可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

8月28日(日)

 NHKオンデマンドで、真田丸を復習していると「関連番組」として同じ時代を描いた大河ドラマが挙がっていたのでそっちまで眺めてしまった。

 まず橋田壽賀子の「女太閤記」
 ねね様が佐久間良子だが、ちょうど茶々が懐妊したことを知る場面で、赤木春恵演じる秀吉の母が、「他所に子供をつくるなんて・・・」と秀吉を詰っていた。
 それまで子供がいなかった秀吉であるから、茶々が身篭った子は秀吉の子ではない。茶々に騙されてるんだ。っていう訴えなんだけど、それよりもやはり「嫁に申し訳がない」って話になっていた。

 ああ、実に橋田壽賀子らしい描き方だなあ。と思った。
 だって、少し前まで、出世した男性が妾を持つっていうの当たり前だったから。
 その設定を「昭和のホームドラマ」に落とし込んだのが橋田壽賀子の「おんな太閤記」だったんですかね?

 あと「利家とまつ」もちらっと観たけど、「働く女性が主役のトレンディドラマ」って雰囲気でした。

 で、私が途中まで観てて挫折した「江」もチラ見してみた。
 三谷幸喜はけっこう「江」をいろんな意味で参考にしたんじゃないかなあ?特に浅井三姉妹のキャピキャピぶりと、真田丸のキリちゃんのキャピキャピぶりはとても似ていた。

 そんで、「江」をあらためて観てみて、あれが上手くいなかったのは女性が主役だったから、ってことに気がついた。あの時代は女性が政治の場に同席することはないから、描き方が難しいんだよね。
 なので真田丸では、女性キャラは濃いけど、中心じゃなくて周辺でいろいろ役目がある雰囲気を上手く描いていると思う。

 女性が主役の大河で一番私がハマったのは「篤姫」で、あれは前半の立身出世物語と、後半の大奥の中での「安楽椅子探偵」的な展開で飽きさせなかったなあ。同じ脚本家なのに、「江」が面白くなかったのは、篤姫には宮尾登美子の原作があったが、江にはこれといった原案がなかったので、構成が難しかったのだろう。

 「江」は信長→秀吉→徳川幕府誕生くらいまでを描いているが、信長の姪であった三姉妹の怒涛の人生を描きつつ、主役が結局徳川家に嫁いだ江だったので、「で、結局、江って何やった人?てゆーか、何やりたかったの?」っていうあたりが中途半端だったのが残念だったが、三谷幸喜はもしかしたら「江」を観て「主役はこの子じゃなくてこっちでは?」って真田幸村を思いついたのかも。

 なので、適度にホームドラマだけど、かなり「企業もの」になってます。

 地方の中小企業の次男坊が、見習いとして名門企業(上杉)に就職したら、上杉が豊臣に吸収合併されたので、ベンチャー上がりな株式会社豊臣で働くことになり、そこでトップにも気に入られて社長秘書室に配属されるんだけど、ワンマン経営者が死に、「うわー、この会社どうすんの?」って感じです。

 なので「半沢直樹」的にも楽しめるし、歴史クラスタの満足度も比較的高いようです。

 つーわけで、私は今クールは朝ドラと大河しか観ていないので「うちの亡くなった母方の祖母かよwww」状態ですが、祖母の幼少時の記憶は「おしん」でずいぶん上書きされてたからなあ(笑)

 朝ドラと大河をほぼ欠かさず観ていてポケモンGOにハマってるって、ほんとニューウェーブでヌーベルバーグだった20歳くらいの時の私に「30年後から来ましたが、あんた、50歳の時こうなってるよ」って教えても信じてくれないだろうなあ。
 いや、私は自分をよく知っていたから「あ、やっぱし?」って受け入れていたかもしれない。

 つーか、朝ドラはすでにけっこう観ていたし、大河も「うちの家族は興味なくて観てなかったが、あれで他の人たちは歴史上のキャラを共有しているようだけど、私にはその基礎ができていない」って自覚あったから。

 かろうじて「秀吉出世物語」は、弟が持っていた「漫画 日本史」の安土桃山編を読んでいたので、押さえていたが、あの本、近所の人から頂いた本だったので、その前後の巻が無くてさ・・・


8月26日(金)

 けっこうハマっていた「真田丸」だが、秀吉が死にそうになったあたりからドップリとハマっています。

 三谷大河といえば新撰組もけっこう観ていたんだけど、あれから12年。三谷脚本も凄みを感じるようになってきた。三谷ファンとしては嬉しい限りである。

 何と言ってもうちの部署の視聴率が凄い良くて、時代劇音痴というか日本史音痴のE嬢(高校で日本史やってないからだと言うが・・・義務教育レベルにも達してないかんじ)も、宮部みゆきの時代小説は好きなK嬢も観ているので、用事で見逃した時も「キリちゃんはなんでキリシタンの所に出入りしていたの?」って聞くと、「えーと、秀吉の後継者の人が自害する前にキリシタンの絵をくれたから・・・」と説明してくれるので便利です。

 ただ、彼女らはあまり感想を語るタイプではないし、他にも真田丸について語り合う友人がいないので、しょーがないからネットで「みんなの感想」を読んでいたら「ほー、なるほど」と思うことが多かった。
 私は信長・秀吉・家康は最低限のことはわかってるつもりだし、武田信玄や上杉謙信もなんとなく知っているが、武田信玄や上杉謙信の次の世代のことには全く疎かったので、大河や他の時代劇や時代小説などで、その辺りに詳しい人たちが「今回のキャラ設定」について熱く語っているのは興味深かった。

 そもそも私は「真田」といえば「十勇士」が思い浮かぶが具体的な内容を知ってるわけでもなく、それを言うなら、この真田丸を観ていて「ん?どうやら関ヶ原の戦いがクライマックス?」ってことには気がついたが、関ヶ原っていうのも「それで徳川が豊臣の残党に勝って、江戸時代になったんだっけ?」程度の知識しかないわけです。

 うーん、あと淀君が豊臣秀頼の後見人として、けっこうヤンチャしてっていうか、それで大阪城の堀を埋めるの埋めないのとか・・・・(アバウトすぎる)
 そして、石田三成が最近、見直されてきたらしいが、滋賀県も大々的にキャンペーンしてるとか・・・・でも三成のキャラ設定は全く知りませんでした。

 でも、三成に山本耕史あてたってことは、それなりのキャラにするんだろうなあ?と思っていた。
 新撰組では、山本耕史が土方さんだったし。
 で、今回主役の堺雅人は新撰組では山南さんという、ワタクシ的には「誰?」って役だった。

 その堺雅人が出世したよなあ。
 あの魅惑の山南さんスマイルも、その後のドラマでは「堺雅人はあの演技しかできないんだ」って「キムタクの系譜」疑惑が持ち上がったが、よく考えてみれば「何をやってもキムタク」ってけっこう凄いことで、堺雅人はあえて「あの道」に進んだようにも思える。そして、今現在は「キムタク超え」している。(10年後はどうなってるのか私には予想できない)

 というわけで、新撰組の出演者は、順当に出世したけど、その中にこっそりと山本太郎が入ってるあたりも凄いよね(笑)

 さて、真田丸の「みんなの感想」を読んでいて、死ぬ間際に秀吉が見た血まみれの少年が、自分の息子の秀頼の未来ではなく、自分が天下取るために殺した浅井長政の長男、茶々様の兄だと知って、「ああ、そっちの方が、自分もそれやったんだから(後継者を殺す)、家康だって絶対それやるって容易に想像できたって話か」と大変納得したりした。

 あと、私は秀次とか小早川秀秋ってキャラを知らないので、(小早川は聞いたことがある程度)ほんと、無知ゆえに損しているが、無知ゆえに数倍楽しい(今後の展開が全くわかってない)って状態をそれなりに楽しんでいます。

 ただ、ネットで真田丸に高評価な人たちの感想って「史実ふまえて、キャラを脚色してる」って点で、それって、そう、私にとっての最高の大河ドラマって「ベルサイユのバラ」なんですよねー。

 真田丸はそのセオリーっぽくて、今のところ堺雅人がオスカル様で、マリー・アントワネットが秀吉で、石田三成がフェルゼンで、きりちゃんがロザリーって雰囲気で・・・・特に「きりちゃんがロザリー」ってところが意外と重要で、前半、さんざんウザいキャラとして叩かれていたキリだが、私はずっと「わざと投入してるんだろうな」って思っていたけど、やっぱ中盤から「ブレなくウザいキリちゃんが癒し」って感じになってきて、影の主役になってきた。いや、もともとは「え?これがヒロインなの?え?」ってスタートだったのですが、この「きり」の使い方が好きか嫌いかで評価別れるだろうなあ。

 そんで、いろいろ感想が入り乱れているけど、「自閉症スペクトラムで読む真田丸石田三成周辺」っていうのは、最初読んだ時には「はあ?」って思ったけど、二度読んでみたらジワジワ面白かった。
http://togetter.com/li/980897

 これ読んでから「そうだったっけ?」ともう一度、大阪編初期を観てみたが、三成も直江も「他人に表情をさとられないようあえて無表情」ってキャラに思えるので、アスペ系には見えなかったが、アスペ寄りに分析してみえると、確かにそういう描かれ方もしているっぽい。

 もしかしたら、三谷幸喜は「アスペ餌ふりまくと、ネットでの論議が活発になる」って目論んでいたかも、って思うほど。

 でもそう考えてみると、私も真田丸の三成みたいなところあるし、感情っていうか「女子会プロトコル」みたいなの面倒くさいというか、そうそう、よく感じるのが日常の仕事でもよく浴びる「お忙しいところ大変申し訳ございませんが」ってセリフ。

 あれは私には「あなた様もお忙しそうですが、私はもっと忙しいので、申し訳ないですが、今私の用件を優先させてください。」って意味に聞こえるのだが、言ってる本人はたぶん、そういう意味で言ってないんだよね?


8月22日(月)

 オリンピックにあまり興味無いといいつつ、陸上のトラック競技は好きなので、土曜日の朝もテレビつけてボーっと観ていたら「お、100メートルのリレーか、ボルトさんまた金メダルかしら」と思っていたら、まさかの日本が2位!

 いやー、鳥肌立ちましたわ。

 日本チームは一人も100メートルの予選通過してないのに、リレーだと2位って、ほんと技術の勝利なわけで、これって、ボルトが引退したら金メダル取れる可能性もあるんじゃね?(もっと凄いのが出てくる可能性もアリアリだが)

 あと、1万メートルと5千で勝ったファラーさんが素敵すぎた。
 1万では圧倒的末脚を披露したけど、5千ではライバルたちも考えたらしく、前半スピードレースにして、ファラーの足を残さ無いようにしたのだが、それでも、辛くも逃げ切ったのである。マジカッコよかった。

 あと、5千の前にやっていた1500が解説者も実況も「こんな遅いレース展開???」と驚いていたが、実況が「日本のインターハイくらいのペースです」とシロート向けにわかりやすく説明してくれたら、すかさず解説が「いや、女子のタイムくらいかも」と言うので、大変わかりやすかったです。

 距離的にも「人間が自分で走る競馬」でした。マイル・レースは1600メートルくらいだから。

 「記録よりも順位」になると、ああいうレースになったりするんだよなあ。競馬でも大きいレースではああいうことよくある。ってそれほど競馬詳しくないけど、オグリキャップが最後に勝った有馬記念も遅いレースだったはず。
 ああいう展開になると、前の方を走っている選手は飛び出すタイミングを慎重に考えてしまうし、集団の中に入ってしまった選手は出ようにも出られなくなり、内側は距離的には有利だが、外をとったほうが仕掛けが自由にできるんだよなあ・・・とか、「単に速いだけでは勝てない」ってことがよーくわかりました。勉強になりました。

 そして、日曜日の最終日は400メートルリレーが男女続いて「これが運動会の華よねー」と楽しかった。
 バトンリレーの技術が重要な100メートルリレーに比べると、400のリレーはバトン渡しはそれほど重要ではなく、走者の走力がほぼ全てなので、男女ともアメリカとジャマイカの一騎打ちなんだけど、3位争いが白熱していて見ごたえがあった。

 夜は男子マラソン観たんだけど、女子の時「すげえ、沿道に全部柵がついてる」と驚いたのだが、周回コースだったのね。
 でも、女子の時にもフリーダムに自転車で伴走していた人が多かったが、男子の時は雨天で観客も少なく、自転車伴走部隊がブイブイ言わせてました。ほんと「沿道で応援する客がとても少なかった五輪マラソン」として記憶に残るレースでした。

 今日は台風接近で早めに家を出たし、どーせNHKも閉会式の地上波中継は台風情報優先でやってなかったんだけど、ネットニュースで「安倍首相がマリオに!」っていうので動画観てみたら・・・・ははははは!

 ロンドン五輪の開会式では、女王陛下をジェームズ・ボンドがお迎えにきて、超カッコよかったが、あれを日本文化でやると、こうなっちゃうのか(笑)
 でも、「安倍首相にアレやってもらうために、シン・ゴジラ的な役人の会議が開かれたのかと想像しちゃって」という人たちがいたので、たしかに「首相!ご決断を!」って想像すると楽しいかも。

 まあ、ロンドン五輪の開会式や閉会式が、あまりにも私の趣味の世界だったので、「んー、これ日本で言うところの、スマップとかAKBになっちゃうの?あとアニメとかゲームとか?」って思っていたので、「なるほど、やはりこうなるのか」と、ある意味感慨深かった。

 でも、閉会式の東京ショーの出だしの「君が代」のアレンジは良かったです。だって、あれ、「ブルガリアン・ヴォイス」でしょ?
 アレンジャーは三宅純という話だが、三宅純ってラウンジ・リザーズとか、私の趣味系の人だし、へー、そういう人選するんだ。

 ブルガリアン・ヴォイスは25年ほど前くらいに日本で紹介されて、けっこう衝撃的だったんだよな。地声の合唱団として。その少し前にビヨークが出てきて「演歌のコブシwww」っていうのも衝撃的だったんだけど、日本の民謡や演歌の唱法が欧州にもあるってことが面白かった。

 なので、今回の東京ショーの音楽監督は椎名林檎だったらしいが、私はそれほど椎名林檎には思い入れがないけど、「日本のビヨーク」だと思えば、ブルガリアン・ヴォイス的な国家との調和がとれていて、音楽的にはとても良かったと思う。

 つーか、普通は「和太鼓、祭りだ!」でやりそうなところをあえてサブカルっぽくしたあたりに東京五輪の開会式に期待が持てるようになりました。

 そして、小池都知事が着ていたお着物がとても美しくて、それも「外人受けする着物」ではなかったところがよかったので「着物着られるから、やはり女性知事で良かった」と心から思うことができました。

 リオ五輪、前評判は散々でしたが、終わってみたら「よかったじゃん、日本はメダルいっぱいとれたし」って雰囲気でしたが、東京五輪はどうなるんだろうなあ?「ほら、サッカーW杯はかなり楽しかったじゃん」と思い出すことで、東京五輪にもやや期待しますが、だから私はオリンピックあんま好きじゃないんだよなあ←(くどい)


8月19日(金)

 後半もまたメダル・ラッシュで盛り上がってるテレビさんですが、朝の支度中、ふと山田哲人(ヤクルト。去年トリプルスリーの子)の顔写真が出てきたので「え?」と注目したのだが、どうやら熱愛発覚報道?

 今年は三冠王ペースだった山田はつい最近、故障してたはずだが、こんな五輪中に熱愛報道?

 後で調べてみたら、お相手が熊切あさみってwwwwwww

 「五輪報道ばかりの朝のニュースショーで取り上げられるとは、山田よくやった!」と称えていいのか超ビミョーである。
 もちろん、お相手が石原さとみクラスだったら、私は「五輪に野球が勝った!」って小躍りするところですが、熊切あさみってwwwww

 さて、うちの上司は「夜中についつい五輪観ちゃって、というかテレビの前でうつらうつらしているから、試合の決定的瞬間は見逃してばかりなので、寝不足で体がだるい」とボヤいてますが、私は「陸上の一番いい試合が、午前中の就業中っていうのが辛い」とボヤいてます。

 ボルトの決勝が午前10時過ぎなんだもん。

 で、今日もボルトの200メートルだったけど、マスオさんがお休みだったから、私はいつもより早い9時半には出社していたのだが、12時頃出勤してきた同僚M嬢が「ボルトの200メートル観てから来た」と言うので、けっこうムっとした。

 帰宅してからテレビ観ても、女子レスリングと女子バドミントンのメダリストばっかりで、ボルトさんの偉業を伝えてくれてないのでムクれてます。

 それでも、テレビの中の人たちがメダル・ラッシュに盛り上がってるのは、楽しい光景であります。
 お仕事楽しそうでなによりです。
8月18日(木)

 一昨日の話ですが、朝、三軒茶屋の駅に向かう途中、上空にヘリが飛んでいた。

 飛んでいたっていうか、静止していたので「こりゃなんかまた、事件か?」と思ったのは、少し前に近所の住宅密集地で火災があり、それをヘリの音で知ったからである。最初の頃は消防庁のヘリだったらしいが、しばらくしたら報道ヘリが旋回していたらしい。でも、火災は幸いにも大したことなかったようで、ニュースにはならなかった。杉並の方で、祭りの行列に火炎瓶投げ込んだ事件に完全に負けてました。

 そんで「うーん、ヘリがいるけどなんだろう?」と思いつつも駅に向かい、キャロットタワーの地下広場に着くと「え?なんで、こんな大勢の人が階段に座り込んでポケモンやってるの?」と驚いた。
 駅周辺に複数あるポケストップはどれもルアーの花が咲いているし・・・

 「もしかして、レア・ポケモンが出現したのか?」と本気で思ったのだが、改札付近まで進んだら「電車動いてませーん」って事態でした。

 えー?朝の支度しながら、ずっとテレビつけてたけど、そんなんやってなかったよ?
 もー、オリンピックでそれどころじゃなかったのか?

 で、状況を確認したら、桜新町で信号故障とかで、渋谷と二子玉川の間だけストップしていたらしい。

 はあ、そうですか、どうしよう・・・・・とりあえず、スマホがブンブン鳴っていて、ポケモンが大量に出てくるのでしばらく捕獲に勤しむ。

 そっか、広場の階段でスマホ眺めている人たちも同じように「えーっと、どうしよう、とりあえずポケモン捕まえるか」と思考停止していたのだな。

 私が駅に着いたのが9時頃で、信号トラブルはすでに7時台に起こっていたらしいので、9時出勤の「絶対遅刻できない!」って人たちのヤマはすでに超えていたようで、駅周辺は「困ったなあ」という感じではあったが、全然殺気立ってなかった。まだお盆休み期間だからサラリーマンの数も少なかったし、学生さんは夏休みだし、出勤しているサラリーマンにしても私と同様「急ぎの会議があるわけでもない」という緩い状況だったのだろう。

 これが帰宅時だったら、迷わずさっさと歩き始めるところだが、朝から余計な体力使いたくなかったので「どうしよっかなあ?」とポケモン捕獲しながら、地上に出てバス停を見てみたら、やはり渋谷行きは長蛇の列だったし、そこでもポケモンしているのか、「田園都市線とまってる、超最悪」とSNSで発信しているのか、みなさんスマホ眺めて大人しく並んでいたのだが、テレビ・クルーがそういう人たちにインタビューしているではないか。

 そりゃ、電車止まると大変であるが、渋谷と二子玉川の間は10キロもなくて、北に2キロも歩けば小田急線があるし、南に3キロくらいで東急線だし、どっちもバスが通っているし、世田谷線で小田急線や京王線に行くこともできるし、選択肢は多い方だろう。

 でも、246号沿いのバスは混んでそうだし、車も渋滞しそうだし・・・と考えて、「目黒行きのバスで祐天寺(東横線)に行ってみよう」と思って並んでいたけど、なかなかバスがこない。時刻はもう9時40分くらいになっていた。ポケモンやってないで、とっとと渋谷か二子玉川に向かって歩いていれば、もう駅についていたかも。

 つーか、バス待ちの行列を嫌って、渋谷方面に向かって歩き出す人も多かった。「卵かえるね」とやはりポケモン効果が・・・

 すげーな、ポケモン、駅で足止め食っている人たちはヤケクソで次々にルアー放り込んでるし、諦めて歩く人たちも「卵孵化させよう」と前向きである。

 結局、やっと来たバスに乗り込んだが、三茶ですでに満員だったが途中でも乗ってくるので、降車口のセンサ−に引っかかってなかなかドアが閉まらず、「足元にセンサーがありますので、もう少し下がってください」と穏やかにガナる運転手さんの指示で、降車口付近の人たちが頑張って下がってやっとドアが閉まるを繰り返していて「ああ、これもなんだかゲーム感が」

 で、そんなん繰り返していたら、次のバスはスムーズに運行してきたので真後ろに迫ってきて、「人生ってこういうもんだなあ」と。

 やっと祐天寺について、そこからは有人改札に「田園都市線の振替です」と顔パス(?)してやっと新横浜に到着したのが11時くらいで「なんだ、たったの1時間遅れだったじゃん」
 三茶の駅から、さっさと渋谷まで歩いていれば、30分遅れくらいで到着してたかも。

 それにしてもポケモンは今後の「首都圏の電車の乱れ」に役立つかもね。
 駅前はたいていポケストップがあるし、「電車止まってしまって、いつ動くかわかりません」って事態になっても、きっと誰かがルアー撒くから、「30分くらいポケモン捕獲に勤しもう」って感じになりそう。

 そして、電車が動かなくて、3キロくらい歩く羽目になっても「やったー、卵が孵る」と・・・・

 東日本大震災の私も20キロくらい歩いて帰ったあの金曜日に、ポケモンGOがあったら、全然違う光景になっていたかもしれない。

8月15日(月)

 週末は比較的涼しかったので散歩が捗り、トレーナーレベル16になりました。

 オリンピックは陸上が始まったので、トラック競技などをボーっと観てました。昨日の夜の女子マラソンは最後の1時間だけしか観ていないけど、「うわー、リオきれい!」って友人のリオちゃんの花嫁姿を絶賛するみたいな気持ちになった。

 しかし、途中からでしたけど、沿道にはずっと柵が作られていて「これ、ほぼ全行程作ったのか・・・」と気の遠くなるような作業だなあと思った。
 土地勘が全くないからどういうコースなのかわからないけど、柵で区切られた歩道に立つ人はまばらだったので、自転車で選手を追いかける集団が形成されていた。自転車追っかけ軍団がスゲー楽しそうだった。あんなに自由に伴走できるマラソン初めて観たよ。

 そして増田明美の解説芸も凄かったなあ。日本人選手の上位入賞が全く見込めない状況っていうか、全く画面に映らないのに、「福地選手は絶対に棄権しません」とか熱く語ったりしていて、でも、ちゃんと上位選手達の情報も丁寧に語っており、「プロだ」って感心しました。

 あとマラソンのゴール地点がスタジアムじゃなくて、全米ゴルフの観客席みたいな仮設のやつで、どうやらリオのカーニバルで有名な場所みたいだが、その仮設観客席も半分も埋まってなくて、「リオ五輪、どこの会場も空いてて快適そうだなあ」と思った。もちろん、地元ブラジルが活躍する会場だと違うんだろうけど。

 今日はボルトが三連覇達成したそうで、ほんと凄いなあ。

 って、テレビがオリンピックばかりになってしまうので、そういう不満はありますが、でも高校野球がいい逃げ道になってるので、まあいっか。

 と思っていたら、こんなオリンピックでお盆の最中に「スマップ解散」とか言われても「はあ?」としか言いようがないが、よくこういう時を狙ってボソっと離婚発表する芸能人とかいるが、おかげでリオ五輪の思い出に「スマップ解散」が加わった。えーと、お浚いしてみよう。「イチロー大記録達成」「天皇陛下お気持ちビデオレター」「中日谷繁監督解任」「スマップ解散」

 そういや、昨日は靖国神社の近くを通ったのだが、そこでもポケモン・トレーナーが大勢いる感じだったので、「たしかにこのあたりは史跡も多いので観光がてら歩くの楽しそう」と思ったのだが、ポケモン画面で確認してみると、靖国神社の中にもいっぱいポケストップがあって、しかもジャンジャンバリバリ、ルアーの花が咲いていた。

 広島の平和記念公園はポケモン出ないよう申請したらしいが、靖国神社は神社の敷地全体でフィーバーしてましたぜ?
 えっと、明日は終戦記念日だし、本気と書いてマジと読むような老人がたくさん訪れると思うのですが、ポケモン・トレーナーが右翼に襲撃されたりしないんだろうか?
 それとも「英霊のお導きで日本の若者も海外からの旅行者もこんなに大勢靖国を参拝している」って実数をとるのだろうか?

 へー、今22時過ぎだけど、NHKつけてみたらライブ中継で「オープンウォーター競泳」っていう競技やっていた。競泳のクロスカントリーというのだろうか?海を泳いでました。
 トライアスロンの「水泳だけ」とも言えるが、こんな競技もあったんだ。

 マラソンだと車やバイクが走者を誘導やガードしているけど、この海で遠泳競技の場合は、小型ボートとカヌーが集団の周りを囲んでいて、パっと見「イルカ追い込み漁法?」みたいなことになっていた。

 でも、海岸沿いには高層マンションが並んでいるのに、リオの海、キレいだなあ。

8月11日(木)

 ポケモントレーナーレベル14になり、新しいポケモンも順当にゲットして60になり、それでもまだ半分いっていないから「まだまだ楽しめそう」と思っております。

 しかし、ポケモンもいいが、大っきいモンスターも良かったよ!

 私が覗いているネット界隈では、「シン・ゴジラ」の評判が非常に良かったので、「ふーん、じゃあ観てみるか」と、どーせ残業続きだからレイトショーに行ってみました。
 9時40分からという遅い時間でしたが、休前日ということもあり、そして割引の日でもあったので、客席は7割くらい埋まっていて「こんな大入りのレイトショー初めてだ」と期待が高まる。

 「とにかくセリフが多いし早い」とか「テロップ攻撃」とか、すでに観た人たちの感想で知っていたけど、「ああ、こういうことか」と納得。
 でも、序盤の政治家さんたちの会話でひたすら笑ってしまった。

 この映画、100人が観て100人が大絶賛はしないでしょうけど、ハマる人はハマりますねえ。って、私だ(笑)
 上映後、後ろ歩いていた20代カップルの女性は「悪くはないけど、私は海猿みたいにきちんと作り込んでいるの方が好き」と言っていて、私は海猿観たことないからわからないけど、たぶん「ちゃんと人間が描かれている」的な意味なんですかね?そして「ちゃんと人間が体張ってる」的な意味もあるのかな?

 ゴジラ(略します)にはそういう「君のために命を懸けてがんばる俺」みたいなシーンが全く無いし、家族愛のシーンも無いし、チーム愛っていうのは無いわけじゃないけど、普通の映画に比べたら極めて薄い。それに、主人公が命からがら逃れる設定はあるのだが、肝心の「こうやって助かった」ってシーンは無かった。

 びっくりするほどドライな話なんだけど、それがとても新鮮でした。

 ってゆーか、ゴジラ映画って初めて映画館で観たなあ。テレビでやっていても最初から最後までちゃんと観たことなかったなあ。
 でも、今回のゴジラは「怪獣というものと初めて遭遇した日本」を描いているので、「ゴジラ映画?そんなの子供の観るものでしょ?」っていう私みたいな人にこそお勧めしたい作品になっているようだった。

 たぶん、ゴジラのマニアや、軍事・自衛隊マニアには他の楽しみ方あるんだろうけど、そういうのに全く興味の無い人でも、楽しめるポイントが「個性派・実力派俳優大集合」である。

 ドッカンドッカン大量投入されてます。
 よく正月に民放がやる長編ドラマみたいなノリを「あの東宝」がゴジラには金を惜しまないと覚悟を決めて本気でやったらこうなりました。って感じです。
 それも主役級というより、名脇役クラスを大量に集めているところが地味に凄い。

 なので、テレビドラマ好きな人にはキャスティングと役者さんの演技だけでも充分に楽しめます。

 例えば、主演の長谷川博己は、「あれ?眉毛どうしたの?」っていう、女優さんのスッピンみたいな顔で登場してきた。長谷川くんの「いい男だけど、美形ってわけでもない」という微妙なところを存分に活かしているようだ。そして、長谷川くんが「ダメ男」を演じた、月9の「デート」でニートで引きこもりの主人公の唯一の友人だった松尾諭が、ゴジラでも長谷川くんの友人(?)を演じているのが胸熱。

 そして長谷川くんの眉毛はキリリとしていないが、後ろに立っている高良健吾くんの眉毛はさすがにスッピンメイクでもキリリと立ちまくりであった。高良くんの無駄使いにも思えるような「いや、この子は主演よりも、こういう立ち位置のほうがいいんじゃね?」とも思えるような・・・

 長谷川くんの先輩的な役柄である竹之内豊もテレビドラマとは違う印象で、カッコ良さを完全封印していたように感じた。

 そして、全くノーマークだったのだが、私のイチオシである高橋一生くんが出ていたのよ!

 そして「民王」の秘書役と同じくらい頭のいい役なんだが、もっと茶目っ気のある官僚役で、高橋一生ファンは必見です!

 って、まとまりませんが、変に細部に拘ってる映画なので、ゴジラ対策本部でも、対応法案通すためにせっせと書類にハンコついていたりして、たしかに「海猿みたいなのが好き」っていう人には理解不能かも。あと、踊る大捜査線の「事件は会議室で起きてるんじゃない!」って名ゼリフへのアンチテーゼ的な「大事なことは会議で決まります」っていうあたりも。

 あと、この映画は3.11映画なんだけど、たしかにゴジラを原発事故と解釈するとそんな感じなのだが、逆に「3.11を経験したからこそ、わかること」を再確認するというか・・・

 ゴジラは最初に上陸して甚大な被害をもたらすんだけど、直接被害を受けてない地域では「通常の生活」がいとまれているわけで、震災経験前にああいう描写流されても「はあ?」って思ったかもしれないけど、「原発がどうなるかわからない中でもフツーに通勤してました」って経験があるから、「ああ、そんな感じだった」って懐かしく思い出す。

 誰かが言っていたけど「初代ゴジラを見ていた人も、戦後間もない頃にこういう気持ちでゴジラ映画観ていたんだろうなあ」って、ほんとそんな感じ。
 初代ゴジラは東京を破壊していたけど、東京はその少し前まで焼け野原だったんだから。

 今回のゴジラ映画でも、研究者役の人は「未知の巨大生物出現につい心踊ってしまう」ってシーンがあったけど、東日本大震災の津波被害でも、専門家たちは津波画像眺めてちょっとだけ嬉しそうだったので、そういうところもリアルだった。

 そうそう、石原さとみ演じる「日系人のエリート」女性が評判悪かったが、私は「あー、この、いかにも日本人が一番の苦手とする感じ」と、けっこうリアルだったと思います。

 女性キャストは少なくて、「小池百合子都知事誕生をすでに想定していたのか?」って驚くような余貴美子の防衛大臣が厚化粧で笑えましたが、防衛大臣をあえて女性にしたのは良かったですねえ。あれが余貴美子クラスの男性俳優だったら、たとえば遠藤憲一だったら、全然雰囲気違っていたでしょう。
 まあ、庵野監督の恐妻家ぶりが垣間見えるといえば、そーなんでしょーけど。

 この映画で最も美味しい役どころだったのが市川実日子ちゃんで、私としては「その上司が高橋一生くんなのよ」って立ち位置ですが、石原さとみと、市川実日子をすごく遠いところに斜めに置いたと思えば、超ベタベタな片桐はいり投入とか、余貴美子-片桐はいり、石原さとみ-市川実日子と、少ない女性キャストで詰将棋でもやったんかい?な出来でした。

 というわけで、まとまりませんが、シン・ゴジラはぜひもう一回観たい映画だなあ。

 そして会社の同僚たちにもオススメしたので、まだまだ興行成績伸びるかもなあ。
 とにかく、涙もろい私が全く泣くところがなく、登場人物の誰にも感情移入してなかったのですが、なのに「もう一度観たい」って、なかなか凄い映画でした。いやー、あの在来線がああああってやつ、もう一度観たいってゆーか。


8月9日(火)

 朝方暑くて目が覚めてしまうので、「今日は朝型出勤で」と1時間ばかり早く出勤して、1時間残業したので、いつもの2時間残業ペースなのだが、帰宅して洗濯してから野球の経過確認したら「あ、楽天リードしてるやん」と他の試合終わっても、ロッテ-楽天だけ10時近くまでやってました。

 2点リードで松井くんが出てきたが、何度も手痛い失敗してるの見てるので、超ドキドキするね。

 自分が仕事で疲れていると、「クローザー松井」のドキドキハラハラ感がなんだか楽しくなってくる。

 甲子園で松井が奪三振記録を作ったのか迫ったのか忘れたが、ともかく「すごーい」と言われていたけど、私はたまたまテレビで観ながら、「この魔法はプロでは通用しないんじゃないかなあ?」と思っていたが、やっぱり、魔法使いの弟子クラスでした。
 そんで、デーブの思いつきでクローザーに抜擢されたが、未だに魔法使いの弟子って感じですよねえ。いつ大魔神に化けるのだろう?ポケモンみたいに星の砂集めれれば進化してくれたらいいのに。

 さて、野球ファン的には「あんだけブレーキかかっていたイチローの3000本安打の大記録が、オリンピック始まったら、あっさり達成」っていうのに超笑った。イチローに集っていたスポーツ記者たちが「リオに行け」って散っていったからなんですかね?(笑)

 そして水泳ですでに金メダルが出たので、「これでテレビの人たちもホっとしただろう」と思っていたら、今朝は柔道と体操団体が金メダルで、朝のテレビの中の人たちは「よかったですねー」って超笑顔だったが、その言葉はそのまま君達に返すよ。

 リオ五輪開催中に天皇陛下が生前退位したいかも、って「お気持ち」を表明したってことで記憶に残るのかもしれない。つーか、イチローも「ここで?」だったが、天皇陛下の「お気持ち」も「ここで?」だった。

 「生前退位」など、ちゃちゃっと法整備しちゃれよ、と思ったが、なるほど、いろいろ難しいんですねえ。でも、そういう所が法治国家の「いいところ」だと思いました。

 感覚的には「ああ、それでいいいじゃん、そうしちゃいなよ」と思いますが(昭和天皇御崩御の時の自粛騒動も記憶に新しいし)、天皇が退位して院政やってた時代って、かなりキナくさかったからなあ。だから「生前退位」を制度化してしまうと、「時の権力に都合のいいように洗脳された皇太子が?」って未来予想図もあるわけで、今はいいけど、100年後は?1000年後は?って考えると、けっこう深い問題だとわかります。

 というわけで、「いつのまにかオリンピックやっていたけど、けっこう順調に進んでいるし、日本は水泳とか体操とか柔道で金メダルとってテレビの中の人が盛り上がってるんじゃん」って思っていたら「いチローがとうとう大記録達成!」とか「天皇陛下がお気持ちをビデオレターで」とか、盛りだくさんでしたが・・・・今日の帰り道、ネット・ニュースを見ていたら「中日・谷繁監督・休養」

 ええええ?
 中日は谷繁切るの?

 つーか、オリックスは毎年のようにそういうことやっているが、中日はそんなことする子じゃないと思っていたのに。

 リオ五輪の思い出が「イチロー大記録達成」「天皇陛下のお気持ちビデオレター」「中日が谷繁解任」って、盛り沢山すぎます。

8月8日(月)

 クソ暑かった週末に、近所の遊歩道を歩きまわって、レベル12になった。
 人口川の流れる遊歩道でお香撒き散らしながら歩いてみたら、大量のコイキングが出現したが、しばらくしたら飽きてきたが、それでも一度に3匹くらいに囲まれてビッチビチ跳ねられたので、広島カープが嫌いになりそうでした(笑)

 レベルが上がったせいか、バンビみたいなのとか、ペッパー君みたいなのとか、新顔が出現してくるので楽しいけど、毒クラゲには二度も逃げられたりした。
 ほんと、散歩のお供としては楽しいので、のんびりと続けてみようと思ってます。

 さて、仕事の方は相変わらず忙しいので「この状態が続くと鬱状態になることも考えられる」って感じですが、レイアウト変更したことで、前にエビワカちゃんがメインでやっていた来客応対を私が引き継いでいたのだが、それをやらなくてよくなったので、少しだけラクになった。

 ただ、こんどの座席はM嬢とお向かいなので、これがなかなか難儀である。

 まず最初に気がついたのは「M嬢はちゃんと人と目を合わせて喋らないと失礼派」だったことだ。

 失礼っていうか「最低限の作法」として叩き込まれてるんだろうなあ。
 友人M嬢もそうだったので、一緒に野球観に行って並んで座っていても、喋る時にはグラウンドから目を離して私の方見るので「プレーから目を切るとファールボールとか危険じゃね?」と思ったけど、そうしないと喋れないようで、彼女の贔屓のマー君が登板している時も、マー君から目線切って、私に向かって喋り倒すので、「いいから試合見よーぜ」とよく思った。

 そして同僚M嬢に関しては、向かい合って座っているけど、モニタで顔は見えないので「これは落ち着くいいレイアウトだ」と思っていたのだが、それで「今日も暑いね。またゲリラ豪雨がくるんだろうか?」と無難な雑談している時、私はモニタから目を離さず、伝票入力しながら話ているのだが、ふと気がつくとM嬢は顔の位置を変えて私の目を見て「昨日、帰りに家のすぐ近くまできたら降られちゃってさあ」などと話していた。

 いや、私だって「この契約書はこの内容でいいと思う?」なんて、真面目な仕事の話だったら顔見て話すけど、ちょっとした雑談でいちいちモニタから目を切っていたら、仕事サボってる状態になるのでは?

 私は元々、相手の目をちゃんと見て話すのも苦手だし、がっしり目を見られて話されるのも苦手だから、仕事中ではない雑談でも、明後日の方向見ながら話す癖があるし、それを「悪い癖」だと自覚しているし、「欧米では!絶対ダメ!」ってことも知ってるけど、「コミュ障ですから」と開き直っているのである。

 「ちゃんと相手の目を見て話さないと失礼じゃん」ってことはよーくわかっているのだが、そうすると、ちゃんと話せなくなるので、「ちゃんと話すから、目を逸らす癖は見逃してほしい」ってだけ。

 で、こっちは徹底的に宙を見つめるが、相手は徹底的にこっちの目を見てくるので、なんか変なゲームみたいになる。
 そういや、あまり「相手の目を見る」ことにこだわりが無い人は、こっちが目を合わせない人だとわかると、向こうもそれほど目を合わせる必要も感じていないようで、「うわ、そんなにガッツリこっち見んな」ってことは少ないような気がするし、視線がそもそも緩いような気がする。

 友人M嬢と、安い焼肉屋に入った時、テーブルの上の低い位置に換気口のフードがあって、普通に向き合うと互いの顔が隠れてしまう位置だった。
 互いの肉を焼く手元が見えるだけ。

 最初、私も「ずいぶんな設計だな」と思っていたのだが、肉一皿が200円程度に設定されており、「この焼肉店は格安回転寿司屋みたいな設定なんだ」とわかった。客単価が1000円くらいなので、周囲の若い客はちゃちゃっと30分くらい食べて席を立っていたのである。
 よく、ファストフード屋では「長時間座っていられないような椅子」を置くけど、あの格安の焼肉屋の「視界を遮る換気口フード」も客を長居させないための工夫だったのだろう。

 ところが友人M嬢は、そのフードが邪魔なので、精一杯首を曲げて、わずかな隙間から私の目線を捉えてきたので、「わー、この仕掛けに動じないで、そう来るんだ」と感心していたが、そうこうしているうちに店内は満席になり、私がトイレに立つと入り口には入店待ちの客が10人くらいいた。

 なので私が「そろそろ出よっか」というニュアンスで、「入り口、待ってる人がいっぱいいたんで驚いた」と言ってみたのだが、友人M嬢は「そうなんだ?」とスルー。
 だから、この店、超安いけど、だから、1000円くらい食べたらさっさと出てけよ、って設計されてるんですが・・・・M嬢はそんな仕掛けはモノともせず、肉食べ終わってもフード脇から顔を出して喋り捲る。
 うちらが追加注文をしてこなくなったので、店員がたぶんマニュアル通りに「炭をお下げします」とやってきた。出たー「そろそろ・・・」の合図と思っていたのだが、M嬢にはそういう昔の喫茶店で言うところの「お冷交換」は通用しなかった。

 すてきな笑顔で「この炭があると暖かいので、置いておいてください」と言った。

 うわー、こういう店で平気で長居する気なんだー、つーか「炭お下げします」ってすごくわかりやすい「食い終わったんならもう出てください」ってサインなのに、それスルーするってすごい。

 で、思ったんだけど、そうやってフツーに空気読めなくなってる状態でも「相手の目をちゃんと見て話す」っていうことはしっかりやっていたので、「これは絶対的なモノなんだろうなあ」って。

 友人M嬢と同僚M嬢では、ずいぶん性格が違うんだけど、なんか時々似てるところがあり、なんて言うのだろう、「これで正しいのだ」って白黒はっきりつけたがるところかな?

 ただ友人M嬢は、道徳や公共マナーに関しては自分なりの定義があり、マナー違反する人をビシバシ非難していたけど、同僚M嬢は一見「控えめな人」なので、他人を「マナー違反だ」と攻撃することはしないのだが、別の意味で攻撃するんだよなあ。

 同僚M嬢は、自分の中できっちりと「これは法令違反です」ってことには、きっぱりと言うのだが、例えば自動車運転していてスピード違反していたら「これはスピード違反です!」って言える人だ。
 ただ、駐車違反程度のことになると、「これは駐車違反です!」って根拠が明確じゃないらしく、「え?ここに車とめていいんですか?え?いいんですか?ほんとにいいんですか?」ってブツブツ云い始める。

 これが同僚K嬢だったら、「え?ここ駐車ダメなんじゃないんですか?」って言ったら、上司が「いや、大丈夫だ」と言ったら、「私はダメっぽいと思うのですが、部長がそういうのなら、いいですよ」と、すぐさま責任の所在を浮き彫りにするのだが、M嬢はそんなこと言うのは上司に失礼だと思うのか「え?ここに停めてもいいんですか?で、でも、ほんとに大丈夫なんですか?え?ほんとにいいんですか?」と延々と繰り返す。

 で、上司が「いいよ、ここで」と言おうものなら「え、でも、もし駐禁とられたら、私が減点されるってことですよね?そういうことですよね?え?ほんとに大丈夫なんですか?」と、まくしたてる。

 しばらくそのやりとりしていると部長もやっと気がつく。
 「え?これでいいんですか?大丈夫なんですか?」って言うのは、上司を気遣って言っているわけではなく、「私はペナルティ取られるようなこと全くしたくないのに、あなたはそれを強要しているんですか?」って意味だってことに。

 奥ゆかしいM嬢は「それは違う」とは言わないのだが、自分が納得できないと「えー?でも?えー、でも?」と執拗に繰り返すので、そういうとこ、ほんと凄いなあって思う。

8月7日(日)

 今日の昼ごろ、うちの近所で火災があったらしく、消防車が来たのはいいとしても、上空をヘリが旋回していたので「そんな大火災なの?」と心配になったが、しばらくして静かになったので、昼食と散歩がてら茶沢通り沿いを歩いてみたら「消防車が10台以上いる?????」

 って火災現場がどこなのかとうとうわからなかったけど(夕方にも一度その付近を散歩してみたのだが)、たぶん、あのあたりは道路が狭い地域なので、消防車どころか一般車両も通行困難なので、延焼を懸念して、水圧確保っていうの?大型消防車が連結して水圧を作って、延長したホースがどうのこうのってことだったのかも。

 小型消防車は狭い住宅街の奥深くまで入ったので、撤収するのにもバックで進むのに苦労していて、撤収にとても時間がかかっていた。

 さて、オリンピック始まりましたが、私は比較的オリンピックには興味が無いんだけど、昨日は早寝してしまったので、今朝は5時に目が覚めてしまい、暑いから寝苦しくて窓開けてからテレビつけてみたら「あー、生中継やってるんだ」と気がついた。

 水泳やっていたけど、水泳って小さな音で流していると、二度寝に丁度いいよなあ。
 おかげで気持ちよく二度寝できた。
 あと、高校野球も始まったので、あれも昼寝のお供には丁度いい。金属バッドのカッキーンって音とブラバンの演奏が心地よくてね。

 なので、ここしばらくは、昼も夜も「うたた寝にぴったりのテレビ」が用意されているので、最高です。

 そして水泳でさっそく金メダルだそうで、よかったですね。
 でも、水泳とか体操って、一人で何度もチャンスあるからなあ。なんかちょっとズルくない?
 日本人にはあまり関係ないけど、陸上競技も100メートルと200メートルとリレーで複数メダルとる選手いるからなあ。

 ワイドなショーで古市君が「オリンピック?観ませんよ。だって普段、水泳とか全然観ないのに、なんでみんなオリンピックの時だけ水泳の試合観るんですか?」と私と全く同じこと言っていて苦笑した。

 私はオリンピックの時だけしか放送しないマイナー競技もけっこう好きだけど、最近っていうか、ここ20年くりらいで、そういうのがほぼ全部「日本人が活躍するかどうか」って感じになっちゃったのがねえ?

 コマネチとかカール・ルイスの時代から観ているし、フィギュア・スケートなんて日本人が10位以内にもいかなかったけどアイス・ダンスとか好きで観ていたんだけどなあ。だから、今の「マオちゃん、羽生君!」の時代になったら、フィギュア・スケートのペアとかアイス・ダンスが全く放映されないことの方に軽いショックを受けているくらい。つーか、そういう競技あることすら知らない人いそうだし。
 だからソチ五輪の時に「フィギュア・スケート団体」って種目が出来た時に、「そんなの日本が強いに決まってるじゃありませんか」と言う人がけっこういて、「え?あれはロシアが自国のメダル数増やすために作った作戦なのでは?」と思っていたのだが、案の定、日本にはちゃんとしたペアすらいなくて、日系アメリカ人とかで捏造していたようだ。

 さて、次の東京五輪では野球とソフトボールが決まったらしいが、ソフトボールはいいとして、「この時期に野球とかプロから集めるわけ?」
 アテネの時とか、どうしてたんだっけ?
 北京の時も野球やっていたんだっけ?

 野球もやるなら、サッカーみたいに23歳以下とかにしてくれないと・・・社会人からなら年齢制限無しとか。

 そもそも私は、テニスの五輪参加にも「ええええ?」と思ったが、今回のゴルフっていうのも「そんなの入れるより、もっとマイナーなの入れてやれよ」と思ったが、ほんとよーわからん。集金目的なんだろうか?
 もしくは、テニス協会やゴルフ協会やサッカー協会って五輪協会よりも金回りがよくてエバってるから、一種のマウント行為?

 私が子供の頃は厳格なアマチュア規定があって、フィギュア・スケート選手のジャネット・リンがカルピスのCMに出演したことで「これってもうプロなんじゃね?」って物議を醸したことも記憶に新しい。
 そして、西側社会ではオリンピック選手が報酬貰っちゃうのはダメだったが、東側ではオリンピックでメダル取ると生涯安泰っていう話もあり、「ふーん?」って感じだったけど、今となってみれば、もっと複雑化してるよーな?

 ところで、リオ五輪の開会式で聖火に点灯した人が、アテネ五輪のマラソンでトップ走っていたのに、沿道から飛び出してきたならず者のせいで失速し、それでもなんとか銅メダルだった人だった。

 日本のニュースだと「ブラジルではそれで人気が高い」か言われていたけど、「私だって、あの事件よーく覚えてるよ、五輪に出てくる名選手で、私でも知ってる人出てくるの珍しいよ!」と思った。
 オリンピックにはあまり興味が無いけど、マラソンは大好きなので。
 特にオリンピックのマラソンは「名所めぐり」の要素もあるので、けっこう楽しみにしています。


8月4日(木)

 トレーナーレベルが10になりました。

 まだポケモンは40しか集めてないけど、順調に進化させているのでだんだん増えてきた。

 このゲーム、地図好きには馴染みやすいと思うのだが(私だ)、ふと思ったんだけど、このゲームで「地図の読み方」を自然と学ぶ子供もけっこういるのかもなあ?

 この話も何度か日記に書いているが、小学校6年生くらいの頃、市内にある「少年自然の家」っていう飯盒炊爨ができる宿泊施設に泊まる行事があって、そこで簡単なオリエンテーリングをやったのだが、6人くらいの班で地図片手に田園や雑木林の地域を歩いてポイントを巡るのだが、あるポイントを通過して「次はこっちだ!」と皆が歩き出す方向がデタラメだったので、私が「違う!そっちじゃない!」とガナっていたら、ポイントにいた教師に「ちゃんと地図読めてるんだね」と褒められた。

 それ以降も「地図が読める女」として生きてきたけど、たまに「自称・方向音痴」の人と話していると、私が「私は地図得意だけど、初めて行く場所で夜だったり曇っていると方角がわからなくて困る」とか言うと「言ってる意味がわからない」みたいな顔される。

 私は道を歩いている時にいつも、漠然と頭の中でカーナビの地図みたいのを立ち上げているので、初めて降りる駅とかだと「この地図上のどこにいるのだろう?」って思うし、後で地図で確認したりするのだが、そういうこと普通の人は全くやらないみたいです。

 私はカーナビが進む方向を上に表示する機能が苦手でねえ。前に友人の車に乗せてもらった時に「この地図、目眩がする」と言ったら、友人は全く気にしてないどころか「ナビがあるから道なんて覚えてない」と言い放ってました。

 そういやポケモンのスポットの元になっているのはイングレスですが、そのゲームも話題になっていた頃「ウォーキング好きとしてはちょっとやってみたい」と思っていたのですが、アプリのダウンロードなどしたこともなかったので参加しませんでしたが、イングレスやってみたいという夢がポケモンで少しだけ叶いました。

 そして、私がずっとやっている「万歩計貯金ゲーム」もポケモンやっていると、「5キロ歩くと卵が孵化する」などのご褒美があるので、ポケモンは電池の消耗が激しいので通勤の往復でしかやってませんが、少し前の「箱根駅伝の道を歩く」ってやっていた頃にポケモンがあったら、充電池買って、10キロ、15キロくらい張り切って歩いていたかも。

 そっか、今後はきっと「ポケモン・ウォーキング・ツアー」とか出てくるんでしょうね。
 あと、はとバスが「都内レアポケモン出現スポット巡りツアー」とかやるかね?

 あ、そうそう、今日会社でこんなことがあった。
 私はセサミ・ストリートのキャラが大好きなので、会社の机にもセサミ・キャラグッズを置いているのだが、よく「これ、なんですか?」って聞かれてガッカリしていたのだが、どうやら私より10歳以上年下の人たちには「カーミット」とか「アーニーとバード」は通用しないらしい。「クッキーモンスター」すらあまり知られてなくて、セサミといえばエルモらしい。

 で、今日もアラフォーの女性社員に「セサミ?全然知らないなあ」と言われたので「私がよく知る時代のセサミ・キャラを知ってる人、ほんと少なくてガッカリ」と喋っていたのですが、彼女が「セサミのキャラなんて一つも思い浮かばない」と言うので「ビッグバードは?」と言ってみたら、「なにそれ?」

 「日本でいえば、ガチャピンとムックくらい有名なんですが」と言うと、「ガチャピンとか知ってるけど、なんの番組に出てたとかそういえば知らない」と言い出す。「ポンキッキじゃん」「ポンキッキ?って名前は知ってるけど番組は見たことない」

 あまりテレビ観ない人のようだが、成人してからは全く子供番組にも興味無かったらしい。私が「はに丸とか」って言ったら、やはり「なにそれ?ハニマル?」って言われたし。

 いや、私も「はに丸」が現役の時に番組をちゃんと観た記憶もないけど、「はにわ!!!!!」ってところに食いついていただけだが・・・・
 「はに丸」だとか「ピッコロ」だとかは一般教養なんだと・・・

 ポケモンだとピカチュウとか、妖怪ウォッチだとジバニャンとか、ガンダムだとシャアとアムロとか、エヴァだと使徒だとか綾波レイとか、艦これは戦艦で、ガルパンは戦車だとか、スター・ウォーズはヨーダだとか・・・・

 もちろん私にも苦手分野があり、エグザイルとか全然わからないけど、でも「こーゆー感じ」っていうのはわかっているつもりだし、CMなどで私の知らないスーツ着た男性が3人くらい出てきたらエグザイルだ思え、って法則も作っているくらいだ。
 AKBの方が、顔だけは知ってる子が多いよな。

 というわけで、セサミ・ファンとしては、「カーミットとか知ってる人は少ないけど、USJでも展開しているし、さすがにビッグバートとかクッキーモンスターは、ジャニーズでいうところの嵐の櫻井君とか、AKBでいうところの指原くらいの知名度があるだろう」と思い込んでいたのですが、そういうわけでもなかったようだ。

 マイナー趣味を誇る私であるがセサミはメジャーだと思い込んでいたので、ほんとびっくりです。


8月3日(水)

 先週の話ですが、会社の若者とポケモンの話をしていたら「このスポットがヒラヒラいってる時がチャンスなんです」と超初歩的なことを教えてくれたのだが、その時はイマイチ意味わからなかったが、その夜、家に帰る道すがら「こーゆーことか!」と意味がわかったので、彼に「ルアーの意味やっとわかったよ」とお礼を言った。

 その若者ともっとポケモン話したかったので、てゆーか、若者と会話したかったので「ところで、あのルアーっていうのナンボするの?」と聞いてみた。

 そしたら「ショップに行けばわかりますけど?」と言われた。

 ショップの存在はもちろん知っていたけど、ショップ内の通貨と、実際の価格は少しズレているようだったので(ポケモンコインが100コインで120円で、ルアーは100コインとかそんな感じ)、私も漠然と「100円くらい?」ってことはわかっていたのだが、夜になると方々でルアーの花が舞っていたので「みんな盛大に課金しているけど、ジュース買うくらいの金額だからなあ」っていうような会話を彼としてみたかっただけである。

 そしたら「・・・・ショップに行けばわかりますけど?」と言われて、オバサンちょっと傷ついた。

 私とあんまポケモンの話したくないってことかなあ?って。

 いや、そうじゃなくて、あまりにも基本的な質問だったので「ショップっていうのがありますよ?」って親切に教えてくれているつもりだったのかもしれない。彼も、あまりコミュ上手さんじゃないので、ほんとのところはどうなのかわからない。

 と、しばらくウジウジ考えてしまったのだが、若い男子と会話が噛み合わないのはフツーのことであるし、向こうも悪気があって言ったことではなく・・・てゆーか、上司の質問に「これはあのファイルにありますよ?」って言うこと、私だってよくあるからなあ。

 上司は「あの表を印刷してくれ」とよく言うが、しょっちゅう使う資料なので、何度も「このフォルダに入ってます」って説明しても、自分で印刷しようとしないのだ。
 そりゃ、私だって、たまにしか見ない資料だと「あれってどこに入ってたっけ?」って聞くこと多いけど、同僚に「印刷して持ってこい」って言うことは滅多にないんだけどなあ。

 で、その若手男子にポケモンのことで冷たくあしらわれたかもしれないことなんて週明けにはすっかり忘れていたのだが、月曜日にまた出会ったら「近所のジムを制圧したんですが(そういう表現ではなかったと思う)、防御するほうが難しくて、あっとうい間に奪回された」という顛末をこと細かに語ってくれた上に「ボクの(ポケモンの)CPこんな感じなんですよ」と1000超えがずらりと並ぶ、レベル21のトレーナーの世界を見せてくれた。

 ん?もしかして「ショップに行けばわかりますけど?」「え、ああ、はい・・・」という会話の展開を反省していたのは彼のほうだったのかもしれない。

 シロートのおばちゃんが「めったにない共通の話題」としてフってくれたのに、オレって「ショップに金額書いてあるだろ」って、モテない男子にありがちな「男子的には全うだけど、女子ウケしない」っていう対応しちゃったのか?ほらよく、「女性の相談とか質問は解決策や正解求めているわけではない」ってゆーだろ?あれか?オレはもしかして、うちの会社で最強ポケモンの一人であるミヤノさんに、それやっちゃったのか?

 もしそうだったとしても、「ミヤノさんに会ったら丁寧にポケモン話しよう」と思った結果が「ジムバトルでの詳細を語ること」っていうのが実に男子らしいと、微笑ましかった。

 うむ、君の社会人レベルも一つ上がったね。(上から目線)

 私のトレーナーレベルはやっと9になりました。
 卵も二つ孵化させたが、平凡なのが産まれてきて「こんなもんか」と思っていたけど、トレーナー・レベルが上がったら、また知らないポケモンが現れるようになり、収集に忙しいです。

 ポケモンを進化させるとレベルアップできるらしいので、毛虫みたいなのを進化させたら「これもう、持ってるよ」と雑魚に進化したのでがっかりしましたが、どうやら、それがレベルアップの近道みたいで、なんだかまだ世界観がよくわかりませんが、本気で世界観を学ぼうとしたらポケモン映画とか観ないといけないのかなあ?

 そういや、朝の通勤電車で、ポケモン・トレーナー衣装をばっちり決めた小学生を見かけた。
 赤が好きらしく、赤いラインが入ったキャップに、赤いラインが入ったリュックは「もろ、ポケモン・トレーナー」だったし、パンツの雰囲気もそんな感じだった。
 でも、あんな格好の小学生男子なんてよく見かけるけど「これ、小学生男子の標準私服だからポケモン・トレーナー衣装になっているのか、その逆なのか?」っていうのは私にはよくわからないけど、でも、そのポケモン・トレーナーが抜け出してきたような男子は、電車の運転席が見える場所に張り付いていたので「ポケモンGOの格好で電車でGOなんだ」

 しかし、登場と同時に物議を醸したポケモンですが、少し落ち着いてきたら「そんな危ないゲームじゃないなあ」という感想です。
 ポケモンが出現しても、そんなに慌てて捕獲しなくてもいいってわかってきたし。

 それよりも、今まで「歩行中にスマホ見る必要が自分には無いので、みんななぜ歩きスマホしているんだろう?」と思っていた私が、駅に向かう通路で「ここスポットだから」と歩きスマホしているわけで、あっとう間に歩きスマホ・チームに加入してしまいました。

 そういや、朝のNHKのニュースで、終戦記念日が近いからそういう話題が披露されてて「戦後すぐの甲府で、ゾウのパレードがあった」という話だった。
 甲府の動物園の園長を務めていた人が、空襲でダメージを受けた甲府市民を力付けようと、近隣の動物園から子ゾウを借りてきてパレードしたらしい。

 それはいいとしても、当時の様子を伝える地元新聞の紙面には、パレードの隣の記事が「危険な路上遊び。交通事故が激増」だった。

 戦後数年のことだったので、ベビーブームの子供達がいっぱいいて、路上で遊んでいたので問題になっていたらしい。自動車の数も増えていたんでしょうね、きっと。

 60数年前にもすでに「危険な路上遊び」だったんだ、って画面観て大爆笑しちゃいました。

 私の子供の頃も「公園でボール遊びしていて道路に飛び出したボールを追いかけると危険」なんて言われてましたっけ。

 それにしても、しばらく前までは「ゲームばかりしてないで外で遊びなさい」だったのが、「暗くなったらゲームやめて帰宅しなさい」になったのって、40年ぶりくらいじゃないでしょうか?いや、30年ぶりくらい?でも、その頃はもうファミコンあったし。


8月2日(火)

 こんばんわ。ポケモン・トレーナーのミヤノです。

 7月31日の日曜日は「選挙行きながら、ポケモン・ゲットしよう」と張り切っていたのですが、ポケモンゴーを立ち上げたら「グーグル・アカウントでログインしろ」と・・・・

 えーと、あとでわかったのですがアプリがバージョンアップして、全国的にそういうことになっていたようです。でも「グーグル・アカウントって?」
 私がうっかりポケモン始めたのは、先週実家で合流した弟一家に「やってもいいよ」と軒下を貸しただけで、設定も弟がやったので、グーグル・アカウントもその時、慌てて作ったのです。

 でも、たぶん、ポケモンの中の名前と同じなんだろうと思って、ヘルプでなにやらやってみたのですが、ポケモン・ネームに該当するグーグル・アカウントに個人情報(電話番号とか)を入れて検索してみてもヒットしない。
 弟に確認しようかと思ったが、弟も覚えてないかもしれないし、もういいや、新しくグーグル・アカウント作ろう・・・とやってみたら、完全に初期化してしまいました。
 どーせ、レベル7だったし、アバターが「これじゃネカマじゃん」だったし、そもそもポケモン・ネームに生まれた年が含まれていたので「もし、うっかりジムに入ってもアラフィフがバレバレだし、女装したオッサンだと思われる」と思っていたので、この際ですから、思いっきり自分の趣味に反した男子男子した設定にしてみました。

 そんで、新バージョンを眺めていたら「そっか、卵って無課金でも孵化できるんだ!」と気がついた。
 今までも「卵を孵化させるためには歩かないといけない」ってことは知っていたけど、自分がいつのまにか卵をゲットしていたことも、無料の孵化機が初期設定であることも気がついてなかったのです。

 さて、日曜日の午後は外で昼食食べてから、投票に行って、イチからまたポケモンをやり直し、あっとう間にレベル5になったので「今日はこのくらいにしておこう」と、選挙シフトでまた大河ドラマが7時台から始まるので早めに帰宅した。

 7時台のニュースでニュース速報が入ったので「ええ、もう当確なの?NHKはせっかく選挙特番やるのに」と思っていたら、なんと千代の富士の訃報だった。
 えー、テレビによく出てたじゃん?急死なの?と驚いたが、それも後でわかったが、膵臓がんで闘病していたらしい。

 その動揺のまま「真田丸」を観ていたのですが、終わった後、すぐに東京都知事選の選挙特番が始まり「小池百合子当確!」だったので、そっ閉じしました。

 そうなる確率は高いとは思っていたんだけど、投票締め切りと同時に当確っていう圧倒的勝利は予想してなかった。鳥越俊太郎が意外に伸びなかったので、浮動票はユリコちゃんに集まったらしい。まあ、「参院選で圧勝した自民党にクギは刺しておきたい」という気分にマッチしたのでしょうね。

 まあ、好きな政治家では無いけど、日本は女性政治家が少ないから、首都トーキョーのトップが女性だってだけで、「そーゆーとこ、ちゃんとした国」だというイメージ向上になるかなあ?ってくらいで。あと、もし、きちんと東京五輪を成功させたら、首相のメもあると思うので頑張ってください。

 さーて、文春はどう出てくるのでしょうねえ?
 私が政財界や芸能界の大物だったら、すでに「忍びの者」を文春に仕掛けているな。記者の経費精算がデタラメだとか(業務上横領とか脱税の疑いが、とか)、編集長あたりにハニートラップしてみるとか。

 でも真面目にそういうことやろうしても「非対称性」っていうのが壁ですよね。
 文春の編集長が新潮の編集長の嫁とダブル不倫してよーが、使途不明金が100万円あろうが、それこそ、文春自体が「1億円の所得隠し?」だろうが、そんなん、一般市民はキョーミ無いだろう。

 それよりも「死にゆくメディアの最後のあがき」感がするのですが、昭和女としては、新聞や雑誌の凋落ぶりに慄いてしまいますが、自分だって雑誌なんて年に1冊買うか買わないか程度なわけで、「電車乗ってても、全然雑誌の中吊り広告が無い」っていう状態にほんとびっくりします。

 私が中学生くらいの頃だったのかなあ、フォーカスが出てきて「写真週刊誌」の時代になり、スクープ合戦がくり広げられて「フライデーされた」って動詞にもなりましたが、今って、不肖宮嶋みたいなフリーカメラマンが金や時間をつぎ込んで撮影する写真よりも、シロートがポツリとSNSに上げた写真があっという間に拡散して、テレビのニュースショーから取材が殺到っていう時代ですからねえ。

 さて、大河ドラマの「真田丸」ですが、どうやら私の周囲では高視聴率らしい。

 先週、実家に帰った時、日曜日はお祭りに参加していたので、帰宅したらもう遅い時間で、妹がボソリと「あ、もう大河終わってた」と言うので「観てるの?」っていうと「録画したり再放送で見ることも多いけど、だいたい観てる」とのこと。
 妹と落ち着いて話せなかったので、なんで観てるのか聞きそびれた。

 妹はタレントや俳優に全く興味がなく、「誰誰が主演だから」という動機でドラマを見ることは無いのだが、「たまたま観てみたら、ハマった」ということがたまにあるらしい。
 かなり昔だが、「聴覚障害の人が主役で、その人が井の頭公園を走ってるドラマが好き」と言うので「豊川悦司のやつだろー」と私も観ていたので突っ込むと、妹は「トヨエツ?人気あるの?よく知らないけど、あの人が走ってるだけでなんか観てしまう」と言っていた。

 数年前は超不人気だった大河の「平清盛」を観ていたらしい。主演の松山ケンイチが好きだったみたい。でも「坊主頭にしたら、つまらなくなった」と言っていた。青年時代の佇まいに惚れていたらしい。

 そうそう「真田丸」は総務部でも視聴率が高く、今週のを観ていたら「キリはなんで細川ガラシャのキリシタン組にいるのだ?」と思ったので、会社で呟いてみたら、同僚K嬢が「ああ、それはね」と解説してくれたので、「あんたも観てるのか?」と驚いたけど、彼女はクドカンも大好きだし、三谷幸喜だから観てるっぽかった。他には時代劇というか日本史音痴を誇っているE嬢も「勉強のため」といいつつハマっているようだし、M嬢は当然観ていた。

 そんで、実家で妹と「ああ、今日は大河見逃したね」と喋っていたら、弟が「オレは大河って観ないんだよ」と語り出した。どうやら「1年ずっと観続ける」っていうのが苦痛らしい。
 今時は別に、録画しておいて、暇な時に観ればいいんじゃね?と思うが、妻と3人の娘がいると、録画権も低いのだろう。
 弟は凄く怖がりで、怪談系の番組を観るのが嫌いなのだが、妻や娘はそういうのが大好きでよく録画してあるのはいいとしても「オレが休みの日にそれを観るな」
 弟はテレビの前から逃げて、たぶん別室でゲームでもやっているんだろうけど、その夜、娘たちが「怖くてトイレに行けない」と言い出すので、「だから、オレはそうなることがわかってるから、怖いテレビは観ないのに、なんで好き好んで観て、後でトイレに行けないだの、一人で風呂に入れないだの、当たり前ダロー」とガナってました。

 そんな弟が、私に激しく語っていたのは「貞子vs伽椰子」の映画の話。
 あの映画、設定は「マジ、ウケるー」ってお笑い系なのだが、笑いに行った人を凍らせるほど描写は怖かったらしい。そして「ゴジラ対メカゴジラ」な気分で観に行った人が「夜中にトイレ行けねー」と呟きまくっていたのは私も知っていたので、弟が「作り物だってわかってても、コエーもんはマジこえーんだよ」と早口でまくしたてる気持ちはよーくわかった。

 私もホラー映画とか全くダメなので・・・・

 話が逸れたが、弟は大河ドラマを観ていないが、時代小説ファンなので、「真田丸って、信繁が主役で倍返しの人が主演なのは知ってるけど、兄のノブユキは誰がやってるの?」って、リップサービルで聞いてきた。

 えーと・・・・・老化のため、俳優の名前とかポンポン出てこないのよね・・・・えーと、「YO!」

 「ヨウ!だよ、ヨウ!」

 と言ったら、弟の顔が「ねーちゃん、何言ってんの?」になった。

 それで気がついたが、YO!演じる信繁の妻は「吉田羊」なので、なにげにヨウヨウな夫婦だったんだYO!

 横にいる妹は、そもそも「吉田羊」にも無反応な「ドラマを役者で観ない」人なので、頼りにならず、私はなんとか頑張って「水曜どうでしょう?のヨウだYO!」と叫んだら、弟はそれですぐわかってくれて「大泉洋かwwwwwwww」

 弟にもウケましたが、その話を今日会社で披露したら、えらくウケたので、よかったです。



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