可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

4月30日(水)

 ほお、4月も終わりですか。

 楽天は連敗が続いてますが、打線がさっぱり繋がらなくてねえ。

 どうやら元巨人のボウカーを獲得したらしいのだが「へ?ボウカー?」って思いましたです。中途半端な外人助っ人が加入してもなあ・・・・でも、去年までソフトバンクベンチのヒゲの置き物みたいだったペーニャがオリックスに移籍したら絶好調なので、なにがどう転ぶかわからないけどさ。

 と、楽天の弱さにまだ慣れていないが、そういうや去年は「はあ?なんで首位なの?」ってその強さにとうとう慣れないというか納得できないまま優勝してしまったんだっけ。


4月29日(火)

 朝ドラがやっと面白くなってきました。

 朝ドラって「学芸会みたい」と言われることが多いけど、ほんと贅沢に金を使った学芸会なんですが、その学芸会の劇中劇で「ロミオとジュリエット」をやるっていうんだから最高です。

 ずっと愚痴っていた「学校の先生のキャラが薄い」とか「同級生とのエピソードも薄い」っていうのが一挙に解決されてきました。そーそー、ちゃんとエピソードで描いてくれないとね。
 ずっとモブでしかなかった級友たちに次々とキャラが立ってきたので「だから、最初からやれ!」って文句言いつつも嬉しい好転です。

 さて、ハイジからのメールにびっくりしましたが、返事を書いたらすぐに返信があって、どうやら相談内容は想定内でしたが、とりあえず会って話さないかと提案しましたが、会えるかどうかはまだわかりません。

 そんで、N嬢からのメールは照れ隠しなのかまた活発になり「有田焼の陶器市に行きました。深川、香蘭社、白山、など見てきましたが今えもんが一番良かったです」って書いてきたけど、それって私が彼女に「オリックスの試合観てきました。鉄平がスタメンで2安打、糸井はホームラン、西がなんと無傷の5勝目でした。でも、平野さんの10セーブ目が一番うれかったです(失点してたけど)」(←ほんまもんの今日のオリックス情報)って書くようなもんだろう。

 イラっとしたので「私は連休中も普通に仕事してます。サービス業なんで祝日関係ないんで」とそっけない返事書いたら、「私も働いて自分のお金が欲しいです。独立したい」という返事が来たのだが、その理由がN嬢は食器を一式、同じ種類で揃えたいのだが、母上は色んな窯のを少しずつ欲しがるらしい。確かにノリタケの洋食器などは、定番を製造するけど、和食器の場合には1つ欠けても補充できないだろうから、母上の言い分もわかるけど・・・

 でも、フルコース用の洋食器の話じゃないんだし、「全部揃える」って言っても、母子二人で暮らしているんだから、「最初は揃えたんだけど、だんだん欠けてきてバラバラになる」っていうのと「最初から揃えないで一点ずつ買う」っていうのの数年後の結果はあまり変わらないのでは?

 で、自分に収入が無いので、自分の趣味を貫けない我が身を嘆かれても・・・・

 朝ドラで仲間由紀恵演じる蓮子様がいい味出してきましたが、我が旧友も負けてませんね。
 もしかしたらN嬢がもっと真面目に「花子とアン」を観ていたら、蓮子様を自分と重ねてしまうのではないでしょうか?
 趣味のよい豪華なお着物に、趣味のよい調度品に囲まれ、趣味の短歌を読みつつも、不本意ながら女学校に幽閉されるなんて、まさにN嬢が目指すものでしょう。今後、蓮子様がどの程度、そのモデルとなってる白蓮さんと同じような人生をドラマの中で送るのかわかりませんが、白蓮さんは九州の富豪の元に嫁いだのだが、N嬢の婚活も「たとえ相手が無教養でも、お金さえあれば」っていう気合なのかもね。


4月28日(月)

 そういう季節なのか、「心の病で実家に蟄居」らしい(正確にはどういう生活しているのかよくわからんが)友人からのメールが活発になってきた。

 しかし、やっぱりちょっと変である。
 関西在住の友人M嬢(まー君オタ)が「マー君初勝利だ!」ってメールは初勝利から5日後だったし、その後、私が「紀藤さん発見!」とツイッターで拾った、元楽天投手コーチだった紀藤真琴が地方の企業に拾われたらしく、野球塾開いたお知らせのページを教えたのだが、(パーソナル電電株式会社−紀藤塾)、そのキャッチコピーが「マー君と岩隈を育てた伝説のコーチ」っていうのは盛りすぎで笑えるのだが、それよりも、そのページの下のほうに「当社にはこんな社員もいます」って一場が紹介されていたので、「ど、どういう繋がりよ????」と大爆笑したので、M嬢には「下の方に、意外な大物が出ています」ってメールしたのだが、返事が「意外な大物って誰だかわからなかった」でした。

 うーん、これ見落とすもんかね?
 パソコンじゃないと見づらいのかもしれないからなんとも言えないけど・・・・

 まあ、M嬢の方は、ずっとこんなですけど、ちょっと心配なのは九州在住のN嬢(元テクノ仲間)である。

 「婚活始めたのですが、こちらだと独身男性が少ないので、いい人いたら紹介してください」って、N嬢よりも数歳年上の独身の私に冗談でも書くか?

 春前にメール来た時に「田舎だから娯楽が少ない」とか書いてきたので、「私は今、朝ドラに夢中です」と書いたら、私と話をあわせるために観てみたらしく「お着物は素敵ですね」とか返事が来たが、それで少し朝ドラに興味持ったのか私にメールする口実になっているのか、「花子とアン」が始まったら、「やはりお着物がいいですね」とかメールが活発になったと思ったら、いきなり婚活ですと?

 彼女の正確な年齢は忘れたが、3つくらい下なだけだと思うので、40代なことは確かだと思うから、それで婚活って難しいだろうが、何か環境の変化があったのだろうか?
 実家の母の元で(お父様は20年前くらいにお亡くなりになっている)、20年くらい家事手伝いしていたはずなのに、今さらお母様だってそんな娘を嫁に出そうとは思わないだろうけど、自分の健康状態が良くないので引受先を探しているんだろうか?

 なので、婚活のことは無視して朝ドラの話題だけ返事していたのだが、やたら「婚活なかなか上手くいかない」とアピールしてくるので、とうとう「婚活って具体的に何やってるの?相談所に入会とか?」ってメールしたら、あれだけ毎日2通くらい来ていたメールがピタっと止まったので「触れちゃいけなかったのかしら?」と思っていたら、2日間空けてメールが来て、「顔の広い知人にお願いしている」とか「やっと一人候補が上がったのだが、サラリーマン退職して家業を継ぐ人のようだけど、自分は専業主婦くらいしかできないので、家業の手伝いは無理だし、同じ九州内だけどけっこう遠いし、行ったことのない土地だし」とか、気合の入った細々したメールだったが、細々としているわりには候補者の年齢などの重要スペックには触れていないので、なんとも返事を書きにくい。

 そもそもN嬢が私に何を求めて頻繁にメールしてくるのかが、さっぱりわからないので、気を使う必要もないのだが、私としてはズバっと「婚活するよりも、家事に自信があるのなら、住込み家政婦の仕事でも探したほうがいいのでは?」って言いたいのですが、そんな本当のことを言ってあげられるほどN嬢に思い入れがないので、「九州は新幹線通ったから前よりも便利になったのかと思ってましたが、それなりに広いので移動には時間かかることもあるのでしょうね」と無難な返事を返した。

 実際、そのメールを送った後に、ルート検索してみたら、N嬢の住む街は新幹線の最寄り駅まで1時間半かかり、そこから新幹線で1時間半でお見合い相手が住む街に着くので、合計3時間かかり、N嬢が嘆くように「うちからだったら、関東の方が近く感じる」っていうのは誇張ではありませんでした。

 そして、今日になって「蓮子様のお着物すてき。さすが華族」って朝ドラのお着物話題のメールが来たので、「これで、婚活の話はなかったことにしてもいいんだよな?」って思ったが、ほんと、わけわかりません。あ、でも「婚活で忙しかったのでしばらく朝ドラ観ていなかったのですが、久々に観たら、お着物が素敵でした」って書いてあったので、婚活はやっぱり外せないようですが、本気なんですかね?


 さて、友人からの生暖かい初夏の陽気を感じるメールを適当にあしらっていたら、超久々にハイジが登場してきた!

 先週くらいに、部長が「遅くまで残業していたら、ハイジから電話があった」と言っていました。
 部長が電話に出るとガチャ切りされていたので「こんな遅くになんなんだ?」と思っていたら、同僚M嬢が電話をとったらハイジだとわかったそうです。

 用件は「携帯電話を水没させてしまい、マスオの電話番号がわからなくなった」ということだったらしいので、部長がマスオさんに「一応、本人に確認とらないと思ってその場では教えなかったんだけど、今度かかってきたら教えてもいい?」と確認したら、マスオさんは苦笑しながら「いいですよ」と言っていた。

 「いいですよ?」じゃなくて、マスオさんからハイジに電話してやればいいじゃんって思ったが、ハイジはマスオさんのことが大好きだったが、マスオさんはそうでもないんだよね。しくしく。

 それから数日後に、マスオさんのいる時間にハイジから電話があり、メアドの確認していたから、「ああ、よかったね」と思っていたんだけど、そしたら今日になったら、私の社用メアドにハイジからメールが!!!!

 会社のドメインに私の名前を付け足して試しに送ってみたようだ。
 「このメールがミヤノさんに届くかわからないけど、届いたら返事ください。他の社員にはこのことを言わないでください」って怪しい文言が並んでいたが、なにをしたいんだ?

 とりあえず、「なんの用かしら?」って返事しておいたけど、ハイジのメアドはGメールだったし、怪しすぎる。

 結婚して子供もいるらしいと、前にマスオさんから漏れ聞いたが、今さらどうしたんだろう?

 ハイジも頭のネジずれてしまったんじゃなかいと心配になる。そういう要素持ってる子だったし。
 頭が良く、プライドも高いが、家庭環境がイマイチで、地方から東京に出てきたが、イマイチ順調に行かなくて、ていうのは、M嬢もN嬢もそうだったけど、ハイジもそうなのだ。

 というわけで、ドラマの展開よりもちょっとだけワクワクしています。(この好奇心が私の一番の欠点なのかもしれない)


4月26日(土)

●少年の心

 一人でポツネンと仕事していたのだが、ちょっと複雑なデータ移行に挑戦していて、1時間くらいあれこれイジってからエイヤって読み込ませたら、ああああ、間違っていた!!!
 違う所に違う数字を上書きしてしまい「あー、どこから遡って修正すれば・・・」と涙目になりながらも(実際、目がしょぼしょぼしていたので)昼食とってエネルギーチャージしようとしたが、吉野家でカレーを買ってきたんだけど、うっかり「カレー」と注文してしまったので、「牛カレー」にするのを忘れてしまった。

 肉なしカレーにがっかりしつつも、お腹いっぱいになったので、午後またチャレンジしてみたら、やっと出来ました!
 元々、あまり操作しない作業だったのだが、新システムになって初めてやるから、設定に戸惑ったけど、コツは掴んだから次からはもっと優雅にできることでしょう。

 さて、やっと集中が必要な仕事が終わって、ほっと一息ついていたら、上司が出先から帰ってきた。
 社用車で出掛けていたので「今日は行楽客で道が混んでいた」と言うので、「このお天気ですし、連休初日ですからね」なんて相槌打っていたら、「車の中で聴いてたラジオで、1円玉と5円玉が意外と高かったんだよ」と言い出すので「高いって、どういう意味ですか?」って聞いたら、「1円玉なのに300円になるんだよ!」って、ああ「稀少コイン」のことか・・・・

 そして、どうやら本気らしく、会社の小口現金の小銭を確認してもいいかと言うので、「どーぞ?」と渡したんだけど、50枚に1枚見つかるような確率じゃあ、稀少扱いにならないでしょう。

 そしたら部長が「家のあちこちから貯金箱が出てきたんだけど、この間、全部集めてみたら、こんくらいの(両手をいっぱい広げて)袋いっぱいになったんだけど、それが全部1円玉や5円玉だったから、あんだけあっても大した金額にはならないと思っていたけど、あれを銀行に持って行く前にちゃんと貴重なのが無いか探さないとなあ」と言うので、「それをやるのにどのくらいの時間かかるかわかりませんが、もし30分かけて300円の価値がある1円玉が発見されたとしても、最低賃金に届きませんがwww」と嫌味な正論を言ったのだが、そしたら「でも、だって300倍だよ?」

 私だったら、千倍でもやらないけどなあ。
 1万倍だったら、考えるけど。

 さらに「じゃあ、これから毎日、小口の小銭を確認しようかな」とか言うので、「だから、そんな労力かけても、タバコも買えないような金額じゃないですか?」って言うと、「でも、中には700円になるようなのもあるんだよ?」って真面目な顔して言うのですが・・・・

 夢とロマンはわかるけど、小学生ですか、あんたは?

 私が「まるでギザ10(ギザギザのある10円玉)集めてる子供みたい」と笑い飛ばしたら、「ギザ10は、引き取らないので持ってこないでくださいってラジオで言っていた」と得意げでした。

 しかし、部長が「1円玉が300円の価値!300倍だ!」と騒ぐので思い出したが、前にジャンボ宝くじの当選金額が倍に引きあげられた時、「それよりも当選本数を倍にしたほうが、当たる確率も倍になるじゃないか!」と仰るので、「へー、そう思うんだ」と思ったが、私は「一生当たらないような確率」が倍になっても、当たる確率が増えた気持にならないのだが、数字って人によって捉え方が違うんですね。

 そういや震災の原発事故の時も、「都内の放射線量が10倍になった!」とか騒いでいる人がいたけど、元々の数値がごく微量だったので、割合で考えるのはちょっと違うんじゃないかと思いましたが、「宝くじに当たる確率が2倍」って考え方する人がいるんだから、数字の与える印象って不思議です。

 消費税増税の時に「まとめ買いすべきかどうか?」がよくテレビでやってましたが、消費アドバイザーみたいな人が揃って「トイレットペーパーは単価が元々低いので、1年分まとめ買いしても効果は微々たるもの」と言っていて、それはそのとおりだけど、変なものまとめ買いするよりは、置き場さえあれば、腐るもんでもないし、絶対に使うものだから、「増税前のまとめ買い心」を満たすにはいいと思った。

 で、大事なのは「自分が努力したおかげで得をした」ってことで、増税前にせっせと日用品を買いだめして「これで、いくらか得をした」って思えるのならそれでいいけど、反動で「損をした!」ってことにもなるので、「損をしたかも?」ってことはなるべく思いつかないようにするのが「ラクに生きる」コツなのかもしれない。

 初夏の陽気になってきたら、また心を病んだ友人達から微妙なメールが活発になってきたので、心の安定について、ちょっと考えてしまうのでした。ごきげんよう、さようなら。(←なんだかんだ文句言いつつも朝ドラに感化され中。来週はロミジュリの学芸会やるらしいので、乞うご期待)

 あ、今日も楽天はオリックスにボロ負けしましたが、楽天の勝敗は別に私の損得とは連動していないので。
 でも部長がたまたま昨日の金子千尋の完璧な投球を観てしまったらしく「そんな投手知らなかったけど、すごい投手だね」と絶賛するので「ええ、パ・リーグファンの中では有名ですよ。楽天は金子千尋にやられてばっかりですよ。でも、昨日は金子が凄かったっていうよりも、オリが10点くらい上げていたので、そりゃ、一発浴びても全然オッケーだったので金子も伸び伸び投げられたでしょうよ。去年、まー君がズバ抜けちゃったので話題にもなりませんでしたが、金子は沢村賞選考基準に達していたのですよ、ダルやマー以来に」と、「私のほうが部長の1万倍くらい金子千尋を知ってます」な話を披露しました。

 もう、こうなったらオリックスには優勝してもらわないとな。

 ここ数年、交流戦で神宮の「ヤクルト×オリックス」は地味すぎるカードなのが気に入っていて、けっこう観に行ってるんだけど、すでに投壊しているヤクルトと今んとこ打撃絶好調のオリックスが対戦すると、すごいことになりそうです。


4月25日(金)

 今日の朝ドラの感想。
 「家族のために頑張ってます」とか「家族が私の支えです」ってセリフって、字面としては平凡だが、実際に言葉にすることってほとんど無いでしょう。

 少なくとも私は、そんな言い回しを現実に聞いたことがない。
 ただ、他人に対して「いいご家族なんですね」とか言うことはあるけど。

 えーと、今日は楽天というかエース則本がボコボコにされて大敗したようですが、昨日、プロ初勝利を上げた、2年目のドラ1森投手がヒーローインタビューで「初勝利のボールはどうしますか?」って聞かれて「一人で頑張って自分を育ててくれた母親に」と言っていたので「母子家庭なんだ(涙)」とニコ生で盛り上がっていましたが、ああいう時、「両親に」とか言う選手多いけど、「この勝利は家族に捧げます」なんて言う選手はいないと思う。

 「両親や嫁さんにも心配されていたし、応援してくれていたので」とか選手が言ってから、インタビュアーが「ご家族の支えが力になっていたのですね」なんて言い直すのならよくあるが。

 似たような違和感に「我々はテロリストだ!」ってセリフがあって、人気ドラマだった「SP」でテロ集団のボスがそう宣言したのでどん引きしたのだが、この間の「最後の警官」でも、やっぱしテロ集団が「我々はテロリストだ!」って言っていたので、「綾野剛とオダギリジョー見たさで我慢して観ている私にこの仕打」と白目剥いてしまいました。

 もしかしたら銀行強盗は「我々は銀行強盗だ」と言うのかもしれませんが、「我々はテロリストだ!」って絶対にありえないセリフだと思うのですが・・・・・「我々は宇宙人だ」もそうですが・・・・・「我々は宇宙人だ」っていうのは陳腐な定番ギャグとして定着しているからいいのですが、「我々はテロリストだ!」っていうのは、ギャグじゃない意味でよく使用されているので、違和感ありまくりです。

 で「あの人は家族思いだ」というのと「あの人達はテロリストだ」というのはわかりますが、「私は家族を大切にしている」というのと「我々はテロリストだ」っていうのは、ありえないセリフだと思うのです。

 ただ、ドラマの中でそういうセリフがあると、わかりやすいので、そういのが「丁寧なドラマ」って言われるのかもしれないけど、「家族思い」だとか「テロリストなのか?」って判断は視聴者に投げてほしんだけどな。

 「花子とアン」でも、お父ちゃんの行き過ぎた情熱に「これ、今の世の中だったらモラハラ夫じゃね?」と思ってる人も散見されますが、脚本家や演出家がそれを狙ってやってるのなら凄いですが、どうも普通に「いい人」だと思ってやってるフシがあるので、なんとも言えませんが、今日の放送でも、女工に出た妹が「寝るだけが楽しみ」という辛い心境をハガキに書いてきたので「家族を犠牲にしてこの学校にいるのに、このまま退学になってたまるか!」ってやっと主人公が葉山様に直談判に行きましたが、やっぱちょっと動機が緩いよなあ。

 そんで、やっと葉山様が動いて「私がハナさんにぶどう酒飲ませました」って告白したら、先生たちが「えええ?」って????
 そんなん、とっくにわかっていたはずでしょ?

 つーか、ハナの弁明信じてなかったんですか?って意味で、がっかりしたのですが・・・・うーん、ごちそうさんとは違う突っ込みどころ満載というか、ほんと「ごちそうさん」は「はーい、ここ突っ込む所です」というのがわかりやすかったが「花子とアン」は変に真面目なので、どこイジっていいのか困ります。
4月24日(木)

 昨日は「花子とアン」の教師たちのキャラ設定が今のところ薄すぎる、と愚痴ったのですが、やっと浅田美代子演じる寮母さんが「自分の家はご維新で父が亡くなり、自分が家計を支えるために師範の資格をとった」という経歴を披露してくれて、だから貧農から給費生として頑張っている主人公に自分の昔の姿を重ねているという話もしてくれて「やっとかよ・・・」と思いました。

 だって、主人公が東京の名門女学校に入学してから、5年も経ってるんですよ?
 そして、退学騒動はもう3回目なんですよ?

 つーか、主人公の父親が都合よく登場して(まだ偶然居合わせたほうがよかったくらい)、校長先生に土下座していたのですが、それを観た葉山様が複雑な表情になっていたら、今日は葉山様の兄上の葉山伯爵が登場して、「妹が不祥事起こしてすいませんが、寄付しますからヨロシク」って態度で、訳ありの妹を厄介払いしたいらしいが、この展開だと、まるで葉山様のほうがヒロインじゃないですか?

 つーかモデルとなった人物の家は名家ではあったが、金に困っていたので、金持ちの家に嫁に出したみたいだったんだけど・・・・まあ、花子のモデルの村岡花子の実家も甲府の貧農だったのかもしれないけど、野心のある父親が娘の教育のために東京に引っ越していたらしいので、史実に忠実じゃなくてもいいんだけど白蓮さんは有名すぎるからなあ。

 さて、土曜日が当番出勤だったので、今日休みをとったのですが「暖かくなってきたから、外で野球観たいなあ」と調べたら、ジャイアンツ球場で楽天戦やっていたので、久々にジャイアンツ球場に行ってみました。
 今年の初観戦です。

 しかし、このところの運動不足と着実な中年太りによって、あの坂が超キツかったです。
 坂の歩道には「2009年当時の巨人選手やコーチの手形」が埋め込まれているのですが、なにせ頂上のゴール地点が「0 木村拓哉」ですでに故人なのは別格として、「あー、小笠原も谷もいないんだよなあ」って感慨深かった。ほんと、5年も経過すると、残ってる選手の方が圧倒的に少ないですよね。

 試合は1時開始だったのですが、頑張って12時前に着いたので楽天の打撃練習も観ることができました。草野さんが打撃コーチになったんだよね。 
 島内とか阿部とか、去年けっこう1軍で活躍した選手もいたけど、「誰?」って選手も多いので、選手名鑑片手にキョロキョロしてました。

 しかし、晴天でほぼ無風だったので暑かったです。
 このくらいでデーゲーム観戦は限界ですね。
 でも、たまに曇るとスーっと涼しくなって寒さも感じたくらいなので、曇だったら5月中だったら大丈夫かなあ。

●イースタンリーグ 巨人×楽天@ジャイアンツ球場

 平日だったけど、けっこうお客さん入ってました。
 パスポート会員になってる老人が多いみたい。老夫婦多し。お天気いいから「どっか行こうか」って感じなんでしょう。

 先発投手は、巨人が今村。この間、1軍でも登板してたっけ。
 楽天は濱矢。ルーキーです。
 ギャルがキャーキャー言って喜んでいたけど、たしかになかなかのイケメン君でした。

 で、試合は楽天が負けましたが、今日一番ツボだったのは、選手の背番号の変更だったな。

 巨人の大田が44番だったのには驚いた。
 そーいや、とうとう55番剥奪ってスポーツ紙に載っていたけど、55番を44番にするって・・・・・
 なんだかとても切ない背番号変更でした。

 そして楽天のスタメンコールで「レフト ナカジマ」と言うので「ナカジマって誰?」と思ったのですが、「背番号52」と言うので、そういう選手が入ったのかと調べてみたら、「なんだ、やっぱしシャーパーじゃん」

 楽天の中島は「ナカシマ」なのですが、本拠地以外のウグイス嬢はそういうとこわりと無頓着ですね。
 で、中島は去年まで背番号8だったはずなのですが、ルーキーの内田に奪われてしまったのか譲ったのかわからないけど、とにかく52番という平凡は背番号になっていました。

 あと、阿部が9からゼロゼロになっていたのも不思議な変更だった。
 00は森谷→中村マメと「おバカ枠」の番号だったので・・・・

 そして、試合中ブルペンを眺めていたら「そっか、ルーキー左腕が1軍に上がったが、長谷部と入れ替えだったか」と気がついた。
 そして、長谷部の背番号が17になっていることに気が付いた。
 17はラズナーの番号だったから、あえて、引き継いだのだろうか?

 しかし、こっちはただでさえ数字を覚えるのが苦手なので、コロコロと背番号変えられると困るのだが・・・・

 さて、試合の方は、濱矢も今村も球数が多く、試合進行が遅かったが、楽天の投手が濱矢から「オレの高堀」に変わったので、「きゃー、高堀くーん」と心の中で黄色声援を送ったのだが、ボコボコに打たれてました。

 高堀はルーキー時代から注目している投手なんだが、やっと一昨年頭角を現してきたが、イマイチ1軍に定着できないでいる。
 でも、ルーキー時代に私が目をつけたのは「打たれっぷりがいい」という理由からだった。
 技巧派じゃないので、少し高く浮くと打撃練習のように打たれるのだが、実にキレイなヒットを打たれるのである。
 そして連打されても、逃げずに投げて、また連打される高堀に見惚れてしまい、「この子はもしかしたら大物になるかも」と期待を寄せていたのだが、あれから4年・・・・何も変わってないのが嬉しいやら悲しいやらである。

 ただ、たまに調子がいいと、気持のいい強気の投球するんだけどなあ・・・・まあ、横浜あたりに大勢いるタイプなのかもしれないけど・・・・

 そして、高堀の次に長谷部先輩が出てきたが、こちらもボコボコに打たれていた。

 一番ビシっと抑えていたのは、ルーキーの横山で、そっかこの子が浪江町出身の子かあ、と思ったけど、早稲田出身だったんですね。
 楽天は最近、東北出身者を意識的に集めているようなので、そういう選手には是非出世してほしいなあ。特に被災地銘柄にはね。

 今回の2軍戦鑑賞での一番の収穫は、高卒2年目捕手の下妻君がかわゆかったことでした(笑)
 小関と伊志嶺が上に行ってしまったので、2軍でマスク被っているのは、小山と下妻だけのようだ。ウグイス嬢には「しもづま」とコールされていたが、ユニフォームの背中は「SHIMOSTUMA」になっており、長ったらしいね。

 その下妻君は身長186センチの大型捕手で、頭小さくて、見栄えしてしていた。
 そして、顔がちょっとポヤっとしたベビーフェイスで、雰囲気的にはハムの大谷くんみたいな「私の心の中に棲むガチホモ」と「母性本能」がちょっとフルフルと反応してしまいました。

 楽天はイケメン若手捕手だった岡島を完全に外野手にコンバートしてしまったようですが、嶋の故障で1軍に上がった小関がけっこう結果残したので、「次の正捕手候補」の育成に成功したと思うが、小関はほんと、カッコいい子だったし、顔もいいのだが、所作が美しくて2軍でもお気に入りだったので、「そのうち、西田がショートで、小関が捕手だと、顔面偏差値高いチームになる」と期待が高まっておりましたが、去年、私のお気に入りだったマー君と同期の捕手だった山本くんがクビになってしまったので、がっかりしていたのだが、にゃるほど、山本君以上に見栄えするのが入っていたんですね。

 私、なんとなく、嶋はずっと楽天にいないような予感がしているのであります。
 FAかトレードで他の球団に移籍してしまうという何の根拠もない予感がずっとしているので、後継者が誰になるのか気になるのでした。

 あと、今日の試合の感想としては、試合前に元楽天の井野と横川が楽天の選手やコーチ達と楽しそうに会話していたので複雑な心境になりました。井野は去年少しだけ1軍入りしていたけど、横川とか存在を忘れそうになっていたよ。


4月23日(水)

 観る癖がついてしまったので、ついつい観てしまう朝ドラ「花子とアン」ですが、今週からいよいよ仲間由紀恵演じる白蓮がモデルの蓮子様が登場したので、やっと光が射したように面白くなってきたのですが、今日は飲酒で退学処分になるか?って展開で、また花の父が都合よく登場してがっかりでした。

 うーん、イマイチ乗れないなあ。

 ツイッターでの感想を読んでみると、「面白くないわけじゃないんだけど、なんかなあ?」と愚痴っている人が多いので、私と同じフラストレーション感じている人はけっこういらっしゃるようです。

 今のところの不満点としては・・・

●花が何をしたいのかがよくわからない

 英語は好きみたいだが、分不相応な女学校にいるのは「父の望み」であって、楽しそうに学問に没頭する描写があまりない。子役時代は「本が大好き」って設定があったけど、少女時代(現在16歳の設定)はもっとその設定を膨らませたほうがいいと思うのだが、全く無いわけではないけど、花が英文学に夢中になるシーンがもっとあったほうがいいと思う。

●学校の先生達のキャラ描写が希薄

 カナダ人の校長先生はロッテンマイヤーさんみたいな一発キャラでいいけど、でも前作「ごちそうさん」の竹元教授を思い出してしまうので、もう少しツンデレにしてもいいと思うし、その他のカナダ人教師はほぼ置物というか「カナダ人が経営する女学校」のセットの一部になってしまっている。
 校長先生以外で役名がわかっているスコット先生とは、英作文の宿題でスコット先生がゴミ箱に捨てた書きかけの恋文(故郷に残してきた恋人宛て?日本に行くということは恋人とはお別れしたのだと思うが)を丸写ししてしまった事件があったので、もう少し膨らませてもいいのではないか。
 スコット先生は夜中に歌を歌っており、その歌を花は覚えてしまうのだが、なぜその歌が花の心を打ったかを脳内補完すると、スコット先生も花と同じに、故郷を離れているからで、「先生だって家族に会いたいんだ」ってエピソードがあったら良かったのに。

 そして、今んとこ、ともさかりえ演じる厳しい教師は地味に厳しいだけで、その裏にどんな感情があるのかイマイチわからないし、寮母役に浅田美代子がキャスティングされていたので、「この人が寮生活での母親役なんだろうな」って思っていたのだが、今のところ特にこれといったエピソードもない。

●甲府の家族が出過ぎ

 私としては、もっと女学校生活を掘り下げてほしいのだが、どうやら「貧農の甲府の実家」が重要なようで、頻繁に出てくるんだけど、特に大きな動きもなく(妹は女工に出たが)退屈なんだけど、ヤフーの感想では「家族愛が感じられて、ごちそうさんに比べると、やはり丁寧なドラマです」とか書いてあったので、「ほー、こういう退屈なのが丁寧って言うのか?」って思った。
 そういや、「ごちそうさん」は主人公が東京から大阪に嫁いでから、ほとんど東京の実家のメンツは登場しなかったので「なんで実家の描写が無いんだ!雑なドラマだ!」って批判する人が多かったけど、頻繁に実家との手紙のやりとりのシーンがあって「花はがんばってるんだねえ」なんていうシーンがあるのが「丁寧」なんだろうか?

 えーと、文句書き出すとキリがないけど、花の友達である醍醐さんも、なんだかそっけないけど、今日は退学処分になりそうな花をなんとかしようとするが、親友って感じでもないので、とってつけたような感じがしてしまう。

 まだ4週目だから導入部なんだろうけど、「あまちゃん」だったら今頃、海女修行に邁進していただろうし、「ごちそうさん」は悠太郎にお弁当作ってる頃なので、「花とアン」のスロースターターぶりに逆に驚きますが「つまらないといいつつ文句いいながら観ている」という気持はなんとなくわかってきた。

 今日だってさ・・・・酔っ払って寮の中庭で大騒ぎする花を級友たちが廊下から「花さん、どうされたのかしら?」って戸惑っていたが、誰もとっさに助けに行かないし。「ごちそうさん」の桜子様だったら、ダッシュで駆け寄って捕獲して、部屋の布団に押し込むと思うんだけどなあ、それでも先生に見つかっちゃってっていう描写が欲しかった。

 とダメ出しばかりしてますが、ハリセンボン春菜の「かをる子様」はもっと出てほしいと思うし、美輪明宏のナレーションのツッコミもけっこう好きです。
 ちょっとナレーションの説明が多すぎとは思うが、それは「ごちそうさん」が極端にナレーションの説明減らしたのに慣れてしまったからなのかもしれない。

 ちなみに、うちの母は「あのナレーションなんなの?」と違和感ありまくりのようです。美輪明宏は世代によって受け取られ方が違うのかもね。60代の人にとってはイロモノ感が強いのかも。まあ、40代の私にしてもイロモノですが、リスペクトすべきイロモノって感じですかねえ?そういや母はタモリのことも好きではないよな。

 さて、暇だから(楽天は今日も西武と同点になってるし)、2ちゃんの感想も読んでみたが、「うーん、やっぱちょっとな」って雰囲気でした。
 「ごちそうさん」は意図的に突っ込みどころを用意していたけど、「花子とアン」はそういう雰囲気でもないので、「まあ山梨ロケはキレイだよね」くらいしか褒めるところないし、そういや実家でうちの母が「よくあんな農家探してきたわよね」って言うから「あれ、美術スタッフがわざわざ建てたんだよ」って教えたら「ええええええええ?」ってえらく驚いてました。

 でも、「ごちそうさん」は全然観てなかったうちの母が、「花子とアン」もあまり観てないけど一応録画はしているようなので、なるほどやっぱり王道の香りがするのかしらね?

 それにしても、やっぱし「花子とアン」を観ていると、「ごちそうさん」がいかに型破りに面白かったかを思い出してしまい、また最初から観てみたくなりました。オンデマンドか、DVDですかね?

4月21日(月)

 週末は久々に実家に帰った。(正月以来?)
 BSでやっていた「ごちそうさん」のスピンオフを観たかったので(笑)

 そしたら、たまたま甥っ子も泊まりに来ていた。
 たまたまっていうか、しょっちゅう妹(甥っ子の母親)に旦那(甥っ子の父親)と供に追い出されて、実家に逃げこんでるらしいのだが。
 妹は旦那が仕事が忙しくて平日は育児や家事の手伝いできないのはしょうがないとしても、仕事以外でも飲み歩いたり、バンドやったり演劇やったりしているのが面白くないので、休日になると「ゆっくり家事したいから、子供つれてどっか遊びに行って!」と追い出すようなのだが、旦那だって疲れているから、公園で遊んでいても半日も持たないから、タクシー乗って妻の実家に逃げ込み、ジジババに孫の面倒観てもらう間、昼寝しているらしい。

 で、土曜日の夕方、私が到着すると、やっぱし旦那は居間の続きの和室でゴーゴーと昼寝してました。
 じゃあ、私が甥っ子Tちゃんと遊んであげようとしたが、おや、目が泳いでるぞ?私が誰だかわかってないので、人見知りしているらしい。

 しかし、母(私の母、Tちゃんの祖母)は台所で夕飯の支度をしていたので、T君は一人でテレビを観ていたので、私の素性を怪しみつつも、「Tちゃんね、電車で遊ぶの!」って旦那がガーガー寝てる布団の横に散らかっているプラレールまに私を誘うと、「これが、ノゾミでね、これがハヤテ!」と新幹線の名前をベラベラしゃべりはじめた。

 あー、前回、正月に会った時にはまだ宇宙語だったのに・・・・宇宙語時代終わってしまったのか・・・・男の子なのに早いなあ・・・と、ベラベラ喋る甥っ子に一瞬だけがっかりしたのだが、しばらく話をしていたら、どうやら私の言うことを鸚鵡返しするので、電車の名前や駅名などの名詞以外はまだおぼつかないようだし、宇宙語と地球語の間というか、「なんでも単語吸収期」のようだった。

 これは・・・・発言に注意しないと、妹に「おねーちゃんが変な言葉教えた」と叱られちゃう?

 だったら、なるべく高尚な単語を発しようと、たとえばT君が電車の模型を飛行機みたいにビューンと飛行させる動作をしたので「電車は飛ばないよ」と指摘すると、「電車、飛ぶよ!」と動詞の活用は習得しつつあるようだったが、それは置いておいて、「まあ、飛ぶ電車もあるけど・・・銀河鉄道とか」って私が言うと「ぎんがてちゅどー」とリピート・アフター・ミーしてくれたので、「銀河鉄道って知ってるの?」って言うと「知ってる!」って言うから、「じゃあ、カンパネルラって知ってる?」っていうと「かんぱねーら!」って言うし、「じゃあ、ジョバンニは?」っていうと「じょばんに!」って、わー、こだま状態おもしれー

 一番おもしろかったのは、T君がプラレールの電車の車両を組み合わせて、菱型を作るので、「それは菱型だね」と言うと「ひしがたー!」って返ってくるから、「じゃあ、これは三角形」「さんかっけー!」って、ネット用語の「◯◯さんかっけー!」みたいだったが、私が五角形を作って「ちゃららちゃっちゃらー♪(ドラえもんのジングル)ペンタゴーン!」とやったら、マジ受けて、「ぺんたごーん!」と言ったあとに、キーキー奇声をあげて喜んでいたので、次に六角形作って「ヘキサゴーン!」ってやったら、さらにコウモリの宴会みたいにキーキーと超音波で喜んでいた。

 面白いから、ずっと「ペンタゴーンでペッタンコ!ヘキサゴーンでゴッツンコ!」とか意味不明な呪文を叫んでいました。

 あと、二両編成の電車を3つ組み合わせて、「三ツ矢サイダー!!!」っていうのもウケました。

 この年代の子供は執拗なリピートを好むので、一度ウケたら、後は延々と同じネタを繰り返せばいいのでけっこうラクです。もう、「箸が転がっても」な女子中高生でもここまで転がらないだろうってくらい奇声あげながら身をよじってウケてくれるので、芸人魂が満喫できます。

 きっと次に会うころには普通に会話できるのかもしれないけど、そのくらいの幼児との会話もけっこう好きなので楽しみです。

 今回は、妹がインフルエンザの疑いがあったので、甥っ子と旦那も実家に宿泊していたので、日曜日もずっと甥っ子と遊んでいたのだが、帰り際に母から「子守料」として5千円のチップを頂いてしまいました。

 いや、ほんとはもっと両親と遊んであげたかったんだけど・・・・
 T君が寝た後に、両親の旅行の写真観て、お土産話聞いて程度で・・・

 その旅行の写真観た後に「写真が膨大な数になったから、整理しようとしてるんだけど、上手にできなくて」って相談されたが、「写真の整理は人類共通の悩みです。断捨離ブームと同じです」って言うのが精一杯だった。私だってもう、どうしようもなくて放置してるんだし。

 ただ、母はピント合ってない写真とか、連写してて同じような写真などを地道に削除していて、私が見てる前でも「あら、これとこれ同じだけど、どっち残したらいいかしら」なんてやってるのを眺めていて、そのパソコンに入っている過去10年くらいの写真をざっと見せられたのだが、写真の整理がどーのこーのよりも、たまに自分が写っているのが出てくると「うわ、10年前の私、今よりずっと痩せてて、キレイじゃん?」って、あくまでも当社比ではあるが、30代の自分の美しさにびっくりしました。

 それは自分だけじゃなくて、10年前の母の姿も今に比べるとピチピチしていたので、「あー、年取るってこういうことなんだなあ」ってしみじみしてしまった。

 会うたびに眩しく成長している甥っ子や姪っ子達と対照的に、こっちはだんだん劣化してくばかりで哀しくなってきますが、でも、父も母もいい感じに枯れてきたので、特になぜかハゲない父親の白髪のフサフサ具合は年々美しさを増しているように思えるし、母はずっと白髪を染めていたが、面倒くさくなったのか、生え際から半分真っ白で、毛先が粗末な茶色になっていたけど、頬もこけてきたので「なんか、ジェシカ・タンディがそんな髪型で役作りしたこともあったじゃん?」って感じになっており、それを指摘するかどうか迷ったんですが、T君の相手でそれどころではなかったので、次回、ゆっくり両親と話ができる機会に「白髪頭もけっこういいじゃん」って率直な感想を述べたいと思います。

 それにしても、たまに実家に帰ると、父は「土曜日は小学校の同窓会で、日曜日は高校の同窓会」と忙しそうだったし、実家の和室でずっとトドのように昼寝している娘婿や、着々と立派な鉄ちゃんに育っている孫と、アラフィフで独身の長女が孫とキーキー遊んでいる中、いい加減なご飯を作っても(素材は家庭菜園とか庭でとれた野菜なのだが)、みんな「美味しいね」と仲良く食べてくれている母は幸せもんだな、と思いました。

 子供が幸せそうなのも嬉しいが、老親が幸せそうなのも嬉しいものです。

 この幸せが長く続くといいなあ。
 まあ、部分的な不幸は見て見ぬふりしてるんだけどさ(笑)


4月17日(木)

 昨日は「花咲舞が黙ってない」と観ていたのだが、終盤になって久々にT嬢から電話がかかってきて、フジロックの打ち合わせしていたので、落ちがどうなったのか覚えていない。

 ただ、意外とのんびりしたドラマであった。
 他の初回が「詰め込みすぎ」だったので、気負って無い感じが際立っていた。
 半沢直樹人気と朝ドラ人気を計算しているのからなのか余裕を感じました。

 ところで昨日は「アカの人」がわからない人が多いようだ、って書きましたが、今日の朝ドラでは「女工になる」っていうセリフの意味がわからない人がけっこういたようでした。「女工」って書けばわかる人も多いんだろうけど、セリフでいきなり「ジョコウに行くだ」とか言われると「???」になるんでしょうね。

 教科書に「女工哀史」とか載ってないのかもね。

 ホントかどうか自分では確認してないけど、前に会社で「志賀直哉って?」みたいな話になって、私が「志賀直哉の本読んだことなくても文学史として教科書に載ってなかったか?」と言ったら、その当時、高校生の親だった上司が「そーゆーの、今の教科書にではやってないよ」と教えてくれたので、へー、そうなんだ、って思ったことがあった。

 私の頃は、大作家の代表作をまる覚えさせられたが、確かに作家名と代表作名を知ってても、読んでもいなけりゃあまり意味はないが、「志賀直哉のヤ」が使えないなどの不便はあるけど、それは木村拓哉が補填しているからいいんだけどさ。

 話は変わるが、韓国のフェリー沈没事件は「あんなあっという間に沈んじゃうんだ」とリアル・タイタニックみたいな恐ろしさがありましたが、なんと乗員はほとんど無事に脱出していたとか・・・・
 少し前も地中海で豪華客船が傾いた時、やっぱし船長が真っ先に脱出してたのを思い出す。

 これも文学的なイメージの刷り込みだが、「船長は乗員乗客を全員無事に逃した後、船と共に沈むもの」って思い込みというかロマンがあるので、「船長が真っ先に脱出」と聞くと、必要以上にガッカリするようだ。
 だって、大型客船の船長さんて、昔の少女漫画の主人公のお父さんの定番職業だったじゃん?

 まあ、ただ、あの船の急激な傾き方を映像で観たら「とっさに逃げちゃう気持もわからんでもない」とも思ったけど、高校生があんなに乗ってるって知ってただろうから、もう少しなんとかならなかったのだろうか?
 いや別に、高校生だろうが中年だろうが、同じ客だけれども、高校生って「自分で判断できない子供」だろうやっぱ。

 しかし、これが日本のニュースだったら、後から「何が生死を分けたのか」がじっくり検証されるのだろうけど、韓国のニュースだから、「責任者の対応の悪さ」で終わっちゃうかもね。

 それよりも、この間のマレーシア航空機事故(?)でもそうだったが、中国人や韓国人は、けっこう豪快に感情を表現するので、日本のテレビ視線としては、事件そのものよりも、遺族のふるまいに目が行ってしまうのだが、注目するところはそこじゃないんで。小保方さんの割烹着みたいなもんで。


4月16日(水)

 駅の売店でちらりと見た東スポの見出しが「小保方氏と片山被告の意外な接点」だったので(10年後の自分の為に注釈しておくと「片山被告」とは遠隔操作ウィルスと江ノ島の猫の人です。そして顔がマスコミ受けするオモシロ顔)「さすが東スポ」と感心してしまいました。

 目のつけどころの明後日の方向にかけては右に出るものがないですよねえ。

 そういや、「野球大喜利」が連載されてるので、頑張って立ち読みしていたアサ芸ですが、だんだん立ち読みにも慣れてきたのですが、なんと今週から、いつも立ち読みしていたコンビニが雑誌にビニールかけてしまいました。
 しくしくしく・・・・
 近くの他のコンビニにはアサ芸がなかなか置いてないんだよなあ。
 もう、いっそのこと定期購読でもしましょうか?

 さて、しばらくドラマのことばかり書いているが、そういや、すでに大河ドラマは脱落しています。あの話題になったナレーションは最初の一回だけ「うわー、違和感」と思ったけど、二回目からは全然気にならなかったんだけどね。
 やっぱ、何が苦手かというと戦国時代が苦手らしい。
 信長と秀吉が出ているだけで、なんかダメなようです。

 そういや上野樹里ちゃんが主役だったので、楽しみにしていた「江」も、トヨエツ演じる信長が死ぬところまでは我慢して観ていたが「もう、この後、秀吉とか家康出てくると思うと耐えられない」と脱落しました。

 たぶん私の「時代劇 三大苦手」は信長、龍馬、武蔵でしょう。

 そもそも時代劇をほとんど観ない家庭で育ったので、時代劇の素養がなく、何度も書いているが、忠臣蔵と赤穂浪士と泉岳寺の四十七士の墓が同じ物語なのだとわかったのが20歳過ぎてからだったし、水戸黄門も一度も観たことがなかったし、大河ドラマもほとんで観てなかった。
 昔、観たことがあった大河ドラマは「二つの祖国」と、えーと題名忘れたが三田佳子がやっていた女医モノで、どちらも「時代劇」ではない。だから興味本位で観てみたんだろうけど。

 で、「信長、龍馬、武蔵」が苦手な理由としては、あまりにもメジャーすぎる濃いキャラなので、「信長でーす」っていう役者が画面に登場しただけで「すごい人だ」っていう前提が成立してしまうから、何がどう凄いのかを今さら丁寧に描こうとしてないと思うのだ。

 勝海舟なんかは、キャラ設定に遊びがあるし、勝海舟が出てきただけで「ほーら勝海舟だ!」って感じでもないから、それぞれのドラマにそれぞれ解釈された勝海舟が出てくるが、信長や龍馬にはそういう余地が少ないので、演じる役者が頑張っているのもわかるのだが、アイコンが巨大すぎて役者小細工じゃどうにもできない感が漂うのだ。

 それ以上に、脚本家やプロデューサーが「新しい信長像」なんてやったら絶対にブーイング浴びるのわかっているので、あえて切り込まないような気もする。あの三谷幸喜だって龍馬をとりあげたら「結局、ニセモノでした」って話だったし。

 この話も何度も書いているけど、大河で福山雅治で坂本龍馬やるというので「新選組もこの間、三谷脚本でやっとなんとなくわかってきたから、ここで龍馬も勉強しておこう」と思って観てみたのだが、福山がダメだったのか、やっぱし龍馬が苦手すぎたのかわからなかったが、なんとなく「福山で龍馬なんてテッパン×テッパンでしょう」みたいな雰囲気についていけず、1話で脱落してしまったのである。

 なので、今だに坂本龍馬が何をした人なのかよくわかってないのであった。

 よくわからない歴史上の人物としては西郷隆盛もなあ、「篤姫」を観ていたので「おお、やっと西郷どんが掴めそうだ!」と期待していたのだが、後半、見そびれてしまったからなあ。
 なので、西郷さんは、「渋谷にはハチ公がいて、上野には西郷さんがいる」ってだけです。わたくし的には。そしてハチ公の生涯のほうがよくご存知です。

 イマドキの若者もちゃんとハチ公物語は吹き込まれているんだろうか?
 昔は定期的にドラマや映画になっていたけど、そういうや最近そういうの観てないような気がする。

 「ごちそうさん」で、戦前というか太平洋戦争目前の頃「アカの人」が出てきたのだが、ツイッターで「アカ???」っていう人が多数出現して、年寄りをがっかりさせたが、私はもう随分前に会社の後輩たちが「右翼と左翼」の意味がわかってないのを知っていたので、「ああ、そんなもんだろうな」と思ってましたが・・・・

 それどころか、私と同じ年で学年1つ上の上司に、なんの話だったか「生協は左ですからね」と言ったら「え?そうなの?」と驚かれて、逆に驚いたのは最近の話でした。
 まあ、私も生協イコール赤とは思ってないけど、自分が学生時代の大学生協の職員はなんとなく学生運動崩れっぽかったし、同級生の中には「生協の会員になりたくない」と言う人もいましたし、20年くらい前まではそういうイメージあったんだけどな。

 うちの親も生協の共同購入やってて、その目的は「いい食材を家族に提供したい」だったけど、たまに「署名活動にご協力を」なんてお願いが回ってきていたので、共同購入やってるご近所の主婦たちは「こういのにうっかり署名したらなにか不利になるんじゃないかしら?」なんて相談してました。
 成田空港も近い土地柄だったので、左翼活動と公安みたいな図式も、今よりもっと身近だったのかも。

 そして赤狩りの話もよく知っていた世代でしたから、赤いものにはうっかり近づくな、って今でいうカルトの勧誘防止みたいな雰囲気あったなあ。

4月15日(火)

 重度のごちロスのため、とうとう日曜の朝はサンデーモーニングがゴルフ中継でやってなかったのもあったんだけど、仮面ライダー観てしまいました。

 「ごちそうさん」の端役の人が仮面ライダーの一人だったので。

 時々、たまーに仮面ライダー観るけど(数年に1度くらい)、毎回「なんじゃこれ?」と思う。世界観がよくわからないのと、イマドキの仮面ライダーは複数なので、誰が主役かよくわからないし、そもそも何が敵なのかもわからなかったりする。
 毎週見てれば違うのだろうけど、たまたま1話だけ観ると、たいてい「自分との戦い」をやっていることが多い。

 昔の仮面ライダーは水戸黄門みたいな「毎回怪人が出てきて勧善懲悪」だったのだが、いつから、ああなっていたのだろうか?エヴァンゲリオンあたりから?

 しかし、いわゆる「特撮モノ」は、若手俳優の登竜門でもあるので、朝ドラはライダーや、なんとかレンジャー出身者が多いので、特撮クラスタの皆様が「今日はフィリップとシグルドが共演!」みたいに盛り上がってるのがちょっとうらやましいのであった。

 さて、相変わらず「花子とアン」がイマイチなので、月曜日の夜も「なんか面白いドラマがないか」と頑張って観てみました。

 まず、TBS8時の「ホラワイト・ラボ」
 特に注目してなかったけど、脚本家が、「ごちそうさん」で人気上昇中のムロ・ツヨシの駆け出し時代の演劇のパートナーだったようで、さらに源ちゃん役の人もお世話になったことがあるらしく、ツイッターで「よろしく」と宣伝していたので、観てみました。

 科学捜査モノだったし、「ATARU」を変人数人が集団でやってますって感じだったけど、まあ初回としてはスピード感あったし、いい意味でも悪い意味でも観ている人に「考える暇」を与えず、テンポはよかった。
 今後、変人捜査官達の過去などが上手く掘り下げられていったら、面白くなってくるかも。
 登場人物が少なかったので、誰が誰だか戸惑うことがなくガチャガチャしているわりには、のんびりした感じもしたし、8時代のドラマだから子供が観てても安心できるっていうのがいいのかも。

 そして、いよいよ月9!の「極悪がんぼ」

 番組予告は観ていたので「カバチタレ」とか「なにわ金融道」みたいな、青年漫画原作のコテコテのお話だとは覚悟していたが、いやー、想像以上に濃かったです。

 つーか月9といえば、OLさん(笑)がターゲットというのが伝統だったのに、「笑っていいとも」を終わらせたフジテレビは、月9にもナタを振るったらしい。

 話もコテコテだったが、キャストが無駄に豪華すぎ。
 「なにこの主役級がズラーっとwww」と思っていたら、なんとまたオダギリジョーがチョイ役で出てきたwwwwww

 役者の無駄使い感と、「こういうサギまがいのカード商法などをやるなら、手口をもう少し丁寧にやってくれないと、わけわからん」と思うこっちの気持を全く無視して、とにかくスピード重視で突っ走るから、まるで3倍速で観ているような心地になったあげく、主人公が「よーし、じゃあ、私もこの事務所で働く!」って決意した裏付けには合点がいったが、なんだか花火大会の出だしで壮大なスターマインやられた感じだったので疲れました。

 「花子とアン」を「テンポ緩いなあ、かったるいなあ」と嘆いていましたが、夜ドラの初回のかっとびの凄さにもびっくりしてしまいましたが、こういうもんでしたっけ?
 最近、あんまし夜ドラ観てなかったのでとても戸惑いました。

 それにしても、私が大好きなのはラブコメなのに・・・・・

 「八重の桜」もオダギリジョーが登場してからは上質のラブコメだったからよかったのに・・・・そして「ごちそうさん」もラブコメでした。

 もしかしたら「アリスの棘」あたりが復讐劇の箸休めとして、ちょっとラブコメもやってくれるのかもしれないし、「弱くても勝てます」はどういうドラマにするのかわからないが(原作は小説じゃないので)ラブコメ展開も入れてくるのかもしれない。

 そういや「弱くても勝てます」もニノ主演というが微妙なのか賛否両論分かれてますが、「弱いチームがどうやって勝てるチームに成長していくのか今後が楽しみです」みたいな感想読むと心配になってくる。

 だから、原作は小説じゃないのでこれといったストーリーはないから、どう料理するのかわからないけど、原作を重視するのなら「弱くても勝てます」ではなくて「弱くても勝てる確率を上げるためにあれこれ考えて、甲子園に行ける可能性が一番高い方法をやってますけど、それって100万分の1の確率を1万分の1に上げただけです」って話なのだ。

 「もしドラ」の野球の作戦も「バントしない」はまあ、セイバーメトリクス的にはありなんだけど「投手が四球を出さない」っていうのは、「それができるのなら、誰も苦労しないだろう」と思って苦笑というか、マジ泣いたんだんだけど、「弱くても勝てます」はもっと上を行っていて、「練習時間が限られているから守備練習はしない」って割り切ってるのですよ。

 なぜなら「守備が上手くなって失点を抑えられても、得点できなければ負けるから」っていう理屈からです。
 だから練習は打撃中心だし、バントなんてしない。
 だって、バント作戦でちまちまと1点入れても、ヘボ投手とヘボ守備であっという間に逆転されるから。

 で、「弱くても勝てます」の開成高校が目指しているのは「たまにバカ勝ちする横浜ベイスターズ」みたいな感じで、個々の打撃はヘボだけど、確率的にうっかり三人連続安打とかする可能性は否定できないし、もし超進学校の開成にぽぽぽーんと連打されたら、相手の投手は超ヘコむだろうから、その心の隙につけこんで、大量得点すれば、相手は「開成に負けるなんて」というプレッシャーで自滅するかもしれない。

 ので、「弱くても勝てる可能性はある」って話なので、それを頭のいい高校生がよくわからん理屈で滔々と語っているのを読んで「はあ???」って思うのが原作だったので、ドラマはどうやるのか興味はあるけど、視聴者の中では「そのうち勝てるようになるのかなあ?」って期待があるようなので、そのあたり、どう落とすのか難しいよね。

4月12日(土)

 やべえ、やっぱし朝ドラの「花子とアン」が面白くない。
 これが「ごちロス」ってやつですか?(笑)

 でも「あまちゃん」は途中から観たけど「こんな朝ドラでいいの?」っていう感じだったし、「ごちそうさん」はパっと観は王道だったんだけど、やっぱし「こんなの朝ドラでやっていいの?」って感じだったので、「花子とアン」の凡庸さこそが「王道に戻った」ってことなのかもしれない。
 まあ、やっと子役時代が終わって(子役は可愛かった)吉高嬢が来週から出てくるようなのでもう少し我慢して観てみましょう。あと、仲間由紀恵に期待している。

 朝ドラにうまく乗っかれないので、久々に夜のドラマも観ているのだが、「MOZU」は途中から観たからなのかもしれないけど、西島秀俊と香川照之が渋面でウロウロしているだけのように感じたが、悪役で長谷川博己が出てきたので「八重の桜のスピンオフですか?」って拍子抜けした。
 キャストはほんと大河並みに豪華なんだけど、なんか、乗っかるきっかけがわからない感じでした。自分の居場所が無い感じ?

 昨日は「アリスの棘」を観てみたが、藤原紀香が悪役の女医さんやってるのが好印象だったけど、またオダギリジョーが出てきたので「八重の桜」がフラッシュバックし、さらに主役が上野樹里ちゃんだったから、「江」がつまらなくて早々に脱落したことを思い出してしまいました。

 「八重の桜」でのオダギリジョーが久々にハマっていたので、「そうよ、私、オダギリジョー大好きだったのよ」ってことをせっかく思い出したのに、前クールの「S最後の警察」で悪役で登場したオダギリジョーは酷かったからなあ。
 なんかオダギリジョーが無駄使いされてる感が収まらない。

 ちなみに「八重の桜」は戦争シーンの時は辛くて観てませんでしたが、後半の「同志社作るぜ!」のあたりは楽しく観ておりました。
 ああ、そう「花子とアン」がイマイチなのは、はるばる海を渡って後進国である日本に布教に来たはずのカナダ人教師達の理想が今のところ全く描かれてないことです。
 プロテスタントなカナダ人達の教育理念が田舎モノの主人公や、「この女学校に入ればいい縁談が」というお嬢様達に全く理解されてないというエピソードを挟んでもらえれば、「八重の桜」でのオダギリジョーの私学教育にかける情熱を思い起こして共感できたと思うんですけどね。

 それにしても「ごちそうさん」に夢中になっていた身としては「NHKは編成凝ってるなあ」って感心しました。
 主人公の舅が「元鉱山技師だったが、鉱毒対策に追われたのが辛くて退職した」って設定だったのがわかり、「足尾銅山みたいなやつ?」って思っていたら、朝ドラ女優の尾野真千子主演で「足尾から来た女」をやっていたので、つられて観ちゃったもん。

 「足尾から来た女」は救いのないドラマで、いくら頑張って反対運動をやっても、結局、鉱毒でダメになった土地に戻ることはできないし、主人公は東京で女中奉公しながら、農村とは別世界の都会の暮らしに戸惑いつつも、最後はなんとか東京で自分の居場所を探して前向きに生きていこうと決意して終わるというドラマでしたが、ドラマの出来としてはまあまあでしたが「ごちそうさん副読本」としては、なかなかでした。

 さらに「ごちそうさん」が大阪空襲の時代になったら、東京空襲での消防士のドラマやっていた。「ごちそうさん」では、主人公の夫が「焼夷弾を消化しようとするな。とにかく安全なところに逃げろ」と「本当のこと」を言ってしまい、満州送りになったのですが、空襲時の消防士ものドラマも東京大空襲では全く無力でした。

 そして私みたいなごちロスさんのためにNHKが用意したのは「木曜時代劇 銀二貫」です。
 「ごちそうさん」の主人公が大阪で嫁いだ家は元商家の旧家でしたが、銀二貫はまさに江戸時代の天満の商家が舞台で「ごちそうさん」の何代か前のご先祖様の時代。
 親を敵討で殺されて孤児になってしまった少年が、偶然そこに居合わせた商人に拾われて丁稚になるのだが、武士の子として厳しく躾られていたので、商人文化に上手く馴染めないというお話でした。

 まず背筋がピンとしてるのを叱られるのが可笑しい。丁稚っぽくないんだって。
 あと、「はい!」と返事すると叱られて「へえ」って言わないといけないらしい。

 現代の教育の常識を覆す「丁稚なんだから、もっと丁稚っぽいふるまいをしろ!」って指導に笑いっぱなしでした。
 なによりも、江戸時代の商家の作りが、「ごちそうさん」の自宅の作りと同じだったし、「ごちそうさん」の終盤でも活躍した「おかいさん」(お粥)が出てきたりして、みんなでお漬物をポリポリ食べていたりして、なかなか上質の「ごちロス回収ドラマ」のようです。

 「ごちそうさん」への批判の中に「なんで天満神社出てこないんだ?」っていうのがありましたが、「銀二貫」は焼失した天満神社の再建が重要エピソードですし、主人公を見守る犬は天満神社の狛犬の化身なので、そのあたりも入念に「ごちそうさん」を補完してくれてます。

 それにしても「銀二貫」で津川雅彦の演技を堪能してしまいました。
 津川雅彦っていろんな作品に出ているので「これが代表作」っていうのが思い浮かばないけど、伊丹十三の映画ではけっこう要所を担当していた記憶があるが、なんとなく、「何をやってもキムタク」みたいな、役に埋没するというよりも、いつも安定の津川雅彦って感じだと思っていたけど、久々に時代劇やってる津川雅彦観てみたら「あー、この決して、上手くやってやろうって自意識が無い(感じない)のが魅力なんだな」って気が付きました。

 津川雅彦の魅力って、「気持作って役柄に入り込む」んじゃなくて、セリフ回しのリズムとか、狂言みたいな軽さがあるところみたいです。

 さて、今日は「弱くても勝てます」があるんだが、あれは原作読んで超面白かったので、ドラマ化されたのを観る勇気が今のところありません。
 原作の開成高校の野球部員達の変に理屈っぽいところが上手く脚色されればハマるのかもしれないけど、あれは難しいだろう。一歩間違えれば、単なる「がんばれベアーズ・高偏差値篇」だし。いや原作もそういう話なんだけどさ。

 今後、期待しているドラマは、フツーにごちロスとして杏ちゃん主演の「花咲舞が黙っていない」と、「ルーズヴェルトゲーム」です。

 どっちも「半沢直樹」と同じ原作なんだけど(笑)

 特にごちロス的には「源ちゃんが出てる」ということで「ルーズヴェルトゲーム」に期待してますが、なんてったって「社会人野球部」が出てくるらしいので(笑)
 番宣で、野球ユニ姿の源太(和田正人)が出ていましたが、小柄だけど筋肉質な彼が(箱根駅伝走った経歴がある)野球ユニ着ている姿が「元楽天の内村みたい?」ってツボでした。

 うっちー、横浜の二軍で元気にしてるかな?
 調べてみたら、二軍の試合にはちゃんと出ているみたいでした。

 でも、二軍の試合で頑張ってる内村なんて観たくないよな。
 やっぱ巨人のセカンドレギュラーくらいゲットしてほしいものだ。片岡を蹴落として。

 さて「弱くても勝てます」を観てしまいましたが、意外と面白かった。
 原作は開成高校なんだけど、地方の進学校にして、賢さを控えめに表現したあたりがよかったかも。主人公のニノの役柄も「東大に入ったけど思ったような研究職になれなくて」ってあたりは定番の描写だが、そんな主人公が野球への情熱というか「野球ってこういうもん」っていうのを取り戻していく過程がなかなか興味深かった。

 つーか野球ファンとしては、若手のイケメン君達が野球ユニ着て走り回ってるだけで嬉しいし、50-0の試合も「そこまでいかなくても、プロでもなかなかアウトとれない試合はあるし」と胸熱です。今日の楽天とロッテの試合も「これ、どーなるんだろう?」って壮大なバカ試合だったしね。

4月11日(金)

 某同僚がご懐妊して、まだ安定期に入ってなかったけど内々に「産休中はミヤノさんにも一部業務負担してもらう」と上司から言われていた。
 一時的とはいえ、仕事が増えるのは「うへえ?」と思ったけど、それよりも「産休明けで復帰する実績作ってね」と心より願っているし、なにより「おめでた」ですから、単純に「おめでたい」と思っていたので、「めでたいことに少しだけ参加できることにやり甲斐を感じよう」ととても前向きに思っていたのです。

 つーか、うちの会社、まだ出産後復帰した社員がいないんですよ。

 もー、それって「どんだけブラック企業?」って思うじゃないですか。

 何年か前にやっと産休に入った女子社員がいたのだが、それが産休第一号で、育休後に復帰する予定だったのだが「やっぱし子供と一緒に過ごしたい」と育休中に退職してしまった。旦那は日本を代表する大企業の研究職だったから、経済的な問題はなかったようだが、その社員はけっこう天然系のお嬢様だったので「ああいう人が、うちの会社の産休の壁をあっさり超えてくれるのかも」と期待していただけに残念だった。

 そして、産休第二号は派遣社員から正社員になった人で、生え抜きではないのだが、復帰する気満々だったので期待していたのだが、1年間の育休を経て復帰しようとしたら「保育園の空きがない!」というまさかの事態に。

 育休中に赤ちゃん連れて会社に遊びに来てくれたのだが、その時に「引っ越しするのだが、引越し先の自治体の保育所状況がちょっと不安」と言っていたが、やっぱし待機児童ゼロを頑張ってる横浜市に比べると周辺自治体はそうでもなかったようだ。

 この4月からの保育所入所を頑張っていたが、やっぱしダメで、とうとう無認可?のに入れて5月から復帰することになったけど、うまく復帰できるかなあ?
 以前、2歳や3歳くらいの子供を預けて働こうとした友人が、けっこう躓いたのを知っているので。

 とうわけで第二号の復帰はもう少し先だが、第三号が名乗りを上げたので「よし、ここで続けていいリズムを作りたい」と思っていたわけですよ。
 やっぱ、こういうのって「出産しても職場に復帰するのが当たり前」って雰囲気作りが大事だと思うし、個人的な思いは別にしても、なにせ総務部ですから、そういう雰囲気作りは仕事の内ですし。

 で、誰かの産休や育休でしわ寄せを受けても「あーら、そんなの別にいいのよ、まあ、ちょっと大変だったけど。その代わり、あなたの子供にビシバシ稼いでいただいて、20年後には私の年金はヨロシクね?」って真顔で言う準備はしていた。

 しかし・・・・・安定期前だったので、流れてしまったようです。

 まだ「産休に入ったら直接ご迷惑かける人」にしか知らせてなかったので、こっそりメールで報告されたのだが、もう何て言っていいのかわからないし、何か声掛けようとしても、こっちが泣けてきてしまったので、「ああ、今日は花粉が」と言いながら鼻水ビービーかんでました。

 第三者の私がこんなんなんだから、本人やご家族も辛いだろうなあ。

 しかし、ほんと、こういう時って何も言えないですね。だって「まあ、次頑張ってよ」とか言おうもんなら下ネタっぽくなっちゃうし、正直な気持としては「こんな思いは共有したくないから次からは安定期に入ってから教えてくれ」と思うけど、それは今言うことではないし、本人も「早まった」って一番思ってるだろうしね。

 さて、火曜日には「日ハム弱すぎる」と嘆いていましたが、その日ハムにちゃっかり勝ち越されて「他人の心配より、自分の(贔屓チームの)心配したほうがいいな」って心がリセットされました。

 しかし、楽天のルーキー松井くんは酷かったですね(笑)
 まだ1軍レベルではないと思うのですが、マー君亡き後だから、無理して上げてるのかもしれない。
 でも、「いいとき」の投球はほんとに素晴らしいので、実戦で育てたいのもわかるが、高校野球時代もそうだったが、打たせてとるってことが出来ない投手で、三振はとるけど、ピンチも多いので、野手がリズムに乗れないタイプの投手だ。
 そりゃ、高校出たばかりの18歳の子なんだから、しょーがないんだけど、部分的には非常に才能があるので、ちょっとリズムを掴んだら、ガーーっと伸びる可能性もあるんだろうけど、もう少し我慢して勉強させるかな?

 そういや、一昨日だったっけ?休みだったので、部屋でゴロゴロしていたら、小保方さんの会見が生中継されていたので、ついつい観てしまったのだが、一連の騒動をちゃんと追っていなかったので、何が問題だったのかさっぱりわからなかったけど、その後、マスコミ報道を眺めてみたけど、やっぱしよくわからない。

 ただ、科学に素養のある人のほうが「ありえねー」と強い口調のようなので、そういうことらしいのだが、シロートにはほんとにわかりにくい騒動です。

 ミヤネ屋観てたら宮根氏が元阪神・赤星氏に向かって「画像の取り違えって、赤星さんの現役時代で言えば、バットもグローブも持たずに球場入りするようなことなんでしょうか?」って振っていたけど、確かにそれは「ありえねー」けど、ユニフォーム忘れて他の選手のユニフォーム借りた選手はけっこういたしなあ。

 なんだろう?無理やり野球に例えると「私はノーヒットノーランができます」と言いながら、死球・死球・四球で満塁にして降板って感じなのか?「でも、もう200回も完全試合やってます」とか?

 「死球も四球も悪意でやったわけではありません」ってことか?

 まあ、個人的には「STAP細胞が!リケジョが!」って報道自体が、「オープン戦で、完全試合しました」程度のことだったので「ノーベル賞級になるのはまだこの先の研究成果でしょ」と思っていたら、その選手がイケメンだったので、無闇に持ち上げられ、そうそう、今は日ハムの斎藤君みたいな「現象」というかブームになったと思ったら、その持ち上げられる圧力よりも叩き落とす圧力のほうが強いんだなあ、と思った。 

 でも、日ハム斉藤君も場合は、今シーズンだめだめでも、もはやそのことを知る人のほうが少ないが、小保方さんはまだ使い道がありそうだ。

 「笑っていいとも」の後釜が苦戦しているフジテレビなどはぜひ、お昼の時間を「小保方さんの公開実験」にしたらいいと思う。実験にはお金かかりそうだが、テレビの制作費と比べればそんなでもないだろう。今すぐALTAスタジオを実験室に改造すべき。

 ところで、記者会見でも再度「公開実験すればいいのでは?」と提案されていたが、ああいう研究で公開実験しても、観ている人がすぐわかるものにならないのでは?
 まあ、クロートさんにはわかるのかもしれないが、シロートさんが思い描くのは「ほこたて」みたいなビジュアル的なわかりやすさですからね。

 昨晩のNHKでも「刃物職人が鉄パイプ裁断する刃物の開発勝負」をやってたけど、「どんな金属も断裁する斬鉄剣を発明しました!」っていうのなら、テレビ的に、ズバーンとやっていただければ結果は明確ですが、「これが万能細胞です!」って言われてもね。

 だからやっぱり小保方さんが割烹着姿で料理を作り、ギャル曽根ちゃんがそれを食べ尽くすでいいような気がしてきた。


4月8日(火)

 オリックスつええな。

 そして、西武と日ハムが弱すぎる。
 ん?日ハムはそれほどでもないのか?でも、日曜日も武田勝でボロ負けしていたし、今日も投壊してる感じだったんだけど・・・・
 投壊といえば、日曜日に地上波でやっていたヤクルト×阪神も出てくる投手が漏れ無く打たれていて酷かったなあ。

 でも、どうやらまた飛ぶボールが復活しているようだし、ハイスコアの打撃戦で当たり前って感じなんだろうか?

 さて、朝ドラ「ごちそうさん」のゴージャスでファンタジーで突っ込みどころ満載な感じなんだけど行間深い感じが、まるで野球観戦しているようなカタルシスだったので、すっかりハマっていたが、「花子とアン」になったら「わー、今度こそホントに王道だ」と「明治時代の貧農生活」にうんざりしつつも我慢して観ていたら、やっと今週から東京の女学校になり、かなりテンションあがってきた。

 なによりもハリセンボンの春菜がいい。
 名門女学校の上級生役なのだが、役名が「白鳥かをる子」ってだけでもコントなのだが、美しい日本語を追求しているらしく、主人公の甲州なまりにいちいちツッコミを入れるという美味しい役どころであった。

 しかし、我が「ごちそうさん」は相変わらずヤフーではひどい中傷を受けているのだが、なんでそんなに目の敵にされるんでしょうね?
 あまオタに叩かれれているのかと思いきや、「花子とアン」も出足の視聴率が「あまちゃん」を上回ったらしいけど、今のところそんなに叩かれていないので、NHK東京派と大阪派の殴り合いってだけなんだろうか?

 一部の推測では同じ大阪制作の「カーネーション」信者も「ごちそうさん」を目の敵にしているらしいが、私はカーネ観てなかったのでよくわからん。

 まあ、ただ東京対大阪の構図はなんとなく見えてきて、大阪制作の「ごちそうさん」観た後だと「花子とアン」はロケも多いし予算あるなあって。
 ほんと、東京制作の朝ドラがセ・リーグなら大阪制作はパ・リーグみたいな感じなのだが、「ごちそうさん」はそういうのを逆手にとって「セット撮影ばかりの閉塞感を舞台っぽく演出」っていうのが好きだったんだけどな。

 「ごちそうさん」の批判でよくあったのが「東京の実家のその後の描写がない」というものだったが、それでドラマ表現のセオリーというか、んー、なんて言うんだろう、例えば現代物のドラマだったら、地方に生まれた主人公が上京して、地方の実家と電話でやりとりしたり、実家の家族が主人公を思って「今頃元気でやってるかなあ」なんて思うシーンがよくあるけど、ああいうのって視聴者が気になっているからそういうシーンを流しているわけで、ある意味、視聴者に「自分の観たいものを都合よく見せる」という神の目線を与えてるわけです。

 しかし、昔「パタリロ」で、過去に行けるタイムマシンカメラっていうのが出てきて、バンコランの少年時代をパタリロがずっと覗くという話があったが、パタリロはそこで気がついたのです。「全部見ようとすると、同じだけの時間がかかるぞ?」って。

 バンコランの過去を全部知ろうとすると、20年くらい掛かってしまうのです。まあ、寝てる間は飛ばして見れば半分の10年でいけるし、途中早送りすれば、もっと早いでしょうけど、そうやってある人物の半生を編集して見せるのが朝ドラとか大河ドラマなわけです。

 で、遠くに嫁に行った主人公が実家と頻繁に連絡とるところを切り取れば「親子の愛情がよく描かれている」になるようですが、「ごちそうさん」はそこをきっぱりとカットしたので「主人公は実親の心配しないのか?」って叩かれていたんだけど、ネット時代ですから、画面が高画質で保存されてネットに出回っていたので、主人公が書いた日記には、しっかりと実家と連絡とりあってた様子が記録されたりしていたことが「新しいな」って思いました。

 表面的には雑でも、細部にすごく拘るっていう手法は今後に引き継がれそうなかんじです。

 大阪放送的には・・・ってことですが、ほんと、BKことNHK大阪は、阪神じゃなくてオリックス魂のようですね。

 そのオリックス魂が面白くなくて、上から目線で叩きまくる東京派の人たちってなんなんでしょうね?野球的には、巨人ファンはパでオリックスが今んとこ首位なんてことどーでもいーと思うのだが、ドラマ界ではちょっと違うようです。


4月5日(土)

 今朝、目覚まし無しでなんとなく起きて、時計見たら10時半だった。

 やっと朝ドラの呪縛から逃れたらしい。
 だって「ごちそうさん」やっていた時は半年間、土曜日は仕事が休みでも、ちゃんと8時前に目が覚めていたのだ。別に朝のを見逃しても昼の放送があるというのに。

 それほど「ごちそうさん」にハマっていたのか、それとも単なる加齢のため寝坊ができなくなっていたのかわからなかったのだが、今日の寝坊で「ごちそうさん」の要因が高かったことが判明したのであった。

 それにしても、いくら休日だからって10時過ぎまでぐっすり寝ていられるのも珍しいのだが、やっぱ今週の「OSと会計システムが同時にリニューアルされたこと」が相当のストレスだったんだろうねえ。
 腰痛のピークは超えたが、まだ「よっこらしょ」状態だし。

 さて、ぼつぼつ野球の試合もけっこう観ているが、やっぱしまだ選手の移籍に目が慣れてなくて、イ・デホがソフトバンクにいてペーニャがオリックスにいるとか、ヘルマンもオリックスにいるとか、サファテがソフトバンクにいるとか、わけわからん。

 なんか自分の高校大学時代の「ヘビメタバンドの激しいメンバー交代」を思い出す。
 うる覚えだが、一時期、レインボーとホワイト・スネイクとかそんな感じじゃなかったっけ?
 そう考えると、あの頃のヘビメタ界はほんと野球チームみたいだったんだなあ。

 さて、今日も楽天×ソフトバンクを観ていたのだが、ソフトバンクが「投手 中田 捕手 鶴岡」ってバッテリーで「なんじゃその、FNS歌謡祭でのコラボみたいなバッテリーは」と思った。FNS歌謡祭にしては地味だけど(笑)

 ところで楽天は正捕手の嶋が故障しているらしく、昨日からいきなり小関がスタメンマスクなんだけど、「あれ?岡島じゃないの?」と思ったが、もはや岡島がほんとは捕手ってイメージも薄れてきたような。

 で、小関は二軍の試合ではよく観ていたコなので「わー、テレビ映りいいなあ」ってオバサン感激したんですが、顔だけだったら球界一かも。(捕手枠では)
 でも、ここで小関を使うということは編成的には「嶋の次」として期待されてるんだろうから、頑張ってほしい。あとショート西田もスタメン起用されていたが、こっちのほうが松井稼頭央の年齢を考えると後継者は急務である。今日はファインプレーもあったけど、エラーもあったが、無難にまとめるよりも将来性を感じさせたと日記には書いておこう。

 でも、こうして二軍で期待されていた選手が一軍に上がって活躍してくれるとやっぱ嬉しいものである。ジャニーズファンの気持がよくわかる。なので、気候がよければ、やっぱ二軍の試合はちゃんとチェックしないとねえ。

 野球といえば、今日は起きたのが遅かったのだが、テレビをつけたら民放のニュースショーがやっていて、そのニュースの見出しに「マー君メジャー初登板」になっていたので「あ、今日だったか」と思いつつ、チャンネル変えたら「わー、NHKで中継してた!!!!」

 なんだよ、NHKったら、やるんだったら番宣してよ!
 つーか、朝ドラファンには「木曜時代劇もどうぞ」みたいな番宣ばかり見せるので、マーケティング的には正しいのかもしれないけどさ。

 試合はすでに8回に入っていたので、まー君降板した後でした。
 3失点したけど、味方の援護で勝投手になった。
 どこまで無敗記録伸ばしてくれるのか楽しみにしています。


4月3日(木)

 今日もいろいろ試行錯誤しながら会計システムと格闘していたら、別会社にいるY嬢から電話があり「会計システムのエキスパートであるミヤノさんにお聞きしたいんですけど」って前置きで、私が昨日苦労した請求書の体裁設定について質問された。

 そしたらやっぱり私が「なんでこの謎のカッコが消えないのだ!」と苦戦したあげく、ほとんどの表示を消したらやっと消えたので「どのチェックで消えたのかわからないが、そういうのは暇になってからゆっくり検証しよう」ということにした設定についてだった。

 せっかく私をエキスパートと持ち上げてくれたが、私だってわからんものはわからんのよ。
 一昨日からずっと、なんかやる度に「うー、場所がわからない」「うー、場所わかったけど画面の意味がわからない」と唸りながらやってる私を見ていたら、とても「エキスパート」なんて呼べないだろうけど、Y嬢は時々こうやって変に人を持ち上げる癖があり、私はその癖が苦手なんだけどね。

 なので正直に「私も昨日、一時間くらいあれこれやって、なんかしらんけどこのカッコは消えたから、消す機能はあるらしい」と言うと「それ、どういう設定したか覚えてない?」と食い下がってきたが、「悪いけど覚えてないよ」と突き放した。

 「エキスパートのミヤノ様」なんて言わなければ、「うーん、ちょっと思い出してみて、わかったら教えるよ」くらいは言ったかもしれないんだけど「新しいシステムに関してはあなたも私も同じ立ち位置です」ってことは主張しておこうかなって思ってさ。

 そういや、今日会社で「ふーん?」と思ったことがあった。

 今年も新卒社員は採用しないはずだったのだが、なぜか今頃駆け込みで採用することになったらしい。どうやら、元バイト君が就職に失敗して泣きついてきたらしいのだ。就職に失敗つーか、どっか大手に就職したけど1年で挫折したらしいのだが・・・・

 普通だったら絶対にうちで採用できないような立派な学歴だったし、バイト君が所属していた部署の責任者のお墨付きもあったので、急遽採用することになったようだ。
 就職に失敗したり、公務員試験などに不合格だったり、大手に就職しても続かなかったような元バイト君達を拾って成功した例は多いというか、小さな会社だとそんな方法でしか高学歴の社員採れないからね。(もちろん大失敗の例もある。その昔のハイジは微妙な事例。せっかくそこそこ育てて幹部候補生と期待されていたのに、ぷいっと辞めちゃったから)

 というわけで某有名私立大の難関学部卒の新人君の履歴書を今日、某役員氏が確認していたのだが、「お、TOEIC700点だって」と言うので、私は「それってどの程度なんですかね?」と言ったら、他の社員が「700点て凄くない?」って言うんだけど、誰もTOEICなど受けたことないようで、何を根拠に凄いと言ってるのか不明だった。

 私が「確か、満点が990点だから・・・」と言うと「じゃあ、やっぱ700って凄いじゃん」って言うが、まあ、確かに600くらいあると、まあまあなんだっけ?

 前に外資系企業に勤めている友人が「全員650とれ」とか言われて「でも、仕事で全く英語なんて使わないのに・・・それに、ちゃんと勉強すればとれない数字じゃないけど、勉強めんどくせー」と言っていたような記憶があるが・・・

 で、他の社員が「700ってすごくね?」と言う中、さすがその役員氏は「みんなの話じゃよーわからん」とネットで調べ始めた。
 どうやら、600で海外旅行で不自由しない程度で、700だと「ビジネス英語の最低限」くらいらしく、外資系で働く場合には800くらい必要らしい。

 大卒者の平均が500から700くらいらしく、今の企業は500以上を新卒社員に求めているそうなので、そのあたりが「最低限の一般教養」とされているのだろう。
 だから、「凄い」とまではいかないが、「そこそこ優秀だった」というスコアなのかもしれないけど、逆に言うと「その学歴だったらそのくらいないと・・・」とも言える。

 うん、でも「えー、700点ってすごーい」でも別にいいんですけどね(笑)
 どっちにしろうちの会社ではほとんど英会話する機会無いし。

 ただ「英語が堪能である」って間違った思い込みさえしなければ・・・

 2年に1回くらい「海外に英語でメール出さないといけないんですけど、うちの会社で英文メール書ける人いますかね?」ってことがある。そういう場合は高校までアメリカにいた帰国子女か、前職でアジア勤務していたので最低限のビジネス英語文書は書ける人にお願いしているのだが、TOEIC700点もそういう役に立つのかはまだ未知数である。

 ところで、もし私が20歳くらいのころTOEIC受けていたら何点くらいとれたかしら?
 600はいけたかね?
 一人で海外旅行はできたので。
 つーか、私が英語の勉強頑張っていたのは海外旅行のためだったので、TOEIC受けようと思ったこともなかったし、あの当時はそんなメジャーじゃなかったような?


4月2日(水)

 会社のPC環境が一挙にリニューアルしたストレスのせいか、久々に腰痛になりました。
 ほんとストレスが腰痛の一番の原因よね。

 今日も出勤すると会計システムが超重くて、エビワカちゃんが「どうすればいいんですか?」ってテンパっていたけど、私には心当たりがあった。
 取り急ぎ今年度のデータは移行していたのだが、昨日の夜に部長が過去データを一気にコンバートしていたのだ。もしかすると、それがまだ終わってないのかも・・・

 しばらくして部長が登場したので「超重いというか、伝票開くのに3分くらいかかっているので仕事になりません」と訴えると、「うわ、まだ終わってなかったマジ?」ってやっぱし・・・
 結局、やっとデータ移行が終了したのが11時過ぎでした。
 もおおおお、過去データなんてそんなに見ないんだから、一気にやることなかったじゃん!!!
 つーか、一年度分がどれだけ時間掛かるのか試しにやってみてから所要時間計算してやってほしかったですよ。今日知ったのだが、延べ「48期分」を一斉にやったらしい。複数の会社分だが、重いところは1期分で20分くらいかかっていたようだから、一晩では無理があるかもって考えてくれたらねえ。

 つーか今の会計年度のが意外と速くできたから、そうしたらしいのだが「だ・か・ら、今の年度はまだ決算期の途中だから、容量半分くらいしか無いんですよ!!!」と言ったのにさ・・・人の意うこと聞いてくれないしさ。

 しかし、だいたいの設定はそのまま引き継いでくれているが、例えば請求書発行しようとすると、いろいろな設定があるのだが、そういうのはデフォに戻ってしまっているので、「えーと、ここは不要なんだが」とポチポチしながらプレビューで確認して、何度も直しながらやっているので、これまで何も考えずにやっていた作業にいちいちあれこれ考えなきゃいけなくて、いい頭の体操にはなっているけど、そのしわ寄せが腰に来るわけで、老体にはキツいんですよ。

 さらにムカつくことに、マスオさんは私よりもずっとこういうの苦手なので、全く無関心というか、エビワカちゃんにやってもらってる作業でも、エビワカちゃんが「あれ?これ、なんか違う」と訴えても「さあ?なんでだろうね?」とあまり自分で考える姿勢もなく、でも、エビワカちゃんがしょーがないから自分であれこれ考えているので、彼女が伸びるチャンスでもあるのだが、あんましそういう意欲の無い人だから「この機会にいろいろ勉強して、マスオさんやミヤノさんを追い抜こう」とも思ってないようなあたりが少し寂しいな。

 思えばもう十何年前?
 2000年になる前だったから、もう15年くらい前になるのだろうか、この会社に入った時、この会計システムが導入されたばかりで、上司もまだ使いこなせてなくて「いろいろできるらしいんですけど、できてなくて」と言われたし、私もその当時暇だったので、マニュアル見ながらイジりまくって、いつのまにか上司より操作に詳しくなっていたので、あそこで自分のポジションを確立させたと思っているのだが、あの頃の私みたいな貪欲さを他の社員に感じないのはいいことなのか悪いことなのかよくわからない。

 しょーがないから「私に聞かれても私も同じスタートラインに立っているのでわかりません」って突き放しているけど、そういうこと言うのも疲れるけど、まあ、それも仕事の内ってことで。



4月1日(火)

●ここが嫌だよIT社会

 ずいぶん前からメェクロソフト(江戸っ子風)のなんちゃらのサポート終了がどうとかで、「またバージョンアップかあ、嫌だなあ」と思ってはいたのですが、諸般の事情で移行が遅れて、やっと3月中旬にOSがおニューになり、そして、めえクロソフトと同じサイクルでサポートが終了していた会計ソフトも土壇場でバージョンアップしたのでありました。

 そして、「いや、別に4月1日からじゃなくていいんですよ」と部長に再三言ったんだけど、なんか部長の中では「4月1日から新しい方にする」って決まってしまったようで、昨日の夜に部長がデータを移動させたのでした。

 さて、朝出勤して、「今日から新しい方でやっってね」とエビワカちゃんやマスオさんに会計システム立ち上げてもらったら「あれ?全然ボタンが出てきません」って、ああああ、利用権限移行されてないの?

 しゃーねー、私がやらないと、と思って自分のを立ち上げると「私もだwwwww」
 私も管理者権限設定されてないため、何もできないので「部長が出勤するまで何も出来ません」という事態になった。
 しかし、部長もさすがに気になっていたようで、いつもより早く出社してきたが、さっそく私が「権限いじってくださいよー」とお願い、というか、いつもは私がやっているので、部長の後ろに立って「とりあえず私に管理者権限を与えろ」と指示しようとしたのだが、前のと全然違っているので「え?どこをどうやればいいの?」

 ありがちな話だが、ものすごーく機能が増えてしまっているため、何がどこにあるのか探すのも時間がかかり、さらにやっと見つけた画面は「どう操作すればいいの?」と戸惑うのだ。
 結局、部長とギャースカ言い合いしながら、1時間くらいかけて、やっとユーザの権限設定を終えて、入力させてみたら「なんかエラーが出るんですけど?」
 そのエラーの原因突き止めるのにまた1時間・・・・

 結局、細かい設定が全部ぶっとんでいたので、その細かいカスタマイズ部分をどう復旧させるかで手間取ってしまったのである。
 例えば、今日はまだ3月末付の請求書を作成するための伝票を打っているのだが、伝票開くと「4月1日」の日付がデフォで出てきてしまうので、いちいち日付を入力するのが面倒だし、「前はこうじゃななかったよな?」って考えて「そうだ、前は最後に入力した伝票の日付になるような設定だったんだ」と思い出したのだが、さーて、その設定画面が見つからない。

 オンライン・マニュアルを読むが、そのマニュアルの書式というか文体も違っているので、さっぱり頭に入ってこない。

 それでもなんとか必要最低限の設定をして、3月分の伝票入力に勤しんだのだが、OS変わったので画面の見た目がかなり変わっているのに、会計ソフトもさらに変わってしまったので、いつもの倍疲れた。

 ほんとに、前ので何の不満もなかったのに、定期的に強制的に新しいのになるって、ほんと嫌なんですけど・・・・
 家電だと、あの地デジ強制移行させられた時以外は、「壊れたから新しいの」って流れなのでそんな腹も立たないし、新しい家電の操作に慣れるのには時間がかかったりするけど、まあ、たいていは「やっぱ新しいのいいな」って思えるんだけど(音が静かだったりとか)、パソコン本体もそういうことあるけど(速くなったりとか)、ソフトに関しては、私みたいな人には「バージョンアップして良かった」と思ったことは一度もなく、もうずっと2000年当時くらいので充分だったのに。
 そりゃセキュリティーの強化とか、いろいろ見えないところではあるのだろうけど、それじゃリニューアル感が無いからって、無理やり見た目も変えているような気がしてならない。

 商業施設だったら、たまにリニューアルして目新しくするのはわかるが、ソフトの見た目が新しくなってもちっともワクワク感が無いんだが。
 せめて「新しモノ好きの方は思いっきりカスタマイズできますよ」って程度にしてほしいのだが・・・・

 というわけで、今日は大好きなエイプリルフールだというのに、四月バカねたをチェックする暇もなく疲れ果てたと日記には書いておこう。

 


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