可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

11月30日(水)

 ああ、もう月末か・・・・てゆーか、もう師走だよ。

 仕事の山は越えたのだが、これから年末にかけてまた高い山をいくつも越えなくてはならないのでユーウツになる。

 そういや、どっかのスケートリンクに魚が埋め込んであって、それが超不評だったので中止したってニュースがあったけど、テレビでは「えー、無理無理無理」って意見が多かったが、中には「自分は別に平気だけど・・・」って人もいた。
 ただ「これくらい別にいいじゃん」って言う人も「でも、好きってわけじゃない」とも言っていて、まあ要するに「不評」ってだけだと思うけど「絶対ダメ」と言う人の中には「命の大切さがあああ」とか言う人もいて、それに反論する「どーせ死んだ魚だし、市場で廃棄するの貰ってきただけだろ」っていうのもあったけど、私の眺めていた範囲では「食べ物を踏むのがなんかイヤ」っていう意見が無かった。

 あれが氷の彫像だったら、私も「ただのアート作品じゃん」って思っていただろう。

 あと「だったら剥製とか標本とかは?」って意見もあったが、あれがスケートリンクっていうのがキモで、スケート場にズラリと剥製が並んでいても「キモっ」と思ったかもしれない。

 それよりも、そのニュースは妹と実家で見ていたのだが、妹が「これ、大勢の人で作ったんだろうけど、なんで誰も、これダメじゃね?って言わなかったんだろう」って不思議がっていた。

 でも、私の職場でも「これ、絶対ダメじゃん」ってことが時々通りそうになるけど、勇気ある人というか、空気読めない人が「これダメ、絶対ダメ!」と騒ぎ立てるから、「そういや、そうかも」という雰囲気になるけど、そういう「ちゃんと言ってくれる人」がいないと危うくスルーするところだった。

 覚えているのは、あるパンフレットに載せた昔の風刺画で、その画像自体はそれほど重要ではなかったので、誰もその画像に注目してなかったのだが、そのパンフの文字校をした人が「私の仕事の範囲では無いのですが、この画像はちょっと問題じゃないですか?」と意見を言ったらしい。

 詳しいことは忘れたが、その画像をそこに入れた人は「傘を差した女性」という絵が欲しくて、その画像を使ったのだが、その風刺画には女性蔑視というか性的虐待している意味があって、よく見てみれば「ああ、そうか」ってわかったのである。
 一瞬、意味がわかりにくい風刺画だったのでそういうことになってしまったんだろうが、校正してくれた人にそう言われたそのパンフを作っていた責任者は慌てて上司に相談に行った。画像を差し替えるとコストもかかるし、締め切りに間に合わない可能性もあったからだ。

 その上司は「これくらいなら大丈夫じゃないかなあ?でも・・・」と私の上司に相談しにきたので、私も、どれどれと拝見したら「うわ、これ絶対ダメですよ。教訓というか、こういう表現についてどーのこーのだったら、まだしも、ただのイラストとして使っていたら、絶対に誰か気がつきますよ」と言ったが「でも、これくらい、いいんじゃね?」みたいな空気だったので「ネットに載ったら大炎上しますよ!」って脅したら、やっぱし取り下げられた。

 あのスケートリンクも、死んだ魚を並べていた作業員が「これ、キモチ悪くね?」って言ってたと思うけど、「作業員に評判悪いです」って現場監督も下請けだから言えなかったのかもね。

 話は変わるが、よく見かけるアルファツイッタラーの人のツイートに「夫を近所のオジサンだと思えば、近所のオジサンがお金くれるのでうれしいと思うことにする」と友人が言った、って話があったけど、そのツイッタラーさんは「私は夫を取引先の人だと思うことにしている」と呟いていた。

 あー、私もそういえば、上司がイラっとすることをしたら「これが夫だったら飛び蹴りだけど、上司だからまあ許す」といつも思っているなあ。

 この間も会社の印鑑は社長の机の上にあるんだけど、銀行印は社長が不在の時にも勝手に捺印しているのだが、さて銀行に行こうとしたら「伝票はあるけど、あれ?通帳がない?」とあちこち探し回った。
 しばらくして「もしかして印鑑押した時に持っていった?」と社長室に入ると、あった!
 「あー、これを探していたんです」と私が言うと、社長は「なんでここに通帳があるんだろうと思っていた」だってさ。

 どう考えたって「置き忘れ」なんだから、一言「通帳がこんなところに放置されてたよ?」って持ってきてくれれば、あんなに探さなくて済んだのに、ほんと気が効かねーなー、だから独身なんだよ!!!!(ってブーメラン)

 で、私がうっかり洗面所に印鑑置いたままで、探しまわっていて、「あ、そういや1時間前に印鑑持ったまま手を洗ったかも」と気がついて洗面所に行ったら、夫がヒゲ剃ってて「あー、印鑑あった!」と私が言ったら「なんでこんなところに印鑑があるのかと思ってた」と夫が言ったら、首絞めるか、頸動脈切っているか、眉毛も剃ってやるか、もうとにかく絶対に心穏やかではないでしょう。

 というわけで、私には夫も彼氏もいませんが、上司が何かやらかすと「これが夫だったら絶対にコロス」と思っているので、夫をお持ちの皆様はどうやって耐えてるんだろうと思っていましたが、そっか「取引先の人だと思う」って逆の発想で我慢しているのですね。

 そういや、我が家も母が父をいつもボロクソにこき下ろしてましたが、最近おとなしくなったかなあ?
 たぶん、私の妹が絶賛、夫をDISり期なのと、妹の息子が絶賛幼児反抗期なので、そっちのフォローで忙しいのでしょう。
 母が落語のチケットをとってくれたのも「私が孫の世話するから、夫婦で仲良く落語で笑ってストレス解消してほしいから」だったらしい。母も長年、父には不平たらたらだったから「家事に協力的ではない夫」を持った妹のキモチが迫ってくるらしく、自分にできる範囲でフォローしているらしい。

 そういや、散々、弟の娘たちにイジめられてきた私だが、それゆえ、姪っ子たちにはそれなりに人気があり、あいつら私とたまに会うと「さーて、今度はどうやってイジめようかな?」って悪さ全開で挑んでくるのを私の妹が「おねーちゃん、なにげに幼女キラーだね。この間、おねーちゃんがいない時にきたんだけど、あいつらずっと、のんちゃんは?のんちゃんはいないの?って残念そうだったよ」と不思議そうに言っていた。

 私はずっと「子供嫌い」を公言してきたし、6歳下の妹は、自分の世話を全くしない姉を見てきたので、私の子供嫌いを身をもって知っていたわけで。
 それがなぜか、中年期になったら、あの姉が今や、「暴れるゴジラとそれを退治する姪っ子軍団」みたいなイジメっ子遊びを嬉々としてやってるのを見て、「おねーちゃん、こういう人だったっけ?」と戸惑っていたようだ。

 そしたら、今回久々に妹の息子であるT君と遊んでいたら、T君がおねむになってきたので昼寝に誘導しようと、布団のところで「どお?一緒に寝ない?」と誘ってみたら・・・・・その周辺にあった座布団や敷き布団で埋葬されました。
 私が「ぎやああああ、死ぬぅぅぅ、息が、息ができない!」と叫んでもT君は容赦せずに私をチェルノブイリの原発みたいに封じ込めようとした。ケラケラと笑いながら。

 妹に「結局、みんな、おねーちゃんのことイジメるんだね」と言われ、「だって私が大人しくイジメられてるんだから」としか言いようがないが、教育的にはどーなんでしょーね?
 私をイジメることでストレス発散してくれて、お友達には同じことしないでもらいたいものですが、いくら私が「これ、ひどくない?」って言っても、みんなケラケラと楽しそうに笑うだけだし。


11月28日(月)

 日曜日に実家近くのホールで落語観ることになっていたので、土曜日の昼ごろ実家に着き「夜ゆっくり観よう」と再丸(大河ドラマ「真田丸」の土曜日昼の再放送)を録画しておいた。
 実家はフツーに大画面なので、「やっぱ衣装細かいところまでよくできてるなあ。大画面と高画質時代の美術さんは大変よねー、メイクさんも」と感動したわ。

 そんで、私は「夕方まで近所の紅葉スポットでも散策しよう」と思っていたのだが、ママンは「じゃあ、イルミネーション行っちゃう?」と提案してきた。
 いつもママンと妹(私の妹)と甥っ子T君(妹の息子)で行っているらしく、今年もそろそろ行くつもりだが、私が現れたので「T君連れてると大変だけど、大人だけだったら気兼ねなくゆっくり回れる」と思ったらしい。
 正直、イルミネーションには全く興味が無いが、親孝行だと思って「いいよー」と快諾したのだが、そしたら妹から電話があり「今日あたりどお?」とのこと。
 「せっかくミヤノと二人で行こうとしたのにぃ」とママンは苦笑していたが、もちろんママンは孫のT君とお出かけするのも大好きなので、結局、みんなで行くことになった。

 毎年行くコースも決まってるらしく「まずは、六本木!」と六本木ミッドタウン。
 そうそう、土曜日は昼間実家に向かう電車も凄く混んでて「明日が雨予報だから、みんな今日外出しようとしてるな」と思っていたのだが、暗くなってからもかなり混んでいて、混んでる車内でつり革につかまりながらT君の手を繋いで支えないといけないので、もう汗だくでした。

 ミッドタウンのイルミネーションは10分くらいのセットになっているらしいが、だから私は「わー、なんかチカチカうるさい」と全然興味無いのですが、ママンはノリノリで最前列に突進していくのですが、妹が「ほんとはこのイルミ、あっちのビルの中から観ると立体感出て、こういうストーリーなんだってわかるんだよ」と言うので、「じゃあ、なんでここで観てるわけ?」と言うと「おかーさんはこっちで観たがるから」

 それでいいんだ?と思ったが、実は妹もイルミネーションが凄く好きだというわけでもなく「普段、中央線の地味なエリアで(小金井)生きているから、たまには華やかな都心に出たいだけ!」と語っていた。

 ママンはママンでイルミネーション大好きだけど、一人じゃ寂しいので、妹が付き合ってくれるのなら喜んで孫の世話をするつもりなので、こういうのWIN WINの関係って言うんでしょうね。

 まあ確かにそういうマインドで眺めてみれば、六本木ミッドタウンとか歩いているだけで都会心がビムビムビームって感じだわ。
 で、例年だと、次は汐留らしいが、妹もママンも「汐留はもういっか」という雰囲気で、そしたら昼間からママンがつぶやいていたんだけど「テレビで紹介していた渋谷のが・・・」
 私は「渋谷?渋谷なんて子供連れじゃなくても歩くのゲンナリするほど混んでるよ?」と言うが、ママンはどうしても行きたいらしい。
 でも「渋谷のどこ?」って言っても「渋谷駅の西側を線路沿いに歩いて7分」としか言わないので「それって代々木公園のNHKのとこ?」って言っても、ママンはNHKの場所がピンと来ないらしく、はっきりしないが、でも、ずっと「渋谷のアレが」と言うので、「じゃあ、行くだけ行ってみよう」ということになった。

 なんかよくわからんが、最終的には新橋のSL広場に行くらしいので、だったら六本木より先に渋谷にしておけばよかったが、もう「効率的な順路」を先に計画せずに出ているんだから、きっちり考えるのはやめて、渋谷に行くことにして「えーと、六本木から渋谷はどう行けば?」ということになったので「都バスじゃ」とヒルズ方面に誘導。

 そこでT君が「おなかすいた」と言いだしたので、日産ビルのタリーズの屋外席が空いていたので「今日は寒くないからここだったらT君が騒いでも大丈夫だからここにしよう」と、そこで大人はパスタセットを頼んだ。

 六本木通りを行き交う二階建てオープンバスや、イケメン外人が運転するリムジンや、青山あたりでもよく見かけるマリオカートがブンブン通り、甥っ子T君も大喜びだし、「あー、都会のオープンカフェでパスタ・・・」と妹も満足そうだった。

 バスで渋谷に着き、公園通りに差し掛かるとまた青いイルミネーションが続き、「もしかしてこれのこと?」と不安になったが、NHKの前に着くとやっとママンが言っていた「下にビニールみたいなの敷いてて反射してる」っていう意味がわかった。
 まさに下にビニールが敷いてあって、並木の青いライトが下に反射して青の洞窟みたいになっているのだが、人が多いのであまり床の反射が見えなかった。

 「ああ、まあ、こんなもん」って感じだったので、よーし、まだT君は大丈夫そうだし、そもそもT君はずっと「SL広場はまだ?」と言っているので、よーし、次は新橋だ、検索してみたら銀座線の方が早いらしいので、渋谷駅に戻って「銀座線は地下鉄だけど地上3階くらいなの!」と叫びながら上に誘導した。

 SL広場に着くと、例のSLがキラキラと電飾されていて音楽がジャンジャカかかっていたが、T君はそれを見るなり駆け出して、SLの前で踊り狂っていた。

 妹がそれをスマホで撮影していたが「長い・・・・」と5分くらいで止めたが、T君は30分くらい延々と飽きずにフラッシュ・ダンスのように踊ってました。
 その様子を眺めながら妹と「私らも家の居間でよく踊ってたよねえ」と語り合った。
 妹によると、T君は踊るのが大好きなのだが、バンドやってるパパのライブに行って踊っていたら、酔っ払いの知人らにワシャワシャにされたのがトラウマになって、人前ではあまり踊らなくなったらしいのだが、毎年恒例のSL広場のイルミネーションの時には「誰にも邪魔されずに踊れる」って学習したらしい。

 私「でも、どうして、この時期だけイルミしてるって知ってるの?」
 妹「ニュース見てると、ここがよく出てくるじゃん?そうすると、ここが光ってる時期だってわかるから、SL広場行きたいって言い出すんだよ」

 なーるほど。

 30分も踊り続け、時刻も9時くらいになっていたし、国分寺まで電車乗らないといけないので、妹が「そろそろ帰ろうよ」と声かけても、まだ踊る気満々だったが、私が「のんちゃん、そろそろ疲れてきちゃった」と言うと「じゃあ、しょーがないなあ」という感じで踊りをやめた。
 本人もどこで止めていいのか迷ってたんでしょうね。

 ママに「もう帰ろう」と言われても素直に聞かないけど、「のんちゃん」という誰なのかよくわからない存在が「私が疲れたから付き合ってよ」というのは聞いてくれるようだ。前からよく「お昼寝なんかゼッテーしない!」って言う時に「じゃあ、のんちゃんは眠いからお昼寝するけど、一人じゃ寂しいから誰か付き合ってくれない?」ってお願いすると、「じゃあ、Tちゃんも!」って来てくれるし・・・

 しかし、少し前まではなんでも「はーい!」ってイクラちゃん状態だったのに、最近はイヤイヤ期絶好調で、ちょっと面白くないことがあると、ビービー泣いてダダこねるから、妹も「ほんと、イラっとする」と大変そうです。

 で、母は不思議なほどT君に甘いし、私も「たまに会うだけだから、どんだけわがまま言われても笑顔でスルー」できるから、T君も伸び伸びダダ言えるし、妹も「あんまし甘やかさないでよー、後で私が大変なんだからー」って嫌味言うけど、T君の世話を私やママンに任せて、おしゃれな都心満喫できて多少はリラックスできてるようだし・・・・

 日曜日は、T君の世話をママンに任せて、私、父、妹、妹夫で小遊三の独演会に行った。
 笑点の人であるが、そんな人気者を一番前の席で堪能。
 演目も「ちはやぶる」と「野ざらし」という私でも知ってるやつだったし、「ああ、やはりどの世界でも、トップの人間はスゲーな」と大いに笑いました。

 5時頃また実家に戻って、私と妹が「魚が食べたい。お刺身と焼き魚」とリクエストして、ママンが自転車で魚が新鮮で安いスーパーに雨の中買い出しに行ってくれたのですが、お刺身が超おいしくて、みんなして「やっぱ違うねー、そのスーパーは」と絶賛したので、ママンも満足そうでした。

 ほんとはねえ、そろそろママンには危ないから自転車やめてほしいのだが、世間では「高齢ドライバーの自動車事故が相次いでます」だけど、「うちの両親は自動車運転しない(つーか二人とも免許すら持っていない)ので良かった」って思うけど、まあ、自転車だったら他人死なせる可能性は少ないから、自爆して骨折して寝たきりになるのが最悪のシナリオだけど、もっと最悪なのは自転車に乗ったママンと追突した車の運転手が可哀想っていうのもあるが、そういう事態になったら「いえ、悪いのはうちの母ですから」って言うから。

 というわけで、大変楽しい週末でした。

 いや、ほんとマジで「あと何回、こういう家族団らんの時間を過ごせるのだろう?」って思いますわよ。


11月22日(火)

 私、加湿器のシューシュー言う音が苦手なのですが、他の人たちは気にならないようで、最強にしてシューシューというか、もはやゴーゴー唸ってるので「人によって違うんだなあ」と思ってますが、そんなに乾燥が憎いのでしょうか?

 でも、みんな盛大に加湿器使うけど、全然手入れしてないので、いつもこっそり私がお手入れしてきたんだけど、今は忙しくてそんな暇ないから、「お手入れちゃんとしろ」って言わないとなあ。
 でも、そんなお姑さんみたいなこと言う気力もないのですが、でも過去に私が忙しくて手入れしなかった加湿器が「カルキで目詰まりして故障」ってことあったからなあ。あの時も「えー、これダメじゃん」って言われていたけど、ダメなのは手入れしてなかったからだろう・・・・と。

 私は自宅で加湿器使ったことないけど、みんな自宅のはどうしてるんだろう?
 1年で使い捨てとかしてるんだろうか?
 だいたい、取説には「2週間に一度はお手入れ必須!」って目一杯書いてあるんだけど、ちゃんと読んでいるのだろうか?

 つーか、加湿器の手入れをちゃんとしている人は知っていると思うけど、水道水を貯めているから、中がヌルヌルになってくるし、それでカビが発生するのか、なんか赤いヌルヌルがあったりするし、カルキは溜まるし、「ここに溜まった水をバラ撒かれてるの?」って、そっちのほうが体に悪そうな心地がするんですよ。

 初秋の頃、すごく気温が下がったので、加湿器命の同僚がさっそく加湿器をオンにしたのだが、その後また暑さが戻り、そのまま1週間くらい放置されていたので、私が中の水を一旦捨てたのですが、その時に「一週間も置いたままの水気持ち悪いから」と説明したら、キョトンとされた。

 だってさあ、ペットボトルに水道水入れたまま一週間常温で放置されたのなんて飲まないでしょう?
 それを噴霧されたらヤでしょう?

 って私は思うのだが、他の人たちは冷蔵庫や電子レンジのように使うので、なんだか納得がいかないというか、どうして加湿器の騒音に悩む私が、しょーがないから加湿器の手入れしているのかムカついてきたので、今年こそは「お手入れしてこその加湿器です」って教育しないといけないのだが、あー、めんどくせー、壊れてしまえ!とも思う。

 心の中でビムビムビーム。


 でもね、電化製品のお手入れは好きな仕事だから、ほんと、暇があったらやってあげたいのよー。掃除機もルンバもエアコンのフィルターも全部私が手入れしていたの。だから、エビワカちゃんは早く産休から戻ってきてほしいものである。(ほんとは秋には復帰する予定だったが、保育園が満席で入れなかった)

 異動してきたY嬢にも随分引き継いだので、これでエビワカちゃんが復帰したら、私は相当暇になるはず。
 上司が株の売買した伝票なんて打ってないで、電化製品の手入れや書類整理に明け暮れたい。

 オフィスで家政婦仕事が好きなくせに、家の掃除は全然やらないのは、掃除が趣味ではなく「どっちかというと帳簿の数字よりも、そっちのほうが好き」ってだけなんだろう。

 よく「経理って数字に強いんでしょ?」とか言われるが、たまに取引先から「御社の年間の売上金額は?だいたいでいいです」って言われても「ええと・・・」って本当にわからない。正直、興味が無いのだろう。

 でも「口座残高が帳簿と1円合わない」とか「売掛金残高が7円合わない」とかだと、根気よく調べて合わせるのは得意です。

 なんか疲れているらしいが、真田丸目線で逃恥を観る。

 星野源、左利きー
 ガッキー顔ちっちゃ、星野源の3分の2ー

 真田丸目線でこのドラマ見ていると「いつ大御所様(家康)が出てくるか?」とか「江はどこに?」とかよーわかんない気分になってきますが、星野源って、私が今まで観てきた誰とも被らない独特の存在なので、その行く末がどうなるのか超楽しみです。
11月21日(月)

 今年のFA市場はけっこう濃いけど、岸と細川が楽天入りだそうで「どこの西武ライオンズ?」って戸惑ってしまうが、糸井も阪神入りが決定したらしい。

 糸井が阪神・・・大丈夫なんだろうか?あの不思議ちゃんぶりが受け入れられるのだろうか?と心配になるが、今成がお世話係してくれそうだなあ、阪神フロントは今成の契約更改の時に「糸井お世話代」を上乗せしてあげてほしい。
 高山くんも頑張ってねー。

 野球ネタとしては「広島カープが広島市に5億円寄付」というニュースも胸熱だった。
 カープといえば、ファンからの樽募金で支えられたエピソードが有名だが、その清貧の象徴であるカープが地元に利益還元とは、どんだけ優勝で稼いだんだよ(笑)
 まあ、マエケン売った金も含まれているよだが・・・

 西武も松坂売った金で球場大改造したもんなあ。トイレとかすごーく綺麗になったし、子連れトイレとか授乳室も作られて「ママに優しい球場」になってました。入り口の「ベビーカー預かり所」の賑わい見てもその効果がわかった。

 昨日「公園でピクニック楽しいよねー」って書いたが、西武球場外野席の人工芝席がママ友たちのピクニックエリアになっていて、ホーム側は混むから、ビジター側のバックスクリーン近くに陣取るのだが、赤ちゃんが5人くらい床に寝かされていて、その横でママたちがピクニックしている光景はよく見ました。「ホームランボールが来たら危ないじゃん」とも思いましたが、あの場所にホームラン入るのって1試合に1度あるかないかってことを知ってるのでしょう。

 さて、前にも日記に書いたが、長年塩漬けになっていた「買った金額を大きく下回っていた投資信託」であるが、アベノミクスのおかげなのか、やっと額面を上回った。
 それを嗅ぎつけた証券会社の口車に乗って、我が上司がそれを売って、あれこれ証券会社の言いなりに株式投資で遊び始めたのである。

 別にいいんだけど、伝票操作が面倒くさくて「激しく売買するのやめてください」って訴えたんだけど、「仕事があるのはいいことだ」とか言われたが、こっちは休職中のエビワカちゃんの穴埋めで絶賛サービス残業中で、「期限があるから耐えているが、これがずっと続いたら立派なブラック企業だ」とボヤいてるというのに・・・

 で、決算になったので収支をまとめていたのだが、「買った時より値段が下がったので塩漬け確定」が1000万円くらいあり、それを取り戻そうと証券会社が「絶対に儲かりますから」とは言わないけど、そういうニュアンスでオススメしたのが3勝1敗くらいで、合計収支が・・・・・笑うなよ・・・・絶対に笑うなよ・・・・20万円になりました!

 いや、これ、個人が自分の金で運用してるんだったら「定期預金よりも全然いいよね!」っていう金額ですが、企業でやってると「なにやってんの?」って感じでしょう。

 先日も上司に「運転資金が足りないので借りてください」と言ったら、「なんで金が無いのだーーーーー!」って凄く責められて「だって、設備投資に3億円も使ったから」と言ったら「じゃあ、もう設備投資しなければいいんだな!」って、ええええええ?

 だから私は「設備投資に1億円必要なら、それを借りてください」って言ってるだけなのに、「なんでその金を積み立ててないの?」って言われても困るけど、「じゃあ、オレが株で頑張るよ」って20万円の利益出していただいても「接待ゴルフとその後の接待クラブ一回分ですね?」としか言いようがない。

 さらにとうとう、某航空会社の株買って「優待券もらったから」と自慢げだが、それで1万円くらいお得なのかもしれないが、だ・か・ら、家計費だったら1万円って大きいのかもしれないけど、会社だとほんとお賽銭くらいの価値しかないのに。

 年収600万円のアタクシがこの冬、なにかがぶっちゃけて、2万円の服をもう3着も買ってしまったのですが、航空会社の優待券ってその足しにもなりませんよ?

 前からよく「うちの会社、飛行機で出張多いから、航空会社の株買えば?」って話はあったんだけど、私は「ご冗談を」と真面目に受け取らなかったのだが、ほんと、真面目に「だってお得じゃん?」って思っていたんですね。

 ほんと、そういう感覚、ほんとわからない。

 だから個人でそういう株買って「1万円お得」だったら「定期預金よりお得」ってことで賢い運用かもしれないが、企業で「1万円お得」って言われても「だったら、このキャバクラ接待の10万円のほう、なんとかすれば?」って思います。

 接待費もねえ、大企業とか難しくなってるので、うちみたいなオーナー中小企業のほうがまだ自由なので、「これ、フツーはうちが接待される立場なんじゃ?」って相手先にも豪華にキャバクラ接待しているので、大企業にも搾取されてる感じなんだけど、「いや、ここはうちが持ちますから」って散財するの楽しいんでしょうね。

 だから、そういう接待で、10万や20万円は・・・・って伝票切ってるのに、「株主優待券で1万円得したよ」って言われても「あ、ああ、はい」としか言いようがないのですが、「オレは節約したぜ」って態度なので、ほんと対応に困ります。


11月20日(日)

 ポケモン効果もあって、万歩計が78日で100万歩達成しました。

 よー歩いたね。
 つーか、ほんと歩くのは好きなんだね。

 今日は世田谷公園と砧公園を歩いたが、どっちも紅葉が素晴らしく、そして小さい子供連れの家族が楽しそうに遊んでいる様子を眺め「東京っていい街だなあ」とシミジミ。

 高級住宅街にある広大な公園なので「宅地として売れば相当な金額」っていう公園なんだけど、「こんないい公園があるから高級住宅街」とも言えるわけで、「都市計画とは?」ってことを考えさせられる。

 世田谷公園なんて、紅葉を楽しむアジア系外国人の姿も多く、「あー、たしかに私もパリに行ってはリュクサンブール公園とか、ニューヨークではセントラルパークとか、先進国の大都会の公園には感銘したけど、そういう感じかね?」って思う。

 最近のお気に入りが砧公園で、世田谷美術館に行く時に軽く散策していたが、私が歩いていたのはほんの手前の3分の1くらいで、奥に「自転車禁止、球技禁止」の広大なエリアがあったのです。そっちはいつも空いていて、「もったいねー」と思っていたのですが、今日みたいな「久々の行楽日和」になったら、奥地にも大勢人がいて、家族連れが地味にピクニック楽しんでました。

 ミヤノ家でもたまに、姪っ子甥っ子連れて近所の公園にコンビニで買った食材持ってピクニックしますが、子供は凄く喜ぶんですよね。

11月19日(土)

 神宮大会の決勝、行きたかったなあ。
 自分の仕事だけだったら、休めたんだけどマスオさんが先に休み入れていたので、諦めたのだが、明治の柳が優勝してビービー泣いてる画像があちこちから上がってきて「現地で見たかった」と思いました。

 あー、あたし、なんだかんだいって、やっぱ柳のこと大好きだったんだなあ。

 私がついうっかり六大学デビューした時に、やはり明治のエースで神宮大会で優勝した野村は、今年、広島で大活躍して優勝に貢献したので、柳も5年後に中日を優勝させてほしいと思う。
 その時にまた、柳が両手で顔を覆って女子のように号泣している写真や動画を再生して、ニヤニヤするんだ。

 それにしても、慶應の加藤や立教の澤田などの濃いキャラの選手が一斉にいなくなってしまうので六大学的には寂しいが、ぜひプロで活躍してほしいものです。
 って、私があまり活躍を予感してなかった野村とか有原とかが結果出してるんですけどね(笑)

 さて、引き続き、自分ちのクローゼットの補強にまた駆け回ったのであるが、3年前くらいに国分寺で買ったスカートをまだ大事に履いているのだが、「この店まだあるのかな?」と調べてみたら、国分寺店は無かったが、自由が丘に店舗があったので「ポケモン散歩ついでにGO」と行ってみた。

 シンプルかつウエストがゴムでデブでもOKなスカートに、色違いのシャツ2枚に、それに合うカーディガンを獲得。スカートが2億円、カーディガンも2億円、シャツがそれぞれ1億円弱で、消費税入れたら「6億円?」っていう大型補強になりました。

 あー、でも、この2億円のスカート投手は、3年は持ちそうだから「3年契約で2億」だと考えれば、楽天にFA移籍した岸の何分の1の破格であろうか?
 つーか岸はドラフトの時に岸にラブコール送ったんだけど、大学時代の前半を無名選手として送った岸は、その頃から気にかけてくれていた西武のスカウトに恩義があったので、楽天からのラブコールを一蹴したという逸話が残っている。ドラフトで逆指名があった時代でしたから。

 なので、宮城では「楽天を袖にした」岸の人気は低く、なかなか宮城で勝てなかった時もあった。
 その後、ヤクルト由規くんとか、西武の雄星くんとか、日ハムの大谷くんとか、地元出身選手が敵チームのエースとして襲ってくるっていう展開に楽天側も慣れてきて、「岸は東北を反故にした裏切り者」っていう感覚も薄れてきた頃に、あの大震災。

 岸の地元は名取市だったので、相当やられたようですが、楽天の選手が支援をしているのを横目で眺めていたようですが、FA権でやっと地元凱旋できるようです。
 つーか、細川も「晩年は地元東北で」と楽天入りするらしいので「どこのライオンズバッテリーよ?」と戸惑いますが、数年前の小坂の東北帰還もあったし(その後、実家ごと被災したが)、東北出身の有力選手なんてそんなにいないんだから、みんな晩年はこっち戻ってきなよ、っていうのもいいのかも。

 大谷くんもメジャー行って戻ってきたらぜひ楽天に。

 さて、話は戻るが、洋服代に散財してますが、だから野球選手でいえば「3年で2億円」ってだけの話なので、すっごい格安なんですよね。
 つーか、今年は仕事が忙しすぎて、全然遊んでないので「ここで、10億や20億(10万円や20万円)使っても、年間支出全然じゃん?」って感じ。

 そして、そうやって金使わないと、大して給料良くもないけど、地味に積み上がっていて「とりあえず、老後に必要な最低額は積んだな」って状態になった。
 なので最近、プチ散財モードになっているようです。


11月14日(月)

 もう何年か前から「そろそろ寿命かな」と思っていたが、買い物嫌いであるので放置していた冷蔵庫がとうとうお亡くなりになった。

 なんか飲み物がヌルくなったなあ、と思っていたのだが「外気温が下がったので、体感的にそう感じるのかも」とか本気で思っていたのだが、モーターは動いているが、全く冷気を放たなくなっていることに気がついたのは、週末少し気温が高くなってからだった。

 はあ、正確なところは不明だが、この部屋に引っ越してから買った中古冷蔵庫だから、20年以上働いてくれたわけですよ。
 人間でいうと何歳くらいなんだろうか?105歳くらい??

 私が買った時点で「真新しさは全く無い」って状態だったから、もしかしたら25年くらい生きていたのかもしれない。六本木の明治屋の掲示板には「売ります」とか「英語教えます」などの情報が貼ってあって、たしかそこで見つけた「サヨナラ セール」だったと記憶している。

 「SAYONARA SALE」とは、日本在住の外国人が、日本から撤退する時に「家財道具売っぱらいまーす」っていう時に使っていた言葉だった。私が千葉の実家を飛び出して、最初に住んだ部屋は旅館の部屋にあるような極小の冷蔵庫が設置されていたのだが、その部屋を1年未満で引き払って・・・・あ、思い出した、あの冷蔵庫は今の部屋の前にゲットしたんだ。

 だとすると、本当に20年以上寄り添ったってことですね。

 そっか・・・・じゃあ、しばらく冷蔵庫無しで生活してみるかな。

 冷えなくなった冷蔵庫は、ただのデカいクーラーボックスだが、なんかすぐに新しいの買って、古いのゴミに出すのも忍びないから、しばらくは墓標みたいな冷蔵庫を置いておこうと思います。

 よく、家族が死んでもそのままにしていた人が事件になるけど、あれってなんとなくわかるんですよね。


11月13日(日)

●まるでジャンキー ってゆうかマジ ジャンキー

 今日は晴天で気温も高く「うーむ明治神宮大会もやってるけど・・・」と思ったが、日曜日だから混んでそうだし、それよりもなによりも、私は今、FA選手の獲得に動いているプロ野球チームの編成の人のような立場なのだ。

 もう冬に入ろうとしているのに、冬のローテが全然揃ってないんですよぉ。
 3年くらい着ているお気に入りのスカートも、もはや引退寸前だし、やはり去年慌てて補強した安物ももうテロンテロンだし、これじゃどうしようもないので、先週やっと一枚だけ補強した。久々に2万円するスカート買ったよ。メジャー帰りの大物投手を獲得した心地。

 しかしそれでは全然足らないので、今日はニコタマにスカウトに行ったのだが、今年はガウチョがさらに流行を拡大しているのだが、私はあれ好きじゃないんです。だって、あれ、トイレで困らない?昔、キュロット・スカートが流行った時に懲りてから、ああいうのは避けています。昔は和式トイレが多かったから、ほんと大変だったけど、洋式だからって大丈夫ってわけでもないよね?

 ただ、幸いにもロングスカートは流行っているので「チャンス!」と思っていたのですが、どいつもこいつも丈が長すぎる!
 あと、前だけ丈が短くなっていて、たぶん足長く見えるんだろうけど、なんだか後ろを階段で引きずりそうでヤダ。と、私はオシャレにあまり関心が無いけど、流行をそのまま受け入れることができなくて、ほんと買い物が辛い。

 好みのシンプルな物が見つからなくて、あちこちうろうろしていたら、全然シンプル系じゃない店を見つけ、服探しではなく「アート鑑賞」として入ってみた。ほら、昔はよくケンゾーの店とか鑑賞目的で冷やかしたけど、あんな感じです。
 服飾系専門学校生が気合入れてデザインしたような、個性的な服が並んでいたので「ふーん、こういう世界もまだ残っていたのか」と懐く眺めていたら、ふとブタ柄のスカートが目にとまり「これは凄い」と感心していたら、その隣には、ダチョウがワンポイントについているセーターが・・・・ダチョウ・・・・ダチョウ・・・・ダチョウ・・・・
 さらにその隣には「ワニ?」

 戸惑っていると店員に話しかけられ「今、動物がテーマなんです」って言われた。
 お、おお、そうか、変わってますね・・・つーか、思わず試着してしまいました。

 そしてダチョウもワニも買ってしまいました。1万5千円が二枚で3万円也。

 この冬の私は、去年のオリックスとかいつぞやのソフトバンク並に金使って補強してます。だって、最近はスカートにはせいぜい五千万円くらいしかかけてなかったのに、今年は2億だ、1億5千万だって凄いでしょ?

 その勢いで、2億円のカシミヤのストール買いそうになっちゃったわよ。イマイチ、柄が気に入らなかったので買わなかったけど、あれが象柄だったら買ってたね。

 あと、AIGLEも回ったんだけど、あそこは「5億円くらい当たり前」の世界ですから買う気はなかったんだけど、「この冬最強です」ってゴアテックスの中にダウン詰めたコート売ってました。まさにメジャー級・・・・

 さて、これで最低限揃ったけど、ウールのカーディガンも去年で何枚か引退しちゃって今年は2枚しか生き残ってなかったから、いいの探さないとね。

 そして「ジャンキー問題」であるが、少し前までポケモンでは「げんきのかけら」が足りなくなっていた。
 でも「瀕死になるまで戦わせなければよかったんだ」ということに気がついたら、「げんきのかけら」が不足することはなくなったのだが、変わりに「キズぐすり」が不足するようになってしまった。

 ちょっとバトルすると、みんな負傷しちゃうので、負傷兵をいっぱい抱えて「くすりをゲットしないと」ってポケスポット周りに散歩しにいかないといけない。
 でも、ポケモン捕獲するためのボールばっか出てきて、なかなかクスリが集まらないから「あー、もー、タマはいらねえからクスリくれ!」って、ヤクザもんなことになってしまいます。
 「銃弾よりも覚醒剤」

 ゲーム的にはよくできていて、ジムを攻撃したり防御したりするのにはクスリがいっぱい必要なので、ヤク切れしたチームはジム守りきれず、またヤク探しに1日くらい要するので、ほんと「とにかく歩け」ってゲームですね。
11月11日(金)

 ううう、発熱で1日休んだので仕事が予定通りに終わらないよー。

 というわけで、今日は久々に2時間残業。
 これでも前に比べれば残業時間は半分以上減っている。新メンバーのY嬢にけっこう仕事を引き継いだし、あと、席替えしたのでインターホンでの来客対応から解放されたのだ。

 なのでピーク時は「土日祝休みの一般企業に換算すると60時間越え」だったけど、今は20時間程度で済んでいる。えっと、そう書くと半分以下だが、うちは一般企業に比べて出勤日が多いので、月平均3日くらい、20時間ほど労働時間が長いので、それにプラスして40時間くらい残業になると「60時間超え」になるけど、今は元々多い20時間に加えて、20時間って意味です。

 発熱は辛かったが、昨日は少しリハビリモードだったけど、今日は体調もよく、「ほんと熱だけだった」とも言える。前に職場でそういう症状の人が何人が出たな。「すわ!インフルか?って思ったけど、熱出たの1日だけだった」っていうの。

 発熱は病原体に抵抗しているから、と考えると、あの夜の私は病原体の増殖に必死にビムビムビームしていたのかもしれない。
 シン・ゴジラのようにやたらとビムビムビームしたためか、お腹にいい菌までビームしちゃったらしく、珍しく便秘気味である。ああ、これは酒飲んでないせいか(笑)

 さて、真田丸に夢中な話は日曜日にも書いたが、ネット上でも真田丸クラスタは「オレたちの受信料が正しく使わてる!」とひれ伏していますが、「どこに課金すれば豊臣が勝ちますか?」とか「もっと課金すればスピンオフやってもらえますか?」と暴走してますけど、私も来年の「真田ロス」を今から心配しています。

 あー、でも、朝ドラの「あまロス」も話題になったが、あれだけ話題になった「あまちゃん」だが、私も中盤から観ていたのだが(社員鉄道で三陸鉄道に乗ったので、なんとなく)、それでなんとなく次の「ごちそうさん」も見始めたら、そっちのほうにどっぷりハマってしまったっけ。

 で、来年の大河は、その「ごちそうさん」の脚本家が担当するのだ。
 朝ドラでは、クドカンの次で、大河ではミタニンの次って、すげーよね。
 なので来年もどんな大河ドラマになるのか楽しみにしてます。柴崎コウがあんまり好きじゃないんだけど、高橋一生くんが出てるので、高橋くんのキャラが面白ければいいなあ。

 で、朝ドラの話に戻ると「ごちそうさん」がとても面白かったので、「大阪制作か」ということを知りましたが、次の「花子とアン」はイマイチだったので「大阪のほうが好みかも」と思ってました。ネットでも大阪制作の「カーネーション」の評価が高かったのでオンデマンドで全部観たけど「これは凄い」って出来だったし。

 そんで次の大阪制作の「マッサン」は米国人女優ケイトさんの熱演もあり、堤真一の大阪商人も素晴らしく楽しくハマれたし、次の東京制作の「まれ」は世間での評判はあまり良くなかったけど、大泉洋のいいかげんな父ちゃんとか、まさかの田中泯とか、小ネタ満載で面白かった。あれに出ていた高畑淳子の息子が、その後まさかあんなことになるとは思わなかったが・・・(順当に杉本哲太ポジションになるのかと予想していた)

 そしてまた大阪の「あさが来た」は、ディーン様が話題になったが、玉木宏が、「のだめ」の「千秋せんぱい」からやっと抜けたなあ、っていう好作品でした。友近の演技も良かったなあ。

 「とと姉ちゃん」は大地真央が圧巻でしたが、後半も「暮らしの手帖」の歴史を丁寧に描いていて興味深かったけど、「うーん、やっぱし主人公が生涯独身だと弱いな」って思った。

 と、ざっと私が観てきた朝ドラを振り返りましたが、何を言いたいかというと、今やっている大阪制作の「べぴんさん」って、あまりネットでの感想を追ってないのでよくわかりませんが、今のところ「え?これで行くの?」っていう、けっこう地味に実験的な作品です。

 つーか「大阪、こう来たか!」って。
 まあ、たぶん「べっぴんさん」は神戸発祥の子供服ブランドの話なので、どうしても「岸和田で洋裁店をしていた、あのコシノ三姉妹の母親」を描いた「カーネーション」と設定がかぶってしまうので、いろいろ考えたと思うのです。

 それで、すごい冒険だと思うのですが「ほとんど喋らない主人公」になってます。

 主人公はほとんど喋らないけど、その心中は「亡くなった母親」であるナレーションの菅野美穂が語り、「フツーはこっちが朝ドラ主人公キャラだろう」っていう気の強いキャラは主人公の姉役が担当。
 さらにそれだけじゃ足りないと思ったのか、視聴者の気持ち代弁者として「お嬢様育ちの主人公の家に仕えていた女中の娘」が出てきますが、その看護師の子だけが「まとも」で、他のメンバーは全員お嬢様育ちで「ほんわか ふんわか」なんですが、看護師の子が「なにそれ、ありえない」ってビシって言ってくれるので「そーよ、そーよ」と共感できるという、なにこの複雑な構成。

 「真田丸」もそういうメタな部分がとても多いのですが、朝ドラ「べっぴんさん」もたぶん意図しているのだと思いますがメタメタしてます。

 朝ドラは一時期視聴率が落ちていましたが「ゲゲゲの女房」以来、息を吹き返していて、「あまちゃん」ブームでまた朝の覇権を奪還しましたが、あれから5年経ち、いろいろ考えすぎたら、なんだかこうなっちゃいました的な、妙にミニマルな朝ドラになってます。

 そもそも主人公の少女時代にあまり時間を割いてないまま、あっという間に主人公も今後一緒にビジネスしていく親友も全員子持ちだけど「夫が戦争から帰ってこない」っていう初期設定が新しすぎた。

 主人公たちが比較的無名の女優さんなのに、夫達は地名度高い役者で固めているのは、今後、「この時代に企業した妻たちを支える夫勢」を描くつもりなんだと思いますが、「この主人公で戦後どこまでを描くの?」という不安感があり、最終的に商売で成功するのはわかってますが、どう考えてもあのお嬢様商売ではうまく行くとは想像できず・・・・大河ドラマは「豊臣が負けるとわかっていても」って感じですが、朝ドラは「え?これでほんとに後で天下とるの?」って感じで、まだあまり目立ったキャラが出てきてないだけに、どう展開してくのか、地味に楽しみにしています。


11月10日(木)

 インフルエンザの予防接種に負けたのか、久々に発熱してしまった。

 火曜日の夜中、何時なのか時計も確認できないほどの酷い寒気で目が覚め、布団をかけ直すも悪寒は収まらず震えていたのだが、「あ、これ寒いんじゃなくて熱があるんだ」と気がついたので、出そう出そうと思っていても「カバーかけるのが面倒だから」と出してなかった羽毛布団をカバーなしで掛けてみたら寒気は収まり、少しうつらうつらというか高熱時によくあるサイケな時間を過ごしていたら、少し意識が落ち着いて時計見たらまだ3時で、また、浅い眠りについて、次に時計を見たら5時で、そこでやっと体温計を探して測ってみたら8度5分だったので、ピーク時はきっと9度超えてたんだろうなあ。

 そして、7時になっても8度あったので会社は休むことにしたのだが、午前中は7度5分くらいまで下がったが、午後になるとまた8度前後をさまよっていた。

 なので、ずっと、うつらうつらしていた。
 まあ、私の子供の頃からの特技として「ちょっとキツいと簡単に発熱して強制終了」というのがあるので、たぶん過労死しにくい体質なんだと思う。

 そういわけで、久々に一日中ダラダラと寝ていたのだが(最近は加齢のため、あまり寝てられないのと、ポケモンのおかげさまで暇さえあれば歩き周っているから)、ぐっすり寝るほどでもなかったので、テレビは低音量で付けっ放しにしていたら「ああ、そっかアメリカ大統領選挙か・・・」

 序盤は、「あれトランプがリードしてる?」って思ったけど、大統領選って得票数じゃなくて国取ゲームなので、「まあ、まだわからん」と思っていたら、カリフォルニアでヒラリーが当確して一気に逆転して「まあ、そういうことなんだろう」と思っていたのだが、中部はトランプが順当に獲得しているようで、「まあ、このくらいは想定内なのかな」と思っていたら、オハイオをトランプがとった。

 テレビの中の人は冷静に「オハイオ取って負けたことないんですよね」と言うが、それでも「これ、マジでトランプやで?」って言いかたはしてなかった。
 「それでもまだヒラリー優勢ってこと?」と戸惑いつつ、またうつらうつらしていたら、「フロリダもトランプでした」と淡々。

 こっちは画面観てないので、残された州がどこかもわからないのだが、そのうち「ヒラリー陣営が、今日中の勝利宣言を諦め撤退しました」とまた淡々と言うので、「え?それ、ヒラリーがもう負けを認めたってことじゃん」って思っていたのだが、テレビは「トランプ氏が優勢です」とも言わずに淡々としてて、4時過ぎに通常のニュースショーが始まり、どーでもいーコーナーが始まったら「ニュース速報:トランプ氏当確」が流れて、ドタバタと切り替えて「えーと、あのー、トランプになってしまいました」

 発熱で見た白昼夢かと思ったよ。テレビの中の人たちの淡々とした感じもアシストして。

 いやあ、私も「フツーはヒラリーでしょう」と思っていたので、あれだけヒラリーが嫌われているとは知らなかったです。つーか、やっぱ黒人大統領の下で8年間耐えて、次は女っていうのがありえなかったんでしょうか?

 しっかし、今日当たらめて結果観てみると、ニューヨークとかカリフォルニアとか「日本人が思い描くアメリカ」以外はトランプ優勢だったんですね。アメリカってほんとわからん。

 あと、これはどこの選挙でもよくあるのですが直前に報道で「こっちが優勢」って言われると、優勢派を支持してないけけど対立候補にもあまり思い入れはないが、優勢派がそのまま大勝ちすると勘違いしそうだからチクリと嫌味かましておこうって気持ちが働くようで、イギリスのEU離脱にしても、そういう力は多少なりともあったと思う。

 まあでも、選挙ってそういうもんだしな。日本でも都会が田舎に負けるってことよくあるし。

 そして、トランプは実に無難な勝利宣言したので、「選挙戦で見せた暴言はキャラ?」っていう意見も多くなってきたので、実際、大統領の独裁政権じゃないわけで、共和党もそれなりにまとめようとするだろうけど・・・でも選挙過程で共和党主流派とはずいぶん仲悪くなってそうだけど・・・

 まあ、遠い海の向こうの国のこととして考えればトランプ大統領っていうのは、ハリウッド映画を観ているような面白さはあるけど、政治手腕はどうなんでしょうねえ?

11月7日(月)

 昨日の神宮球場は東都リーグの入れ替え戦やってて、私がツイッターでフォローしてるマニアな人が観に行っていたけど「外でやってるイベントで火を焚いたのか、煙が流れてきた」と呟いていたのを見たんだけど、朝になってみたら「え?あのアートイベントで火事で、男児が死亡?」という大ニュースだった。

 あのイベントには入ったことないけど、毎年盛大にやっているのは知ってました。この時期に神宮球場に行く機会も多いので。
 何年か前、ヤクルトが秋季キャンプ前にあそこの軟式球場で練習しているのを見たことがあり、他はイベントテントが並んでましたが、ヤクルトが占有する一角は残っていてそこで大ちゃんこと荒木投手コーチが投手陣にノックしてたっけなあ。
 そして、アートイベントに行った帰りの学生さんが「ここでヤクルトが練習してるよ」と夢中で眺めてました。野球経験がある人のようで「さすが、ノックが上手いなあ、ずっと見てられる」と言っていたので「ノックしているの荒木大輔なんだけど・・・・君らは知らないか・・・」と思っていた。

 というわけで、事件そのものよりも、ニュース映像はヤクルト練習グランドから会場を写すし、花を手向ける人は、いつもヤクルトファンが練習を眺める場所に花束置いているので「あーーーーーーー」って感じです。

 それにしても、そんなアート作品の火災で亡くなったお子さんも、その親もお気の毒であるが、作品制作して展示していた学生さんたちも気の毒だ。
 子供が自然の素材と触れ合える遊具を作ったはずが、まさか・・・

 でも耐火性まで考えてなかっただろうからなあ。もっと大きい木造建築だったら対処していたのかもしれないけど。消化器設置するとか、大人が簡単に内部に入れるような構造にしておくとか。消火活動の時の映像を見る限りでは、安全のために頑丈に作ってあったので、火が出た時に簡単に破壊できなくて、炎や煙に巻かれた男児を救出できなかったようだ。

 なんか、少し前にあった「クラブイベントでパウダーぶっかけてたら引火して爆発」って事故を思い出した。あれも専門家には「ありえねー」って事故だったらしいが、私だって粉が危険っていうこと知らなかったし。
 まだ事故の全容がわかったわけではありませんが、今回の教訓としては「子供向け遊具は、日没終了」ってことですかね?
 神宮外苑にあるキッズパークは夏でも5時終了だっし、11月からはもっと閉館が早いし、子供向けは無理にライトアップするなってことでしょうか。
 ただの展示作品だったら、犠牲者いなかっただろうし・・・・でも、あれがもし屋内に設置されていたら、もっと大事になっていたのかもしれない。

 それにしても、一昨日は現場近くの神宮球場で「神宮球場素晴らしい」と感激に浸っていただけに、よく知ってる場所での不幸な事件に心が痛みました。

 そういや次は「いちょう祭り」なのに・・・・と思って調べたら、やっぱ中止かあ。
 はあ、なんだか神宮球場は奉納試合の後は、神宮大会だし(高校の部では清宮フィーバーが予想される)、秩父宮でのラグビーも始まったし、「いちょう祭り」だし、最近は外苑のイチョウ並木は外国人観光客に人気で観光バスがガンガン来ているんだけど、ほんと残念である。

 いや、一番残念なのは、亡くなった男児のお父さんだけど・・・・
 子供をジャングルジムで遊ばせていたら、落下の危険は考えるけど、まさか火吹くなんて思わないよね?
 暗くなってきたのでそろそろ帰ろうかと思っていたけど、子供が喜んでるので、「あともう少し」ってネバっちゃったことを後悔するんだろうなあ。
 どうやら港区在住のようで、「近い」ってことが仇になったんだよなあ。

 神宮外苑創建90年の奉納試合を見て「楽しすぎて、もしかして私明日死ぬかも」と思っていたら、私は翌日「トラブル続きで死にそう」と思いながらも元気ですが、幼い子供が替わりに犠牲になったような心地がして軽く動揺しているだけです。

 うん、もし「100年記念奉納試合」があって、私がそこにいたら、「10年前は・・・」って、その子のことを思い出そう。

 と、大変思い入れがある神宮外苑での事故だったので、ほんとキツいのですが、そういえば、奉納試合の時に近くに座っていた人が「あー、次は10年後で100周年?でも、その時もう、この球場じゃないでしょ?」って言ったので「ああ、そういえば、取り壊し計画案が出てたなあ」

 すでに国立競技場は再建中ですが、神宮球場と秩父宮ラグビー場も東京五輪開催後にリニューアル計画があるのです。

 国立競技場も、あんな騒ぎですから、「だったら、あのままで、同じ会場で東京五輪やったらよかったんじゃ?」と思いますが、神宮球場もあのままでいいような気がしなくもない。
 ちょくちょく改修されてはいるけど、外観とかほぼ私が10代だった40年前と変わらないからなあ。

 数年前の改修で、内野の客席ネットが改修されて抜群に見やすくなったり、あと、すごくいいと思ったのは、外野席の内野寄りの席の一番前に広い「車椅子席」が出来たこと。
 あの席、外野の地面に近くて、ほんといい席なんです。

 神宮球場のいいところとして、前から「外野の車椅子席が応援席の中にある」っていうのがあって、あれは私が知る限り神宮だけのような気がする。
 何年か前に、その外野応援席に近い車椅子席に陣取っていた車椅子の人が、知的障がいもあるのか、それとも軽い脳性マヒとかで呂律が回らないだけかもしれないが、応援団と一緒にメガホン降って声出していたんだけど、「かっほばへー あおい!」って感じで「かっとばせ 青木」がちゃんと発音できてなかったが、ものすごくノリノリでずっと大声で応援していた。

 私は声出し応援が苦手で出来ないのだが、あれだけの人が声出し応援しているってことは、「それが好き」な人が大勢いるっていうことで、車椅子の彼は、たぶん日常ではあんなに大声で叫ぶ機会が少ないと思うし、一生懸命喋っても健常者に「は?」って上手く聞き取ってもらえなかったりすることも多いと思うが、野球の応援だったら、多少滑舌悪くても、とにかく音量出た方がいいので、気兼ねなく叫んでいるようだった。

 足が不自由で車椅子だし、手の動きもぎこちないし、滑舌も悪いけど、「かっとばせー」って怒鳴ってるのは皆同じなわけで、そして、応援していた打者がヒット打つと、身障者も健常者もみんなで「うわーーーーーーーー」って叫んでる感じがとても良かった。

 で、理想の社会っていうのは、私が「応援席の近くはちょっと。今日は内野席の上段でまったり見ようかな」と選べるように、車椅子の人も選べるのがいいわけで、神宮球場はちょっとだけそれを実現しています。贅沢いうなら、内野席にも車椅子席あるといいんだけど、それは改築しないとダメですよね。

 内野のベンチ上あたりに車椅子席が設けられるんだったら、ぜひ改築してほしいかも。
11月6日(日)

●神宮奉納試合

 正式には「明治神宮外苑創建90年記念奉納試合」だそうです。

 ずいぶん前から宣伝されてましたが、私は次の日(今日の日曜日)がイベント仕事だったため「寒かったら風邪ひいちゃいそうだしなあ」と躊躇していたのですが、朝起きたら「今日は秋晴れ」との予報だったので「前に観た大学選抜とプロ二軍の試合も面白かったから、こういうのは観ておいたほうがいいかも」と思い、午前中に神宮球場に向かった。

 駅を出ると「神宮奉納試合は当日券が残りわずかなので、これから窓口に並んでも完売になってる可能性があります」という看板を持ってる人がいて「えー?」って思ったが、まあ、ダメだったらポケモン探しに切り替えようと、球場に向かうとチケット売り場は全然並んでなかったので拍子抜け。
 たぶん、当日券発売開始時刻までは長い列ができていたのかもしれない。

 青山一丁目駅から外野チケット売り場に向かったので「内野の方はどうなってるんだろう?」と開始時間まで1時間以上あるし、ポケスポット回るつもりで内野に行ってみたらそっちでイベントやっていた。
 「そーだ、エモやんがトークショーやるっていってたなあ」と生江本鑑賞。

 そして、試合開始1時間前の12時に外野席に入り、自由席だから席を確保すると、六大学の選手がグラウンドに現れてウォームアップを始めた。

 早稲田の10番が颯爽と外野をジョギングしていたが、スラリとした肢体がとても美しく「えーと、10番って投手だったっけ?」と、今年は明治の柳や立教の澤田がエースで10番(主将)だったし、そのヒラヒラと舞うように長い手足を動かす早稲田の10番の雰囲気が投手っぽかったので、一瞬「誰だっけ?」と思ったが、早稲田の10番って、ショートの石井じゃん!日ハム ドラフト2位じゃん!

 石井がスラリとした体格で、身のこなしも大変美しい選手であることはわかっていたけど、外野席からあの至近距離で見ることなかったので、「えー、この子、芝生の上で走ってるの超似合う。放牧されてる競争馬みたい。プロに入ったら外野やったほうがいいんじゃね?」と思った。

 もしかして、日ハムはヨウダイカン(変換めんどくせ)の後釜に狙ってるんじゃないの?
 まあ、それにしても、こうして眺めてみると、石井はほんとハムさん向けの選手だよなあ。スタイルがいいから人気出そう。顔は・・・・まあ、そんなでもないんだけどさ(笑)

 来年、あのスタイル抜群集団の日ハムに石井を突っ込んでみたら、どの程度見栄えするのかチェックしに行かなくては。
 あと、六大学ではボス猿の地位や態度を獲得した明治の柳がプロ入りすると、どういうことになるのか?っていうのも。(チェック項目がマニアックすぎるぞ)

 さて試合開始前から早稲田・石井の美しさに心奪われていたのですが、この試合、何から何まで美しすぎて、「あたし、もしかして明日死ぬの?」とマジ不安になったほどでした。

 ・六大学のノックが始まると、立教・澤田が外野ノッカーの後ろについて球拾い、というか球渡し係。柳はサードの後ろでやはり球拾い。どちらも公式戦の時には下級生のお仕事。レアな絵であった。

 ・ノック中にも江本が映像操作席から場内に流れるトークショーを披露。今日の大学の先発はヤクルト2位指名の星なんだが、「就職先への投球って」という話題になり、エモやんは「自分もそういう経験があって、就職が決まっていた熊谷組との練習試合で死球を当てちゃってケンカになりました」と黒歴史を披露して笑いをとるが、あのトーク聞いてウォームアップ中の星くんはどう思っただろう?

 ・その星くんが、3塁側で黙々とウォームアップしている姿も胸熱。1塁側というかライトスタンドにはヤクルトファンが大勢詰め掛けているが、今日だけは、その相手チームとして先発するなんて、ほんと貴重な体験だ。
 つーか、来年は1塁側でウォームアップできるといいね。そして、もし将来、どっかにトレードされたら、またこの位置からスタンドを見上げられるよ(笑)

 前に大学選抜とプロ二軍の試合でも「ああ、こんな球場の雰囲気だと、プロを目指してる子は将来の夢が具体的になるよなあ」と「かなり高度な職場見学」的なことを思いましたが、今日の試合は、すでにプロ指名された子がいっぱい出てくるので、そういうのなんて言うの?
 うちの親会社でも、内定決まった学生さんをイベントのアルバイトとして任意募集したりするけど、そんな感じ?

 ・国歌斉唱が「さだまさし」

 知ってはいたけど、豪華ですね。私は頭の中でずっと「ここで敗戦投手歌ってくれたら、選手も観客も泣き崩れそう」って思ってましたけど(笑)

 ・選手紹介ビジョンがプロ仕様

 順番逆だったかもしれない。スタメン発表の時、先に六大学が紹介されたのだが、それがまさかのプロ仕様で、ビジョンにカッコつけた写真が出て「すげー、これだけのために作ったのか?」とびっくり。すごいよ、神宮球場、それだけ重要な行事なんでしょうね、予算かけてます。
https://youtu.be/F_lsVqJZOCA

 ・始球式が青木宣親

 これも知っていましが、実際に登場すると泣きそうになった。だって、ヤクルト応援団は当然のごとく青木の応援歌流すんだもん。

 もう、試合始まる前に「来た甲斐があった」と満足しまくりでしたが、もう一つ、また大竹君を客席で発見した。大竹君はそこにいてはいけないのだが・・・・来年は復活してくれますかね?この秋は一度もユニフォーム姿見てないので寂しい。

 さて、試合の方は、六大学の先発の星くんが150キロ近い速球でビジバシ投げて、2イニング無失点に抑えましたが、星は4回くらいまではいつもこんな感じだからなあ。まあ、でもヤクルトさんに「いいの獲った」って思ってもらえればよろしいでしょう。
 最近、六大学のエースがヤクルトに入ったという記憶も無いので・・・・・うーん、慶應の加藤が最後くらい?その前が早稲田の藤井とか?・・・・えっと、星くん頑張ってね。

 で、星が好投し、次の早稲田の小島も好投して、「こりゃ、絶対負けられ無いヤクルトが余計に固くなるなあ」と思っていたのだが、次が立教の澤田で、「澤田はきっと空気読んでくれるはず」と思ったら、やっぱし2失点して「よしよし」と思っていたら、また失点して「空気読みすぎだよ」と思っていたら、大引が登場したので「いたたまれないし、トイレにも行きたい」と通路に出たところのテレビでホームランを見た。

 10年前の80年記念奉納試合で、当時法政の4年生だった大引はホームランを打っているのだが、10年越しにまたやったらしい。
 つーか、それを演出してくれた澤田先輩に幸あれ!

 しかし、それで後で、10年前の出場メンバーも調べてみたら・・・・
 http://www.big6.gr.jp/special/2006_jingu80aniv.html#anchor2

 六大学代表で今でもレギュラークラスって大引だけなん?
 つーか、さっき出た、慶應の加藤も3年生の時に出ていたんだな(遠い目)

 10年前のヤクルトのメンバーも今回と同じくらいちゃんとしていた。青木も田中ピロヤスはもちろん六大学出身として名を連ねている。あと、藤井もね。藤井が大引にホームラン打たれてたのね。

 というわけで、この10年を比べてみたら、いろいろ厳しい現実が浮かび上がりますが、奉納試合は「神事」というのか、要するに「お祭り」ですから、ヤクルト側は「負けなくて済みそう」とホっとしただろうし、大学側は選手やベンチはどうだか知りませんが、客席は勝負よりもお祭りの雰囲気を楽しんでいました。

 そもそも、ヤクルトファンだけど六大学も観に行ってるって人はけっこう多いようで、三塁側でもヤクルトの応援歌全部歌える人けっこういました。ビールの売り子さんに「あれ?今日はこっち(レフトスタンド)なんですか?」なんて言われていた常連さんもいたくらい。

 優勝決定戦とか、日本シリーズとか、国際試合の緊迫感が苦手な私は、ほんとこういう親善試合みたいなのが好きです。
 試合前のエール交換で、六大学はきちんと「フレー、フレー、ヤクルト!」ってやったのに、ヤクルト応援団はいきなり東京音頭で傘ふって応えたり・・・・・って六大学応援席にもヤクルト応援用傘持参している人、けっこういて笑った。

 そして、8回だったかな?六大学応援団がヤクルト側で応援指揮してて、すげー盛り上がっていたが、盛り上がりすぎて、六大学はさらに失点を重ねてビッグイニングになっていたんだけどね。

 澤田が大量失点してくれたおかげで、他のプロ指名投手である、柳も田村も加藤も気持ちよく失点してました。
 そんな中、東大のアンダースロー三木くんが無失点で切り抜けていたし、東大は下雅意もヒット打ってて、東大勢大活躍でした。
 試合終了後、引き上げるコーチ陣(六大学の各監督)にスタンドから知人が挨拶していたのですが、東大の監督さんは「うちの子頑張ってたでしょ?ヤクルトさんに、ぜひ欲しいって言われちゃってさwww」と上機嫌で冗談言ってました。

 ところで、ヤクルトは秋吉を最後に出してくるあたりが豪華というか、「絶対に負けられ無い感」を醸し出していましたが、村中はなんでこのメンバーに入っていたのでしょう?最近のヤクルトをあまり研究してないので、よくわかりませんでした。なんかの罰ゲームだったのでしょうか?

 ・六大学のユニフォーム着たつば九郎が可愛かった。

 ・試合終了後、ヤクルト側はさっさと帰ったが、六大学側は卒業式モードで、ベンチ前でずっとあれこれ写真撮影していて、なかなか引き上げ無いのを外野からずっと見守っていたが、長引きそうだったので先に帰った。後でスポーツ紙サイトやSNSで上がってきた記念写真を堪能。

 いやでも、ほんと楽しかったです。
 周囲の客も「これ、10年に1度と言わず、毎年やってほしいけど、せめてオリンピックみたいに4年に一度やってくれればいいのに」って言っていたけど、ほんとそう思うけど、10年に一度の「式年遷宮」みたいな行事だからヤクルト側が惜しみなく一軍選手出してくれているとも言えるので、10年後にもしかしてヤクルトの大エース様になっている星くんが「100年記念奉納試合に出してください」って登板したり、その時には今の大引みたいに、早稲田の石井がヤクルトにトレードだかFAで移籍していてショートのスタメンで出てたり、立教の加藤がオリックスで野手にコンバートされるも戦力外になって、ヤクルトに拾われて畠山の後釜みたいなことになっていたら、面白そうだが・・・・それよりも10年後の自分は何やってるんだろう?

 というわけで、なにやらタイムカプセルを埋めた心地がした奉納試合でした。

 あまりにも美しく楽しすぎたので「明日死ぬかも」と不安になったのですが、今日のイベント仕事は地味なトラブルが続き(一つだけ致命傷になりそうな事案があったのだが、私が偶然、飲み物を飲みに本部に戻ったところで「この物品がここに放置されてるということは?」って気づいて対処したので大事にならなかった。フォローで大変だったけど)ずっとトラブル対処に追われていたので、時間が経つのが早かった。いつもは、空き時間持て余すのに。

 なので、「超忙しくて死にそうだった」で終わったのでよかったです。


 そして早朝出勤から帰ってきて眠かったんだけど、頑張って「真田丸」観たら「あれ?オープニングやらないの?初アヴァン?」と思っていたら、ずっとタイトルやらないまま、その事を忘れたまま終盤になったら、いきなりそこでエンドタイトル兼予告編という超荒技に出た。

 あー、これが「最終章」のオープニングって意味なんでしょうね。

 そして次回のタイトル「完封」に野球ファン的には「ハハーーー」ってひれ伏すしかない。

 なんか、楽天優勝時に抑えでマー君が出てきたみたいな?(笑)

 あー、惜しかったなあ、「真田丸」の企画があと数年遅ければ、元黒田家家臣の後藤又兵衛に広島の黒田キャスティングしたら「死に場所を探しに来たけど、本気で勝つ」ってキャラがメディアミックス的に面白かったのに。そしたら有楽斎は江川ね。

 さて、疲れたのでもう寝ましょうか。


11月4日(金)

●カブス優勝

 「ヤギの呪い」で有名なカブスがとうとう優勝したらしいが、108年ぶりって凄いなあ。\横浜優勝/どころの騒ぎではない。

 どうやら108年前って例の大隈重信公が始球式した年らしい。シゲノブ投手がストライクをお取りになれるよう打者がとっさに空振りしたのが、今に続く始球式の作法となったという。

 それよりも私は未見だけど、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」(1は観たよ)で、カブスの優勝は予言されていたらしく、去年もいいとこまで行っていたので「映画通りの未来が来るか?」と騒がれていたが、ちょっとズレちゃったらしい。

 つーか、それだけカブスが優勝できないっていうが鉄板ネタだったということで、なんかのSF小説では・・・「老人と宇宙」だったかな?老人たちを宇宙戦争の戦士に蘇らせるために、いろいろ詳細な検査項目があり、その中の一つが「被験者を徹底的に怒らせて感情レベルを測定する」だったのだが、主人公は確か亡き妻を侮辱されてキレていたけど、その友人は「1世紀も優勝できてないカブスはマイナー落ちすべき」と言われてキレていた、というエピソードがあり、だから、カブスの優勝できないネタは近未来SFにもよく使われるネタなんだと思っていた。のだが、そのカブスがとうとう優勝しちゃうし、この間はプレミア・リーグでレスター優勝っていうのもあったし、日本でも広島優勝だったし、地球温暖化の影響でしょうか(笑)

 さーて、カブスが優勝しちゃったとすると、次はやはり東大優勝か?

●ポケモンGOのハロウィーン期間

 もう、ゴースに囲まれまくりのハロウィーンでしたが「相棒と歩くと貯まるアメがいつもの4倍!」っていうのが凄かった。おかげでプリンとかピッピとせっせと歩いて、あっという間に進化させた。
 そしてイシツブテの第二形態を持っていたので、それとせっせと歩いていたら、「100まであともう少し」というところで気がついた。「もっとレアなのを稼いだほうがいいんじゃないか?」

 ワンリキーっていう卵で一匹孵したのしか出てこないのが、第二形態と最終形態があるのをわかっていたので、まずこいつを第二形態にするためにせっせと歩いた。アメを50貯めて、進化させたところでハロウィーン終了。

 ううう、最終形態にするには、アメ100個必要で、徒歩でアメを1つゲットするためには3キロ歩かないといけないわけで・・・・
 まだ「相棒と歩くとアメが稼げる」ってシステムになる前にコンプリートした人たちってどうやってたの?

 あと、これは「私がアホでした」って話ですが、ジムでバトルすると、次々とポケモンが瀕死になってしまうのだが、それを回復させるアイテムの出現頻度が低く「なんかバランス悪いな」と思っていたのですが、バトルさせてるポケモンが瀕死になる前に交代させれば良かったことにやっと気がついた。

 それに気がついたら、今まで溜まりすぎてて捨てていた「クスリ」があっという間に消化できた。

 こういうのもポケモンの話ができる友達がいればすぐに教えてくれたんだろうけど、ほぼ独学でやっているので、気がつくのが遅すぎました。まあ、この年になってゲームのやり方を学ぶのも、いとおかし、ということで。
 しかし元々趣味だったお散歩に欠かせないゲームになってしまいましたが、これ、コンプリートしちゃったら、すごいロスになりそうなので、私がコンプリートする前に「これはまだ始まりに過ぎなかった」って感じで「えええ?ポケモンって、あと300もいるの?コンプリートするのに、あと何年かかるの?」ってことになってほしいです。

 ポケモンが凄いのは、雨降っていても散歩に出かけるようになったことです。

 友人の息子さんは、もう20代半ばになりましたが、その息子が小学生の頃に「ポケモンブーム」があって、カードかなんか見せられて「これが進化すると、これになって」ってレクチャーをずっと受けていたのですが、「へ?進化するの?」って感じでわけわかりませんでしたが、まさかその20年後くらいに「フシギダネがフシギソウになってフシギバナになる」とか覚えてしまってるとは、まさにカブス優勝みたいなSFの世界です。

 お散歩好きの中高年にはポケモンは相変わらず人気があるようで、立ち止まってポケモン捕まえている60代の老夫婦もよく見掛けますし、ほんと「長生きするといろんなことが起こるなあ」としか言いようがない。

●ペンパイナポーアッポーペン

 PPAPで盛り上がってますが、これが「ラッスンゴレライ」と違うのは、海外で大ヒットしちゃったことだけど、日本国内では「これの何が面白いのかさっぱりわからない」と嘆く人も多いようですが、たぶん「ペンパイナポーアッポーペン」のリズム感なんだろうなあ。

 それよりも、私は「ああ、荒井注のディスイズアペンみたいだ」と小学生の時に流行ったネタを思い出した。

 会社の年下の同僚に「荒井注がドリフにいたのって観てた?」って聞いてみたら「知識としては知ってる」と言われた。たしかに、私だって小学校低学年だったんだから、今のアラフォーの人は「ディスイズアペン」を知らないよな。

 つーか、「それのどこが面白いんですか?」って真顔で聞かれたが、どこがって言われると困るけど、でも、あの当時の小学生男子は連日「This is a pen!」と言っていた。てゆーか、「This」って言えなかったので、みんな「リッシーザペン!」って言ってたよ。

 あれから40年?
 「This is a pen!」が蘇ったような心地になりました。

 ほんと、長生きしているといろんなことが起こるよなあ、死ぬよりも生きていたほうが楽しいこといっぱいあるよなあ、ってポケモンとかアッポーペンで気がつくのもなんですが、まあ、楽しければいいじゃないですか。

 でも、ポケモンはしばらく楽しめそうですが、大河ドラマの真田丸はもうほんと終盤なので、「真田丸終わるのヤダ」と思っています。もう来年はずっと真田丸スピンオフでいいです。

 この間、イベント仕事で行った先が「待合室に児童向け図書が充実」ってところで、「漫画日本史」みたいな本もいっぱいあったので、仕事の合間の時間つぶしに「戦国時代編」を読んでみたら、真田丸って意外と王道を外してないのがわかった。
 だから、歴史クラスタの満足度も高いのね。

11月1日(火)

 一昨日の日曜日も今度の日曜日も出勤なので、今日は元々休みにしていた。

 そして、六大学野球の新人戦に被るだろうと期待していたのだが(リーグ戦の日程や天候に左右されるので直前まで日程が確定しない)、今日が新人戦の第1日目になることが昨日決まったので、10時開始の東大-早稲田を観る気満々だったのだが・・・・・朝、目覚めると雨音が・・・・

 午後には止む予定だったけど、それでは遅いし、それに寒いので小雨の中で試合やっていたとしても、優雅に観戦するのは厳しい状況だったので、「じゃあ、映画でも観に行くか」

 1日は確か、割引デーだったはず。
 さっそくネットで調べてみると、やはり割引日で、「そーいや、君の名はって奴はあまり観たいと思わなかったけど、いいチャンスだから今年最大のヒット映画がどんなもんなのか調査しに行ってみまひょ」とニコタマの映画館に向かった。

 11時くらいにはほぼ雨は上がっていたので「だったら神宮の方がいいかな」とも思ったのだが、それから神宮に行っても試合の後半になってしまうから、映画館に行った。
 平日だったけど、割引デーのせいか、午前中からけっこう混雑してました。
 席も8割がた埋まっていて、両隣が先に座席を予約した隙間をちょこんとゲット。

●「君の名は。」

 たぶん、あんま趣味じゃないだろうなあ、って思っていたし、映画好きの友人T嬢なんて「たぶん私の趣味じゃないし、落ちもわかっているので見に行かない」と言ってた。
 なので、相当心のハードルを低くして挑んだのだが・・・・

 大河ドラマみたいなオープニングにまず腰砕け。

 何あれ?邦画あんま見ないんだけど、あれが普通なの?テレビ放映される用にあらかじめ、ああいう作りにしてるの?

 で、前半30分くらい、なんだか話がよくわからなかった。後でわかったのだが、前半に後半で収拾する伏線散りばめていたのだが、ああいうのは伏線と言わないのでは?

 あと、私が予告編で観た限りの想像では「隕石が落ちた世界と落ちなかった世界のパラレルワールド物なんだろうな」と思っていたんだけど、そこまで複雑な話ではなかった。

 それにしても新海誠の作品は「秒速なんちゃら」をチラっと観ただけだったが、あれも「風景描写は滅茶苦茶綺麗だけど、話がキモすぎる」だったが、「君の名は。」も風景は良かったですよ。シン・ゴジラよりも見覚えのある景色が(蒲田よりも渋谷や新宿の方が詳しいのでwww)華麗に描かれていました。

 ただ、私がイマイチ入り込めなかったのは「人間が描かれていない」ってことかな(笑)
 主人公二人の魅力もよくわからなかったので、互いに恋する過程もよくわからなかった。
 せっかく、ベタなセクシー美人のバイトの先輩を登場させて、「主人公男子の中身が女子になった」状態にセクシー先輩が惹かれるっていう展開にしているのに、あまりそれが生きてなかったのが残念。

 たぶん「互いに今の自分の状況に悩んでいたが、互いを入れ替えてみたら、びっくりするほど上手く行って、そういう状況を作ってくれた相手に惹かれていく」っていうことを描いていたのだと思うけど、そのあたりの脚本は「面白くない連続ドラマ」程度でした。

 あと尺の関係でしょーがなかったのかもしれないけど、主人公女子の家庭環境は後半になって雑に説明されたけど、男子の方が「父子家庭で、都心の古びた集合住宅に住んでいる」ってだけしかわからなくて、まあ、主役は女子の方なのかもしれないけど、男子のキャラ設定がよくわからなかったなあ。

 あと全く理解不能だったのは「男子で連んで、おシャレなカフェに行く」ってとこだった。
 まあ、田舎住まいの女子がカフェに憧れていたから、ってことなんだろうけど、高校生男子があんな店にいるのを観たことないし。マックとかサイゼリアとかでしょーよ、東京都心でも。

 とうわけで、「えーと、この感じ前にもあった」と考えてしまいましたが、そっか「世界の中心で愛を叫ぶ」を読んでみたら「あれ?全然泣けなかったんだけど、私が変なの?」と戸惑った時と同じ気持ちになっていたのでした。

 友人T嬢が「これはダメなヤツだから観ない」って言っていたのだ正しかったようです。

 まあでも、観ないで「たぶんダメ」と言ってるよりも、観て「ダメですた」って言っていたほうがマシだしね。ってT嬢は私の20倍くらい映画観ているので、何度も失敗した経験からそう言っていたんだろうけど。

 しっかし、久々に映画観ながら、「あ、ヤバい、寝そう」って頭真っ白になってしまいました。
 シン・ゴジラは3回観たけど、君の名は。は「千円あげるから観てね」って言われても断るでしょう。時給に見合わないから(笑)もちろん、5千円くれるんだったら喜んで観るよ。そして、ストーリー無視して風景描写だけ堪能するも良し(ドアの開け閉めのアングルとかかなり好きだった)、寝るも良し。

 2時前に映画館を出ると、すっかりいい天気だった。
 ちくしょー、天候があと3時間前倒しになってたら、絶対に神宮球場に行っていたのに!
 東大の1年生投手の品定めしていたほうが絶対に楽しかったよ。あー、なんか損した気分。

 というわけで、二子玉ライズ内にある高級そば屋で、1800円もする鴨セイロとか食べちゃったわい。
 シメに鴨の油がたっぷり溶け込んだつけ汁を濃厚な蕎麦湯で割ったのが超美味しかった。

 そして、三茶までガシガシ歩いて、今日になってもまだハロウィーン仕様でジャンジャンとポイントが貯まるポケモンして、家に戻ってまたスマホを充電して、7時まで歩いていたので今日は15キロも歩いたぜ。卵いっぱい孵したし、相棒ポケモンのアメもたくさんゲットしたぜ。

 というわけで、大変充実した1日でありました。ありがとう、君の名は。

 うーん、でも、やっぱ、ほんとにアレって面白かった?
 ああ、でも「タイタニック」もそんな感じだったしなあ。

 教訓:観客動員数が多い恋愛ものは要注意

 って、そんなのよーくわかっていたのですが、新海誠だから?っていうあたりが未知数だったので、調査しに潜入したのですが、自分の勘をもっと信じてもよかったかも。いや、映画だから別にどうでもいいけど、「この道に入るとヤバそう」って命に関わるような治安上のことは、自分の勘をちゃんと信じようと思った。

 さて、「でも、ほんとにみんなあの映画に感動したの?」って思って、ネットで検索してみたら、けっこう同志がいっぱいひっかかってきて、さらには私の一番のどん引きポイントだった「あそこの街って、何度も隕石落下してるの?」っていう意味がわかってない人も多かったようで・・・

 あー、あそこ見落とすと、もう一回見ちゃうかもな。
 私は「隕石が何度もってありえねー」って思ったのと「これは津波被害を暗喩しているのかもしれないけど・・・たしかにこの設定を津波にしてしまうと生々しいが・・・」って考え込んでしまったので、余計にシラけちゃったんですけどね。

 って「君の名は 感想」で検索すると批判的な感想がいっぱい出てきたので「よかった変なのは私だけじゃなかった」という小物的な安心感を得られたので、ネット社会万歳で〆ようと思います。    


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