可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

3月31日(金)

 なーんか、やっぱし、私、ちょっとオカシイと思うのですが、もしかして、これも更年期障害なんでしょうか?

 「あれ?なんか私狂ってる?」って思うと不安になりますが「病気です」って言われると安心するので、そういうことにしておきましょう。

 うちの母の友人の話ですが、更年期障害で鬱状態が続いたので、ホルモン剤で治療したら「ずっと寝室が別だった夫に襲いかかってしまった」そうなので、まあ、そういうことなのかもしれない。

 つーわけで、イケメン俳優に夢中な自分はちょっと恥ずかしいけど、「もしかしたら更年期障害」だと思うと、ちょっと記録しておきたいと思うので恥を忍んで書いているわけなんであります。

 つーか、前にも「二次元萌えはけっこう辛い」ってこと書いた記憶があるが、リアルな恋愛って、相手が存在するので「あれこれ」があるわけです。
 自動車運転に例えてみれば、「高速道路で行こうか、一般道で行こうか」的な。
 つーか、リアルに道を走っているので「こっちの道は渋滞してるから、あっちの道に行こうか」って大きい交差点で信号待ちしている時にいろいろ考えるってゆーか。

 そういう、「リア充への道」に疲れて、「二次元でいいんだもーん」っていうのは楽な道に思えるのだけど、二次元萌えって、東北自動車道で、ひたすら150キロでポルシェだかフェラーリを運転している怖さがある。

 交差点も信号もないから、もう、ひたすら150キロで暴走していて、「えーと、このドライブどこで終わるんですか?」って感じの静かな恐怖。
 なので高橋一生沼がちょっと怖くなり、「抜け出すには、馴染みの野球沼だ」と気が付いて、今日はプロ野球開幕だし、久々に野球沼にコンニチワしてみました。

 そんな私を見事に蹴落とす野球沼。
 六大学の早稲田の選手登録を眺めてみたら、私の大竹くんは昨秋同様、登録されてませんでした。
 大竹くんの背番号13番を奪ったのは木更津国際出の甲子園で活躍したドラフト候補だったけど大学進学した左投手でした。

 くうう、切ない、ってゆーか、やっぱ早稲田は層が厚いな。

 で、久々にプロ野球の選手登録も観てみたが、ヤクルトは星くん登録していたし、オリックスも澤田とか「へー」って感じでしたが、中日の柳とか、故障したんですか?


3月30日(木)

 マジヤバい なにこれヤバい 超ヤバい

 この句(?)は時々頭の中に浮かぶんだけど、自分で考えたのか元ネタがあるのか覚えてない。
 で、昨日は久々にこの句が頭の中をニュース速報のように流れたのでした。

●「3月のライオン」

 ですから研究テーマの高橋一生が出ているというので「ちぇ、推しに課金しに行くか」って観にいったのですが「登場時間は合計で5分未満」という事前情報も得ていたので、ケチって水曜レディース・ディにしました。

 「3月のライオン」については、「原作が羽海野チカの漫画」っていうのと「NHKをつけっぱなしにしていると、アニメでやっているのでたまに眺めることはある」っていう程度で、「眼鏡男子が出てくる将棋の話」くらいしか前知識ありませんでした。
 最近、全然漫画読んでないし、それに羽海野チカはそれほど好きではないし。(嫌いでもないけど、単行本を買ったことがない。ハチクロは読んでた雑誌に連載していたから読んでいただけ)

 ただ、やはり事前情報では「佐々木蔵之介がいい」って言う人がけっこういたので、「ああ、じゃあ、ま、いっか」と思っていたのですが、伊藤英明が出てきたので嬉しかった。つい最近「僕のヤバイ妻」をレンタルして観たので。もちろん、高橋一生が出ているからですが、伊藤英明が外見は完璧にカッコいいけど、ただのバカ男として振り切って描かれていて、ハマリ役でございました。それに佐々木蔵之介も謎の男的に登場していて、短いけど二人が対峙するシーンもあって、なかなか楽しかったのです。

 「3月のライオン」では、二人ともトップ棋士で伊藤英明はギンギラで、佐々木蔵之介は少し枯れた味わいのキャラになっているのですが、その二人の対戦はガチ睨み合いで、伊藤英明の黒目がちの目VS佐々木蔵之介の爬虫類のような目の対比にヒーヒー言って喜んでました。「1100円の元取れたぜ」って。
 「おやつタイム」で互いに甘い物頬張りながら、さらにガン飛ばし合うシーンとか爆笑モノでしたよ。甘いモノが干し柿や羊羹っていう渋さも相まって。

 それにしても伊藤英明はほんと体格いいよなあ。
 「僕のヤバイ妻」でも、伊藤英明の首にナイフつきつけて脅す高橋一生が「先生に絡みつく中学生男子にしか見えない」と苦笑しましたが、この映画では、伊藤英明と向かい合う主人公・神木隆之介君が小学生に見えたくらい。

 あとね、話は飛ぶけど、神木隆之介君の育ての親がトヨエツなんだけど、久々にトヨエツをじっくり鑑賞したような気がする。「NIGHT HEAD」からブレイクした当時のトヨエツが私は大好きだったが、彼が30代後半になってからは、どうもあの持ち味である「浮いた感じ」・・・・って浮かれてるって意味じゃなくて、なんか一人だけ別次元にいるような感じが苦手になってしまい、あまりまともに鑑賞できなくなっていた。

 最後にわりと我慢して観たのが大河ドラマ「江」の信長役だったかなあ。
 あの時は「上野樹里ちゃんがんばれ」って気持ちで観ていたのだが、「えー、信長をトヨエツが?」って時点でドン引きだったし、さらに「あの信長の姪ってことが後々まで話の核になるってこと?」と思うと、話にあまりノレなくなってしまい、ほとんど観なくなってしまった。

 後から考えると、ってゆーか、「真田丸」を観ながら思ったのだが、浅井三姉妹って確かにすっごく興味深い姉妹なんだけど、「姉妹の絆がぁぁぁ」目線で描くのってすっごい難しいんだよね。だから「真田丸」では三谷幸喜はそこをバッサリ切ってみせたが、あれは「真田丸」のプロデューサーが「江」のプロデューサーでもあったからこそ出来た表現だったと思ったりした。

 って、話が逸れたが、トヨエツのことはずっと好きだけど、使い方がすごく難しい役者だと思うんだけど「3月のライオン」の役は良かったと思う。原作では、もっと丁寧に描かれていたのかもしれないが、映画だと「なんでこの主人公は引き取られた家でこんな酷い扱いを受けているの?」って感じに思えるのだが、「トヨエツが父親じゃあなあ」っていう強引な説得力があり、とりあえず、私はそれでなんだか納得したので、「トヨエツのまあまあ正しい使い方」だったのではないかと思います。しかし、55歳になったというのに、相変わらずカッコいいなあ、トヨエツ。これから還暦を迎えようとするトヨエツを誰かがもっと美味しく料理してくれるのか、老人枠に入ったトヨエツがまさかの第三形態になるのか私にはわかりませんが、なんだか勝手に「20年前に別れた元夫」を眺めているような心境になっている(笑)

 いかん、また話が盛大に逸れた。

 それで「たいして期待していなかった映画だけど、好みの俳優さんたちの演技観るの、すっごーい、たのしー」って、やっぱり高橋一生の出番は少なかったけど、てゆーか、これ、高橋一生は1日で撮影終わっていただろ、って感じで、けっこう雑に撮影されてました。
 まあ、あの雑さも狙ったものなのかもしれないけど。顔のシミ目立っていたし。あの顔のシミ、演出サイドの考えなのか、本人の意向なのかわからないけど、「どこにでもいそうな兄ちゃん役」の時には、シミをファンデでカバーしないご意向のような気がする。

 必要な時には、ガタガタの下の歯をアピールするのと同じように。

 ま、そんなわけで、「将棋指してるシーンで映画として持つのかなあ」と思っていましたが、わりと楽しめたというか、「あー、野球全く知らない女子が、ノーアウト1・3塁の時に4番打者を敬遠すべきか、そのまま勝負するとか、ここで左のリリーフをっていう意味わからなくても、ドラマとしては楽しめるだろうってこんな感んじか?」って感じで、将棋指す役者さんの顔芸を楽しんでいたので・す・が・・・・・

 ラスボス宗谷冬司の登場で全部吹っ飛んだ。

 原作で宗谷名人がどんな描かれ方していたのか、ほとんど知らなかったが、羽生善治がモデルだということは漠然と知っており、「え?これ?????」

 帰宅してから「羽海野チカが描いた宗谷さんって、あんなんじゃなかったよな?」って確認したら、やっぱし、いかにも羽海野チカが描きそうなメガネ男子でした。

 し、しかし映画の宗谷さんは、「これ、羽海野キャラじゃなくて、岡野玲子キャラじゃん」だったんです。

 岡野玲子が羽生善治を美麗キャラクターとして二次元化した物を三次元プリンターで・・・・

 つーか、映画で宗谷名人が登場した時「え、これ誰?」って全然わかんなかった。

 最初に思ったのが「坂口健太郎?」だったのですが「違う!」(坂口健太郎じゃ若すぎる)

 次に「まさか、眞島秀和?」って思いました。「僕のヤバイ妻」で、すごくかわいそうな役やっていたので「まさかのヤバ妻俳優大集合?」って。(伊藤英明、眞島秀和、佐々木蔵之介、高橋一生 大集合!!!)

 でも、これ・・・・違う・・・・誰だっけ・・・・・観たこと絶対ある・・・・・ほら、なんか、CMでよく観る・・・・

 って映画終わって、出演者タイトル確認するまで名前出てこなかったのですが、「あああ、加瀬亮だったか、そうか!」

 この間、「そっか、私が好きな高橋一生って、よく出来た着ぐるみなんだ」って書きましたが「3月のライオン」の加瀬亮も、衣装さん、メイクさん、照明さん、カメラさんが作り上げた極上の虚構の作品でした。

 つーか、原作の「透明感があるけどラスボスな妖しいメガネ男子」を作ろうとしたら、うっかり想定を上回る凄いのが出来ちゃった的な。

 いや、もう、あの着物着た肩のラインよ、あんな華奢だけど美しい着物姿男子、この西洋カブれの私が生涯初めて心底萌えた着物姿でした。
 そんで、原作ではちょっと天然設定なので、歩く姿がちょっとぎこちないのですが、「いやそれ、羽海野チカの描く天然キャラと違いますでしょ」っていう、静かな狂気っていうか、「このキャラ、酸素呼吸してないでしょ」って感じでした。

 なによりも、「この肩のライン、メガネの反射具合、髪型、顔のホクロさえ、メイク班が計算して描き込んだかのようで、この着物の下に存在する肢体の腕や背中にどんなにもっとエロいホクロが点在するのかまでうっかり妄想してしまう」レベルの造形美に「これ、まじヤバイやつだ」と完全ノックアウトされました。

 ええと、私がどれだけ今、高橋一生が好きかというと、「もし、私がファラオだったら、高橋一生を副葬品にするレベル」と思っていたのですが、加瀬亮の宗谷名人を観て、「私が死ぬ時には、この姿の死神に迎えに来てほしい」と思いました。
 あの将棋指すお姿で、枕元に現れて、無表情で、か細い声で「お迎えにあがりました」って言われたい。

 えー、どうしよう?
 「3月のライオン」、もう一度くらい映画館で見ちゃおうかな、まさか加瀬亮に「完璧に私の理想のタイプ」を持っていかれると思ってなかったので。

 さて、映画館を出て、スマホの電源入れたら、「おや、パパンとママンから着信が・・・って?」

 これが、どっちか片方からだったら「すわ、死んだか?私が加瀬亮にメロメロになってる間に?」って話だが両方から着信していたので、恐る恐るママンに電話してみたら「家に電話しても留守だし、ケータイにも出ないし、ちょっと心配しちゃった」ってことで「映画観てたんで」と言ったら「別に大した用件じゃないんだけどね」

 なんで私、「ああ、死ぬならあの風貌の加瀬亮に首絞められて殺されたいわ」って時に親と電話してるんだろう、二子玉のおしゃれな駅前で・・・・と思っていたら、義弟・・・・妹の夫が酔っ払っていた時にホームから線路に落ちたって????

 それは1ヶ月くらい前の話らしくて、無事救出されたけど、どっか骨折して入院して、妹は激オコで(当たり前だ)ロクに見舞いに行かないから、私らが頻繁に見舞いに行ったのに、回復して職場復帰した婿殿からお礼の挨拶もないと・・・・・・

 え・・・・・・・ああ・・・・・・うん・・・・・つーか、死ななくてよかったね。

 やだよ、義理とはいえ、親戚が駅のホームに酔っ払って転落して電車に轢かれて死ぬのって。

 まだ、やや歩行困難ではあるらしいが、最寄り駅までタクシー乗って、都心まで電車通勤できるくらいに回復したらしい。ああ、ええ、私が「死ぬ時は加瀬亮にお迎えに」ってさっきまで思っていたのに・・・・私のロマンをかき消すような「本当に死にかけました」な話をママンが軽く話すから「ええええええ?」って感じだったのだが、さらに「あと、S(私の実弟)が地方転勤になったんだって」って、さらに「ええええええ?」

 弟が勤務する企業がヤバいのはマスコミでも報道されるのでよーくわかってましたが、弟は「会社はヤバいし、 これからどんどんリストラされるけど、俺はリストラの対象外」って言ってました。

 弟はその企業で、地味な基幹インフラを担当してきたので、要するに私も今そんな立場ですが「企業が会社としての形を維持する上で最低限必要な社員」というのか・・・・

 ああ、でも、とうとう地方に異動かあ・・・・

 すでに持ち家もあるし、娘は高校進学っていう時期だから、普通だったら単身赴任だろう。

 つーか長女の私が「加瀬亮まじヤバイ」ってボーっとしてるところに、親から「義弟は駅のホーム転落、実弟は地方に左遷」って報告される人生って何?

 帰宅したのが12時過ぎでしたが、そこからメチャクチャ高橋一生の動画見ながら強い酒飲んでしまったので、二日酔い気味で出社したのですが、上司のTK部長から「●●社の新しい営業マンが来るんだけど、俺、30分くらい 遅れるから繋いでおいて」という無茶振りが・・・・

 どうして、どいつもこいつも、私の「加瀬亮ヤバい、マジヤバイ」を逆なでするんだ・・・と上司がアポとっていた営業マンと会ってみたら・・・・なんと加瀬亮6割くらいの、そこそこイケメン20代半ば男子キターーーーーーー

 まあ容姿は平凡だったんだけど、手が綺麗な子で、「あ、そうそう、加瀬亮、指が意外と太くてちょっと不満というか、肘から先は高橋一生にしろ思ったんですよね(ノコギリ片手に)」なーんて思ってる私の頭の中なんて全く知らない若い営業マンが美しい指をあれこれ舞わせて、私と一生懸命お話ししてくれるのって最高でしたね。

 ほんとに30分後にやってきた上司には、「いきなり言われて超ムカつきましたが、可愛いい子がきたので許します」と言ってやったが「え?かわいい?え?・・・・・ああ、男子のかわいいとか、全然わかんないしwww」とキョドってましたが、ええ、あれが不細工なオッサン相手してたら、イケメンパラダイス脳の私には耐え難かったでしょうけど、髪型が高橋一生風で、細身で手がキレいな男子だったから、つーか、イケメンパラダイス脳でも「あ、可愛い子きた」って心底思えたので、あれはけっこう上物だったのかもしれないけど、次にもっと普通のシチュエーションで見てみないとわからないな(笑)


3月26日(日)

 高橋一生沼は想定よりもかなり深く、「もういい加減飽きないかな、私」と弱音吐いてます。

 もう春だし、WBCも終わったし、そろそろ野球沼に戻りたい。
 思えば、野球沼は「お出掛け」があり、よく歩いたし、球場で太陽の光や風と戯れるので、比較的アウトドアな趣味であったが、「ひたすら高橋一生が出演しているドラマや映画のDVDを眺める」という作業は、引き篭もり以外の何物でもなくて、その不健康さが気に入らない。

 てゆーか、昔も同じような状態になっていたことあったなあ。
 あれは20代前半の頃。まだ実家にいた時にも休日にはカルト映画借りまくってずっと観ていたし、一人暮し始めた頃は、「えーと、とにかくキアヌ・リーブスとジェームズ・スペイダーとヒュー・グラントなどが出ている映画はどんなちょい役でも全制覇」を目指していたり、週末にはツイン・ピークスいっぱい借りて引きこもってずっと観ていたり。

 そうだ。あーなるのがわかっていたので、ずっとDVDプレーヤーを買わなかったのだ。
 まあ、それほど映画やドラマに興味なかったっていうのもあるけど、「いったんハマると目が潰れそうになるくらいずっと観てしまう」っていう状態にならないようにそうしていたのに、高橋一生に目が眩んで、ついにレンタルDVD生活に陥るとは。

 そういや、「カルテット」が終わった翌日に「シン・ゴジラ」のDVDが発売されたので、高橋一生クラスタがまたお祭りに・・・・あまり、なってなかった(笑)
 どうやら、今、高橋一生をイケメン呼ばわりしている人たちは、シン・ゴジラ観ていなかったらしい。

 逆にシン・ゴジラを観ていたけど、高橋一生に全く興味のなかった人が「え?高橋一生って最近よく聞くけど、あの安田さんのことだったの?」と驚いていたり・・・・

 まあ、そういう私もシン・ゴジラを最初に観た時には宣伝でよくテレビに出ていた長谷川博己しか認識していなかったので、高橋一生がいきなり出てきたので小躍りしたんですけどね。しかも、いい役だったし、その後も尾頭人気に張り付く感じでネタになっていたし、だから「よーし、来年は高橋一生のターンだ!」って期待していたわけです。

 えーと、それでシン・ゴジラはブルーレイの特別版の特典で「未公開映像」がいっぱい載っているらしく、安田さんの名シーンをいろんな角度から撮影したシーンとか、NGシーンとか、あと劇場挨拶に登場した映像もあるらしく、「高橋一生ファン必見」らしい。

 「ん?それはレンタルされないの?」と思ってレンタル売り場を眺めてみたが、やっぱしそんなの並んでいなかったので、「しょーがない買うしかないか」と思ったのだが・・・・ブルーレイ?

 いや、DVDプレーヤー買うときに少し考えたのだ。ブルーレイの方を買おうかどうしようか。
 DVDのが3000円だか4000円くらいで、ブルーレイのが1万円弱くらいからあったのだが、どうせ、レンタルDVDしか観ないだろうし、そもそもうちのパソコンの画面兼の小さな画面じゃ、ブルーレイで観る意味も全くないから「取り急ぎ安いのでいいや」とDVDプレーヤー買ったんだけど、まさか、こんなすぐにブルーレイが必要になるとは。

 まあ、高橋一生の鎖骨のあたり(「カルテット」参照)に1万円札ねじ込んだつもりになって、ブルーレイ・プレイヤー買えばいいだけだが、この状態で「シン・ゴジラ」観ると、またさらに拗らせそうだから、ブルーレイ版シン・ゴジラはしばらく放置しておこうと思う。

 それにしても、前にも「不惑をとうに過ぎての、まさかのこの体たらく」と嘆いたが、50歳って「天命を知る」って年齢らしいのに、なんですか?私の天命って、高橋一生だったんですか?

 うーん、別にどうでもいいっちゃいいのだが、やはりどうしても自分の中の「美青年基準」から高橋一生が外れていることがどうにもこうにも気に入らないのだが、今日も大河ドラマ観て、「ううう、この細かい芝居にやられる」と、土下座状態が自分でもキモいが、とっとと処刑しちゃってもらえませんかね?

 (史実では、どっかで処刑されるらしいが、その時期を知るのが辛いのでググらないでいる)

 (つーか、最初にキャストが発表された時、「えー、貝原茂平が井伊直政(菅田将暉)の後見人になったりするの?」って思った自分が何もわかってなさすぎだ)

 とりあえず、今まで研究した限りでは、高橋一生はどんな脇役でも細かい芝居頑張ってきたけど、今回の大河ドラマでは「ヒロイン枠」にまで出世したので(去年の上杉景勝か、石田三成かクラス)、細かい芝居を最大限に生かしてもらっている状態で、今後の展開どうなるんでしょうか?
3月16日(木)

 高橋一生を探す旅に出ておりますので どうか 私を 探さないでください

 というわけで、今日は休みだったのだが、もう一度「ペテロの葬列」を最初っから早送りして高橋一生のシーンだけ拾った。
 まあ初見から気がついていたけど、最初っから「お嬢様に恋してる」って描写なので、原作読んでからこのドラマ観ていた人は、ほんと阿鼻叫喚でしたでしょうよ。

 それにしても、出演時間はほんと少ないので、「ムロツヨシのほうがいっぱい出ている!」ってムロさんは主人公の相棒的役割なのでしょーがないのだが、八つ当たりしたくもなるわけです。

 で、今日は休みだったので、図書館に行って「ペテロの葬列」の原作を30分くらい斜め読みしたのだが、へー、わりと原作通りのドラマ化だったんだ。最後の方の平幹二朗のセリフとか、もろ朗読でした。

 で、高橋一生の役は、原作では所々で「優秀な秘書」としては描かれているが、年齢や容貌などの描写は無くて(たぶん。拾い読みだから拾いそびれていただけかもしれないので)、ただ原作読んで結末にびっくりした人が読み返してみると「ああ、確かに思わせぶりなこと書いてあったかも」と気がつく程度。

 するってーと、ドラマでの「橋本さん」の秘めたる恋心が一線を越えてしまうっていう描写は、あれでも分量多かったってことなんだろう。

 それはたぶん、原作で主人公が妻と橋本さんの不倫関係を知った時に、「橋本さんの気持ち」を考えてしまったあたりの描写から派生しているのかもしれない。「君はもうこれでよくても、橋本さんはそれでいいの?」的な。

 で、主人公妻の父も、原作でもドラマでも「まあ、橋本ならしゃーねーか」って感じだし、原作だとさらに「自分の(病弱で世間知らずな箱入の)娘がまさかこんな怖いことするとわwwww橋本も高い授業料払ったわwwww」って感じでしたし。

 というわけで、中堅・高橋一生ファンの皆様は「大河ドラマにも出ている高橋一生が、民放連ドラでもかなり重要なエロい役」ってことでザワめいていた2014年だったらしいが、世間一般的っていうか、私の目にとまったのが2015年の民王だったっていうのが、やっぱり超不思議である。

 それにしても「ペテロの葬列」はけっこう重い話だし、長塚京三演じるバスジャック犯は超怖かったし、それを何度も再生していたので、かなりヘタばった。つーか、主題歌を何度も聞いているうちに、うっかり歌えるようになりそうなほど(笑)

 まあ、ただ、高橋一生の出番は少ないけど、なにせ「最後のどんでん返し」に絡む役なだけに、少ないシーンでも細かい演技つけていたし、演出側も「ここ重要」って丁寧に撮影していたので、今の大河ドラマや「カルテット」で花開いた「切ない演技」の基礎はここで出来ていたのかなあ・・・と今の時点ではそう思いました。

●「デトロイト・メタル・シティ」(映画 2008年)

 「ペテロの葬列」が重かったので、軽いのが観たくなり、でも、この映画って、きっと、ぜったいバカだから・・・バカすぎるから・・・・なんで松山ケンイチはこれやったのか?って当時も思っていたから・・・・

 まあ、休日の暇つぶしにレンタル料100円(消費税別)なんだから、と、やっと借りてみました。

 うううう、脳細胞が破壊されるくらいのバカ映画。
 松雪さんも、よく受けたよな、こんな仕事。

 そんで、「ペテロの葬列」にも出ていた細田くんが、DMCのベーシストで、ただひたすらバカだった。この子、老舗和菓子店のお坊ちゃんで慶応幼稚舎からの慶応ボーイらしいんですけど(泣)

 「やっぱし、観るじゃなかった」と後悔しながら眺めていたんですけど、高橋一生はカジヒデキ的なバンドでラリラリと歌声を披露していて、内股でラリラリ走っていて、可愛いっちゃ、可愛いんだけど、声も作り声で甲高くっていうか低音ボイスは封印されていて、「まあ、この役だったら、あの地声じゃダメだったでしょうけど、ここまで作り込んでも所詮こんな役だし」としか言いようがない。

 つーか、今週の「カルテット」で印象的な刑事役だった大倉孝二が「クラウザーさーーーーん!」って役だったのが一番衝撃的だったかも。

 すごいね、やっぱ、10年前の作品って、駿河太郎もチョイ役で出ていたし、「みんな平社員の頃ってあったんだよね」って感じでいっぱいです。

 そんで、またしつこく書くが、私は今になって高橋一生が「今人気急上昇中のイケメン俳優」って取り上げられることになんとなく納得がいかなくて、こうして過去をさかのぼっているのですが、やっぱイケメンじゃねーよな?

 どっかの情報番組で「天は彼に何物を与えているのか?」って「顔よし、声よし、性格よし」みたいなこと言っていたけど、20代の頃の高橋一生は容姿と声が合わなかったために、ああして作った声で演技していたわけで、「医龍」の外山医師キャラは生意気な若造キャラと低音ボイスのギャップが人気だったようですが、なんとなくあの声で損していたような気がしなくもないし、あの声質があったから「そこそこ売れっ子」だったのかよくわからないけど。

 「そこそこ売れっ子」って言っても、そのレベルに到達できる芸能人ってほんと一握りなのは、私もかつてその世界で事務方やってたからよーく知ってるけど、みんな役者だけでは生活できないから、バイトで生活費稼いでるんだけど、たぶん、高橋一生はほとんどバイトしてないと思う。あの出演履歴なら。

 それより、過去作を二つ、三つほど遡っただけだが、今をトキメク高橋一生が、実はなーんも天から恵まれてなかったことに気がつき、ちょっと動揺しています。

 ですから、「あ、この子チェック」っていうハっとする容姿ではない。
 「ペテロの葬列」では、細田くんは別格としても、峰竜太の息子役が町田啓太くんだったりとか、大杉漣の息子役が松田岳くんだったり、「どーゆー遺伝子操作なんだよ」って親の容姿を無視した美青年キャスティングに呆れましたが、ああいうのを「イケメン」いうんではないでしょうか?

 そして、高橋一生のブレイクに関しては、あまり語られていない「身長がない」

 「カルテット」では松田龍平に、「おんな城主直虎」では三浦春馬に身長差でしっかり見下ろされているのが味になってるけど、「デトロイト・メタル・シティ」でも松山ケンイチに遊園地のトイレの中でしっかり見下ろされてました。

 だから、高橋一生に「天性の」って要素、ほとんど無いですよね。
 鼻に目立つ傷があるし、歯並び悪いし、身長も無い。
 極め付けが私生活でも「36歳で、すでに両親がいない」ってことでしょうか。そういう人、私の知人ではあのハイジ君くらいだろう。

 ブレイクの兆しが見えた時にちゃっちゃと「母親が3回結婚してて、異父弟がいっぱいいるんです」ってカミングアウトしたのは良かったと思う。週刊誌に後でネチネチ書かれるより、週刊誌が「公言」を後追いしているほうがぜったいにいいので、そこ先手打ったのは、誰の考えだか知らないけど、グッジョブでした。


3月15日(水)

 昨日のカルテットは11時前に始まって12時前には終わったんだけど、内容がどうのよりも、早くもカルテット・ロス状態になっているのであった。

 「カルテット」が野球の試合の延長でなかなか始まらなかったので、またDVDで借りた「ペテロの葬列」をお浚いしていたのが、やっぱりこのドラマの核は「平幹二朗の会長がいい人すぎて、こんな財閥トップって・・・」でした。
 主人公の婿殿と親身になって話してるし、室井滋演じる社員にも真摯に接してるし、なにより、高橋一生が演じる秘書室のエリート社員が「実は高卒です」ってあたりが地味に効いている。

 ですから、最初はまんまとミスリードされて、「高橋一生、いい役だけど、本筋と関係ないな」って思っていたら、最後になって「ええええ?こっちが本筋だったの????」って心底驚いたが、当時の感想を漁っていたら、やはり「原作読んでからドラマ観た」って人は、「あの役」に高橋一生がキャスティングされていたので「えー、これマジやばいやつじゃん」って最初から呆然としていました。

 ということを踏まえて、高橋一生の出番は少ないドラマですが、また最初から8倍速で飛ばしてお浚いしてみたんですけど、「菜穂子お嬢様ーーーーワンワン!ワンワンワンワン!」って感じの超犬系な無表情だけど全身でシッポ振ってます的な高橋一生の細かい演技に「あたしが・・・もし・・・これやられたら・・・・秒殺だ」と・・・しか・・・言いようがない。

 ですから、それよりも故・平幹二朗がとことん「いい人」っていうのが貴重なドラマなんですが、バスジャック被害者から、自らもバスジャックやってしまう若者が「えーと、この子、つい最近観たことあるよーな」と思って、細田善彦を調べてみたら「逃げ恥でガッキーの兄弟だったか」とわかったけど、「ええと、それだけじゃないよな」と思ってさらに調べてみたら、「ああ、真田丸で北条氏の生意気そうな息子だ!」とやっと気がついた。

 あとね、最初のバスジャックの所で、ちょっとしか出てこないけど機動隊の人がイケメン風で、「この人も観たことあるなあ」って検索したら、やっぱり「君沢ユウキ」で、ライダーシリーズに出ていたイケメンさんで、わたくし的には「ごちそうさん」でムロツヨシ演じる竹元教授の「ボクの美しい人」なわけで、「ああ、美しい人は、ちょっとの出番でもやはり美しい」と思いました。

3月14日(火)

 土日は高橋一生の研究に没頭してしまい「ちゃんと散歩しないでDVDばかり観てると肥満が進むだけだなあ」と不安になってきたくらい。

 そんで、日曜日も夕方からドラマ4本も観てしまったので、肝心の大河ドラマが始まっても頭のキャパがいっぱいになっていたのか、ちゃんと内容が頭に入って来なかった。けっこう神回だったのに。高橋一生の民王っぽい挙動不審な演技が炸裂していたのに・・・・反省。

 さて、高橋一生はたぶん広告絡みで(酒らしい)公式インスタを始めて、フォロワーがすでに40万人を超えているが、「えー、インスタ登録するの面倒」って私みたいにブラウザ経由で観ている人もけっこういるんジャマイカ?
 それに、ツイッター民がインスタの写真をそのままアップしてくれているので、不自由は無いのだが、それよりもインスタにあがっている「オフショット」がどれも「コレジャナイ」ことに逆に驚いた。

 私が偏屈なだけかもしれないけど、あれ観て「きゃー、やっぱりカッコイイ」って全然思えないので、「ああ、私が好きな高橋一生ってほんとに作り物なんだな」と改めて思った。最近、バラエティーにも番宣で登場しているけど「顔くしゃくしゃに笑ってるのって・・・・違う」って思っていたのだが、「もしかして、わざとやってるのかなあ」って深読みまでしたけど、ある意味、わざとやってるのかもしれない。

 日本で「演技と素顔のギャップ」をアピールする役者は少ないけど、ハリウッド俳優は「ギャップ」をアピールするほうが主流だし、あえてイメージを固めないようにしているのかもしれない。

 今でこそイケメンと言われているが、やっぱり「雰囲気イケメン」って方が合ってるように思える。

 ハっとするような美貌ってわけでもなく、かと言って、例えば綾野剛みたいに「最初キモいと思っていたけど、なんだか目が慣れてきたら、すごいハマってしまった」っていうような個性的な顔ではないし、長谷川博己や西島秀俊系でもないし(彼らをどう表現するのか言葉にできない)、正直、高橋一生の容姿はテレビの中では10人並みだろう。

 そういや、「民王」の時に「こ、この超カワユい子誰?知らないんだけど?」って調べたら、唯一私が観ていたドラマで記憶していたのは「早海さんと呼ばれる日」だった。イノッチと松下奈緒が夫婦ってドラマだった。
 このドラマで、職場結婚して退職した松下奈緒が元いた部署が商品企画室みたいなクリエイティブな部署で、イノッチがなぜかそこに異動になったのだが、そこで登場したのが高橋一生演じる「売れっ子デザイナー」で、仕事に慣れないイノッチに不満を持って「前に担当だった松下奈緒さんが良かったなあ」って彼女の旦那がイノッチなのを知ってか知らずが嫌味を言ってイノッチを落ち込ませる役だった。(たぶん、私の記憶が確かなら)

 それを見た時に「ああ、この役は谷原章介的ポジションだから(主人公の恋敵イケメン枠。「逃げ恥」ではこの枠で大谷亮平がブレイク)、この役者さんは売り出し中なんだろうな」と思ったんだけど、名前チェックもしてなかったのか、してても忘れてしまったのか、だから「民王」で再会した時に「この子、あれから3年もかかったのか?」って驚いたのだ。

 どうやら所属事務所のことも影響しているらしい。蜷川幸雄が所属していた事務所なので、実力派俳優をじっくり育成って雰囲気で、所属俳優でトレンディドラマで主演やった経験あるのは筒井道隆君くらい?
 だから事務所としても、イケメン俳優として売り出すノウハウ無かっただろうし、宮藤官九郎や坂元裕二などの有名脚本家に個性派脇役として使われているあたりで「よし」としていたのかもしれない。

 そして容姿的に際立った個性の無い高橋一生がテレビで仕事するために、長い時間をかけて紡いできた「着ぐるみ」が、今、私の中で大ブレイクしているということのようです。

 さーて、今日は「カルテット」の日だけど、まーた、どーせ、WBCで繰り下げになるんでしょうよ。
 WBCには元々あまり興味が無かったが(岩隈さん大ブレイクの時だけでした)、ほんともー、先週もカルテットが1時間以上押しちゃって「野球ファンとして、ほんとごめんなささい、ごめんなさい」としか言いようがないけど、ほんと、せめて18時半くらいから始めてくれればいいのにさあ。

 今日も、今9時だけど5回かあ。また11時過ぎになるかなあ?

 じゃあ、週末観たDVDの感想でも書くか。

●「ペテロの葬列」(2014年 TBS)

 このドラマ、TBSが月曜8時にやっていたドラマ枠で、時間早すぎたので全然観ていない。
 ただ中堅高橋一生ファンには、これをお勧めする人が多かった。

 観てみて納得。髪型こそ左分けだが、おでこ隠れているので今の高橋一生とほとんど変わりがない。しかも、主人公妻に秘めた片思いをしている役なので、それも今に通じる「切ない役やらせたらピカイチ」がすでにこの頃完成していたことがわかった。

 しかし、それよりも、財閥トップの会長が平幹二朗っていうのが黙祷モノだし、先日、電撃引退した清水富美加も重要な役で、「ああ、やっぱりこの子があれだけ売れたのは、確かな演技力が・・・」と再確認されてしまい、高橋一生どころではないっていう(笑)

 で、高橋一生の役は、平幹二朗の秘書で、主人公の小泉孝太郎の妻の国仲涼子がヒラミキの娘で(妾腹)、あまり出番は多くないけど、会長の秘書としてお嬢様の手助けをする有能で冷静なエリート秘書として時々出てくるだけだが、どうやら前から国仲涼子のことに密かに想いを寄せていたのが、小泉孝太郎が事件解決に夢中になって妻子を放ったらかしていたため、国仲涼子は忠犬のように仕えてくれる高橋一生にちょっとヨロメいて・・・

 っていうのは、宮部みゆきのミステリーの本筋ではなく、アクセントのようなものだったし、小泉孝太郎もミステリアスな長谷川京子にちょっと振り回されるので、その「対」となるエピソードなのだと思っていたのだが・・・・

 最終回のオチは、「事件の本当の真相が!」とかじゃなく、「実は、国仲涼子と高橋一生がマジ不倫してました」だった。
 そんで、小泉孝太郎は離婚・・・てゆーか、財閥のお嬢様と結婚して好き勝手できなくなっていたので、これをきっかけに自由になったらしいが、ええ?そういう話なの?

 あっけにとられて、過去のドラマの感想を探したら、ほぼ全員「このラストって・・・」と呆然としていた。

 そんで「もしかして原作を読んだ人が怒っているかもしれない」と思って原作の感想を読んでみたら、「この結末は納得がいかない」と、ほぼ全員呆れていた。

 まあ、原作がそうならしょーがないんだけどさー。

 だったら、もう少し、高橋一生にラブシーンでもやらせてよ。と思ったが、「そういう感じじゃなかったように見せておいて、実はヤッてましたってオチですから」って感じなので、ほんともったいない高橋一生の役であった。

 まあただ、この「切ない秘書役」が「民王」につながったのだとしたら、大きな一歩だったのかもしれないけど・・・・
 さて「カルテット」も3月で終わりだし、大河ドラマもいつ退場するのかわからないけど、高橋一生の次のドラマがどうなるのか、楽しみでもあり超不安でもある。

 そして今日の「カルテット」は何時に始まるんだろう?


3月11日(土)

 そういや、先月、コンタクトレンズの処方箋のために眼科の検査を受けたら「緑内障の疑いアリ」とのことで要精密検査になっていたのだが、今週やっと検査を受けた。

 結果「たぶん緑内障でしょう」ということになり、治療は毎日1回目薬を点すだけだが、また1ヶ月以内に病院行かないといけないので「ああ、とうとう私にも通院生活がぁぁぁぁ」って晴れて持病持ちになってしまいました。

 前にも書いたけど、うちの母によると「友人は白内障か緑内障のどっちか」だそうで、うちは両親とも白内障だったし、祖父母も白内障だったので、それは当然と覚悟していたけど、緑内障来るとは思ってなかったので大変がっかりしてますし、もしかして、将来「緑内障兼白内障」ということもあるのだろうか?

 さーて、これで病院関連は皮膚科と歯科にも行かないとなあ、ああ、めんどくさ。機械の体が欲しいです、メーテル様。

 そうそう、そんで高橋一生の研究のために、とうとうDVDプレーヤーを買った。
 そして、さっそくツタヤに入会したのだが、借り方がさっぱりわからなくて、レジにケースごと持っていってしまい店員さんに「あのー、中身だけお持ちください・・・」と言われてしまい、ほんと久々にアワアワしてしまった。

 そして、それだけ頑張ったのに「民王」は全てレンタル中であった。まあ、そりゃ、みんな観たいですよねー。

 しょうがないから、あるやつ探してみて一発目はこれにしてみた。

●「名前をなくした女神」(2011年 フジテレビ 主演 杏)

 期せずして、これは2011年の春クールのドラマだった。撮影中に大震災だったわけで、けっこう大変だったことでしょう。

 それよりも、登場人物が持っている携帯が全てガラケーだということに驚いた。
 LINEとかってほんと、最近の話なんだよなあ。って実感。
 作中で、保護者がうっかりブログにあげてしまった幼女の水着写真がネットに拡散っていう事件も「ブログ」ってあたりがもう・・・・今だと、フェイスブックなどのSNSでしょうに。

 このドラマがやっていたことは知っていたが「ママ友地獄」ということで全く観る気がしなかったが、杏・尾野真千子・木村佳乃・倉科カナ・りょう、ってママ友布陣は当時でも超豪華だったんだろうけど、杏やオノマチが朝ドラ主演をつとめるのはこの後なので、今観たほうがインパクトのあるキャスティングである。

 そして杏の役柄が、「ごちそうさん」でいびられていた役に重なるけど、「とにかく真っ直ぐだから、嫌われるととことん嫌がらせされるけど、そんなのには屈しない」っていうキャラに杏がよく馴染むので、フィクションをフィクションとして楽しめる人には、なかなか面白い「ママ友地獄」でございました。

 さて肝心の高橋一生であるが、前半は不気味なDV夫を無表情でやっていて「6年前に観てて、この人が6年後にこういう形でブレイクするなんて想像もしなかったろうなあ」っていう出来。まあ、そういう役だからしょーがないんだけど。

 「民王」以前の高橋一生は、このドラマでもそうなんだけど、髪の分け目が向かって左なことが多い。
 やはり2011年に「ダイハツ ミライース」のCMに出ていて、そのCMがあまりにもよく観たCMだったから「そうだったのか、全然気がつきませんでした」と思った。
 燃費の良さをアピールしたいのに、なぜか大物ハリウッド俳優を起用してしまい、ブルース・ウィリスが出てくるシリーズCMといえば、記憶に残っている人も多いのではないか?
 あのCMで社長の横で「リッター30キロ」と燃費の良さをアピールするボードを持っているサラリーマンが高橋一生なのであった。やはり左分け目であった。

 高橋一生がけっこうメジャーになったのは、10年前の「医龍」のようだが、この時もやはり左分け目で、この「医龍」での外山医師の生意気キャラが20代半ばから30代前半までの高橋一生の大まかなキャラ設定を引っ張っているようである。垂れ目よりも、切れ長の目を強調って感じも。

 さて「名前をなくした女神」での高橋一生であるが、無表情での演技の細かさは今とあまり変わりないんだけど、「そもそも、この役、30歳の役じゃないよなあ」という違和感がある。
 エリート銀行マンがセクハラ疑惑に追い込まれる設定なのだが、それだともう少し年上、もしくは年上に見える役者じゃないと収まりが悪い上に、高橋一生が演技で頑張っているとはいえ、あれで演技下手だったら「20代半ばの駆け出し銀行マン」にしか見えないだろう。

 つーか、尾野真千子が落ち着きすぎてて、そのバランスも悪かった。

 つーか、今の時空から眺めてしまうと「今をトキメくイケメン俳優にセクハラ疑惑とか、設定に無理が・・・」ってどうしてもなってしまうが、それでも当時の高橋一生は精一杯キモく演じていて、だから「うん、頑張っていたんだね」と思えるけど、今となってみれば「いったい、何やっていたんだろう、我々は?」って感じになってしまうあたりがややこしい。

 そうそう、この頃の高橋一生は歯並びが悪く、それも「個性派脇役」にずっとなっていた要因だったのかもしれないし、2014年頃、矯正して上の歯だけ綺麗にしたこともブレイクの大きな要因だったんだろうなあ。
 ただ、その歯並びのせいなのか、この人は口をあまり開けずに口先だけで無表情に喋る演技が抜群にうまいので、そこが味でもあるんだけど。

 その矯正もなぜか上の歯だけなのは技術的な問題なのか(表から見えないよう、裏側にブリッジしていたらしい)、わざと下は残したのはわからないけど、大河ドラマ「おんな城主直虎」は、鼻の傷をかなり目立たせているけど、下の歯並びもけっこう強調するので「もしかして、そこまで計算して、下の歯並び悪いのを残してる?」って深読みしちゃったり。

 それにしても、去年「今年は星野源が大ブレイクしたので、来年は高橋一生のターンだ!」と個人的に意気込んでいたが、ここまで一気にドカンと来るとは想像してなかったけど「ってゆーことは、次はCMか?」と思っていたら、続々とやってきそうですね。

 30代半ばでブレイクする俳優は珍しくもないけど、高橋一生の経歴はほんと珍しいので、しばらくはツタヤで過去作品借りてきてじっくり研究しようと思っています。


3月9日(木)

 覚悟はしていたが、WBCの延長のため、火曜日のカルテットは1時間以上押してしまい「野球ファンとして、ほんとスイマセン」状態でした。

 つーか、私はその日、イベント仕事のためいつもより1時間早起きして慣れない立ち仕事して、夕方会社に戻り残業していたので、夜11時にはすっかり眠たくなり、それでも頑張ってカルテット観たけど、ほんとつらかったです。

 しっかし、日曜日の大河ドラマでは高橋一生が「ママ、殺っちゃった」ってことで、視聴者全員「えええええええ?」って感じでしたが、先々週のカルテットでも終盤になって「あー、殺っちゃった」って展開があったので、「似てるなあ」って思っていましたが、WBCの後のカルテットでは、高橋一生が片思いしているスズメちゃんが、スズメちゃんが片思いしている松田龍平のために「協力しろやゴルァァァァ」ってやってて、大河とカルテット両方観ている人はもれなく「日曜日も火曜日も、自分が片思いしている女の子が好きな人のために協力しろって言われている高橋一生が不憫すぎて萌える」ってことになってました。

 単なる偶然なんだろうけど、こういう偶然を引き当ててしまうあたりが「上り坂」ってことなんでしょうね。


3月5日(日)

 ええ、だから、これが夏休みの自由研究で「高橋一生の観察日記」だったら文部大臣賞(昭和時代)くらいにやってるんですけど、やっぱいろいろ研究していると「民王」に戻ります。

 「民王」はユーチューブでは全然ダメだったけど、「ニコニコ」だと「貝原さん登場シーンだけ編集しました」みたいのがアリっていうノリが生きていて、それ観て愕然とするくらい素晴らしい出来だった。

 いや、「民王」はほんとにね、放送中も夢中になって観ていたが、その後、大河ドラマ「真田丸」が始まると「上杉景勝と真田昌幸が?」って話になって、さらにに今年になったら「上杉景勝と井伊直政が入れ替わって、上杉の秘書が小野政次で、ライバルが真田昌幸」って、ほんと観てない人には何言ってんのか全然わからないだろうけど、そんな感じなのです。

 ですから「民王」はもう一度おさらいしておこうと思って、原作から押さえておこうと思ったら、なんと貝原って役は原作ににはなかったんですと。

 どういう流れで、ドラマ制作陣が貝原を創造したのかわかりませんが、企画サイドの意図と役者の個性が見事に融合した遊び心満載のキャラで、あそこから「満を持して登場した30代半ばの高橋一生」が生まれて・・・っていう、ほんと、どうしてそういうことに?っていうのが研究テーマです。


3月1(水)

 アンアン買いまし、たっ(「真田丸」の直江兼続口調で)

 10年後の自分に向けて説明しておこう。
 2017年1月。トランプ大統領が就任した頃、以前からイチオシだった高橋一生が大河ドラマ「おんな城主直虎」とTBS火曜ドラマ「カルテット」に出演していたため、リアルタイム視聴はもちろん、動画(公式)で再生しまくっているという中毒状態に陥っておった。

 そんな中、雑誌アンアン(10年後もまだありますか?)が高橋一生のヌードグラビアを発表したのでありました。アンアンは裸商売を時々仕掛けるけど、ここまで私の心を撃ち抜いた企画は初めてじゃないか?

 というわけで、10年後の私は今日のこの日を覚えているのだろうか?
 なんか、世界情勢がいろいろアレなんですが、そちらは平和ですか?ちゃんとご飯食べられてます?

 未来の自分への説明終了。

 ですから、買った後では言い訳にもならないが、この企画が発表された時は「脱がさなくても・・・」と思いましたし、「心のハードルがスゲー上がってしまっているから、きっと中身みてがっかりするのだ」と予想したりしていましたが、意外と良かったです。
 つーか、たしか、最後にアンアン買ったのってダルビッシュが脱いだ時じゃなかったっけ?
 あん時は「野球ファンとして売り上げに貢献しないと」って使命感からでした。ホントだってば、ホント。だって他のアンアン・ヌード履歴調べてみたけどジャニーズ系ばっかで、全く興味なかったですから。

 なので、今回も「高橋一生使うと儲かる」っていう事実を作るために貢献したつもりです。「カルテット」も「おんな城主」も視聴率がイマイチなので、清き一票を投入する機会があれば多少の金は出しますよ的な。
 そうそう「カルテット」はツイッターのランキング上位に入っているらしかったので「あ、それなら」と頑張ってハッシュタグつけて呟いてみたりとか。

 しかし、高橋一生の腹筋とか、あまり趣味ではないのだが・・・鎖骨は良かったですよ、鎖骨は。「カルテット」は冬の軽井沢が舞台だから、重ね着で着膨れしているのに時折見せる鎖骨が・・・とか腕まくりした時の腕が・・・っていうのに萌えていたのに・・・・さ・・・・

 あと、どーせ絡むんなら、服着たままでいいから松田龍平の胸の中に顔を半分沈める高橋一生のほうが断然見たいんですけ、ど?

 そう、少し心配なのは制作側が「高橋一生は脱がせておけ」って安易な発想をしはじめることで、そうなったらヤだなあ、と。

 あと、この騒動(?)の中で拾ったのが全クールで社会現象化した「逃げ恥」は企画段階では高橋一生の起用が検討されていたって話で、そっちの方がヌードグラビアよりもゾワゾワするなあ。もちろん、星野源も好きなんだけど、星野源の魅力って作り込まないことじゃない?だから、「真田丸」と「逃げ恥」と「LIFE」が同じ時期に放送していても、全然違和感がなかった。いい意味で。つーか、あれで「いい」とされてる星野源って凄いよなあ。かつてのフクヤマとかキムタクに近いものがあるけど、別にイケメンじゃないのに・・・っていう稀有な存在である。

 だから「逃げ恥」がウケたのは、星野源の謎の緩さと、ガッキーの「美形なんだけど、いわゆる美人キャラではない」が上手くマッチングしたのではないかと思うのだが、ラブコメというよりは、コントみたいだったもんなあ。いや、楽しく観てましたけど。

 で、あの星野源がやった役を技巧派の高橋一生がやったら・・・・実際どうなるのかわからないけど、童貞ツンデレ眼鏡男子の高橋一生は相当エグかったろうなあ・・・・って想像するだに死者続出案件である。

 さて、最近ドラマの感想ばかりだけど、これは前にも書いたと思うが、「真田丸」にハマった人は、やっぱ「カルテット」にもハマっている様子で、あと「ごちそうさん」にも?
 共通するのはシリアスとギャグの緩急があって、演劇的要素が強くて、伏線回収に命掛けてるってところかな?

 伏線回収は絶対なくてはいけないとは思わないけど、いっぱい回収してくれると面白いんだよねえ。
 映画「パディントン」なんて、中盤で描かれた何気ない日常エピソードが終盤の山場で全部戻ってきて、ほんと楽しかった。
 この間見た「サバイバル・ファミリー」は、ホームセンターで買った発煙筒くらいだったかなあ、「ああ、ここで使われるんだ」っていう伏線は。日本映画ってほんと伏線に命かけないよね。

 そういえば、「サバイバル・ファミリー」観た時に「三月のライオン」の予告編流れていて、あの映画にも高橋一生が教師役で出演するので「観ないといけないのか、な?」って思ってはいたんだけど、予告編に一瞬しか高橋一生出てこなくて、「おめーら、なんもわかってねーな」と身勝手なことを思った。
 NHKの「プリンスセス・メゾン」の眼鏡一生超萌えるんだから!

 というわけで、今日は休みだったんだけど、「高橋一生が表紙のエロいアンアン買いましたけど、なにか?」以外になんもない休日だったけど、10年後の自分も「アンアンで推しが脱いだが、書店で買うの超恥ずかしいんですけ、ど?」って溜息ついてられたらいいな。



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