可燃物な日々

表紙に戻る/過去の日記

ご意見・ご感想・誹謗中傷などございましたら、感情廃棄物再利用所までどうそお気軽に書き込んでください(でも、現在書き込みが出来ないようです)

日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

11月29日(金)

 11月も残りわずかです。

 仕事の山場は過ぎたので、少しほっとしましたけど、今日もいろいろドタバタがあって、大事な書類に押すハンコを間違えて、さらにドタバタしてしまいました。
 忙しさで頭ボーっとしてて、すいませんでした。


11月28日(木)

 また部長の話です。大好きなんで許してください(笑)

 部長は、うちのお偉いさんの付き添いで、とあるお偉いさんのお話を聞きに行ったのだが、私が「どうでした?」って感想を聞くと、「いやー、やっぱ色々勉強してる人の話は違うなあ」ってけっこう感動していたので、具体的に説明してもらったのだが、私には「??????」だった。

 部長の説明も「オレは不勉強だから、半分も理解してないと思うけど」という言葉どおり、曖昧な話になっていたのだが、例えば、ある大手流通業者が自社開発した流通システムを全国の下請け業者に無料配布しようとしたのだが、地方の下請の導入率が低かったらしい。

 その話をした人はたぶん、「せっかくいいシステムだったのに」ということを言いたかったようだが、そのお偉いさんは「ITって、排除する物が多いから」と言ったらしい。

 「排除?何を?」と私は思った。私のITのイメージではどっちかというと「何をどう排除するかが問題だ」って感じだったので。
 曖昧なことを曖昧なイメージで受けるのも曖昧すぎるけど、IT化された業務って、抽出できるデータも膨大なので、便利は便利だけど「ほーら、こんなに詳細にわかるんですよ!」ってことになりがちで、その中から本当に必要なデータを選ぶのが難しい。
 そんで、たいていは「ほーら、全部わかりますよ!」で終わり、結局何の意味もなかったりする。

 なので「ITって排除するものが多いじゃない」という言葉だけ聞いても意味不明だったので、しばらく部長を問い詰めたのだが、要するに「地方は地方なりのやり方があるので、そこに中央ならではの効率化を押し付けても」ということらしい。

 私が「えーと、でも、地方経済イマイチなんじゃ?」と言うと、お偉いさんに感化された部長は「何をもって、地方がイマイチというかも曖昧じゃん?アベノミクスのせいなの?」とか言うので、まあ、確かに「地方ダメじゃん」って根拠を私も持っていないのですが、アベノミクスがどうのこうのって話でもないだろう。

 どうやら、今回のお偉いさんの話は「地方経済や高齢化問題や農業問題にITがどうお手伝いできるか?」というのがテーマで、IT系企業のお偉いさんが、部長が感化されたお偉いさんにご意見を伺いに来たようだ。

 私からすれば、ピントが外れた会談に思えたが、やっぱし、部長が感化されたお偉いさんの方が持論を語りまくって終わったらしい。
 そして、部長はそのお偉いさんの持論にうっとりしちゃったようだ。

 「IT化により排除されるもの」の意味がよくわからなかったので、そこで私も突っ込むのやめたのだが、他の社員が帰宅した後に、二人ポツネンと取り残されたら、部長がまた語り始めた。

部長「農業の暦っていうのがあるんだって」
私 「そりゃ、ありますよねー」

部長「農業には長年積み重ねてきた暦というものがあり、そこに占星術的な何かを加えて・・・・」
私 「暦はいいですが、占星術って?」
部長「なんか、そういうのがあるらしいんだ」
私 「占星術で?」
部長「だから、昔の人は星観て、ちゃんと農作業に適した時期がわかってたんだよ」
私 「そりゃ、そうでしょうけど、それって八十八夜とかそういうことで、占星術関係ないじゃん?」

 カレンダーの無い時代に星観て、暦がわかってるっていうのならわかりますけど、占星術って惑星の位置がどーのこーのなので、農作業の暦と関係ないじゃん?

 ただ、部長もわかってるようでわかってないまま話しているので、しょうがないんだけど、そしたら、「こういうことがあったらしい」と話したのが、かの有名な1993年の米騒動だった。

 私もその当時、いい大人だったから、あの騒動はよーく覚えてます。タイ米が盛大にディスられたのは悲しい記憶です。私、タイ米大好きだったので。

 で、部長が「お偉いさん」に吹き込まれた話は、「本来の農業は、自然の暦を利用していたのに、農業の大規模化の影響で、農機具を共同で使っているから、収穫すべき時期じゃない時期に農機具のスケジュールでやっていたから、あの米の凶作が起きたんだって」

 はあ?

 「いや、私、よーく覚えてますけど、あの年はほんと天候不順で、収穫のタイミングの問題じゃなかったと思います」と反論したのだが、「いや、だから、どこにも書いてないけど、本当はそうだったんだって」って、放射能信者の友人と同じようなことを言う(笑)

 私はあの米騒動は凶作だけが原因ではないとは思っているが(オイルショックとか、震災直後の買い占め行動みたいなファクターもあったのだと思っている)、「農業の機械化や大規模化のせいで不作だった」という話は初めて聞いたし、もしそうだったのなら江戸時代とかの飢饉ってなんだったのよ????

 部長ったら、頭いい人のなに変なところでピュアなんだから・・・・と思って、「それ、どういう根拠でそういうことになってるのでしょう?」と聞いてみたら「この本読めって言われたんだけどなあ・・・・ああ、やっぱちょっとシュタイナー入ってるな」

 そのお偉いさんがシュタイナー信者だということは知っていたけど・・・・

 つーか、みんなシュタイナーって知らないんですよね。

 部長にも「そういうニューエイジ的なのに拒否反応示す人も多いですよ」と言ってみたのだが「ニューエイジ?」ってわかってなかったので、「ううう、同世代なのに知らないんだ」と超がっかりした。

 なので、洗脳を解くために、もっと強烈な言い回しをしないと、と思って「ああいうの、時々流行していたけど、シュタイナーって、どっちかというと、オカルト扱いですよ?」と言ってみたら、「え?そうなの?」って・・・・・

 部長が「シュタイナー農法」で検索してみると「オカルトwwwwww」なスレが出てきたので、私の意見が嘘では無いことをやっとわかってくれたらしい。

 いや、ですから私はシュタイナーを完全否定しているわけでもないのですが、微妙な案件なので「偉い人がそう言っていたから」で鵜呑みにするのもなー、ってだけです。

 前に部長は「知り合いが新興宗教に入れあげちゃったけど、なんで新興宗教に?」と声高に語っていましたが、シュタイナー系も、インテリ層の新興宗教みたいなものなんだってば!!!!

 ほんと「新興宗教って、バカなの?死ぬの?」って人のほうが、あっさり洗脳されやすいのですね。

 まあ、そのお偉いさんの「大規模農業支援システム?大規模農業なんてダメだ」って話しのほうがインパクトあったんでしょうね。

 そういう理想はいいと思いますし、実際、そういう理想の下で上手くやってる人もいるんだろうけど、そういう「自然農法で安全な野菜を作ってます」って人は、ITを便利に使っているのだと思うので、なんだかややこしいです。

 とりあえず、「ピュアうぜえwwwwwww」って話ですが、なんなんでしょうね、ああいうのって。

11月27日(水)

 昨日はフグ食べちゃった。

 5年以上ぶりでございました。美味しかった。

 でも、ワンランク上のコースだったらしく、途中でカニが出てきたのだが、意外と甲殻類アレルギーの人が多く、彼らの分も食べなくてはいけなかったので、なんかもう、5年分、いや10年分くらいのカニを食べた心地だった。(私はそれほどカニが好きでもないので、積極的に食べることは無いので)

 帰宅したら、12時近かったけど、なんとかプロ野球コンベンション(表彰式)のニュースを観ることができた。MVPのマー君ばっかりだったけど、ちらっと藤田も映ったので嬉しかった。
 コンベンションに出席した楽天の選手は、東京の楽天本社も優勝報告に訪れていて、そこにももちろん藤田がいたので、「横浜を出た喜び」を私も存分に堪能することができました。

 でも、ほんとにねー、内川や村田が「横浜を出たら優勝に貢献!」っていうのは、けっこう予想できたことだが、まさか藤田がねえ?ゴールデングラブにベストナインですわよ。

 しかし西武からFAの片岡が楽天に入ると、藤田の地位も危ういのだが、やっぱ巨人ですかね?二塁手争いずっとやってるチームだし。
 片岡はルックスもいいし、マスコミ慣れした受け応えもできるので(かなり無理してるとはわかってるけど)巨人でいいんじゃね?

 広島の大竹はすでに巨人移籍が決まったけど、「大竹が巨人・・・・」って馴染むのに時間がかかりそうです。つーか、ほとんど巨人戦を観ることがないので、ずっと違和感維持しそうだ。

 あと、中日と巨人が、井端と小笠原を結果的にトレードしたようですが、どういう結果になるでしょうね?落合再生工場が小笠原を蘇らせるかしら?ついでに、鉄平も再生してみませんか?

 というわけで、野球シーズンもほぼ終了です。後はクリスマスくらいまで契約更改で少しだけ盛り上がる程度。
 まあ、今年は「マー君、ポスティングでメジャー行けるのか?」っていう一般ニュースにも載る話題がありますけどね。

 ここんとこ、朝のニュースショーは猪瀬都知事の釈明会見とか、中国の領空権問題とかばかりなので、イマイチ楽しくありません。楽天優勝パレードやケネディ大使着任が少しだけ爽やかな風を吹き込みましたが。

 こういう時、ドカーンと大きい芸能ニュースでも飛び込んできたらいいのになあ。

 芸能といえば、「楽天ファン感謝デー」を全部観たら、「ももクロ」がかなり出ずっぱり状態でした。途中で歌って踊ってくれたけど、やっぱし私にはピンと来ませんでした。あの手の女性アイドルに感激したことは過去にも無いので、しょーがないんですけどね。

 この話、日記に書いたか忘れたが、けっこう前ですが新横浜でももクロのライブやっていた時があり、街中、赤や紫や緑の野球のユニフォームみたいな格好した人達がウロウロしていたので、「今日は何の日?」と会社で話題になっていました。

 「今日は、ももクロなんだって」
 「そっか、自分が贔屓にしてる色の衣装を着て応援しに来てるわけね」

 なーんて楽しく会話していたのですが、午後になって、エビワカちゃんが玄関のインターホンを取ると、画面に映っていたのが、ももクロ応援ユニを着た青年だったので「ん?どうしたんだ?」と応答したら・・・・・

 「関西支社の◯◯ですが・・・」と名乗り、「アポは無いのですが、●●部のMさんか、Aさんいらっしゃいますか?」と言うので、そこの部署に「関西支社の◯◯さんがアポ無しでお見えですが」と伝えると、「え?◯◯さんが?」と驚いていたらしい。

 その後、ロビーの接客スペースで、しばらくの間、ももクロユニ着た来客とうちの社員が歓談しているという異様な光景が展開された。

 後で、詳しい事情を聞くと、親会社の兄弟会社である関西支社の若手社員で、いつもうちのその部署とは電話などでは頻繁にやりとりしていたのだが、たまたま、ももクロ観るために新横浜に来たので、ライブ始まる前の空き時間に「いつもお世話になってるのでご挨拶に」と訪問してくれたらしい。

 その話を上司にしたら「え?ももクロの格好で?」と呆れていたが、私は「いい話」だと思ったんだけどなあ。
 向こうは休日を利用して上京してるんだから、私服でも全然構わないし、たまたまその私服が「ももクロのユニフォーム」だっただけだし、つーか、普通はそんな格好で訪問しないだろうけど、「そうだ、新横浜にはいつも仕事で連絡している人達がいるし、ご挨拶していこう」って思ったんでしょうね。

 そして「ウケるかも」と思ったのかもしれないけど、たしかにかなりウケてました。

 KYなのかもしれないけど、そういう「近所まで来たので、ちょっと寄ってみました」って気持が嬉しいじゃん。

 そんで、今までは顔を合わせたことないまま電話やメールでやりとりしてたのが、「ももクロのライブのついでに来てくれた!」ってことで、関係がスムーズになると思うので、うちの会社が下請の立場だけど、今後、その人が多少無理なお願いしてきても「しょーがないなあ」って思えるだろうし、もし彼がクレームつけてきても、ヘコまないでいられるだろう。

 なので、私は、ももクロファンに好感を抱いているのだが、ももクロ自体には興味が無いけど、マー君がニコニコしていたので、まあいいやって感じなだけでした。

 今日も1時間半ほど残業したが、「うう、この数字が合わない」とけっこうテンパってる最中に、給湯室でゴキブリを発見してしまい「ううう、どうしよう」と忙しいからスルーしようかと思ったが、もし他の誰かが発見したら大騒ぎになってさらに仕事の邪魔になりそうだったから、殺虫剤持ってきて、ひっそりと処理した。

 今日は休みだった部長の机の上にゴキのご遺体を置いておいて「残業手当はいらないから、ゴキブリ手当ください」と要求しようかとマジで思ったんだけど、サービス残業2時間程度では、まだ人の心を失ってなかったので、やめておきました。

 ゴキさんだって、外が寒かったから、やっと屋内に入ってホっとしていたところを申し訳ございませんでした。

 そういや、少し前から部長の席のあたりに蟻が出るらしく、部長は「蟻だ、なんで蟻が!!!」と動揺しながらフーーーーっと吹き飛ばすので、蟻を見失ってしまうようでした。

 そしたら、今日休みだった部長の席に書類を置いていたら、蟻がいました。

 捕獲してあげようかとも思いましたが、私にとって蟻なんて、「オフィスのフロアに転がっているゼムクリップ」程度のものなので、拾う気も起きないのでスルーしてしまいましたが、あの蟻、なんで部長の席が好きなんだろう?

 それにしても、一時期はクワガタが趣味で、最近はお子さんがいる社員に「うちのマンションの駐車場にカブトムシがいっぱいいるんだけど、欲しい?」なんて捕獲してあげてる部長なのに、なんで蟻が机の上を歩いているだけで、なんであんなに大騒ぎするのだろうか?


11月25日(月)

 朝のワイドショーで、かなりたっぷり楽天優勝パレードやってくれたので、たいへん満足いたしました。
 特に、なぜか日テレの「スッキリ」が前から楽天優勝をかなり丁寧に取材してくれていたのだが、今回も花形リポーターを送り込んでくれたので、嬉しかった。そして、藤田が何度も「スッキリ!」のポーズ決めたので、「お前ってやつは・・・」と感動しました。

 今日は休みだったのですが、ニコニコではなんと、楽天とソフトバンクとオリックスのファン感謝祭が中継されていたことに気がついて、今日はまず楽天のを観たのですが、長いから観るの大変だった。また暇になったらソフトバンクやオリックスのも観てみよう。


11月24日(日)

 昨日も今日もお仕事よ。

 今日は、恒例になってしまった支店のイベントのお手伝いだったので、「絶対に遅刻できない」と緊張していたせいか、午前3時から1時時間ごとに目が覚めて、時計を確認しては溜息をついておりました。

 そのため、久々に面白い夢を観た。

 たぶん、昨日各地でプロ野球チームのファン感謝祭が開催されていたので、選手ツイッターでそれを眺めていたのが影響しているのだろう。
 その中でも特に印象に残ったのが、日ハムの谷口きゅんが楽屋で同僚たちと変顔ツーショット撮りまくり写真だったようだ。

 夢の中で、私は選手では無いようだったが、「日ハムの新しい球団スタッフ」みたいな立場だった。
 そして、秋季キャンプのような所に参加することになり、日ハムの今浪がなぜか丁寧に案内してくれて「みんなこの店で日用品買ってるんすよ」なんて喋りながら歩いていたのだが、私は「谷口きゅんとツーショット写真撮りたいなあ」なんてヨコシマなことを考えながら歩いていたのだが「そうだ、せっかくだから、斎藤祐ちゃん(ハンカチ王子)とツーショット撮って、友人M嬢にメールしよう。きっとウケるぜ!」なーんて考えていたら、津波が襲ってきたので、ああ、その前に「食事は各自で作るんです」と自炊場を案内されたのだが、調味料や油などは使い放題らしいが、食材は冷蔵庫に小分けされている物が、セルフサービスの定食屋さんみたいに「100円」とか値札がついていて、「この箱にお金入れるんです」と、無人の野菜売り場みたいなことになっていて、「えー、なんだか面倒くさいなあ」と思っていたら、津波がきたのだが、「これは津波じゃなくて、近所で戦艦が沈没すると、こうなっちゃうんですよねー」と説明され、みんな慣れているようで、テキトーにそこら辺にある浮くものに捕まってプカプカ浮いてやりすごしていた。

 以上、とても夢らしいカオス状態でしたが、何度が目が覚める度に記憶を固定していたので、順番もごちゃごちゃになってるようだが、そういや、「日ハムが出てくる前は違う夢だったような」ということを後で思い出した。

 日ハムに紛れ込む前は、なんと楽天のファン感の楽屋にいたのである。

 選手がずらりとパイプ椅子に座って、雑談していた。

 そんで、これも夢らしい意味不明のことだが、その場所は名古屋ドームらしかった。
 そして、永井が「名古屋に来ると、あの大事な試合で敗けたこと思い出しちゃうんだよねえ」とコボしていた。雰囲気的には「それで日本シリーズで優勝できなかった」というトラウマ的な試合のようだった。

 すると、隣に座っていた青山が「その話やめよーよ」と言い出した。
 そしたら永井は「でも、どうしても、あそこであのプレーが無ければって、名古屋に来ると思い出しちゃうんだもん」

 それまで私は「この会話、なんか変?」と思っていたのだが、永井が語る「あのプレー」が夢の中で再放送されたら「9回。同点に追いけるかもしれないチャンスで、2塁ランナーだった青山が牽制で刺されてゲームセット!!!!」だったので、「あー、あの試合ね」となんだか納得していた。

 そしたら青山が立ち上がり「だから、その張本人が嫌がってるんだから、もうその話はしないでくれ!」と声を荒らげたので、「まあ、たしかに永井も、わざわざ本人の前で蒸し返さなくてもねえ」と思っていた。

 早朝の空いてる電車に揺られながら、「なんであんな夢観たんだろう?」と考えこんでしまいました。

 野球に興味の無い人には実にどうでもいい話だし、そもそも夢の話なんて他人には面白くないのはわかってますが、「中継ぎ投手の青山は、セ・リーグ相手の試合でも打席に立つことはほとんどない」わけで、私は青山が打席に立ったのを観た記憶もありません。
 ましてや、累上にいることなんて絶対無いし、もし、「2塁ランナーがホームに帰れば同点!」の場面だったら、100%、代走が送られるでしょう。

 いったい、なんでそんな「絶対ありえない」というか「想定すらしない」ようなことを思いつくかね?

 ほんと、不思議です。

 でも、ちょっとお疲れ気味だったので、野球選手がいっぱい夢に出てきてくれて、とても楽しかったです。

 今日は楽天の優勝パレードだったのですが、盛り上がったみたいですね。資金不足問題はどうなったのだろうか?明日のワイドショーが楽しみです。


11月23日(土)

●今日のごちそうさん

 いやー、いつも土曜日はキレイに落としてくれるので、それを期待していたのですが、期待を大きく裏切って「汚くコテコテに」やってくれました。

 つーか、収録と放送がズレているはずなので、どこまで視聴者のご意見が反映されてるのかわかりませんが、前に「肥桶」が出てきた時に「食事時になんてことでしょう!!!」と嫌悪感を感じていた人をさらに挑発するようなゲロ演技・・・・

 主人公が義妹の見合いを潰そうと、見合い相手の一家に欠けた茶碗でお茶を出したり、虫を入れたりという幼稚な手段に出たところも突っ込みどころ満載でしたが・・・・

 賛否両論の阿鼻叫喚だった今日の放送ですが、やっぱ数字とるためには、このくらいやらないといけないのかね?
 このドラマは、欠点のある人ばかりが目立つが、そういや好視聴率の「ドクターX」は「いい人が全然出てこない」という凄いドラマだったが、地味なドラマは流行らないようです。

 ここ2週間ばかし外出していて観てないけど「八重の桜」も京都編になったら「地味でつまらん」と言う人けっこう多かったしな。私は京都編好きなんですけどね。それこそ、朝ドラの王道みたいな展開なので(笑)

●今日の部長

 TK部長は少し前から「社内人材育成リーダー養成講座」みたいなのを受講させられているのだが、そのテキストとして教育論的な本を読んで、読書会みたいのをするらしいが、かなり前から「あー、感想文が苦手だ」と書けないでいる。

 今日も「小学校の頃、読書感想文って苦手じゃなかった?」と話を振ってきたので「私は得意でしたよ」と胸を張ると「なんで?」と言うので「だって、そんなもんテキトーに書いておけばいいじゃないですか!」と言うと「そりゃそうなのかもしれないけど・・・・」

 私は本当に読書感想文で苦労した記憶がない。
 中学校の頃なんて、夏休みの宿題で悩む友人たちに「1000円で書いてあげる」と営業して、小遣い稼ぎしたくらいだ。でも、隣のクラスの課題図書が島村藤村の「破戒」だったので、けっこう読むのがヘビーだったけどさ。

 でも「部落というものがあるのは知っていましたが、こういうことだったんですか!初めてわかりました」という素直な気持を全面に押し出したのを書いておきました。

 で、部長が抱える課題図書は小説ではないし、各自が書いた感想文を元にディスカッションすることになっているようなので、私が振りかざすテキトーは通用しないのはわかってますが、ディスカッションがあるのなら、「ちょっとボケかましておいてもいいのでは?」と思ったのでそう言いました。

 たぶん、他のメンバーもどうせ優等生的な無難なことしか言わないはずです。

 小学校や中学校の国語の授業で、短編小説を読んだ後に「これを読んでどう思いましたか?」なんて先生が問いかけてもシーンとしてました。
 そういう時、先生が「じゃあ、●●君」と指さした生徒が「おもしろいと思いました。感動しました」と答えたのでは先に進みませんが、「なんか、いい話だとは思うけど、ボクはこの主人公が好きになれない」なんて言うと「え?いい子じゃん、なんで?」と思った生徒が反論してきたりして、「うわー、同じ話を読んでも、好き嫌い分かれるんだ」なんて盛り上がったりした。
 もっとも、そんな状態になるのは、2年に1度くらいでしたけど。

 なので、部長がそういうフックになっても面白いのでは?と提案してみたら、「うーん、そういうのわかるし、オレもそういう小学生だったから、わかるんだけど、でも、なんかバカだと思われそうで」と言うのだが、私にはその「バカだと思われたらヤダ」って気持がわからないなあ。

 そりゃ、「頭良さそうなこと書こう」と思うと、なかなか書けませんよね。

 でも、どーせ他の人だって、大したことないのに必死に「このような構造的に抜本的な高い意識を持つことが現代社会に置いては特に重要なことだと推察されます」なーんて書いている中で、「あのー、お説には納得するのですが、これ、ちゃんとやろうとすると予算けっこう必要だと思うんですど?」なんて言ってみたほうが面白いと思うのですが・・・・

 でも、そういう道化役はやりたくないらしい。
 でも、ややこしいのは、「オレは道化役得意だから」と妙に自信があるあたりである。

 ずいぶん前だが、私が不毛で長い会議に参加したことがり、会議は全く進行しないまま時間ばかり流れていくので、私は「今日はもう、これ以上やっても無駄では?」と提案したけど無視されたので、「言い方がキツかったかな」と反省して、「もう、お腹すいたから、帰りたい」と言ってみたのだが、誰も笑ってもくれず、とても辛かった。

 かと言って、議長が「他に意見のある人は?」と言っても、みんな下むいてじっと耐えてるだけで、まるで「桜の木を折った人が名乗り出るまで今日は教室から出らません」みたいな拷問であった。

 うちの会社は、たまに「小学生か?」な低レベルのことを平気で行うことがたまにあるけど、部長が参加している講習もそういう雰囲気があるようだ。


11月22日(金)

 ふー、ちょっとややこしそうな修正をすることになったのだが、意外とあっさり出来たので、「私って天才」と自分で自分を褒めておこう。

 先日も立て続けに現金出納担当のエビワカちゃんが「現金が合わないーーー」と訴えるのを見事に解決したので「私の短期記憶も、まだまだ大丈夫ね」と少しだけ自信回復しました。

 些細なことでも「私って出来るじゃん!」って思うと、ほんと元気になりますからね。

 でも、今日は会社で誰かが「今日はいい夫婦の日だね」と言うので、そしたら誰かが「そういや、今日入籍する芸能人の話が少し前にあったような・・・」と言うので、「あー、それテレビでやってたなあ」と私も覚えていたのですが「でも、誰だったっけ?」

 アラフォー揃いの総務部は、ほぼ全員、記憶力が衰えているので、一瞬「シーン」となってしまったのですが(唯一のアラサーのエビワカちゃんは、家では子供の相手に忙しく、ワイドショー的な話題に一番疎い)、たまたまその場にいたアラフィフのO専務(この人も元上司)が「・・・・・・・加藤あい、じゃね?」と呟いたので「あー、そうだ、そうだ、Oさんすごーいwwwww」と平和に盛り上がりました。

 いや、その少し前にO氏が「えっと、Sの内線番号ってわかる?」と呟いたら、M嬢が「363」(番号は仮名です)と即答したので、O氏が「おお、すげーな」と感心していたので、私が「Mさん、褒められてましたよwww」と軽く突っ込んだことが前振りになっていたのです。

 というわけで、些細なことでも互いに褒め合うごっこして遊んでいたわけです。

 私は自己啓発本などは苦手ですが、「いい言葉をわざとらしく発しても、人間の脳ミソはバカだから、なんだかその気になる」という説は指示しています。
 詳しくは忘れたが、他人に向かってただのお世辞でも「ステキね、キレイね」と言っていると、脳は「自分で言ってるくせに、自分が言われたように解釈してしまう」らしく、気分良くなってきちゃうとか。

 そういや、今日の午後、同僚E嬢が「あー、やっぱしおやつ食べたくなっちゃう」と嘆いていたので、「ダイエットでもしてるの?」と聞いてみたら「それもあるけど、なんか体に悪そうじゃない?」と言うので「適度に糖分補給するのはいいことだと思うけどなあ」と言ったら「そうなの?」と食いついてきた。

 「食べ過ぎは良くないかもしれないけど、おやつ我慢してイライラするより、ちょこっと食べて満足していたほうが体にはいいと思うなあ」と言ったら、「ああ、そうなのかも」と頷くので「ほら、少し前に、肉ばかり食べるのは良くないと言われてるけど、ああ美味しいと感激しながら食べていれば、逆に脳が活性化して体にいいんだ、とかいう説があったじゃん。だから、お菓子も、ああなんて美味しいんだろう、って喜んで食べてればいいんじゃない?」って言ったら、E嬢は苦笑していたけど、確かに屁理屈っぽいけどさ。

 美味しいものを「ああ、美味しいなあ」って食べている時は、まさに「幸せ」なことだし、だいたい人間も犬猫もそうだが、食べなくなってくると急激に衰えてくるものだ。

 私の父方の祖母も、ほぼ老衰みたいな亡くなり方をしたが、亡くなる数ヶ月前からほとんど食事をしなくなったらしいし。
 母から「食べなくなってきたので、そろそろヤバいかも」と連絡を受けて、見舞いに行ったのだが、やはり母からそういう連絡を受けた、祖母の甥の嫁?えーと正確にはどういう親戚がよくわかってないあたりがダメですが、ミヤノ家は「学がある人ほどパっとしない」という傾向があるのですが、祖母の甥なのか、その父親である祖母の姉の夫のことなのかよく知らないのですが、学歴は無くても、最初は駅前の新聞スタンドを始めたら、そこから商売を広げて、そこそこのチェーン店舗を成したようで、いい大学出て、いい会社に勤めたはずの私の父がオイルショックに翻弄されて安月給だったのに比べると、けっこういい暮らしをしていたらしい。

 そんで、私が6歳だか7歳くらいの頃から、うちは祖母と同居することになったのだが、フツーに上手くいかず、祖母は長野に住む実妹のところによく長逗留していたけど、その甥のところもに時々滞在していた。
 私が高校生くらいの頃かなあ?そこの家から戻ってきた祖母が「いつもは夜中に何度もトイレで起きるんだけど、あの家は、セントラルヒーティングで家中ポカポカだから、そういうことないのよ」と語っていたのは。
 母と私は「だったら、ずっといれば?」って、ちょっと思いましたです。いや、私はその程度だったけど、母は「(あんたの大事な一人息子である旦那の稼ぎが少ないから)うちは寒いので、もっと居心地のいい家があるなら、どうぞ、どうぞ」と思ったことでしょう。

 なので、私は、そこの家に祖母がご迷惑おかけしていたと思っていたのだが、あの時、初めてお会いして、「ほお、なるほど」と気がついた。
 その甥の妻は、たいそう、祖母に懐いていたのである。
 つーか、「これみよがしに」的に。

 たぶん、たまに滞在していた祖母は、「同居している嫁がキツい」とこぼしていたのであろう。なので、暮らしぶりも我が家よりはずっといい甥の家で「あー、ここはいいねえ」と褒め称えていたことでしょう。
 なので、甥の妻も「たまに来る、義理の叔母」を「お気の毒に・・・・」と丁寧にもてなしてくれていたのだろう。

 だから、その人にとって、うちの祖母は「自分を出来る人だと認めてくれる人」と認識されているようだった。

 見舞いの時にも、「オバサンとは、あちこち一緒に買い物に行ったりして、楽しかったのよねえ」とか、アピールししていたし。そして、母から「もう食べなくなったから」と聞いていたので、祖母の好物だったらしい食べ物を持ってきて、「ほら、オバサン、これ大好きだったじゃない」と祖母にスプーンで食べさせようとしていた。

 しかし、祖母は頑として食べようとしない。
 つーか、母や私にも無関心だったが、その甥の妻にも同じ態度だったので、そのオバサン的には「こんなはずは無い!」と必死だったのだが、秘密兵器だった好物も口にしてくれないので、私や母は気配を察して少し離れたところで雑談していたのですが、そのオバサンはずいぶん長い間「ほら、オバサン、一口だけでもいいから食べてみて?」と必死に格闘してました。

 あの光景観たときは、本当に「ああ、おばあちゃん、長くないな」って思いました。

 少しでも「欲」があれば、自分を老人ホームに放り込んだ嫁の前で、甥の妻をちやほやしただろうに。嫁が「もう食べなくなってきた」と言っても、そのオバサンが持ってきた食材を口にすれば、オバサンの勝ちだったのに・・・・・

 私は横目で「一口くらい食べてやれよ」と思いましたが、とうとう口を開けませんでした。

 まあ、うちの祖母、そういう薄情な人でしたけど(笑)、私はその祖母に顔がそっくりなんです。でも、性格はかなり違うと思うが、「育った時代の違い」を補正すると、けっこう性格も受け継いでいるように思えるので、私は、「社交的でおせっかい」だった母方の祖母よりも、「引きこもりで、自己中心」だった父方の祖母の方に感情移入していたのですけどね。

 そうそう、先日実家に帰った時に、母に「今やってる朝ドラにハマってるんだけど、主人公は秋野さん(父方の祖母の名前)よりも、数年年上なんだけど、洋食屋の娘で、けっこういいもん食べてるんだよ」という話をしたら、母も「ああ、佐藤さんちもねえ」と語り始めた。秋野ばあさんの実家が佐藤さんである。

 母が「夏休みだから、日帰りで海水浴」と言ったら、秋野さんは「日帰りで?」と驚いていたそうだ。
 今で言うところの大企業の支店長クラスだった佐藤さんちは、「夏休みには、馴染みの宿に数日滞在」っていう豪勢な海水浴をエンジョイしていたらしい。もっとセレブだったら、軽井沢の別荘に行っていたのかもしれないけど(笑)

 「ごちそうさん」で主人公の女学校時代では、友達が「ちょっと海水浴でも行かない?」と日帰りでレジャーしていたが、あの当時、あのクラスの家では、もっと優雅に海水浴していたようです。

 父方の祖母はそういう「ちょっとしたお嬢さん育ち」だったためか、「両親とも田舎から奉公に出てきて、独立して商売していた」という、そっちもけっこうドブ板嬢ちゃんだった母と、要するにどっちも「なんちゃってお嬢さん育ち」だったので、上手く行かなかったようですが、「ごちそうさん」で、「うちの祖母と母の融合体みたいな、わがまま娘が大阪の旧家に嫁いだら、こんなでした」っていうのを観るのが超楽しいのでした。

 そして、ヤフーの「みんなの感想」も、ほんと面白くて。

 「先週、大量に舞い込んだ鯛はどうなったんだ!」とか「あんだけの梅をどうしたんだ!」とか、怖い小姑よりも怖いです(笑)
 さらに、ジワジワ怖いのは「梅の処理なんて、誰でもやってることなのに、なんであんなにこれみよがしに?」なーんて感想です。いや「梅ほじほじ」なんて全然知らなくてすいませんです。梅酒も梅干しも自分で作ったことないです。すいませんです。

 「梅仕事」っていう言葉も初めて聞きましたが、娯楽の少ない時代に「家族総出で、梅を料理する」っていうのは楽しそうだと思いました。
 私も、実家にいたころは、エンドウの莢剥きとか手伝ったもんな。ああいうお手伝いは楽しかったです。

 さて、「ごちそうさん」は明日はどう落としてくれるのだろうか?
 今週のテーマはナスなんだけど、今のところ、ちょっとしかナスが出てきてないので、そういうところもアンチさんの気に障るようですが、私は「残り15分でどう料理してくれるのかな?」と、とても楽しみにしております。(ネタバレのあらすじを読まないよう努力している姿は、おやつ我慢しているE嬢と同じか?いえ、私は豪華な夕飯を美味しくいただきたいので間食を我慢しているという状態なのです)


11月21日(木)

 昨日は超久々(連呼・・・)にアライ氏と会食(?)。

 最近は、友人と頻繁に会わないので「最後に会ったのいつだったっけ?」ってことが多い。というか、ほとんどそう。
 だから、一年ぶりくらいでもそんなに「お久しぶり」って気分ではなかったりする。

 行ったのは、平井にある豊田屋という、けっこう人気店らしい「昭和の大衆居酒屋」だったんだけど、あんこう鍋や白子鍋が安価で食べられて、ほんと安くて美味しかったので、あれは流行るわ。地元のオジチャン客と会社帰りの20代の若い客がごっちゃにひしめきあっているいいお店でした。

 さて、久々に仕事の愚痴を書こうか。

 愚痴っていうわけでもないんだけど、ここ最近、立て続けにある人に絡まれた。
 その社員は、古株のシステム担当で、我が社の情報システム部はアラフィフの古参がけっこう多いのだが、そういうオジサンたちの主な特徴は「なるべく人間語は話さない」ことであろう。

 無口で無愛想な人ばかりなので、エビワカちゃんみたいな新しく入った人は怯えていたけど、「口数少ないだけで、怖い人ではないし、たまに立ち話すると意外と普通に喋ったりするよ?」とフォローしていたのだが、エビワカちゃんもだんだん慣れてきて怖がらなくなったようだ。

 そういうオジサン達の中でも、最も口数の少ないKさんは、私が内線で「社内システムが変です!」とお願いすると「・・・今、行く」としか言わず、「なにその、世界一短い電話の返事でも目指してるのか?」と思うくらいなのだが、急ぎの依頼では無い時はメールでお願いしておくと、普通の返事が返ってくるので「できるだけ喋りたくないんだな」と勝手に理解していた。

 で、そのKさんが自社開発の社内システムでは重鎮なので、仕事が集中しちゃって忙しいのもわかっているので、大したことないお願いだったら、部下の若い子に言うのだが、結局、Kさんがやってくるので「おや、いきなりラスボス登場ですか?」ってことも多く、私が大袈裟に「いやー、Kさんにお願いするようなことじゃないと思ってたのに!(笑)」なんて言ってみても、ニヒルに(けっこう渋い感じの美オジサンなのだ。刑事ドラマの渋い脇役刑事みたいな感じ)無表情でちゃっちゃか直してくれて「終わった」と呟いて去っていくのである。

 なので、私は密かにKさんファンであった。
 だって、「太陽にほえろ!」の山さんみたいなんだもん(笑)

 しかし、先日、同僚M嬢が休みの時にKさんがM嬢に内線してきてエビワカちゃんが受けたのだが「◯◯のマスター登録やってる人は?って言ってるんですけど」と言うので「あー、それはMちゃんだけど、替わるよ」とKさんに「それはM嬢がやってるんですが、今日は休みなんで」と告げたのだが、いつもだったら「あ、そう」で終わるはずなのだが、なんだかごちゃごちゃ話しはじめた。

 どうやら、M嬢がその登録を変更すると、K氏がなにやらフォローしないといけないのだが、M嬢が勝手にやってしまったため、どこかに不具合が出てしまったらしい。

 と、くどくど説明されても、私は漠然と「M嬢がなぜこのタイミングでそれをやったか」はわかるし、その権限がM嬢にあるのは、「そこでマスター登録すると、他にも反映する」からだと思っていたのですが、実はそうじゃなかったようなのです。

 そして、不具合起こしたのは、私が集計するあるシステムのことだったので「え?あれは、M嬢がマスタを変更してくれれば、こっちも自動で替わるんじゃなかったんですか?」と言ったら「いや、そうじゃないんだ」と言われても、私としては「で?」って感じで、その仕組を説明したいのだったら「こうじゃなくて、こうして欲しかった」と言ってくれれば次に生かせるかもしれないけど、私がマスタ登録してるわけでもないので、「はあ、そうだったんですか?」としか言いようがない。

 そして、K氏はひとしきり愚痴ると、「まあ、いいや」と電話を切ったのだが、私に何を訴えたかったのだろう?

 今日もまたエビワカちゃんが「Kさんがなにやら、◯◯の件がわかるか?って言っているのですが、私全然その話聞いてなくて」と言うので、「あー、それ私も傍受していただけだけど、マスオさんとなんかやってたわ」と電話を替わると・・・・

 マスオさんもお休みだったのです。
 なので「マスオさんがお願いしていた件ですよね?どうかしましたか?」と聞いてみたら、マスオさんが見落としていた処理があり、「それはどうすればいいのか?」って質問だったので「あー、それもそうですね、じゃあ、そうしてください」と言ったら、「それは経理としてはいいのか?」って??????

 上司である私が「それでいいです」って言うんだから、それでいいじゃん、と思うのだが、なんかずっとネチネチ言ってて、たぶん、彼の言いたいことは「経理的に当たり前のことを見落としていたとうことは、そうする理由があったかもしれないので、そこをちゃんと確認してもらわないと困る」ということだったんでしょうけど、そんな重大な案件でもないでしょ?

 しばらく話してみたんだけど、もうなんだか「眠たくなった子供がグダグダ言ってる」ような状態だったので、「どう落としたらいいのだ?」と迷ったあげく、そのマスオさんの依頼は、とある部署のミスの修正だったので、「じゃあ、あっちの責任者に確認しますから」と言ったら、やっと納得してくれた。

 それでいいのなら、最初からそう言ってくれればいいのに。

 「この件を修正すると、こうなるから、あっちの責任者に確認してくれ」って言ってくれれば「はーい」で終わりだったのに、何を言いたいのかさっぱりわからず5分くらい会話してしまいました。

 なんだか、その2件のネチネチ攻撃で、「15年働いていたが、Kさんが一行以上喋るのを初めて聞いた」と思った。たぶん、過去15年間でKさんと会話して時間を集計しても、この2件の100分の1くらいだったのではないか?

 どうしちゃったのだろう?
 クソ忙しいのに、余計な仕事をやらされて、愚痴りたくなったのだろうか?
 でも、私に絡んでも、面白くもないだろう。

 なので、Kさんに絡まれて「やーね」と言うより、「Kさん、大丈夫なのか?」って本気で心配になりました。

 そういうや、少し前に上司のTK部長がK氏となにやら内線で話しこんでいて「なんで、そういう話になるのだ!もーややこしいなあ」と嘆いていたのを思い出した。

 その時は「へー、Kさんが絡んでくるなんて珍しいな」と思っていたのですが、どうやら最近そういう感じのようです。加齢の影響なのか、他の要因があるのか全然わかりませんが。

 確かにKさんと同年代のオジサンたちの中には「最近、クドくなってきたな」って人もいますが、逆に前は愛想良かった人がだんだん不愛想になってくるケースもあり、人それぞれなので難しいです。

 そういや、50代半ばになったS氏とI氏は、元々は二人ともとても社交的なお話上手さんですが、ここ数年はちょっと方向性が変わってきており、S氏は「話の長いオバちゃん」化しており、何か確認すると、えらい話は長いは脱線するわで、聞くのにも体力が必要ですが、I氏のほうは「超せっかちなオバちゃん」化していて、「ほな、これお願いな」と説明もなく書類置いていくので「これはなんですかーーーー!」と後から確認しても「それは、TKには説明してあるから」と言うのですが、部長に聞くと「聞いてねー」だったりするので、「おねがいですから、ちゃんと説明してください」と思うのですが、もう、どっちもどっちで扱いに困りますが、私もいずれは歩く道でしょうから、困惑しながらも冷静に観察しています。

●今日の「ごちそうさん」

 大人しい義妹に縁談の話が舞い込んだのだが、義妹はまだ16歳だということが判明した。
 いい縁談のようだが、義妹はなにせ、自己主張をほとんどしないので、心配になった主人公は義妹に「これでいいの?」と話をしたいのだが、義姉の強力なブロックに阻まれ叶わないので、義妹に持たせているお弁当に「あなたの気持ちはどうなのか、イエスかノーか割合で教えてください」という手紙を入れた。

 私が「わー、上手いな」と感心したのは「割合で」というところで、「ほんとの気持ちはどうなの?」って聞いても、返事しにくいけど、数字で表現させるとわかりやすいじゃない?私は経験ないけど、テレビでよく医者が患者に「痛みの度合いは?」なんて数字で表現させてるみたいな感じで。

 そして、主人公が義妹に宛てた手紙は「横書き」だったので「おー、モダンですね」と思った。
 でも、主人公が東京の女学校時代に、「比熱」とかの化学の授業で赤点とって苦労していたのも観ていたし、「へー、大正時代の女学校、そういうのもやっていたんだ」と思っていた。そういうのはけっこう資料がありそうなので、時代考証を信頼しておりました。
 そして化学の教科書も横書きだったし、主人公が苦戦していたテストも横書きだったので「まあ、理数系の表記はやっぱし横書きじゃないとね」と漠然と思っていました。

 なので、今日の「兄嫁が義妹に書いた手紙が横書き」というのは、義妹だって女学校通っているわけだし、きっと「横書きの手紙」っていうのは、「友達同士でやりとりする手紙」みたいな感じで、私の頃だったら「女子に流行の丸文字で綴った手紙」だったろうし、今だとラインでスタンプびしばしで、っていう雰囲気で、非公式で親密な感じがよく表現されていたと思う。

 しかし、「みんなの感想」を読んでみたら「あの時代に横書きなんてありえないwww」と時代考証に誹謗中傷が乱立しておりました。
 まあ、誹謗中傷もNHKの工作員のしわざかもしれませんけど(笑)
 だって、すぐに「あの時代は縦書と横書き使い分けていたようです」なんてコメントも付いていたので・・・・

 相変わらず「好評価つけてるのは工作員だ」と言う人がいますが、そりゃ、アマゾンとか食べログで高評価つける工作員はいると思いますが、ただで観られるテレビドラマだとねえ?

 高評価に釣られても、一回観れば充分でしょう。

 そして私は「必死の高評価」に誘導されて「夫のカノジョ」をまた観てしまいましたが、妻の浮気を疑った夫が「ほんとのことを言ってくれ!」で妻と入れ替わった部下のOLが「ほんとのことなんて言えるわけないじゃん!」ってラストシーンで「うーん・・・・・」

 この設定だったら、もっとセクスィな展開にしないとなあ。
 田辺誠一君演じる上司に、部下が恋心抱いていたんだけど、妻と入れ替わっちゃった?っていうのだったら、最大の争点は「えーと、これでエッチしちゃっても、いいのだろうか?」ということだと思うのですが、そこを健全にやりすごそうとするので、「だったら、こんな設定にするな」と思ってしまいます。

 真剣に酷評するなら、ツッコミどころ満載でしょう。

 でも、不味い店に入って「ここは本当に不味い」って言うのもね。

 先日、友人がクーポン買ったので付き合った「ビストロ風バル」も全然美味しくなかったけど、あの付近はあの手の店が乱立していたので「そもそも、渋谷のあの近辺に味を求めて来る人もおらんだろう」ということで、流行を追い求めるダメ経営者がふるいにかけられる激戦区なのでしょう。

 そういう意味では「ごちそうさん」は、なぜか「バッシング」まで念頭に置いていたかのような出来で、「自分の価値観に会わないから、とりあえず叩く」っていう人達を想定していたのかのようなネタ提示にちょっと寒気がしてくるほどです。


11月19日(火)

 超久々に2時間半も残業しちゃったぜ。

 けっこうテンパっていたので、それほど疲れなかったけど、帰宅して時計見たら、もう10時近くてがっくし来た。
 まあ、明日は休みだから頑張ったんだけど(でも、土日出勤だ。日曜日はまた支店のお手伝い)、こんなの毎日続くと、絶対にシンドいだろうね。って、過去に何度かそういう時期あったけど、あれは若かったから出来たことで、もう無理だろうなあ。

 さて、今日のお昼休みに、日曜日に行った「御陵」のことをネットで調べてみたら「ええええええ?」と驚愕の事実に気がついた。
 私ったら、先に大正天皇のお墓を観てから、次に観たお墓の方が立派だったから、てっきり、それが明治天皇のお墓だと思い込んでました。

 本気でそう思っていたのなら、現地で「あれ?昭和天皇のは?」って気が付きそうなものですが、「お墓参り」じゃなくて、ただの散策気分だったので、全然気が付かなかったよ。
 明治天皇のお墓は、京都にあるんだって・・・・

 それほど天皇家に興味もないけど、目の敵にしているわけでもないし、「ロイヤル・ファミリーがいたほうが、いろいろ便利なんじゃない?」程度に思っているのですが、やっぱし、こんなもんでした。カミソリの刃は送らないでください。

 ついでにやっと「艦これ」ってやつも、実際どんなもんだか検索してみました。

 旧日本軍の軍艦を萌えキャラで擬人化して育てゲーらしい、という漠然とした情報はキャッチしておりましたが、実際にキャラの画像観ると「遺族会からクレーム来ないんか?」と心配になるようなシロモノでした。

 で、私が「艦これ」が具体的にどういうものかはわかってなかったのに、「レイテ島が台風で甚大な被害って・・・・艦これが総動員って事態じゃないの?」という素朴な疑問を抱いていたのですが、やっぱし、「艦これ」に夢中な人々はニュースで連日「レイテ島」が連呼されているのに激しく反応していたようです。

 しかも、自衛隊がレイテ島の援助に派遣した護衛艦だかなんだかは「いせ」という船で、レイテ沖海戦でも活躍した「伊勢」と同じ名前なので「レイテ島に伊勢があああああ!!!」と一部で盛り上がっていました。

 レイテ沖海戦では、アメリカと激しい戦闘を繰り広げたのに、70年後、レイテ島支援のために、アメリカの空母と「伊勢」が同じ海域に揃うとは、なんという・・・・

 これもネット上の噂話から拾っただけですが、「艦これ」の人気で、にわか軍艦マニアというか、それ以下の人口が急激に増えたため、本物の軍艦オタクが「にわか」叩きに躍起になっているようですが、なにごとも底辺が広がることはいいんじゃないでしょうか。

 楽天だって、「里田まいの内助の功」だけしか興味ない人が沢山いても、話題になるだけなんぼかましだと思ってますし。

 そういや、楽天優勝セールは「水増し表記」した店舗のおかげで、かなりしょんぼりしてしまいましたが、「ああ、テレビで騒がれるのってこういうことか」と感心したのは、うちの非常勤役員のお爺さんが「楽天市場っていうのは、ネットで登録しないと買えないのか?」と聞いてきたので、ああ老人にはハードル高いかもしれないなあ、と思ったのですが、その役員氏の奥様が「掃除ロボットのルンバが激安だ!」と買う気満々になっていたらしい。

 私は「猫がたくさんいる家は、ルンバに向かないと思いますよー」とアドバイスしたが、ネットショッピングしたことのない人も、「楽天優勝セール」にそれだけ食いついてくれたっていうことは、そうとう市場を掘り起こしたのかもしれない。

 さて、毎朝楽しみにしている朝ドラの「ごちそうさん」だが、今週は陰湿な嫁いびりを通り越して、「悪ノリ」の境地まで進み、私は大喜びなんですが、「みんなの感想」は星一つさんと星5さんの激しい攻防が繰り広げられていて、そっちも楽しいです。

 だんだん機能がわかってきたので「感想を入れた人」の個人的な時系列も追えることがわかり、「この人、毎日毎日、きちんと観て、きちんと重箱の隅つついてて凄いなあ」って感心しておりましたが、一人、「私の仮説」を裏付けるコメンテーターを発見!

 「ごちそうさん」に対しては、丁寧な長文で「こんな論理が破綻しているドラマが高視聴率なんて」と毎日丁寧に批判しているのだが、BSで再放送されてるらしい「ちりとてちん」は「ほんとに、なんて素晴らしいドラマなんでしょう」と短文で手放しで賞賛していたので、「朝ドラ好きなのね」と思っていたのだが、朝ドラだけではなく「独身貴族」も短文で絶賛していたし、「安堂ロイド」も「いよいよ、面白くなってきました!」と盛り上げていた。

 なんだろう?低視聴率番組を楽しみにしているので、高視聴率ドラマ叩きに燃えているのかな?と思っていたんだけど、「あ・・・・・」

 「独身貴族」は草なぎ君だし、「安堂ロイド」はキムタクじゃん?

 必死にジャニーズ応援してるんですかね?

 でも、他にジャニオタ発見できなかったので「杏が亀梨くんと熱愛報道があったから、目の敵にされてるの?」説の裏付けにはならなかった。

 他にも「夫の彼女」は高評価なのに「ごちそうさん」はコテンパって人もいて、ムキになって低評価する人達のプロファイリングは難しいようです。

 おや、楽天がアジアシリーズで負けちゃったようですね。準決勝敗退は日本初らしいです。もおおおおおおおお!(笑)

 ええと、「ごちそうさん」の話でした。
 私は細部までよく練られた脚本だと楽しんでいるのですが、よくあれだけ粗探しできるなあ、って感心しますが、けっこう「読み誤ってる」人も多くてさ。
 「発言小町」なんかでも、ちゃんと書いてあるのに、堂々と誤解している人がけっこう多いけど、私の想像以上に読解力の低い人って多いようです。

 よく、バラエティ番組のテロップがうざいと文句言う人いますが、あれは「ちゃんと文字で説明してあげないと、わからない人がいるからなんだろう」ということなんだろうなあ。

 「ごちそうさん」は一部の人が「セリフ主体のつまらんドラマ」と酷評するけど、私はけっこう絵で説明している「ちゃんと観ないとわからないドラマ」だと思っていました。
 そういう表現がほんと上手くて、今日は主人公の夫が、姉(主人公にとっては目下の敵である小姑)に「嫁が肉屋の男といい仲らしい」というのを真に受けて、嫉妬の炎をメラメラ燃やしている最中に、義姉が、肉屋の幼なじみの源ちゃんに偽装付文(夫よりもあなたのほうが・・・みたいな)を置いて、事態をややこしくしようと画策していたのですが、その付文をチラリと観た視聴者は「おねーさんの字」と瞬時にわかってしまったのです。

 先週、別件で小姑の筆跡が披露されて「うわー、達筆!さすが旧家の長女」って文字だったので。
 そして、先週は主人公が東京の両親に向けて「お父さん、お母さん、私は元気でやってます」という手紙を書いていたのだが、それは全然達筆じゃなかったので「明治生まれで女学校も出てるのに、この筆跡か?」と思ったのですが、それが今週のエピソードにしっかり繋がっていたので「上手いなあ」と。

 そもそも、肉屋で働く幼なじみに紹介されて、料理の達人である師匠の所に行くのですが、世捨人の師匠は花街で、代筆屋や学校に行けない子供に読み書き教えて生活しているようなのですが、幼なじみと「今日は何するの?」って嬉々として花街に足を運んでいるのを尾行した夫が目撃したら、「こ、これは・・・・」と自分の頭の中で必死に言い逃れしようとしても無理でしょう。
 現代で言うところの、ラブホ街を仲良く歩いているようなものですからね。

 ただ、重箱つつきの批判の中にも「へー」と思うようなものもあり、「今でもそういうことあるが、当時は肉屋なんて・・・・」と言うのは、先日「屠畜」に関する本を読んだので、屠畜業者への差別意識というのをちょっとだけ意識したのですが、そういや、なんでわざわざ重要人物を肉屋にしたのだろう?魚屋でも乾物屋でもよかったのに。

 なんか、そこも重要な伏線になるのだろうか?

 私は伏線貼りまくりのドラマが大好きで、てゆーか、一時期のハリウッドの良作映画って、「伏線に命掛けてないか?」って感じで、そのことは映画好きの友人とよく話ました。

 記憶に残っているのは「ラスト・エンペラー」の最後のシーンで、かつてはその玉座に座っていたジョン・ローンが、観光地となった紫禁城でコオロギの入った籠を玉座の影から取り出したシーンとか、スピルバーグが監督した「太陽の帝国」では、主人公が物語の中盤で失ったスーツケースが終盤になってこれみよがしにドンブラこっこと川を流れてきたとか。

 あの頃のハリウッド映画は最後に「えええええ、そこ?」っていうオチを競っていたようなフシがあった。

 ああいうのが「いい脚本」だと思っていたので、私は伏線張り系の脚本家を評価する傾向にあり、だから三谷幸喜は大好きなんですよ。わーっと張って、ガンガン回収してくれますから。

 「ごちそうさん」も順当に回収してくれそうな感じが好きです。つい先走って、先のあらすじもネタバレで読んでしまったのですが、東京編で出てきた「売れない文士」がけっこうな存在感だったのに「あれで終わりか」と残念に思っていたのですが、主人公の学友と駆け落ちして大阪にやってくるらしいので「わー、伏線」と楽しみにしています。

 さあ、明日は「夫と幼なじみが対峙」という局面で、このドラマの流れだと、こういう大事な場面は土曜日に持ってくるのに、水曜日にこの山場を持ってきたということは、「今週の課題はここではない」ということでしょう。

 おや?今週はわかりやすい課題がまだ出てないのですね。

 そういう、揺らすところにもつい夢中になってしまいます。

 ですから、楽天あっけなく敗退しちゃったようですが、明日も「ごちそうさん」の酷評眺めてニヤニヤしようっと。(どっか私の知らないところで、きっと楽天が酷評されるんでしょうね。ご愁傷様です←「ごちそうさん」でちょっとした物議を醸しだした言い回し)

 
11月18日(月)

 土日は久々に実家に行きました。

 数日前に「リフォームした家の様子観たいんだけど、週末の御予定は?」とメールしたら「まだ全然片付いていないので、あんたが泊まる部屋が無い」と返事が来たので、「お母さんの、いけず・・・・・」と朝ドラに感化されてるので、そう思いましたが、私が「じゃあ、土曜日に行って片付け手伝うので、泊まれるようなら泊まらせて」と返事したら、「和室(居間の続きの客間的な部屋)の荷物なんとかすれば大丈夫だろう」とのことで、「まだ片付かないから来るな」ということでもないらしい。

 こういうのも実母とのやりとりだから、だいたい相手の真意がわかるものだが、これが嫁の立場だったら難しいだろうなあ。

 そんで、本気で片付け手伝うつもりで、土曜日は午後2時に着いたのですが、「やっと畳の部屋なんとかしたのよー、まだブルーシート残ってるから畳むの手伝って」という状態になってました。

 実家のリフォームは、ビフォーアフターみたいな劇的なものではなくて、ところどころそのままの部分も多いので、「前のままの雰囲気」は保たれているのでほっとしました。
 それでも、窓は全部替えたし、ドアも新しくなったし、風呂も全然違うし、台所はシステムキッチンが入ったし、なにより、畳が全部新しくなったので、ドア開けた瞬間「お線香くさい?」と思ったくらい芳しかった。

 でも、古い家具をそのまま使っているので、なんだかやっぱし落ち着きました。

 私はずっと「改築」には反対していたし、リフォームするにしても家具まで一新するのには反対していたんだけど、私がそう主張した根拠は、両親とも今の家の構造をとても気に入っていたので、気に入っているものを劇的に替える必要な無いと思ったからです。

 で、土台的にも、「70年代の鉄骨の家」だったので強度はありそうに見えたので。
 実際、リフォーム屋さんが部分的に壁を剥がしてみたら「今どき、こんなに立派な鉄骨は入れない」と強度は大丈夫だと太鼓判だったようでした。

 あちこち見て回っていたら、大きな紙袋に入ったフラワーアレンジメントが放置されていたので「これは?」と聞いてみたら「もー、なんでこういうのくださるのかしら!」と母が怒っていたので「すわ、弟の嫁からの祝いの品か?」と警戒したのだが、どうやら、父の会社の同僚が今でもサークル活動で親しくしているので、その奥様からのお祝いの品だったようです。

 フラワーアレンジメントだと思ったが、よく見たらブリザードフラワーだった。
 母は「こういうの頂いても、どこに飾るの?そんで、なんかお返ししないといけないわけ?」と怒りが静まらないので、「そーゆーことするのが普通だと思ってる人のようが世の中には多いんだよ」と言って、「片付いたら、お茶にでもお招きすればいいじゃない」と言ってみたのですが、「そういう時にケーキ持ってきてくれるくらいだったら、全然構わないんだけど・・・・」と、ほんと「世間並みの贈答品」が嫌いなんだよなあ。

 で、弟の嫁もいい加減、「そういのはお母様は本気で嫌がってるんだ」ということがわかってきたのか、「飾り物」は贈ってこなかったようです。
 母が夕飯の買い物に出かける前に、「あんた、先にビール飲んでてもいいわよ。おつまみは、これ」と出してきたものがあって、リボンがかかったセロファン包の中に、高級そうなイワシ缶とか、アサリの煮付けの瓶が入っていた。
 「これ、この間、双子ちゃんの七五三に行ったときに、Mさん(弟嫁)に頂いたの」

 そうそう、うちの母「飾り物」は嫌がるけど、こういうちょっとした食べ物は嫌がりません。しかも「もう食べちゃったんだけど、クッキーとかも入っててね、ほんとMさんて、ちょこんとこういうのくださるんだもん、センスいいわよねえ」って言うから、その言葉、Mさんに録音して聞かせたかった!

 たしかに、甘党の義母と、辛党の義父がちょこっとつまめるものを簡素にラッピングして「七五三のお宮参りに来てくださったお礼」として渡すのは、うちの母にとっては最高ポイントでありましょう。

 でも、こういう気の利いたおつまみ、父には出さずに、結局、親不孝娘の私が美味しく頂いているのですが、私が封を開ければ父も食べられますからね(笑)

 さて、不思議なものだが、長年イヤミばかり言われていた「未婚の年増女」であった私ですが、弟も妹も結婚し、子供が産まれてみたら「なんか、あいつらにいいように利用されている」という意識が芽生えたらしく、相対的に私の評価が上がってしまい「あんたには全然お金使ってなくて申し訳ない」と謝られる始末。

 いえ、私、実質1年しか大学に行かなかったのに、入学金まで負担させちゃったし、働き初めても実家に1円も入れなかったし、それに結婚もしなけけりゃ、子供もいないので、「弟や妹ばっかり」と不満抱くどころか、「私ばっかりぐーたらで申し訳ない」って気持ちなのですが・・・・

 たぶん、妹が妊娠、出産して、何の遠慮もなく実家を頼るものだから、母としては「あいつの好きにばかりさせない」と思っているようで、おかげで孫の世話を押し付けない私の株が勝手に上昇しているらしい。

 つーか、たぶん、私も「でも、孫は可愛いんだけど」の孫のカテゴリーに分類されちゃってるようだ。

 父も「母から普段は飲酒を厳しく制限されてる」のに、私が行くと、母がかなり緩むので「ミヤノが来るから、ウィスキーでも買ってくるか」って、バーボン買ってきて、チビチビ飲んでましたけど、それ、私なんも関係ないじゃん(笑)

 で、好物のカビチーズ買ってきて、私に振る舞うふりして、残りは自分で食べていました。

 そもそも、普段は発泡酒オンリーらしいのだが、父が小声で「ミヤノが来るから発泡酒じゃダメって、お母さんが言うから」と冷蔵庫にデーンと並んだ、エビスビールが泣けます。

 こういうとこ、ほんと亡き祖母に似てるよな。
 祖母は、ダメな長男(バツ1で子供無し。ほぼ実家に寄生)を盲愛していたからなあ。

 母はそんな祖母と兄の関係を面白く思ってなかったはずなのに、なんで私をK伯父さんみたく扱うかね?

 で、「少しでも実母に育児を手伝ってもらいたい」という妹は、あの仮住まいだった狭いアパートにも子連れで無理やり泊りに来ていたみたいで、母はそうとう呆れたらしく「Y子が、新居はもう泊まれるか?って頻繁に確認してくるので、まだ片付いてないって言ってるから、あんたが泊まったのは内緒よ!」って釘刺されましたが、いや、こんなボンクラ長女を丁重にもてなすくらいだったら、育児で大変な妹をもっとフォローしてやれよ、と思います。

 そりゃ、私は「たまの週末の間だったら」と、母の愚痴を黙って聞きますしね。

 今回よく聞かされたのは、千葉の家のご近所さんだったNさんのことで、Nさんちのご長男は私と同級生だったので、昔から親しくお付き合いしていたのだが、そのご長男が今の中央線沿線の実家からあまり離れてない、やはり中央線沿線にあるので、そこを訪ねるついでに、時々ファミレスなので会っているらしい。

 Nさんは、私の知る限り、小柄だったが、小型犬みたいなハイテンションなオバサンで、母も若いころは「Nさん、明るくって面白い」と評価していたようだが、ここ最近は、たまに会っても「自分の話しかしないし、とにかくずーっと早口で話しているので疲れる」ようだった。

 なんだか想像できる。
 前に美容院に行った時、私はヘナ染でしばらく放置されたが、その合間に担当美容師が別の客を相手していたのだが、その高齢女性がなにやらずーーーーーーーっと話をしていたので「よく、それだけ一人で喋れるなあ」と感心したっけ。

 その担当美容師もそこそこ喋る人で、私を施術している時には、主にその美容師さんが喋っているのだが、その美容師さんを完全に封じ込めていて「ええ」「はい」「へー」と気のない相槌しか打たせていなかった。

 あんなオバハンの話を30分も聞いていたら、絶対に疲れるだろうけど、Nさんはああいうタイプに進化したらしい。

 そして、うちの母が「なんで、あの人、自分の話ばかりずっとしていられるのかしら!」と喋るので、「ええと・・・・・みんなそうなんじゃ」と言いたいのをぐっとこらえて、「そういう人、けっこう多いよー」なんて言うのも大変ですが、親不孝娘のせめての努めとして、母のマシンガン喋りをたまにガス抜きして、他人に迷惑かけないようにしないとなあ。

 でも、両親とも、やっと元の家に戻って元気そうでした。
 前にアパートを訪ねた時には、父が「腰痛が酷いので医者に行ったら、脊椎狭窄症の疑いだったので、入院して検査した」って時で、父は腰の痛みをかばっていたら、今度は膝に来たようで、膝曲げたまま歩いていたので「だ、大丈夫か?」と心配しましたが、すっかりピークは過ぎたようで、元気にテレビで大相撲観戦して、私にも自慢気に解説してくれていたので(私が「首投げって、柔道の技じゃないの?」と言うと、もう語る語る)、元気そうで良かったです。

 日曜日は、母は「毎年恒例のフリーマーケットに行く予定」だったので「じゃあ、私も付き合うよ」と言っていたのですが、土曜日の夜に「そろそろイチョウの季節かしら?八王子いイチョウ並木があるんだけど」と言い出すので、「日曜日は雨の予報だから、遠出はいいよ」と言っていたのですが、日曜の朝の天気予報を確認してみたら、雨マークが消えていたので「じゃあ、イチョウ観に行こうよ!」

 しかし、ほんとに難しいのだが、「イチョウ?ただ、甲州街道沿いにイチョウが植わってるだけよ?」って言うので、「お薦めスポットじゃねーのかよ?」と戸惑ったが、どうやらそのあたりに「御陵」って言うんですか?明治天皇から昭和天皇のお墓があるようで「そっちは観たことがあったっけ?」と言うので「無いよ」と言うと「そうだ、あれは、お祖父さん(母の父)と行ったんだっけ」

 「そういや、その話聞いたことがある」と膝を寄せたのだが、どうやら、その隣に国有の「桜ばかりが各種植林されてる山」というのもあるらしく、「お祖父さんと花見に行ったのだが、花見スポットではないので、売店も無く、餓死しそうになった」という話を披露された。

 「まあ、よくわかんないけど、武蔵御陵だったら、紅葉も楽しめるかも」と言ったら「枯れると寂しいから、落葉樹の森じゃなかったはず」と言うのだが、スマホで検索してみたら、イチョウ並木のほうはまさん「この土日でイチョウ祭りです」だったので、「せっかくだから、こっち行ってみたい」と朝11時頃出発いたしました。

 高尾駅で降りると「イチョウ祭り」のスタッフがパンフレット配っていて、それを観ると、御陵のあたりにも祭り会場があるようだったし、母にもそう言ったのだが、「あそこは、とにかく売店が無いから」とコンビニでおにぎり買うことになった。

 しかし、高尾駅から御陵まではけっこう歩くのだが(20分弱くらい?)、その途中で母は「ああ、あの中、もしかして飲食禁止だったかも?」ってお墓なんだから、そうなのかもと思いつつ、御陵の入り口に着くと「飲食禁止」の看板が・・・・その付近にベンチも無く、空腹のまま参拝いたしました。

 やはり、御陵内の参道沿いは、針葉樹ばかり植わっていましたが、要所要所に紅葉が植わっていて、それはとても美しかった。いろんな種類の紅葉が連なっているので、豪華なグラデーションを楽しめました。

 最初に大正天皇の御陵を拝見したのですが、「まあ、見事な松が」って程度の感想でしたが、次に明治天皇の御陵に行くと「すげー、後ろの山一つが借景というか、御陵の一部なんだ」と、造園には疎いのですが、あの武蔵野の山を丸々一つ墓にした造園技術、けっこう凄いんだと思います。

 そして、天皇家のおかげ様で、あの場所に「武蔵野のかつての山」が残っているというのは、それなりにお金かける価値のあるもののような気がしました。「江戸時代、いや明治時代や昭和初期までは、ここらへん、ずーっとこんな丘陵地帯だったんだろうなあ」って歴史博物館クラスの光景でした。

 で、その後、西八王子駅までイチョウ並木を歩いたら、途中でいろいろ出店が出ているし、人通りも多かったので、かなり疲れたのですが、なかなか充実したお散歩でした。
 母は「いろいろ忙しから、引越し後の荷物が片付かない」とずっとボヤいておりましたが、きっと「娘が急に来たので、この週末も片付かなかった」って愚痴の一つに並べられるのでしょうけど、私はずっと「まだ、揃わないものあったからって、死ぬわけでもないし、ゆっくりやれば?」と連呼しておりました。

 電灯の傘がまだ選べない、とか、気に入ったカーテンが無いとか、新調しようとしていた台所の電子レンジ置きも気に入ったものが見つからないとぼやいていましたが、そんなん、無くても困らないわけだし、「気に入った便座カバーが無い」くらいのことでしょう。

 日曜日の夜、早めに帰るつもりでいたのですが、6時くらいから夕食を食べて、7時くらいには「そろそろ」と思ったのですが、母が「まだ、帰らないでしょ?少し待ってて」と友人に電話しはじめて、30分くらい長電話していた。

 その友人は、認知症の疑いがあり、母や他の友人が心配して、行政に相談していたら、行政からなにやら働きかけがあったのか、少し前に「アメリカにいる長女が帰国する」ということになっていたようで、東京や埼玉にいる次女や三女も集まると聞いていたので「親族会議が開催されるかな?」と期待していたようです。

 母の話によると、痴呆の症状も心配だけど、今まで積極的に参加していた習い事も「なんか面倒で」と難癖つけて出てこなくなったので、本当に心配になっていたようだ。

 で、しばらくは「アメリカから戻っている(留学して、向こうで結婚して、夫婦ともにシアトルで設計技師をしているというから、そこそこのエリートさんなんだろう)娘さんがいるし」と遠慮して電話してなかったようだが、久々に電話してみたのは、自分とこにボンクラ長女が来て、世話を焼いたのでテンション上がったからなのか?

 しばらくして、やっと電話が終わったので、どうだったのか聞いてみたら、アメリカ人の旦那さんは日本に来るのが初めてだったらしく、京都にも何日か滞在したようだし、妻の実家(我が家よりは少し立派なお宅らしい)で畳の部屋で寝るのが超楽しかったらしく、「日本最高!」と喜んでくれたようだが、それに加えて、関東在住の次女や三女もやってきたので「私が寝込んだので、お開きになった」という顛末だったらしい。

 ただ、それまでちょっと欝気味だった友人が、母と電話で会話する限り「もー、大変だったのよー」とテンションあがってるせいか「かなり元気になっていた。よかった」そうで、明日行く予定だった習い事も行く気になっていたみたい。

 たぶん「アメリカに行った娘がアメリカ人の旦那と日本語通じない孫連れて帰ってきて、大変だったのよー」っていうのを言いふらしたいんでしょう。

 私もきっと「まだ片付いてないのに、娘が泊りに来るからって、大変だったのー」ってことになってるのでしょうね。

 老親が愚痴ばっかり激しく語るっていうのは、幸せなことなんでしょうね。


11月15日(金)

 低視聴率ドラマをめぐる旅。

 昨日は「夫のカノジョ」に挑戦してみました。
 今日のニュースで「今世紀最低視聴率を記録」が話題になってましたけど(笑)

 しかし、「ドクターX」の裏なんですね、そりゃ、大変ですわ。
 ただ、「ドクターX」は続編であるから、だいたいどんなものだかはわかっていたはずなので、「ああいうドラマを好まない人向け」を心がけたのかもしれないが、それで「平凡ないい人しか出てこない」っていうのは、発想が優等生すぎません?

 こっちも原作があるらしいが、小説は「途中から読む人」っていうのがほとんどいないわけだし、連続ドラマで「女性同士の入れ替わりモノ」って「やってはいけない」というか「無理無理絶対無理」でしょう。

 やっぱし基本は「男女入れ替わり」で、「転校生」が何度もリメイクされているのは、何度やっても面白いからでしょう。
 そういや、何年か前に「父と娘が入れ替わる」っていうのあったなあ。
 しかも、中身が高校生の娘になってしまった父を舘ひろしが演じていたので、たまたま何度か観たけど、「よくこの役、受けたなあ」って感心するほどのキモかわいさであった。
 あのドラマは父娘とも、大事なイベントを抱えていたので、互いに相手を指導して、なんとか自分の替りに大事なイベントをこなしてもらおうと悪戦苦闘するという設定が面白かったです。
 舘ひろしの顔した娘が、女子高生だけど中身がオヤジになってしまった自分のボディーに向かって必死に「その髪型じゃだめ、そんな座り方しちゃだめ」とか言ってるだけで、超笑えたっけ。

 で、「夫のカノジョ」ですが、途中から観ても、入れ替わったはずの女性二人の元の状態がわからないので、役者さんがどんなに演技で頑張っても、わからないのだ。
 40代の主婦と、20歳のOLさんが入れ替わってしまったらしいのだが、今さら観ても「なんだか落ち着いた感じの若い子」と「なんだか、落ち着かない感じの中年女性」ってだけで、そもそも「入れ替わった」という設定を知らない人がたまたま見たら、いったいどういう話なのかさっぱりわからないだろう。

 せめて、70代女性と15歳を入れ替えるくらいだったら、おばあちゃんが急に「超うぜー、死にたい」とか言い出して、周囲がびっくりみたいな展開ができるかもしれないけど・・・・

 元々、同時刻に「実績のあるドラマ」が来ることがわかっていたのなら、「途中でチャンネル変えた人を少しづつ拾える」展開にしておかないとなあ。

 しかし、ドラマ制作も難しいですよね。

 さて、私がハマっている朝ドラの「ごちそうさん」は、今朝は「大量の生の鯛が!!!」って絵と、それにキレた主人公に鯛たちの恨めしげな「なんとかしてやー」って叫びが幻聴で・・・・という、ホラーな展開になってました。

 そして予想通り、「みんなの感想」では「このドラマは食文化がどうのって言ってるけど、どうしてこう大量の食材をいつも無駄にするのだ!!!」になっていました。

 さらに義姉のイジメもエスカレートしているので「もう見るに耐えん!」も多し。

 しかし、こういう連続ドラマって、かなり早めに撮影しているだろうから、反響を確認してから「じゃあ、これでどーだ」ってやれないと思うのですが、それにしては、すごいタイミングで煽ってるように思えて「こういう反響も想定内なんだろうか?」って思ってしまいました。

 ずっと「みんなの感想」では「主人公の話し方があまりにも現代の若い女性なのが違和感」っていうのが多いのですが、確かに今朝の放送では、親戚に鯛を届けに言った主人公が「すいませーん」って言うのは、私にも違和感でした。
 当時の大阪ことばではどういうのか知りませんが、東京だったら「ごめんください」だろう。

 そう考えてみると、元々私は「わー、脚本がいいね」と思っていたが、私が思っていたよりも緻密な脚本なのかも。
 だって、「裕福な家のお嬢さんだったのに、こんなに行儀も礼儀も言葉使いもダメなんてありえない」って批判が飛び交っているのだが、それはちゃんと脚本の行間に練りこまれているのだ。

 主人公の実家は、父が婿養子という家で、だから祖母は母の実母だったので、嫁姑の確執なんてなかったし、職人気質の父の店を祖母と母がしっとり支えてきた下町の洋食店だった。
 主人公が幼い頃は、父の店はメニューこそ本格的西洋料理だったが、それだけでは客がつかずに苦戦していたが(そのため余った高級食材が食卓に提供されていたため、主人公は美味しいものばかり食べて育った)、主人公がアイデアを出した「オムライス」が当たり、そこそこの人気店になったため、経済状況は良くなったんだけど、主人公の母はずっと店にかかりっきりで、主人公をきちんとしつけることができなかった。

 たぶん、父が見栄っ張りだったから、主人公を女学校に通わせて「いいとこの嫁」に出そうと画策していたのだが、下宿させていた帝大生に見初められてめでたく結婚。

 というわけで、東京下町のドブ板嬢ちゃんが、大阪船場の旧家に嫁いで、熱烈いびられ中なのである。

 で、主人公がお育ちのいい本当のお嬢様だったら、けなげに耐えているんだろうけど、「今どきの女子高生みたいなわがままギャル」なもんだから、なんか言われても「でも、でもー」とか「なんで、わたしばかり?」とか口尖らせるものだから「こんなの大正時代のおなごでねー」と言われるのだろうけど、私には「あー、あまちゃんのアキちゃんが大正時代にタイムスリップしたようだ」と思えました。

 制作サイドがそこまで計算しているのかは、わかりませんが、けっこう計算してそうです。

 ただ、誤算なのか計算なのかわかりませんが、杏ちゃんは容姿が大人なので、それがコギャル演技すると、確かに見苦しい時もあるのですが、それは「10年後、20年後の主人公」がすっかり上方の美しい奥様になっているという未来を見据えての見苦しさの過剰な演出のように思える。
 いや、だって、普通の脚本家が大正時代が舞台なのに「すいません」とか「どうも・・・」って挨拶のセリフを絶対に書くわけないので、確信犯でしょう。

 で、私みたいな視聴者はたぶん、「こりゃー、義姉さんのイビリも、しょーがない部分あるかな」となんだか納得しちゃうし。つーか、「もっとやれー」って思ってるし(笑)

 でも「義姉は、家の体面守るためにイジメてるのかもしれないけど、嫁の悪評を他所に流しちゃダメじゃん」って意見がありましたが、だって、とっとと離縁してもらいたいんだから、「弟が悪い女につかまりまして」って言いふらすのはアリなんじゃ?

 女性が離縁して出戻るのは大変な傷になるけど、男は「悪い女に騙されただけ」で済むでしょう。
 だからこそ「一年間は祝言あげないのがしきたり」と言って、その間にどうにかして、主人公が「もうこんなの耐えられない。東京の実家に帰ります」っていうのを待っているのだが、なかなな手強くて思う通りに行かないようだ。

 そんな義姉は、嫁いだ先に男の子を残してきたようだが、もしかしたら、主人公をいびりだそうと頑張っているのは、その子のことがあるのかもね?

 前にも書いたけど、家計に余裕が無いのに、秀才の弟をなんとか帝大にやったのは、「巻き返し」を計ってのことで、帝大卒エリートの弟をエサに「いいとこのお嬢さん」を嫁に貰えば、婚家を見返せるし、さらには婚家に睨みの効くような家柄のお嬢さんを嫁に貰えば、残してきた息子と会うこともできるかもしれない・・・

 なので、予想外に奮闘しちゃってる主人公の働きには、うっかり認めてしまいそうになるが、息子の事を思い出して、これからも歯をくいしばってイジメてくれることと期待しております。(義姉の息子への思いは「いけすかない嫁」がせめて身籠る前になんとかしないと、っていう最低限の思いやり?)

 来週はどうやら主人公の幼なじみである「肉屋のゲンちゃん」との合い挽き(わざとです。肉屋ですから)を突かれるらしいが、「ああ、待ってました!」という展開でしょう。
 それに「ただの幼なじみです」っていうのには、主人公の夫にも、医者を目指す美人の幼なじみが無意味に登場しておりましたので、いよいよ伏線が繋がるのか?

 そうそう、その幼なじみの源太も、主人公の女学校時代には全く出てこなかったので「あれだけの重要人物を匂わせていたのに?」と思っていたら、大阪でばったり再会になりました。しかも、片手間に観てる人は「なんで源太はいきなり大阪弁?」って戸惑ってましたが、まだ子供時代に親の都合で大阪に引っ越しして、そのまま奉公に出されていたという説明はあったので「ああ、だから、女学校時代にはもういなかったんだ」と私は納得したんですけどね。

 源太役、いい役もらったこともあるけど、役者さんもけっこう好演してて人気急上昇中のようです。
 まさに棚ボタというか、このキャスティングで大事だったのは「主人公よりも背が低いこと」で、公式プロフィールでは杏が174センチで、源太役が172センチなのであまり差はないのですが、画面上ではわざと、源太が小さく見えるようになってます。
 源太役の和田正人さんは、箱根駅伝のランナーだったようで、その後年齢詐称して若手オーディションを通過したようですが、箱根駅伝での経歴がすぐにバレたので、年齢詐称もすぐバレたらしい。

 あと、端役ではありますが、「魚島」で鯛を調達するのに活躍してくれた魚屋のご主人が「わー、いい人だあ」と、やはり好感度アップしましたが、なんと西川師匠のご長男でしたか!そういや、顔が似てた!!!!

 「みん感」で厳しいご意見言う人達も、「あの頃の大阪の市場」に関しては文句言う人もほとんどいなくて、ほんと市場の描写は丁寧だと思います。主人公がその中をガツガツと闊歩していくシーンでも、市場の中心は、ちゃんとした店舗を構えてますが、その外れになると、近郊の農家が筵の上に野菜並べて小売しているような、さらには近郊の農家から仕入れてきただけの貧乏人がムシロ一つで商売しているような人もちらほら写るので「ああ、細かいなあ」と感心してしまいます。

 というわけで、こんだけ真剣に朝ドラ観るのも初めてなので、心配なのは「このクオリティーで半年持つのか?」ってことですが、三谷幸喜は「王様のレストラン」でやり遂げましたから、あれを目標にすれば、けっこういけるかもしれません。

 とても楽しみです。
 野球が無い間、いい楽しみを見つけられて幸いです。

 今日も仕事がドッタバタで残業していたのですが、帰宅途中の電車の中で「ごちそうさん」の批判の羅列読んで、「あー、みんな大変だな」と心癒されたのでありました。

 お、アジアシリーズ第一戦は楽天が勝ちましたね。
 中川4番とかやるもんだから「えええええ?」ってスタメンでしたけど。

 そういや、メジャーとのポスティング契約ですが、「マー君法」として選手会が譲歩したら、メジャー側が「おせーよ」とまた見直しのようで、マー君、クローザー登板では存分に劇場してくれましたが、メジャー移籍でも劇場しちゃうようです。


11月14日(木)

 私が「ごちそうさん」の主人公が苦手ではないのは、「ここぞと思うと、とことん突っ走る」というとことに微かな共感を感じるのかもしません。私の「突っ走り」なんて、全然大したことないですけどね。

 というわけで、高視聴率ドラマがネットで酷評されてるのを眺めていたら「低視聴率番組の様子はどうなんだろう?」と思ったので、苦戦しているらしい「ダンダリン」というドラマを昨日観てみました。

 どっかの記事でも「米倉涼子と竹内結子の明暗」みたいなこと書いてあったが、どちらも「仕事ができる孤高の女性」が主人公のドラマなのに、米倉涼子の「ドクターX」は視聴率トップで、竹内結子の「ダンダリン」の方は大苦戦らしい。

 すでに、週末の特集というか「まとめて再放送」で「ドクターX」は観てみたので「うわー、白い巨塔の白さ抜き」と思ったが、それも「みんなの感想」を読んでみたら、やはり「リアリティーなさすぎ」という感想も散見されたが、どなたかが「白い巨塔にブラックジャックが乱入したような話なんだから、リアリティー求めてもしょーがない」と書いていて「あー、ほんと、そんな感じwww」と大変納得いたしました。

 で、竹内結子主演ドラマですが、事前に「労基署もの」とは知っていたのですが、設定としては新しいとは思いますけど、やっぱ地味だなあ。
 ブラック企業が流行語になるくらいだから、今一番ホットな業界なのかもしれないけど、労働基準監督署なんて、足を踏み入れたことある人はほとんどいないでしょう。私だって労災保険の申告のことで一回しか行ったことありません。まあ、その中にあるというか隣にあるハローワークは入ったことある人けっこういると思いますけど。

 そんで、昨日の回では、労災認定されなかった人に労災の可能性が無いか司法解剖までしたんだけど、職場での事故は関係ないと判断されて、がっかりという話でした。
 そして、その事案を主人公の助けもあって頑張っていた若い男性署員は、かねてから粉をかけられていた「社労士事務所」の女所長に会う決断をしたようだ。

 でも、賀来千香子演じる、社労士事務所の所長はゴージャスなスーツを着て、ゴージャスなオフィスにいたけど、そんな社労士事務所、観たことないぞ????

 社労士の仕事って、どう考えても派手に儲からないのである。
 まあ、労働者のことよりも、経営者寄りでコンサルできるのなら、ありえなくもないけど、でもそこまでやるんだったらどっちかというとやっぱし弁護士になるだろう。

 一般的な社労士の仕事って「社会保険事務の代行」なんである。
 なので、主な顧客は社会保険事務を専任でやるほどの社員数がいない中小企業の中でも小さい企業なんだと思う。
 私の認識が一般的でも無いのかもしれないけど・・・・

 前の会社では、社会保険事務を社労士さんに丸投げしていたが、そこの社労士事務所は所員を数名抱えていたけど、規模的にはやはり中小企業や個人事業主が顧客の税理士事務所くらいな感じで、その社労士さんは二代目だったのだが、「親から顧客を引き継いだからやっていられるけど、新規参入だったら無理でしたね」と言っていた。

 そう、社労士の仕事に何が地味かって、「資格が無い人でもやっていい仕事」だからだろう。
 社会保険事務は、資格無くても出来るから。
 なので雰囲気的には、行政書士と司法書士の間くらいかな?

 まあ、それじゃドラマにはならないから「大手社労士事務所から誘いが来ている」っていう設定でもいいのだが、このドラマはリアリティを追求しすぎてしまったらしく、地味な労基署の仕事を本当に地味に描いているので、「うーん、これはウケないなあ」と思った。

 竹内結子がとても地味で、ほとんどすっぴんみたいなメイクで、無表情なのは「家政婦のミタ」とか「派遣の品格」みたいなのを狙っているのかもしれないけど、地味な舞台に地味なヒロイン放り込んでもなあ。
 でも、時期的に今週くらいは中だるみすることが多いから、本当はいけずな中小企業の経営者と労災隠しとかサービス残業などで華麗に戦っていたのかもしれないけど、今回では残念ながらそういう痛快さが感じられなかった。

 でも「マルサの女」が税務署員をあれだけ面白く描いたのだから、労基署モノだって、もっと派手にやれそうなものだけど・・・・ああ、でもこの「ダンダリン」は漫画が原作だったんだ。原作はどうなんだろうか?

 たまたま、つまらない回を観てしまったのか、それともこういうものなのかわからなかったけど、「次も観よう」という気にはなりませんでした。


11月13日(水)

 今朝、シャワー上がりに頭乾かしていたら、腰に軽くギクっときた。
 うわーん、仕事忙しい時期なのにー、と泣きそうになりながら必死に患部を冷やして、1時間くらい横になっていたら、なんとかなりそうだったのでコルセット巻いて出勤。

 急に冷え込んできたから、気をつけないとなあ。
 今年の2月に史上最悪のぎっくり腰をやった時も、寒さが大きい原因だったしなあ。

 さて、腰が不安なので、電車の中でも落ち着かず、読書する気分じゃなかったので、今日も「ごちそうさん」へのツッコミを鑑賞していました。
 そうそう、ちょうど読んでる本がちょっと展開が重くて、なかなか読み進まないので、スマホに逃避しているのす。

 相変わらず、主人公の無作法ぶりや、なんかここぞと行動を起こすと明後日の方向に突っ走ることが非難されてましたが、だから、それを楽しむドラマなのでは・・・・・って、みなさん充分楽しんでるのか(笑)

 主人公の東京の実家から荷物が届いたのですが、「あの時代に宅配便なんてないはずだ!駅留で荷物を駅まで取りに行っていたはずだ!」っていう批判には「駅留めの荷物を宅配して稼いでいた人がいたのです」と別の人がやんわり投稿していたの「みんな、物知りだなあ」と感心。

 あと、どうしてもドラマ内で出てくる「金額」を現代換算したくなるものですが、そういのも換算してくれる投稿もあるので「ほー、そうなんだ」って思っていたら「薀蓄を勉強しないと理解できないドラマなんて!」と噛み付く人が現れて、ほんと読み応えあります。

 そして、今日のハイライトは「肥溜め担ぎ」でした。いや、肥を入れた天秤桶担ぎ?なんて表現していいのかわからないけど、食費の節約をしなければいけなくなった主人公が夫に相談したら「肥を郊外の農家に持って行くと、野菜と交換してくれるらしい」と言うので、さっそく担いで持っていったシーンでした。

 労力のわりには、交換してもらった野菜は少なくて、「ああ、失敗」という課題の解決の糸口にはならなかったし、「旧家の嫁がそんなことしちゃwww」ってシーンでした。

 しかし「みんなの感想」では「食事時に肥なんて!」と批判の突風が吹き荒れておりました。
 まあ、確かに、子供と食事中に一緒に観ていたら「コエって何?」って聞かれて「・・・・今、朝ごはん中だから後でね」ってことになるかもしれないけど、不愉快でしたかね?

 それこそ、今の感覚だとそうなのかもしれないけど、昔は貴重な肥料だったと聞いてますし・・・
 江戸文化の話で、当時の長屋の家主さんは家賃収入に加えて、共同便所の肥を売った収入もけっこうあったようだし、今みたいな「汚物」という扱いとは、少し違うものだったのかもしれません。

 まあ、「食事時に肥なんて!」ってツッコミはわかりやすいのですが、感心したのが「肥を運んだ時と同じ着物でその後も肉屋(幼なじみがいる)に行って糠床かき混ぜてるなんて、不衛生すぎる!肥桶担いで歩いたら、そうとう汚れているはずだ!」っていう批判でした。

 すごいなあ。そんなところまでチェックしてるんだ。
 同じ着物かどうかなんて、普通に観てたら気が付かないから、もしかして「今日のツッコミどころ」を探すために録画して3回くらい観ているのかもしれない。
 しかも「着物が汚れるはずだ!」って、私はやったことないから想像もしませんでした。

 たぶん、投稿した人もやったことないと思いますが、「天秤桶で液体を運んだら、けっこう揺れて跳ね出すはずだ。だから、着物の裾が汚れるだろう」って想像してそう断言したのだろうけど、すごい洞察力ですよねえ。いや、マジに感心したので。

 しかし、みんな、いったい何と戦っているのだろう?

 昨日も書いたが、視聴率出てる番組に対して「こんなの面白くない!」と叫んだところで、視聴率下がらないでしょ。だから「AKBなんて踊り下手じゃん、顔もブスばっかり」と言ったところで、人気に影響無いのと同じです。

 女優さん個人を叩くのなら「清純派を気取っているけど、実は男遊びが派手」とか「私が働く飲食店にご来店されましたが、とても感じの悪い人でした」なーんて、そんなのどこまで本当だかわからんし、そもそもタレントさんが実生活では性格悪いとかなんて、どーでもいーんだけど、みんなで一斉に攻撃すれば、多少のミソはつけられるのかもしれない。アンチが多いってだけで、「美人女優だけど、女性受け悪いのかねえ?」ってくらいのネガティブ要素をつけることはできるのかもしれない。

 でも、例えば、この前まで大人気だった「半沢直樹」とかに「あんなのリアルじゃない」とか「主人公の顔がキモい」とか言っても、何の効果も期待できないでしょう。

 視聴率が良くて悔しいから、評価だけはなんとしてでも下げる、という気持ちなんでしょうか?
 よくわからん。

 最近は2ちゃんも野球実況板をたまに覗く程度ですが(ニコ生が無い時に、なんだか寂しくなって)、あそこも荒れる時にはびっくりするくらい荒れて、「不毛」としか言いようのない、ほんとにペンペン草も生えない状態になったりしてましたが、なんで、ああなるのか、どういう人がそういう事をするのか、さっぱり想像できない。

 さて、ぷち腰痛抱えて出勤して、ヨタヨタと社内を歩いておりましたが、帰りの電車に乗ったらいきなり腰が軽くなったので、「あー、ストレスが原因か」と苦笑しました。
 よくあるんですよね、会社にいる時には熱っぽくて「風邪かな?」と思っていても、一歩外に出るといきなり気分爽快になったりすることもよくあります。

 いやー、まさに「体は正直」ということでしょう。

 話は替りますが、今日、電車の中でふと気がついたのは「スマホの普及で静かになった?」ってことでした。
 「携帯電話の通話禁止」でも、みんな携帯でベコベコと凄い勢いでメール打ってる時期があって、「こっちのほうが気に障るな。どーせなら、メールじゃなくて通話してくれたほうが、まだ傍受する楽しみがあるのに」と思っていたが、いつのまにか、ボタンを打つ音がほとんど消えていた。

 少し前にも、物凄い勢いでパズドラらしきゲームをやっている青年が隣に座ったが「そんなに激しいものなんだ?」と驚いたが、指の動きが派手なだけで無音だったので、気になるなら目をつぶって寝てればいいだけだった。

 というわけで、最近はほんとに電車内で通話する人が益々減って、今だに通話してるのって高齢者の方が多いのではって感じだが(若者はラインとかでやりとりしてるのだろう)、そういや、ツイッターで回ってきたネタで「オジサンが電車内で鳴った携帯に応答していたので、ダメじゃんと思っていたら、会話の内容が『いや、ヘリは一台でいい』だったので、つい注目してしまった」というのがけっこう笑えましたが、私も一度だけ隣の人の会話に耳がダンボになったことがあります。

 日記に書いたことあるのか忘れたが、山手線に乗っていたら、隣に座っていた、ラッパーみたいな兄さんの携帯が鳴り「ああ、今、電車で移動中」と言っていたのでかけ直すのかと思いきや・・・・・

 「知り合いがパクられて、留置所にいるから、差し入れ持って面会」って言っていたので、「ほお?」と集中したら「いや、そういうんじゃないだけど、まあ、そっちじゃなくて、別のことで」と言うので、勝手にピーンときてしまった。

 その後「ああ、今なら入ってますよ、けっこう質のいいヤツが・・・」と続いたので「この人、ぜったいヤクの売人さんだ!」と勝手に確信してしまった。その後しばらく(渋谷から品川に向かい途中だった)「兄さん、ワシにもそのいいブツ分けてくれんかのお」といきなり話しかけたら、スカした兄さんのギョっとした顔が見られるかもしれない、と妄想しまくりました。

 はあ、明日も忙しそうだけど仕事がんばろう。
 でも、今んとこ残業1時間以内をキープしているので、けっこうラクなんですけどね。

 それにしても、最近、出汁なんてとってないなあ。

 懐かしいなあ、10年前、いや、15年前くらいによく友人宅で鍋パーティーしていたが、「出汁はどこ?」って言う人がいて、どーせ、いろいろ放り込むんだから、出汁なんてなくてもいいと思ったんだけど、その人は鍋にはまず出汁を放り込まないと気が済まないようだった。

 彼女の夫(職場結婚)が、棒読みみたいに「よ!出汁番長!」とヤジっていたのも楽しい思い出である。

 そんで、出汁番長が「出汁、出汁」とうるさいから、一人暮らしで自炊などほとんどしない家主が「出汁って????」と戸惑う中、私が「昆布ないの?」と一緒に台所を漁ったら、なぜか昆布があったので、あれも驚いたな。
 たぶん、彼女が一人暮らしする時に、母親が「基本一式」として入れたものなんだろうけど、だから、いつからその台所で眠っていたのかわからなかったが、昆布なんて腐るものでもないし、とにかく昆布を一本入れたら、出汁番長も納得したので、その後、他の人が「具材を投入する順番が違う!」と鍋奉行を宣言したのだが、出汁番長の怖さに比べれば可愛いものでした。

 鍋って、けっこう本性をむき出しにさせるところあるから、面白いよね。お見合いパーティー向きかもね。

 今だに記憶に残っている鍋は、人参や大根が花の形にキレイに切ってあるのが投入されていた鍋で「なに、このお煮しめみたいなのは!」ってびっくりしました。そもそも、人参や大根を鍋に入れる発想なかったし、鍋の準備した子が「煮物」と間違っていたのか、それともそういう習慣のある地域出身だったのか、とうとうわからなかったのですけど。

 でも、あれはあれで美味しかったです。

 
11月12日(火)

 また、ヤフーテレビの「みんなの感想」を通勤途中に読みふけってしまいました。

 どうやら運営側が削除する投稿もあるようで「星一つ(最低評価)だと消される!なんでそんな情報操作するのだ!」とお怒りの投稿も目にしました。
 いやでも、評価の操作はできるけど、視聴率出ちゃってる番組だし、逆に評価が異常に低い方が「おや?どうしたのだろう?」って興味持ってしまうような・・・・そんで、最低評価を連打する人が多いため投稿数は圧倒的な1位をキープしているので、逆に「NHKの工作員がせっせと星一つ投稿してるのでは?」という疑いが起きるくらい。

 でも、私みたいに「そこまで言うか?」な低評価の嵐に心を痛めた人たちが、バランスとるために5つ星をつけて投稿しているようですが、そういうのも「あまちゃんを貶していた人が5つ星つけてるだけ」とか意味不明の反論を受けていた。

 しかし、ほんと、なんでこんなに盛り上がってるのだろうか?

 仮説1
 「意見を述べる」ことを「批判すること」と混同している人がけっこう多いのかね?
 てゆーか、ああいう場にわざわざ「面白いです」って書くのも面倒くさいので、「こんなのつまらない、許せん」って人の方が圧倒的にモチベーション高いわけで、マイナス評が多くなるのは普通なのかも。
 試しに「ドクターX」の感想も眺めてみたが、平均評価は3.5くらいでまあまあだった。たぶん、みなさん本当のバカではないので、「ドクターX」に対して「あんな雑な設定ありえない」と批判するのは「みっともない」っていうか、製作者サイドの思う壺だってことをわかってらっしゃるのでしょう。

 仮説2
 「あまちゃん」の時に、「こんなの朝ドラじゃない!」みたいな批判が多かったのかも。
 確かに宮藤官九郎の世界は「ダメな人には全く理解できない」と思うし、ましてや、高齢者には全然面白さを感じられない人もいたでしょう。そういう保守派が「あまちゃん」をあの場所でずっと酷評していたので(自分の趣味じゃないのに、社会現象的な大人気になっちゃったら、それこそ我を失って)それに、イライラしていた人たちが、「大正時代を舞台にした、わりと定番の雰囲気持った後続番組」にそのストレスをぶつけているのかもしれない。

 それにしても「いくら視聴率がよくたって、こんなの駄作だ!」って断言する人が何人かいて、そりゃAKBやエクザイルに対して「あんなの本当の音楽じゃない!」って思う気持ちはよーくわかりますが、映画だって興行収入が良ければ名作ってわけじゃないってことも多々あるけど、「売れてるからって、良品じゃない!」って叫んでもさあ・・・・

 と、今朝の通勤電車の中でつらつら考えていたのですが、主演の杏ちゃんの演技批判をする人がけっこう多いし、批判っていうか「顔を見るのも不愉快」くらいの人が多く、「もしかして、これは?」と気がついて、会社着いてから、ネットで検索してみたら・・・・・

 おー、亀梨君と熱愛報道があったんだ!
 いやー、あんだけ「顔が嫌い、演技も過剰、そもそも演技が下手」と罵倒が並んでいたが、そうだったのですか!

 そう考えると、「ごちそうさん叩き」も納得できます。

 こんだけ必死に粗探ししてくれる視聴者がいるなんて、番組的には感謝でしょう。

 あと、これは時代劇に対する定番の批判なのかもしれませんけど「大正時代にこんな人達いないだろう!」とか「もっと大正時代の美しさを表現してほしい」とか。
 要するに「こんなの本当の大正時代じゃない!」ということなのでしょうけど、「ゲゲゲの女房」を観て「こんなの本当の昭和じゃない!」と細部をつつくのならわかりますが、大正時代を知ってる人って、ほとんどいないでしょう。

 大河ドラマの主人公の性格が現代的だと「時代劇の重厚感が無い」とか言う人いますけど、本当はどうだったかなんて誰にもわからないわけだし、タイムマシンで信長に会ったら、「うわ、まさかのCMみたいなピエール瀧みたいだった!!!」ってことになる可能性もあるわけです。

 「過去がだんだん美化される」っていう仕組みの片鱗は「ゲゲゲの女房」でわかりました。
 私があのドラマで一番楽しみにしていたのは、主人公の家の家電製品の進化でした。
 あの時代考証は「本物を知る人達」がやっていたはずなので、楽しかったことでしょう。観ている私も楽しかったです。

 思い返せば「君の名は」がリメイクされた当時、「もはや時代劇で、時代考証が必要なんだ?」とどっかの評論家が書いていましたが、あの時に少しだけ「昭和が時代劇扱いされる未来」を思い描いていたのですが、その後、平成になると、いつのまにか昭和が大正浪漫みたいな扱いを受けるのを目の当たりにして、「ふぉー、うちの祖母が、そういう朝ドラ観てて、自分の生い立ちとドラマの区別がだんだんつかなくなっていたなあ」ってことを懐かしく思い出していた。

 「ごちそうさん」の主人公は明治44年には6歳だったらしいので、私の祖母より7歳くらい年上。
 うちの祖母の実家は、父がサラリーマンとしてそこそこ出世した人だったらしいので、暮らしは裕福な方だったようで、祖母も含め、子どもたちは当時ではそこそこの教育を受けることができたらしい。祖母も女学校を出ているので、「ごちそうさん」の主人公の後輩みたいな育ちだったのだろう。

 決定的な違いは、祖母は食うに困ったこともなかったのか、食事への関心が低く、一時期同居していたので、時々、母が留守だと祖母が食事を作ってくれたのだが、煮干しで出汁とった味噌汁にそのまま煮干しが入っているのには子供ながらも閉口したっけ。

 そんな祖母に育てられた父は、食事に関して「美味しい」も「不味い」も言いません。ただ、黙々と全部食べるだけです。私の母はそんな父に対して「食事の作りがいが無い」といつもこぼしてましたが、「うちのお袋の味噌汁と違う」なんて言われるよりずっとマシだと思いますし、母にもずっとそう言っていました。

 そういや、「ごちそうさん」の感想で、「主人公が出汁とった後の昆布を捨てていたなんて、信じられない!」というのがけっこうありましたが、うちも捨ててたなあ。
 つーか、出汁といえば、鰹か煮干しだった我が家では、昆布出汁って、湯豆腐みたいな鍋料理にしか使用してなかったような記憶があります。

 そうそう、思い出した。
 ある時、鍋の底に沈んだ昆布を「これは食べられないの?」と掬ってみたら、母が「食べられるよ?食べてみたら?」と言うので、取り出して齧ってみたら「味しない・・・・」とそれ以上、食べる気しませんでした。母も「そうでしょう?」と言っていた。

 あと、いつも軽い論争になっていたのがシジミ汁で、あれも、具のようであるシジミなんですけど、食べるとあんま美味しくないんですよね。
 「これ、食べたほうがいいの?」って母に聞くと「うーん、ダシ出ちゃってるからあまり美味しくないし、食べない人もいるみたいね」と曖昧な返事。
 でも、食べ盛の時期は味が抜けちゃっていても「腹には溜まるし」と食べていましたが、大人になったら、食べなくなってしまいました。

 スペイン料理のムール貝なんかも、「食べても出汁が抜けてる」っていうのが多いので、「貝を食べる料理なのか、ただの出汁として食べないのか」っていうのは難しいですね。

 ですから、出汁とった後の昆布は、ほとんど捨ててましたので、私は主人公が「出汁とった後の昆布で作った料理」を食べて「えー、これあんま美味しくない」って気持ちのほうに感情移入してしまったので、なんであれを「ありえない」と叩くのか全然わかりません。

 昆布出汁のうどんの話でも「主人公は味覚の鋭い人という設定なのに、ただの味覚音痴じゃないか!」って言いますが、今でこそ、東西の味の違いは、そんなに顕著ではないですけど、私が大学生の頃は、関西出身の子が「うどんの汁が茶色い?」ってことに本気で違和感感じてました。

 でも、私な何年か前に初めて高松に行って、本場の讃岐うどん食べてみたら「出汁は透明だけど、けっこうしょっぱいなあ」って思いました。

 うちの母、それほど料理が上手いわけでもなかったけど、味噌汁はいつも煮干し出汁で、しかも「お頭付き」でした。小学校の友達の家に遊びに行った時に、その子が野良猫用にと、煮干しの頭をバラまいているのを観て、「え?頭って普通は捨てるの?」と驚きました。

 煮干しだけから出汁とった味噌汁はあまり美味しくなかったし、母は「薄味のほうが健康にいい」と言っていたので、味噌も控えめで、修学旅行の朝食で食べた味噌汁が強烈に美味しく感じたなあ。

 でも、化学調味料をほとんど使ってなかったので、インパクトの無い料理をずっと食べていたのですが、大人になって働くようになり、「今日は旨いもんごちそうするよ」と連れて行っていただいた高級店で「うわー、ほんと美味しい」と感激できたのは、幼い頃からの「粗食」が培ったものかと。

 さて、ヤフーの「ごちそうさん」の感想ですが、私ごときが注目するくらいのホットスポットになってしまっているようで、ヤバい人の博覧会状態が続いています。
 ただ、よく読んでみると、そのヤバさにもいろいろ段階があるようで、「ビョーキな人と、その手前の人じゃあ、ずいぶん違うものだなあ」という視点で読んでみるのも一興です。

 そういや、今朝のニュースショーはどこも「フィリピンの台風の被害の甚大さ」を取り上げてくれてなかったので、たまたま私が観た時間が悪かったのかもしれませんが、トップ扱いじゃないのか?ってところが、かなり不満でした。

 ただ、日本人で連絡取れない人も多数いるようですので、今後、おお化けする可能性もあるね。

 つーか、日曜日に友人Cとその話になり、私が「レイテ島って言ったら、太平洋戦争の激戦地で有名じゃ?」と言ったら「えー、知らない」と言われたので、超ガッカリしたのですが、レイテ島が自然災害で甚大な被害受けたのなら、「艦これ」総動員って事態じゃないの?違うの?ごめん、よくわかってなくて。


11月11日(月)

 あら、やだ、ヤフーのテレビ欄の「みんなの感想」の「ごちそうさん」評があまりにも荒んでいるので、けっこうハマってしまいました。
 これじゃあ、「つまらない」と罵倒する人達と同じですね(笑)

 しかし、やっぱし「朝はもっと爽やかなドラマを観たい」という意見が多いけど、「あまちゃん」って爽やかでしたかね?しばらく朝ドラ観てなかったので、他のはよくわからないけど、最後にハマったのは「ゲゲゲの女房」だったけど、、たしかにヒロインの気立ては良かったなあ。
 「純と愛」は「朝ドラでこういう展開ありか?」と、その不幸続きの連続が話題になったので、ちょこっと観てみたけど、主人公二人があまり趣味ではなかったので、あまりハマらなかった。

 まあ、でも、批判の流れにも慣れてきたので「この人達はドラマの中に入り込み過ぎ」とわかってきた。
 主人公が素直ないい子じゃないところが気に障るようですが、それって、ドラマの中の小姑さんの心境ですものね。

 私は「あまちゃん」を観ていて「うわー、こんな生意気な主人公でよくなったんだ」と驚きましたが、みんながみんな、それを甘受していたわけでもなさそうです。
 そして、「ごちそうさん」が始まると「さらに、生意気というか、食い意地ばかり張ってるダメヒロインだ」と感心したのですが、「そういう設定」だと思っていたのですが、そもそも「主人公の性格の悪さが許せん!」ってドラマの感想じゃないでしょう。いや、感想なんて人それぞれだからいいんだけどさ。

 前に野球漫画「グラゼニ」のアマゾン評で「球団の首脳陣は主人公の投手の起用が安定してない!」と書いていた人がいて、「それ、漫画の感想じゃないだろう」と思ったけど、それと同じです。

 日曜日の午後についうっかり「ドクターX」の再放送を観てしまったのだが、今期トップ視聴率ということは知っていたけど、初めて観ました。
 そしたら、登場人物がほぼ全員、性格が悪いのにびっくりしましたよ。
 「白い巨塔」みたいな医学部モノだが、白い巨塔には、もっと「いい人」がいたはずだけど「ドクターX」は「白い巨塔」から白を全部取っ払ったかのような・・・・
 どこにもリアルさが無いけど、時代劇みたいなものだと思えば、けっこう面白いのかも。あのドラマにも「主人公の性格が悪すぎる」なんて批判する人はいるのでしょうか?

 「ごちそうさん」の話に戻りますと、今朝は主人公が市場で出会った「初鰹」を得意げに食卓に出したのですが、主人公に比較的好意的な義母(宮崎美子が好演)がまず「へー、初鰹なんて本当に食べたがる人おるんや?」と言ったので、江戸っ子の私(笑)には意味がわからなかったのですが、続いて義姉(キムラ緑子という女優に馴染みがなかったが舞台女優さんらしいんだけど、もう、ほんとに怪演というか、絶品で、いいキャスティングしたなあと思う)が「大阪では、3日もすれば普通の値段で買えるものをわざわざ高値で買いません」と言ったので「おお、それもそうだ!」と大変納得してしまった。

 今週の課題は「高い金かけて美味しい料理ができるのは当たり前。安いコストでいかに美味しいもの作るかが主婦の努めです」ってことでしょう。レストランのメニュー偽装表示問題的には実にタイムリーです。
 ヤフーの感想文の中にもありましたが「高いものを買って自慢するのが東京。いいものをいかに安く買ったかを自慢するのが大阪」と言うのには「ほー、そういや、そういう違いって聞いたことあるなあ」と勉強になります。

 そう思えてくると「大阪の旧家に嫁ぐのに、両親が挨拶にも来なければ結納も無しなんて、非常識すぎる」と言う批判も「そりゃ、義姉はなんとか追い出したくもなるよなあ」って納得するし。
 そもそも、旧家とはいえ、家計は火の車の中、やっと跡取り息子が生まれて、その子が学業優秀だったから、無理して帝大に進学させたんだから、義姉としては「いいとこのお嬢さん」との縁談を当然目論でいたのに、東京から嫁連れて戻ってきたんだから、そりゃ、いじめるわさ。

 ただ、このドラマの場合「嫁いびり」が「今週の課題」というドライな形で出ているので、「こんなのただのイジメだ、不愉快だ」とは思わないんですけどね。

 さて、昨日は久々にC嬢の「またクーポンで食事券買っちゃたので付き合って」にお付き合いしました。

 美味しくなかった・・・・・・

 値段が安かったので(二人で3500円のコース)、腹も立ちませんでしたが、食事3500円に飲み物代が4000円くらいの計8000円くらいだったとしたら、チェーン居酒屋のほうがフツーに美味しかっただろう。

 ビストロを自称する店だったが、味がかなり濃かった。最後に出てきたパスタなんて「こんなしょっぱいの初めてだ」と思ったくらいでした。
 あと、接客スタッフは充分にいたのに、なんかそっけない接客態度で「ヤル気あんのかな?」って思ったし。
 最も、常連なのかスタッフの友人みたいな女性グループには張り付いていたので、「そういう店なんだな」と思ったし、きっと私らみたいなオバサン客は歓迎されてないのでしょう。

 「食べログ」で調べてみたら、まだ新しい店のようで、評価も1つしかついてないので、クーポンで激安で振る舞っているのは、そういうのを狙っているのだと思うけど、あの味とあの接客態度では、悪口しか書けないよ。

 つーか、前にも何軒がクーポンで食事したが、ほぼダメな店だったので「そーだよね。ちゃんとしてる店は、こんなの利用しないよね」と確信したのだが、また確信が深まった。

 一箇所だけちゃんとしていたのは、スパイラルビル内のフレンチレストランで、クーポン料理だったから食材の原価は抑えていたけど、店の雰囲気と料理の腕前はそれなりに堪能できて、一人1万円くらいだったので(飲み物込で)、「お試し」としてはちゃんと機能していた。
 「あー、家族の特別なお祝いとか、こういう店でやってもいいな」って思ったし。私はそういう機会ないけど、さ。

 友人がうっかり買ったクーポンに付き合って学んだのは「飲食店経営ってほんと難しいよなあ」ってことだった。
 いや、普段、ふらりとテキトーに居酒屋に入っても、こんなにダメだと思うことはほとんど無いので、ダメな店マニアはクーポンで探したほうがいいのかもしれない。「ごちそうさん」を叩きまくる人には、お薦めいたします。

 でも、友人Cは「意外と美味しかった」と言っていたので、ああいう場合に「不味かった。がっかり」と言う人よりも、好感が持てますが、私が「でも、ちょっと味濃すぎかな?食事というより、ワインのつまみって感じ?」と言ったら、「そういえばそうだったかも。だったらワインをボトルで頼めばよかったなかあ」って言っていて、いい人です(笑)

 友人Cは、自分で「うわー、ダメな店だ」と気がつくと、「こんなのに付きあわせてゴメン」と私に払わせようとしないので、この程度の曖昧な感じだったら私も気を使わなくて済みます。

 過去に、友人が「付き合ってよ」と行ってみたお芝居が、私は超感動していたのですが、友人は「ごめん、こんな紙芝居なのを見せちゃって」と謝るので「ええええええ?」と驚きましたが、ほんと人の好みはそれぞれですよね。

 ところで、友人Cは私と会った時にはマー君の話しとけばオッケーと思ってるようで、前半はずっとマー君話していたのですが、また話題が里田まいのことになり、私が「前に会った時、Cちゃんが里田まいのことばかり語るので、ちょっと不愉快に思ったのだが、後でワイドショー見たら、全部、里田まい目線っだったので、『ワイドショーしか観てない野球に興味の無い人が里田まいの話ばかりになるのはしょーがないんだな』って納得したよ」と言ったら・・・・

 C嬢は「たしかにそれもあるけど、私は、里田まいが北海道の食材を取り寄せてるのがよかったのかも、って思ったんだよ」と言う。
 そういや、前にもそう言っていたな。たぶん放射能の影響がって話なんだろうけど、わざとトボけて「なんで、北海道の食材だったらいいの?」と言ってみたら、「他の選手はフツーに関東産の食材食べてるんだろうけど、マー君は里田まいが北海道の食材取り寄せてるから、放射能の影響が大丈夫だったんだろうって思ったわけ」

 ・・・・だったら、日ハム優勝じゃん?(笑)

 しかし、野球に全く興味の無い人には「遠征」という概念もなく、前にも「楽天はシーズンの半分は、地元仙台じゃないところで試合してるんだよ」と言ったら、「へー、そうなんだ」とちょっとがっかりしてました。「奥さんがホテルで食事作ったりしてないの?」と言うので「そういう話は聞いたことない」って私が言ったので「マー君大活躍は放射能対策のおかげ説」が崩れたのでしょう。

 その話をきっかけに、私が「そういや、放射能村の住民としては、山本太郎どーよ?」と話をふってみた。

 そしたら、どうも山本太郎はC嬢の知る限りの放射能ムラでは、そんなに人気無いらしい。C嬢の認識としては「放射能村の代表」ではなく、「ただのタレント議員」のようだった。
 ふーん、そうなんだ?

 C嬢は、ツイッターで「放射能はこんなに怖いのです」を過剰に煽る発言を繰り返しているが、山本太郎に乗っかるつもりもないらしい。でも、いろいろ聞いてみると「だって放射能の影響は心配なんだから、ああいうことやる気持ちもわからんでもない」と山本太郎を批判する気も無いようで、私が楽天ファンだけど、マー君ファンではない距離感に近いのかも。

 ところが、あまり酒に強くないのに、ビストロでサングリア3杯飲んでしまった・・・・あり?自称ビストロなのに、サングリア?そっか、あの店がなんか中途半端だったのは「ビストロとスペインバルの間」を目指さしていたからなのかもしれない。
 とにかく、ちょっと酔っ払ったC嬢が、その後、放射能談義が止まらなくなったのだが、以前と違って「とんでも」ばかりでもなくなり、ちょっと冷静になってきたのかも。

 「頭髪が薄くなる」というのは相変わらずだったが・・・・
 C嬢、私と同じに癖っ毛の剛毛を大量に抱えていたので、私がストレートパーマをかけ始めたのも、C嬢に「今のストパかなりいいよ」と勧められたからである。
 しかし、40代を過ぎて、ごっそり減ったらしい。「指で握ると、半分くらいになった」と言うが私もそうだもん。でも、それはうちの母親もそうだったし・・・・と言っても、「いや、うちの母や祖母は髪の量が多いままだった」と言うので、それには反論の余地が無いが、「でも、今もCちゃん、髪の毛多いと思うよ」と言ってみても「全盛期から半分くらいになった、放射能の影響だ!」と譲らない。

 で、C嬢の主張は「街中ですれ違う人にも薄毛が増えた!」なのだが、私は「そんなことはない!」としか言いようがなく、これは、どっちも証拠が無いので、平行線であろう。

 ただ、C嬢の主張する「放射線は老化を促進するのだ!」っていうのは、ちょっとズルいよね。
 「放射線を浴び続けるといつか死ぬ」っていうくらい、ズルい。
 誰でも老化は進むのだが、それが早いのかフツーなのか、それとも何らかの環境要因で「フツーよりも老化が早い」のか、比較のしようが無いのだ。それこそ、双子をサンプルに研究でもしてみないと。

 でも、ちょっとカチンと来たのは、C嬢が「放射線で酸化が進むのはわかるよね?酸化が進むから老化が早くなるのだ」と早口で言うので、ポカンとしていたら「放射線で酸化が促進されるのはわかるよね?」と繰り返すので、さらにポカンとしていたら「学校の勉強で化学苦手だった?」と言われて、へ?

 放射能村では「放射能が抗酸化作用を破壊するっていうのは、高校の教科書にも書いてるような基本的なこと」になっているらしい。

 あと、自分の身体症状で感じる放射能の害としては「顔の皮膚のデコボコが、0.1ミリくらい大きくなった」と言うのだが、それも私が「はあ?」と言いつつも「どれどれ」とC嬢の顔に目を近づけてみて「うーん、普通よりキレイな肌だと思うけどなあ」って言うと、「いや、それはまあ、加齢のせいかもね」と言うので、「ほー、完全にあっちには行ってないんだ」と安心した。

 しかし、「そんで、Cちゃん的にはいったいどうしたいわけ?」とさらに問い詰めていくと、意外にも「今ある原発を廃炉にせよ」って雰囲気じゃなく、「原発村でどんだけ大きい金が」っていうのは理解しているようで、「でも、何かあったら、何万年単位の話になるんだから、これ以上、推進するのはもう辞めたほうがいい」という、けっこう真っ当な意見でした。
 そこまではよかったんだけど「青森の平均寿命が男女とも最低なのは、核廃棄施設があるからだ」と言うので、「いや、東北はいろいろマイナス要因あるので納得の順位かと」と私が言うと「でも、北海道よりずっと低いんだよ?」って、北海道はけっこう特殊な土地だから・・・・・

 さっき、「なぜ青森は平気寿命が低いか」ってネットで調べてみたら、喫煙率の高さや飲酒の習慣が上がっていました。あと、働き盛りの自殺率が高いとか・・・・それに伝統的な北国の保存食である「塩分過剰摂取」の要因も大きいようです。

 働き盛りの自殺率が高いということから「生活習慣の問題もあるが、経済的な問題もある」ってことになるようですが、そうなんですよね、核廃棄施設があるから死亡率が高いんじゃなくて、死亡率が高いから核廃棄施設を受け入れざるをえないって話なんですよね。

 原発が出来たおかげで、東京で高度な教育を受けた子供が、地元に戻ってくるっていう利点があったわけで・・・・と、私が呟いたら、C嬢が「でも、長い目で考えたら、原発のある危険な地域に、城下町できちゃって栄えちゃうのは、まともな子孫が残せない可能性も高いので」って言うので、うーん、人って、あんまし100年後を考えられないので、そこはしょうがないかも。

 そのあたりで、C嬢のノってきたので「だって、チェルノブイリがあんなに悲惨なことになっているのに!」と言うので、「ああ、それ、あんま公式には悲惨さが出てこないんだよね」と言ったら、「奇形児の写真観た?」と言うので「奇形児?」と戸惑っていたら、ケータイ取り出して「写真観る?」と言うので、食事中だったし、「いや、ちょっと」と遠慮したが、つーか、奇形児写真集見せられても、それが放射能の影響受けたからだっていう確証なさそうだし。

 なにせ、放射能村の住民は、野に咲く草花や昆虫にちょっとした異常があると「放射能の影響だ!」って人達ですし。
 C嬢もその時、なにやらブツブツと「蝶の異常も報告されている」と呟いていましたので、これもさっき調べてみたら「ヤマトシジミ蝶の異常を琉球大が学会で発表」というニュースがあったようです。

 ただ、よく読んでみると、ヤマトシジミはここ最近、北限を破って北上しているらしく、それは温暖化の影響なのかもしれないけど、生息域を広げる昆虫には、変異種の発現率が高くなるという学説もあるようで、多くの人は放射能の影響が要因だとは解釈してないようでした。

 つーか、原発周辺で変異種が沢山出たのなら、昆虫マニアが大挙して押し寄せるでしょう。

 そして「でも、チェルノブイリではかなりの健康被害が」って言うのなら、私だったら現地に観に行くね。チェルノブイリで、新種になった蝶を探すよ。

 あんま観たくなかったけど「チェルノブイリ 奇形」で検索してみると「閲覧注意」の画像が出てきたが、それがチェルノブイリ産だという証拠もなく、ただの「珍しいもの」の羅列だった。

 ベトナムの「ベトちゃん、ドクちゃん」のシャム双生児も、最初は「アメリカ軍の枯葉剤の影響か?」ってことだったが、その地域は「シャム双生児」の語源になるような地域だったらしく、枯葉剤の影響だかどうかはわからなかった。
 原因を特定するのは難しいのかもしれないが「水俣病」みたいに、はっきりしている場合もありますしね。

 日本だって、少し前までは工業地帯近辺にぜんそく患者が多かったようだし。

 でも、ダイオキシンとか環境ホルモンは、なんだったんだろう?

 放射能もね、まだ福島原発は安定しているとは思わないけど、「あんだけの事故で、被害ってこんなもんなんだ」とも言える。
 「それは、ほんとうの被害状況が隠されてるからだ」という意見もあるが、実際のところ、首都圏へのダメージは低かったので、「これでいけるんじゃね」という自信を得たという可能性もある。
11月9日(土)

 昨日はうっかり侍ジャパンの試合見忘れた(笑)

 というわけで、「今日こそ観ないと、明日も外出だしな」とヤフーのテレビ番組表で開始時間をチェックしたのだが、そこにテレビドラマの感想を寄せ合う所があるのに気がついたので「ごちそうさん」の評判をチェックしてみた。

 私は楽しんで観てるけど、関西人はどう思ってるのかなあ?って確認したくて。

 そしたら、低評価の嵐が吹き荒れていたので、驚いてしまった。
 中には私が想定していたように「いじめが酷くて不愉快」とか「あれは、『いけず』じゃなくてただの意地悪」という感想もあったけど、大多数が「主人公はなぜ独自に西門家の味に辿り着いたのか?ありえない!」という苦言だった。

 今週のあらすじは「東京から嫁に来た主人公が、関西の昆布出汁を勉強して、とうとう婚家の出汁のレシピを発見」だった。
 苦言を呈している人達は、主人公が一度も婚家のお吸い物を口にしたことがないのに、「これが、西門の味!」っていうのに辿り着いたことが納得できないらしい。

 たしかに、ややご都合主義の話だが、このドラマ、最初から漫画っぽい雰囲気だし、一週間ごとに「課題→解決」が展開するので、一週間で毎週の1時間ドラマ1本分という流れなのだ。毎回、一つ事件が起きて解決する、ここ数年の主流みたいな感じである。

 でも、毎日CM無しの15分×6日分で、民法の1時間ドラマの正味時間と比べたら、2時間分くらいのボリュームがあるので、かなり丁寧に展開してると思うのだが、「もっと丁寧に描写しろ!」という意見が多くて「へえ?」って首を傾げてしまった。

 まず、主人公は関西風の出汁というものが全くわからず、何をどうすればいいのかわからなかったのだが、夫がたまたま連れて行ってくれた屋台のうどん屋で関西風の出汁の味を知るが、どうしても美味しいとは思えなかった。
 大阪から東京に出てきた経験を持つ夫に「どのくらいの期間で違和感無くなったの?」と訪ねると「半年くらいかなあ?」
 半年も待てないと、主人公は絶食を始める。
 「空腹は最高の調味料」だから、そこで関西風出汁を味わえば、その旨味が理解できるかもしれないという作戦だった。
 そして、作戦通りに、空腹で歩けない程まで自分を追い込んでから、また屋台のうどん屋で汁をすすってみたら「美味しい!!!!!」

 そして、さっそく、昆布とカツオの混合出汁を作って家族に出してみたのだが、「なんか違う」と言われてしまう。そこで義母(後妻なので、夫にとっても義理の母なのだが)に聞いてみると「昆布しか使ってなかった」という証言を得る。

 しかし、昆布商のオジサンに聞くと「昆布だけだったら、よっぽど高級品を使わないと」と言われてしまった。婚家の経済事情はまだよくわからないけど、そんな高級品を普段から使えるほどの家計では無いようだったので、「どうすれば、昆布だけで?」と悩む主人公。

 そこで、偶然、夫が上司に連れていってもらった飲み屋で「魔法の酒だ」とヒレ酒ならぬ、昆布酒をごちそうになり、その美味しさに感激した夫はベロンベロンになって帰宅したけど「ほら、これ!」と妻に昆布酒を薦めたら、主人公が「こ、これは・・・・」とヒントを得る。

 しかし、昆布酒をそのままお吸い物に入れてもイマイチだし・・・・酒に浸した昆布を使っても・・・・・じゃあ、それを干してみたら?・・・・・いや、炙ってみたら?と実験を繰り返し、とうとう主人公が「よっし」と思える出汁ができたので、食卓に出したら、「おお、これは、まさにうちの味だ!」

 ・・・・っていうのの、何が変だったんでしょうかね?
 昆布と酒のコンビネーションを追求してみたら、たまたまそれが婚家の出汁だったっていうオチだっただけでしょうに。

 まあ、納得できないのは個人の感想だからしょーがないけど、中には「ちゃんと観てないでしょ?」っていう意見も多かった。

 「婚家の味を習得したいのなら、義姉に頭下げて聞けばいいじゃん?」

 いや、週の頭にまた壮絶にやりあっており、姉に聞く道は塞がれているんですよ。たとえ、聞いてもまともに教えてくれないでしょう。そもそも「教えてくださいお姉様」「あら、よろこんで」って展開だったら、ドラマとして盛り上がらないじゃん。

 「主人公の作る料理がまずいって、誰も食べてないけど、いったい日々の食事はどうしてるわけ?」

 義姉は少し前に「口に合わないから、ぶぶ漬けでも食べる」と言ったことがあったし、そもそも関東から嫁いできた主人公が作った料理なんて食べる気無いんだから、テレビカメラで撮影してないところで外食しているでしょうよ(笑)。そもそも謎の「毎日外出しているけど、どこに行ってるの?」って伏線になってるし。

 芸者上がりの義母だって、どうにでもなることでしょう。
 そして、コミュ障の義妹は、ご飯だけ完食している絵がちゃんと出てましたよ。

 あと、笑ってしまったのは、「主人公が『うどん屋さんにも出汁の秘訣聞いたのに』と言っていたけど、聞く場面が出てこなくてセリフだけ!」って批判。
 逆に「昆布屋の説明が長くてウザい」っていう意見もあって、「みんな、要求細かいなあ」と逆に感心してしまう。

 「もう観ません」って宣言している人もいたけど、多くの人はたぶん「正統なクレーム」のつもりで書いているのでしょうね。
 ただ「いつも楽しみに観てるんだけど、今回はここがちょっと気になった」っていう雰囲気じゃなくて「ここが納得できなかった」ってところだけを書いているので、ああいう感じになってしまうのでしょうか?

 でも、評価が星の数で現れるのだが、星一つの最低評価の人が5割くらいいたので、「だったら観るなよ」と思うけど、そういう正論を吐く人がいると「不味いモノを不味いと言って何がいけない!」みたいな反論を言う人もいて、「ここ、相当面倒くさい場所だな」というのが最終的な私の感想でした。

 ただ、批判の嵐に疑問を持った人が私に近い意見を書いてくれていたので、なんだかホっとしたし、数は少なかったが関西の味に誇り持ってる人達が「これから他の関西文化も出てくるようなので楽しみ」という前向きな意見を寄せていたので、ほっとしました。

 あと、「西門家は旧家らしいが、金持ちなのか貧乏なのかよーわからん」という意見もありましたが、そこがまだ曖昧なのは、今後の楽しみなのでは?としか言いようがない。

 つーか、かなり変な家である。
 それは、主人公の夫が、主人公がプロポーズしても「あんな家に入ってくれなんて、無理です」と拒否していたが、「あんな家って?」と思っていたけど、大阪篇に突入したら「うわ、これはヒドいwww」と大変納得したくらい。

 出戻りの惣領娘である義姉の、嫁いびりも「こんなの久々に観た」と感激してしまったし、もう「酷い」というよりは「笑える」レベルで、こういうの、「スチュワーデス物語」の時代に流行りましたよね?「この薄汚いシンデレラがあああ!」とか?

 で、「ごちそうさん」が昭和の人気ドラマと違うのは、主人公がけっこう反撃しているところです。
 ヤフーのドラマ評価では「こんなの子供に見せられない」という感想もありましたが、「いじめに負けない強い心」を学べるドラマのような気がするが・・・・

 来週も派手にいびりそうなので、今から楽しみにしているくらいです。

 で、たぶん、じょじょに、「なんでこんな変な家なのか」ってことが明らかになるようなので、それも重要な今後の楽しみなのですが「婚家のスペックが全然わからん」って苦言を言う人は、何を求めているんでしょうかね?

 西門家の24時間を全部流して、経済状況も速やかに開示してもらわないと納得してくれないのでしょうか?

 いやー、私は「半沢直樹」をちゃんと観ないまま終わり(たまに観てみたのだが、その前に大河ドラマ観ていたので、頭が切り替わらず、そもそも普段銀行員と会う機会が多いので、日曜夜に銀行員の話観たくもなかった)、「家政婦のミタ」も、たまたま観た時が松嶋菜々子が延々と無表情で立ち尽くしている場面で、「タイミング悪かった」とチャンネル替えちゃったから、最近の人気ドラマ観てなくて・・・

 「あまちゃん」は岩手旅行した後は親近感湧いて、ずっと観ていたんですけどねえ。

 その流れで「ごちそうさん」を観ていて「けっこう王道じゃん」と楽しく観ていたので、批判ばかり読むと「やっぱ、私の舌って変?」とヘコみますわ。

 まあ、ビョーキになってしまった友人Mがずっと「藤井はだからダメなんだ」と現横浜の藤井投手のブログ読んでダメ出しばかり言っていたので「そんなに嫌いなのに、なんでブログちゃんと読んでるんだろう?」と不思議に思いましたが、「批判することが意見」っていう人は、けっこうな割合で存在するのでしょうね。

 そっか、「山本太郎をスルーせよ」っていう意見も「批判することが、最大の賛辞」っていうのを踏まえてのことなんだろうな。

 わかるような、わからんような。
 「褒めて育てる」っていうのは、主流じゃないんですかね?

 さて、侍ジャパンの中継を観ているのだが、やっぱし小久保監督に激しい違和感が(笑)

 いや、小久保をディスってるわけでもなく、なんとなく「選手じゃない小久保」が自分の中でしっくりこないだけです。

11月8日(金)

 電車の中吊り広告で、雑誌フライデーの巻頭特集が「楽天優勝」だということを知り、超久々にフライデー買ってみました。
 しかし、表紙が壇蜜さんだったので、買うのに勇気が必要でしたが「アサヒ芸能」(野球大喜利連載中)の立ち読み技術が向上してきた今日この頃でしたので「この程度なら・・・」とレジに差し出すことができました。

 しかし、楽天優勝記事が終わって、後ろのページに進んでみたら、いきなりドーンと壇蜜さんの半裸な写真が・・・・・おい、こんなの電車内で開けないよ!あわわわわ・・・・となり、「袋とじにしてよ」と思いましたが、帰宅してからゆっくりと壇蜜さんのエロ写真を確認していたら、なんと、今週のフライデーの袋とじは「57歳、尾台あけみのヘアヌード!!!!」らしいのですが、袋とじを開く勇気がありません。

 松井稼頭央ヘアヌードとかだったら、頑張って開くかもしれないけど(笑)
 (松井稼頭央はビール掛けの時に肉体自慢のランニングシャツ姿を披露していたので、野球ファンの中では「脱ぎたがりキャラ」が定着した)

 さて、今日、朝の電車の中でぼーーーっとしながら思ったことは「私、もう50年近く生きてるんだ」ということでした。
 いつも日記に書いているが、私は20代の頃に「30代の自分」は想像できたし、だいたい想像通りになったのですが、その当時「40代以降の自分」が全く想像できませんでした。
 そのためか、40代は地味な驚きに満ちあふれていた。
 野球ファンになってしまったとか、まだフジロックに行ってるとか、「へー、老眼ってこういうことか」とか。

 驚きといえば、45歳になった時に「そろそろ更年期障害かあ」と覚悟というか期待していたのですが、ここ半年、びっくりするくらい周期が正確で、「こんなに安定してるの人生初だ」と驚いてます。
 25日周期で一日も狂わないなんて(笑)
 エクセルで管理しているのですが、今までずっとデコボコだった表が、ビシっと揃っちゃってなんだかプレッシャー感じてしまうほどです。

 そんで、「もう50年近く生きてるんだ」と思ったら、「あれ?もしかして、1000年ってそんなに遠い昔じゃない?」と思えてきました。
 私は年収が約500万円なのですが、「年収1億円」ってたしかに雲の上の存在だけど、たかが雲の上で、大した距離ないような気がしてくるのと同じ程度でしょうか?

 それに、よくよく考えてみれば、もう25年くらい働いているので、1億円近い金額は稼いでいると思うのです。年収300万円に満たない時期も長かったし、働いてない期間もあったけど、「もし今の状態で20年働いたら・・・」と考えると。

 まあ、平安時代の1000年前だったら、かなり色々違うと思うが、800年前の鎌倉時代だったらそう遠くないし、江戸時代は400年前?明治時代は1863年からってなっていたので、たった150年前じゃん?

 なーんだ、私の今までの人生3回分って、超最近じゃん!

 よく、2ちゃんとかツイッターで呟かれる「未来から来たんだけど」っていうネタがけっこう好きです。野球ネタだと「近鉄と阪急ないけど、山本昌はまだ現役」なんていうのが定番ですが、この間見て笑ったのは「大友良英が朝ドラの音楽担当してるよ」っていうのでした。
 20年前にそう言われても、意味わからなかったでしょう(笑)
 あと、ピエール瀧が朝ドラに出てるとかも!ポンキッキーズに出てるだけで「すげえ」と感動していただけに!

 そもそも田口トモロヲが、プロジェクトXのナレーションで活躍した時にも「あの、トモロヲが?」って腰砕けになりましたもん。(次は山塚アイか?と本気で心配になったくらい)

 あと、全然想像してなかったことって何かな?
 内田裕也がこんなにワイドショー的重鎮になるのは全く想像してなかったなあ。

 「あまちゃん」ネタで言えば、美保純がこんなに上手に年を重ねるというのも想定外だった。

 あと、携帯電話の普及はある程度想像していたが、スマホみたいなものは想定外だったなあ。
 そんで、意外とテレビというか地上波が生き残っているようだ。「地デジ移行」がずいぶん前に発表された時「その頃はもう地上波なんて廃れてるんじゃないか?」っていう専門家も多かったので「ああ、そうなるよなあ」って私も思っていたので。

 うーん、あと、なんだろう?
 30年前は、フィギュアスケートで日本代表がこんなに活躍することなんて全く想像してなかったなあ。西洋人には勝てないと思い込んでいたが、日本人のプロポーションがこんなに良くなるとは思っていなかった。昔は、渡辺エミとか伊藤ミドリがやっと・・・・って感じだったので。男子でメダルとる選手が出るなんて、全く想像してなかった。

 まあ、ほんと、ここ20年、30年でも、「昔は想像もしなかったな」って変化が起こっておりますので、20年後や30年後が楽しみになってきます。「昔は月って見る物だったのにwww」なーんてことになるんでしょうかね?

 私が生きている内に、月面旅行が一般化するとも想像できないけど、私が中学生くらいの頃は海外旅行は超贅沢品で、今の感覚で言うと「すげえ、ポルシェだぜ?」くらいだったのですが、ご近所の裕福なご家庭がポツリポツリと「欧州旅行に行ってきた」ってことになり「ん?これは、ちょっとお金貯めれば、私でも行けるな?」と確信したので、英語の勉強がんばりましたっけ。

 で、大学に進学したら、バイト頑張って、20万円の南回り欧州行き航空券をゲットしたのであった。あれは、本当に嬉しかった。

 で、今の若者は、子供の頃から家族旅行でグアムなんて行っているから、「海外への憧れ」が希薄なんだよね。
 私の頃は「仕事で疲れた20代後半のOLさんの逃げ道」とても、イタリア留学とかが輝いていたが、もはや「海外で自分探し」っていうのは廃れたようだ。

 そもそも「自分探し」っていうこと自体が廃れてきてないか?

 そういや、随分前から「今の日本って元禄文化みたいなのでは?」って囁かれていたけど、ほんとにそうなのかもしれない。

 江戸時代が終わってからの、1ターンがやっと巡ってきて、もしかしたら、私の人生後半戦は「うわ、戦争キターーーーーー!」になるのかもしれない。

 それよりも、「おお、これが津波か」っていう東日本大震災を経験したが、「南海トラフ」ってやつを体験できるかもしれないので、乞うご期待である。
 つーか、関東大震災からたった90年で、東京こんなですけど?っていうほうが不思議なので、「どう復興するのか」っていうのを生で見てみたい好奇心はちょっとあります。

 って、あーあ、東日本大震災では大した被害出てない東京でも「あー、もう懲り懲り」って思っていたのに、たった2年や3年で「やっぱ東京直下型じゃないとな」なーんて思っているのですから、人間って・・・・・いや、自分ってなんて脳天気なのでしょう。


11月7日(木)

 今朝のテレビも食材偽装表示問題ばかりかと思いきや、例の「華原朋美熱愛報道?」の続報がトップで、ええと、10年後の自分に向かって説明しておくと、最初はたぶん、華原朋美がデートしているのが目撃されたようだ。

 そんで、お相手は明治天皇の玄孫で、皇室オタク(評論家?)としてもよくテレビに出ている竹田なんちゃら氏だったので、ワイドショーが大盛り上がりしたのだが、どうやらまだ交際しているわけではなく、竹田氏の片思い中らしかった。

 多くの人にとっては実にどーでもいー芸能ニュースであるが、「自家製って表記してあったけど、自家製じゃなかったです」とか、「大手チェーン飲食店の『自家製』って自社工場製って意味だと思っていたのが、業者からの納入品だったからって、どーでもいーんですけど?」ってニュースばかりなので、どーでもいーのと、どーでもいーのがぶつかって、なんとなく中和されたので、ちょっとだけ華原朋美の事が好きになったのだが、戦略か?

 とりあえず、ニュースショー目線では、すっかり「芝エビ」とか「朋ちゃん熱愛」に主役の座を奪われた「メガバンクの反社会的勢力への融資問題」ですが、今日、銀行の担当者とその話題になったら、私の素朴な疑問が少しだけ解消された。

 「反社会的勢力」って何を基準にしているのか、わからなかったので。

 もちろん、主に暴力団のことなんだろうけど、警察のリストが共有されてるのだろうか?でも、それもどういう基準なんだろう?逮捕者が出た組織がブラックリスト入りするとしてても、その組織の構成員名簿まで全部入れるのだろうか?そもそも、企業化されて、社員扱いにでもしてないと、どこまでが構成員か洗い出せないだろう。

 銀行員の話によると、警察がリストを公開しているので、そのデータがかなり核になっているようだが、後は、新聞で「◯◯系の◯◯員が・・・」と報道されている記事を拾ってデータを作成しているので、ある銀行では「アウト」だった人が、他の銀行ではセーフになってしまうことも起こりうるらしい。

 ちゃんと調べてみたら「反社会的勢力」って暴力団とか総会屋とかきちんと定義されてました。「社会運動等標ぼうゴロ」っていうのは、一部の右翼とか部落系団体も入るんですかね?

 左翼系を匂わす記述が無いのは、そっちは公安のテリトリーだからでしょうか?
 でも、左翼系で資金集めする組織も多いと、ある友人から聞いたことがあるんだけどね。

 そうそう、今日の私のトップニュースは「楽天の藤田がゴールデングラブ賞」でした。

 守備の名手と言われていたが、規定打席に到達したのが、やっと今年だったらしいので、ほんとに夢のようなゴールデングラブ賞でしょう。
 中日の井端は、何度も受賞しているので、本物のグラブをあしらったトロフィーから、グラブ部分を外して「ゴールデングラブでキャッチボールしたことあります」と名古屋ローカルテレビで語っていたが、「金で買えない贅沢だ!!!!」と感激いたしましたが、藤田も是非、二個以上獲得していただきたいものです。

 そして、やはりアジア・シリーズって今年もあるらしい。
 どーせ、地上波ではやってくれないので、私が観るチャンスあるのかわからんけど・・・・
 侍ジャパンの強化試合は地上波でやってくれるのね。
 若手中心だから、楽しみです。
 どのくらい視聴率出るのか、不安だけど(笑)

 あと、メジャーへのポスティングシステムの協定が保留になってしまったようで、マー君のメジャー移籍も足踏み状態のようです。入札制度やめて、ハンマープライスでやってくれないかしら?盛り上がりそうですが。(生中継したら視聴率出るよー)

 ヤフオクでやると、有象無象が現れて、あっという間に999億円とかになってしまいそうなので、やめたほうがいいと思いますが・・・・ってヤクオクでやるわけないですけど。

 そうだ、賞といえば、岩隈さんがサイ・ヤング賞候補になったんだ!

 もちろん大本命はタイガースで21勝したらしい投手なので、絶対にそっちなので、あくまでも「候補としての添え物」ですが、候補に上がっただけでも超嬉しかったです。来年こそ、頑張ってほしいなあ。
 マリナーズは弱小チームですが、楽天が5位だった時に21勝したんですからねえ?


11月6日(水)

 ああ、やはり、今朝テレビを付けたら、どこの局も「食品表示偽装がゾロゾロ」をやってました。
 まるで、昆虫の卵が孵化したかのようだ。

 筒井康隆の「七瀬シリーズ」を思い出した。
 七瀬がいろいろな家庭に住み込みのお手伝いさんで入る「家族八景」は、超能力SFというよりは「読心能力を持つ七瀬をフィルターにして家族や人間が抱える問題をあぶりだす」という話だったが、その中のエピソードの一つに、七瀬が大家族のご家庭で住み込みすることになり、「歯ブラシが人数分無い?」ってことに驚いていた。

 その家族はマイ歯ブラシを決めていなくて、洗面所に数本ある歯ブラシをテキトーに共有して使っていて、七瀬が置いておいた歯ブラシも勝手に使用されていたのである。
 そういう性格の家族だったから、他にも衛生観念の無いことを次々と披露して、たまりかねた七瀬が「この家は、不潔なのよーーー!」と叫んだら、「え?うちって不潔だったの?」って戸惑った家族達が、それぞれ「そーいや、こういうこともあったなあ」と不潔エピソードを次々と脳裏に思い描いたため、読心力のある七瀬は耐えられなくて吐いちゃった・・・・って話だった・・・・と思う。読んだの30年前くらいなので曖昧ですが(笑)

11月5日(火)

 今日、帰宅途中にふと思いついたこと。
 「精神科って言うから、なんか敷居高いというか、特殊な感じがするから、脳外科に対抗して、脳内科にしてみたらどうだろう?」

 精神科って薬処方するだけってイメージがあるが、考えてみれば内科だって、問診したり触診して、症状に応じて薬処方するだけだから、同じっちゃ、同じじゃん?

 と、「いいことを思いついた」と思ったのだが、すぐに「そういや、もう、心療内科っていうのがメジャーになっていた」と気が付き、ちょっとがっかりした。

 そして、帰宅して久々にきちんとメールチェックしたら、マー君ファンの友人M嬢から、3日から今日にかけて立て続けに3通もメールが来ていて、「おー、彼女なりにテンションあがってるのね」と、しみじみしちゃいました。(いつもだと、1週間以上間隔が空くから)

 さて、楽天優勝の余韻にはまだ浸っておりますが、かなり冷静になってきたので「今年の年末年始の番組にどれだけ呼ばれるかなあ」という別方向の期待が高まってきました。

 ただ、それと同時に、戦力外になった選手のことも、気になってきた。
 マー君と同期入団だった山本君がとうとう戦力外になってしまったし、優勝決定の翌日には、大・加藤の戦力外も発表された。
 さらに、小坂コーチも退団ですと・・・・・

 山本君は、今年のオフに一軍キャンプに呼ばれていて、ニッカンの記者もよく取材してくれていたので「今年こそ、結果出るかなあ?」と期待していたのですが、出る幕なかったですねえ。
 そして、加藤大ちゃんも、後半に1軍に戻って来たんだけど、出ては打たれの繰り返しで、「ああ、これはクビになりそうだ」と心配してましたが、やっぱし・・・・

 そして、小坂に関しては、今年はほとんど二軍の試合観てないので(猛暑過ぎて無理だった)どういう様子だったのかわかりませんが、もしかしたら、他チームに引きぬかれたのかもしれないし、どうなるのかしらね?

 ストーブリーグの話題としては、中日が早々とナタを振るって、高年俸のベテランをバッサバッサと減額してるようです。井端なんて退団だし。
 今年のFAの目玉は涌井ですけど、大竹もFAの可能性高いようで、なかなか熱いオフになりそうです。川崎も日本に戻ってくる可能性があるし。なによりも、マー君のメジャー移籍がどうなるかが一般ニュースでも大注目でしょう。

 さて、話は変わりますが、少し前に「婚外子の相続が2分の1なのは違憲判決」っていうニュースがありましたが、その判決には賛否両論あるようです。
 どっかの誰かが「親の面倒を見ないのに、相続だけ一人前なんて!」と嘆いたら、法律事務所で働く人が「全く親の世話をしてなかった子供達が、遺言状に不服で弁護士事務所にやってくるケースがこんだけ多いのに?」なーんて失笑してましたが、一昔前までは「婚外子に2分の1の相続権を与える」ってだけでも、精一杯公平なことだったのかもしれませんが、「大物実業家が妾宅持つのが当たり前」って時代でも無くなったしねえ?

 でも、それで、テレビドラマ制作会社で働いていた頃のエピソードを思い出した。
 これ、前にも日記に書いていると思うが、あるドラマの台本に「この、ててなしご!」ってセリフがあり、台本をチェックしていたプロデューサー補佐が、「これ、放送コード的には大丈夫なんでしょうか?」ってプロデューサーに相談していた。

 そしたら、プロデューサーはあっけらかんと「母子家庭の場合は、そういう団体が無いから大丈夫」と即答した。
 20数年前の話だから、今だと違うのかもしれないけど、その当時は「身体障害者への差別用語は、その業界がすぐにクレームを言ってくるけど、そういう団体が存在しなければ大丈夫」という認識だったようだ。

 「へー、そういう基準なんだ」って、鼻垂れ娘の私はびっくりしたけど、そういや、「百姓」って言い回しは今はどういう評価になってるのだろう?一時期は「土方」と並ぶ差別用語扱いされいたけど「お百姓さん」ならOKみたいな曖昧な感じで、さらに、農業従事者のほうが好んで「うちら百姓は」なんて言うから、今だとNGワードになってないのかしらね?

 そう考えると、今、20歳くらいの子が「私、妾の子だから」なんて言ったら、逆にセレブっぽいですね。
 シングルマザーがカッコいいのかは微妙ですけど、昔は「私生児」なんて言われたけど、今だと「うち、シングルだから」って言われると「ああ、そうなんですか」ってだけです。「うち、夫の両親と同居なのよ」って言われた時と同じくらいの反応です。(あー、そりゃ大変ですねー、ってだけ)

 つーか、よくわからないんだけど、「婚外子も相続は平等」ってルールに難色示す人がいるとしたら、今の時代だと「え?あなたには婚外子がいるんですか?」って思われることを心配しないのかね?

 やっぱし、婚外子って、あまり心地よくない言葉だなあ。
 「家」って概念と密接だからかなあ。

 「家」と言えば、月曜日は楽天優勝特集で忙しくて見てなかった朝ドラだが、火曜日から観たら東京育ちのヒロインが大阪の旧家に嫁いで、小姑から強烈にいじめられていた。

 あんだけ、あからさまにいじめられるのは「おしん」以来なのでは?
 「おしん」の時には、佐賀県民から苦情が出たとか聞いているけど、私は観てないから、よく知らないのだが。

 今の朝ドラも、関西人が不愉快な気持ちにならないか、ちょっと心配である。
 東京人からすると「関西人、あるある」なんですけどね。「こんな、ダダ辛いもん、食べられるかあ!!!!」って感じで。
 なので、今週の朝ドラ、けっこう見応えありますよ。

 悪役の姉は、「家風というものがあります」と言うけど、ヒロインに家風を伝授する気はさらさらないので、新入社員にちゃんと指導することなく、何か失敗すると「この、ゆとり世代がああああ!!!!」って罵倒する感じに似てます。

 丁度、うちの会社でも今日、学生バイトのミスが大事になってしまい、対処に追われていましたが「なんで、こんなミス?」って検証してたら、「こんなミス、フツーはやらないだろう、ゆとり世代がああああああ!!!!」って雰囲気になっていたんだけど、私は違うと思ったので「ちゃんと説明しなかったのも悪いし、こういうミスは私でもやりそうです」と言っていたのだが、しばらく検証してみたら、そのバイトさんが何を勘違いしたのかわかってきて、「ああ、これだったら、こういう勘違いあるかも」って上層部も納得してくれたので、よかったです。

 これは私もそうですが、自分では明確なことなのに、なぜ他人が間違うのか、理解できないんですよね。

 ただ「これ、普通、見落とさないだろう?」って思っても、人間って自分の見たいものだけ見てしまうようで、同じ物を見ていても全然違う見方してることがとても多いです。

 この間も、驚いたことがあった。

 同じ部署に親会社の著作権二次使用の申請をしているE嬢がいるんだけど、作家さんて芸能人と違って自分でマネージメントしている人の方が圧倒的に多いし、しかも二次使用だと、作者はすでに亡くなっているので、相続人に申請することも多くて、けっこうトラブルが多いのです。

 そのE嬢に、親会社から「こういう使用をするんだけど、これって引用の範囲でいいですかね」って問い合わせがあったようだ。
 E嬢は、自分では判断しかねたので、上司のTK部長に相談すると、部長は「これは引用でいいだろう」と自信満々だったが、E嬢は「これ・・・・私が思う引用とちょっと違うと思うんですが?」と反論するが、部長は「人道的に大丈夫だ!」とわけわからないことを言っていた。

 E嬢が自信なさげだったので、私が「どれどれ、セカンド・オピニオンやってみましょうか?」と首突っ込んでみました。

 そしたら・・・・なんと、その案件とは・・・・・・電車広告のことだったんですよ!!!!!!

 私は「え?広告で引用ないっしょ?」と思ったのだが、部長は「大丈夫だよ」と言う。

 しかも、小さい文字でダラダラ書かれている中に引用が混じっているなら気持ちもわからんでもないが、その作家さんの文章の一部がかなりデカいフォントで引用されており、雰囲気的には「巨人軍は永遠に不滅です(長嶋茂雄)」と、そこそこ目立つフォントで書かれた後に「我が社もそういう企業を目指してます!」みたいな?

 いや、これ、絶対ダメでしょ。引用とは言えない。

 しかも、引用した短い文章を書いた作家さんは、よくテレビに出ている文化人で、「超売れっ子」と言ってもいい人である。
 きちんと引用ルールを踏まええて、出典と著者名は書いてあるけど、これ、無許可で引用は無理でしょう。

 なので、最初は軽く「私もEさんに賛同で、これは引用じゃないと思う」と言ったのだが、部長が「大丈夫だって」と繰り返すので、E嬢に「うちの会社では上司が大丈夫だって言っても、最終的に尻拭いするの自分なんだから、信用しちゃだめ」と背中を押した。

 そしたら、非常勤役員のF氏が出勤してきて「何揉めてんだ?」と言うので、経緯を説明すると「ああ、あいつだったら大丈夫だよ、そういう細かいこと言う人じゃない」と言う。

 えーっと。
 Fさんが、その人脈を利用して「あいつは友達だから、オレが言ってやる」って言うのなら、「ありがとうございます!」って感謝するけど、何の面識もないのに「あいつは、そーゆーやつじゃないから大丈夫」って何を根拠にそう言うんですか?

 そんで、さらに驚くことに部長も非常勤役員氏も「使ってやれば宣伝になるだろう」って言うんですよ。
 いや、あの文化人、宣伝必要ないでしょ?
 どっちかというと、勝手にその文化人の文章を引用したこっちが「宣伝に利用した」って立場じゃないの?

 たしかに、あの文化人は、自分の著作から、ちょっといいフレーズを1行ほど引用したくらいなら、深刻なクレームにはならないのかもしれないけど、それでも無許可で載せていいはずはない。
 しかも、相当な売れっ子さんだから、本人が直接目にすることはなくても、周囲のスタッフが電車乗った時に目にして「◯◯先生の1節が広告に使われてました。さすがですね」とか絶対に言うだろう。

 で、重要なのは部長にしても役員氏にしても「いーじゃん、大丈夫だよ」とは言うが、本人は決済してないのである。
 「これでオッケーです」と言うのは下っ端のE嬢で、全責任がE嬢にあるのだ。

 私も似たような経験したことがあって、私は経理上「それはちょっと」と思ったんだけど、当時の上司が「大丈夫、オレが責任持つ」と言ったのだが、その後の税務調査でその案件が炎上した時に、その上司はとうとう表に立って釈明してくれなかったのだ。

 あの時に確信した。
 いくら上が「いーじゃん、いーじゃん」って言っても、いざという時には全く助けてくれないということを。

 あれで本当に懲りたので、その後は、「この案件に対して、自分が堂々と説明できないことは絶対にやらない」と決めた。
 この間、やっぱし私が「これはダメでしょ」ってことを部長が「いーじゃん、大丈夫だよ」と言うので「じゃあ、ここに、これでオッケーってサインしてください。税務調査が入った時の証拠になりますから」と差し出したら、部長は「なんでそんなの必要なの?」とゴネたが「私はこれを説明できないので、もしこれに説明求められたら部長がやってくださるという確約です」と迫ったら、かなりビビっていたが最終的にはサインさせた。

 ほんと「なんかあったたら、オレが責任とるから」って言うのなら、よほど人道的に問題ないかぎりいいんだけど、「いいじゃん、いいじゃん」っていうのは本当に信用できない。

 つーか、私が「これは、マジだめだと思います」と言ったら、部長は「なんか問題になったら、子会社のうちの責任にすればいいだろう」と言いましたが、親会社の広告でそういうことになったら、いくら「秘書がやりました」って言い逃れしても、ダメだと思うんですよね。

 つーか、もしも、その売れっ子文化人の人が「事前に何の許可もなく、自分の著書からの1節を広告に利用した?」ってことに気がついて、びっくりして、「なんなんだ?」って思ったら、真っ当にクレーム入れなくても講演会などで「あの会社の広告にはびっくりしました」って言われちゃうよ?そっちのほうが被害が大きいじゃないですか。

 今回のケースは私がE嬢に加担して「絶対ダメー」と騒いだので、部長も「ミヤノさんがそんなに言うなら・・・」と態度を改めてくれたのですが、組織ってこういうもんですよね、たまたま気がついたから外野の私が「そんなのダメです」って言えたからよかったし、気が付かなくてもスルーされて大丈夫だったかもしれないけど、わかっててやったら今流行りの「食品偽装」でしょう。

 偽装するつもりはなくて誤表記っていうのがスタンダードになってますが、ああいうのも多分「人道的には大丈夫」なんて言う上司の言うことに従っちゃたんでしょうね。

 確かに、自分の職場を考えてみたら「悪気はなかった」っていうこと多いんですけど、悪気がなければいいのかっていう・・・・・

 たぶん、大事なのは「相手に身になって考えてみる」ってことで、私は、電車で広告眺めていたら、自分の文章が引用されていたら「??????」って超びっくりすると思うので「売れっ子だから大丈夫」って言う気持ちが全く理解できませんでした。

 前にも、はやり親会社の広告に使用する画像が、かなり女性差別的なもので、DTP担当者が「これ、ちょっと」と総務部にお伺いに来て、私も観た瞬間「これはダメ」と思ったのですが、うちは下請だから親会社に「これはダメです」ってフツーに言えなかったようで、なんかすごーく遠回りてし、結局ボツになったのでホッとしたけど、あの担当者が確認してこなければスルーしちゃってたので、ほんと、ああいうのって、一人の担当者の勇気にかかってるのかと思うと、情けないというか、テレビで炎上しているような話、他人ごとじゃ無いんだよ、と思います。
11月4日(月)

 昨日はまたニコ生で祝勝会生中継していたので、それを最後まで観てから寝て、今日起床してからテレビつけたら「どのチャンネルでも楽天やってるーーーーーー」という幸せに浸りました。

 西武だったっけ?優勝決まったのに、翌日のトップ記事が「貴乃花と宮沢りえが結婚!」になってしまい、スポーツ紙の一面譲ったのは。

 まあ、しかし、楽天が初優勝したから、各局とも花形リポーターを仙台に派遣してくれたわけで、巨人優勝だったら、日テレでテリー伊藤がはしゃいでいるだけだったでしょう。

 やっぱし、主役はマー君でしたが、岩手出身の銀次を取り上げてくれた局もあったので、朝からザッピング(最近聞かないなあ、この言葉)に忙しかったです。

 しかし、昨日の日記では抜けていましたが(さっき読み返してみた)マー君登場した時の解説の古田と工藤が心底「ありえねー」と驚いていたのが印象的でした。
 マー君がベンチ入りしているのは「お札」的な精神的なものだと両解説者は思っていたようなのに、途中でブルペン映像が中継されると、古田が「あれ?これ、マジで準備してますね?」と言っていたし、工藤は「完投した翌日に登板なんて・・・・自分はやったことが無いのでわかりません(笑)」とか言っていた。

 ただ、その時に思ったんだけど「ああ、これは甲子園でマー君がハンカチに敗けた時のリベンジだなあ」って。
 あの時は、引き分けになって翌日に再試合して敗けたのだが、今回は翌日に勝利して優勝旗を手にした展開になったようだ。

 しかし、三点差あったんだから、無理してマー君じゃなくても、斎藤隆とか金刃でも良かったと思うが、なんかもう、何がなんでも最後はマー君で飾らないとっていうことだったんでしょうね。

 私はあまりマー君に思い入れが無いので、「無茶させるなあ?」って思っただけですが。
 つーか、どーせメジャーに行くなら、ポスティングで高値で売りたいので、「酷使」っていう不安要素付けたくないだけだけど(笑)

 個人的な昨日のハイライトは、胴上げされるために、選手が集まったマウンド付近に向かった星野監督に銀次がへばりついていた所です。
 他の選手は監督とガシっとハグしただけですが、銀ちゃんったら、「監督ぅぅぅぅ」とばかりにしがみついて離れないの(笑)

 その姿観て、号泣しちゃいましたが、それと同時に頭の片隅に「星野監督×銀次」っていう薄い本が浮上しました。
 そのくらい、号泣して星野監督の胸に顔を埋める銀次の様子が萌えーでした。

 でも、星野監督も悪い気はしてなかったようですが、愛弟子とはいえ、男にあんな風に抱きつかれるのには違和感感じたようで、やんわりと引き剥がしている様子も「いとおかし」でした。

http://www.youtube.com/watch?v=8pbIAt_dWgQ

 その場面の動画が意外と見つからなかったのですが、星野は胴上げに向かっているのに、銀次がしがみついて離れなかったを「いーこいーこ」と頭ナデナデしながら、銀次をそっとふりほどく感じがやっぱし面白いです。

 あの、星野にねえ?
 泣きじゃくって、しがみつく若い選手がいるなんて、20年前や10年前には想像もしなかったです(笑)

 人って、20歳の頃と40歳の頃は色々違うけど、60歳過ぎてからも、いろいろあるんだろうなあ、と、ちょっと年とるのが楽しみになってきた、いい場面でした。

 
11月3日(日)

 昨日は敗戦が決まったら、すぐに寝たので、今日の寝不足は回避されました。

 5時起きで出勤して、午後には開放されたので、夕方ちょっとだけ昼寝できた。

 というわけで、今日は勝っても負けてもこれで最後。
 大好きな選手達が試合やってるのを観ることも、しばらくは無いのです。(日本代表試合があるけど・・・・そーいや、アジアシリーズってもうやってないんだっけ?)

 さて、試合開始。
 いきなり長野に死球ですか。今日も魔物が活躍しそうだなあ。
 つーか、美馬も相当力んでるんだろうなあ。

 わー、松井のエラー!!!今日もこういうこと頻発するのかしら。

 阿部が狙ってきてるなあ。怖いなあ。阿部が目覚めると、楽天の勝ち目は無い。
 それに、美馬は飛翔癖がありますし(笑)

 阿部が打ち付けるゴロ。さすが、阿部さん、Kスタ名物内野安打のコツをわかってらっしゃる。
 次は村田。村田怖い。村田怖い。村田怖い。

 ひょえー、1回表、満塁のピンチを凌いだ!!!!!!

 つーか、初回からぐったり疲れたのですが、美馬はもちろんだが、私は最後まで持つのでしょうか?
 それとも、また今日も大河ドラマに逃避しに行ったりするのでしょうか?

 しかし、勝負も大事だが、「あの美馬の、どアップが日曜日夜の全国放送のゴールデンタイムに」ってことの方がグっときますね。楽天ファンの間では「大沢たかお似」と評されているのですが。

 1回裏、楽天1得点。
 死球にショートのエラーっていう表裏での構成要素は同じだったのに、順番違ったら1点入りましたっていうのが、非常に興味深い展開だった。
 中島、当たりは良かったんだけど、惜しかったな。中島はこのシリーズずっとこんな感じのような気がするが、少し運が向けば、「球団創設時に近鉄からの移籍組」なので、サイドストーリー的には持ってるんだけどね。

 これで、少し両チームとも落ちつくかしら?

 ありゃー、2回で杉内交代かあ。立て直せなかったなあ。

 でも、これで日本シリーズで2回、杉内を引きずりおろしたので、去年ノーノー食らった恨みは果たした。(現地観戦しちゃったんだもーん)

 2アウトランナー1・2塁で、岩手出身の銀次だったので「ここでホームラン打てば、紅白の審査員に呼ばれてもいいのでは?」と妄想したが、そう上手くはいきません。

 さーて、2回まで終了しましたが、2点差なんで全然リードした気分になれませんよ。

 20:12
 おおおおおお、牧田がホームラン!!!!!!
 牧田も球団創設時メンバーなので、牧田の中押し点は大きい。

 でも、3点差でまだ5回前だし、まだ「勝ったーーー!」って思えないなあ。何点差つけば勝利を確信するかって?うーん、グラスラ食らっても大丈夫な5点以上かなあ。
 7点差あると「今日は勝てるかもしれない」って思うんだろうけど。どんだけ継投信用してないのかって話ですが(笑)

 とりあえず、今日は大河ドラマに逃避しないで済みそうです。

 美馬が5回まで無失点で抑えたーーーーーー

 オバサン泣きそうです。
 なんか、この時点で地球滅びて欲しい気分。

 ああ、なんか勝ってるから言えるのかもしれないですけど、このまま、ずっと試合していてほしいなあ。なんで決着なんてついてしまうのだろう。
 ♪ボクらは永遠にー なんてJポップの1節でも口ずさみたくなるような、自分的にはありえねー状況なわけですが、内海が出てきたよーん。

 内海から追加点奪いたい。
 内海は、内海は、内海は、楽天にとって長年「ラスボス」だったのだ。
 去年まで球団創設以来一度も勝ったことがなかった。
 楽天の天敵といえば、オリックスの金子とか、西武の帆足とか、日ハムの武田勝が有名だが、内海にはとにかく一勝もできてなかったし、セの球団からは「内海打てないの楽天だけだ」とバカにされていたのである。

 今年の交流戦で、やっと悲願の内海に勝利をやったあたりで「今年の楽天いつもと違うのかも?」って思ったよなあ。

 だから、その実力を確認するためにも、どうしても、内海から得点したいのだ。

 あーん、内海を苦しめたけど抑えられた・・・・・やっぱ、勝利までの道は険しいね。

 さて、美馬の方はけっこうノってきたけど、ノってきた美馬は一発病が怖いからなあ。

 美馬が6回も抑えたが、途中でブルペンの映像が映ったんだけど、投球練習してないパイプ椅子に座って試合をテレビで見ている投手の中で、一人異様にはしゃいでいる選手がいたので「誰だ?」と思ったら、ジョーンズだったwwwwww

 DHで守備の時は出番がないから、ブルペンで遊んでいたのかwwwwwwww

 いや、ジョーンズさんは超一流選手であるから、ベンチ裏のブルペンに行って、準備している投手達にああして気合を入れているのだろう。か?

 あらあ、仙台また雨が降ってきたわねえ。

 7回、則本を出してきました。この継投策はどうなるんでしょう。
 さっきの内海の時に、もう1点欲しかったんだけどなあ。

 7回が則本で、次が金刃かレイ?

 おー、則本が見事なピッチングで抑えました。

 今日、勝ってもいいですか?って気分に一歩前進した。

 うーん、でもやっぱし私は慎重なので、あと2点ないと確信できないなあ。

 ぐえー、8回も則本が抑えた!!!!!

 えーと、そろそろ勝ちを意識してもいいのでしょうか?

 なんか最後はマー君が出てきそうなんですけど・・・・・




 楽天めでたく優勝いたしました。

 まだ実感沸かないんでけど、ありがとうございました。


11月2日(土)

 今日の夕方、東京では雨が降ったので「仙台も試合中止にならないかなあ」と思ってしまった、明日5時起きの予定を抱えているワタクシです。

 6時半に試合始まりましたが、マー君も菅野もやや慎重になりすぎてるような感じですが、菅野の方が制球に苦しんでるかなー、と思っていたら、2回に2点入りました。

 シーズン中だったら「マー君で、2点あったら、もう勝ったね」って展開ですが、優勝に王手をかけた日シリですから、そう簡単には行かないでしょう。

 しかし、まさかのロペスのエラーには驚いたなあ。
 ロペスの攻守にけっこうやられてる印象があったので。

 そのあたりも「マー君、神の子」の所以なんでしょうね。

 3回表、そのロペスが1アウトでヒット打ちました。わー、寺内だあ(笑)
 雰囲気が無いのが逆に怖い。

 きゃー、今度はマギーがエラー!!!!
 なんか、今日は魔物デーのようだ。
 つーか、優勝決定戦なんだもん、魔物出るよね。

 私は今のところ冷静です。
 「もし、今日敗けたら、明日どうするんだろう?」って漠然と考える程度には。

 とりあえず、今の正直な心境は、「楽天勝ってーーーー」よりは「サクサク試合終わらせろ、明日私は早起きなんだ」が強いです。

 ところで、木曜日も視聴率良かったみたいですね。
 今日はマー君だし、もっと数字出るかしら?でも三連休中だし、みんなお出かけしちゃったかしら?

 お、マー君がピンチを切り抜けた。

 でも、いくらマー君といえども2点差じゃねえ?
 ランナー一人出して、一発くらったら同点じゃん?

 5点くらいあったら、ちょっと安心するんだけど。

 ふえー、またロペスがファールフライだったけど落球。

 魔物怖いですね。

 でも、やっぱし菅野は好投しているけど、球数的に5回くらいまでかな?

 あー、今度は枡田が守備でやらかして、阿部が二塁打!!!!

 今日は、何が起こるのかわからんな。

 私の夢は「生まれ変わったら球場の魔物になる」なので、今日は魔物先輩のお仕事をよーく勉強させていただこう。

 楽天ベンチは相変わらず、控えの岩崎が張り切ってって、いいムードです。さっきまでは投手の福山も横に並んで、「雰囲気作りは任せてください」とばかりに頼もしかった。
 岩崎みたいな存在も大事なのかもね。ああいう選手って今まで楽天にいなかったし。

 5回表(19:59)

 やっと坂本が二塁打で(もうちょっとでホームラン)、ノーアウトのランナーのマー君大ピンチ。
 ここで抑えたら、マー君、マジ凄いなあ。(けっこう他人事)

 だから、私はそれほどマー君に思い入れないので、「マー君だから負けないだろう」とも過信してないのです。でも、ピンチの場面ではやっぱし凄い時が多いよな。

 おー、マー君被弾!!!!!同点だ!!!!!

 魔物先輩さすがです!

 えーと、改めて申し上げておきますが、私は明日5時起床なので、いつもなら10時前には就寝するのですが・・・・

 さーて、なんだか流れが巨人に向いてますので、これは明日もあるかなあ?

 わー、長野も続いた。マー君がこんなになるのは、今シーズンほんとに稀だったのでは。

 さすがのマー君も、日本シリーズの魔物に苦しんでるようです。

 お、亀井が出てきた。
 魔物は亀井をどうするのだろう?
 私だったら、ここは同点のままにしておきますね。

 ひょえー、3塁ランナーをアウトにした!!!
 巨人、何仕掛けてきたのやら?

 しかし、絶好調の時のマー君だったら、亀井を三振にとったんだろうけど、四球で歩かせて次は由伸かあ。

 由伸ヒットで、2-3!

 マー君も人の子だったということですわね。

 なんだかちょっと安心したけど、次は阿部かあ、なんか起きそう(笑)

 つーか、これでマー君完投はほぼなくなったと思うので、後半戦どうなるのか全くわからなくなりました。

 もう則本リリーフとか無いので、どうするんだろう?

 うーん、菅野は6回まで行けそうだなあ。するってーと巨人自慢の継投になるっていうことで・・・・・

 うーむ2-4かあ、中途半端だなあ。

 もう9時近いんですけど、負けるなら、そろそろ寝たいんですけど・・・・

 えーと、あと1時間は頑張りましょう。
 延長はゴメンですから、楽天は追いつくのなら、追い越してほしいものであります。

 9:10
 あーあ、菅野が7回まで登板してしまった。
 やっぱ今日はダメみたい。

 でも、最後までマー君で行くのかね。けっこう球数投げてるんだけど。

 そりゃ、これで逆転したら大騒ぎですけど、巨人の継投もいいですし・・・・

 球団経営的には明日まで引っ張ったほうがいいですし・・・

 あー、やばい、そろそろ眠くなってきました。

 巨人があと1点入れたら、もう寝ようかな。
 
 うわー、マー君、9回も出てきて、なんだか痛々しい。
 
 うわー、9回投げ切った。
 
 楽天がうっかり逆転することなんてあるんだろうか?
 
   ほぼ、無いけど、まあ10時までは観てみましょう。
11月1日(金)

 もう11月ですってよ。

 1年はあっという間だなあ・・・・と思うが、2月に沖縄行ったとか、WBCがあったとか、遠い昔のことのようにも感じる。

 さて、昨日の日記は酔っ払っていたし、興奮状態だったので、誤字などが多く、さきほどひっそり訂正した。

 しかしね、昨日も書いたけど、ほんと昨日の試合は藤田が地味にシリーズ男でした。
 ずっと「西武の片岡みたいなシリーズ男になってくれないかな」と願っていましたが、「死球からチャンスを掴んだ」っていうのは片岡と同じと言えなくもない。

 片岡は、日本シリーズで死球くらったら、「やった」とばかりに手を叩いて、1塁に進むと、あっという間に盗塁を成功させ、次は送りバントだったか忘れたが、とにかく無安打で3塁まで進み、最後は内野ゴロでダッシュして本塁セーフだったと記憶している。

 まさに「あれよ、あれよという間に片岡がホームインしちゃった?」って感じだった。

 昨日の藤田はそれとは対照的に「死球くらって、治療のためベンチに下がる。代走かな?」だったのだが、しばらくして戻ってきて「大丈夫なのか?」と思っていたら、きちんと次の安打で3塁まで走ったので「よーし、藤田もホームに返そう!」と思っていたら、ジョーンズの打席の途中で星野監督が出てきて交代を告げ、藤田は悔し涙を流しながらベンチに下がったのだった。

 もちろん、ベンチは死球受けた時点で代走を出すつもりだったんだろうけど、藤田が「大丈夫ですから」と言ったんだろうね。戦略的には、あの場面で走塁に不安のある選手を1塁に立たしておいたらゲッツーの可能性が高くなるから、シーズン中だったら絶対にありえないのだが、藤田の気持ちが起爆剤になる気配を感じたベンチが藤田をグランドに戻す決断をしたのは、結果的には吉と出た。

 凶になる可能性もあったんだけど・・・・短期決戦ってほんと、こういうものなのでしょう。

 しかし、巨人は村田が妙に好調で、「あー、藤田と村田を足して2で割れば、物凄いシリーズ男なのに」と「横浜を出る喜び」のジンクスに目眩がしてしまう。

 それにしても、私は「2勝できたらいいな」って超弱気な気持ちでいましたが、まさか、3勝するとは思っていなかったし、これで土曜日はマー君ですってよ?どーしましょう?

 これでマー君が負けたら「今までのは壮大な伏線だったのか?」って盛大にズッコけそうですが、もし勝ったら、しかも完投勝ちなんてしちゃったら、ガッツポーズした瞬間、ウルトラマンのシュワッチみたいに翔び立って、「私は楽天を優勝させるために、遠い星からやってきたました。それでは皆様、ごきげんよう」と生まれた星に帰ってしまいそうじゃあないですか(笑)

 生まれた星が、メジャーって所なら、それはそれでいいのですが・・・・

 それよりも、私は日曜日はまた、早朝からのイベント仕事なのに、昨日みたいな延長線になっちゃったら早寝できないかもしれないのが心配です。
 さらに、もしかして、もしかして優勝が決まってしまったら?
 ビール掛けとか観たくなり、深夜になってしまうじゃないですか・・・・

 もー、日本シリーズなんて、週末はデイゲームでやってほしいです。仙台寒いし。

 なので、今日の内にイベントの会場責任者に「楽天が優勝してしまった場合、翌日の自分のパフォーマンスに全く自信が持てません」と宣言しておいたら「はあ?????」と思いっきり苦笑されてしまいました。そりゃそうだ。

 でも、勝っていたら、ヨレヨレでもご機嫌なので頑張れるかもしれないが、本気で心配になるのは「延長の末、敗けた」って場合である。
 寝不足の二日酔いの上に超不機嫌の自分をどうコントロールしていいのか、今からとても心配である。スニッカーズじゃ、克服できないだろう。

 さて「もしかして、もしかして、楽天が優勝したりするかもしれないかもしれないの?」と、石橋を叩いても渡らない私が、ちょっと橋を渡った向こう岸に行きたくなってきたので・・・ああ、でもやっぱりまだなんだか、そこまで脳天気になれない!!!!!

 あと、昨日は試合から目を逸らすために「放射能信者って・・・・」と愚痴りましたが、その時は知らなかったのですが、今朝のニュースショー観てたら、山本太郎議員が園遊会で天皇陛下に直訴状手渡したって??????

 すごいことするなあ。
 朝日新聞育ちの私は、日本国民の平均よりは「天皇陛下を敬う気持ち」が低いと思うのだが、その私ですら「えー、それはダメだろう」と思いました。

 皇室の政治利用が云々というよりも「園遊会の場で」っていうのが、マナー違反でしょう。
 百歩譲って、招待された文化人やスポーツ選手がやらかしたのなら「もー、お育ち悪いんだから(笑)」と思うだけですが・・・
 国会議員がやっちゃあ、ね?

 ちょうど、海外ニュースで、バチカンでの式典でローマ法王に張り付いて離れなかった困ったお子ちゃまが話題になってましたが、あれは5歳くらいの子供がやったことだから「微笑ましい」のであって、大人がやったら、ただの不審者です。

 いやー、しかし、丁度、「小泉元首相、急に脱原発って、どうしちゃったの?」とか「管元首相が、みのもんた降ろしは原発ムラの陰謀だって、どうしちゃったの?」と、思っていたら、山本太郎も「どうしちゃったの?」になるとは・・・・

 ほんとに「原発村の陰謀」はあるのかもしれない。
 すごく優秀なスパイが脱原発村に潜入していて、名のある大物をたぶらかして、一般市民に「脱・原発の人達、バッカじゃないの?」と思わせるという、超高度なミッションを遂行しているのかもしれない。

 ためしに、放射能信者の友人のツイート覗いてみました。

 「山本太郎いいねー。どんどんタブーに挑戦して欲しい。」

 ははは、思った通りすぎ、というか、私が思っていたよりも、ずっとイケイケだったので失笑。

 さらに「この件で世間の山本太郎バッシングは多いのね。あれもマスコミの情報操作だろうけど」っていうのもジワジワ来ます。

 ほんと、原発推進派の刺客が入り込んでいたら、放射能村のフォロワーのこういう反応って「大成功」でしょう。
 まあ、派手に取り上げられたので広告効果は充分ですが、自らネガティブキャンペーンやったようなもので・・・・・

 真面目に放射能の被害を憂いてる人が気の毒になってきます。



表紙に戻る / 過去の日記を読む