可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

12月15日(木)

 ふー、今週は久々の6日連続出勤なので、一週間が長いわ。体感的には昨日の水曜日が金曜日だった。だって、日曜日のイベント仕事がスタートだったし。

 昨日はかなり寒かったし、えーと、大きな声で言うのもお恥ずかしいですが、更年期障害に片足を突っ込んではおりますが、少し遅れ気味ながらも(つーか、もしかして、こんくらいが平均的な周期なのかも?)また無事に「アレ」が来ていたので、アレの時には免疫力落ちるというか、ほんと寒い時期には冷えが堪えるし、風邪ひきやすくなるのだが、おかげで喉が痛くなってきて、なんだか熱っぽくなってきたので「ふえええ、どうしよう?」と思っていたのですが、今朝になったら風邪っぽくなかったので、ホっとしました。

 仕事の方は、だいぶのんびりやれるようになってきたのですが、よくよく考えてみれば「急ぎじゃないことは全部後回し」にしているだけなので、さーて、どこらへんでリセットできるのであろうか?

 さて、今日の新横浜は久々に賑わっていた。
 トヨタカップのバルサの試合があるからです。

 今日もほぼ定時で帰宅できたので、さっそくテレビ中継で見てますが、うーむ、前半で2得点ですか、こりゃ試合としては面白くないなあ。

 でも、自分が数年前、バルサとマリノスとの親善試合を観に行った時のことを懐かしく思い出してみたりした。(会社の抽選でゲットしたのよ)
 あの頃の主力選手は、ロナウジーニョでした。私はアンリ様目当てだったんだけどね(笑)

 アンリはあんまし見せ場がなかったが、ロナウジーニョは素晴らしかったなあ。

 サッカー場で、あんなスター選手を観るのは初めてだったけど、なんか不思議と大きく、っていうか近くにいるように感じられた。生で観ているのに、ズームがかかる感じというのか・・・・

 しかし、プジョルの巻き毛ロンゲ相変らずスゴいね(笑)

12月13日(火)

 ふー、今日はやっとほぼ定時に帰宅することができた。
 来週はもう一山あるだろうけど、とりあえず今週やらなくてはいけないことは目処がたったので、ホっとしました。

●融通が効かない同士の不毛な戦い

 さて、日曜日はイベント仕事だったのですが、早朝出勤だったため皆既月食鑑賞できなくて残念でした。でも、まあ、月食は何度も鑑賞しているので、いいんです。

 今回のイベントはイレギュラーというか「新企画」で、某大手企業さんとのコラボイベントでした。なので主催者は大企業さんの方で、うち(というか、うちの親会社)が、そのイベントの一部を請け負うって形式でした。

 そのため、通常のイベントだとバイトさんに一人にやらせる仕事を「親会社の優秀な社員が担当」して「そのサポートに子会社社員の我々が一人づつ担当」という豪華メンツの配置でした。

 要するにいつもの倍の人数がいて、しかも全員社員だったし、メンバー表見ても「普通より仕事できる人」が揃っていたので(だから私も招集されているのだ、エヘン。つーか、総務部は全員出動だったのですが・・・・)「こりゃあ、たしかに新規のイベントなので予期せぬトラブルもあるかもしれないが、これだけ厚い人員がいれば、どんな事態でも対応できるでしょう」と心強く感じておりました。

 ところが、イベントの数日前に予期せぬトラブルが発生(笑)

 タイムスケジュール的には、通常イベントとほぼ同じだったので、スタッフ集合時間もいつもと同じ朝の7時だったのですが、「会場の都合で、8時にならないと中に入れてくれないらしい」ということが判明したらしいのです。

 手配ミスだったのか、手配した某大企業の担当者が勘違いしていたのか、よくわかりませんが、うちの社内メールで流れた情報では「某大企業の担当者が交渉中ですが、どうなるかはまだ不明です」だった。

 私としては「別に8時でも大丈夫なんじゃない?」と思っていた。だって、いつもだと自分が何をやるのか全くわかってないバイトさんたちにいろいろ説明しながら準備するのに時間かかるだけで、その手間が無いんだったら、7時半に会場の入り口で集合して、外でミーティングしながらトラックから荷降ろしして、8時開門でソレーって準備すれば十分間に合うんじゃないの?

 なので、金曜日にうちの責任者に「ところで集合時間どうなったんですか?早く開けてもらえることになったの?」と確認すると「ああ、その最終確認がまだ向こう(大企業)と取れてないんですよ」と言うので、「会場は少しは早く開きそうな気配なの?」と聞いてみると「それが、やっぱし難しいらしいんですよねー」

 「じゃあ、7時半になりそうなのかね?」と総務部の他のメンバーと話していたのだが、夕方になって、「最終コール」がメールで来ていて「8時開門は変わりませんでしたが、集合時間も7時で変更無し」

 ええええええ?外で1時間も待ってるの?この寒空に?

 誰が犯人なのかわからないけど、親会社の責任者が「今回は初めての企画だし、顧客と接する担当者達と入念に事前ミーティングしたから」ということらしい。
 気持ちはわかるが、ですからこの寒空で入念にって言われても、せいぜい20分もあれば十分でしょう。会場に搬入する物品の準備もあるが、そっちは誘導担当者などがいつもの倍の人数いるんだから、接客担当者がやらなくてもいいんだし。

 私が「えええええ?」と文句言ってると、誰かがら「でも、さすがに8時前には入れてくれるんじゃない?」と言うので、「うーん、でも、私が思うに、こういう融通が効かないところにゴネてもダメだった場合、向こうも意地になってるから、それこそ時計を時報に合わせてきて、8時ぴったりにならないと開けてくれないと思うんだけどなあ?それに8時10分前には入れたとしても、やっぱし7時半集合で十分じゃない?」

 うちの責任者もそう思っていたようだ。
 ただ、親会社の責任者が「でも、7時」と言ったら「えええええ?」って言わないで「そうですか、わかりました」って従っただけのようである。

 いつも思うが、日本はこうやって太平洋戦争に望んで、そして惨敗したんだろうねえ。

 どうして、こういう意味の無い無茶するのかね?

 せっかくの「大事なイベント」なのに、開始前に大事なスタッフを一時間も外に立たしておいて消耗させるのが得策だとはどうしても思えないのだが・・・・

 しかも相手は「8時開門は譲れません」と全然融通が効かない、アメリカのフツーの社員だったり、旧ソ連のフツーの公務員みたいなことを言っているのである。それに「寒い中待ってれば向こうも少しは考慮してくれるだろう」という神風アタックするって・・・・

 ほんと、誰が悪いのかよくわからないまま(50年後にNHK特集で真相を究明してくれるといいなって思う)、もしかしたら手配した大企業が警備員に「時間外手当」を払うのを渋ったのが真相かもしれないけど、あっちはもしかしたら「9時にイベント開始なんだから、8時で十分じゃん」って思ったのかもしれないし、まあ、その真相を私が知ることは無いのだろうけど、ともかく、上からの指令で「寒空で1時間外仕事」というのは決定したので、前日の休みに私は使い捨てカイロを買いに行った。

 日曜日の朝、5時半に起きて支度。
 洗顔歯磨きを済ませると、スーツの下に着るシャツを着てから、髪の毛を整えてから化粧して、壁のフックにコートを掛けて、コートの中に「貼るカイロ」を肩に2つ、背中に1つ貼り、スカートの下のお腹にも一つ貼って「よーし、これで寒空対策は完璧」とコート着て、マフラー巻いて、手袋をして6時過ぎには家を出た。

 外に出ると、やっぱり寒かったし、特になんだか腕がスースーしたのだが、私の一張羅のスーツはスリーシーズン用なので、冬用じゃないから寒いのである。
 会場最寄り駅までは、乗り換えが無かった。
 電車に乗って、座っていると、なんか肩付近がヒリヒリと熱い。
 「うーん、貼ったカイロが効き過ぎたかなあ」と手で触ってみた。


 「・・・・・・あれ?」

 なんか変だ。おかしい。

 しばらく考え込んでしまった。
 カイロが熱いのは、どうやら、カイロと素肌の間にはシャツの生地しか挟まってないからなのである。
 と、考えている間にも、火傷しそうに熱くなってきた。

 「ということは?」とやっと仮説が思い浮かんだので、コートの裾から手を突っ込んで胴回りを確認すると・・・・・・・「コートの下はシャツしか無い!・・・・・うわっ、スーツの上着を着てくるの忘れてる!」

 いくらスーツ着慣れて無いとはいえ、考えらないドジである。

 電車の中でしばらく「どーしよー」と思い悩んだが、通常のイベントであれば、私が上着着てなくても見た目では支障が無い場合が多いし、それよりも遅刻するほうが罪が重いけど、今日の場合は、私は親会社の社員のサポートだし、ミーティングにしても相方がちゃんと聞いてくれればいいだけだし、最悪でも私は8時半くらいに会場に着いていれば業務に支障は無いのである。

 だったら、大事なイベントだし、上着着ていたほうがいいのではないか?
 いくら室内勤務とはいえ、上着無いとさすがに寒いかもしれないし。

 と、いろいろ考えて、思い切って上着を取りに引き返すことにした。

 自宅に戻ったのが7時直前だったので、部長のケータイに電話して「忘れ物してしまったので引き返してしまいました。すいません。7時半くらいには到着できると思います」と報告してから、また駅まで戻り、会場に到着したのは7時35分くらいだった。

 すでに7時からそこにいる皆さんは凍えていたけど、私はまさかの忘れ物で冷や汗かいていたし、駅から家まで往復していたし、会場最寄り駅から会場までも早足で歩いていたので、申し訳ないけどポッカポカでした(笑)

 とっくにミーティングは終わっていたので、私の相方に「遅くなって申し訳ございません」と平謝りしてから、ゆっくりと丁寧に「ミーティングでの注意事項は」と説明してもらっても、まだ7時45分。

 やっぱ、7時半集合でよかったんじゃね?

 そしたら、やっと警備の姿が建物の中に見えたので、みなさん「やっと開けてもらえるー」という歓声が上がったのだが・・・・・警備員は外の様子を一瞥してから、また中に戻ってしまった。

 「えええ?なんで、早く開けてよー」と皆さんボヤいてますけど、開けねーよ(笑)

 7時55分くらいになると、警備員氏はガラスのドアのすぐ向こうで仁王立ちしていて、こっちの皆は「もう寒いよ、限界だと、いいから早く開けろ、なんで開けてくれないの?」と、ボヤきまくっていましたが、私だけが下を向いて笑いながら「だから、私が言った通り」と性格の悪さに磨きをかけておりました。

 そりゃ「8時と言ったら8時だ!」と言う方も融通効かない困ったちゃんですが、それに対抗して「こっちだって7時と言ったら7時だ!」ってアタックするのも馬鹿馬鹿しいと思うのですが、不思議なことにうちの社員たちは「悪いのはあっちだ」って思うらしいです。

 どっちも、どっちだと私は思うし、私が「せめて7時半にしてくださいよ、ギャーギャーギャー」って喚いてみても、全然聞いてくれないんだもん(もちろん「大事な仕事の前に寒い思いするとそれで体力消耗しちゃって、肝心な仕事の所で実力発揮できないというリスクが大きいと思うのですが?」って理屈もこねましたわよ)、私の中ではほんと「どっちもどっち」です。

 ドジして遅刻したのでエラそーなこと言えませんが、「ああ、私の潜在意識がこんなアホなこと許さなかったのだろうなあ」ということにしました。

 ほんと、7時半集合だったら、私と同様、みんな体が冷え切ることもなく開場を迎えられたはずなので、それでよかったんだと思うんですけどね。

 そんで、うちのイベントでいつも疑問に思うのだが、9時開演で、8時半開場ってちゃんと客に説明しているのに、8時前に来る客がいると「早く入場させろ」ってことになるんですよ。まあ、コンサート会場とは違う性質なので、「できるだけ早く」っていう気持ちはわかるのですが、通常ですと会場スタッフの多くがバイトなので、彼らがちゃんと準備(今日、自分は何をするのか?っていうことの確認)できてないまま、客を入れると、ほんとにキョドるから勘弁してほしいのですが、それで「あのバイトはキョドっていた、使えねー」って不適合者にするのもやめてほしいのですが・・・・

 それよりも、ちゃんと「早く来た客の待機場所」があるんだったら、待たせておけばいいと思うんだけどなあ。それで文句言う客なんていないだろう。

 今回の会場だって、エントランスはホテルみたいにキレイなところで、座れる場所こそ十分じゃなかったけど、開場時間の30分前に来た客は「全ての人がロビーで座って待てる」とは思ってないでしょ?
 雨風凌げる室内で、しかもロビーにトイレがあればそれで十分なので、中の準備が遅れているのなら(スタッフが入れたのが8時で、最初の客もその時間に来ていた)、しばらくロビーで待っててもらっても全然構わないと思うのに・・・・

 老舗百貨店だって、定刻にならないと開かないし、それまで早く着いてしまった客は大人しく外で待ってますって。

 ただ、今回の場合には、客を早くに中に入れたいのなら、それができる環境というかスタッフが充実していたので「中が準備中でも入れちゃえばよかったじゃん」って思うが「そうもいかないので、早く準備しろって中を急かした」そうです。

 百貨店の初売で、ワゴンに福袋並べている最中に客入れするようなもんです。
 でも、人員が厚いから、せっせと品出ししている社員の横で、もう一人の社員が「ただいま準備中です。10時になった売り出しますから、トイレに行きたいお客様がいらしたら・・・・ああ、列は崩さないでくださいね」とか優雅に前説していればいいだけなのに・・・・

 ほんと、私には全然よくわからないのだが、「なぜかみんな、私の理解を超えるくらい真面目である」そして「その真面目さが、全体的な不利益になっていることには気が付かないというか、鈍感である」そして「自分のその真面目さが他人に通用しないとなると、ひたすらその真面目さを押し通す」

 結果はなんなのかよくわからないのだが、「とにかく真面目にやっていればうまくいく」という結論になるようで、全然反省してくれないらしい。

 私の個人的な結論としては「真面目な人、ほんとこわいよ」である。

 今はどうしているのかわからないが、「その真面目さ故に世間とどんどんズレていった」友人M嬢も「真面目な人、ほんとこわいよ」の代表選手であったことを懐かしく思い出してみたりした。「私は真面目にちゃんとやっているのに、どうして、世の中の大多数はそうしてくれないのかしら?」みたいな、本人的には真面目らしいけど、結局自分中心のジコチューじゃん、ってことはよくあるようだ。

 京都議定書もそんな感じになってるなあ。

 
12月9日(金)

 今日も忙しかったのだが、朝イチの忙しさは「お笑い」であった。

 まず、書類を数枚シュレッダーしようとしたら、すでに満杯サインが出ていた。「くそー、昨日誰かが放置したな」とムカっとしたし、急いでシュレッダーしなくてもいいので(請求書を出し直したので、それをプリンターに取りに行くついでに隣のシュレッダーで前の請求書をシュレしようとしただけ。両方あると間違った方を送付しちゃいそうだから、前のにバッテンでもつけておけばいいだけ)誰か暇な人がシュレッダーゴミを出してくれるのを待てばよかったが、「いや、私がこんだけイラっとしたんだから、この気持を次の人に経験させてはいけない」と、昨日、怒鳴り散らした反省というか、帳尻合わせをしようというか、ともかく、なぜか「いい人」になりたくなったのである。

 シュレ袋を交換する際には、掃除機までかけてしまった。
 みんな、マメに掃除機かけてくれないから、シュレ内は粉末状になった紙が溜まっていた。そんなの別に構わないんだけど、あれがゴミ袋交換の時にシュレッダーの外に出て、みんなの足の裏についてフロアいっぱいにバラ撒かれると、ビジュアル的に大変わかりやすい「掃除のなってない会社」が出来上がるので、私はなるべく汚れの元から絶とうとしているのである。
 それに、土曜日出勤の時にフロアに掃除機かけてるのは多分、私だけだし。オフィス妖精ですから。

 他のフロアだと当番制や「新人の仕事」になっているようだが、私は「そんなもん、手の空いてる人が暇つぶしにやればいいだけだろう」と思っているので、総務部では私の目の黒いうちは「私の気まぐれでやる仕事」として私が専任でいいと思っている。

 さて、毎日残業しているくらい忙しいというのに、シュレッダーのゴミ袋を交換し、掃除機までかけ、今度は掃除機内までゴミでいっぱいになったので、サイクロン式掃除機のゴミ受けパケット持って、給湯室にあるゴミ箱に行こうとしたら、玄関のインターホンが、ちょうど私が前を通過するタイミグで鳴った。

 左手に掃除機のゴミパケットを持ち替えて、右手でインターホンを受けると宅配便業者だったので、ゴミパケットは机の上に置いて、ハンコ持って階下の玄関まで行って、受け取った荷物をその社員のいる席まで届けてから席に戻ると、「ああ、そっか掃除機のゴミ捨てようとしてたんだwww」

 掃除機のゴミを捨てから、掃除機を所定の位置に戻し、それからシュレッダーするつもりだった書類をシュレッダーしてから、その隣のプリンターから最出力した請求書を取り出し・・・・・

 ははははは、なんだか予想外の大冒険になったね!
 隣の家に回覧板届けようと、つっかけサンダルで家を出たら、なぜかそのまま世界一周旅行して30日後にやっと自宅に戻ってきたみたいな心境であった。

 でも、そこに人為的なものが全く(私の前にシュレッダーを満杯にした犯人の存在はあるが)、全然イライラしなかったばかりか、「なんか、私はこのフロアの全てのモノに愛されているのではないか?」という、よくわからん幸福感でいっぱいになり、おかげ様で今日も2時間残業いたしましたが、楽しい一日でした。

 でも、私は残業慣れしてないこともあり、それが連日だと、だんだん集中力が低下してくるのですが、今日の夕方になるとさすがに効率悪くなってきたので「もう限界だな」と思ったのだが、それでも、今日少しでもやっておくと、来週の助けになると思って頑張りました。

 しかし、また日曜日にイベント仕事のお手伝いなので、あれが痛いね。
 日曜が休みだったら、明日の土曜日に出勤して、かなりリセットできたのに。

 先週も今週も日曜出勤なので、平日に一日休むことにしたし(休まないとほんと頭朦朧としてくるので、日程が厳しいと思っても意地でも休みとった)、ほんとこの忙しい時期に2回もイベント仕事があると、ほんとキツいっす。

 そんな中、スズメバチ部署の営業事務担当の女性から、「これって可能ですか?」っていうオモシロ依頼があった。
 彼女はいつも低姿勢な人だが、昨日のことがあったので、さらにおっかなびっくりで私に確認してきたので「すまんな」と思ったが、それよりも、そのオモシロ依頼の意味がオモシロすぎて、そして、説明する彼女もこの仕事に慣れてないので「子供の遣い」みたいなたどたどしい説明するからなかなか意味がわからなかった。
 「え?それってどういう意味?」と何度も確認して、向こうも「すいませーん、私の説明がトンチンカンで」とさらに平謝りだったが、やっと最後には意味がわかった。

 昨日の件とは全く違う性質の「請求書再発行の依頼」で、なんと、きちんと支払いサイトを守っている得意先から「今年、オタクにどういう明細でいくら支払ったか確認したいんだけど、もう支払った請求書を探すのが手間なので、そっちでもう一度出してもらえないか?」という依頼があったらしい。
 
 すげー
 そんな依頼初めてです。

 そして、それだったら多少面倒だけど、別に難しい作業では無いので、大爆笑しながら「わかった請求書一年分再出力するよ」と、さっさとやってあげました。

 しかし、ほんと、あのスズメバチ部署の得意先は個人事業主が多く、シロートが自分で経理やってるから、そういうほんとに想定外なこと言ってくるんだよなあ。一般企業だったら有り得ないもん。

 でも、そんな「はあああ?」な依頼でも、ちゃんとお金払ってくれてる客の依頼で、私の手間も10分程度ですから、快くやりましたが、あっちの部署では「どういう作業がミヤノさんの逆鱗に触れ、そういう作業なら笑顔でやってくれるのか?」と地雷探知機の作成に戸惑っていることでしょう。

 でも、まだ異動してきた、その彼女だったら、すぐに学習してくれると信じて、丁寧に説明はしているつもりです。

 
12月8日(木)

 久々に本気で怒ってしまいました。

 相手は昨日も愚痴ったスズメバチ君です。(なし崩し的にアダ名が決定。前はS氏と書いていたと思うのだが、実は私に迷惑ばかりかけるS氏は二名いるのだった。もう一人は「祟る神」のS氏。最近そっちには怒鳴りちらしてない。部長が替りに仕切ってくれているから)

 最初は彼の部署の営業アシスタント嬢が「請求書を2ヶ月分出してほしいんですけど、先月分が未収なので」と言ってきたので「お安い御用です」とさっそく出力したのだが、どーもその書式だと見栄えがあまり良くなかったのか、「入金伝票部分を抜いてもらえないか?」と確認してきた。

 経理や営業事務を経験した人ならわかると思うが、売上管理ソフトは入金管理も兼ねているので、「先月までの残高」「今月のご請求額」「今月のご入金金額」が表示される場合がある。
 前からそこの部署の人たちは「他所から来た請求書」にも疎かったので、その「ご入金金額」が表示されると「なんですかこれ?」と質問してきたり、「これ外せませんか?」と言ってきたりしたが、私は「これが普通なんです。得意先から、支払は済んでいるのに、その表示が無いというクレームを受けたことはありますが(入金伝票の入力を溜め込んでいたため)、これを外してほしいと言われたことは一度もありません」と毅然として、うちの会社のトーシローどもに「世間の常識」を教えていた。つもり。

 営業アシスタント嬢にも「これが普通なんだよ」と説明したのだが、「どうしても削除できないのでしょうか?」と譲らないので、「まあ、ほんとは出来ないこともないんだけど、そうなると伝票の日付を修正してずらしたりしないといけないし、そういう処理をやっていると元に復元するのも面倒だし、できればやりたくない。それに、得意先が言うのならしょーがないけど、うちの社員が気に入らないからって言うのは理由にならない」と丁寧に説明したら「わかりました・・・・」と引き下がったの、だ、が・・・・

 あー、やっぱスズメバチ君から内線がかかってきたーーーーーっ!

 「今回に限っては、なんとかお願いしますよ」と言うけど、単なるオメーの趣味でゼッテーそんなことやらねーよ。

 しかし、なにせ攻撃的なスズメバチ君であるからして、そう簡単には引き下がらない。
 こっちだってここで折れたら将来に関わるのだから(彼の言う「今回限り」なんて、玉置コウジの結婚会見よりも信用できない)、ここで例外を作る気は全く無いのである。

 それに何度も言っているが「この数字が入るのがなんかちょっと・・・」というのは、彼の個人的な趣味であり、客が文句言って来てるのではないのだ。それに、もし客が「この数字はなんでしょう?」って確認してきたら、笑顔で「ご入金が確認されると、その伝票が入りますので」って言えばいいだけだ。

 延々と「お願いしますよー」「だめです」を繰り返していたのだが、私には妙案があった。「だったら、このソフトの仕様だとなんともならないから、エクセルで好きに作ればいいじゃん」

 そういうことはよくあるのである。
 別に請求書なんて、汎用ソフトで作成しないといけない決まりがあるわけではない。ある部署では専用の自社開発ソフトで請求書を作成していて、売上はデータで貰っているだけだ。

 スズメバチ氏のその仕事でも、2年前までは派遣社員がエクセルで請求書を作成していて、私はその集計データを元に売上を計上していたのだ。
 しかし、悲しいかな、攻撃力はスズメバチみたいだが、頭の出来も同じくらいなので、私がそうアドバイスしても「また、そんな無茶なことを言うー」とか、よくわからない返事が返ってきた。

 「また、またー」って言って、こっちの言い分をかわすのが彼の常套手段である。こっちはごく普通のことを言っているのに、「ご冗談でしょ?」という態度でかわされると、こっちはますます不愉快になってくる。

 まあ、普段だと、あのまま、延々とのらりくらりとスズメバチと象の化かし合いみたいな展開になったのだろうけど、昨日も書いたが私はここ数日、毎日残業しているくらい忙しいのだ。その残業の一部はスズメバチ部署の仕事のである。

 そして、今日が多分、私の計画では「ピーク」だった。
 今日予定されていた仕事を片付ければ、そして明日も残業して頑張れば、来週はそんな切羽つまったスケジュールにならないだろう、って朝からガシガシ頑張っっていたのである。

 なので、スズメバチ氏の「いや、でも、オレはどうしても、こうしてほしいんですよ」という、意味不明の個人的趣味に付き合う無駄な時間がなかったのである。

 以前にスズメバチ氏をサイコ野郎呼ばわりした(日記の中で、こそっとね)こともあるが、この人、ほんと、目の付け所がほんとサイコで、前にも私が引き継いだ「口座引落データ」の確認で、私としては引き継いだばかりで自信がなかったので「この金額で引き落としますからご確認お願いします」ってだけだったのだが、営業アシスタント嬢から内線があり「このデータだと、喫茶パピヨンの口座データが(株)パピヨンになってるんですけど?」って言うので「はあ?」

 いや、そこチェックしてもらう箇所じゃないし・・・・
 と思ったので「それが、なにか問題でも?」と言ったら、営業アシスタント嬢が「いえ、スズメバチさんが、これはおかしい、あそこは株式会社じゃなかったはずだ。契約の際にはそうだった、と言うものですから・・・・」

 ええと、でも、そこって、もう半年もそのデータで引き落としができてるし、契約時は「喫茶パピヨン」って店舗名だったのかもしれないけど、そんなのどーでもいーじゃないですか?

 つーか、私が確認してほしかったのは「金額に間違いがないか、そして、過去の未収金を足す場合にはその旨指示ください」って意味だったのだ、まさかの口座名義チェックで「さすがわ、スズメバチ、見境なく攻撃してくるわ」とげんなりしたのである。

 つーか、「自分が思ってたのと違う?」って思ったら、自分で確認すればいいのに、私に直接言うのがヤダから、よくわかってない営業アシスタント嬢に確認させるなんて・・・・・

 しかし、ほんと、スズメバチはしつこかった。
 15分ほど平行性の言い合いをしていたら、私も疲れてきたので「私、忙しいので、じゃあ」と内線切ろうとしたら、まだワーワー「いや、ですから・・・・」と食い下がってきたので、「いやもう、スズメバチさんには付き合ってられませんから、もう、知らない!」とガチャンと電話を切ったら、総務部社員たちは笑っていいところなのか、私をフォローすべきところなのか苦笑していました。

 すんません。
 自分ではもっと大人なお局様のつもりなのですが、いざとなると「もう、知らない!」って・・・・・・小娘以下なことしか言えなくて。

 でも、さすがに周囲の皆様は「ミヤノさんが本気で怒っている?」とわかっていたのか、わかっていなかったのか、ちょっと濁った空気になりましたので「もー、久々にマジに怒っちゃったじゃない!勘弁してよ、もおおおおおおお」と一発叫んで笑いとっておきました。

 いや、ほんとに「こんなに怒るの何年ぶりだろう?」ってレベルだったんですよ、情けないことに。

 それでも、年とって鈍感になったおかげさまなのか、10年前だったらあんなにギャースカ言ってると、条件反射で涙ぐんでしまったものですが、涙は全く出てこなかった。でも、内線ガチャ切りしたあと、しばらく手の震えが止まらなくて(笑)

 あー、あたし、ほんとに「激情」が苦手なんだよなあ。

 「怒ってるフリ」はよくやるけど、それは学校の先生のように「ここで怒ってる態度見せないと、相手に伝わらないだろうから」っていう演技なのですが、演技だけでも疲れるのに、本気でカっとなると、ほんと消耗するので・・・・・

 実際、その後の仕事にちゃんと集中できなくて、今日も8時まで残業になってしまった。

 ほんと、ムカつくが、私は「愛と憎しみは紙一重」だと思っているので、あんなやつに、負の感情といえども、私の貴重な数年に一度くらいしか稼働しない「頭真っ白状態」を捧げてしまったことが、さらにムカつくが、向こうはそんなこと全然気にしてないでしょうね。昆虫ですから。

 わーん、私、昆虫大好きなのに、なんでこんな最低の発言を?(そこかよ)

 スズメバチ氏とは、これからも何度も交戦しないといけないだろう。
 まあ、営業アシスタント嬢達が、うまく間に入ってくれそうなので・・・・っていうか、優秀な彼女たちが、スズメバチ氏のワガママに振り回されているのも面白くないのだが、今のところ、彼女たちのほうがゆとりがありそうなので、いい緩衝材になってくれると、とてもありがたいです。

 つーか、くどくど愚痴がとまらないが、あの部署のアンポンタン営業マン達は、支払いが滞っている相手に電話する手間を惜しんで「未収金がわかるような、思わず支払いたいような、ステキな請求書をお送りすればなんとかなるかもしれない」っていうドリームな世界に逃げこんでいるみたいで・・・

 今回のスズメバチ氏の件にしても、私にワーワー言う暇あったら、得意先にワーワー言えよってだけの話である。

 「再請求の見栄えがこれだと、やっぱ、ちょっと」で言う意味がわからん。

 普通の一般常識だと、未収金がある場合には相手に電話して「あのお、先月分の入金が確認できてないんですけど?」ってやって、相手が「あら、おかしいですね、じゃあ、申し訳ないけど再度請求書を送ってください」と言うなら、普通に再発行した請求書を送ればいいだけである。そんなの、とてもフツーです。請求書をなぜか沢山紛失してくれる「祟る神」なS氏にはそういう電話いっぱいかかってきます。

 で、そういう相手先なら「2ヶ月前のご請求の入金がまだ確認できてないんですけど?」っていうと、決算などの都合が無い限り、2ヶ月前の日付の請求書を再発行しても別に構わないのだ。

 ところが、確信犯的に払わない(払えない)ところだと、なぜかごねる。

 3ヶ月前の請求が未収のまま残っていると、「じゃあ、今月分に載せろ」とか言ってくるので、こっちは「うう、めんどくさー」と伝票上の小細工して、向こうが要求する請求書をなんとか作ると・・・・・・そういうところは、おおむね、いや、私の経験ではほぼ100%支払ってこないのである。

 請求書の日付がどうのとか、見栄えがどうのとか、ごちゃごちゃ言ってくる得意先は、ただ「いちゃもんつけることで引き伸ばし」をしているだけなのだ。

 で、いちゃもん付ける側の心情に近いスズメバチ氏は、それを避けるために私に無理な要求してくるのだが、私だって、技術的には無理ではない操作したら、ちゃんと入金されるのなら、喜んでやるけど、経験的に「100%の時間の無駄」ってことがわかっているので、「相手が難癖つけてきたのをそのまま経理にスルーで要求してくることで、仕事してると勘違いするなよ?」ということを訴えたいのである。

 私があんなブチ切れても、たぶん全然わかってないとは思うが、私だってアピールしないといけないからね。

 部長には形式的に愚痴ってみたけど、たぶん、部長は具体的にはどういうことだったのかわかってないだろうけど、「あの、スズメバチ、ほんと、困ります、私は泣きそうです」と涙目で愚痴っておきました。
 部長に余裕ができたら、後からじわじわきてくれた嬉しいけど、別にそこにはそんなに期待してませんから。

12月7日(水)

 昨日はせっかくの休日だったのに、一日中雨で、部屋でゴロゴロしまくりました。

 久々にテレビも付けず、ネットもやらずに、ただひたすら漫画読んで過ごした。

 ああ、いい、リフレッシュになった。

 そんで、今日は出勤したらやっぱし仕事山積みで、朝からもう、ほんと、黙々とやりましたけど、「やっても、やっても片付かない」っていう状態も久しぶりかもしれません。

 それでも、かつての師走のクレイジーさに比べれば、まだ「そのうち片付くだろう」って先が見えるので落ち着いてやれているつもりですが、年末ジャンボにいくらつぎ込むかで「冷静さの度合い」が測れますので、どうなるでしょうね?

 海老沢泰久の「監督」については、一昨日触れましたが、あんまし好意的な雰囲気ではないことばかり先に書いてしまったようなのですが、かなり面白かったですよ。
 楽天ファンとしては、ノムさん就任直後のチーム状態がフラッシュバックしまくりましたし。
 ほんと、5年前の楽天をモデルにしたのかと思いましたわよ。

 ノムさんが就任した当時は「近鉄出身選手ばかり固まっている」って印象だったらしいけど、落ちこぼれを掻き集めたチームだったし、そういう人達は自分のことしか考えてないから、ほんと、荒んだ状況だったってことは想像に難くない。

 それは、今自分が所属している会社にも多数の「オレが、オレが」っていう選手いますが、確かに君の個人成績はまあまあなのかもしれないけど、会社としてそれが利益に繋がってますか?というと、かなり「そうでもない」わけで、例えばある部署では「取引先件数を伸ばしました!」って言うけどよー、それは資料送付してるだけの件数であって、1000円程度の「資料送付代」の請求書を送付するコストって考えてます?

 と、ずっと意見していたのだが、今月やっと「資料送付のみの得意先には課金しないことにした」ということになり、あの仕事での請求書発行件数がなんと、3分の2になった!

 あの仕事を新たに担当した人たちのおかげかも。
 前はずっと派遣社員にお願いしていたので、派遣社員は「意味の無い売上だが、私はとりあえず残業手当はもらえるし」という立場なので、「これ、おかしいです」とは言わなかったのだが、それを正社員にやらせてみると「こんなんで、サービス残業?」と疑問を抱いてくれたのかも。

 おかげで私の手間も軽減されたので、見えないコストがかなり減ったのだが、もっと早くにこうしてほしかったが、私が広岡監督みたいなマネージメントが出来なかったせいね・・・・つーか、監督権限どころかコーチ権限もない平選手だったので、その私がいくら言っても、2年間もそのままだったのに・・・・誰が改革してくれたのだろうか?

 しかし、それでちょっと気を良くして、そこの営業担当者と話をしてみたのだが・・・・相変らず言い訳しか言わないのね。

 しかも、そいつは「大きい声で言ったほうが勝ち」という、「核兵器いっぱい持ってたほうが勝ち」みたいなことなのかもしれないが、よくわからん言い訳を大声でワーワー言うだけなので、もういい、わかったから、どこかに消えてくれ、いや、つついてみた私が悪かった。

 ほんと、スズメバチの巣みたいなものらしい。

 なんで、あんなに攻撃的なのか、ねー?

 私はいつも不思議に思う。
 蚊に刺されると痒くて辛いから、必死に防御してしまうが、もしも、刺されても痒くない蚊が突然変異で生まれていたら、こっちもムキにならずに素直に献血してあげるだけなのに・・・・だったら、進化論的に「血を吸っても、相手には痛くも痒くもない蚊」が進化してもいいと思うのですが、どうして、そうならないのでしょうか?

 スズメバチだって、「人間にそれほどの害がない」ってことになれば、アリの巣程度に放置されるはずなのに、遠足中の小学生を無差別に襲っちゃダメじゃん。

 でもね、たぶん、「まともな人に害を与える人間」っていうのも、たぶん、蚊やスズメバチが変わらないように、この世に君臨しつづけるのでしょうよ。
 こっちも蚊やスズメバチのようには警戒してないですからね。「ちゃんと話せばわかるんじゃいか?」ってね。

 仕事がデキない人を昆虫に例えてしまって申し訳ない。もちろん、蚊やスズメバチに対して謝ってます(笑)

 さてと、えっと、昨日一日「廃人」だった私が、今日「ぎえええええ」と叫びうになったことと言えば「ベイスターズの次期監督候補に中畑が急浮上!」であった。

 工藤が有力候補に上がった時には笑っていたのだが、中畑だと笑えません。

 だったら、せめて、駒田にしてくれ・・・・・(まだ笑える余裕がある)と思いましたが、モバゲーの社長、やっぱ野球音痴なのかね?「大洋ホエールズが好きでした」と言うのなら、まず、遠藤とか屋鋪に打診するフリくらいするべきなのでは?

 工藤、中畑路線だと、次はマジ江川とかいきそうって・・・・・ああ、そうだ、いっそ愛甲にオファー出してみればいいのでは?

 まあ、監督人事で有名どころをあっちこっちっていうのもアリなので、高田GMがテキトーなところで落とし所を見つけるという手腕に期待しておきます。なんならさー、初年度くらいは高田が監督すりゃいいと思うのですが・・・・・

12月5日(月)

 昨日は早朝イベント仕事だった。
 比較的ラクな会場に割り振られたのだが、人員がギリギリだったのでけっこう疲れた。

 でも、昨日は比較的暖かったので、外仕事でもそんなに辛くなかったのが幸いでした。

 午後1時には開放されたし、九段下近辺にいたので「うーむ、神宮外苑に寄り道したいなあ」と思った。
 ほんとはヤクルトのファン感行きたかったんだけどなあ(また松岡海苔店が出店していたし。去年買った味付け海苔のワサビ味美味しかったなあ・・・・でも、この時間だと、もう、ほぼ終わりの時刻か・・・・だったら、国立競技場の早明戦に行っちゃおうかしら・・・)

 私の学生時代には満席が当たり前の早明戦であったが、今はそんなこと無いらしいので、当日券でも入れるらしいから、ちょっと覗いてみたい気もしたが、やはり電車に乗ったら「もう疲れた。ダメだ」と真っ直ぐ帰宅しました。

 帰宅して、テレビつけたら、さすが早明戦はNHKが中継していた。ラグビー中継の時に副音声でやってる「初心者向け解説」がけっこう好きです。アドバンテージの取り方とか、あれがないとよくわからんので。ラグビーってけっこう審判判定が繊細でさ。見かけよりも。

 というわけで、私がヘタレだったので現地観戦が叶わなかったので「競技場で、イケイケー!って酔っ払って叫んでるよりも、テレビで観たほうが試合の本質がわかったりするのよね」と負け惜しみを言いながらテレビ観戦しておりました。

 しかし、明治の監督の吉田は、ほんと、おっさんになったなあ・・・・・

 年下なのよ、よよよよよ(涙)

 でも、せっかくだから、吉田の笑顔が観たかったなあ。(負けました。なんか微妙な感じで)

 試合としてはどうだったんでしょうかね?
 テレビで観てるとよーわからんのよ。細かい反則とかはわかるんだけどさ。
 やっぱ、試合の流れというか雰囲気はテレビじゃわからないのは野球にしても、サッカーにしても同じだろう。バレーボールくらいだとどうかな?生観戦したことないからわかんないんだけど。

 それより、早明戦といば、やっぱ観客でしょう。寒いから、みんな熱燗とか飲んで観戦していて、母校が優勢になると、バタバタとバカみたいに旗振ってワーワー叫んでさ。

 ほんと、今はどうなのかよくわらないけど、その昔は早稲田と明治の戦法は全然違っていたので、その好対象ぶりは昔の巨人阪神戦をもっと極端にしたみたいな感じで面白かったんだけどな。

 さて、早明戦のテレビ中継を見ながら、野球実況板をチェックしていたら、ヤクルトファン感の様子も続々アップされていたのだが・・・・・うわーん、由規君がやっぱし今年も女装したんだ、観たかった!

 今年はなんと、実弟と「マルモリ」やったらしい。

 なんだか由規の女装が恒例化しているようだが、そもそもピンクレディのサウスポーを登場曲にしていたオジサン左腕の佐藤マサルが嫁自作の衣装でファン感で「サウスポー」をやろうとしたら、その相方に任命していた同僚左腕が「無理、無理、ぜったい無理」と逃げたようで、急遽、先輩には絶対に逆らえないルーキーの由規が「投球は右だが、字を書くのは左」ということと佐藤繋がりで抜擢され、それは見事に女装で踊りきったのである。

 あの映像を観たときには「この子、将来、大エースになるわ」と確信したのであった。

 あの開き直りの度胸をマウンドでもいっぱい見せてほしかったが、そこまでガツーンとは成績は伸びなかったけど、去年のファン感でのAKB女装も素晴らしい出来だった。

 あまりの堂々たる女装姿に「この格好でマウンドに立てば20勝できるのでは?」と本気で思ったくらいだ。

 で、私は生で観ることができなかったが、弟と一緒に見事にマル・マル・モリ・モリを踊っていました。
http://youtu.be/FEp4RRq8XnY

 いやあ、この映像観ても、「見せる」ということに対する天性の勘みたいなものを持ってますね。弟もいい線いっているのですが、まあ一般人の域でしょう。
 やっぱし、由規は女装させてマウンドに上げたら、来年こそ沢村賞なのでは?って、私は本気で思ってます。ダルにもマエケンにもマー君にもこれは無理でしょうからね。

 おや?もう12時過ぎか・・・・
 今日は9時まで残業しちゃいましたからね。

 でも、野球話で盛り上がってきたので(?)もういっちょ。ってゆーか、明日休みなので。(今週も日曜イベント出勤なのですよ、もー、勘弁してってかんじ)

●「監督」海老沢泰久

 少し前に掲示板でお薦めされたのですが、すでに廃刊になってましたので「図書館で探してみよう」と思ったのですが、中古本で見つかったので買って、やっと読んでみました。

 ヤクルトを初優勝させた広岡監督をモデルにした野球小説です。

 1979年の本らしいが、広岡ヤクルトが優勝したのが1978年らしいので、私が小学校6年生の頃のお話です。

 残念ながら、全然記憶にない。

 へー、広岡って西武の監督就任は1982年なの?あれ?だったら私は高校生じゃん?
 するってえと、私が中学の頃観たはずの「がんばれタブチくん」」の映画には広岡監督はまだ登場してなかったの?

 そのあたりの記憶がごっちゃになってるのであるが、でも、私は「野球やってみたいから、中学ではソフトボールやってみよう」と思ったくらいだったから、ヤクルトが優勝した時にもそれなりに真剣に野球中継を観ていたはずなんだけどね。

 先日も久しく連絡が途絶えていた友人からメールがあり、「どうしてます?」と聞かれたので「野球に夢中です」と返事したら「なんで、野球?」って驚かれたけど、だから、私が小学生や中学高校の頃までは、テレビでほぼ毎日、巨人戦中継が流れていた時代だったんですよ。

 だから、プロ野球の話題っていうのはお天気の話題くらいフツーのことだった。「急に寒くなりましたねえ」っていうのと「巨人は優勝できなさそうですよねえ」っていうのが同じレベルで通用した時代。

 前にも日記に書いたと思うが、中学校の社会の先生がけっこうお茶目というか、定期テストで毎回、サービス問題というか、おちゃらけ時事問題を設定しており、たぶん、当時はどうしても女子のほうが平均点が高いので、「勉強できねー男子にサービスしといてやるか」と思ったかどうかは知らないけど、「パ・リーグの優勝チームを述べよ」という問題出して、成績優秀だった女子がほぼ壊滅して、「こんな問題ありなの?」と怒っていたので、私が「えーと、普通に新聞読んでればわかるのでは?」と言ったので、彼女たちはがっかりしてましたっけ。確か、その年にパの優勝チームは日ハムでした。男子の正答率は80%くらいあったようです。

 そんな、古き時代の野球小説ですから、今読むと違和感ありまくりなところも多いです。特に「ハッスル」って単語が濫用とか。
 遠い目になって脳内検索してみても、「ハッスル」って言葉は手垢にまみれてしまったので、自分が12歳の頃の「ハッスル」の立ち位置を考えてみても全然思い出せません。

 でも、「ハッスル」がダサくなったのは、そう昔のことでもないだろうから、1980年頃は、今で言うところの「モチベーション」とか「ポテンシャル」程度にはカッコいい言葉だったのかね?

 野球理論的には、当時の「巨人」は常勝軍団として当たり前のチームプレー的な戦術や守備重視の思想があったけど、他のチームはけっこう好き勝手にやってる風潮があって、そこに巨人を追われた立場の広岡が・・・・って話なんですかね?

 川上と広岡の確執は今でも語り草ですが、この小説ではすでに「確執を超えて、信念の部分で同調」ということが強調されてましたが、21世紀の今では「川上や広岡が目指した野球」というのは「フツー」になってしまったのですが、1980年の時代ではどうだったのか、よく憶えてないです。ってゆーか、その当時の私は「戦術」ってものを全然わかってませんでしたし。

 そういや、先日、西本さんがお亡くなりになりましたが「ああ、西本さんといえば、あの近鉄の帽子だなあ」と懐かしく思い出しました。

 そんで、「監督」という小説ですが、後半の「八百長疑惑」とかは、今だと不要な部分で、あの時代では必要な部分だったかもしれないけど、今だとね。それよりも、「巨人が常勝しないと野球界ヤバいから、広岡を巨人にちょーだいな」っていう、裏の声のほうが、今のお家騒動巨人を思い出させて、なーんかね?って、微笑んでしまいました。あんな無茶な要求を平然としてくる人物はナベツネしかおらんし。(その当時のナベツネさんがそういう立場におられたのかどうかは知らないけどさ)

 広岡監督をモデルにした「マネージメント教本」とも言える小説なので、「もしドラ」の隣に並べておいたら売れそうだったのにな(笑)

 この小説は、広岡監督の率いる弱小球団はヤクルトがモデルだということはわかるけど、選手名は架空なので「モデルになってる選手がわからんなー」と思って、ネットで書評を検索してみると、ふーむ、エースは松岡で、野手のリーダーは若松ってあたりなんですか・・・・

 若松はともかく、松岡の顔が思い出せない。

 でも、いくつか書評を読んでいたら、「翻訳調の文章」って言われているようだ。
 たしかに会話が「君はなぜそう思うんだね?」「私はこう考えておりますの」っていう調子なのだが、それが翻訳調ってこと?

 そっか、それってたぶん星新一みたいって意味なんだよね。

 今だと「それがなぜ、翻訳調?」と思うのだが、文化住宅や文化包丁の「文化って何?」みたいな、形容詞じゃなくて固有名詞なんだとわかると、なかなか感慨深いものがある。


12月1日(木)

 すごいね、12月と供にきっちり冬になった。

 テレビの天気予報に、これで平年並みって言われれば「まあ、そうだな」と私は思ったのだが、出勤してみたら、みんな「12月ってこんな寒いんだっけ?」と不思議なことを言う。
 毎日、小馬鹿にしたようなことを書いて申し訳ないが、11月があんなに暖かったのが「異常」だっただけでしょうに。
 さらに私が「天気予報では、関東の山沿いでは雪降るかもって」と言うと、「ええ?12月初旬に雪?」と驚かれて、こっちが驚いたよ。

 ああでも、考えてみたら、私が「例年の12月初旬の気候」について、確固たる自信を持っているのは20数年前に早明戦を何度か観戦しているからである。あれは、毎年12月第一週の日曜日に行われるので、自分の記憶の中での定点観測になっているらしい。一度、雪に見舞われたことあったんですよ。朝から降っていたので、完全装備で国立競技場に向かったのだが、幸運なことに入場する頃には雪が止んだので、用意してきた雑巾で座席にシャーベット状につもった雪を除去して観戦しましたっけ。

 でも、確か、意外と暖かい時もあったのだ。

 それに、この会社に入ってからは早明戦の変わりに、毎年12月の第一週の日曜日はイベント仕事なので、もの凄く寒くて死にそうになった時もあれば、「去年すごい寒かったからスーツの下にタートルネックのセーター着てきたら暑くて・・・ちょっと抜けて、トイレで脱いできていいですか?」っていう女性社員がいた時もあった。

 私は冬期のイベント仕事の時には、天気予報の最低気温や最高気温は真剣にチェックしているし、それと当日の服装選びの参考というか、経験値として蓄積しているつもりだが、みなさんはあんまりそういうデータを収集しないのかね?

 もっとも私もけっこうアバウトですけど。
 5度切ると「真冬」で、5度から9度だと「冬の普通の寒さ」で10度以上になると「けっこう暖かい」って程度。

 それにしても、私が子供の頃に比べれば、ほんと、都心部は暖かいしなあ。
 私は少学校の頃、ずっと「しもやけ」に悩まされていたのだが、いまどき、「しもやけ」っていうのも首都圏では死語の世界だろう。

 もう何年も前になるが、クリスマスの時期に国分寺の実家に滞在していて、国立の駅前のイルミネーション(今ドキの主要繁華街みたいな派手なのではなかったが)を眺めに行ったのだが(あと、確か、一橋大構内を散策した)、その時に久しぶりに「足の裏が冷たくて痛い」という感覚を思い出した。
 国分寺在住の両親は慣れているので「そお?」と言っていたけど、当時は港区勤務だったし、普通に歩いていて足の裏が冷たくなるようなことが無かったのだ。

 でも、千葉在住だった頃は、冬って厚手の靴下履かないとほんと足の裏が冷えたんだよね。

 東京に住んでいると、霜柱もほとんど見ないしなあ。近所の遊歩道の植え込みの中で時々見かけると嬉しくなるくらい。
 通っていた小学校のグラウンドは冬の朝は霜柱ができて、生徒がそれを踏みつぶすし、暖かい日の昼頃には霜柱が溶けて土が水分含んでぬかるみになり、それがまた翌日の朝、カチンコチンに凍るから、デコボコのままのカチンコチンなので、よく躓いて転んだものだ。
 真冬のグラウンドで転ぶと、寒くて体も強ばっているし、カチンコチンの地面で強打するから、ショック症状の一種なのか、吐きそうになったなあ。てゆーか、吐いた時もあったかも。

 それにしても、やっぱし、私や部長は暑いのにも、寒いのにも比較的強いけど、30代以下は弱いですわよね。

 うちの家族にしても、6歳下の妹なんかは「環境の変化に合わせるのではなく、環境を変える」っていう感じなので、世代間格差を感じます。

 うーん、でもこのまま日本経済が凋落していって、また貧乏時代に戻ったら、逆世代間格差というのか、「今どきの老人は、若いころ贅沢していたからワガママでしょーがない」ってことになるんですかね?
 今でも「バブル時代経験者」は、そういう事言われる時がたまにありますけど。

 話変わりますが、この間、部長と雑談していて(っていうか残業していたのに部長のトークが盛り上がってしまい台無しになったのだが。よくあることである)、前にも部長が「この子、どうなるかなあ」と注目していたらしい少年の話題になった。
 サッカーのバルサ参加の少年サッカーチームに10歳の日本人少年が特例として入団したらしいのだ。
 そのチームは「バルセロナ近隣の少年しか加入させない」という日本の国立大付属小学校みたいなルールがあるようなのだが、そこのコーチが惚れ込んでしまったのか「特例」として認められたらしい。

 まあ、いくら才能ある少年だったとしても、マドリッドの少年やマルセイユの少年を特例には認めなかっただろうけど、「サッカー後進国の日本」だからアリだったんでしょうけど、でも、10歳の子だし、将来的にはどうなんだろう?

 部長としては「将来、国際的スターとして開花してほしい」と思ってるようだが、私としては「今後、体格的にどう成長するのか、わかりませんからねえ?」としか言えない。

 そしたら部長が「でも、メッシみたいに身長低くても、あんだけ・・・」と言うので、「うーん、確かにああいう選手の存在は東洋人に夢を与えるけど、でも、日本人がああいう体作ろうとすると、たいてい、膝とか壊しますからねえ。筋肉量はなんとかなるのかもしれないけど、やっぱ、骨格が違うのかなあ?」

 そういや、プロ野球の今オフシーズンは空前の「メジャー挑戦!」ブームのようですが、海外FA権の選手はいいとしても、ポスティング移籍挑戦の選手も多いので、アメリカも不景気だしなあ・・・・去年、岩隈がそれで破談になって出戻ってきたんだけど・・・・・

 ホークスの川崎ムネリンはイチロー先輩の後を追って、マリナーズを逆指名してましたが、うまく行くんですかね?

 どーしても、今年、優勝のご褒美みたいな形でメジャー入りしたけど、あっとう間に骨折で逝ってしまった西岡のことを思い出してしまいます。日本人内野手はいろいろ難しいらしい。クロスプレーが多いからね。

 しかし、西洋人ってなんで、あんなに骨が丈夫なのでしょうか?って思ったら、ふと思いついた。

 江戸時代の長い平和がいけなかったのでは?

 400年も実戦から遠ざかっていたんですよねえ?そりゃあねえ?「戦争に適した遺伝子」が衰退しますわよ。

 ああ、しかし、「じゃあ、また戦争すれば?」という理論は通用しないな。もはや、重い鎧甲背負って戦える能力のある男が生き残るっていう時代じゃないので・・・

 でも、するってえと、あと300年くらいすれば、西洋人の骨格も落ちてくると思うので、サッカーやラグビーで互角に戦えるようになるのかも。男子バレーボールがどうしたら強くなるかはわかりませんけど(笑)

 いつも思うんですけど、室伏父って凄いですよね。たぶん、日本では第一人者だったんだろうけど(スポーツ観戦なんでも大好きな友人T嬢は、陸上競技もよく観戦していたらしく、室伏が出てきたとき「へー、あの室伏の息子かあ」って思ったそうです)世界的には「どんなに技術があっても、体格で負ける」という壁にぶちあったのでしょう。そして、オランダ人アスリートの女性を口説いて、オリンピックでメダル取れる選手を産んでもらったようなので(なのかどうかは知りませんが、でも、オランダ人っていうのは、そういうのに寛大な気がしますし)、遺伝子組み換え大豆よりも、荒業ですよね。

 さて、ダルビッシュもメジャー行くのかなあ?
 ダルがオランダ人ハーフだったら全く何の問題もなかったのだが、イラン人っていうのが、あちらではどう受け取られるのかが心配です。いっそのこと、オランダ系ってことにしてダルビッヒってことにしておく?
 メジャーのことは全然わかりませんが、やっぱ、ヒスパニック系が多いし、クリスチャンが多いような気がするので、イスラム系というか中近東系な選手っているのかいないのかもわからんし。

 日本だと、20年前までは歴然と韓国人差別があったはずなのに、韓流ブームであっという間に覆されてしまいましたが、アメリカはねえ?

 韓流ブームといえば、先日、友人C嬢と食事していたら、電車移動が嫌いでタクシーをよく利用するC嬢なのですが、最近の運転手さんとの会話で「昔は、新宿に行ってくれって言われたら、中高年の客を歌舞伎町のコマ劇場前までお送りすることが多かったけど、今は大久保の韓流ストリートまでっていう若い女性ばかりで、ここいらを流していると、今はそういう客で飯食ってるんです」って話していたらしい。

 新宿から大久保なんて、歩いてすぐだと私は思うのだが、おのぼりさん達はタクシー使うのかもね。

 東京暮らしが長い私は、日本や海外の地方都市に観光に行っても、そのスケール感がたいてい東京よりも小さいので「このくらい歩いていけるだろう」と、ほとんどタクシー利用しないのですが、逆に地方から来た人は「一駅離れるから」って地方のスケール感で、たった1キロ弱でもタクシー移動したりするんでしょうね。

 

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