可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

2月27日(水)

 そういえば沖縄から戻る飛行機の中で地球が逆さまになるような体験をした。って大袈裟ですけど(笑)
 この「微妙な面白さ」を文章化するのは難しいけど、挑戦してみましょう。って、だから大して面白くもないんだけど(笑)

 那覇空港を離陸すると、飛行機はそのまま南に進み、沖縄本島の南端を上空から眺めることができた。
 そこで私は「このまま、島を離れて海の上を進んで行くんだよな」と思っていたのだが、飛行機はそのまま南端を左に旋回して、北上というか脳内地図的には「上の方」に進み始めたので「あれれ?」と戸惑ったのだ。

 座席のポケットに入っている機内誌の航路図で確認してみたら「あ・・・・・そっか・・・・・本州は沖縄の北にあるんだから、これでいいんだ!」と気がついたのである。

 実に当たり前というか、私は地図を眺めるのが好きなので、沖縄の位置だってだいたいわかっているつもりだったのだが、どうやら沖縄本島の地図ばかりを眺めていると、下半分というか南側の方が栄えているので「こっちのほうが中心部(本州)に近い」と漠然と勘違いしていたらしい。

 ニュージーランドに行ったときにも、それに似た錯覚があった。
 ニュージーランドは北海道と本州みたいな形状をしていたので、なんとなく北の方が北海道みたいで、南の方が本州という感覚だったのだが、実際には首都は北の方にあるのである。
 日本と線対称の位置にあるから、南の方が南極に近いのだ。

 で、沖縄の話に戻ると、北部のほうが自然豊かな感じで、那覇が札幌的な位置で、名護が帯広とかそんな雰囲気で、その先は釧路みたいな感じ。
 なので、なんとなく勘違いしていたんだろうなあ、と、しみじみしていたのだが、ふと気がついた。

 もしかして、幼少時より慣れ親しんだ、こういう絵柄が原因では?

 沖縄が、そういう絵柄みたいな位置に無いことはわかっているけど、長年そういう絵柄見ていたので、「本州に一番近いのは南側」という刷り込みをされていたのかもしれない。

 そういや、那覇空港を出てしばらく南に進んだ後、東側に旋回した時には何の違和感も感じなかったもん。「そうそう、こっちこっち」って感じで。それは多分、無意識に天気予報図での地理感覚的には正しかったからだろう。
 なので、北に向かった時に焦ったのは「そっちはどこだ?」と天気予報図が切れちゃう方向に向かったからなのかもしれない。

 というわけで、沖縄返還の時は6歳だったようだが、当時の記憶が全くないけど、それから40年の歳月を経て、やっと私の中では・・・・私の脳内地図の中に沖縄が書き込まれました。

 また沖縄に行く機会があったら「名護の方が本州に近い」という正確な地理感覚でバスに乗れることでしょう。

 以上、私の頭の中では大きな一歩でしたが、やっぱし書いてみると、それほど面白くもないね。飛行機の中で、脳内地図がぐるりと回転した時が一番おもしろかったです。


2月26日(火)

 おや、今日の阪神との強化試合までテレビ中継してるんだ。

 この時期に野球の試合がテレビで観られるなんて、やっぱりWBCは大事なのね?
 と、イマイチ、WBCにノレないのであるが、今日のオリックスとブラジル代表の練習試合のテキスト速報眺めていたら「ブラジル代表にヤクルトの子がいっぱいいる!」ということに気がついて、そして日本の社会人チームにいる選手もいたので、「ああ、こういのは楽しいなあ」と思った。

 サッカーみたいに、欧州の各リーグで活躍している選手達が「国別対抗」で再編成されるような感じになると、WBCももっと面白くなるのになあ。
 それを野球でやろうとすると、やっぱしメジャーで活躍している選手達が中心にやらないとねえ?

 そういや、サッカー通のT嬢から聞いた話。
 選手名もチーム名も忘れちゃったけど、普段はプレミア・リーグで活躍している南米出身の選手が(アルゼンチンだかブラジルだか)、W杯の代表として、イングランド対戦することになった。
 ところが、イングランド代表チームにプレミアでのチームメイトが見当たらない。
 なんであいつが、イングランド代表にいないんだ?あいつが選ばれないわけないだろう?と、イングランド代表の他の選手に聞いてみたら・・・・

 「あー、あいつ、ウェールズ出身だから」
 「・・・ウェールズって何?」

 そうか、プロ野球もオールスターゲームは交流戦が定着してしまった今では陳腐化しているので、地域別対抗戦にすればいいのに。たぶん、関西チームの圧勝だろうけど、九州・沖縄チームもそこそこいけると思うぞ。

●2月24日(日) 日ハム×広島@名護球場

 早起きして、9時20分の高速バスで名護に向かった。
 11時前に名護バスターミナル着。
 バスターミナルに向かう途中に球場のある運動公園の横を通ったので、こちらも球場に隣接するグランドで広島がウォームアップする様子が眺められたが、私が運動公園に着くと、もう広島の選手たちはほぼ引き上げていた。

 すでに開場していたので、日傘さしたいから最上段に席をキープして、場外をうろうろしてみた。
 ヤクルトのキャンプ地も「カメラの向こう側」だったが、名護のほうが「テレビの向こう側」度は高かった。だって、2年前の「祐ちゃんフィーバー」の時、毎朝ワイドショーで生中継していて超笑ったあの場所なんである。

 ずっと2次元で見ていたものが、三次元でリアルに展開されるうれしさよ。

 そして、あのフィーバーを巻き起こした斎藤くんは、すっかり地味になってうろうろしてました。「ほら、こっち、こっち、斉藤くんがいるわよ!」とはしゃぐオバサンもまだいましたが、二組くらいしかいませんでした。

 しかし、昨日の浦添もけっこう天気良かったけど、雲がそれなりに多かったので、直射日光浴びる時間は少なかったが、今日は雲も少ないし、しかも名護球場って、バックスクリーンの後ろは砂浜で、紫外線パワーが昨日の10倍くらい強そう。

 しかも、なぜか場内でビール売ってなくて、場外の駐車場にある売店まで100メートルくらい歩かないとビールを置いてある売店が無かったのだ。

 そういう不便さはあったが、試合前の広島の打撃練習をぼんやり眺めていたら、堂林君が登場した。
 美しい・・・・・

 沖縄の太陽の下で、ティーバッティングする堂林君を上から眺めてニヤニヤするうれしさよ。
 去年、期せずしてヤクルトの由規投手にサインしてもらった時には「きゃー、こんな子がうちの娘のボーイフレンドだったら、お母さんメロメロだわ」と、妄想を走らせたが、うちの娘が堂林くん連れてきたら「うちの娘なんかと付き合うのヤメておきなさい」と説教しちゃいそうだ。という、またわかりにく妄想が駆け巡る。
 ほんと、堂林に「いい嫁」をあてがおうとしたら、女子アナとかじゃなくて、「皇族?」ってレベルである。だって、ほんとにプリンスなんだもん。フィギュアスケートの羽生くん系ともいえる。

 というわけで、わざわざ名護まで来たかいがありました。

 話題の大谷くんもいたし。

 斎藤くんと、大谷くんと、堂林くん間近で観られたのだからお腹いっぱい。
 石井琢郎コーチも鑑賞したし。

 えーと、試合内容はどうだったっけなあ?
 紫外線ブロックに必死で、それどころじゃなかったかも(笑)

 でも、広島は梅津や江草が出てきたし、日ハムも多田野、石井裕也、宮西と継投していたので、大変満足しました。

 試合が終わったのが、3時半くらいだったかなあ?外に出ると、日ハムのマスコットがお客さんたちと記念撮影していて、けっこう長い行列ができていた。
 さーて、どうしよう?
 球場内では日ハムの打撃練習が始まったみたいだが・・・・と、球場の周りを散歩していたら、「そうだ、名護の有名店に行くつもりだったんだ」と思い出し、球場から徒歩5分くらいの「宮里食堂」に行ってみた。

 店に着いたら4時を回っていたので「ここで軽く食事して、バスターミナルに行けば、4時45分のバスに間に合うか?」と思ったのだが、ゆっりソバを食べていたら、ふと「別にそんなに急いで那覇に戻っても?」と思い直した。

 食べ終わったら4時半だったので、急げば4時45分のバスに間に合ったけど、また球場に戻ると、球場ではまだまだ練習していたし、サブグランドの投手練習場では、大谷君が試合後に一人ポツネンと投手練習メニューというか、マットの上でのトレーニングをやっていた。

 二刀流ってやっぱ大変そうだな。

 そして、球場の関係者入り口には報道陣が大集合しており、「これから、大谷くんの囲み取材するのかね?」と思ったので、ぼんやり球場内で待っていたら、5時に大谷くんが登場して、やっぱし囲み取材受けていた。

 そんな光景をぼんやり眺めていたら、5時半近くになったので、バスターミナルに移動。なぜか秋桜が咲いていた。そして、向日葵も植わっていた。

 半日ずっと日を浴びていたので、帰りのバスではぐったりで、珍しく30分くらい眠った。

 なので、那覇まではあっという間だったが、6時半ごろ、アイホンで「今日の壮行試合の先発はマエケン」ってことがわかった。はあ、やっぱ、いつでもどこでもネット環境ってけっこう嬉しい。

 部屋に戻り、昨日飲み残した泡盛飲みながら、テレビで野球観戦していたが、後半記憶がないや。

 沖縄、楽しかった。浦添では、田淵が来ていたし、名護には高橋建さんが来ていた。

 神在月の沖縄、またいつか訪れたいものだ。


2月25日(月)

 沖縄から戻ってきました。

 なんだか寒いよ、パトラッシュ・・・・・

 沖縄入りした金曜日は雨だったのですが、土日は晴天で紫外線ブロックに必死でした。
 気温は20度くらいだったので、動いていると汗ばむくらいだったんですけどね。
 ただ、雲で日が陰ると涼しいというか、寒さを感じたので、日焼け防止にずっと長袖のネルシャツ着ていても丁度いいくらいだった。

 さて、沖縄は3年ぶり二度目だったので、けっこう土地勘というか距離感(モノレールの駅の間隔とか)はわかっていたので楽でした。
 空港に着いて、モノレールに乗ったのですが、ツイッターにも書いたけど、途中の駅のホームに立っていたのが「あれ?永井?????」

 去年は故障しちゃったけど、かつては岩隈、田中に続く先発ローテの三本柱だった永井がいたのです。「そっか、明日からオープン戦だから、今日はオフか」と、とっさに思ったのですが、そしたら永井は私が乗ってる車両に乗ってきて(って二両しかないが)、しかもベビーカー引いてるし!つーことは、隣にいるのは嫁だ!

 つかのまの休日に家族サービスしていたようです。

 いやー、びっくりしたわ。
 さすが沖縄!てゆーか、今日はほとんどの球団がオフだろうから、「石を投げれば野球選手に当たる2月の沖縄」だし、うろうろしているともっとすれ違うのか?と期待してしまいましたが、こんな偶然はこれっきりでした(笑)

 県庁前駅で降りて、徒歩5分のホテルにチェックイン。
 西鉄リゾートホテル。まだ新しいのか改装したばかりなのか、内装はきれいだったし、早い時期に予約したからいい部屋にしてくれたのか、道路の反対側の静かな部屋だったし、窓から海も見えました。ダブルの部屋をシングル料金だったので、ビジネスホテルのシングルルームよりも広々した感じなのも良かったです。

 そんで、土日は休みだというフェリーターミナルの前にある沖縄そば店に雨の中徒歩で向かったのだが、残念ながら休業だった。すごくボロい外観の店だったので、最初「もう潰れたのか?」と思いましたが、後でネットで調べてみたらそういう情報はなかったし、品切れになると閉店するそうなので、もう6時くらいだったから閉店しちゃったのかもしれない。

 しょうがないから、そこから国際通りまで歩いて、やはり有名店である「かどや」に入ってみたが、私が食べてる間に看板下げていたので、ギリギリでした。
 店の女将さんと常連客がインフルエンザの話で盛り上がっていたが、ふーん、やっぱ、沖縄でもインフルエンザ流行るんだ?

 2月にプロ野球がキャンプインすると、必ず選手やコーチがインフルエンザでダウンしたというニュースが入るので「インフルエンザって寒くて乾燥してるから流行するんじゃないの?なんで沖縄でインフルエンザなの?」と素朴な疑問を抱えておりましたが、「沖縄行きの移動で感染するのかなあ?いろいろストレスありそうだし」と勝手に解釈していましたが、地元の人達が「オレも罹った、私も罹った」と会話しているのを傍受して、仮説を解消することにしました。

 沖縄ソバ食べてから、また歩いてホテルに戻り、コンビニで買い込んだオリオン・ビールと泡盛で乾杯。「沖縄経済に貢献しないと」と張り切って、オリオン・ビールは滞在中にいっぱい飲みましたとも。

 2月23日(土) ヤクルト×楽天@浦添球場

 10時頃、宿を出て、モノレールで隣駅の旭橋にあるバスターミナルまで歩いた。徒歩10分くらいなので、今回の宿探しでは「バスターミナル徒歩圏内」が条件だったのです。

 那覇市の隣である浦添市(ずっとウラゾエかと思っていたが、ウラソエだった)だが、那覇中心部から7キロくらいの徒歩圏内であった。
 帰りは歩いてみようと計画していたが、行きはちゃんとバスで行きました。それでも20分くらいで着いちゃったっけ?

 バス停に着くと、同じバスに乗っていた大人3人組も試合観に来たようで、「こっち、こっち」と慣れた様子で歩いて行くので、その後ろを着いて行ったのだが、最初に陸上トラックがあり、そこで楽天の選手がウォームアップしていたが、三人組は「わー、いるね。でも、選手全然わからないし」と言っていたので、パ・リーグには興味ないようだった。

 でも、「去年はなんで来なかったんだっけ?雨で中止だったとか?とにかく2年ぶりか」と喋っていたので、「ヤクルトのオープン戦だけ見に来る浦添市民」だったのかな?

 楽天の選手が練習している姿を眺めるのも眼福の極みでしたが、「そっか、ここが例の陸上競技場だ・・・・」
 ヤクルトのキャンプ情報もイムさん恋しさにマメにチェックしていましたので、写真ではよく見ていました。ここのトラック部分は「スパイク禁止」なので、スパイク履いた選手はトラックを渡る時、スパイク脱がないといけないらしいのですが、それが面倒なベテラン選手は後輩におぶってもらってました。

 でも、この日はちゃんとトラック部分に通路が「養生」してあったので、そういう光景は観られませんでしたけど。

 さて、陸上競技場のフィールド内でウォームアップする楽天選手達を眺めて、「ううう、沖縄最高」と涙目になっていましたが、隅っこでやはりウォームアップしていたヤクルト投手陣が引き上げようとしていたので、慌てて通路に駆け寄ると、ううううう、マツケンとすれ違った・・・・・うううう、沖縄ほんと最高!

 というわけで、期せずして「キャンプ見学」みたいな気分が味わえたので、ほんと感激でした。ヤクルトのキャンプ名物の「階段ダッシュ」する階段もあったし、ほんと「テレビの向こう側」に立つのってなんて楽しいのでしょう。

 11時には球場に着いたが、開場は11時半だったので、しばらくウロウロしていたのだが、ブルペンというか「投手練習場」では楽天の投手達が投げていて、「あー、こういう5人くらい並んで投げているのもテレビでしか観たことがなかった」と感動。

 昨日、目撃した永井も投げてました。ヨシ・コーチは新加入の元西武の星野おじさんにいろいろ指導していた。あと、戸村と青山もいた。

 ブルペンを鑑賞する客達がいる道路が楽天選手の球場入りの動線になっていたようで、楽天選手が通過するのだが、ヤクルトファン達はスルーしていたのだが、そしたら、山本君が来た!
 去年、やっと私がずっと二軍で目をつけていた高堀投手が1軍で活躍してくれたので嬉しかったが、もう一人、私がずっと期待している選手なのである。マー君と同期の高卒の捕手なのだが、捕手として出世するのは難しいようで、去年は内野守備もやっていたので「これは・・・もう、ダメかな」と思っていたのだが、このオフ、なぜかニッカンの記者に気に入られているようで、ちょこちょこ記事になっていたので、ちょびっと期待していたのだが、やっぱし1軍帯同してるんだ!

 何か声を掛けたかったが、やっぱしシラフでは無理だった。恨めしげに通過するのを見送った。

 1時に試合開始。先発は館山×辛島。
 夜のスポーツニュースでも言っていたけど、今年のオープン戦開幕戦は見事に各球団「開幕投手候補」を揃えたようだ。開幕投手候補がWBCに逝ってる場合は2番手。解説者も「なんか、早くね?」と言っていたが、私もそう思った。

 そして、ヤクルトはバレンティンがいなかったのと、相川がWBC組で不在なくらいで、あと川端が故障中だが、「これで開幕戦のスタメンでも普通だろう」というメンバーだったのに、楽天の方は小関が捕手で西田が遊撃手と、去年ブレイクした銀次と枡田も加えても「なんだか二軍?」というメンバーで、聖澤は別格としても、鉄平がいるのは「二軍落ちしているから?」って感じになる。

 そうそう、試合開始直前に、岩村が楽天ベンチに挨拶に来て、すかさず聖澤が寄っていくと「あれ?なんで戻って来ちゃったの?」ってイジられてました。

 試合は、なんだかちんたらした感じでした。
 牽制死がけっこうあったんだけど、それも練習を実戦で試してみました攻守ともに、って感じでした。
 まあ、私としては、この時期、野球見ながらビール飲めたので最高の気分でしたけど。あと、トレイに行ってる間に小関がホームラン打ちやがった。

 楽天の二番手投手の菊池がねえ、ほんとダラダラした投球で、なーんか去年もこんな感じだったような?すごく素質はあって期待されてる投手なんだろうけど、実戦で安定しないんだよね。

 あと、ツイッターにも書いたけど、沖縄出身の比屋根が出てきた時には客席が超盛り上がりましたが、あまりパっとせず・・・・あれで結果出したら大盛り上がりだったろうに。
 ベンチもよくわかっているようで、楽天は後半で伊志嶺を出したら、やっぱし超盛り上がりましたが、やっぱしパっとせず・・・・・それでは、バリバリの浦添出身の島井を出してみたが・・・・・・ダメでした。

 試合終わったのが4時過ぎだったかな?
 浦添球場から徒歩10分くらいのところにあった「豆腐そば」で有名な店に入ってみたが、そんな時間なのに、ほぼ満席だったことに驚いた。
 そして、私の次に入ってきた、浦添球場内で見かけていた女性が豆腐そばを注文すると「豆腐終わりました」と言われていたので、私はぎりぎりセーフだったようだ。

 小腹を満たしたので、浦添球場前のバイパス道路を那覇市内に向かってお散歩してみた。

 行きのバスだとあっという間だったのだが「そっか、スピードはそれほど出てなかったけど、信号が少なかったんだ」と、思ってたよりけっこう距離があったが、40分くらいで那覇市内に入り「うちから渋谷くらい?」って感じで「だったら、ホテルまで歩いても、うちから神宮球場くらい?」と思ったのだが、日が落ちてきたら空気が冷たくなり、トイレに行きたくなってきた。

 途中のコンビニに入ろうかとも思ったが、もう少しで「おもろまち駅」だったので、頑張って歩いて、そこからモノレールに乗ろうかと思ったが、巨大なデューティーフリーショップがあったので、そっちに入ってみたら、ロビー奥にトイレがあり、入ってみたら・・・・・私が46年の生涯の中で見た中で一番豪華なトイレでした。
 いやー、ほんと、トイレの中で写真撮ろうかと思ったくらい。

 そこで一息つけたので、「頑張って宿まで歩こうか?」と思ったのだが、7時からWBCの試合やってるので、歩くのはやめて、おとなしくモノレールで帰りました。
 宿に戻りテレビをつけると「あー、マー君ダメダメだったんだwww」

 おかげで日本代表は負けそうな展開で、でも、今日オープン戦を鑑賞してきましたから「この時期の野球選手にあまり期待しちゃいかんだろう」と思いつつも、重苦しい展開にいたたまれず「こういう時にはスマホで暇つぶしできていーね」と頑張って呟いてました。

 伏兵相川の活躍には大爆笑したし。

 さあ、明日は名護まで行くんだから、早寝しよう!と、試合終わったらさっさと寝ました。

 ところで、沖縄ではやたらと「かりゆし」という表記が目立っていたが、前からそんなだったっけ?3年前に来たときには、やたら駆け足だったから気が付かなかっただけ?

 あと、ほとんど米軍機見かけなかったのだが、土日が休みなだけ?(3年前はもっと見かけたような記憶がある)


2月21日(木)

 明日から沖縄に行くので、また針治療受けて予防しておいた。

 そんで、その後、やっと長年会費だけ払い続けて全く利用してなかったスポーツクラブを解約。

 これで、月1万円の無駄使いが解消されたので、もっと無駄な事に挑戦することにした。

 アイホン5ってやつを買っちゃったのさ(笑)

 やっぱし、旅行先で電話が使えないと不便だったことが多いし、なによりも会社でこっそりバスの時刻表をプリントアウトしていると「イマドキこういうのはみんな、ケータイで見てるんだろうに」と思ったので、えーい、とケータイもロクに持ったことないのに、いきなりスマホデビューしました。

 ううう、二時間くらいかけて初期設定していたら、また腰が悪くなりそうだ。ずっと背中丸めて画面凝視していたから。

 しかし、これでカメラは手に入れたわけだ。

 試しにツイッターに写真を上げてみたのだが、実に簡単だった。やっぱり写真撮るのは難しいんだけどさ(笑)
 これで、「羽田空港なう」とか出来るぜ?

 まあ、あと、スマホ持とうと思ったのは、選手名鑑持ち歩くのが面倒になったのと、本で持ち歩いているとトレードに対応してないので不便だったのと、他球場の経過知りたくても知るすべがなかったので、他人の会話を必死に傍受していたので、「浅尾だめじゃん」なんて言う隣の人の呟きの内容を具体的に知るのは、1時間半後に帰宅してからっていう情弱状態から解放されたかったからである。

 えーと、さっそく初期設定で変えたメールのパスワード間違えてるらしく、メールが使えないのだが、まあ、いいや、どーせまだ使ってないし。

 しかし、やっぱし、なんだかスマホは体に悪そうだが、寂しい一人旅のお供として頑張って持っていきましょう。
 そして、たまにはちゃんと写真撮るぞー、と意気込んでみたものの、やっぱし写真が苦手なので、どーなるかわからないけど、よーし、ずっとほぼ「野球大喜利でウケたネタ」を収集するだけだった、というか、そのためにアカウントとっただけのツイッターも晒してみるかね?(3回くらい自分で呟いたこともあるのさ)

 https://twitter.com/limnonchang12

 ↑こういうアカウント名(イムさんの背番号12に絡めた)は後で絶対後悔すると思ったが、やっぱり後悔している(笑)

 おや?また鼻がムズムズしはじめた。
 今朝もムズムズしたので鼻炎薬飲んだのだが、そろそろヤクがキレたのだろうか?
 これは本格的に花粉症デビュー濃厚だなあ。

 おっと、沖縄の天気予報確認したら、土曜日に雨マークがついていた。
 土曜と日曜に「WBC代表のいないオープン戦」を地味に鑑賞する予定なので、試合中止が一番怖いのであった。まあ、いいや、雨降ったらアイホンといちゃいちゃしているから。あと「銀河ヒッチハイクガイド」の続編も持って行きます。

2月20日(水)

 やべー、今日の午後3時頃から急にクシャミと鼻水が止まらなくなり、外出中だったから薬局に飛び込んで「早く効く鼻炎薬ください」と言って、すぐ飲んだので、劇症は収まったが、ずっと鼻の奥がムズムズしていた。いよいよ、花粉症デビューか?

 ただ、私も幼少時は鼻炎持ちというか、いわゆる「鼻たれ娘」であったし、時々こういう鼻炎症状は出るので、まだわからないのであった。

 さて、月曜日は超久々に渋谷公会堂に行きました。
 T嬢にベン・フォールズ・ファイブのチケットとってもらっていたのだが、当初は「土曜日の昭和大学人見記念講堂」に行く予定だったが、T嬢が「福岡にルースターズ観に行く」とのことで、月曜日の渋公になったのである。

 なのでチケットが郵送されたてきた時に「うおおお、渋公なんていつ以来だろう?」と遠い目になったが、それよりも「あれ?いつのまにかCCレモンじゃなくなったの?」と思った。しばらく、CCレモンがネーミングライツだったから。

 会場に着くとT嬢にその話をしたら、T嬢も「CCレモン時代には一度も入ったことなかったな」と言っていた。
 そして、座席は新しくなっており、腰を痛めている身としては「座りごこち良くてよかった」と思ったが、ライブが始まると皆立ち上がちゃったので、最初から立ってみることになったが、それでも、時々座って休めたので腰には良かったです。

 ベン・フォールズは何度か観ているが、「ベン・フォールズ・ファイヴ」名義は初めてだったが、舞台に3人しかいなかったので「へ?」と思ったが、「ベン・フォールズ・ファイヴ」って最初から3人だったんだけど「スリーよりも、ファイブの方が語感的にいいから」っていうバンド名だったらしいです。今さら知りました。

 ライブは、ほんとフツーに素晴らしく、ベン・フォールズはほんと安定感のあるアーティストなんだが、アンコールにスペシャルゲストが出てきて、それが、アンジェラ・アキだった。

 ライブ後に、T嬢に「前にさ・・・・MIKAさんの時にも、ああいう大物ゲスト出てこなかったっけ?誰だっけ?」と聞いてみたら、「宇多田ヒカル」と即答され「わー、そうだ、そうだった!!!!」

 期せずして宇多田ヒカルが登場した時も「これって、ラッキーなことなんだろうか?」とビミョーな心境だったが、まさかのアンジェラ・アキも「よくテレビで観る人を生で観られたからラッキーなのだろうか?」と考えてしまった。そっか、平井堅だったら「なんだか、ラッキー」って思えたかもね。

 私もT嬢も日本の歌姫には全く興味がないので、宇多田ヒカルにしてもアンジェラ・アキにしても「お得感」がほとんど無いのであった。

 さて、9時にライブが終わって「さあ、ビール飲みに行きまヒョ」と、入る店探していたら、客引きに「2時間飲み放題で1300円です」と言われたので、なんでも良かったからそこに入ったのだが、丁度、7時から入っていた客の退店時間だったため、なかなか席に案内されず、席に案内されてもなかなかオーダー取りに来ないダメな店だった。

 まあ、客引きの兄さんも頭悪そうだったが、頭良さそうな客引きなんて観たことがないので「普通」と思っていたのだが、それで案内されたフロント担当の兄さんもあんまりシャキっとしてなくて、しかも名札に「見習い」って書いてあるし・・・・

 「いいから早くビール飲みたいんだけど」とジリジリして待っていたのだが、私もT嬢も似たもの同士なので、心の中で「やべー、ダメな店に入っちゃたよ」と思っているけど、「人生こういうこともあるさ」とヘラヘラするタイプなのである。

 やっとオーダー係がやって来たのだが、そいつの口上がまるでぼったくりバーのようだった。

 飲み放題1300円だが、実は「お通し」がついて、それが700円なんだとか。
 「そりゃ、ずいぶんですね」と思ったが、しかし、なんと!!!コース料理を注文すれば、お通し代もサービス料もかかりません!という話だった。
 夜9時のアラフィフのオバサン2名客に、コースメニュー勧めようとする気持ちが全然わからない。つーか、そういうシステムの店だったら、うちらをゲットするな、と思う。

 コースは2000円からあったけど、どのコースも鍋がメインで、「いや、コースじゃなくていいです」と私が言うと、「でも、そうなるとアラカルトメニューから4品になりますが?」と言うので、「それでいいです」

 まあ、結局、コース料理2000円と飲み放題1300円で、最低客単価3500円くらいの店だったが、単品料理2つづつ2名分で4つ頼んでも、会計7500円くらいだったので、ぼったくりというほどでもなかったが、出てきた単品料理のヒドさが凄かった。

 なんか、慌てて、コンビニに惣菜買いに行ってきたのか?って感じでした。いや、イマドキのコンビニのレトルト惣菜はけっこう侮れないのであるが、「だし巻き卵」なんて、明らかにそんな感じだったな。

 つうわけで、記憶に残るようなダメな店だったので、やっぱし、渋谷で「テキトーな居酒屋」に入るのなら、チェーン店のほうが断然安定してるわなあ。

 久々にT嬢と会ったが、私らは行かなかったけど、2月に都内でマイブラのライブがあったが、T嬢の得た情報によると「来場者に耳栓が配られたらしい」と言うので、超ウケた。

 サマソニはどうしようかねえ?
 夜中にやる「ソニック・マニア」でのストーン・ローゼスは去年のフジで観たので、もういいのだが「ペット・ショップ・ボーイズ」でちょい悩む。私はペット・ショップ・ボーイズのライブ観たことが無いので・・・・

 週末にT嬢が行ったルースターズのライブの話も盛りだくさんだったが、ふと、ラグビーの話になり、日本でのW杯も近いので(オリンピック招致よりも、そっちをもっと盛り上げようよ、と個人的には思うのだが)、ここ最近、日本にけっこう海外から大物選手がやってくるようになったらしい。

 ラグビー通のT嬢もびっくりしたのは、元オールブラックスの主力選手だったが年とって引退した選手が、なんと、日本の二部リーグのチームに来たそうなのである。

 私が「そ、それって、野球で言えば、独立リーグに元ヤンキースのスター選手がってくらいのこと?」と呟いたら、T嬢がよく覗いている、コアなラグビーファンのオジサンもブログで「これは、他に置き換えるとどうなるか?」ということを並べていて、一番、世間で通じそうなのが「野球で言えば、横浜にランディ・ジョンソン」だったらしい。

 それは、私には大変わかりやすかったので「ギャハハハハ」と笑っていたのだが、T嬢が「その人が一番気に入っていた言い回しが『AKB48にマドンナ』だったんだよね」で、私は腹筋崩壊しそうになりました。

 T嬢は、ラグビーも大好きだが、サッカーではマンUの試合をけっこう観に行ってるので「今度、横浜とマンUやるんだって?」なーんて話していて、私が確認したいのは、日本のメディアでは時々「今日は香川が活躍しました!」ってやってるけど、本当のマンUファンからしたら、どうなのあれ?ということですが、T嬢の意見としては「イマイチかな?」でした。

 それよりも、去年、マンUの開幕戦観に行ったら、うっかり香川が出てきてしまったらしく、「まるで香川のおっかけしたみたいに思われているのが辛い」と言ってました。

 あと、映画の話をしたなあ。
 私が「自分が映画を観にいかなくなったせいもあるけど、今回のアカデミー賞はそうとう地味じゃね?」と言ったら、映画けっこう観ているT嬢は「まあ、たしかに、スピルバーグのリンカーンもまだ日本では公開されてないしね?」という話の流れで、T嬢がアカデミー賞でいつも注目しているのは、「出演作品の中ではシワシワなのに、授賞式ではびっくりするくらいツヤツヤなアル・パチーノさんとかwww」

 あー、「あるある」!

 「そんで、それと似た感じだけど、ダニエル・デイ・ルイスとかwwwww」

 あー、ダニエル・デイ・ルイスも、授賞式ではすっきりハンサムさんですもんね。

 そんな映画話していたら「最近はテッドが人気らしい」という話になり、T嬢はすでに観ていたが「主人公の喋るクマは、それで大ブレイクしたんだけど、すぐに飽きられて、過去の大物になって、今はドラック三昧っていうのが冒頭の駆け足で表現されるんだよ」と説明してくれて「しかも、最も入れ込んでるのがフラッシュ・ゴードンっていうのもダメダメだけど、過去のフラッシュバックでは、スターウォーズの仮装して映画館に行列していたりとか、クマのぬいぐるみを自転車のカゴに入れてETごっことかwwww」

 えー、それって、私らの世代をピンポイント攻撃じゃないですか。

 なので、今日から休暇とっていたので、観てみるとことにしたのですが、レディースデイだったので渋谷のシネコン満席状態!!!!
 一人だったので、なんとか席を確保しましたが、うーん、まあまあ面白かったけど、ちょっと主人公キャラが厨二病すぎたかな?
 人間の方の主人公(クマの幼馴染)が趣味じゃなかったので、そのガールフレンドに感情移入できなかったが、「少年の心を持った大人の男とは?」という普遍的なテーマというか、よく、「女性って少年の心を持った大人の男性に弱いじゃん?」って言い回しがあるのですが、「それはその通りなんだけど、おめーらが思ってるのとは全然ちげーんだよ」っていうのを徹底的に映画に詰め込んだような映画でした。

 制作側は意図的にやってるようで、「オレってワイルドなんだぜぃ?」を予算かけて無意味に表現しようとしたらしく、迫真のアクション喧嘩シーンとか、なぜかいきなり無理やりカーアクションシーンとか、話の流れ的には全く不要なシーンでしたが「ハリウッド映画ってこういうもんだろ?」と、非常にわかりにくいというか、頭悪い奴が「ハリウッド映画ってこういうもんだろ?」ってやってるわけでもなく、半端に頭いい人が「ハリウッド映画ってこういうもんだろ?」とバカにしている感じもあるけど、登場人物は全員生粋のバカという、ワタクシ的には「ヒロインがマジ超キレい」というのと「ノラ・ジョーンズが本人役で超テキトーに下品な下ネタに付き合ってる」というくらいしかフックがなくて。

 久々に映画館で映画観たけど、「ああ、やっぱ面白いな、また観に来よう」という気分にはならなかったけど、そういや、本で「銀河ヒッチハイクガイド」を読んだので、その流れで映画も観てみたくなり、DVDで観てみたのですが、やはり、ものすごーくバカ映画で、私の映画に対する気持ちは全然盛り上がりませんでした。

 「テッド」終わった後、周囲の若者達は「わー、面白かったね」と語ってましたが、あんたら、フラッシュ・ゴードンとか知らんだろう?と思ったけど、そんな些細なことはわからなくても楽しめる娯楽作品だったのでしょうね。

 幸いにも、隣に座っていた30代前半くらいの少年っぽいルックスの女性が、けっこうサブカル系わかる人のようで、笑いのツボがほぼ同期したので(でも、私が顔面放射でケケケと笑っていた場面では彼女は無言だったので、映画の登場人物と同じように、どん引きしていたらしい)、映画館で映画を観る楽しみは、映像や音響設備より「同じ所で大爆笑してくれるおともだち」ですから、そういうのは久々に楽しかったんですけどね。
 

2月17日(日)

 まだ、朝起きたばかりの時間に、軽くギクっとなってね。
 寝ている間に姿勢が固定しちゃってるのが良くないんだろうな。
 それがわかっているから、けっこう慎重に起き上がるのだが、今朝もガスファンヒーターのスイッチ入れようとして屈んだら、ピリリとなって、とても悲しかった。

 さて、14日の朝にテレビつけていたら「グアムで亡くなった女性二人は、祖母と孫で、孫の弟の結婚式でグラム入りしたばかりで、14日の今日が結婚式の予定だった」とやっていたので「おお、今日はバレンタインだった!」と気がついたのでありました。

 亡くなった方々もお気の毒であるが、その結婚式をやる予定だった弟さんも辛いだろうなあ。
 さらには、その弟さんと結婚する女性は、まだその一族にとっては他人度が高いので、ほんと、どうしていいのかわからないだろう。

 ところで、ロシアの隕石衝突凄いですね。あれも通り魔みたいなもんですが・・・・
 あれこそ、どんなに厳重に用心してたってどうしようもないのでしょうけど、宝くじみたいに「当たる人には当たる」ってだけなんでしょうね。ニュースでは「宝くじよりもずっとずっと確率が低いです」と説明してましたけど。

 さて、そのバレンタインデーですが、朝出勤して、部長の席に書類を置くと、美しい箱が置いてあったので「お、部長にもチョコが」と言ったら、先に出勤していたマスオさんも、エビワカちゃんも「あれ?誰か来たっけ?」と言っていた。

 そしたら部長が出勤してきて、「・・・・・これ、誰が?」と言うので「私ら、置くとこ目撃してないんですよ?」

 結局、翌日になっても、部長の机にチョコを置いた犯人(?)はわからなかった。

 部長も、そういうことをなんとか聞けそうな女子社員には「もしかして、◯◯さん?」って、それでも聞きづらいのを頑張って聞いてみたのだが「え?私、チョコなんて配ってませんよ?」と即答されて「この作業、精神的に超辛い」とボヤいてましたが、お気持ちお察しいたします。

 部長の「謎のチョコ事件」もややこしいのですが、もっと切ないのは「部長のところの長男次男」の逸話でした。

 長男は高校3年生で大学受験シーズンだから学校は休みになっているようだが、14日は朝から塾に行ったようだ。自習室とかあるんでしょうね。
 エビワカちゃんが「塾?でも、そういのは学校の方が・・・」と言うので、私が「学校は男子校なんですwww」と言うと「ああwww」と納得していた。

 その話を聞いたのが14日のことで、翌15日は「部長の謎のチョコ事件」のことで皆で話し合っていて、同僚E嬢が「じゃあ、ホワイトデーのお返しは女子全員に配ればいいんですよ!キャハハハハ!」と素晴らしい解決策を提案したので、私も「それでいーじゃないですか。たぶん、『え?私、部長に差し上げてないんですけど?』って戸惑う人ばかりですが、中に一人だけ当然のことのように受け取る人がいたら、その人が犯人(?)ってわかりますから!」なーんて、バカ話していたのだが、ふと、部長んちの「お兄ちゃん」のことが気になり「どうだったんですか?」と聞いてみたら「ゼロだったみたい」

 あらー、厳しいわねえ。
 みんな受験で大変なのはわかるけど、そういう時期だからこそ、義理チョコ派手に配る女子とかいなかったのかね?キットカットの一片でも嬉しいと思うんだけどな。

 と言っていたら思ったのだが、今年はキットカットは受験押しやってない?前は「きっと勝つ」にかけて、楽天のスポンサーになってくれたこともあったんだけどな。

 そんで、要領悪いし、男子校というハンデも背負っている長男の釣果はゼロだったが、その後、帰宅してきた要領が良くて共学な中学生の弟が、案の定いっぱいチョコ貰ってきたらしい。しかも「オレ、チョコ食わないし・・・・」とか言いながら(笑)

 「うわ、それは切ない」と総務部みんなで涙しました。


2月14日(木)

 グアムの通り魔事件には驚きました。

 グアムには一度だけ社員旅行に行ったことがあるけど、あれももう10年くらい前でしたかね?今回の現場となったショッピングモールのことは記憶にないので、まだ無かったのだと思います。

 で、一回しか行ったことないけど「不思議な所だなあ」と思いました。
 ああいう「ほぼ観光だけで成り立ってる島」に行ったことが無かったので、現地民の生活感が全く感じられないことに驚いたのです。まあ、島全部を巡ったわけでもないのですが、オプションツアーで米軍基地の向こうにあるウミガメ保護区に行ったくらいで、バスで半周した程度ですが、今回の事件現場となった中心街を抜けると見事になんにもなくって「ここで産まれて、ここで死ぬ人ってどんな人生なんだろう?」と思いました。

 そりゃ、日本にはいっぱい離島がありますけど、テレビで観る限りは、もうちょっと「普通の生活」がありそうだったんだけどなあ。漁業だとか農業だとか。

 私が泊まったホテルはホテル内に広大なプール設備があったし、初心者向けのマリン・スポーツを敷地内で楽しめるようになっていたので、あの当時から日本人以外のアジア系のファミリー旅行者が多かったです。

 そして、パラ・セーリングとかダイビングのインストラクターとして大量の西洋人が雇われているようでした。
 朝の朝食バンケットでは、そういうスタッフらしき人々も朝食を食べていて、仲睦まじく朝食を食べていた欧米系の若いカップルの朝ご飯の量に目を見張りつつも(山盛りのパンケーキは前菜だったんだ・・・・とか)、「こういう狭いコミュニティーというか、出稼ぎ率が高そうなところで、娯楽といえば恋愛だろうけど、これはきっと、かなり濃いというか、ドロドロの展開になること多そうだなあ」と勝手に想像してました。

 その昔、ゲイの友人が言ってた。「ノーマルの人達は、行きつけの店でトラブル起こしても、他があるのでしょうけど、ゲイの場合にはほんとに狭い社交場に固まっているので、そこで何かやらかしたら、他が無いんです。だから、異常に気を使います」

 村八分になっちゃっても、逃げ場が無いんだろうね。

 小笠原に出稼ぎバイトした経験のある青年も、私が「島の娘さんとのロマンスとか?」ってつきなみなことを言ったら、「そんなん、ぜってーありません!」とムキになって語っていたっけ。
 島の人達は、都会から「遊び気分」でバイトにやってくる若者は貴重な労働力と思ってはいるが(島の経済を回すために、税金で土木事業やってるのだが、島の若者はみんな本土に出ていってしまうので、物見遊山の都会の若者をこき使う図式らしい)、そんなん、どーせ、長くても1年くらいなので、そんな流れ者に大事な娘をつまみ食いされてはたまらんと、ガードが超堅かったらしい。

 私の想像では、島の娘というものは、本土から来た流れ者の若者をたぶらかしてゲットするという風習があるのだとばかり思っていたのだが、現実的にはたぶん、それで泣いた娘さんの歴史のほうが多いようで、そんなことになったら、せっかく島に残った娘まで「島中に知れ渡る傷物」になってしまうから、親はがっちりガードするようだ。

 「よそもの」意識も強いみたいだしね。

 前にも日記に書いたが、その小笠原でバイト経験のあった彼は、東京に戻ってきた時「都会の人ってなんて親切なんだろう」と感激したらしい。
 都会の人の「他人にはみな平等に接する」って感じが島にはなかったのかもしれない。
 島では常に「ああ、こいつは今、誰それのところで雇ってる本土の若者だな」って認識されて監視されていたようだから。

 まあとにかく、グアムには3日間くらいしか滞在してないが「うわー、私はここで生活するの絶対無理だなあ」と思っていたので、やっぱし、たまには凶悪犯罪も起きるんだ、となんとなく納得したのだが、しかし、容疑者の高校時代の友人が「ここ1年くらい、会ってなかった」と言うのにも驚いた。

 バブル時代に、田舎に帰省した友人が、地元に残っている友人に「この街にもディスコができたんだよ!」と連れて行かれたのだが「そこしか、若者が集まる店がなかったので、見事に同級生が大集合していたので、皆に会えた」と言っていた。

 グアムだって、繁華街なんてあれしかないのだし、観光客以外は全員顔見知りで、さらには地元の高校に通った人達なんてほんと限られた人数だろうから、「ここ1年くらい会ったことがなかった」っていうのは、ありうるのだろうか?
 人口は10万人超えているので、日本だと首都圏近郊の市町村でも、その程度だと「緑の多い、のんびりした郊外」という雰囲気だろうなあ。

 まあ、今回の事件は、「グアムってヤバい」というよりも「グアム史上稀にみる凶悪犯が誕生してしまった」という話であり、日本の秋葉原無差別殺人事件とも似ているが、あれも「アキバが危険」という話でもなかったし。

 それよりも、義足ランナーとして有名なピストリウス選手が、恋人を強盗と間違えて誤射したってニュースの方が話としては怖いですわ。
 どんだけ治安悪いんだよ?って感じで。

 殺意持ったサイコ野郎に無差別に殺されるのも、もちろん嫌ですが、強盗に怯えた人に殺られるのはもっとやだ。

 どっちも死ぬのは一緒だが(笑)

 そういや、一般ニュースの一番の話題が「レスリングがオリンピックから外される?????」になってしまったので、「体罰問題」とか「北朝鮮問題」とか「中国問題」は棚上げになっておりますが、体罰問題は微妙な低空飛行してましたねえ。

 やはり違和感を覚えたのは、年配識者が「でも、意味のある体罰もあった」と言うあたりでした。いわゆる「殴られて、目が覚めたこともあった」っていう。

 私は体罰というか、ビンタされた経験があったので、懐かしく思い出してみたのですが、 「あの時、ビンタしてくれて、ありがとうございました!」って気持ちは微塵もなかった。

 つーか、よくよく回想してみたら、私がビンタされたことなんて、小学校5,6年のあの時期だけで、他で体罰受けた経験全く無い?

 小学校3年生くらいまでは、ほんとのんびりした小学校だったはずなんですが、何度か日記に書いたと思うが、小4だか小5だかの始業式の時に「新任の先生の紹介」が朝礼で行われていて「◯◯先生です。剣道◯段です。◯◯先生は、バスケットボールで国体で活躍しました」と新任教師がほぼ全員「体育会系」だったことに、幼ながらも「これはなんだかヤバい」と思ったのである。

 うちの学校は「体育教育モデル校」だったので、フツーの学校より体育に力入れてることは知っていたが、低学年の頃の担任教師はなぜか皆、文系寄りだったので、だから校内でのクラス対抗スポーツ競技ではいつも学年最下位だったけど、「うちの担任、スポーツ苦手だから」と納得していたのである。

 ほんと、低学年の当時の担任はいい先生ばかりだった。

 1年生の時の担任は「忘れ物数のグラフ」とか宿題達成度のグラフとか、結果を図にして表記する趣味のある先生で、授業参観に来たうちの母親が「あんた・・・忘れ物だんとつトップって・・・・」と絶句していたが、そりゃ、教室に「統計データ」として貼りだされて晒し者にされてはいたが、私はあんまし気にしてなかった。

 その担任の先生も、それで私を集中的に責めるようなことはしてなくて、ただ「データとしてこういうことになってるので、それで自分で気がついて、直せるようになったらいいですね」って感じでした。

 小2の時の先生は、よく覚えてないけど、中年のふっくらした女性教師で、小1の時にデータ上は「だめ小学生」だった私にとっては、「ああ、この先生は細かいこと何も言わない」と、なんだかとっても安心した記憶がある。

 小3の時はもう少し個性的な先生で、長尺の定規を「愛のムチ」と時々振るうこともあったが、大して痛くもない、「専門は美術」という中年男性であった。
 なので、国算社理の主要科目はいい加減だったし、うちの学校の主要科目であった体育なんてさらにいい加減であったが、美術好きのうちの母親にとっては、一番フィーリングが合う先生だったようだし、私もその後、中学高校では美術教師には相当懐いてお世話になったが、あの小3の時の先生は大好きだったな。

 で、4年の時の担任は「カバゴン」てアダ名の、相当ぶさいくだった若い女性教師だったが、彼女の印象はあまり強くない。若いなりに一生懸命だったっけね?

 そんで、私の「はあ、体罰」な記憶を彩るのは、5・6年で担任になった、若い体育会系女性教師であった。
 とにかく、ささいなことで「全員並べ!」とビンタするので、「なんなのこれ?」と呆れていた。

 12歳の子供ながらにも「全員ビンタするの体力使うだろう」と思ったくらいに。

 たぶん、まだ大学出たての23歳くらいの女子だったのだろうけど、ほんと、ぶち切れると、まさにヒステリー状態で、「体罰怖い」というよりも、「情緒不安定な人ってマジやばい」と、哀れんじゃうくらいでした。

 未だに微かに覚えているけど、彼女がなんかの拍子でキレて、教壇に飾ってあって花瓶をバーンとふっとばしたら、花瓶が床に転げて割れたのだが、その後にキョーレツな悪臭が漂った。花瓶の水が腐っていたのです。

 クラスでも、「一般常識」がありそうな半数は、先生がキレたということよりも「うわっ花瓶の水くせえ、ちゃんとマメに世話しないと、こんな悪臭がするんだ」ということに驚いていたのですが、キレた先生はその悪臭をものともぜず、「全員、ビンタだ!」って息巻いていて、「こんな悪臭漂う中で?」とその感性の鈍さにびっくりしました。

 あの先生相手に、2年間「なにこれ?」と思っていたので、中学に上がったら、そこは地域でも希少な荒れてない中学校で、ほんと、体罰された記憶全く無い。
 同学年の別のクラスに剣道部顧問が担任だったが、そのイナさんは、確かにいつも剣道の剣を所持していて、なんかあると、ペシっとその剣を打っていたが、ほんと「ぺしっ」程度でした。まさに体罰の記号化って感じ。
 記号化されすぎちゃって、竹刀背負ってるだけで「体罰教師」のオーラ醸しだしていましたっけ。

 その中学でも、教師が生徒を本気でビンタしたことあった。

 私が1年生の時の担任は数学教師で、それまでは副担任という地位だったのだが、私の時に初めて「担任」に出世した若い男性教師だった。

 今でもなぜか覚えているが、中学に入学してすぐさま、先輩が教室にやってきて軽くレクチャーしてくれたのだが、その先輩が「あんたらの担任、けっこういい奴ですが、ちょっとHぽいかな?」と言ったのだ。

 中学3年生の女子先輩の「ちょっと、Hぽいかな?」っていうのは、ある意味褒め言葉だったのだと思う。15歳女子がちょっと意識しちゃう25歳男子という意味で。

 しかし、12歳女子には、そういうニュアンス通じなかったので「Hぽい?」と身構えてしまったのであった。
 でも、その担任だった大森氏(氏まで付くのがアダ名だった、なぜか)は、初めて担任持ってヤル気満々の若い男子だったので、「これのどこがHぽい?」と思ったし、小学校高学年のころ、ビンタ当たり前の特殊な世界に育ってしまった私も、思う存分大森氏をイジって楽しい中学時代を送ったのである。

 25歳くらいの男性教師が、中学生や高校生教えるのって、ほんと難しいと思うし、特に女子相手は、って今だとわかるけど、大森氏はけっこう頑張っていたと思う。

 しかし、ある日、彼がキレた・・・・・

 あの当時「教室で生き物を飼おう」って雰囲気で、メダカの水槽があったりしたけど、中学校の大森氏の教室では「インコ飼おう」ということになったのだ。
 家庭でインコ飼ってて、増えちゃった家から供出されたのだが、みんなで当番組んで、テキトーに飼育していたら、「家でインコ飼ってる上級者」が「そろそろ下羽切らないと」と何やらハサミで切っていたけど、私などは「へー、そういうもんなんだ」と思っていた。
 犬猫の避妊手術的なものかのかと。

 ところが、それを知った大森氏が逆上してしまったのだ。

 「誰がインコの羽を切ったんだーーーー!」と騒ぎ、それを「普通のことなんだけど」と名乗りでたインコ飼育上級者の頬をバシバシとビンタしたので、クラス全体に緊張感が走った。ビンタされた女子達は、「今までお父さんにも殴られたことなかったのに」と、心底びっくりしている様子だった。

 私もびっくりしていた。
 インコの世話に慣れている子が「インコってこうやるんだよ」って下羽切るのは観ていたので「ふーん?」と眺めていたのだが、なんで、それでビンタ食らうの?

 大森氏のキレた理屈は「中国では昔、纏足っていうのがあって、囲った女性が逃げられないように足を小さくしちゃったんだ、鳥が逃げられないように羽を切るっって、それと同じだろう!」

 ええ、はい、まあ・・・・・・

 纏足については諸説ありますので、大森氏が述べる「脱走できないようにした」という解釈は少数派意見だと思いますが、それよりも、ほとんど体罰をやらなかった教師が、体罰なんて受けたことのない、その地域では「インコずっと飼ってます」ということで、どっちかっていうとお嬢様系だった女子に、激しくビンタしていたので、「ああ、たかがインコの飼育方法のことで?」となんだか困ってしまった。

 その後、あの事件がどう収拾されたのかはよく覚えていないが「大森氏が、動物虐待と勘違いしてキレた」(当時は「キレる」という言い回しなかったのだが)ということで、なんか「そっとしておこう」ということになったのかもしれないけど、そんなに大事にもならなかったのは、ビンタされた女子達も親に訴えなかったからであろう。

 そんなわけで、私が体験した「体罰」というのは、体罰よりも「うわー、こんなに逆上する人っているんだ、大人なのに・・・」というものであり、だから私は「殴られて、目が覚めました!」という経験はしたことないし、そういう経験した人を目撃したこともないの。

 ただ、前にも書いたけど、たぶんテレビドラマの影響で「殴られて、目が覚めました!」の存在をなんとなく受け入れていたようだが、「そっか、テレビの影響だったのか」と今さらながら気がついたようである。


2月12日(火)

 昨日も出勤してて、長い時間座っていても腰が固まらなかったので「お、順当に回復しちょるな」と思ったのだが、今朝起きて、トイレに行ったらまた軽くグキっとなってしまった。
 元々、発症したのがトイレだったので、部屋で安静にしている時にはトイレに行く時だけコルセット巻いていたくらいビクビクしていたのだが、かなり良くなってきたので油断したぜ。
 それにしても、一週間前の「朝、軽くギックリ」の再現みたいなことになってしまったので「今日は休んじゃおうか」と思ったけど、仕事けっこう溜まっているし、それに腰痛で集中できないのでサクサク捗らないし・・・・
 と、悩みつつ、とにかく初期ぎっくりには冷やすしかないので、じっと1時間くらい冷やしていたら、痛みは引いたので「ヤバそうだったら早退しよう」と頑張って出勤した。

 腰は大丈夫だったが、別なところに負担がかかってるようで、首筋がチリチリしたり頭痛がしたので、またしばらくしたら鍼治療に行かないとな。

 さて、最近はまたSF読書モードに入っていて、「アンドロイドの夢の羊」がドタバタコメディで楽しめたのだが、その次に何読もうか考えていたら、ふとアマゾンのお薦めに「星を継ぐもの」が入っていて「あれ?この本、買ったと思うけど、読んだっけ?」と自宅の本棚を探したら、ほんの触りだけ読んで中断していたらしい。

 で、長いこと放置されていた「星を継ぐもの」をやっと読んだのだが、面白かったけど、字が小さいし、理屈っぽい内容だったのでちょっと肩が凝ったし、それに腰も痛めたので(ホーガンさんのせいではありませんが)「気楽なのが読みたい」と思って、「そういや、これ有名だけど読んだことなかった」と「銀河ヒッチハイクガイド」を読んでみました。

 題名から勝手に「銀河鉄道999のコメディ版みたいなの?いや、999も途中で訪れる星々の描写はコメディだったけど」と思っていたのだが、SF版地球の歩き方ではなくて、なんというか「ひょっこりひょうたん島」みたいな話だったんですね。

 超面白かったとは言えなかったけど、新訳のようだったし、字も大きかったので、腰痛抱えていても気楽に読めました。あんまし没頭しないで読めたのが丁度良かったかも。

 沖縄旅行のお供に続編持って行こうかしら?

 さて、今日、会社で雑談していたら、何の話の流れだったか、部長が先日、ご親戚の葬儀のために山梨に行った時の話になった。

 電車で来る親戚(5歳くらい年上の従姉妹)を最寄り駅に車で迎えに行ったのだが、その駅が・・・・・
 「昔はその駅、無人駅だったのに、なんでだか知らないけど、えれー立派な建物がデーンと建っててびっくりした」
 そうです。

 しかも、駅周辺は特に栄えているわけでもなく、電車の本数も少ないので、従姉妹を待つ間、豪華な新しい建物の中で一人ポツネンと立っていたらしい。

 「ほんと、誰も人がいなくてさ、駅員の気配もしなくて、一人で立ってると、まるで映画みたいっていうか・・・人類が滅びた跡みたいでさ・・・・もうずっとこのままなんじゃないかと不安になっていたら、やっと人影が向こうから近づいてきて、でも、一人しか歩いてないんだよ・・・・・それが従姉妹だった」
 「そ、それはシュールな光景ですねえ」と相槌を打ったが、どんな駅なのかネットで調べてみたら、これでした。竜王駅

 思わず「うわ、これは凄い」と呟きましたが、「うわ、これ安藤忠雄じゃないですか!!!」

 土曜日の夕方、そこで降りた客が部長の親戚1名だけだったような駅なのに、なんて無駄に豪華なんでしょうか?
 しかもリンクしたページはお役所のページなので、これでもかなり人影が多い写真を選んでいると思うのですが、それでももったいなほどの閑散ぶり。

 ここで、一人で立っているのは、確かに「映画の中に入ったよう」だったでしょう。

 なんで、こんなもん作ったのか謎ですが、ネットで検索してみると建築マニアはけっこう見学に行っているようなので、それなりの経済効果はあったのでしょうか?

 経済効果と言えば、岡山市が「桃太郎市に改名します」っていう広告が話題になったので、今朝のテレビで(腰冷やしてる間にやっていた)「スベらない地方観光PR特集」をやっていたのだが、岡山市の元ネタになった香川県や広島県の広告は知っていたけど、「島根の自虐ネタカレンダー」のことは知らなかった。

 そのコピーが秀逸すぎて・・・・
 「島根は日本の領土です」(竹島は島根県であると前にアピールがあったが・・・・)
 「広島に近くて便利」(・・・・・・ええ、ああ・・・・はい)
 「Uターンしてくるのは神様ばかり」(たしかに・・・・・)
 「修学旅行先になってみたい」

 私は島根に一度も行ったことないし、やっぱしけっこう鳥取と混同しているというか、どっちが右でどっちが左だか自信が無いんだけど、こういうセンスは大好きです。

 そういや、久留米に出張した時にバスで佐賀を通貨したのだが、「うわーー、佐賀だ、佐賀!」って嬉しかったなあ。

 私は国内旅行にずっと興味がなかったので、私が行ったことのある都道府県って平均よりもずっと少ないかもなあ。親戚も少なかったこともあるし。

 北海道、青森は18歳の時に北海道に行く時に青函連絡船に乗るために下車しただけなのでカウント外か?、宮城(Kスタ)、栃木(足利市って栃木ですよね?テクノの野外パーティーに行っただけです)、群馬(赤城山は群馬ですよね?中学校の時、親と一緒に最初で最後のスキーをした)、茨城(祖母の実家)、埼玉、長野、新潟(フジロックで苗場)、山梨(富士急ハイランド)、静岡(これもテクノ系)

 ええと、これで10県?これに、東京・千葉・神奈川を足して13県か。

 47都道府県でしたっけ?東半分で13ってやっぱ少ないのかも。

 そして、実は名古屋駅で下車したことがないので、愛知はパスなのだった。
 関西は、大阪、奈良、京都、兵庫、岡山(修学旅行。その後、父が単身赴任していたのだが、私は一度も行かなかった)、あと和歌山。

 これでやっと19か。

 それより西だと、福岡、鹿児島、香川・・・・・・ああ、鹿児島も香川も、友人Mが「マイル消化に付き合って」とドタバタと行ったところである。そして、沖縄で終わり。

 23都道府県ですか。半分も行ってないんですね。

 一応、残りの人生でなんとしても行きたいところは、名古屋と広島なんですけどね。まず、プロ野球の本拠地制覇が人生の目標なので(笑)
 それを達成すれば、「都道府県の半分は征した」ってことになるようです。

 要するに「旅行好き」じゃないんでしょうね。
 20代の頃はよく海外旅行に行っていたので、なんとなく自分は旅行好きのようなイメージがあったのですが、よく考えてみると「見たい遺跡や建造物や美術館やイベント目当てだった」ようで、次回の沖縄旅行も「キャンプは見られないけど、せめて沖縄で始まるオープン戦見に行こう」ってだけです。

 純粋に「旅行だ!」で行ったのって、初めての海外旅行で欧州一周した時に「せっかくだからスイスも行ってみよう」と美しい風景眺めて「もういいや」と思ったこととか、初めてイギリス行った時とか(とにかくイギリスかぶれだったので、その想いを発散しに行った)、あと、タイは観光よりも「本場のタイ料理食べたい」だったかもしれないし、そうそう、インドに行ったのは純粋にバックパッカーをやってみたかったのですが、あれも、もうコリゴリです。

 でも、インドを3ヶ月彷徨ったことは良かったとは思います。
 だって「本当の私はいつかは旅に出るんだ」とか勘違いする事無いから(笑)

 で、結局、若い頃に思っていた「私は、地下鉄の無いところには住めない」という確信を深めたのでありました。仙台は地下鉄あるし(笑)あと、沖縄は地下鉄はないけど「ゆいレール」はけっこう高ポイントなんです。
 ほんとは、那覇から名護くらいまでは鉄道通っていたら良かったんだけどね。

 さーて、WBCキャンプ中の「抜け殻の沖縄」に行く気満々ですが、その前にマジに腰なんとかしておかないと、ね。

2月10日(日)

 やっと今朝は、寝返りうっても痛みで目が覚めることがなく、久々に目覚まし時計で目が覚めた。

 まだ腰に違和感はあるけど、「怖さ」はほぼ無くなったので、徐々にリハビリしていこう。

 さて、今日のニュースは「なりすまし脅迫メール」(じゃないか・・・掲示板に書き込みだったっけ?)で世間を騒がせた容疑者が逮捕されたようだが、そのルックスがあまりにもイケてなかったので、「ドラマみたいな愉快犯だったが、ドラマのような容姿ではなかったのね」と現実の厳しさを感じてしまいました。

 まあ、あの容疑者が要潤みたいな顔してても、どう反応していいのか困るけどさ。

 ドラマと言えば、腰痛で伏せっている時はずっとテレビ観ていたので、平日午後のドラマの再放送もけっこう観ちゃって、「シェアハウスの恋人たち」の谷原章介がけっこう気に入って、夜の本放送も観ちゃいました。元々、谷原章介はけっこう好きだが、根暗な役がさらにいいですね。
 それに、緩いラブコメで、体調悪い時に観るには丁度良かったです。

 その昔、20代後半の頃、年末にインフルエンザに罹って高熱が続き伏せっていた時にもずっとテレビをつけてましたが、丁度スマップ全盛期というか、スマップがひっきりなしにテレビに出ていたので、その輝きに圧倒というかすっかり洗脳されてしまい、それからずっとスマスマは必ず観てたっけなあ。インド旅行している時も「ドトールのアイスコーヒーとスマスマが無い」と嘆いていたっけ。

 ドラマの話のついでに、大河ドラマはなんとなく観ていますが、西島秀俊は「ストロベリーナイト」でも露出しているので「なんか、すっかり売れっ子というか・・・・・・今さら?」と思った。
 「あすなろ白書」に出ていたのをよく覚えているから。
 あの頃は、ものすごーく絶賛売り出し中だったはず。しかも、ナベプロ所属だったので「吉田栄作の次はこの子か」と思っていたのに、その後、あんまし見かけなかったのに、20年も経ってからなぜ大ブレイクしているのだろう?と思って、ネットで調べてみたら「ナベプロ辞めたので干されていた」という話が散見できたので「あー、それはありそうだ」と思った。

 それにしても、「あすなろ白書」の頃は、まだキムタクが脇役で「キムタク」という記号化するずっと前だったはずだが、そのキムタクがこの20年の間に頂点まで上り詰め、未だに水平飛行していることを考えると、西島秀俊が低空飛行していた時間の長さが感慨深いなあ。
 そして、その西島秀俊やキムタクが脇役で、主役は筒井道隆だったのだが、筒井君のマイペースな活動ぶりもねえ?  
2月9日(土)

 えーと、久しぶりですが、日記さんはお元気でした?

 私は、久々にぎっくり腰やらかして、全然お元気じゃなかったです。

 自分の記録用に経過をメモっておこう。

 5日 火曜日の朝 親会社のお手伝いの早朝外仕事が入っていた。

 朝6時半の電車に乗り、7時過ぎに最寄り駅に到着して「ここでトイレに入っておこう」と洋式便座に座って立ち上がろうとしたら「う・・・・」と、小さくグキっときた。
 この程度は時々やるので、そういう場合は患部を冷やしてしばらく安静にしておくと大丈夫なのだが、これから大事な仕事だったので、頑張って立ち上がった。
 幸い、痛みもそれほどでもなく、無事に外仕事をこなしてから、ファミレスで休憩したがやっぱし腰が痛くて、へっぴり腰状態。

 そのまま休みにして自宅療養しようかな、と思ったが、その日はどうしてもやらなくてはいけない仕事があったので、会社に戻って、部長に「おかげで腰痛くなっちゃったじゃないですか!」と八つ当たり。

 ほんとは、その日、私が割り当てられた場所はキャンセルになっていたのだが、部長が「じゃあ、代わりにこっちの応援に言って」と言うので「だって、そっちは親会社の人がいるからいいじゃん」と思ったのだが、なにせ「必要な人員かどうか」というよりも「精神論的にとにかく行け」という話なので、「じゃあ、行ってきます」と精神論にお付き合いしたら、こうなっちゃったのである。

 そんな重症でもないけど、ちゃんと真っ直ぐの姿勢で歩けないので、「まるでお婆ちゃんみたい」と嘆きつつ、大事な仕事をなんとか終わらせて「今日は早めに帰ろう」と思っていた頃、トイレに行ったら、トイレで本格的にグキっと来てしまい、身動きできなくなってしまった。

 必死にトイレから這い出し、壁をつたってなんとか自分の席に戻り「うわ、悪化してしまった」と叫ぶが、自分の机に両手ついた状態で完全ロックになってしまった。

 やべー、横になりたいが、横になる場所もない!
 つーか、こんな酷い状態で、どうやって帰宅すんの、私?

 私も困っていたが、総務部の皆も「うわー、大丈夫、どうしよう?」と心配してくれた。

 K嬢は「冷やした方がいいんじゃね?」と冷蔵庫から保冷剤を出して私の腰に突っ込んでくれたし、E嬢は「私が腰痛の時に医者に処方された痛み止めの薬飲んでみる?」と言ってくれたし、マスオさんは「薬局でコルセット買ってきましょうか?」と申し出てくれた。

 結局、保冷剤で腰を冷やしつつ、E嬢が持ってた薬も頂いて、マスオさんが買ってきてくれた腰痛サポーター巻いたら、やっと椅子に座ることができたが、とてもじゃないけど、電車乗って帰れるような状態じゃなかったので、皆に「タクシーで帰る?」と心配されたが「いえ、T部長に送っていただきます」と、別の部屋にいた部長に内線して「腰痛が悪化したので、家まで送ってください!」と言うと、部長もすっ飛んで戻ってきた。

 部長を社用車のアッシーにして、なんとか自宅までたどり着いたが、車に乗ってる間はE嬢にもらった薬が効いていたのか、あまり痛みはなかったけど、部屋について、しばらくしたら激痛が走りまくりで、どのポジションとっても痛くで、少しうとうとしたと思ったら「ぐおおおおおおお」って目が覚めて、全然眠れなかった。もお・・・・今朝5時起きして、疲れきってるというのに・・・・

 6日。

 とにかく寝てても痛いし、寝返り打てないし、トイレ行くのも一苦労だったので、当然のことながら会社は休み、安静を心がけるが、一番の問題は「家にはまともな食料が無い」ということだった。
 幸いにも節分後の安売りで買ったマメとか、会社に持って行こうとして買っていたせんべいがあったので、乾き物で飢えをしのいだ。激痛にもんどりうっていたため、食欲もあまりなかったんだけど。

 7日。
 ちょっと動かすと激痛に見舞われたが、なんとなく上体を起こすコツを身につけ、「これなか、なんとか外を歩けそう」と思ったし、お腹が空いたので、近所のカフェで朝食をとったついでに、近所の整体院や鍼灸院の電話番号をメモって帰り、ネットで確認。

 去年、近所に出来たオシャレな外装の鍼灸院を調べてみたら「手の指のツボだけで難病を治す」という凄い技術を持っているようだったが、その施術は現在予約で一杯らしい。普通の治療は受け付けているようだったが、ホームページの写真では、院長先生はイケメン男子だったので、「うーむ」と保留。鍼灸師にイケメンを求めてないので。

 整体と違って、鍼灸の場合には「パンツとブラだけ」で挑まないといけないので、先生がイケメンだと、下着やムダ毛に気をつかってしまうので。

 そして、もう一軒、前から目をつけていた鍼灸院があった。
 そこは、看板に女性の絵が描かれていたので、女性鍼灸師の個人診療所のようだったが、その絵がちょっとイケイケだったので、ちょっと警戒していたのだが、ホームページ探してみたら、50代後半のオバちゃんだったので「お、これはイケる!」と、そっちに電話して、午後イチに予約とった。

 まあ、いくら、おばちゃん先生だからって、二日間風呂に入ってないのもなんだから、頑張ってシャワー浴びました。

 こじんまりした診療室で初老の女性先生に迎えられて、経過を報告すると、「ビールはよくお飲みにになります?」と聞かれて「えええええええ?」

 なんで、私の顔観ただけで「ビール党」と思ったのか?
 まあ、その先生としては「この時期、こういう症状になる人は冷たい飲み物多く飲む人が多い」ってだけなのかもしれないけど、だったら「冷たい物よく飲みます?」って聞くよな?

 鍼灸師歴30年以上のベテランのようだったが、つかみはオッケーでした。

 後はもう、テキパキと全身くまなく、足先から頭の先まで針打っていただきました。

 すばらしいのは「まあ、しばらくしてまだ痛みがあるようだったら、また来てください」と次回の予約を求めなかったあたりです。
 「この施術でしばらくすれば良くなるでしょう」という自信があるんでしょうね。

 ただ、これもプロだな、と思ったのは「明日くらいはまだ痛いでしょうね」と言っていたことだ。
 私がけっこう鍼灸治療好きなのは、劇的に改善はしないけど、なんとなく自己治癒力を後押ししてくれるところなのだが、その先生は「あら、会社2日も休んじゃったの、じゃあ、もう少し早く来ればよかったわね」と言っていたけど、でもその鍼灸治療ですぐにでも痛みが消えるとは言わなかったあたりが「現実的」で好感が持てた。

 その日は、腰痛も少し和らいだが、首や背中のコリが激減したので「これでやっと、ぐっすり眠れそう」と期待して床についたが、やはり未明に寝返り打つとにきに「ぐおおおおおおおおお」となってしまった。

 8日。
 明け方、ぐおおおおおおおおっだったので、7時頃になっても少し姿勢を替えるたびに、ぐおおおおおおお状態で「今日も休んだほうがいいかも」と思ったが、仕事溜まっているのでそうも行かず、なんとか出勤したけど、姿勢が固定されるのが辛くてさ。

 仕事溜まっているので、つい集中しちゃって、立ち上がろうとすると「うおぉ!」と激痛が走るので、私よりも周囲の人々が「だ、大丈夫?」と心配していた。
 10分くらいしか座ってられないのがわかってきたので、頻繁に立ち上がったり、会議室で四つん這いになってストレッチしたり、落ち着きなく過ごしたが、やっぱし、うっかり仕事に集中しちゃって、たまに立ち上がると「ぐおおおおお」と叫ぶので、ほんと皆様の同情を集めてしまいました。

 でも、帰宅しようと家まで歩いていたら、なんだか歩みがスムーズになってきて、「少し歩くといいんだよね」と回復を実感したけど、そのまま寝たら、やっぱし明け方に寝返り打って「ううううう」と目が覚めたけど、「ぐおおおおおお」だったのが「ううううう」って、順当に回復しているようです。

 で、今日も出勤したのだが、やっぱし、ずっと座っていると立ち上がるときに腰が乗らなくて不安定だったけど、昨日までの「怖さ」はなくなったみたい。

 針の効果も出てきたのかもしれないけど、昨日までは痛みが腰骨の一点に集中していたのが、今日は首とか股関節に痛みが散ってきたので、なんだか先が見えてきた。

 明日は休みなので、順当に行けば、来週はそれほどつらくないかも。

 ところで、慌てて駆け込んだ、近所の鍼灸院であるが、治療が終わって帰宅したら、少し背中が緩んでいたので「やっとまともに洗顔できるかな?」と顔を洗ってみた。
 腰痛経験者ならおわかりだろうが、洗顔とか洗髪が鬼門なんですよね。背中丸めるから。

 そして、やっとちゃんと顔を洗って鏡を観たら「あれ?」

 なーんか、いつもより、顔がイケてたんですよ(笑)
 なんだか目がパッチリしててさwwwww

 確かに目と目の間の鼻の付け根あたりにも針打たれていたし、頭にもけっこう打たれてました。先生が「なんか、頭のあたり堅いけど、頭痛とかあります?」と聞いてきたので「いえ、別に」と答えたのですが、自覚症状なくても、なんとなく、頭が凝っていたらしく、それを緩めたら、なんとお目々パッチリってwwww

 昨日、腰はまだへろへろのまま出勤して、皆に心配されたのですが、「なんか、針の先生にかかったら、腰痛はそこそこだったが、なんか顔が妙にすっきりしちゃって」と言ったら、「たしかに、なんか調子良さそうな顔してるwww」と言われたので、ほんとにそうだったのでしょう。

 今日は「これで明日安めばほぼ大丈夫だ」って程度に回復したのが、自然治癒力なのか、あの鍼灸院の先生の力添えなのかわかりませんが、腰痛よりも「顔すっきり」の効能が気になってしまったので、またお願いしてみたいものです。

 って、言えるくらいの状態になったってことで、ほんとに腰は大事なので、気をつけないとなあ。


2月4日(月)

 久々にHさん登場。

 最近は私があまり構わないこともあって、天然ボケネタをかましてくれなくなったが、相変わらず仕事上で誰かに質問する時にはほぼ「聞く相手を間違っている」ということが気に障るくらいかなあ?

 そういや、去年の暮れに「これ、忘年会の景品にどうぞ」と図書カードを持ってきたことがあった。それは、私宛ではなくて、マスオさんが私が不在の時に受け取ったのである。(そもそも、私は忘年会の景品担当じゃないのだが・・・・)
 マスオさんからそう言われて、図書カードを渡されたのだが、「金券なんだし、自分で使えばいいのに」と思ったが、ふと、確か去年だか一昨年にもやっぱし、他で頂いた品物を提供してくれなかったか?

 その品物がなんだか忘れたが、高価なものでもなかったので「自分では使わないので・・・」ってことだと思って、受け取ったのだが、うちの忘年会って景品がけっこう豪華なので、「この品物だと当選した人ががっかりしそうだ」と心配したっけな。それがHさん提供の景品だとは知らない人が「えー、なにこれ、こんなの要らない!」なんて言ったら(酒入ってるし)、Hさんを傷つけることにならないかって。

 ただ、もしかして、こうして景品を提供してくれるのは、なんか勘違いしているのかもしれないなあ、と思った。
 部長が下請業者に「いい景品出してよ」なんて言ってるのを聞いて「自分も何か出さないと」と思ったかも。
 そりゃ、出入り業者さんにもご提供頂いているけど、それはほんの少しで、ほとんどの景品が法人クレジットカードのポイントや携帯電話のポイントから出しているのだ。法人利用の金額だと、びっくりするくらいの景品になる。JCBカードだと、ねずみーランドのホテル宿泊券付きチケットとか。
 後は、取引先から頂くお中元やお歳暮で頂く商品券だったり、謝罪やお礼でその時々に頂くクオカードや図書カードだったりを保管しておいて、忘年会で社員に還元しているのだ。

 なので、社員から拠出してもらうことはほとんど無いのだが、いつも景品集めでワーワー言っているので、「自分も協力しないと」と勘違いしたのか、それとも、内輪のクリスマスパーティーみたいに「プレゼント持ち寄り」みたいなものと勘違いしているのか、よくわからなかったが、とにかく、Hさんには「お気遣いいただいて有難いけど、社員から景品を募ってないし、これは金券だから自分で使えば?」と言ってみたら「自分はあまり本買わないので・・・・」と、やっぱし不要だからって持ってきてくれたのかな?

 「だったら、チケット屋に売っちゃえば?」と言ったら、「ええ、まあ」と困った顔していたので、「本読まないのかもしれないけど、だったら自分の勉強になる本でも買ったら?」ともうひと押ししてみたら、「はあ、じゃあ、そうします」と納得してくれたようだ。

 彼は自分の一般常識に自信が無いらしく、前にもセキュリティ担当者が社員向けの「自宅のパソコンや携帯のセキュリティ対策講座」を全社員にやってアンケートを書いてもらったら、Hさんは「こういうのをもっとやってほしい」と社内で一番積極的なアンケートを書いていた。
 そして、そのアンケートには「何か他に希望するセミナーは?」という項目があったようだが、Hさんはその欄には「ビジネスマナー講座」と書いていて、セキュリティ担当者が「かわいいね」と苦笑していた。

 そのアンケート内容を知った他の社員がけっこう気にして、自分が持っていたビジネスマナーの本を貸してあげたら、一生懸命読んでました。

 でも、Hさんはマナーにおいては全く問題ない。どっちかと言うと「下手に出すぎ」が、私に評判悪いだけだ。

 その話には後日譚があり、Hさんが休みだった時、マスオさんがHさんにお願いする書類を机の上に置こうとしたら「あれ?Hさんたら、こんなマニュアル本(利用している会計ソフトの本。マスオさんが去年くらいからHさんに伝票入力を仕込んでるから)読んでるんだ。自分で買ったんですかね?」と言うので、私はすでにそれに気がついていたので、「ああ、もしかしたら、あの忘年会の時に図書カード突っ返した時に『自分の勉強になる本でも買えば?』って言ったのを真に受けてるんじゃない?彼、そういうとこ、異常に素直だから」と言ったら、マスオさんも納得していたけど、勉強好きのマスオさんにしてみれば、Hさんがこうして勉強しようとしているのは嬉しいのだろう。

 と、話は長くなってしまったが、「人柄はいいし、とても意欲があって頑張っているHさん」であるが、やっぱなにかズレてるよなあ・・・・・っていうのが今日の話。

 午後になって、わざわざ私の席に寄ってきて、「ミヤノさん、実は今朝、ゴミ箱でこれが捨てられているのを見つけたのです」と言うので、差し出された物を見てみたら、なんと、イマドキはほどんどの勤め人が首からぶら下げている社員証のケースだった。紐はついてなかった。ケースだけ。

 「えっと、それ空なんだよね?」と私が言うと「そうです」と言うので、なんでそんなもんゴミ箱から拾ってくるのか理解不能だったので「ゴミ箱に捨ててあったのなら、ゴミでいいんじゃない?」と言うと「でも、捨てるような状態でもなかったので・・・」と、確かに状態は悪くないけど・・・・・さ・・・・・

 そもそも、なんで私にそんな報告を?
 マスオさんだって、エビワカちゃんだっているのに?

 ああ、面倒くせー、と思いながらも「いくら綺麗だからって、ゴミ箱に捨ててあったものを使う気にならないなあ。だって、何か捨てた理由があるのかもしれないじゃん?トイレの中に落としたとか(笑)」と言ったら、Hさんは「・・・・たしかに・・・」と小声で呟くと、その後、給湯室で手を洗ってました。

 それが、中に社員証が入っていたとか、千円札が入っていたとかなら、拾って届けてくれてあたり前だが、「まだ使えそうなのにもったいない」んだろうけど、単価も安いビニル製のカードケースなんて、なんでわざわざ拾うのか?
 「自分が今使ってるのより綺麗だから」ってこっそり交換するのならわからないでもないけど、「これ拾いました」と言われても・・・・

 たまに他部署の社員が「カードケースが壊れちゃったんですけど、交換できるのですか?」と涙目で相談してきたりするが、そんなん、ただの消耗品なんですから。
 社用のマウスが壊れたら「新しいのに交換していただけるのでしょうか?」って言うか?交換するに決まってるだろう?
 「新しいボールペンください」っていうのと同じような話だ。

 で、もしもHさんが「ごみ箱にまだ使えるボールペンが捨ててあったのですが?」って持ってこられても、同じように「はあ?」って困ると思う。

 「これまだ使えるんだけど、使ってもいいんですかね?」って言うのだったら「自己判断でご自由に」としか言い様がない。

 結局、なんだったのかよくわからないのだが、要するにHさんはたまにそういう不思議なことをやるので、そして重要なのは、私がそれを「ひたすら不思議だ」としか思えず、あまり面白いと思えないことなのであった。

 こういうのを「うざい」と言うのでしょうね。
 でも、「うざい」で切り捨てるのも良くないと思うので、なかなか悩ましい存在なのである。


2月3日(日)

 まーた、マラソン最初から最後まで観ちゃったよ(笑)

 30キロ前からデッドヒートが始まって、目が話せなくなってしまったぜ。

 公務員ランナー川内君が走るのを初めてまともに観たが、ある意味「捨てる者が無い」というか、イチかバチかで後半に勝負かけるタイプのようで、「なるほど、これは実業団に入らないわ」と市民ランナーを貫く理由がなんとなくわかったような気がした。

 自分の納得の行く方法でやりたいわけで、どっかの看板なんて背負いたく無いのだろう。実際それで着々と伸びているわけだし。
 人気者になってしまったので、それなりにプレッシャーはあるのだろうが、「マラソンで生活しているわけではない」というのは強みなのかもしれない。

 私も「好きなことを仕事にはしたくない」と思うので(って、私が言うと単なる負け惜しみであるし、実際そうなんだけどさwww)、川内君が次のオリンピックに行けるといいなあ、って思った。それでこそアマチュアスポーツの祭典ではないか!!!

 レース展開も面白かったが、初めて大分別府マラソンの中継を観たのだが、あの海沿いの国道いいっすね。
 一般ランナーも走っていたようだが、歩道ではウォーィング大会も開催されていたようで、その歩道がとても広いので、マラソンランナーに勝負挑む野球部員達や自転車がダッシュしている様子が楽しかった。
 へー、別府温泉に宿泊して、あの海沿いの道歩いて、なんだっけ?「うみたまご」っていう水族館まで往復したら、けっこう歩けるのかね?

 温泉地にジョギングやウォーキングできるコースがあるって、いいかも。だったら、一泊じゃなくて二泊くらいして、みっちり走ってみたくなるかも。

2月2日(土)


 今日の夕方、部長に「あのー、私明日こっそり休んでもいいですかね?」とお伺いを立てたら(じゃないと、来週の6日と7日に人員を回すのが大変だからと前置きして)、「ミヤノさんが休むと目立ちそうだな」と言うので、私もホントは風邪気味のマスオさんとかK嬢に休んでほしかったが、ふたりとも頑なに「大丈夫です」と言い張るので、「精神的な理由で全員出勤」というルールを大事にしているんだろうな、と思ったので、「じゃあ、私が休みます」と申し出たのである。

 いろいろ面倒くさいなあ。

 面倒くさいと言えば、例のウォン建ての話であるが、先週、別件で銀行の担当者が来て、向こうも「その後ちょっと調べたんですけど」と「一般的にはこうしてる会社が多いらしい」という情報を教えてくれた。
 そして、もっと大きい金額なら、外貨先物というのか、為替予約じゃないけど、そんな感じの取引も組めるらしいが、うちが扱う予想額では(数百万円)ちょっと小さすぎるらしいとか。

 同席していた部長がふと「だったら、現地法人作っちゃうとか?」と言い出すので、私が「誰が作るんですかwww」と笑い飛ばしたら、銀行担当者が「それもアリですよね。それも、どういう手段があるのか検討してみます」とマジ受けするので「えー、現地法人ってそんな簡単にできるものなの?」とびっくりした。

 まあ、あとで部長に確認したら、私がイメージする現地法人ってことではなくて、「海外に預金口座持つための架空の法人格」みたいなことらしいんだけど、そういうのって簡単にできるもんなんですかね?

 私も全然わかってないのだが、現地法人っていうと、ちゃんとその国で登記するには住所も必要だし、そのためにはコストかかりそうだし、数百万円の取引のためにそんなコストかけられないと思うんだが・・・・
 KYなマスオさんなんて、私と部長がそんな話していたら、「誰か、韓国で自分の預金口座作っちゃえばいいじゃないですか?」と言うが、留学とか駐在だったともかく、現地に住所持ってない人が気軽に預金なんて作れるの?

 それほど私の手間にならないことだったら、もう何でもいいからやりますよ、という気分になったので「韓国銀行に口座作ればいいのか?」と思ったが、それでウォン預金作って、ウォン建て送金できるのかもわからないけど(サイトで調べてみても詳細はよくわからなかった)、そうこうしているうちに、円安が天井になったり、失速したりして「やっぱ、いいや」ってことになったらいいんですけどねえ。

 まさか、円安傾向が自分の仕事に影響すると思ってなかったので、はあ、面倒くさい。
 でも、いろいろ勉強できるので、我慢してますけどね。

 さて、今日はびっくりするくらい暖かくて、嬉しかった。こういう異常気象は大歓迎です。

 そういや、朝のテレビ観ていたら、AKBの子(名前知らん)が丸刈りのニュースをどう思うか、って街頭インタビューしていたが、けっこう好意的というか「謝罪する気持ちは伝わった」と捉える人が多かったので「ふーん?」と思った。

 私が「よくわかんねーな」と思ったのは、そもそも、別に柔道選手を体罰指導したとか、準強姦罪だとか、法律や社会規範に触れることだったら、丸刈り謝罪もわからんでもないというか、土下座謝罪などはたまに目にするので、そういうのの仲間だと思うだけだが、AKBの子がやらかしたのは、校則違反みたいなもんで、「スカートの丈は何センチまで」っていうのを違反して停学くらったような話だし、だいたい、その程度の校則違反で停学にする学校もどうよ?って話じゃないの?

 宗教的に厳格な国が、不倫だの浮気だの売春などの「罪」で死罪にしたみたいなニュースはたまにあるけど、私にはそういうのと同じような話に思えた。

 たぶん、このニュースが世界に配信されたら、多くの外国人が「はあ?????」と思うだろう。

 話が逸れるけど、まだベルリンの壁があった時代に、オリンピックでは東欧の選手がかなり活躍していたけど、ホントなのかどうかはわからなかったが、当時の東欧では、女子選手を「強化」のために妊娠させて堕胎させていたという話があった。「母」になると、身体的にも精神的にも強くなるらしく、それが本当だったとしたら、科学的強化方法とも言えるだろう。

 もしかしたら「日本の女子柔道チームは、暴力で強化しようとしていた」っていうのも、あの当時の東欧の強化方法みたいく思われるんだろうなあ。ドーピングくらいに非道な手法だと思われるだろうなあ。

 で、また話は飛ぶけど、アイドルを本気で「男女交際禁止」として、本気でそれを規制するのって、巫女の処女性を重要視する神道的にはアリなのかも。
 たぶん、秋元康はシャレとして、そういう規則掲げたんだと思うけど、AKBが宗教として巨大化してきたので、シャレじゃ済まなくなってきたのかも。

 街角インタビューでも「丸刈りで許されるのなら、それでいいことになってしまうし、それよりも処分が不公平」と、なぜか「不公平」を口にする人が多くてびっくりした。
 それだけ、「ちゃんとAKB法の元で公正な裁きを」求めているってこと?

 まあ「不思議の国、ニッポン」はアピールできたと思うのですが・・・・・

 なんか、ほんと不思議だ・・・・・

 そっか、うちの会社の「今週の土日は全員出勤」っていうのも「男女交際禁止」っていうのと同じなんだよな。

 私は「ご冗談を」とテキトーに調整しちゃいましたが、すいません、もっと神聖なものだったのですよね?

 私も丸刈りにしないといけないんだろうか?
 いや、天パー対策にけっこう金かけているので丸刈りでフツーに仕事しててもよろしければ、それでもいいんだが・・・・


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