してきた。

 頭切り替わったので、「ああ、それはそれでいいんじゃない?逆にそれがダメっていう理由が全く思い浮かばない」とか、その案件について「この方法で穴は無いよね?」と互いに詰めていたら、かなり落ち着いてきたので、「さっきツボったのは、ストックホルムじゃなくてウラジオストックだって気がついたからです」と説明したら「そんなことで?」と驚かれた。

 いや、こういう微妙なのが突き刺さるんですよ。

 そういや、昨日の平沢進のライブで「あれ?」と思ったのは若い客たちが曲の合間に「平沢!」「平沢!」と声を掛けることだった。
 30年前は「そういうのダメ」って雰囲気じゃなかったっけ?
 それがP-MODELのライブのことだったのか記憶が定かではないけど、なんか当時は「観客が普通にヤンヤしてはいけない」っていうバンドがあったような・・・・YBO2とか?(笑)
 芝浦インクスティックでYBO2の解散ライブというか、最後のライブ観に行ったことあるけど、拍手もしないし歓声もあげてはいけない無言の掟があり「ほんとうに、そうなんだ」と感心していたら、最後のライブなのにアンコールもなく、まるで宗教儀式のようだった。

 私は行ったことないけど、「咳をすることも許されないプログレのライブ」とかもあったよなあ。
 渋谷陽一が「馬鹿馬鹿しい」と一蹴していたけど、私はその頃、クラシックのコンサートにもたまに行っていたので「クラシックの絶対演奏中に咳しちゃいけないからって、楽章の合間に一斉に咳払いするほうが変なんですけど?」と思っていたので、プログレのその変な風習って、クラシックの妙な緊張感を今でいうところのオタク的にさらに拗らせたようなものなのかと思っていた。

 ふと、YBO2でググってみたら、ちゃんとウィキペディアの記事があるのね。
 ああ「トランスギャル」とか懐かひい、ゴスロリの伯母さんだよね。

 そういや、昨日、今の大河ドラマの音楽担当である菅野よう子に触れたが、それとは全然関係ないし、この話も何度も描いてると思うが、朝ドラ「あまちゃん」の音楽担当が大友良英だと知った時には、ほんとうに驚いた。
 私の中では「ノイズ系」の人だったから。
 高円寺でよくそういうライブやってたじゃん?って

 それが朝ドラって?????????

 町田町蔵が芥川賞作家になり、大友良英が朝ドラの音楽担当って、未来ってこういうことだったんですか?って。月に旅行行けるようになるよりも驚いたよ。いや、まだ月に旅行は実現してないけど。

 そんでね。
 誰も聞いてないだろうけど、2年前からお気に入りだった高橋一生がこんなにブレイクしちゃったし、だから、町田町蔵が芥川賞作家になり三島由紀夫賞を蓮實重彦に授与してみたり、大友良英が朝ドラの音楽担当っていうこともあるんだったら、次は上野耕路だろうと。

 「のぼうの城」もやっていたし、NHKでもけっこう使われていて、最近だと「空想大河ドラマ」も担当していたので、それで「そのうちぜひ本当の大河ドラマもやってほしい」と思った。朝ドラでもよくてよ。


10月5日(木)

●平沢進ライブ【第9曼荼羅】

 ツイッターで平沢進のことはフォローしているんだけど、最近全然自分のタイムライン追えてなくて、あんだけ大量にわけわかんない呟きが投下される平沢進アカウントもほとんど見てなかったのだが、たまたま開いた時に「あ、ライブやるんだ」って情報だった。

 それも新木場スタジオコーストで三日間も?
 で、ほとんどチケット売り切れてると?

 うーん、どうしよう?と思っていたら、今週の日曜日は出勤なので、平日のどこかで休みとろうと思っていたら、たまたま今日が休みやすかったので(マスオさんが水曜日に休みとっていた)「じゃあ、5日は休みにしよう。・・・て、あ・・・・そういや平沢進のライブが」って調べたら、初日の5日だけ当日券が出るという。

 なので最近になって突如浮上してきた座右の銘である「行かないで後悔するより、行って後悔しよう」を実践して、行ってきました。

 なんか、私、ちょっと活発になってきた?
 高橋一生沼から抜け出そうと盛大にバタ足し始めた的な?

 平沢進のライブを最後にいつ行ったのか記憶にないが、ソロ一作目の「時空の水」の時に渋谷クワトロあたりでやった時に行ったきりかなあ?え?それ1989年なの?
 それ以降、かのインタラクティグ・ライブとか色々実験的なことやっていたのは知っていたけど、自分では行ってない。熱烈平沢信者だった友人からいろいろ話しは聞いていたけど。

 ベルセルクの音楽やってたのも知っていたけど、そもそもベルセルクが何なのかよくわかってないし(笑)

 なので、ライブで実物を拝見するのは少なくとも25年ぶり以上らしい。

 今回のライブは「フォロワー9万人突破記念」になっていたけど、それも「え?」と思って見てみたら、もう10万人に届きそうな数だった。
 30年ほど前に新宿ロフトで「亀有ロック」とかいうシークレットライブを観に行ってた私としては、もう遠い目にならざるをえないが、そういう状態なので、今の平沢進の客がどんな層なのかさっぱり想像もできなかったが、私と同じ世代の人もチラホラいたけど、20代から30代がメインの客層でした。

 そして舞台に平沢進が登場すると「きゃーーーーーーーー」って黄色い声援が飛んでて、「お、おう」と苦笑する。

 そんで、一曲目が「♪お土産は吹き矢」のサイボーグだってことに目眩がしたが、結論から先にいうと知ってる曲はそれだけだった(笑)

 あと、平沢進はシルバーのウィッグ姿だったので、なんか「カルテット」で高橋一生以下4人の仮装シーン思い出してしまったが、醸し出す雰囲気はまさにアレで、コスプレーヤー風味というのか、2.5次元っぽさが漂っていた。
 さらに電子ハープというのか、レーザー光線の弦を手で遮るとMIDI音源っていの?そういうの詳しくないんだけど、普通、ああいうテクノ系ライブだとキーボードで操作するところをレーザー光線手で操作していたので、「なんか忙しくやってる感」があり、60代前半になった平沢進が最低限の動きで最大限のライブ・パフォーマンスしているように見える、なかなか考えられた演出であった。

 少しだけ年上の山下達郎があれだけの物凄いクオリティでやってることに比べると平沢進のやってることはちょっとセコいんだけど、そもそも山下達郎と平沢進を同じ土俵で語ってはいけないよな。

 そんで、平沢進のここ10年くらいの楽曲を全く知らなかったんだけど、ライブで次々と投入される曲は、「ああ、この平沢節よ」と初めて聴く曲でも、平沢進独自のコード進行というのか、節回しというのか、「私はこれが好きだったし、今でも好きだ」と思った。

 なんか今の大河で音楽担当してる菅野よう子と雰囲気が似てるね。
 菅野よう子は、アニメやゲームの音楽担当として人気あがってきて今に至るようだが、私は森下脚本の朝ドラ「ごちそうさん」でその存在を知って、今の大河ドラマ「おんな城主直虎」でもお世話になってますってゆーか、政次追悼CD買っちゃったし。

 アニメもゲームも疎いけど、菅野よう子の楽曲にけっこう慣れてきていたので、そういう世界観を作っているカリスマ・パフォーマーとしての平沢進が若い世代にも受け入れられてるっていうか、熱狂的に支持されてる感じが体感できて面白かったです。

 30年前の20歳の時の自分とは違う拗らせ方なんだろうけど、これに惹かれる今の20代、30代の人たちもやっぱしなんか拗らせてるなって(笑)

 で、ライブはMC無しでやっていたのですが、舞台美術が後ろに大きく貼ってある「増える数字」だけだったんだけど、前の方の端っこに位置取りしていたので、その数字が全部見えず「何を根拠に増えているんだろう?」って思っていたら、アンコール前のMCでわかったんだけど、ドラマーの打数だったんですね。
 万歩計みたいに打数計していたらしい。
 たまにボーナスチャンスみたいな時があって盛り上がっていた。

 そんな説明している平沢進は普通にクレバーに喋っていて、でも「あ、平沢は少し喋りすぎました」って言うのにちょっと萌えた。
 この人の「狂気を装った正気」というのか「正気を装った狂気」というのか、パンク魂と音楽性の微妙なバランスがずっと好きだったし、今でもそれは私をワクワクさせてくれるということがわかったので、ほんと来て良かった!

 帰りの電車でスマホ眺めていたら「ノーベル文学賞はカズオ・イシグロ」ってニュースが入ってきて「はにゃ?」って思った。
 ノーベル文学賞受賞作家の作品を読むことがあっても、自分が何冊か読んでいた作家が受賞するのは初めてじゃないか?

 って思った瞬間「去年のボブ・ディランとかwwwww」って思い出した。

 なんだろう?ノーベル文学賞選考委員は急にメジャー路線になったの?
 去年のボブ・ディランの時にも「いや、ボブ・ディラン、ノーベル賞もらっても困るだけだろwww」って思ったけど、カズオ・イシグロはそれにはおよばないかもしれないが、著作が有名俳優主演で映画化されてるほどのすでに世界的な人気作家だと思うのでノーベル賞とか逆にプレッシャーになってしまうのでは?

 そして、村上春樹がまた受賞を逃したのだが、なんか村上春樹には「ずっとそのままでいてください」って感じになってきたな。いや、ハルキストに対してか。なんかこの時期に集まって「また受賞を逃したぁぁぁぁ」っていうのが神事みたいなことになってるので、あと400年くらいこのまま続けてほしいと、ちょっと思った。


10月4日(水)

 今日はやっと「あさイチ」に伊東四朗さんが登場していた。前に出演予定だった時は北朝鮮のミサイルで朝ドラも吹っ飛んだ時だったので(笑)

 それで話題が「電線音頭」になったんだけど、有働アナもリアルでは観た記憶無いんだ。
 そんなに年離れてないんだけど(学年2コ下)、小学校高学年と低学年だとそれだけ違うのかね?
 私の学年だと、そりゃもう、みんなで繰り返し踊りましたよ。小松政夫の「シラけ鳥の歌」と並んで。

 そうなると、もしかしたら30年後くらいに小島よしおが、「そんなのかんけーねー」を懐かしく語り、インタビューしているアナウンサーが「私はそれ、リアルタイムでは拝見してなかったんですよ」なんていう未来もあるのかもしれない。

 ほんと、何度も繰り返しているけど、それなりに長生きしてみると「え?」ってこといっぱいある。
 近藤正臣や草刈正雄がいつのまにか名優扱いになっていたり、タモリが高野山を訪れると研究者の先生ですら一度も拝見したことのない空海の真筆を見せてもらえるようになっていたり、藤井フミヤがなんだか加山雄三みたいなっていたり・・・・あ、でも、私が子供の頃から全く変わってないのって、実は黒柳徹子では!

 「窓際のとっとちゃん」は私もあの当時読んだけど、あの頃の黒柳徹子のイメージと今の黒柳徹子の立ち位置ってほんと全く変わってないので、黒柳徹子が亡くなったら、何か重大な時空の歪みが生じそうである。

 さて、今日の朝ドラは松坂桃李の出番がやっと多かったが、「あ、私、松坂桃李大丈夫だ」ってわかったので良かったです。今までちゃんと観たことなかったのは、別に避けていたわけでもないんだけど、「もしかして無意識に避けていたのかも?」ってちょっと心配だったので、今日の回の「幼女誘拐してんじゃねーよ」って展開でも、安心して観ていたれたし、「この松坂桃李に大人になって再会したら、そりゃ惚れるね」って思えたので、この朝ドラも見続けることができるでしょう。

 そして、何よりも千葉雄大ですよ、千葉雄大。
 最近は「あざと可愛い」路線で行ってたのですが、久々に「あざとさ」を封印して、「可愛い」成分だけをはんなり京言葉で蒸留して「儚さ」をトッピングすると、今日は10月4日で「天使の日」だそうですが、朝から「天使だ、天使だ」とザワザワしてしまいました。

 中途半端に千葉雄大の「闇」も知ってるだけに、「ここまで突き抜けてやっちゃう千葉雄大はホントーに腹黒い」って大喜びしてますです。千葉雄大はこれまであまり中高年向けドラマに出てなかったので、ここでがっちり全国区になって欲しいものです。
 昨日の「あさイチ」にも出てましたが「生放送でこの安定のかわゆさ」って思いました。
10月3日(火)

 昨日はフジテレビの秋ドラマ番宣番組「目利き王」を観ていたのだが、なんと高橋一生がセンター、センター、センターでした。
 そういや、なんか予告観ていても不自然だと思ってたんだよね、主演は篠原涼子なのに、なんで高橋一生が篠原涼子と石田ゆり子に挟まれて真ん中に座ってるの?って。
 そしたら月9が前列真ん中だから、ほんと、高橋一生がセンターになるように配置していたらしい。

 ガッキーが司会者と一番近い一番左端の映画チームで、右隣がミッチー、井上真央、仲間由紀恵の火9で、上段が「木10」の浅野忠信、神木隆之介、稲森いずみ、「土ドラ」の真矢ミキ、本仮屋ユイカだった。
 まあ、月9がセンターなのはわかるけど、さらにそこのセンターが高橋一生ってちょっと変だろうと思ったけど、まあ、高橋一生が顔クシャクシャにして笑うこと笑うこと。

 そういや月曜朝の「めざましテレビ」での軽部アナのインタビューでも軽部アナに「そのクシャっとした笑顔が大人気」と持ち上げられて笑い皺大サービスしていたので、フジテレビの番宣は全部この調子で行くのかも。

 前にも雑誌のグラビアを多数眺めながら「この人、自分でキメ顔決めてないのかもな」って思ったんだけど、今ちょうど映画公開に向けて雑誌の表紙をいっぱい飾っている松潤が全部同じ顔しているのを眺めていると、ほんとにそうなんだと思った。

 だから、今年の初め頃の「カルテット」の番宣の時には「エイの裏側」だったし、大河ドラマ番宣では政次のキャラを踏まえて比較的穏やかだったんだけど、「笑い皺推し」のフジテレビでは積極的にクシャクシャするつもりのようだ。

 でも、私はあの笑顔あんま好きじゃないし、それに、あれはたまに投入されるからいいのであって、あんなに連発されてもなあ。
 それに、直虎ファンからすると、政次はほとんど笑わないキャラだったし、だいたい、政次があのクシャ笑顔すると次は重要人物が死ぬ展開だったんだよ。一度目は直親が、二度目は政次自身が。
 それなのに、「政次ロスの皆様、どうぞ月9にお越しください」みたいなこと言われてもさ・・・・
 池に落としてしまったのは長年手入れして使い込んだ鉄の斧だったのに、「はーい、これですね?」って金の斧見せびらかされても「それじゃ木切れないんすけど」って感じです。

 うん、月9はやっぱしうんと心のハードルを低くして臨もうと思いました。キャスト的には千葉雄大、田中圭、細田善彦だし、私の好きな余貴美子も出てるので仄かに期待してるんだけどさ。

●朝ドラ「わろてんか」

 大阪制作の去年の「べっぴんさん」は久々にBKっぽくないおっとりした作品だったが、「吉本興業創立者」をモデルにした今回は、コッテコテに来ましたね。つーか、もろ吉本新喜劇で、ベタなネタをやるのが強面の遠藤憲一っていうのがツボった。

 そして、なんといっても丸メガネに書生スタイルの千葉雄大!
 「とと姉ちゃん」の時の坂口健太郎を上回る萌えビジュアルでした。
 年齢いくつくらいの設定なんだろうか?今の高校生くらい?
 しかし、超儚げなので、ツイッターでは初回から早くも「これ、早死にキャラなんじゃ」と心配されていた。

 と思っていたら、第二回目で早くも咳き込んで倒れていたので「あああ、労咳かああああ」って思ったら、喘息ですって。
 そしたら、さすがわ上級朝ドラクラスタの方々は「朝ドラでは、あまり病名特定しないので、逆に病名が発表されたということは死なない」と考察しており「ああ、たしかに、なるほどー」と膝を打ちました。

 喘息患ってる人は今でも多いので、喘息持ちのキャラがあっさり若死しちゃったら社会的影響が大きいから、絶対に死なないよね。
 そういや、この間の24時間テレビだかで「羽生くんは、喘息を言い訳にせず頑張りました」的なことをやったら大反発されていたけど、この朝ドラでは喘息のためせっかく上の学校(旧制中学あたり?)に進学したばかりなのに休学を余儀なくされ、ゆくゆくは海外留学も望めるだけの経済力のある家の跡取りなのに、それも無理っぽい、という話になっているので「大人の喘息なめちゃいかんぜよ」ってことになっているのは偶然とはいえ、面白い。

 いや、私も知人に一人、喘息の発作で40代で亡くなった人がいるので、その時に「喘息って・・・・」とあらためて思った経験があり。

 主人公の幼少時代を直虎の幼少時代と同じ新井美和ちゃんが演じてくれるのも嬉しい。
 これで「ああ、おとわが転生して、大河ドラマの龍雲丸みたいなキテレツな衣装着た松坂桃李くんと結婚するんだ」ってホっとしそう。そんで、政次が転生した人はまた袖にさせるのね(笑)

 でも「報われない幼馴染役」は鈴木福くんからーの濱田岳が請け負ってくれるみたいなので、高橋一生はもしかしたら、こっちで盛大に政次ロスの皆様を回収するのかもしれない。ぜひそうして欲しいものである。

 そういや、初回と二回目でチラっとだけ出てくる松坂桃李くんだが、私、松坂桃李が出てるドラマってちゃんと観たことなかったなあ。「軍師官兵衛」に出ていたのはちょこちょこ観ていたくらいで。「ゆとりですが」もほとんど観てなかった。

 三浦春馬も今年の大河ドラマで初めてちゃんと観たけど、「ああ、やっぱ、凄いな」って感心したので、松坂桃李にも期待しております。

●大河ドラマ「おんな城主 直虎」第39回「虎松の野望」

 我らが菅田将暉がギャンギャンにやってくれました。

 ほんと、これねえ、何度も繰り返し言ってるけど、菅田直政の家臣に高橋但馬がいたらなあ・・・・「民王・戦国版」超観たかったよ。
 しかし史実なのでしょーがないが、菅田直政の面倒見るのは、従兄弟であり、幼馴染であり、家臣である政次の甥である亥之助なのだが、それを演じるのが井之脇海っていうも「ごちそうさん」クラスタ的にはツボなのです。

 直虎には、同じ森下脚本である「ごちそうさん」に出演していた役者が多く出演しているんだけど、井之脇海は「ごちそうさん」の主人公め以子の弟役で、菅田将暉はめ以子の長男で、物理の天才系だった姉にいろいろ苦労した弟役だったので、「ごちそうさん」では共に姉に振り回された弟たちが、っていう楽しさがある。

 井之脇海は「ひよっこ」にも出ていたんだけど、その時に「ごちそうさん」観ていた人たちが揃って「井之脇海ってけっこう背が高かったんだ?」って驚いていた。だって「ごちそうさん」では、東出くんと杏ちゃんのモデルコンビに挟まれていたから小柄に見えてたんだよね。

 で、その菅田直政の造形が「井伊の脳筋と、三浦直親のキラキラ王子サイコパス気味と、貫地谷しののメンヘラぶりを見事にハイブリット!」っていうよりは、「ああ、直政の史実的なキャラ設定を元に、先代を造形したのだな」とわかりました。

 そして政次はイノシシのように突進する直虎を必死で制御していたが、政次の甥である亥之助は男女の垣根なく本当の兄弟のように育った直政をかなり手慣れた感じで制御していて「井之脇海くん、この役すごく美味しいよ、高橋一生が振りまいた残り香を上手くやれば全部、君が回収できるよ」と別の意味でも手に汗握った。

 今のところ井之脇海くんが、その美味しさを十分に生かし切れてないような気もするが、ここから1クールが勝負ですね。

 そして、ここから「大河ドラマ 井伊直政」が始まった感が素晴らしい。

 私は徳川四天王って言われても「???」だったのだが、去年の「真田丸」で本多忠勝は学習したけど、他は全く知らないので、「六角精児が去年の近藤正臣?」っていうのを消化中です。

 石川数正が無駄にイケメンなのは「築山事件」に向けてのウォーミングアップ中らしい。

 なによりも、榊原康政役の尾美としのりがいいね。
 徳川クラスタさんによると、「近年の徳川家康ドラマでは、出てこないか、出てきても脳筋だった榊原康政役がこんなに賢そうで胸熱」ってことらしいが、酒井忠次役の「みのすけ」の好演を堪能していたら、「ん?こっちもなんかやらかしそうだぞ?」っていう感じでの尾美としのり投入はけっこう心地よい。

 尾美としのりってさあ、自分とほぼ同じくらいの年齢なので、10代の頃、大林宣彦作品だかでかなり重宝されていたが、同世代の女子ウケしてなかったと思うんだよね。
 イケメンじゃないしさ。演技派なのはわかっていたけど、でもイケメンじゃないしさ。

 だから、やっと素直に尾美としのりを受け入れられたのって「あまちゃん」からだったと思う。

 そして、榊原康政役の尾美としのりに、ちょっとキュンとしてしまったので「こうなるまで30年くらいかかりましたね」ってゆーか、学生時代に全く興味なかった男子と同窓会で再会したら「あら、いい男になっちゃって」っていうの疑似体験させていただきました。

 同窓会にあまり行く機会が無いので、今のところそういう経験したことなかったから。
 だいたい「みんなそのまんま老けたな」って感じです。


10月1日(日)

●ユキロックに会いに行きました

 先月、浅草の下町映画祭で高橋一生と斎藤工と金子ノブアキがレッドカーペットを歩くことはなんとなく知っていたんだけど、なんとなくそんな所に行く自分が全く想像できなかったのでスルーしていたら、公式動画中継やってることを当日知り、その中継眺めながら「なんで行かなかったんだああああ」ともの凄く後悔した。

 行きたくても気軽に行けない場所に住んでいる人の方が多いのだ。
 電車で数十分のところに住んでる私は恵まれているのだから、こういうイベントには積極的に参加すべきであると心に誓いました。もし、行ってもロクに何も見えなくても「行かないで後悔するよりも、行って後悔すべきである」と。
 それはずっと座右の銘だったのに、なんでそれを忘れていたのだろう。

 というわけで、今日は浅草寺の境内で「赤い羽根募金キックオフイベント」があり、角界からは三賞の力士が、大河ドラマからは人気キャラである「之の字」と「六左」のユキロック(公式愛称)がゲストで登場するということだったので「これは絶対に行かねば」と朝9時には家を出て、ドトールで軽く朝食食べてから浅草に向かった。

 10時ちょっとに浅草に到着したが、日曜日だからもう混雑してました。
 すごいね、外国人観光客の多さが。きょうび、どこの観光地でもそうだけど、浅草は定番中の定番だから、バッキンガム宮殿かエッフェル塔かって雰囲気になってるんですね。
 そして、10時半前には会場に着いたけど、設営は済んでいたけど、まだ観客がスタンバイしているわけでもなかったので、しばし浅草寺の境内をうろうろして、11時前に戻ってきたら募金する人が並ぶ列が出来ていた。

 そっか、ゲストが持っている募金箱に募金できるんだ・・・・・

 いかん、「行くだけ行ってから考えよう」って勢いだけで来てしまったので、そこまで考えてなかった(笑)
 どうしよう・・・・別に間近で観たいわけでもなく、遠目でもいいからって気持ちで来たので動揺してしまったが、ええい、流れに任せて並んでしまえ。並んでからまた考えよう。
 主催者が用意した行列スペース(鎖で仕切って蛇行するアレ)の中盤くらいには入ったので、募金できることはたぶん確実だろう。えっと、そういや現金いくら持ってきたっけ?

 私は滅多に募金などしないので、やる時には「札」を切ることが多い。
 東日本大震災の時、楽天の選手が募金箱を持っていた時には最初の方こそ万札切っていたけど、「これやってるとさすがに・・・」と途中から千円札に切り替えました(笑)

 財布の中身を確認したら5千円札と千円札が一枚づつ入っていた。
 うーん、どっちにしようかな?
 って考えていたら、イベントが始まり、中野直之役の矢本悠馬くんと奥山六左衛門役の田中美央氏登場。

 今日はけっこう暑かったので、日陰の無いところでずっと立って並んでいると汗だくになったが、赤い羽根基金の偉い人と厚生省副大臣の話がけっこう長く「校長先生の話が長くて気絶しそうな気分」を久々に味わった。
 そして、いよいよ募金開始。
 人気力士が揃っているので、場所柄、そっちの方が人気あるのかと思いきや、我らがユキロックが一番人気でした。特に矢本くんはドラマやCMに引っ張りだこの人気俳優だしね。
 ほんと、ちっちゃくて超可愛かった。そして、マイクで少しだけ挨拶したのだが、テレビで聴くのとはまた違う感じに美声でした。

 そして田中美央さんは、力士と並んでも同じくらいかもっと上くらいに背が高く、スーツじゃなくて羽織袴姿だったら所属を間違われそうでした(笑)
 あと、相当緊張していたらしく、マイクでの挨拶の時、確か「大河城主」とか番組名間違っちゃうし(大河ドラマ おんな城主が詰まったらしい)マイクを口から離しすぎて声が小さくなっていたりした。

 そんでただでさえ暑いのにスーツ着てるから汗を手で拭いながらも笑顔で募金する客に応対していたので、「これは5千円に決定」と五千円札見せびらかせていよいよ私の番になり、募金して握手したけど、なんだか記憶が飛んでます(笑)

 だいたい、赤い羽根無いし(笑)
 貰いそびれたのか、貰ったのに落としたのかも覚えてない。
 皆は、ゲストにつけてもらってたらしいけど、そんなことしてもらった記憶が無い(笑)

 赤い羽根が欲しいわけじゃなかったので別にいいのだが。

 募金終了まで様子を眺めていたのだが、最後まで列が残ったのは矢本くんで、他の人は手が空いていたから、あんなに並ばなくても良かったのだが、そういうのは終わってみないとわからないからね。

 しかし、六左の中の人に握手してもらっただけで、記憶が吹っ飛び、その後1時間くらいボーっとしていたんだから、こりゃ、政次の中の人だったら、半日以上ぶっ飛ぶなあ。もし、そういう機会があったら、その後の予定はしっかり空けておくべし。翌日は休暇とるとか。

 そうそう、今日の六大学野球の第一試合はもしかしたら大竹くんが出るかもしれないから「大竹くんより、六左選んじゃったすみません」って思っていたのだが、並んでる最中、試合経過をチェックしたら、大竹くんじゃなかったのでよかったけど、全然良くないですから!

 そして、浅草から銀座線で移動して神宮球場で明治×立教の試合眺めつつ、テンション上がってたからお腹空いてなかったので、ポテトフライをつまみに祝杯のビール飲んでいたのですが、「ん?久々にビールが美味いぞ?」

 味覚障害気味なので、ずっとビールがあまり美味しくなかったのだが、テンション上がりまくって喉が渇いていたのと気温や湿度が絶妙だったのか、久々に「この苦味、このコク」って感じた。
 あと、やはり変な脳内麻薬物質が大量分泌されていたのかも。
 だから、ずっとヘラヘラしながら野球観ていた。
 立教の先発投手・手塚が先頭打者ホームラン打たれてから、さらに連打されて、とうとう3ランまで打たれて5失点という、久々に地獄のような立ち上がりを見たのだが、それでも私はヘラヘラしていた。
 そして明治の水野が好投していたので惚れそうになっていた。

 というわけで久々に多幸感に包まれて(エロ状態とは違います)、「ああ、世界はなんて美しいのだあああ」って、神宮球場から歩いて帰宅しました。
 これから「おんな城主 直虎」観ます。
 「さっき中の人と握手した六左がテレビの中で動いてる!」とか思うんじゃないかな?

 そういや、予告では菅田虎松が六左の汗を拭きながら脅してるシーンがあったけど、今日の汗だくの美央さん生で見た後だから数倍楽しめそう。
 途中でマネージャーだかスタッフが届けてくれたハンカチで汗をぬぐう美央さんを遠目で見ていたら、その背後で雑巾持ってスタンバっている政次を幻視したし(笑)


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