可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

7月27日(水)

 今日は残業ではなく「遅番」でした。

 総務部には遅番は無いのだが、今日は例外で8時半くらいまでお留守番しないといけなかったので、それでも11時半くらいには出勤していたので、1時間の残業である。

 でも、夜の方が電話も無いし、集中して仕事できるので捗ってよかった。

 なので、家の最寄駅に到着したのが10時近くて、酔っ払いのカップルが公園のベンチでイチャイチャしてるのを眺めながら「自分の体感時間は8時くらいなのに・・・」とガッカリしました。

 さて、ポケモンにも少し慣れ、自宅から駅までの遊歩道にスポットが3箇所、いや駅前付近も入れると5箇所もあるので、朝と帰りに立ち寄ってボール確保してみることにした。
 なかなかボールが当たらなくて、ボールがすぐ消耗していたので。
 そしたら、どーやら「エア・モード」を解除すれば、ボールが当たりやすくなるらしい。

 実写している風景をバックにポケモンをゲットするのはけっこう難しいが、エア・モード解除して、アニメ絵上でやればいいということ。

 そして、最後に家の隣にあるスポットでまたボールゲットしようとしたら「ブブっ」ってポケモン出現。
 ん?このスポット、桜の花びらみたいのが降り注いでいる・・・・あ、これがルアーってやつか!

 会社でアラサーの男子に「ポケモンやってる?」って聞いてみたら「自分が小学生の頃のポケモンがズラリで、もろドンピシャ世代らしいっす」とけっこう夢中になっているらしい。
 そんで、スポットがヒラヒラしている時がチャンスだと教わったのであるが、何がヒラヒラしているのかよーわからんかったが、これかあ!

 で、しばし自宅前の道路をうろうろしていたら(こういう時、女性に生まれて良かったと思う)、キタっ!

 実は、もうすでに、駅前でも遊歩道でもゲットしていたので、今日はもう3匹もゲットしてしまった。
 遅番を買って出た良い子にご褒美か?

 満足して自宅に入ると、またブブっていうから画面を除いてみたら、あれ?いつもは「もっと近づけ」と書いてあるスポットがなぜか生きて(私のいる位置で有効)る?

 なんだろう?ルアーが入ると範囲が拡大するのだろうか?
 それからしばらくの間、ポケモンが入れ食い状態で出現し、私はやっとレベル5になった(笑)

 「レベル5」って原発事故とかだと、大変なことであるが、ポケモンのトレーナーに関してはどうやら「5ちゃいでーす」程度のことらしい。
 うーむ、これ毎日帰り道でやっているだけで、どのくらいレベルアップできるものなんだろうか?

 そう思ってネットで調べてみたのだが・・・・
 ポケモンの進化とトレーナーのレベルアップの世界観が複雑すぎて、さっぱり意味がわからないけど、「あー、だから人気ゲームだったんだなあ」という片鱗には気がつくことができた。その人なりの楽しみ方があるってことだと理解したので。

 ツイッターで野球ファンの人が「ポケモンゴーには興味ないけど、もし野球選手をゲットできるのなら絶対夢中になって新宿御苑を彷徨う」とつぶやいていて、「あー、それだ」と思った。

 つーか野球ファンはもうそれやってるし。

 私がプロの二軍や大学野球にハマったのも「野球選手トレーナー」になっていたからだ。

 ポケモンゴーは歩かないとスキルアップできないらしいが、野球選手ゴーも鎌ヶ谷だの戸田だの浦和だの、移動距離が長い。鎌ヶ谷なんて駅から徒歩30分くらいあるし。
 そして野球ファンが二軍球場で写真撮れば撮るだけ、その選手のレベルが上がり、ポケモンジム(一軍)に上がることができるのだ!

 これ、アイドル業界でも同じだろうし。

 「ゲームで課金なんてアホくさい」と思う高齢者は多いだろうけど、高校野球ファンのおじちゃん達は、毎日のように入場料払っているわけで、けっこう課金されてるのを自覚しているのだろうか?

 逆にキャバクラに夢中のオニーサンが「ポケモンでいいや」と方向転換したら、課金される金額の桁が二桁くらい下がりそうだ。まあ、方向性が全く違うのかもしれないし、結局どれも同じなのかもしれないし・・・

 ところで、私のポケモン・トレーナーのキャラは、弟が勝手に設定したために、普通におねーちゃんキャラになっている。ポケモン解説記事読んでいたら「女性はなるべく男性キャラにしたほうが安全」と書いてあった。
 まあ、キャラが共有されるのは、ジムで戦う時だけらしいので、そんなところまでは行けないと思うけど。

 でも、逆にオっサンである弟が設定したので、他にどういう選択肢があったのかも知らないけど「フツー、若い女性は選ばない感じになっている」とも言える。私もだいたい様子がわかってから、自分のキャラ見て「これ、自分じゃ絶対にこういうの選ばない」って感じになっていたから。

 だから期せずして「女性キャラだけど、見るからにネカマ」になってるし、弟が「アカウントが重複してて、とれねー」と悩んだあげくに、アカウント名に私の「生年」を加えてしまったため、「50歳のオジサン」色が濃くなってしまったのである。最初は「誕生日月日」で入れようとしたら弾かれたので、試しに「生年」入れたらスルーしちゃったらしい。当たり前だ、50歳の人はほとんどやってないから。

 以上、ついうっかりポケモンやってますが、野球ファンで言えば「長島、王、イチロー、松井、原監督」程度で、(つーか、マジ、ピカチュウしか知らないので)やっとファールとホームランの区別がわかってきた程度ですかね?

 ただ、私がゲームしたのなんて、初期シムシティ(モノクロ線描時代。パソコン通信の時代です)以来なので「ポケモンと言えばピカチュウしか知らないオバサンでも楽しめるゲームなのか?」って実験中です。


7月26日(火)

 昨日は疲れて早寝したので、今朝は5時に目が覚めてテレビつけたら、「相模原の障害者施設で多数の死傷者」ってニュースになってて、「うわー、とうとう日本でも心の病を抱えた若者がISのメッセージに突き動いたのか?」と思ったけど、どうやら、そういう話でもなさそうだったけど、でも、この「新しさ」には本物の狂気を感じてしまいます。

 うーん、この事件に関してはあまり詳細知りたくないかも。
 それに「自分では身動きできない重度の人を襲ったのか?」と思っていたけど、どうやら知的障害者が多い施設のようで、施設で暮らす重度の知的障害者っていうのがどういう人たちなのか容易に想像できないけど・・・・多分、家族やグループホームでは困難な・・・ってことは?
 やめておこう。

 警備が手薄だったという指摘もあったが(ツイッターなどで)、老人ホームがそうだったけど、自動ドアが反対なんだよな、あーゆー所って。外からは自動ドアが開くけど(もちろん、正面にスッタフの詰所があって訪問者はそこで用件を告げないといけないが病院みたいに記入したことは無かった。大きい所やお金持ちが入居しているところは違うかもしれないけど。)、中からは開かないので、詰所にいるスタッフに声をかけて操作してもらわないと外に出られない。

 なので、ああいう施設のセキュリティーって、侵入者よりも、入居者がうっかり外に出てしまい徘徊って方に重点置いているはず。特に金目のものなんて無いし。

 テレビに映る正面玄関にはアルソックのシールが貼られているので、アルソックにとっては不名誉なことであるが、普通の事務所の警備だと「営業時間外に侵入者がいると探知機にひっかかる」設定になっているのだが、うちの会社ではエアコンを点けっ放しにしていた部署に観葉植物が置いてあり、それがエアコンの風に揺れて、警報がセコムに届き、深夜セコムが駆けつけてしまった事件が過去にあったくらい。
 セコムの警備員も該当箇所が「鍵を開けないと入れない密室」になっていたので、しばらく様子を観察していたら、エアコンの風が当たると植物がユラユラしていたので「これだろう」と推測しただけですが。

 だから、深夜でも人が動く、病院とか施設では、ああいう設定はできないので、せいぜい「正面や裏口のドアが開けられたら」とか、1階の窓が開けられたら、くらいじゃないのかなあ?
 容疑者はそこで勤めていたみたいだから「アルソックがかかってない窓」を知っていたんじゃないかなあ?

 夜中に無人になるオフィスと違い、入院病棟や福祉施設だと夜勤のスタッフがいるわけだし、あんなド田舎の施設で外部からの侵入者なんて想定しないでしょ、フツー。

●姪っ子軍団 夏合宿2016

 ここ数年は、夏休みに入ったばかりの数日間、実家を襲撃するのが習わしになっている姪っ子たちである。

 今回は、24日(日)から27日(水)までの3泊4日でした。
 たまたま、私は自分のフロアのレイアウト変更が土曜日にあったので、日・月と休みを予定していたので、お手伝いすることができました。

 しかし、姪っ子たち(弟の娘たち)も長女は中二になり、去年とうとう私の身長を追い越しましたが、その後も順当に成長を続けて、とうとう170センチになっちゃった。
 なのに、なんもスポーツやってなくて、もったいない感じですが、私の弟評としては「今のところまだ、勉強だけはできる」とのことで、ぜひ偏差値も私を抜かしてほしいものです。そーだ、背が伸びたので上から見下ろされてますが「成績で言うなら、千葉高校に入れば私を抜けるし、東大に入ればジージを抜けるよ」とシレっとハッパかけておこうか(笑)

 で、日曜日の予定は「夜に小金井のお祭りで甥っ子(妹の息子)が阿波踊りに参加するのを見学」だったのですが、実家に昼に到着すると、やはり「スマホかしてー」
 「私のスマホは新品なんだから、ぜったいに壊すなよ」と言い含めて渡すが、「なんも入ってねー」と予想通りになじられた。

 弟(46歳)が「ポケモンが出来ればねえ?」と言うが、どうやら姪っ子たちより、弟のほうがやってみたいらしい。(ガラケー所持者なので。嫁はガラケーが壊れたので泣く泣くスマホにしたらしいが、もちろん家族なんかに使わせるわけがない)

 弟(46歳)が「ポケモンが出来たら、ねーちゃんヒーローだよ?」とけしかけてくるので「えーい、これも想定内だから」とダウンロード画面を弟に見せて「これだな、これなんだろう?私はよくわからんから勝手にしろ」とスマホを手渡すが、ダウンロードにけっこう時間かかりました。

 そしてその後も弟(46歳)は悪戦苦闘していた。どうやらグーグルも入れて同期させないといけなくて、その途中でフリーズしても、私も弟もスマホのアプリがフリーズしたらどうすればいいのかわからなかったのである。
 私が「なんか、前の機種ではそういう時、センターボタンを二度押したが・・・」とやってみても、見知らぬ画面展開で「前のと違う」と戸惑っていたのだが、なんか指がすべったら、強制終了できたみたいで「なんか画面が変わったぞ」となったら、弟が鬼のように設定してくれました。

 さっそく室内に出現したポケモンをゲット!(そういう仕様らしい)
 で、弟(46歳)が「よーし、じゃあ、近所のポケモンをゲットしに行くぞ!」と言っても、小4の双子たちは、お絵描きに夢中で無反応・・・てゆーか、奴らが変に盛り上がらないように、私と弟はポケモン・ダウンロードしていることを悟られないよう事を進めていたのである。

 しばらくしてから3人が戻ってきたが、ポケモンGOを初めてプレイした弟(46歳)は「やべーよ、これ、今日だけでもう100人くらい車に轢かれてるよ」と言っていた。
 土地勘の無いところだと、画面に表示されてるスポットがどこなのかわからず、画面見ながら歩いてしまうらしい。

 目標地点との距離感が最初はよくわかないんだよね。だから、メディアでは「ポケモンに夢中になって歩きスマホ」と言われていたが、そういうことでもないことがわかっただけ、やってみてよかった。

 さて、夕方、武蔵小金井に移動すると、駅前はもう阿波踊りの音楽でワンワン言ってて、大声で会話しないといけない状態。
 甥っ子の出番が来るまで、どこかで食事したいのだが、「屋台にするか?マクドナルドとかにするか?」で揉める。母(私の。姪っ子たちにとってはバーバ)も、この祭りは初めてらしく「どうしよう?」と定まらない状態だし、小・中学生の姪っ子たちは気まぐれで物を言うので、全くまとまらなかったが、「せっかくだから屋台でなんか」と言って、屋台が数店ある場所に行ったが、長女のNちゃんは「焼きそばが高い」とか言い出す。

 「高い」って、どーせバーバが出すのに?

 どうやら、近所の祭りに行くときには500円ばかりの小遣いを与えられ、その中でやりくりしているので、「お祭りの縁日でのお金の使い方は、考えて吟味して比較して」という習性が身についているようなのだ。

 あのー、その超ケチくさい感じ、バーバにそっくりなんですが?

 呆れた私が「金はバーバが出すんだから、まずみんな、屋台でほしいもの買ってきなさい!」って言うと「じゃあ、ラムネ」「かき氷」とか言い出すので、バーバは「じゃあ、これで」と千円差し出すと「これじゃ多いよ!」って意味わからんが、どうやら「祭りの小遣いで千円は多すぎる」と抗議してるらしい。

 私が「だから、これは3人分なの。おつりは返して」と言うと安心して買いにいったが、なんなのこれ?
 弟嫁のしつけが行き届いているのはわかるが、行き届きすぎだ!

 で、ラムネ飲んだ後に「じゃあ、ご飯どうする?」ってことになったが、やはり長女が「ここの屋台の相場は高すぎる」と言い出し、「じゃあ、そこに西友あるから、そこで買おう」ということになったが、祭りの日なのに、西友で買い出しするのも気乗りしないのか、売り場をうろうろして難癖つけるだけだったので、「めんどくせーなお前ら」と心底思った。

 そうこうしているうちに、妹と合流する時間になった。
 甥っ子Tくんは見たこともないようなハイテンションになっていた。

 妹が私らに「レン(阿波踊りのチーム)の出発地点はあそこだから、見るならあのあたり」と説明してくれたけど、ママンであるバーバはもはや、そういう説明聞いて「ああ、あのあたりね」って判断できないほど老化しているのか、もうここ20年くらいそんな感じで方向音痴なんだけど、祭りの熱気というか騒音の中、弟(46歳)もよく理解してなかったようだ。

 弟(46歳)は妹(43歳)からガラケーを預かり「私は息子と一緒に踊っているので、息子の姿を撮影よろしく」と頼まれたので「オレ、カメラマン任されたから早めに場所とりしなくちゃ、ってどこに行けばいい?」って私に聞くので「だから、あの店の前から出発。そしてロータリーになってるから、あっちから入る」と行ったら、「じゃあ、オレはカメラマンだから先に行くよ」って、おい、自分の娘も連れていけ!

 で、私が「はーい、ミヤノ家集合、Tくんが踊るの見るのには、あのあたりに移動しないといけないので、早めに行きます」と言うと、今度はママンが「どこに行くの?」って、いいから着いてこい!

 やっと撮影スポットにたどり着くも、なかなかTくんのチームが始まらなかったので、双子が飽きてきたタイミングで「よし、ポケモン探そう」と立ち上げると、ポケモン出現したし、スポットでボールもゲットできたし、「なるほど、ゲームで子供をあやすってこういうことか」と情報では知っていましたが、実地研修できました。

 あれ、いいかもね。歩き疲れてグズる子供に「ポケモン探してみようか?あ、あっちにスポットがある!」ってやると、元気に歩き出しそう。

 さて、7時からのT君のチームの出番が終わり、「次はあっちの会場で、8時から」と微妙に間が空いていた。妹が「もう、次は観ないでもいいから、あっちで子供向けにスイカ割りやってるからそっち行けば?」とアドバイスしてくれた。

 駅から少し離れたその小さい商店街では、阿波踊りと同じ日に「商店街イベント」をやっているらしい。
 っていうのは、後から妹から解説されたが、そのメインイベントが「スイカ割り」で道路の真ん中で誰でも並べばスイカ割りができるようだ。

 ただ、スイカ割り会場に到着すると、50人くらい並んでいて「これ、ちょっと」と私が言うと、弟が「いや、大勢いるけど、スイカ割るような子供は親と一緒にいるだけだから、実際は20人待ち程度だろう」と言う。まあ、そんな感じだが、双子は「こんなに並ぶのならいい」とヤル気を失っていたが、弟が「オレが並んでるから、みんなは食べ物買ってくれば?」と言っても双子は動こうとせず。
 祭り会場のテンションに飲み込まれて「自分は何がしたいのか?」と見失ってる状態らしい。

 私が「さっき通り過ぎたインド料理店の屋台見てくる」と言うと、比較的冷静な長女のNちゃんがついてきた。
 そして、私がインド料理屋の出店で、パコラとタンドリーチキンを買うと「辛いのはなあ」と言うので、「さっき焼きそばもあったじゃん」というと「ここの焼きそばだったら買ってみるか」と言い出す。武蔵小金井駅周辺にこの日たった屋台は、近隣の飲食店がやってる感じで、「プロのテキ屋の屋台」とは雰囲気が違うのだが、それでも、「千葉のベッドタウンの地元町内会主催のお祭り」に慣れてる彼女からしたら「なんだかボってる」感がしていたみたいで、ここの商店会の屋台はそういう「地元の町内会感」に近かったらしい。

 「焼きそば250円だったら」と並んで買ったが、その後、スイカ割りに並んでるパパの所に戻ると「状況は厳しい」とのこと。
 もうスイカの残りがわずかになったらしく「お並びいただいても、スイカ無いかもしません」ってすでにコールされていたらしい。

 ただ、幼児がスイカにヒットしてもちゃんと割れなくて、次に叩くも幼児で、ってことが続くと「ひとつのスイカ割るのに3人くらいかかる」と、仕事ではIT技術者を管理する立場にある弟は「人/日」みたいな計算を真面目にやっていたらしく「うちがスイカまでたどり着く可能性は今のところ低いし、前に並んでいるのが小学校高学年男子っていうのが不安材料」言っていたら、「あと2人」で終わった。

 俄然、ライフがゼロになったのは、ずっと並んでいた双子。

 祭りの熱気に気オサレして、何が食べたいのかよくわからなくなっていたところに「スイカ割りだ」と並んでいたら、「スイカ売り切れました」でエネルギーが一気に枯渇したらしい。とりあえず「あんたら、たこ焼き食べたいってゆーてたじゃん」って途中で通りすぎたたこ焼きの屋台に戻りましたが、8時というピーク時でどこも長い行列ができていた。

 弟が「オレがたこ焼きの行列に並ぶから、8時出発のT君の次の出演にみんな行け!」というので急遽、見る予定なかったそっちにダッシュしたけど、その準備のなかったママンが「こっちだったかしら?」とそっちに待機していたパパンに電話すると「三菱銀行の前だ」と言うけど、ママンが「こっちだ」と思ったのは「住友銀行」の方でした。

 私らが、やっとUFJ銀行前にたどり着いた時、T君チームの踊りは終了してました。

 弟がたこ焼きを買ってから駆けつけていたが間に合わなかった。(弟だけがちゃんと場所を把握していたのである)

 弟は月曜日は仕事だったし、姪っ子長女も月曜日から部活だか塾なのか用事があったので、そこで解散。

 なんだか要領を得ずに振り回せれて不機嫌な小4双子と、祭りで踊ってテンションマックスの4歳児甥っ子がそこで合流して実家に行って・・・といか途中のスーパーで足りない食材を補充して、ママン曰く「半端に買った食材なければファミレスで食事して終了だったのに」ってほんとそうでしたが、誰も進行に慣れていなかったのでしょーがない。

 とりあえず食事して、子供は風呂に入れて疲れてるから早く寝かそうとしたのですが、テンションあがりまくってて全然寝ない。
 つーか、大人も寝かしつけする余力なかったのです。
 やっと寝たのが11時過ぎでした。
 それから大人が順番に風呂に入って、全員が寝たのが1時過ぎ、2時くらいだったのだが、子供は翌朝、6時に起きて騒ぎ始めたのでした。

 勘弁してよ。

 続く(のかもしれない)


7月22日(金)

 ひいいいいい、とうとうポケモンゴーが日本でも配信された。

 今日は午前中銀行を回っていたのだが、通りすがりのサラリーマンが「配信されたんだ?じゃ、オレもさっそくダウンロードしよう」と喋っていたので「もしかしてポケモンのこと?」と思って、会社に戻ってニュースサイト見たら、やっぱりでした。

 で、何が「ひいいいいいい」かと言うと、今週末は恒例の姪っ子の実家夏合宿なのである。
 私も遊び相手として招集されているのだが、あいつら、自分ちにスマホが無いので(父母長女はガラケー持ってるだけ)毎回私のスマホで遊びたがるのである。
 そんで毎回、「なんのアプリも入ってないって、のんちゃん、なんでスマホ持ってるわけ?」と詰られる。

 で、彼らはしょーがないから、毎回SIRIに向かって「バーカ」とか叫んで「仰ってる意味がわかりません」とか言われて遊んでいるのだが、今度は「ポケモンで遊びたい」って言われたりするのを恐れているのである。

 伯母バカの私は、とりあえず、どっかにメモしたままになっているアップルIDを探し出し(パソコンの入れ替えの時に登録が必要だったので)それをアイホンに入れてみたら「このIDだと情報セキュリティのアップグレードが必要だ」とか言われて、わけのわからぬままに設定して、試しにツイッターアプリ入れようとしたら、今度はiTunesストアがどーのこーの言われて、気が遠くなってきたが、なんとかカンバってツイッターアプリ入れました。

 これでイザという時はポケモンもダウンロードできるのかひら?よーわからん。

 それにしても、スマホはまだ新品でピカピカなのに、いきなり姪っ子らにイジりまくられることになるとわ・・・
 でも凶暴なガキどもに揉みくちゃにされるという経験も、あと何年続くかって感じだし、子供を持つことが無かった自分にとって、姪っ子や甥っ子と過ごす時間はとても幸せな時間であるので、生け贄として喜んで捧げましょう。(その代わり、私が孤独死していたら遺体の確認と遺品の処理よろぴくね?)


7月21日(木)

 そういや、これも何度か日記に書いているけど、会社の人たちと話していると「なんで、みんな厄年をこんなに重要視してるの?」って驚く。

 厄年にも厄払いにも全く関心が無い私のほうが少数派なのだろうか?国民投票してみてほしい。いや、世論調査でいいです。

 これも毎回書いているけど厄年の存在は子供の頃から知っていたけど、いつのまにか「前厄、後厄」というのが登場していたので「味の素の穴の話みたい」と感心しました。

 で、「この人はけっこう真剣に厄年を信じてるんだ」って人と、また雑談していたら、何の話の流れだったか・・・なんか嫌なムードのことが続いたのだが、前向きに捉えようと私が「マイナスかけるマイナスでプラスってことでwww」と言ったら、彼女が「私もそういえば・・・」と語り出した。

 親と一緒にどこかへ旅行に出かけた時、神社でおみくじを引いたら「凶」が出たので、次に訪れた神社で再挑戦したらまた「凶」だったのでヘコんでいたら、母親が「マイナスかけるマイナスになったんじゃない?」って言ってくれたので、「それもそうだな」と納得したらしい。

 その話を聞いて私は「え?未だにおみくじなんて引くの?」と思ったのだが、その疑問をもっと柔らかい言葉で言ってみたら「けっこうやるよ?」とのことだった。

 私も修学旅行みたいに、同級生たちとゾロゾロと旅行した時にはノリでやっていたと思うし、大学生の時もサークルの合宿中なんかだと、ガチャ気分で盛り上がるからやっていたけど、社会人になってからは、おみくじ引いた記憶無いなあ。
 家族と初詣に行っても、誰もおみくじひいてないと思う。

 会話のいいきっかけにはなるから、今でももし社員旅行などで誰かが「あ、おみくじだ!」なんて言いだしたら、ひいてみるかもしれないけど、そういう必要のない親との旅行で(彼女はアラフォーの独身で実家暮らし)おみくじ引くということは、厄年の件もあるし、ある意味、信心深いというのかね?

 神道っていうものを全く理解していないが、今の神社のあり方って、「◯◯病院は心臓外科の権威」たいな感じで、「受験に効く神社」「結婚に効く神社」「交通事故に効く神社」って得意分野があって、まるでインフルエンザの予防接種受けに行くみたいな感じで厄除けがあったりする。

 前にも書いたが、ある社員が「胃腸炎とぎっくり腰に同時になってしまい地獄を見た」と言っていたので、腰痛持ちである私には「ぎっくり腰の時はトイレに行くのも一苦労なのに、ゲーゲーピーピーになっていたら・・・想像もしくない」ってその地獄を容易に想像できないくらいの壮絶な経験だったことを想像したのだが、その社員が「厄年になったから、厄払いに行こうと思って、ほんと、来週末に行こうとしていたのに・・・」と真顔で言うので、「?????」になった。

 あ、違うな、彼は「厄払いに行ったばかりなのに、こんなことになって、いったい、なんで?」と言っていたのだ。そう、まるで「インフルエンザの予防接種は受けたのに、インフルエンザになった」とボヤいているみたいだった。

 それに「ぎっくり腰と胃腸炎がコラボ」っていうのは、ほんと地獄であるが、どっちも死ぬような病気でもないし、そんなもん厄年のせいにしていたら、厄年さんに申し訳ないだろう。
 と思ったので、彼には「厄払いしておいたから、それくらいで済んだんだじゃないの?」って言ってみたら「まあ、そういう考え方もできますよね」と頷いてくれた。

 で、私がいつも理解に苦しむのは、そういう「神社と真剣に向き合っている」ような人が、平気で他宗教の信者、過激なイスラム原理主義者とか、キリスト教原理主義者とか、日本のカルトな新興宗教を「理解不能」と断言することである。

 宗教心の薄い家で育った私には、仏教も神道もよくわからないのし、イスラムやキリスト教やユダヤ教のこともよくわからないけど、「ラマダンっていうのは、友引に葬式やっちゃいけないって感じ?」とか「ブタがダメだの牛がダメだのって、精進料理みたいな感じ?」って、「宗教的にこうなってます」という雰囲気を身近な宗教的戒律っぽいことを手掛かりに解釈しているのだが、日本のメジャーな宗教の不思議なところは、初詣にしても、七五三にしても、厄払いにしても、多くの人がそれを宗教行事だと思ってないところなんだよなあ。

 オウム事件の時にも「信者は修行すれば空中浮遊ができると本気で信じていたのか?」とか言われていたけど、それなら「受験生は天神様にお祈りすれば合格すると本気で信じていたのか?」とか「独身女性は縁結び神社のことをどれだけ本気で信じているのか?」って話である。

 そういや、一昨日書いた、生協オバサンだった元上司は、鎌倉あたりの旧家の生まれだったので冠婚葬祭に対する考え方が私とは全く違うレベルだった。
 彼女の夫の母(同居していた)が亡くなった時、夫も大企業の管理職だったし、彼女も「芸能界の大物」の下で長年金庫番をしていた人だったから、大きい葬儀になったのだが、喪主である夫が一人っ子であったため、親族が少なかったためか、彼女の大勢いる姉妹が(6人くらいいた)ビシっと全員紋付の着物を着て親族席を賑わせていたので、「うわー、横溝正史の世界だ」と思った。

 で、彼女は旧家育ちのその冠婚葬祭に対する世界観を「自分は普通だ」と思っていたので、その世界観から外れるようなことをする人に手厳しかった。
 彼女がとても世話になった、ある大物が亡くなった時、そこの奥様が彼女が想定するような「立派な葬儀」をやらなかったことがまず不満だったのだが、葬儀の後に訪問した時に「あの奥さんは、ちゃんと線香をあげていない!あれでは、ちゃんと成仏できないではないか、かわいそうだ」と本気で怒っていた。

 どうやら、そこの奥さんは「部屋が線香臭くなるのがいやなので」って言っていたらしい。

 わー、凄いなあ、遺族がきちんと拝まないと、故人がきちんと成仏できないって、真面目に言っている人に初めて会った、よくわからんが、これが本当の仏教徒というものなのか?と思った。

 で、その上司には仲良くしているオカルト仲間がいて(無農薬仲間でもあった)、そのお友達はいわゆる「霊感が強い系」で、私の上司がお友達に電話で仕事関係者の愚痴を語ると、その関係者が本当にヤバい人の場合(反社会的勢力っていう意味ではなく、精神的ステージ的なことで)、そのお友達は吐き気を催し、本当に「ちょっとごめん」って電話を中断してトイレに駆け込んで嘔吐して、「あなたに吹き込まれた悪い気はトイレで流した」と言うと、上司は「ああ、おかげですっきりした!」

 って話を二人して、私に真面目に話してくれたんですよ。
 「この人がそうやって吐いてくれると、私もなんだか憑き物がとれるのよー」って。
 まあ、女子同士の長電話ってそういう効果が期待されますが、本当に吐くって聞いたことがない。

 ただ、その二人は、そういうオカルト系の信頼関係があった。

 で、さっきの「あの奥さんはちゃんと線香あげてない」って話も、上司はその友人に愚痴ったのだが、友人は「あ、でも、あの人は、高いところに行ったよ?私、今まであんなに高いところまで行った人見たことない」と言ったらしい。死後、仏になるということで、仏としての地位がびっくりするくらい高かったって意味だったらしい。

 それを聞いて、私の上司は「よかった」とボロボロと泣いたそうだ。

 って、そういう人たちが正統派仏教徒なのかもよくわかりませんが、社会人として成功している部類の日常生活と、こういう宗教なんだかオカルトなんだかわからない次元のことをどう自分の中でバランスとってるのかなあ?って思いました。

 彼女のことを思い出すと、参院選の三宅洋平候補とか、まあ、そんな感じなのかなあって思えます。

 ただ、ああいう感じの人って、そう多くは無いのよね。

 私が政治家を目指すのだったら、「無農薬」よりも「初詣ってフツー行くものでしょ?」って方向を目指すかな。ああいう「日本の美しい文化」と「ヤンキー文化」の両方を取り込むような・・・厄年にはノらない私でも、初詣には否定する余地は全くないし、うん、もし「初詣」的な何かを思いついたら、当選確実だと思うな。


7月20日(水)

 昨日の続きになりますが、食品添加物や農薬を悪とする生協オバサンがマジになっている時は、ほんと不思議な感じでした。
 仕事のことでは、実に常識的だし有能なのに、趣味の無農薬のことになると、なんであんなにトンチンカンなのかって。

 これも何度か日記に書いてますが、彼女は「肉は体に悪いから」と一緒に昼食をとっていると、副菜の肉団子などを私にくれましたが、だったら「ダイエット中なので」とか「お肉好きじゃないから」とか、あたりさわりのないこと言ってくれればいいのに「肉は体に悪いから」って私に与えるの、ひどくない?って思っていた。

 あの会社を退職してから10数年後、今度は大震災後に友人が「放射脳」になり、ガンになるのも、障害者が生まれるのも、髪の毛が薄くなるのも、全部放射能のせいだ!って言うようになり、「こういう資質の人ってけっこうな割合でいるのだな」と気がついた。

 自閉症は300人に一人くらいで、統合失調症が100人に一人くらいとか言われてますが、「食品添加物があああ」「放射能があああ」「反日がああああ」って感じになる人も、そういう頻度で発生してるのかね?

 でも、会社で雑談していると、部長とかM嬢とか「わりと細かい感じの、いわゆるA型人間」って、体調が悪くなるとあれこれ原因究明をする傾向があるかもしれない。
 例えば、風邪気味になると「どこで感染したのか?そういえば昨日電車に乗っている時、隣の人がゲホゲホしていたがあれか?」と無意味に追求するのである。

 本気で感染源を追求するのなら、感染源と思しき人から病原体のサンプルとって、自分も検査して・・・ってやらないと本当のところどうなのかわからないのだから考えるだけ無駄だと思うし、たかが風邪たしと思うのだが「どこで風邪をうつされたのか?」って延々と考察しているのが楽しいのだろうか?

 で、そういう人たちは感染防止に殺菌力の高い空気清浄機が有効だと考えるようだ。

 生協信者で言うところの「無添加・無農薬」に準ずるところが、「無菌」思想である。

 私が小声で「あのー、マジで殺菌すると、いい菌も死んじゃうどころか、人間も死んじゃうと思うんですけど」って言っても除菌こそ衛生であることを疑わない。

 私が一番「あー」って思うのは、「冬のインフルエンザ予防に有効なのは加湿」っていうことで、大量の加湿器が置かれているのだが、誰も手入れをしないので、給水部に赤いカビみたいなのが発生してるんですよ。それに加湿器ってカルキが溜まってしまうので、マメに手入れしないとすぐにダメになってしまうのだが、そういうことには無頓着で護符のように加湿器を置くだけなので、しょーがないから、私がいるフロアは私が加湿器の手入れしているのですが、たまに掃除している所を見せびらかして「こんな状態の加湿器が撒き散らす空気のほうが怖いのですが」って言うと「えー、バッチい」と驚いてくれるのですが、やはり誰も手入れしてくれません。

 放射脳だった友人とはしばらく会ってませんが、元気かなあ?
 彼女が想定したようには、先の大震災での放射能被害は報告されてないけど、何か別の敵を見つけているのだろうか?

 そういえば、さっき書いたように「風邪をひいたが、原因はなんだろう?」と無駄に追求する傾向のある人は、「仕事で些細な不都合があったが、どうやら自分のミスかもしれない」って時に、「原因は自分ではない!」とすごーくムキになるような気がする。

 そりゃ、死傷者30人の事故の原因は、お前だ、と言われたら、私だって必死にブロックするけど、「この書類に記入してもらったけど、記載ミスがあって戻ってきました」程度だったら、「ああ、そりゃすいませんねえ、書き直します」でいいと思うが、「いえ、ここの箇所はちゃんとそちらに確認して、それでいいって言われたのでそう記載したのです」とか言う人はけっこういる。

 私はその程度のことで「誰のミスだったか?」って追求しているほうが面倒なので、「あーら、私が間違っちゃたのね、ごめんね」って書き直すタイプだが、書類記入した人も、その依頼した人も「絶対に自分のミスとは簡単に認めない」ってタイプだと、真相解明に時間がかかっていて、ほんと面倒くさい。

 そこまでいかなくても、よくあるのが、私に客先に提出する書類の作成を頼んだ人が、しばらくして「訂正して再出力してください」とお願いしてくる時に、クドクドと「これは客先の指示ミスでして・・・」と私に説明している場合って、たぶん、その人のミスなんだろうなあって思う。

 ほんとに客先の指示ミスだった場合、うちの担当者は「先方から、明細の内容をこう変えてくれって指示が来たので」と、「自分のせいじゃない」を全面に出すし、私も「あ、そう」で再出力するだけなんだが、うちの担当者がクドクドと「相手からは最初、こうしてくれって言われたのですが、それはちょっと違うんじゃないかって確認したんですけど、これでいいってことで、これでお願いしたのですが、今になって、やっぱりこっちだと・・・」とか言い始めたら「あ、こいつのミスなんだな」って思う。

 そんでクドクドと「自分のせいではない」って言い訳を並べるので、しばらく聞いた後に「で、どう直せばいいの?」って言うと、「ほんとご迷惑かけて申し訳ないんですが・・・」とか言い始めるので、だから、君の言い訳聞いてる時間が一番の迷惑なんだけど?

 そういうタイプの人に、こっちから「これは、これじゃダメだから訂正してください」ってお願いすると、「え?えええ?私にはそういう認識ありませんでした」とか言われ、「認識?」って思っていると、「これは●●役員と先方の役員の間ですでに合意されているということで、自分はただ、それをミヤノさんにお伝えしただけで・・・」とアワアワするのだが、こっちはそんな本質的なこと指摘しているわけではなく、「こういう正式な契約書だと、事業所の住所じゃなくて本社の登記住所じゃないとダメ」って指摘しているだけなので「わ、私が不勉強で申し訳ございませんでした!」って、いや、だから責めてるわけじゃないから、ただ変更して再出力してほしいだけで。

 で、そういうタイプの人って、「なぜこの書類はこの記載ではダメなのか」ってことは絶対に学習しようとしない。少しでも学習した人は次に似たような種類作成する時に、確認してきたりするが、ミスを指摘した時に「自分は上から言われただけで」と言い訳するタイプの人は、次回も上司に言われたままやるので、同じようなミスをすることが多いのだ。

 って、なんだか違う愚痴になってしまいましたが、仕事忙しくて疲れているので(言い訳)


7月19日(火)

 他部署からよく総務部に雑談に来る若手っぽい外見だけど、アラフォー男子社員に「ミヤノさんは都民でしたっけ?」と言われたので「そーです」と言うと、「じゃあ、あの都知事ガチャ引く権利あるんだwww」って言われたので「やめてー」

 その直前に、他事業所の社員が彼の部署に打ち合わせに来たので、やはり「あの外ればかりの都知事選ガチャってどうっすか?」って言ったら、その都民社員も「や、やめてー」と嫌がっていたので、「お、都民はこの話すると、皆悶える」ということに気がついて、都民漁りに来たらしい。

 ちなみに、私らがそんな会話をしていたら、横にいた部長が「知事選ガチャって何?」って言っていたので、説明したのだが、そっか、その他部署アラフォー男子と私はネット依存度が同じくらいなんだけど、部長はネットにも疎いけど、テレビニュースもスポーツニュースしか見てないから、三日前くらいのニュースについて呟いたりするので、「え?何の話ですか?」って戸惑うことも多いけど、芸能ニュースとかほんと、三日遅れは大げさとしても、「それ一昨日くらいの話ですよ?」ってことがほんとに多くて、精神的にどんな僻地に住んでるんだよ、って思う。

 さて、私のツイッターのタイムラインには「子供の障害は親の責任って言ってるトンデモ医師がいる。許せん!」的なのが散見してますが、そーゆーの、時々というかよく出てきますよね。

 私の20年前の女性上司は、私に「仕事」というものをきちんと教えてくれた、とても尊敬できる人でしたが、農薬や食品添加物を憎む、生協オバサンでした。
 彼女とほぼ同い年だったうちの母も、生協には入っていたし、「添加物だらけの市販のおやつよりも、子供のためには手作りお菓子」ってブームには乗ってましたが、しょせん当時の流行に乗った程度だったし、公害問題が今よりも短かだった当時ですから、うちの母と同じ程度の問題意識持っていた主婦は多かったんだと思います。

 だって、あの時代は、今までフツーに飲み食いしていた食品に含まれていた添加物が、いきなり禁止になって「え、じゃあ、今までは大丈夫じゃなかったってこと?」って不安に思いましたから。
 私が幼心にもよーく覚えているのが「ファンタ」で、それまでは鮮やかなオレンジ色だったのが、その着色料が禁止になってしまい、なんだか冴えない色になったのですが、「この色、美味しそうじゃない」とボヤく子供らに「あのオレンジ色の着色料が禁止になっちゃったからねえ」と解説されても、「え?じゃあ、うちら今まで毒飲まされてきたの?」って思いますよね。

 うちの母が生協に加入したのは「子供に安全な食べ物を」というもの大きかったけど、ご近所さんに誘われたし、宅配だから買い物の労力が減るってこともあったのだと思います。

 ただ、あの当時の生協の仕組みは、今から考えると「専業主婦の優雅な楽しみ」であった。
 週に一回くらい配達してくれるのだが、それは個別宅配じゃなくて、「グループ分をひとまとめ」だったのだ。
 うちが参加していたグループは親しいご近所さん6名くらいだったかなあ?
 当番制で、今日の当番がうちだと、生協のトラックはミヤノ家にそのグループ全員が注文した品物を置いていくので、メンバーがうちに集まって仕分けするのである。

 朝ドラで観る「配給制」に近い。

 夏休みで私が家にいると、母に「今日は生協だから、コダマさんちに取りに行って」とおつかいを頼まれることがあった。コダマさんちの軒先きで、メンバーのオバサンたちがテキパキと仕分けしていて「あら、ミヤノさんちは今日はお嬢さんなのね。じゃあ、卵1パックと・・・・」ってうちが注文した品を渡してくれた。

 母が不在だか、風邪で伏せってるかで、うちに配達されるのに私が代理で班長を勤めた時もあり、その時も「あのー、母が」と言うと、メンバーのオバサンたちは、戸惑う私を適度に無視して、テキパキと仕分けしてくれました。

 それはいいとして、我が家が「生協信者」としてナマクラだったエピソードとして、ある時、生協が「歯磨き粉は添加物でいっぱいなので、いい歯磨きを開発しました」とうたっていた。
 発泡剤が含まれてないらしかった。
 終戦の年に生まれた母も「そういや、歯磨き粉なんて、あんなブクブクにならなくてもいいわよね」と、その発泡剤が含まれてない歯磨き粉を買ってみたのだが・・・・

 要するにクレンザーで歯磨きしているみたいな感じで、「これでいいっちゃ、いいんだろうけど、歯磨きが楽しくない」って、さらに香料も抜いてあるので、ほんと貧乏くさい歯磨き粉で、「こんな辛気臭い歯磨き粉使っていたら、子供が歯磨き粉嫌いになりそうだし、大人の私でも嫌いになりそうだ」と母が判断して、二度と買わなかった。

 それと似たような話で、うちは第三子の妹がアトピー気味で肌が弱く、なんとか対策を考えていたら「合成洗剤がダメ」ということになり、石鹸洗剤を使用したら、妹の肌の状態が良くなったのですが、母曰く「石鹸の洗剤だと、すぐ洗濯機のあちこちがカビでドス黒くなる」
 なので、妹の肌の状態が良くなると、こっそり合成洗剤に変えていたらしいのですが、すると妹はすぐに「またチクチクする」と訴えるので、「ちっ、気のせいじゃなかったのか」って石鹸洗剤に切り替え・・・・ってその戦いを何年も繰り返して、妹がアトピー体質を脱出した頃には、手入れがラクな合成洗剤になっていたようです。

 ええと、何が言いたいかと言うと、高度成長期っていうか、バブル直前の時代に、生協に加入していた我が家が何を学んだかというと、「食品添加物とか、化学物質を本気で取り除こうとすると、いろいろ不便だし、そもそもなんで添加物入っているかっていうと、うちみたいなサラリマーン家庭が豊かな生活できるようにってことで、そういうの完全に排除するのって、よほどのブルジョアじゃないとできない」ってことでした。

 防腐剤は体に害があるのかもしれませんが、365日、朝取れの野菜に、手作りの料理に、手作りのお菓子って、昭和のあの時代でももう無理でしたから。
 「防腐剤のおかげで、食中毒で簡単に死なないことを感謝しよう」って感じでしたよ、我が家では。

 前置きがまた長くなったが、生協オバサンであった上司には、もちろんそっち系の友人が多かった。
 そして、ある時「化学製品怖いわよ」話としてこんな友人のエピソードを話してくれた。

 その友人は高学歴で、ご主人もエリートサラリーマンだったが、なかなか子供に恵まれなかった。
 そして、「外資系の会社を辞めて、(たぶん会社ではそういう部署にいたのだろう)自宅で技術系の翻訳の仕事をしながら、体調管理を頑張っていた」らしいので、今で言うところの妊活やってたってことだろう。

 そして、やっと妊娠したので、胎児に悪影響が無いよう、薬はもちろんのこと(その当時はサリドマイドのことが鮮明だった。そういや、最近全然テレビで取り上げられないなあ)、食事の添加物にも神経を配り、洗剤やシャンプーも天然素材を選んだ。

 一般的な妊婦さんより、ものすごーく気をつけたのに、生まれてきた子供は生まれつき障害を持っていた。詳しくは知らないけど、どうやら脳性麻痺だったようだ。
 人生で挫折を味わったことが無かった夫婦は大変なショックを受けたらしい。

 そしてその友人は「あれだけ気をつけたのに、何がいけなかったのだろう?」と振り返ったら「あ!ハンドクリームだ!」と気がついた。乾燥肌だったらしく、ハンドクリームは「普通の市販のもの」を愛用していたらしい。

 その話を聞いた時に、そのご友人がハンドクリームに八つ当たりするのは、まあ、しょうがないかもなあ、って思いました。
 なにもかも完璧にやったつもりなのに、なぜ?ってテンパって、ハンドクリームに罪をなすりつけている行為は「高学歴なのに・・・」とちょっと残念な話ですが、自分の仕事の失敗を部下に押し付けるような話なのでしょう。

 で、私の上司が、それをさも「結婚前のあなたたちに大事な話を教えてあげる」という雰囲気で「だから、原因はハンドクリームしか考えられないのよ、怖いわよね」って語るのは、「え?」って感じでした。
 そんな、普通に売ってるハンドクリームが胎児に影響与えるのなら、もうすでに、大変なことになってるじゃないですか?

 「親がきちんとやっていれば、子供も五体満足で生まれる」って発想って、そういうことなんでしょうね。

 その上司は「砂糖は化学製品だ」って流派(?)で、ある時、「Oリングですぐわかるから」とOリングが何なのか全くわかってない(言葉だけは聞いたことがあった、私は避妊具と混同していたwww)私に親指と人差し指で輪を作らせて、もう片方の手の平に角砂糖を乗せて「ほら、ほら!」ってやった後に「あれ?」って顔になりました。

 私が想定する反応をしなかったらしい。

 酒は体に悪いのかもしれないけど、微量のアルコールで気分悪くする人もいれば、適度な飲酒でストレス発散していたほうが全体としては「心身にいい」って人もいるように、砂糖だって毒にもなるし、薬にもなるでしょう。

 なんで善悪はっきりつけたがるのかねえ?って不思議でした。


7月18日(月)

 出勤。
 仕事はエビワカちゃんが休暇に入ってから2ヶ月半経過して、だいたい2週間分くらい溜まっているから、思ってた通りだ。当初の計算では「二人ともそんなに忙しくなかったから、だいたい8割くらいのペースだったから、合わせて1.6人分くらい。毎日2時間残業すれば、1.3人分くらいまでできそうだが、それじゃ、全然間に合わない」というわけで、「優先度が低いので放置しておく仕事」や「エビワカちゃんがやっていた精度の半分くらいの精度でやる仕事」を振り分けてみたが、それでもやっぱりまだ足らないのであった。

 さて、今日は他にも出勤している社員がいたが、私以外は全員神奈川県民だったけど、誰かが「そーいや、都知事って誰になりそうなの?」って雑談振ってきたので「ううう、もう、ほんと勘弁してほしい状態です」と泣き真似をした。
 TK部長もK嬢もM嬢も、神奈川県生まれ、神奈川県育ちだが、大学や最初の就職で東京留学したことはあるし、K嬢は自由が丘で一人暮らししてた経験があるけど、今は全員また神奈川で仕事している人たちなので、都知事選は他人事の面白案件なのである。

 「やっぱ鳥越俊太郎?」と言われたが、「うーん、鳥越俊太郎はスピーチがイマイチなのと、シールズや菅直人が応援演説に駆けつけているので、そっちにアレルギーのある人は敬遠しそう」と私が言うと「え?あんだけテレビに出て喋っていたのに、喋りがダメなの?」と言われたが、部長が「テレビで喋るのと人前で演説するのって違うんじゃない?」と言うので、ああ、それもそうかも。

 私が「あと、見かけより高齢だし、がん患者っていうのが不安材料」って言うと、神奈川県民達も「ああ、それは・・・」と納得してくれた。

 すると、K嬢が「てゆーことは増田さん?」って言うので、うわー、小池百合子が女性に人気無いって話ほんとなんだな、K嬢もM嬢も「じゃあ、小池百合子が?」って言わなかったから。

 さて、堅い話にも飽きてきたので軟派な話でも。

 「斎藤佑樹投手が会社社長にポルシェをおねだり」っていうのがニュースになってましたが、これの何が問題なのか、私にはよくわからなかった。

 つーか、「え?そういう関係だったの?」って真っ先にBL妄想が立ち上がったのでwww

 これがもし女子アナとか女性アイドルだったら「会社社長からベンツ提供してもらった」ってことは「そーゆー関係?」って話になると思うが、人気スポーツ選手がタニマチの社長に豪華プレゼント貰うと、なんかダメなんだろうか?

 贈与税の問題?
 でも、たぶん贈与はしてないんじゃ?タダで貸してただけで、事実上は「買い与えた」のかもしれないけど。

 もし、ほんとに贈与していたとしたら、こういう「高額のプレゼント」って税法上どうなってるんだろう?
 車だと登録があるからはっきりするけど、例えば何百万もする時計なんて、タニマチがよくスポーツ選手や芸能人に贈るアイテムだけど、ああいうのは問題ないんだろうか?

 そういや、マー君が野村監督に「いい結果残したら時計ください」とおねだりして高級時計を貰ったという話があったけど、あれはただの「いい話」だった。

 そりゃ「反社会的勢力のボスにポルシェ提供してもらった」なら、ダメに決まってるけど、ベースボールマガジン社の社長にプレゼント貰って、なんか不都合あるんだろうか?
 もちろん、ベースボールマガジン社の経費から捻出していたら法人税法に触れるけど、社長のポケットマネーだったら別にいいじゃんって思う。

 まあ、たぶん「あの好青年のハンカチ王子が実はこんなだった」って言いたいだけなんだろうけど、「結果出してないのに、いい思いして」って、ってだけの話のように思えて・・・

 イチローがこのまま順当に「メジャー3000本安打」を達成して、タニマチが高額なプレゼント贈ったら「いい話」になるかもしれないし「タニマチの売名行為」と叩かれるかもしれないけど、イチローが数千万円の高級車プレゼントされても、「当然」って感じになるんじゃないでしょうか?

 それに、「ファンを裏切る行為」っていうけど、まともなファンだったら、別にハンカチ王子にあまり期待してないし、「大谷にすっかり持っていかれたなあ」って感じですし、私がスマホデビューした時に見学に行った日ハムのキャンプ地でも、かつてはハンカチ王子に群がった経験がありそうなオバサマファンが「あ、ユウちゃんが通ったけど・・・」と斎藤佑樹に駆け寄ることもカメラを向けることも戸惑っていた。

 そして斎藤佑樹もマスコミやファンに追っかけられることなく、一人の選手として淡々とトレーニングしてました。

 ああ、そうか、マスコミはハンカチ王子を一場みたいなところに持っていきたいのかね?

 一場は大学野球での活躍と、栄養費問題で一躍ダークヒーローみたいなことになってしまったが、私が二軍球場で間近で観察した限りでは、「ボヤっとした大人しい男子」だった。
 一場は引退後も「プロ野球選手のその後」を取材した番組に出てくるが、知名度を買われて地方のIT機器販社の営業マンになっているけど、いまいち自分の客観的価値がわかってないっぽい。

 「あー、こんなフツーに空気読めない男子が、マスコミに総攻撃受けてたんだよなあ」って思った。

 ハンカチ王子は一場に比べると、マスコミの怖さをよくわかっていたと思うが、AKBみたいな女性アイドルに比べると脇が甘いのは、やっぱ男子だからかね?

 まあ、世間の反応がどうなのかわからないけど、私みたいなコアな野球ファンは「ベースボールマガジン社なんてとっくにオワコンだと思っていたんだけど、なんだ、金回りけっこういいじゃん」と、ちょっと安心しました。

 さて、NHKのニュース9やテレ朝の報道ステーションで、トルコのクーデターがけっこう丁寧に説明されたが、やっぱりわからん。
 ただ、テレ朝の報道が控えめだったので「日本で言うところの、アベ氏ねがクーデターに?」ってことでもないらしい。
 つーか、いろいろややこしいので「日本で言うところの?」ってまだわからないみたいだ。

 それよりもコルビジェの西洋美術館が世界遺産!のほうが大ニュースらしいが、それは「日本は凄い!」じゃないと思うんだけど、世界遺産っていうのはともかく無条件に「いいもの」らしい。


7月17日(日)

 トルコのクーデターはとりあえず収まったらしいが、構図がよくわからん。

 クーデターの背後にいたのは「世俗派」のイスラム指導者だとトルコ側がアメリカにいる指導者を受け渡せとアメリカに要請しているとかなんとか。
 世俗派のクーデター???(指導者本人は否定)
 よく状況がわからないのですが、テレビの中の人たちも外電そのまま垂れ流している感じなので、誰もよくわかってないのかもしれないし、専門家に解説求めることのほどではないと判断されてるのかもしれないが、私にはトルコって要衝ってイメージが強いから、あそこがバタつくと他への影響がすごく強いと思っていたんだけど、そうでもないの???

 さて、平和な国ニッポンでは、東京都知事選挙が公示されてますが、「えー、どうすればいいの?」って超困ってます。

 最初の頃は「女性だし、小池百合子でいーよ、もー」と思ってました。
 トーキョーのトップが女性だと、なんとなく「日本ってちゃんとした国」ってイメージになるかなあって。

 ちょうど、英国首相も女性になったし(喋り方がサッチャーさんとそっくりで驚いた)、アメリカもクリントンさんが大統領になる可能性が高いし、アメリカ駐日大使もケネディーさんだし、そういう並びで考えると小池百合子が「女性だ」ということと、ルックス的にも「そんな感じ」なわけで、消去法的には「まだ、マシ」というか、次の都知事は「次期オリンピック開催地のトップ」という仕事があるわけで、それだけに絞り込んだら、小池百合子でしょう。

 でも、「なんちゃってジャンヌダルク的」というのか、演出方法が気に入らないんだよなあ。

 悲劇のヒロインっぽくして、私みたいな「アンチ自民の無党派層」を取り込む気満々な感じがね。

 世間的にはどうなのかわからないが、ネット眺めていたら、やはり小池百合子は女性人気が低いらしい。なーんかね、「右寄りオジサンたちに上手くとりいってきたお嬢様」って雰囲気がねえ?

 もし都知事選が小池百合子と蓮舫の一騎打ちだったら、私はもしかしたら蓮舫に投票してたかもしれないなあ、って想像する程度で、実際どうなのかわからないけどさ。

 まあですから、「小池百合子は女性ってだけで私の中で少しだけリード」と思っていたけど、野党が投入してきたのが鳥越俊太郎で、こっちのほうが女性人気高いんだろうなあ。

 「もういいよ、鳥越俊太郎でもなんでも」と思っていたんだけど、街頭演説で菅直人が張り切ってるし、シールズが応援しているし、「鳥越俊太郎が都知事に当選したら、あの界隈が『本当の民意はこれです!』ってことになりそう」と不安になる。

 えーと、それを阻止しようとすると、自民公明推薦の増田氏?

 誰ですか?
 元岩手県知事?
 東京出身なのに、なんで岩手県知事になってるの?

 そんで、小沢さんの誘いで岩手県知事になってるけど、後に小沢さんとは決別ってどういうこと?

 ざっとウィキペディアで増田氏の経歴を眺めていたのだが、「世渡り上手の小者感」が凄い人なんですね。

 しかし、どーなるんでしょーね?


7月16日(土)

 えー?トルコでクーデター?


 「世の中どうなるんだろう?」と不安に思いながら出勤したんだけど、昼に昼食を買いに外に出たら・・・・

 「あれ?今日はサッカーの試合じゃ、ない?これはコンサートだな」とすぐわかったのだが「BFLY」ってTシャツのロゴだけど、何これ?
 ゾロゾロ歩く人の所有物から「バンプ・オブ・チキンか」とわかったけど「BFLY」って何なん?

 そして、20代の男女が中心のような客たちは、日産スタジアムでグッズ買ってからまた戻ってきているようで、新横浜駅周辺のコンビニはすでに食い尽くされていた。

 そういや、今日は午前中に飛行機の轟音が鳴り響き「えー?土曜日なのに激しいな」と思ったが、「トルコもアレだし、米軍がスクランブル態勢になってるとかそういうこと?」って思ったんだけど、外に出たときに見かけた飛行機は5機くらいの編隊だったので「これって訓練飛行じゃなくて、ショー用?ブルーインパルスみたいな?」と思っていたら、他の社員からの情報で「横浜港でイベントがあってブルーインパルスが来てるんだって!」ということで、欧州情勢はアレですが、日本はまだ大丈夫らしい。

 いやしかし、バンプ・オブ・チキンの客すごいな。
 だって、開場は15時半で開演が17時半なのに、あれだけの人が先にグッズ買いに12時頃詰め掛けてるんですよ?どんだけ景気いいのかよ?
 そして、駅周辺の居酒屋はそれを知っていたようで、「居酒屋ですがお昼営業してまーす。昼食でご利用どーぞ!」と客引きがズラリと並んでいた。

 午後になって部長が出勤してきたが「今日は何なの?」というので「バンプ・オブ・チキンです」と言ったら、「ああ、イカ天の?」って、ええええ?
 でも、イカ天バンドにも「バンプ」っていうのがいたなと思って調べたら「マルコシアス・バンプ」www

 そのついでに「バンプ・オブ・チキン」についても調べたら、なんと高校の後輩じゃあないですか?
 長嶋茂雄が大先輩で、藤木直人が大後輩だったが、バンプもいつのまにか加わっていたようです。

 ええと、ですから、一昨日はフランスのニースでテロ(じゃないのかもしれない感じだが、心の闇を抱えたイスラム教徒がって感じ)、今朝はトルコでクーデターってニュースに軽く落ちていたんだけど、新横浜上空ではブルーインパルスが轟音も高らかに大空をターンしているし、地上ではバンプ・オブ・チキンの客が闊歩しているし、なにこれ、平穏すぎて怖い(笑)

 そして、仕事を終えて帰宅して「オールスターも観たいけど、ブラタモリが」とブラタモリ観ていて、やっと終わったのでオールスターみていたら、拮抗したいい試合で、選手も観客も笑顔で、「世界情勢がこんななのに、私はビール片手にこんなの観ていていいの?」ってすげー動揺した。

 山崎泰晃の笑顔で投球する姿を観ていたら「今の時代の日本に生まれてきてよかった」って込み上げてきて泣いてしまったくらいだ。

 平和な国であるニホンで、勝っても負けても、命には全く別状の無い状況で、目立ちたがりのお調子者の男子達が全力で野球している・・・・それって、なんて素敵なことなんだろう、なんて贅沢なことなんだろうって。

 ビール飲みすぎである。


7月15日(金)

 えー、フランスでまたテロ?

 日本でも自動車が歩道に突っ込んだってニュースは頻繁にあるけど、大型トラックが花火大会の雑踏に突っ込むと、そんなに死傷者出るんだ・・・・

 革命記念日だから首都のパリなどでは相当警戒していたんだろうけど、まさか、ニースなんてねえ?

 でも、事件の詳細は知らないけど、銃や爆弾使用せずにトラックだけでやったとしたら、日本でもけっこう簡単に出来てしまうような気がしてゾっとしてしまう。
 まあ、何年か前の秋葉原の事件とか、それに近い感じだったけど。

 日本の場合は、イスラム系の人がそれほど多くないのと、イスラム系テロ組織に日系人があまりいなさそうなので、「くすぶってる人がテロに感化される」ってことは少ないのかもしれないけど、アキバの事件とか、この間の黒バス事件とか、ああいう精神状態の人はいるわけだし、「人を殺してみたかった」っていう通り魔事件も時々起こるので、そういうメンタルが「テロこそ聖戦!」みたいな思想と出会うと、日本でもこういう事件が起こるかもしれないので恐ろしい。てゆーか、何度も書いているけど、オウムのテロ事件はつい最近のことなのだ。

 そんで、国際テロ組織であった日本赤軍なんて、幹部がまだ70歳くらいなんだよなあ。

 もちろん、テロ首謀者の多くが既に死亡したり、逮捕されていたりするけど、当時支援していただけで、直接関与してなかった人の中には、それなりの地位や財産を持っている人がいるのかもしれない。

 そういう潤沢な資金を持ったパトロンに支援されてると言うと、かつては右翼団体がメジャーだったが、最近は右翼の街宣車も滅多に見かけないけど、私が都心で働いてないだけ?
 「右翼の大物」っていう言葉も最近聞かなくなったしなあ。

 だいたい、会社で30代の社員はもはや「右翼と左翼」という概念を知らないのであった。

 それに、私と同世代の上司に「生協ってアカですから」と言ったら「え?そうなの?」ってスゲー驚かれて、こっちのほうが驚いたよ。まあ、今だとそういうイメージ薄いけど、私が大学生の頃は、大学生協ってめっちゃアカでしたから。

 なので、私の20代の頃って、右翼は笹川会長みたいな立身出世したドンがいて、そういうのが資金源になってるらしいというイメージで、左翼は労組とか生協とか弁護士事務所がせっせと集金しているイメージだった。そういや日教組って今はどうなってるんだろう?

 大企業に勤めていた友人が「組合費が月々の給料から勝手に引かれている」と愚痴っていたけど、そういや、誰かが言っていたけど、バブル崩壊以降、労働者の賃金は下がるし、経営者だって全然安泰じゃなかったけど、労働組合幹部たちは待遇が下がらなかったので、相対的に収入が上がってしまい、そっちのほうがブルジョア化して既得権益にしがみついている、って説は全部がそうではないとしても、一部そういうことありそうだと思った。

 って話がまとまらないけど、なんとなく不安な想像しているのは、かつてテロリストがいっぱいいた日本で、かつてはそれを支持していた世代が、もう70代以上になってるが、けっこう金持ってる人も多いだろうし、そういうボケかかった老人が「お、またオレらの時代になってきたじゃん」って思って、血の気は多いが貧乏な若者に「渋谷の交差点に突っ込む用のトラック買ってあげようか?」なんて持ちかけやしないかと、ちょっと心配しているだけです。

 もし、そういうボケ老人がいるとしたら、沖縄の基地問題とかで自爆テロとか計画しそう。

 ってダークな方向に想像力が働く自分が嫌いだ。

 そして、なんでこんなことつらつら書いているかというと、今日も2時間残業して、帰宅したら、オールスターゲームがとっくに終わっていたのである。
 オールスターにあまり興味は無いが「興味は無いが、まあ他に試合無いし」と眺めるのと「残業してたら、終わってた」っていうのには大きな差があるよなあ。

 明日から三連休ですが、私は仕事してますわよ。


7月14日(木)

 昨日、「私のスマホデビューは大谷君のプロデビューと同じ時」って書いたが、3年前、沖縄にキャンプ視察に行く前に(正確に言うならキャンプは終了していて、最初のオープン戦を観に行ったけど、キャンプ地はちゃんと視察できた)名護(日ハム)や浦添(ヤクルト)に行くバスの時刻表を調べていたら、どれもネットで出てくるが「うわー、またこれをいちいち印刷しないといけないのか?」って思ったのと、沖縄そばの有名店を調べていても、いちいち地図印刷しないといけなくて「こーゆーのってスマホがあればいいんだよなあ?」って思ったので、沖縄出発直前にショップに飛び込んで、店員に勧められるまま買ったのであった。

 それまでケータイすら持ってなかったので(何度か短期的に持っていたことはあったけど)、スマホデビューというよりもモバイル・デビューということいなったが、何が嬉しかったって、「球場で試合見ている時に他球場の経過が好きな時にチェックできる」であった。

 ヤクルトの神宮球場みたいに、他球場の経過流してくれる球場もあるけど、全然流してくれない球場もあって、でも、私以外のお客さんたちはモバイルでチェックしているので「うわー、ライバルチームの先発が大炎上!」などと会話しているのを必死に傍受していたのであった。

 ずいぶん前に楽天の二軍戦を観に行っていたら、楽天を応援している常連さんたちが「ああ、◯◯はもう帰ってこないねー」と楽しそうに、そして残念そうに会話していた。
 つい数日前に一軍に上がった二軍若手選手が同時進行している一軍の試合で大活躍していたので、盛り上がっていたのである。
 そして、私は彼らば盛り上がってる様子を恨めしげに眺めているしかなかった。もちろん、彼らに「え?◯◯が活躍しちゃったんですか?」って聞けば、喜んで状況を説明してくれたんだろうけど、他人に気軽に話しかけられるようなコミュ能力持ち合わせてないので。

 祖母も母も超お喋りで社交的なのに・・・・・私は父似なのである。父方の祖母は引きこもりでした。そして私は外見がその父方の祖母にそっくりなのである。

 なんだか話が逸れたが、私が今日言いたかったのは、スマホデビューが大谷君のデビューと重なったことはとても印象深い出来事っていうか、初めて手にしたスマホで撮影した何枚目かの写真が「大谷君、オープン戦終了後に囲み取材を受ける」って写真で、「すげーな、こんなにマスコミ集まるんだ」と感心したっけ。

 なので、たぶん、10数年後に「大谷引退」ってニュースが流れたら、きっと最初に手にしたスマホのこと思い出すと思う。
 その頃には、もしかしたら、両手を広げると、何も無い空間に画面が現れて、パチパチと二回瞬きすると、「ルーキーイヤーの大谷君の写真」が出てくるのかもしれないが(笑)

 いや、さすがにそれは無いか。
 自分が20歳の頃と、30年後の今だと相当違うけど、ここ20年はそんなに違わないからなあ。

●どーなる都知事選?

 って、猪瀬が選ばれた時も舛添になった時も、私は自分がどういう投票行動したのかさっぱり覚えてません。

 ただ、私は石原慎太郎が生理的に苦手だったこともあり、「猪瀬だと、まだ全然マシ」と思ったような気がするし、舛添の時には他に選択肢無かったんじゃなかったっけ?

 つーか、1995年の青島幸男知事以来、石原慎太郎、猪瀬直樹と「都知事ってなんでずっと作家がなってるんだろう?」と素朴な疑問を感じたが、私が子供の頃の都知事といえば社会党推薦の美濃部だったのに、私が思春期の頃には鈴木知事の長期政権だったので、都知事に対する明確なイメージ持ってないんだよなあ。

 まあでも、石原都知事を眺めるにつけ「どーせ政治家になるなら国会議員よりも都知事のほうが面白そうだな」とは思った。
 首相よりも小回りが利くし、首相ほど国を背負ってないけど、東京都の予算規模考えたら、国連に加盟している国家の大多数よりも大きい「一国の主」って感じだし。

 まあ、そんなわけで、英国もサッチャー氏以来の女性首相が誕生したし、「あまり好きではないが、ルックス的にはいい方だし、小池百合子でもよくってよ?」って思っていたら、野党が鳥越俊太郎投入。

 神奈川県民の上司は「鳥越俊太郎で決まりでしょ」と今日の雑談で言っていたが、うーん、私はビミョーだなあ。

 まず立候補の理由が「参院選の結果がアレだったので、与党に少しはギャフンと言わせたい」って感じだったこと。
 参院選でも野党の主張が「アベの暴走を許すな!」だけにしか聞こえなかったので、私みたいな浮動票層にアピールできなかったのでは?

 そりゃ、国政選挙で負けても、地球上でも指折りの経済規模の都市である東京を抑えたら「実質、野党の勝ち」って言えるのかもしれないけど、もう、そういう問題じゃないし。

 あと、鳥越氏に関しては、見た目はカッコいいけど、76歳という高齢で、しかもガン闘病中っていうのが気になる。本人はそれを売りにしようと「ガン撲滅」とか言ってるようだが、うちにはここ数年、毎年、世田谷区から「子宮がん、乳がん検診が受けられます」って書類が投函されてて、「私、会社員だから社会保険でそれ受けてるんだけど、もしかしてこの書類、40歳以上くらいの全員に送ってるの?」って程度のことはもうすでにやってるようです。

 世田谷区だけのことかもしれないけど。
 私の勝手な想像ですが、どっかの誰かが「ガン死亡率下げろ」と命令して、それを実行する人が「子宮がんと乳がん検診率上げれば達成できるんじゃね?」と計算しての流れだと思ってます。

 どちらもわりと安価に検査できて、早期発見すると生存率高いとか、そんな理屈で。

 そして、何よりも、私には鳥越俊太郎って、あまりはっきりしたイメージが無いんだよなあ。

 雑談していた上司に「うーん、もし筑紫哲也が都知事やりたいって言い出したら、やれるならやってみろ、って思ったかもしれない」って言ったら「あれ?筑紫哲也ってもう・・・」と言われたので、「ええ、とっくにお亡くなりになってますけど」

 さて、どうなりますかね?神奈川県民である外野の上司が言うように「自民党の公認候補は地味すぎじゃね?」っていうのはその通りだし、雰囲気的には鳥越氏に票が集まりそうなんですが、シールズが鳥越氏に寄ってくると、私みたいな年寄りのシールズ・アレルギーが発症しそうです。

 なんなんでしょうね?山本太郎とかシールズみたいな「若手左派」に対する「これじゃない」感って。

 アンチ巨人の私は「きゃは?今年こそ広島が優勝しちゃう?」ってハシャいでいるのに、シールズは広島でも横浜でもヤクルトでも中日でも、ましてや阪神でもないわけで、そう考えると浦和レッズのマナーなってないというか人種差別する最低のサポーターみたいな感じに思えてしまうのです(レッズだったか記憶が定かではないが、雰囲気的にっていうことで許してください)。

 なんかもう少し見せ方工夫したほうがいいんじゃないか?

 どっちにしろ、私みたいな高齢者にはあまりアピールしないもんなのかね?


7月13日(水)

 アイホンでスマホデビューして、3年以上経過した。(大谷君のプロ生活とほぼ同じなのである。あの時の沖縄キャンプ視察の直前に買ったから)

 しばらく前に「あれ?なんか画面が浮き上がってる?」って感じていたのだが、表面が浮き上がっていて、横に隙間が出てバックライトが漏れていたので「なんじゃこりゃ?」と思って調べてみたら、私が持っている機種にけっこう起きている事象だったらしい。

 アップルストアに持ち込むと3年以内だったら無償で修理してくれていたらしいが、「うあ、3年以上経ってるよ、もっと早くに気がつけばよかった」と嘆いた。
 ほんと機械帝国、うまく出来てますよねー。
 ちょうど、その頃のITニュースで「アップルはスマホの寿命を3年くらいに設定している」なんて記事があって「3年?たった3年?」と驚いていたのだが。

 そんで、やっとショップに「機種変更したいんすけど」と言って「別にアイホンじゃなくても安けりゃなんでもいいんですけどー」って相談したのだが、別にアンドロイドにしたからって安くなるわけでもないことがわかった。

 私みたいなユーザーには「ガラホ」っていうガラケーユーザー受け皿があるようだったが、私はガラケーの文字入力方法がどうしても苦手で、画面でキーボード打ちができるようになったのでスマホを持つようになったので、「えー、ガラケー方式イヤだなあ」って思ったんだけど、月額が全然違うので「えー、しょうがないかなあ?で、ネットは普通にできるんですよね?」と確認したら、いろいろ説明してもらった最後に「ああ、あと、グーグルは使えません」って衝撃的な事実が!

 え?高い金払ってスマホ持っているのは、「外出先でもいつでもどこでもググれる」っていうのが一番大きい動機なので、それ無いと意味ねーじゃん?

 つーわけで、もうどうでもよくなり「またアイホンでいいです」と降参。

 自宅用パソコンもマックだから、アイホン内の写真の保存とかはラクなので、もう、それでいいよ。

 というわけで、アイホンSEとかいうのになったのだが、けっこうあちこち変わっていて「ううう、また慣れるまで吐きそう」と、変化を好まないので、環境の変化がほんとに辛いのであるが、前のアイホンでも頑なにツイッター用アプリを導入してない、というか、一度もアップルストアを訪れたことがないで、いろいろ不便はあったが、「暇つぶしにツイッター見るならこれで十分」だと観念したというか、その状況にも慣れていたのに、新機種にしてアプリなしでツイッター眺めていたら、タイムラインをさかのぼっている最中に無理やり先頭に連れ戻されるという新手の嫌がらせを受けることに気がついた。

 しかも、今まではフォローしてない人のツイッターをブックマークで見に行っていたのだが、あっという間に自分のタイムラインに連れ戻されて「あ、こういうインチキさせないんだ」と・・・・

 ほんと、スマホの世界はウザい。ヤフー見てると「アプリ入れたほうがいいですよ」と言われ、アメブロ見ていると「アプリ入れたほうがいいですよ」と言われ、ツイッターに関しては「アプリ入れてない人にはとことん意地悪しますよ」って態度。

 同じ画面にパソコンから入ると、どこも何も言ってこないのに、スマホで入ると、こうだからなあ。

 いや、わかるのよ。
 パソコンで入ってくる人は「金にならない」ってことは。

 この間、平日休みにランチがけっこう人気の店で昼食をとっていたら、隣がIT関連のサラリーマンで「最近のウルトラマンって、ゴッツい感じになってて、昔のウルトラマンと並べると、まるで無課金ユーザと重課金ユーザが並んでるみたいでwww」と喋っていて「その世界には疎いがなんとなく想像がつく」と笑いそうになった。

 私だって、ニコ生はプレミアム会員になってるし、パ・リーグTVにも入ってるので、パソコン上でもそれなりに課金されているのだが、スマホのほうが「小金毟り取ろう」とする動きがあからさまなので、ほんと嫌いなのだが、でも、それもそうだよなあ。

 趣味は散歩だけど、遊歩道を歩いた先にあるシャノワールでよく休憩するけど、アイスコーヒー代200円払って足を休めるけど、そこでの暇つぶしにヤフーニュース見たりとか、ツイッター見たりするのは無料なんだよね。

 今でも、古いラーメン屋などでは、スポーツ紙が各紙揃っていたり、ゴルゴ13の単行本がずらりと並んでいたりするのかもしれないけど、そういう昭和な店では「客の暇つぶしの新聞や雑誌」っていうのは、店の経費だったんだけど、今だとそういうのって美容院で出される雑誌くらいかな?

 「どこでどう課金するか」っていうのが企業にとって非常に重要な問題だっていうことは、もう20年以上前から知っていて、当時関わっていたIT企業でも「アクセス数は順調に増えてます」だったけど、「じゃあ、ここから どう課金して利益あげる?」ってことで困っていた。

 そこで救世主となったのが「ケータイで課金」で、あの頃、社員の社用ケータイの使用履歴を管理していたのだが、ある時パケット代の項目をチェックしてみたら、「乗り換えサービス」を購入しているのはまあいいとしても、「このサービスは仕事に必要?」っていうのけっこうあった。
 具体的には忘れたが、「プロ野球の試合速報」みたいな感じのサービスの月額200円くらいのに登録していたとか、そんな感じ。有料サービスって意識が無かったり、管理者には筒抜けっていうことを知らなかったりしたのかもしれないけど。

 それにしても、いつも思うのは「今、私が10代や20代だったら?」ってことである。
 それでも、やはり同じようにアングラな道を進んでいたのだろうか?


7月11日(月)

 日曜日はまたイベント仕事で、早朝起床でかなりの肉体労働をこなしていたので、夕方帰宅するともうぐったりだったが、大河ドラマが選挙シフトで7時代から放送していたので、それだけ頑張って観て、9時前には寝た。

 おかげで目覚ましかけてなくても3時起床!つーか、眠りが浅くなったところで、微かにアラームが鳴ったような気がして時計確認したら3時ぴったしだったのだ。もしかしたら、アパートの他の部屋にもサッカーファンがいたのかもしれない。

 おかげでユーロ決勝を最初から観ることができました!

●ユーロ決勝 フランス-ポルトガル

 予習が全く足りてないので、「知ってる選手はCロナウドだけ?・・・・あ、あとフランスの監督は知ってた」って程度だったのですが、そのロナウドが前半20分くらいでまさかの負傷。
 ピッチに座り込んで痛みをこらえるロナウドが気の毒だったが、「いいものを観た」って気持ちも湧き上がってきました。
 あーんな、何十億円も、いやもっとか?ともかく、ハリウッドスター級のセレブなトップ選手が、甲子園の高校球児みたいになってるのを鑑賞するのが、W杯やユーロの楽しみでしょう。

 この間、上司が「野球とかサッカーなんてテレビで観たほうが、選手の表情が楽しめるので絶対に面白いじゃん」と言ったので、「テレビ中継を否定するつもりは無いけど、野球なんてテレビで観ると心理戦とか投手の表情が主役になっちゃうから、生で観るのと全然別モノになっちゃうし、サッカーだって、常に全体が見渡せ無いから、スペースがどうの、守備が上げてきたの下げてきたのっていう大事なところが全然わからないから、サッカーを本当に鑑賞したいのなら生観戦しかないでしょう。」と反論した。

 ついでに「だから私はW杯をサッカーだと思ってなくて、セレブ達が繰り広げる人間ドラマだと思って楽しんでいるのです」と熱く語ってしばいました。

 サッカーの試合とか片手で数えるほどしか観たことがありませんが(そのうちの二つは、バルサとマンUの日本での親善試合ってwww)「あー、テレビで観るのと全然違うんだなあ」と思った。
 ラグビーだと、あまり違和感無いんだけどなあ、ラグビーの場合は生観戦しているとスクラムの時とかモールになった時とか遠目では何やってるのかよくわからないんだけど、テレビで観ると「なるほど、こういうことになってるんだ」ってわかるからかなあ。

 野球はねえ、子供のころからナイター中継に慣れ親しんでいたので、球場に行くたびに「テレビと全然違う!」ってことに、未だに新鮮な感動を覚えます。

 前にも書いたが、「いつもテレビで観ていたもの」を生観戦してみると、いかにテレビカメラが「嘘」か、よーくわかるので、「映像が全ての真実だとは言えない」っていう、いい練習になると思います。もしくは「この映像からは、こういう現実であることが推測される」と考える練習になるかも?

 さて、ユーロ決勝の話に戻りますが、主軸のロナウドを失ったポルトガルは圧倒的不利のように思えましたが、逆に中心を失ったことで、どう攻めるのかが曖昧になり、フランスも対応に苦慮しているようだった。
 そして、ポルトガルは粘りつよく守備していた。
 結果論であるが、フランスは少なくとも3度くらい「決定的なチャンス」をミリ差くらいで逃していて、あれが決まってれば、すんなり2-0くらいで勝っていたと思うが、それを外したのはロナウドの執念だったのだろうか?

 まさかゼロゼロのまま延長に突入するとは思ってなかったが、延長戦に入ったら、ちょっと眠くなってきて、前半は観ていたのだが、「うー、このままだと私の苦手なPKだぞ?」と、もうどっちが勝っても辛い感じになってきたので、テレビ消して仮眠することにした。

 起きたら、ポルトガルが勝ってました。

 さて、サッカーの試合の合間に他局を観ると、どこもまだ「選挙特番」やっていて、昨日、私が寝る前の「開票直後だけど出口調査でだいたい結果出てるね」って感じのままでした。
 昨日の選挙特番、どこの局も「えーと、こういう展開になっちゃったけど、どう盛り上げれば?」と戸惑ってる感じだったので。

 「18歳に選挙権!」っていうのが売りだったが、投票率は前に比べればチョコっとマシなだけで、それにどうやら若者の過半数は自民党に投票したようだ。
 イギリスのユーロ離脱投票の影響も多少あったかね?

 実は私にはありました(笑)
 「笑い取りにいってはいけない。うっかり当選したらとんでもないでしょ」という気分になったから。

 東京で話題になっていたのは田中康夫よりも三宅洋平だったが、25万票っていうビミョーな数字。当選した小川議員が50万票だったので、「全然届かなかったが、トップ当選の蓮舫が100万票だと考えると、50と25ってそんな遠い数字じゃないのでは?」と思えたからだ。

 50歳(まであと3ヶ月切りました)の、どっちかというと高齢者の私には「アベを支持するとまた戦争する国になってしまう」って主張よりも、シールズみたいな若者がうっかり暴走することのほうが怖い。
 未だにオウム真理教がトラウマなのである。
 ずっと「ネタ」みたいに思っていたのに、あんなことになるなんて・・・

 この間のバングラデシュのテロ事件でも、首謀者は大卒のインテリだったらしいが、「インテリがなぜ?」って疑問を投げかける人に「だって日本でもオウムが・・・」って返す人がいて、「あー、そうだった」と思い出しました。

 今の共産党は、街頭演説をサポートする老人たちを眺めても「こういうベクトルでの老後の過ごし方」のように思えるし、噂では、共産党はそういう暇はあるけど金は無い老人たちを弁当支給で動員しているとか。
 たぶん、公明党支持者の老人の方が小金持ちだろう。

 友人が同じアパートに住んでいる60代の女性と仲良くなり、その女性が「知り合いの家で集まりがあるんだけど、来ない?」と誘ってくれたので「怪しいなあ」と警戒しながら同行したのだが、そこそろ立派な一軒家に住む、料理が上手なマダムが手料理で迎えてくれて「あら、こんな若い人がきてくれて嬉しいわ。また来てね」という雰囲気だったらしい。

 誘ってくれた60代女性は「あの人のことが好きなわけでもないけど、こうして誘ってくれるし、美味しい料理が出るし」と「タダ飯が食えるから」って理由で参加しているようだったが、月に一度くらいそういうホームパーティでもてなされたら、「学会員にはならないけど、公明党に投票してやっか」という気分にはなりそうだ。

 で、「オウムも選挙に出てきたあたりから本格的におかしくなった」という過去があるから「幸福実現党」にも警戒しているのだが、比例区で36万票かあ・・・・けっこう、信者いるのね。
 ただ、比例区で当選者出すためには100万票くらい必要らしいから。

 選挙って難しいですね。

 で、三宅洋平候補とか「オレらの活動、こんなに動員していて、うっかり当選しそうな勢いなのに、マスコミには無視されてる」とか言っていたらしいですが、放射脳だった友人が「反原発のデモにみんないってるよ?ミヤノさんは行かないの?」とメールしてきた時には「なにこの、野球ファンは全員巨人ファンみたいなノリは?」と思ったが、どっちかというと「野球ファンの多くは巨人ファンなのだが、ロッテファンが『いや、いまどき巨人ファンよりもロッテファンのほうが凄い』って勘違いした感じですかね。(ロッテファンの人、例えで起用してすみません)

 そして「今や人気でもパ・リーグの客のほうが熱いのだ!そして、ロッテの応援団が一番熱いのだ!」って内部では盛り上がっているのですが、私が何年か前、社長宅のバーベキューパーティーの時にセパ交流戦の巨人対ロッテの試合をテレビで観ていたら、「勝ってる?」って3人くらいに言われて、「勝ってるって、どっちが?」と言ったら「はあ?何言ってるの?」って顔された。

 もしもそれが、巨人阪神戦だったら「巨人勝ってる?」って言うのかもしれないが「巨人ロッテ戦」で「勝ってる?」って言ったら、巨人が勝ってるか聞いてるに決まってるじゃないか?ロッテファンなんて実在するの?って態度。


7月10日(日)

 参院選には全然興味が無いんだけど「投票率が低い!」って言われても「私のせーじゃねーし」って心の中でつぶやけるように、投票には行きました。

 それよりも、都知事選挙の方が気になる。
 石田純一が出てくるとか、もう「マジっすか?」としか言いようがない。
 小池百合子も、あまり好きではないというか、性格悪そうな感じがするけど、「性格悪そうな奴じゃないと都知事なんて勤まらんだろうからなあ」と考えると、女性都知事っていうのは悪くないかも。

 ただ、もう誰が都知事になっても週刊文春に引き摺り下ろされるような気がしてしまうので、いっそ週刊文春が「この人は全くマークしてません」って候補者リストを作って推薦してもらえませんか(笑)
 そしたら新潮が全力で潰しに来るか?(笑笑)

 そうだ、文春にお願いがある。今度、政治家と金問題を暴く時には「お車代でも源泉徴収が必要だったのに、ちゃんとやっていなかった」ってゆーのやってくれませんか?
 ある部署で、年に数回、得意先向けのセミナーを開催しているのだが、講師として他社の社員である人を呼んだりするのだが、そこの会社の製品の広告も兼ねていたりするので、こちらが「謝礼を支払います」と言うと「いえ、謝礼は受け取れません」ってことになる。
 しかし、心優しいうちの社員は「そういうわけにも・・・」と思うようで「では、交通費を負担しましょうか?」と言うのだが、「いえ、それも会社から出張経費が出ていますので」って時点で、「このセミナーの仕事は、この人にとっては勤務内の業務なんだ」って理解すればいいだけだと思うけど、「そういうわけにも・・・」って「お車代」として1万円から3万円くらい勝手に渡してしまうのである。

 どうしても謝礼を払いたいなら自分のポケットマネーで出せよ、ゴラァ!

 しょーがないから、後から10パーセント(復興支援税が加わっているので実際はもっと端数なのだが)の源泉徴収分を足して伝票打っているのだが、今年からマイナンバーが導入されてるので「5万超えたら、さらにマイナンバー収集ですからね!」とキツく指導したつもりだったのだが、また先月、「お車代3万円」という伝票が回ってきたので、「だ・か・らーーーーーー!」と叱ったら「え?5万円までいいんじゃないの?」と言うので「それは、マイナンバーの話です!」

 その人とは、前回も「お車代というのはダメなんです」ってじっくり説明して、国税庁の通達もコピーして渡したのだが、マイナンバーの話も同時にしたので、「5万円」だけが記憶に残ってしまったらしい。

 まあ、シロートにはなかなかわかりにく仕組みなのかもしれないけど、「それ、脱税行為なんですよ?」って散々脅したんだけどなあ。

 あと、今度、関連会社にうちが所有するビルの一部に入居することになったのだが、その会社は経営が厳しいので「安くしてあげてね」と言われたのだが、「赤の他人に安く貸すことはアリだけど、身内に安くするのはダメです!」と言ったら「え?なんで?」って言われたけど、だってそれ、利益供与でしょ?

 これは、最近どっかで「小池百合子にその疑惑あり」という記事があって、支援者が自分が所有する物件を小池議員の事務所として安く貸していた、って話だったので、それが本当だとしたら、今後の参考資料にしたい。
 支援者が議員に「賃貸料安くした」って部分は、ほんとは「寄付」になるはずなんだろう。

 そう言うと、「だって、賃貸金額なんて好きに設定していいはずでしょ?」って言われるんだけど、だから赤の他人にも同じ金額提示するならいいんですよ。空室が目立つビルのオーナーが「テナントの賃料下げよう」って空室を全部安く提示して募集したならいいのですが、自分の身内のところだけ半額にした、っていうがアウトなだけ。

 みんな悪気はないのはわかるけど、たぶん政治家だって悪気なかったと思うのさー。
 ただ、会計責任者がそこまで考えていなかったとか、そういう知識がなかったとか、その程度のことだと思う。あの号泣議員のカラ出張交通費だって、あれって、けっこうメジャーな手口だしね。

 けっこう皆、平然と「それ、ルール違反ですから」ってこと言ってきますからね。

 前にもスゲーこと言ってきたケースがあったなあ。
 うちで売ってるある商品は、代理店にキックバックしていたのだが、その代理店の担当者が「会社にキックバックされても、オレには何のメリットもないので、オレに現金でくれない?」って言い出したらしく、それをうちの営業が「こういう依頼があったので、どうしたらいいんでしょう?」って私に相談してきたので、「どうしたも、こうしたも、あなたが逆にそういうケースで自分の個人口座にキックバックしろって言ったりするの?そしたらどうなるの?」って言ったら「あ・・・ありえないですね」と言ったので「そうですよね?」なんてことがあった。

 素直に納得してくれたのはいいとしても、なんでスルーして私に相談してきたのか・・・

 私には、「不倫相手に妊娠を理由に結婚を迫られているので、妻を殺していいですかね?」って相談されてる気分でしたよ。

 そういえば、もう20年くらい前の話だけど、うちの会社が地方自治体の入札の仕事を熱心にやっていた時、お使い気分で入札書類を提出に行っていた、ベテラン営業アシスタント女性社員(当時40歳くらい)が、他社の人に話しかけられて・・・・「え?これって?」と気がついて、精神的に武闘派な彼女は「これはうちのシロート上司に言ってもわからないだろう」と判断して、直接社長に相談に行った。

 うちの会社の社員はそういうのに疎そうな人ばかりだが、当時の社長は「元・大手建設機器メーカーの営業マン」だったので、そういうののプロだったのだ。
 さっそく社長は、彼女にそういうこと言ってきた会社に「うちはそういうんじゃないから」って連絡とってくれて、収拾されたのだが、あの流れは愉快だったなあ。常識のある頭のいい彼女の「社長に直訴」というファインプレーだった。

 というわけで、悪気のない善人でも、シラっと「ルール違反」をやるし、私が「それルール違反です」って言うと「なんで?」って言ってくるし、「だったら、その決済書にサインしてください。税務署になんか言われたら自分で説明してください」と言うと「そういうの、うまくやるのが経理じゃないの?」と言うので「ごめんなさい、私はこれを税務署に納得してもらえる自信が無いので、ご自分でやってください」と繰り返すと「じゃあ、いいよ」ってさ・・・・

 んんんん?もしかして、私が都知事の金庫番になればいいんじゃね?

 文春には勝てる自信があるなあ(笑)

 どーれ、じゃあ、石田純一に雇ってもらおうか。義父の東尾に「よろしく」と言われたら、私は断れない(笑)
 で、何が言いたいかというと、こういう会計処理上の「善悪」ってほんと曖昧で、「政治家ってなんで金に汚いの?」と言う人が、平気で自分の所属する会社で「そんな使途不明金みたいなのダメです」ってことやろうとするので、対応に困るのだが、そういう自分だって別に聖人君子で法令遵守なわけでもないので、「自分がフェアである落としどころ」に困っているので、「クリーン」ってどこにあるのか、ほんと難しいです。


7月8日(金)

●訃報ってどーよ?

 これは何度も日記に書いているし、私が社会人になった30年前から「なんでこんな習慣があるのだろう?」とずっと疑問に思っていたことだが、訃報ってなんであんなに拡散しないといけないのだろうか?

 いや、理屈としてはわかるんですよ、結婚式は自分で招待したい人に告知するから、よほどの著名人でもないかぎり、書面で拡散されたりはしない。少なくとも、うちの会社では、「誰それが結婚しました」って社内に告知してない。
 つーか、男性の場合は、結婚相手を扶養家族にしない場合には、会社にそれを届け出る機会もないので、黙って二度結婚して二度離婚した人が存在するらしい。
 女性の場合には、姓の変更手続きがあるので、黙って結婚するのは不可能だけど、夫婦別姓法案が通れば、それができるようになるのだろう。

 で、訃報は、亡くなった本人もご遺族も、自分で告知できない/そんな暇ないので、新聞の訃報欄に掲載してもらったり、所属する会社の総務部が社員や取引先にお知らせするのでしょう。
 よく住宅街にある町内会看板にも訃報が貼ってあるけど、あれと同じノリで、社員にご不幸があると、全社員メールとかグループウエアの掲示板で「訃報」が載る。

 そりゃ、30年前くらいまでは「弔問外交」はサラリーマンにとっても普通のことで、上司や得意先の社員の親が亡くなった時には、弔問に行くのが当たり前だったし、それで詰めかける弔問客に対応するために、私みたいな総務部社員は「葬儀の手伝い」を何度もやってきました。

 経理の私は「では香典集計を」とお願いされることがほとんどで、ですから今までの人生で万単位の香典袋を開けているので、よく「香典に入れるお金は新札じゃいけないんでしょ?準備していたみたいってことになるから」と言う説を聞くと「受付の裏で香典係が封筒から出しちゃって、遺族には札束しか届かないから、どーでもいーんですけどwww つーか香典開封は超忙しいからイチイチ『こいつ新札入れやがってマナー知らずだ』なんて考えませんよwww」と説いている。

 香典開けを何度も経験した私の天敵は「水引」で、ほんと、アレは超邪魔なので大嫌いだから自分が香典出す立場の時には絶対に水引が印刷されてる安い香典袋を使う。
 そして、香典係にとっては「金伍阡圓也」とか「金壱萬圓也」は読みにくいので、自分では絶対に使わない。

 そういう話すると、「でも、そっちの方が本当は正しいんでしょ?」という人がいるけど、結婚式のご祝儀はご祝儀袋に入ったまま本人に渡されると思うが、香典袋はご遺族が金額欄まで見ることはほとんど無いはず。
 香典袋をご遺族があらためる時って「この人、誰だろう?」って時だけだろう。

 そう、大きい葬儀では、「この弔問客は誰の知り合い?」っていうのが数名出てくるので、香典袋の体裁よりも、「故人もしくは遺族との関係」を書いてあげたほうが親切だろう。(最近は受付カードにそういう欄があることが多いけど)
 香典の金額欄に無理して「金伍阡圓也」と書いている人よりも、「●●高校同窓生」などと書いてある人のほうが香典係としては「この人は、親族の葬式やった経験あるんだろうなあ」って「そこそこのスキルを持った人」として認識します。

 えーと、話が逸れたが、総務部でそういう訃報を扱っていると、最近、ほんと「こっちが主流になった?」というのが「家族葬で執り行います」ってやつ。

 「家族葬」にもいろいろあるだろうけど、要するに「会社関係の方はご遠慮ください」ってこと。

 50代くらいの社会的地位のある人の親が亡くなると、亡くなったご本人に一度も会ったことが無い人が、大勢弔問に訪れることに長年「???」と思っていたが、昔はよく結婚披露宴の主賓が親の関係者ってことがあったが、あれも「結婚式は親のための式」って言われていたが、その対称として「葬式は子供の社会的地位を確認するための式」になっていた。

 私はそれが、どうしても理解不能でねえ。

 ただ、そういうものらしい、と諦めてその風習に付き合っていたのだが、ここ数年で私に追い風が吹き、どうやらみんな「義理で来てくれる会社関係は面倒くさい」と思っていたらしく、「家族葬でやりますので」って告知のほうが多くなってきた。ってゆーか、ほとんど、そうなってきた。

 今回も、うちの社員でアラフォー独身女性のお母様が亡くなられたのだが、「母が入院しているので、その世話で少し休みます」って話は漏れ聞いていたのだが、亡くなるような大病だとは知らなかったし、その女性社員も二日前にはフツーに出勤していたので、容体が急変したのだろう。

 そんで、総務部では「えー、あの子のお母様なんて、まだお若いだろうに」と驚いたが、会社の給与手続き上、扶養家族にもなっていないので、彼女の両親が何歳で何している人って誰も知らないのであった。
 ただ、彼女が会社の付き合いでゴルフコンペに参加する時に「パパのベンツで団地に住む上司を早朝お迎えに行った」なんて逸話があるので、彼女の父親が上場企業の成功したサラリーマンなのか、自分で経営していたのか知らないけど、中の上以上のご家庭であるらしい。

 そうなると、彼女のお父さんもまだ60代の可能性もあるから、葬儀の主役はお父さんだろう。

 夕方になって、やっと「葬儀場のお知らせ」が総務部に届いたが、やはり「家族葬でやりますので御会葬はご遠慮いただけますように」となっていたので、総務部としても「まあ、そうだろうね」って感じだったのだが、さて、この訃報を関係各社にそのまま送ると「生花の手配は電報は?」と、若くして母親を失った彼女の悲しみとは別次元の騒動が起こるわけです。

 訃報をキャッチした関係各社では「じゃあ、生花の手配と弔電よろしく」ってことなり、担当社員が事務的に弔電打つだけ。

 私には本当にわからないのですが、上の人たちは「じゃあ、弔電打っておいて」って言いますが、弔電ってそんなにいいものなんですか?
 だったら、せめて自分で文面考えろよ。っていつも思います。

 そして、あらためて「こういう訃報ってどこまで流す必要あるんでしょうか?」って話です。

 私は個人的には「そんなもん、全社員に流されたくない」って思ってます。
 でも、忌引き頂くわけだから、部署内や仕事でやりとりする人には「忌引きで休みます」って言ってもらうのは別にいいのですが、全員に告知するようなことじゃないでしょう。

 たぶん、本人が手術するとかで2週間ほど休むときに、わざわざ全社員告知しなくて「あれ?あの人、最近ずっと休んでない?」「あまり公にしてないけど、実は手術で・・・」っていうのと同じノリでいいんじゃないかと。

 まあでも、仕事関係者でも個人的に親しくしていた人は「弔問に行きたい」と思うから、そういう人に知らせるために社員全員に告知することになるのだが、そうなると「知ったからには弔問に行かないわけには・・・」という流れになるので、いろいろ難しいねえ。

 なので、今後は「個人情報だらか、訃報を流さないという選択もできる」っていうのが主流になるかもね?
 ただ、そうなると「それがフツー」ってことになるのも、なんなのだが・・・・

 これも何度か書いているけど、うちの会社では結婚後も仕事を続ける女性社員がほとんどいなかった時代がつい最近まであって、2名だけ結婚後も勤めていた人がいたんだけど、どっちも職場でも新しい姓に変更していた。その内の1名の時に私は総務部にいたのだが、上司が「じゃあ、彼女の社内の名前も全部変更しないとな」って言っていたので「それって本人が決めるものでは?」と聞いたら、「え?そうなの?でも、変えるでしょフツー?」って言われたので、「え。そうなの?」と逆に驚いたのだが、その話を友人に話したら「プププ、ドメスな会社なんだけ」と言われたので、「やっぱ、世間的にはそうなんだよね?」と思っていた。

 ところがその次に結婚した女性社員は社内結婚だったので、社内では別姓のままにすることにした。
 そしたら、皆の頭が「仕事では旧姓のまま」と切り替わってしまったらしく、今度はどうやら特に確認もせず、その後結婚した女性社員が旧姓のままなのだ。
 もしかしたら、ちゃんと確認してるのかもしれないが、「この会社ではフツーどうされてるのですか?」「うーん、今までの人は旧姓のままが多いなあ」って言われたら、「じゃあ、私も皆さんと同じでいいです」って感じになってそうだ。

 まあ、そんなのどっちでもいいと思っている人が多いだけなのかもしれないけどさ。


7月7日(木)

 今日も朝から忙しく・・・・って、早朝にユーロの試合見ちゃったから二度寝しちゃって30分ほど遅く出社したのだが、送金がフツーにできない国に外為送金する仕事があって、銀行の外為担当者とあれこれ電話でやり取りするという私には珍しいグロおバルな仕事を済ませた後に、「そうだ、これも今日中にやらないと」って仕事をやっていたら午後3時くらいになり、ふと「あ、そういえば、昨日の件、今日返金するって言ってた!」って気がついて、慌てて親会社に行くと「ありがとう、こんな暑いのに、ごめんね、ごめんね」と超感謝された。

 そして叔父会社の経理担当者は「この口座に振り込んでください」とメールしてきたので、「はいはい、じゃあ時間が遅くなってしまったので明日付けで振り込み処理いたしました」で終了。

 その後、うちのその件の担当者が別件で総務部にやってきたが、「ミヤノさん、いろいろありがとうございました」と笑顔で感謝の言葉を述べてくれたので、昨日イラっとしていた気持ちも吹っ飛んだ。

 さて、ユーロであるが、前回はけっこう地上波放送していたと記憶しているが、今回は少ないのである。
 だから、週末にやっとドイツとイタリアの試合見て、今朝は頑張ってハーフタイムに起きた。そしたらゼロゼロだったので「お、いい時間に起きたな」と喜んでいたのだが、後半に入ってすぐにポルトガルがCロナウドのヘッドで先制して「お、これでゲームが動くな」と喜んでいたら、3分後にまたポルトガルがゴール。

 「終わったwww」とテレビつけたまま、また寝た。

 しかし今大会はアイスランドが決勝リーグまで残ったのが話題というか、イングランドに勝ったものだから「ユーロ離脱ショックがこんなところにまで影響?」って思ったけど、とうとうアイスランドの試合を見ることはなかった。しかし、どっかのスポーツニュースサイトも書いていたが「甲子園で離島の高校が準決勝まで勝ち進んだような感じ」って、ほんとその通りだ。

 そんで、ウェールズもここまで残っていたんだけど、ウェールズ代表っていうのも私は初めて観た。調べてみるとユーロは初出場だし、W杯も1958年が最後らしいし、そりゃ観たことも聞いたことも無いはずだわ。

 何度か日記に書いているが、サッカー通の友人が教えてくれた話をまた思い出す。(友人はチーム名や選手名も言っていたんだけど私が覚えてないから書けない)

 プレミアリーグのあるトップ・チームでプレイする、南米出身の選手が、W杯では母国の代表入りしてイングランドと対戦することになった。
 しかし、イングランド代表に、プレミアでのイギリス人チームメートの名前が無いので「え?なんであいつがいないの?あいつほどの奴なら絶対代表に選ばれてるでしょ?なんで?故障とか?」ってイングランドの選手に聞いてみたら「あー、あいつ、ウェールズだから」と言われて「ウェールズって何?」

 日本人でも、そこそこのサッカーやラグビー好きだったら「イギリスってチームは無くて、スコットランドやウェールズは別チーム」って知ってるけど、一般の人は知らないだろうからねえ。
 あれ?オリンピックだとイギリスで出場してるんだっけ?
 ややこしいっすねえ。

 それにしても、ユーロは次のW杯のいい予習になっていたんだけれども、今回はロクに観ていないから、次のW杯で主力選手のこと覚えるのに苦労しそうだな。オリンピックで「2年後に代表に入ってきそうな選手」をチェックしないとね。

 しかしプロ野球でもそうだが、ちょっとマメにチェックしてないと、選手がごっそり入れ替わってしまうので、ついて行くのが大変です。
 大変って言うのか・・・・二軍の試合をけっこう観に行っていた時には、二軍の選手に話しかけてる記者の多さ(てゆーか、二人くらい記者が張り付いてるって感じなだけで、そもそも二軍の試合にいる記者は少ない)で「あ、この子はそろそろ上がりそうなんだな」と思っていたら、やっぱり一週間後に上がってきたとか、そういうラインで楽しんでいたのだが、あの頃、散々二軍で鑑賞していた選手がいつのまにか中軸になっていて、ヤクルトの捕手の中村なんかが代表的だが、「絶賛育成中でーす」だった選手がすっかりレギュラーになっている中、私が全然知らない若手がボコボコと台頭しているわけで。

 その代わりに六大学野球はけっこうマメに観にいっていたので「私が大学1年生の頃から観ていた有原(日ハム)がぁぁぁ」とか「高山は神宮球場のセンターの守備位置にいる時に、すでに青木みたいだったけど、阪神でそれなりに活躍しててぇぇぇ」とか、それなりに楽しんでますが、交通の便のいい神宮球場通いばかりしていると「なんかラクしてないか?」って、つい思っちゃうんですよね。

 ああ、阪神二軍監督の掛布とか観に行ってみたいなあ。

 ロッテ二軍を観に行った時に、西本投手コーチを間近で鑑賞したり、高橋慶彦監督と通路ですれ違った時には「わー、ヨシヒコとすれ違っちゃったよ・・・」と超感激したが、かつての名選手がその気になれば抱きつけそうな距離に存在するのが二軍の地下アイドル的な楽しみでした。

 それと同時に、無名の若手が、二軍で結果出して上に上がり、テレビの地上波中継で顔がアップになると、「あー、こんなに立派になって」という喜びもあり、ほんとアイドル界と同じです。

 アイドルといえば、まだ「笑っていいとも」がやっていた時に、指原がレギュラーになったけど、タモリを含めみんな「この子、大丈夫か?」って雰囲気だった。
 日曜日にやってた「いいとも増刊号」だったかなあ?「指原は秋元さんのイチオシで、笑っていいともに抜擢されたらしいけど、どこがイチオシなんだ?」ってイジられていたような。
 当時、指原本人も「秋元さんから、お前ならなんとかやれるはずって言われたけど、自分でもなんでここにいるのかわからない」と戸惑っていた。生放送のバラエティーは大変だっただろう。

 それが今じゃ、AKBでもトップですからねえ。「へー、秋元GMはやっぱ見る目があったんだ」と思った。

 野球界でもねえ。ヤクルトの中村悠平捕手は、コアなファンからは「ポスト古田」と言われていたのですが、とても地味に二軍で育成されていたので、シロートの私は「この子が?」って思っていたのですが、中村がガッチリと正捕手の座をつかんだ昨年は優勝したから「みなさん、見る目あるのねえ」って感心しました。

 よくわからないのが西武なんだよな。
 ずっと二軍で浅村を育成していたから、「ナカジの後はこの子がショートなんだ」と思っていたんだけど、やっと上に上がってきたらショートじゃなかった。
 そのくらいはよくあることなんだけど、西武は生え抜きのショートが出てこなくて、なんと、元楽天で横浜経由で獲得した渡辺をショートのスタメン起用していて(左投手の時だけだったが)、「他にいないんか?」と思った。
 どうも守備がそこそこだと打撃がイマイチで、打撃が良くても守備がイマイチなのしか育ってない状態らしい。そりゃ、チームも低迷するなあ。

 まあ、楽天だって「え?早稲田の茂木ってショートなんてやってたっけ?」だったんだけどさ。
 その茂木も怪我でいなくなっちゃった。
 阿部が上がってきたけど、西田はどうした?(見栄えが良かったので西田推しだった)
 そういや、同じく見栄えがいいので捕手は小関推しだったのだが、小関もどこ行った?

 (二軍の試合結果をチェック中)
 二軍でちゃんと育成されてるようです。下妻も見栄えがいいので、どうなるかね?
 あと、川井さんが二軍できっちり「6回二失点」でまとめており、ほんと、この人は凄いなあ。

 もう何年も、「二軍で試合作るのがお仕事です」て感じなのだが、二軍マニアならよく知っているが、二軍でローテ守るのも大変なことなんですよ。
 調子上げた投手は上に行っちゃうし、下がってくるのは故障したり、調子崩した投手ばかりなので、「頭数はいっぱいいるのに、まともに5回くらい投げられる投手がいない」ってことよくあるのですが、川井はいつも二軍できっちり5回まで投げて、崩れることもないから試合作って、ってことは若手が実戦に近い環境で試合する場をきっちり作っているわけで、そしてたまに、1軍のローテが困ると1軍に上がって、やっぱしきっちり「5回2失点」くらいでまとめるので、ほんと会社の事務職の鏡みたいな選手なんです。

 「無遅刻無欠勤で、電話番はしっかり」みたいな。

 川井の存在って「プロ野球選手には、こういう生き方もあるんだ」って、ある意味「裏お手本」というか、でも、これ、なかなかできないんだよなあ。

 フロントもよくわかってるようで、川井は一軍では「3年に一度くらい、うっかり勝利投手になる」って選手ですが、その安定したパフォーマンスを評価して、楽天に移籍してから10年になりますが、毎年2000万円近くもらっているので、サラリーマンからすれば相当出世した部類でしょう。

 今年も交流戦の東京ドームの巨人戦で先発して、きっちりと「5回2失点」でまとめましたからね。
 あの試合は結局、青山が負け投手で3-2で負けたので、うっかり川井が勝ち投手になることもありえたわけで、そうなったら、けっこうなニュースになったんだろうけど、そうならないあたりが川井らしくて泣けます。

 さて、今日はあまり残業せずに帰宅したんだけど、ほんと、私も会社では川井みたいな選手目指して地味に頑張ります。地味に二軍のローテ守ります。だから、川井さんも、またうっかり勝利投手に是非なってください。


7月6日(水)

 はあ、月火と3時間づつ残業しただけで、もう疲れが出ている・・・・年ねえ。

 でも、おかげで「来週の月曜締め切りの仕事」の目処が立ってきたので、ちょっとホっとしている。
 また今度の日曜日は親会社のイベントの応援なので(参院選じゃないよw)、「最悪、土日出勤」っていうのが使えないので、ちょっとテンパっていたのだ。

 でも、疲れていたから夕方は頭使わない仕事をしていたのだが、「あの人がテンパると超細いこと言ってくるので苦手」という人から、ネチネチと確認の内線が来て、「そんなのどーでもいーから、良きに計らえ」と思う私と「そーゆーわけには行きません。事前に細部までこだわって準備します」って彼女の間に激しい温度差が生じて、互いにイラっとした対応してしまいましたことよ。

 どういう案件かと言うと、また例え話ですが、うちの親会社が美容院をチェーン展開していて、その美容院で販売しているヘアケア製品があるとします。
 でも、子会社のうちでは、同じ製品を通販で販売しています。

 買ったお客さんは、同じ商品だし同じ値段だからいいのだが、通販で買われると美容院支店の売り上げにならないし、会員登録しているお客さんのポイントもつかないので、それに後から気がつくと、うちで販売したけど親会社の支店の売り上げに変更することがあるのです。

 って単純な話ではないので、なかなかそういうケースは生じにくいので、年に1.2度あるくらいなんだけど、たまにあるので、販売部門がまず売り上げを削除して、経理の私がお客様からの入金を仮受金として処理して、そのお金を親会社に移動させるのです。
 親会社はすぐ近所なので、私が現金で持って行きます。振込手数料もったいないので。そもそも、3千円くらいなんだもん。

 で、その「細い社員」の私への確認は「久しぶりのこの処理だけど、確か、ミヤノさんが現金で持っていってくれるんですよね?」と言うので「そーそー、やっときますよ」と返事したのだが「いつ持って行きますか?」

 ・・・そんなの、親子の関係なんですから、「お母さんに返さないといけないお金がありますが、近日中にお持ちいたします」でいいんじゃね?と思ったのだが、真面目な彼女は担当者に「こういう事案が発生したので、こういう処理をして、何日にお持ちします」って完璧に記入したメールを送りたいらしい。

 「はあ・・・・じゃあ、明日にでも」と言うと「では、そのようにメールに書きますからよろしくお願いします」


 いや、私だってお客さんに迷惑かけて返金とかだったら、きっちりやるべきだと思うけど、親会社の経理とはナーナーな仲なので、そんなに真面目にやらなくても・・・・と思ったが、そっか、私が勝手に「家族の間でのお金のやり取り」だと思っているだけで、彼女からしたら「親会社様に返金という重大なお仕事」なんだろうなあ。たった数千円でも。しかも、別にうちのミスでもなんでもないし。

 それで一件落着したと思ったら、また内線がかかってきて、なんと叔父会社でも同じケースがあったという。
 「え?叔父会社でそれやった記憶ないなあ?」と私がいうと、彼女も「そうですよねえ?どうしましょう?」と困っていた。
 で「これから、その件をお知らせするのですが、返金処理とかどうしたらいいんでしょう?」と相談されたが、こっちが決めることでもないので、「じゃあ、返金処理に関しては経理のミヤノに確認してくださいって言っていいよ」と言ったら「それって先方からこちらに電話してもらうって意味ですか?こちらから連絡すべきじゃないですか?」と言われた。

 まあ、それが真っ当なのかもしれないけど、だからうちのミスで返金って話でもないし、向こうが「どう返金してもらったらいいだろう?」って考えて、その担当者が私に相談してくれればいいだけで、誰が担当者かわからないし・・・

 それに叔父会社の経理担当者達ともよく電話で話すので、「ミヤノさんが返金処理しますから応相談って言えば、向こうはわかってくれると思うよ?」と言ったのだが、しばらくして、また内線があり「先方に連絡したら、この情報は経理部で共有したいので、経理部全員にメール(じゃないけど、サイボウズみたいなやつ)で送ってくれって言われたので、そこにミヤノさんも加えていいですか?」と言うので「どーぞ」と言ったら「他の経理のメンバーも全員加えたほうがいいですか?」

 他のメンバーってエビワカちゃんがいないので、私とマスオさんしかいないが、うっかり部長まで加えられると「なんなんだ、これは!」と炎上しそうだから勘弁してほしい。いや、だから3000万円を返金するって話だったら部長も入れるべきだと思うけど、3000円の話なんすよ?

 ちゃんとした会社だったら、きちんと手順踏んで上席にハンコ貰ってやっと返金って流れなのかもしれないけど、だから私がさっきから「あー、またアレね。じゃあ、チャチャっとやっておきます」って言ってるのに、もう、ほんと細いなあ。

 まあ、そういうタイプの人はけっこうな割合でいるし、だから、たぶんあっちの方が正しいんだろうということはわかってますが、「誰のミスでもない3000円の返金のことで、そこまで大真面目に手続きに拘らなくてもいいだろうと、私は思うのだが・・・

 こういうテキトーな私と、真面目な彼らは、特にお互いに疲れているときに、ブツかりやすい。いや、ブツかったわけではないけど、互いにイラっとしてるのはわかってしまうのだが、そうならないよう、お互いに余裕もって仕事しましょうね。


 というわけで、大したことない話でついネチネチ愚痴ってしまった。やっぱ疲れてるな(笑)


7月5日(火)

 エビワカちゃんが休職して3ヶ月目に突入したけど、残業が週10時間ペースなので辛いです。
 まあ、この程度はフツーなんだろうけどさ。
 でも、うちの会社は元々出勤日数が多いので、土日祝が休みの企業に比べると、月20時間くらい勤務時間が長い計算になるのだが、さらにプラス40時間になると、月60時間の体感残業になり、これは比較的多いんじゃないのかね?

 これがずっと続くのなら絶対勘弁してほしいが、数ヶ月のことだから我慢しているというか、今日もクソ忙しいのに上司に来客があって「コーヒー三つお願い」とか私に言ってきたので「他の人に頼んでよー」と思ったけど、他の社員がたまたま電話中だったり、トイレで離席していたのでしょーがないので私がお茶出ししたけど、上司は私がテンパってんのわかってないのか?

 それでふと思い出した。
 子供の頃・・・中学生や高校生の頃だったかな?母親に「あんたは、全然平然としていると思いきや、突然キレる」と言われたっけ。(「キレる」とは言わなかったが、そういうニュアンスのことを)

 ああ、違うわ。
 20代前半の時に急に「一人暮らしする。もう物件も決めてきた」と発表して母がびっくりして、「あんたは昔から、何の相談もなく、突然そういうこと言い出すから、いつも驚く」って言われたのだ。

 今まで二度退職しているけど、その時も即決だったしなあ。
 1度目の時には社長が急逝して、次の社長が来ることになり(実弟)、「それもなんだかなあ」って雰囲気になったのだが、私の上司が(母と同い年の女性)「私は前社長のために働いていただけで、(夫の収入もあるから)仕事にしがみつく気も無いので、次期社長が自分の知り合いに経理事務を任せるまでの引き継ぎしたら辞めるつもりだけど、あなたはどうする?」って聞いてきたので、「あ、じゃあ私も辞めます。この機会にインドとか行っちゃおうかな」ということに決めた。

 仕事しているとなかなか長期で海外旅行できなかったので、「あ、チャンスだ」と思ったのだ。

 そして、宣言通りにちゃんとインド3ヶ月行って、その後、グラストンベリーやラブパレードと憧れていた海外のフェスにも参加することができた。
 そう思うと、あの時、急逝してくれた社長に感謝だよなあ。私が30歳になるタイミングだったから。
 あれが35歳の時だったら、全然状況が違っていただろう。
 まだ30歳だったから、いくらでも再就職できると思っていたし、バブルは弾けていたとはいえ、まだ氷河期でもなかったので。

 二度目の時は、「うわ、これ超辛い、どうしよ」とそれなりに悩んでいたが、ある時、些細なことがきっかけで社長と喧嘩して、「もう辞めます」と宣言して、あっさり辞めた。実質3ヶ月くらいしか働いてなかったんだよなあ。

 と過去に会社を辞めた時のことを思い出しているのは、今が辛いので「もー、辞めたい」と思いつめているわけでもないのですが、私はわりと忍耐強いほうらしいが、限界に達するとわりとプツンと糸が切れやすいほうだと思うので、「忙しいからってピリピリするのは嫌いだから」という趣味を貫くのも考えものですが、「全然余裕が無いのに、余裕のあるフリをいつまで続けられるものなんだろう?」というゲーム感覚もあるので、だから自分を使って遊ぶなって・・・・

 それでも、少しだけ「二人分の仕事をやるのはこういうペースなんだ」とわかってきたし、7月で少し追いつこうと思ったけど、それは無理だとわかってきたけど、8月は例年暇なので、そこで少しだけリセットできればいいかなあ。

 思い返せは、この会社でも何度か「やってもやっても仕事が山積みで、どーしよー?」ってことがあったけど、なんとか乗り越えてきたからなあ。でも、今はそういう体力無いのが辛いけど、まあ壊れない程度に頑張りたいと思います。

 今日もすっかり野球が終わった時間に帰宅したのですが「日ハム11連勝!大谷22歳の誕生日は5打数2安打2打点!」って見出し見て「おお、ハムさん頑張ってソフトバンクとの差を詰めてよ!」と思ったけど、相手は楽天でした(笑)

 ライバル西武も負けたし(熾烈な4位争い中)、もういいよ、日ハムの連勝を伸ばそうぜ!

 あ、そうそう、スポーツねたといえば、ゴルフの松山君がリオ五輪を辞退っていうニュースがありましたが、「は?五輪でゴルフなんてあったっけ?」と、そっちに驚いた。
 全然知らなかったんだけど、100年ぶりくらいでゴルフが五輪種目になったらしいが、なんで?

 前にテニスが五輪種目になった時にも「なんで?」って思った。
 テニスにしてもゴルフにしても、すでに「夢の舞台」と言われるような、超人気トップ大会があるので、テニスで言えば「今後、どうやったって五輪がウィンブルドンを超えることは無いだろう」と断言できる。
 ゴルフだと、それがオーガスタとかになるんでしょ?

 五輪はアマ限定でやるのなら、まあいいんだけど、野球だってプロが出るようになってから「はあ?」って感じになっていた。

 すでにプロ競技が確立されていて、世界的に高い人気があって、主力選手が何十億も稼いでいる競技を五輪種目にしてプロも出られることの意義がよくわからない。
 あれかなあ・・・アメリカが五輪のバスケにトップ・プロのドリームチーム編成したあたりから、こういう流れになったのかなあ。あれも、どーかと思ったけど、対戦相手の選手はけっこううれしかったのかも。

 サッカーは、23歳以下って設定にして、「プロアマの壁などそもそもサッカーには無いので、五輪はフレッシュW杯ってことで」と、さすが地球上で巨額の金を動かしているサッカー界の幹部は商売上手ですね、と感心します。

 ですから、サッカーとかテニスとかゴルフとか野球の五輪はほんとどーでもいーので、もっと「そのスポーツじゃ食っていけないような種目を大事にしてあげなよ」と思う。
 まあ、そのためには「元々あった人気種目」にも出てもらって、いっぱい集金したいっていうのもわかるけど。

 私はあまり五輪が好きではない、というか、あまり興味がないので、そう思うだけかもしれないけど。
 コマネチの時代っていうか、ソ連や東欧が妙に強かった時代にはそれなりに楽しんだけど。
 「共産圏では、五輪でメダルとれば、国の英雄として悠々自適の生活送れるから、必死度が違う」って言われていたっけ。

 アマチュア競技としては柔道って、どっかで誰かが凄い努力したんだろうけど、すっかり国際種目として定着した感があるが、それ故に「発祥の地である日本が常勝できなくなった」というのは、イングランドが優勝できないサッカーみたいだが、どっかの社長が私財を投じて日本のフェンシグ選手強化したら、メダル取っちゃったっていうのは「はー、なるほどー、欧州のフェンシグ界っていうのは、日本でいうところの柔道みたいなことになっているのだな」と思った。

 競技人口がサッカーと比べると全然違うので、ちょっと強化すると本家を出し抜ける可能性があるらしい。

 日本がかつて、五輪のレスリングでメダルたくさん獲得していたのも、そういうことだったのかもしれない。それに気がついていた、かつての男子レスリング選手たちは「女子レスリングが五輪種目になるらしい」ということで女子を強化したのが大当たり。

 テニスや卓球は上の層が厚いけど、バドミントンは意外と風通しがよかったりとか、五輪をそういう目線で眺めるとなかなか面白いです。前にも「高校教師のアーチェーリー選手がまさかの銀メダル」ってこともありましたよね。
 アーチェリーなんかも欧米でも競技人口がそれほどでは無いので、日本が本気で金出して育成すれば、メダルとれそうな競技でしょう。冬季種目ですが、カーリングなんか、まさにそんな感じになってきましたから。

 私が全く予想してなかったのはフィギュア・スケートの大躍進だなあ。

 昔も、渡部絵美とか伊藤みどりとかいたけど、「優勝するほどでもないなあ」と思っていたら、真央ちゃんや羽生君が登場して「なにこの、日本人が優勝するのが当たり前って空気は?」って戸惑いました。

 そうなると、若い人たちは「日本ってフィギュア・スケート強いんですよね」と、いきなりお家芸みたいな扱いになるし、体操にしても内村の活躍により「日本って体操が強いんですよね」ということになったが、なにその急に「巨人が優勝するのが当たり前」って感じになるの?

 その流れで、「えー、女子サッカーがリオ五輪に出られないの?日本って強かったはずですよね?」って言うので、「いや、私はつい最近まで女子サッカーっていうものの存在を全く知らなかったので」としか言いようがない。

 男子サッカーにしても、「W杯っていうのは、どっか遠いところでやっているもの」だとばかり思っていたので、日本がそれに出られているだけで「なんと、ありがたい」と思っているのだが、そんな時代知らない世代は「日本がW杯に出るのは当たり前、というか、なんで優勝できないんですかね?」って勢いなので、「え?ええええ?」と思う。

 私とか、イタリアがバッジオで何度も血反吐吐いていたのを観ていたものですから「これがW杯」だと思っていたのですが・・・

 つーか、今、念のため、バッジョさんググったんですが、一つ年下だったんですね。(気分的にオウンゴール)

 あ、バッジョさん早生まれなので学年一緒かあ・・・・

 今の若い人たちは「日本がW杯に出るのが当たり前」だと思っているので、「欧州では、ベルギーとかオランダとか、かなり強い国でも、毎回W杯に出られないのです。だからアジア枠も、毎回日本が出ているようではダメなんです」と私が言うと「はあ?なに言っての、この人?」っていう目でみられますが、今回のユーロだって「はあ?アイスランド?」っていうのが面白いのであって、「アイスランドがボコっと出てこられるのなら、日本がW杯でうっかりベスト8っていうこともあるのかもしれない」と思えるのですが・・・・
7月4日(月)


 今朝出勤した時に会社の入り口前に紙片が落ちていたので、総務部の鏡である私はそれを拾ったのだが、その正方形の小さな紙はラーメンの半券だったらしく、しかも書かれていたのが「無垢ラーメン」

 「無垢?・・・・・なラーメン?」

 近隣のラーメン博物館に入っている有名店だと調べたらすぐわかったが、その予備知識なしに「無垢ラーメン」という字面だけ見たものだから、私の思考が久々に暴走した。

 だって、ラーメンって「無垢」から最も遠いイメージだったので・・・

 ありとあらゆる食材から「旨味」を抽出して、それに油を加えてるわけだし、存在そのものが業の塊である。
 だから、無垢な寿司や無垢な天ぷらはあるかもしれないけど、ラーメンから煩悩を引いたら、ただの素麺だろう。いや、素うどんでも、もり蕎麦でもいいけど。

 って話を残業時に同僚M嬢に語ったのだが、M嬢は「無垢ラーメン」という語感には食いついてくれたが、「無垢ラーメンってコラーゲンとか入ってそう!」とか言いやがるので、「こ、コラーゲンなんて煩悩の塊入れちゃうわけ?」と驚いた。

 他に無垢が似合わない料理ってなんだろう?
 無垢なカレー。

 日本のカレーはほとんど該当しないけど、インド料理で言うと豆カレーであるダールなんかはちょっと無垢っぽい。ダールはカレーじゃないって説もあるけど。(日本で言うところの味噌汁的なものだと、インド人が語ってるのを横で聞いたことがある)

 無垢な唐揚げ。

 まず、肉と油で構成されているので、無垢のスタートラインにすら立っていない。森ガールのオーディションにゴスロリというかボディコン(死語)が来た感じ。

●久々の地上波での野球中継

 土日は休みだったんだけど、先週ひいた風邪がまだ完治してなかったのと、暑かったのと、軽い更年期うつ状態だったので、ほぼ部屋に引きこもってました。
 そしてNHKで土曜日は「横浜×広島」、日曜日は「楽天×西武」放送するっていうことで「よーし、それ観よう」ということで。

 横浜スタジアムでの広島戦は、球場の半分がカープファンで真っ赤に染まっていて凄かった。
 カープファン、前から「ビジター球場をホーム状態にする」っていうので有名だったが、今年は首位独走状態なので、盛り上がってるなあ。
 そしてホーム側のベイスターズファンも広島ファンの熱気に煽られて全力応援モードだから、テレビ画面通してもその雰囲気が伝わってきた。

 少し前に、去年までヤクルトの守護神だったバーネットがどっかの記事でインタビューされてて「日本大好き」をアピールしていたが、バーネットが日本で最初に登板したのが横浜スタジアムで満員のスタジアムと鳴り物応援に驚いて「なにこれ?ワールドシリーズみたい?」と感激したんだとか。

 人前に出ることが苦手な私にはよくわからないけど、野球選手にしても、ミュージシャンにしても、満員の観客に声援受けるとヤル気がアップするらしい。
 だから、土曜日の横浜スタジアムもなんかそういう雰囲気で、選手もノリノリでやってる感じがよーくわかりました。

 でも、私は満員のスタジアムって苦手でさ。何度かそういうのも行ったことあるけど、通路が混んでいたり、トイレが行列だったりするので、そういうのがダメだった。

 日曜日は仙台での楽天と西武の試合。
 NHKは張り切って、観覧車からの画像によく切り替えてくれていたので、「うわー、こんな感じなんだ」と感激した。それ以外にも、いろいろな角度からグランドを撮っていたので、「エリアに縛られる球場よりも、自由に移動できる球場が好き」な私の心を鷲づかみでした。
 って、楽天の本拠地は「私の知る限り最も場内での席移動ができない球場」なんですけどね(笑)

 それよりも、解説が宮本と和田だったのだが、宮本の喋りが暗いよー。
 暗いっていうか、ダメ出しばかりするのよ。
 まあ、両先発投手とも成績がイマイチな投手だったし、この日の出来もイマイチでグダグダした展開になったこともあるんだろうけど・・・

 古田だったら「これ、自分だったらこうするけど、まあ、こうなったのは●●さんはもしかしてこういう意図があったのかも」とか、選手が変なことやって、上手く行かなかった場合でも、前向きな感じで語るのだが、宮本は「あれ?今、センターだけ守備位置変えましたが、なんででしょうねえ?意図がわからない」とか言うわけ。

 雰囲気的にはノムさんぽかったなあ。自分が気に入らない(納得できない)ことやると不機嫌になる感じが。
 宮本に引きずられて和田まで大人しくなってしまったし。(和田はもともと、あまり積極的に話す解説者ではなかったが)

 ただ、夕方になってフジテレビが秋田でのヤクルト・巨人戦を中継し始めたので「ずいぶん半端な中継するなあ」と思って、ザッピングしていたのだが、そっちの解説はデーブだったのだが、デーブの喋りはやっぱ明るいし、ネガティブなこと言わないし、専門的なこともわかりやすかった。

 「ヤクルトの山田のバッティングはここが凄い」ということを熱く語っていたが、「なるほどー」っていう内容でした。デーブは口調が決して明るくないのだが、タレントとして活動した経歴もあるから、テレビのトーンは知っているという安心感があった。
 そして監督経験者として「巨人の高橋監督の苦労」も流暢に解説していて、「こういう拮抗した試合展開の場合、先発投手がダメならすぐ交代できなくて、延長12回までの投手の流れも考えないといけないから大変なんです」とか、「あー、それもそうだな」と大変納得しました。

 それで継投で出てきたマシスンがつかまってヤクルトに逆転されてても、デーブは「こういう試合の後、高橋監督の継投失敗ってマスコミには書かれるけど、失敗してないですよ、ちゃんと考えて最善策とってるんです」と力説するデーブに「ああ、この人、いいやつなんだろうし、頭もいいんだろうな」と思った。

 でも、私は楽天の監督だったデーブが苦手でした。
 「嫌い」という意味ではなく、「監督らしく威厳を保とう」って演じていたデーブがなんだか無理してる感じが。
 デーブの最大の欠点は「選手としてはそれほど大したもんでもんでもなかった」ところで、位置的にはパンチ佐藤なんですよね。だから、デーブが「監督としての振る舞い」をすればするほど違和感ありまくりで、なんだか可哀想になってくるくらいだった。

 でも、昨日の解説聞いていたら、「ああ、デーブはサッカーの松木になれる道があるな」と思った。

 あと、昨日はほんともー、日ハムの大谷君の「投手なのに一番打者で初球ホームラン」っていうのがインパクトありすぎで「野球漫画を超えた!」ってほんと、そんな感じですが、アレやった栗山監督も凄いよなあ。

 栗山監督は、ほんと、三谷幸喜的な感じなので、私は好きなんですけどねえ。

 あと、久々に日ハムベンチをテレビで眺めていたら「このイケメンコーチ誰だっけ?」と調べたら、城石だったわ(笑)

 なんだか懐かしい雰囲気だった。
 日ハムの梨田監督時代のベンチって、梨田がホストクラブのオーナーで、イケメン大村打撃コーチが「ちーママ」みたいで、吉井投手コーチが用心棒兼バーテンダーみたいだった(笑)

 今は栗山がホストクラブのオーナーで、城石がチーママで、吉井投手コーチがまた用心棒兼バーテンダーで、ブルペンに電話する姿が「夜食のラーメン」注文しているようにしか見えない。吉井はダイエット成功してちょっとスリムになったけど。

 そういえば、週末、やっとユーロの試合観たけど、ドイツ×イタリアで、イタリアのゴールキーパーがブッフォンだったので「まだ代表やってるんだ」と思ったけど、まだ38歳なんですね。
 でも2002年の日韓開催W杯の時の主軸で、今でも代表選手なのってブッフォンくらいでは?

 

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