可燃物な日々

表紙に戻る/過去の日記

ご意見・ご感想・誹謗中傷などございましたら、感情廃棄物再利用所までどうそお気軽に書き込んでください(でも、現在書き込みが出来ないようです)

日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

5月31日(火)

●ありがとう阪神タイガース

 ふー、久々に2時間残業しちゃったぜ。

 8時まで仕事していると、帰宅したら9時過ぎてて「もう、野球終わってるじゃん」ってガッカリするけど、そもそも六大学野球に夢中だったので全然プロ野球チェックしてないのであった。

 でも、楽天がどん底なのはわかってますって。
 この間なんて、「パ・リーグでほぼ初の大谷君が先発で打者に入った」っていうDH解除した試合なんて、まさにボッコボコのズッタズタ(応援団名調子)という結果で、「珍しい試合だから後でネット動画で見ようかな」と思っていたけど、全然観る気になれなかったほどだ。

 そんな私の心の支えは、「巨人も酷いなあ」ってことだけである。

 で、今日から交流戦だったのだが、阪神は能見先発だったのに、6回3失点で降板させた後はボッコボコの9得点だったらしく、「セ・リーグ最高!」と思った楽天ファンはたぶん多かったんじゃないんですかね?

 そういや、沖縄社員旅行の時に、食事の後に男性社員の部屋で二次会の飲み会していたら、テレビで広島・巨人戦やっていたので「へー、広島球場の巨人戦の放送なんて珍しいなあ」って私が言ったら、巨人ファンの40代男性社員が「だって、BS放送だもん」と言うので、「そっか、自分ちはBSなんて入らないから」と私が言うと、「それってどういうこと?」と逆に不思議がられた。

 今時のファミリー層が入居しているマンションでは、管理組合でケーブルテレビに入っていたりするので、「地上波しか入らない最下層な環境」の意味がわからない人ってけっこういるのです。

 なので「うちみたいな小さい集合住宅で地上波以外を観るためには、独自でケーブル契約するか、ベランダにアンテナつけないといけないんです」って説明すると、「そっか、アンテナが必要だったんだっけ?」って、彼も40代ですから、「衛星放送にはアンテナが必要」っていう時代はわかっているから、すぐに納得してくれたんだけど、物心ついた時から、ケーブルテレビでBSもCSも見放題で、チャンネルが何十個もあった当たり前の世代の人だと、「地上波しか見られません」って状態をなかなか理解してもらえないのかもなあ。

 つーか、その世代になると、もはやテレビなんてあまり見ないのかもしれないけど。

 で、私はその部屋で「このドラマいつも観てるんで」と、「重版出来」を観ていたのだが、その40代の彼に「ドラマとか毎週ちまちま観る気持ちが全くわからない」と言われたので「リアルタイムで毎週観るのが好きなんだけど」と言っても、わかり合えるわけもない。

 まあ、その40代男性社員は、私とは全く趣味が違うのは前からわかっていたし、こうして同じ会社にいるから、こうやって一緒に飲む機会もたまにあるけど、そうじゃなければ絶対に友達にはならないタイプの人だと、互いに認め合っている感じなんだが、こうして一緒に沖縄まで飛ばされてて、泡盛ガブ飲みしていると、「珍しいコラボ」状態になることもあるらしく、まあ、彼は「野球中継は時々暇な時に観る程度で、巨人が勝っているとそこそこご機嫌」という、私が最も苦手とする「なんとなく巨人ファン」であった。

 その手の巨人ファンは、私が巨人戦の中継を観ていると「今日は勝ってる?」って言うのである。

 「勝ってるって、どっちがですか?」って言うと「君は何を言ってるんだい?」的なことを必ず言うのがむかつく。

 特にこの交流戦の時期には、そのレベルの巨人ファンは「パ・リーグのファンなんているわけないじゃん」って思い込みが強いようで、「今日は勝ってる?」って言ったら巨人が勝ってるかってことに決まってるじゃん的な強引さがムカつく。

 去年か一昨年か忘れたが、CSで阪神が巨人を撃沈した時があって、その時、たまたまテレビ観ていた5人くらいの全員が「阪神ファンかアンチ巨人」だったので、「うわ、阪神が勝った!」って盛り上がっていたら、なまくら巨人ファンが「勝ったの?」って食いついてきたので「阪神がな!」って返事したら、「なんで、そこ、阪神ファンばかりなの?」って戸惑っていたけど、巨人ファンはそういう「巨人ファンがスタンダード」っていう思い込みがムカつくんですよ。

 で、話を戻すと、沖縄社員旅行の最中にも「僕はまあ普通に野球が好きだし、だから普通に巨人ファンだけど、なにか?」って感じの年下だけど役職は上っていう人に対して「へ、たかが巨人ファンが」と小バカにしていたんだけど、野球に全く興味のない中年女性社員から「ミヤノさん、野球ファンだったんだ」と言われて、「いや、それほどのもんでも」

 六大学野球にうっかり夢中になったので、関係者のツイッターをフォローしたら、今日の新人戦とか「高校野球で埼玉代表を争った投手同士の対戦が!」ってディープに盛り上がっていたが、マニアックすぎるだろう。
 だから「私なんて野ヲタとしては底辺で・・・」って気持ちなんだが、そうそう話が逸れたが、そのフツーに巨人ファンの男性社員に、「そういえば・・・」って、ある話を振ってみた。

 前に日記に書いたけど、AKB総選挙かなんかで世間が盛り上がっていた時に「こんなに大勢いるのに、みんなちゃんと顔と名前一致してるなんてキモい」と思ったのだが、よく考えてみたら自分も野球選手の顔と名前が各チーム10名くらいは(投手数名とスタメン野手)軽く同定できることに気がつき、「するってえと、私は100人くらいの選手の見分けがついているので、アイドルヲタと同じだ」

 という話を巨人ファンの彼にしたら「でも野球選手は背中に名前が書いてあるじゃん」って言うので、「でも、巨人ファンだったら背番号見なくても顔見ただけで、阿部や坂本や村田だ長野だ菅野だ澤村だってわかるでしょ?」って私が言うと、彼は「・・・・・・その通りだ」と納得してくれたのでした。

 少しだけ分かり合えて、少しだけ嬉しかったです。


5月30日(月)

 日曜日の早慶戦の地上波中継(Eテレ)を楽しみにしていたのだが、私の大竹君は土曜日に登板していて、しかも早々にノックアウトされてしまった。
 なので、大竹君がベンチにいる姿が何度か観られるだけの中継を眺めていたのだが、今回は早慶とも全く優勝に絡んでいないので、解説のおじちゃん達がのんびりと昔話に花を咲かせていた。あれは、あれで面白かった。「りんご事件」って初めて知ったよ。

 グランドに投げ入れられたリンゴを慶應の水原茂がスタンドに投げ返したことが発端で、大乱闘になったらしいが、「水原茂?????」って思ったけど、戦前の事件なんですね。1933年。
 当時の六大学野球の写真や映像を見ると、ほんとマジ超満員で、しかも学ラン・学帽の学生さんがびっしりという恐ろしい絵柄である。
 今の巨人阪神戦よりも、もっとずっと凄い。

 でも、なぜリンゴだったかという理由が「当時は今みたいにスナック菓子などなかったので、球場の売店では果物が売られていたから」っていうのが「なーるほど」と思った。今だったら、ペットボトルとかメガホン投げ入れるんだろうけど。

 さて、沖縄に行ったので基地問題についてボンヤリ考えてしまったが、週末にテレビを観ていたら、「ワイドナショー」に出ていたウェンツ瑛士が私と考え方が近かった。
 被害女性のことよりも、「基地撤廃だ!」とか「地位協定が!」って方になってしまったのって、どうよ?ってことと、「地位協定がどーのって話しになってるけど、今回の容疑者は地位協定の範疇じゃないのに?」ってことを話していて、「ウェンツ、超まともじゃん」って・・・

 うーん、前にも書いたかもしれないけど、ニュースショーのコメンテーターで、一番フツーなこと(私にとって)言うのって長島一茂だったりするので、失礼ながらちょっと納得がいかなかったりするんだけど、今度はウェンツかあ・・・
 一茂にしてもウェンツにしても、普通ならもっとおバカキャラでやるはずだが、たぶん彼らは「自分はフツーにやってればバカっぽくなるだろう」と誤解しているようで、あえて作らないから、逆にとても真っ当なこと言ってしまうのかもしれない。それがフツーのタレントだったら「当たり前のこと言っててつまらない」ってことになるのかもしれないけど、一茂やウェンツが一番「当たり前のこと」を言うのが、けっこうギャップがあって魅力的だと私は思ってしまうのであった。

 そういや、沖縄の容疑者が逮捕された時に「シンザト・ケネフ・フランクリン容疑者」という名前が公表されたので「シンザト?日系人?」と思っていたのだが、日本人女性と結婚していたから「シンザト」になっていたんですかね?
 殺された女性はもちろん、とてもお気の毒であるが、シンザト容疑者の妻もなあ、地獄だよなあ。子供生まれたばかりだったらしいし。
 テレビの中の人たちは、真顔で「なぜこんな犯罪を」と言っていたけど、妻が妊娠出産の時の夫の浮気っていうのはよくある話しらしいんだけどなあ。


 えーと、話題変えますが、月9の福山のドラマが視聴率苦戦しているらしいけど、ふと思ったのだが「福山のラブストーリーものって、そもそも当たったことあったんだっけ?」

 調べてみたら、「ひとつ屋根の下」の後、2つくらいラブコメやっていたようですが、私は観てなかったし、あまり世間でも話題になっていないようだった。
 そうなると、福山の「いい男伝説」ってどこで形成されたんだ?

 よくわからないが、福山が無駄に独身だったことで、なにかが増幅されたように思える。

 で、福山の月9不振は「結婚直後だから?」とか言われているが、それは違うと思う。
 今の月9が苦戦しているのは、そもそも「福山が主演女子に全く恋してないから」でしょう。

 主演の若手女子は頑張ってると思うよ。でも、みんなが観たかったのは、「主演の若い新人女性に恋する福山」」だったのに、そういう展開になってなくて、逆に「若い新人女優が福山に恋してるんだけど、相手しない福山」って・・・・・

 それで、今週はその若手新人女優が「実はガンでした」って「え?」ってまさかのベタすぎる展開に、福山は「俺にできるだけのことはするから」「でも、私のこと、好きになってくれないんでしょ」って、なんだそりゃ?

 実生活では新婚さんだからこそ、フクヤマが主人公を真剣にクドこうとするドラマ観たいんですけど、それができないフジテレビは重症だな、って思ってしまいました。


5月28日(土)

 というわけで、久々に沖縄に行ってきました。

 過去に沖縄に行ったのは2009年(松坂が大活躍して優勝したWBCの時)と、沖縄キャンプ目当てで行って、名護の日ハムキャンプで大谷君デビューイヤーだったから、大谷君は大学に進学していたら今4年生なので、3年前の2013年です。(暦感覚がほぼ野球www)

 なので、ちゅら海水族館に行ったのは、7年ぶりくらいなのだが、当時も外国人観光客多かったけど、今回は「日本語喋ってるのは修学旅行で、その他はほぼ外国人」という状態でした。  それで、こんなオフシーズン(沖縄は梅雨)にごった返してるんだから「ちゅら海水族館があることで、沖縄にどれだけの経済効果が・・・」としみじみ思った。

 私は40歳過ぎて初めて沖縄旅行したような人ですから、それまで「ちゅら海水族館」のことを良く知らなかったのですが、会社で「沖縄に行ったら絶対に観たほうがいいのって何?」と数名に聞いてみたら、全員が「ちゅら海水族館かなあ?」って言ったので「そんなにすごいのか?」って調べてみたら「あー、海洋博覧会の跡地かあ・・・」

 沖縄海洋博覧会って、私が10歳くらいだったんですね。
 だから、あんまりよく覚えてないんだけど、「沖縄の貴重な海辺の自然破壊して、さらに大金かけて整備したけど、イマイチな博覧会だった」って、なんとなく覚えている。

 2009年に初めて「ちゅら海水族館」に行った時にも那覇から名護まで高速道路で1時間半くらいだったので「この道路も海洋博で整備したんかね?」って思っていたが、沖縄って名護より南は「少し前まで全部ジャングルだったんじゃね?」って感じだったので、そういう自然を破壊してしまったんだろうなあ、と改めて思った。

 海洋博にどれだけの税金がつぎ込まれたのか知らないけど、今になってみれば、あれがあるから、あんだけ観光客が来るわけで、「ルードウィッヒ王の散財に苦しんだバイエルンの民だったが、今になってみれば白鳥城の観光収入で安泰」っていうのと似てるよなあ。

 そうそう、名護から水族館までは「海沿いの道」と「山中の道」の二つのルートがあることは知っていた。  前回、名護まで高速バスで行って、「ここから路線バスは本数少ないから、タクシー使おう」とタクシー拾ったら「山の道」を通ったのだが、翌朝、早朝にタクシー呼んで(那覇のスポーツバーでWBC決勝戦を観るため)名護までお願いしたら「海沿い」を通ったので「こっちのほうが風光明媚じゃん」と思ったっけ。

 たぶん、観光バスが集中する時間は海沿いの道は混むので、山中を選択するタクシーが多いのだろう。  海沿いのほうが平坦なんだけど信号が多く、山中はアップダウンが激しくスピードは出ないのだが、歩行者なんていないので信号がほとんど無かった。

えーと、それで、前回は水族館から名護に南下したので、海ばかり観ていたから気が付かなかったけど、今回、名護から海沿いの道を水族館まで北上してみたら・・・最初に、桟橋が忽然と現れて「なんの港?」と思ったら「なんとかセメント」ってセメント会社の運搬船がポツネンと停泊していた。

 普通の港ではなく、そのセメント会社専用の桟橋だったようなので「なにこれ?」と思っていたら、まず砂の山みたいのがいっぱい現れて、セメント工場があって、さらにその先には延々と砂利の採石場?

 いくつもの山が採石の途中で段々畑みたいなことになっていた。

 そっか、名護も海が美しいわりには、海岸線に沿って自動車道が作られているので、「湘南とかもそうだけど、地形的にしょうがないんだけど、リゾート資源的にはもったいないんだよなあ」って思っていたが、この辺りって、三陸みたいなリアス海岸なんですね。

 つーか、松島が侵食され尽くすとこういう感じになるのか?

 とにかく、名護から水族館に向かう途中は「海沿いの岩山」らしく、その岩山がどんどん削られていく途中経過がよーく観察できました。
 つーか、海岸線まで迫っていたはずの岩山がもうすっかり削られて平野になってる部分もあって「こんだけの岩が・・・」って・・・・漫画「銀河鉄道999」では、「土が美味しい惑星」っていうのが出てきて、美味しいからどんどん削られちゃって、最後にはリンゴの食べカスの芯みたいな形になっちゃって、それは物理法則的に!って思ったけど、漫画らしい表現で面白かった。

 そういえば、水族館は中国人と思しき人が一番多かったが、7年前に行った時には水槽の前で立っていると、中国人団体客のオジサンに後ろから押されて不愉快な思いをしたことがあったけど、今回は外国人のマナーの悪さにムっとしたことが無かった。
 それどころか、自分の家族が私の動線の邪魔をしていることに気がつくと、そっと移動させてくれたこともあった。
 トイレもキレイに使っていたし、日本だって最初に海外に行き始めたのが「農協ツアー」だったりして、そのマナーの悪さがよく話題になっていたが、どこの国でも最初は慣れなくて荒らし回るが、だんだん旅行慣れしてきて、マナー守るようになるんだろうなあ。

 ところで、また米軍関係者による婦女暴行というか、殺害事件があったので、沖縄の新聞は本土の新聞よりも基地問題に紙面を割いていたけれど、ホントのところ、どこらへんが落とし所なんでしょうね?  確かに今回もプライベートビーチのある大きいリゾートホテルに宿泊したのだが、海が一望できるテラスでくつろいでいると米軍機が飛んでいく音がして「うーん・・・」と思ったけど、そんなにしょっちゅう飛んでるわけでもないので、「波の音、鳥の声、米軍機の轟音」っていうのもアリっていうか、グアムだって基地あるしなあ。

 朝の9時頃にキャンプ・シュワブの前を通ったら、若いバイトみたいな人たちが基地の前に「辺野古の基地移設反対」みたいな横断幕をセットしていた。
 その姿を見て思い出したのが、祖父母宅の近所にあったソ連大使館のことである。

 ソ連大使館に入る大きな交差点には、警察の警備員が常駐していて、不審な車両の進入を防ぐジャバラ式の壁も用意してあった。
 そして、夕方のだいたい決まった時間に、右翼の街宣車がやってくると、警察官たちは淡々とそのジャバラの防護壁を広げて道路を封鎖する。
 そして右翼の街宣車はそこで「北方領土を返せー」ってガナるのだ。

 なんでそんなことしているのか子供の頃にはよくわからなかったが、高校生くらいになると「すごいお仕事だなあ、お互いに」って思うようになった。


5月23日(月)

 ああ、明治優勝かあ。
 立教の田村が今日も先発していたので、「凄いな」って思ったし、確かに今シーズン立教がここまで来たのって田村ありきなんだよなあ。

 去年、スタンドで立教の学生さんの愚痴をいっぱい傍聴しましたが、「澤田じゃないと勝てないのに、澤田が監督と喧嘩して先発干されてるしwww」みたいな話ばかりでした。そして、澤田は酷使されまくっているので、年々球速が落ちてるとか、3回くらいまでは140キロ出るけど、中盤になると130キロ代に落ちるのでそこでボコボコ打たれて失点するとか・・・

 その立教のエースのはずの澤田は東大に負けたことで、懲罰なのか信頼を失ったのか、後ろに回ることになり、ファンの間でも「澤田はリリーフの方が球速あるし、いいじゃん」って意見が多かったです。

 でも、澤田は昨日の試合では、最終回に明治の牛島にホームラン打たれていて「これは明日使うのちょっと怖いだろうなあ」と思ってたら、今日も田村でできるだけ引っ張っていたら、7回までで3失点になってしまったけど、5回までは両チームとも0点っていうアイスな試合のようでした。

 って、連盟のホームページで経過覗いていたんだけど、月曜日だから職場や学校からチェックしている人が多かったのか、サーバが落ちた(笑)

 結局、明治は昨日悔しい思いをした星が8、9回を無失点で抑えたようだ。

 私は星のことあまりよく知らなかったのだが、去年までリリーフでちょこちょこ出ていただけだったんですね。
 去年まで上原がいたので、星の出番は少なかったんだろう。星も高校時代からドラフト候補に上がっていたらしいが、確かに昨日の試合でも150キロ代をバシバシ放っていた。ただ、先発経験が浅いので、ペース配分とかイマイチな感じがした。
 あと、前半ノーヒットでテンポよくスイスイいってしまったので、中盤になってからランナー背負ってセットポジションになると調子崩すっていうのはプロでもよく観る光景だし。

 今日の柳なんかは、毎回のようにランナー背負ってたらしいけど、粘りっこく抑えていたらしいので(現地民情報)、柳はほんとにそういうの上手い子だと思うんだよな。だから「マー君と涌井みたい」って私が評しているんだけどさ。

 って話逸れたけど、立教の田村が三連投して、今日も5回まで無失点で抑えたんだから、優勝させてあげたかったなあ。立教の優勝は「東大の3勝」より間空いてるらしいし。だから立教応援団席に大勢の学生さんや関係者が詰めかけていて、ほんと盛り上がっていたから。
 そして、昨日の試合が終わった後、神宮球場の周りには、立教と明治の観客とヤクルトの試合観に来た観客でごった返していたけど、立教応援団の人たちの嬉しそうな笑顔が目立っていた。

 今日だってきっと、初めて野球観戦する立教の学生さんもいたでしょうからねえ。

 そういや、ネットの世界ではよく「初心者をバカにするベテラン」のことが語られますが、あれはネタなんでしょうか?それとも本当にそういう人がいるんでしょうか?

 まあ野球に関しては、私は全然ベテランじゃないし、特に六大学野球に関しては、「この道、40年」くらいのおじいちゃんが多いので、全然若手なんですが、そういや、昨日は混雑を嫌って外野席にいたのですが、立教の佐藤が決勝スリーランを打った時、私が座っていたレフトスタンドに向かって高い打球が近づいてきたら、周囲にいたオジサマ達がいっせいに「あー、来ちゃったよー」とボヤいたのが楽しかったです。

 さすが年季の入ったオジサマ観客達は打球判断も正確なので、打った瞬間「ああ、ホームラン」ってわかっていたようです。

 そういや、先週の早稲田の試合というか、大竹君を観に行った時に、外野特別席のチケットを買っていたら、隣のブースでは男子学生2名が「内野応援席のチケットってどこに行けばいいんですか?」って質問していた。
 そーゆーのってフツー、先輩が後輩を連れて行くのだと思いますが、案内役をつけずに、二人だけで来たのか、それとも仲間とは応援席で現地集合になってるのかわかりませんが、とにかく「初めて来ちゃって勝手がわかりません」ってことなので、「もー、オバちゃんが連れて行ってあげようかしら?どっちなの?明治?早稲田?」って思いましたわよ。

 もう、とにかくイマドキの学生さんも野球をちゃんと観に来てくれることが嬉しくてねえ。

 スポーツも教養の内というつもりもないけど、「知ってたほうが知らないよりも楽しいことはある」って感じかな?

 私が苦手なのは、ちゃんと観てないのに「日本は強いんでしょ?」って結果だけを重視する人かなあ。
 女子サッカーが五輪逃したのにガッカりしているけど、試合は観てない、みたいな。
 五輪で「柔道が全然メダルとれてない」とか言うけど、柔道の決め技の一つも知らないとか。

 テニスファン的に失笑したのは、錦織君が全仏でいいとこまで行った後に「次の全英では勝ちますかね?」っていうシロートが大量発生したので、「そう思う気持ちはよーくわかるが、それはほぼ無い」って丁寧に説明しても、「よくわかんなーい」って感じの反応を受けて、「この人たちは、テニスに興味持ってるわけじゃないんだ」と軽くがっかりしたなあ。

 「なでしこ敗退」で私が思ったのは、「他の国も女子強化したな」ってことだった。
 男子を強化するよりも、ほとんどのスポーツは女子を強化したほうが結果出やすいので。

 それの成功例が日本の女子レスリングで、「五輪種目に女子レスリングが」ってことを感知した往年の男子レスリング選手達が、レスリング教室開いて才能ありそうな女子に「オリンピック選手になれるよー」って必死に練習させたら、あんなことに。

 だいたい、普通にW杯サッカーに興味ある人だったら、欧米とか中南米とか男子サッカーがどれだけ激戦区で、日本はそりゃ、ここ何回かは出場できてますけど、その悲願達成したのは私が社会人になってからだし、欧米だったらオランダとかスエーデンとかアイルランドとかベルギーとかスイスとか「そこそこ強そうな国が毎回出られない」んですよ。

 だからアジア枠も日本が毎回勝ち進んでいるようじゃ多分だめなんです。

 おっと、明日から気が進まない社員旅行に参加するので、早起きしないといけないから、そろそろ寝なきゃ。
 書き散らかしたけどそのままアップしておきます。


5月22日(日)

 いっでぎました神宮球場。
 あづがっだ。
 明治まげだ。
 超づがれだ。

 でも、超面白い試合でした。明治は今日勝てば優勝だったし、立教は今日と明日勝てば優勝なので、両校とも応援が凄くて、特に同点になってからの立教応援団の破壊力は凄まじく(応援団名調子)、ほんと楽しかったです。

 いやあ、学生さんが何の生産性の無いことに一生懸命になってる姿ってなんて楽しいのでしょう。

 (まあ、中には教授に「出席日数が足り無い人は、神宮での応援も出席にカウントします」とか言われた生徒もいるのかもしれないが・・・昔はそういう教授がいたと聞いているが、今はそういうの無いのかなあ?うちの弟なんて単位足りなくて卒業の危機だったら、教授が「スキーに一緒にいってくれたら単位あげる」と言われて、単位足りない仲間と一緒に教授を車に乗せてスキーに連れてったらしいし)

 今日一番の面白光景は、今日はヤクルトのナイターだったので、ナイター用の警備員服を着たバイトさんがクラブハウス前に集合していたのだが、そのすぐ近くで立教のチアが練習しているのを10人くらいいた警備員服バイトさんが無言で、そして無表情を装って、ボーーーーっと口半開きで観ていた立ち姿であった。

 さて、最近あまりニュースショーを観ていなかったのですが、久々に観てみると、少し前まで大ブレイク必須だった「パナマ文書」が全然出てこなくて、叩けば叩くだけ埃が舞い上がる舛添文書ばかりに・・・

 パナマ文書より、「新パナマ病で、バナナが絶滅の危機に?」のほうが出現頻度高いんじゃ?いや、マジで。

 今朝は久々に「サンデーモーニング」観たけど、なんかドヨーンとしているのは、姜尚中氏が「コメンテーター頭」になってるせいですかね?
 姜尚中氏は、ルックスもいいし、一般人には何の専門家だかよくわからないし(あたしもよくわかってない)、小難しいことを述べているようで、特に何も言っていないという加減が実にテレビ的で、3番手あたりに置いておくのはとても効果的だと思うんだけど、野球で言えば中継ぎ投手なので、先発タイプじゃないんだよなあ。

 まあ「サンデーモーニング」は「頭のいい人たちが、真面目にコメントしているようで、実は特に何も言っていない」っていう「オレって何にもいってねー!(byスチャダラパー)」な話芸を楽しむ番組なので、それと張本の「メジャーなんて何の意味もない!」っていう実にシンプルな思想と、ゴルフとかサッカーの解説はけっこうまとも、という不思議な番組なのですが、今日の放送では、沖縄で米軍関係者が婦女暴行と殺人という重罪をやらかしたことが取り上げられていましたが、複数のコメンテーターが「地位協定が!」って言っていたけど、地位協定をなんとかすればこういう犯罪減るの?

 防犯カメラが犯罪抑止に全然なってないって話と似ていて、「地位協定」を変えたからって全然抑止力にならないと思うんですけどねえ。
 米軍基地問題はほんと微妙な問題なんですが、ほんとそれについてコメント求められても困りますが「地位協定があああ」って言うと、識者が識者っぽいコメントした風に収まるので、それもなんだかなあ。って話です。

 そして松本人志率いる「ワイドなショー」では、蓮實重彦の三島賞会見が取り上げられていて、けっこうウケてました。
 あー、でも松本人志もバカリズムもハスミン知らなかったんだ。
 東大卒の内田アナにバトン渡されましたが、内田アナも「人気教授だったから授業とってみたけど、怖かったので離脱しちゃいましたが、学内には信者も多かったです」って常識人的なコメント。

 さらに長島一茂は「オレ、親父が巨人をクビになった時、巨人が憎いと思って、その復讐を考えていたんだけど、たぶん、この人は三島賞なんてキラいだったんだよ」とか超明後日の方向にホームラン打ってた。

 蓮實重彦氏はフツーに長島のファンのはずなので(昔、野球論でよく長島について好意的に語っていた)、なんだか私が複雑なキモチになってしまいました。


5月21日(土)

 ひえー、東大がまた勝った!

 レスターが優勝した年に東大も3勝したと記憶しておこう。ところで、英国ブックメーカーからは「優勝の可能性はネッシー発見と同じレベル」と評価されていたレスターだが、東大優勝にオッズつけると、どのくらいになるんでしょうねえ?

 さて、東大のリーグ戦3勝は「12年ぶり」とニュースに書いてあったが「12年前って、そんな昔じゃないぞ?」と思って六大学野球のウェブサイトは非常に良くできていて、ウェブ化された頃からの試合記録などが全て残っているのだが、そこ覗いてみたら、12年前の2004年の春季リーグに確かに3勝していた。
 「何が良かったんだろう?」とさらに調べてみたら、そっか、松家さんだ!
 いやー、その存在をすっかり忘れていたよ、ごめんなさい!日ハムにトレードされて、その後クビになったのは知っていたけど、その後、どうなったのかしら?へー、高校の先生になってるんだ。

 それにしても、2004年シーズンをざっと眺めていると、明治のエースは一場だし、法政の大引は首位打者だし、けっこう派手なシーズンだったのね。他にはヤクルトの武内とか、田中ピロヤス君のお名前もありました。あと、当時の明治の主将は後に楽天に獲得された西谷君で、彼は一軍ではほとんど活躍できなかったけど、引退後やはり教師になった。大学時代に教師免許持っていたので、ファンからは「西谷先生」って呼ばれてました。

 ふーん、あの栄養費騒動も12年前かあ。
 2004年のドラフト会議を眺めてみたら、自由獲得枠や指名1位が、西武が涌井、日ハムがダルビッシュ、ロッテが久保、オリックスが金子、阪神が能見さんと、今のエース級がズラリと並んでいて、ドラフトの当たり年だったんだなあ。ちなみに「損五億」と後に異名をとった那須野もこの年だし。
 私はその当時、全く野球に興味なかったので、「栄養費騒動でナベツネ失脚とかwww」ってくらいでしたが、その2年後の2006年、マー君が楽天に入ったことで、マー君ファンだった友人を元気付けようと、久々に球場に足を運んで今に至るのだが、あれからもう10年なのか・・・・

 後期野球歴をマー君と共に刻んでいるので、ダルやマーが引退するときには感慨もひとしおだと思うが、それよりも二軍での新人時代を見守った、菊池雄星や中田翔の方が思い入れが強いかもなあ。

 というわけで、六大学野球観戦歴も5年くらいになって、主力選手のキャラは大体把握しているつもりなので、今年のドラフトはほんと、ドキドキしそうです。
 えーと、まず、今日の明治と立教は、明治が勝ったので、王手がかかった。
 昨秋、明治が優勝逃すところを観戦してしまったので、明日観に行くかまだ悩んでますが、明治の柳主将が優勝をゲットするところは是非鑑賞したいんだけどなあ。


5月19日(木)

 行こうと思っていた萩尾望都の原画展がもう来週で終わってしまうと気がついて、慌てて今日休みにした。来週は研修という名の社員旅行に連れて行かれちゃうので。(正直、あまり行きたくないのだが。団体行動が苦手なので)

●萩尾望都SF原画展@吉祥寺美術館

 「吉祥寺美術館」って初めて知ったが、行ってみたら比較的新しい複合商業ビルの中にあった。
 そして、なんと入場料100円!

 入場料が安いこともあるのか、平日でもけっこうお客さん多かった。意外と男性もいました。若い子は美術系の学生さんだろうけど、オジサンも数名見かけました。
 原画はもう素晴らしかったです。
 頭の中に焼きついてるような絵も多かったし。
 特にカラーの扉絵なんかは、印刷とそれほど印象は変わらないんだけど、水彩絵の具(カラーインクなのかもしれないが)の透明感がやっぱり違いました。

 ただ、少し前にどっかのツイッターで「若いうちに色々観ておいたほうがいい。老後の趣味にとっておくと、足も悪くなってるし、何よりも眼が悪くなってるから」っていうのがあって、「そーだ、そーだ」と思ってましたが、萩尾センセーの絵は緻密というか細部の隅々までほんと全く手を抜くことなく完璧に描きこまれているのですが、「うう、この格子ってスクリーントーンじゃなくてたぶん、手で描いてるんだろうなあ」って部分が、本当に手書きなのか、もしかしたらそういうトーンがあるのか私のボヤけた目ではよーわからんのです。

 ただ、改めて美術品だと思って鑑賞していると、画面の切り取り方というか、カメラアングル?っていうのか、ほんと、映画のカメラアングルみたいで、凄いなあと感激した。

 一番感激したのが「スターレッド」で、レッド嬢が腰に手を当てたキメキメポーズの1巻の表紙絵が、溌剌としたセクシーさに満ち溢れていて、原画の赤の鮮やかさに圧倒されました。
 それに続いて展示されていた、冒頭のカラーページも「イキのいい不良ねーちゃんのレッド」が鮮やかな赤で描かれていて、ほんと美しかった。

 あと「ハーバルビューティー」の表紙絵も記憶に残っている絵であったが、原画はもっと繊細で華やかで、しばし魅入ってしまいました。

 萩尾望都先生と同時代に生きられて、ほんとよかったです。

 ところで会場を後にしてから「そういや、ポーの一族とかメッシュは無かったなあ?まあ、全部並べられるスペースも無かったし」と思っていたんだけど、さっきこの展覧会の正式名称確認するためにホームページ観たら「萩尾望都SF原画展」だったので、「ああ、だからポーとかメッシュは該当しなかったんだ」と気が付きました。

 萩尾望都展見終わったのが12時くらいで、吉祥寺で昼食とって、「よし、次は上野だ!」

●国立科学博物館 恐竜展

 そういや、今日はパスモ忘れて出てしまい、久々に切符で電車に乗りました。
 切符買う手間もあるけど、最近の改札は切符対応していない方が多いので、改札通るたびに横にウロウロするという精神的苦痛を味わいました。

 さて、恐竜博ですが、科学博物館で開催しているものはここ数年、皆勤賞だと思うのですが、今回は個人的に特に魅力を感じなかったので「暇だったら行ってみよう」って程度でしたが、今日がまさに「午前中に萩尾望都展観て、後は?」ってことになりました。

 2時過ぎに上野公園に入ると、なんだかごったがえしていた。
 修学旅行生もいるし、シルバー世代もいっぱいいるし、外国人観光客も?

 そして、つい先日「世界遺産ほぼ決定」になった西洋美術館の前で撮影する人が多かった。

 そんな、西洋美術館なんてずっとそこにあったんだし、今更撮影するほどのもんでもないと思うのですが、みなさんほんと、世界遺産って好きですよね?
 テレビの中の人も「コルビュジェってアナウンサー泣かせの名前ですよね」とか言っていて、「えー、局アナにも知名度低いの?」ってちょっとがっかりした。東大建築学科出身の菊川怜はさすがに「学科に入って最初の課題がコルビュジェでしたから」って言っていたけど・・・

 つい最近、なんかの知名度の低さに慄いたことがあったが、なんだったっけ?(短期記憶の衰えを絶賛堪能中)

 短期記憶は衰えたが、昔のことばかり覚えているので、15年くらい前、その当時でも「今更?」だったが、ポストモダン的なことにイケイケになってた部長がいて、その部長が推していたのが「フランク・ロイド・ライド」で、私にはそれが彼の仕事にどう関係しているのか最後までわからなかったが(その数年後失脚して退職した)、たぶん彼がやっていたのは青山ブックセンター的な「教養」をひけらかすことで、そういう教養の無い人達を「なんだかよくわからないけど、すっごーい、難しそう」ってマウント行為するだけだった。

 で、ある飲み会で彼がまたフランク・ロイド・ライトについて、熱く語っていたが、その話がよくわからなかったので、「フランク・ロイド・ライトと、その仕事、どう関連するんですか?」って素朴な疑問をブツけてみた。そしたら「ミヤノさんは、そのなんちゃらライドって知ってるの?」って言われたので、「いや、そんな詳しいわけでもないけど、帝国ホテル設計した人ってくらいしか・・・」って言ったら、「それ知ってるのは凄い」とか言われて「ほえ?」

 いや、「なんでも鑑定団」でも、フランク・ロイド・ライトが作った椅子とか出てましたけど?

 とにもかくにも、世界遺産認定が影響しているのか、平日の午後なのに西洋美術館のカラヴァッジョ展には行列ができていて、「若冲展の影響じゃ」と思っていたのですが、西洋美術館の角を曲がって科学博物館に向かっていると、広場の向こうに凄い行列が・・・

 あれが噂の若冲展の行列か。
 うちの両親も平日に行ってみたら「3時間待ち」にびっくりして退散したらしいが、週末には5時間待ちとかになってるらしい。

 「す、凄いね」と横目に眺めながら、科学博物館の恐竜展に入ったが、そっちも平日だというのに意外と混んでいた。
 そして恐竜展のメインはいつも、展示そのものよりも「お土産コーナー」なのである。
 毎回、気持ち良く散財しているのだが、今回も、恐竜柄手ぬぐいとかハンカチを数枚買って、6000円のお買い上げでした。同志は多いようで、バイトの女の子が無表情のままガシガシと手ぬぐい売り場で補充してました。

 さて、恐竜見終わったら、まだ午後3時。よーし、次も行っちゃう?

 ええと、今、アップルのアップデート中でインターネットが見れないのですが、「東京駅の丸の内の三菱の美術館でオートクチュール展」に行ってきました。

●三菱地所を観に行こう! オートクチュール展@三菱一号美術館

 丸の内側には久々に出ましたが、駅前なんかまた工事してるんですね。

 ここの三菱美術館に行くのも初めてだったが、超おしゃれっすね。

 超おしゃれなところで、オートクチュールって、もうベタベタというかコテコテですが、見応えありました。

 つーか、過去にも何度かこういうオートクチュールのドレスを展覧会で観たことがあるけど、展示できるようなドレスって「ほとんど袖を通さなかった」わけで、今、こういう展示会に出ているドレスってそもそも見本品だったのかなあ?。

 いやもう、「これ、一回洗濯したら終わりじゃん」って素材が多くて。

 しかし、その三菱地所のオートクチュール展も平日だというのに大盛況でした。

 ディオールのドレスが、若い女子にも「これ超かわいい」と言われてましたが、ほんと超かわいかったけど、私は、あれ着られないなあ。確かに今をときめく人気モデルさんがあれ着たら、ほんと超かわいいんだろうけど。

 ドレスも堪能できたが、「ファッション誌を飾った写真」も展示されてて、すっごい良かったです。
 オートクチュールは私が20歳の頃にはすでに「文化遺産」っぽくなっていたけど、もはや「ファッション誌の写真」すら、そういう扱いなんだなあ。

 ただ、この展示は「戦前・戦後のオートクチュールのドレス」の横にこっそりと「ここ10年くらいのオートクチュールのドレス」を並べていて、「伝統芸能はきちんと引き継がれています」って感じが好感が持てました。

 庶民には全く縁の無いオートクチュールの世界だけど、「カンヌやアカデミー賞のレッドカーペットで女優さんが着るドレス」として伝統が引き継がれているんだよなあ。
 まあ、なんというか、自動車でいえば、F1的な・・・

 そう考えると、大学の応援団とか、国の予算使って保護しているわけでもないのに(間接的に文科省からの予算が入ってるかもしれないけど)、100年前とほぼ同じ形態を維持していて、普通に日常的に展開してるって、凄くないですか?
 まあ、団員が減って絶滅危惧種になってる学校も多いけど、女子が継いでいたりする学校もあるわけで、やっぱ日本が誇る文化遺産なんだよなあ。と、また自分の趣味の話に強引に浸ってしまったりしているわけです。


5月18日(水)

 ですから三島賞に関しましては「町田町蔵が審査委員で、蓮實重彦を選んだ」ってことが超衝撃的だったので、今日出勤すると、けっこう本好きな同僚K嬢(宮部みゆきあたりはほぼ読破している系)に「Kさんは、町田康の本って読んだことある?」って聞いてみた。

 そしたら「うん、小説家になったばかりの頃の作品は、友人に勧められてけっこう読んだよ」とのこと。

私「小説家になったばかり・・・ってことは、町田康が元はロックの人だって知ってるんだ」
K「うん」
私「私は彼がパンクロック時代にライブ観に行ったりしてたので、私としては町田町蔵なんだけど」
K「きゃはは、町蔵って久しぶりに聞いたなあ、もともとそういう名前でやってたことは知ってるよ?」
私「町田町蔵って知ってるんだ!」
K「うん、でも、私、その当時のパンクの世界全くわからないから、どういう感じだったかわからないけど」

 そーよね、私だって当時の「フールズメイト的な世界」が実際はどう展開していたのかって説明するの難しいわ。
 今となってみれば、「今ある物」で置き換えるのが難しい当時のアングラ界であるが、一番近いのがアイドル界なのかもなあ。

 なーんて、また大学応援団の動画漁っていたら、これはすごい。まじアングラ。最初、動画が止まってるのかと思ったよ。

 法政大学応援団伝統の勝利の第一拍手(昭和58年六旗の下に)

 前衛的なパフォーマンスですが、そっか、私が20歳くらいの頃って、前衛と体育会系って案外近いところにいたのですね。
 https://youtu.be/ALdusoi1vNo
 慶應のはフツーにカッコいい。この慶應のリーダー長、長島昭久は民主党(現・民進党)の議員さんなんだ。

 それにしても「六期の下に」シリーズは面白いのがけっこうあるし、「今と同じ所と違う所」がわかるのも楽しい。
 https://youtu.be/UsjBlnEXWk8
 https://youtu.be/_OP_s2FdZlY


5月17日(火)

 三島由紀夫賞に蓮實重彦御大がノミネートされたというニュースは知っていて、「は???」って感じでしたが、なんと受賞しちゃったとか・・・

 全く意味わかりませんでしたが、ニコニコで記者会見流れていて、「ハスミン節炸裂!」って評判になっていたので、さっき帰宅して観てみたのですが、ハスミンの前に講評を述べる選考委員が町田康?

 30年前の新宿ロフトで町田町蔵のライブを観ていた時の自分の耳元で囁いてみたい。
 「30年後にこの人、三島由紀夫賞の選考委員やってるよ。そんで、選ばれた新進気鋭の作家は蓮實重彦だよ」

 幻聴?っていうか言語として認識できないと思います。
 まだ「あなたは40年後に日本初の女性首相になるよ」って言われたほうが「やーだ、そんなことあるわけないじゃんwww」ってちゃんと返事できると思いますが、「30年後にこの人、三島由紀夫賞の選考員やってるよ。そんで、選ばれた新進気鋭の作家は蓮實重彦だよ」っていうのは「クラムボンはクプクプ笑ったよ」みたいなもんかと。

 あと、記者会見している町蔵が書類見るときにメガネ上げてて老眼なのが、もお・・・って遠い目になりました。

 いやあ、もう、「長生きしてると、いろんな意外な未来が展開するなあ」って感心しちゃって。

 島田雅彦が芥川賞選考委員になった時には、「ああ、石原慎太郎が太陽族だった頃に同時代だった人も、こういう気持ちを味わったんだろうな」って勝手に想像してしまいましたが、町田康もいつのまにか大御所になっていて、パンクス界的には「シド・ヴィシャスがうっかり長生きしてノーベル平和賞って時間軸もあったのかなあ?」って感じでしたが、そういや山塚アイがうっかり政治家になったりしてないですよね?ジョン・ゾーンがニューヨーク市長になってたりとか?

 そういや、大友良英が「あまちゃん」の音楽担当だって知った時にも壮大にズッコけたっけなあ。

 もう、舛添が失脚したら、次の都知事、町蔵でいいんじゃね?

 つーか、都知事って首相よりもずっと任期長い人が続いてるから、私の子供の頃は「みのべさん」だったんだけど、その後、鈴木知事が10年以上勤めてしまったので、鈴木時代は印象が薄い。体柔らかいです(前屈してた)、くらいしか。

 青島幸男になって、次が石原慎太郎になったあたりで、「都知事ってこういうもんだったんだっけ?」と思ったけど、猪瀬直樹になった時に「えーと、都知事って作家の老後の名誉職だったんだっけ?」という気分になっていたら次は舛添って・・・もう、次が東国原でも橋下でも「もう、どーにでもして」って感じです。

 それよりもさあ。
 東京オリンピックがさあ。
 野球ファン的には「投手陣が先発も中継ぎも抑えも崩壊」って感じで、ほんとニュース見るのが辛い。

 私はもともと、あんまオリンピック好きじゃないので、「えー、東京でやるのヤだなあ」って程度だったが、決定した時は大盛りあがりしていたので「まあ、みんながそんなに好きなら、お好きにどーぞ」って感じだったし、「まあ、せっかく東京でやるのなら、それなりに楽しみましょう」と前向きな気持ちでいたのだが、東京オリンピックに関わる全ての物が暗黒に堕ちるような展開になり、「これって・・・東京五輪開催中に関東大震災に見舞われるのでは・・・」ってマジに最悪の想像しているわけです。

 「神宮球場を資材置き場」っていうのも、野球ファンにとっては「えー?ヤクルトは一時的に新潟移転でいいかもしれないが、六大学とか東都リーグとか、高校野球の予選もあるのに?」って心底驚いた。
 つーか神宮外苑広いんだから、何も神宮球場を物置にしなくても、他にいくらでも用地あるじゃん?絵画館前の広場とか駐車場のほうが神宮球場よりも広いよ?第二球場もあるし、草野球の聖地の軟式球場半分使えば?

 たぶん「神宮球場を五輪の準備で三ヶ月くらい使わせてよ」って提案した人は、フツーに野球に興味なかっただけだと思う。「JOCがそんなじゃ、五輪種目に野球が返り咲くことないな」って確信しました。

 日曜日の晴天の日に六大学野球を神宮で観戦していた私は、すきっ腹にビールかっこんだこともあり、立教、慶應、明治、早稲田の応援席がかなり埋まっていたこともあり、「大盛況だわ」とご機嫌でした。
 特別指定的のチケット買おうとしたら、「応援席のチケットってどうすればいいんですか?」って聞いてる現役大学生の男子2名がいて、「ああ、初めて応援しに来てくれたんだ」と感激。
 フツーだったら、先輩がそういう後輩引き連れてくるのだろうけど、その二人は学生応援席のチケットどこで買うのかもわからない状態だけど「なんだか応援席ってゆーのがあるらしいのですが?」ってどシロート丸出しでオロオロしていたんだけど、そういう子たちが神宮球場に足を運んでくれたということがオバちゃんには超嬉しいことなのです。

 そして、いつも書いているけど、イマドキの若もんのくせに、応援団は詰襟の学ランに身を包み、水ぶっかけられながら「応援団の伝統」をキチっと守っている。
 応援団の所作って、もはや歌舞伎や文楽みたいに国が助成金出して保護しないと回らないようなシロモノなのですが、そういう保護がなくても、なんとか維持している希少な伝統芸能っぽくなってます。

 だから、いつも書いてるけど、はとバスで花魁ツアーやるよりも、「六大学応援団鑑賞ツアー」やったほうが、外国人観光客ウケするのでは?
 そして、本気で「野球を五輪種目に!」って思っているのだったら、せめて六大学に通っている留学生には「野球応援」を必須単位にしないと。

 私は野球を五輪種目にってあまり思ってないのですが、女子ソフトボールは立派なマイナースポーツだから五輪種目にしてあげたいなあ。自分も中学校の時にやっていたということもあり。

 
5月16日(月)

 週末の神宮球場は早稲田と明治の対戦があったので「おお、また絶対に負けられない戦いで、早稲田の大竹君VS明治の柳君対決か!」と個人的に盛り上がっていたのですが、両エースの先発が予想される土曜日はどうしても出勤しなくてはならなくて、「王子様がお城でパーリーしているのに、私はお留守番、シクシク」とシンデレラ状態になっていました。

 ところが!ネットで速報チェックしていたら、明治は柳だったけど、早稲田は大竹じゃなくて竹内だった!
 ん?先々週も大竹君先発していたけど、3回くらいで引っ込められていたようだが、なんか調子悪いのだろうか?
 と少し不安になったが、日曜日はけっこう二日酔いだったけど、頑張って神宮に行きました。
 今シーズンの六大学は、混戦状態でどこが優勝するのかさっぱり読めない状態で、面白いんですよ。
 って、あのシステムだとほぼ毎シーズンそうなのかもしれないのだが、私が六大学野球観戦歴5年目くらいでやっと「どこが優勝するのか?」ってことに興味持っただけかもしれないんだけど(笑)
 ぶっちゃけ、去年まで「勝ち星」の意味わかってなかったし。
 なんで、チームごとに試合数が違うんだろう、ってマジ素朴に疑問に思ってました。

 あと、今年になって急に「どこが優勝するのか?」に感心が高まったのは、どうしても明治に優勝してほしいからです。

 そういや、また会社の査定書類を作成していて、毎回、自分で目標を立てるのですが、私は目標立てるのが超苦手です。
 本気で目標を語るなら「心穏やかに余裕を持って仕事したい」ってくらいです。
 ピリピリしてる職場なんてヤだもん。
 芸能人が結婚会見で「笑顔の絶えない暖かい家庭にしたいです」って言うけど、私も「笑顔の絶えない暖かい職場」を目指しているのであります。

 で、仕事の目標はそんなもんですが(大事なことだと思ってますが)、野球だったらいくらでも目標掲げられるのになあ。

 その内の一つが、「明治には優勝してもらって、全国大学選手権でも優勝して、主将でエースの柳には、現・広島の野村のコースである、高校野球名門→明治のエース→六大学優勝→全国大学選手権優勝→ドラフト1位を歩んでもらう」なのです。私が頑張ってどーにかなる目標じゃないけどさ(笑)

 明治時代の野村を何度か観たけど、それほど凄い投手だとは思わなかったんだよね。
 まあ、見始めたのがすでに4年生の時だったし。
 でも、柳は1年生の時から観ているので思い入れが違うのです。

 1年生の時はちょこっと出てきただけだったので「へー、横浜高校からなんで六大学に?」って思ったっけ。
 私の勝手なイメージかもしれないけど、横浜高校出身といえば、松坂だったり、涌井や成瀬だったり「高卒」のイメージが強かったので。
 なので、大学志向が強かったというよりは「高卒でドラフト候補になれなかっただけ?」って思ってました。
 下半身とかすでに1年生の頃からガッシリしていたので、「なんで、プロがとらなかったんだろう?」って素材に思えたし。
 で、2年生の時は先発でガンガン投げていて、けっこう安定していたので、「プロ入っていれば、先発ローテ候補になるくらいのレベルじゃね?」と思っていました。
 圧巻だったのは去年の3年生の時で、チームの勝利のために平気で150球くらい投げていたんですよ。それも、非常に高い集中力で、まるで楽天が優勝した時のマー君のようでした。
 マー君と西武時代の涌井の間みたいだったなあ。

 去年の秋シーズン、明治は優勝に王手かけていたというか、カメラマン席が「優勝の瞬間」を撮影するために集まったマスコミでいっぱいになっていたのに、あともう少しのところで優勝を逃してしまったのでした。

 その柳も今年は4年生で主将。
 この春もガンガン球数投げまくっていて、監督さんから「昭和の投手」と賞賛されるほどです。
 先週も法政戦に土曜日に先発して139球で勝って、日曜日は「ここを抑えれば」って勝ってる場面でリリーフで登場するが、シロートの私が見ても「高めに浮いてるんですが」って状態だったけど、それでも途中まで「うわ、精神力つえー」って魂の投球で抑えそうになったが、やっぱり制球が甘くなったところを逆転打されちゃいましたが、その翌日にまた100球超える投球で勝利してました。

 これだけ私の心を鷲掴みにする柳投手ですから、ぜひともプロの道に進んでいただきたいと思ってます。

 おっと、うっかり柳愛を語ってしまいましたが、柳が好きというよりも「六大学観戦歴5年で、一番私が凄いと思った投手は果たしてプロのスカウトの目にも止まっているのか?」って勝負なんです。
 だいたい私が二軍で惚れ込んだ選手が一軍で活躍した事案も少ないので、「見る目ねーなー」って自覚しているので、たまには本気で勝負かけてみたいだけです。

 さて、話それまくりましたが、日曜日の12時過ぎに神宮球場に到着すると、第一試合の慶應VS立教も熱く盛り上がってました、ちょうど同点になってる頃に球場に着いたのですが、トイレに寄ってるときにワーーーーっと大歓声が湧き上がり、通路のテレビに駆け寄ったら、立教が勝ち越しのホームラン!
 あー、被弾したのは慶應のエース加藤じゃん。
 加藤も昨日先発したけど、今日のどうしても抑えたい場面でリリーフで登場したのです。

 アマ野球ってこういうことになりがちなんだよなあ。
 で、その加藤は、連続被弾して、これで慶應の優勝は難しくなりました。

 第二試合までの間に六大学通のお爺ちゃんたちの雑談で「これで、立教と明治が残ったか?どっちも東大に負けたよな。やっぱ東大に負けないと優勝できないんじゃね?」ってゆーのが面白かった。

 以上、大変長い前振りでしたが、私は「柳をプロ野球選手にする会の会長」ですが、(会員は実は一人いる。我が社にいる横浜高校OBのS氏)、日曜日は「大竹君が先発の可能性高いからー」って神宮に行きました。

 第一試合が終了し、まるでもう優勝したかのように喜ぶ立教応援団の興奮の中で、早稲田と明治の選手が練習に登場。
 グランドに出てくる早稲田の選手の背番号をじっと凝視。
 13番は最後の方に登場して、外野でキャッチボール始める他の選手とは距離を置いて、内野付近でキャッチャー役とキャッチボールしはじめた。やった!やっぱ大竹君が先発だ!

(ここで久しぶりに緊急地震速報が入りました。私の住む地域では震度3だったみたい。熊本なんてこんなの毎日というか10分おきだったりするからなあ)

 うーん、早稲田が1塁側で、あっちは正面から日差しなので、普段はあっちに行かないのだが、大竹君の先発を眺めるのもこの春期最初で最後だし、と日焼け止めクリームを塗り直して、1塁側ベンチの上の席に移動。
 嵐のコンサートだったら、最前列くらいの席だな。(意味不明な比較)

 そう、今日は大竹君のコンサートなのだ!キャーキャーキャー!

 と更年期鬱気味なので、女性ホルモンを気合いで上げようと頑張りました。

 その期待に応えてくれたのか、そんな調子良くもなさそうだったんだけど、5回までノーヒットという出来でした。構成もかなりクレバーで、前半は130キロのストレート中心なのに、「なぜ打てない?」と相手打者がイライラしてきた頃に変化球多投して空振りとってた。

 さらに面白かったのは大竹君の打席で、バットをちょこんと出して当てただけでヒットで出塁。続く打者が送りバントしたけど、打球の行方確認して「これは楽勝」と判断したのか、テケテケとした走塁で進塁。
 投手の走塁ってプロでも「へ?」って感じで、スライディングしないとかいろいろ暗黙のルールありますが、塁上の大竹君はそういうののお手本のような動きでした。
 ああ、この感じ、横浜時代の吉見がヒットでうっかり塁に出てしまった時とそっくり(泣)

 そして大竹君は、味方のヒットでテケテケとホームまで戻ってきたのでありました。

 もう打席であんなにヤル気なさそうなのにね、あれって計算なのかしら?
 で、その後の打席では、3塁にランナーいたから、涼しげに外野フライで犠打決めてて、「常に80パーセントでやってるように見えて、この人、凄い要所要所できっちりやってる」って私が仕事で理想とする感じをやってくれるのが大竹君の好きなところです。

 で、実は自分で決めたその犠打が後ですごく有効だったあたりも。

 8回まで結局、被安打1で、5-0で早稲田が勝っていたのです。
 明治としては、立教が慶應に勝ち点挙げたので、どうしても勝ちたい試合でしたが「今日は、まあ仕方ない」って雰囲気でした。
 来週は優勝争いする立教との直接対決だったので、負け試合で戦力消耗する気ではなかった。

 早稲田はねえ、今シーズン、東大にしか勝ち点挙げられてない状態で、苦しんでいるのです。
 そして明治としては今日は負けても明日勝てばいいわけで、9回の表も大竹君が出てきて完封モードになっていました。

 ところが・・・詳しいこと忘れたけど、エラーでランナーが出て、捕逸でランナーが進塁したんだっけ?
 ミスが続いて「みんなしっかりしろー」って思っていたら、ヒット打たれて、簡単に1点入ってしまった。
 それでも5−1ですから、「さすがに大丈夫だろう」と思っていたら、死球。

 監督がベンチから飛び出してきたので「交代か?」と思ったら、大竹君が監督に自分の足を指差して、ベンチに下がってしまいました。負傷?どっちにしろ交代だろう、と思っていたら、場内放送が入り「用具の修理です」って靴ひもでも切れたのか?
 ヤバい、エラーが続いて、相手チームがイケイケになってる時にこの間合いはヤバい。

 と心配していたら、しばらくして大竹君が戻ってきて、2アウトまでこぎ着けたが、明治の牛島が打席に入り、スコーンと3ランホームランで5-4。
 さすがに交代になりました。
 ああ、8回まで被安打1だったのに、9回でまさかの大劇場。今期の早稲田の暗黒を象徴するかのような試合でした。

 早稲田は、石井の3・三塁打とかで盛り上がっていたのになあ。
 それにしても、9回は点差あったから少し気が緩んでいたんでしょうね。ああいうところが学生スポーツの面白いところでもあるんだけど、大竹君がいきなり連打されたのならすぐに交代だったろうけど、エラーが続いただけだから降ろせなかったって雰囲気もわかるし、ほんと、もう少しで勝ちが消えるところでしたが、結果的に自分で打った犠牲フライで一命を取り留めたのでありました。

 個人的には「大竹君のコンサート」を最前列でじっくり鑑賞できて楽しかったです。

 今日の月曜日は、明治が勝ったので、これで優勝は明治と立教の直接対決で決まるようです。
 早稲田は早慶戦で頑張ってください。

 
5月12日(木)

 今クールは久々にドラマいっぱい観てるなあ。
 脱落してしまったのは、月9の「ラブソング」だけかも。

●火曜日「重版出来」

 今週になって、やっと今までほとんど出てこなかった高田純次演じる出版社社長のエピソードになり、やはり今まであまり活躍してなかったオダギリジョー演じる敏腕編集者も主軸になっていた。
 原作読んでないからなんともいえないけど、複数のエピソードが絡みながら進行する脚本のバランスがとてもいいと思う。
 そして、営業マンや書店員や単行本のデザイナーなど、裏方さん達の仕事ぶりが取り上げられるのも本好きとしては楽しい。まあ、それなりの本好きの人だったら知ってるような事が多いけど、「大勢の人がこの一冊の本に関わっているのです」って雰囲気がよく伝わってくるので、「職場モノ」としては上出来のドラマだと思う。

 惜しいのは私の方で、せっかく有名漫画家さん達が劇中の漫画描いていてくれているのに、私が最近漫画に疎くなっているために、その醍醐味をエンジョイできないことだ。
 「あ、この絵、◯◯先生のだ!」って気付けていたら、このドラマは今の3倍くらい楽しめたかも。

 そうそう、今週の高田純次社長エピであるが、「いいかげんキャラ」が定着している高田純次が、物凄く真摯に仕事に打ち込んでいるキャラをやっていたので、そのギャップがとても良かった。
 自分もドラマ業界で事務員していたことがあるので、ああいうのは「簡単そうだけど、なかなかできないキャスティング」だと思った。わりと、役者やタレントのイメージに引っ張られちゃうんですよ。つーか、脚本が出来る前にキャスティングが決まっていたりするので、脚本家も役者のイメージに引っ張られてしまうことも多かった。

 なので「重版出来」は、主役の黒木華ちゃんがまさかの体育会設定だったり、ちょこちょこと「定番じゃないこと」をやろうとしている姿勢が好感度高いです。安定の松重やオダギリジョーがガっチリと「定番」を演じているので、ヒャダインだとか安斎肇をけっこう大事なチョイ役で使うあたりの遊びも安心して楽しめますし、坂口健太郎とか永山絢斗という人気急上昇中のイケメンを配置しているけど、けっっこう地味な扱いというところも好感が持てる。

●水曜日「世界一難しい恋」

 このドラマは出だしというか、3話までは「まあまあ」って感じだったけど、小池栄子演じる秘書が面白いから我慢して観ていたのだが、先週の4話で、北村一輝が大野君に「恋愛指南」し始めたら一気に面白くなった。
 北村一輝の「女性を落とすテクニック」がけっこういい出来で、「ふむ、これをやられたら私も落ちるな、きっと」っていうリアリティーがあったのである。

 北村一輝が語ると胡散臭いテクニックであったが、それを大野君がやってみると、観ているこっちは「なんだか自分が大野君にホンキで口説かれてるみたい」な心地を味わうことができた。
 そう思うと、あんまこれといった役作りしてないというか、「真面目な美人」ってだけというか、透明感だけは素晴らしい波留は、その透明感ゆえに「自分を重ねやすい」ことに気がついた。

 なんだっけ?今話題の映画ありますよね?
 映画館でみんなでセリフ絶唱しながら大盛り上がりして観るっていうの。
 あの映画はイケメンに口説かれる女性の顔がボヤけていて、その女性のセリフを客が叫ぶことで、「まるで自分がイケメンに口説かれてるみたい」ってことになるらしいが、それは楽しいに決まってるだろう、と思いましたが(あの映画の魅力はそれだけじゃないようですが)、「世界一難しい恋」は意図したのか偶然なのか、私の場合は最初は小池栄子に憑依していたのが、だんだんと波留に憑依するようになり、さらにメガネ上司に恋する清水富美加にも・・・・・だって、あのメガネ上司、反則でしょう(笑)
 私が「日本三大メガネ」と称えるナイツの土屋を少女漫画で美化したみたいなんだもん。

 そういう気持ちで昨日の回は、やっと波留に告白した大野君でしたが、波留が「少し考えさせてください」と言ったことで、超やきもきしていて苦しんでいて、その様子もリアルっていうか「ああ、自分もこういうことあったなあ」って懐かしく、「もう、あんな恋なんてできないわよね」と思うと同時に、そんな大野君の姿を眺めていると、またもや自分が必死に口説かれているかのような心地を味わうことができました。

 設定は全然リアルじゃないんだけど、なぜか感情移入できる場所がいっぱいあって、オリジナル脚本らしいけど、かなり頑張っているというか、練られているというか、脚本がいいから役者も凄くノリノリでやってる感じが伝わってきて、「これ、月9だったらよかったのに」って思いました。

 月9の「デート」は設定負けしているところがあったが、「世界一難しい恋」は出落ちというか設定オチになることがなく、漫画みたいな設定を土台にとてもリアルな恋愛を描いているラブコメのようです。
 後半どうなるのかわかりませんが、次週の予告だと、大野社長と交際する気持ちになった波留ですが、北村一輝が「あいつは俺と賭けしてて無理やり彼女ゲットしたんだ」とバラしてしまうので、波留が「サイテー!」って怒ってしまうらしい。
 なかなか面白そうな展開なので、期待は大きい。

●木曜日「グッドパートナー 無敵の弁護士」

 あまり観るつもりもなかったが、なんとなく観ていたが、久々に「ああ、竹野内豊って、カッコいいなあ」ってなんとなく観てしまっている。
 つーか、竹野内豊主演で、ちゃんと観たドラマってなんだったっけ?ノリピーが一番輝いていた頃の「星の金貨」とか「氷の世界」とか?

 一時期「そういや、竹内豊って最近観ないね」って時期もあったっけ。

 で、竹野内豊と松雪泰子が元夫婦の弁護士っていう設定落ち必須のこのドラマだったが、観てみると、弁護士が抱える事案がニッチすぎて、「ほお、こういう事案あるんだ」となかなか興味深いのであった。
 先週とか「一部上場目指すIT企業が、うっかり暴力団関係者と思しき企業と契約しちゃって、このままじゃ上場できない」って話で、イマドキの契約書って「暴力団関係者だったら一方的に契約解除できます」って条項が盛り込まれているし、うちの会社でも取引のある銀行各社が「付帯条項がつくので、この書類に印鑑を」って一時期次々やってきたので、「はあ、まず銀行からか、ってことは・・・」と思っていたら、一般企業にもあっという間に浸透していた。

 で、そんなもん「契約書の定型文」くらいに思っていたけど、「やべー、ついうっかり暴力団関係の会社と契約交わしちゃったので、契約解除したいけど、反社会勢力だってどうやって証明すんの?」って事態になったら、相手を反社会勢力だって証明するのが難しいって話で「そっか、そういうこともあるのかもしれないなあ?」と微妙にリアルというか、私は「ほほー」と膝を寄せたけど、契約書を実際に交わしたことのない、世間一般のほとんどの人にはあの雰囲気伝わったのかしら?

 まあ、たぶん「月並みな弁護士モノじゃないらしい」って雰囲気だけでいいのかも。
 それくらい、竹野内豊と松雪泰子の元弁護士夫婦が三枚目風にやってるけど「やっぱ、かっこええなあ」ってだけで、「ああ、明日はやっと金曜日だあ」って気分にマッチしていて、これも意図したわけじゃないんだろうけど、偶然、そういう気分にマッチして意外と高視聴率なのも頷けます。

●金曜日「私 結婚できないんじゃなくて しないんです」

 このドラマは半分脱落しかかっているのだが、中谷美紀がラブコメ頑張ってる感じが好きなので、時々見ているけど、どっかのメディアの記者が言っていたが「ムズ恋が大野君に意見する小池栄子の女性目線での恋愛指南なら、こっちは藤木直人が中谷美紀に説教する、男目線の恋愛指南」ってことで、たがいに補完し合ってる関係になっている。

 ただ「ムズ恋」の方は、北村一輝のキャラが効いているんだけど、こっちはそういうアクセントが無いからなあ・・・って、そういや先週はちゃんと見てなかった・・・なんでだっけ・・・・ああ、確か、松潤と上野樹里ちゃんの「陽だまりの彼女」をチェックしていたんだっけ?
 そして「CMが多すぎるから余計にそう思うだけかもしれないが、映画としてはドつまらないなあ」と思いつつも「松潤や ああ松潤や 松潤や」で観てしまいました。

 つーか、松潤は天然なのか計算なのかわからないけど、相手役を好きなフリを演じていると視聴者にわからせる演技が上手いなあって感心しちゃって。
 ↑って自分で書いてても意味がわからないけど、「お前のことが好きだ!」って真剣な顔で言っているんだけど、目線は微妙に相手役から外れていて、そう、さっき大野君のドラマについて「まるで自分が口説かれてるみたいな気分が味わえる」って書いたけど、「陽だまりの彼女」での松潤は本人の演技なのか、演出なのかわかりませんが、かなり意図的にそれをやってるように感じました。

 で、特に松潤ファンでは無い私が観ていても「あー、松潤美しいなあ」ってボーっと眺めてしまうレベルだったし、上野樹里ちゃんは完全に添え物というか「一緒にいるのになんだか別次元にいるみたい」だったので(まあ結末的にはそういう話なのだが)、松潤のすごく良くできたプロモだと思えば、なかなかいい映画でした。

●日曜日「99.9 刑事専門弁護士」

 「松潤は本気で女の子好きになってはダメなんです」的な視点で言うなら、このドラマも今のところその路線。
 少し前の月9の「失恋パティシエ」は相手役を石原さとみにしたので、イマイチだったんだな、ってことがやっとわかってきた。今をトキメく松潤の恋の相手役は、本当に男ウケのする女優にやらせてはイケナいらしい。
 「陽だまりの彼女」では、松潤と上野樹里は、キスシーンでも完全に別次元に存在している感じだったし。

 そういう意味では榮倉奈々ちゃんは男子が真っ先に「好きな女優」として挙げる子では無いと思うし、正統派美人というよりは、ややファニーフェイスであるし、それでいてスタイル抜群っていうあたりが、「男子ウケよりも女子ウケ?」って雰囲気のある女優さんであるから、その彼女に「プロレスおたく」って設定与えて、今のところのドラマの設定では、主役の松潤と全く恋の予感を感じさせないあたりが、「いい計算してますねー」って感じ。

 肝心の「事件」の内容が、あまりにも幼稚な設定なので「これで逮捕したとか、警察関係者が観たらムっとするだろう」ってところが気になるが、そこさえ我慢すれば、とても安心して楽しめる娯楽ドラマに仕上がっていると思います。小ネタもいろいろ面白いし。

●土曜日「お迎えデス」

 朝ドラ・ファンには「変なスピンオフ」的に楽しめる。
 福士蒼汰&土屋太鳳に加えて、門脇麦がいて、さらに鈴木亮平が着ぐるみ着た死神役ってだけで萌えー。
 「あまちゃん」「花子とアン」「まれ」で学芸会という趣です。
 このドラマの見どころは、とにかく「土屋太鳳の太もも」で、「松潤や ああ松潤や 松潤や」レベルです。
 これも原作知らないんだけど、ドラマの出来としては変に小細工しないで、漫画のノリをそのまんまやってる感があるので、朝ドラで名を挙げた若手役者さんたちが、真面目に悪ふざけしている感じがけっこう楽しくて、そういや、このドラマで福士蒼汰の両親役の石野真子も大杉漣も朝ドラでお父さん・お母さん役やってたよなあ。

 以上、火水木金土日と、家にいるときはけっこうドラマにハマっている珍しいクールなのでした。

 そうそう、朝ドラも好きでね。
 朝ドラ「とと姉ちゃん」は、ここしばらくは全然「とと」(父親のこと)じゃないんだけど、まあ、そんなことはどうても良くて、ともかく、もう、なんと言っても、祖母役の大地真央様でしょう。
 大地真央が出てるドラマなんて、全く思い出せないくらい、大地真央ってテレビの人っていうよりも舞台の人ってイメージがあったのだが、朝ドラでまさかの主人公の祖母役で、その存在感がすごいっていうか、もう貫禄の美しさで、今更ながら昔のズカファンみたいに「マオ様ー!」って感じでハマっています。

 そして、マオ様の下僕というか番頭さんが鶴太郎って、ほんとすげーよNHK。
 受信料喜んで払いますとも。

 そういや、「とと姉ちゃん」のヒロインの初恋の相手として、坂口健太郎が登場しているけど、坂口君って、少し前からチラチラ見かけるようになったと思ったら、ここに来て朝ドラと「重版出来」が同時進行してて、今一番人気急上昇中の若手イケメン俳優っぽいことに。
 俳優歴は短いようだが「なんか観たことある」と思っていたら、メンズノンノの表紙飾るモデルさんだったからか!

 それにしても、モデル歴もそれほどなくて、「すごいロケットスタートだな」と感心してますが、「とと姉ちゃん」では、「ごちそうさん」の東出君を遥かに上回る「コテコテ理系の帝大男子」を演じていて、それが意外と「コテコテだけどあっさりしている」って感じで、「重版出来」での地味さ加減と共に、なんか画面にしっくり溶け込む感じが才能なのかもなあ。
 いい意味での「ゆとり世代」って感じ。

 あと、大河ドラマも欠かさず観ています。
 やっぱ三谷脚本は面白い。
 てゆーか、「新撰組」のときより、今の真田丸のほうがほどよく三谷節が効いてて、私は好きですねえ。


5月10日(火)

 体調不良なのは、更年期のせいだけでなく、環境の変化がメンタルに影響与えているのだと思います。

 少し前からエビワカちゃんが産休に入ってしまったので・・・
 いや、産休自体は大変喜ばしいことだと思っております。なんてったって我が社は2年ほど前にやっと産休取得第1号が誕生したショボい会社なので、ほんとは20代、30代の女性社員の人数からすれば、常に一人くらい産休・育休中の社員がいないといけないくらいなので。

 その第1号さんは、またすぐに第二子を妊娠したので、現在二度目の育休中です。彼女の活躍が他の女性社員に「育休って簡単に取れるんだ」って影響を与えることを願っていたところ、エビワカちゃんもご懐妊になり、堂々と「お休みしまーす」ということになった。エビワカちゃんは意外と気が小さいから自分が第一号だと知ったら、ビビりそうだったが、第一号の先輩が涼しい顔で復職してから(実は保育園になかなか入れることができずに、育休が予定よりもかなり長引いた。結局、2年近く休んでいたんじゃないか?)、すぐにまた産休・育休に入っていたので、「それでいいんだ」と学習してくれたようです。

 なので、我が社は今、2名も産休・育休中なんですよ。ってエバるようなことでもないけど、「労務管理」も大事な仕事である総務部ですから、そのお膝元に「お手本」が誕生したということが大変喜ばしいわけです。

 でも、エビワカちゃんの場合は、育休を数ヶ月しかとらない予定なので、上司が「そのくらい、ミヤノさんとマスオでなんとかして」ということで代替要員は雇わないので、私の左団扇モードが解除されてしまったのです。

 この会社に中途で入ってからもう20年近く経ちますが、超暇だった最初の2年間の後、「あれ?毎日2時間残業しても全然仕事が片付かない?休日出勤しても全然追いつかない?」という地獄に陥ったこともありましたが、ハイジの加入により、馬車馬ハイジにじゃんじゃん仕事引き継いでいったら「あれ?私、暇になっちゃった?」って状態になり、しばし左団扇に浸かっていたら、ハイジが辞め、クララが辞め、マスオさんが育つまでほんと大変でした。
 クララの後釜もなかなか定着しなくて、イライザ騒動とかありましたが(あの子、その後どうなっただろう?幸せになれたかしら?)エビワカちゃんが定着してくれたので、また、しばらく「基本、暇」な日々を送っていたので、エビワカちゃんが不在な時くらい頑張ろうと思っているのですが、やっぱり、やってみると、けっこうキツいというか、ぶちゃけ「最優先な仕事をなんとかこなしているだけで、優先度低いのは盛大に後回ししているが、後回しになった分を処理する時間はあるのだろうか?」って状態ですが、もう、残業する気力も体力もないので、「全然出来てないけど、ちゃんと出来ているように優雅にお仕事しているフリ」だけしてます。

 今のところ、同僚たちは「エビワカちゃんがいないと、一番大変なのはミヤノさんだ」と理解してくれているようで、なんとなくフォローしてくれてるから、少しずつ他の人達にも仕事振れるようにしたいんだけど、「他人に説明するより、自分でやっちゃったほうが早い」っていうのもありますし。

 そんな最中、前から上司が計画していた総務部のレイアウト変更をいよいよ実施するようなので「えー、これに加えて、席移動とか勘弁してほしい」と思いますが、マイナンバー対応の意味もあるので、しょーがないって部分もあるけど、それだけじゃないような気もするんだけどなあ。

 「上司は思いつきで物を言う」とかいうタイトルの本が売れたことがあったと思うが、私も「そうそう」って思うけど、たぶん上司にはそれなりの理由があるんだろうけど、それを上手く伝えないまま結論というか「こうして」と命令するので「思いつきで言ってるだけじゃ・・・」って思うのだろうなあ。

 同僚が「こうすればいいじゃない?」って提案した場合、その提案に納得がいかないと「えー、なんで?」ってことになるけど、反対意見が多いと同僚はあっさりと「じゃあ、いいや」って提案を引き下げたり、じっくりと「だって、こうした方がよくない?」って説明してくれたりするけど、上司が「こうすればいいんじゃない?」って言うと、提案じゃなくて命令になってしまうし、「えー、なんで?」って部下の戸惑いを上司は「反対意見」ととって、丁寧に説明することなく「これは決定事項である」なんて言うことが多いような気がする。

 まあ、要するに、人はそれぞれ思うところというか基準が違うので、「全員が納得するやり方」っていうのはなかなか無いと思うので、下っ端の提案は「反対意見が多い」ってことで取り下げれるけど、上司の提案は反対意見が多くても通ってしまうことが多いので、政府の施策が非難ゴーゴーになるのと同じ原理なんだろう。

 そういや、全然関係無いかもしれないけど、上司と意見が合わないなあ、と思ったエピソードは、社員旅行の話で、上司は「みんなよく、旅先で枕が合わないとか文句言うけど、みんな、普段はそんなにいい枕で寝ているの?」と言うので、私は「他の人はわかりませんが、私の場合は、フカフカの枕にスプリングが効いたベッドとか、高級すぎてダメなんです」と意見した。

 それと重要なのは寝具の重みで、たいていのビジネスホテルって毛布だけだったりするので、私はあれがとても苦手である。逆に高級旅館のフカフカな羽毛布団も暑すぎでダメ。
 って説明したのだが、上司は「えー、どんだけ繊細なんだよ、オレなんてどこでだって眠れるぞ」って、そういう人もいるってことは理解するけど、「ライナスの毛布」がないとダメな人もいるんですよー。
 そうそう、私は冬でも暖房切って就寝しているので、暖房効いたホテルや旅館の部屋で寝ると暑くてダメだったりするんですー、って言っても、上司は「みんな贅沢言うんだよなあ」って全然わかってくれなかった。

 「給食が不味い」っていうのと「宿泊先で枕が合わない」っていうのは違うんだけどなあ。
 そもそも上司は「枕が合わない」っていうのを言葉通りに受け取っており、「みんなテンピュール枕とか使ってるの?」とか言うし。

 私なんて旅先じゃなくても、リフォームした実家に宿泊すると毎回、明け方に「え?ここ、どこ?」と不安になって目覚めてしまうのだ。不思議なことに、その瞬間、「え?もしかして私、死んだの?」って思うのだ。
 眠りが浅くなった時に、何かいつもと違う感じがしたのだが、旅先ではないと潜在意識が教えるので「なのに、この違和感っていうか、方向感覚も無い?」って一瞬パニクるらしい。

 最近やっと、あの「え?ここどこ?」って実家で目覚めなくなった。畳の匂いがかなり落ち着いたのも関係しているのかも。


5月9日(月)

●ハト先輩

 昨日の甲子園球場は、腐った魚が落下するという珍事があったようですが(鳥が捕食した魚を落としたらしい)、そういや何年か前、西武球場ではカラスに攻撃された鳩が落下したって珍事もありましたっけ。

 日曜日は神宮球場に六大学野球観に行ったんだけど、前日に東大が立教に勝っていたので「もしや、今日も?」と淡く期待したのですが、12時半くらいに球場に着いたら、7点差くらいになっていて、その後も立教の打撃練習みたいになっておりました。
 神宮球場も、いつもハトやスズメが観客の食べこぼしを求めてうろちょろしてますが、日曜日は特にハトが目立っていて、バックネットを吊るしているロープにいつも数匹とまってじっと客席を観察している様子はまるで監視員のようでしたが、何を根拠に時々降下してくるのかその法則がよくわからなかった。

 湘南ビーチのトンビみたいに、食事している人間をピンポイントで狙っているわけでもなさそうでした。
 ハトやスズメって、それほど眼も頭も良くなさそうな印象があります。

 それで思い出したのだが、連休中に家族で近所の公園に行った時に、お弁当広げていたら一羽のハトが寄ってきたのだ。
 その公園にはそこそこ広い草原があり、まばらに木陰もあるから、5家族くらいが点々とシート広げてピクニックしていた。
 そして我が家がコンビニで調達した昼食を食べ始めると、一羽のハトが我が家を完全マークしはじめたのである。

 もちろん、姪っ子達は喜んでパンくずを投げたので、ハトは「もっと、もっと」という感じで至近距離まで近づいてきた。やんちゃな姪っ子達は、当然のことながら、人懐っこいハトを捕獲したくなり、一人が餌でおびき寄せて、ハトがそれに寄ってくると、上から上着でバサーっとやっていたが、そう簡単にハトが捕まるわけがない。

 「あんたら、無理だって・・・」と私と妹が苦笑しているが、姪っ子達は何度も捕獲大作戦を繰り返していた。
 そしたら妹が「このハト、こんだけ子供に攻撃されてるのに、全然臆さないで向かってくるね」と言うので、「どんだけ食い意地張ってるの、てゆーか、このショバで食いつないでいるんだから、人間との駆け引きには相当慣れてるんだろうね」などと話していた。

 そしたら、何度目かのチャレンジでついに姪っ子軍団がハトを捕獲してしまったのである。
 長女の薄手のジャンパーの中でバタバタと暴れているから、ワーキャー大盛り上がり!
 でも、私も一瞬触ったけど、ハトって手品にも使われてるくらい、「見た目」と「中身」が違っていて、ジャンパー越しに手て触れても、全然実体が無い感じでスルリと抜けてしまい、そのうちにジャンパーから脱出していた。

 さすがに懲りて逃げるだろう、と思っていたのだが、そのハトはプロ中のプロだった。
 そんな目に遭ったのに、まだ餌貰う気で近寄ってくるのである。

 私は甥っ子がオニギリを食べ散らかしたあたりから米粒を探して、「このハトすごい。ほら、ハト先輩、うちの子達がご迷惑かけてすいませんでした。お詫びにこれでも」と差し出すと、忙しくツツいていた。
 姪っ子らはもう一回ハト先輩を捕獲しようとしていたが、「ほら、ハト先輩に失礼なことしないの!」とたしなめたら、ハトにはもう飽きかけていたのか、食べ残しのパンを大きく千切って投げていた。

 「ほら、ハト先輩にあれだけ遊んでいただいたんだから、お礼にもっとパン差し上げて!」と言ったら、餌やりにも飽きたらしく、2センチほどの塊を投げると、ハト先輩は満足そうにパンをつついていた。
 ハト先輩の粘り勝ちというか、あのハトは「子供は自分を触ったり、捕まえようとするが、その興奮状態をやり過ごすと餌を丸投げしてくる」というのを理解していたのだろうか?

 それとも、ただただ食い意地が張ったハトで、結果的にそうなったのだろうか?

 あの粘り強さは本当に素晴らしかった。そして、私が思わず先輩呼ばわりしてしまったのは、ハト先輩が「クレクレ乞食」な行動をしていたのに、全然みっともなく無くて(なくなくない?死語)、子供らを十分楽しませた、その高いパフォーマンスに大人の私が感銘を受けてしまったからである。

 きちんとした芸をする大道芸人におひねり弾むような気持ちになった。

 そっか、書いててわかった。

 ハト先輩はずっと胸を張ってパン屑ねだってたんだよな・・・・ハト胸だけに。


5月6日(金)

 4日、5日と休んで、今日は出勤。

 休み中はやっと衣替えに手をつけた。
 夏服はそれなりに数があったが、内容的には去年までの中日ドラゴンズというか、もう引退させた方がいい選手ばかりで、「新人も加入させないと・・・」って状態です。
 そして着古してボロボロになった冬服にも引退勧告したりして、はあ、編成って大変ね。
 もちろん、スカウト活動もしているのですが、チームカラーにあった選手がなかなか見つからなくてねえ。

 いい選手がいても、年棒交渉が上手く行かなかったりとか(要するにサイズが合わないとか)

 そして昨日は「まるで群発地震みたいにあちこち痛かったのも収まってきたが、更年期鬱なのか体が重いけど、頑張ってお散歩しよう」と目黒区の美術館まで散歩して「高島野十郎展」を観てきました。
 わりと最近になって評価されるようになった画家として、テレビなどでも取り上げられていたので興味を持ったのだが、作品を直で観てみると「これがなんで評価されなかったのか?」っていう素晴らしい作品ばかりだった。

 帝大農学部卒っていう理系出身っていうのと、当時の画壇とは距離を置いていたことが長らく無名だった原因なんだろうけど、実家が裕福だったので、なんとなくそれで生活できていたのかね?
 風景画は「近眼じゃないモネ」って感じで、静物画はセザンヌと並べても見劣りしないレベルだし、植物の緻密な描き方は今をトキメく若冲みたいな感じだし・・・

 ただ、あまりデカい絵を描かなかった人らしく、それは展覧会に出品しなかったってこともあるんだろうけど、はったり的なインパクトのある絵が無いんだよね。
 風景画とか、すごい不思議なスケール感というか、「ここまできっちりとまとめるのか?」って高い技術というか、ああいう全景も遠景も同じように緻密に描いて、「日本画みたいだけど印象派?」っていう画風は見たことがなかったが、「まるで写真のよう」っていうのとは違っていて、「絵じゃないとこれは表現できないよなあ」って感じをどう説明していいのかわからないけど、ともかく面白い画家でした。


5月5日(木)

 4月の29、30日、5月1日に姪っ子軍団が実家を襲撃するというので、私も休みをとって実家に馳せ参じたが、まだ腰や肘の調子がイマイチなので、凶暴な姪っ子達の相手していたら悪化する不安があった。

 でも、姪っ子達も加齢のため(?)年々凶暴度は低下してるのでなんとか乗り切りましたが、でも、家に戻った時にあちこち痛いところを確認してみたら、痣だらけになっていました。
 もー、ほんと、あいつら(小学生の双子)は、私が温厚で我慢強いのをいいことに、私をイジメまくるんだから(泣)

 30日は、実家から徒歩30分くらいのやや大きい公園と、市とNPOがやっている「プレイステーション」っていう紛らわしい名前の「野外の子供の遊び場」でたっぷり遊ばせた。
 姪っ子軍団の長女はもう中学2年なので、子供の遊具は付き合う程度で、お弁当広げた木陰のシートの上で私と一緒に寝転がっていたのだが、どうやら私と「元素対決」したいらしい。

 前から元素記号っていうか、周期表?に興味あるのは知っていたが、「元素名を一つずつ挙げる」って要するに山手線ゲーム「元素!」ってことらしいが、えーと、急にそんなこと言われても・・・・と、とりあえず「金」って言ったら「ちがう、最初から!」って、ええええ?最初から全部言うの?って最初って何だっけ・・・と戸惑っていたら、遊具から戻ってきた双子のどっちかが「のんちゃん、そんなことも知らないの?水素に決まってるじゃない」っていうから、「え?小学生でも知ってるの?」とびっくり。

 そしたら、どうも「元素名を並べてる歌詞の歌」があるらしく、エレメントハンターっていう番組の主題歌らしいが、全員それを暗記しているのである。
 そんなの勝てっこないじゃん・・・
 ううう、じゅげむじゅげむにしない?まだそっちの方が覚えているから。あと、百人一首とか?

 さて、夕方5時くらいまでたっぷり遊んで、帰宅すると、ママンが「あ、お父さんったら洗濯モノ取り込んでくれてない!」と叫んだ。パパンは親戚が連休を利用して上京していたので、一緒にランチしに行って、3時くらいには帰宅していたのだ。
 その時、パパンから電話があったので、ママンは洗濯モノよろしくと言っていたのに、やってなかったから超イラっとしたらしく、「ご飯の用意だって、もうお父さんがやってくれてるもんだと!」って八つ当たりしはじめた。
 そんな・・・頼んだこともちゃんとできてないんだから、頼んでないことを気を利かせてやってくれるわけないのだが、ママンも疲れているので、子供みたいにグズっているだけである。
 そして、パパンも子供化が進んでいるので「だって腰が痛いんだ」と開き直っているし。

 ううう、姪っ子や甥っ子ははもう疲れてもあまりグズらなくなったのに、老親が・・・
 で、パパンがムっとした顔で「じゃあ、ご飯炊くけど、何合だ?」って言うので、私がママンに「ほら、今夜はお素麺にしようって公園で話してたじゃん?」って言うと、「あ、そういえば、そうだった」と思い出し、「お素麺・・・これで足りるかしら?とあちこちから大量に出してきた。

 「でも、お素麺だけでいいの?」とか、言うけど、それに文句言うような人いないでしょ?
 一番食べ物にこだわる義弟(妹の夫)は、炭水化物制限ダイエット継続中なので、食べ物も飲み物も全て持ち込みで、食卓に並んでいる食べられる物だけにしか手を出さないので、「米のメシが無いとヤダ」っていう人は誰もいないのだ。

 いや、わかってるんですよ。
 ママンが何をゴネてるかっていうと、「こんな状態ではちゃんとした夕飯が準備できないけど、それは私のせいではない」って言うことを表現するために「あー、もう、どうすんの?どうすんの?」って騒いでるだけだってことは。

 で、やっと「素麺大量に茹でて、あと、ウィンナと野菜はあるから野菜炒めにすれば子供はそれでいいわよね」って方針が決まると、ママンがおとなしくなったので、子供を風呂に入れて、公園で遊んで泥だらけになった服を急いで洗濯しようとしたのだが、えーと、洗剤はどこじゃ?
 ブスっとしているパパンに「おとーさん、洗濯機の使い方教えてよ」って役割を与えようとしたら、「だから腰が痛いんだ!」

 パパン・・・私の話ちゃんと聞いてます?

 でも、ママンは私がパパンの反応に戸惑っていることにすぐに気がつき、つーか、「お父さんは役立たず」ってことが娘に共有できたことを瞬時に見破り、「え?洗濯?いいわよ、私がやるわよ」って飛んできた。

 あー、めんどくさ。
 いつも妹に「おねーちゃん、よくあーゆーのに耐えられるね」って言われるけど、職場にもああいうタイプの人っているので、「そうだよね、大変だよねー、だから少しくらい手抜きになっちゃってもしょーがないよねえ、つーか私だって絶対無理!」って言ってあげると、彼らはけっこうきっちりやってくれたりするので、ママンにも同じような対応しているだけです。

 さて、夕飯も無事済んで「明日の最終日はどうする?」って話になったので、私が「神宮球場行きたい!」ってダメ元で提案してみたら、案の定「えええ?プロ野球観に行くつもりなの?」って驚かれたが、「いや、六大学野球だから」

 そして、「六大学野球の外野席は暇な老人ばかりで空いているし、女子供は無料である」ってプレゼンしたら、弟も妹も「へー、だったらいいかも」と同意してくれた。どーせ、千葉在住の弟一家は総武線で帰るので、神宮球場だったら途中下車になるので。

 やったー!これで私の憧れだった「ガキ共と一緒に野球場」が叶う!

 朝食を食べ終えると、ママンは「私は別に行かなくてもいいから、お父さん行ってくれば?」と離脱し、義弟も離脱し、パパン、私、弟と姪っ子3人、妹と甥っ子という編成で信濃町で降りて、コンビニで昼食を確保して、いざ神宮球場へ。
 外野入口で確認すると65歳以上も無料だったので、入場料500円課金されたのは弟だけだった。

 姪っ子らが「えー、みんなタダってそれでいいの?」って騒ぐので「女性の皆さんに少しでも野球に触れてほしいからなんですよ」と説明。
 試合の方は、慶應と東大で、慶應が大差つけていたが、なんだか東大も反撃していたので試合が長引いていた。
 つーか、東大の選手が2塁打打って、次の選手がヒット放ち、ホームインってシーンが展開されていたのだが、そもそも東大が得点するシーンを見られるのは稀なんだけど、ガキ共にその価値がわかるわけがなく、通路の階段や車椅子スペースなどを遊具に走り回っている。

 うんうん。
 どこの球場に行っても、ガキは野球そっちのけでで走り回っているが、やっと私もその「ガキ放置してる親」側になれました。
 前にヤクルト戦のナイターをバックスクリーン横で観ていたら(投手を真後ろから観たかった)、そこの広い階段の所が、キッズスペースになっていて、大勢のガキが集まってガヤガヤしていたが、そのうちケンカが始まって、ガキ共がそれぞれ己の正当性を主張しはじめたり、親に援護してもらおうと親を呼びに行くが、親は野球に夢中で来てくれなくて、「中国が攻めてきたので、米国に応戦してもらおうとしたら、米国が来てくれなかった?」日本のような状態になり、中国に対して「米国にいいつけてやる!」って言っても全然聞き入れてくれないでいると、横からロシア(新たにその領域に進出してきたガキ3名)が侵攻してきてカオス状態になっていたことがある。

 私も野球よりも、横で展開される「子供世界大戦」の方が気になってしまったのだが、私の後ろに座っていた若いサラリーマン氏も同僚に「やべー、試合よりも、こっちのお子様たちの戦いのほうが面白くなってきたwww」と言っていたので、球場で野球そっちのけで遊ぶ子供も野球の華なのである。

 かつて友人M嬢は、そういうガキ達を「放し飼いの猿」と大変軽蔑していたが、私は子供を大人しく野球観戦させるなんて無理なことだと思っていたので、さらに野球に全く興味のないうちの姪っ子達を連れてきたら、たぶん、こうなるだろうなあ、って想像してたら思った以上に走り回っていたので「やっぱ、そうだよな」と大満足でした。

 しかし、慶應の打者の打球が、うちらが座っていたライトスタンドに近づいてきて、「ん?これは入るかな?」と見守っていたら、スタンドインしてホームラン!
 うちらは「ここだとホームランの心配もない」ってくらい上段にいたのだが、フェンス際に座っていたオジサンがホームランボールを手にしたら、子供達の目の色が変わった。

 「前の方に座ってると、ボールが入ってくることもあるんだ」と学習して(ボールは貰えない事は教えたが)、前の方の席に移動して、じっと打球を追うようになったのである。
 いや、東大相手だと慶應はホームラン攻勢することあるので、姪っ子はともかく、甥っ子はまだ未就学児なので危ないなあと思ったけど、まあ姪っ子達わりと運動神経いいので、万が一打球が近づいてきてもなんとかなるだろう・・・でも、あいつら、硬球がどんなものだか知らないかもしれないなあ。

 1時間くらいしか持たないかと思ったけど、意外と2時間くらい持った。
 第二試合は早稲田と法政だったが、大竹くんは前日投げていたのでたぶん登板しないだろうと思っていたが、ブルペンには出ていたので弟に「あの子が私のお気に入りなの」と教えると、さすが我が愚弟、「なんかコテコテの変化球投手じゃん」と見抜いていた。
 「そうなのよー超軟投派なのよー」と喜ぶ姉の隣で妹が「なんであれだけで変化球投手だってわかるの?」と不思議そうだった。

 そういや弟君は友人が応募して当たったチケットでラグビーのサンウルブスの試合観に行ったら、まんまと勝ったので「俺のおかげだ」と自慢しまくってました。って、それを「えー、あれ行ったんだ、すっごーい」と称えているのも私だけなんですけどね。

 さらに今更な話ではあるが、「プレミアでレスターが優勝しそうなんだけど、それがどれだけありえないことか」っていう事もレクチャーしてくれて、それでやっと私は「レスター優勝って、\横浜優勝/ みたいな事だと思っていたが、\東大優勝/ だったんだ!」って知りました。
 ブックメイカー的には「ネッシーが発見される」レベルのオッズでした。

 さて、子供達が外野席に飽きてきたので、球場を出て「後でこっちに移動しよう」と緩く計画していた外苑内のキッズパークに入ると5時の閉園までたっぷり遊んでくれました。

 そして、あの近辺はファミレスとか無いので「夕飯どうする?」ってことになったが、信濃町駅前の居酒屋に入ると、時間が早いから空いていて、ファミレス感覚でいろいろオーダーすると子供も喜んで食べていたし、居酒屋のくせに「チョコでお絵描きパンケーキ」もあり、お会計も、大人4人、中学生1名、小学生2名、幼児1名で1万5千円弱って安っ。
 最初に子供用に「お冷」をオーダーしたら、店員に「ソフトドリンクもございます」と勧められたのだが、弟んとこも妹んとこも、子供になるべく甘いジュース飲ませ無い方針だったので、ソフトドリンクはオーダーしなかったのだが、食べ物はじゃんじゃんオーダーするし、私とパパンはじゃんじゃんビール飲んでいたので、後半になって「お冷お代わり」をオーダーしたら、お冷グラスじゃなくて、ソフトドリンク用のグラスにお冷注いで持ってきてくれた。



表紙に戻る / 過去の日記を読む