可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

11月15日(火)

 ぱおおおおおおおん!

 と、久々にアフリカ象のように怒った。

 つーか、昨日ここで「エラ人がのさばっているのは、エラい人の言うことに無条件に従う下々の責任もあるのでは?」って書いたばかりだが、まさかその翌日に「いい実例」が目の前に提示されるとわ。

 その話は前々から聞いていたのだが、先日の親会社の「支店長及びに役職者向けの連絡会議」で正式に発表されたらしく、今日の総務部の報告会で部長が「総務部としては、きちんと取り組みましょう」というか「うちの会社でも頑張るようにしましょう」と述べたので、私は「笑い話」として右から左へ聞き流す気満々だったのである。

 この夏、うちの親会社は節電をとても頑張ったのであるが、ボスは「この調子で冬も頑張ろう」と言っていたらしいことは漏れ聞いていたが、その具体策が「暖房設定温度15度」っていうのは、ジョークだと思っていたのですよ、わたしゃ。

 一ヶ月前に、はやり部長から「そういう提案があるらしい」とは聞いていたけど「暖房エアコン設定15度って、エアコン使うなってことじゃんwww」と笑い飛ばしておりました。

 ところが、今回の「幹部社員向け連絡会」で正式に通達されたらしい。

 一ヶ月前は「なに15度ってwww」と笑い飛ばしていた総務部社員達も、めっきり冷え込んできた時期であるので「ほんとに、それでやるんですか?」と不安を隠せない。

 なので、みんなして、部長にワーワーと「ダウンジャケット着て仕事しろってこと?」と質問の雨あられだったが、部長は「まあ、トップが決めたことだから、皆さんよろしく」と締めようとしたので、「よろしくって・・・・・」という雰囲気になったので、私はそこまで黙っていたのだが「精神論ではこれでいきましょうって意味で、現実的には適度によろしく、って意味でしょう」というような意味のことを言ったのだが、そしたら皆が私の方に注目したので、「だから、表向きは無茶な課題でも頑張ろうでいいじゃん。そりゃ、部長はエアコンの温度設定でズルすることはできないかもしれないけど、他の人がやるのは構わないというか・・・・・・ああ、バカバカしいったらありゃしないけどwww」

 そしたら部長に「そういうのは、絶対に他の部署の人に言わないでください」と釘を刺された。
 そして「とにかく、トップが発信したことなんだから、真摯に受け止めて実行するために総務部として何ができるかって考えるように」って?

 私が「あー、余計なこと言ってすいませんね」とプイっと横を向いたので、E嬢が私の真意というか「自分が部長に逆らって、こんなこと言われたら相当傷つくけど、ミヤノねーさん大丈夫?」とばかりに、心配そうな顔をしていたけど、私は大丈夫ですよ。

 震災直後は、そりゃ、いつ停電するかわからなかったから、ほとんど暖房使わなかったが、そりゃあ、寒かったですよ。

 前から「夏は28度、冬は20度」っていうお達しが出ていたけど、夏の28度はまあまあ守ったけど、冬の20度は無理だった。私が寒いのが苦手だっただけかもしれないが。

 なので私は「こっそりエアコンのスイッチ入れる係」になっていたのである。
 暑いのには強かったので「私をアテにしてちゃダメよ」と釘をさして、「暑けりゃエアコン入れなさい」って散々指導したけどね。

 みんな、真面目だからさあ。自分でスイッチ入れたがらないので、ほんと面倒くさかった。

 自分でスイッチ入れる勇気が無いのなら、黙って耐えろと思うんだけど、「ああ、寒い」とか「暑い」とか、愚痴だけは垂れ流すので、「だったら自ら掟破りすればいいじゃん」って思うのだが・・・・・

 で、冬場の私の観察では、このオフィスでは20度切ると「もう無理」だったのである。

 自宅での実験でも、室温が18度くらいが「厚着で耐えられる限界」だった。

 それなのに「15度」って?

 それは、今頃の東京の屋外の最高気温だけど、外を歩いているから「普通」だけれども、その気温でずっと座り仕事しているのは無理なのだ。

 そりゃ、サッカー観戦しに行って、気温が15度あったら「今日は暖かかった」って思うかもしれないけど、サッカー観戦ってせいぜい2時間くらいなので、それでいいのだが、事務職が8時間その気温で座りっぱなしで仕事するのは無理なのです。

 それなのに、親会社のトップが「うちの会社って節電頑張ってるいい会社なんだぜ」ってアピールしたくて、他よりも(普通はせいぜい18度設定だろう)無理めな設定してるかっていうと、「王様の耳はロバの耳」な法則が働いているからとしか思えない。

 私がトップの側近だったら「それは、保健衛生的にはヤバい数字でしょ」って言いますわよ。

 っていうか、常識的にありえない目標を立てたら、部下はみんなそれを「冗談」だと解釈して、陰でテキトーに運用するでしょう。

 巨人のお家騒動で言うなら、「江川をヘッドコーチにしろ」っていうのはかなり微妙ですが、「王をヘッドコーチにするつもりだ」と言われたら「はい、はい、そーなんですか」って部下はスルーできますけど、そのトップの発言を表面上はマジ受けした部長が、部下に「来期は王さんがヘッドコーチだから、そのつもりでいるように」って言って、部下が「ええええ?じゃあ、みんな一本足打法なんですか?」って驚いていると「そういうことじゃないんだけど、そういうつもりでいるように」って、わかりにくいのお。

 ですから、私は自分の生命を守るためなら、上からの命令も平気で無視しますけど、他のみんなはそういう割り切り方できないようで「どーすんの?どーすんの?」って困っているので、私が一発かましたろ思って「あー、バカバカしい」と言ったら、部長に「あんま、そういうのは堂々と言うな」と釘を刺されたというお話でした。あー、アホらしい。

 で、やっぱり、どうしても言いたいのは、多少なりとも頭に毛が三本以上生えている社員は「はい、はい、精神論は精神論でスルーして、実用はまた別です」って割り切るけど、真面目な人達は真剣に「上からの命令」を遵守しようとして、「なんだこれは、寒いぞ?死にそうだぞ?風邪ひくぞ?」と文句たらたらになるのわかってないんですかねえ?

 私みたいに、堂々と「それ無理です」って言える人が、ボスの周りにいないってことのほうが問題かと・・・・

 つーか、すごい深読みすれば、ボスは最初はほんの思いつきで「暖房設定15度」って言ってみたけど、まともに反論する人が周囲にいなかったので「冗談」がそのまま通ってしまったのかと・・・・

 で、部長は私が「そんなの無理」って噛み付いたら苦笑していたけど、苦笑してる場合じゃなくて、お前がボスに噛みつけよ・・・・って思う。

 「トップが言うことだから」って、トップが言うなら、カジノ代も会社で持つの?粉飾決済もアリなの?江川がヘッドコーチでもいいの?

 そして、あのトップは、確かにかなりのお坊ちゃん育ちで、けっこうバカだけど、・・・・それに、自分に歯向かう人材を排除しちゃうあたりがダメだけど、彼は、ほんとのほんとは「こんな私を叱ってくれる人」を求めていたりするのだ。そりゃ、そういう人がこぞって失脚しているので、怖くて触れないっていうのはホントだけど。

 そして、残念ながら、私みたいな「失脚する前に地位が無い」っていう人材は、なかなかトップ様に直接ご意見する機会が無いので、直属の上司に「はあ?なんだそりゃ?」ってブツけると痛いらしいけど、それをなんとか上に投げ返してほしいんだけどな。

 って結局「高度な建前というか、精神論だけはよろしく」ってあたりで、曖昧なところはこっちでテキトーに運用しなくてはならないわけで、はあ、疲れる。私そーゆーのホントに苦手なのですが、とりあえず、暖房設定温度20度だけは死守させていただきますから。

 って、「どうしていいのかわからない」という死んだ目をした総務部社員を前にすると、躍起になるのもアホらしく感じるのでありますが、私は寒いのが苦手なので、私がちゃんと仕事できる室温は死守いたしますとも。
11月14日(月)

 日本シリーズは、馬原が連日の「マハラジャナイト」(馬原の俺達ネームは「馬原者」)を繰り広げているようです。
 つーか、あのソフトバンク打線が中日打線に連動して貧打になってる方が問題だと思いますけどね。

 しかし、日本シリーズやってるというのに、巨人のお家騒動のほうがスポーツ紙の一面を飾るという、由々しき事態に・・・・

 清武も勝算あってやってるのだと思うので、ナベツネがさっそく「けしからん!」と反撃してきましたが、これからがホントの泥仕合になるんですよね?
 毒舌ボケ老人をどう封じるのか、清武氏の戦略に注目しているのだが、さあ、どうなるのでしょうか?って、TPPの行く末と同じくらい生暖く見守りましょう。あれ?TTPだったっけ?

 それにしても、部長が「ナベツネってどうして、あんなに権力があるんだろう?」と素朴な疑問をまた持ち上げるので「ふーん、世間一般の中間管理職さん達はそう思うのかね?」と私の素朴な疑問も立ち上がりました。

 「それって、エラい人はエラい人だから、無条件降伏します」ってお約束があるからじゃね?

 残念ながらそういうヒエラルキーから排除されてきた私には、そーゆーのが全然わからないわけです。
 権限の無いエラい人が、あーだこーだ言ってきても「そうですよねえ?」って聞き流しておけばいいだけでは?

 つーか、エラい人が権限ふるってるのは、大抵の場合「エラい人の言うことはちゃんと言う通りにしないといけないんだ!」って下っ端が素直に従っているからなのでは?
 もちろん、本当にエラい人に逆らうと、東京湾に沈められたりするかもしれないから、命を危険に晒すよりも、言う通りにしておいたほうがいいのかもしれないってケースもあるのかもしれないけどさ。

 ナベツネさんがいろんな意味で「ご健在」なのは、「古きよき時代の権力者の香り」を色濃く残しているので、文化財保護的な意味で「エラい人」として手厚く保護されてるのかと思っていたのだが、清武がそこに一石を投じたのは「そろそろ、もう保護しなくてもいいだろう」と、日本シリーズの最中に華麗な引退試合を展開しようとしたからなのかしらね?

 おかげで「モバゲー球団ができても本当にいいの?」という話題はすっかり地味になっちゃったし、原監督はなんかよくわからんコメント出していて、「もう、いいから、原はやっぱし日ハムの監督になればいいんじゃないの?」って思うし(笑)

 そう考えると、清武は「一本釣り確実だった菅野をまさかのクジ引きでまんまと外した」ということで、世間的には負の知名度がやや上昇した機運を逃さず、「ナベツネ叩きで汚名返上」を狙ったのかしら?
 しかも、なぜか「江川ヘッドコーチ案」が浮上して、「また、こんな所で江川?」と遠い目になる。

 いや、最初「巨人の清武代表がコンプライアンスがなんちゃらで記者会見」ってニュースが駆け巡った時には、「こりゃ、また巨人が、菅野獲得の超裏技を発表するのか?」ってちょっとワクワクしてしまったのだが、それは期待ハズレだったんだけど、なぜかそこに江川の名前が出てくるあたりが「なんだかなー」って感じである。

 識者的には「子供の喧嘩みたいな内輪揉め」だろうけど、オリンパスのお家騒動や、大王製紙の「創業者一族のお坊ちゃん使い込み騒動」をBGMにしてみると「エラ人の好き勝手にさせてると、とんでもないことになりますよ?」というテーマも見え隠れしてくるので、それは、ちょうど私の「ダメなもんはダメだってちゃんと大声で言わんといけないらしいなあ」って気分とシンクロするので、この間も日記に「オリンパス問題は、有効活用させていただいております」って書いたけど、「巨人軍お家騒動」も、我社のエラい人に振り回されている中間管理職さんたちに「それって、ナベツネのご威光みたいなもんなんすかねえ?私にはよくわかりませんが」って言うと、効果的かもね。

 卑近な例ですと、ここ半年くらいTK部長から「上からこうしろと行ってきてるんで、その準備してください」と言われてる案件があったんだけど、私は「どーせ、そのとーりにできないでしょ。言ってるだけでしょ」と無視していたんだけど、また上から「あの件どうなった?」とつつかれたようで、私が「やれっていうなら、やりますけど、それ、やっても意味ないでしょ?」と散々逆らっていたんですけど、部長もそれが無意味だってわかっているので、どーしたらいーのか困っているらしい。

 いや、別に言う通りにしてもリスクは無いので、それでもいいんですけど、やっても意味ないことやりたくないんで。リスクは無いけど、それなりに手間になるので。

 しばらくしたら、また「あれは、まだ準備できてないのか?」って上から圧力がかかりそうだから、そうしたらこう言おうっと「へー、江川をヘッドコーチにどうしてもしたいのですね?へー、そうですか?」って。

 私がいくら「それって意味ないじゃん」って言っても通じないけど、たぶん、「へー、江川をヘッドコーチにどうしてもしたいのですね?」って言うと、一発で通じるどころか一発以上の効果ありそうなので、温存しておこうと思った。

 という、私の下世話な仕事上の処世術のために、巨人軍にはもっとメタメタに泥仕合繰り広げてほしいです。

11月13日(日)

 昨日は、前からママンが申し込んでいた(「抽選で当たったけど、アンタ行きたい?」と回りくどく誘われた)、「東京の水辺散策」というのか、外堀や神田川を船で周遊するNPO主催のツアーに参加した。

 お天気にも恵まれて、素晴らしかったです。
 コースは千代田区役所(九段会館の斜向かい)の裏手から、日本橋川(って名前だったのね、初めて知った)を下って、高速道路の下ずっと通って日本橋を通過し、聖路加タワー、築地市場の前を通り、なるほど、こう通ると浜離宮に出るのか・・・・って浜離宮を海側から眺めたのも初めてだったが、そこはもうお台場を眺める東京湾で、お台場の砲台跡を眺め(2つ保存されており、一つは立入禁止の「絶対保存」されていて、もう一つは公園として「相対保存」されてるんだって。意外な所での「絶対/相対」との出会いでした)、そこから墨田川を上って、船からしか見えない東京スカイツリーの眺めを楽しみつつ、神田川に入り、秋葉原や御茶ノ水や水道橋に掛かる橋の上にいる人達に珍しそうに見下ろされたけど、互いに楽しく手を振って「幸せな休日を過ごす同士のエール交換」していました。(この時間、水道橋を通る人達の中には不幸せな人が若干混じっていると、ガイドさんが言っていたけどwww ヒント=場外馬券売り場)

 暖かい日だったけど、剥き出しの平船だったのでかなり寒かったし、波が時々高くなり、私の苦手なエアポケット状態(スーっと真下に沈む。小さな観光船に乗るとあれがね・・・・ニュージーランドのイルカ観光船でも、途中でぐったり横になってダウンしていた)が続いて、私が必死に下向いたり空を仰いだりして、ぐっと我慢していたのに、横にいた母は「わー、気持ちいーわねー」って、今話しかけないでくださいっ!

 うん、でも船酔い寸前になったのはキツかったけど、普段観ることがない東京の姿が堪能できて楽しかったです。

 1時出発で、戻ってきたのが3時半くらいで、体冷え切ったしお腹も空いたので、神保町の「共栄堂」のスマトラカレーを食べに行った。
 学生時代に何度か食べに行ったけど、それ以来の20年ぶりくらい。
 御茶ノ水に行く用事があるときには、なぜか日曜日が多く、日曜日はあの店やってなかったからね。

 老舗の有名店だが「だからって、それほど美味しかったんだっけ?」と記憶もあやふやだったが(たしか、名物はカレーよりも「焼きりんご」だったような・・・)、久々に食べてみたら「かなり極めた洋食カレー」としては今でも美味しいし、それに、土曜日とはいえ、4時過ぎという中途半端な時間でも一人で食べている人が多く、席はほとんど埋まっていたので、「行列の出来る店が好き」な母も、ここが「今でも流行っている老舗」だということがわかったようで、まんざらではなかったようで、全然文句言わなかったので、よかったよかった。

 パパンは元所属していた「老舗企業」の経理部のOB会の昼食会に出席していたので、ママン曰く「どーせ、仲いい人たちと夜は飲み会に流れるのよ」と言っていたのだが、うちらがカレー食べていたら電話かかってきて「もう帰るから」

 ママンも苦笑していたが「みんな年とっちゃったのね。ランチ会食終わってお茶していたら、みんな次々と帰っちゃったんだって」

 というわけで、本来なら旧友たちと飲んで帰ってくるはずの父は、私や母の「今日の遊覧船の見所」を聞きながら、角瓶のソーダ割りで静かに酔っ払っておりました。
 そんで、明日は、体調が良ければ「かち歩き」に参加すると言う。

 「かちあるき、って何?」と思ったのだが、新宿から青梅まで青梅街道を40キロくらいを歩くイベントが毎年というか、年に2回くらいやっているらしい。

 朝、なんかママンとパパンが起きて会話しているのが聞こえたが、私はそのまま寝直して、10時くらいにやっと起きて台所に行くとママンが一人で新聞のパズル解いていたので「お父さんは行ったの?」と聞くと「行ったわよー」

 40キロもほんとに飲まず食わずで歩くのか?と思いきや、全員がそういうわけでもないようで、父が目指したのは東村山まで20数キロのハーフコースらしい。

 私がパンとコーヒーの遅い朝食を食べていると、パパンから電話があって「今は荻窪」らしく、予定通りだと昼過ぎには東村山に到着するらしい。

 やっと完全退職(?)したパパンも、それなりに用事見つけて、活動しているようでなによりです。ずっと家にいると喧嘩ばかりしちゃうからね(笑)

 って、この悠々自適の老夫婦は、今週の平日は「仙台・名古屋のフェリーの旅」をついに達成してるんですけどね。

 で、そういう「旅行計画」の合間には、妹娘のリクエストで孫の世話に駆けつけているので、うちの両親の老後はけっこう幸せな部類でしょうねえ。いろいろ問題は抱えているんですけど。一番の問題は、母と実兄の不仲が続いているので、祖母が亡くなった後も相続が宙ぶらりんとかなんですけど、あの話題はアンタッチャブルなんで(笑)

 それよりも、両親が住んでる家をリフォームするのか建て替えするのかって話も頓挫していて、そのあたりも「不動産所有していると面倒ね」っていう贅沢な悩みなのですが、しかし、10年後や20年後に、そーいうのを私たち兄弟がまとめて相続するとなると、ほんと面倒だなあ。

 なーんも資産持ってなかった父方の祖母の死に様のほうが、今になってみれば「よかった」かもね。

 そりゃ、その祖母の老人ホームの代金はうちの両親が負担したのかもしれないけど(ある程度は年金でまかなえたのかもしれないが)、あの祖母が亡くなってからは、特に処分するような大荷物もなく、資産どころか貯金もなく、生きてる間はそれなりに負担だったのかもしれないけど、死んだ後の負担は笑っちゃうほどなかったような気がする。

 さて、今日の昼間は台所でずっとママンとダベっていたのだが、いつも日記に書いているけど、弟や妹はママンに孫の世話を手伝ってもらっているので(弟嫁はそういうつもりはなかっただろうけど、第二子が双子で周産期センターへ入院することになったので、長女の世話をママンに頼むしかなかった。ほんとは実母に頼みたかっただろうけど、その当時、嫁の父が難病で自宅介護状態で、実母は手が離せなかったのである)、ママンにそれなりに仕事させいるのだが、独身の私はそういうことできないので「なんもできませんが、笑顔で愚痴聞くくらいはやりましょう」と覚悟はしているので。

 そんな雑談の中、本の話になり(ママンの趣味は読書)、「そういや、今この本が図書館のリクエスト件数トップで、何週間もかかるらしいんだけど、知ってる?」とメモを取り出したのだが・・・・・

 「えーと、何て題名だったっけ・・・・『王様ゲーム』って本」

 え・・・と?

 「本っていうか、それ、CMでもやってるけど、ケータイ小説じゃないの?」と私が言うと「いや、ケータイの話ではなく、本の話をしている」というので、「だから、流行りのケータイ小説が書籍化されただけじゃないの?ほら、ずいぶん前にもそういうのがベストセラーになったじゃん」と説明しても、イマイチ理解してくれない。

 「でも、リクエストが殺到しているのよ?だから、面白いんじゃない?」と言うので、勝手にせいって思ったし、私も「王様ゲーム」の内容を知ってるわけでもなかったのだが、CM観た限りではたぶん、バトルロワイヤルみたいな展開の話だろうと思っていたので「それって、たぶん、殺し合いあると思うよ?」と言ったら「え?そういう話なの?やっだーーーー」って(笑)

 スルーしとけばよかったかしら。
 でも、ママンには「ほら、この間は水嶋ヒロの小説がベストセラーになったけど、その内容については全然話題にならなかったじゃん」って言っても「誰それ?」って感じで、「売れているからと言って、面白いとは限らない」ってことを説明するのが大変そうでした。

 そーいや、この間会社で、部長と本の話になり、めったに本など読まない部長がかつて「冷静と情熱の間で」を読んでしまった話が披露され、「辻なんちゃらの男バージョンを読んだら、途中でキモくなって断念した」と言うので、私は読んでないのでなんとも言えなかったというか「そもそも、アレを読むか?」って思っていただけだったけど、M嬢はちゃんと読んでいたらしく「ああ、あれは女性バージョン読んでから、男性バージョン読んだほうが後日譚になってるから・・・」と説明していたが、とにかく部長としては、「あんな気色悪いのをみんな読んで、面白いと思ったわけ?」と納得がいかなかったようで、しばらくグダグダ言っていたので、私がきっぱりと、

 「あの本や映画のマーケティング的には、部長みたいなオジサンは想定されてなかったはずで、なのに、ついうっかり読んでしまったということは、そうとう、宣伝が上手かったプロジェクトだったってことが、よーくわかりました」

 と言ったら、部長とM嬢がしばらくキョトンとしつつも、「うん、うん。そのとーりだ」と激しく同意してくれたのが面白かったです。


11月10日(木)

 めっきり冷え込んできたが、それでも狭い我が家の中は一年で一番快適な時期なので、布団もタオルケットに薄掛け布団にインド綿のベッドカバーの三枚掛けで丁度よかったのだが、一昨日の夜はさすがにそれでは寒くなり、夜中に起きだして納戸から毛布を取り出そうとしたら・・・・・

 毛布など無かった。

 あー、そーいや、前に使っていた毛布はダマダマでボロボロになり、ちっとも暖かくなくなったので、思い切って捨てたのだ。また、必要になったらいつでも買えばいいと思っていたのだが、必要な時がやっと訪れたらしい。(この春は羽毛布団をギリギリまで使い、いよいよ暖かくなったら、先に述べた三枚掛けで十分だったのを思い出した)

 でも、会社帰りに毛布買うの絶対に忘れそう、と思ったのだが、さすがに忘れませんでした。いや、忘れていたんだけど、駅から外に出たら、かなり寒かったので思い出したのであった。

 もう少し寒くなったら羽毛布団を出すつもりだったので、テキトーに薄手の毛布(洗濯機で洗えそうなやつ)を買った。
 昨晩はさっそく、今までの3枚掛けの上に新しい毛布を掛けて寝てみたら、「おお、やっぱ全然違うな、これで深夜や明け方に寒くて目が覚めることもなかろう」と安心して眠りにつくと・・・・・暑い・・・・・まずベットカバーを寝たまま抜いてみたが、しばらくすると・・・・・暑い・・・・・、またモゾモゾとタオルケットをよけた。
 それでも、まだ暑かったが、これ以上引くものもなかったし、それに、他の組み合わせ(タオルケットと毛布、ベッドカバー布と毛布)を試すのも面倒だったので我慢して寝た。

 今朝は目覚まし時計できっちり目が覚めたのだが、そしたら寒かった。どないせーっちゅんじゃ!

 まあ、3日もすれば体が慣れると思うので、寝しなに暑いのは我慢して、ちゃんと暖かくして寝ましょうね。

●虎の威を借る

 世間一般ではTTPだかTPPだか、たぶんどっちか(どっちも間違っていたらどうしよう・・・)が話題のようですが、朝のテレビでもワーワーやってますけど、私、また流行に乗り遅れちゃったみたいで、あれがどーゆーもので、何が問題なのか、全然わかってません。農業に影響あるってことはかろうじてわかりますが、今までも何度もそういう輸入規制がどーのこーのということがあって、今ではスーパーに並ぶ生鮮食品の半分くらいが外国産だったりしますから、そーゆーのとどー違うのかがいまいちわかってませんけど、今度のは医療関連にも影響がってテレビでやっていたので、ほんとわけわかりませんわ。

 どうも、普通の貿易自由化ではなく、国際規格?みたいなもんの話なんすかね?
 その昔、ISOがどーちゃらで、欧米主導でいーのかあああ!っていう時もあったけど、今ではうちみたいな小さな会社でもISO何個か取得(って言うのか?)してるけど、TTPだかTPPに加盟(って言うのか?)すると、私の仕事にも何か影響あるんでしょうか?英文会計になるとか?

 と、全然わかってない話は置いておいて(たぶん、そのうちわかると思います。日米構造協議の時にも最初のころは意味がさっぱりわからなかったけど、つーか、あの時に初めて大型店舗が規制されているのを知ったくらいでして・・・でも、なんでアメリカがそいういう要求してくるのかさっぱりわからなかったけど、今となって考えてみれば、あれこそが文化的な意味での「昭和」を終わらせたのでしょうねえ、って振り返ることができるけどさ)・・・・

 ですから本題に入りますと(ほんと前置きが長いね、あーた)、今ホットな話題で、私が大変興味を持っているのは「オリンパス問題」であります。

 とは言っても、小さな会社でしか働いたことの無い私は、一部上場企業の損失隠しっていうのがイマイチわからなかったりする。
 いや、もちろん、意味はわかるんですけどね。
 ただ、長年オーナー企業の経理をやってきたので、そういう企業では「利益出ちゃって困ったなあ?税金かかるなあ?なんかいい方法ない?」っていう体質なので、粉飾してまで利益増やそうというのが理屈ではわかっていても、感覚的に馴染めないのですよ。

 ただね、最近やっと気がついたことがあります。
 長年ずっと中小企業ではあるけれど、黒字続きの優良企業に勤めていたため、決算時には「利益出ちゃって困ったなあ?なんかいい方法ない?」と言われ続けていましたが、リーマン・ショックの影響が我社にまで及んだらしく、去年あたりから風向きが変わってきたのです。

 そんで、親会社がなんとか黒字ギリギリになってきたので、当然、子会社には「企業努力」を求めてきますが、小会社の社長に座っている雇われ社長達(親会社の役員)は「自分の所が赤字になるはヤダ」と思うらしい。
 当たり前っちゃ、当たり前なのですが、でもさ、親から独立した仕事しているのならまだしも、親会社の一部門を独立しただけの会社で、売上の99%を親会社に依存しているのに?

 いや、ほんと、びっくりしましたわよ。
 一般家庭に置き換えてみると、両親共働きなので、高校生の兄と中学生の妹が家事をかなり分担しているので、今まで親は十分な小遣いを与えていましたが、不況のため、親の収入が減ったので、「小遣いを減らしてもいいか?」と相談したら「絶対に嫌!」って感じです。
 親が困って「でも、このままではほんとに家計が苦しいんだから」と言うと、二人とも渋々減額を受け入れましたが、そうなると、今までは兄が部活が遅くなって、自分のやるべき家事を妹にやってもらっていても、また逆のケースでも「お互い様」だったのが、急にセコくなってしまい、「お兄ちゃん、今日の食事当番の分、500円ね」とか言い出すし、さらに親が用事で学校行事に来られなかったりすると「1000円寄こせ」とか言い始め、そうなると親も「じゃあ、今度の三者面談に行く交通費はお前の小遣いから差し引く」とか・・・・・

 TK部長もそういう方向に向かいがちなので、「あのー、身内で食い合っても・・・」と私が正論言うと一瞬正気になりますが、でも、やっぱりどーしても「自分の代では赤字を出したくない」っていう思いが強く、「じゃあ、今までサービスでやってたこの業務を課金すれば?」って本気で言いますからねえ・・・・

 で、笑ってしまうのが、そうやって身内で「今までタダだった仕事」を課金合戦すると、見かけ上、売上総額が上がるのです。
 もちろん、利益は変わりませんけど、親の収入には「子供へのサービス」が上乗せされますし、子は親になんかしてもらうと課金されるものの、その分、また親に課金していくので、「収入」と「支出」で分けるのなら、収入も支出も上がるだけですが、それでも、「収入が上昇した」というのは嘘ではないわけです。

 利益をごまかしているわけでもないし、上場企業でもないので、別にいいのですが、でも、あまりにも無意味なことばかりやるので「これじゃあ、粉飾決算ですよ(笑)」ってずっと釘をさしていましたが、最近は、「いいお手本」が現れましたので「これじゃあ、オリンパスみたいですね(笑)」って言うと、皆さん、ちょっとビビるみたいです。

 あと、これは先日、そんなこと言ってきた営業担当者に「そりゃ、横領っていうか、犯罪行為でしょ?オリンパスのイギリス社長じゃないけど、世界が驚愕レベルだと思いますけど?」と笑い飛ばしたというか、笑顔で怒鳴り散らしたのですが、外部への販売でキックバックが生じるのですが、相手の担当者が「そのキックバック分をオレにくれ」と言い出したので「こういうのって、どうしましょう?」って、そもそも経理にそんな相談しに来るな!

 まあ、呑気に経理に聞きにくるだけ、まだマシな部類なのかなあ?
 多少の狡賢さがあれば、うちみたいな緩い会社だったら、いくらでも経理騙せますからねえ。

 でも、身近な狭い世界で、こうやって「善良な人々が、良かれと思って変なことを平気でやる」っていうのが、「大企業の粉飾決算」とか「行政の無駄遣い」に繋がっていると私は思うのです。
 ニュース見て「あいつら、しょーもねーなー」って呟いているけど、自分の中にも同じようなしょーもなさが絶対にあると思うんですけどねえ。もちろん、私にだって、たくさんありますとも。

 そういえば、また愚痴がとまらないけど、また先日のイベント仕事が社内掲示板システムで展開してましたが、相変らず「あのバイトはダメだった」とバイトさんの無能ぶりを糾弾するレスが多くて、げんなりしてしまう。
 何度も書いているけど、スポット的なイベント仕事で集められたバイトさんたちは、適性をそれほど吟味されて採用されてるわけでもなく、事前に入念に研修受けているわけでもなく、さらに「その仕事には一応慣れている」って人でも、うちのイベントは初めてだと、「全くの初心者よりはややマシ」ってだけなのになあ。

 そういう人材を使うのだから、彼らが無知故の思い込みで勝手なことしていたからって、それが「勤務中に客の前で堂々と喫煙していた」って言うのなら、「あんな非常識なの寄越すな!」って怒ってもいいけどさ・・・・

 そんで、相手はほぼ初心者であるって前提で、細かく指示してあげたり、間違った行動していたら優しく指導してあげないとさ・・・・
 さらに、あの仕事は日雇いバイトだし、たぶん、うちのイベントは回数も少ないし、ああいう雑な扱い(同じ仕事している仲間だと思ってないのに、やって当たり前の上から目線)だし、私がもしあのバイトに登録している学生なら、二度とやらないと思う。あれで、給料良ければ我慢するけど、朝早いわりには拘束時間短いので一日の稼ぎとしては安いのだ。

 イベント仕事の日雇いバイトは、前はうちの会社で直接募集していたのだが、募集経費がかかるし、研修にも手間がかかるのに定着率が異様に悪くて大変だったので、そういうのを専門にしている派遣会社に委託することにしたのである。ホントの日雇い派遣(グッ●ウィルとか、フル●ャストだとか)を入れていた時代もあったが、あの時は、ほんとにバイトの質が悪くて困ったけど(何をやるのか当日まで全くわかってなかったり、ドタキャン率も高かった)、今の業務委託だと、そんなことないので、それだけでも助かっているんだけどなあ。

 そりゃ、私も同僚達がしょーもないって嘆いてますけど、新人の「しょーもない」とベテラン社員の「しょーもない」って全然違うと思うんだけどなあ。初心者の「やらかし」をそんな社内掲示板で上げても「指示する人が無能だっただけじゃん?」って思っちゃうし、まあ次のイベントのためにも「初心者こういうことやらかしますから要注意」って報告するのはいいけど、だったら、もうちょっと暖かい書き方すればいいのにさあ。

11月8日(火)

 土曜日は普通に出勤して、日曜日はイベント仕事。
 今回のイベントはチーフが前回の反省を踏まえて、がっちり準備してくれていたので、私のパートは全く問題なかった。でも、やっぱし疲れた。まだ12月もあるので頑張ります。

 月曜日は休みにしたので「今日こそ衣替えを」と思っていたのだが、昼間は暑いくらいで、なーんか、またヤル気なくなったので、結局ゴロゴロしていた。更年期鬱なんだろう、きっと。なんでも更年期のせいにしてると気がラクでいいけど、緩みすぎだ。

 少し反省したし「最近また飲み過ぎなので、それで余計にダルいのでは?」と客観的になり、久々に野菜たくさん買い込んで鍋を作った。

 今日は出勤。休み明けなのでダルい。

 しかし、別事業所のM部長が総務部の空席に居座って(こっちの事務所にいるときの定位置)、なぜかハイテンションで、「なんだよー、バカヤロー」「もう、疲れた、腹減った」とTK部長もびっくりの「サトラレ」状態になっていて、もう、うるさい!

 つーか、3つくらい同時に案件を処理しているようで、その連絡の合間にネットサーフィンしているので「スワロフスキーってなんだよ?」と言うので「それ?○○支店のトラブルと関係あるんですか?」って聞いたら「知らねーよ、そんなの、だから、スワロフスキーって何?」と怒るから(駄々っ子がダダこねてるだけなので全然怖くないのだが)「よく、デパートに入ってるでしょ?クリスタルガラスで動物の置物がキラキラ光ってる高級店ですよ」と説明している合間にも電話が入り「あん?だから、いったいどうしてこーなったんだよ!・・・・・はあ?それじゃ何の説明にもなってないじゃん?」と報告してきた部下を怒鳴りちらしていて、それが終わると「ガラスの置物?でも、えれー高いぞ?」っていったい、何を見て、何の話がしたいのですか?(笑)

 (どうやら、ネットニュースでレア物販売のニュースを見ただけらしい)

 そんな中で、ちょっと疲れ気味の我がTK部長も部下三人くらいに順番にあれこれ質問するという、得意の「輪番トーク」を繰り広げたのですが、M部長のサトラレ炸裂の横では、とても普通の人に思えました。

 そんな中、マスオさんは弁当ひっくり返して大惨事になるし、E嬢もファイル操作でなんかやらかしたらしくいきなり悲鳴あげるし、歩行が少し不自由なH氏は帰りがけに足をひっかけてドターンと見事に転倒して(時々転ぶのでほんと危ない。道路で転んで、腕に大きなカサブタ作っていたときもあった)私は思わず「今日ななんだか阿鼻叫喚の一日でした」とアナウンスしてしまったほどでした。

 しかし、一番驚いたのは、土曜日に某役員氏が「決算だから精算しなくちゃと思って確認したら古い領収書がけっこう出てきちゃったんだけど、遡って精算できる?」と聞いてきたので、「まあ、理論的には(?)可能ですけど・・・」と渋い顔して答えると「なにか問題あるとしたら?」と役員氏が言うので、「交際費を貯めこんで一気に精算すると、今まで毎月ちゃんと予算管理していたのに、その金額がドーンと増えると、TK部長がとてもがっかりすると思います」と言うと「そっか・・・・」って苦笑していたのだが、エビワカちゃんに今日「そういや、あの役員氏、精算持ってきた?」って聞いてみたら「すごい金額のが回ってきたので、部長の所で止まっています(笑)」

 総額80万円くらいあったらしいwww

 どんだけ貯めこんだのよ!

 つーか、ほんと、「予算管理」の意味全くねーじゃん。

 いや、ほんと、あの人をあの役職にしておくのヤバいよ。って前からずっと思っていたのだが、なんで誰も釘を刺せないのかねえ?なんかいろいろ曰くがあるのかなあ?

 でも、この間、別件ではやり長年放置されていた出費のことで、私は「これは私のあずかり知らぬ深淵な理由があってこうなっているのだろう」と思っていたのだが、部長がメスを入れてみたら(私に何度も「なんでこうなんだ!」って確認するので、「いや、私も知らないのです」って何度も説明して、やっとエラい人たちに確認してくれた)「現存する人は、誰もその経緯を知らなかった」という驚愕の事実が発覚したりしたので、「ここは変だよ」ってことを放置していちゃいかんのねー、と反省しました。

 それに、私がちゃんと経緯を知っていることでも、後でそれが問題になって「なんでこーなんだー!」って言われたので「これは、誰々さんと誰々さんが決めたことで」ってきちんと経緯を説明しても、決めた当人達が「そんなことあったっけ?」とキレイさっぱり忘れているということも何度もあったしなー。

 そーいや、ちょうどM部長がいたので、彼が回してきた請求書で詳細が不明というか、どこの予算につけていいのか不明なものがあったので、その確認をしたら「ああ、これは○○にしておいて」って言った後「でも、ちょっと曖昧な案件だから、しばらくしてまた聞かれたら違うこと言うかも(笑)」と言ったら、横にいたTK部長が「ダメだなあ、そんないい加減なことでは(笑)」と自分を棚にあげてチャチャ入れてきたので・・・・

 「大丈夫です。私、そーゆーの、すっごく慣れてますから」

 と、ニッコリ笑顔でお返事しちゃいました。

 嫌味を言いまくるのも自分の大事な仕事ですから。って、ほんとは嫌味なんて言いたくないんだから、みんなちゃんと仕事してくらさい。

11月4日(金)

 昨日はやっと「ずっと空気以下だった飯原がとうとう!」というホームラン打ったのだが、テレビニュース的には「畠山がんばりました」と結果的に決勝打を打った畠山がクローズアップされていたので「うーん、やっぱ、飯原は満塁逆転サヨナラホームランくらい打たないと帳尻にならないなあ」と思いました。

 さて、仕事も忙しいのだが、けっこう集中してできているので、残業せずに済んでいるのだが、それよりも、なによりも、ここしばらくマスオさんのご機嫌がなぜだかとっても安定しているので、私は余計なストレス感じることもなく、とても幸せなのでした。

 30半ばを過ぎてから「男の不機嫌」に図太くなり、「年とるって最高!」って思っていましたが、自分が全然平気になっても、若いエビワカちゃんなどが明らかに怯えているのを観ると、その気持がよくわかるだけに、とても複雑な心境でしたが、なーんか、私が「およよ?更年期キタ?」と戸惑っている最中、10歳年下のマスオさんも「アラフォー」になっているわけで、もしかして、やっと思春期終わったのか?ってくらいの安定感を醸しだしてきました(笑)

 ふー、やっと大人になってくれたのかね?

 いや、まだまだ信用してないんだけど(笑)

 でも「期待していた若手選手」が、やっと活躍してくれたような達成感があります。それが「少しの間夢を観た」ってことでもね。

 マスオさんはほんと、「AB型」や「天秤座」という「科学的にはかなりどーでもいーはずの属性」というか、正直「非科学的」な属性を笑い話にさせてくれないくらいの「白い時と黒い時」の落差が激しいので、白い時の方が多いから、いいやつだとみんな思っているのだが、黒い時が黒すぎて、その落差に戸惑ってしまうのだが・・・・

 ぎゃーーーーー、松中が満塁ホームラン打ったああああああああ!

 松中といえば、いつも秋のポストシーズンには「うなだれた松中」が秋の季語だったというのに?
 異常気象ですか?

 ええ、そうですね、あの松中がまさかの活躍って、ほんと、我がマスオさんの「まさかの上機嫌が延々と続いている」と同じくらいの珍事なのですが、日本シリーズで大活躍する松中に期待してもいいんでしょうか?って思うのと同じくらい、「白マスオが続くマスオさんに安心してもいいのでしょうか?」ってまだ完全に信用してません。

 ほよよ、ヤクルトは今んとこ勝ってるけど、元・楽天のナベツネさんをとうとう出したのね。そんで、左のワンポイントリリーフで、しっかり大島くんだりに四球出してたようだ。うーん、クビ繋がるかしらん?

 で、ソフトバンクは5点差でも馬原を出して調整登板。日シリに向けて実戦で調整しないとね。

 ソフトバンク勝ちました。

 うーん、でも話を戻すと、マスオさんが急に「中年っぽい安定感」を醸しだしてきたのは、目の上のタンコブだった私が更年期を迎えたからなのかねえ?

 まあ、二人とも、いろんな意味で「お年ごろ」ってことなんでしょうかね?

 どっちにしろ、平和に仕事に没頭できるので嬉しい限りです。普通に集中できているので、「老化のハンデ」をあまり感じてないですし。この間、大チョンボしちゃったのですが、エビワカちゃんがさらりとフォローしてくれたので、ほんと助かりましたし。

11月3日(木)

 やっと、ダン・シモンズの「イリアム」読み終わったんだけど「これ、思いっきり途中じゃん!」だった。

 こんなこったろうと思っていたので続編の「オリュンポス」が発売されるまで買うのを控えていたのだが、思った通りでした(笑)
 これだったらイリアムが上下巻で、オリュンポスが三冊っていうのは詐欺みたいなもんなので、最初から「イリアム 全5巻」にしてくらさいよー

 アマゾンの書評では「オリュンポスはイリアムに比べるとパワーダウン」と書かれていたが、「イリアム」は3つの話が順番に展開していくので、区切りをつけやすかったのだが、「オリュンポス」は一つの時空の話がしばらく続くので、なかなか区切りがつかないのだ。

 昨日は中日×ヤクルトの試合実況(ラジオ)を聞きながら、早々に酔っ払って(休みだったので飲み始めが早かった)試合途中で寝ちゃったのだが(結局、序盤のブッチーの2失点で試合が決まっていた)、ふと目が覚めてトイレに立ったのが午前2時で、それから2時間以上、「オリュンポス」読みふけってしまいました。
 5時前にやっと疲れてきて、また眠って、7時に起きて出勤したのだが、なんか明け方まで起きていたような疲労感があった。

 というわけで、分厚い文庫本5冊の内、やっと3巻目の中盤で丁度半分なんだが、この本は9.11以降に書かれているので、「人類って戦争してないと死んじゃう病なのね、うふ?」という開き直りが素晴らしい。

 ホメロスな世界で、槍や馬車で10年にも及ぶトロイア戦争していたのに、それがいきなりSF的というか、核爆弾投されるようなハイテク戦争になっても、神話時代の登場人物たちは英雄達や庶民を含め、あんまし気にしてない。

 「神の怒り」と近代兵器の区別がついてないのだ。
 (てゆーか、読者には「神の力」がSF的超ハイテクだということがわかるだけなのだが)

 でも、今の現代人も同じなのかも。
 天災の前には為す術がないし。
 福島原発の事故は「人災」と言われているが、あれも「神の火を操っていたら、やっぱし痛い目に遭いました」って話だし。

 ギリシア神話の世界観って、日本人には馴染みやすいというか、「神様っていうのは、別に人間の幸せを優先してくれるわけでもなく、かなり自分勝手でワガママ」という、それって政治家と同じでちゃんと賄賂渡さないといけないけど、賄賂渡しても思い通りにやってくれなかったりして。

 「みんなが平等に幸せな世界」っていうのは、だから、「そんなん、ありえねー」ってことですわよね。

 「ゆとり教育」もそれで失脚しましたし。「運動会で順位つけるのやめましょう」って、プロ野球やJリーグの世界で「みんな頑張ったってことで、どこが優勝したとか、争うのやめましょう」くらいクダらなかった。

 某宗教団体がポストに投函していくパンフレットには、サバンナみたいな楽園で、人間と猛獣が仲良く共存している挿絵があったが「猛獣はちゃんと人襲えよ」と思ったりしたが、肉食獣と草食動物が仲良く共存っていうのは、サバンナの水辺でお互いもたれあってまったり、っていうことじゃないのですよ。

 個人的には「みんな、もっと、まったりやろーぜー」って思いますけどね。


 おや?私の飯原がホームラン打ちやがって、やくせん民が総土下座しているようですwwww


11月1日(火)

 2011年11月1日と、なんとなくトゲトゲしい日付であるが、10日後は2011年11月11日なので、もっと槍が並ぶわね。

 さて、昨日は「わーん、今日はイムさん出さなくていいから」と思っていたが、その後、スポーツニュースをハシゴしてみると「やっぱ、こういう所で出てこないのは寂しいわね」とか思ってしまった。

 まあ、こういう短期決戦では「いつもの勝ちパターン」から逸脱して、かつての西武みたいに、先発投手で豪華リレーっていうのが、セオリーの一つとして定着してるしなあ。前のWBCだって、藤川使わないで、ダルを抑えにして勝ったしなあ。

 落合は、今度のポストシーズンも「いつものパターン」をきちんと守るのかしらね?

 そうなると、やっぱし、日シリには西武が上がってこないかなあ?

 西武といえばねえ、このCSでも「西口→石井のアラフォー継投」はワイドショーネタにもなっていましたが、石井はともかくとして(奴はいろんな意味で規格外ですから)西口が今シーズンねえ?

 もう、3年くらい前から「西口は先発はもう無理なんじゃ」って言われていて、継投で使われても炎上って時もありましたっけ。

 とにかく個人的には「楽天の2軍のエース川井が先発する試合をなぜかいっぱい現地で観ている」というのと同じくらい、西口引くことが多くてねえ、西武打線が爆発して「これは楽勝でしょう」って後に、西口がグダグダ炎上して、「あれ?なんで同点?」って試合ばかり一時期は見ていたような気がする。

 西武が西口、ソフトバンクが大隣のグダグダ対戦とか、ほーんと、見応えあったなあ(笑)

 そして、あれは2年前だったっけ?
 西武第二球場の平日のデーゲーム観に行ったら、楽天の寺田君が投げていて「わー、寺田君が先発だ」と喜んで雨の中でも頑張って見ていたのですが、「えっと、西武の先発は誰なんだろう?」と球場のネット裏の掲示板(ほんと町内会の掲示板みたいな本当の掲示板)に貼られている手描き(というか、先発メンバーにボールペンでチェックしてあるだけ)のメンバー表見て「あ・・・・あれ?先発、西口だったんだ?」と驚いたことがありました。

 その前に投げてる姿を間近で鑑賞しつつ「誰?」と思っていたのですが、まさか西口だと思ってなかったので、「そー言われてみれば、西口以外の誰でもなかったwww」と大失笑してしまいました。

 あの寺田君も今年でやっとクビになりました。
 プロに指名されず、六大学あたりに進学していれば、もしかしたら、慶応のエースか二番手になれたかもねえ。

 あれが、寺田君の二軍戦とはいえ、公式戦での一番の投球だったと思うし、その現場に偶然居合わせたことは嬉しかったけど、小雨の中、ベテランの西口は調子がイマイチで楽天2軍に連打されておりました。
 監督のナベQは、なかなか西口に見切りつけられないようだったのだが、ほぼ2年間、私は「ダメな西口」をずっと鑑賞させられていたので、「なんでかなあ?」と思っていたのですが、涌井も岸もイマイチだった今年、いきなり西口が「エース様」に復活したので、「ああ、これがシロート目とプロ目線の違いでしたのね」と土下座状態です。

 で、CSもさすがに一戦目は涌井でしたが、二戦目は西口って・・・・・・

 西口は確か、未だに日本シリーズで勝ちがなかったんじゃないでしたっけ??
 ノーノー未遂、二度もやらかしているし、ほんと、ネタが多い投手なのであるが、こうなったら、西武がホークス破って、西口になんとか、「日シリ初勝利」をプレゼントしてほしいのお。

 日シリでまさかのノーノー達成とか、ほんと、ぜひやってみてほしい。

 そして、西武はCS第一ステージで日ハムを下したが、勝利を喜ぶ西口の様子はやっぱし弱々しかった。
 あれでも、実際に横に立ってれば、それなりにガタイがいいのかもしれないけど、テレビで観る限りでは、ほんとヒョロっとしててさ・・・それに西武第二球場で間近で見ても、全然オーラなかったし。

 そして、昨日のヤクルト×巨人戦での、村中の佇まいが、とても西口みたいだった。

 いや、すっごいキレのある球投げていたし、ここは三振とってガッツッポーズ!の弱々しさよ。

 ああいうのは、ほんと、持って生まれた性格というのか、マー君やダルだったらガオーっと吠えている場面で、西口や村中みたいな人々は、とっても控えめで、勝利の瞬間もなんだかボケーっとしてました。
 焼肉屋で、ガッツいている人たちが、カルビだロースだにガっついている横で、地味に「野菜の焼け具合」に気を配っていて、誰もがノーマークな「タマネギの食べごろ」を美味しそうに頬張ってるような・・・・

 そして、若者がまだまだ肉を焼いている最中に、一人マイペースに、とっととカルビクッパで締めているような西口でありました。15年後の村中があんな感じのオジサン投手になってると嬉しいな。


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