可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

12月30(何曜日?)

 ああ、もう年末ですね。

 今日はうっかり「真田丸総集編」を全部見てしまい「4時間でまとめたら、そりゃそうなるよなー」ってカットされた名シーンに想いを馳せてました。

 今年振り返ると、やっぱ「真田丸」かな?

 最初の頃は「ふーん、こんなもんか?」ってハスに構えていたんだけど、いつのまにかズッパまってました。
 オリックスが毎年「大阪夏の陣」ってイベントやっていたんだけど「でも、それって大阪負けてるんですけど」って皆様ボソっと言ってましたが、私もやっと「オリックス主催の大阪夏の陣っていう設定がそもそも微妙」っていう意味がわかりました。

 そして、もし私が今年出産していたら子供にうっかり「信尹」とか「兼続」とかいう名前つけていたかも、ってくらい、ほんとにズッパまってました。イケボに弱いらしい。
 それは、スカパラの推しが谷中さんだったてことで、20年前から明らかなんですけど(笑)

 で、今年を振り返るとカープ優勝とか、それを封じた大谷君とか武田勝さんとかもありますが、12月になると「真田丸と逃げ恥のコラボで星野源の大ブレイク」だったかなあ。

 星野源はここ数年、NHKのお気に入りって感じで、「うーん、スペック的には次世代福山なんだが、それともちょっと違う感じ?」って思っていたけど、民放ドラマで着火したのが新しいのか?
 誰かがツイッターで「アキバまで進出したオザケン」って言っていて、「ああ、そんな感じ」って感じでした。

 さて、来年の大河は柴崎コウはどうでもいいいが、我らの高橋一生くんはどーよ?

 「民王」「シン・ゴジラ」で人気急上昇中です。

 NHKオンデマンドで高橋一生くんが出演するドラマを眺めてみたら「プリンセス メゾン」では「民王」的な役柄きっちりやっていて超萌えだったんだけど、「だから荒野」の方が萌え度マックスだった。

 「だから荒野」って原作が桐野夏生で脚本が浅野妙子って「ああ、荒野ですね」ってペンペン草も生ないような荒野描写に定評ある作家だったが、観てみたら意外と温和でした。

 つーか、鈴木京香主演の「セカンド・バージン」で鈴木京香と長谷川博己の交際が・・・ってことだったら、いいよ京香が今回は高橋一生くんを食っても・・・って鵜飼やってるみたいな気持ちに。

 今年の星野源みたいな位置に高橋一生くんを持っていきたいのですが、大河ドラマの出来どうなんでしょうね?今のところ(予告編を観る限りでは)すっごく不安です。

 そういえば「だから荒野」では杉本哲太のダメ夫役が秀逸で、同じ浅野妙子脚本の「ミセス・シンデレラ」の似たような役も良かったなあ、って思い出した。私は「ミセス・シンデレラ」で内野聖陽の存在を知ったし・・・・あれから20年・・・・内野聖陽が大河ドラマで徳川家康役やるなんて・・・・

 だいたい、草刈正雄が急激に「名優」化しているのも30年前には全く想像できなかったし。

 20年後には誰が家康とか秀吉やってるんでしょうね?ってイマドキの若手俳優眺めながら想像するのも楽しいかも。

 というわけで、私もとうとう信長イヤーの50歳になった一年でしたが、まあ、こんな感じってことで。


12月25日(日)

 昨日寝たのも12時過ぎだったけど、今朝は目覚ましかけずにいたら、起きたら11時半だった。

 こんなに惰眠を貪ったのも久しぶりだ。というか、この間胃腸炎になった時もダラダラ寝ていたので、やっぱし、きっと疲れているんだろう。まだ寝られるだけかなりマシだろうけど。

 はあ、明日は真田丸最終回の主人公みたいに、馬に乗って槍振り回して突進しないと片付かないくらいの仕事が待っているので、ゆーうつ。

 つーか、今日はもう真田丸やってないっていうのが一番のゆーうつ。

 真田丸といえば、ニッカンスポーツが有馬記念の出場馬を真田丸登場人物に置き換えたことが真田丸クラスタ内で話題になってましたが、実際のレースは、幸村が家康と一騎打ちになって・・・・まさにほんとにこれこそ一騎打ちで・・・幸村が勝ったらしいです。

 そういや、真田丸最終回の後、「他のチャンネルでは、赤いチームが勝ちそうだぞー」ってことで、真田丸クラスタがサッカーの試合にドドドと流れ込んで「ロナウド様の首を取るのじゃーーー」って遊んでましたが、その話を同僚M嬢に話したら「そういう発想面白いね」と言われ、ポカンとしてしまった。

 私は2ちゃん実況板を眺めつつ野球の試合を観るのが好きだったし、ニコニコ動画が野球中継を始めてからは、それにもハマっていたので「テレビ見ながらツイッター実況」にも慣れているけど、そういうこと全くやらない人からすれば、「あはは、面白いことやってるね」(終わり)っていうのか、心底キョーミないんだろうなあ。


12月24日(土)

 クリスマス絡みの三連休ですが、昨日は外イベント仕事で11時間労働だったし、今日も出勤で10時間労働でしたっ。
 もー、ほんとは明日も出勤しないと年末休めないのでは?って思いつめていたんだけど「己をブラック企業の一員にしてはいけない」と戒め、何がなんでも休みだけはキープする所存でございます。
 なので「絶対に年内に終わらせないといけない仕事」を頭の中でワサワサと仕分けしているのだが、それもけっこう疲れるんだよねえ。普段だと「これは後回し」にしても、2週間後くらいにはできるのだが、年末年始の休みがあるので終わりが見えないし。いや、うちの会社、大晦日も通常営業しているので、出勤しようと思えば、いくらでも出勤できるけど、クリスマスには興味ないから出勤するのは全然構わないけど、正月休みはちゃんと取りたいわけです。

 そういえば、先週は軽い胃腸炎みたいなことになってしまった。

 たぶん、感染性の胃腸炎じゃなくて食中毒だったんだと思う。
 朝、出勤前には、朝食は取らずに飲み物だけ飲むんだけど、その日は飲み物のストックが少なくて「このペットボトルに残っているウーロン茶、いつ開けたんだっけ?」と思ったけど、「昨日じゃないから、一昨日の飲み残し?」って思いつつも、それ飲んでしばらくしてから家を出た。

 駅に向かって歩いていると「なんか背中が痛いなあ?」って思ったんだけど、電車に乗ったら、胃が痛みだし、軽い吐き気を覚えて「すわ、ノロか?」と緊張感が高まった。
 乗換駅のあざみ野で、トイレに駆け込み吐こうとしたが吐けなかった。
 「これはもう出社無理」と引き返そうとしたが、帰りの電車で何度か駅のトイレに駆け込み、下痢ピーピー状態に。

 ああ、何年か前「ミネラル麦茶」をボトルで作っておいたのの古いのを飲んでしまった時には、きっちり1時間後に胃がキリキリ痛み、吐き気がしたのでトイレでドワーっと吐いたら症状が治まったので「人間の体ってすごい!」って感動したけど、年取るってこういうことなのね、異物をすぐに吐き出せずに通しちゃうのね。

 二日間、胃腸が不調でした。
 まあ、疲れもあったんでしょう。おかげで、1日半ほぼ布団の中でうつらうつらしてました。あんだけダラダラ寝ていたのも久しぶりで「あー、あたしって、ちょっと無理すると発熱して丸1日寝てばっかりとかになるけど、今回は胃腸に来たらしい」と自己防衛本能が高い自分に自己肯定感満載です。

 そう、この間も「なんでアタシ、他人に嫉妬したりしないんだろう」と書きましたが、自己肯定感がほんと高いんですよね。

 これ多分、遺伝的なものも大きいのか、そういえば家族に自己肯定感低い系の人が全然いないなあ。

 なので、職場でも友人関係でも「私なんて、私なんて・・・」って人と出会うと「へえ???」って思うのですが、昨日のイベント仕事で出会った人は、「うわ、これは痛いなあ」って人でした。

 ああいうのって、どう分類するんでしょうねえ?
 たまに「仕事できないけど、ミスを指摘すると逆ギレする人」っていうのはいます。こっちが軽い感じで「ああ、これはこうじゃなくて、ああしてね」と指導すると「そんなの教えてもらってません!」ってなんでムキになるのか理解不能だけど、若い学生バイトさんだと「ああ、テンパってるのね」って程度に思ってました。

 今回は、若い学生バイトさんじゃなくて、親会社の支店に勤務する非常勤社員がイベント仕事にヘルプで来ていたのです。
 そのあたりの実情をどの程度「例え話」にするのか難しいところですが、親会社の業績がイマイチ伸びないので非常勤社員の勤務時間も下降気味で「これじゃ生活できない」ってレベルの人も出てきたので「じゃあ、景気が上向きになったらイベント仕事に来てくれる日雇いバイトの確保が難しくなってきたので、支店で腐っている非常勤社員を活用しましょう」ということになった。

 その制度を始めたのが今年からだったのですが、私は今回初めて「親会社の非常勤社員をイベントに動員」っていう現場に立ち会ったのです。
 うちのイベント仕事、けっこう重い仕事を初心者の日雇いバイトにやらせるので、ほんと、出来ない人はとことん出来なくて「あの人は不適合です!」ってよく反省会で祭り上げられるので「私だって、いきなりこんな仕事させられたらキョドるわ」と共感を寄せているので、私は多少ダメダメでも「慣れてないからしょーがない」と諦めています。

 だから、すぐアワアワして「これはどうすればいいんですか?アレはどうすればいいんですか?」って確認してくるのはウザいけど、生暖かい笑顔で「慌てなくてもダイジョブよー」って優しく接しているつもりだし、「そんなの聞いてません!」ってキレられても「まあ、まあ落ち着いて。君のこと責めているわけっじゃないんだから」って対応してきたつもりです。

 しかし、今回接した、親会社の非常勤社員は手強かった。
 「大丈夫、オレ、何度もやってて、慣れてるから」って外装に騙された。
 イベント開始直後に、お客さんから集めた「参加証」みたいなのを机の上に平に並べていたので「あの、これ回収しないといけないのですが」と言ったら「はあ?そういうの、ちゃんと指示してもらえないと、こっちはわからないんですよね?」とか言われて「そんなこと他のバイトは普通にマニュアル読んで、ちゃんとやってるのに?」と思ったのだが、その人、マニュアル全く読まない人だった。

 他のことでも「ここはこうしてください」と言ったら「はあ?」って態度だったので「マニュアルのここに書いてあります」って指差したら「ああ・・・へえ・・・・ああ・・・はい」って感じだったし。

 これはヤバいと思って、マークしていたら、やっぱり勝手なことしていたので「これは、これではダメです」と言ったら「なんで?支店ではこうしてるよ?」って開き直られたので「支店の運用とイベント会場での運用は違うで、だからちゃんとマニュアル通りにやってください」と言ったら「はあ?」って態度だったし。

 ああ、そっか、あの人が支店での勤務実績が減っていたのって、そういう人だからなんだよね?

 自分がちゃんとできてないから仕事が減ったことに気がついてないんだ。

 そして、普通に指導すると「そんなの知らない。聞いてない」って態度だったし、終いには「この運用、ダメじゃないですか?」って、まさかのダメ出し。
 マニュアル片手に頑張っていた初心者のバイトさんたちが普通にやっていたことをその人は全然できなくて、「オレがちゃんと出来なかったってことは、これは、このシステムが悪い」って言うわけです。あんた以外は皆ちゃんとやっていたのに。

 つーか、ここ最近、日雇いバイトがどーも取りこぼしてしまう最後の締め的なところがあって、それはバイトの資質ではなくて「ちゃんと説明しなかったオレらが悪い」って運営側のこっちが反省して、何度もバイトさんに説明した事案があったんだけど、それをその非常勤社員にいざやってもらおうとしたら「え??それって、オレがやるの?」って朝の全体ミーティングから個別ミーティングから、何度も説明したのに、「自分がやる」と思ってなかったから全部聞き流してたんですか????

 そして、それでアワアワしたので「段取りが悪すぎる」って逆ギレって・・・・

 すごいなあ。
 ああいうのって何て言うのだろう。
 自分がちゃんと出来なかったのは全部人のせいだって、なんでそう思えるんだろう。

 私にも「運用がなってない」ってワーワーまくし立てていたが、親会社の人たちにもワーワー言っていたらしく、「もう、あの人、この仕事向いてないでしょ」と断罪されていた。
 それでも、私が「慣れない仕事でテンパってたのかな?」とフォローしてみたら「あの人、本業でもああだから、いろいろ問題があって、だから本業で干され気味なのに!」って、ああ・・・・

 あの態度じゃあなあ、どこでも疎まれるだろうなあ。

 そして、私と同じくらいの年齢の人だったので、ああいう性格はもう治らないだろうし、嫌なジジイになるだけなんだろうな・・・って思ったら切なくなってきて・・・

12月19日(月)

 真田丸終わった・・・・

 って、昨日見終わった後、放心状態になり「ツイッターで他の人の阿鼻叫喚でも鑑賞しよう」と眺めていたら「裏番組では、赤備えが勝ちそうだぞ!」とのことで、ドドドドドと鹿島とレアルの試合に移動したら、すでに同点になってましたが、サッカー界の「赤くて鹿な人たち」も大御所様をギリギリまで追い詰めたようです。ちゃんと試合見てなかったが、ほんとあと一歩だったらしい。

 そんで、真田丸の最終回は無題だったのですが、「副題は視聴者それぞれにお任せします」とのことでしたが・・・・私の頭の中は「逃恥・・・逃恥・・・逃恥・・・」でいっぱいでした。

 幸村が家康を追い詰めるからきっと「伊賀越え」が再現されるのだろうと、前から期待されていたのですが、伊賀越えを超える逃げっぷりに大爆笑してたら、「逃げるは恥だが・・・」で主演をつとめる星野源演じる秀忠までも、もっさりした逃げっぷりで、「ほんと、よくぞ星野源をキャスティングしたよな」とあらためて感心しましたが、敗走していた徳川軍が潮目を読んで軍勢を立て直して再攻撃して・・・勝った、という流れだったので、ほんと「逃げるは恥だが役に立つ」としか言いようがなかったです。

 つーか、満面のドヤ顔でピンチの家康パパに援軍を差し向けた星野源・秀忠に向かって「おめーは、あっちのドラマでちゃんとやらんか!家康じゃなくてガッキーを救え!」って心の中で盛大に突っ込んでみたり・・・

 「逃恥」と「真田丸」は奇跡のコラボになってしまった。
 逃恥サイドはある程度「大河に出てる役者」を起用する気でいたのかもしれないけど、どこまで狙っていたのかわからないし、大河の方がずっと先に撮影されてるから、ある程度は狙っていたのかもしれないけど、まさかここまでドンピシャになるとは思ってなかったと思う。

 さて、話が支離滅裂であるが、「真田丸」はツイッター的にも面白かった。
 SNSとドラマの連動って、たぶん「あまちゃん」から始まってるのだと思うけど、朝ドラはすっかりそれが定着しているが、大河ドラマでは「真田丸」が「あまちゃん」的な何かを打ち立てたように思う。

 それもたぶん、去年の「花燃ゆ」が絶望的につまらなかったので、SNSでうっぷん晴らしていた一部の視聴者が「みんなで愚痴る」快感に目覚めて、その流れが「真田丸」で開花したのかな?
 と思ったのは、朝ドラでも「あまちゃん」の前は、すごく物議を醸した「純と愛」で、私はたまにしか見てなかったけど「すげーなこれ」と思ったが、あのトンデモ展開に耐えられずにネットで吐きまくった人は多かっただろうし、そのインフラが「あまちゃん」ブームの一端を担ったと考えると、「ツッコミどころが多いドラマ」の後に「いい意味でツッコミどころが多いドラマ」が来ると、ツッコミの花が咲くらしい。

 で、朝ドラもそういう傾向が強くなってきたが、「真田丸」がここで、SNS時代のドラマ作りというのか、「1回見ただけでは見逃すところが多い」って作りになっていて、本編見た視聴者の誰かが「ここはこういうことじゃね?」って、穿った解釈したり、「この小道具はこういう意味なんじゃ?」って深読みしてみたりすると、「え?そうだったの?」ってもう一度見たくなるし、そうそう、それって映画だと「シン・ゴジラ」がそういう作りでしたよね。

 何が楽しいかって「同じ映像作品見ているのに、こんなに感想が違う!」ってことでした。
 違う感想っていうのか、例えば「淀君は凄惨な少女時代を送っているので、ああなっていてもしょうがない」って感じで、ドラマの登場人物をまるで現実の人物のように精密に精神分析しちゃう人がいたり、「この設定は、あの設定の伏線回収。お見事」と脚本の細かいテクニックに注目する人がいたり、「この小道具はギリギリ時代考証的にアリ」とか勝手に時代考証を精査している人がいたり、ただただ「◯◯様尊い」「お慕わしい」って自分の推しに感情移入している人がいたり・・・・

 他人の感想って「自分には思いもつかなかったこと」がちりばめられているので、ほんとおもしろくて、昨日の最終回でも、幸村が「これで終わりか」って時に佐助に「おまえ何歳だったっけ?」って聞いたら「55歳です」って、ええええ、そんな年なのに現役で頑張っていたのかって私はただ笑っていたのですが、誰かが「55歳って三谷幸喜じゃん」って呟いてて「ああ、なるほど」と。

 いや、佐助が最後まで幸村といて、介錯役になるっていうことに違和感感じていたんだけど、「そっか、脚本家の自己投影だと考えると、ずっと影で支えていたから、表舞台には立たずに・・・そして最後を看取る・・・・・てゆーか、だから九度山で信之(大泉洋)をいきなりディスっていたのは、わかりにくいイジリだったんだ」と納得しました。
 そう解釈すると、「超高速関ヶ原」と言われた、佐助が報告するだけの関ヶ原も、脚本家は関ヶ原がなんたるか知っていたけど、って話になるし、「佐助、上田まで何日で行ける?」「は、4日あれば」「いや、3日で行け!」みたいな無茶ぶりも、作家と編集者の締め切りの駆け引きみたいだったもんなあ。

 あと「オマージュ探し」みたいな人たちのつぶやきも「なるほどー」でした。九度山脱出のミュージカルが「サウンド・オブ・ミュージック」だっていうの、あとで読んで「なるほどー」だったし、利休が切腹したシーンから始まって時間が遡るのも「市民ケーンだ」って言われて「ああ、なるほどー」だったし、北条氏の滅亡が「ルードウィッヒ」だと言われて「ああ、まさにそうでした、なるほどー」って、ほんと、自分では気が付きませんでしたから。

 昨日のラストシーンもね、「信繁が見てないことは描かないから、普通は秀頼と茶々が自害する大阪城の最後も描かないとは潔い」という皆様の意見を聞いて「ああ、なるほどー」って。

 NHKオンデマンドでは「関連番組」が上がってくるので、ついうっかり「女太閤記」もけっこう見たんだけど、あれはあれで北の政所様目線でよく出来たドラマだったけど、最終回で大阪城が焼け落ちるところで、主人公のネネ様は「これで私と秀吉の結婚生活終わったなあ」って感じだったのです。
 あらためて見るとけっこう怖かった。
 なんて言うのか、ネネ様にとって淀君とか秀頼は他人事なので、「長年可愛がっていたペットが死んじゃった」って感じだった。

 世継ぎを残せなかった女の・・・執念・・・じゃない何か?執着心とか執念無いのが逆に怖いけど、これ、独身の私が共感すべきところなの?ってあたりまでが「怖い」
 ってゆーのを見た後だと、真田丸は「やんちゃな弟がやらかして、庶民にも当時の武将にも大人気だったけど、オレは長男だから地味に家を守る」っていう視点で見てみると、ほんとそういう話だったし、ほんとねー、登場人物がみんな魅力的で、面白かったなあ。ほんと。

 伊達政宗とか、最初に出てきた時とか「仙台の人、これじゃ怒るだろう」ってキャラだったけど、最後の方でドドーンと超カッコよく描いていたし、上杉景勝も未だかつてないほどの造形だったのでは。SNSでも「うちの殿様がああああ」みたいなつぶやき多くて「へー、そういうのって羨ましいな」って思ったもん。千葉県民はイマイチ誰が殿様なのかよくわかってないから。

 とにもかくにも、私史上、最も「本編ちゃんと観た」大河ドラマでありました。
 録画できない身の上なので(面倒なのでやらないだけ)、本編見逃した時には土曜日の再放送観たり、オンデマンドで観たし、オンデマンドで何度も再生した回もあるので、ほんと、今年は「シン・ゴジラか真田丸か」でした。


12月12日(月)

●真田丸、いよいよ来週最終回!

 いやあ、ここまで何度も再生して何度も見直している大河ドラマは初めてです。

 今週は予告で「あ、源次郎ときりちゃんが抱き合ってる」っていうのは知っていたのですが、まさかの「チュー」には驚いた。
 時代劇って、キス・シーンないじゃないですか?ましてや大河ドラマではほとんどないはず。
 それなのに、あんな月9みたいなキス・シーンをやるなんて全く想像してなかったので「やwwwらwwwれwwwたwww」と大爆笑しながら号泣してました。

 いやあ、ミタニンすごいよ。ほんと。

 伏線がいっぱい張ってあるので、派手に回収される伏線もあれば、交響曲のサブ・テーマみたいに目立たないけど何度も地味に繰り返される旋律もあって、オンデマンドで過去回にさかのぼると「あー、ここのシーンが後半でまた効いてくるんだよなあ」ってしみじみしてしまう。

 ただ残念なのは、私は時代劇音痴なので、真田幸村の物語に全く疎く、「広く一般的な物語になっている幸村」を全く知らないので、そのギャップを楽しめないことです。

 デヴィッド・ボウイの伝説的逸話を元にした映画「ベルベット・ゴールドマイン」を見た時には声を出して笑ったが、あの映画の一番の皮肉は「レッツ・ダンスとかで大スターになったボウイっていうのは、昔、ジギー・スターダストっていうので一世を風靡した人と同じ人なんじゃね?」っていうミステリーになっていたことで、それって例えば日本映画で「北野武って実は、昔お笑い芸人でコマネチやってたやつじゃね?」っていうのを真面目に追ったようなもの。

 そう、もし北野武で大河ドラマ作ったら、きっと幼少期は「たけしくんハイ」な描写が出てきて、たけしくんが憧れた美少女役でデビュー(?)した後藤久美子が、なんか大女優の役で出てきたりすれば、当時を知る人は「すげえ」って感激するでしょうけど、知らない人は「なんでここで後藤久美子が出てくるの?」って思うでしょう。

 大河ドラマ「真田丸」にはそういう仕掛けがいっぱいあったらしく、私と同世代の大河ドラマファンはとても楽しんでましたが、そういうのには着いていけなかったなあ。
 ああ、でも、ずっと「真田丸」のことを「ベルバラみたい」と評していたのだが、今回の「最終回目前でやっと、信繁とキリがチュー」のとろで、「それ、どこのオスカルとアンドレ?」って呟く人が数名いて「よお、同志!」って思いました。お年がバレますわよ?

 大河ドラマ・・・いっそベルバラやってくれないかね?
 真田丸IFというか、豊臣がそのまま大阪城に残り、徳川は江戸を中心に栄えていたけど(フランス)、政略結婚で豊臣の姫が徳川にお輿入れして、徳川の殿様が・・・・ああ、それじゃ、「篤姫」じゃん(笑)
 そっか、私が「篤姫」が大好きだったのは、あれがハッピーエンド的なベルバラだったからか。

 で、「篤姫」の時の将軍は堺雅人だったんだけど、「とうとう篤姫にはなんにもしませんでした」という展開だったので、今シーズンの後半になって真田丸を上回る話題になっている「逃恥」にも似た展開だったのだが、私は真田丸目線で逃恥見ているので「秀忠何やってんじゃ!」って感じですが、ええと、そしたら、なんと真田丸の方で、かつて篤姫になんもしなかった人が、キリちゃんをハグってチューしたので、けっこういいラブ・シーンだったから、堺雅人のリアル嫁が「・・・けっ」って思ったのではないかとちと心配してみたりして・・・(リアル嫁は朝ドラのナレーション中)

 長澤まさみは、出たての頃、どーもしっくりこなくて、「これは、男子ウケもしないし、女子ウケもしない?」と思ったんだけど、「こういうどこにもしっくりこない感じが未来の大女優の資質なんかな?」とも思っていたけど、「ある意味浮いていた」っていうのが、いきなり「ああ、この人は浮いたままでよくて、ずっと浮いているのが大女優なんだ」って、なんとなくわかりました。

 そういう意味ではアラサー女優の中では頭一つ抜けたね。

 見た目的にには松嶋菜々子みたいだったが、「真田丸」で完全にその印象が消えました。私の中では高峰秀子とかの昭和の大女優に片足突っ込んだ感があります。
 長澤まさみの女優としての今後も楽しみですが「誰を彼氏にするか」っていうのも重要だなあ。
 堺雅人ゲットしておけば間違いなかったが、もう菅野美穂にゲットされているので、今の芸能界で長澤まさみの旦那になっても良さそうな人って誰だろう?

 綾野剛や長谷川博己もイメージじゃないし・・・・主役級じゃなくて、脇役級で光る人・・・・「真田丸」でいうならオフロスキーみたいな・・・・ああそう、今だとスマップのキムタク以外の誰と結婚しても「ああ、長澤まさみなら」って納得できそう。

 芸能ニュースでは、成宮寛貴が薬物疑惑報道から引退宣伝で話題になってますが、成宮くんはねえ、別に演技派ってわけでもなかったが「この子の容姿の良さは、妙に説得力あるなあ」って、彼の使い方にセンスのあるスタッフだと、ほんとしっくり来てたんだけどなあ。

 そう、前にも書いたことあるかもしれないけど、成宮寛貴のいいところって、あれだけのルックスなのに、本人にあまりヤル気の無いところというか、画面的には「野心満々のイケメン」なのに、ギラギラ感が全く無いのが面白かったんだけど、今回の引退騒動でわかったのだが、ほんとに芸能活動には執念なかったんだな。

 ほんとのとこどうなのかわからないけど、彼にとっては「バイト気分というか、生活費稼ぎ」の芸能活動であって、そのせいで、人生辛くなるのだったら、もう辞めたくなったのだろう。
 そして、それが成宮寛貴の役者としての魅力でもあったので、「うん、ほんとに薬物疑惑がシロだったとしたら、しばらくブラブラしてみて、また本当に役者やりたいと思ったら、10年後に戻ってくれば?」としか言いようがない。

 顔が良ければ・・・てゆーか、顔がいい人の中でも、選ばれた数人が売れっ子になるけど、草刈正雄だって30代まではそれで苦しんでたはず。「真田丸」のブレイクで過去の「真田太平記」も動画が上がっていたので見たけども、草刈正雄のダイコンぶりが凄かった。
12月7日(水)

 昨日の続き。

 イベントのバイト人員の話ですが、バイトのチーフ的な人がいて、私はチーフさんに指示を出すわけです。表向きは。実際はそうもしてられないので直接バイトさんに指示出すこともあるわけです。

 で、その時のイベントのバイトさんの役目は「客の誘導と警備」っていうか・・・ええと、何が近いかなあ・・・そうそう、美術館の片隅に座ってる係の人!

 客が美術品に触れようとしたり、禁止されてる写真を撮ろうとしたり、筆記用具使っていたりしたら注意する係です。
 ただ、うちのイベントの場合には「違反行為をしている客がいても、直接注意してはいけない」というマニュアルがあります。「お客様、やめてください!」って言うのではなく、その場内の皆様にさりげなく「写真撮影や筆記用具の使用は禁止されております」って言うように指示されているのです。

 そう告知しても、該当する客が態度を改めなかった場合にはチーフを呼べ、というマニュアルになっているのです。要するに、私が呼ばれるわけです。って、美術館で例えるからわかりにくいのですが、うちのイベントの場合、マナー違反がそれほど明確ではないので、例えてばかりで恐縮ですが、映画館で「上映中にお喋りやめてください」って言うけど、シン・ゴジラ上映中に「あ、これうちのマンションじゃん!」って隣の家族に耳打ちする程度なら・・・っていう感じで「一言も声を発するな」っていうルールでもないので、その判断は社員である私に任せられるわけです。

 で、バイトさんの中に一人、初心者でかつ、テンパるタイプの男子大学生がいて、「これはヤバい」と思ったので、派遣会社のチーフさんに「彼になるべく張り付いていてください」と指示しておいた。
 そのチーフさんも、それまでの言動から「非常に人当たりはいいが、頭は悪いな」とわかっていたので、「わかりやすい任務を与えて、余計なことしないようにしておこう」という作戦でした。

 そしたら、イベントが始まったら、そのチーフさんが「例の彼が、挙動が怪しい客がいるって言うのです」と言うから、ああじゃあ、確認しに行かなきゃと思っていたら、チーフさんの話は続きます。

 「で、私が『どのお客様?』って聞いたのですが、彼は『そこまではわかりません』って言うのです」

 あー、やっぱあの子、相当なテンパリストちゃんだったんだなあ。とわかった。
 たまにそういう人いるのである。「不正行為があったら上に報告せよ」と言われたので、「そういうのがありました」と言うが「誰が?どんな?」って聞くと「そこまでは・・・」とか言う人。

 初心者だからテンパってるのか、軽い発達障害なのかわかりませんが、彼の場合は後者だったのかも。後半になるとテンパりすぎてて敬語も使えなくなっていたらしく、私が「この後、こうこうこうしてね」と簡単な指示を出したら「オレがやるんですか?」って驚いていたので「オレがやるんです」と流したけど、私は慣れてるから「もー、しょーがねーな」って思っただけだが、あれを「指示を出したら反抗的な態度だった。不適合です」って言う人も多いだろうなあ、という印象。

 で、私は「不審な動きする客がいたので報告したが、それがどの客なのか報告するとは聞いていません」的なことを言うのは「ははは、しゃーねーな」と笑ってしまっただけだが、そのチーフさんが、「・・・と彼が言っていたのでご報告まで」という態度だったのには「はああああ?」と笑えなかった。

 バイトの彼の「報告」は確かに全くなってないが、それをチーフの人が右から左にバケツリレーしてどうすんの?何のための「お目付役」なの?あのバイト君がダメなのわかっていたから、あなたにフォローをお願いしたんじゃないの?

 でもチーフさんは、人当たりのいい笑顔でニコニコとしているだけなので、「あの、そういう曖昧なこと言われてもこっちも困るんで、あなたがちゃんと確認して、それでやはり不審な行為が確認されたら、報告に来てくれますか?」と言ったら「あ・・・・、ああ、はい、それじゃ確認してきまーす」

 こういうパターンは初めてだった。
 何度かこういうことあったけど、バイト君がチーフに報告して、チーフさんが私に「私も見てみたんですけど、けっこう微妙かなあって思ったので、確認していただけます?」って普通に報告してくれたよ。

 で、チーフさんはしばらくしたら戻ってきて「私も確認してみたけど、全然オッケーでした!」って満面の笑みで報告してくれた。

 でも、イベントには人員が必要なので、多少ダメな人が混じっていてもしょーがないと思っている。

 だって、そもそもうちのイベントのバイトさんの仕事なんて、私だったら「時給安いのに、けっこう重い仕事をやらされて、全く割に合わない」と思って、二度とやらないと思う。
 だから、毎回初心者が来て、テンパってるからこういうことになる、っていう悪循環になっているのだ。

 なのに、うちの社員たちは「バイトが使えねー」って愚痴るばかりで、「あの仕事を初見でやったらどれだけ大変か」って思わないのかなあ、って逆に不思議である。

 確かに何度かやって慣れてしまえば、それほど大変な仕事じゃないんだけど、慣れるまでが大変なのに。

 うちの母が、近所の大学の学食のパートに就いたが、1ヶ月持たずに辞めてしまったことがある。
 けっこうちゃんとした学食だったらしく、「注文受けてから丼を調理」みたいなことを任されたが、「カツ丼」とか「親子丼」とか、何種類かあってそれぞれレシピ違うのに、それを限られた時間で次々調理するのが全然できなかったらしく「これは無理」と早々に辞めてしまったらしい。

 ああ、そういうの、私も日雇いバイトに登録していた時、デパ地下のフレッシュジュース屋に派遣されて、壁に貼られた「ブルーベリージュース」「オレンジジュース」「メロンジュース」などのレシピを見ながら「ブルベリーをこの計量スプーンで2杯、ガムシロップを一杯、牛乳を一杯」と調合してくの、慣れないとほんと大変だった。

 覚えちゃえば簡単なんだろうけど、覚えるまでが大変なんだよなあ。

 母の場合も、辞める時に同僚たちから「こんなにラクな職場ないよ?」と言われたらしいが、その人たちはもう何年もやってて慣れてるから、それが「初心者には超大変な仕事」だということを忘れてしまったのだろう。じゃなかったら、初心者の母に「レシピがそれぞれ違う丼物担当」なんていきなりやらせないだろうから。

 皿洗いでもさせてよかったものをたぶん「慣れた人なら、これが一番の軽作業」と勘違いしたのかも。もしくは、母はそれなりに器用だから「ご飯を盛るだけ」とか「味噌汁よそうだけ」という単純作業には才能を見せたので、もっとレベルの高いことやらせてしまったのかも。

 他人がどの仕事が得意で、その仕事が苦手かって、なかなかわからないからねえ。

 少し前にニュースで取り上げられていた「エビの加工工場」はパートさんを自由出勤にして業績を上げたと紹介されいたが、「なるほどー」と思ったのは、パート従業員に「好きな仕事と苦手な仕事」をアンケート調査したという下りだった。
 エビの皮むきが得意な人もいれば、苦手な人もいるし、串に刺すとか、衣をつけるとか、それぞれの作業で得意、不得意がけっこうバラけたので、「ほぼ得意な作業してもらってます」とのことだった。

 「得意な仕事ばかりしていてはいけない」ということもあるだろうけど、専業主婦が家事の片手間に集まるパート仕事なんだから、「得意な仕事だけジャンジャンやってください」っていうのはアリだなあ、と思った。

 そして、うちのバイトにうっかり来てしまったコミュ障大学生君たちも「うわ、オレ、接客全然向かねえ」って気がついてくれればいいだけです。

 あー、それで思い出したが、前に支店にお手伝いに行った時に、ちょうど入ったばかりの新人学生バイト嬢のことで社員と先輩バイトさんたちが話をしていた。
 新人バイト嬢、全然ダメだったらしい。
 私の見立てでは「この子は、アスペ系なのでは?」だったのだが、そもそもなんであれだけ高度なコミュ力が要求される職場なのに、あんな無愛想な子を採用してしまったのだろうか?人出不足だったの?

 で、その次に支店にお手伝いに行ったら、「あの子、行けたら行きます、みたいなこと行ってて、もう来なくてもいいと思っていたら、今日は来るって?」という、また謎行動をしていたらしい。

 子会社の私が応援に行くような日なのに「行けたら行きます」っていうのはあり得ないのだが、彼女にしてみたら「本当にそうだから」ってことなんだろう。
 で、しょうがないんだろうけど、彼女は「変な子」という烙印を押されていて、バイトに来ても「戦力外」みたいな扱いを受けていて、軽いイジメみたいなことになっていた。

 でも本人は「ここで必要とされてない」っていう空気読めてないんだよね。
 そして支店の社員も、彼女を障害者だとは思ってなくて「変な子」だと思っているので、「テキトーに干しておけばそのうち来なくなるだろう」程度に思っているようだったので、なんだか悲しくなってきた。

 自分の子供が発達障害で、社会であんな目にあっていたら、ほんと泣くよ。

 彼女とかほんと、コミュ力は最低レベルだったが、うっかり支店で採用されてしまったのは、所属している大学がハイレベルだったかもしれなくて、知能高いけど普通に挨拶も出来ないっていう人、ほんと、気の毒だなあ、と。

 逆にさっき書いたチーフの人みたいに「挨拶はちゃんとしているし、対人スキルは高レベル」なのに、中身はただのバカっていうのも困りますが、ほんと「フツーの人って何?」って悩みますわよねえ?
12月6日(火)


 高齢者の交通事故のニュースが相次いだが、今度はタクシーの事故が続いていた。

 病院のロビーにノーブレーキのタクシーが突っ込んできたっていうのも「えええ?なにがどうなると、そうなるの?」と車の仕組みに詳しくない私は「ブレーキが効かなくなるなんてこと、この日本であるんですか?」と車に詳しい上司に聞いてみたが、最近のエコカーは昔の車とアクセルの操作が違うらしく、上司は「最新型の車の操作を誤ったのでは?」と言っていたが、そういう車に乗ってるマスオさんによると「アクセル踏み込んでも、すぐに加速しないと思いますが、試した事ないので・・・・」

 いや、私が知りたかったのは、もし本当にブレーキが効かなかった場合、ブレーキ以外に減速する方法は無いのか?ってことだった。
 イマドキの電気制御の車だったら主電源オフするとか(よくわかってない)そんな感じで。
 まあ、そっちの事故もまだ全然原因がわかってないので、これから警察が原因究明してくれるんだろうけど、今朝はなんと、青山三丁目の交差点付近の多重事故でタクシーが歩道に突っ込んできたとか。

 ええええ、それって、ぶっ壊して再建中の元ベルコモンズのところの交差点でしょ?むっちゃ、私がよく通るところじゃん!!!!!(神宮球場への行き帰りに必ず通る)

 ああいう事故が起こると「歩道で信号待ちしてても全く油断ができない」とナーバスになるけど、ほんと・・・あれだよ、「殺傷能力のあるナイフは所持禁止」とか言ってる場合じゃなくて、車も銃刀法違反みたいなもんじゃねーの?

 ええ、わかってますわよ。だから免許制度があり、日本には厳しい車検制度もあるってことわ。

 でも、こういう事故が続くと、反原発運動みたいに「反自動車運動」のデモがあったら「車は殺人兵器だ!」とか叫んで参加したくなってしまう、無免許の私でした。「自動車が無ければ、地下鉄に乗ればいいじゃない」と言って、田舎の人にボコボコにされてギロチンの露と消えるのです。

 さて、日曜日はイベント仕事で働いていたので、今日は休みだったので「弥生美術館」に「山岸凉子原画展」を観に行きました。妹に「そういうのあるよ」って教えてもらった。ほんと、私って情弱でそういうの全然知らなくって。
 弥生美術館っていうのも初めて行ったのだが「東大の裏側か・・・」とあの辺は東大野球部の練習見に行ったりして何度が通っていたので、「言問通り」を下って行ったのですが、あの道って両側が東大キャンパスで言問通りは「堀」みたいなことになっているのです。
 なので、今日みたいな木枯らし吹きすさぶ日には、風が舞うと東大キャンパスの地面に積み上がった枯葉が滝のように舞い降りてきて、真田丸を攻めていたら枯葉に攻撃されて死にましたってくらいの事になってました。

 今日はああいう切り通しの道はどこもあんな感じだったんだろうね。

 山岸凉子展は、メインは「日出処の天子」でしたが、「アラベスク」の原画もいっぱいあって「ああ、懐かしすぎる、ノンナー」って思いましたが、ミロノフ先生が出てくるのがアラベクスでしたっけ?
 久々に「ミロノフ先生」って名前思い出したよ。パタリロでもよくネタにされてなあ、って「パタリロのネタ」ってこと自体がすでに35年前くらいの話で・・・

 私が小学校の頃に連載されていたのが「アラベスク」で、高校生くらいにそれがパタリロでネタにされていたっていう・・・

 山岸凉子せんせいの表紙絵などは、ミュシャに影響というか、そのまんまパクリも多く「ああ、ミュシャ系としてはワタクシ的には名香智子せんせいなのだが、とにかくそういう漫画家の影響を受けて、私もミュシャの画集買ってせっせとコピーしたことあったなあ」と懐かしく思い出した。

 その流れで、弥生美術館の隣というか、併設というか「竹久夢二美術館」で夢二のグラフィック・デザインの展示を眺めていたら、「夢二、ミュシャにも負けてないわ」と興味深く鑑賞できました。

 そして、夢二の頃から続いていた「本の表紙絵」って文化が、今はもう・・・・紙の時代ではなくなっていることに気がついて、「長きに渡った徳川幕府の時代が終わり・・・明治維新」って気分になってきた。

 どうなんだろう?あと20年くらいすればはっきりするだろうけど、結局私が20歳ごろの「雑誌の時代」っていうのは、明治時代から続いていた文化だし、「部屋に好きなタレントや映画や風景のポスターを貼る」っていうのも江戸時代の浮世絵から綿々と続いてきたことだけど、そういう紙の文化がここ20年でデジタル化しちゃって、新参者だった「レコードのジャケット」がCDで小さくなってしまい「あれ?」って思っていたら、もはや「アルバム」という概念すら風前の灯で、かろうじてミュージック・ビデオだけが残ったみたいな?

 ただ、夢二も「詩とイラスト」は沢山作っているので、「当時のミュージック・ビデオ的なものなんだろうなあ」とも思った。

 月並みな表現ではあるが、いつの時代にもアーティストさんたちは、その当時の技術に合わせて、精一杯表現しているっていう話なんだろう。
 そう考えると「君の名は。」の新海誠も、ある意味、夢二的な世界観を現代的に表現しているとも言えなくもないが、夢二は相当なスケコマシだったらしいからなあ・・・・新海くんも、今後、いっぱいいっぱい、わけわからん女が寄ってくるだろうから、一回とは言わず、5回くらい「女子って思ってたのと全然違うぅぅぅ」って経験を積んでから次作に取り組んでほしいものである。

 えっと、今日はそういう話書くつもりではなかった。

 「バカってほんとバカだよなあ」っていうしょーもない話を書こうとしていたのに、また話が盛大に逸れまくってしばいました。

 これ、会社で話したんだけど、イマイチ受けなかったんで、どうまとめればいいのか難しいんだけど・・・

 えーと、うちのイベント仕事では、毎回、「日雇いバイト」が大勢来ます。
 最近はそういうのもいろいろ法律が変わって、「業務請負」みたいなことになっている。

 要は派遣会社が集めてきた日雇いバイトを丸投げするのではなくて「こういう業務を請け負った会社が日雇いバイトを集めて行う」って感じ?
 まあ、実態はあまり変わってないのですが・・・・

 だから、イベント主催するうちが直接バイトに指示出すんじゃなくて、バイト集めてきた会社の人が間に入ってバイトに指示出すっていう流れになっているのですが、そういう日雇いバイトに集まるバイトさんの中には、明らかに「この仕事に向かないだろう」ってコミュ障さんんが混じってくるので、あとでイベントの反省会になると「あのバイトは不適合でした!」って報告が上がってくるのですが、「慣れない初心者だからキョドってたのかもしれないのに」って、私はあまり強く「不適合」って言わない派でした。


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