可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

7月30日(木)

 夏のドラマは「花咲舞」がかろうじて10%台をキープしている以外、壊滅状態らしい。
 特に月9が酷かったらしく、って、そもそも月9の新しいのがスタートしたことも知らなかったくらい最近フジテレビをほとんど観てなかったようだが、どのくらい酷いのか、2回目の放送を観てみた。
 うーん、まあ、普通の若者の恋愛ドラマなのだが、雰囲気重視というのか、私みたいなトレンディドラマ全盛期を知ってる世代には「ああ、ああいうのをなんとなく目指すとこんな感じになっちゃうのか」とある意味興味深い感じ。

 福士蒼汰は確かに「今日は会社休みます」では良かったけど、あれは綾瀬はるかの魅力があったからで、王道恋愛ドラマの主演はまだ早いだろう。
 そして致命的なのは「ストーリーがどこにあるのかわからない」ということだった。
 パーツは悪くないと思うのだが(福士蒼汰が妹と同居している部屋の設計とか、「これこそトレンディ・ドラマ」というほどの奇抜な出来栄え)ストーリーが希薄すぎるので、だから「ああ、雰囲気はいいセンいってるよね」ってだけになっているような気がする。

 逆に意外と観てしまっているのが「ホテル・コンシェルジュ」
 ホテル物も定番になっているけど、このドラマをなんとなく観てしまうのは主演二人が誰だからわからないから(笑)
 美男の先輩と美女の後輩が主役なのだが、西内まりやって名前を聞いたことなかったし、美男の方は調べてみたら「ああ、明日ママがいないのロッカーか!」って「明日ママがいない」の時にも「この暗いイケメン誰?」ってググって「三浦翔平って誰?ふーん、ジュノン・ボーイ出かあ」って思った記憶がある。

 で、このドラマも「花咲舞」と同じように、美男美女の主演が毎週トラブルを解決する話しなのだが、「花咲舞」の方は、毎回のゲスト俳優が成宮寛貴だったり袴田吉彦だったり渡辺いっけいだったり、地味に豪華なのだが、「ホテル・コンシェルジュ」の方は、さらに地味で、市毛良枝だったり、 大東駿介だったり・・・あ、調べてみたら初回は鈴木保奈美だったんだ。
 「花咲舞」よりも「ホテル・コンシェルジュ」の方がキャスティングは二回りくらい地味なのだが、その地味さ加減が「2時間サスペンス」的な緩さを醸しだしているので、なんだか安心して観てられるのである。

 そして「花咲舞」も「ホテル・コンシェルジェ」も、こういう「毎回単発モノ」にありがちな「1クール通してのミステリー」みたいなハリの部分が弱く、どちらも「この主演の美男美女に恋の可能性が?」って程度の弱い柱でやっているのだが、その弱い柱が逆に肩肘張ってなくて好感が持ててしまうのだ。

 正直言って、どっちも大して面白くないけど、「1クールに2回くらい面白ければいいや」って感じに思えるので、ニュースがつまらない時にはついつい観てしまうだけだが、それでいいんじゃない?

 今クール、私のイチオシはテレ朝の金曜ナイトドラマ枠の「民王」
 たまたま観てしまったが「うわー、また懲りずに入れ替わりモノかよ」と思ったが、遠藤憲一の総理大臣とそのバカ息子の菅田将暉が入れ替わるというのはなかなか楽しかった。
 後で「へー、これも池井戸潤原作なんだ」と知ったくらい。

 「入れ替わりモノ」は、たぶんその元祖が「転校生」なので、男女で入れ替わるのが古典であるが、ずいぶん前に「舘ひろしが高校生の娘と入れ替わる」っていうのがあって、あれは中身が女子高生になった舘ひろしの演技がキモくてけっこう観ていたが、つい最近、低視聴率で話題になったドラマは「主婦とOLが入れ替わる」って話しで、試しに観てみたが「同性の入れ替わりって難しいね」って、逆になんでそんな難しい設定にしたのか疑問を感じたほどだった。

 その後、NHKが「さよなら私」という専業主婦の永作博美とキャリア女性の石田ゆり子が入れ替わるドラマをやっていて「このくらい女優にキャラがあると、なんとかなるもんだ」とけっこう感心したけど、ほんと、入れ替わりモノって、キャスティングも重要だけど、設定も難しいのだが「民王」は父親が総理大臣という飛び抜けた設定なので、これは、やりようによっては面白くなりそう。

 思い出したのは三谷幸喜脚本で、田村正和主演という黄金コンビだった「総理と呼ばないで」
 「王様のレストラン」的な、演劇的手法というか「総理官邸内で繰り広げられるホームドラマ」という実験的作品だったが、視聴率もそこそこだったし、あまり歴史に残ってない。

 でも、なんだか20年前のあのドラマの雰囲気を思い出すあたり、「民王」はけっこうしっかり王道を踏まえてるような気がする。
 こっち月9にしたらよかったのに、って局が違うけど。

 月9ねえ・・・・
 過去のラインナップ眺めてみたが、「10年に2つくらい夢中で観ていたドラマがあった」程度だった。えーと最近だと2006年の「のだめカンタービレ」とかwww
 2005年の「不機嫌なジーン」もけっこう観たな。
 その前が1999年、「氷の世界」で松嶋菜々子がミステリアスな女教師で竹野内豊が保険調査員ってやつ?

 その前が1994年「この世の果て」の鈴木保奈美と三上博史と野島伸司かな?あれはハマったなあ。

 そういや「民王」では遠藤憲一と菅田将暉が親子役だが、NHKでやってる「ちゃんぽん食べたか?」っていう、さだまさしの青春時代自伝モノでも、なんと二人は親子役だし、「ちゃんぽん」の方は金曜日深夜に再放送しているので、なかなかシュールな展開になってます。


7月29日(水)

 こう暑いと、せっかく休みをとってもなーんもやらないまま「暑いなあ」って思ってるだけで1日が終わってしまう。
 昨日も「今のうちに有給とっておかないと」と仕事が暇だったので休んだが、「神宮が広島戦で先発黒田だから行っちゃおうかなあ」って思っていたのだが、昼過ぎにスーパーに買い物に出かけるついでにちょっと散歩してみたら、「なんか遠く(?)に行く気しない」気分になり断念。

 梅雨の時期にあれほど活発に歩きまわっていたのに、万歩計貯金がどんどん減っていく悲しさよ。

 そんで、平日の明るい時間に近所をうろうろしていると、やっぱし向こうから歩いてくる中高年女性のほとんどが私の顔をじっと凝視するのだ。
 前にも日記に書いたが、あれは「この人は挨拶すべき人かしら?」と見定めているらしい。
 住宅街を平日昼間歩いているオバさん達は、前から歩いてくるオバサンに「もしかしたら知り合いかも」って非常に注意を払うようなのである。すぐ同定できるご近所さんではなくても「息子の同級生の母親」だったり「町内会の役員でご一緒したっことのある人」だったりするから、相手が一瞬でも「あら?」という表情を見せたら、こっちも「あら?」って目を合わせなくてはいけないと思っているのか、こっちの表情の変化をじっと観察されてる感じになるのだ。

 ランチタイムに外を歩くサラリーマン達も前方から歩いてくるサラリーマンが上司かもしれないからちゃんと前方を確認しながら歩いているのと同じような感じだろう。

 逆に仕事に全く関係の無い繁華街で、たまに仕事関係の人とすれ違うことがあるけど、こっちがたまたま気がついても相手には完全に無視されるのは、「知人とすれ違う可能性」を全く考慮してないからだし、私もその時はたまたま気がついたけど、気がつかないことの方が多いいだろう。

 そういえば、1年くらい前に某メガバンクの担当者が異動になって、その異動先が三茶だったので「私、三茶に住んでるんですよ」と言ったのだが、バッタリ顔を合わせる可能性は低いと思った。
 しかし、3ヶ月前くらいに私が帰宅のため駅から出口までの通路を歩いていたら、その元担当者は駅に向かうところで、「ああ、この時間帯だとすれ違うこともあるんだなあ」と思ったが、相手は私に全く気がついていなかった。
 でも、それで私の方は「あの人っぽい人がいたら注意」って潜在意識に書き込まれたようで、その後も2回くらい目撃しているのだが、向こうは全然気がついてないので、ま、いっかって感じである。

 そういや、ずいぶん前の話だし、これも日記に書いたと思うが、その当時は茶沢通りを通って駅に向かっており、毎朝、数人のサラリーマンとすれ違っていた。
 私が駅に向かう時間が、8時半過ぎだったので、ちょうど近隣の9時始業の会社に通勤する人達とすれ違うようだった。
 住宅街だから、その時間に駅に向かう人は大勢いたけど、住宅街の中にポツリポツリとある会社に向かう人は少ないので、あっちはこっちの顔なんて憶えないだろうけど、こっちは毎朝同じ人とすれ違うから自然と憶えてしまうのだ。

 その中でも、痩せてて色白の覇気のなさそうな青年は、いつもタバコ吸いながら歩いていたので「会社は禁煙なのかしらね」と妙に顔を憶えていた。

 なので、フジロック会場でその青年とすれ違った時には思わず「三茶に通勤されてる方ですよね?」と声をかけそうになったが、意外にも彼女連れだったので(失礼)遠慮しました。ストーカーと誤解されても嫌だったから。
 「毎朝、すれ違う人と、フジロックですれ違った」と友人に話したら「運命の出会い?」って言われたけど、そういうんじゃなくて、なんて言うのか「すれ違いの非対称性」って言うのか・・・・

 で、平日に住宅街を歩いていると、前まではオバサン達に全く無視されていたのに、アラフィフになったらいきなり「仲間かしら?仲間かしら?」と熱視線浴びるようになったというのも興味深いが、でも、なんかそれだけじゃないような熱視線だったりするので、もしかしたらこの近隣に私と似た感じの「ボスおばさん」が生息しているのかもしれない。
 なんか、ちょっとそんな感じなんだけど、その真相が判明することは無いだろうってことが残念である。

 さて、安保法案が衆院を通過しちゃったので、今度は参院でやっているけど、あの法案に関しては私は全くわかってないので、賛成でも反対でも無いのだが、反対派の説得力の無さの方が目についてしまう。
 「徴兵制が!」って言うのも不思議な感じというか「それはまた別の話しだろう」と思ったけど、たぶん、戦争ドラマなどでやってる「赤紙が!」っていうのアピールしたいんだろうけど、「安保法案が可決されると、日本は戦争をする国になってしまい、徴兵制が!」って言われても、あんましピンと来ない。

 つーか、テレビの中の人たちは「若者がデモやってる」って目を細めているけど、かつての学生運動で何か変わったことと言ったら、その中のコアな人達からテロリストみたいなのが派生しただけのように思えるのだが・・・

 本気で政治を動かしたいのなら、今から国会議員のかばん持ちからスタートすればいいのに。(そんで議員の一人娘ゲットして地盤もらっちゃうとかさ)

 そして最悪だったのは、衆院での強行採決の時に野党が掲げたプラカードで「自民党感じ悪いよね」とかネットで拡散されてた言葉を掲げていたけど、感じ悪いのはそっちだろう。
 野党も民主党と社民党と共産党ではずいぶんカラーが違うので、いろいろ難しいだろうけど、さ。

 私なんて幼少より朝日新聞に自虐史観を洗脳され、日教組系教員に憲法第九条を指導されたが、大変ややこしいことに、中学校の学区に自衛隊官舎があったため、クラスメート数人の父親が自衛官という環境で「えーと、日本の憲法では軍隊を持たないことになってるんでけど」と微妙な授業を受け、それでも微かに「自衛隊は違憲」って思っていたけど、成人したら「自衛隊は災害派遣」って雰囲気になり「あ、その手があったか」と感心していた。

 で、社会党村山政権下で阪神大震災が起こり、民主党政権化で東日本大震災が起こったので、なんだか野党が信用できなくなってしまった。
 20代前半まで「アンチ巨人でアンチ自民党」と胸張っていたのに、いつのまにか自民党も民主党もあんまし違いが無くなってきたし。
 そして、やっと民主党が政権とったら「八ッ場ダムって何?」って騒ぎばかりが目立ち、高速道路の無料化はやっぱし実現しないまま、大震災が起こってふんだり蹴ったりだったし、景気は全然上向かないし・・・・元々民主党支持者でもなかったが「もしかすると自民よりマシなことするのかな?」と淡い期待を寄せたが、見事に裏切られたので、ほんと、選挙の度に困ります。

 自民圧勝で安倍政権が誕生したけど、「ああ、きっとこのタイミングで改憲方向に進むな」って思っていたけど、あんだけ低迷していた景気が上向いてきた感じはあるので、「ま、いっか」というのが正直な感想である。

 それにつけても安保法案のことを考えるといつも思考停止して眠たくなっちゃうんだよね。


7月25日(土)

 うー、暑さに比較的強い私でも、こう猛暑が続くとバテ気味です。

 そうそう、この間の日記に書くの忘れたが、最近実家で姪っ子達の世話を手伝うと毎回1万円のチップを頂いてしまうのだが、今回は2泊3日したので「3日分」とカウントされたのか、なんと3万円もよこしやがった。
 暑さで母親も頭が沸騰していたのかもしれないけど、ほんと小遣いなんていらないのにさー。

 でも、もしかしたら、母の母である亡き祖母は、見栄っ張りだったから親戚や知人にバラまいていたらしいが(お金じゃなくて、豆源とかだったらしいけど)自分の娘にはあまり分配しなかったので、そういう恨みというか願望があったのかもしれない。
 祖母が存命の間に、祖母の預金通帳を預かっていた母は、私の従兄弟を含めた孫達が祖母の見舞いに来るとその預金から「交通費ね」とチップ配っていたし。

 さて、野球関係が8割を占める私のツイッターのタイムライン上では、例の「すごい代打」が何度も回ってきていたが、たった一日でアメリカにまで拡散して、大きなニュースになっていた。
 どうやら、ダルビッシュが取り上げたことで、多くのマスコミが知ることになったらしい。

 しかし、ほんと、拡散のスピードに驚くというか、ネット時代の「クチコミ」って凄いね。まあ、野球に興味の無い人にどの程度拡散してるのかわからないけど、「ラッスンゴレライ」だって1ヶ月くらいで私の所にまで拡散したわけで、あの代打の高校球児がお笑い芸人だったら、今ごろオファーが殺到しているだろう。いや、実際、学校に問い合わせが殺到しているようだが、学校側が懸命にブロックしてるようだ。

 本人はどう思ってるんでしょうね?

 テレビ取材を受けてみたいと思っているのか「そんなつもりじゃなかったのに、なんで、こんなことに?」って戸惑っているのか。

7月22日(水)

 夏台風がゆっくりと日本列島を横切っていったら、ガツンと梅雨明け猛暑日が続いて、脳みそ沸騰状態になってしまった。

 さて、12日の日曜日は「早朝から外仕事からーの、夕方から府中競馬場で花火大会」で家族が集合した我が家であったが、夏休み突入早々の18日土曜日から21日火曜日まで弟のところの「姪っ子3人組」が恒例の「ジジババ宅で夏合宿」を実施するとのことで、私は18日(土)は当番出勤であったが、他は休めたので急遽、19日から21日まで休みにした。

 ほんとは22日(今日)あたりに「高校野球の予選でも観に行ってみるか」って休み予定にしてたんだけど、まあ家族優先というか、この暑さじゃデイゲームなんて無理だったし。

 19日(日)は、母と弟と姪っ子達で昭和記念公園のプールに行くとのことで「私はプールはパス」と夕方ゆっくりと実家に帰省。留守番の父とのんびり相撲中継を観ていたら、7時頃プール組が帰宅するとのことで、父が素麺を大量に茹でて夕飯の準備をするのを手伝った。(私は自分で材料買ってきて冷や汁を作ったり)

 妹一家の方は、義理弟一家(妹目線で。妹の夫の弟)が不要になった子供用自転車を持ってきたついでに双方の子供らを中野の噴水広場で遊ばせてから夕食食べて、そのままやってきたので、丁度こっちの夕飯時に襲撃された。
 義弟はすぐ昼寝してしまったが、妹によると「今日は早くから弟一家が来るってわかってるのに、飲んでて朝4時に帰ってきたんだから」と寝不足だったらしい。自業自得ですけど。

 それで、従兄弟同士でギャーギャーワーワー状態になり、特に双子の姪っ子(3年生)が甥っ子(4歳)と一緒に風呂に入ったら、阿鼻叫喚状態が1時間も続き「あいつら、風呂場をプールと勘違いしてるねwww」「だったら、プールなんか行かずにずっと風呂場で遊んでくれてれば大人はラクだねwww」なーんて私や妹がスルーしていたし、前なら「近所迷惑に・・・」と気にしていたはずの母もまた耳が遠くなったのか知らんぷりしていたのだが、なぜか一番最初に「もう、いい加減にしなさい」と言い出したのが、父だったのに驚いた。

 まあ、元々、孫の躾けには意外とうるさいんだけどね。
 私が子供だった頃、あまり父に厳しく言われたこと無かったというか、高度成長期のサラリーマンでしたから、朝は誰よりも早く家を出て、夜は子供が寝た頃帰ってきていたので、あまり父と接する時間も無かったのだ。
 それに、あの頃は毎週家族で外出するってことも無く、父親と一緒に遊ぶ機会も少なかったし。(土日も普通に近所の子どもたちと遊んでいた)

 さて、9時頃やっと小3の姪っ子と4歳の甥っ子を寝かしつけたのだが、みんな興奮状態なのでなかなか寝てくれずに困っていたら、中1姪っ子が「じゃあ、お話をしまーす」と始めた昔話みたいなのが、すごくつまらないダラダラした話で、それを15分くらい続けたら、双子達もガクっと落ちた。なーるほど「眠い授業」の再現なわけね。あのリズムはやっぱ現役ならではだと感動した。

 そして長女はまた居間に戻ってきて、私や妹が酒飲みながら喋っているのをニヤニヤと眺めながら「へー、これが大人の時間ってやつ」と中学生になって夜更かしできる権利を手にいれたことを楽しんでいたようだったが、こっちも「たまにはいいでしょ」と見逃していたのだが、さすがに12時近くなったら本人も眠くなってきたようだし、母が「ほら、もう寝なさい」と促したので、大人しく寝に戻った。

 さて、じゃあ、私らもそろそろ・・・と思っていたら、昼寝していた義弟が復活してきたので、付き合っていたら2時半になってしまった。

 20日の祝日は、府中の市民プールに行くことになっていた。
 不便な場所にあるので、バス乗り継いでやっと着いたのが2時過ぎだったが、流れるプールは芋洗い状態だったけど、私は水着にならずにプールサイドで荷物番していたが、「あー、みんな楽しそうだなあ。自分だって、小中学生の頃はこういうプールにしょっちゅう遊びに来て、午前中から夕方まで疲れ知らずで遊んだなあ」と懐かしく思い出した。

 ところで、初めて知ったのだが、今の大人用水着の主流は「ジョギングする人の格好」で、ちゃんと水着用として長袖とスパッツが売られているようだが、中には「それっぽいスポーツ着」でプールに入る人もいるようだったが「見分けつかないから係員も注意できない」らしい。へー、ああいう水着だったら、私も野外プールに挑戦できるけど、もし必要に迫られたら母か妹に借りればいいや。

 5時前にプールを出て、みんなでかき氷。公営公園内なので、NPOが移動販売をやってるらしく、150円くらいの良心的値段なのが嬉しい。プール出て、かき氷なんて、最高ですね。(私はプールもかき氷もパスしましたが)

 帰りはタクシーで帰って(2台呼んだから総額6千円というミヤノ家にしたら相当な贅沢)、母が自転車で安いスーパーでパック寿司いっぱい買い込んできて夕食。
 「おかーさんたら、またこんなにいっぱい買い込んで」と思ったが、育ち盛の姪っ子軍団はシロアリのように平らげるので観ていて気持がいいし、少食な甥っ子もその勢いに惑わされてバクバク食べていた。
 そうそう、母が寿司パック買いにいってる間に投入されたトウモロコシなんて、人数分以上あったのに、マツクイムシ並みに食い荒らしていましたよ。

 そして、またお風呂タイムは阿鼻叫喚の嵐で、父も慣れてしまったのか放置してました。
 長女は今夜も「大人タイム」に参加する気マンマンだったようですが、母に「あんた、今朝全然起きなかったじゃない」と指摘されたので、渋々妹達と一緒に9時過ぎに就寝。私らも12時前には就寝しました。

 そうそう、姪っ子らの父親である弟は、土曜日に連れてきて日曜日にプールに一緒に行って、夕飯食べたら帰り、甥っ子の父親は日曜日に来て、月曜日はずっと寝てて、夕方「知り合いと飲みに行くから」と帰ってきたので、火曜日は男はうちの父しかいませんでした。

 火曜日の朝、8時前に私が起きて居間に行くと双子と甥っ子がジっと子供番組を観ていたので「朝ドラみせて」とお願いしたら「えー、今の朝ドラつまんないじゃん」「え、私は好きだよ?」と意見が別れていましたが、心よくチャンネルを譲ってくれたのですが、ふと、「こいつら、朝ごはんまだなんだよな」と気がついたので、台所のテーブルに母が用意していたレーズンパンなどが置いてあったので「これ食べていいんだよ」と教えると「え?いいの?」って3人でペロり。

 甥っ子がサイゼリヤのフォカッチャが大好きなので、母がその代用として買い置きしてあったスーパーで売ってるナンを焼いて出したら、それもあっという間にペロリ。バナナも出したらペロリ。しかも、全く水分とらずにムシャムシャ食べてるから「牛乳でも飲んだら?」とコップに牛乳注いだんだけど、「別にいらない」とそっけなかったが、喉は乾いていたようで、牛乳も合ったという間に飲んでしまった。

 それで子供達はまた教育テレビの子供番組に夢中になっていたが、9時前に起きてきた母が、私や父に「大人向けでーす」とガーリックトースト焼いてくれたので、父と二人で「うん、おいしい」ともそもそ食べていたら、母がしばらくして「みなさーん、当ホテル自慢の朝食バイキングでーす」

 子供らが「うわーっ」と駆け寄っていった。
 見てみると、きゅうり大根人参の野菜スティックの浅漬(らっきょう酢で漬けてあって、甥っ子の大好物)の盛り合わせに、黄色のトウモロコシに、赤いスイカに、煮玉子がそれぞれ皿に盛られていて、さらに焼かれたナンとヨーグルトもあって、ほんとに朝食バイキングっぽかった。

 ほんの1時間くらい前に私がパン食べさせたのに、まだ食うか?

 火曜日は、田無と花小金井の間にある「六都科学館」に行く予定だった。
 妹がママ友に「場所は不便だけど、1日遊べるよ」と教わっていたので、一度行ってみたいと提案したのである。

 姪っ子達は、そのまま千葉に帰るので、荷物を全部まとめないといけなくて、その支度にたっぷり1時間はかかった。
 結局、家を出たのが12時くらいだったかなあ?吉祥寺まで電車でそこからバスで30分だったのだが、吉祥寺に着いたのがバスの発車時間5分前で、バス停の場所確認したら「ああ、ロータリーの向こうだ、間に合わない」と諦めて吉祥寺駅前のコンビニで昼食を調達することになった。

 妹は子供らが二度も朝食を食べたところを見ていないので、「もう12時過ぎているから、昼食だ」と言うが、私は「いや、もうかなり食べているのですぐにはお腹すかないでしょ」と言ったのだが、1時半頃、科学館に着くと、真っ先に甥っ子が「おなか空いた」と言い出し、広々とした休憩スペースでコンビニ弁当を広げたのだが、みんなまたガッツリ食べていた。

 コンビニで買い出ししてる時に母に「あんたは?」って言われたけど「いらない」と言ったら「ダイエットでもしてるの?」って言われたが、だって、11時頃食べたばかりで、昼ごはんのことなんてまだ考えられないのに・・・・
 私が「いらない」と言ったのに、母は私のためにオニギリを二個も買っていたので、仕方ないから一個食べたが、もう一個は放置していたら「これも食べていい?」って姪っ子の誰かがペロリと食べてしまった。
 こんな大食漢達と生活していたら、ただでさえ肥満なのに、あっという間に超肥満体になりそう・・・

 田無タワー(タクシーの無線塔なのでマイナーですが地元ではランドマークとして有名)の足元にある科学館は、たぶん近隣の自治体が共同で作った「雨天に左右されない校外学習の場」なんだろうけど、屋内で充分遊べる遊具もあり、「広い児童館」としての機能は充分あって、妹も「もっと近ければ週イチローテにしたいくらい」と絶賛してました。

 姪っ子達を迎えに船橋から弟嫁が午後すぐには吉祥寺に着いていたんだけど、結局、ギリギリまで遊んでいて、吉祥寺に戻ってきたのが5時半くらいで、姪っ子達はママと合流してさっさと船橋に戻り、残された私と母と妹は「夕飯どうする?」って悩んだのですが、吉祥寺のこの時間に子連れでも大丈夫な店がパっと見つけられなかったので、そこで解散しました。

 そうそう、姪っ子らの食欲パワーに驚いて「こんな奴らと一緒にいたら、あっという間に太ってしまう」と思っていたのですが、弟嫁は相変わらずスリムでした。

 姪っ子Nちゃんは、この春とうとう私の身長を抜いてしまい、私を見下ろしてご満悦なのがムカつくので「背が高いだけでエバるな」と言うと、余計うれしそーなところがムカつくのですが、弟嫁は167センチくらいあるらしく、ママにはまだ全然かなわないので、よけいに「のんちゃん抜かしたー」ってのが得意げなようです。

 というわけで、「夏休みに入ったばかりの小学生と一緒に過ごした三日間」という濃厚な三日間でしたが、もうぐったりですわよ。

 あと、今回実家に帰ったら、なぜかミーナちゃんがいた。
 ミーナちゃんとは、私が小学生の頃、こよなく愛した大きめのクマのぬいぐるみだったが、てっきり、もう捨てられたと思っていたのだが、どっかに保管されていたらしい。
 今回、姪っ子達が寝かされてた和室の片隅でミーナちゃん発見したので「え?これ、まだあったの?」と驚いていたら、妹がシレっと「ああ、ミーナちゃんは残したんだよ」と言うので「え?どういうこと?」と思ったが、姪っ子を寝かしつけるのにドタバタしていてそれ以上聞けかなかったのだが、もしかしたら実家が千葉から国分寺に引っ越す時にぬいぐるみの仕分けが行われていて、その判断したのは妹だったのかもしれなくて、だから「ミーナちゃんは残したんだよ」ってことになっていたのかもしれないけど、なんで今頃になってミーナちゃんが復活したのか?実家のリフォームで納戸を整理した時にポコっと出てきたのかもしれないけど、6歳下の妹が「ああ、ミーナちゃんは」と普通に言っていた事に非常に驚いたのだが、ヌイグルミといえども、当時の家族に共有されるような、ある意味ペットみたいな地位にいたのかしらね?

 ちなみに、そのミーナちゃんは想像通りにボロかったが、あのボロさのまま30年以上保管されていたというのも凄い話である。

7月13日(月)

 なかなか日記を更新しないのは、書いた時点で特にオチも無いので、他人に向けて公開する気分にならないので、ローカルに保存して寝てしまうのですが、それが数日分溜まると「質を分量がカバー」というか「こんなにいっぱい書いたのにもったいない」という気分になるらしい。
 あと、やっぱ、自分が楽しみに読んでるサイトがなかなか更新されないとがっかりするので、「ああ、私も更新してない」って反省するらしい。

●箱根駅伝の研究は続く

 10日の金曜日、「ちょっと暑いかも」と躊躇したけど、梅雨明けして猛暑日になったらしばらく出来ないと思い、頑張って藤沢から戸塚中継所まで歩いた。

 10時くらいに下北沢の松屋で朝食食べて、小田急線がちょうど人身事故の後だったのでダイヤが乱れていたが、なんとか12時前には藤沢に到着したが、そこから日差しが強い中、藤沢駅から駅伝では重要スポットの遊行寺の坂を登っていて「そういや遊行寺っていうから、寺なんだ」って当たり前のことに気がついたが、遊行寺って寺が観光するような寺なのかも知らなかったので「まあ、いいや」と通過したのだが、しばらくしたら「う・・・お腹が・・・」

 松屋で食べた朝食はいつもの納豆定食じゃなくて、「今日は暑そうだからがっつり食べておこう」とソーセージエッグ朝食にしたのだが、けっこう量が多かったので「これは食べ過ぎかなあ」と思っていたのだが、食後2時間経過していたから大丈夫かと思っていたけど、遊行寺の坂を登るために腹筋使ったのが刺激になったのか、下腹 部に張りが・・・・

 遊行寺まで戻ろうかと思ったけど、それほど切羽詰まってもいなかったので、「そのうち、何か(コンビニだかガソリンスタンドだか)があるだろう」と楽観して歩き続けたが、その付近は「旧東海道の宿場町の史跡は無いけど、土台だけ残っている」というブラタモリ的な雰囲気の所で、「やばい、店が無い!」と焦っていたら、やっとコンビニ発見!
 ああ、よかった。間に合った(笑)

 というわけで、今後ずっと駅伝で「遊行寺の坂」を観ていたら、腹下して焦った思い出が蘇ると思われ。あと、飛び込んだコンビニが画面に写ったら合掌する。

 そこから戸塚中継所までは順調だったが、戸塚中継所は戸塚駅より数キロ手前なので、予定では戸塚駅付近を通過して東戸塚まで行くつもりだったが、前からチェックしていた「田谷の洞窟に近いところにある温泉施設」まで戻って、戸塚駅ゴールに変更した。

 戸塚中継所からまた藤沢方面に戻って、「原宿」っていう地名にある立派な交差点を大船方面に曲がると、どうやら海に向かってどんどん下るようだった。
 途中、公文国際学園が現れ「こんな所にあったんだ」と思った。小田急線沿線にも「駅からバスじゃないと行けないような山奥というか山の頂上の学校」はいっぱいあるけど(専修大とかが有名かなあ、その隣の山くらいが明治の理工学部じゃなかったっけ?)、藤沢も平塚もわりと開けた印象なので、その中間にこんな「山奥」があるとは。

 しかし下れば下るほど風景が農村になってきて、道路を猫車を押して横断する農家のオジサンとか直売所などが点在していて、のどかな風景なのはいいけど、歩道が狭いよ。(あんな道、歩く人がほとんどいないので)

 そして原宿から2キロくらい降りたところで、田谷の洞窟に向かう道があって、そこは沿道に高校があるらしく、川沿いの道を高校生達とすれ違いながら歩いていたら、工場も点在する中、パチンコ屋に併設する温泉施設に到着した。

 平日料金550円っていうお値段だったので、けっこう混んでました。
 まだ4時くらいだったので、露天風呂の一部には日が差し込んでいましたが、「こんな明るいのに素っ裸」っていうのはいいストレス解消になるようだ。

 5時過ぎにそこを出て、その道沿いを歩けば戸塚駅に出るようだったので、バスも頻繁に走っていたのだが、「もうひと歩き」と歩いていたのだが、「戸塚駅バス10分から20分」というエリアなので、そこそこ宅地開発されているのだが、それが断片的なので歩道の無い所も多かったのだ。

 しかも公文国際学園の手前には「工事用大型車両の基地」みたいな場所が多数あり、幹線道路へのアクセスの良さから大型車両の通行が非常に多かったが、戸塚駅に向かう住宅地を抜けるその道も私の背丈くらいある大きいタイヤを履いた大型車が頻繁に通るので、歩道の無いところでそういう車とすれ違うのはキョーフでした。
 ほんと回転するタイヤに吸い込まれそうになりました。

 というわけで、最近はいいお散歩ができているので、今のろころ「20日で8くらい貯金がある(28万歩)」って状態です。

 土曜日は出勤して、日曜日はまた外イベント仕事でしたが、午後には開放されたので、恒例の「府中競馬場の花火大会」に行きました。
 いつもは7月20日くらいに開催されるのに、今年はどういう事情がすごく早い日程だった。母が「お父さんはほんとは相撲中継が見たかったのに、私と結婚したばかりに」と言っていたので思い出したが、数年前は千秋楽と重なったので母が場所取りの現場から「お父さん、千秋楽終わってから来てもいいから」と慌てて電話していたっけ。

 するってーと、今年は2週間も早いんだな。
 まあ集客が目的の花火大会ではなく、府中競馬場というかJRAが「いつもご迷惑かけてる府中市民の皆様に感謝」というイベントなので、日程がけっこう不安定なのだ。

 それでも口コミで集客してしまうので、年々場所取りが厳しいのだが、両親が昼前になんとか場所をキープしてくれた。ほんとは開門前に行列していて開門ダッシュらしいのだが、場所の面積を欲張らなければ隙間をなんとかキープできるようだ。

 妹一家も来たのだが、甥っ子T君は「人見知り期」に突入したらしく、私が「Tちゃん、こんにちわー」って挨拶してもツーンと無視。妹によると「最近は毎朝、保育園の先生に対してもこんな感じ」らしい。
 ああ、でも、うちの会社にも、上司のTK部長を筆頭に「朝、普通に挨拶できなくて、なんだかツーンとしているオジサン」ってけっこういるから、なんなんでしょあれってね?本人的には、なにかカッコつけてるつもりなのかもしれないけど、人見知りの三歳児と全く同じ印象なんですけどね。

 会場には子連れファミリーが多いので「お子様最新浴衣ファッション」などが観察できるのだが、私らが座った場所の斜め前にお揃いの甚平着て、そういやあの帽子ってなんて名称なのかわからないが山高帽みたいなの?もお揃いで着てる双子の2歳くらいの男子がいて、双子キャリアを持つ我が家ですが「双子ちゃん、きゃわゆーい」と鑑賞していました。

 それで程よく酔っ払っていた私が「双子だからって同じ格好させるのは親の趣味もあるのかもしれないけど、子供の意思でもあるかもしれない」と持論をぶった。
 小学生くらいの頃って仲のいい友だちと同じ物を持ちたがったりするじゃない?
 ただ、別の家庭だと「●●ちゃんと同じのがいい」って主張しても、それが諸般の事情で(高価なブランド物だから無理だったり、逆に「しまむら」の安物だから同じ物の在庫がなかったり)叶わなかったりするけど、双子だったら同じタイミングで購入できるから「自然とお揃い」になるのかもしれない。

 その話の流れで「子供の双子のお揃いは可愛いけど、全く同じ格好した20代くらいの双子を見たことがあるけど、お笑い芸人か?って思ったし、普通は大人になって自分で服装を選べるようになると違う格好するもんだろうけど、老人になってくるとまた同じような雰囲気になるのかもしれないけど、双子のお婆ちゃんって、なんか横溝正史っぽい」って語ったのだが、「双子の老婆は横溝正史の世界」っていうのが両親にはピンと来ないようで、「たしか、八つ墓村に双子の老婆出てきたんだけどなあ」って言っても、うちの両親はあんま横溝正史映画を観ていないようだった。

 そしたら父が「ああ、双子の老婆っていえば、あの漫画がそうだっただろ」と言うので「漫画?」と思ったら「ほら、あのお風呂屋さんの漫画」というので「お風呂やさんの漫画????」

 銭湯や温泉(旅館)が舞台の漫画はなんとなく思い当たるが、父が知ってるようなメジャーなのでそんあんあったっけ?

 しばらく考えてから「あ、漫画ってアニメのことか?」と気がついたので「お父さん、それって漫画っていうかアニメのこと?」と聞いてみたら「そうだ」と言うので、「父が見たことのあるアニメでお風呂屋さん?」って戸惑っていたら、父がぼそりと「だから、ジブリだって」と言ったので「ああああああああ、千と千尋の神かくし!」ってわかりました。

 確かに湯バーバは双子だったわ。
 でも、「双子の老婆が出てくるお風呂屋さんの漫画」って言われても、全然わかりませんでした。

7月9日(木)

 台風が3つも出来てますが、ちょうど気象衛星ひまわりの最新式が稼働しはじめたので、「2つの台風が寄り添って優雅にダンス」の映像がマジ美しくて、「きっと、新ひまわり稼働を祝福するためにやってきたんだ」としか思えなかった。

 会社でなぜか突然、部長が最近はあまり使われなくなったデジカメを磨いていたので、「なにしてるんすか?」って聞いてみたら「いや、売って小遣い稼ぎにしようと思って」とつまらない冗談を言うので「そんなの売れるんですか?」って言ったら「売れないよ・・・」

 それでふと思い出して「今やってる朝ドラって、15年くらい前の時代が舞台だから、IT機器が微妙に古いんですよ。そう考えると、ここ10年や20年でIT機器はめまぐるしく変化してるから、時代考証というか小道具さんも大変だなあって」と言ったら「ふーん?今の朝ドラってどんな話なの?」と言うので、「横浜でパティシエやってる女の子の話」と言ったら「ふーん?」

 「いや、だから、テレビや映画の小道具のために、どっかの倉庫には年代別に大量のパソコンだの携帯電話などが保管されてるんでしょうね、ってこと」って言ったら、やっと「ああ、そいうことか」とわかってくれた。

 朝ドラ「まれ」では、能登の実家で主人公の弟がパソコン買ったらモニターがブラウン管テレビみたいな奴だったので「ああ・・・」と思った。たしかに、例えば「20年前という設定のオフィス」の小道具にはあのタイプのモニタがずらりと並んでないといけないので、そいうのがどっかに大事に保管されてるはずだ。

 そうそう、思い出した。
 私がテレビ制作事務所で働いていた時、金庫には20万円分くらいの「聖徳太子の1万円札」が保管されていた。
 ある時、それを発見したので「なんで、こんなに?価値上がるの待ってるんですか?」って先輩に聞いたら「あー、それドラマの小道具用」と言うので「あー、なるほど」と激しく納得した。

 一度だけその旧札を貸し出した事がある。
 それも、大手キー局にだった。大手キー局にはそういうストック無いのか?と思ったが、どうやら無かったらしく、その番組の担当者が「そういうの持ってる会社無い?」ってあちこちに声を掛けたら、誰かが「あの会社が持ってるよ」と教えてくれたらしい。

 「まれ」の時系列は、ノートパソコンが薄型になっていて、ブログが始まっていたり、主人公の父親は「口コミグルメサイト」の開発で成功して独立っていう時代になってます。
 もしかしたら、主人公と対立する幼なじみは今は腐っているけど、今後アルファ・ブロガーに出世するのかもしれません。

 やっと半分まで進んだ朝ドラなので、最終的にはどの時代まで進むのかわかりませんが、20代前半の役者さんたちが、今丁度、同年齢くらいを演じてる所なので、せいぜいあと5年くらいしか経過しないかな?
 でも、無理やり「10年後」の主人公が30代半ばまでやれば「北陸新幹線が開通した今」につながるなあ。


7月8日(水)

 アメリカ系メーカーのサーバだかが、きっかり5年で故障したので、部長が「だから欧米はダメなんだ」とガナっていたけど、米はともかく欧は関係なくね?

 そしたら「フランスの新幹線なんてさー」って、そんなニュース確かに記憶にあるけど、高速鉄道開発したら、車両とホームのサイズが合わなくてどーのこーのっていう話だったが、「だから欧米なんてさー」を繰り返して煩いので、「他国のことよりも、国立競技場の建設で揉めてるのが、もー恥ずかしいですよ、私は」と言ったら、黙った。

 なのでいっぱい釘を差しておこうと、「ブラジルのW杯の時は施設の建設が間に合わないって散々バカにしてたのにwww」とか「次の冬季五輪の韓国も準備が滞ってるってことを散々バカにしてきたのにwww」と畳み掛けたら、「それよりも、ラグビーワールドカップに間に合わないっていうの酷いよな?」と欧米批判を忘れてくれたようで良かった。

 しかし国立競技場の話も不思議である。
 建て替えるのはいいとしても、コンペで選ばれた作品観て「ずいぶん派手なの選んだんだなあ」と思っていた。いや、他の作品がどんなだったか知らないけど。

 東京五輪誘致のキモは「既存の施設を活かして、湯水のように浪費しなくて、エコな大会ができます」ってことなのかと思ったので、「こんな派手なやつ?」と思ったが、他のインフラ整備にそれほど手間やお金がかからないので「メイン・スタジアムにドカーんと」ってことなのかと思っていたら、今になって東京都と国が建設費の押し付け合いしてるって、どーゆーこと?

 「おもてなし」でも「もったいない」でもなく、「みっともない」っていう日本語も広めようとしているのだろうか?

 それにしても、今の段階でこういうことで揉めていたら、今後の建設スケジュールとか資材の調達などに影響出ないのだろうか?

 去年から、近所の小学校が建て替えをしているので、ここ1年くらいその過程を見ているけど、ああいう大きな工事の制作進行役の人って大変な仕事だなあ、と感心してしまう。
 いろいろな行程で、それぞれ下請け業者も違うだろうから、そのスケジュール組むのって難しいんだろうなあ。もちろんプロ野球の試合みたいに「予備日」っていうのもあるんだろうけど、あまりゆとり持ちすぎても工期がかかりすぎるだろうし、例えば土台にコンクリート流し込むミキサー車は、この現場の専属ではなく毎日違う現場でコンクリ流し込んでいるわけで、そこに至る行程が3日押したからって「じゃあ、20日じゃなくて、23日にお願いね」って急に言っても間に合わないだろうし。

 昔、CM制作会社で働いていた時も制作進行のスタッフはほんとに大変そうだった。
 特に撮影がロケだと、雨天中止ということがあり、そうなると撮影後のフィルムの現像や編集などもいったんキャンセルになり、また撮影スケジュールも組み直しで、売れっ子スタッフはスケジュールが合わなくて、カメラマンやヘアメイクをまた急に手配して、なんてドタバタしていた。

 この話も何度か日記に書いていると思うが、あるクライアントのCMは契約している女性タレントが数年間勤めていたが、正月に晴れ着バージョンっていう時があった。
 その女性タレントには、ほぼ専属のスタイリストがいて、そのCMシリーズのスタイリングもその人がやっていたが、撮影の二日前くらいにそのスタイリストが正月晴れ着を演出家にチェックしてもらいに事務所に来た時に、制作進行スタッフがふと気がついて「ところで◯◯さんが着付けもやっていただけるんですよね?」と確認したら「え?私は出来ませんけど?」って言われて、大騒ぎになった。

 たぶん、あの当時のスタイリスト業界の常識では「スタイリストは着付けは出来ない」のがフツーだったんだろうけど、あまり着物撮影したことのないうちのスタッフはそれに気が付かなくて、着付けができる人の手配なんてしてなかったのだ。

 そして慌てて、スタイリスト事務所や美容院に電話かけまくったのだが、なにしろ2日後なのでスケジュールが空いている人が全然いない。
 どーしよー・・・と絶望的な気持になった撮影前日に、やっと「着付けができるスタッフはいますし、その日も大丈夫ですが、ずいぶん急ですねえ」と引き受けてくれる人が見つかったので、「ああ、助かった」ということになった。

 って、私はその話、後になって聞いたんですけどね。

 そして撮影当日現れた「着付けのできる人」はゴツい感じのオジサンで、「え?この人?」と思っていたら、差し出した名刺が「ゲイのショーパブの裕子でーす」と女形の写真入りだった。
 かなり有名なショーパブの経営者兼出演者で、スタイリストやヘアメイクの事務所もやっていたのである。そりゃ、着付けできるわwww

 ピンチを「おかまバーの店長」に救ってもらったわけだが、その御縁で、そこの事務所に所属する若手スタイリストやヘアメイクを「女優が専属を連れてこないような仕事」ではよく使ったので、社長の裕子さんがみんなをその有名ショーパブで接待してくれたので、主力おねえたちがみんな私らのテーブルに群がってくれて、ちやほやとVIP待遇してくれたのでした。

 ゲイ・バーといえば、これも日記に書いたことあると思うが、当時いた制作進行スタッフに「元モデル」っていうイケメンがなぜかいた。
 彼はどういうつてで入ってきたのかさっぱり思い出せないけど、たしか当時の「サッカー日本代表PKの川口似」だったと賞賛されていたと思う。相当なレベルである。

 イケメン加入に独身女子たちは色めきだったが、すぐに「顔だけはいいんだけどねえ」と評価は地に落ちた。
 特に事務仕事が苦手のようで、経費精算が遅いもんだから、決算期には「ふざけんな、ごらー、徹夜してでも精算書出せ」と経理の私は凄むことになり「イケメン相手に本気で怒鳴り散らす自分」にうんざりしたし、「イケメン何の役にも立たないじゃん」とも思った。

 でも、人柄はいい奴で、仕事仲間としてはアレだったけど、友達だったら・・・・ってことで友達は多いみたいで、夜中に一緒に残業していた人が「真夜中に突然、外人モデルが数人やってきたことがあった」と証言していたので、ほんとにそういう友達が多い人だったらしい。

 で、ある時、若手で飲みに行こうということになり、どこに行こうかと相談していたら、その元モデル君が当時よくテレビにも出ていたゲイバーのママに気に入られてるって話を元モデル君の先輩である社員が言ったので「じゃあ、そこに行ってみるか」ということになった。

 元モデルF君は「いや、そんな親しいわけでもないし、ただ何回か行ったことあるので、面識ある程度です」と言っていたけど、店に電話してみたら席は用意できるということで、5人くらいでその有名ゲイバーに行ったのである。

 入店すると、おねえなスタッフが「あっらー、F君、久しぶりじゃない」と喜んでいたので、川口似のルックスはおねえにも人気があったようだ。
 そして、みんなでテキトーにおねえにちやほやされていたのだが、ゲイバーたいていそんな感じなので特別感は無かったのだが、8時くらいにママが登場したら、そのテレビにも出ているような有名ママがずっとうちらのテーブルから離れないのwww

 元モデルF君が「ええ、まあ、あの店には顔がききますが、別にそれほど特別ってもんでもないです」って言っていたが、あのママ、全然他のテーブル回ってないじゃん?本気ちゃう?ってくらい張り付いていた。
 昔の話なのでよく憶えてないが、若手の2番手、3番手くらいがちょこっと「ママ、あっちのテーブルに◯◯さんが来てるから」と「他の席の常連さんも回らないと」って指摘してても、ママは「いーのよー」ってうちらのテーブルを離れなかった。

 私はその後、「F氏は、私には理解が及ばない次元での大物だ」と認めて、経費精算が滞ってもじっと我慢してました。

 あの店、まだあるのかな?って検索したらまだあった!

 つーか海老蔵があの事件の前に飲んでいた店がその店だったとか・・・

 一般的知名度よりも「業界人がよくいく店」として有名だったらしいですが、それを20年も続けてるっていうのも凄いですね。つーか、そういう店で超ちやほやされていたF氏って・・・・今はどうしているのだろう?


7月7日(火)

 毎日しとしと雨が続きますが、こんなにしとしと雨が続く梅雨っていうのも久しぶりのような気がする。

 さて、今朝のニュースショーは「なでしこ敗戦」をやっていたのはお膝元(ずっと生中継していた)フジテレビだけで、他は「父親が放火して子供4人が焼死」だった。

 この事件も最初は、なにがなんだかよくわからなかった。
 住宅火災で4人が死亡か?っていう話だったが、「妻と三女がやけどで病院に搬送されるも命に別状なし」と言うので「4人の中に妻が含まれてないとすると、全て子供なの?ということは5人の子沢山?」と思っていたら「行方不明なのは、長女14歳、四男9歳、次女7歳、五男5歳」になっていたので「え?何人子供がいたの?」と大変戸惑いましたが、冷静に考えてみたら「三女、五男」というキーワードから8人いたのだとわかりますが、「五男」なんて単語は最近馴染がほとんど無いので、混乱しちゃいましたわよ。(私はビッグダティとか大家族モノをほとんど観ないので)

 どうやら高校生の長男は試験期間中だったので親戚の家にいて、その下の10代の次男三男は自力で脱出したらしい。

 どういう部屋割りになっていたのか知らないけど、長女が14歳だから、高校生を頭に長男次男三男とは別の部屋にして、14歳の長女が9歳、7歳、5歳という「小学生チーム」と一緒の部屋で就寝していたらしく、その部屋にいる子供が逃げ遅れたらしい。

 少子化問題が深刻なので、私は常々「出生率上げるのも大事だけど、すでに生まれてる子供をもっと大事にしないと」と思っていたが、せっかく8人も産み育ててくれていたのに、なんで豪快に間引きしちゃったのか・・・・
 そういうつもりじゃなかったんだろうけど、どういうつもりだったんでしょうね?妻と諍いがあったのなら、妻を殴ればいいだけのような気がするが(それがいいとは思ってないけど)、それだけでは済まない心理状態だったのでしょうか?

 話は変わるが、日曜日にサンデーモーニングを観ていたら「若者達の反戦デモ」が紹介されていて、集団的自衛権の拡大法案(?)に危機感を抱いた若者達がネットで通じ合い、デモを行う様子が流れていたが「ああ、そういう方向になったか」と興味深かった。

 六本木で働いていた頃、よく日比谷公園にある日比谷図書館に寄ったが、日比谷公園を拠点とした労組系のデモがよく行われていたが、そういうデモは「経営者は最低賃金を守れー」という感じで、非常にリズム感の無いアジテーションであった。

 ニュースで観る、海外のデモ映像とはBPMが倍くらい違うというか、ライブのモッシュVS演歌の手拍子という感じで、「日本語ってデモ向きじゃないんだよなあ」と思っていたし、あのダサいビートでは若者の参加は難しいと思った。

 一時期、あれは何の時だったっけ?若者が「ノーモーワー」って反戦デモをするようになったが、あのリズムもせいぜい「ニッポン チャチャチャ」なバレーボールの応援で、「ダサいよな、やっぱ」と思っていたのだが、どうやら最近はラップの浸透でラップ調デモになってるらしく、日本語デモの可能性が一気に上がったようだ。
 あのレベルだったら、ロックフェス気分でやれないこともないだろう。

 でも、やっぱデモって(ダジャレになってしまった)、自己満足のお祭り行為でしかなく、デモ行進で何かが変わったという事例を私は知らないので、ロックフェスだったら盛り上がればOKだし、フジロックみたいに「環境に優しいフェスなんだぜ、イエーい!」ってだけでまとまってしまうので、そこから先が難しいと思うんだけど、「戦争反対」とか「原発反対」と叫ぶのはいいとして、「なんで今の為政者は原発推進して戦争に近づく法案を可決しようとしているんだろう?」って根本のあたりから攻めていただきたいものである。

 いや、私もその根本が何なのが全然わからなないので、知りたいだけ。

 さて、今日から楽天は福岡でホークス戦だったが、なんと小関のホームランで勝利したと。
 嶋が故障しているので、小関が頑張っているけど、小関ってかなりのイケメンなんですよ。ほんと、歌舞伎役者みたいな顔してるの。海老蔵を爽やかにした感じなんです。

 楽天は嶋に継ぐ捕手が岡島だったんだけど、岡島をあっさり外野手転向させたのは「嶋の次は小関」ってビジョンがあったからだと思われ。
 小関がうまく育てば、阪神の矢野を上回るビジュアルですしねえ。

 しばらく小関を二軍でじっくり熟成させていたのですが、去年あたりから、さらに下妻っていうビジュアルがかなり麗しい子を育てていたので「嶋が楽天の顔というか球界の顔になったことに味をしめて、楽天編成は捕手のビジュアル重視に走ったのか?」と苦笑してしまうくらい。

 23歳の小関と21歳の下妻の「次の正捕手争い」はまさに宝塚のトップ争いみたいな感じなので、ここでまたノムさん投入してみたいなあ、って思います。

7月6日(月)

 東京都の高校野球の予選が始まったのだが、昨日は雨で全滅でした。
 神宮でやってるのをちょっと覗いてみようかと思っていたので残念。

 そんで、もう少し真剣に組み合わせ表を眺めていたのだが「そうだ、シード校っていうのがあるんだ」と気がついて、「どーせなら強豪校の試合観たいよな」と思っていたら、やはり日大三高がシード校になっていたので、「六大学野球の重要な源泉となっている日大三高ってどんなだか観てみたいなあ」と思って試合日程調べてみたら、準決勝の神宮戦まで3試合くらいずっと「八王子 10時開始」になっていて、「なんてハードルが高いんだ」と嘆いた。

 さらに調べると、八王子市の上柚木公園球場は京王線の南大沢駅から徒歩20分くらいだったので、ドアツードアで1時間半くらいで着くから8時に家出れば間に合うようなので、まあ休みと合って、天気が良くて(適度に曇っててという意味)気分が乗ったら行ってみますかね。

 さて、今朝は朝ドラ観てから(8時15分)、昨日の夜ニュース速報で「女児は無事、容疑者逮捕」になっていた「白昼の街道沿いの商業施設で小6女児が誘拐か?」って事件の詳細知りたくてしばらくニュースショーを観ていた。
 だって、幼稚園児くらいだったら暴れる子供抱きかかえて車に載せていても「あー、親って大変ねー」って見過ごしそうだけど、小6っていくら小柄な子でも、それなりに抵抗力あるはずだし、目撃する人がいたら真っ先に「不審」だと思うだろうから、なんでそんなことに?って不思議だったのだ。

 今朝の報道だと、あまり詳しい経緯はわかってないようだったが、容疑者は20代の若い男だったようだ。
 そういや、この時期って、友人M嬢がイカレてしまい実家に無理やり引きずって行った時期だし、なんかそういう人達が体調(?)を崩す時期なのかもねえ?この間も三軒茶屋の駅前で派手な格好してラジカセから音楽流してそれに合わせて大声で歌っている中年女性がいたし。(しかもすごいオンチだった)
 あと、土曜日に見た瞬間ギョっとするような、全身ピンクなオバサンを別の所で二人目撃したので、やっぱしそういう時期なのかもしれない。

 それにしても大抵の犯罪ってオリジナリティーが無く、いや別に元々「オンリーワン」目指してるわけでも無いんだろうけど、目立ちたがり屋っぽい犯罪者の多くが模倣に走るので、爆破予告などが時々流行してしまったりするけど、時々「お、これは新しい」っていう犯罪が起こるのだが、先日の「新幹線内で焼身自殺」っていうのも、多くの人が「その発想はなかった」と思ったようだし、私もそう思った。

 そもそも、自殺しようと思いつめてる時にガソリン買いに行くって発想が無いじゃん?
 そして、焼身自殺ってリスク多そうな気がするし。辛い思いする時間が比較的長そうなわりには、下手したら救助されちゃって、重度の火傷のままさらに長い時間苦しみそうな。

 その昔、物議になった「完全自殺マニュアル」では「自殺に失敗した人の場合」もちゃんと書いてあって、重度の障害負ってしまってもはや自死することすら難しい状態になって生きている人のケースなどが紹介されていたっけ。

 で、ガソリン買うだけでも面倒なのに(ガソリンをタンクで買おうとすると店員にいろいろ確認されるだろうし)、新幹線で切符買って新幹線に乗るのも面倒だろう。
 よくわからないのは掛川駅行きの切符持っていたってことである。
 東北出身らしいので、なんで掛川駅を知っていたんだろう?
 死ぬつもりでテキトーに買うのなら、財布に余裕があればせめて名古屋、所持金が少ないのであれば小田原でいいじゃない?

 てゆーか、私は掛川が新幹線の駅だということをよく知らない。三島とか静岡とか浜松は思い浮かぶけど、テキトーに買う時に「掛川」って選択肢は無いと思うので、券売機の表示がなんかそういう風になってるんですかね?

 それにしても逆に驚いたのは、新幹線の車両内でガソリン撒いて引火しても、全然延焼しなかったということです。
 もちろん、1名だけ巻き添えになってしまったので、それは痛ましいことですが、1両丸焼けになってもおかしくない事態だったと思うのですが、そうならなかった。

 これは微妙に明るい材料で、「自分が乗った新幹線に自爆テロ犯が乗っていても、同じ車両じゃなければ生存確率はかなり上がる」ということなので、そう考えるとちょっと気持ちがラクになります。


7月3日(金)

 S氏への愚痴シリーズの続き。

 S氏は確かに一般的知識レベルは高かったし、「たいていのことは自分の方が詳しい」という態度をとるようだった。

 銀座アスターでランチミーティングした時も、漫画の話しになったので、当時30歳くらいだった私は、少し年上の30代半ばの男性に少女漫画の話しをするのもなんだったので、「モーニングとかスピリッツもよく読みますよ。最近、好きなのはモーニングに連載してるOL進化論です」って言ったら、「ああ、名古屋のオバサンね」って言われたのをよく憶えている。
 作者の秋月りすが名古屋在住である、ということらしいが、私は秋月りすがどこに住んでいるのか考えたこともなかったので「はあ・・・」と思った。

 つーか「だから、なに?」って思ったけど、これは「オレのほうがそういうのには詳しいんだ」ってアピールされてるの?

 そうそう、思い出した。
 彼の経歴はどこまでフカしだからわからなかったが、唯一確かだったのは「当時、その世界ではメジャーだった雑誌の創刊に関わっていた」という経歴だった。
 そう思うと、15年くらい前までは、まだ雑誌のご威光が有効だったんだな・・・って遠い目になりますが、当時としては「元アンアンの編集者でした」くらいの効果はあった。

 で、ある時、S氏と打ち合わせする予定だったが、彼が他に用事があって、彼が非常勤役員を勤めている事務所で待ちぼうけくらうことになり、たまたまそこにあった雑誌読んでいたら、やっとS氏がやってきて「おまたせして申し訳ない」と謝ってくれたので「いえいえ、この雑誌の別冊本を読みふけってました」とドンマイした。

 で、リップサービスのつもりで「あなた様がかつて創刊に関わったこの有り難い有名な雑誌に現在連載しているライターさんの記事を読んでいたんですよ。私、彼のファンなんで」と言ったら、どうやらS氏は彼が離脱した後のその雑誌をちゃんと読んでるわけでもなかったようで、「オレはあの雑誌の立ち上げメンバーだったんだぞ?」と凄んできたので、「え?だから、その雑誌ちゃんと読んでますよアピールしたんだけど?」と思ったんだけど、どうやら地雷というか「その雑誌について彼が知らないことを私が言ってしまった」らしく、予想外に、ものすごーくムっとされてしまった。

 たぶん、S氏の優秀な頭脳には「普通の人にはどうでもいいこと」が集積されており、作家や漫画家やライターの「出身地、学歴、現住所」がデータベース化されており、「音楽だと◯◯が好きです」って言うと「あー、あの人、青学中退してるよねえ」って言っておけば、「なんだか詳しい?」って思われていたのでしょうか。

 で、たまたま私が「彼が自慢に思っている経歴の雑誌」に「今現在連載しているライター」のことを話したら、彼がその人のこと知らなかったので「オレを誰だと思っているんだい?」って、今風にいえば逆キレしたのかも。

 ふと思ったが、私が彼に全然騙されなかったのは、20代にいた職場には、「ほんとのクリエイター」さんがいっぱいいて、カメラマンだのスタイリストだのいろいろいましたが、ちゃんと年に数千万円稼ぐ彼らは、プロ野球で言ったら、ほんと1軍で活躍する選手でした。

 昔の古美術商は丁稚に入った若者に本物しか見せない教育をすると言ってましたが、私も自然とその業界で「本物」しか見てなかったので、S氏の言動がどう好意的に解釈しても偽物にしか思えなかったのです。

 ただ「Sはすごい能力を持っている」と認めている人も多かったので「何がどの程度凄いのだろう?」とその瞬間を待ち望んでいたのですが、とうとうそういう機会はありませんでした。
 ある時、S氏が大事なプレゼンすることになり、期待していたのですが、「え?こんなもん?」とがっかりする出来だったのですが、秘書のA嬢によると「全然ダメだった。あんなもんじゃない」とのことで、「えー、私にも凄いとこ見せてよ」と思いました。

 ただ、S氏もその頃には、「衰え」を感じていたのでしょうね。その大事なプレゼンの時には「もうすでに3日3晩徹夜状態で」と自分を追い込んでました。
 なので、信者には「そういう極限状態では」って思わせたようですが、本物知ってる私としては「そもそもなんで、そんな極限状態まで追い込むの?体調管理も仕事の内では?」って思いましたです。

 だって、徹夜続きの寝不足だったから、大事なプレゼン上手くいきませんでしたって・・・社員数名抱えた会社の社長が言うセリフじゃないじゃん。就職したばかりの新人が言いそうだけど。
 つーか、そのプレゼンは、あまり意味の無いプレゼンだってことが最初からわかっていたので、そこで上手くやってしまうと「上手くやっても金にはならない」っていうのがわかっていたので、「オレが寝不足でふらふらで、本領を発揮できなかったから、この仕事とれなかった」ってストーリーにしたかったんですよね?

 でも、結果、バカな部下たちだけが「殿!よくがんばりました!」ってだけで、いったい何をやりたかったのか・・・


7月2日(木)

 また2ちゃんのまとめスレというか「木嶋佳苗wiki」を読みふけっちゃった。

 なかなか興味深いのは、有志による裁判傍聴記録で、私は北原みのりの「毒婦」は読んだけど、それ以外の本は読んでいないので、ニュースショーで報じられていた「木嶋佳苗は公判でセクシーさを強調するフェミニンな服装をしていた」っていうのを鵜呑みにしていたけど、どうやらずっとそういう服装していたわけでもなさそうだった。

 そして木嶋佳苗の喋りを「お嬢様風で上品」と思う人もいたし、そうじゃない人もいて、ある人は「30分くらいだけ傍聴していた記者だとそう思うかもしれない」と書いていたので、実際には華麗なる木嶋佳苗劇場が常に展開していたわけでもなかったらしい。
 また、木嶋佳苗の実物を見た人達の感想もまちまちで「とにかく地味」「そこら辺にいるただの太ったオバサン」と言う人が多かったが、「あの地味な雰囲気だったら、違和感感じないというか、職場にああいう人がいたら普通に一緒に仕事してそう」とか「あのルックスだったら、ギリギリ許せるレベル」と、「こんな大事件やらかした人物には見えない」と言う人や、「あんなブスぜったい無理」「不気味な感じだった」と評価はまちまちで、そのバラバラ具合がとてもリアルだと思った。

 木嶋佳苗がブログに残した足あとは、保存されて大勢の暇人により詳細に分析されて「嘘ばっかり」っていうことが証明されているが、私は嘘つく才能があまりないので、「嘘ばかり書くのも体力いるだろうなあ」って思った。
 ただ、前にも書いたが、友人C嬢のツイッターが実物よりも相当美化されてる印象だったが、別に嘘書いてるわけでもなかったんだよなあ。
 「中目黒のカフェが通販しているレトルト・カレーがお気に入り」って書いていると、なんだかオシャレな印象だったが、そもそもレトルト・カレーを買い溜めしている時点で全然オシャレじゃないのだが、「中目黒の知る人ぞ知るカフェ」ってことでオシャレ度が勝手に上がるのだ。

 そして、ツイッターに書いていないのは「レトルト・カレーに添えるためのライスはココ壱のデリバリー」ってことである。ご飯くらい炊けよと思ったが、東日本大震災後に放射脳を極めたC嬢は「ご飯のエビアン炊き。意識高いママの間では常識」と書いていたけど、だからオメーは自分でご飯炊いてないじゃんと思ったっけ。

 でも「DEAN & DELUCAのお惣菜が大好きなのに近所に店がなくて悲しい」って書くだけで、なんとなく髪の毛をゆるふわパーマした30代独身女性みたいな雰囲気になるのだが、実際は「セーターはユニクロとかで男物を買って、洗濯機で洗濯すると縮むから丁度いい」とか言ってる、小太りでオシャレに無頓着なオバサンなんですよ。
 ただ、彼女が20代の頃は、オシャレに敏感というか、とんがりキッズだったので、オシャレに関する感度は鈍っていないので「こういうブランドいいなあ」なんて書くのはセンスがあるのだが、実際にそういうの着てないし。

 C嬢の特徴としては、会って話すとそうでもないのに、なぜかネットでは「上から目線で自信満々」っぽくなることだった。お気にいりの高級シャンプーの紹介でも「これ使い始めたらストレートパーマかけなくても髪の毛がサラサラになる。こんなにいいのに、なんで皆使わないの?」とか。
 「なんで皆使わないの?」って言われても、それ薦められたことないし、実物のC嬢の髪の毛が羨ましいほどサラサラだったことないし・・・・

 で、私は実物のC嬢知ってるから「なんでネットでは、こんな雰囲気になるのだろう?」と不思議だったが、佳苗ウォッチャーみたいな「素敵な生活を送っているアタクシ」を見つけては叩くのが趣味の人はけっこういるみたいで、C嬢もたまにそーゆーのに粘着されることがあって困っていたっけ。




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