可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

6月30日(月)

 準決勝はブラジル×コロンビアになっていたので「こりゃ、死人出そうな組み合わせだなあ」と会社で呟いてしまった。特に反応が無かったので「どっかの南米の国で、ピストルぶっ放して祝砲上げてたら、流れ弾に当たって死んだ人がいたってニュースでやっていた」と付け加えたら「ええ、こわーい」「つーか実弾でやっちゃうの?」という反応を頂いたので、「まあ、ほら、阪神が優勝したら道頓堀に飛び込んで、溺れて死ぬ人がいるみたいなもんですよ」と言ったら「あーーー」と納得の反応。

 私って、ほんとこういう翻訳上手いよね(自画自賛)

 先日もこんな「言い換え」をした。
 うちの会社主催で毎年やってるイベントがあるのだが、そこに参加する団体が一般企業ではないのでちょっと特殊なのだ。
 事務方と現場もしくは営業との仲が悪いところが多くて、それで気を使うのが未収金の回収なのである。

 未払のまま経過すると、担当者に電話するのが通常だが、きちんと請求書の宛先として単層者名が記載されていないと、経理担当者に連絡することになるが、過去にそれで逆ギレされたことがけっこうあったのだ。

 「え?どういうことですか?」とエビワカちゃんが不安そうにしたので、「いや、それってよくあることで、例えばうちの会社でね・・・・」

 うちの経理にもたまにそういう「お支払いがまだなんですが」っていう電話があるが、たいていは「請求書紛失王」であるS氏が犯人である。
 私が「担当者に確認して折り返し電話いたします」と応対して、S氏に「こういう電話あったけど?」って言うと、彼はたいてい「えー、そんな請求書届いてないんですけどね?」って言うけど「発注したのは確かなら、いいから再度送ってもらってよ」と再発行してもらっている。

 S氏は自分のせいだとは全く思ってないので(到着郵便は記録しているので、絶対にそんなはずはないのだが)、私が「まーた、あそこから支払いの確認の電話ですが?」って言っても「おかしいですねえ?」ってトボけているが、それがもし、私の天敵である、元ほっこり課長だったら?

 私にミスを指摘されたことが悔しくて(いつも経理のミスをネチネチつついているから)、支払先に嫌味の一つも言うかもしれないでしょ?
 「そういうの、経理に直接連絡しないで、まずオレに確認してくれる?」って。

 で、発注は支社で扱うけど、支払は本社って場合もよくあって、例えばその組織の新宿店と渋谷店に同じ金額で請求書送ったのに、片方分しか入金が無いので、しょーがないから本社に問い合わせることもある。

 それをうちの会社で言い換えると、親会社のF経理部長のところに「入金がまだなんですけど」って問い合わせが来たので、F部長が、うちのTK部長のところに「おたくの分支払いまだみたいなんですけど」って言ってきたら・・・

 「なんだ、なんで支払ってないんだ?誰のせいだ?いったいどうしたんだ?おかげで、オレがF部長に嫌味言われたじゃないか!!!!」って大騒ぎすると思いません?

 って私が説明すると、エビワカちゃんは激しく納得してくれて「ミヤノさん、先生になれますよ」って言ってくれた。どうやら「説明が上手くてわかりやすい」という賞賛らしい。えっへん。

 さて、今朝は頑張って、メキシコ×オランダを観ましたが、眠気が吹き飛ぶいい試合でした。もー、絶対にメキシコが勝つと思っていたんだけど、スナイデルの見事な一発で流れがオランダに・・・・そして、ロッベンがもぎ取ったPKでオランダ逆転というエゲつない結果になりました。

 うちの部署では、ロッベンが人気なくてね。「顔つきが嫌い」って・・・・

 しかし、昨日今日と1時からの試合観てますが、「日本とレベル違いすぎる」と思いましたし、日本敗退してからも観ている人達は「あれじゃあね、日本が決勝リーグ出てもねえ」と同じことを思っているようですが、日本戦しか観ない人は何がどう違うのかわかってないんでしょうね。つーか、日本戦しか観ない人はサッカーには興味ないんだろうし。私もW杯だけしか興味ないんだけどさ。日本戦しか観ない人とW杯しか観ない人の間には大きな違いがあるようです。

 それはいいとして、あんな凄い試合を観てから、朝まで仮眠とると、脳が興奮状態にあるかなのか、ずっと夢を観ているような気がする。それも、けっこうリアルな設定だけど、ぶっとんだテイストというか・・・・

 今朝観た夢で、あとからジワジワ来たのは、親会社のイベントのお手伝いに行っているのに、なぜか司会進行を「私がやらないと」と勝手に思い込み、やってしまったことである。しかも、マイク持って人前で話すのが超苦手なので、シドロモドロになるし、進行の順番を間違えたりしてて、親会社の本来その役目をするはずの人が舞台の袖で睨んでいるのだが、「ああ、こうなった以上、最後までやり遂げないと」と思ってマイクを手放さなかったという夢。

 そんなに焦ってもなくて「あー、なんだかやっちゃったなー、私」と、実にのんびりとイベントの進行を破壊していたのであった。

 そうそう、もう一つ思い出した。
 もう20年くらい前に亡くなっている、前勤めていた会社の社長のところに(夢の中でもすでに故人だったように思う)、「うちの姉を愛人にして弄んだな。慰謝料よこせ」とタカりに来た兄弟がいた。
 困ったねえ、という事態だったが、その兄弟の弟が「女慣れしてなさそう」な感じがしたので「わたくしがいっちょ、ハニートラップ仕掛けてみますわ」と名乗りでて、夢の中では30代半ばな気分でお色気作戦をやってみたところ、けっこう簡単に引っかかったので「そっちだって私のことを・・・」と逆襲できたのはグッジョブだったが、その弟が本気になってしまい、私を追い回すようになってしまったので、「面倒くさいから、最初から金で済ませたほうが良かった」と後悔した・・・・という、わけわかんない夢でした。

 しかし「私が落としてみせますわ」ってあの自信はなんだったんでしょうね?
 PK蹴る選手の気持を自分なりに置き換えると、あんな感じだったということでしょうか?

 選ばれし者たちが、必死に戦ってる姿を脳裏に焼き付けながら眠りにつくと、夢の中の自分が、自信満々にとんでもないことしでかすっていうのが、なかなか興味深かったです。


6月29日(日)

 6時起床のイベント仕事だったけど、1時に頑張って目を覚まし、ブラジル×チリを観ました。チリがブラジルを思う通りにさせない展開でシビれた。

 チリを応援していたけど「でも、ここでブラジル敗退しちゃうと暴動になりそうだしなあ・・・」と思ったのだが、後半終わっても1-1のまま延長戦に入ってしまったので「仮眠時間が短くなってしまう」と諦めて寝ました。

 それにしても、私が惰眠を貪っている間に、すごい面白い試合になってたりするのでは?って、ゆったり眠れない日々が続きそうですが、こんな日々がずっと続けばいいのに!(笑)

 と、睡眠時間を削ってでも観たいテレビ番組があるなんて、なんて幸せなことだろうって、喜びに打ち震えているのでありました。


6月28日(土)

 また友人N嬢からウダウダした愚痴メールが続いたので「私は今W杯に夢中です」って自分の書きたいことだけ書いて返事していたのだが、向こうが「サッカーのルールがわらかなくて・・・でも、テニスはわかるのでたまに観ます」って書いてきたので「この腐れブルジョアが!!!」とカチーンと来たので、「でも、W杯の面白さって、サッカーがどうのというより、 世界的なスター選手がまるで本当の戦争のように命がけで戦っているところで、何十億円も稼いでる選手がボロボロに消耗して形相が変わっていくのを世界中の貧乏人がテレビ鑑賞して楽しんでいるというローマのコロッセウムの逆みたいな感じなのが面白いです。」と持論をひたすら書きまくったらメールしてこなくなりました。

 しかし「サッカーのルールがわからない」って一番イラっとするセリフだなあ。

 野球のルールがわからないとか、ラグビーのルールがわからないとか、「今のバレーボールって昔と全然違うからよくわからない」っていうのは、「そーですよねー」と心から賛同できるのだが、「サッカーのルールがわからない」っていうのはどう考えても素直に受け取れない。

 オフサイドがよくわからない、っていうのなら、わかるけど。

 きっと「サッカーの面白さがわからない」って言いたいだけなんだろうけど、そうはっきり言うとサッカー好きの人に失礼だと思って「ルールがわからない」って言い換えてるんだろうけど、サッカーのルールなんて「キーパー以外は手を使ってはいけない」っていうのと「オフサイド」がわかっていれば充分だし、だいたい、オフサイドがわかってない人、意外に多いと思いますけどね。

 さーて、明日はまたイベント仕事のお手伝いで、早朝出勤なのだが(6時起床で間に合うけど)、1時からブラジルとチリの試合なんて超観たいのだが、どうしましょうかね?


6月27日(金)

 今日は休みだったから、夜中の1時からのドイツとアメリカの試合観てました。
 裏の試合(ガーナ×ポルトガル)の展開次第では、「絶対に敗けられない戦い」になるはずだったので、それに期待していたのだが、ガーナとポルトガルが同点になっていたので、ドイツとアメリカの方は「引き分けでいいや」って感じになってしまい、思ったほど盛り上がらなかったのが残念。

 さて、またエビワカちゃんとの雑談の話になるけど、エビワカちゃんの姉が結婚することになり、挙式は秋に挙げるらしいが入籍だけ7月にすることになったらしい。
 特に日付にはこだわりが無かったので、覚えやすい日付に決めていたのだが、その日が仏滅だったので、エビワカちゃんもご両親も「なんで仏滅に?」と難色を示したそうだ。

 私も「なんで仏滅だとダメなの?」って思った。

 例えば「終戦記念日に入籍するなんて・・・」っていうならわからんでもないが、その日が毎年仏滅なわけでもないので、別にいいような気もするが「仏滅に祝い事はだめ」っていう感覚は根強いんですね。
 まあ、13日の金曜日を避けるようなもんか・・・・

 宗教が弱い日本では、こういう何の根拠もない迷信みたいなものが妙に影響力を持つところが興味深いが、こういう迷信が「常識」であったり「マナー」になっているあたりは納得がいかないなあ。

 そんで私が「仏滅とか大安なんて、厄年と同じで何の根拠もないんだけど、みんな信じてるのが面白いね」と言うと、エビワカちゃんが「あ、そうだ、私、今年厄年なんですよ」と言う。さらには「やっぱし厄祓いってしたほうがいいんですかね?」と真面目に聞いてくるから「だから、そんなの迷信ですって言ってる私に聞くか?」と失笑したら、さっさと切り替えて後ろに座っていたM嬢に「Mさんは厄祓いってやりました?」って聞いていた。

 M嬢は「厄祓いはやらなかったけど、厄年の時に足を捻挫したよ」と真顔で言う。
 するとエビワカちゃんは「やっぱり、そういうことってあるんですね」って言うけど、足の捻挫くらいで?

 M嬢は「やっぱし友達でも厄年に体調崩したりした人多かったよ」と言うけど、それって血液型占いと同じで「たまたま当てはまった人がクローズアップされる」ってだけだと思うが・・・

 そういう会話はたまに耳にする。
 中年期になった人が大病すると「厄年じゃない?」ってことになるし、親を亡くしても「やっぱし厄年だから」って言うけど、厄年じゃない時に災難に見舞われても「厄年じゃないのになぜ?」とは言わない。でも、いつのまにか前厄や後厄っていうのが出てきて、3年間の間になにがしらの不運に見舞われる人はかなり多いだろうから「やっぱり厄年だから」ってセリフは頻発することになるようだ。

 血液型占いで言えば、マスオさんは機嫌の悪い時には恐ろしいくらい怖い人になるので、「やっぱしAB型だから」で済ましているけど、他のAB型の人はそんなこと全くないのだが、マスオさんがたまたま典型的なAB型なので、「血液型ってやっぱし性格に影響が?」って思いたくなるだけだ。

 そしてマスオさんが「黒マスオ」に変身すると、私も「はあ、だからAB型はwww」って言っちゃうけど、それは「あいつ、ほんと難しい奴だな」って言うよりもマイルドな言い回しだと思っているからだ。

 そして、いつも日記に書いているけど、仏滅だ、厄年だと本気で言っている人が「なんで怪しい新興宗教信じちゃうんでしょうね?」とあっけらかんと言うけど、「修行すれば空中浮遊が出来る」とかいうのと「厄祓いすれば厄を除けられる」っていうのの違いが私には全くわからないのですが・・・・

 その昔、とある社会的地位のある人が亡くなった後、葬儀後にご自宅にお焼香に行った人が「49日まではお線香を絶やしてはいけないのに、あの奥さんは『部屋が線香の煙で臭うと嫌なので』って線香炊いてなかった!あれでは故人が可愛そうだ!成仏できないではないか」と怒っていた。

 四十九日までは線香を絶やしてはいけないというのも初めて聞いたが、それが本当なのか(その宗派の作法として)わからないが、「あれでは成仏できない!可愛そうだ!」って真面目に言ってることにびっくりしてしまった。

 まあ、そうなんだよね。
 信仰は人それぞれなんだから、他人の宗教心についてとやかく言うのはカッコ悪いよな。
 日本の1次リーグ突破を信じていた人たちに向かって「ばっかじゃない」って言うくらい、カッコ悪い。

 なので、仏滅にしても厄年にしても「そういう宗教なんだ」って思って暖かく接しないといけないよね。宗教上の理由で豚肉や牛肉が食べられないのと同じように、宗教上の理由で仏滅に入籍できないって並べると「なるほど」と思うのだが、でも、やっり「仏滅だからダメ」って言う人達は、それが宗教上の理由だと思っていないのがややこしいのだが、さらには実際それが宗教上の理由でもないあたりが、さらにややこしい。

 そうそう、エビワカ姉は、両親や妹が「えー、仏滅なんでダメだよ」と言うのは無視するつもりだったらしいが、夫になる人の両親からも「仏滅なんてダメに決まってる」と反対されたそうで、そっちに逆らう気もなかったし、元々、思い入れがあった日付でもなかったので(それが誕生日だとか意味のある日付だったら、仏滅でも認められたかもしれない)あっさり入籍日を変更したようです。


6月26日(木)

 昨日は健康診断だったので、早朝の日本戦観ませんでした。
 だって、飲まず食わずで5時からテレビ観るなんて絶対無理だもん。

 結果、観なくて良かったようですが、視聴率けっこう出たんですね。みんな、少し早起きすればいいだけだっただろうからねえ。

 今朝のフランス戦は観ました。だって、昨日の夜までにバリウム出しきらなかったから、下剤追加したら、明け方自然とお腹張ってきて目が覚めたから(笑)
 そんで、何度もトイレ行きながら、裏のスイス戦と交互に観ていました。

 さて、朝のニュースショーは、相変わらずトップが「セクハラやじ問題」の所が多かったですが、「池袋の歩道に自動車が突っ込んで一人死亡」の方が大ニュースのような気がするけど、どちらにせよ、W杯の穴埋め記事扱いな雰囲気がある。

 しかし自動車事故のほうは、脱法ハーブが絡んでいるのが確実のようで、事故そのものよりも脱法ハーブ問題を今後追求してきそうだが、私が一番不思議だったのは「なぜ、脱法ハーブを吸引してから運転したの?」ってことだった。

 飲酒運転の場合「さて、車運転するから飲むか」って人はほとんどいないと思うのだが、今回の容疑者の場合、直前にハーブを購入していたようで、乗る直前か、乗ってからすぐに吸引したっぽい報道がされているが、午後8時の都内有数の繁華街で?と思う。

 勝手に想像すると、その脱法ハーブは覚せい剤みたいな効き目のもので(色んなのがあるらしい)、運転する時の目覚ましとして吸引していたのかもしれないけど、分量間違ったか、買うハーブ間違えたのかもね。

 久々に「いったい、どうしてそんなことに?真相を知りたい」と思わせる事件でありました。

 そんで「セクハラやじ事件」については私はあまり興味が無いのだが、部長が「そもそもなんで議会でヤジなんて飛ばすんだろう?」と真面目に言うので、「やじ飛ばしてたほうが、なんか熱心に参加してるような気がするからじゃないっすか?」ってテキトーな持論を展開してしまった。

 野球ファンとしては、ベンチにいる選手が試合中にヤジみたいな声出しをすることは「いいこと」とされてるし、プロ選手にもヤジ番長と言われるような選手はたまにいて、1軍と2軍を行ったりきたりする選手がほとんどだが、たまに1軍登録されるとベンチから元気に声出していただけで、出番もなくまた2軍落ちしたりするので「あいつ、ほんとヤジ要員として認められてるんだな」と感心したりする。
 連敗中のチームが雰囲気変えるために、そういう声だけでかい選手を上げてくることもある。そういう選手が代打で出て、うっかりヒットでも打とうものなら、重い雰囲気が吹っ飛ぶし。

 で、野球観戦に置いても観客のヤジは試合の華とも言えるし、大きな声を出すことでストレス発散しているかのような客はそこそこいるわけで、人前で大きな声を出すことができない私には「うるせーな」と思うと同時に「なんか羨ましいな」とも思えるわけです。

 というわけで、議会のヤジも「盛り上がりを演出する」という役割もあるのでしょう、と思ったのですが、そう部長に言うと「野球のヤジと一緒にするな」と言われたので、「えー、同じだと思うけど」と何か反論しようとまた思いつきで持論をさらに披露した。

 たまにテレビで国会中継を観ることがありますが、議員さんがちんたらと演説しているのを5分と聞き続けることができません。
 ああいうのを毎日何時間やってるのか知りませんが、たまにセミナーとかで一日中座って講師の話を聞いてると、ほんと辛いです。
 なので、ヤジ議員さんたちって、眠気を吹っ飛ばすためにやってるんじゃないでしょうか?
 だって、社内の会議だったら、誰かが発言している途中で「えー、そんなの無理!」とか合いの手入れられますけど、あれをただじっと拝聴しているだけだったら絶対に眠くなる。
 そして、もし眠っていたら「税金泥棒」と言われてしまうのなら、じゃんじゃんヤジってるほうがなんか仕事している感じになりません?

 その持論も部長は全く賛同してくれなかった。
 「なんで、あんな最低な奴が議員なんてやってるんだ!」とまだ怒っているので、定番返しの「じゃあ、自分でやればいいじゃん」って言ったら、「オレはああいうの絶対無理」

 だから政治家なんて、普通のいい人はやりたがらないんだから、変な人ばかりなんだってば。
 そしたら「なんで、もっと聖人君子がやらないのだ!」って言うから「聖人君子っていうのがいたとしたら政治家になんてならないと思うし、そもそも私は聖人君子ってものを観たことが無いので、その存在はファンタジーなんだと思います。私みたいな中年独身女性が、いつか王子様がって言ってるみたいなwww」と反論したら、「でも、あしながおじさんとか!」って言うので、「あしながおじさんって聖人君子の話じゃないですよ?つーか、あれもフィクションだし?」と、「あしながおじさん」っていうのは、暇を持て余している金持ちのボンボンがボランティア活動に付き合っていたら、ちょっと面白い女子が孤児院にいたので、気まぐれで上の学校にやったら、うっかりその女子に惚れちゃったっていう話である・・・・と頼まれもしないのに解説していたら・・・・・

 「・・・・それはそうなんだろうけど、本の話じゃないんだ」

 え?ああ、そっか「あしなが育英会」みたいなことを言いたかったのか。
 でも、恵まれない子供に寄付する人が聖人君子ってこと?

 そしたら部長ったら「オレは子供のころ虐げられた環境にいたから、そういう存在に夢を持っていたんだよ」って言うから、あー、すいませんでした。

 でも、部長はやはり最後に「でも、そういう志で議員やってる人だって絶対にいるはずだ!」と言うのですが、聖人君子っていう言い方も曖昧な表現ですが、「人類の幸せを願って政治家になった」ていう人はいないこともないかもしれないけど、そんな尊い志だけでは仕事できないと思うんですけどね。

 いや、逆にブラック企業の社長のほうが聖人君子なのかもしれない。「お客様に喜んでいただけるように、いい商品を安く提供しよう」といういう尊い志があり、それを社員と共有しているのだろう。社員も聖人君子だから、過労死するまで頑張るわけ。過労死じゃなくて殉死ですね。

 そして聖人君子の政治家は「韓国さんがあれだけ言うのだから、竹島は韓国のものです。そして、尖閣諸島は中国に差し出しましょう」って言うのでしょうね。
 そして「社会福祉を充実させるために、消費税を20%にしましょう」っていうのが聖人君子なのか、それとも「税金は善良な市民の生活を圧迫するので、税金なんて廃止しましょう。自分の生活は自己責任でお願いします」っていうのが聖人君子なのか、私にはわからない。

 そうそう、その部長も前に「女性が育児休暇取るのはわかるが、男が取るの?なにそれ?」って言ったことがあり「時代はイクメンなんですよ」と私や他の社員が言うと、「そんなのオレはゼッテー認めない」とか言ってましたっけ。

 結局さ、「いい人」にしても「マナーのいい人」にしても「ちゃんとした議員」にしろ、自分に都合がいいかっていうのが基準なわけですよ。

 女性の社会参加を促すのは「いいこと」だけど、だからって育児休暇を3年も取得されるのは「そんなの無理」ってことだし、さらにオバマ大統領が打ち上げた「育児中の有給制度」なんて、「はあ?子育てで休んでる人に給料払うの?それって、政府が休業手当を企業に押し付けてるだけじゃん」だったりするのですが、「全ての女性が安心して出産育児ができますように」と願う聖人君子がいたとしたら、「セクハラ野郎がほざいておりますわ。ほほほほ」ってだけの話でしょう。

 結局、全ての人類に当てはまる「絶対にこれがいい」って基準が無いことが問題というか、みんな人類である前に「国民」である前に「市民」であり、結局、自分や家族が一番大事っていうのが本能でありますから・・・・・

 たぶん、そのあたりを図太く無神経にバッサリと仕分けできるというのが議員さんという存在なんだろう。

 サッカー的な聖人君子は「日本の1次リーグ突破を最後まで疑わない」ってことだったんだろうし。
 あれもね、私も毎回、報道にちょっと騙されるのだが、「日本はW杯優勝だって可能だ!」って言われると、ちょっとそんな気にもなってくるが、今回に関しては、「アジア枠なんて、2つでもいいんじゃね?」と思った。

 それをサッカーには全く興味ないが、それなりに「日本ちゃちゃちゃ」なエビワカちゃんに言ったら「日本が出ないなんで、そんなのつまらないじゃないですか?」って絶叫されたが、私が20代前半の頃は「日本がW杯に出場できる未来なんてあるのか?」って感じだったし。

 あれっすよ、オリンピックで陸上100メートル予選を突破する日本人選手って今後出てくるのか?って感じと同じです。

 でも、じっくり話してみて「ほー、なるほど」と思ったのは、サッカーにそれほど興味なくても報道にはそれなりに汚染されてるようで、エビワカちゃんが「でも、今の日本代表って欧州でも活躍している選手が多いじゃないですか?」って言うので、「アフリカや南米の代表選手もほとんどが欧州のリーグで活躍してるんだよ」と言ったら「ええ?そうなんですか?」って、ええ?(笑)

 今度の代表選手は欧州名門クラブに所属する選手が多いから強いはず、っていうのをマジ受けしていたんですね。いや、それ自体はホントだし「日本頑張ってるな」って話しですが、W杯に勝ち上がってくるような国は、みんなそうなんだってことは教えられてないようです。

 エビワカちゃんと話していて、ちょっとゾっとしたのは「太平洋戦争の頃の一般庶民ってこうだったんだろうな」ってことです。
 W杯サッカーなんて、ちょっと他国の試合を観てみれば「うわー、日本戦と全然違うわ」と日本がまだまだレベル低いのがわかってしまいますが、彼らは大本営発表しか知らないので「でも、日本もけっこういけそうなんでしょ?」って何の根拠もなく言いますから。

 太平洋戦争当時の軍事オタの人たちは、こんな心境だったのでしょうか?


6月24日(火)

 カーネーション見終わった!

 いやあ、堪能しました。
 本放送は観てなかったけど、「後半でオノマチから夏木マリにチェンジ」っていうのは賛否両論だったというか、批判が多かったのは知っていたので、覚悟していたのだが、全く違和感が無かった。
 それがモデルとなったコシノアヤコさんを真似てオノマチが役作りしたのか、夏木マリがオノマチが作ったキャラを丁寧になぞったのかわかりませんが。

 友人役の栗山千明から江波杏子へのチェンジなんて、キャスティング考えた人は「オレって天才」と思ったでしょうね。

 そして、コシノ三姉妹も、長女と三女の顔はぱっと思い浮かばないけど(ブランドイメージははっきりわかっているが)、コシノジュンコのルックスは有名すぎるので、その役だけとても似ている役者さんにしたのは、いい仕事だったと思う。

 「どこまで史実に忠実にやったんだろう」と気になって調べてみたら、綾野剛を全国区にした「周防さん」という存在は、実際にいたらしい。
 コシノアヤコさんは、戦争でご主人を亡くしていて、戦後は奥さんのいる男性と長年不倫関係があったらしいが、なんとそれは、ドラマでは「ほっしゃん」が演じていた腐れ縁のおっちゃんに近かったらしい。

 男女関係に踏み込まないのが伝統の朝ドラとしては、苦肉の策として、実際の「長年の不倫相手」を綾野剛とほっしゃんに因数分解するという、コロンブスの卵的なことをやったようだ。

 ほんと、今はBSでカーネが再放送しているんだけど、「ごちそうさん」も好きだった人はカーネ見てると、楽しいよね。
 前にも書いたけど、カーネーションのスタッフがカーネでは出来なかったこと、もしくはカーネで視聴者から批判を受けたことを「ごちそうさん」という完全オリジナルのフィクションで発散してみたって感じがするのだ。

 まず、カーネは最初から最後まで大阪の岸和田が舞台なので、大阪弁というか岸和田弁がコテコテすぎて馴染めなかった東日本の人も多かったろうから、ごちではヒロインを東京下町から大阪に嫁いだという設定にして、さらには相手役を関西弁ネイティブにしなかった。(埼玉出身の東出君は大阪弁のセリフに苦労したようだし、その棒読み具合が賛否両論だった)

 そして、ヒロインはコテコテな恋愛結婚にして、旦那さんへの一途な思いを貫いた。
 そんで、ほっしゃと綾野剛に分解された「旦那以外の男」をまた合体させて、源太という「無害だけど重要な役どころの幼なじみ」に仕立てあげた。カーネで主人公の生涯の友人となるナツも融合させていた感じ。

 で、カーネで重要だった「晩年」は描かずに、杏に40歳そこそこまで演じさせた。
 あと、カーネは主人公が戦後はずっと「一家の大黒柱」として君臨していたが、ごちは、主人公を専業主婦にして、仕事パートは夫の大阪の地下鉄事業に分散させたりしていた。

 というわけで、カーネの「朝ドラにしては、ぶっ飛んだ設定だったかも」ってあたりをごちで上手く中和してみた感じがするんだけどなあ。
 だから、私は「ごちそうさん」は夢中で観ていたので、その後にカーネ観たら「ああ、違和感が無い」と楽しめました。

 「ごちそうさん」が秀逸だったのは、明治時代を出発的にして、「西洋料理を取り入れていった日本の台所事情」を存分に描いたことでしょう。まるで、バブル時代に私ら当時の若者が「クリスマスはフレンチだよね」って浮かれていた頃のようでした。
 それが日中戦争からの長い戦争によって、食糧事情が悪くなっていく様子は、まさに「バブルが崩壊して、あれ?なんか景気って悪いの?就職氷河期って?」って感じと似ていたし、戦況が悪化していく様子も昨今の近隣諸国との関係悪化と重ねあわせてしまうので、今でも時々テレビで取り上げる「20代の時はバブルでジュリアナのお立ち台でブイブイいわせていた女性が、今では地味な専業主婦で、娘は地味なエコ系」って感じでした。

 しかしカーネはオノマチも良かったが、とにかく脚本が良かったなあ。
 夏木マリにチェンジしてからの晩年の描写なんて、アラフィフの私の心にもビンビン響くようなセリフが多かったです。長い記憶があるのが年寄りのいいところ、とか、今まで出来ていたことがだんだん出来なくなってきて、これからもっと出来なくなって行くことへの不安、とか。

 また少し時間おいたら「ごちそうさん」も「カーネーション」ももう一回観てみたいと思いました。ドラマが視聴率とれない時代になりましたが、まだまだいい脚本家いるじゃないですか。

 それに比べると、今やってる「花子とアン」は脚本にのめり込むことはないので、毎日ちゃんと観てないのですが、主人公もその親友も、しばらくイケメン相手にすったもんだするようなので、「まあ、これこそ朝ドラの王道なのかも」って気もしてきました。

6月22日(日)

 昨日の土曜日は休みだったんだけど、頑張って早起きしてフランス×スイスを観た。

 おフランスはえげつないほど得点してました。
 しかし、フランスは前回は予選敗退してどん底だったせいか、今回は知ってる選手ほとんどいなかったけど「デシャン監督」ってなんかそういう選手いたな、と思って調べたら、フランス大会で優勝した時の主力選手だったらしい。

 W杯に関心を持ち始めてから四半世紀が経過していると、「あー、この人の現役時代覚えてる」ってことが多くなってくるようです。くすん。
 まあ、野球だと王さんの現役時代は余裕で知ってるのですけどね(笑)
 星野監督の現役時代なんて超男前だったのをよく覚えてるし。

 さて、今日は親会社のイベントのお手伝いだったのだが、4時に起きてドイツ×ガーナ観ました。
 ドイツも初戦はえげつないほど得点していたが、意外とガーナ相手に苦戦していて、1点リードされていた後半にクローゼ投入。
 あっという間にクローゼが得点して「歴代ゴール数1位(ロナウド)に並んだ!」という歴史的瞬間を目撃してしまいました。

 しかし、私はクローゼが好きではないのである。
 ヘディングばっかりすることころが趣味じゃなくてさ。

 さて、ドイツは結局ガーナと引き分けたので、「イチ抜け」はできなかった。替りに他グループだが、コスタリカがまさかのイチ抜けしちゃったので、イングランドの敗退が決定してしまったらしい。ほんとW杯って恐ろしい。

●この時期、私も頭おかしいのかもしれない

 先日、会社に「20年前にバイトでお世話になった社員さんはまだいらっしゃいますか?いえ、名前は忘れました」という謎の電話があって、私は「それきっとビョーキの人なんでしょうよ」と断言したけど、そういや、友人M嬢がおかしくなったのも、KM君がなにやらブチ切れて電話で私に怒りをブツけまくったのも、6月の今頃だった。

 そんなことを思い出していたら、先日の休みに買い物(フジロックの準備)で電車に乗っていたら、あの人はビョーキというよりも知的障害だったのかもしれないけど、なにやら意味不明の質問をされてしばらく隣に居座られてしまった。

 やっぱりこの時期はなにやら活発になる時期なのかもね。

 で、昨日の休日、1ヶ月に1度くらい行くコンビニに寄ったら、男性店員が、まるで私が藤原紀香だったみたいな時のような、素敵な笑顔でレジ打ってくれた。
 あの笑顔の説明は難しいが、ほんと「藤原紀香が来店したような」って表現しかないような、要するに「美人常連客が来て、超うれしいっすオレ」って感じなのだ。たぶん。だって、他に私に向かってそんな笑顔をする店員なんて観たことないから。

 たまにしか対面しないが、彼はいつも私と目が合うと「あ・・・」という感じの美人を迎える顔らしき表情になるので「おめー、私に惚れてんのか?」って勘違いしそうになるので困るが、嫌な感じではないので「この人、ルックスは並みだが、この笑顔のおかげでけっこうモテるのかもな」って推測する程度。

 で、今日、親会社のイベントに行ったら、学生バイトの男子が、同じような「あ・・・ミヤノ様がいらっしゃった」という笑顔を浮かべたので、「いかん、これは被害妄想の反対みたいなものでは?」と思ってしまった。

 ただ、その後でトイレに行ったら、私が暇な時間に顔の痒い箇所を爪で引っ掻いたらしく、オデコに見事な三日月模様が出てきたので、バイト君はその模様を見て笑いを堪えていた可能性が高いようだった。私も鏡見て吹き出しそうになったもん。

 まあ、私も「ビョーキの人が活発になる時期」に「なんだか若い男が、私に気があるかのような態度をとる」と勘違いする心のビョーキを軽く発症しているのかもしれないが、軽症だからまあいいや。

 しかし、それでちょっとそのバイト君を意識してしまったのだが、そのバイト君とは初対面ではなかったのだが、「こんなキレイな子だったっけ?」と思ってしまったのもビョーキのせい?
 いや、半年くらい前も「この子、けっこう可愛いな」とは思っていたのだが、たぶん、確実にイケメン度は上がっているはず。

 そうだよ、前も「ちょっと羽生君系」(羽生結弦君)と思っていたのだが、髪型もそんな感じになり、「きつね目の小顔」な感じが今風だ。
 いいなあ、21歳くらいで、あのルックスだったら、さぞかしモテるだろうと思っていたのだが、バイトのボスキャラらしい女子は「あいつ、バカだから」みたいな態度とってるのは月9や朝ドラ的な「でも、好きなんでしょ?」な展開と深読みしていたのだが・・・・・暇だったからしばらく観察していたのだが、その羽生君系男子は、ほんと、中身はただのチャラくておバカなフツーの男子学生でした。

 うう、ほんと顔面偏差値が65くらいあるのに、もったいない。あれで雰囲気作りを間違えなければ偏差値70代も夢じゃないだろうに。

 もはや「世が世なら(?)自分の息子と同じ年」くらいの若者のことですので、もし自分に息子がいて、あれくらいのイケメンに産んでやったのに、中身があれくらいお馬鹿だったら、どうだったでしょうね?

 うーん(超くだらないけど真剣に悩んでみる)

 えーと、明日の朝の見所はポルトガル×アメリカですかね?


6月20日(金)

 午前4時にたまたま目が覚めたので「これはサッカーの神様がイングランド戦見なさいってことなんだな」と、観ていたんですけど・・・・また敗けた!

 しかし、スペインよりはマシな状態らしい。同じく勝ち点ゼロだけど。
 コスタリカがウルグアイに勝ってるからのようだ。

 6時に試合終了したので、1時間ほどけっこうしっかり寝て、今度は目覚まし時計で7時15分に起きて、日本戦観ました。
 後半になっても0−0だったので、試合終了15分くらい前に家を出てしまいました。駅に着いて電車に乗ってから結果確認したら引き分けでした。

 会社のサッカーファン達はがっかりしていましたが、私が「スペインより全然マシで、イングランドよりちょびっとだけマシらしい」と言うと、みんな苦笑していた。

 ところが日本が引き分けたことに誰よりもガッカリしていて機嫌の悪い部長が「それなら、今度のワールドカップの決勝リーグは地味なメンツになりそうだな!」と言うので、「えー?でも、スペインもイングランドもいなくても、ブラジルとアルゼンチンとイタリアとオランダとドイツが出てくれば充分派手じゃん」と思ったけど、黙っていました。

 さて、話は替わるが、先日、同僚K嬢が不思議な電話を受けていた。「えーと、その社員の名前はわかりますか?名前がわからないとお答えしようが無いんですが」を繰り返していたので「なんの電話だったの?」と後で聞いてみたら・・・・

 しつこい営業電話などではなく、「20年ほど前、そちらの会社でアルバイトしていたのだが、その当時の社員はまだいらっしゃいますか?」という内容だったらしい。

 なので、K嬢が「その社員の名前はわかりますか?」と聞いてみても「わからない」と言うので困っていたようだ。しかも、相手の言うことはK嬢がかろうじて「たぶん、そういうことを言っているのだと解釈した」くらい朦朧と要領を得ない感じだったらしい。

 エビワカちゃんが「なにそれ、怖い」と言うので、私が「いや、バイトしていたのが本当だったとしたら、たぶん心のビョーキの人なんじゃないかなあ」と言うと「きゃー、怖い!」と言うので「そういうビョーキの人って、急に昔のこと思いついて、クスリでラリった状態で朦朧としたこと言ったりするし」と言うと「わー、怖いですねえ」ってまた言われたが、あ、しまった「クスリでラリった状態」って言い回しは不適切だったなあ。ってそういう問題じゃないか。

 少し前にも、それは他の社員には内緒にされたが、部長が「ミヤノさん、この人のこと覚えてる?」と10年前くらいにうちに出向していた女性社員の名前を言うので「その人のことなら、よく覚えてますけど、どうかしたんですか?」と聞くと、その女性社員の親から「うちの娘が自分がうつ病になったのは、あの会社でパワハラやセクハラを受けていたせいだと言い出したのだが、そういう事実はあったのか?」って問い合わせがあったらしい。

 どういう経緯でそんなこと言い出したのかわからないけど、うつ病の人はたまにそういう風に過去に関わった人に対して攻撃的なこと言うことがあるから、たぶんそういうことなんでしょうと思ったけど、うつの人もけっこう波があるから、他人を非難する時期っていうのは、ある意味、少し元気になったってことなのかもしれない。
 私が知ってるうつ病の人達は、最初は「こうなったのは、あの人のせいだ」と言っていたけど、そのうち、そんな気力も無くなっていたけど。

 私が「クスリでラリって」と言ったのは、不安や鬱を抑える薬が効きすぎた時(処方が変わったり、本人の体調が変わったり、気候などの影響で)、お酒で気持が大きくなった人がちょっとやらかすみたいな意味だったんだけど、K嬢やエビワカちゃんは言葉通りに受け取ってしまったようなので、「ちょうど、アスカ容疑者の件もあったしなあ」と反省。

 ただ、それでちょこっとだけ「そういう状態の人って見たことない?」って聞いてみたのだが、「ないですよー」と言われてがっかりした。

 そりゃ、私はなぜだかそういう経験が人より多いのかもしれないが、交通事故で亡くなった友人が二人いたことに比べても、精神科にごやっかいになった友人が4人いたっていうのは、そんなびっくりするような経験豊富とは言えないと思うんだどな。

 うちの母親は高校生の頃、クラスメートが授業中に急に教師にわけのわからない質問を機関銃のようにまくしてて「なんかおかしいぞ?」と思っていたら、翌日から療養のため休学したらしいので、たぶん当時で言うところの分裂病を発症してしまったらしい。

 私の高校は千葉大学へ進学する人が非常に多かったが、千葉大へ進学した同級生が「なんかブツブツと見えない敵と戦う状態になってしまって休学した」ということもあった。
 あと、地方の旧帝大に進学した優秀だった先輩が「あの先輩、休学してるらしいんだよ」と同じ大学に進学した同級生が言っていたのだが、その先輩の近所に住んでいた同級生が「どうやら、精神科系のことで入院してるらしいって近所の噂になっている」って教えてくれたりとか。

 その高校関係の人の話は、ほぼそうなんだろうけど、よくわかんなかったのは、小中学校で同級生だったK君の話。
 K君は、昔の学園ドラマに出てくるタイプの「イケメンの悪い系」だった。
 いや全然「悪い」ってことなかったんだけど、小学校の頃からちょっと反抗的で、教師から殴られて口の中切っていたりするようなタイプだった。

 で、小学校高学年の頃、学級委員だった優等生の私と不良タイプのK君は、月9ドラマだったらきっと、将来大人になったら華麗に再会して、すったもんだの末に結婚しそうなくらい対立していた(笑)

 ただ、これは私の一方的な思い込みかもしれないが「お互い、頭の出来は同じくらい」と認め合っていたのだ。
 中学校に進むと、私はますます成績が良くなり、成績上位者かつ学級委員かつ部活のスポーツでも大活躍と、あれでもう少し美人だったら全校生徒の憧れみたいな存在だったろうが(笑)、ブサイクでオクテだったので先生達には可愛がられたが、男子には人気なかった。
 その一方で、K君はあいかわらずニヒルな帰宅部で、頭がいいことは皆が認めていたが、成績がイマイチなところもアピールポイントで、教師からも一目置かれていたが、女子からは熱視線を集めていたのである。

 そんで、まあ、私とK君とのやりとりは相変わらず「優等生女子と不良っぽい男子」の定番みたいなもんで、ただ、K君は私がK君のことをなんだかんだ言っても好きなんだってことをわかっているような態度とるのが非常にムカついたが、K君をちゃんと締めておかないと、他のバカ男子が言うこと聞かないので、K君が「ほー、こええ、ミヤノが本気で怒っちゃったよ、こりゃかなわんなあ。おまえら、ミヤノに逆らっても面白くねーぞ。まあ、ワイはちょっと退屈しているから時々からかってるだけやけどな」的な雰囲気になるまで、真剣に相手していた。

 なぜかその当時、K君の家とは離れていたのだが、なぜかK君の家の事情に詳しい友人がいて、それも、どこまで本当だったのかわからないのだが、「Kの家は、お姉さんはそのあたりでは美人で有名だったのだが、おかしくなっちゃって、お兄さんは東大に進学したのだが、やっぱりおかしくなっちゃったんだって」と言いふらしていた。

 新興住宅街だったが、Kの家は農家だったので、いわゆる土地成金組だった。
 なので、うちの両親みたいに「20代で土地を購入して引っ越してきたサラリーマン世帯」と元から住んでいた農家の交流はなかったが、土着民は近隣に住んでいるからネットワークがあったようだ。

 そんで、東京からの通勤圏といえども、高校の頃も「あのあたりは、古くからの農村地帯だからね」って、横溝正史的な「閉じた世界ゆえの」って話があったのだが、K君ちはまさにそんなだったみたいで、20歳くらいの時かなあ、地元の友人と合う機会があって「あの人はどうした?」って話で盛り上がっていたら、「そういうやK君は?」って話になったら、「あー、なんかあいつダメになっちゃったって」と聞いて、愕然とした。

 それがまだ「すっかり悪い世界に入っちゃって」ってことだったらまだマシだったが「なんか、おかしくなっちゃったみたい」という話だったので「あの家、子供全員、おかしくなっちゃったの?」とびっくりしたが、なんかそういう話になっているらしい。自分の目で見たわけでもないので話半分なんだが。

 まあ、そういうわけで、私は多少「おかしくなっちゃった人」に寛大なのだが、まあ、うちの父の従兄弟(すでに故人)も「電磁波で見張られてる」って家中に電磁波防止の措置してたらしいし、おかしい人ってけっこう身近にいたし、そういう自分もおかしいのかもしれないし、だからこそ「ビョーキの人/正常な人」っていう区分けはしていないし、さらには「犯罪者/正常な人」とも思ってないのだが、会社の「フツーの人々」が「えー、なにそれ、怖い」っていう反応にはただひたすらヘコむんだんけどな。
 
 
6月19日(木)

 私が寝ている間にスペインが終了してしまったらしい。

 まあ、前回のイタリアも同じような感じでしたが・・・・
 あと、フランスもそんなことなかったっけ?

 で、会社で「前回優勝チームでしょ?」という話しになったので、「楽天も去年優勝しましたが、現在さっぱりです」と言ったら「今、何位なの?」と聞かれたので「・・・さあ?」って言ったら大爆笑されちゃいました。いや、ほんとに順位表観なくなったので知らないのです。とにかく着実に勝率が落ちているということだけわかっている。名古屋遠征した時も二連敗でしたし。

 今確認したらダントツで最下位でした(笑)

 楽天の惨状を語ると必ず「やっぱしマー君がいないから?」って言われるのだが、今の状態でマー君いても勝率が5割にも届きませんし、投手陣はそんな最悪の状態でも無いのだが、とにかく今年は打撃不振なのである。
 その証拠にチーム防御率は4位ロッテや5位西武より低いのに、チーム総得点は12球団で最下位の213点しかない。横浜だって227点なのに。
 これが、現在4位くらいだったら「マー君いないとこうなるわよね」って思えるけどさ。

 さて、話は替わるが、前にも日記に書いた「アメリカ人と結婚してアメリカに行くことになった女性社員」の話題になり、他の社員が「でも、いいなあ、アメリカなんて素敵ですよね」とか言うので「そーお?私はアメリカは絶対無理だな。だって電車で移動できないんだもん」と言うと「そうなんですか?」って反応されて逆に驚いた。

 「地下鉄が東京みたいに走ってるのなんて、ニューヨークくらいなんだよ」と言うと、「じゃあ、バスは?」と言われたので「バスなんて、自動車持ってない貧乏人しか乗ってないんだよ」と言うのは言い過ぎかもしれないけど、概ねそんな感じなんだと思っている。

 私が「アメリカはニューヨークしか行ったことがない」と言うと、アメリカを知ってる人には「あそこはアメリカじゃない(笑)」とよく言われたが、「知ってるよ、だから、ニューヨークだけしか行ってないんだよ」言い返したが、自宅に自動車が無かったお育ちの私には、電車網が発達してない場所での暮らしは苦痛でしかない。

 バンコクですら「不便だなあ」と思ったくらいだ。いちいちタクシーと金額交渉するのがほんと面倒だった。
 インド一周に行ったのは、インドはちゃんとした鉄道網があったからである。

 そして、20代の頃にはすでに「私は地下鉄が走ってる所じゃないと住まない」と決意していたのだが、今のところその決意を揺るがすような事態にも陥らずに(地下鉄の無いところに住んでる人にプロポーズされるとか等の)毎日地下鉄に乗って幸せに生きています。(東京メトロじゃなくて、横浜市営地下鉄だけどさ。でも、田園都市線も二子玉川までは地下鉄なのだ)

 それにしても「アメリカに行くなんて素敵」って言う発想が私には全然無いというか「アメリカって広すぎて・・・西と東でも全然違うし・・・」と思うのだが、さらにその社員の嫁ぎ先がノース・カロライナらしくて、「うわ、微妙」って思うのだが、うちの部署の社員達は無邪気に「ニューヨークに近いんですか?」とか言うので「まあ、東海岸なんだけど」としか言いようがなく、結論としては、アメリカに全く興味の無い人達は、ほんとアメリカ=ニューヨークのイメージなんだなあと・・・・・

 それとハリウッドとワシントンのイメージをくっつけてるだけなのかね?

 以上、ニューヨークしか行ったことのない私のアメリカへの偏見でした。


6月18日(水)

 W杯は今んところ断片的に観ています。

 月曜日の朝は支度しながら「メッシの久々のゴール」っていうのを観ました。前回、得点が無かったんですってね。
 そして、月曜の深夜1時にドイツ×ポルトガル観ようと思って目覚まし時計セットしておいたんだけど、ちょうど眠りが深くなる前だったようで、「もう少ししたら」と寝直したんだが、次に意識が自然に戻ったのが午前2時で「まだ、間に合う!」とガバっと起きてテレビつけたら・・・・・3−0って??????

 しかもポルトガル、一人少ないし・・・・・

 何が起こったのか把握するのに20分くらいかかったが、もうヨレヨレのクリスチャーノ・ロナウド観ただけで満足して最後まで観ずにまた寝ました。
 ドイツはいつも通りのドイツだったようです。

 そして火曜日の朝はまた出勤の支度しながらガーナ×アメリカを観ていたんだが、「うーん、アメリカもやっぱ手堅いなあ」と0−1の展開をぼんやり観ていたら、後半35分くらいの「そろそろ家出るか」って頃にガーナが得点して同点!俄然ゲームが動き出したので、そのまま見続けていたら(フレックス制なので出勤時間に融通がきく)アメリカがまた得点したところで「これで終わりかな」と最後まで観ないで出勤。

 会社では、普通にサッカー好きの(趣味でフットサルもやっている)マスオさんはドイツ戦の前半だけ観て「決まったな」と寝たらしいが、「サッカーには興味が無いが、W杯は大好き」というK嬢もやはり途中まで観ていたようだった。ちなみにK嬢は前回からユーロも観るようになっているので、サッカー偏差値は私と同じくらいだ(笑)

 そして意外にも私と同じ年くらいのパートのKさんも「朝、録画で見ちゃいました」と言っていた。

 そしたらK嬢が「試合のことはともかく、私、思い出したのよ!」と言うから何の話しかと思いきや「ドイツの監督がカッコよくて、4年前の時、大好きだったってことを!」と言うから、私が「ドイツの監督って誰だったっけ?」とネットで検索していたら、パートのKさんが「そうですよね!あの人、カッコいいですよね!」と盛り上がっていた。

 ええと、ドイツの監督ってレーヴ監督か・・・と検索すると「あーーーーー、わかったwwwww」確かに、前回も渋いイケメンと人気あったよなあ。「レーヴ監督」で画像検索すると、美麗ブロマイド集みたいな状態になる。
 へー、54歳なんだもう。それでこの爽やかイケメンぶりって凄いね。

 で、私が「あー、このカイル・マクラクラン系の人か」って呟いたのだが、K嬢が「誰それ?」って言うのでがっかりしたが、「ツイン・ピークスの人」って説明したら「あー、わかった、てゆーか懐かしいねえ」なんて盛り上がってました。

 つーか、ニュースショーの「イケメン特集」でも、奥様向けにレーブ監督紹介すればよかったのにねえ?

 さて、ここまでが前振りというか予兆でした。

 今日は休みだったんだけど、朝はいつもの時間(7時くらい)に目が覚めたので、ロシア×韓国を観ていた。
 すでに後半の中盤だったが、どっちも「同点でいいや」というか「絶対に相手に先に得点を与えてはいけない」という守備重視の展開だったので、イマイチ面白くないなーと思っていたら、韓国のミドルシュートがキーパー正面だったのに、キーパーがキャッチなのかパンチなのか中途半端なことをしたようで、ゴールに入ってしまった。
 国に帰ったら銃殺刑クラスのミスである。

 キーパーはかなり動揺しているようだし、このまま韓国が逃げ切るかと思いきや、ロシア選手もこのままキーパーのミスで負けるのは絶対に許されないと頑張ったのか、すぐに同点に追いついて、なかなか見応えのある試合になりました。

 で、私は途中で「え?韓国の監督ってホン・ミョンボなの?」って気がついた。

 ホン・ミョンボって、あの日韓W杯の時の中心選手というか名DFだった人だったよな・・・・と監督の顔が映るのを待ったが、やっと顔を確認したら「老けたけど・・・・これはやはり、あのイケメンだったミョンボ兄さんだ!」

 日韓大会が2002年だったから、その当時、ホン・ミョンボは33歳だったらしいので、チームリーダー的存在だったが、そのミョンボ兄さんがいつのまに監督に?
 どうやら、去年就任したらしい。もー、そんなの全然知らなかった。

 でも、ドイツのレーヴ監督の横に置いても引けをとらないくらいいい男じゃん?と「よし、どんなに日韓関係が悪化していても、私はミョンボ監督を応援する」と決意したのですが、しかし・・・・・あの当時も知ってたはずだが、ミョンボ兄さんって私より3歳も年下なんですね。

 まだ日本のプロ野球の監督で私よりも年下はいないのですが(広島の野村監督がかろうじて数日違いで年上)、ミョンボ兄さんによって「あー、自分より年下がナショナルチームの監督になっちゃうんだ」という事実をつきつけられてしまいました。

 そーいや、W杯の審判は45歳定年らしいので、出てくる審判がどんなにオッサンでも、全員年下なんですよね。

 何度か日記に書いていたが、2002年の日韓大会の時に主審のコッリーナさんは大人気だったが、あの当時、友人T嬢(当時37歳)が職場で「自分より年上の選手がチラベルトくらいしかもういない!」と嘆いていたら、10歳上の先輩女性社員が「私なんて、コッリーナさんも年下なのよ」と仰ったらしく、その話しを聞いた私は「ぎえー、そっか審判も定年があるから、10年後にはそーなるんだ」と嘆いていたが、順当にそうなりました。

 さて「カーネーション」をまとめて観るのにハマっていたので「W杯始まったから自重せねば」と思っていたのですが、綾野剛が退場したら、きっぱりつまらなくなってしまった。
 つーか、ドラマの中も世代交代が起こってしまい、話しの中心が「コシノ三姉妹」になってしまったのです。

 それでも「花子とアン」よりは全然おもしろいんですけどね。

 だた、やっぱし「カーネーション」をじっくり観ていると「ごちそうさん」ってカーネでは出来なかったことを見事に補完していたなあ、と感心します。
 カーネは「コシノ三姉妹の母親」がモデルだったし、そのコシノ三姉妹もちろんご存命ですから「モデルがいるフィクション」という位置づけにしても、かなり事実をベースにしないといけない縛りがあっただろうから、あらすじは決まっている上でのドラマとしての脚色が見せ場というか、逆にその縛りがあったからというか「そもそも並みの脚本家が思いつく以上に、コシノ家がかなり個性的だった」のかわかりませんが、リアルながらもぶっ飛んだ展開が面白いのですが、制作側としてはいろいろストレスもあったんじゃないでしょうか?

 それで「ごちそうさん」は完全オリジナルのフィクションなので、徹底的に遊んでいました。ある程度「モデル」もいたんだけど、参考程度だったので、やりたい放題だったし。

 次回の大阪制作朝ドラは、ニッカウィスキーの竹鶴さん夫妻がモデルなので、また史実を踏まえなくてはならない縛りに挑戦するようです。カーネみたいな出来だったらいいね。

 で「花子とアン」も村岡花子さんという実在の翻訳家をモデルにしているんですが、なんか主人公がふらふらしているのが気に入らないけど、もっと気になったのは、今週、花子が「これを翻訳して雑誌に連載したい」と申し出たのが「The Prince and The Pauper」って「王子と乞食」なんですけど、朝ドラの放送コード的に「乞食」ってどうなんでしょう?

 というところが一番気になってるだけで、まあ、あと、花子の未来の夫になる村岡さん役の人がなかなかなので、そこに期待。


6月15日(日)

 日本負けちゃいましたね。

 まあ、それは個人的にはそんなダメージなかったんだけど、その前に朝7時に目が覚めたので、イングランドとイタリアの試合観ていたら、イングランドが敗けたほうがダメージありました。

 しかし、今回のW杯はなあ、朝のニュースショーが奥様向けに「W杯イケメン講座」をこぞってやっていたのを観たけど、ネイマールがかろうじて新規加入のようだが、後はカシージャスとかクリスチャーノ・ロナウドやらフェルナンド・トーレスやらで・・・・・新鮮味ないやん!

 さらに言うちゃるなら、トーレス君が「童顔王子」って紹介されても、もう30歳になるトーレス君は立派なオッサンになってしもうた。
 もう、すでに前回のユーロの時に「トーレス君?誰?」っていうほど、出てきても誰やかわからんようになってしもうたが、もう10年くらい前とはすっかり別人や。

 というわけで、午前中に二試合観てぐったりしていたんだけど、楽天と巨人の試合が午後にやっていたから観ていたんだけど、則本が8回まで一安打の好投で、8回にやっとボウカーがホームラン打って「こりゃ勝ったで」と買い物に出て、帰ってきてネットで結果観たら、なんやの9回表に三失点で敗けましたって?

 まあ、ほとんどランナー出さなかった投手が、後半にランナー出すとバランス崩してボコボコになることはよくあるんだけど、それが完封目前の9回表だったとは・・・・しかも、1点差で完封目前だったから相当力んだんちゃうかね?

 とういわけで、私はまた「カーネーション」に逃避したので、ニセ関西弁使いたくなったっちゅうわけです。

 とうとう、綾野剛が登場して、相思相愛なのに、もどかしい展開なのに萌えますよって。

 しかも、綾野剛の演技プランがほぼ「八重の桜」の容保公だったので「使い回しやん!」と突っ込みながら観ています。

 でも、ほっしゃんの嫉妬の顔も良かったし、その後に出てきたラ・サール石井も好演で、「BK、ほんま芸人の使い方上手いわ」とBKってNHK大阪のことです。東京のNHKはえAKいうんらしい。

 で、「ごちそうさん」以降、BK制作のドラマにハマってしまい、機関銃のように「ごちそうさん」を全部お浚いした勢いで、今は「カーネーション」を初見で観ていて夢中なわけです。

 「カーネーション」より魅力的なサッカー選手が現れるのを期待しています。

 あ、でも、日本代表の内田はやっぱし可愛いですね。

 んー、でも綾野剛には届かないなあ。
 吉田麻也が綾野剛みたいだったら面白かったんやけどなあ。


6月13日(金)

 ワールドカップ始まっちゃったよ。

 今回は、深夜1時とか朝5時開始らしいので、この年になるとよっぽどの気合を入れないと生中継で観るのは難しそうだ。
 実際、今朝も「開幕戦のブラジル×クロアチア」が5時からだったので「どーせ、いつもそのくらいの時間に一旦目が覚めるから、気が乗ったら観てみよう」と思っていて、やっぱり5時くらいに目が覚めたのだが、眠くてパスしてしまいました。
 そりゃ、昨日も12時くらいまで「カーネーション」観まくっていたからねえ。

 そうそう、それと昨晩は11時過ぎにママンから電話があり、「明日の山王神社のお祭りのルートを印刷して持っていこうと思ったんだけど、なんかPなんとかっていうのがいるらしくて、それがわからないのよ」
 三社祭の時は私が印刷して持って行ったのだが、今回は私は参加できないので、自力でなんとかしようと思ったようだ。さっそく、該当ページを検索してみたら「ああ、そっかPDFのことか」とわかったので「この下の方にあるのを押してダウンロードしないといけないんだよ」と言うと「じゃあ、お父さんに替わるから」

 父は母に見下されているほどパソコンが苦手なのに、なぜ交代するんじゃ?(笑)

 まあ、どっちでも同じか・・・しかし、もう何年も使ってるパソコンなのに、なんでアドビ・リーダーが入ってないのだろう?妹なんて「IEなんて古い」って言って、そんな必要もないのにクロームを入れていたくらいなのに。(両親はパソコンの操作で困ると、たまたま来た子供に聞くから、それぞれが勝手にあれこれソフトをダウンロードしてやっている)

 とりあえず、電話が父に替り「このアドーブっていうのでいいのか?」と言うので、「ああ、知らないとそう読むよな」と感心した。

 そんで、「指示にしたがってダウンロードして」と言うと、色々警告メッセージが出てくるようで「ホントにいいのか?」って言うので「変なのを知らないうちにダウンロードしちゃうのを警戒しているだけで、アドビさんのは大丈夫ですから」とアドビさんがマイクロソフトやアップルに並ぶ世界的有名企業であることを説明しつつ、なんとかダウンロード完了。

 無事に地図が開けたようだが、ママンが「こんなに全体はいらないから部分的に拡大して出せないか」と言うので、そんなことできるのかどうかもとっさにわからなかったし(用紙サイズを変えて拡大はやったことあるような気がしたが)、面倒になったので「それはできません」と強制終了してしまいました。

 って書くと冷たい娘っぽいですが、ちょうど「カーネーション」で主人公の父親(小林薫が好演)が亡くなったところを観た後だったので、いつもの3倍くらい親切に対応しましたとも。

●年とるといろんな所が緩くなる

 とは言いますが、私は昔から、涙腺が緩かったし、笑いのツボにはまると制御不能だったし、10代の頃から笑いすぎでチビったりしていたので、元々あちこち緩い。

 最近は緩い上に図太くなってきたので、この間も電車の中で「泣ける話」を読んでいたら、涙がダーダー溢れてきて止まらなくなったが、「どうせ誰も私なんか観てない」という自信に満ちあふれていたので、そのままポロポロと涙をこぼしっぱなしにしておいた。

 しかし先日、とある「笑える話」を読んでいたら、クッククックと笑いが止まらなくなり、「うわ、涙はただ流れるだけだからいいけど、電車の中で笑いのツボに入ると危険だ」と、必死で笑いをこらえていたのだが、でも、その「笑える話」シリーズを読むのを止められずに、続きを読んでいたら、「足を持ち上げて宙でグルグル回すあれ」っていうのの落ちで腹筋崩壊した。

 今読み返してみると、それほどももんでもないのだが(つーか中学生が先生にジャイアントスウィングかけようとするっていう設定がありえない)、その時は、その前に何個かそういう笑いネタを読んでいて「電車の中で吹いちゃだめ」と抑えこんでいたために、このエピソードがトドメを差してしまったのだ。

 笑い堪えようとすると、体が震えてしまうし、涙は出てくるし、周囲の乗客が私に気がついたら不審に思うレベルに達していたので、途中で電車降りようかと悩んだくらいだが、すぐに乗換駅に着いたので、そこのベンチでしばらく座って呼吸を整えていました。

 あれが先週のことだったが、今日、もっと困った事態になった。

 社内にあるとある機械の定期メンテナンスがあって、その対応はM嬢が担当だったのだが、そのM嬢が「あのお兄さん、カツジリョウに似てた」と言うので、「カツジ?」と思ったが、勝地 涼のことだとすぐにわかった。
 大河ドラマ「八重の桜」では、あの時代に留学して東京帝大の教授になった役をやっていたが、世間的には「あまちゃん」で「前髪クネオ」という一日しか出てこない役だったのに強烈な印象を残した、まさにブレイク中の若手イケメン役者である。
 現在はプロミスのCMに出ている。

 M嬢が「勝地涼に似ている」っていうほど、勝地涼の顔と名前がすぐ浮かんだことが意外だったが、「あの人、なんか色々出てるよね」と言うわりには、「八重の桜」も「あまちゃん」も観てないようだった。

 それはいいとして、誰かが「あの人、タレントの誰それに似ている」と言った場合、99%は「えー?何が?どこが?」ってことになる。
 今回もたぶんそのパターンに決まっているが、後でまたM嬢のところに「メンテナンス終了書」みたいなのを持ってくるだろうから、その時にチラ観してみようと思っていた。

 ところが、それからしばらくしてM嬢が「私、会議に出るんだけど、またあのメンテの人終わってないみたいだから、総務に来たら対応よろしく」と言って会議に行ってしまった。

 え?そんな「勝地涼似」疑惑の業者さんの顔見たら、私、絶対に吹き出すと思って心配になったが、普通、そういう場合の対応はエビワカちゃんがやってくれるので安心しきっていた。それに、エビワカちゃんは勝地涼って言われてもピンと来てないようだったし。小さいお子さんがいるので、ドラマなんてほとんど観てないのだ彼女は。だからCMにも疎い。

 というわけで、それから30分くらいして、私もそんなこと忘れかけていた頃に、総務部のカウンターに「すいません、メンテナンス終了しました」という声があったので、エビワカちゃんが立ち上がろうとしてたが、私の席からは顔が見えないから、トイレにでも行くふりをしてチラ観しようと立ち上がったら、エビワカちゃんの席にある「来客用インターホン」が鳴り、「あ、ミヤノさん、そっちお願いします」とまさかのバトンタッチ!!!!!

 そして、私がその「前髪クネ男もどき」と正面から向かい合うことになった。

 気絶しそうになった。

 パっと観「ほーら、全然似てないじゃん!」と思ったのだが、真面目そうな雰囲気と目がキリリとしているところと、なんとなく顔の中心にパーツが集まっている感じが、絶妙な「言わんとしていることはわかる」だったのだ。
 しかも、私のパっと観では「どっちかというと小栗旬?」だったので、余計にツボってしまった。

 こうなると笑い堪えるのが難しいが、我慢すれば我慢するほど沸騰が止まらない。

 メンテナンス作業書にサインしないといけなかったのだが、手は震えるし、顔は笑い堪えてもう泣きそうな顔だし、吹き出すのも我慢しているので、口の端から「ひゅい」っとしゃっくりみたいな音がしちゃうし、もう何もかも挙動不審で、あのお兄さんには悪いことしたな。

 いやほんと、小柄だったけど、キリリとした顔立ちの好青年だったんですよ。
 でも作業着着てたし、髪型もイマドキの若者にしては地味で、少年院の模範囚みたいなストイックな雰囲気すらツボになってしまい、いや、彼の容貌のせいじゃないんだろう、もう、こっちがおばさんのくせに「箸が転がっても」状態になってしまったので制御不能だったのだ。

 その業者さんが去ると、自分の机に突っ伏して「う・・・ううう、クッック、ひっく」と嗚咽を上げていたので、マスオさんが「どうしたんですか?」と真顔で心配してくれても、横隔膜が痙攣しているので、何も喋れなかった。

 しょうがないから、しばらくトイレの個室の中で泣いてました。

 やっと落ち着いてきたので、席に戻るとエビワカちゃんも戻っていたので「全然、勝地涼じゃなかったwww」と説明すると、またしばらく笑いのツボにはまっていたので、マスオさんもエビワカちゃんも心配そうな顔してくれたので、すみませんでした。

 ほんと、自分ではけっこう辛かったんですけど、傍から見たら「ミヤノさん楽しそうだなあ」ってだけですよね。


6月10日(火)

 オンデマンドでまとめて観ている「カーネーション」ですが、ほんと「ごちそうさん」と並ぶか、それ以上に脚本が素晴らしい。
 私が感心したのは、主人公が父親と喧嘩して家を飛び出し神戸の母親の実家に逃げ込んだエピソード。
 神戸の実業家である祖父母は主人公を溺愛しているので、いつも大歓迎してくれるのだが、その時は真っ先に「いつまでも滞在していいよ」と声を掛けてくれたのは伯父夫妻だった。さらに、撞球室では従兄弟が友達と遊んでおり、東京の大学に進学した従兄弟はすっかり東京弁になっていた。

 そして祖父母はというと、サンルームみたいな部屋で祖父は安楽椅子で昼寝してたし、祖母はおっとりと背中を丸めて刺繍していて、「ああ、あんた来てたんかい」そっけない。
 そこで主人公は「この家の主はもう伯父さんなんだ」と悟るのだ。

 普通だったら、そこで「ああ、もう自分を無条件に守ってくれる人はいないんだな」と思うだろうけど、この主人公は「これからは、自分が祖父母を守る立場になったんだ」と思うところが素晴らしい。

 主人公が大人の階段を一つ登ったことが描かれたいいシーンでした。しかも、その後も、祖父母はけっこうパワフルに活躍してくれているのがさらに嬉しいじゃないですか。

 「カーネーション」は同じ大阪制作の「ごちそうさん」と脇役の顔ぶれがかなり被っているし、時代考証の人も同じなのか、カレーや鰯料理が重要な小道具になっていたりと、いろいろ似てるところがあります。両方とも、ちょっと極端な性格の主人公が突っ走って、傾いた家を立て直すような話だし。

 「ごちそうさん」の主人公は主婦だったので、「カーネーション」の仕事(洋裁)にかける情熱は、夫の「大阪を安全な街にする」という夢に分担させていたので、妻の家庭内での頑張りと夫の職場での奮闘がバランスよく描かれていました。
 妻が子育ての悩みを抱えていても、夫は仕事で忙しくロクに相談にも乗ってくれませんでしたが、夫は夫で「現場の社員が言うことを聞いてくれない」という悩みを抱えていて、そういうことって現代の家庭でも「あるある」だよなあ。

●名古屋遠征の続き

 金曜日は外野席にしてみた。
 しかし、名古屋ドームって全席指定席っていうのがちょっとウザいと思ったが、ほぼ満席を前提にした設定なんですかね?
 ただ、席についてみると、外野はフェンスが無くて見晴らしが非常に良かった。関東の球場だと外野には必ずフェンスがあるので、前に甲子園の外野席に座った時に「わー、これいいな!」って感激したのを思い出した。

 さて、試合の方は・・・・・ええと、なんかもうよく覚えてないので、スコア見なおしてみたら、そうそう!中日の雄大投手が低めに丁寧に投げてる感じで、しかも低めとってくれる主審だったから、楽天打線はすっからかんだったのですが、楽天の辛島投手は2回に四球から2失点しちゃって、「あー、ダメじゃ」と思っていたら、3回、4回は三凡に押さえていたのですが、5回に2アウトから連打されて3-0。6回にも連打されたものの、辛くも凌いだが、7回にやはり連打で降板。替わった宮川がダメ押し点を入れられて「勝負あった」って感じでした。

 逆に中日は「これからの勝利の方程式」を披露して、去年のドラ1の福谷が7回を危なかったけどゼロで凌いだ。
 福谷は慶應のエースだったので、私は観たことあるのかもしれないけど、全然記憶に無いので観たことなかったのかもしれない。
 私が慶應の試合観に行くとたいてい先発が竹内だった印象があるし・・・
 竹内はプロ志望届け出したけどドラフトにかからなかったんだよな。今どうしてるんだろう?と思ったら、なんとトヨタ自動車野球部に入っていた。竹内も中京大中京出身だし、愛知県の子だったのか?

 福谷は、慶應理工学部卒という「なんじゃそりゃ?」な学歴である。慶應の理系学部といえば医学部がトップ・ブランドであるが、理工学部ってどういう位置づけなのかわからないのであった。
 それはいいのだが、福谷は「慶應のくせにパワーピッチャー」らしいので、それも「なんじゃそりゃ?」というか、ユニクロがエルメスとコラボしましたみたいなわけわからない感じだったのだが、初めてちゃんと投球しているのを見て、「これって、早稲田の有原みたいじゃん」と思った。

 有原もいつのまにか4年生になっており、今度のドラフトの目玉になってるらしい。

 私が初めて有原を観たのは、六大学の新人戦だったかな?
 彼がセットアッパーとして登場したら、ネット裏にうろうろしていた関係者達(先輩とか球拾い係とか視察していた他大学の選手達)が「有原が投げるぞ」と集まってきたのだ。

 確かに球威も球速もあるようだったが、ノーコンだった。

 でも、その後、六大学野球で着実に結果出していたようで、来年はどこのチームに行くんでしょうね?広陵の子だったので、広島がくじ引きに挑むという前評判ですが。

 さて、わたくし的には「ほお、福谷が投げてるの観ちゃった」とご満悦だったのだが、周囲の中日ファンは「こりゃ、次は浅尾だ!」と盛り上がっていた。
 どうやらずっと怪我で抹消されていた浅尾きゅんが今日登録されたところなので、金曜日のガラガラの球場に詰めかけたファンは「浅尾が出るかも?」と最初から期待していたら、まさかの4点リードだったから「これは浅尾が出るしかない」と期待というか、確信していたようです。

 そして、期待通りに浅尾がコールされると、場内が非常に盛り上がった。

 そうそう、名古屋ドームというか、中日の応援団は去年、暴力団排除の動きで出入り禁止になってしまい、その流れが今シーズンも続いて鳴り物応援が無いのだ。
 「鳴り物禁止」である楽天本拠地とは違い、ビジターはラッパ吹いているのに、ホーム側の応援はラッパや太鼓無しという非常に地味なことになってるが、その分、観客の声がよく聞こえるので、こういう盛り上がる場面では、なんとなくメジャーの球場みたいな雰囲気になるのがよかった。


6月9日(月)

●初名古屋遠征

 何度も書くが、新幹線の名古屋駅で下車したのは初めてであった。

 野球ファンに復帰してから「そのうち名古屋ドームに行ってみよう」とは思っていたし、「名古屋なんていつでも行けるし、デイゲームなら日帰りだってできるじゃん」と思っていても、実際なかなか決心がつかなかった。

 今回やっと行く気になったのは野球よりも明治村に行ってみようかと思ったからである。
 朝ドラ「ごちそうさん」では、明治村ロケシーンがけっこうあったので「一度行ってみたいな」と思っていたのだが、思ってるだけで具体的に何も考えてなかったのだが、今の「花子とアン」も明治村でロケしていて、「ごちそうさん」でも印象的な使われ方をした京都市電が「花子とアン」でも活躍していたし、仲間由紀恵演じる蓮子様が石炭王とお見合いしていたのは「旧帝国ホテル玄関」だと知り、「え?旧帝国ホテルってそんなとこにあったの?」と気がついたのだ。

 その後しばらくして、社員旅行で日光に行ったら、華厳の滝じゃなくて東武ワールドスクエアに行くことになり、「あんま興味ないけど、こういうい機会でもないと一生来ないだろう」と入ってみたら、そこに「旧帝国ホテル」の模型があり、けっこう感激した。

 話しは逸れるが、東武ワールドスクエアは思っていたよりもずっと面白かった。
 まず、建物の縮尺が全部25分の1になっているので、スカイツリーの高さや万里の長城の巨大さや、ピラミッドやベルサイユ宮殿の大きさが比較できて興味深かった。

 あと、ヨーロッパゾーンでは、荘厳な聖堂とか華麗な城に混じって、アルハンブラ宮殿が地味に混ざっていて、そこに「アルハンブラ宮殿の思い出」が流れてなければうっかり見落とすところだった。
 隣にいた役員氏に「アルハンブラ宮殿の思い出がちゃんとかかっているんですね」と話しかけたら、「これがそうなの?」とやはりその地味さ加減に驚いていたので、「外見は地味なんですけど、中庭が天国みたいなんですよー」と上から覗ける所に案内したが、あのミニチュアじゃあ行ったことない人にはわかってもらえなかったのが残念。
 でも、アルハンブラ宮殿がヨーロッパの中でも特殊な城だってことがよーくわかった。

 あと、中国の広大な庭園の植栽が盆栽で表現されていたのも感心しました。

 というわけで、期せずして東武ワールドスクエアで旧帝国ホテルのミニチュアを拝見したので「これはやっぱし本物観に行かないと」と思って、「そうだ、ついでに野球観ればいいじゃん」と気が付き、日程を調べたら、6月6日、7日が楽天戦だったので「よーし、ここだ!」

 6月は後半の日曜日にイベント出勤が入っていたので、「前半に休みとっておかないと定休が消化できないじゃん」と思っていたので、グッドタイミングでした。

 さて、「午後1時くらいに明治村着、そして、夜は名古屋ドームで野球観戦」というスケジュールにして、品川発10時くらいの新幹線に乗り、11時半くらいに名古屋に到着し、乗り換え案内に従い、名鉄線で犬山駅に着いたのが12時過ぎで、30分に1本のバスに乗ると予定通りの13時前に明治村に着いた。

 そういや、名鉄に乗っていたら、平日のそんな時間なのに若者がけっこう乗っていて、「名古屋の若者おしゃれだなあ」と思っていたら「名古屋美大前駅」とやらで全員降りて行ったので、激しく納得したのだが、東京でも武蔵美やら多摩美やらの最寄り駅ではそういうことになってるのかもしれないけど、あそこまでシンプルでは無いような気がする。

 そういや、私が大学生だった80年代後半では、新宿駅で奇抜な格好している若者は「ブンプク」と決めつけられていた。文化服装学院である。自作のコム・デ・ギャルソンみたいな服が目立っていたっけ。

 そして、犬山駅で明治村行きのバスに乗ると、どうやらそのバスは途中の住宅街も寄るようで、観光客率は半分以下だったが、リクルートスーツ着た学生さんがけっこう乗っていたので「途中に企業があるんだろうか?」と思っていたら、田んぼのあぜ道が公道になったような所で全員降りたのだが、見渡す限り、ビルも工場も無かった。
 でも、帰りのバスで、行きは後方だったので見えなかった所に工場が建っていたけど、バス停から500メートルくらい離れていたぞ。

 名鉄線沿線もバス沿線も、名古屋駅から1時間圏内だったけど、かなり郊外って感じだったが、屋根瓦の立派な家が多かったように思う。古い家が、というわけではなく、新築というか改築しても元のような立派な屋根にするような感じだった。

●明治村

 予報だと、雨時々曇りだったのだが、結果的には「曇時々晴れ」だったので、慌てて日焼け止めクリームを塗った。
 園内地図観ただけでは、どのくらいの広さかわからなかったので、とりあえず、一番奥まで歩いてみることにした。

9時に家出て13時には明治村着 pic.twitter.com/t55JFJSSdE

— のんちゃん (@limnonchang12) 2014, 6月 6

 記録代わりにツイートしていたのだが、これを書いたのは、途中の洋食屋に入った時なので、1時少し前に入村して、1時半には一番奥のゾーン(旧帝国ホテルがある)手前の洋食屋に座っていたのだから、入り口から奥までは、30分弱かかったのだろう。

 距離的にはそれほどでもないのだが、アップダウンがかなりあるので、足腰の鍛錬には素晴らしい施設であった。

 さて、お目当ての旧帝国ホテルであったが、車寄せからロビーに入った瞬間「天井低!」とびっくりした。
 「おまえんち、天井低くねえ?」っていう往年の(?)ふかわりょうのネタを思い出したくらいだ。

 部分的に天井が低いので、吹き抜けの抜け方は素晴らしいのだが、別に建築規制があったわけでもなかろうし(世田谷区のうちの近所には、4階建にするためなのか、とても天井が低い物件がたまにある)なんでなんだろう?教えて、ロイド先生!

 ボランティアガイドさんもいるようだったが、なんだか面倒だったし、「こんなんじゃ時間いくらあっても足りない」と思って、さっさと帝国ホテルを後にして、入り口に戻りながらいろいろな建物を鑑賞したが、いっぱいあるのでだんだんありがたみが薄くなってきた。

 途中で武道場があったので「もしかして、ここで悠太郎さん(「ごちそうさん」のヒロインの夫)が剣道の試合してたとか?」と思ったのだが、東京戻ってから確認したらやっぱそうでした。

 かなり堪能したのは、芝居小屋だった「戎座」
 ちょうど、ボランティアガイドが案内してくれたので、回り舞台の地下とか、楽屋なども見学できた。升席は小さかったが、あれで4人座ったらギューギューだったろう。キャパ500人くらいだったらしいが、あそこが満席だったら相当の熱気だったでしょうね。

 その戎座というか呉服座の並びにあった床屋の建物が、「ごちそうさん」で室井さんの下宿先だった。

 レンガ通りは、「ごちそうさん」ではよく出てきたが、後でオンデマンドで見直してみたのだが、撮影の角度や、セットを足したり、案内の看板外したりして工夫しているようでした。
 つーか、明治村でのロケを何日間やったのか知りませんが、ドラマの場面場面で外を歩くシーンだけを撮ってるわけで、その度に衣装もそのシーンに合わせて変えないといけないから、大変ですよね。スタッフも役者さんも。

 さて、3時になって、膝が笑うようになってきし、暑いし、4時にはバスに乗ろうかな・・・と思ったが、明治村内って電波が悪くて、ネットが重い。あー、だから、バスの時間とかはやっぱし印刷して持ってくるべきだった。

 とりあえずバスの時間調べるために、入り口に戻ると次のバスは3時半で、あと10分くらいだった。おや、犬山駅行きだけじゃなくて、名古屋駅まで行くバスも3時半にあるじゃないか?

 そっち乗ったほうが早いかなあ、と思ったが、腸の調子が悪く、さっきから「明治村トイレいっぱいあって良かった」状態だったし、ちょっと過敏性腸炎ぽい「トイレに行くと大丈夫だが、トイレが無い環境になるといきなり・・・・」って感じだったので、大事をとって、犬山行きのバスに乗った。

 犬山駅から名古屋ドームまでの経路は事前に調べていたんだけど、明治村では検索できなかったが、帰りのバス内ではやっとネットが繋がって「地下鉄乗り入れ路線」みたいのを案内されたので、その行き先の電車がちょうど来たから乗ったのだが、「あれ?行きにこんなとこ通った?」

 後でちゃんと路線図見てみたら、名古屋駅から犬山駅までの路線と、犬山駅から名古屋ドームに向かう路線は違う路線だった。
 ネットで経路検索すると、点と点が繋がって線になるけど、面がよくわからんから、やっぱし観光ガイド本くらい持ってきたほうが良かったのだが、「アイホンあるから大丈夫だろ」と舐めたことしてしまったようです。

 まあね、東京に長く住んでいる人でも、点と点との位置関係に無関心な人多いですからね。

 私は「この地図上で、現在位置はここ」ってわかってないと気持ち悪いのですが、そんなの気にしない人のほうがどうやら多いらしい。

 そんで、気持が落ち着かないまま、「平安通り」とかいう駅で、環状線な地下鉄に乗り換えると、平日のまだ5時くらいですから、「ASAO」ってユニフォームきた幼稚園児や小学校低学年の子供達がちらほら現れたので、やっと気持が落ち着きました。この浅尾ユニのチビっこたちに着いていけばいいんだ!

 名古屋ドームの最寄り駅である「名古屋ドーム矢田」駅は「名古屋ドームから遠いからヤダ」と称されていたので、どんだけ遠いのかと楽しみにしていたら・・・・・

 まあ、地下鉄駅から徒歩5分っていうのは嘘でした。
 でも、地下鉄駅の出口までが徒歩5分で、そっから5分くらいだったので、嘘ではないようだった。
 あれって最初から「地下鉄駅から徒歩10分」って書いておけばいいのにね。

 でも、東京競馬場から南武線の駅までよりは近いと思いました。

 おっと、寄り道ばかりで話しが長くなってしまったので、また気が向いたらね。ごきげんよう、さようなら。


6月5日(木)

 友人Nからは「伯母の見舞いと家事だけの生活をしている身には羨ましい」という返事が来たが伯母って急に出てきたけど誰?
 そして、立て続けに「フジロックの詳しいレポート送ってね」とか「花子とアンはまだ観てますか?」ってメールが来ていたが、そんな色々言われても困る(笑)

 その前に「フジロックなら行くよ」と書いたメールに、「そんなに観たいものもあまりないんだけど、佐野元春でも観ちゃおうかなと思ってます。前に井上陽水観たら、すごい良かったので、こういう普通だったらライブに行かない大物をついでに観られるのがフェスの面白いところ」と書いたら、「ミヤノちゃんは邦楽も好きなんだね」という返事が来たのだが、そっか、彼女の中では「邦楽」っていうくくりなんだ。

 私の中では「大物」っていう括りなんだが・・・・

 さて、どう返事書こうと少し考えて「自分の書きたいことだけ書こう」と思い、以下のような自己中なメールを送りました。

 「花子とアンはまだ観てますか?」への返事として。

 あんま面白く無いので、NHKオンデマンドに加入して、「カーネーション」観てます。「ごちそうさん」と並ぶくらい面白い。お笑い芸人の使い方が上手くて、そういうの大阪放送はさすがだなあと感心してます。こうなったら次は、やはり名作と名高い「ちりとてちん」かな?

 朝ドラ観ていたら「明治村」に行きたくなり、明日は休みとって名古屋に行くことにしました。どっちかというと本命は名古屋ドームで野球観戦なのだが(笑)
 名古屋を制したら、プロ野球本拠地制覇の野望は残すところ広島だけです。

 以上、家事手伝いの友人がこれで羨ましいと思うのかどうかは知りませんが、近況報告としては完璧です。

 というわけで、明日から名古屋遠征に行きますが、ホテルは予約したけど、新幹線も行き当たりばったりだし、野球のチケットも取ってないという行き当たりばったりです。
 そもそも名古屋は何度か通過しているけど、下車したことが無いという未踏の地なので、「名古屋ドームは最寄り駅からけっこう遠い」というのがどの程度のことなのか、楽しみです。

 でも、たぶんQVCマリンより遠いってことは無いんでしょうけど(笑)

 気が動転していたら、ドアラの耳でも買って帰ろうかな。
 私はどっちかというと「慣れない旅先で落ち着かない気分になると、何も買わなくなる」というタイプなんだが、先日の日光旅行で、自分の金使ったのって飲料水のペットボトルと部署用のお土産の菓子1500円くらいだったので、「地方経済のためにはもっと散財しないといけないだろう」と反省したので(私の財布以外のところでは、けっこう豪快に散財したのだが・・・・鰻屋でうな重3500円じゃ飽きたらず、肝焼きも追加で頼んで日本酒のつまみにしたので、昼食が一人単価5000円くらいになっていた)、明日はがっつり現金持って行くつもりなんだが、「よーし、タクシーばんばん乗っちゃる」と気合入れていても、慣れない土地でタクシーに行き先説明するもの面倒くさいし、じゃあ、なにか美味しいもんでも、と思っても一人だとついついチェーン店に入ってしまいそうである。

 そしてたいてい「せめてコンビニで地酒をいっぱい買うのだ」と意気込んで、安ホテルでテレビみながら深酒するのがせいぜいなんだよな。

 お、N嬢から返事が来ないぞ。勝ったな。(何と戦ってるのかわけわからないけど、向こうだってそうだろう)


6月4日(水)

 全くの喩え話だし喩える事案がすでに過去の物になっているが、石原都知事の下で優秀なブレーンとして働いていた人が、「もう、石原さんの下で働くのは耐えられない」と思い、大阪の橋下さんのところに「オレ、石原さんのとこ辞めるんで、こちらで雇っていただけないでしょうか?」とお願いに行った。

 橋下さんも、彼が優秀な人材であることは知っていたし、彼は大阪出身だったので、「地元に帰る」という言い訳も立つし、雇う気はあったが、「でも、それには、ちゃんと手順を踏め」と指示した。

 というわけで、彼はまず石原さんの所に言って「実は親が介護が必要な状態になりまして、自分が大阪に戻らないといけないかと・・・」と話すと、石原さんは「そういう事情なら残念だけど仕方がないな。・・・・ところで、向こうで仕事の宛てはあるのか?」と言うので「いえ、急なことだったのでまだ何も・・・」と言うと、石原さんは「同じ仕事がいいのなら、橋下の所はどうだ?なんなら、オレが頼んでやるぞ?」と仰るので「え?よろしいのですか?それなら是非お願いいたします」

 というわけで、せっかちな石原さんはその場で、携帯電話で橋下さんに電話して「こういう事情で大阪に帰るヤツがいるんだだ、あんたんとこで面倒見てもらえないか?」

 というわけで、その人は「石原さんの口利きで、大阪の橋下さんのところで働くことになった」めでたし、めでたし。

 というような話が、少し前に私の職場環境のあたりで起こって「ほー、うまくやりましたね」と感心していたのだが、最近、また似たような事案があった。

 今回は、喩えの元が「現状の5年後」みたいなことになっており、維新の会が分裂してしまった数年後の石原さんと橋下さん状態であった。
 なので、私は「石原さんにちゃんと義理を通したのだろうか?」と少し気になっていたのだが、今日になって「ちゃんとやってたよ」という話を聞くことができた。

 しかし、ちょっとヤバかったらしい。
 前回は橋下さん役の人から「石原さんには筋通したほうがいいから」と提案したのだが、今回の橋下さん役の人は前の人よりも「わかってない人」だったので(だから、決裂しちゃったんだけど)、「じゃ、オレから石原さんに言っておけばいいのね」と危うく先に石原さんに言ってしまいそうなところをその気配を察知した人に「絶対ダメです!」と体当たりでタックルされたらしい。

 今回の件では、石原さんのお目付け役みたいな人が「じゃあ、橋下さんのところでお世話になればいい」と調整していた。
 まあ、私の勝手な推測だが、そのお目付け役は今回異動になる人を煙たく思っていたけど、手の内から完全にいなくなるのも心配だったので、そういうい配慮をしたのだろう。今回は地理的条件が整ってなかったので、東京都から横浜市に異動みたいな案件だったが、「あいつ、都政は疲れちゃったみたいで、だったら市政だったらいいじゃない?」みたいな屁理屈が展開されたようだが、ともかく大事なのは「石原都知事が、横浜市長にお願いする」ってことなので、今回もちゃんとその手順は踏まれて、円満に異動することができたようだ。

 私が「なんかそれって、中国とか北朝鮮とか相手の外交手順というかプロトコルというか・・・」と呆れていたら、部長が「まあ、政治家の悪口言ってる場合じゃないよな」と素直に賛同してくれた。

 部長は時々「政治家なんて自分のことしか考えてないんだ!」とか青臭いことを叫ぶのだが、私がそのたびに「うちの会社の上層部だって・・・・」と本当のことを言うと黙ってしまうのだが、私は「世の中」を変えようとするつもりはないけど、自分が所属する組織が「なんか変?」と思ったら「ここが変です!」となんとかしたいんだけど、なかなかなんともならないので、「この程度の組織でどーにもならんのだったら、社会を変えるのなんてほんと大変だろうな」と思うんだけどな。

 よくあるのが、みんな「ブラック企業がwww」と他人事のように語るけど、私が真顔で「でも、うちの会社だってそうじゃないですか?」って言うと、誰も反論してくれなくて、シーンとなっちゃうんだけど・・・・

 いや別に、うちの会社がブラック企業だと言いたいわけでもないけど、ブラックな部分とホワイトというかメリットの部分はちゃんと認めたほうがいいと思うのだ。
 個人だって組織だって「いいところもあるし、悪いところもある」っていうのが普通なのだが、総合的に白黒つけてもなあ、って思うのだが、なんだか話しそれちゃったようだ。

 サンドイッチの中身の相談メール送ってきたN嬢から2週間ぶりくらいにメールが来た。そのお客様へのおもてなし料理の顛末の報告は一切なくて「ミヤノちゃんは今年はフジロック行くの?」と遠回しにまた私のご機嫌とりメールのようなので「フジロック行くけど?」と返事しておきました。

 きっとまた「いいなあ、私は金も無いけど体力もない。うらやましいなあ」とか返ってくるのでしょう。毎年そのやりとりするのもウザいのだが、それもフジロックの一部だと思って耐えましょう。


6月3日(火)

●死語の世界?

 マスオさんが「またムカデが出た」という話をした。マスオさんちは古い団地なので、前にも何度か室内にムカデが出たという話をしていたのだが、今回は「寝ようと思って布団に入ったら先にムカデが布団の中で寝ていた」という話しだったので、他の社員達で「ぎゃーーーーーー、絶対いやーーーーー」と絶叫した。

 やはり古い団地住まいのM嬢の家も最近ムカデが目撃されているらしい。どうやら、敷地内の雑草を除去したら、行き場を失ったムカデがウロウロしているらしいのだ。

 エビワカちゃんがマスオさんに「それ、バルサンとか、なんかしないとダメでしょう!」と強い口調で言うが、マスオさんはそれほど必死に駆除しようという雰囲気でもなかった。嫌だけど、徹底的に駆除するほどのことでもないのかもしれない。私のゴキブリに対する反応よりは嫌がってるという程度。

 丁度、今読んでいる精神科医のブログでも度々「ムカデが出た!」という話が載っていたので、「その人は、田舎の一軒家暮らしなので、駆除なんかじゃ追いつかないと思っているのか、蚊帳使ってたみたいだよ」とマスオさんにアドバイスしたら、エビワカちゃんが「かや?」って言うので、「え?蚊帳って知らない?」と言うと「カ ヤ ですよね?茅葺き屋根のカヤですか?」って言うので「えー、私んちでは赤ん坊には使っていたんだけど、今はああいうの使わないのかなあ?」と形状と用途を説明したら「ああ、そういうのは知ってますけど、あれってカヤって言うんですか」

 うーん、エビワカちゃんに一般常識が無いのか、蚊帳って死語の世界に片足突っ込んでいるのかわからないけど・・・・

 確かに、イマドキの気密性の高い住宅だと蚊帳なんて使わないよなあ。
 昭和40年代の我が家だって、赤ちゃん用の折りたたみ式の蚊帳があったくらいで、大人は使ってなかったし。

 そういや、我が家では「食卓用蚊帳」みたいなのがあったっけ。
 丁度、一人分の食事をすっぽりカバーする折りたたみ式の蚊帳みたいなのだった。
 あの当時、よく電灯にコバエみたいな小さな虫が群がって、食卓に落ちてきていたので、帰りの遅い父の食事に被せていたっけ。

 あの虫は、普段は食事中の味噌汁などに落ちて、箸先で避ける程度だったが、年に二度くらい大量発生して、そういう時を我が家では「ムシの日」と呼んでいて、どうにもならないからテーブルを電灯の下から移動させていた。

 それでも、私が物心ついて以降はその程度でよかったのだが、両親の新婚時代には、「あれ?なんでシーツが真っ黒なんだろう?」ってこともあったようだ。
 たぶん、和室に布団敷いてから、お風呂入ったり、テレビ観てたりして、「さあ、寝ようか」って頃に、布団に大量のそのムシが落下していたらしい。

 あの当時、我が家の敷地の外は道路に面した場所以外、ぐるりとススキ野原でしたからねえ。
 でも、さすがにムカデは出なかったけど、ムカデってどういう条件だと出るんでしょうね。調べるとたぶん、ムカデ画像が出てきてきそうなので怖くて調べられません。ゴキブリが兵器な私ですが、足が9本以上のものは苦手なので。

 さて、朝ドラ「花子とアン」がやっぱし面白くなくて、NHKオンデマンドで「ごちそうさん」をお浚いしていましたが、先週、とうとう見終わってしまい、「じゃあ、傑作と名高いカーネショーンでも」と観てみましたが、カーネーションの主人公は「ごちそうさん」の主人公とは違うタイプですが、「好きなものには猪突猛進」なところが似ているし、適度にギャグ要素が混じっているところが心地よくて、しばらく楽しめそうです。

 あと、「花子とアン」の主題歌が絢香の歌で、年寄りには気色悪い歌なのですが(歌詞がわかりずらいメロディーと歌い方。昭和の作詞家や作曲家が最もダメ出しするタイプ。「まぶぶしいえ がおのおくに」とか切るので、それが「眩しい笑顔の奥に」と分かりにくい)、「カーネーション」の椎名林檎の歌も似た感じだったのですが、椎名林檎のほうがイラっとしないな(笑)

 なんか絢香のほうは「これってカッコいいでしょ」って感じに思えるのだが、椎名林檎は「これってキモいでしょ」って感じでやってるように思えるのだ。

 そういや、話は飛ぶが、少し前まで朝のワイドショーを観ると徹底的にチャゲアスの歌を聴かされたが(10年後の自分に向けて解説しておくと、チャゲが覚せい剤で逮捕されました)、今さら過去のヒット曲を聞いてみると「へー、意外といい曲じゃん」と思えたのである。

 若いころ、チャゲアスなんて散々バカにしくさっていたのだが、そういうバイアスが無くなった今になって聞いてみると、「ああ、流行ったのわかるなあ」と素直に思いました。

 20年後くらいには、エグザイルの曲も「へえ、いい曲じゃん」って思えるのかもしれないね。あんなに大勢いるんだから、一人くらいはヤクでパクられそうな感じだし(笑)


6月1日(日)

●ドメスな会社

 そういやビョーキになった友人M嬢を実家付近まで送り届けたのは、前回のワールドカップ開催中だったなあ、と思い出して4年前の日記読んで「大変だったなあ」と再確認してしまいましたが、4年経っても、現状どうなってるのかよくわかないっていうのも、なんとももどかしいものです。

 まだM嬢が元気だった頃はよく、職場の愚痴を聞いてもらいましたが、ある時M嬢が、「ミヤノの会社って、ドメスな職場なんだねえ」と言ったのを思い出した。たぶん、うちの会社にはその当時、女性管理職もいなければ、産休を取った女性社員もいなければ、少し前まで「社内結婚したら女性が退職する」という不文律があったとか、そういう話をした時に「ドメスだねえ」って言われたんだと思います。

 使用用として正しいのかはわかりませんが「旧態依然とした日本企業」というか「イケてない会社」という意味だったのでしょう。

 その後、社内結婚した女性が退職することもなくなり、女性課長も誕生しましたが、そーいや、同じ人だ(笑)
 あの子には「ドメスな会社」を変革する力があったということなんでしょう。

 さて、久々にそんなことを思い出したのは、ある女子社員が退職するという第一報が入ってきたからでした。
 そして、その理由が「結婚するから」ということだったので、「わー、寿退社って久々に聞いた」と思ったのです。

 ただ、その時点では噂レベルだったので「詳細わかんないとね」と思っていたし、前にも九州が実家だった女性社員が、地元で政治家やってる幼なじみと結婚することになり退職することになったので「結婚するから辞めます」って言ってもいろいろ事情がありそうだし。

 そしたら、また噂レベルでの第二報が「結婚してアメリカに行くらしい」だったので、「ん?付き合ってた彼氏が海外赴任になったとか?」と思っていたのだが、やっと彼女の上司が労務管理担当者に説明しに来て、「アメリカ人と結婚する」ということがわかった。

 そしたら、エビワカちゃんやE嬢が「アメリカ人?外人さんと?えー、カッコいいね」と言うので、私が「外人さんって・・・・あんたら金髪の白人さんを言ってるのかもしれないけど、アジア系という可能性もあるので、外人さんイコールかっこいいって発想がダサいです」って窘めた。

 つーか、「えー、外人と結婚するんだ、カッコいー」って、ほんとドメスな感じです(泣)

 そしたら、また詳しい情報が入り、「お相手はIT企業のお偉いさんな中国系アメリカ人」ということがわかりました。
 私が「ほーら!」と胸を張ったのはもちろんだったが、でも、そのお相手の中国系アメリカ人はなかなかのイケメンさんだったので、エビワカちゃんやE嬢がそれで「かっこいーじゃん」ってキャーキャー言うのはいいんです。

 まあ、しかし大丈夫なのかね?
 その社員は、すごく美人なのだが、少し天然というか、感情が表に出なくて、私はちょっと絡みにくいタイプの人だった。
 それに英語は片言の少し上レベルらしい。
 たまに米国出張に行く彼女の上司が「お相手と会ったんだけど、あいつの英語レベルは俺くらいだった」と言っており、たぶん、海外旅行で最低限レベルなんだろう。

 さらにお相手には、10代の連れ子が二人もいるらしいので(前妻とは死別)、「うわー、それで結婚してアメリカ移住とか完全アウェーじゃん」と心配になるが、美人だけど不思議ちゃんで、なんだかアンドロイドみたいだった彼女だったが、急に「結婚してアメリカ行くので仕事辞めます」ってことは、何かがチュドーンと爆発したのかもしれないし、あのくらい他人に無関心な人のほうが、意外と上手くやれるのかもしれないけど、お人形さんのように美しく、お人形さんのように無表情な継母が来ちゃった連れ子さんは大丈夫かね?ってちょっと心配になった。

 まあ英語で話すと、ちょっと人格変わる人も多いので、そうなんだろうと期待しています。

 


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