可燃物な日々

表紙に戻る/過去の日記

ご意見・ご感想・誹謗中傷などございましたら、感情廃棄物再利用所までどうそお気軽に書き込んでください(でも、現在書き込みが出来ないようです)

日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました


4月29日(土)

●「緊急取調室」第2話

 危なかったーーーーー
 ツイッターで高橋一生クラスタを眺めていたら、「やっぱ福士蒼汰より福士誠治 高橋一生みたいなブレイクはしてほしくない」って呟きを発見し、慌てて「福士誠治」で検索かけたら「緊急取調室の福士誠治くん よかったー」なのがワラワラ出てきたので、「ぎえええええ、聞いてねー」って慌ててティーバー見にいきました。

 開始、いきなり白衣姿の福士くんのアップだったのでテンション上がりまくった。
 第2話の容疑者が福士くんでした。
 もちろんみっちり取り調べられるので、カット長いし、アップも多いし、「民放ゴールデンタイムのドラマでこんなにいい扱いの福士くんを観るのは、のだめ以来だ!」って感激。
 しかも黙秘する容疑者だから「死んだ目」してるし、最高!

 このドラマ、今クール一番視聴率が良かったんじゃなかったっけ?そこに容疑者役のゲスト出演とはいえ、すごく美味しい役だったので、ほんと、みんなもっと福士くん使おうよー

 そして「やっぱ顔だけだったら、高橋一生よりも断然こっちだわ」って確信した。

 それにしても「緊急取調室」って初めて観たけど、すごい名バイプレーヤー大量投入ドラマなのね。
 小日向文世、大杉漣、でんでん、田中哲司、大倉孝二、鈴木浩介ってクセ者ばかり(笑)
 速水もこみちが気の毒になってしまう。
 あそこに、もこみちがいるのは、警察モノでよくある「可愛い婦警さん」的なことなんですよね?濃い人ばかり集まっているから、それこそパセリ的な。

 このドラマの初回の容疑者はどうやら三田佳子様だったようなので、続く第2話が福士誠治くんだったというのが素晴らしい。まあ、それだけじゃ話が膨らまないので、もう一人強力な容疑者がもの凄い角度から投下されてきて唖然としたが、リアリティよりも「室内会話劇」だから、舞台作品みたいな展開として楽しめました。

 あと、エンドロールに「眞島秀和」の名前があったので「え?そんな人いた?私が眞島さんを見落とすなんて?」と思って調べたら、あー、天海祐希の亡くなった夫役なのかあ、机に飾ってあった遺影かー

 それにしても眞島秀和の遺影率ほんと高いのね。

●「恋がヘタでも生きていけます」第4話

 田中圭がブレイクの兆しと騒がれているので、3話を観てみたら「おお、これはなかなか面白い」と思ったが、次回予告もグイグイいっていたので、釣りだと思いつつも、4話を観てみたら・・・・・

 釣りじゃなくて、ほんとにグイグイいってた。

 田中圭は旅館で高梨臨に襲いかかって上半身裸になるし、土村芳は遊び人の男と「彼氏を夢中にさせるベッドマナー」の実習受けてた。

 このドラマ、最近流行りの「キュンキュンする系」の裏をかいて、マジ肉食系なんですね。
 これ、田中圭が演ってるから「ただの強引な男」になってないように見えるけど、まあ「ただの強引な男」ですよねえ?

 いくら深夜枠だと言っても、けっこう飛ばすなあ、って思ったけど、でも、私が最近観た恋愛ドラマの中では抜群に面白いんだけど、なんでなんだろう?
 たぶん、高梨臨パートと土村芳パートの絡み方が絶妙なんだと思う。4話でも、「田中圭社長に押し倒されたけど逃げてきた」高梨臨と、その高梨臨が急に外泊することになったため、遊び人の淵上泰史(この人、全く観た記憶がなかったけど、そっか「昼顔」に出てた人だ)を連れ込んじゃってレッスン受けちゃった土村芳が、翌朝にする会話がよくできていて大爆笑。

 高梨臨の方は、「仕事の上下関係」について語っているんだけど、土村芳は「体位の上下関係」について語ってるわけで・・・・
 あの清純派を絵に描いたような土村芳が真面目な顔で「どっちが上とか、どっちが下とか、恋愛ってそういうことじゃなくて双方向通信なんだよ!」とか言うから、もう、鼻水が出てきました。

 止めは、土村芳が淵上センセーに「彼氏が誘ってきましたが、どうしましょう?」ってまだ真顔で相談してて、センセーが「マグロを卒業して、カツオになれ!」とか言うシーン。もう大爆笑。
 こういうシモネタを大量にブチ込んでくるドラマ、久々に観たような気がするし、それを朝ドラ女優の気配がまだ濃い二人にやらせているのが最高なので、このまま突っ走ってほしい。

 以上、今日も足が痛くて引きこもっていたので、家でテレビばかり観ていました。「緊急取締室」の福士くん登場回とか3回もリピートしちゃったぜ(浮かれすぎ)

 なんか「痛いから運動不足」→「体重増加でさらに痛みが」って負のループに入ってるような気がしてならないが、50代からの体調管理がこれだけ難しいとは全く想像してなかったので、さーて、どうすっかなあ?

 そして一人で福士誠治くん祭りやっていたら、「なんだか高橋一生沼から片足だけ抜けたような気がする」と、ちょっと清々しい気分になってしまった。つーか、沼からやっと顔が出て、空気吸えたような(笑)

 そして、これも大事なことなので何度も書いているけど、なんでこんなに福士誠治くん推しかというと、「のだめカンタービレ」の主要キャストの中で、彼だけ著しく知名度が低いからだ。
 主演の上野樹里と玉木宏は別格として、瑛太、水川あさみ、小出恵介ってラインで、「のだめ」当時はまだ無名に近い存在だった「チェロの菊池くん」の向井理がブレイクしたり、さらに最近は、「のだめ」時代は端役だった山中崇とか波岡一喜までもが「個性派脇役」として売れっ子になっているのに、なぜ、のだめではヨーロッパ編の時にもパリにいた黒木くん役の福士誠治が、いまいちパっとしてないのはなぜなんだ?と。

 いや役者としては十分売れてる部類なのだが(NHKの時代劇ドラマにけっこう出てる)、つい最近も女優さんとの熱愛報道があって、「久々に福士誠治くんの話題きたー」って喜んでいたら、いつのまにかスポーツ紙的には「格差が原因で解消」とかになっており、ええ、まあ、オジサン達はきっと「福士誠治って誰?」ですよね、無名ですよね。という勝手に悔しい思いをした。

 ええ、高橋一生と尾野真千子の時も、そんな感じだったし。

 去年の月9の「いつ恋」の時、私は「推しが二人入ってる」って喜んだんですよ。高橋一生と福士誠治がキャスティングされていたから。
 しかし、高橋一生は運送屋の意地悪な先輩で、福士誠治に至っては、ほとんど出演シーンがなかった。高橋一生は後から考えるとけっこう重要な役だったらしいが、福士誠治は主人公のことが好きな御曹司の兄役っていう、ほんと薄い役で、「月9、殺す」って思ったけど、本当に死にそうだって知らなかったものでwww。(いじめる側の視点)


4月28日(金)

 足の付け根が痛くて、まともに歩けなくくらい痛くて、とうとう整形外科受診したのですが、処方されたのが「ロキソニンと湿布のモーラス」っていう王道すぎて「やっぱ、こういう世界なんだ」と思ったのですが、ロキソニンがまず合わなくて、えらい鼻が乾くし、元々たぶん更年期障害ゆえのドライマウスもひどくなってしまい、さらに眠気も感じてきたので、「だったら、少しくらい足痛いほうがマシでは?」って思っていたのだが・・・・

 それで、今日はロキソニン服用せずにいたら、「まあ足は痛いけど、この程度だったら」って感じだったので、「やっぱ、筋痛めた程度のことだったのかな?」と思いつつ帰宅して「ロキソニンはもう要らないから、湿布だけでいいか」と思って患部に貼ろうとしたら・・・・この赤紫色のポツポツ何?

 モーラス湿布薬、フツーに大量に処方されてるけど、けっこう副作用ヤベーんですよっていうことは知っていたけど、まさか自分が副作用出る少数派だと思っていなかったので心底驚いた。

 ロキソニンもダメで、モーラスもダメだと、今後生きずらいのでは?

 大事なところで心底天邪鬼な自分が憎い。

 さて、高橋一生クラスタの皆様におかれましては、「テレビガイド」的な雑誌各誌に一斉に高橋一生の記事が載って狂喜乱舞していましたが、「へー」って思ったのは「なんで全部同じ服装なの?掛け持ちしたの?」って呟く人がいたことだった。

 これってNHKが「テレビガイド雑誌各誌」に向けて「5月号向けに高橋一生が取材受けます」って用意してるだけで、ついでにNHKの音楽番組の「シブヤノオト」でも同じ服装だったのは、「シブヤノオト」チームが「大河チーム」に無理いってコメントとってただけだろう。テレビガイド雑誌の取材ってほぼ全部そういう仕組みだと思うのだが、若い人はもうテレビガイド雑誌なんて買わないだろうから、不思議だったのかもね。

 で、高橋一生クラスタの皆様が「テレビガイド各誌でどれが買いか?」ってざわめいていたら、ファッション誌オッジが「蜷川実花が高橋一生撮影したよー」とネジこんできた。

 買いましたけど、うーん、私のツボではないというか、それよりも「撮影技術なのか修正技術なのか不明だが、鼻の傷を完璧に消したんですね」っていうほうが逆に気になってしまった。
 やっぱ、グラビアで観ても、イマイチなんだよなあ。

 そしたら、今後は「コンフィデンスアワード」で助演男優賞を獲ったので、また一生クラスタ大盛り上がり。
http://confidence-award.jp

 しかもロングインタビュー動画付き!
 言葉を選びながらベラベラと喋っている様子は可愛らしいし、時折「政次の虚ろな目」が現れるので嬉しいけど、やっぱ「中の人」っていうか、コレジャナイ感が強い。まだ、バラエティーでキャピキャピしていた感じのほうがマシだったかも。

 絶賛売り出し中なので、しょーがないのですが、「中の人」はあんまし見せびらかさないでいい、というかこういうインタビューの時の喋り方が私はあんまり好きじゃないらしい(じゃあ、見るな)。「わろてんか」の記者会見で濱田くんとキャピキャピしていたのは可愛かったけど。(軍師官兵衛の家老ズ)
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/preview.html?i=10048


4月27日(木)

 足の痛みに耐えかねて・・・っていうか、不安になってきたのでとりあえず整形外科に行ってみた。
 さっそくレントゲン撮ってもらったが、関節に異常は無いとのこと。
 そんで、「抗炎症剤と湿布処方しますから、それで様子みましょう」ってことになり、受付で薬受け取ったら、「あー、やっぱロキソニンですか」

 そうそう、外科系の痛みじゃなくて内科系の可能性もあるから医者に行ったんだけど「この場所だと、その可能性はほとんど無い」と言われてちょっと安心した。

 それで昨日は医者で中抜けしたので、その分、残業(じゃないけど)したので「よーし、計画通りだ!」って水曜レディースデイなので「3月のライオン 後編」を観に行きました。

●映画「3月のライオン 後編」

 あんだけ高橋一生を宣伝に使ったのだから、前半よりは出演シーン多いんだろうなあ?と思いつつも、あまり期待せずに観てみたが、思っていたよりも登場シーン多かったのかも?冒頭でいきなり出てきたせいもあるし、前編よりも主人公の心の機微的には重要な役割だったし。

 そうそう、この映画の製作スタッフのインタビューでやっぱり「いつの間にかブレイクの高橋一生」って言われていた(笑)
http://news.mynavi.jp/series/3lion/011/

 そうそう、「ほぼ日」の森下さんのドラマ会談でも、
http://www.1101.com/2017_TV_spring/2017-04-27.html
「3年前にはここまでブレイクすると誰が予想したでしょうか?」「36歳でここまでブレイクする人珍しいよね」とか語られていて、プロのドラマウォッチャーの人たちが私と同じこと言っていたのが嬉しかった。

 つーか、この「ほぼ日」の会談で、直虎の脚本家である森下さんが「鶴と亀はわりとシンプルに書いたつもりなのに、役者さんが演じたら、ああなっちゃって、嬉しい悲鳴」ってことを仰っていて、「ああ、あれは森下マジックじゃなかったのか」って思ったけど、でも上手い役者や演出スタッフが、つい行間を読んでしまい、脚本家が想定していたよりも凄いのが出来上がるって、やっぱ脚本家の技量も大きいんだろうなあ。

 それよりも「あのアンアンのヌードは1年前くらいに撮影されたとの噂」っていうのが気になるなあ(笑)

 どのタイミングで企画されたのだろう?
 そりゃ私も「来年は来るぞ!」と願っていたけど、「エロい」って路線でブレイクするとは全く思ってなかったので・・・
 まあ、後になって「グ・ラ・メ」とか観てみると、超エロいんですが、清沢総料理長を脱がせようとかフツー思わないよ?
 まあ、たぶん、「モザイク・ジャパン」とか「だから荒野」あたりで、「ずっと推しだった高橋一生が今頃になって急にエロさを身につけた!」って気がついた人がいて、「民王、シンゴジラで、来年は大河ドラマですよ!今だったら脱ぎますよ!しかもギャラはジャニーズに比べると格安!」って突っ走ったのだろうか?

 うーむ、そのあたりの裏話も是非伺いたいところだが、私は性格が悪いので「なるほど、だったら、せっかく脱いでも没企画になったっていうのもいっぱいどっかにあるんじゃろうな」って思いました。

 いかん、「3月のライオン 後編」の話でしたね。

 この映画に関しては、もはや高橋一生はどうでもよくて、「加瀬亮演じる宗谷さーーーーーーん」なのですが、結論から言うと「エピソード詰め込みすぎだろ」でした。

 前半も後半も2時間超えっていう、けっこう大作なんですが、「こんな長くちゃ、テレビ放映できないじゃん」とか思いますが、まあ、私はその昔、岩波ホールで「ファニーとアレクサンデル」っていう超長い映画にうっとりしたことあったのをなんとなく思い出すっていうか・・・

 それゆえか、あんま客入ってないんだよね。
 まあ、今、最も動員してるのが実写版「美女と野獣」ってこともあるけど、「3月のライオン」って女性客もよりも「男一人客」が目立つし。

 まあ、こういう邦画ってどういうビジネスモデルなのか、私にはよくわかりませんが、私はとにかく宗谷さん目当てなので・・・・

 前編でも出てきた「宗谷名人」の美麗写真集が後半にも出てきたので「その写真集、マジ欲しいんですけど」と思ったが、新人王とった主人公が「相撲の地方巡業」みたいなノリで、宗谷名人と対局することになったのだが、その前夜祭の営業パーリーに現れた宗谷名人は、スーツ姿でちょっとがっかり。

 したのだが・・・・この「がっかり感」すごい緻密に計算されてますよね?

 もう、あからさまに袖が長いし、微妙にサイズが合ってない感じで、存在そのものが浮いていて、「あの宗谷名人をパーリーに出席させると、なんだか激しい違和感が?」ていうのを堪能した後、翌日の対局では、きっちり和装でキメてきて、「これよ、これよ、これなんです」って思っていたら・・・・

 喪服姿の宗谷さん投下されて、「はうーーん、先輩、私の葬式の時にも、その服装できてくださいね」って千秋先輩に萌えるノダメ状態に!

 そもそも「高橋一生を副葬品にしてください」とか「宗谷さん役の加瀬亮がお迎えにきてくれたらいいなあ」とか、どんだけ終活まっしぐらなのかと。

 まあ、もしも自分が今、30歳でも高橋一生について「抱かれたい」とか「結婚したい」とか死んでも書かないと思うが、「私が死んだら、その喪服姿で焼香にきてくれないかなあ」とかマジ考える発想もなかったと思うので、いろいろ新しいとは思うけど。

 うん、私はあまり邦画観てない方だけど、「3月のライオン」は前後編ともけっこう堪能したと思う。

 映画の出来としては前編のほうがよかったように思えるが、後編のぶっこみ具合も「これ、よく考えると凄いことやってるな」って思えてきた。

 もしかして、一番よかったのは、有村架純ちゃんだったかも。
 前編で「主人公を誘惑する悪い義理の姉」もエロさ全開でけっこう面白かったが、後編ではエロさんは封印して、「トヨエツ父との確執」を丁寧に描いていた。

 有村架純ちゃんの役柄目線になってみると、本当に可哀想な話で、プロ棋士としてフツーに将棋バカな父の元に生まれ、「父の愛=将棋」って環境で育ち、「将来の夢は棋士」ってだけだった娘が、10代後半になって「将来の夢」をあっけなく奪われて・・・・

 それだけだったらまだいいが、父の友人の息子が義理の弟になって、自分はプロになる道を断念したのに、義理の弟は高校生ながらプロ入りして実績積んでて、将棋バカな父もその義理の弟に肩入れしてるって・・・

 有村架純ちゃんが低い声で荒ぶってるのもいいのですが、その子供役の子の意地悪ぶりも凄くて、うっとりしてしまいました。有村架純ちゃんの悪女ぶりって、ちょっと藤原紀香が悪女役にハマった時にも似た感じがあって、「架純ちゃん、こっち路線のほうが良くない?」って思いました。

 まあ、清純派の架純ちゃんがああいう役やるから「お?」って思うだけなのかもしれないけど。

 私が高橋一生の黒目の動きに夢中なだけかもしれないけど、この「3月のライオン」はバトルが将棋っていうアクションの少ない種目を描いているので、どの役者さんも・・・って言うか演出が意図的に黒目にフォーカス当てていて、主人公の神木くんの黒目演技も美しかったが、有村架純ちゃんの黒目演技もほんとよかったです。

 うんうん、トヨエツパパもよかったし、私の苦手な伊勢谷友介のクズ父っぷりも良かった。「あー、伊勢谷は何やってもカッコいいところが苦手だったけど、ほんと、おめーはカッコいいよなあ」って感じで。

 そして、この映画の何よりもの醍醐味は「将棋対局する場所がまるでバーチャファイターの背景(古っ)」ってところでしょう。
 もう後編のラストシーンで出てくる対戦場所とか、笑ってしまうくらいカッコ良かった。私はゲームやらないけど、ほんと格闘ゲームみたいだった。


 というわけで、ついうっかり神木隆之介が大人の階段を上る重要な一歩となる映画を前後編観てしまったが、後編はけっこう「おお、エロい感じも出来そうだぞ?」という萌芽を感じられたので、今後に期待してしまうが、上映前に何度も繰り返される「帝一の國」の菅田将暉くんがまさに今、神木くんと同世代なんですよねえ。

 「帝一の國」は戦隊モノあがりの若手イケメン俳優大集合なので、これも調査しないといけないのか?(君はいったい、なんの研究してるんだい?)

 だってさあ、先に千葉雄大くんが「秋からのBK朝ドラきたーーーーー」って思っていたら、竹内涼真くんが今やってる朝ドラの「ひよっこ」の追加キャストになっていて、「ひよっこ」は主人公の有村架純ちゃんの彼氏役が発表されてなかったので「誰ぶっこんでくるのかな?」と思っていたら、竹内涼真で行く?

 で、何が言いたいかというと、今後の神木くんと菅田くんの役割分担というか、互いにどういう路線で進んでいくんだろうというか、野球でいうと大谷くんと同じ世代なので、「この子たちの10年後」がどうなっているのか、オバサンとっても楽しみです。

 「恋ヘタ」で田中圭が高梨臨を押し倒しているのを眺めて「あー、10年後には神木くんもこれくらいやってみてほしい」って思ったよ。君ならできる、きっとできる。もっと上手くできる。

4月25日(火)

 今日も足痛かった。

 上司と先輩男性O氏にそれぞれ別に「足痛くてー」って言ってみたら、二人とも「痛風?」って言うのやめて。
 まあ、社内で足引きずって歩いてるオッサンは漏れなく全員、痛風なんだけど(笑)

 しかし「やっぱ医者行くか」と思ってネットで「足の付け根 痛み」で検索してみたら、やはり整形外科的な座骨神経痛とか関節炎みたいのが上がってきたけど、「リウマチ」だとか「膠原病」とかも上がってきたので、また落ち込んだ。

 なによりも、こんなに天気がいいのに、足庇って歩いていると、どうしても顔が地面に向いてしまい、「すごい辛くて暗い人みたいな体勢になってることが辛い」のであった。

 あー、ほんとは歯医者にも行きたいし、皮膚科にも行きたいのだが、どっから手をつけていいのかわからないこのプチ満身創痍に嫌気がさし、「ああ、機械の体が欲しいです、メーテル」って心の中でつぶやいた。

●「貴族探偵」

 なんだか変な意味で話題になっていたので、初回放送をティーバーで観ようとしたのだが、あれ?前は月9も観たと思うんだけど、フジテレビの画像が重くなってて、私の環境だと上手く流れない。(30秒に一回くらい停止する)

 ティーバーは画質選べないんだっけ?って設定探すのも面倒だったので、とりあえず昨日の2話を観てみた。

 「貴族探偵」は麻耶雄嵩が原作で・・・・って、ミステリ小説なんて読まないから全然存じ上げなかったんだけど、その麻耶雄嵩クラスタさんたちが「麻耶雄嵩作品がドラマ化?しかも月9で嵐が主演で?????」で盛り上がっていることには気がついていた。

 たぶん、「あまちゃん」の時の「クドカンが朝ドラ?」っていう期待と不安もあんな感じで渦巻いていたのでは、と想像するが、それで「貴族探偵」の方は、本編観た直後の私の目に触れる範囲の人たちは「相葉くん大根すぎる」だったけど、その後、また麻耶クラスタさんのまとめを眺めていたら、大絶賛の嵐が吹き荒れていた。

 「嵐ファンは唖然としてるかもしれないけど、あれが麻耶ワールドで、相葉くんは確かに演技下手だが、それもまた麻耶ワールドだから全然オッケー」って感じで。

 なんだか意味わからないけど、「貴族探偵」っていうのは、貴族だけど別に本人が推理するわけじゃなく、召使が推理するという設定になってるらしい。

 というわけで、2話を観てみたのだが・・・・

 「嵐」の中でも、庶民派な相葉くんが「貴族」ってかなり違和感がある。
 ディーン・フジオカでも立たせておけば顔だけで納得するし、ディーン様の先輩格であられる藤木直人くんあたりでもしっくり来ただろう。

 で、相葉くんの演技がほんとにヒドいんだけど、そりゃ、嵐の中でも演技力は最下位かもしれないけど、なんせSMAP亡き後の絶対的国民的アイドル様だし、こんなにヒドいはずでは・・・・と思ったけど、これ、わざとやってるんですよね?
 いや、相葉くんに「わざと下手にやる」って高度な演技力は無いだろうから、演出サイドが「それなりにセリフを上手く言う前の相葉くんのセリフ回し」を意図的に拾っているような。
 多忙な相葉くんのことですから、事前にしっかり役作りする時間など無いから、今までのドラマでは演出スタッフが細かく指示出していたんだろうけど、このドラマでは「テストで回してる段階」みたいのをそのまま流してる感じがする。

 ほんとだ、すごい実験作というか、問題作だな、こりゃ。

 どうしてこんな企画が通ったのだろう?それだけ「月9」が崖っぷちだからなんですかね?

 麻耶ワールドを全く知らない私が観たら「なんじゃ、この豪華な大人の学芸会は?」って感じなんだけど、麻耶クラスタさんたちは「原作といろいろ違うとこあるけど、とにかくこれ超最高、キャッハーーーー」って大受けしてるのなんで?

 ちょうど「3月のライオン」の原作者である羽海野チカが「映画観た人が原作との違いを私に訴えてくるけど、漫画の表現と映画の表現は別のものだから」とかツイートしていたので、「貴族探偵」で原作ファンたちが「原作いろいろ改変されてるけど、これ最高、みんな原作読んでからドラマ観たほうが絶対に楽しいよ」って浮かれてる感じは新しいな。

 原作ファンの評価が良かったドラマとしては「のだめカンタービレ」があるけど、あれはキャスティングが原作の雰囲気を最大限に3次元にしてくれて、しかも「音楽」が流れたので、ほんと嬉しかったけど、そいうのとはまた違う「麻耶ワールドのメタな雰囲気をドラマはまた別の角度からメタメタしてる」ってことなんですかね?

 うーん、でも、それなりに「月9」を観ていた50歳の私としては、「これはやはり月9じゃないなあ」って思ってしまう。
 まず、1話完結ってところが違うでしょ。
 そういう月9が今まであったのか記憶にないけど、それこそ金曜深夜の「民王」とか「グ・ラ・メ」の「毎回事件を解決しましたー」っていうのでしょ。

 ああ、そうかキムタクの「HERO」がたぶん最初の1話完結モノで、その後が福山雅治の「ガリレオ」だったんだね。
 ああ、だから「貴族探偵」の企画通ったのかも・・・・

 このドラマが面白いのかどうなのか、よくわかりませんが、もう松重豊と滝藤賢一が並んで突っ立てるだけで「ありがとうございます」だし、その二人が「俺たち、なにやらされちゃってるんだろう」的な目をして、とにかく貴族様の使用人なので、役目を全うするためにワチャワチャやってるうちに、なにか次のステージに登ったら、もしかしたら傑作になるのかもしれない。

 というわけで、ドラマをただのドラマとして観ていられないという意味でもメタメタしているので、このメタメタ感の着地地点を見届けたいような、観たくないような、って感じがまさに麻耶ワールドってことなんですかね?

4月24日(月)

 土曜日は出勤して、フロアの加湿器洗って干したり、古い書類を段ボールに詰めたりしていたのだが、その最中も「また左足の付け根が痛いなあ」と思っていたのだが、日曜日は今までに無いほど痛くなり、駅までの道もヨタヨタと痛みをこらえながら歩く状態で、とでもなじゃいけど散歩なんてできなかった。

 足の痛みは、いつからだっけ?
 よく覚えてないけど、これまでは椅子から立ち上がった時には痛むけど、少し歩き出すと気にならない程度だったし、痛みが全く無い時のほうが多かったし「これも多分、更年期?」って思っていたのだが、駅まで歩くのも大義になってくると一度、整形外科で診てもらったほうがいいのかなあ?

 うーん、でも一時期、肘がすごく痛かったけど、あれもいつのまにか治ったし、やっぱ持病の腰痛とは違う種類のような気がするので、更年期障害の一種なのかなあ?

 で、今日の月曜日は出勤する時にそれほど足は痛まなかったので安心したのだが、なんかだか情緒不安定になっていた。同僚M嬢が他の社員とくだらない世間話してるのが、妙にイラっとしてきて、そして「なに、そんなんでイラっとしてるんだろう?」と思っていたら、今度はなんだか悲しくなってきて、そしてなんだか胸がキュンとするのだ。さらに軽いのぼせ。

 気温が不安定だから、自律神経が乱れてるんだろうけど、この軽い胸キュンは前から気がついていたことであり、だから前にも書いたけど、高橋一生沼に落ちている原因の一つは、「更年期障害による動悸」が「吊り橋効果」になっているんでしょーよ。

 それにしても「グ・ラ・メ」のDVDを返却する前に、また高橋一生出演シーンと、エンディングだけ繰り返し観ていたら、すっかりエンディング曲の「♪君のいいとこだけじゃ なくて 悪いとこも好きだから」っていうのにとりつかれ、今日会社で「う、この情緒不安定な感じヤバい」と耐えてるときに脳内に大音量で再生され「好きなタイプの楽曲じゃない・・・・というか正直苦手なタイプの曲が無限リピート超辛い」と悶えました。

 そうそう、昨日は足が痛くて満足にお散歩できなかったので、諦めて帰宅してティーバーで観逃しドラマを観まくったのですが、「これで、高橋一生の次は田中圭だ!」って一部で盛り上がっている「恋が下手でも生きてます」がなかなか面白かったです。3話だけしか観てないけど。

 深夜ドラマながら、主役が高梨臨、その友人役が土村芳と「朝ドラ主人公の親友役」を揃えて、雰囲気的には二人のW主演って感じ。そして、男性陣は田中圭以外は、小関裕太くんはどっかで見たことあるけど、他は「誰?」って感じでフレッシュなのが好感持てる。

 高梨臨と田中圭のシーンよりも、「べっぴんさん」で清楚なお嬢様役を貫いた(中年期以降は空気読めないお姑さんになっていたけど、それでも嫌味っぽくではなく、天然系だった)土村芳が、その雰囲気そのままで、自分の婚約者の浮気について、遊び人の男に相談していたら、だんだんその遊び人の方に惹かれていくっていうのが面白そう。遊び人さんの方も今まで自分の周りにいなかったタイプの土村芳がだんだん気になてきてる感じだったし。

 それで、次週予告で土村芳が「体の相性って大事よ」とか言ってんの、釣りだってわかってるけど、釣られてやろうかって気持ちになりました。

 それにしても、この初夏クールの日曜日はなんと「8時 高橋一生→ 9時 長谷川博己→ 10時 綾野剛」という、その筋の人(?)にとっては、「なにこのプレミアム・サンデー?」って感じなのですが、今年の大河ドラマは去年の真田丸に引き続き、とても情報量が多いので、続けて9時の日曜ドラマは観ていても全然内容が頭に入ってこないんだよなあ。


4月21日(金)

 ですから「グ・ラ・メ」を高橋一生目当てで観てみたら、面白くなかったのですが、「主軸もゲストも豪華だし、なんでなんだろう?」ってずっと考えてしまっていた。

 それよりも、緑内障の治療で、目薬処方されたのだが、今日また眼科に行ったら院長先生に「あーれ?眼圧下がらないねえ?なんでだろう?」とか言われてしまい、目薬が変更になったのが、こういう体験したことないので、余命3ヶ月みたいな気分になり、激しく落ち込んでしまうのは更年期のせいもありーの。

 つーか、眼圧下がらないのって、高橋一生の映像見まくってるせいじゃないのか?とか。

 あとさー、先日、上司が妙な雰囲気で近づいてきたので、「なんなんすか?」って警戒したら、小声でささやかれたことが、「え?なんで、そんなことに?つーか、それ今川が許さない(税務署的にアウトになる可能性アリ)じゃん?」な案件で、私の顔が「天井見上げて激しく瞬き」の「民王」の貝原茂平か、「おんな城主直虎」に「寄進したのじゃ」って言われて「え?」ってなった小野但馬守政次かってなりましたわよ。

 「それってダメでしょ?」って上司に言ったのだが、「すでに役員会で決定した事案です」って、その議事録ちゃんと残してもらえます?

 冷静になって考えてみると税務署的には問題が無いのだが、雰囲気的には「社長の愛人を社員にします」って感じの話なので、マジムカついたので、「死んだ目をした高橋一生」を目指してみたが、そういう高度な演技力は私には無いのであった。
 そういや、これ日記に書いたか忘れたが、先日実家に帰ったときに母に「あんた、二重になってるけど、手術したの?」と言われて「え?」って鏡を観てみたら、ほんとに二重まぶたになっていた。

 私は奥二重とかじゃなくて、「二重ってなにそれおいしいの?」って感じの真正一重まぶたで、二重ってどういう構造になってるのかわからなくて、それでも、10代後半の頃とか、20代前半の頃とか「こういう一重まぶたって、どう化粧すればいいのだろう?」と思い悩んだが、20代半ばのときに「どうでもいいや」と思ってから四半世紀。

 50歳になって、やっと二重になっても、なんにも全然嬉しくねー

 なんなんすかね?まぶた付近の筋肉が衰えて、あれだけ「絶対的一重」だったのが今更デレても、「だから?」って感じです。

 自分の話はさておいて、「グ・ラ・メ」がなんでダメだったのが、ずっと考えていて、「ああ、高橋一生がなんで政次(おんな城主直虎)みたいな不憫な表情するんだろう?」って思って、清沢料理長目線で観てみたら、すっごく清沢総料理長が不憫な話だったんですね。

 つーか、やっと気がついた。

 私はこれを「料理ドラマ」だと思っていたので激しい違和感を感じていたらしい。
 これ、そうじゃなくて「政治ドラマ」だったんですね。

 だから、主人公と清沢料理長が対立しているわけではなく、清沢さんが激オコしているのは「官邸グランメゾン」なんてゆーのを作ってしまった総理や秘書官なわけです。
 滝藤賢一演じる総理秘書がなんでグラメ計画思いついたのかわからないんだけど、そのため、古賀秘書の立ち位置も不明なまま話が進むので、高橋一生ファンは「このドラマ、清沢さんは何でいるの?」って言ってましたが、滝藤賢一ファンは「このよーわからん役をなんとかまとめるとは、さすがわタキケン。タキケン消えたらもう観ないけど」とか言ってました。

 背景がよくわからないまま、滝藤賢一秘書官は、高橋一生シェフをコケにするのですが、雰囲気的に「けっ、イケメンが」って程度に軽く流してて、たぶん台本には二人の確執の理由が全く書いてないので、「生理的に嫌い」っていう演出と演技になってしまったのだろう。

 そして、総理役の小日向さんも、「これどっちかというと秀吉系だな」(同じ時期というか、撮影スケジュール的には少し前に大河で秀吉役だった)って気がついてしまったので、そう思って見直してみると、見事なサイコパス演技になってました。

 その秀吉入ってる小日向総理は、主人公の剛力彩芽ちゃんが「使える子」だということにすぐに気がつく。
 でも、それは料理の腕じゃなくて、「自分が交渉の場で有利になるための材料を提供してくれる」っていう能力があるから。

 「料理にメッセージを込める」ってドラマ内で繰り返されるから「はあ?メッセージ?どこが?なにが?」って戸惑っていたのだが、どう言えばいいんだろう、「料理を使ってフラグを立てる」って言うの?

 このドラマをティーバーで5話から観たから「初期設定がわからんなあ」ってしょーがないから1−4話までDVD借りてきたのだが、この主人公の設定って料理人じゃなくて、「ATARU」ですよね。
 「ATARU」はサヴァン症候群の主人公が、その情報収集能力というか照合能力を生かして事件を解決する証拠を探す話でしたが、「グ・ラ・メ」は「古書や資料は丸暗記できる」っていうやっぱりちょっとサヴァン入っていて、それで軽いアスペみたいなコミュ障のために、まともな店で雇ってもらえない主人公が、その才能を総理秘書官に見出されたって話みたいです。

 主人公のその才能に気がついて、利用しはじめたのが小日向総理で、けっこうあからさまに彼女にヒントを与えて誘導するあたりも、けっこうサイコパスっぽい。

 そして、秘書官がいい仕事して「総理任命の料理人は、総理のメッセージ込めた料理を出して、総理に敵対していた人も丸目込まれる」って情報が広まって、ゲストが料理に警戒するから、何も関係ない、ただひたすら「ゲストに至福の時を提供する」って言ってる料理バカの清沢料理長がゲストに攻撃されてヘコんでて超不憫という・・・

 そう思って見ると、清沢料理長は最初から最後まで私が感じた違和感を代弁というか、「料理にメッセージ込めるとかバカバカしい」って主人公に嫌味言ってるように見えて、「そうですよね?そもそも料理を悪い意味で利用してるだけですよね?」っていう気持ちに寄り添ってくれている。

 総理も秘書官も料理なんてどうでもいいわけ。
 だから何度も清沢シェフが「こんなん、もうやめてください」って訴えても、宥めるわけでもなく、「じゃあ、君もグランメゾンの正式な料理人に任命します。」とか、不思議対応していて、謎のバッジ渡すのだが、そんなバッジ放置する清沢さんマジ正しいじゃん。

 そして、主人公に意地悪するわけでもなく、主人公がピンチの時には部下をサポートに貸し出したり、最終回直前の回では、とうとう自分が手伝ったり、清沢さんなりに筋を通してすっごくわかり難くデレているのだが、清沢さんのデレ方は「首相は料理を政治に利用してるだけなんだぞ?そしてオメーも利用されてるだけなんだぞ?」(意訳)って行間案件的(Byカルテット)には「将来のある若い料理人がこんな酷い扱いされてるのに絶えられない」ってことなんですよね?

 清沢総料理長は、ですから、自分の部下たちにも厳しいけどきちんと指導していて、とにかく「いつでも最高の料理を提供したい」っていう料理バカなんですよ。
 そういう人がなんで官邸で料理人やってるのか最大の謎なんだけど(笑)

 ええと、最終回はそれなりによく出来ていて、総理は主人公に「俺はもう潮時なんだよ」ってヒントを出して、主人公は「潮時」の正しい意味を理解して、総理はまんまと思い通りに会食を進めるんだけど、作劇的なミスリードの都合で「潮時」を誤解しているふりをして「総理を辞任させます」ってマスコミに言ってしまった主人公は、その失言の責任とって解雇されることになる。

 サバサバした笑顔で総理官邸を後にした主人公は、最後に清沢さんに料理を出す。

 「ああ、そこやっぱり伏線だったのか」って、ずっと主人公が作る料理の絵柄がイマイチ美味しそうじゃないと思っていたのだが、やっぱし清沢さんも「なんだ、このブサイクな料理」って思うのだが、食べてみたら「わたしと同じ味・・・」

 これも伏線で、清沢総料理長がその得意料理を作る様子をいつも主人公はチラ見していたので、それで味を盗んだ、ってことらしい。

 最初観た時、清沢さんがそこで「変化するということ」と呟く意味が全くわからなかった。
 だって、このドラマ、主人公も総理も秘書も料理長も、誰も全く変化してなかったので。

 でも「主人公を料理ではなく、別の能力で利用しようとした総理」っていう目線で観てみたら、主人公が最後に清沢さんに残した料理のメッセージは明確に「これからは、メッセージじゃなくて、ちゃんとした料理作ろうと思いまーす。勉強させていただいて、あざーす」ってことで、サイコパス秀吉総理に利用されていた才能ある料理人が、やっとそこから解放されて、やれやれ、なんとか姫を救ったことになったのかも。先週の大河ドラマの直虎危機一髪と同じように(笑)

 と再構築してみたら、非常に納得したが、「なんで、こうなった?」って思いますよね。

 高橋一生のところに、「体育会系熱血イケメン総料理長」みたいな感じで平山浩行あたりをブっこんでおけば、「オレの敵はお前じゃねえ、総理だろ?」って少しわかりやすかったと思うが(最近、いっぱい過去ドラマを観ているので無駄に俳優に詳しくなっている)、まあ、金曜深夜ドラマなんて、みんな酒入ってて、真剣に観てないだろうから、「総理の料理番に任命された主人公の活躍により、毎回難事件を解決。飯テロとして毎回本筋に全く関係なく築地グルメのサービスショット(官邸の料理よりずっと美味しそう)」って話でいいんだよね。

 こちらとしても、清沢シェフのコックコート姿が堪能できたし、主人公を威圧するシーンではアップ多用されてて、高橋一生の顔のシミも鑑賞できたし、フランス料理についてベラベラ無表情で喋るのも楽しかったので、さーて、もう一回、あの小指でソース舐めるシーンを鑑賞してから、DVD返却しますかね。


4月20日(木)

 「グ・ラ・メ」の駄作ぶりに目眩がしていたが、もう一度、高橋一生が出てくるところだけ見ていたら「これ、超不憫高橋一生やんけ」となった。

 総理官邸の総料理長っていう地位を極めていたのに、自分が海外出張中に変な女子が紛れ込んでいて「はあ?」って思いつつも、拳を上げない清沢料理長が不憫すぎる。

 つーか、フランス公使には普通に認められていたのに、「総理に喧嘩売る気満々」だった華僑の女社長のジュディ・オングには「この料理、フツーよね」ってdisられていたけど、それは清沢さんの料理がダメだったわけじゃなくて、政治家の駆け引きの都合であって、その屈辱に耐える清沢シェフまじ不憫。

 天才棋士相手の時も、天才棋士にふさわしい重厚な料理用意したら「オレはこんな料理に相応しい天才じゃねー」って知らんがな。

 で、清沢シェフを苛立たせる剛力ちゃんは、料理の腕で清沢さんを上回ってるわけじゃなくて、「私、調査能力が高いので、この天才棋士は、実は努力の人なんです」って、職人として最高の料理を提供しようとしている清沢シェフと、ゲストの人となりを徹底研究しちゃう主人公じゃ、立ち位置全然違うじゃん。

 いや、最初「グ・ラ・メ」見たとき、「さすがの高橋一生も、この構成じゃあちょっとね」って思ったんだけど、高橋一生が出てくるところだけ早送りで再生してみたら「こんな、どうでもいいドラマでも高橋一生はちゃんと役作りしていた」ってわかって、やっぱり萌え。

 今日、10月からの朝ドラのキャストが追加発表されて高橋一生クラスタが湧いていたので「いずれ、朝ドラでも主要キャストやるだろう」と思っていたけど、え?もう主人公の夫役なの?って焦ったが、それはトーリ君で、高橋一生の役はBK(NHK大阪)的には、「マッサン」の堤真一か、「あさがきた」のディーン様かって感じらしい。

 高橋一生の大ブレイクは嬉しいけど、「主役級の扱いというより、名バイプレーヤー路線で売れてほしいな」って思っているから、まあいいのかも。つーか、NHKが高橋一生をロックオン状態が楽しい。ここで民放連ドラがいい感じで被せてほしいな。

 それよりもNHKは高橋一生をロックオンするなら、いっそファンタジー大河の「精霊の守り人」に出してもらえないかなあ?
 変な悪人メイクでチャグム王子にちょっかい出して、真木よう子に回し蹴りされて、鼻血どころか口から吐血する高橋一生が観たいのじゃが。(三周くらい拗らせている)


4月18日(火)

 同僚M嬢が午後に用事で新横浜駅の近くを通ったら「女性がいっぱいいた」と言うので「アリーナでジャニーズ?」「うーん、ジャニーズって雰囲気でもなかった」ということで調べてみたら「東方神起フィルムコンサート」でした。

 M嬢は「映像流すだけでアリーナ2回公演(午後と夜)が埋まるの?」と驚いてましたが、たぶん、大規模発声可能上映会みたいなことなんだろうし、大会場のPAで音が流れるのなら、それはアリなんじゃないかと思いましたが、二人してアリーナのスケジュール眺めていたら、M嬢が「ゴールデンウィークはセクシーゾーンかあ」と言うので、私が「それより来週はワンオクロックですってよ」と言ったら、M嬢が「ワンオクロック?」って不思議な顔したので、「ほら、森進一の息子がいるやつ」

M嬢「あれ?、森進一の息子ってジャニーズに入ったとかじゃなかったっけ?」
私 「だから、このワンオクロックっていうのになったんだって」

 って不思議なやりとりをしたつもりでしたが、さっき調べてみたら「ワンオク」はジャニーズじゃなかった。
 一旦ジャニーズやめて学業に専念してから、加入したバンドが「ワンオク」だったんですね。すいません、私が間違ってました。

 雑談はさらに続く。

M嬢「あれ?三浦友和の息子もミュージシャンになったんだっけ?」
私 「え?俳優やってたよ?って、金曜日に藤原竜也のドラマ始まったから観てみたら、知らない子がいたので調べてみたら、三浦友和の息子だった」
M嬢「へー、そうなんだ」
私 「あともう一人知らない子がいたので調べたら、キスマイの子だったwww 知らねーってwww(玉森くん)ジャニーズのあのあたり、まだ全然顔と名前が一致してなくてwww」

M嬢「あ、先週の藤原竜也が出てたやつ?もしかして、私、それ観ていたかも?」
私 「え?観てたの?」
M嬢「えーと、あの人・・・湊かなえ原作っていうから、ちょっとどうしようかなあ、って思ったんだけど。なんか後味悪いんだよねえ、あの人の小説読んだことあるけど」
私 「らしいね。私は読んだことないけど」(M嬢はわりと人気作家の本を読む人である)
M嬢「他に誰が出てたっけ?確か5人いたよね?死んじゃった子を含めて」(人数覚えてるくらい観てるじゃん?)
私 「死んじゃったのが小池徹平。そんで、32歳の時点でいるのが、市原隼人」
M嬢「そうそう、市原隼人だ!」
私 「そんで、高校教師のメガネがキスマイの子で、もう一人の政治家の息子が三浦友和の息子」
M嬢「えー、そんなのいたっけ?」
私 「いや、高校はけっこう出てきたというか、サッカー部が飲酒問題でとか」
M嬢「えー、覚えてないなあ」

 M嬢はご両親と住んでいるので、そんなに集中して観てなかったのかもしれないけど、「5人いた」というのは正確だったりするので、どの程度ちゃんと観ていたのかさっぱりわからないけど、なんだか私は「目撃者を問い詰めている刑事」みたいな気分になってきたのだが、そしたら目撃者のM嬢が「あ!」と言うので「え?」と思っていたら・・・・

M嬢「なんか、スーツ着て、ちょっとガタイのいい子いたよ!」
私 「そう、それ!たぶん、それだから!」

 以上、相変わらず天然なM嬢とのたわいもない雑談でした。

 ところで私は、NHKのファンタジー大河「精霊の守り人」で久々に藤原竜也を観ていたので「たまには普通の人の役やってる藤原竜也でも観てみるか」って思っていたのが、うっかり見逃してしまったので、またティーバーってやつで観てみたのです。

●「リバース」(TBS 金曜 22時)

 藤原竜也が演じる、「冴えない32歳(彼女いない歴10年。つーか、大学時代も彼女いなかっただろうよ)」は、なかなか味わいがありましたが、高橋一生沼ドボンの身としては「一生くんでこれやってほしかった」と思ってしまい大変申し訳ない気持ちになりますが、藤原竜也の同級生が市原隼人なのは、どうしても今の大河ドラマで人気ストップ高な「傑山さん」のイメージが強すぎて、戸惑いましたが、キスマイの玉森くんはいくらなんでも若すぎだろう、と思ったけど、実年齢27歳だったんだ。

 このドラマは「32歳のオレたちが22歳の時の事件を振り返る」っていう設定なので、22歳の時の映像の中での玉森くんは「他の3人もこれに合わせて脳内補正」の基準になるようだ。

 それはいいとしても「22歳の時に死んだ小池徹平」がカワイすぎて、ほんとに22歳にしか見えないのだが、実年齢31歳って、ほんとすごいなあ。だったら、玉森くんと小池徹平を入れ替えたら「教え子の女子高生にからかわれたりする先生」っていうのも上手くやれそうな感じだが、小池徹平の回想シーンはかなり重要なので外せないんだろうなあ。

 おどおどしている藤原竜也も私には珍しかったし、戸田恵梨香に恐る恐るチューするシーンも抑えた色気で良かったし、また気が向いたら観るかも。

 そ・れ・よ・り・も、ティーバーで「リバース」やっているのに気がついて、久々にティーバーにアクセスしたら、「グ・ラ・メがあがっている!」

 たぶん、高橋一生がキリンの缶チューハイのウェブCMで見事な料理手つきを披露したので、「グ・ラ・メ」の清沢シェフを皆が思い出してしまったようだ。
 なので、無料で見られるのはすでに5話からになっていたけど、うっかり観ちゃったじゃないの!

●グ・ラ・メ!〜総理の料理番〜(2016年 テレビ朝日)

 「民王」と同じ枠で、民王を意識した「総理大臣モノ」であるが、「高橋一生が華麗に踊るエンディングがステキ」以上でも以下でも無いらしいことはネットの噂で知っていたので、ものすごーく心のハードル下げて挑んだのだが、あっさりとハードルの下をくぐられた。

 ほんと、みんなの噂はその通りで、総理役の小日向さんはいいし、秘書の滝藤賢一もいいし、毎回のゲストも中尾彬とか大和田伸也とかジュディ・オングとか草刈民代とか、ほんと豪華だし、まあ、剛力彩芽の演技に期待してはいけないけど、私はわりと剛力彩芽好きだと思うんだけど、「なにがいけないんだろう?」

 なによりも高橋一生の清沢シェフのキャラ設定が中途半端なのがダメなんじゃ?

 フツーに「主人公のライバル役としてイケメン投入しておけ」で、それこそ速水もこみちでも出しておけばよかったものを民王人気にあやかろうとして高橋一生を入れたのなら、「ラスボス」にするのか、「ツンデレ」にするのか、ちゃんと決めておかないと・・・・

 「グ・ラ・メ」観る前には、よく「清沢シェフ美しい」な画像はよく見たし、「へー、王子様キャラなんだ」と思っていたのだが、実際に見てみたら王子様じゃなくて皇帝様で、しかも、あまり強力じゃない皇帝様ぶりだった。

 あと、剛力彩芽ちゃんと高橋一生の髪型の後ろ姿がほぼ同じっていうのもどーよ。
 そんで、彩芽ちゃんは相変わらず、ものすっごく細くて華奢なのだが、身長はそれなりにあるので、男性としては華奢な高橋一生と向かい合ってバトルモードになると、「ああ、本気で殴り合ったら、きっと彩芽ちゃんが勝つな」って思える絵柄になっているのは意図的な絵柄なんですか?

 だから、主役の剛力彩芽も、そのライバル役みたいなところに位置する高橋一生も、共に天才で、無表情で、華奢ってところが同じなので、互いのいいところを消しあってる感じになっちゃってるんだろよなあ。
 ドラマ作りって、ほんと難しいわね。

 あと、そもそも料理ドラマって難しいんだよね。
 視聴者には「味」がわからないから、セリフや演技で表現するしかないんだけど、たいてい安っぽい食レポみたいなことになりがちで、ほんと難易度高いのだが、そう考えるとドラマ版の「孤独のグルメ」があんなに面白いのは、なぜなんだろう?って今更ながら考えてしまう。

 たぶん、フツーに滝藤賢一をライバル・シェフ役にして「おめーみたいな小娘がなに小細工してるんだ!」ってほうがマシだったと思うんだけどな。高橋一生に変に期待しちゃったあたりが敗因っぽいけど、高橋一生はしっかり期待に応えて、半眼で小指でソース舐めるとか、半眼で素材の匂い嗅ぐとか、怪しい手つきで亜鉛飲むとか、時折「怖かわいい」なサービスショットぶち込んでくるけど、「やっぱし、一番かわいいのはエンディング」っていうのが・・・・

 だから、主演の剛力彩芽と並んで踊ると、高橋一生のほうが可憐で可愛いって、どーよ?

 そして、やはり無駄に好演した、朝ドラ「あさが来た」の番頭「亀助さん」のダンスが軽快すぎて驚いたが、三宅弘城も舞台俳優だってことは「あさが来た」で知ったが、「ナイロン100Cで大人計画」の人だとは知りませんでしたので「お見それいたしました」と今更ながら、この「なーんかな?」なドラマを一人で必死に支えたのは亀助さんだったなあ。

 たぶん「グ・ラ・メ」がイマイチだったのは、掛け合い?っていうのが無かったことだろうなあ。

 「民王」の最終回の副音声で、高橋一生と金田明夫が「第1話の天守閣に4人が集まった時に役割分担がわかって」と語っていたが、キャラ設定の役割や方向性が決まると役者はノってきて勝手に走っていくので、それをうまく制御するのが演出の役割になると思うが「グ・ラ・メ」は芸達者揃えても、それぞれバラバラに動かしてしまったのがダメだったのかもしれない。

 主役の剛力彩芽と総理役の小日向さん、秘書役の滝藤さん、助手役の三宅さん、ライバルシェフ役の高橋さんと魅力的なキャラがいたはずなのに、主役を囲む主要キャラがそれぞれバラバラに動いていたからなあ。

 そんで、「今一番セクシーな俳優」って扱いになってる高橋一生が今後どういうドラマに出るのかわかりませんが、この「グ・ラ・メ」的な扱いでゴールデンタイムに起用される可能性も予想できるので、「これが最悪のケースだと覚悟しておけば、大丈夫かな?」って、なんだか保険になるような作品でした。

 高橋一生ファン的に「いいところ」としては、「ラスボス的な雰囲気を頑張ってみました」な清沢シェフの表情がけっこう、「今の大河ドラマの闇落ちした政次」で、「小野但馬神政次」のデッサンとか習作だと思えば、けっこう楽しいけど、他の場面ずっと早送りしてるの疲れた。


4月15日(土)

 またDVD借りようとしたけど「まだ前に観たやつの感想書いてないし」と思いとどまりました。
 そして引きこもってしまった先週末を反省して、少し散歩に出たのだが、午前中の強風で桜がほぼ全滅wwwwww

 さて、昼に「直虎」の再放送を観てみたが、中盤からいきなり学園ドラマ調になって、ストライキ起こしていた農民たちが「直虎せんせー、おれたちが間違っていたよ」って直虎に駆け寄るシーンは賛否両論でしたが、真田丸でも学園モノ調で遊んでいた回があったし、「次の難関の前にちょっとほっこり」っていう感じで私は楽しかったです。
 だって農民たちが「直虎せんせー」になってるのを影から観ていた但馬(高橋一生)が学園モノでよくある「学校を潰そうとしている教頭だか理事長」だったし(笑)

 ところで、1クール目にいた井伊家の家老たちが皆死んじゃって、いきなり登場したのが中野の息子の矢本悠馬君と、奥山の息子の田中美央で、矢本くんはけっこう売れっ子だけど、田中美央はテレビ出演がほとんどない俳優座の舞台俳優らしい。

 で、矢本くんは実年齢26歳だけど、まだ高校生役やれそうな雰囲気があり、その幼い感じの子が「おなごに領主が務まるか!」ってギャンギャン吠えるの、私は「かーわいー」って楽しく観てますが、「中野がギャンギャンうるさい」と感じる人もいるようで、ほんと、感想は人それぞれですが、今日ふと、どっかの歴史クラスタが「祝田村が強調されてるけど、祝田って武田と徳川が激突したところ」って呟いていたので「ああ、そういう伏線になっていたのか」って気がついた。

 なるほど歴史クラスタが「まだまだ辛い展開が続きます。今は三河の一向一揆で徳川が封じられているから、つかのまの平和なだけです」って言っていたし、どうやらこの先、武田の侵攻があることも知ってしまっていたが、「直親としのの思い出の地」って脚色しておいての、今回の祝田村連呼はそういうことなんですね。

 そして、ハタと思ったのだが、矢本くんの中野殿は、どう考えても、あのまま井伊家家老として出演できないくらい若いので、今は主人公に吠えまくっているけど、いずれデレて可愛い忠犬になったところで、死んじゃうんだろうなあ。想像しただけでハンカチ用意だ。

 ところで今クールのドラマはどれ観ようか・・・・どれも観ないでおこうかぼんやり考えていたんだけど、昨日の金曜日は藤原竜也主演のドラマやっていたので覗いてみようかなと思っていたんだけど、まんまと忘れた。

 いや、この間、「菅田将暉の売れっ子ぶりハンパないし、こういうの他にいたっけ?」と考えてみても思い出せなかったけど、ふと「ああ、藤原竜也とかもっと凄かったわ」って思い出したので。それで「あの子、何歳なんだ?」と思ってググったら、まだ34歳!!!!!!!!

 15歳で蜷川幸雄の舞台の主演を務め、18歳で映画「バトル・ロワイヤル」の主演、22歳で大河ドラマ「新撰組!」で沖田総司だもん、菅田将暉をふた回りくらい超えている。

 でもそう考えると、藤原竜也より2歳上の高橋一生は、18歳の時「少年たち」に出ていて、20歳でクドカンの「池袋ウエストゲートパーク」に引きこもり役で注目されて、24歳の時にはテレ東深夜ドラマ「怪奇大家族」で主演勤めてパンイチで走り回ってたりしたんだけど、10年経ってやっと一般的知名度が追いついてきたねえ(泣)

 「3月のライオン」の舞台挨拶を動画などで観ていて、ふと思ったんだけど、高橋一生も神木くんの足元にも及ばなかったとはいえ、それなりにけっこう仕事していた子役だったわけで、子役時代の頂点となったのが声変わり直前に収録したらしい「耳をすませば」の天沢聖司の声優だったんだろうけど、私は仕事で何度か子役のオーディションに立ち会ったことがあり、あれはほんとお受験よりも大変そうだった。

 ある大手家電の大女優が主役のCMの娘役に抜擢された子のお母さんは「もう、ずっとオーディションに落ちまくって、ヘコみそうになりましたが、やっと受かったのがこんな大役で逆にびっくり」と話していたが、一個決まると、子役本人にも自信がつくのか、スタッフ側も「あれに出ていたあの子か」って思うのか、パタパタと他の仕事も決まっていたりして・・・

 その当時、キャスティング会社の人が「第二の後藤久美子」と押していた子がいて、うちのCMにも起用したのが、その後、学園ドラマの三番手くらいなったので「そのまま売れるか?」と思っていたら、いつのまにかいなくなっていたっていうケースもあった。

 そういう、意外と厳しい子役の世界で、「神木隆之介」という存在は別格だったわけで、その子役界では「神」みたいな存在が、20歳を超えた今、「さて、今後どう展開する?」って時に、同じく子役上がりだけど、今の神木くんと同じ歳くらいの時に「怪奇大家族」やっていた高橋一生は、こういう状況をどう思っているんだろう?

 子役時代、あんなに美しかった神木隆之介くんが、23歳の今、すこしゴツくなってしまったけど、小柄なので高校生の役も十分できるんだけど、「20代の神木くんってどこ?」って模索している最中なんだろうけど、20代の時のルックスはイモっぽかったのに、30代半ばになったら「今一番セクシーな俳優」っていう高橋一生なわけで、体格が華奢っていうことは共通しているから、神木くんにも「30歳過ぎてからが男の色気よ」ってターンもあると思うので、是非精進してください。

●「11人もいる」(2011年 テレ朝)

 萩尾望都の「11人いる」をパロった題名だし、クドカン脚本だったので、そういうドラマをやっていたことは知っていたが、23時以降の深夜枠だったので観てませんでした。

 しかし、このドラマ、当時17歳くらいの「子役から大人への脱却中」であった神木隆之介くんが主役だが、有村架純とか星野源が出ていて、凄く先をいってる作品だったんだけど、フツーにレンタルされてないってどーゆーことよ?(ツタヤで検索したら渋谷店にだけ置いてあった)
 広末涼子に田辺誠一に加藤清史郎くんも出てる豪華キャストなのに!
 おかげで、ユーチューブの違法動画で見ちゃったじゃないの!

 それで7話だけのゲストで高橋一生が登場するのだが、たぶん、今のところ「ホクロがあって、まだ歯並びの悪い30代前半の高橋一生」の集大成みたいな出来。
 広末涼子演じる幽霊に「おっぱい触る?」って言われて「いやいやいやいや・・・・マジで?」とか最高すぎる。

 違法アップロードとわかりながらも何度も繰り返して観てしまいました。だから、ちゃんとレンタルされていれば金出すってば。
4月14日(金)

 朝のニュースショーで、昨日の「3月のライオン」の試写会の様子やるはずだから、頑張って観ていたんだけど、7時台はチョロっとしかやってなくて、6時台で全部終わっていたようだが、ツイッター民の皆様、動画でアップしてくれてありがとう!

 https://youtu.be/R43ENOO6f9o

 なーんかね、高橋一生が喋っているときに、ふと「家森さん(カルテット)」が現れる瞬間・・・・ほんと瞬間なんだけど、あって、「こういう感覚は新しい」って思いました。

 今日は熊本地震特集がどこもメインだったので芸能ニュースは薄めでしたが、「ドルガバのコレクションに招待された斎藤工」もチラっと出てきて、「斎藤工はほんとフツーにイケメンだし、いつ観ても安定したちゃんと斎藤工で、なんか落ち着くわ」って斎藤工観てホッとするなんて(笑)

 そして、舞台挨拶トークを聞いていて気がついたんだけど、「3月のライオン」って1年前に撮影された映画なんですよね。

 と言うことは、ちょうど「シン・ゴジラ」が公開されて、高橋一生の知名度がけっこう上昇したよりも前に撮影されていたわけで、そっか、だから登場シーン少ないんだ。

 ドラマだと、こんなにディレイかからないので、「前半で人気出てきた登場人物が後半で出番が増える」ってこともよくあるのですが、撮影から上映まで1年くらい時間がかかる映画の世界だと、「撮影時にはいい脇役のキャスティング」程度だった役者が、なんかブレイクしちゃってて、そう、「3月のライオン」の前編観た限りでは、高橋一生の舞台挨拶なんてありえないんですが(二時間くらいの本編中、出演時間は合計で3分未満)、後編での 出演時間もあまり期待できない中(つーか、慌てて編集し直しても、そもそも尺が足りないだろう)、この「売れてる階段登ってます」な高橋一生をフューチャーしたのは、「神木くんだけでは数字とれない」ってことなのかね?

 実際のところ、オヤジ向けなスポーツ紙サイトは各紙「今一番セクシーな男、高橋一生が神木くんに秘伝を伝授」ってノリになってるし(笑)

 高橋一生が舞台挨拶に登場するとメディアへの露出数が増えるんだった、別に構わないだけど、後半はもう少し出番増えるんですかね?って、私は宗谷さん(加瀬亮)目当てで後半も見る気満々ですが、前半での高橋一生は主人公が高校生だけど学校に友達もいなくて、将棋マニアの先生とだけ会話している、っていう「将棋しかない人生」を表現しているだけで、映画的にはそれほど重要な役じゃないんだけどなあ。(原作では、もっと出番あったはずだけど)


4月13日(木)

 昨日は「高橋一生が静岡にいるよ」情報が駆け巡り、どうやら「家族に乾杯」らしいけど6月放送予定ってことは、大河ドラマの政次ロス救済措置なんでしょうか?
 NHKは「けものフレンズ」難民救済措置として、「ダーウィンが来た」のサーバルちゃん登場回を再放送するらしいので、ほんとよくわかってらっしゃるようだから、高橋一生の過去作ももっと再放送してくれるといいな。っていうかご意見箱に投書すればいいのか?

 とりあえず「プリンセスメゾン」はこのチャンスに再放送したほうがいいと思う。
 私はオンデマンドで何度も再生して萌え死んでますから(笑)
 眼鏡男子で変形七三分けで、頭が良くて仕事も出来るが、女性相手がやや苦手というか、かなり苦手だけどお客様相手だったら大丈夫だけど・・・・っていうキャラ設定が最初はツンツンしてるんだけど、だんだんデレてくるという、漫画原作ならではの、嬉しい造形美が堪能できます。

 って、最近はニュース番組もロクに観てないんだけど、なーんか朝鮮半島情勢ヤバくないっすか?

 予想はしていたけど、やっぱトランプ効果で、漫画的な展開になってるようで、変に北朝鮮を刺激しないでほしいんだけどなあ。

 もう、ニュースショー番組もねえ、豊洲移転問題とか森友学園問題とか、私は付いていけなくてねえ。
 そこに「巨悪」を見つけようとしても、そんなもの無いと私は思うんだがなあ。

 今日も、会社でちょっとした問題が起こって、うちの部長と他部署の部長が「もう、がっかりだよ。なんでこんなことに?」って愚痴りあっていたけど、どうやらそのプロジェクトでは度々不具合が起こっていたので、その責任者が「もっと情報共有しよう」と言ったら、その真意を誤解した一部のメンバーが「監視するつもりか?」とさらに地下に潜ってしまい、隠れてやったとこがさらなるトラブルを引き起こしたとか・・・

 「もっと情報共有しよう」と言った真意は「不具合が見つかった時点で上に報告してくれれば、関係各所にオレが調整して、炎上しないようにするから」ってことだったのに、それを「監視するつもりか?」って誤解する部下ってほんとどーよ、って思うけど、「自分のミスを絶対に他人には悟られたくない」って思う人けっこういるんですよね。

 そういや過去に何度か税務調査受けた時にも、税務署から指摘されたことが「あ、それ私の凡ミスでした」ってことがあって、私はあっさり「すいません、間違ってました」って認めてしまうのだが、税理士やそのスタッフにあとでワチャワチャと「いや、それ何か意図があってのことでしたら、それで押し通すこともできますよ?」とか言われたのだが、なーんの意図も無いし、それで修正申告になっても全然構わないし、「これで税務署の人もポイント稼げるんだったらいいじゃん、別に?」って言うと、みんなにポカーンとされるのだが、アタシってそんなにプライド高い人に見えるのかしら?つーか、みんなそんなに自分の落ち度は絶対に認めたくないの?

 って話逸れたけど、森友学園問題はちゃんと観てなかったけど、一時期は「アベ首相は森友学園と癒着がなかったのかちゃんと丁寧に説明シロ」的な雰囲気になっていたので、「いやあ、私が高橋一生と付き合いがありませんって証明するの無理っしょ」と思った。

 前に友人が「巨悪に監視さてれる」妄想に陥った時に、本人は必死で監視されてる証拠を探そうとしたら見つから無いのは当たり前だとして、でも、こっちも「監視されてない証明」はできないんだよねえ。

 って、ほんと最近はニュース見てても「何がどう問題なのかよくわからないのは私が老化したからなのか?」っていうのが多いし、ニュース・メディアがなんとなくかつての2ちゃん化しているような気がするし、「巨悪」という幻想が崩壊して、蟻の巣から湧き出してきた大量の蟻が右往左往って雰囲気の中、「どの蟻の巣がマシですか?」って真面目に問われているような感覚に陥るけど、そこに「米帝トランプ対シリアとか北朝鮮」って少年ジャンプ的な世界観を投入されると、もう私の理解の限界を超えてしまうので、やはり余生は高橋一生の研究に費やしたいとマジ思うのであった。

 今日の「3月のライオン 後編」の試写会に登場した高橋一生は、「シン・ゴジラ」の時とほぼ同じ顔してたのが「すげえ」って思ったけど、チェックのスーツってほんと攻めてるなあ。
 https://mdpr.jp/cinema/detail/1678544
 つーか「プリンセスメゾン」でも思ったけど、スーツのズボンの丈、長すぎない?
 イマドキの若手サラリーマンのスーツのズボンの丈って、けっこう短めじゃない?

 なーんだろう?足が短いのかね?
 あと、下半身のボリューム感というかバランス的に、ああした方がいいのかね?

 「3月のライオン」での、神木くんと高橋一生が並ぶシーンでは、「おや?神木くんが高橋一生よりもずっと華奢に見える?神木くん、どんだけ華奢なの」って思ったが、舞台挨拶で並んだのを見たら、高橋一生のほうが少しだけ背が高かったけど、あまり体格差はなかった。

 ほんと「カメラ」ってやつは全く信用ができないぜ。

 さて、昨日の続きでも書くか。

●「モザイクジャパン」

 冒頭から黒パンいっちょにシャツ羽織っただけの高橋一生が、虚ろな目をして、わけわかんない理屈をベラベラっていうか、わざと噛みながら喋るシーンはインパクト大きいけど、それは「この狂った世界にようこそ」っていう親切設計なわけで、まあR指定にはなってるんだけど、WOWOWといえども一応テレビ放送なわけで、「この先、まともな神経持った人やお子様は見ないでくださいねえ」って意味では効果的だったと思う。

 つーか、黒パンイチでキャッハーしている高橋一生を眺めて「アンアンで脱ぎました」って時に、コアなドラマ好きの皆様が「はあ?高橋一生なんて、とっくに脱ぎまくっていただろ?」って言っていた意味がよーくわかりました。

 つーか、だから「枯れショタ」な高橋一生がやってるから、けっこう笑えるんだけど、ほんとこの役、もうちょびっと男らしい役者さんがやっていたら生々しくて世界観が全然違っていただろうな。
 つーか、だから、黒パンイチでキャッハーしてる高橋一生は鉄腕アトムみたいだった。

 風呂上りに全裸で駆け回る姪っ子や甥っ子をバスタオル持って「ほら!もう、いい加減ちゃんとパジャマ着なさい!」って追いかけてる時の気持ち思い出したよ。

 で、このドラマ、今は高橋一生人気で「高橋一生のエロさ全開だった」と思い出されているけど、主役は永山絢斗くんなんですよ。

 だから「高橋一生が・・・・」ってゆーよりも「永山くんに何やらせてんの!」っていう問題作でした。

 ドラマのあらすじは、就職で上京した永山くんが、ブラック企業で消耗して田舎に戻ってみたのだが、「農業では食えないよ」ってわけで、地元に利益をもたらしている企業に就職したら、そこがアダルトビデオで儲けている企業で、そこの社長が高橋一生なわけです。

 で、この会社、会社のフロアでそのまんまAV撮ってたりして、純朴な永山くんは「ありえねー」って憤るのですが、過疎の町では大事な産業となっていて、高校の同級生はおろか、恩師までもがAV男優になっているという・・・

 AV男優に転向しちゃった高校の恩師が真田丸の長宗我部様(泣)
 大阪城の妖精も、少し前はこんな役やっていたのね。

 つーか、この間の朝ドラで主人公の夫役やっていた永山くんが、「モザイクジャパン」では、ほんと、あんなことやこんなことやってって・・・・

 えーと、まず「女体盛り」とか(笑)

 いや、ですから、永山くんが「女体役」というか、刺身乗っけられて、局部にはマグロの頭が乗っけられてるという衝撃映像でした。
 そこに高橋一生が絡んできて、ほっぺにチュっとかするから、ほんとにもー。
 あと、マジ口移しのチューもやってましたね。
 やるんだったら、もっと舌絡ませ系の濃厚なチューしてみろよ、とか本気で思ったことは内緒だ。

 とにかく、けっこう「ひゃほーーー」なドラマなので、私は多少は(?)免疫があるので大丈夫だったけど、こういうのに拒否反応示す女性もけっこういると思うから、他人にオススメしにくいドラマである。

 テーマは「社会派」なんだけど、絵的には、ほんと、AVなんで。

 そんで、そんで、「永山くんに何やらせるのよ!」のピークが、「元アイドルを本番モノAVに出演させる」っていうシーンで、こんな単語、自分の日記に書くの嫌なんだけど、「ハメ撮り」って単語は何度か見たことあるが、それが具体的にどういうことか、あまり考えたことなかったんだけど、「あー、そっか、これがハメ撮りってやつなんですよね、たぶん」って、念のため「ハメ撮り」でググってみましたわよ、私(50歳独身女性)。

 まあ、しかし、こういう作品の欠点は「脱げる女優に演技力求めちゃいかん」なんだけど、このドラマが奇跡的に成り立ったのはハマカワフミエって、ググったらフェリス出の子らしいけど、この子が頑張ったからだと思う。

 女子社員全員AV女優みたいな環境で、永山くんが惚れたのがハマカワフミエが演じている役で、この二人が展開する「純愛」はマジ萌えました。ってフェ●チオとかしてたけどさ。最終的には「ハマカワフミエに膝枕していた永山絢斗が一番エロかった」って思えるほどに。
 ハマカワフミエの住む安アパートの一室で、プラトニックな純愛展開する二人の会話劇は「さすがわ坂元裕二」でした。

 あと、高橋一生演じる「狂った社長」が大御所政治家にお気に入りの女子高生を送り出す場面も地味によかった。一緒にスク水プレーした子たちだし、「ぼくのお気に入りなんだから、きっとセンセーにも気に入ってもらえるはず」って顔して(セリフではない)、「がんばるんだよ」って顔して頭ポンポンして送り出すシーンは、「女子高生をワイロとして政治家に差し出す」という最低の行為しているように思えなかった。

 他にも短いシーンだったが、永山絢斗の親世代は「モザイク工場」で本番AVにモザイク入れる仕事しているんだけど、そういうジジババを労わるシーンもさりげなくて、あと町の警察官とのシーンとか、この社長が過疎の町を潤しているだけではなく、人心を掴む能力が高くて、でも言葉少なくても表情だけで他人を操るところとか、なーんか憎めない感じのサイコパス設定になってるあたりは、脚本の良さと高橋一生の演技力ってことなんだろう。

 後半になってくると、会社の資金繰りが悪くなってきて、高橋一生社長もジーンズ姿ではなくスーツ姿になってくるのだが、後半の見せ場は永山絢斗が、少し正気に戻って(ないんだけど)「こいつがいるからダメなんだ!」って高橋一生の首をベルトで締めて殺そうとするシーン。

 面白すぎて何度もリピートしてしまいました。

 その後の高橋一生が政治家と電話してて「変態!変態!」って叫ぶあたりも。

 ただ、永山絢斗を運転手にして女子高生を送り届けたんだったら、フツーは帰りまで責任持つものじゃないんですか?
 デリヘルの送迎役の男性って、「何かトラブった時の用心棒」も兼ねてると思うので、それを怠って「あの子たちの死体かえせー!」って絶叫されても、「詰めが甘すぎる」と思うのですが、まあドラマだし。

 深読みしてみれば、違法すれすれな商売で成功したけど、しょせん田舎者で、裏社会との繋がりも頑張ったけど、詰めが甘くて失脚したってことなんでしょう。

 というわけで、「キモかわいい高橋一生」は堪能できましたが、やはり主役は永山絢斗くんで、「あー、この子、こういう振り回される役やらせると、いいわ」って感じでしたが、私が最初に永山くんに気がついたのはNHKでやっていた「聖女」で、悪女?な広末涼子に振り回される役やっていて、後で調べたら、瑛太の弟だって知って驚いたけど、瑛太とはまた違うテイストでいい俳優さんなのよね。去年の「重版出来!」でも好演していたし。今年は朝ドラでヒロインの夫役だったし。

 なので、「モザイクジャパン」は後々も「永山絢斗が女体盛り?」「ハメ撮り?」ってことで語り継がれるべき作品で、それ目的で観てみたら「うわ、高橋一生が超キモいんですけど」ってことでいいと思います。
 私が「うわ、真田丸の長宗我部様(阿南健治)がああああ」ってなったように。

 あと、AVシーンはフツーにオゲレツなので、観る時は絶対に一人で見よう。


4月12日(水)

 ですから大事なことなので何度も書くが、私は「民王」で貝原茂平を演じる高橋一生を観て「え?誰この超かわいい子」って思って、検索してみたけど「ほとんど過去作観てないんだな」って気がついたのだが、まあ、私がそれほどドラマ観ていないということもあるんだろうけど、クドカンファンじゃなかったり、深夜ドラマ観ていなかったために、ほんと私の大雑把なザルを華麗にスルーされていたようです。

 でも、私があんまり観てなくても、例えば今の大河でもう死んじゃったけど三浦春馬くんとか、出てるドラマは一度も観たことなくても「あーら、綺麗な子ねえ」って写真は観たことあったし、顔知らなくても名前だけは見たことのある若手俳優なんていっぱいいますから、ほんと、不思議な感覚だった。

 あと、高橋一生は2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」で家来役をやっていたらしいのだが、私、一時時、岡田くんにハマっていたこともあり、「軍師官兵衛」は正直「あんま面白くないな」と思いつつも、時々観ていたんだけどなあ?家来役で濱田岳と速水もこみちがいた記憶はあるんだけど、高橋一生を観た記憶が全く無いのはなんでじゃろ?そのうち、確認してみたい。

 ただ、高橋一生ファンの人の「軍師官兵衛」の感想の過去ログ漁っていたら、やっぱし「話はつまらんが一生くん演じる井上九郎右衛門はステキ」って我慢して観ていたようなので、やっぱそういう作品だったんだろう。

●「モザイクジャパン」(2014年 WOWOW)

 高橋一生は、2013年の坂元裕二脚本である「WOMAN」を自分の役者人生での転機だと語っているけど、確かに翌年の2014年には、大河ドラマで主役の家臣役をやりながら「夜のせんせい」「ペテロの葬列」「信長協奏曲」と、けっこう重要な役で全編に出てくるという転機を迎えていたようだ。

 その中でも、「地上波じゃないから、かなり冒険してみました」っていう「モザイクジャパン」は放送当時にどういう受け取られ方していたのかわからないけど、WOWOWも見られる環境にあった大河ドラマも観ていた人は「えええええ?」って感じだったのかも。

 つーか、私は「カルテット」を見るまで「坂元裕二って誰?」って感じだったのだが、「東京ラブストーリー」って言われても、「お前か、あの原作の雰囲気全部ぶっ壊したやつは!」としか思えないが・・・そう、リアルな体験として、その当時の友人に「紫門ふみって嫌い」と言われて「どのあたりが?」と問いただしたら、ドラマの「東京ラブストーリー」の話されて、「あのドラマで紫門ふみを嫌いにならないでください」って思ったっけ。

 いや私も紫門ふみがそれほど好きなわけでもないけど、ドラマ化されるたびに「原作が訴えたかったとこ、そこじゃないだろう」って思っていたので。

 それはいいとして「東京ラブストーリー」の脚本家さんも、いい年になってきて大御所扱いになったきたようだが、「最高の離婚」とか評価高かったけど、私はなぜか「ちょい見して終わり」だったし、「Mother」は綾野剛が売れてから、ユーチューブの違法アップでちょっと観てしまったけど、あれはけっこう面白かったんだけど、「Woman」って「Mother」と何が違うの?

 って感じで、坂元裕二ってなんとなく、「意識高い」ようで、「なんちゃって意識高い」って感じのする脚本家だと思っていたし、この間の月9の「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」も介護職のヒロインと運送屋の相手役をこれでもかって底辺に描くのが「意識高いってことなの?」って思っていた。

 そもそも「いつ恋」の高橋一生は、主人公をイジメる悪い先輩で、「なにこれ?」と戸惑って、しばらく見ないでいたら、後半で突然「いい人」になっていたので、「なんじゃこりゃ?」って思ったんですよ。
 ただ、あとでわかったのだが、「いつ恋」の高橋一生は脚本家的にはけっこう重要な役で、だから「妻に捨てられて子供にも、もう会えない」っていう辛い役を「カルテット」でやはり高橋一生でトレースしてみたらしいです。

 ってまた盛大に話が逸れたが、「いつ恋」でも「カルテット」でも「大事なことは高橋一生に言わせる」ってラインになっていたことを踏まえると、「モザイクジャパン」で高橋一生が演じた役も、ある意味、坂元裕二の分身だったのだろう。

 「モザイクジャパン」の高橋一生演じ九井社長は、「カルテット深読み大会」で「坂元裕二は役名にも意味持たせるよ」の法則でいったら「でる杭は打たれる」ってことなんだろうけど、たぶん、高橋一生のイメージ的には「ホリエモン」かね?

 冒頭の「アルフォンソ・キュアロンってメキシコ人が撮影したハリーポッターの話」は、中級以上の高橋一生ファンにはおなじみだが、私が最初に観た時の印象では「もっと流暢に喋ってもいいシーンだけど、あえて、たどたどしくしたのは、なんかの意図が?たとえば、脚本家の坂元裕二が映画について語るとこんな感じだとか?」

 で、健全な高橋一生ファンの私が「なにこの、長ゼリフ噛み噛みの変な人?」と戸惑っていたら、横から女が絡んできて、バコバコおっぱじめるという・・・・・

 大御所、坂元裕二脚本に張り切っていたスタッフをズンドコに落とす「お前の罪を数えろ!」的な、AV描写の始まりでした。

4月11日(火)

●「民王」の感想の続き

 えーと、だから週末から何度も再生して観ていたんだけど、高橋一生が菅田将暉に壁ドン顎クイやるシーンも楽しいけど、やっぱ、最終回で遠藤憲一が高橋一生をハグっていうか、抱きしめるシーンが好きだなあ。

 この高橋一生ブレイクにおいて、どこかのライターさんが「枯れショタ」と言っていたが、あれ、けっこうその通りで、エンケンにハグされる一生は、まるで中学生男子のようだった。

 「ヤバ妻」で伊藤英明と絡んだ時にも「まるで中学生みたいwww」って思うと同時に、一瞬だけ女子っぽく見えたんだけど、そこらへんがやっぱし腐女子受けするとことなんだろうな。BL界的なアバターとして。

 あ、って今やっと気がついたけど、かの問題作「モザイク・ジャパン」での高橋一生はかなり・・・相当ハジけた役を演じていたけど、あれって「風と木の歌」のジルベールだと解釈すると、「ああ・・・はい」って、納得する感じ。製作陣はそんな意図なかったと思うけど。

 まあ「モザイク・ジャパン」については気が向いたら、もっとじっくり書きたいところだが、そういえば、カルテットにしても民王にしても「限られた空間の中での会話劇が最高でした」って作品で、どちらも4人でワチャワチャやってるドラマだったんだなあ。


4月10日(月)

 元々、ついうっかりDVDプレーヤーを買ってしまい、ツタヤの会員になってしまったのは「カルテット」ロスを埋めるために「民王」を観たかったからだったんだけど、そう思った人が多かったようで、民王がいつもレンタル中で、おかげさまで他のをいっぱい観てさらにドツボにハマってしまい、「過去ドラマのDVDばかり観ている人生なんて・・・」とか思っていたところに映画「3月のライオン」観たら、高橋一生じゃなくて加瀬亮に激萌えしてしまったので、「よし、ここは加瀬亮にすがって高橋一生から少し抜けよう」と思っていたのに、このタイミングで「民王」が揃っていたので、ついうっかり借りてしまったのでありました。

 おかげで、この「せっかく桜が綺麗なのに天気悪い週末」をいいことに家に篭ってずっと「民王」を再生してしまったことよ。

●「民王」2015年 テレビ朝日

 私の記憶が確かなら「民王」を観た動機は菅田将暉くん目当てだったはず。
 2014年の、「あまちゃん」の後の朝ドラだった「ごちそうさん」にドハマりして、菅田くんの存在を知って、その後の出演作「死神くん」や「二十歳と一匹」もちゃんと観ていた。「問題のあるレストラン」もたまに観ていたはずだかあまり記憶にない。

 そして、「民王」よりも先にNHKが、さだまさしの青春時代を描いた「ちゃんぽん食べたか」をやっていて、それの終盤に「民王」が始まったので一時期は両方観ていたような記憶がある。「うわー、いっそがしいなあ」って。

 今でもまだ20代前半の菅田くんに、なんでそんなに必死になっていたのかよくわからないし、もはや萌えとかそういうんじゃなくて、ただただ、菅田くんの演技というか芝居が好きだったんだと思う。
 そんな演技の上手い男子が、遠藤憲一と入れ替わりって設定なんですから、絶対観るじゃないですか。

 そしたら、菅田くんはオヤジ演技に振り切ってるし、遠藤憲一はメソメソして膝抱えてるしで、「これ、絶対面白いでしょう」ってドラマでした。

 そこで私は「なにこの超かわゆい子は?」って高橋一生演じる首相秘書の貝原茂平に心を奪われたのでした。

 あれから2年?
 こんなにちゃんと観たのは久々だが、公安の新田さんが朝ドラ「あさが来た」の番頭さんだってやっと気がついたよ(笑)

 つーか、「民王」がなかなか観られなかったので、しばらく当時の視聴者の感想をネットで漁っていたのだが、このドラマはテレ朝なのをいいことに「ライダーものや戦隊もの」?って言うの?まあ、菅田くんが「Wのフィリップ」だってことは知っていたけど、ゲスト俳優にもそっち系いっぱい投入していたらしい。

 うん、ライダーものが「若手俳優の登竜門」になってることは知っているけど、それでも、さすがにそこまでチェックする気は無い。そりゃ、波岡一喜が「ごちそうさん」で面白い役やってる時に「ライダーにも出てるよ」って知ったのでたまにチェックしてみたけどさ。

 日曜朝の特撮モノって野球ファン的には高校野球だったり、大学野球だったり、社会人野球だったり、プロ野球の二軍の試合みたいなもんだろうけど、私はまだそこまでは・・・・

 ええと、それで、やっとDVD鑑賞環境を手に入れて、満を持して鑑賞した「民王」ですが、高橋一生は主役にずっと侍っている役なので、出番は多いのですが「ワンカットばっかじゃん」

 もちろん主役はけっこう長回しされているのですが、4番手以下だった貝原の見せ場はほんと少なかった。
 ニコ動で貝原まとめ動画があったけど、あの編集ってけっこう大変だったことでしょう。

 ただ、政敵である草刈正雄から「貝原くん、うちに来ない?」って引き抜きを提案された時の顔は、一瞬だけ今の大河ドラマの「小野但馬守政次」であったし、高橋一生の「表情の引き出しの多さ」が非常に試されたドラマだったということがわかった。

 でも「変態じゃないか!」とか「かわいくないから」とか、私の記憶に残る名シーンはほんと一瞬で過ぎ去ってしまうので、何度もリピートしているとだんだん悲しくなってくるというか・・・・

 それでもやはり「民王」は、最初の段階でこの貝原役をどう設定していたのかわからないけど、たぶん早い段階で「このキャラもっと膨らませたほうが面白いぞ」ということになり、それがあの「寝室の貝原」のシーンなんだと思う。

 放送当時も「なにこれ?」と大爆笑したけど、ボンボン付きのナイトキャップ被って就寝しているのに、ケータイが鳴ると美しい手でケータイを操作して電話に対応する貝原くんはほんと面白かった。

 今また観ていると「ああ、ほんと、この手が妙に美しいんだよなあ」って思うけど、初見の当時はあまり意識してなかったなあ。
 「民王」のエンディングのダンスも秀逸なのだが、あの当時は「もう、この無表情で踊ってるの最高」ってだけだったけど、ブレイクした今となって観てみると「ああ、舞台俳優らしい動きだったんだなあ」としみじみ思う。

 今のところ私が確認した限りでは「肘から先は天性の美しさがある」って自分なのか、演出サイドなのかが気がついたのが高橋一生が30歳くらいの頃で、それからなんとなく「高橋一生には白シャツ着せて腕まくりさせよ」ってことになってたっぽいが、「民王」が凄いのは、たぶん、私が認識した限りでは、ほぼスーツの上着着ていて、「手の美しさ」をかなり封じていることだ。

 そして、貝原の「黒目がグリグリ動く顔のショット」を執拗に撮っているので、高橋一生の黒目はここで鍛えられたんじゃないかね?

 あれから2年。
 大河ドラマ「おんな城主直虎」で、「準主役っていうか、ヒロインですから」ってNHKの大河スタッフに丁寧に撮影された「高橋一生の黒目」を観て「ああ、そうなの、これが観たかったの」という喜びにうち震える。

 「あさイチ」に浅丘ルリ子が登場して、後輩の高橋一生に「あのこ、あたまいいけど、考えすぎちゃうのよ、頭でっかちなのよ」と言っていたけど、今、我々は「頭でっかちな」高橋一生を楽しんでいるので、黙っててください(笑)

 正直、「凄い演技だ!」って全然褒め言葉じゃないんだけど、今の大河での高橋一生の演技って「これだけ丁寧に撮影していただく喜び」を感じるんだけど、それも役者としてはどうかと思うんだけど、菅田くんの話に戻ると、20代前半で、あれだけの才能を持っていて、それが周囲にも認められていて、っていう目線で「民王」を観てみると、もしかして「民王」ってこの先、10年後とか20年後にまた再評価されるとしたら、「サラブレッドな扱いの菅田将暉と下積みが長かった高橋一生が」って話になるのかもしれないけど・・・

 ですから、あれから2年経って、「高橋一生が大河のヒロイン役」ってほんと尊いですね。

 そして「民王」でも、初見ではすっげーわかりにくかった「貝原の身内も欺く裏切り」が、「おんな城主直虎」でもやっていて、しかも「これ、ハッピーエンドにならないんだろうなあ」って。

 いや、小野政次がどうやら闇落ちするらしいっていうのは、歴史クラスタが匂わせていたので覚悟していたのですが、やっと「そういう意味か」って気がついたら「まだまだ、これからなんですが?」って言われて「どんだけ?」って思いましたです。

 つーか、先々週だったっけ?「この手綱の持ちかた超妖しいんですけど」と思ったのだが、おとといは「なに、あの今川からの書状の持ちかたは?」って小芝居マックスになっていて、だんだん「ここまでやるか?」って戸惑っているのですが、まだまだ先に着地点があるんですよね?
 つーか、ここら辺で「うわ、森下脚本のこの先、超怖いんでけど」と怯える視聴者を前に制作サイドは「ははは、この先、すごいジェットコースターありまっせ」的にノリノリな雰囲気が超こわい。


4月7日(金)

 水曜日にまた「3月のライオン」を観に行った。

 加瀬亮の「宗谷さん」に衝撃を受けたのだが、最初、加瀬亮だってわからなかったので、つーか、私はあまり加瀬亮が出ている作品を観たことが無いので「えーと、あのCMでよく見る人」ってだけだったので、今度はちゃんと「あれの中の人は加瀬亮である」って認識した上でもう一度観てみたわけです。

 そしたら、やはり初回ほどのインパクトは無かったのだが、初回の体感時間よりも「宗谷さん」が出てくる時間が短かったことに驚いた。
 そういや、「シン・ゴジラ」の時も、初回は「うわ、高橋一生出てきた!しかも、すっげー美味しい役だ!」と大喜びしていたが、二度目に観た時には「あれ?思ったよりも出番少ない?」って思ったっけ。

 で、「3月のライオン」ですが、さすがに二回目だと所々で「早送りボタン欲しい」とか思ってしまったが、やはり宗谷さんの造形にはうっとりしてしまった。髪型が原作とかなり違うけど、原作の宗谷さんは少年のような風貌なので、あれを実写で表現するのは難しいというか、もし無理やり原作に近い実写キャラを作っても、伊藤英明や佐々木蔵之介と対面させるとバランス悪くなるから、加瀬亮の宗谷さんはアリというか、「おじさんイケメンパラダイス映画」としては、極上の出来栄えでしょう。

 しかし、二度目だから細部までじっくり眺めてしまったが、宗谷さんの髪型が非常によく出来ていたことに感心したが、そう思うと、佐々木蔵之介の髪型も、ものすごーく丁寧に作られてるんだなあ、ってことに気がついて、「プロのお仕事、すごーい、たのしー」ってワクワクしながら鑑賞させていただきました。

 あと、やっぱし高橋一生の出番は超少ないので、正直言って「この役必要か?」って思いましたが、主人公が高校生であるっていう設定は必要なので、「高校生活」を描写する上での必要最低限のキャラとしては役割を果たしていたのかも・・・と。
 なのでイマイチ高橋一生の持ち味は出ていなかったけど、家森さん(カルテット)と安田さん(シン・ゴジラ)を足して2で割ったような・・・・てゆーか、「カルテット」の家森さんは「元Vシネ俳優」って設定だったので、「家森さんが演じている林田先生」だと思うと、なんかそんな感じだった。

 あと、有村架純ちゃん演じる、主人公の義理の姉は、なんであんなエロ装束で弟を誘惑してたんだろう?
 心底、いたぶっているのか、「心の奥底では主人公のことが好き」なのか、あの映画観ただけではよくわかりませんでした。

 その有村架純ちゃんが「あまちゃん」でブレイクしてから何年?
 とうとう、朝ドラの主演になりましたが、いきなり視聴率が20%を切ってしまい、小さな事件になってますが、なんでしょうかね?

 つーか、その前の「べっぴんさん」があれだけのミニマル路線でやっていたのに、そこそこの視聴率を維持していたので、逆に「へー」って思っていたんですが、このタイミングで「朝ドラを軸にした朝の支度のリズムを見直したい」って思った人がけっこういたのかな?

 で、新朝ドラの「ひよっこ」って、出だしから出演者がかなり多いし、それでいて特に核となる事件も起きなくて、「NHK朝ドラ班は、また何の実験やろうとしてるんですか?」って思っていたら、多分、この先の展開で重要になってくるであろう「東京の洋食屋」まで出てきて、そこがまた宮本信子が女将で佐々木蔵之介がシェフっていう濃過ぎる店で、つーか、洋食屋は「ごちそうさん」では原田泰造が、「とと姉ちゃん」ではピエール瀧がやってましたが、朝ドラで佐々木蔵之介の洋食屋って色気全開かつ飯テロで「朝っぱらからこれは反則」って思ってしまいました。

 いや、佐々木蔵之介使うんだったら、有村架純ちゃんの夫役くらいにしてほしんじゃが・・・
 「3月のライオン」では伊藤英明の愛人やってるんだから、朝ドラで「島田八段に乗り換えました」でも全然よくてよ、って思うのだが・・・

 しばらく「商売に成功した女性をモデル」にした朝ドラが続いたので(大同生命、暮しの手帖、ファミリア)、土屋太鳳ちゃんの「まれ」以来の「どう展開するのか全くわからない朝ドラ」になったし、今の大河が「あの時代の国衆の領地経営」ってあたりの描写になってますが、「ひよっこ」は美しい農村風景の描写しながら、けっこうシビアな「あの時代の農家」を描いているようで、どっちもちょっとマニアックすぎて一般受けしなさそうで心配です。

 マニアックといえば、加瀬亮にちょっと浮気して、加瀬亮ファンの呟きを眺めてみたのだが、「うわ、ここ、高橋一生クラスタより、拗らせているな」って思った。
 まあ、わかるよ。
 加瀬亮って、ここ10年くらいずっと、去年のブレイク直前の高橋一生的なラインを維持してる感じだから。

 いや、去年の高橋一生よりもずっと上のラインをギリギリキープしてる感じ?いわゆる「イケメン俳優」には名前を連ねないのにしっかりCMで稼いで、テレビや映画は出演作品じっくり選んでる的な?

 ところで、私はあまり面白くなかったというか、「カルテット」にハマった身としては、「わー、こっち観てみると、登場人物が全部思ったことを思ったまま言うんだ」って逆にびっくりしてしまった「東京タラレバ娘」でしたが、坂口健太郎と鈴木亮平っていう「朝ドラヒロインの相手役」も出てくるので、キャスティング的には豪華でしたが、途中で登場した「なんか、この妙に人がいい感じの子って誰だっけ?」って検索したら「ああ、田中圭か・・・・」

 田中圭も、あちこちでちらほらみるけど、イケメンとかそういう風情でもないし、でも、なんだろう、「もし、現実世界にこういう男子が社内とか取引先とか友達の旦那の友人だったら?」っていう妙にリアリティーのあるルックスなので、ああいう役者さんって、どう運用するんだろう、って密かに思ってましたが、「タラレバ娘」では、やや萩原聖人っぽい「顔はいい人だけど、中身クズ」って要素が加わったのは、田中圭が30歳過ぎたからなのだろうか?

 って、私がちょっと気がつくくらいですから、すでにネット上では「高橋一生の次は、田中圭だ」って盛り上がってましたが、その流れ、私はいいと思います。

 はあ、あと、私が「もうちょいメジャーになってほしい」のって、今のところ、福士誠治くんくらいかなあ?

 高橋一生がここ2年くらいで駆け上がったのだったら、福士誠治くんにも「民王」的なきっかけになる作品が欲しいところだが、まあ、同世代の田中圭が一歩進んだということで、きっと福士くんにもいつか大きなチャンスが来るんだと願っています。
4月4日(火)

 キリンの缶チューハイのWEBのCMが公開されて、高橋一生クラスタが発狂してますが・・・
https://youtu.be/_1qF3leE8_0

 テレビCMの出来にイマイチ乗れなかった私も、このお料理編には多少・・・いや、けっこうグラっときました。
 いや、この高橋一生がすごく好きなわけではないけど、何が凄いかって、演出なのか本人の演技プランなのかわかりませんが、ここには家森さん(カルテット)も、政次(おんな城主直虎)も、貝原茂平(民王)も、伊達さん(プリンセス・メゾン)も、ましてや鯨井さん(僕のヤバイ妻)も、とにかく、ここ最近で私が観た高橋一生が演じた役がどこにもいないし、バラエティー番組で見せた「素顔らしいもの」のかけらもないという恐ろしさ。

 「人気急上昇中のイケメン俳優がCMに起用されました」っていう役柄をマルっと作っちゃったんですね。

 ほんと、「ガラスの仮面」の「恐ろしい子」の北島マヤがリアルに降臨って感じで、ほんと恐ろしい。


 それよりも、この間、映画で久々に豊川悦司を堪能して「ああ、ナイトヘッド以来の」って思い出してしまったので、「もしかして、長谷川博己と高橋一生でナイトヘッドをリメイクしたら超萌えない?」って気がついて、だってだって、高橋一生が長谷川博己に「兄さん」ってすがったら超萌えませんか?

4月3日(月)

 プロ野球開幕しましたが、楽天は京セラドームでオリックス戦でしたが、延長戦になったためオリックスのルーキーの澤田が同点のシビれる場面で、登板したというのに外人に一発浴びて開幕戦から負け投手って・・・澤田先輩すごーい、さっすがーーー、としか言いようがなかったのに、翌日は敗戦処理で四球死球とか、ほんとにもー、さすが澤田としか言いようがなかった。

 あ、澤田って去年までの立教のエースで、高校時代は大阪桐蔭で藤波の二番手だった子です。
 ブーちゃん的なルックスなので、ずっと東京6大学の「ゆるキャラ」だったのだが、ドラフトでは全然名前出てこなくて「ダメか?」と思っていたらオリックスが下位指名したので、「よかったなーーー」って他人事ながら喜んでいたのですが、どうやらオープン戦では無失点だったようで、晴れて開幕一軍になったのですが、まあ、そんな順当には行かないだろうとは思っていましたが、やっぱり澤田先輩は澤田先輩でしたわよ。

 ただ、こんなんでヘコむキャラでもないのはわかっているので(彼の六大学時代の4年間を観ていたので)、ほんと頑張ってほしいものです。
 しかし、こういう展開になると、やっぱオリックスじゃなくて日ハムに獲得してもらいたかったなあ。大阪桐蔭の大先輩の中田翔にボコボコにされたり、学年同じの大谷くんに上から目線でイジられてる澤田を観てみたかったかも。

 さて、先週ママンから「義弟は線路から転落して骨折、実弟は地方左遷」っていう衝撃的な話を聞いたので、エイプリルフールの週末は久々に実家に行った。
 いや、仕事のピークも超え、3月はけっこう有休消化していたので「たまには実家にでも」って思ってはいたのだが、親不孝バカ娘(50)は高橋一生の魔性に捉われていたのでいたのでした。

 さらに私が「3月のライオンの宗谷さん役の加瀬亮があああああ」って時に電話してくれたのは、子を思う親のなんかの特殊能力だったのかもしれません。

 そんで、土曜日は午後1時からの「直虎再放送」を観て、「ああ、この千賀様(財前直美。主人公の母)に今川からの書状渡すときの政次(高橋一生)の泳いだ目が超ヤベー」とか再確認した。あと、井伊に戻って来る時は馬に乗って来たのですが、その手綱さばきが変な手つきで「いちいちヤバいな、演出も演技も」って感じでした。

 これも妙な相乗効果なんですが、3月で終わった「カルテット」がハマった人たちが「大深読み大会」を開催する類のドラマで、その流れを引きずったまま取り残された高橋一生クラスタは、直虎での高橋一生の演技に「これは行間案件だ!」って食らいついてしまったわけです。
 なので、政次の目の動き、顔のシワの一つも見逃すまいと・・・・って、ことになっているわけです。

 で、千賀様は、闇落ちする前の政次のことを井伊家の中では比較的理解してくれた人だし、ご自身の今川の出だし、「脳筋」の井伊家にあっては比較的賢い南渓和尚(小林薫)よりも、「自分がやろうとしていることをわかってしまうかもしれない」っていう人物なわけで、その彼女に「おお、政次、よう戻ってきたな」って暖かく迎えらっれちゃったら全てが台無しというか「オレ、きっと泣いちゃう」って場面なので、千賀様と絶対に目が合わないようにギリギリのところで回避したので、一瞬目が泳いじゃったっていう細かい芝居でございました。

 まあ、ドラマですから、何テイクか撮ったのでしょうけど、一番不気味な印象を与えたカットを採用したんだと思いますが、あのシーン観て「ああ、このまま、何話か、超不憫な高橋一生を鑑賞できるのか・・・・辛美味しい」と思った次第でございます。

 そうそう、高橋一生の研究をちょっとしてみて気がついたことの一つは、「高橋一生がああいう細かい芝居をするので、相手役が演技じゃなくて自然に見える」ってことでしょうか。
 「カルテット」でも、松田龍平なんて「あれが素なんじゃ?」って思えるくらいでしたからね。

 って、また高橋一生の魅力について語ってる場合ではなく、実家の話を書こうとしてたんだ。

 私がママンに「週末行くよ」と告げたら、ママンが「Y子(妹)にも言ったほうがいいかしら?」と言いだしたので、「どっちでもいいけど」と返事。
 Y子が来ると、甥っ子Tくんが洩れなくついてくるので、老親の話をじっくり聞くどころではなくなるのが毎回だが、どーもママンは「独身の長女と子供を触れあわせたい」と思ってるようで、あと、私があまり子供好きじゃないことも知っているから、弟んところの姪っ子3人が妙に私に懐く光景が面白いらしく、子供と絡ませたくなるらしい。

 あと、これは後からわかったが、線路転落で骨折した夫に激オコだった妹だが、結局1ヶ月くらい入院していたらしいので、その期間「夫がいない生活」に慣れてしまったので、退院してきたら「もう、離婚する!」って大騒ぎしていたらしいので、「おねーちゃんがいる実家に来てガス抜きすれば」っていう思いもあったようだ。

 でも妹はどうやら独身の私に愚痴る段階でもなかったようで、「会社が休みの週末くらい息子の世話しなさいよ」と投げ出した夫に、「おねーちゃんが実家に来てて、T君と会いたいみたいだから、あんたが実家に預けに行きなさい」と命じたようだ。

 前だと、こういう場合には、義弟が息子のT君連れて実家に泊まりに来ていたのだが、T君だけリリースって、あの夫婦が互いに何考えてるのかよくわからんけど。

 で、弟のとこの三姉妹は、私のことを「何をやっても大丈夫な面白いオモチャ」扱いで、ほんと徹底的にいたぶるので、それを観ていた妹が「なんで、おねーちゃんがこういう扱いに?」って戸惑うほどだった。

 6歳下の妹と、あまり遊ばなかった私だったから、40歳を過ぎた姉が「幼女に大人気」っていうのが不思議だったんだろう。私だって不思議だ。

 で、三姉妹にはいつも盛大にイジられていた私だが、あまり妹のとこのT君だけと絡んだことはなかったので、T君も最初のうちは「こういうのって珍しくない?」って私に対して人見知りしていた。

 私もT君とどう遊ぼうか困っていたが、「ジョーズのテーマ」で襲いかかったと思いきや、フォークダンスの「ジェンカ」で攻め、♪ちゃっちゃ ちゃらっちゃ ちゃっちゃちゃらっちゃ ウー マンボ!」って突いていたら、T君も私のこと「何をやっても大丈夫な面白いオモチャ」だと認識したらしく、夕飯の席では「のんちゃんはTちゃんの隣に座るの」とご指名あざーす。

 しっかし、歳5歳の男子は、正月に会った時もそうだったが、イヤイヤ期邁進中で、「はー、もう、なんだよ、なんで3歳の時には、あんなにいい子だったのに、なんで高橋一生の三万倍くらい面倒くさい感じに成り下がったんだよ」って有様でしたが、「そっか、こんだけ超面倒くさいから、私のところにリリースされたんだ」と納得。

 これまで粗暴な姪っ子たちと付き合ってきましたが、男の子の面倒くささって、あれとはまた違う意味で「氏ね」って感じだったんですね。
 感受性豊かな私は、たった1日だけ甥っ子と付き合ったけど「これ、檻に入れてご飯やらなくて衰弱死させた親の気持ちわからんでもない」くらいに、よーくわかりました。
 ほんと、全力で殴りたくなる気持ちを必死で抑えましたわよ。

 そして「おねーちゃん、実家に来たんなら、その片鱗でも味わってくださいな」って妹の無言のメッセージもちゃんと受け取りましたわよ。

 なんていうの?子育て中のママたちが言うところの「キムタク期」っていうの?「雰囲気が確かにキムタクなんだけど、なにこのマジ超むかつく感じのキムタクは!!!!」って感じ?

 いやあ、友達の子供にそういう片鱗を見たこともありますが、やっぱ血縁がないと向こうも多少は粉飾していたというか、甥っ子T君は、それなりに頭いいので、「従姉妹のおねーちゃんたち相手にされるがままだったノンちゃん」っていう存在をわかっていたようで、私のママンが「さーて、お風呂入ろうか?」って言ったら急にモジモジして、「ん?どうしたの?」って問い詰めたら、「のんちゃんがいい」

 えー、姪っ子軍団とT君が一緒にお風呂入っているのは外から眺めたことはあるが、「風呂桶に全員で決死のダイブ」みたいなの私には絶対無理だけど、ご指名ならしょーがないなあ・・・つーか、今までそういう機会なかったので、これが生まれて初めての「幼児と一緒にお風呂」ってことになった50歳の私でした。

 そして、T君は風呂好きだと思っていたが、足先しか湯船につけずに、幼児用の温い湯に半身浴をしていると「これ、湯あたりしてフラフラになる展開だ」と警戒していたのですが、、ほんと足先しか湯船につけないので、ママンから「洗う時には頭からかけても大丈夫だから」と言われていたので、シャワーで攻撃してみたら「あ、あっつ、熱」って41度の温いお湯なんですが、本気で逃げる。

 幼児のお風呂での水遊びに本気で嫌気がさしてきたころ「T君は、ちゃんとお湯に浸からないんだね」と言ってみたら、T君は湯船の中でそろそろ半身浴で茹で上がりそうな私の真正面に座って、「むふふふふ」と笑った。

 あ、やべーこいつ、見かけよりも賢い。
 大人をしばらくお湯につけると弱ることを逆に計算していたんだ。

 と思ったら、「ぐふふふふ」って盛大に胸揉まれました。

 「ちょ、なにすんの!やめなさい!」

 って必死に対抗してる私って・・・・・

 ごめんなさい!たしかに、私、「ぐふふ、高橋一生くんに襲われたら・・・・」ってちょっと妄想したこともあったけど、T君、おめーは30年早い!

 つーか、浴槽の中で若い男子(5)に胸揉まれて、「ちょ、ヤダ、やめてーーーーーー」ってジタバタする私(50)って、けっこう地獄絵図でした。

 はあ、これって、妹にチクったほうがいいんだろうか?
 それとも黙っていたほうがいいんだろうか?



表紙に戻る / 過去の日記を読む