可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

1月30日(水)

 「韓国への送金があるけど、円高傾向だから、今のうちウォン確保できないか?」と言われたけど、取引銀行の担当者に確認したら「ウォン預金って無いんですよー」と言われたので、それで話は終了かと思いきや・・・・

 今日、その子会社の社長が別件で来たついでに「そういや・・・」と韓国への送金のことを話しだしたので「だ・か・ら・・・」と思ったけど我慢して最後まで聞いていたら、「・・・・そんで、オレが個人的に利用している(住宅ローン)◯◯信金の担当者がそこの外為に異動してるから、ちょっと調べてもらったんだよ」と言い出すので、「あら、そこの信金で扱ってるのなら別にいいわよ」と思ったら、なんと、たぶんその担当者も困ったのだろう、独自で調べてくれて「楽◯銀行なら扱ってるようです」と教えてくれたんだそうだ。

 ふー、ほんと、あの人、一度「こうだ!」って言い出したら、絶対曲げないのね。

 ただ、その信金の外為担当者に「フツー、外貨の金融商品ってドルとかユーロなんですよ」と説明されたようで、ウォンがそういうカテゴリーではないことは理解したようだが、それでも「このままだと損するから、なんとかしたい」という意思は堅いようだ。

 で、「ほええ、楽◯銀行に口座作れってことか・・・もう、リスクがどうのとかそういう問題じゃなくて、ともかくやれって話らしい」と理解して、ネットで調べてみたのだが、南アフリカドルは扱っていたけど、韓国ウォンなんて扱ってないようだった。

 あれれ?
 と思って、あれこれ検索したら、楽◯証券のFX部門では扱っていたので、これのことか?

 えーと、私、FXのことに疎いので、FXで取引した資金で「外貨建てで送金」ってできるんでしょうか?

 ああ、めんどくせーーーーーーーーーーーーー!

 いいや、もう、「楽◯銀行ではウォン預金扱ってませんでしたけど?」って、しばらく時間稼ごう。向こうだって、私がリスクについてクドクド言うと、「いや、オレよくわかんなくってさあ」とスルーするんだから、私だって、テキトーにスルーさせていただきましょう。

 外為ほんと難しくてね。

 ただ、私が密かに「大企業でも対処に困ってるんだなあ」という経験として大事にしているのは、派遣社員時代に大企業で仕事していた時、輸出関連部署で私は貿易事務の書類を作ったりしていたのだが、ある時、若い社員が上司に「マレーシアドルのレートが」と相談していた。

 マレーシアドルだったのか忘れたが、とにかく、ドルやユーロやポンドなどのメジャーな通貨ではなく、アジア圏の通貨で、私は「ふーん、そんな外貨預金もあるんだ?」と知ったのである。
 その企業では、そういうアジア諸国からの現地通貨での送金を外貨預金でプールしておいて、適宜、円転していたようだが、確かアジア通貨危機みたいな時期で、ガコーンとそういうマイナー通貨が下落していたので「どうしましょう?」と相談していたらしい。

 その会社にとっては、資金繰り的にも今すぐ円転しないとって金額でもなかったようで、その上司も「まあ、しばらく様子みて、少し上向いたらまた考えましょう」と言っていたので、「こんな大企業でも、その程度?」と驚くとともに、なんだか安心というか「その程度の判断しか結局できないんだよね?」と思ったのである。

 まあ、その国への輸出がメインだったら、あんな判断じゃダメだと思ったけど、別に塩漬けにしても全然影響が無いような金額だったし。

 で、今日の子会社社長が息巻いていたので「もうすでに、1割くらい上がっちゃし、このままこの傾向が続きそうだ」と断言するのだが、確かに1ドル80円くらいだったのが、90円超えたし、株価も1万1千円超えらしいし、「月に1割上昇した」というのはホントだが、その傾向が今後も続いて、来月には1ドル100円になるのかっていうと、それはなんとも・・・・

 だとしたら、今、ウォン建ての金額を確定できたとして、2ヶ月後や半年後に「お得」になるのだろうか?

 私はそのスパンだったら、軽くリバウンドする可能性も高いと思うのだが・・・・

 でも、その社長みたいな人達が経済を動かしているのだとしたら、「今買わないと損だから!」っていうエネルギーは意外と大きいのかもしれない。

 とりあえず、私に求められてるのは「リスクも含めた情報収集」ではなく、「オレがこうしたいと言ってるんだから、なんとかしろ!」っていうのをなんとかしないといけないようだが、なんとなく、なんとかなりそうにもないのがわかってきたので、それをあの社長にわかるよう説明しないといけないらしいことが、ほんと面倒で。

 ほーんと、それがドルだったりユーロだったりすれば「やれって言うのなら、いくらでも」と自分にとっては手間だけど、仕事だからいいんだけどさ。

 はあ、もう、ほんとめんどくせーーーー

 と、うっかり韓国が嫌いになりそうだが、韓国料理は大好きだ!
 あと、イムさんもアメリカで是非頑張ってほしい!!!!

 そういうや、例の「資産家夫婦失踪事件」は、ご遺体が見つかったようで、ドタバタと展開してますが、犯人と思しき人達が潜伏していたのが沖縄の宮古島って?

 オリックスのキャンプ地なのに、大丈夫なのか?
 選手達はすでに前ノリしているみたいなのに・・・・と、自分勝手に心配してみたりした。

 つーか、その資産家夫婦が誘い出された「日光での男性歌手のパーティー」というのが、全国紙や全国テレビでは報道されてなかったが、どうやら福山雅治だったらしく、もちろん、そんな事実はなかったので福山雅治サイドにとっては、とばっちり的な迷惑な話であるが、「ああ、福山かあ」と、福山雅治にあまり興味の無い自分であるが、「プライベート的なパーティーがあって」と言われたら、けっこうホイホイされちゃうかもなあ、と思った。

 しかし、その資産家夫婦の愛犬はどうしたんだろう?

1月29日(火)

 やべー、今日は3100歩も散歩しちゃったよ。

 ちなみに今日休んだのは、次休めるのがいつになるのかわからなかったからです。今週の土日は「精神論的全員出勤」になっているので・・・でも、別にやること無さそうだから、部長には「水面下で交代で休暇とりません?」って言ってみたのだが、「ダメだ!全員出勤だ!」と言われたので、また直前に「ちゃんとマネージメントしないと兵隊が疲弊しますから・・・」と説得してみようと思う。
 多分、他部署からも「これじゃ人員が回らない」とか「労働基準法違反では?」とか相談が来るだろうから、そのタイミングを見計らってね。

 で、日曜日は散歩できなかったので、今日は天気も良かったし午前11時に張り切って出発した。
 今日のお散歩ターゲットは、赤坂の四川飯店。

 その昔、職場近くの六本木の四川飯店がとても美味しかったので、「あの麻婆豆腐また食べたい」と、ここ最近のマイブームである「孤独なグルメ 昔付き合っていた男篇みたいな?」の一環である。

 場所は「ほお、砂防会館の近所か」と、246をテクテク歩く。自主トレのおかげで、神宮球場まではだいたい1時間半で歩ける「足」は出来てきたようだ。

 1時ちょっと過ぎに四川飯店に到着。

 ところで、砂防会館って有名だけど「砂防」ってなんなんだろう?

 20歳そこそこのハナタレ娘だった頃、会社のお使いで砂防会館に行ったことがあったけど、何の用だったっけ?
 さっぱり思い出せないが、当時はCM制作のアシスタントというか「使い走り」で、なにかを届けに行ったと思うのだが、その業界ではベテランだったCMプロデューサーのおじさんに「タクシーで行っていいから。砂防会館って言えば、タクシーの運転手さんはほぼわかるから」と説明されて「さぼー????」と戸惑ったことを思い出す。

 その当時は「安部公房の『砂の女』みたい?」と思ったが、「砂防」って普通の会話に出てこないもんねえ?

 と、25年くらいの時を経て、今さらながら調べてみたら「治水砂防協会」っていうのがあるんですね。「治水」だったらメジャーな用語なのに、なんで?と思ったが、「沿革」を読むと、「砂防協会」っていうのが先にあったようです。

 そんで砂防会館が有名になったのは、田中角栄の事務所があり、ロッキード事件の舞台になったかららしい。

 そんな所に、なんで25年前にお使いに行ったのかますます不思議です。

 というわけで、25年ぶりにその付近に足を踏み入れましたが、意外と閑散としてました。
 お目当ての四川飯店は「旅館組合」のビルの中にあり、地味なオフィスビルの中に入って、6階まで上がると、エレベータ前に受付スタッフが待ち構えていて、ファミレスみたいに名前と人数を聞かれた。
 そして、「あちらでお待ちください」と指さされた先には、どえええ、5人くらい待ってるの?と思いきや、さらにその先の奥まったスペースには10人くらいいた。

 老舗の名店だが、まさか、1時過ぎてもこんなに行列してるなんて・・・・
 給料日後とかが関係しているのか?
 待ってる人達も「この時間なのに・・・・」とボヤいてる人が多かったので、いつもはこんなに混んでないのかもしれない。

 15分くらい待たされて、やっと「相席でよろしいでしょうか?」と丸テーブルに通されれた。

 さすが高級店なので、スタッフの対応は良かったが、私より後に席に着いたはずの二人組のほうが早くオーダーが出てきたりしてて、混雑時の多少の混乱はあったが、まあ、しょーがない。

 ランチ定食は、1200円(消費税別)で、麻婆豆腐は「普通の」と「四川山椒入り」の二種類があったので、せっかくだから山椒入りのにしてみたのだが、けっこう山椒がビリビリ来た。
 でも、後味は残らないというか、舌が辛さで死亡する感じでもなかったので、そのあたりは「さすが名店」であった。美味しかったです。あの値段で、あの味だったら、そりゃ混むわよね。

 食べ終わって店を出たのが2時くらいだったので、また246をちんたら歩いて、神宮外苑のイチョウ並木の枯れ木の下も散歩して、スワローズのクラブハウス前も通過したのだが、6人くらいのファンの人達が出待ちしていたが、私が徒歩で近づいていくと一斉にこっち見んな(笑)

 でも、笑ってしまったのは、時期的にキャンプ前なので、けっこう選手が荷物出しなので出入りするから、そういうのを日がな一日辛抱強く待ってる熱心なファンのためのサービスなのか、ベンチが2つ並べてあったのです。6人くらいいたファンの皆様は仲良くそのベンチにちょこんと座っておりました。

 渋谷に戻ると3時くらい、シャ・ノワールでしばし休憩して読書していた。このまま、まっすぐ帰ろうか?それとも、もっと歩けそう?
 全然、まだまだ歩けそうだった。
 これは、先日、うっかり買った、モンベルの靴下のせい?

 フジロックの支度で利用したモンベルにはけっこうハマっており、それなりにモンベラーズなのである。高いんだけど、やっぱ、ドライTシャツとか靴下とか、コストパフォーマンスが高くてさ。
 特にTシャツは、旅行の時に洗面台でちゃちゃっと洗って干しておけば、翌日には乾いているので着替え用意しなくてもいいので重宝してます。(用心深い性格だから、実際は予備も持っていきますが)

 で、先日、久々に「そろそろ新しい靴下買わないと」と思って、モンベルを訪れてみたら、「ウォーキング用高機能靴下」を見つけて、いくらだったのか忘れたが、1500円以上したのだと思いますが、「これで楽しくハードお散歩できたらいいじゃん」と買ってしまい、今日デビューさせたのだが、確かになんだか足が軽いぞ?

 それが、ここ最近の地道な自主トレの成果なのか、モンベルの魔法なのかわかりませんでしたけど、いつもなら、もっと早くに足の裏が痛くなってくるのに、その感覚がなかったから、「まだ、歩き足りない」って感じでした。

 なので、渋谷から恵比寿まで歩いて、代官山を目指した。
 この冬はまだ、西郷山公園で富士山観てなかったから。

 冬の天気のいい日の日没直前に西郷山公園に行くと、見事な富士山のシルエットが拝めるのだが、このシーズンは時間が早かったり、雲が出ていたりしてて、「なかなか富士山と出会えないなあ」と思っていたので、今日こそチャンスかも。

 ちょうど5時くらいに西郷山公園についたら、富士山のシルエットは確認できたが、まだ太陽が沈んでなくて、まぶしくてちゃんと鑑賞できなかったが、しばらく待っていたら、太陽が沈んで、「おー、見事なシルエットがあああ」というのが確認できたので、とても満足して帰路についた。

 回り道したので、3100歩(距離としては15キロくらい?)を歩いちゃったようです。

 近所のスーパーで買物していたら「なんかお腹が張ってきた」と思って、急いで帰宅して、トイレに飛び込むと、すっごい不思議な匂いのウ◯コが出た。中国の山椒が体内通過すると、ああいう匂いになるんですね。

 臭いっていうのともなんだか違う感じの、ほんとに「今までに経験したことの無い匂い」でした。

 また気が向いたら、あの麻婆豆腐に挑戦してみましょう。2時くらいに行けばいいんですかね?

●「ボクには世界がこう見えていた」小林和彦(新潮文庫)

 友人M嬢が、現実的にはどういう診断受けているのか知らないけど、とにかく、ビョーキになってしまったので、精神病の本はけっこう読んでみたが、この本は私とほぼ同世代(4歳お兄さんなので、その差はけっこう大きいが)の方が書いた「体験記」なので、「ほお、おういう感じですかい?」となかなか勉強になりました。「勉強になりました」と言うのは「すっげー、面白かった」とも言えず、読んでいて辛い場面もあった、という意味です。

 どうやら、統合失調症(と確定されたわけでもないのが、後書きの精神科医によって綴られているが)の患者が、こうして、自分のことをほぼ客観的に回想すること自体が稀有らしい。
 確かに、M嬢がめくるめく妄想の世界を私に語った時、私が「それ、文章でまとめてくれればいいのに」と言ったら「文章書けない。無理」と言ってたっけ。
 元々書くのが苦手な人だったらしょうがないけど、一時期には本気で作家を目指していた友人が「文章なんて書けない」というのは私にとってけっこうショックだったし、その後、饒舌なメールが来た時期もあったが、現在は「HIROSHIMAの堂林が・・・」とか「なんかパソコンの変換がおかしい」と嘆いていたが「堂林」がちゃんと漢字になってるのに、なぜ広島がローマ字なんじゃ?と不思議だが、たぶん、なにやら不思議ワールドに突入しているのだろう。
 その次のメールは、全部ローマ字だったし。

 たぶん、そういう不具合を「誰かが邪魔している」って思っているのかもね。

 この本を書いた小林氏は、発症から20年経っても入退院を繰り返し、今はグループホームで支援されながら生活しているようなので、私の友人もそういう支援をちゃんと受けられていたら、いいなあ、と思うけど、どうなんだろ?

 いつも日記にも書いているが、20代後半で発症して(10代の頃にもすで閉鎖病棟に入った経験があるらしかったが)、九州の実家に戻ったN嬢は、実母の庇護の元に平穏に暮らしているようだが、母親が亡くなったらどうすんだろう?と思ったりする。

 M嬢の場合には、いつも彼女に「ミヤノは親戚付き合いもほとんどない、特殊な環境で育ったのかもしれないけど、田舎ではその常識は通用しないんだよ?」と説教されきたように、親戚関係が密な地域の人だから、それが今の彼女にとっていい環境なのかどうかもわからない。もしかしたら親族は必死に彼女の存在を隠蔽しようとしているかもしれいないし、親族の絆できっちりサポートしているのかもしれないし。

 ただ、M嬢の心境を勝手に想像すると、「女の子が東京の大学に行く」なんて、ありえないような地域で、彼女は必死に頑張ってきたのに、「結局、頭おかしくなって戻ってきた」っていうのが、どんだけの屈辱かっていうのは想像に難くないが、実際、実家に連れて行こうとしたら、すごい抵抗されたけど、私は彼女のプライドよりも「私の安心」を選んでしまったので、それは申し訳なかったが、私は「いやー、困った、これどうしよう?」という局面で、「自分が一番大事」っていう鉄則を貫いたつもりなので、「相手のため」よりも「自分のため」にやった行為に後悔はない。

 「相手のため」って正解が無いだけに泥沼じゃん?

 「他人のため」と思ってやったことが裏目に出たら・・・・何もしないほうがよかったのか?って後悔しそうだし。

 なので、徹底的に「自分本位」でやれば、相手が「あなたのやったことは間違ってる!」って言ってきても「そりゃそうだろう、あんたのためにやったんじゃないもん」って開き直れますから。


1月28日(月)

 昨日の日曜日は体調不良で(アレでした)「今日はお散歩無理」と部屋でゴロゴロしていた。

 「笑っていいとも増刊号」を見終わって、次は「うちくる?」だと思っていたら、大阪マラソン中継だった。
 特に興味もなかったが、高橋尚子が解説だったし、国分太一もレポーターとして出ていたので「フジテレビ、ずいぶん気合入ってるな」とついつい観てしまった。

 豪華解説陣でしたね。高橋尚子はメーンキャスター的な扱いで、実況担当が増田明美、ランナーと伴走している野球で言うところのベンチリポート担当が有森裕子だった。

 いいキャスティングだったと思う。
 増田明美はほんと安定してるなあ。女子マラソンのメイン解説がこの人じゃないと違和感感じるくらいに。声質が鈴のようで恵まれているのと、ネガティブなこと一切言わないけど、淡々と語るし、選手情報についてもとてもよく勉強していると思う。

 高橋尚子も天性の華というかアイドル性があるので、スタジオ担当は適任だろう。

 そして、有森裕子がねえ、別に悪くもないんだけど、どうしても喋りが暗くて・・・・これは、今年の箱根駅伝の解説で登場した「山の神」こと柏原君の喋りが「うわー、これは暗いわ、正月なのにwww」というのと似ている。

 さて、レースの方は、渋井と福士が有望選手だったが、レース序盤はペースが安定せずに、エチオピア人のペースメーカーが陽気に喋りながらもペース安定させていく様子がなんだか面白かった。

 で、中盤からは福士が単独トップだったが、「でも、福士は何度か失敗しているし」とマラソンに多少興味のある人は皆思っていただろう。
 私は陸上競技に詳しくもないが、福士のマラソン挑戦って大変なんじゃないのかねえ?最初の挑戦で、やっぱし途中で足が痙攣しちゃっていたので、「やっぱマラソンの40キロっていうのは別世界なんだな」と思った。

 ハードなお散歩が趣味の私も、10キロは軽い散歩だと思えるが、15キロくらいが「今日はけっこうみっちり運動した」って感じで、20キロになると足がパンパンというか、マメが出来そうになるし、20キロ超えると苦行になってくるのを知っている。

 福士はすでに2度失敗しているようで、それでも挑戦するのは凄いと思うけど、「30キロ超えた先」の練習をきちんとこなしたようで、見事に完走したけど、最後の最後で、追い上げてきたガメラなんとかさんに抜かされてしまいました。

 しかし、フジテレビ的にはガメラなんとかさんに大感謝だったんじゃ?
 だって、独走する福士の後方を100メートル以上離れて追いかけていたが、彼女がロンドン五輪の時にも、かなり後ろの方から後半追い上げてきたの観ていたから、「この人、後半強いから、この距離じゃヤバい」って思ったから、「いつ捉えるか」ってずっと観ちゃったもん。

 ああいう時、うちの母親だったら「なんで、根性出してダッシュしないのだ?」と言うが(箱根駅伝観てる時にいつもそういう事言って、駅伝ヲタな弟にみっちり解説される)、長距離走って、走ってる時間が長いからシロート目には「なんとかならんのか?」って思うけど、短距離走みたいな「コンマゼロ秒」を競う競技を超スローモーションで観ているようなものらしいことに最近気がついた。

 短距離が「数十センチの差」の世界だとすれば(もっと短い時間なのかも)、長距離は「数十メートルから数百メートルの差」の世界なんだろうなあ。そりゃ、最後でデッドヒートっていうこともありますけど。

 ただ、長距離の場合には、途中の駆け引きが重要で、その駆け引きには正解が無いあたりが面白いのだと思います。

 福士は惜しくも2位になってしまったが、ゴール直後に笑顔で「あー、まだまだだ!」と言っていたのが面白かった。いいペースで完走することは出来たが、「マラソンで勝つ」というレベルにはまだ達してないということが自分でよくわかったのだろう。

 野球で言えば、若い投手が7回1失点でまとめても、1−0で負け投手になってしまい「勝負どころの対応がまだ甘かった」と反省するようなことなんだろう。

 福士にとっては、今回のレースで優勝できなかったことが、「よかったこと」なんだろうなあ、と思った。
 やっと「マラソンで走れる足の感触」がなんとなくわかった程度だろうし、本気で世界で戦うためには「後半にギア入れられる足」を作らないといけないし、オリンピックのマラソンだと、アフリカ人選手達は、かなりペースを揺さぶってくるようなので、ああいうのにも対応しないと絶対に勝てない。

 大阪で優勝したガメラなんとかさんは、中盤に多少ペースが上がったら、少し後ろでじっと我慢して、後半追い上げることで「優勝はできないかもしれないけど、上位を狙える走り」を構築してきたような感じだし、まあ、今回優勝したのは、他にそんなに有力選手いなかったからなのかもしれないし。

 とりあえず、最後まで手に汗握る展開を作ってくれたガメラさんには、フジテレビが手厚いご接待してあげましたかね?

 それにしても、レース直後に福士が高橋尚子と国分太一のいるスタジオに来て大口開けてガハハハハと笑っていたのは凄かった。

 こんだけ開けっぴろげのアスリートを他には知らない、と思ったけど、芸能人でも思い浮かばないぞ?
 しかも、42キロも走った後で、なんなの、あのサービス精神は?猫ひろしだって、ああは出来ないと思う。

 福士が引退して、解説者になったら、意外とすげーよかったりして(笑)

 野球では、掛布が意外と解説がちゃんとしてたのに驚いたりしたが(掛布の現役時代をよーく知る身としては、掛布がちゃんと文章喋れるとは全然想像してなかったので)、最近では、山崎武司がちゃんと配球について解説していて驚いたけど・・・・・

 というわけで、今後もちょっとだけ福士選手のマラソン挑戦には注目です。

 そうだ、今日のニュースで「ふーん?」と思ったこと。

 アルジェリアの事件が派手だったので、ワイドショー的には、「そろそろ、トップ扱い?」になってきた「スイス在住の資産家夫婦が失踪?」のニュースだが、今朝の「とくダネ」でキャスターの小倉さんが「このご夫妻が資産家と云われる根拠は?」とプレゼンター役に突っ込んでいて、「ああ、そこ重要だ」と私も思った。

 銀座にマンション所有しているけど、スイス在住でって、それだけでも「資産家」って言って言いような気がするけど、テレビ局の取材に応じた、旦那さんのお父さんちは、生活には困ってませんって雰囲気はあったが、セレブな雰囲気は皆無であった。

 なので、「資産家夫妻」というよりも、成り上がりっぽい感じなので「外資系エリート」っていう方がいいのかね?「資産家」って言うと、先祖代々の資産が、っていうのか、代表的なのが鳩山一族みたいな?

 まあでも、銀座にマンション持ってるし、高級外車も持ってるけど、今の生活拠点はスイスで、でもパリも大好きで、二ヶ月ほどパリに長期滞在する準備もしていたってだけで、相当のご収入があったことは間違いないだろう。

 そんなご夫婦が行方不明って、本来ならもっと朝のニュースショーでトップの扱いだったはずだが、ですからアルジェリアの事件に負けていたわけで、あっちが収束(犠牲者が確定されて、ご遺族の様子も一通りという意味で)したら、今度はこっちですかね?

 それよりも、ブラジルのナイトクラブの火災で、200人以上が亡くなったっていうニュースのほうが「犠牲者の数はんぱネー」という意味では衝撃的でしたが、ニュースショー的には数じゃないんです、質ですよ、質。

 つーか、アルジェリアの事件で日本人が10名犠牲になったということはよーくわかりましたが、全体で何人犠牲者出たのか、朝のテレビ観ている限りでは、どこも全然教えてくれないので、「そういうもんだ、とわかってはいるが、ほんとにこーだもんなあ」と、やっぱしこの事件、日本人の犠牲者出てなければ、ほとんど報道されなかったんだろうな。

 テレビもそんな感じですが、先週の日曜日、また「ものみの塔」の戸別訪問に対応したのだが、「今、テレビでアルジェリアの事件が報道されてますが、あの事件で、命の大切さをお考えになったかと・・・・」って言われても「はあ?」

 いや、全然「命の大切さ」を感じなかったのですが・・・・てゆーか、「どんなに高い志を持っていようが、虫けらのように死ぬときもあるさ」ってことだと思っていたのですが、今、「命の尊さ」を問われても困るわ。

 「えっと、はい・・・」と、私はわりと「ものみの塔」に寛容なので、「あの人達には、あの人達なりの使命感があるらしい」と、パンフレットだけ受け取ったのだが、また今週もやってきた。

 「先日もアルジェリアのことで、命のことを少しお話しましたが・・・」

 一般的に関心が高いニュースだからって、それを利用しようとすると、せっかく「ものみの塔はやんわりと」という高い志持ってる私も、ムっとしちゃうよ?

 しかし、いつもやんわりと対応している私は「脈あり」と思われたのか、「生命の起源について本当のことをご存知ですか?」とか言いやがる。
 あのねー、起源なんてどーでもいーのですが、死にたくない人があっさり殺されちゃうのも神の意思なんですかね?と言いたくなるが、向こうは淡々と「聖書には真実が書いてあるのです」って言うけど、イスラム武装勢力をそれで説得できるとでも?

 けっこう粘られた。
 「生命は神がお作りになったものだと思われていますか?それとも自然発生したものだと思われていますか?」
 「あー、そういう論争があるのは存じておりますが、自分の意見はノーコメントでお願いします」
 「わたくしどもは、◯◯という団体で」(「ものみの塔」と言ったのか「エホバの証人」と言ったのか忘れた」
 と説明しようとしたので、「はい、よく存じております」「わたくしどもの解釈では、生命の起源はこうこうこういうことで・・・」「はい、それも、よーく存じております」

 あんたらは説明責任があるらしく、選挙報道でテレビの中の人が「あなたの一票が重要なので投票に行きましょう」と言うのと同じくらい、世の中を憂いてるらしいが、一票が大事なことや、人の命が大事なことは、わかってるよ!!!!

 って、うっかり自分のストレスぶつけると、「チャンス」とばかりに食い込んでこられた経験もあるので、「ああ、よく存じておりますので、細かく説明していただく必要はございません」と、笑顔で対応し、最後にはパンフ渡されてたので受け取りましたが、受け取っちゃうから毎週来るんですかね?

 秋ぐらいだったかな、楽天戦鑑賞している最中に来たので「贔屓チームのテレビ中継観ているのですいません」と遠回しに断ったが、その数週間後にもやってきて「前に来た時には楽天戦で」ってちゃんと覚えていたようだが、「すいません、それをご存知だったのなら、今、1点差で勝ってるけど、ノーアウト2・3塁の大ピンチなんですけど?」と本気で言ったら「あー、すいません」って、すいませんじゃねーよ!!!!!

 私が楽天ファンだって情報得てるんだから、10-0で圧勝している時なら、「あなたは神を信じますか?」って言われたら「いやー、いるのかもねえ?」って上機嫌かもしれないじゃん!!!!ちゃんと情報収集してから来てよ。

 エホバの人たち、真面目で熱心ないい人たちなんだが、「直球勝負」なので、できる営業マン的な小賢しさが無いのでマジ腹立つ。「一生懸命ならいいんです」ってあたりが、うちの会社のバカ社員を思い出してさ。


1月26日(土)

 今日は出勤。

 総務部は会社の代表電話を受けているが、親会社の支店からたまに「どの部署にかけていいのかわからなくて・・・」という電話が入ることがある。
 その気持ちはわからなくもないが、総務部は一番、支店の仕事に疎いので、話の内容を把握するのにとても時間がかかってしまって申し訳ないのだ。向こうも普通に話というか用語が通じないので、戸惑っていたり、イラっとされたりするし。

 一番困るのは、最初からダーーーーっと詳細を語る人である。「◯◯のなんちゃらを登録しようとしたら、なんちゃらってメッセージが出てきて、ただ、なんちゃらをかんちゃらにしたいのですが、このコードじゃだめなんでしょうか?」とか言われても、さっぱり意味がわかないが、たぶん、うちの会社で管理している親会社の社内システムのことだろうから、担当部署に繋ぐのだが、担当部署に「こういう件らしいです」って伝えようにも、全然説明できないしので「なんかの登録のことで問い合わせです」としか言えないのだが、それですぐ電話替わってくれる担当者もいれば、「なんの登録?」って確認してくる人もいるので、「用語がよくわからないので、とにかくご本人から直接詳しく聞いてください」ってやり取りしている時間も相手を待たせているわけで・・・・

 ああいう人は、何度も同じ説明することになるんだろうね。

 私だったらさあ、まず「◯◯システムの担当者お願いします」って言うけどな。

 そして、今日電話してきた支店の人も「この電話でいいのかわからなかったのですが・・・」と前置きしていたので、覚悟はしていたのだが、やっぱし「イドウの申請書のことなんですが?」と仰るので「はあ?イドウ?」と絶句してしまった。移動?いや、異動?その申請書ってなんじゃ?そもそも何の異動?つーか、支店では「イドウの申請書」って言えば通用する用語なんだろうか?
 顧客の支店移動のことなんだろうか?だったら、やっぱしシステムに繋げがいいのかな?と私が「いどう・・・いどう・・・」と呟きならが3秒ほど戸惑っていたら、向こうが「あの・・・・本社の◯◯室にその件で問い合わせたら、そちらの小山田さん(仮名)にお願いすればいいって言われたので・・・・」と言うではありませんか!!!!

 なんで、先にそれを言わないのだ!

 「あ、じゃあ、小山田にお繋ぎいたしますね?」と電話を保留にして、内線したら、残念ながら小山田さんはお休みだった・・・・ああ、面倒くせー。
 「◯◯支店から、イドウの申請書の件で、◯◯室から小山田さんにって指示されたらしいんだけど、わかります?」って内線とってくれた社員に言うと「えーーーっと?」と彼女もその用語がわからなかったようで戸惑っていたが、「とにかく、内容だけでも直接聞いてもらって、対処できそうだったらなんとかしてあげてください」と強引に電話回した。

 うちの会社、なかなか素直に同僚宛の電話に出てくれない人が多くてね。

 他部署に「こういう件で問い合わせが入ってるんだけど?」と電話を回すと「その担当者、今日休みなんですよねえ?」って言ってないで、さっさと応対してくれって思うし、そんなやり取りの間もお客様をお待たせしているわけだし。

 私は自分がそういう経験をしているから、他部署から「これ、経理宛だと思うんだけど。なんか振込先の銀行がどうのこうので、口座名義がなんちゃらで・・・・」という電話が回ってきたら、内容根堀り葉堀り聞かずにさっさと電話とって、直接相手と話したほうが早いんだけどな。

 でも、ここ数年、総務部社員はとても電話を取るのが早くて、平日みんながいる時には私が電話取ることがほとんど無いので、たまの「ひとりぼっちの土曜日出勤」の時に(厳密に言うと部長もいたけど)そういう面倒な電話を受けるだけだけど、他のみんなは頻繁にそういうのの対応してるんだよなあ。お疲れ様です。


1月25日(金)

 いやー、ほんと、糸井のトレードにはびっくりしました。

 最初に目にしたのが、日ハム公式ツイートだったので、しばらく凝視しちゃったよ。体感時間で10秒くらい。
 それが野球ファンのツイートだったら(一般人は一人しかフォローしてないけど)「またまた、ご冗談をwww」と一瞬本気にしなかったのだろうけど、公式ツイッターに、あれだけの想定外のことが書いてあると、読んでいても全然頭に入ってこないのですね。たった一行だったのに(笑)

 人は自分の見たいものだけ見る、っていう意味がよーくわかりました。

 さて、安倍政権になって円高が進んでいるので、我が社でも海外送金の必要がある事業の担当者が「今のうち外貨確保しといた方が得かなあ?」という相談が来ている。
 一件はユーロ建てで、夏頃に200万円くらい支払予定があり、部長とも相談したら「まあ、そのくらいの金額のことで、ユーロ確保するのも手間だよなあ」とのご意見だったので、私も自分がそれを手配するのが面倒だったので「そうですよねえ?」ってことで却下になった。

 ところが今日舞い込んできた相談は、子会社の社長からで「今年中に少なくとも500万円くらい韓国に送金する予定があるのだが、今のうちにウォン買っておいた方が得じゃないか?」って部長に言ってきたようで、部長が私に「そういう指令が来たんだがどうしよう?」と相談してきた。

 ドルやユーロなら、外貨預金でキープするのもわかるし、為替予約みたいな金融商品もいろいろありそうだが、韓国ウォン?
 私は外為に詳しくもないけど、韓国への送金はドルやユーロのように決済されないということは少し前に学習したし、どうやらウォンは日本の銀行の店頭に「今日のレート」が記載させてないような、やや特殊な・・・・いや、ドルやユーロみたいな特殊な主要通貨とは違う扱いらしい。

 なんでなのかは知らないけど、ともかく「ウォンで外貨預金なんて聞いたことないなあ」と思ったが、私がそう言っても全く説得力ないので、銀行の担当営業マンに電話して「ウォン預金ってアリですかね?」と聞いてみたら「たぶん、あることはあると思うんですけど、あまり聞いたことが無いなあ」と言っていたので、やっぱしマイナーらしい。
 とりあえず、その担当者経由で外為担当者に確認していただくことにして、「ウォンを円転するときのレートの悪さとか、リスクあったら教えてください」とお願いしておいた。

 その電話をしている時に部長は不在だったので、夕方になって「あの銀行の担当者って近々来る予定ある?」と聞いてきたので「ウォンの話なら電話しました。やっぱし彼もウォン預金ってあまり聞いたことがないって言ってましたけど、調べてもらうようお願いしました」と伝えると、私が「そんなの意味ないっしょ」と聞き流さずにちゃんとやっていたことがわかって部長も、ホッとしたようだが、「でも、それで今のレートでウォンを確保しても、どれだけの利益になるんだろう?」と言うので「わずかでも利益出りゃいいですけど、こればかりは博打ですから」と私が言うと「でも、今の円情勢だと、このまま行きそうじゃん?」

 こういう話が出るたびに、私がきっぱり言うのは「だから、博打なんですから、ゼッテーは無いんです」

 ちゃんと博打に負けた場合をわかって博打に参加するのなら、私があれこれ言うことではないのですが、「だって、こうしたほうが得だろ?」って言われると、「損をする場合だってあるのです。その覚悟があるのなら、やってください」としか言い様が無い。

 実際に、過去に「だってこうしたほうが得なんだろ?」と5年の為替予約組んだドル預金が、今では買った金額を大きく下回り、ここ3年ほど塩漬けになっているのである。私の年収の10倍くらいの金額が・・・・・
 あの契約する時だって「5年度のレートなんて、どうなってるかわかりませんよ?」と散々警告したが、「そんな、ドルが90円切るなんて、無いでしょ」と当時の責任者は自信満々だったが、今となってはドルが100円以上した時代が遠い昔のほうに感じる。

 ただ、早めに円建て金額を確定させたいという経営判断もあると思う。損益を先に確定しておいて、「これでレートではもしかしたら損するかもしれないけど(相手通貨が暴落した場合)、収益は確保する」と判断した場合。

 でも、私の経験では、最大のリスクは為替レートが不利になることではなくて「その国との仕事自体が無くなる」ということである。
 うちの会社の場合、別に石油プラントを作っているわけでもないので、ほとんどがサービス業の利用なんだが、そういうのって、テロの影響も受けるし、実際、数年前には新型インフルエンザの影響で「今年は中止」ということもあった。そうそう、去年も中国でイベントやろうとしたら、反日デモ騒動で中止になっちゃったのだ。

 中国でのイベントの担当者は、「中国ってキャンセル返金って概念が無い・・・・・」と旅費や宿泊費はキャンセルできたけど、現地コーディーネータへの前金などが全然戻ってこなくて大赤字になった。「そういうこともあるから、次回からは契約書にちゃんとキャンセル条項も盛り込まないとね」という話になったが、そもそもうちの会社はそういう仕事が専門でもなく、現地の得意先に紹介してもらったコーディネーターのようだったが、その得意先が「代理で予約した会場がそういうキャンセルでは返金できないって言うんです」と言い出し、うちの担当者が中国が嫌いになっただけでした。

 とりあえず、ユーロの仕事の担当者は「でも、ユーロは安定傾向じゃん」と言うので、「ギリシャは一段落したのかもしれないですけど、スペインという爆弾抱えてますけど?」と聞きかじりでテキトーな事言うと「・・・・・・」と黙っちゃうし、「円高傾向だから大丈夫じゃない?」と言う部長には「ウォンがどういう動きするのか私にはよくわからないし、それに北朝鮮がなんかやらかしたら、あっという間に下落しそうじゃないですか?」と、またテキトーなこと言うと「・・・・・・」

 「それでも、オレはこの博打に打って出たい」と言うなら、止めませんけど「これって儲かりそうじゃない?どーよ?」って聞かれたら・・・・いや、そうじゃなくて、みんな「こっちのほうが得だろ?」と、来週の週末のバーベキュー大会でキャベツを大量に使う予定があるから、農家と直接取引してキャベツ確保したほうが「得じゃね?」と言いますが、そりゃそっちのほうが安いようですが、「来週の週末が大雨になって、バーベキュー大会が中止になったらそのキャベツどうします?」ってリスクを言いたいだけである。
 晴天になったら、当日の朝、近所のスーパーでキャベツ買ったほうが、結果としては「得」なのかもしれない。いや、結果的には損になるのかもしれないけど、「天候に影響されるイベントで、事前に安価だからと言って、食材を大量にキープするリスク」ってそういうことじゃん?

 そういう事業を本業にしている業者なら、経験的にいろいろリスクの分散していると思うけど、うちの会社みたいに「片手間で趣味程度」だと、担当者もちゃんと情報収集しているわけでもなく、ただ単に「ここんとこ円高じゃん?」ってだけでそういうこと言ってくるので、私に「今、外貨買ったほうが得じゃん?」って言われても、とても困ります。

 まあ、言いなりになって、やってあげればいいだけなんですが、私の手間賃は考慮されてないのも悔しくて(笑)

 グルーポン信者だった友人が「美容院のクーポン買ったのだが、都合が悪くて自分では行けなくなったので、ミヤノさん行かない?」と言ってきたのだが、私の家からは電車で30分くらいの距離だったし、美容院嫌いの私は自分が定期的に行っている美容院ですら年に2回しか行っていないので、電車乗って見知らぬ美容院に行くのが「苦痛」でしかなかったので、やんわりお断りしたら「なんで、タダなのに行かないのだ!」って責められて・・・・・いや、タダって言われても、電車賃もかかるし・・・・拘束時間だって・・・・・と思ったのだが、「お得」が好きな友人には、私の気持ちはわかってもらえなかったようである。

 その話を今年の正月に妹に話したら、妹も「グルーポンって、ほんとにお得なの?」とグルーポン懐疑論者だったこともあり、「えー、そんな電車乗って、知らない美容院に行くの、しかもグルーポンで、っていうの私もヤダ」と同情してくれたので、「やっぱり家族ってありがたないな」と思った。

 その美容院の話で、私が戸惑ったのは、まず友人はもう3000円だか5000円だか払っていたので、そのサービスが自分で受けられないという時点で、「その金額をドブに捨てた」ことは確定しているのである。
 でも、それではもったいないと思って「タダであげるけど、どお?」と私に「善意」であげるつもりだったのに、私が「いらない」と言ったので、「せっかくタダであげようとしてるのに」とゴネていたんだろうけど、私がそのサービスを「わーい、ありがとう!」と喜んでくれれば、友人は無駄にしそうになった金が生きるので満足だったんだろうけど、さ。

 後で思ったのだが、あんなに「なんでタダなのに行かないのだ!」って言われるのが先にわかっていれば、「ああ、ありがとー、じゃあ頂いておくよ」と貰っておいて、実際は行かなくても後で「あん時はありがとーね」と言っておけば丸く収まっただけの話である。
 友人はきっと「友達が喜んでいたので、私は得した」と満足していたのでしょう。

 「自分が本来受けられるはずのサービスが、自分の都合で受けられないと、これは大損だ!」と慌てていた大賞で上回るのは、「ヨーロッパを二人でビジネスクラスで往復できるくらいのマイルがあるのに、その期限が明日までだ!」と言ってきた友人M嬢だったよなあ。

 「すごい大損だから、なんとかしてくれ!」っていきなり言われても困りました。

 一人でどっか海外旅行すりゃいいじゃん、って思いましたが、「私は今無職でお金ないから、私が航空券のマイルを担当するから、ミヤノが宿泊代出してくれれば、ミヤノにとっても、航空券代タダで旅行できるからお得なの!」って主張されても・・・・

 「明日までに行き先と日程決めれば、ビジネスクラスで海外旅行できますぜ?でも、宿泊費はあなた持ちです」っていきなり言われて、それを「お得」だと思います?しかも「燃油サーチャージは別料金で、欧州便だとそれが数万円(金額忘れたが、1万円や2万円じゃなかったなあ。5万円くらい?)」って、それの何が「お得」なのかわからなかった。

 結局、その時に私が全然海外旅行したい気分じゃなかったので、「今、どこに行きたいかって言われたら・・・・・札幌ドームとか福岡ドーム」ということで、ちまちまと国内移動でマイル消費することになり、友人の保有マイル的には、相当損したようだが、それって損だったの?

 私は宿泊費は出したけど、移動交通費や食事代は相手の分まで負担しなかったので、M嬢もかなりの「要らん出費」したのだと思う。
 結果的に、札幌、高松、福岡、沖縄といろいろ行けたので楽しかったが、私は休みを確保するのに青息吐息でしたし、まあ、よくやったよね。高松と福岡は日帰りだったので「日帰り出張ってけっこう大変なんだなあ」って自分ではめったに出張なんかしないので、いい勉強になりました。

 でもさ、私はやっぱり「損得」よりも、行きたいときに行きたい場所に行く、とか、買いたいときに買いたいモノを買う、ほうがいいんだけどね。
 バーゲン嫌いだしね。
 「お得だから」って買うよりも、「欲しい時に欲しいものと出会った」ほうがいいしね。なかなか、そういう幸福な買い物できないしね。

 なんか、また何の話書いていたのか見失っているが、「だってお得じゃん?」「これをやらないと損だ!」っていう損得に鈍感な自分が好きなんだからしょーがないです。ポイントカード作っても、じゃんじゃんばりばりポイント喪失してますが、「元々それは、無いものと考えている」と思っていれば、意外と平気です。3000円分のポイントが喪失したからって、何よ、そんな小金、みんな平気で失ってるでしょ?


1月23日(水)

 少しづつ自主トレというか、お散歩に励んでいるのだが、日曜日は久々に2万5千歩も歩いたので(距離にして12キロくらい)、今日も天気が良かったのでハードお散歩に挑戦した。(今週は土曜日出勤なので、今日休み)

 お散歩ターゲットは、ナベツネさん(楽天の初代、つーかマー君の前の背番号18。ヤクルトに移籍したが、戦力外になり今シーズンよりヤクルトで打撃投手)がブログで紹介していた「イムさんの通訳だったシンさんが開いた店」です。
 さっそく行ってみたらしい、ヤクルトファンの人のレポートがこちら↓
http://ameblo.jp/yoidoretubame/entry-11445761693.html

 慶応病院の横をずっと歩いて(もちろん、家から徒歩で)、なんか巨大なレンガの建物とか、東電病院の横を通過してたら「左門町」の信号があったのだが(そこを左折するらしい)「え?この道でいいの?」という、歩道もない住宅街の道であった。

 不安を感じつつ進んでいくと、中規模なマンションの2階にシンさんのデカい顔イラストが描かれた店が見えたが、階下には「ランチ営業中 11:30-15:00 750円ー1150円」とマジックで書いてある小さなホワイトボードがかかってるだけ。

 「なにこのヤル気の無いかんじ?」とさらに不安になりつつも、階段を登ると窓から店内が見えたので、客が入っているらしいが、入り口の引き戸を開けようとしたのだが「ん?開かない?なんで?」と戸惑っていたら、中にいた店員さんと目が合い、「入れ、入れ」のジェスチャーするので、「閉まっているわけではないんだ」と再度力入れてみたら、やっと開いた(笑)

 外にメニューは出てないし、ドアは重いし、そもそも裏通りの店なので、通りすがりの人なんて来ないんじゃね?と思ったが、丁度午後1時をちょっと過ぎた時間だったので、帰り支度中の4名一組様(スーツ族)と、注文待ちの2名様(スーツ族)がいて、さらにテーブルにはその直前に退店したらしき4名一組の食器も残されていたので、近隣のサラリーマン諸君にはすでに支持されているようだ。

 私の後には、オフィスのランチタイムを避けたのか、中年女性と若い女性の二人組と、私服のおじちゃんの二人組が入ってきて、どちらも店員と顔見知りで「今日は何にしようかなあ?」なんて語っていたので、すでに常連さんらしい。女性二人組の若い方なんて、サムゲタンをテイクアウトしてたし。しかもマイ容器持ってきてた(笑)

 ランチ・メニューは数えるの忘れたが、20種類くらいあったと思う。
 キムチ・チゲとか、ユッケ・ジャンなどが750円で、石焼ビビンバなどが850円。そんで、ナベツネさんが食べていた鉄板約肉だけがポツネンと1150円の高額メニューであった。

 私は無難に豆腐チゲにしてみたのだが、キムチの他に小皿が2つ(ジャガイモの細切りの野菜炒めみたいのと、野菜の具の入った卵焼き)ついてきたので、あれで750円は嬉しい。会社の近所にあったら、確実にローテーション入りである。

 しかも、食べてみたら、辛さは押さえ気味で、ダシの味がすごく良く出てていて、エビやアサリがけっこう入っていたのでそのダシなのかもしれないけど、今まで食べた韓国ランチの中では一番美味しいと思った。

 あの値段で、あの味だったら、そりゃリピーターになるわ・・・・

 そういや、私が入った時にすでに席にいたスーツ二人組と、後から来た女性二人組は顔見知りだったようで軽く挨拶していたし、私が店を出るときに、そのマンションのエントランスでスーツ族同士が立ち話していたから、あのマンションは事務所が多く入っているので、シンさんの店は社員食堂的な存在なのかもしれない。周囲のマンションも事務所利用多そうだし。

 というわけで、個人的な有名人の店であったが、安くて美味しかったので大満足でした。
 シンさんはいなかったっけど、別にお会いしたかったわけでもないし(笑)

 ただ、この3年間、私がずっとイムさんを見つめていた先には、もれなくシンさんもついていたため、イムさんがいなくなってしまったのも残念だったが、アメリカで活躍してもしなくても、その消息は多少追えると確信できるが、通訳だったシンさんとは永遠のお別れだと思ったのだが、「その気になれば、お見かけすることができる」とわかっただけでも嬉しいのであった。

 そのためには店が流行っていただかないといけないが、とりあえずランチタイムはそこそこ常連客を作っているようなので安心しました。あ、夜のメニューを見せてもらうの忘れた・・・・でも、夜に行く機会はほとんど無いか・・・・友達いないしな(笑)

 あと、大事なこととして、接客担当の女性がとても清楚な感じの美人でした。会計の時に「とても美味しかったです」と私が言うと、美容パックのおまけくれたし(笑)

 ぜひ、また食べに行きたい。これは韓国料理店としては普通なのかどうかわからないけど(そんなに韓国ランチの場数踏んでないので)、サムゲタンのランチもあったのですよ。ハーフサイズらしいけど、それも850円でした。
 私の後から入ってきた常連のおじちゃんたちは、店員さんに「今日もサムゲタン?」と聞かれていて「いや、今日は違うの食べてみる」と会話していたので「え?サムゲタンなんてあるの?」ってその時に気がついたのですが、メニューの下の方にあったので。

 私、初めて入った店では、メニューの上の方をオーダーしちゃうので。だって、それが「その店のスタンダード」だと思うから・・・・つーか、「どれにしよう?」って考えるのも面倒だし、無難なのを食べながら、他の客のオーダーを小耳にして「ふーん、それが人気なんだ」って思ったりするのだが、次回行くともうすっかり忘れて、やっぱしメニューの上の方から頼んでいたりするんですけどね。

 そうだ、今朝はびっくりしたことがあった。

 8時前に起きて、テレビつけてぼんやりしていたら、「とくダネ」のコメンテイターに昔の知人(昔の友人つーか)が出ていたのですよ!

 もう、随分前だが、朝日新聞の書評欄読んでいたら、その子がコラムを書いていたので「うわー、出世したな」と驚いたこともあったっけ。

 ・・・・ああ、それで芋づる式に思い出したが、あの当時、友人M嬢と海外旅行に行くことになり(結局、ニュージーランドに行ったんだけど)、図書館で旅行本を見ながら行き先を検討しようということになり、その時友人が「ちょっと新聞も読みたい」と言うので、新聞を閲覧していたのだが、私がふと、「そうだ、朝日新聞に、昔交流があったA子ちゃんがコラム書いてるんだよ?」と、そのコラム探して「ほら、これ」と友人Mに見せたら、M嬢はそれを読もうともせず、「朝日新聞に軽いコラムとはいえ、連載持つなんて出世したよねえ」なーんて脳天気に言う私に向かって、「地方では、朝日新聞なんてそんなにありがたがられないし、左巻きのイメージがあるから敬遠されたりするよ?」と言うので、「え?ああ、はい・・・・」

 なんで、そんなこと言うのか、私にはわからなかった。
 嫉妬?
 でも、M嬢が一時期本気で目指していたのはミステリー作家なので、ライター志望だった友人が順当に仕事しているのを嫉妬するのも変だし。

 もし、友人Mが朝日新聞にコラムを書くことになって、私が「うわー、すごいじゃん」と持ち上げたら、友人Mが「いやー、実家の方では朝日新聞なんて大したことないんで、親族にはよく思われてないんっすよ」って言うのなら、「へー、そうなんだ」ってだけの話だが・・・
 要するに、「あの頃から友人はなんか変だった」ってだけの話であるが、私は「今は交流ないけど、昔知り合いだったあの子が朝日新聞なんて超すごい!」って単純に喜んでいたので、その腰折られて、少し、いや、かなりヘコんだのであるが、それからしばらくして、偶然、その当時の友人がレコード屋でばったり再会し「あの頃の仲間でたまには集まってみようか?」と飲み会を企画してくれた。

 そこに、そのA子ちゃんも来ていたので「朝日新聞のコラム見つけたときはびっくりしたよ」と言ってみたら「そうそう、あれって、友達からは反応薄かったんだけど、親戚のおじちゃんやおばちゃん達って新聞ちゃんとよく読んでるみたいで、親類の反響が凄かったよ。この記事の記名はA子になってるけど、それはうちの、あのA子なのか?って(笑)」と言っていたので、「ああ、やっぱし」とホっとした。

 今日の放送でも、きっとA子ちゃんのところには親戚や友人から「テレビつけたら、いきなり出ていた!」と反響が殺到していることでしょう。

 しかし、アルジェリアでの犠牲者が特定されてきたようで、そのご遺族のインタビューという、とても難しい場面での慣れないテレビ出演で、本人も凄くコメントに気を使っていたようだが、見ている私も「うわー、これ難しいよなあ」と手に汗握ってしまいました。

 これが、スポット依頼なのか、出来が良ければレギュラーもあるのかどうかわかりませんが、「こんな番組からオファーが来るくらい、ライターとして活躍してるってことね」と、今は全く交流が途絶えてますが、20年前は一緒に友人の別荘に行く程度の付き合いがあった子なので、草葉の陰から生暖かく見守っております。

 それに、テレビ出演の出来がどーのこーのというよりも、知人がデーブ・スペクターの横に座ってるってだけで、「やりました!」というよりは、「なんか、やっちゃったなwww」感が強くてさ。

 友人Mにこの話をしたら、今だとどういう反応が返ってくるのだろう?

 と、妙な嫌味ばかり言っていた友人をちょっと懐かしんでみたりする。(「互いの欠点を愛することができるのが親友だ」と名香智子先生の漫画の中での名言がリフレイン)

 と、いい雰囲気で日記締めようしたら・・・・・

 どわわわわわ・・・・・日ハムとオリックスがトレード成立っていうのをツイッターで知って、詳細読んでみたら、どわわわわわ・・・・何この、超大型トレード、マジ?

 日ハム 八木 糸井
 オリックス 木佐貫 大引 赤田

 私がここ数年野球ファンに返り咲いてからの、一番凄いトレードでは?

 えっと、これって、ハムが契約でゴネまくった(つーかまだ未更改だったんだ!)糸井を出そうとして、一番いい条件提示したのがオリってことだったんでしょうか?

 いやー、凄いことするなあ。
 糸井伝説に新たな1ページが刻まれたらしいが・・・・・

 えーと、なんだかわけわからんが、私の心の整理がつかないので、小町に相談したいくらいの心境だ。

 とりあえず、今、私が言えることは、「木佐貫には一生ついていきます」ということだけだが、ファンサービスが盛んな日ハムでのさらなるご活躍というか、「妙にブレーク」を祈ってます。木田の後釜としても期待されるな、きっとかっと。

 それよりも、短期記憶が衰えているので、オープン戦でえらい戸惑うんだろうな。えーと、ブランコが横浜にいて、斎藤隆が楽天にいて、西岡は阪神?福留も?そんで、馬原がオリで、糸井もオリ・・・・と?


1月22日(火)

 なんかねー

 テレビのトップニュースはアルジェリアなんだけど、セカンドニュースがずっと「大阪市立高校体育科であれこれありました」ってやつなんだけど、まあ、今後どうするのかは置いておいて、私が一番問題だと思うのは、少し前にあった「イジメが原因で自殺?事件」と同じく、生徒が自殺したからこんだけのニュースになったということで、それって要するに「特攻隊作戦は実に有効であることが証明されました」ってことじゃん?

 私は「いじめ」については「撲滅は無理」だと思っているし、「いざこざ」と「いじめ」の境界線が曖昧だから、その判断が難しいので「教育現場は大変だなあ」と思うが「教師の体罰」は世間の意識の変化でもっと減らせると思うんだけどな。

 ほら、「痴漢は犯罪です」みたいにさ。

 ほんの20年くらい前までは痴漢で逮捕される人なんて聞いたことがなかったし、なんとなく「しょーがない」という扱いだったのだが、今だと多くの男性が「疑いかけられただけで人生失うのが怖いから、いつも両手でつり革つかまってる」とホールドアップを心がけているくらいの「恐ろしい犯罪」になっているようだ。

 「教師の体罰」も、痴漢と同じように、果敢な女子高生が「この人、体罰教師ですーーーーー!」と手首ひっつかまえて引きずって行けるくらいの(校長室まで?)ところまで持っていかないといけないのかもしれない。

 あんまり気をつかいすぎなのもどうかと思うけど、でも、多くの「まともな人」が「これ、セクハラになっちゃうかな?」「これ、痴漢行為に間違われないかな?」「これ、体罰になるのかな?」って少しだけ気にすることはいいことだと思いますが、だからって平気でやる人はやりそうだけど、でも「訴えれば、こっちが勝つ」っていう自信が大事なのかもね。

 さて、アルジェリアの事件で思ったこと。

 「日本人が巻き込まれたから、こんな大ニュースになってるけど、日本人がいないプラントでの事件だったら、どの程度の扱いだったのかな?」

 それよりも、オバマ大統領が就任式で銃規制についても触れたようだが、先日起こった小学校での銃乱射事件の犠牲者が26人というテロップが流れたら、「アルジェリアの日本人犠牲者よりも全然多いじゃん」と思った。

 アルジェリアのテロ事件の正確な犠牲者数はまだ不透明であるが、政情が不安定な西アフリカの話であるし、マリの話は日本ではほとんど報道されてないので、私もこのニュースで「へー、フランスが軍隊送り込んでいたんだ」と知ったが、「マリやべえ」っていうのは、アフリカにそこそこ興味のある人だったら酒飲み話で披露するようなことだという認識はあった。実は、ビョーキで隠匿中のM嬢が、マリの何かに興味があったようで(歴史的遺産だったかしらん?)「ずっとマリに憧れてて、いつか訪ねてみたいけど、政情不安すぎて無理」と嘆いていたのである。

 そういう、テロ組織が跋扈する地域で、多数の一般市民、というか、海外に仕事に来たエリート外国人が犠牲になったのは嘆かわしいことであるが、そのニュースの後に「でも、アメリカの小学校でも26人死んでます」って流れると、えっと?あれ?

 人災だと思うからいけないのであって、天災だと思えば、阪神大震災で数千人、東日本大震災で数万人って考えれば、数字的には比較にならないけど、数字じゃないからね。

 大阪市では、たった一人が自ら命断っただけで、あんだけの騒ぎなんだし・・・・

 でも、たぶん、橋下市長がちょっとやりすぎたように見えるのは「みなさん、意外と、人が一人亡くなった事実よりも、自分のことの方に関心が高かった」ということですかね?
 雰囲気的には、日本の首相が「アルジェリア政府の対応が問題だと思うので、日本人は全て引き上げる」と宣言して「でも、でも、それじゃ仕事になりません」って批判されてる感じなのかね?

 まあ、大阪私立高校の舵取りは大阪市長にも出来るのかもしれないけど、アルジェリアをどうこうできないので、比べる話でもないですが、ニュースとして並んでいるので、「ああ、世の中いろいろ難しいな」って・・・・・要するに「何が正しいのかさっぱりわからんが、そもそも正しいことって何?」という話でしょう。

 イスラム過激派テロ組織にとってみれば、あれが多分、正しいことだったのだと思うし。

 「正しいこと」を基準にすると、ほんとわけわかんなくなるようだ。

 と、何書いてるのかわからなくなってきたので、緩い話で締めよう。

 みうらじゅんとリリー・フランキーの「女体の森」はなんとか読み終わったが、先週の土曜日だったかな?久々にテレ東で「アド街」を観ていたら、その後「美の巨人たち」になって、ルノワールの晩年の裸婦像がテーマだったが、ルノワールの裸婦像って、こうして見ると、「かなりグラビアじゃんwwwwww」と一人でツボにはまっていたのだが、その後「女体の森」の最後の方を読んでいたら、みうらじゅんはなんと、「古本屋で画集買って、名画に黒ビキニを足してみるのが今のマイブーム」と書いてあった。

 で、やっぱし「一番しっくり来るのがルノワール」だったんですって。

 まあ、君らの女体談義読んでたら、「そりゃ、ルノワールだろ」って思ってましたがwwww

 私はやっぱし、ルノワールはちょっと苦手だなあ。
 自分がけっこう「ぽっちゃり」体型だったので、ルノワールの絵を観ていると、「女の子は少しぽっちゃりしているほうが可愛いよ」と10代後半から20代前半に言われた言葉を思い出しちゃって。

 つーか、ルノアールの裸婦像って「ええと、これはどういうシチュエーションで脱いでいるのでしょうか?」って、なんで裸なのかわからなかったりする。
 あの時代の裸婦画って、公園でピクニックしていて男達は上流階級の紳士達で、きちんとした服装しているのに、そこに同席している女子がなぜか全裸で日光浴という、「はあ?」な絵柄だったりするのだ。

 ほんと、わけわからんが、グラビアン魂を少し注入されると、「こういうのが男の夢というか妄想なのか?」と考えると、エロと芸術の境目が曖昧になって辛いです。

 ほほほ、だから私の潔癖症的な一面が支持するのはモネなのよね。(たぶん、モネはグラビアン魂が相当低い。ガーデニングが趣味の人の推奨画家だ)

 でも、オルセー美術館で観て、一番ズドーンとキタのはマネの「オランピア」で、あれは、グラビアン魂的にはどういう評価なのでしょう?
 ルノワールと比べると、おっぱいが硬い感じが低評価ですかね?

 もはや、遠い外国に行くのも面倒になってしまったが、オランピアの原画だけは10年に一度くらいちゃんと拝見したいものだ。


1月20日(日)

 久々に土日休みだったので、土曜日は久々に掃除洗濯に励んだ。

 今さらながら、正月に届いていた数少ない年賀状をじっくり確認していたら、友人N嬢(20年前くらいにビョーキのため実感に戻りそのまま。時々メールが来る)の年賀状には「まだ三茶に住んでるの?ベビーシッターは大変でしょう」というコメントが書いてあり、「ベビーシッターって????」

 なんだろう?私はベビーシッターなんてやったことないけど?
 ベビーシッターのバイトを昔よくやっていたのはN嬢じゃん・・・・
 もしかしたら、「妹のところに甥っ子が生まれて、すっかり伯母バカです」みたいなことをメールで書いたのかね?覚えてないけど・・・・でも「ミヤノさんの近況は?」なんてメールが来たら無難な返事として、そんなこと書いたかもしれない。

 でも、「妹のところに生まれた甥っ子の世話が大変です」なーんて、絶対に書くわけ無いし(実際、年に片手で数えるほどしか会ってないわけだし)、やっぱし謎な「ベビーシッター大変でしょう」であった。

 N嬢のベビーシッター体験記で今でも覚えているのは(日記にも書いた記憶あり)、自分の好きな音楽を子供に聴かせていたらしく、ちょうどエイフェックス・ツインを流しているところに親が帰宅してきて、「そういう音楽はちょっと」と言われたらしく、N嬢は「でも、子供は純粋だから、楽しそうに踊っていたのに」とがっかりしていた。
 私が「そういうマニアックなの一般人は理解しないし、変なノイズ聴かせてるって思うだろうから、お預かりした他人の子供には、クラシックとか、みんなの歌とか無難のにしておけば?」って意見したのだが、N嬢は納得してないようだった。

 たぶん、N嬢が期待していた答えは「えー、そんくらいいいじゃんねえ?子供喜んでたんでしょ?その親も心が狭いね」ってことだったのだろう。

 いや、けっこう心が広いつもりの私だって、もし自分の子供を一流大学の仏文科の育ち良さそうな女学生にシッターお願いしたつもりなのに、帰宅したらピストルズが流れていたら「ちょwwwwww」って、その学生に「もっと普通のにしてください」って教育的指導しますよ。


1月18日(金)

 道路に残っている雪が圧縮されて氷状になっているが、それが街灯に照らされてヌラヌラと光ってるのが超エロいっす。なんか、ギーガー的な感じ?

 エロと言えば、けっこう前だが週末の夕方にテレビをつけっぱなしにしていたら、みうらじゅんとリリー・フランキーがお寺のお堂でエロ話している番組やってて「こんな早い時間にアリなのか?」と驚いたが、どうやらコンドーム会社として有名な岡本ゴム提供の番組でした。(あのCMはけっこう好きだ。遠距離恋愛しているカップルが急に会いたくなってダーっと走って、その距離がミリ単位で表記されてて、最後には「0ミリ」になるのだが「その間にちょっと距離を」と「0.02ミリ」と薄さをアピールしてる)

 それをボーっと観てたら、久々にみうらじゅんの本が読みたくなり、アマゾンで探してみたら「女体の森」というリリー・フランキーとグラビア猥談している本があったので、それ買って、やっと最近読んでいるのだが、小さいけどセクシーショットの写真が時々載っているので、「隣の人に気が付かれたらヤダなあ」と半開きにして読んでます。

 しかし、当然のことながら、私はグラビアアイドルなんて全然知らないので、さすがに「ほしのあき」はわかるが熊田曜子だと、顔が思い浮かばない。

 でも今は写真集じゃなくてDVDが主流らしいという、私にはどうでもいいことがわかってしまいました(笑)

 そういや、私はサブラ(sabra)の車内吊広告はけっこう注目していた。わりと女性にも訴える「工夫されたエロ」だったように思う。そういや、最近見ないな・・・・
 と検索してみたら、有料サイトが出てきたので、今だと紙媒体よりもネットが主流なのかね?

 当たり前だが、普段そういうものをチェックしていないので、エロ系アイドルってほんと突然出てくる印象がある、最近だと壇蜜ですかね?スポーツ新聞サイトはマメにチェックしているので、ほんと最近になって毎日のように壇蜜の名前が「記事ランキング」に挙がっていたのですが、やっと年末にテレビで観たら「普段はノーパンです」とか王道(?)を行ってました。
 壇蜜がどうのこうのというより「そーいや、昔(?)はインリンがそんな感じだったなあ」と懐かしく思い出した。

 私の生活環境だと、そのように、まるで富士山のように平野ににょっきりとそびえ立つように出現して、断崖絶壁を下るがごときに消え去るセクシーアイドルであるが、そう考えるとそれをずっと語っているみうらじゅんって、「イカ天ブーム」で一般的知名度が急上昇した時代もあったが、あれ以外のほとんどの活動期間をずっと水平飛行したまんまで、まるで万里の長城のようである。

 リリー・フランキーもね、オカンと東京タワーでしたっけ?もう題名忘れたし、本も映画も観てないけど、「あのリリー・フランキーがこんな大ブレイク?」という驚きの方が強くて・・・・てゆーか、この「女体の森」を読んでいたら、リリーが妙に古い映画に詳しかったりするのだが、「そっか、私が最初にこの人を認識したのは、映画コラムだったwwww」ということを今さらながら思い出したのでした。

 みうらじゅんもリリー・フランキーも美大出らしいが、この本の中でも「美大出の漫画家で絵が上手い人はいない」と断言していて、たしかに、両氏の絵は「達筆」系ではないが、「あと、西原理恵子」と並べられると、美大とは何か?そもそも美とは何か?ということを3分くらいじっくり考えたくなってしまう。

 しっかし、「みうらじゅんは、私が高校生の時からずっと同じ」という安定感があるが、リリー・フランキーったら、今やCMで深津絵里の旦那役なわけで、ほんと「なんじゃそりゃ?」感でいっぱいだが、ある意味「声に出して言いたくないけど、いいオトコ」という地位をゲトしており、夢と希望と厨二病に悩む現役美大生の「身近な目標」になってるのかね?いや、決してあれを「あがり」とは誰も思えないあたりの緩さがリリー・フランキーの持ち味なのかもしれない。

 アラフィフ世代的には「うまくやっったな」って感じの、歴然とした「勝ち組」であるが、20代の娘が「この人と結婚したいんです」」とリリー連れてきたら、「絶対に許さん」と言うだろうなあ。
 私が小娘だったころ、うちの母親が「火野正平って、なんかモテるのよねえ、うふふ?」と語っていた「うふふ」の意味がさっぱりわからなかったが、その母親と同じくらいの年になった今、「リリー・フランキーってね、うふふ?」って言ってみると、けっこうしっくり来るので、あと10年くらいはテレビ観てて「あ、リリー・フランキーだ、うふふ?」でいこうかと思います。

 みうらじゅんとリリー・フランキーはグラビア・アイドルについて熱く語っているのかもしれないけど、女性はちゃんとそういう「厨二病なおっさん」が醸し出す中年の色気は一応チェックはしています。

 ただ「この子はこう見えて、いい家のお嬢さんで」なーんて妄想までは走りませんけどね。

 そっか、「みうらじゅん」が劣化しないのは完全に妄想の圏外だからなのかな?

 「圏外」ってわりかし強いですよね。たぶん。


1月17日(木)

 また部長から怪文書が回ってきた(笑)

 前のは叔父会社の名物会長のだったが、あれはまあ、その会長のキャラを知っているので、「悪文」も味だと理解できたが、今回のは、親会社の社長のだった。

 しかも、社内セミナーでのスピーチをそのまま起こしているので、えれー読みにくい。
 私は誰かが喋っているのを文字に起こした経験が無いけど、ああいう「ドシロートがやった仕事」を眺めると、普通の雑誌などに掲載されてるインタビュー記事って相当修正してるんだろうなあ。

 それでも、役職者だけに回ってきた文章をちゃんと下っ端にも読んでもらおうと部長が思って回覧に回したのだから、「なんか大事なことなのかね?」と頑張って読んでみたのだが、A4紙にびっちり3枚くらい綴られていたその文章というか、スピーチの「意図」が全然わからなかった。
 もし入試にあの文章が出てきて「作者の言いたいことを20字以内にまとめよ」とかいう問題があったら途方に暮れるだろう。つーか、「こんな設問ありえねー」と2ちゃんに速攻アップする(笑)

 さっそくまた部長に「これ、全然意味がわからないんですけど?」と言ってみた。
 「わかりません」と言っても会話が膨らまないので「無理やり解釈してみたら、こういうことなんでしょうか?」と私なりの解釈を語ってみたら「そうじゃない」と言う。

 「そんじゃ、こういうこと?」と別の解釈を語ってみたら、「うーん、そういうわけでもないんだ」って言うので「じゃあ、どういうことなんですか?」と聞いてみたら、「まあ、あの社長の言いたいニュアンスはなんとなくわかるんだよ・・・・」

 ・・・・・・・で?
 その続きが肝心だと思うのですが、その先無言。

 「どういうニュアンスですか?」と聞いてみたら「まあ、なんとなくわからなくもないんだけど・・・・・・」

 「ええと、大事なことだから、わざわざ回覧でみんなに回してるんですよね?」
 「うん、そうだよ?」
 「でも、私にはよくわからなかったので、少し解説を足していただけないかと・・・」
 「うーん、だから、なんとなく言いたいことはわかるんだけどさ」

 ????????

 社長のスピーチが理解不能なのも困るが、それを「重要な文章だから」と部下に回した上司の態度がそれって超困ります。
 で、自分では「読解力は平均よりも優れている」と根拠不明の自信を持っている私が「よく、意味わかんないけど、多分こうなのかな?」と2,3の案を挙げても「そうじゃないんだ」と否定されると、「じゃあ、いったい何をどうしたいのか、さっぱりわからないじゃないですか?」と呆れるしかない。

 もしかしたら、本当に凄い内容だったのかもしれない。文中にも「これはまだ誰もやったことのないことだ」みたいな「新しすぎてみんなついて来れてないのかもしれないけど、頑張ってオレについてきてくれ!」というニュアンスの部分があったので、その社長が強い意思を持って現場が戸惑うようなことを浸透させようという気持ちはわかったけど、肝心な内容がわからないってwwww

 前から、その社長は「現場はオレの指示通りにやらない」ということを嘆いていたようだし、ここ数年で言うこと聞かない古株をどんどん下に下げて、自分が新人の頃から教育した若い社員をどんどん上に上げているようなのだが、今んところあまり結果は出てないようなので、私は漠然と「そういうことじゃないじゃないかなあ」と思っていたが、その社長のスピーチをこうして読んでみると「そもそも、これを理解できたと思っている人のほうがヤバいんじゃ」と心配になってくる。

 そもそも私の想定する「優秀な人」っていうのは、難しいことをわかりやすく説明できる人のことなんだけど、うちの親会社の場合には「単純なことを難しくしている」ように思えるのだ。

 でも、あの手法に似たものに接した経験があるなあ。
 この会社に入る前に、とても苦労したベンチャー企業の社長は、難しいことを語って部下を煙に巻くのが得意だった。
 その社長と話をすると、私の目下の議題は「全然収入が無いので社員の給料も払えないし、社会保険料も・・・」ということだったのに、その社長はそんなのお構いなしに「現在のITトップ企業の動向」をそれがまるでその会社にとても関係ある大事なことのように語っていたっけ。

 私は「はあ?・・・・そんなの関係ねーし」と呆れていたが、読解力の低い社員は「よくわからないのは自分の勉強不足だから。頑張って勉強しないといけないんだ」と思ってしまうらしかった。

 例えて言うなら、私が経理担当者として、社長に「これが今月の試算表です」と見事に大赤字になってる数字を見せると、社長が「ふー・・・・・厳しい数字だね?ところで、ミヤノさんはリーマン予想についてはどう思ってる?」「リーマン予想ってまだ解決してないんですっけ?この間、フェルマーの最終定理の本は読んだんですが、あれは解決したことになってるんでしたっけね?誰だっけ、証明した人」「アンドリュー・ワイルズだよ」「そうそう、そんな名前」なーんて会話をしていたら、下っ端社員に「なんだかついていけませんでした。自分は勉強不足です」って言われて、「いや、アンドリュー・ワイルズの名前が速攻で出てくるあたりは凄いと思ったけど、それ仕事と全然関係ないから」としか言い様がない。

 あの社長は、私が一般教養レベルがそこそこなのを見破ると、「オレの方が上だ」といろいろ披露してくれたが、確かに記憶力は抜群にいいらしく、サブカル系の話していても、私が「えーと、あの漫画が好きで」なんて言うと、すらすらと作者名を言うとことは凄かったが、でも、それだけの話で、いいからちゃんと稼いでこいよ、知識だけでは食えないんだよ、という感じだった。

 うわー、今外で凄い轟音が鳴り響いたんだけど、屋根から落雪したらしい。こわーい。

 ええと、そんで、今の親会社の社長もそういうところがあるようで、すごい理論を振りかざしているようだが、「だから、結局、どうしたいわけ?」っていう肝心のところが全然わからないので、ピュア系の部長は「わからなくもないんだけど」と言うんだけど、ピュア系の人がきちんとわかるように説明してやらないと・・・って思う。

 部長がどんだけピュアかと言うと、これは日記に書いたことあるか忘れたが、社員向けの福利厚生企画を総務部で練っていた時に、「娯楽系もいいけど、勉強系もよくない?」っていう案には「まあ、そういうのもアリかもしれませんけど、例えば?」と言ったら「石川遼君が宣伝している英会話教材とか?」と言うので「えー、そんなの?」と脊髄反射的に反論して「聴いただけで英語が話せるなんて教材、昔からありますが、それで英語が話せるようになった人に会ったことがありません」と言ったら「でも、寮君、かなり英語喋ってるじゃないか!」って言われて「????????」

 タレントさんが「これで痩せました」なんてCMでやっているのは、話半分どころか、10分の1程度に解釈したほうが・・・・
 私は1000分の1くらいに思ってます。

 なので「あのお・・・・・遼君はたしかに、あの教材も使ってるのかもしれないけど、何億円も稼いでいるので、ベルリッツの豪腕教師みたいな人にマンツーマン・レッスンなんて充分に受けられるのでは?」と言ってみたら、黙っちゃいましたけど。

 他にも「うわあ、すげえピュアだなあ」と思ったことあったんですが、忘れちゃいました(笑)

 でも、部長は別に「自分も英語がペラペラになりたい」って思ってるわけじゃないんですよね。それなのに「英語教材なんていいんじゃない?」っていう気持ちが私にはわかりません。

 うちの会社の査定にTOEICのスコアが関係しているのならわかりますが、そんなの全然ないわけだし。

 さてと、今週は親会社支店の手伝いから始まってるから、妙に一週間が長いな。体感的には今日が金曜日だったのに、まだ木曜日だ。

 源泉徴収票の申告の仕事の期限が迫っているので、イマイチ落ち着かない(今日も7時半まで残業した)、がんばっていこー!いえーい!(気合だ、気合)

1月16日(水)

 今日も帰りに雪かきチェック。
 雪かき状況がこんなに面白いとは知らなかった。また一つ大人になったことを喜ぶ。

 キャロットタワーの裏手は、大きい車だと通るのが難しい狭い路地の一角があるのだが、そこは車通も少ないので、雪かきの成績がはっきり残っているのだが、アパートの前がきちんと雪かきされてないのは理解できるけど、立派な一軒家に挟まれているのに全然雪かきされていない区画があると「どうしちゃったの?」と心配になってしまう。

 よくよく観察すると、一軒は建築中だからしょうがないけど、工事している人達は角地のその家の片側しか雪かきしてないのね。そりゃ、自分らが車入れるのに必要な場所しかやらないんだろうけど。
 でも、その隣の家もけっこう最近建った家だけど、デザインに凝った家で建売じゃない感じなんだが、雪かきしないんですかね?そのお向かいは古い家なので、老人が住んでる可能性が高いが。

 あと、もう一箇所、全然雪かきされてない場所があって、そこも古そうな一軒家だが、あまりにも雪がまる残りなので「空き家なんだろうか?」と門の中を覗いてみたら、玄関前はきちんと雪かきしてあった。
 でも、道路は獣道すら作ってない状態で、あれじゃ自分が出入りに苦労すると思うんだが、どうしちゃったのだろう?

 そうそう、もう一箇所チェックしたのは、最近よくある「大きい敷地を分割して4軒か6軒作りました」っていう、「田」に分割して真ん中の道路で奥の家に入るタイプの宅地なのだが、そこも比較的新しい家が建っていて、雪かきする体力のある30代から40代のファミリー世帯が住んでそうな雰囲気なのに、全く雪かきされてなかった。

 テレビ局が雪かきしてない家に突撃インタビューしてくれたら楽しそうだなあ。

 というわけで、雪かきされてない所がちらほら散在する地域を歩いていたら、後ろから自転車が近づいてきたので、雪かきされている細い獣道を譲ったら、「ありがとうございます!」と声を掛けられて、大変気持ちよかった。私もああやってきちんと大きな声でお礼が言える人になりたいものである。


1月15日(火)

 帰りに、残雪状態を調べるためにいつも通る裏道を歩いたのだが、思った以上に雪かきされてなかった。

 でも、ああいう状態って、ご近所の様子がなんとなくわかるよね。
 つーか、今日の昼間にきちんと雪かきしたかどうか、プロの空き巣ならチェックするわよね。

 単身者向けのアパートでも、きちんと雪かきしてあれば「大家が近くに済んでてマメにケアしているのか、入居者に平日休みで世話焼きの人がいる」ってことが推測できるし、立派な一軒家なのに雪かきの形跡が無いってことは夫婦共働きであったり、ご近所付き合いも薄いと推測できるし。

 うちの近所で一番ダメダメだったのは、管理が悪いアパートと空き家(数年前まで独居老人が住んでいたが、今は施設に入っているらしい)の間の道でした。

 うちの前の通りは、見事に雪かきされていた。
 きっと泥棒さんはこの通りの家は狙わないだろう。いいことだ。

 そういや、私が朝出勤すると、すでに社員の何名かが自発的に会社の前を雪かきしてくれていて、ほんとありがたかったです。

 さて、総務部社員は昨日全員が支店のお手伝いに行っていたのだが、同僚E嬢は「もう、いろいろやらされて、忙しかった」とコボしていたので「いいなあ、私なんて、一人ポツネンと空気でしたよ」と愚痴ると、部長に「もっと自分から飛び込まないと!」と言われた。

 うん、わかってますよ。もっとこっちから積極的に「お手伝いします」って言わないといけないんだってことは。
 でも、人見知りだから、自分から動くのが苦手なので、「苦手なことは無理してやらない」と開き直っているだけだ。

 それに、私が人を使う時には、「手が空いたのですが、何かお手伝いすることありますか?」と言われるのが超苦手なので、それを他人にも言えないのである。
 でも、他人が暇そうなことに全然気が付かない人も多いので「私、暇なんですけど」ってアピールするのも必要らしいが、私は他人が暇なことわかってしまうので、できるだけ仕事をお願いしようと努力するのだが、そうなると、少し手が空くと私に「何かお手伝いすることありますか?」って聞いてくるようになるので「・・・・・今は無いです」って返事するのが辛くてさ。

 「自分が苦手なことは無理してやらない」のと「自分が苦手だと思うことは他人にはやらない」というのの相乗効果で、支店では空気になってしまうのです。

 でもさ、私もイベント仕事で日雇いバイトさん使うことも多いが「一期一会のバイトさんだが、なるべく気持ち良く仕事してもらいたい」と思って、こっちが上の立場だから、そういう場合は積極的に話しかけるし、私の管轄のバイトさんが他の社員にミスを指摘されてヘコんでいたら「ごめん、それちゃんと説明しなかった私の責任だから、気にしないで」とか声かけてます。

 だってさ、そのバイトさんが「あそこの仕事は良かった」って思ってくれて、また登録してくれたら、次回はもっと自分がラクになるじゃない?

 うちの支店のお手伝いだって、年に何度かあるのだから、支店スタッフにそういう対応してもらえれば、次回の時に「ああ、私、前回あの支店に行ったので、だいたい様子はわかっているので、またあそこに行きましょうか?」って名乗り出るのによお・・・・
 「また次回もミヤノさんに来ていただけるといいなあ、指名してもいいですか?」なーんて言われたら、超張り切るのにさ・・・・

 以上、自分勝手な愚痴でした。

 今日はちょっと興味深い出来事があった。
 部長がブツブツと何か呟きながら、何人かの社員を呼び出してヒヤリングしているみたいで「何があったのだろう?」と思っていたら、部長が夕方になって「ああ、あの人か!!!わかった!!!」と一人ユリイカしていたので、「はあ、何の話ですか?」と傍観していたら、「ミヤノさんにこっそり見せるけど、この人知ってる?」

 5,6年前に退職した親会社の社員Iさんという女性は、うちに席があったらしいのだが、親会社の方にIさんの親から「うちの娘が鬱になったのは、そちらでセクハラはモラハラを受けていたからだ」という訴えがあったらしく、親会社の人事から「当時の彼女の上司や同僚は誰でしたっけ?」という質問があったようだ。

 部長はIさんの名前見ても全然誰だかわからなかったので、知ってそうな人に片っ端から声かけていたらしい。

 私は「あの人でしょ?」とすぐにわかったのだが、K嬢もけっこう覚えており、「退職する間際は、私がいた部署の隣の部署にいたよ」と、過去の記憶を蘇られていたのである。

 ふーん、しかし、私と同じ年くらいの人だったが(部長もしばらくして「何度か話したことあった」と思い出し、「そうだ、同い年生まれだったけど、学年一つ下だったからミヤノさんと一緒だ」と言っていた)、そっか、心を病んでましたか・・・・辞めた時には普通に元気そうだったんだけどな。

 ちょっと変わった人で、よく私やM嬢のところにトイレに行くついでにやってきて、自分の話したいことをダーっと話していたっけ。
 なので、よく雑談は交わしたが、彼女の仕事ぶりなどはわからなかったが、子会社に配属される女性社員は「やっかい払い」的な気配が濃厚なので、彼女もそういう窓際族らしいことはわかっていたが、やっぱし干されてるのは面白くなかったようで、あっさり退職してしまったのだと思っていた。

 はあ、しかし、あの彼女がセクハラだのモラハラだのって言ってるんだ・・・・
 ジム通いが趣味で、かなり身体能力高そうな女性だったので、セクハラの対象にはなりそうにもなかったし、モラハラって言っても、当時の直属の上司なんて、ほとんどその部署にいなかったので、どっちかというと「放置プレイ」だったはずである。

 でも、そういう状況は辛かったんだろうね。支店で一日放置されただけでも、今日は肩バリバリに凝っていた私には少しだけわかる。
 そうだ、彼女とよく雑談するきっかけになった出来事を今でもよく覚えている。
 当時、彼女が在籍していた親会社の部署は子会社のワンフロアにあって、私がそこに用事があって、でも誰に聞いていいのかわからなかったので、よく会議室の予約を頼まれていた「不思議ちゃん」に「あのー、この件でお客さんから問い合わせがあったんですが」と言うと「え?私?なんで私なの?」と見事にキョドられて、あれで、あの子が「本当に不思議ちゃんなんだ」と確認したのだが、その子は今でも、子会社のうちで健在ですが、私が「うわ、この子、ヤバとは思っていたけど、マジやべえ」と戸惑っていたら、「どうしたの?」と助け舟を出してくれたのがそのIさんだったのである。

 他の人は、「触れてはいけないもの」に触れてしまった私を見て見ぬふりだったのに、Iさんだけが状況を察して、助けてくれたのだ。
 その恩があったので、Iさんが時々、自分の話したいことだけをダーーーーーーーっと数分間話して「じゃ」と去っていくのも別に迷惑でもなかったし、「ちょっと変わった人だけど、他人と喋りたいんだろうな」って受け入れていた。

 なので、そのIさんが「あらら、おビョーキなんですね」と知って、けっこうがっかりしております。同世代だし。なんか、友人M嬢が発症した時のがっかり、みたいに。

 M嬢からは、相変わらずポツポツとメールが来るが、先日は「ローマ字変換にどうすればなるのか?」ってメールが来て「はあ・・・・」
 そんなの、他人に聞くような人じゃなかったのに。
 がっかりしつつも「こうすればいいよ」と返事したら「ありがとう。さっきまで出来なかったのに、急に出来た」とお礼のメールが来たが、その中で「HIROSHIMAのマエケンが」どうのこうのと書いてあり「なぜ、HIROSHIMA?」と思ったのだが、その次に来たメールは「パソコンがなんか変」と全部ローマ字でした。超読みにくい!

 なんなんでしょうね?薬で頭がボーっとしているのでしょうか?
 今の友人Mの関心は「マー君がメジャー行くの楽しみ」らしく、「いや、それ、来年以降にポスティングの可能性がって話だし・・・今年ちゃんと活躍できるのか心配しろよ、つーか、まずWBCが心配だよ」と私は思うのだが、M嬢はそういう客観的なこと考えられる状態ではないらしいことが微かにわかる程度です。
 相変わらず、友人Mの現在の状況はさっぱりわからないが、それがわかったからって私に何か出来るわけでもないので、「メジャーに行っちゃうと試合をテレビで見られないからなあ私は」と返事したら「私なんてニュースで結果見るだけだし」と、そうだね、どーせ見られないのは一緒なら、メジャーで活躍してもらったほうがいいかもね。

●部長の素朴な疑問

 部長のお母様は、元々パーキンソン病で通院していたが、年末に「これは、なんだか違うぞ?」と病院に連れていったら、軽い脳梗塞だったようで、しばらく入院してました。
 そんで、部長が「軽いボケも入ってるのかなあ?」と言うので「どういうところが?」って聞いてみたら、医者が毎朝の回診で「今日は何日ですか?」と必ず聞くようで、その度にお母様は「わわわ、わからない!」とパニックになるようなのです。

 えーっと・・・・・・

 これ、言うと部長が不機嫌になりそうだが、「なんでもその場で言わないと気が済まない」私はつい言ってしまいました。
 「ああ、じゃあ、私がそのお母様に教えてあげたいですね。お宅の息子さんなんて、毎日部下に今日の日付や曜日を聞いてますよって」
 部長「・・・・・・・・・・」

 ほんと、部長は「今日の日付と曜日」が苦手なんである。そんなもん、会社の予定表の「今日」の欄見ればいいだけだし、電話機にも日付と時間が表記されてるので、みんなそういうのを見て「今日は何日だ」って確認するのに、部長だけはそういうので確認する手間を惜しんでいるのか、いつも聞いてくるのである。しかも「今日って水曜日だっけ?」「違います、木曜日です」みたいに、なぜかたいてい間違っている。

 ところが、母親が毎日の医師の質問に慌てている様子を見て、部長は母親に「病室にはカレンダーも無いし、新聞も読んでないのに、今日の日付なんかわかるわけないだろう!」と説教したらしい。
 そしたら、お母さんが翌日、そう先生に口答えしたらしく、先生が「まあ、それもそうですね」と納得されたらしい。

 部長いわく「でも、なんで医者はああして毎日、今日の日付を聞いているのだろう?」

 私「たしかに、テレビドラマとかでもそうしてますけど、なんか、そういうマニュアルなんですかね?」

 そんで、確かに、今の自分は仕事で必要だから、日付は毎日確認しているが、そうじゃなければ日付や曜日をすぐに忘れると思うな。好きなテレビ番組があれば曜日はなんとかついていくと思うが(ゴミ出しなどもあるし)、日付なんてほんと一番先にどーでもよくなりそう。

 もしかしたら、医者が患者に日付聞くのは、単なる会話のきっかけというか、「日付聞かれても即答できない時の反応」を見ているのかもしれないし。部長のお母さんも「ええと、入院してから2週間くらい経ったから・・・・」と考えていたようで、そういう返事だったら「まあまあ上々」という判断になるのかね?

 で、部長のお母様は無事退院して、今後は介護の準備でケア・マネージャーに相談することになるらしいが、今日になってマスオさんのお父様が入院なさったらしく、「はあ、ほんと、親には元気でいてもらなわないと困るわねえ」状態。

 マスオさんのお父様は「病院嫌いの我慢強い人」らしく、前にも胃潰瘍だか十二指腸潰瘍を悪化させて緊急入院して検査したら「自然治癒した痕跡が数箇所あった」そうで、救急車で運ばれるくらいに悪化するまで我慢しちゃっていたようだが、今回も多分どっかに出血があったらしく「極度の貧血による軽い心不全」で入院したらしい。

 エビワカちゃんの義父も、胃が悪そうなのを我慢しまくって、とうとう夜中に激痛で救急搬送されたそうで「救急車の世話になるほうが迷惑ですよね?」と嘆いていたが(医者が「よくここまで我慢しましたね」と驚くほどの立派な胃潰瘍だったらしい)、病院嫌いの私としては「ああ、気をつけないと」と思いました。そのオヤジ達の気持ちはよくわかります。「このくらい大したことない」「病院に行くほどではない」「病院に行ったほうがビョーキになる」って思うんですよね。

 世の中には「ちょっとのこと」で医者に行く人も多いけど、私もそういう人のことは「医療費の無駄使い」と思ってしまいますが、救急搬送される方が、税金の無駄使いになりそうなので、いろいろ難しいものですね。


1月14日(月)

 わーお、雪だよ。

 数日前の天気予報では「雨」の予報だったので「たまには雨降ってほしいが、何も成人式じゃなくてもねえ?」って思っていたが、雪になってしまうとわ・・・・新成人の皆さん、ご苦労様でございます。
 昨日なんて、あんなに晴れてて、けっこう暖かかったくらいなのにねえ。

 さて、今日はまた支店の応援に行ったのだが、昼頃になっても誰もお弁当を食べていなかったので「そのうち交代で休憩するのだろうか?」と思いつつも、私が担当した機材がトラブっていたこともあり、それを治すのに必死だったので、そのプレッシャーでお腹空かなかったので「まあ、いいや」と黙っていたのだが、夕方4時になって、私の仕事が終わっても誰も構ってくれなかったので支店長に「そろそろ失礼してもよろしいでしょうか?」って確認してみたら「ああ、じゃあ、ご飯食べてってよ!」

 9時から働いているのに、昼食が4時過ぎって、どんだけブラック企業なのよ?

 しかし、数人いる学生バイトさんたちも、私が食べ終わった頃に仕事を終えて、当たり前のように弁当を食べていたので、その支店では「フツーのこと」らしい。

 それがわかっているから、朝はしっかり食べて来ているのかもしれないけど・・・・

 しかし、いろんな支店に応援に行くと、当たり前であるが支店スタッフにも私に気配りが出来る人と全く出来ない人がおり、いや別に私に気を使ってほしいと思っているわけでもないのだが、「子会社からの応援社員は、支店の動線が全くわかってない」ということをわかってくれればいいだけなのだが、そういう想像力働かない人相手だと、ほんとやり難いのだ。

 例えば、私は書類が届いた順に処理しようとするが、「こっちが先」という優先順位があったらしく、「あー、そっち先にやってください!」って大声で指示されたが、そんなの新参者にはわからないし・・・・

 処理済みの書類をどこに置いていいのかもわからなかったので、テキトーに置いておいたら「あの書類は?」ってみんなに聞かれたので、「だったら、いつもならどうしてるのか指示してくれればいいのに」と思ったが、誰もそういう事は言ってくれなかったので、次の処理の時に「前の書類はこちらです」って指し示したら、それでいいみたいだったけど・・・・

 他のことでも、スタッフが席を離れている時に、お客さんが「これはどうすれば?」って言ってきても、こっちもシドロモドロなんだが、せめて基本的な対応だけでも教えてもらえれば、私でも最低限の対応ができると思うのだが、そういうつもりは無いようで、私が困るだけなら別にいいが、客に不信感与えるじゃんかよ。

 まあ、どこの支店でもそういう所はあるが、臨時手伝い要員をもっと上手く使えばいいのになあ。

 今日も、「場所がわからない」という客から電話があって、支店長自らが外に迎えに言ったのは「私じゃ、客の顔わからないからなあ」と「私が行きます」と言いかけても思いとどまったが、その客が支店長とすれ違いでちゃんと着いたので、支店スタッフが支店長を外に呼びに行った時には「あ、私が・・・」と追いかけたのだが、間に合わなかった。

 その間に客は来るわ、電話は鳴るわで、私じゃ対応できないよのお。

 支店長を呼び戻すくらい「何もやることねー」って突っ立てる私にお願いしてくれればいいのに。

 そんで、今回も別にバイトの人数は足りてるみたいだったし、私いなくてもよかったんじゃね?って気持ちは拭えない。
 「気持ちの問題」として子会社から応援に行っているようなのだが、前にも部長が「若手があの仕事を『自分がやるべき仕事ではないのか?』って査定シートでボヤいている」と嘆いていたが、ボヤきたくもなりますよ。だって、本当に必要とされてるとは思えないから。
 ただ、バイトも体調不良でドタキャンするかもしれないので予備人員として要請されて、極上の放置プレイされるので精神的に辛いし、「ああ、この一日の応援のために、また今週はサービス残業するのか」って気持ちにもなりますし。

 なんかね「気持ち」じゃなくて、ちゃんとマネージメントしようよ、って思うのです。
 予備人員入れるのなら、ちゃんと交代で休憩とればいいし、簡単な仕事なら予備人員にもきちんと説明してやってもらえば、スタッフの皆さんがもっとラクに仕事できると思うんだけどな。

 子会社のうちもそういうところあるけど、「気合だ!気合だ!」でやろうとするので、「ちゃんと社員の休みや休憩を調整しないと、気合だけの体力勝負じゃ長続きしないし、いいパフォーマンス出ないじゃん?」って思うのだが、なんかそういうことほとんど理解してもられないし、「ラクしたいだけ」と思われちゃうのかな?

 いつも思うが「ああ、日本はこうやって太平洋戦争で負けたのだな」
 結果よりも「気合だ!」が重要らしいです。

 ああ、でもうちの親会社の商売は客に「結果」を出してもらうために、こういうスケジュール組んで・・・・っていうことをとても丁寧にやってるのが売りなのに、それを支える社員には結果よりも気合を要求しているのでしょうか?

 いや、現場の社員はほんとうに頑張って仕事しているのがわかるだけに、「もうちょっと、余裕持って仕事させてやりたいなあ」って思うだけです。
 でも、私じゃ、ほんとに役立たずで、申し訳ないのですが、でも、たぶん、私が請け負う仕事はちょびっとだけだが、あのちょびっとの負担が減るだけでもいいのだろう。と、自分に言い聞かせるしかありません。

1月11日(金)

 教師の体罰が問題になってる。

 それはいいんだけど、これだけマスコミが盛り上がっているのは、体罰を受けた生徒が自殺したから?

 前にもイジメによる自殺で盛り上がっていたけど、そりゃ、いじめや体罰は良くないが、それがこんだけの話題になるのは「被害者の自殺」っていうのが、ちょっと、なんか・・・・

 問題提起したければ、命を賭けてやれ!っていうのが修辞になってないというかなんというか・・・・

 まあ、ワタクシも思春期の頃、教師や友人のことで相当頭にキタときには「死んでやろうか?」って思ったこと何度かありましたので、自殺が自分に出来る最大の攻撃と思う気持ちもなんとなくわかる。(18歳以降でそんなこと思ったこと一度もなかったので、あれはやはり思春期特有のモノだったのか、それとも私独自のモノだったのかはわからない)
 わかるんだけど、「ぶん殴ったろうか、こいつ」と思うのと、本当に殴るのでは大きな違いがあるだろう。

 イジメで自殺報道もそうだが、こういう報道が盛り上がっていると「そっか、その手があったか!」とフォロワーが出そうで心配してしまいます。

 ただ、いじめ自殺の時には「いじめ、絶対にダメ!」と胸を張っていたテレビの中の人達が、教師の体罰になると「愛のムチと体罰の境界線」を語りだすのが意外でした。
 たしかに、昔は体罰が許容されてたんだろうけど・・・・・
 そんで、私も心のどこかで「許される体罰もあるだろう」と思っている。らしい。

 ところが、よくよく考えてみれば、中学生以降は殴られた経験ないぞ?

 私が通った小学校は、体育教育モデル校だったため、体育教師の比率が高く、ビンタなんて日常茶飯事でした。
 さすがに、ボコボコにしたりはしなかったけど、私が高学年の頃の担任だった若い女性は、クラスの誰かが宿題を忘れると、「全員、前に並べ!」って、クラス全員をビンタ制裁してました。

 その時、私が学習したことは「並ぶときには先生に一番近い所」ということでした。一発目って手加減するので、あんま痛くなかったのです。二人目、三人目になると勢いが出てきて、けっこう痛そうだった。そんで、途中で先生も疲れてくるのですが、それを狙った後ろの方に並んだ生徒に得させてはいかんと思うのか、途中を飛ばして、いきなり後方にやってくるので、後ろのほうに並ぶのも上手いやり方ではありませんでした。

 そういう小学生時代を送ったので、体罰をする教師をすっかり見下していたのですが、「体罰は絶対にダメだ」とも思ってないのはどうしてでしょうか?

 たぶん、テレビ・ドラマの影響でしょうね。ビシっ!バシっ!「せんせー・・・・、オレ・・・・間違ってたよ・・・」みたいな。

 というわけで、「殴る教師」は特攻隊みたいなビミョーな扱いになっているのかも、心の中で。
 特攻隊を美化したくもないが、否定しちゃうと、若い命が散った事実も否定しちゃいそうになるので、ほんと扱いが難しいのと同じで、教師の暴力も「あってはいけないことだが、そこから美しい物語が生まれることもある」ってことにしてしまうようだ。

 というわけで、テレビの中の人達が「自分が学生のころは、けっこう体罰当たり前だったし」とか「愛のムチとも言えなくもない場合もある」とか「一発のビンタくらいだったらしょうがないけど、何発も殴ったらそれは暴力だ」とか、「いじめ」や「麻薬」みたいに「絶対ダメ!」と言いづらいらしい様子が興味深かったが、私が「ああ、そういうことか」と思ったのは、同時進行していた「六本木クラブ襲撃事件」で、元暴走族のリーダーが逮捕だか、逮捕状が出されたとかいうニュースを観た時である。

 体罰で生徒を育てる教師を容認するのは、暴走族のリーダーを「カリスマ性のある人」と認めるのと同じなんだろうなあ。

 まあ、ただ、人間も少し前はサルだったので、ケンカに強いボスが本当のボスっていう気持ちはけっこう残っているようなので、いくら「教師の体罰は禁止」という法律があっても、「多少の体罰は仕方ない」という不文律の前に形骸化しているようだ。

 こういうのは、「痴漢は犯罪です」と同じく、少し前までは「それくらい、いーじゃん」で済んでいたことが、いつの間にか「その疑いをかけられただけでも人生もう終わりだ」くらいの、重罪になったくらいのパラダイムシフトが起こらないとね?

 ただ、私が思うに、みんな他人に対しては「責任者は何やってたんだ!」とか言うけど、自分の身近で「それは間違ってる!」ってことをちゃんと「これはダメだ、絶対ダメ!」って言えてます?

 私は「こんなの犯罪ですよ!」って言ってるんですが、言っても聞いてくれないし、自分の命投げ出しても阻止したいほどの「いけないこと」でもないので、泣き寝入りしてますが、今日もそういう「ちょい悪」な案件があって、その書類を持ってきた下っ端社員が「これって、これでいいんですか?」って自信なさそうでしたので、私がきっぱり「ダメです。下手すれば業務上横領です」と言ったら「そうなんですか?」

 若い子にはビシっと言っておこうと思って(それを指示した老人にはいくら言っても聞いてもらえなかった)「はははっ、これを見逃している私も、体罰教師を見逃しているのと同じですよ。知ってて、阻止できないんですもん」と言ってみたら、若い子は怯えてましたが、「上司の命令だから」ってイケないことをやる人にもそれなりに罪はあります。私だってそうです。それを阻止できなかった罪がある。

 いや、べつに脱税行為しているわけでもないので、極悪でもないのだが、どーも、その件でのお金の流れは、世間に胸はって言えるようなものでもなく、私に直接「こういう処理してもいい?」って聞いてもらえれば、胸はって「NO!」と言ったのだが、責任者もバカじゃないから、わかっているらしく、間に「上には絶対に逆らわない几帳面な子」を立てたので、その子相手にいくら「ダメです!」と言っても「どうしたら、ダメじゃなくなるのでしょう?」と質問されて、私が抜け道探してあげちゃったのである。

 そしたら「ミヤノさんがこれでいいって言った」みたいな雰囲気になり、その次も「こうすれば良かったんでしたっけ?」と質問されたので「それは私の知らないところでやってください!!!!!!!」

 そもそも現場では、悪いことしているって意識ないのね。
 私がいくら「生徒を殴っちゃダメなんだって!」って言っても「じゃあ、どうすればいいですか?」って感じで、私が「生徒にこんなの大したことないよ、っていう念書もらってきてください」って言ったら「ああ、そういう書類もらえば、殴っても大丈夫なんですね?」って大丈夫じゃねーよ!!!!

 それをどーすることもできない自分は、「テレビの中で吊るしあげられてる人」を見ると「ああ、君も大変でしたね」と思うのだが、「ああいう管理職を許せない」という人は「被害にあった生徒は自殺したのだから、おめーらも死ね」とか思うのかもしれないけど、そういう発想がまさに体罰なわけで、いろいろループしててややこしいと思う今日この頃であった。


1月9日(水)

 やはり、酒抜いてみたら体調良くなりました(笑)

 その代わり、寝付きが超悪いんだけど、睡眠時間が短いわりに朝はすっきり目が覚めるので、飲み過ぎというかアル中の自分にトホホです。

 さて、先日、部長が部内回覧の書類を回してきた。
 内容は、去年も回ってきた、叔父会社会長(創業者)の「年始所信表明」みたいなやつ。
 去年のは「オレの名言集」みたいな小冊子になっていたが、今年は簡素に「今年に向けてのオレ流提言」のペラだった。
 その会長は、ハマコーみたいな感じの人である。交流関係も広いし、喋りも上手い。いや、喋りっていうのか、スピーチっていうのか、マイク持って喋らせるとけっこうインパクトのある話術がある。

 その会長が書いた「オレ流提言」を読んでびっくりしてしまった。
 つーか、真っ先に部長に確認しに行った。
 「これって、このまま社員に見せていいんですか?日本語相当間違ってますけど?」

 だって「日本の若者全員に英語が話せてほしい」みたいな(原文忘れたがそんな感じだった)、流れで意味はわかるけど、「ん?あれ?」と戸惑うような文章が並んでいたのだ。
 ちなみに英語云々はおまけみたいなもので、その会長は最近、英会話教材に関心が高いのである。
 前にも「いいのがあるんで、ぜひそっち(うちの会社で)プレゼンしたい」と言って来たので「何、持ってくるんだろう?」と不安と期待が高まったが、それは「音声翻訳機」であった。今だと、ケータイでも搭載してるみたいですね。ヒロスエが外人と言い合いしているCMやってる。

 私はそのプレゼンに同席しなかったが、隣の会議室でやっていたので音は聞こえてきたので、会長が「お薦めはなんですか!」と翻訳機にガナると「ワッツ リコメンディッ?」(スペルに自信が無いのでカタカナ表記)と翻訳機が喋っていた。

 「ほーら、凄いだろ」と会長は次々とセリフをガナっていた。

 「試着してもいいですか?」「ケナイ トライ イット?」(だったっけ?)
 「他の色はありますか?」「ドゥユ ハブ アナザ カラー?」(だったっけ?)

 その様子を傍受していた私は思った。
 「そのくらい、頑張って自分で英語で話そうよ・・・・」

 まあ、60代半ばのお金持ちのオッサンがゴルフしにグアムやハワイに行くと、食事や買い物で困るのかもしれないけど「日本語のメニューはありますか?」くらい覚えようよー。

 でも、うちは別に英語教材を販売しているわけでもないので、後で「会長はアレでいったい何をしたいのだろうか?」とうちの社員が困っていたが、たぶん「これは凄い!」とオモチャを自慢しに来ただけでは?という結論になった。

 しかし、今回の「提案」でわかったのだが、どうやら会長は一部の顧客への粗品に簡易な「ネイティブ発音が学べるキット」を配っているようで、「それを全員に配って、もっと日本人に英語が話してほしい」(←あ、こっちの表記だったのかも)という夢を持っているようだ。

 他人の英語心配する前に、自分の日本語の心配したほうが・・・・・

 どうやら、話すのは得意な人だが、文章はそのままの勢いで書いてしまうようで、とにかく読みにくかった。って私も全然他人事じゃないんですけど、でも、社員達に発信するのなら、軽くチェックしてもらえばいいのに・・・・・

 そっか、今気がついたが、ワンマン経営者だから、部下の誰もそんなツッコミできないよな。それに「そういう個性の人だから」っていう受け入れられ方しているのかね?

 たしかに推敲を重ねた文章ではなく、箇条書きだし、勢いは感じるのかもしれない。

 しかし、文法的にも内容的にもツッコミどころ満載で・・・・・・ネットに晒してみたら炎上しそうだ(笑)

 さて、仕事の方は正月休み明けの山は超えて、今週末の三連休を乗り切れば(月曜日は他部署のお手伝い)一息つけるかなあ。


1月7日(月)

 うーん、また微妙に体調が悪い。

 仕事が押していてプレッシャーがかかっているのと、年末年始に食っちゃ寝というか、飲んで食っちゃ寝を繰り返したので内臓というか主に肝臓が疲れているのと、また微妙にホルモンバランスが狂っているらしいのが混合のようです。

 今日なんて、朝から視界が暗くてさ・・・・

 寒いから寒冷鬱も合わさっているようです。

 まあ、ここ数年、こういう軽い鬱状態は何度か経験しているので「あー、また脳内麻薬物質の分泌が少なくなってるのねえ」と、それが本当なのかは知りませんが、体力の低下と共に精神力も落ちてくるのは本当だと思う。

 何度も書いているが、中年太りの進行と似たところがあり「わーん、また太った」としばらく違和感を覚えて嘆き悲しむが、そのうち太っている自分に慣れてくる。
 そんで、しばらくすると「わーん、さらにまた太った」と嘆き悲しむが、またしばらくすると慣れてしまうように、精神力の低下っていうか「わーん、あんまし人生が楽しくない」って気分にもそのうち慣れるようだ。慣れなかったら、ダークサイドに落ちるのかもしれないけど。

 先日、お散歩中にコーヒー屋で休憩しようとしたら、レジ係のバイトの兄さんが背の高い男の子で、「あーら、注文するのに見上げてしまうわ」と思っていたのだが、その彼がつり銭を渡すときに私の手の平をキュっとしたので「ええええええ?」とびっくり。

 あれって接客業バイトのマニュアルなのかどうか知らないけど、世の男性は、若い女性店員にあれをやられると「わかっていても、なんだか勘違いしてしまいそうになる」そうだが、私は自分が女性だからなのか、たまにキュっとやられても「ああ、はい・・・・お仕事ご苦労様です」としか思わなかったが、この寒空の下で「はあ、なんだか最近ユーウツ」って気分の時に長身で痩せてて前髪が顔を半分隠している「ああ、こういう子、自分が10代後半の時はめっちゃ好きだった」という若い男子にキュっされて、ドキっとしてしまいました。

 いや、「やーだ、もおおおおお」って気分じゃなくて「あら?やだ、私ったら、よほどくたびれた風情だったので、この若い男子に『元気出してください、おばさん』って思われたのかしら?」って(笑)

 いや、だってもう、20歳くらいの男子なんて、マジ息子くらいの年齢なんで、「この人、うちのお母さんに雰囲気が似てる」と思われたのかもしれないし・・・・・

 って書いててアホらしくなってきたが、私のプチ鬱期ってこんなもんのようです。

 1月いっぱいは、納期に追われてどっぴんしゃんなので、しばらく低空飛行することでしょう。

 あ、でもね、今日は同僚M嬢がもっと低空飛行していて、雰囲気暗いは、私に「この書類を差し替えね」というお願いをしてきたのだが、そんな単純なことなのに、彼女が言ってる意味がわからなくて3分くらい二人で押し問答になってしまったのだが、あっちのほうが重症っぽいな。って、もしかしたら向こうも「今日のミヤノさん、なんか話が通じないな」って思っていたかもしれないけど。

 もっと若手のエビワカちゃんとマスオさんも、今日はある仕事の入力とチェック作業をしていたのだが、二人で「あれ?あれって前回はどうしてたんだっけ?」と見事にボケあっており、正月明けなんて、みんなこうなのかもしれない。

 そうだ、そうだ。
 ヤル気満々のマグロの初競りとか、猪瀬都知事の「オリンピックぜってー東京でやるぜ!」なスピーチの方が「変」なんだよ、きっと。

 そうそう、昨日は大河ドラマの初回を観てみましたが、イマイチだったかな?
 今回の話も「一般的に知名度が無い話」なので、まず幕末の会津藩というのがどういう立ち位置だったのかという説明をしなくてはならず、「お約束事」が利用できないと、堅苦しくなってしまうようだ。

 あと、「女子だけど、鉄砲やりたい」っていうのが、わかっていたけどやっぱし違和感。
 剣道とか弓道だったら、当時でもスポーツ的な意味があったと思うが鉄砲はやっぱし殺戮兵器ですからねえ。なので、もっと鉄砲術をスポーツ的な武術として強調して始めたほうが違和感なかったのかも。

 ただ、前回の平清盛の低調ぶりがリバウンドしたようで、数字はとれたらしいですけど、私は途中からビフォーアフターを観てしまいました。

1月5日(土)

 今日が年明け初出勤。

 なんと、総務部の正社員は全員出勤していました。変な会社(笑)

 しかし、部長とマスオさんは今期の収支予想を詰めていましたが、やっぱ今年も業績はイマイチのようです。
 マスオさんの業績予想は「デスノート」と呼ばれていて、けっこう慎重に下方予想をしているのですが、それがここ数年、ほぼドンピシャなのです。
 うちの親会社の業態って、ディアゴスティーニでしたっけ?よくテレビで宣伝している「毎号買うと、戦艦ヤマトのプラモが完成する」っていう雑誌みたいなもので、初号の売上部数で後の売上はほぼ予想がついてしまうのと同じなので、今の時期の数字がわかると、たいだい予想できちゃうので、マスオさんがそのコツを掴んで予想精度が上がってきてるだけなんですけどね。

 しかし、世間のニュースでは大発会でいい数字出たとか、円高が進んでいるとかで「よーし、このままだと、今年は景気よくなるのか・・・・も?」とイケイケムードなのに、我が社を取り巻く情勢にそういう期待はできない状況のようです。まあ、ホントに景気良くなれば、自然と売上も上がるのかもしれませんが・・・・

 部長とマスオさんが、あまりにもしんみりと「今年も厳しいなあ」と話していたので、私が丁度届いた夕刊の一面を部長に見せてみました。

 「ほら!初競りのマグロが1億5千万円ですよ!!!!!」

 昼前にそのニュースに気がついていたので、まだ部長が出勤してなかったから、総務部の皆で「すげーwww」って雑談していたのです。

 このニュースって外国ではどう報道されるんですかね?「世界のおバカニュース」扱いかな、やっぱ。
 それよりも、その夕刊では「広告目的だという批判の声も」って見出しもありましたが、こんなの広告目的に決まってんじゃん。
 去年も一昨年も、落札した寿司屋のことはテレビで大々的に取り上げられていたので、「5千万円で、こんだけメディアに取り上げられれば、すごい費用対効果高いじゃん」って思いましたもん。

 だからこそ、今年は、多くの業者が競り合ったので、去年の3倍の値段になってしまったのでしょう。競りの様子を放送してくれないかなあ。でも、サザビーのオークションとか代理人が電話でやりとりしていてけっこう地味だしなあ。

 というわけで、景気悪い話にハマっていた部長に「これ見て、元気出してください、というか、アホらしさに苦笑してください」という意図で見せたのですが、部長ったら・・・・

 「よし!みんな、こんなところで座って仕事してないで、魚釣りに行こう!」

 言いそうだとは予想してましたが、やっぱし(笑)


1月3日(木)

 大晦日に日記書かずに帰省(都内ですが)してしまいました。

 というわけで、あけましておめでとうございます、日記さん。

 帰省メモ。

 ・妹は、子育て優先のため、テレビも子供番組以外はほとんど観てないし、ネット閲覧にも時間がとれないため、鉄拳の大ブレークを知らなかった。(旦那に「なんで教えてくれなかったの?」と文句言ってました)

 ・母も妹も、ミッツ・マングローブが徳光の甥であることを知らなかった。(母に至っては「違うわよ、徳光さんの親戚はあの太った人よ!」と反論してきたので「それは、マツコ・デラックス!!!」と紅白観ながら不毛な激論が展開した)
 父は私らがマツコだ、ミッツだと論争していても黙っていたので、そもそも何の話をしているのかわかってなかったのだと思う。

 ・妹が「私、福山雅治が苦手なんだけど、おねーちゃんは?」と聞いてきたので「私も苦手」という会話になり「遺伝的なものなんだろうか?」と真剣に討議してみた。妹は「顔も声もダメ」と言っていたが、私は「顔だけなら好きなんだけど、声が苦手」そして、似たような「一般的に人気が高いけど、私はそれほどじゃない」の例としてフミヤを挙げてみたが、チェッカーズが大人気だった時代には妹もまだ幼かったので「あれは、周囲のノリに合わせて、なんとなくオッケーだった」そうです。

 今年の正月は、弟一家の娘の一人が水疱瘡に罹っていたので欠席だった。なので、主役は甥っ子T君だったのだが、母と妹の「育児理論対決」が不毛で・・・・

 妹がT君を「鉄ちゃん」にしようと無理強いしていると母は面白くないらしい。
 私が「電車好きにしても、別に害ないじゃん」と聞き流していると「でも、電車ばかりじゃよくないと思う。私はバスや消防車など、幅広くTちゃんに教えている」と反論するが、まだ2歳にもならない子に「バランス良く、乗り物のことを教える」べきなのかどうか、どうでもいいじゃん?

 T君、食が細いようで、妹は散歩しながらも、時々パンを与えていて「おやつじゃなくて捕食」と主張するが、母は「おやつばかりあげてるから、食事をあまり食べないんだ!」と主張。双方の理屈を丁寧に説明されるが(片方が不在の時に)、私は何がいいのかよくわからないので、私を味方につけようとするのはやめてほしい。

 妹は、妹の旦那が年末に一人で帰省して、地元の仲間と遊びまくり、大晦日に東京に戻ると年越しライブに行って年末年始を独身気分でエンジョイしていたのが面白くなかったようで、ずっと文句言っていた。
 しかし、実家で父と母がくだらないことでケンカしていると「私だったら、旦那がこんなだったら許さない。ちゃんと躾ける」と言うけど、あんたの旦那もあんたの父親も素直に言うこと聞かないのは一緒である。
 そして、妹の旦那が昼寝している時に、母が夕飯を出すと、父が真っ先に食べようとしたので、母が「Mちゃん(ムコ殿)が寝てるのに、なんでお客様を差し置いて、お父さんが食べちゃうの?」と激怒するが、私と妹で「お父さんは出された食事は何も考えずに食べるんだから、出すお母さんが悪い!」と母に説教。

 そして、妹一家が帰った後、母が「あの子は息子の食事にはあんなに神経尖らせているのに、旦那が大食いなのは何にも言わなくて、あれじゃ早死するんじゃないかと心配で・・・」って、でも、その母だって、Mちゃんの「肉大好き!すき焼きの味は超濃い目」を生暖かく見逃していたのに・・・・

 結論:なんだか知らんが、みんなスゲーわがまま。

 母はまた、大学駅伝で日大の黒人選手が超ごぼう抜きしていたのに怒っていたので、私は「アフリカから逸材スカウトしてきて日本で育ててマラソンのメダリストにすればいいじゃん」と反論するが「日本国籍取得しないと意味がない」と反論され、私はまた「だって、ワンジルは日本国籍じゃなかったけど、仙台育英出身だったんだから、それでいいじゃん!」と主張してみたけど、母と妹の共感は今年も得られなかった。

 今年は弟がいなかったので、わがまま持論披露大会はおとなしめでした。

 いつもだと、母と妹の「なんで、こーなのよ!」な激論に弟が「そーじゃなくて!」と屁理屈語りまくりが五月蝿いのですが、弟がいなかったので、代わりに私が「だから、駅伝っていうのは個人競技じゃなくてチーム競技なので」と解説していたので疲れました。

 まあ、みんな元気そうでなによりです。

 今年こそ、どうやら実家がリフォームだか新築するかで具体的に動きそうなので、また、しばらくドタバタしそうです。

 家族と一緒にいると楽しいけど疲れます。

 でも、こうして、自己主張の強い一族が(母と妹がメインで、私が中間、父とムコ殿のは面倒だから穏やかにスルーというか、叱られ役に甘んじている)ワーワー言っているのが「幸せ」っていうことなんでしょうね。

 母が父に「だから、おとーさんは!!!!」とケンカ売っていたので、「あのさー」と酔っ払っていたので、一言言ってしまいました。
 おかーさんは、私が子供だった時、弟や妹とケンカしていると「兄弟げんかは戦争の始まり」って言っていたのに、自分だってこうして旦那を攻撃しているし、実の兄とは冷戦状態だし、ケンカばっかしてるじゃん。それって、どうなのよ?

 母はツーンと「だって、お父さんが・・・・」と言うが、イスラエルだって、パレスチナだって、そんなもんなんでしょーよ!

 結論:人類はケンカや戦争が大好きである。

 で、母は自覚しているが「友人と旅行すると、すぐケンカになっちゃうから、お父さんと旅行するのが一番楽しい」そうで、父は母がギャースカ言っても面倒だから黙っているだけなんだが、妹と行動しているとすぐ激しい論戦になって、たまに言い負かされたりするからねえ。

 で、もう何年も前から「ミヤノはいつ休みとれるの?」と、父似の私を子分にして旅行してみたいようだが、私がのらりくらりと逃げているのです。「今年の休暇は2月にとるけど、もう沖縄予約した」と私が本当のこと言って逃げたら「沖縄、おもしろいの?」
 沖縄が面白ろいのかどうか、わからないけど、「私、プロ野球見に行くだけだから」と説明すると「はあ?」と呆れられたが、ええ、お母さんが娘の教育に失敗したんでしょうね。孫の鉄オタ邁進は阻止しようと頑張ってますが、娘の野球オタ邁進はいつ、どこでこうなってしまったのか?

 ええ、ですから、まだ両親が元気なうちは、お互いの自己責任において、夫婦仲良く遊んでいてくださいって。どっちかが、先にくたばったら、親不孝娘もちょっと考えますから。

 軽く書くつもりが長々書いてしまいましたが、まあ、今年もこんな感じでテキトーに日記さんにストレス発散させていただきます。



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