可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

1月31日(火)

 テレビ観てると、「政府はけしからん」「東電はけしからん」は相変らずですね。
 まあ、それがマスコミの仕事なんだろうけど、さ。

 でも「ちゃんとした根拠を説明しないまま消費税値上げはけしからん」とか「その前に議員定数削減とか、ちゃんとやれ」とか東電に対しても「値上げする前に、経営合理化しろ」ってガナっているのを聴いているうちに、「批判ばかりしてないで、もっと合理的な案でも出してみろよ」という気分になってきた。

 要するに「だったらお前がやれ」ということである。

 そりゃ私だって、会社で私に迷惑かけるバカ社員のことはケチョンケチョンに批判するけど、でも「だったらお前がやれ」と言われても無理なので、じっと我慢しているのである。そりゃ、私に人事権を与えてもらえたら、もう少しなんとかするかもしれないけど、うちの会社の場合には、優秀な人材採るのは難しいから、結局は「現状の戦力」でなんとかするしかないわけで、もう私の知らないところで育ってしまったバカ社員は今さらどーしーよーもないけど、せめて若手は、と思って、無意味かもしれないけどクドクドと教育的指導をしている日々なのである。

 だいたい、私が会社で「それはダメです」って言っても、誰も聞いてくれないし(笑)
 政治力の無さが大きな問題だが、自分ではどうしていいのかわからんし。

 しかも、私が「ダメでしょ、これ!」ときっぱり進言しても、上が「いや、大丈夫だろう。オレが責任とる」と言われちゃあ「ああ、そうですか」と引き下ってしまうのだが、後々それが問題になった時に、「オレの責任です。迷惑かけてすまん」ってちゃんと認めた人は一人もいなかったっけ。

 「だから、ダメだって言ったじゃーーーん!」と、その時点で騒いでも、単なる「やなヤツ」であるが、本人だって自分が失敗したとわかっているのに認められないだけだろうから、陰ながらでも自覚していただくように、そういう「傷口に塩を塗る」行為もできるだけするようにしているし、そこに至るまでに何度も何度も「だから、これダメですってば」と細かい嫌味も欠かさない。(大事なことは何度も言っておかなないと・・・・何度言っても聞いてない人は聞いてないのであるが、周囲にアピールしておくのも重要)

 で、テレビで政府批判や東電批判を拝聴しているうちに、私の中で何かか芽生えてきた。

 「そーだ、世の中を変えたいと思ったら、まず自分が何をすべきかが重要なのだ!」

 というわけで、やっとCDを整理することにしました。

 まさに足元の自分の部屋が「ねじれ国会」みたいなことになっているのをずっと放置していたのです。

 元々、本もCDも棚に収まらなくて、床に散乱していたのですが、震災の時にCD棚が一部欠損してしまったので、収納場所を失ったCDが床に放置されていました。

 本をどうにかしようとしても場所が無いし、本棚には行き場を失ったCDが食い込んでるしで、どーしよーもなかったのですが、テレビの中の人が「まず議員の定数削減だろ」とガナっているのを耳にして「ああ、耳が痛い」

 経営の合理化ですね。赤字国債削減ですね。
 そう、我が家の惨状は、国庫で言えば「予算(収納場所)よりも、支出(CDや本)が多いので、ずっと赤字なのです!」ってことで、赤字国債をビジュアル化したのが「床に積まれた本やCD」なわけです、それが「ねじれ国会」のビジュアル化として、本とCDがまさにねじれるように議決権を主張していて、まあ、でも、これでも別に普通に生活できてるんですけどね?たまに、夜中に酔っ払ってトイレに行くときに躓くくらいで。

 「雑誌に出てくるようなステキなお部屋」を良しとする人には理解不能な我が家ですが、別にこれで不自由は無いのです。まだまだその気になればスペースはあるので、このまま赤字国債を発行しまくっても、あと10年は20年は大丈夫でしょう。

 テレビで時々「想像を絶するゴミ屋敷」が紹介されますが、「ああ、こんくらいになっても意外と生きていけるもんなんだなあ」って感心しちゃったりします。
 「想像を絶するゴミ屋敷」って、ほんと凄いですよね。私みたいな若輩者は、まだ部屋の空間を「面」で捉えているので、床の動線がふさがりそうになると、さすがに何とかしますが、ゴミ屋敷上級者は部屋を「3次元」で認識するようで、床上にゴミが50センチ溜まっていても「天井がちょっと低くなった」くらいで凌いじゃうようですね。。

 豪雪地帯の道路から玄関までが、そんな感じで「ぎりぎり一人通れるだけの抜け道」があればなんとか生きていけるみたいで、我が家もあのレベルを目指すとしたら、こんなのまだまだ「東京の積雪5センチで交通網麻痺?(笑)」みたいなレベルでしょう。

 このまま放置しておけば、日本の未来みたいに「少子高齢化・・・・輸出産業も力尽き・・・・農業は壊滅・・・・・」とお先真っ暗でしょうけど、真っ暗なりに生活できる自信はあるのですが、でも、ですからテレビで「政府や東電はなんできちんと合理化しないんじゃ!」って連呼されていたので「すいません、私も少しは合理化してみます」と思ったわけです。

 前から考えていた「CDをケースからはがして、薄っぺらいシートに収納すれば、スペースは確実に三分の1に減るのでは?」っていうのをやっと実行して、日曜と月曜の休みを利用して、せっせと作業してみました。

 うわ・・・・これ、超地味な作業だが、けっこう楽しいのであっという間に100枚くらいやったけど・・・・・

 と、リストラ策は上手くいったかのように思えましたが、問題は、大問題は「不要なCDケースのゴミがえらくかさばる」ということでした。

 だいたい、このゴミは可燃物でいいのでしょうか?

 でも、合理化って痛みを伴うもんだと思って、がんばって大きめのスーパー袋6杯分くらいのCDケースをゴミに出しました。

 エコと断捨離は共存しないわね。

 あー、そうだ、我が家にはまだ、「ミヤノ家の八ッ場ダム」と呼ばれている、「アナログ時代のブラウン管テレビ」も放置されてるんだった。あれをちゃんと処分すれば、あの場所にケースを捨てたCD300枚くらい収納できるであろう。

 ほんと、不思議なもんで、狭い我が家でも「これはゴミ」というものがただ置いてあると、それはそれなりに場所をとるけど、まあなんとなくずっとここに置いておいてもいいか、って感じなのですが、いったん、きっぱりリストラして、「これはゴミ」とゴミ捨て場に置くと、まあ、なんて場所をとるのでしょう。

 東京湾の埋立地はもういっぱいいっぱいです、って、去年の「ぶらタモリ」で学習したのに、これでいいのか?

 ああ、でも私は以前から「家に物を溜めやすく、しかも捨てやすくすれば、消費が伸びるのでは?」という政策を小さな声で掲げていたのである。

 バブル時代の徒花として、狭いワンルームは今では売れ残ってしまってると思うのだが、法律替えて「一部屋あたりの広さ」とか「収納スペース」をゆったりとれば、私みたいなバカな独身貴族達は、広い収納スペースをせっせと買い物して埋めると思ったのです。

 「置く場所」が高いのであって、置く場所さえ確保されれば中身なんて大した金額じゃないのですから。

 で、捨てようと思えば、さっさと捨てられる環境も重要です。
 わーっと勢いで断捨離したら、どーせまた、わーって買い込みますから。

 ガーッと整理して、本棚に隙間ができると、何が嬉しいかって「わー、またこのスペース埋めるくらい買える」ってことですからね。

 とういわけで、しばらくCD整理に勤しみたいと思ってます。まず、ケースから外して、どのジャンルがどのくらいの分量になるか、やってみないとわからないから。
 ちゃんと試算すればわかることかもしれないけど、うちは政府でも東電でもなく、わたくしの独裁で経営しているので、マイペースな3年計画くらいでやるつもりです。

 実はちんたらとCDケース捌いてるほうが場所とるのですが、なんかこう「全部捨てちゃえ」って思うところもあるのですが、その時々で欲しいと思って買ったCDなので、それなりに愛着が・・・・

 というわけで、政府や東電の合理化と私の部屋の合理化はどっちが先に実現するでしょうかって話でした。実に、どーでもいー話ですね。


1月28日(土)

 昨日の付け足しであるが、ダルのことを良く言わなかった部長は、マー君のことは「彼はなんか男気溢れた感じがいいよね」と絶賛していたので、私は「あー、オジサンとかおじいちゃんは、みんなそう言いますよね」と思いっきり嫌味を言ってしまいましたとさ(笑)

 しかし、なんでマー君は「性格がいい」ってことになっていて、ダルは「性格が悪い」ってことになるのだろうか?

 って、上司のTK部長と、友人M嬢の「サンプル数たった2」の統計であるが、でも、マスコミの雰囲気や世間の(2ちゃんあたりの)雰囲気もそんな感じだしな。マー君の揚げ足とりたがるマスコミ報道はほとんど見たことないし。

 それよりもさ、スポーツ選手の「性格の良し悪し」なんてどーでもいーと思うんですけどね?

 そりゃ私は、昨日も書いているけど、サッカーの中田や本田のマスコミ対応が嫌いですが、でも「あいつら性格歪んでる」と思っているわけではなく、「もうちょっと、うまくやろうよ」と言うのか「マスコミ対応も仕事の内だぞお?」と思うのですが、まあ、彼らの態度はそれなりにマスコミ受けしているようだし、なによりも、本田に関してはファンからは「ビッグマウスだけど、結果もちゃんと出す」ということで支持されてるみたいですしね。

 で、今朝のテレビでは、自主トレしていたマー君がマスコミ取材に対して婚約発表の話題にも応えていたのだが、記者から「得意料理は?」って聞かれて「え?自分のですか?」なんて、はぐらかして答えていたのだが、ああいうのは好感持たれるんですかね?

 私にはダルとマー君のマスコミ対応にそんなに違いがあるように思えませんでした。
 ただ、圧倒的に違うのが「顔」だ(笑)

 親しみやすいルックスかどうかって、やっぱ重要なんですかね?

 以上、私はダルにもマー君にもあんまし興味が無いので(世間一般よりは興味あるとは思うけど「好きな選手を20名挙げろ」って言われたら二人は入らない程度に)、よくわかりませんって話でした。

 しかし、毎日寒いですねー。
 しかも、今日なんて朝から地震で大騒ぎだったし、なんか他でも震度4クラスの地震が起こったらしいし「首都圏直下型、いよいよ来るのか?」ってまた不安になってきました。

1月27日(金)

 昨日は休みだったのだが、やっと買い物に出かけました。

 ジーパンとスニーカーをやっと買いました。どっちも、もうすっかりボロボロだったのに「買うのめんどー」と放置していてもう2年くらい経過していたのであった。しかし、今年はフジロックに行く気なので、新調して今から慣らしておかないとね!(気合・気合・気合だーーーーーー!)

 スニーカーなんて張り切って2足買っちゃったよ。普通のと防水加工のと。

 そういや、三宿あたりで(大きい靴屋が池尻にあるので)遅い昼食を食べていたら、隣に座っていた大学生風の三人組がずっとプロ野球の話をしていたので、とても嬉しかった。野球場以外で野球話する若者をあまり見かけないからなあ。
 彼らは「松中ってプロテクト外れたんだよなあ」とか、けっこうマニアックな話していたので(「帆足ってあんだけの価値あるのか?」とかも)、余計に嬉しかったです。

 野球話と言えば、今日は部長が「マー君結婚しちゃった、というか結婚決まっちゃったね」と私に話題を振ってきたので、「ああ、なんかダルの離婚待ちっていう絶妙というか微妙なタイミングでwww」と答えたら、「そういうや、ダルビッシュのあの移籍会見観た?」と言うので「全部は観てないけど、ニュースのダイジェストでは」と答えたら、「ダルビッシュは、ひねくれちゃってるんだよね」と言うので、「はあ?どこが?何が?」

 日記には書きそびれていたが、私はあの会見のダイジェストを観て「はー、ダルもすっかり大人になっちゃって」と感心していたのである。
 元々、マスコミ受けというか、マスコミ操作が器用な選手ではなかったが、「お立ち台結婚会見」もそうだったが、要所要所できちんと決めるから、「苦手なりに頑張ってるな」って思っていたし、私はブログやツイッターも読んでいるから、たまにマスコミに噛み付いてるのも知っているけど、それでもマスコミを見下すという態度でもなく、てゆーか、マスコミのほうがダルのブログでのコメントをそのまま報道しているのが失笑ものであったが、そういうやりとりもすっかり定着していたので「これはまあ、こういう芸風で」と認めていたのであった。

 それに、去年の斎藤佑樹フィーバーでは、ダルは過剰なまでに斎藤くんをイジっており「頑張ってんなー」と思っていた。
 たしかに、わかりにくいのかもしれないけど、人見知りのダルにしては充分にマスコミにサービスしていたのだろうと思う。

 そう考えると移籍会見で「自分では別にメジャー志向はなかったが、なんかみんなが行けっていう空気だったし」みたいなことを言っていたけど、あれはほんとの本音なんじゃないかと思ってしまいました。いや、そこには「もう日ハムとしては、これ以上の年俸無理だし」という「本当のこと(たぶん)」は隠されているけど、様々な大人の事情を察した上で、「はいはい、そんなにメジャーメジャー言うなら、行きますよ」的なものを私は感じたのだが・・・もちろん、本人としてはメジャーでも充分通用する自信もあっただろうし、日本でやっていく上でのモチベーションというか「高い目標設定」が不可能になってきた微妙な空気もあっただろうし。

 昨シーズンなんて、マー君の沢村賞確定させるためなのか、最終登板降りたんじゃなかったっけ?(私がそう思っただけですけど)
 たぶん、ダルはそういう「ハンパに空気読んじゃう自分」にちょっと悩んだのかもしれない。それなら、最初から何も空気がわからない、てゆーか、そもそも空気が存在しないアメリカで最初からやってみたくなったのかもね。

 で、話は戻るが部長が「ダルはひねくれちゃってるんだよ」という発言であるが、私が「いや、ダルは人見知りなだけでは?」って反論したのだが「それもあるけど、彼は中学生の頃から注目されて、ちやほやされてるから、例えば『ダッシュしろー!』って練習の時にも、ちんたら走っていても許されて、とか、そういう環境でずっとやってきたから、他人を見下してるんだ」って言うのだが?

 いや、不愛想なのはしょーがないけど、他人を見下してるようには全然思えないんだけど、何を根拠にそういうこと言うのだろうと、逆に食い下がってみたら「記者の質問がわかりにくいのかもしれないけど、『え?もう一度わかりやすく言ってください』とか言っていて・・・」と言うので、私が「ああ、日ハムファンのレポ読んだけど、あれは記者の言うことが確かにしどろもどろだったので、客席からは記者に対して『がんばれー』って声援飛んでたらしいですよ?」と言ってみたら「まあ、客席はそうだったかもしれないし、ダルビッシュが記者のことが嫌いだったのかもしれないけど、あれは無いよ」って言われても、私はその映像観てないから、なんとも言えなかったのであった。

 ダルをよく知らない人が「あれは、ひねくれてる」と断言するってことは、よっぽど酷かったのかね?と思って、またユーチューブで探してみました。

 http://youtu.be/JRXnQ2_NaR4

 これ観てわかるのは、会場が札幌ドームだったので、記者の質問の音声が場内に響くので、ダルは聞き取るのにかなり神経つかってる様子なのだ。
 ただ、記者の質問の合間には顎を上げて不機嫌そうな表情をするけど、あれは「あー、苦手な時間だし」というのが素直に顔に出ているだけだし、時折貧乏ゆすりしているのを観ても「相当緊張してるなあ」というのがわかる。

 でも、これ観て「ちやほやされたから、ひねくれてるんだ」って思います?

 たしかに、ダルが「意味わからないので、もう一度お願いします」って言っている質問は、とてもわかりにくい。
 それに対して、ちゃんと質問の意図を理解しようと、一生懸命聴いているように私には思えるのだが・・・・
 
 そして、自分が理解できた質問に対しては、かなり丁寧に応えているし。

 私はサッカーの中田や本田のマスコミ不信丸出し対応が嫌いなのだが、ダルは「マスコミの誘導尋問がよくわからないけど、わからないなりになんとかきちんと対応しよう。わからない時には、きちんとわからないって言おう」という姿勢が感じられるので、これが「ひねくれてる」っていう印象になることがわからない。

 まあ、ただ、部長のそういう他人評価は私とはずいぶん違うからなあ。

 私は自分の「お眼鏡」を信じているが、部長もそこは譲らないんだけど、私は自分のほうが他人を見る目があるって思ってますからね(笑)

 そのあたり、どっちが正しいというわけでもないのですが、部長は自分がイジられ気質なので、自分をイジった人に「悪意」を感じがちのようですが、傍から眺めていた私からすれば「部長のこと大好きだから、イジってるだけでは?」っていう私の正論は部長には理解できないようだ。

 私はイジめっこ気質があるし、内弁慶なので、ダルのやり方には非常に共感を覚えるのだが、ああいう立場がわからない人にはわからないのでしょうね。

 友人M嬢も、ダルにはあれこれ批判的なことばかり言っていたな。ダルがマー君をイジるのが、まず面白くなかったようだ。

 部長にしても「ツンデレ」がよくわかってないらしい。

http://youtu.be/5b9ukuZPies

 会場にいたファンが撮影した映像を見ると、ほんと「ファンのため」一筋ですね。

 「自分を応援してくれた人たちに、ちゃんと自分の言葉で伝えたい」って、もー、もろ「ピュア」じゃないですか!うざいほどに。

 ほんと、うざい奴なんですよね。

 なんで私は「こいつ、うぜー」って思っていたのに、「ひねくれてる!」てことになるのか、ほんとわけわかりません。


1月25日(水)

 なぜかバックハウスのブラームス協奏曲1番を見つけて号泣。

 http://youtu.be/FLeA3linKSA

 ずいぶん前に会社で一人でグールド鳴らして仕事していたら、クラシック趣味のS部長がやってきて「それ、バックハウスだろ?」というので「いーえ、グールドです」って言ったのだが「そんなに速いのはバックハウスだ!」と譲らず「だから、グールドなんですって」と押し問答になったのも懐かしい思い出だが、このブラームス聴いて「ほお、なるほど、たしかにグールドとバックハウスはほぼ同じなのだなあ」と気がついた。

 いや、しかし、グールドのブラームスも疲れている時に聞くと泣き所満載なのだが、バックハウスのも同じくらい泣けるのね。

 この録音の場合には、指揮者のベームも凄いんだろうけどさ。

 うわ、後半のアダージョとオケの絡みのエロちっくさもすげーな。

 バックハウスはわりと、ソロパートはもったりと弾いて、合奏の時には思い切りエロく弾くようだ。すごく立ち位置わかった弾き方。この演奏の時にはもう70歳近かったらしいので、枯れた魅力というのか。

 でも、アレグロではバリバリ行きまっせ。
 ああ、でもこの決して出しゃばらない感じがたまらん。

 ああ、バックハウスさんて、こんな素晴らしいピアニストだったんだ。

 
1月24日(火)

 昨日は田中マー君が出るというので、超久々にスマスマを観たのだが、「家政婦の三田さん」というネタに三田佳子が出ていたので超驚いたぜ。

 その昔、私のお給料の半分か3分の1くらいは三田佳子さんのお仕事から捻出されたものだったので、別に直接面識は無いけど、一般の人よりは少しだけ、彼女の仕事に対するポリシーというか人物像を知っていたので「えー、こういうの、絶対やらない人だったはずなのに?」と、ほんと驚きました。

 あの当時だったら、「バラエティー番組をこなせるほど、私は器用じゃないから」って断っていたはずだが・・・・

 ただ、私が知る限りでは「大女優のプライド」はそんなに高い人ではなかったと思う。

 「納税額が芸能人でトップ」の長年の座もあっさり降りちゃったし。

 この話も、もう時効だと思うので書いちゃうけど、私の上司は「三田さんはトップの地位を維持するために工作するのでは?」って言っていた。
 うちの会社を通せば、それが可能だったからである。
 来年度に支払い予定のギャラを前払いすればいいだけだ。過少申告はいけないけど、個人の場合には過大申告は問題にならないだろうし。(企業だと、粉飾決算になっちゃうけど)

 実際、そういう要望は他の人からはたまにあった。
 何かの理由で、年収が落ちてしまった人が「支払予定になっている先のギャラまで入れてくれ」って支払調書に金額を加えるのだ。もちろん、支払いが確定している金額を加えるのは違法ではない。企業でいうところの「売掛金」みたいなもんなので。

 で、私の上司は「ぜったいに、三田さん、そう言ってくるわよ」と自信満々だったが、若輩者の私は「うーん、そうですかねえ?あの人、そういうのにあんま興味なさそうだと思うんですが?」って言ったのだが、「それは見かけだけよ」と上司は自信満々だった。

 ところが、やっぱし三田さんサイドからは、なんのオファーもなく、それであっさりと「納税額第一位」の座を降りてしまったのである。上司は「おかしいなあ、こういう操作できるの、知らなかったのかしら?」とクビをかしげていたけど、私は「やっぱし」と思ったのであった。

 だいたい、節税対策しているようには全然思えなかったしな。

 そのあたりの「あんまし細かい損得を考えるのが面倒くさい」という感じには、とても共感を覚えたし。

 ご子息の問題が発覚した時には、かなりバッシングされたけど、「自分の息子なのに、まるで他人ごとみたい!」って雰囲気だったが、そりゃ、他人ごとだったんでしょう。
 その時には、私はもう転職していたので、全然関わりがなかったのですが「ああ、もっと上手くマスコミ操作できなかったのかねえ?」と思ったっけ。ただ、かつては「よき母」のイメージで売っていたのであるが、それが単なるイメージでしかないのは知っていたので、「これも一つの転機になるのかも」と思っていたが、あれから随分たった今になって、ずいぶん、ぶっちゃけちゃったんですね。

 人間、年とって開き直ると、いろんなことが出来るんだなあ、と感心しちゃったよ。

 たぶん、20年前の三田佳子なら「いじられキャラ?なにそれ、よくわからない。むずかしーから無理」だったんだろうし、「それだったら別に芸能活動しなくてもいいし」って思ってたんだろうけど、「大女優」だった自分を客観視できるような年齢になってみたら、「よくわからないけど、自分は与えられた役を演じるだけ」って境地なんですかねえ?

 まあ単に金に困ってるだけなのかもしれないけど、でも、今日会社で「スマスマ観たら、三田佳子がああああ」と言ってみたら、エビワカちゃんが「三田さん最高ですよ、超おもしろーい、かわいー」と大絶賛だったので、「私には痛く思えたが、若者は素直に受け入れちゃうんだ」と・・・・

 役者さんも大変ですよね、若い頃は美男美女でトレンディドラマでブイブイいわせていても、年を重ねていくとお父さんお母さん役への転機があるし、それを乗り越えて、今度はお爺ちゃんお婆ちゃん役へどう移行するのか。

 あ、たぶん私の世代は、阿部ちゃんあたりが「おじいちゃん役」をやるようになったら、すっごくがっかりすると思います。
 その前に、中井貴一とか国広富之とか時任三郎の「おじいちゃん役」の第一波が来るのか?

 羽田美智子がお母さん役やってるだけで「ええええええ?」っていうくらいの現状なので、まだ「衝撃の祖父母役」には出会ったことがありませんが、ここ数年の内に出てきそうですね。


1月23日(月)

 土曜日は出勤だったが、えらく捗りまして、これでやっと通常ペースに戻れたようだ。パチパチパチパチ!

 そんで、日曜日は屍として過ごしました。
 2週連続でやっていたフジテレビのドキュメンタリー番組(競馬の前にやってるやつ)「老人と放射能」が面白かった。福島のDASH村とほんと同じような里山に住む一人暮らしの老人の話なのだが、震災の1年前から取材していたら、途中でこんなことになってしまったのでテーマが変わってしまったのである。

 なので「震災後」の描写はちょっと余計というか、まあ、あれがあったから「一人暮らしの侘しさ」が「あの幸せだった日々」になっちゃったので、それはしょうがないのだが、本来なら「あの暮らしは本当に幸せなのか?」って、いろいろ考えさせられたんだろうけど、避難所暮らしに比べちゃうとねえ?

 あの老人には息子がいたけど、独身の私には「たまに電話する程度の子供」もいないわけで、孤独な老後を過ごす人の話は「明日は我が身」と他人事ではないのだが、それでも、ほぼ自給自足の生活で、ガスも無い家で薪を自分で作って煮炊きしているのだが、そこには「気ままな一人暮らし」という美点があり、そこには共感を覚えた。

 独りの寂しさと独りの自由さを天秤にかけると、なんとなく自由を選んでしまうだろうからなあ。

 もっとも、今の私には自然に囲まれて自給自足で独り暮らしなんて、ぜってー無理というか、やりたいとは思わない。せめて、テレビとパソコンと野球場がないと!(笑)

 あと、その老人の飼い犬が「しま」って名前だったのが超ツボでした。
 いやあ、楽天の嶋よりも、ずっと賢そうな犬だったなあ。
 もう、まさに人生のパートナーって感じで、老人が避難所に居た時もずっとけなげに家を守っていたようです。
 犬って凄いね。

 そういや、原発周辺の避難区域をうろうろしていた野良ダチョウ(ダチョウ園から逃げた?)は、最近になって捕獲大作戦が繰り広げているらしいとニュースでやっていた。人気の無い住宅街をうろうろするダチョウの映像は相当シュールで面白かったけど、オモシロがってる場合じゃないもんね。

 さて、今日は仕事でちょっと、というか、かなり嫌なことがあった。
 嫌なこと、というか「嫌な話聞いちゃったなあ」というか・・・・

 いつも日記に書いているが「政治家は何をしてるんだ!」とか「官僚は甘い汁ばかり吸いやがって!」と、テレビの中の人や、テレビの中の人に取材されている「街の人々」はよく怒っているけど、私は自分の身近のことを考えると「あー、あるある」って思ってしまうのですが、うちみたいな小さな会社でも「椅子とりゲーム」はありますし、無能だけど要領のいい人が出世したりっていうこともありますし、たぶん、永田町で起きるようなことは、たいていの組織で起こるようなことなんでしょう。

 今回気がついたことは「ご意見番というか、顧問みたいな地位になった人を誰もどーすることもできない」ということで、ある程度大きい会社だったら、例えばうちのパパンみたいに「関連会社の監査役のポストをぐるぐるしていて、だんだん出勤日数と給与が下がってきて、徐々にフェードアウト」というサイクルがあるのかもしれないが(じゃないと後輩が困るから)、うちみたいなオーナー企業の場合にはねえ?

 前に勤めていた会社でも、そのオーナーが亡くなると、そのオーナーにくっついていた「名誉職」みたいな人(名前だけの雇われ社長とか)をどうすりゃいいのか、困っていたような記憶がある。

 たぶん、過去にいろいろ貸し借りがあって(金銭的なものではなく、功労者的な)、なんか天下りみたいな話かもしれないが「取引先としてよく世話になった人」が定年になるということで「じゃあ、うちで再就職してよ」と5年くらい雇うということになったのだが、5年経って65歳になってもヤル気満々な人に「もう辞めてください」って誰も言えないわけです。

 ましてや「じゃあ、うちでしばらく面倒みるか」って言ったオーナー本人がいなくなると、もうどうしようもありません。

 まあ、この話はいいや、「自分の父親もそうやって、定年後もずっと働けていたんだし」と思ってましたし、(父は「オレはちゃんと仕事してる」と言いはっていたし、二回目の再就職先は関連会社では無いと言っていたのが、本当なのか本人の思い込みなのか、本人だけがそう思っているが、雇ってくれた会社としては「本社」との繋がり要員として考えていたのかもしれないし)だから、そういう定年後の人を私よりもずっといい給料で雇っているのもしょーがない、と思っていたのですが、そういう人が、ちょっとありえないやらかししていたのを知ってしまったので、ちょっとヘコんだだけです。


 まあ、ですから、この話はあまりにも悲しい話なのでやめときましょう。

●ちょっといい話

 先日、「私って怖いの?みんな、なんでメールで要件伝えてくるの?」と嘆いていましたが、ずっとメールばかりだった会計事務所の担当者君に今年初めて電話して「この仕事の書類郵送したからよろしく」と伝えたところ、なんか前よりも対応が明るい?

 やーだ、もしかして、私の愚痴読んじゃったかしら(笑)、ってマジに思ったくらいだ。
 そしたらね。
 今日、彼から電話があったのですよ!(って、片思いの女子高生かっ?)

 いつもなら、「これはこういう処理でよろしいですね?」ってメールで済むような用件だったのに、なぜか電話してくれたので、私も嬉しくなって満面の笑顔声で応えたから、「ミヤノさん思ったより怖くねー」って思ってもらえたかしら?

 うん、別に無理しなくてもいいので、メール4回に電話1本くらいのペースでいいのよ。

 私だって電話得意なわけじゃないし。

 でも、愛想よくないから、メールだとよけい不愛想になっちゃうのを気にしてるのですよ。


●部長がどん引きしていたけど、私また何か変なこと言った?

 部長が去年のゴルフコンペの賞品でもらった宝くじの番号確認をK嬢にやらせていて、それが全然当たらなかったのだが、宝くじの話題として、私が「そーいや、何年後かには、7億円くらいになるらしいですね」と言ったのだが、なぜか総務部は「宝くじの当選金額が高額に!」には否定的な意見が多かった。

 「一等の金額上がるよりも、当選人数を増やしてほしい」

 って言うのよ。
 そーなの?

 つーか「お役人はわかってないよなー」とまで言うのだ。

 3億人が100名に当たるよりも、1億円を300名にしたほうがいい、と言う。

 私が「えー、でも、低迷する宝くじ売上の起爆剤ってことだろうから、マーケティング的には、最高金額上げたほうが売上が伸びるってことになってるのでは?」って言うと、「そんなことないよ!」となぜか自説に自信満々なのである。

 私は正論で対抗した。「だって、そういうあんたら、宝くじ買わないじゃん!」

 「・・・・・・・・」

 論破成功!

 で、さらに畳み掛けようかと「そういう人が、ロトとか買うのって、キャリーオーバーが凄い金額になった時だけじゃん!」

 「・・・・・・」と怯む彼らであったが、「でも、あんな高額な時って一瞬だけじゃん!」と反論してきた。

 いや、君たち「一瞬」を甘くみちゃいけないよ。
 「一瞬の話題」が一瞬にどれだけの金を産むのか・・・・

 それでも、部長とその賛同者は「当選金額の増額よりも、当選人数だろう」と言い張るので「3億円だか、7億円の当選人数が倍になったからって、ほとんど違いはないんですよ?」と私が言うと「でも、倍になるんだろ?確率的には倍だろ?」

 私が「当選者は確かに倍になるかもしれませんが、当たらない人の確率は対して変わらないのです」と言うと、「言ってる意味がわからない」という顔をされた。

 なので、私は今日自分がまくしたてた理屈が正しいのか自信が無いのだが、でも、そんなに変なこと言ったかなあ?

 ジャンボ宝くじの当選確率を私はよく知らないけど、何十万単位に一人くらい?

 わかりやすい例として、1万人に一人当たることにしてみよう。

 ある宝くじは、1万人に一人当たって、3億円。
 またある宝くじは、1万人に3人当たって、1億円である。

 部長陣営の理屈では、「1万人に3人当たって1億円のほうが、いい」ということになる。
 「だって、確率が3倍だもん」

 たしかに「当たる確率は3倍」に増えるが「当たらない確率」を考えてみよう。3億円の宝くじは「9999人」が外れるが、1億円の宝くじは「9997人」が外れである。

 当たらない確立は「ほぼ同じ」と考えてもいいだろう。

 なので私は「だって、当選本数減らして当選金額あげたって、外れる確率にそう違いはない」と言ったのに、「でも当選確率高いほうがいいだろう」って、宝クジのマーケティングもなかなか難しいですね。

 そもそも、当たらないんですよ。

 だから、軌道から落下した人工衛星も、住宅街になかなか当たらないのです。ほとんどが海とか砂漠とか人が住んでない所に落ちます。

 それでも「今度、ロシアの大型衛星が大気圏に突入します」なんてニュースを知ると「わー、うちに落ちてきやしまいか」と不安になりますが、「宝くじが当たるか、隕石が当たるかって話だよな?」ってことです。

 そういう確率論で、すごく実感するのは「野球観戦こんなにしてても、ファールボール当たらないなあ」です。
 一度、西武ドームで私の座ってる場所の3メートル以内に高いフライが落ちてきて「これ、今んとこ最短距離」とビビりましたが、なかなか当りませんねえ。最近は「普通は当たらないから」と余裕かましてます。

 一番、当たりそうだったのが、去年の日ハム戦の東京ドームだったなあ。ネットの側すぎた席だったので、途中でもっと後ろに移動したのだが、そしたら「ああ、さっきまで私が座っていた席をもしかして直撃?」なファールが飛んできたのを目撃した。
 直撃っていっても真上からだったので、破壊力はありませんでしたが、さっきまで横に座っていた老夫婦が荷物放り出して逃げまとっているのを上の方の席から眺めていて「あー、ファールボール直撃するのって難しいのね」と実感。

 観客数4万人くらいの東京ホームで、1試合に10くらいあるファールボールもほとんど間近に落ちないのですよ?
 で、年に20や30試合観に行っていて、「わりかし近くを通った」っていうのが一回あるかないかなのです。

 たぶん、宝くじってそれよりも確率が低いのだろう。

 なので、「当選金額を増やすよりも、当選本数を増やしてほしい」っていう気持ちが全然わかんなかっただけです。


1月20日(金)

 カラカラだった首都圏にやっと恵みの雨っていうか、雪が!
 寒いのは辛かったけど「やっと雨降ってよかったですよね」と会社で雑談しておりました。

 このカラカラ天気で野菜が高騰しているとニュースでは言ってましたが、農家の方々もこれで少しはホッとしたのかしら?それとも「ちっ、雪かよ!」と残念がっているのでしょうか?

 あんまし野菜の相場に興味のないワタクシですが(ほとんど自炊しないから)、最近ハマっている野菜があります。それは「ちぢみホウレン草」
 普通のホウレン草よりエグ味が少ないし、なによりもほんのり甘いのがお気に入りです。

 そして最近は姉妹版も出ました。「ちぢみ小松菜」
 こっちは普通の小松菜とそんなに違いはないのですが、やはり上品な甘みが癖になりそうです。

 小松菜の方は一度しか買ったことないのですが、ホウレン草の方って実は、すごい甘い時と、あんまり甘くない時があるのです。当り外れというよりは、「あんまし甘くないのもそれなりに美味しい」のでありますが、新しい品種ゆえなのか、この味の安定しなさが、けっこう好きだったりします。

 さて、ダルビッシュがついにメジャー移籍決定だったり、離婚報道が「おや?アユよりも大きく取り上げられてね?」だっりと、日々のニュースは電光掲示板のように頭の中素通りです。

 少し前までは、少しだけ例の「大晦日に出頭した平田容疑者」と17年間匿っていた女性に関するテレビ報道が「おや?純愛路線にしたいのか?」と気になっていたのですが、それに関してはテレビ局も自粛しているようだし、「この時期を計画的に狙ってる」という意見言う人も出ているので、なんだか中途半端なようです。

 それにしても、大晦日に出頭って「社会人として、どーよ?」って思いましたわよ。
 警察の不手際が問題になったが、あんまり大問題にならなかったのは、みんな「大晦日はちょっと・・・」と思ったからではないか?

 せめて、クリスマスか成人式にするべきだったろう。

 本人的には「どーしても今年中に」って思ったのかもしれないけど、休日対応で結婚届け受理してもらうのとは違うだろうに。

 まあ、この出頭が「天然ボケ」なのか「計算」なのか、私にはわかりませんが、「計算だ!」という識者は「そんなに簡単に洗脳が解けるわけがない」と言っていましたが、その根拠が「未だに蓮華座で座ってるらしいから」っていうのは「それ、洗脳っていうより、習慣だろう」と思ったりした。

 蓮華座組める人は、床に座る時は蓮華座の方がラクだろうしね。
 それに、17年間引きこもっていた狭い部屋では、机なんて置いてなかったろうから、部屋の中でほとんど蓮華座で座っていただろうし。

 それよりも、久々にテレビの中で「洗脳が!」って騒いでいるのを観て、「まあ、そりゃオウムも洗脳してたのかもしれないけど、そもそも、自分らが今こうして普通に生活しているのだって、ある意味、洗脳の賜物じゃん?」って思った。

 洗脳とは言わず「しつけ」とか「社会常識」とか「公共マナー」とか言うのかもしれないけど、首都圏の電車のラッシュを黙々とこなす人々なんて、海外の人からすれば北朝鮮の人々よりもキモいと思います。

 「サンデーモーニング」だったか、女性識者が「(金総書記が亡くなって)大げさに泣き崩れている人々に対して、嘲笑する人もいるみたいですけど、あれはアジア圏に広く存在する風習というか、日本人がお焼香するみたいなものなので、あれ自体は変なものではないってことは理解してほしい」と毅然として発言してましたけど、私は「そんなの一般常識だろう」と思っていたけど、あんなにわざわざテレビで言うってことは、ああいう風習を知らない人がけっこういるのかね?

 つーか、北朝鮮じゃなくとも、韓国でなにか事件があり、犠牲者が出たというニュースで、遺族が崩れ落ちんばかりにワーワー泣き喚くって映像はよく観ると思うんだけどなあ。日本だと、遺族が涙を堪えて毅然と、っていうのが尊ばれるが、「大げさに泣き喚くのがマナー」って地域がけっこうありますからね。

 朝鮮半島では特に「内に秘めた情熱」っていう文化じゃないらしいし。だから、すぐに日本国旗焼いたりしますが、それにいちいちムっとしててもしょーがないだろう、というか、「お約束」に丁寧にお付き合いしなくてもいーのにって思う。

 で、私の永遠のテーマなのであるが「なんで、北朝鮮は変な国なのに、ネズミーランドは夢の国なの?」

 北朝鮮の首領様が「裸の王様」なら、ネズミーランドのネズミ親分は「ただの着ぐるみ」なのに、同じようにパレードでは群衆から尊敬されている。

 どっちも、私らかすれば「変なのー」なんだけどね?

 もう一歩踏み込むと、結局みんな「洗脳」を嫌悪しているように振舞っているが、実は洗脳される気満々というか、洗脳に憧れているのでは?

 北朝鮮とかオウムをけちょんけちょんに批判するけど、なんだかちょっとだけ嫉妬が混じっているような気がしなくもない。

 さてと、私自信は洗脳されたがってるのかなー?どうでしょ?

 私の場合、マイナー趣味が自慢なので、なかなかそこが壁というか、長いものに巻かれないようだ。

 日ハムがダルの移籍金ゲットしたので、かつての西武の「松坂マネー」みたいに、どう使うのか興味津々である。
 西武はね、けっこうあの金で球場整備したんだけど、なによりも「トイレ改装」が素晴らしくて、私の知る限りでは今んところ「日本一トイレがキレイな球場」なのです。

 そしたら、前からヤクルトは「クライマックスシリーズでどえりゃあ利益出たので、それをファンに還元する」と表明していて、特に二軍の戸田球場をなんとかするって言っていたのだが、今日のニュースで戸田改装の具体策が出ており「女子トイレ作ります」って、やったー!

 ネット裏の観客席も整備すると書いてあったけど、あれはまあ、そのまんまでもいいけど、トイレはねえ、あるにはあったけど、女子には入りづらいトイレだったので、女子トイレ増築は大歓迎です。

 そんな豪勢なのはいらんけど、例えばロッテの浦和球場だって、大した施設ではないけど、女子トイレはちゃんと洋式の個室が二個あるので、少し古めかしいけど、あれで充分だし。

 ほんと、もし女性客を呼びたいと思っているのなら、トイレの整備は必須ですから。うん、ヤクルトの首脳陣もちゃんと気がついてよかったです。

 しかしなあ、去年の今頃は「斎藤佑樹フィーバー」で鎌ヶ谷での新人自主トレが生中継されるという珍事だったし、キャンプに入っても「どこの大事件の東京地検前の報道?」とばかりに各局現地生中継モードで大いに笑ったけど、おかげで私は「見切れている武田勝探し」に余念がなかったのだが。今年はそういう楽しみないね。

 だが、震災の影響でオープン戦の予定が狂いっぱなしで大変だったので、今年はまったりとオープン戦観ることができるかな?

 1月の仕事はほぼ終えたし、2月をドタバタやりすごすと、オープン戦の3月なんてあっという間でしょうね。きっと。

1月18日(水)

 がーーーーーーーーーん!

 久々にプロ野球選手の結婚報道にヘコんだ。

 なんと、広島の大竹投手が女子アナと結婚ですと?

 いや、別に大竹のファンだったわけではないけど、貴重な「独身ネタ」選手だったのにいいいい。

 さらに、日ハムの田中賢介も結婚目前報道が?

 田中も貴重な独身ネタ選手だったのにぃぃぃぃぃ!

 それにしても、大竹のお相手は、元ベイスターズの(二重の意味での「元」ですね)のリリーフカー嬢だったらしく、ビジターチームの選手なのに、リリーフカー嬢ゲットなんて、そんな器用なことが出来るわけがないというのが大竹のキャラだったのでは?と激しく戸惑ってしまいますが、「あれ?そういう有名な選手って他にもいたよな?」と、仕事そっちのけで「誰だっけ?」と考えてしまったが、アハハハハ、現・ヤクルト監督の小川淳司さんだ!

 しかも、小川さんはビジターチームの外野手だったのに、なぜか後楽園球場のリリーフカー嬢と結婚したので「いつ口説いたんだ?」と、一部では伝説になっている。

 いやあ、しかし大竹ったら、地方局とはいえNHKのキャスターと結婚って、なんかまさに逆転サヨナラホームラン的ですよねえ。

 野球ネタとしては、先日晴れて「殿堂入り」した故・津田投手ですが、奥さんがすごく気品のある美人ってことは前から知ってましたが、今回の授賞式で久々にお姿を拝見したのですが「うわあ、この人、まだ全然美人だ!」と感動いたしました。
 お子さんもとっくに成人しているのにねえ?あの美貌、ほんと羨ましいですね、って、若くしてご主人亡くされているので、いろいろご苦労があったとは思うのですが、殿堂入りの名誉に相応しい未亡人の美貌に、ちょっとうっとりしてしまいました。


1月17日(火)

 友人C嬢が「行きたいライブがあるんだけど一人じゃ寂しいから付き合って」と言うので、昨日は初めて代官山ユニットに行ってみました。

 ヒルサイドテラスの前の通りは恵比寿まで歩く時の散歩コースだったが、最近はほとんど歩いていないし、さらに代官山駅で下車するのは十数年ぶりだっただろう。
 駅から山手通りまでの小道沿いは、「なんじゃ、この、おされなカフェばかり?」という不思議な空間だった。
 予定より少し早くに到着したので、しばらく付近をブラついてみたのだが、やっぱしカフェが多かった。

 そして、どの店もそこそこ客が入っていて、「代官山のカフェで佇む私」に酔いしれてる若い女性客を多数目撃して「ふーん?」と思った。
 なんつーか、代官山っていうのは、興味の無い人にとっては「行く理由が全く無い」という不思議な街で、自由が丘と似たところがあるが、自由が丘はもっと下町風情というか生活感があるような気がする。代官山は生活感ゼロなのがスゲーね。

 代官山にしても自由が丘にしても、他の有名な街と違って、劇場とか美術館が無いから、銀座・新宿・渋谷・六本木・青山・下北沢・吉祥寺みたいに何か用があって行くことがほとんど無いんですよね。

 それでも、代官山は以前は夜遊びでちょくちょく通っていたし、その当時、中目黒のアパート住まいだった友人もいて、そのアパートは代官山寄りだったので、自由が丘よりは断然足を運んでいたのだが、久々に行ってみると「ここって、ほんと、変なところだなあ」って改めて思った。

 全然方向性は違うが、代官山と秋葉原っていうのは、ある意味、東京内の姉妹街なのではないか?

 興味の無い人にとっては、どっちもキモい街である。

 アキバがメイドカフェなら、代官山はオシャレカフェなだけで、どっちも実はオタク度としてはかなり高いのかも。赤外線と紫外線みたいなもの?

 代官山をオタク呼ばわりするのは失礼かもしれないが、ナルシストの聖地というか、二次元萌じゃなくて自分萌えというか、なんかよくわからない結界の強さではアキバに負けていないと思う。

 さて、そんな私にとっては、ネズミーランドくらいに居心地が悪い「異教徒の聖地」である代官山で、友人お薦めのテクノバンド「Metronomy」っていうのを観に行ったのだが、中に入ると「わー、若者ばかりwww」であった。
 それは想定内だったのだが、中で友人と会うと「全然、うちらくらいの年代いないねえ」と少しヘコんでいたが、そりゃ、いねーよなあ。

 だいたい、もう、オールスタンディングっていうのが嫌だしね(笑)

 先日、友人T嬢と六本木ビルボードに行った時に「座れるっていいよねえ」と感激しておりました。
 ライブ後の反省会で「20代の頃って、なんであんなギューギューなライブハウスで、しかも最前列とる気満々で、あんなにギューギュー押されたり蹴られたり蹴ったりしながら、よく平気だったよねえ?」と遠い目になったというか、「なんで、うちら、あんなに前に行きたがったんだろう?」と、今となっては、若かりし頃の自分の行動の意味が全然理解できないのであった。

 「Metronomy」はCDではピコピコ音のヒューマン・リーグみたいなテクノ・ポップバンドでしたが、ライブではきちんと演奏していて、もっとロックな感じでよかったです。友人はもっとモンドな感じを期待していたようだけど。
 外人客が多く、ライブはとっても盛り上がっておりました。

 友人が「今はこの代官山ユニットがかつての渋谷クワトロみたいになっている」と言うので、「え?クワトロ無くなっちゃったの?」と聞いたら「あるけど・・・・日本のビジュアルバンドばっかりになっちゃった」そうで、私が「ええええ?あのクワトロが?」と驚いていると「しかも、あのビルは全部ブックオフになっちゃった」と言うので、さらに「えええええ?」

 かつての聖地がその凋落ぶりって・・・・
 六本木ヒルズの底に沈んだ(?)六本木WAVEは、そんな末路を迎えなくてよかったのかもね。

 ああ、麗しの西武系黄金時代。(デストラーデとか秋山のことじゃないよ)

 本屋もレコード屋も美術館も劇場も、西武系にどんだけお世話になったか・・・・

 しかし、今でも渋谷でブイブイ言わせているのは、東急系の109だったりって、こんな未来を想像したことはなかった。
 西武系店舗が渋谷で着々と「陣取り合戦」していた時期って、ほんの一瞬だったのね、今から考えると。

 そう考えてみると、私の趣味ではない代官山って、実は、あの時代の夢をまだ継続中っていう、とても貴重な街なのかもしれない。なんで、あんなにチェーン店を排除できているのであろう?

 友人が教えてくれたのだが、代官山にはTSUTAYAが大型店舗を構えているらしいのだが、それが、えれーオシャレな店舗らしい。
 チェーン店でさえも、代官山には敬意を表して、そーなるのかね?
 つーか、チェーン店が平凡な店を開いたら、それだけで代官山という砂上の楼閣が崩れるのは、普通の感覚持った経営者ならわかるだろうから、ほんとはあそこに牛丼屋とかファーストフード店舗を構えたら、そこそこ利益見込めそうだけど、ある意味、銀座よりも審査厳しいのかもしれないなあ。

 で、銀座っていう街はステイタスがあって当たり前なんだけど、代官山にはそこまでの歴史が無いので、例えばうちの東京生まれの両親は代官山に行ったことが無いはずである。行く理由も無いし。

 なーんか、代官山について考えてみればみるほど、なんかあそこってSF的空間のような気がしてきた。

 大学で例えれば「一橋大学」みたいな?

 都内では東大の次に並ぶ、超難関国立大学校であるが、多くの人はどこにあるのか知らないし、行ったこともないし、そもそも一橋大の卒業生に会ったこともないので、その実在を疑いたくもなるが、実際に一橋大キャンパスを散歩してみると、ほんとにあるのである。実に古色蒼然と。あの「ああ、一橋大ってほんとにあったんだ」っていう感じと、代官山を歩いてみて「ほんとに代官山って代官山なんだ」って感じはとても似ているように思えた。

 あ、そうそう、ライブハウスの中で若い女子の服装を漠然と観察していたんだけど、全体的に緩い感じで、友人と「まだ、森ガール流行引きずってるみたいだね、ここは?」と、テクノ系なのに、森ガールという違和感ありまくりでした。
 若者はいつの時代にも謎の存在のようです。



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