可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

6月30日(木)

 明日の日ハムの予告先発が糸数だったということもあるが、あるけど、あるんだけど、それよりも、今日持ち込まれた書類を明日処理しないといけなくなったので、「どーしよ、やっぱ明日は出勤することにしようか?でも、マスオさんに土曜日ホントに出勤するのか確認するのめんどくせー」と思ったけど、どっちにしろ、明日休むとしたら申し送りしないといけなかったので、勇気を出して(気が小さいなあ、ほんと。つーか、まあ、たぶんマスオさんがそういう雰囲気があるからなんだと思うけど・・・・つーか、いい奴なのに独身っていうのはそこら辺を女子がすぐ見破るのが原因なのかな、って他人の独身の理由にあーだこーだ言えるご身分ではござーませんけど)「マスオさん、土曜日出勤するの?」と聞いてみたら、「まあ、たぶん・・・・」と、予想を遙かに下回るはっきりしない返事。

 しょーがないから、「いや、私も土曜日出るつもりだったというか、他に出る人いなかったからそうしてたんだけど、マスオさんが出るなら、私休んでもいい?」って言うと「ええ、まあ、たぶん・・・・」

 もー、だからはっきりしてくれよ!と思って、「いや、私が出ても構わないんだけど、だったら、明日休むから明日お願いしたいことがあるだけなんだけど」と言うと「いや、まあ、別に土曜日は大丈夫ですから」

 なーんか、はっきりしないので「ほんとに、いいの?」と言うと、「いや、ほんとは明日休む予定だったんですが、他の人に予定入れられちゃったので」って、え?そうなの?それ、いつ決まった話?それで急遽、土曜日休みにしていたの?でも、なんでそれを黙って解除してたの?全然相談してくれないから、私にはわからないじゃないのよー

 もー、ほんとになんで時々こんな扱いにくいのだろうか?
 私に気をつかっているのかなあ?よくわからん。

 その割には、今日になって突然「この仕事、来月からミヤノさんがやってください」といきなり丸投げされて「はあ・・・」って思ったが、その仕事は私が経理を受け持っている新会社の「業績集計」であり、それは別にマスオさんがやらなくてもいい仕事だったのだが、ついでにやってくれていたのだが、その集計表を見る人もいないから、けっこう虚しい仕事だったのはわかるけど、それを私に「やっぱ、ミヤノさんがやるべきでしょう」と返すのはいいけど、後でメール見たら、そっちの会社の営業事務してる人にも「Kさんがやってみたらいかがでしょう?」と振っていて、Kさんもマスオさんの不思議ちゃんぶりには度々ぶち当たっているので(てゆーか、その扱いがよくわかってないので、マイペースに受け答えするK嬢に時々マスオさんがキレていた)、「またなんかよくわからないことを急にメールで送ってきた」という行間は感じるものの、「まともに相手してもしょーがないから」と「了解いたしました。では、詳細はミヤノさんに相談してみます」と大人な対応というか、テキトーにスルーしていた。

 ああいうとこ、ほんと不思議なのだが、事前に一言「この仕事、オレがずっとやるもんでもないと思うので、そろそろお返ししてもいいですよね?」って隣の席に座っているんだから、そう言ってくれればいいのに、まあ、そういう相談されると私が「えー、もうしばらくマスオさんがやってよ」と言われるのを警戒しているのか、メールで「決定事項」として報告されると、あんまり気持ち良く受け入れられない。

 しかも、マスオさんは「気軽にいろいろ言える相手」に対しては、ちゃんと内線などで「○○は何日までに作成してくださいよー、お願いしますよー、忙しい?いや、君ならできる!」と、多少、いや、かなり強引に言えるのに、同じようなスケジュール調整でも、私にはメールで「○○の入力は20日(厳守)」って書いてくるので、「なぜ、メールで?」と毎回思うのであった。

 ええ、どーせ、私がコワいオネーサンていうか、オバさんなんでしょうけどね(笑)

 で、こうやって時々、マスオさんの言動にイラっとすると、ついつい「こーゆー男が、小町世界ではきっと、DVとかモラハラの予備軍なんだろう」という最低の罵倒をしたくなりますが、そこをぐっと抑えて「だから、AB型ってやつはwww」ってあたりで我慢しておきます。AB型の皆様、申し訳ございません。
 私の最古の幼馴染(オシメを共有していたような深いご近所付き合い)はAB型でしたが、とても心優しい、誰からも好かれる「いい子」でした。その「いい子」と比較されてイジけた時期もありましたが、それは私の心が狭かっただけで、彼女に何の責任もなかったことは明らかです。

●「順列都市」

 イーガンさんの著作の中で、これだけはまだ読んでなかった。
 実は、2、3年前に購入したのだが、文庫の上巻をカバンに入れておいたら、一緒に入れたペットボトルの結露でグチャグチャになってしまい「あーん、また買わないと」という悲劇に見舞われ、しばらく放置していたのだが、最近になって「そうだ、下巻だけしかないのだ」と気がついて、やっと読んでみました。

 後半の「不死の世界を発進」ってあたりの理屈が全然わからなかった。
 うーん、なんとなくわかるんだけどさ。
 でも、そのあたりの技術的なことは「ディアスポラ」のほうが単純明快だったんだけどな。

 でも、仮想宇宙みたいなところで、「仮想じゃなくて、ちゃんと理論で走らせて1から作った惑星」の住民が、独自の物理学を発見というか、そこに整合性を見つけてしまったら、創造主のはずだった仮想宇宙が根本から書き換わってしまう、っていうのって、まさに「万物理論」で起こったことで、あれ読んだ時には結末が「はあ?」って感じだったけど、「順列都市」読むと「はあ、あっち側ではこういうことなのね」って、その世界観がやっと繋がったらしい。

 しかし、ああいう「創造主を全否定」って所業は、そもそも「創造主」って概念を押し付けられた人じゃないと、ああいう発想出ないよね。

 私は無神論者だけど、けっこう「あらゆるところに、神様が宿っている」っていう、八百万の神な世界観が好きなので、それを突き詰めると例えば「フリーメーソンの陰謀論」よりは、「あー、権力持ってる人もそうでない人も、日々こういうくだらないこと(今の永田町とか)でグダグタしていて、それで結果的に今の世の中になっているのね」って、歴史は偉大な人物が作ったのではないと思っているのだが・・・

 だって、日本の歴史にしても、鎌倉時代は頼朝が作りましたー、とか、江戸時代は家康が作りましたー、ってあたりは単純だけど、幕末くらいの資料がいっぱい残ってるあたりだと、結局誰が何をしてそーなったのか、単純化するの難しいんだもん。

 ましてや、太平洋戦争とか、歴史的評価がとても難しい。
 つーか、この情報化社会においても、今だに「アフガニスタンどうよ?」っていうのは、わけわからんではないですか。

 ええと、なんの話でしたっけ?

 とにかく、「創造主」を全否定するイーガンさんの「恨み節」に感動しました。私が「マスオさん、いい奴なんだけどさ、なんで時々こうなるの?」っていう「恨み節」の100万倍くらいパワーありますね。

 「順列都市」で圧巻あったのは、大富豪の銀行家が「若気のいたりで、女性を一人殺しちゃった自分」を「永遠と続く不死の世界」に送り込んだことです。
 すげー、まさに「無限地獄」でした。あれ?「無間地獄」でしたっけ?

 読んでて「もう、許してやれよ」と思いましたが、そう簡単には許されないのですね。イーガンさんて怖い人です。

 というわけで、「同僚がイーガンさんだったら超怖いから、マスオさんはまだマシかも。まあ自分の親友がマスオさんと結婚したいと言い出したら、一応、自分に後悔の無いよう全力で反対するけどなwww」と、ちょっと息抜き出来たので、イーガンさんありがとうございました。

 おや、雄星君がプロ初勝利ですか!
 初法廷(デーブ裁判で証人喚問がどーのこーのってニュースになってった)よりも、初勝利が先でよかったですね。(ゲンダイ的世界観)

 それにしても、今朝のテレビは「熱中症警戒」一色で、たしかに昨日は熱中症で4人もお亡くなりになったらしいが、「交通事故とか自殺に比べたらどーよ?」と思ってしまいました。

 でも、今日は午後の今年初の「ゲリラ豪雨」が凄かったですねえ。(ってゲリラだけに、他の地域はどうだったか知らないけど)
 あれで一気に気温が下がったので、今日の室内はかなり快適でした。
 つーか、ほんとにバケツひっくり返したような豪雨にうっとりしちゃって(笑)
 私だけではなく、みんな豪雨に魅せられて、しばらく窓に張り付いてうっとり眺めておりました。

 だんだんと「これが日本の梅雨」ってことに書き換わっているのだと思います。
 それが、いーことなのか、どーなのかはわかりませんが、「善悪」の問題ではなく、「そーゆーもん」ってことなのかな?

 それを漠然と受け入れちゃうと、イーガンみたいな小説は決して書けませんけど、だから、何?って話でもあります。
 
6月29日(水)

●このゲームやだ

 出勤して、グループウェアを開いたら、いつのまにかマスオさんが土曜日出勤に予定を変えていた。
 なんか付き合ってらんないわ。つーか、ついサイレントゲームに付き合ってしまう私が一番いけないのだが(笑)
 もっと鈍感力を磨かなくては。って、これでもけっこう鈍感になったつもりなんだけどな。

 あ、でも、明日の予告先発がダルビッシュていうことは、もしかして金曜日が武田勝?だとしたら「マスオさんとE嬢ぐっじょぶ」なんだが。

 さて、昨日も暑かったけど、今日はさらに暑かったですね。(「そーですね」と笑っていいとも風リアクションしか誘発しない平凡なコメント)

 今年初めて、朝暑くて目が覚めたので、なんだか嬉しかった。

 そして、シャワー浴びたけど、髪の毛をドライヤーで乾かしてるともう汗ダラダラ。

 あー、夏だ、夏がやってきた!

 猛暑はキツいけど、やっぱし寒いのよりは暑い方が好きだ。

 ところで、この節電でエアコン控えめの中で、ついこの間までは「寒い」と嘆いていた人が、今度は「暑い」とボヤいていると、単なるワガママみたいに思えるのだが(そんで、またその筆頭が私の周囲ではマスオさんだったりしてwww)、うちの会社でそういう意味ではカッコいい人が一人いる。

 寒がりストとして社内では有名なY氏である。
 鹿児島出身ということもあるのか、とにかく寒がりで、春先の「暖房控えめ」の時にはほんと辛そうだった。
 しかし、6月後半になり猛暑日が続くと、彼はフツーに「ネクタイに上着」着用で涼しげなのである。Y氏によると「冷房控えめな総務部はフツー。うちの部署は寒いから上着がいる」らしい。

 この暑さの中でも、汗ダラダラで上着着ている人が散見される中で、Y氏はファッションでも見栄でもなく、フツーに上着着ているという「真性寒がりさん」なので、そのぶれなさ加減に心から「かっけー」と賛辞を送っております。

 そーいや、先日のやはり30度を超えていた昼下がりに、メガバンク系のファクタリング会社の担当者が書類受け取りに来て、私は休みだったうちの担当者の代理だったのですが、そのファクター会社のオジサンが、一応上着は着てなくて手で持っていたのですが、長袖Yシャツにネクタイ姿なのに「みっともない格好ですいません」と言うので「はあ?それは、マドラスチェックの緩い(ウエストはゴムだ)スカートに、上はアイボリーのTシャツみたいなカットソー姿の私に対する嫌味か?www」って思いましたです。

 こっちのほうが、専業主婦の部屋着みたいな格好で申し訳ございませんよねえ?

 どうせなら「ネクタイなんてしてきちゃって、暑苦しくてすいません」って言ってほしかったです。

 まあね、でも、テレビなんてもっといい加減というか、確信犯というか、今朝のめざましテレビでも「小学生の節電意識調査」なんて企画やっていて「大人よりも意識高いですね」なーんてコメントしてましたが、男性陣が全員上着とネクタイ着用ってwww

 テレビの中の人はファッションリーダーなんだから、もっと頑張らないと。

 つーか、各業界節電対策を打ち出しているんだから、テレビ業界も「ピーク時の午後は輪番放送中止にします」とかやらないんですか?

6月28日(火)

 わーん、さっき帰宅してニコ生中継で楽天×ホークスの試合を立ち上げたら、いきなり小久保の打った瞬間に「わーーーー!」って鳥肌立つような見事なホームラン観ちゃったよお。

 つーわけで現実逃避の為に日記を書くことにした(笑)
 いや、試合はまだ途中ですが・・・・小久保のホームランがテレビで観ても(いや、パソコン画面ですが)あまりにも見事過ぎたので、今日はもういいです。

●お願いですから放っておいてください

 放射能信者の友人C嬢はグルーポン信者でもある。
 そして、どっちかというと放射能話のほうが、私には直接害は無いので、「ふーん、こういう世界もあるのね」と楽しめることも多いのだが、グルーポンの方はね・・・・この間、誘われて一緒に行った「正統派フレンチ?でも、高級キャバクラのラウンジじゃん?」みたいな、「たしかに、この値段だったら文句言うほどでもないけど、でもなあ、だったら、もっと地元の店を応援してあげようよ」ってことになるのである。

 あの店がなぜグルーポンでレストランに集客しようとしたのか、ほんと謎だ。
 せっかくちゃんとしたフレンチシェフに同伴飯作らせているのだから、実験的に一般客を呼び込んでみたのだろうか?(食材仕入れ価格とか、シェフのモチベーションのために?)

 まあ、食事だったらいいんだけど、前にもC嬢が韓国に自主避難していたときに「クーポンで安い美容院のを買ったのだが、無駄になっちゃうのでタダでいいから行かない?」という申し出があったのだが、C嬢の自宅からは近い店だったけど、私の家からだと電車で30分くらいの場所だったし、いくらタダだとはいえ、私はなにせ「年に2回しか美容院に行かない」し、意味なくカットしてもらうのも面倒だったので「いや、私はいいから、他の人に声かけてください」と返事したのだが、他にそういう人がいなかったのか、「なんでタダなのに行かないのか?」と返事が来て、とても困った。

 はあ、なんかこの押し付けがましい感じって、「ホントにビョーキ」になっちゃったM嬢の「飛行機のマイル教」みたいでね。
 M嬢の場合は「マイルがあるから飛行機はタダだ。でも、自分は貧乏だから、宿泊費出してくれれば私と一緒にタダでビジネスクラスで旅行できるよ?」ってお誘いで、5年ほど前にそれで一緒にニュージーランドに行ったけど、あんときは事前にゆっくりと計画できたのでいいのだが(今から思い返すと、あの旅行の時にもケンカばかりしていて、あの頃からM嬢のビョーキはすでに始まっていたよなあ、って思うけど)、一昨年だっけ、そのさらに前だっけ?とにかくWBCの年に、「明日までに飛行機手配しないと、マイルが切れる!」って急に電話があり、「ヨーロッパなら二人でビジネスで行けるのよ。だから、どこか行きたいところない?」って急に言われても・・・・と、こっちはどん引きだったのだが、「もったいないから、活用しないと」って向こうは相当強引だったなあ。

 なぜ、私が友人の「もったいないから」に付き合わないといけないのか、とっても疑問だったけど、向こうにしてみれば「ミヤノにとっても、お得な話なのだ」と親切のつもりなのかもしれないけど、けっこう迷惑でした。

 そんで、友人C嬢には散々「なんでタダなのに、美容院に行かないのだ。おかげで私が買ったクーポンが無駄になる」と責め立てられたのだが、それはのらりくらりとかわしたのであるが、食事した時にも「ミヤノさん、ストレートパーマでは美容院に行ってるんだよね?あれってけっこう高いでしょ?クーポンだともっと安いのいっぱいあるんだよ?」と言われて「へえ、そうなんですか」と聞き流したつもりなのだが・・・・・

 やっぱし「これ、安いよ?」と、クーポンのリンクをメールしてくれたので、「わーん、なんで放っておいてくれないの?」と思ったが、前にも何度も話したように「ずっと通っている美容院があるから浮気するのもな?www」って「お気遣いありがとうございます。でも、行きつけのところがありますので」と体よく断ったつもりなのだが、「私はいろいろ試しているけど、そんなの気にしたことがない。ミヤノさんは気にしすぎだよ!行きつけの店だってそんなの気にしてないよ」って言われてもな。

 まあ、友人Cがメールでは威圧的だけど、会って話すとそんなことないのもわかっているので、そのメールは無視しておきますが、それにしても、私から「安い美容院見つけたけど、なんか浮気するみたいでね」と相談したのならまだしも、こっちが頼みもしないのに「ここ、安いよ」と紹介してくれて、私が「でも、でも」って言うと「なんでお得なのに利用しないのだ!」って言われてもなあ。

 そんで何度もちゃんと説明しているのである。
 そもそも私は美容院に行くのが嫌いなのだ。
 できれば、行きたくないし実際にほとんど行かなくて、ハサミ(髪切り用じゃなくて、ただの文房具のハサミ)でテキトーに切ってた時期もあったのである。

 でも、C嬢に「最近のストパいいよ」と教えてもらって、最初はC嬢も通っていた原宿の有名店に行ってみたのだが、技術的には満足だったが、テレビに出てくるような「カリスマ美容師の店」だったので、雰囲気に馴染めなかったと言ったら、しばらくして「最近は住宅街の店でも同じ施術している店あるよ。探してみなよ。」と教えてくれたので、それで今通っている美容室に出会い、もう10年以上通っているのである。

 そこの担当美容師は、私が美容院嫌いというか、究極の面倒くさがりなことをわかっているようで(なにせ、年に2回しか行かないし)、こっちが何も言わなくても「いつもの感じでいいですねえ?」と勝手にやってくれるので、だからこそ、10年以上通っているのだ。

 それに、以前通った店だと担当美容師が辞めちゃってて、ってこともあったが、その店は、二人の美容師の共同経営らしいので、担当美容師がずっといるのがありがたい。

 そして、美容院嫌いの私が渋々年に2回もずっと通っているのは、あの担当美容師の年間売上の内の「たった4万円」の予算を私が受け持っているという義務感が大きいのだ。

 この間も「年内にまたお会いできますかね?」と言われ「さすがに、今年中には、また来ると思います」と言ったけど、あの発言は決して嫌味ではなかったと思う。

 で、こんなハレー彗星みたいな客だけど、いつも同じように淡々とやってくれるので、私はあの美容院をとても大事にしているのだ。

 だから、たとえ「お得なクーポン」で、普通の値段の4分の1の値段だからって、他に行く気が全然しないのだ。

 そもそも、縮毛矯正って、使用する薬品の原価は大したことないと思うので、普通は2万円のものが5千円でも、美容院的には赤字にはならないのだが、施術するのに早くても3時間くらいかかるので、ほとんどが「美容師の人件費」なのである。要するに技術料ってこと。

 私は、他人の技術料削るのに抵抗あるし・・・
 つーか、クーポン出してる店って、それは「広告料」なんですよね。
 初回はそりゃ、びっくりするほどの安値で施術するけど、次回以降で元とれれば・・・っていうところに、「安いから」って飛び込む気にならない。

 「クーポンでお得逃げ」を目指す友人は「そんなの気にすることはない」って言いますが、私はとても気にするので、ですから、放っておいてください。

 ほんと、なんであんなにおせっかい焼かれるのかわけわからない。
 もしかしたら、C嬢は「ミヤノさんを無理に食事に誘って申し訳ないから」と、支払い多めにしてくれたりするので、私のこと「収入が少ない」と思っているのかもしれないけど、実はC嬢よりも高収入だと思うんだけどな。でも、税金や年金の負担は私のほうが多いのかも。

 C嬢の周囲にいた人には「数千円の金に困ってる人」が多かったから、私が「数万円には困ってないんですよ」っていう意味がよくわからないのかもなあ。

 この間の「なぜに、キャバクラのラウンジで7千円の飯?」って時にも「ごめん、ごめん、なんか高くついちゃった、大丈夫?」って心配されたしなあ。そりゃ「7千円払えば、もっといい雰囲気の店で美味しいもの食べられたのに」って顔したけどさ。

 そっか。
 あそこで、私に損させたと思っていたから「普通だと2万円するストレートパーマを5千円で出来るよ!」って紹介してくれたんだよね。

 その気遣いはほんと、ありがたいんだけど、さ・・・・・

 ほんと、いろいろ難しいっすね、としか言いようがないなあ。


6月27日(月)

 うーん、これって超ビミョー。

 総務部では毎月20日くらいまでに「来月のシフト」を各自調整している。土曜日当番などは、毎月なんとなく決まる感じで、その緩さがけっこう好きだ。
 つーか、基本的に「土曜日も金庫を開ける必要がある場合もあるから」と、私とマスオさんのどちらかが出勤するし、二人とも休みの場合の「抑え」も一応いるのだが、土曜日に金庫開かなくてもほとんど問題無いので、二人とも休みでもいい場合もあるし、そのあたりはけっこう流動的だ。

 そんで、先日「7月の予定」を埋めようとしたら、3日がまたイベント仕事でほぼ全員出勤なので、土曜日は休みを入れる人が多かったが、マスオさんは出勤になっていたので、「あ、じゃあ、私は休みでいいってことね」と休みを入れていた。そのあたり、あんま話し合うこともなく、互いに「土曜日は用事があって」って時だけ、「この日はお願いできる?」と先に話す程度。

 ところが、予定表をよく見ると、数年前のイザコザからマスオさんと仲が悪いE嬢も出勤予定になっており「おや?この土曜日は、あの二人が揃っちゃうのか?」と気がついてはいたが、さすがにあのイザコザから2年くらい経っているので、一年前くらいまでは「おや、あの二人が揃ってしまということは、私もいないとまずいか」と私が出勤表明しておくと、いつのまにかマスオさんが外れていたりとか、ちょっと気持ち悪い感じの水面下のやりとりがあったりしたのだが、もうそろそろいいのかな?

 って、甘かったです(笑)

 だから私は土曜日休み予定にしていたのだが、いつのまにかマスオさんの予定も休みになっていた。

 昨日の日曜日に他部署の手伝いでマスオさんが出勤していたので、今日は休んでいたのだが、来週の土曜日の予定が変わっていたので「おーーーっと、急に変えたな、つーか、それはいいんだけど、私に一言言ってくれればいいのに」と思った。

 最初に向こうが入れた予定で「土曜日出勤」になっていたので「じゃ、私は土曜日休んでいいのね」ってこっちが休みの予定入れてるんだからさあ。

 うーん、実は先週の土曜日が日ハムの武田勝登板日だったので「お?来週土曜日の西武ドームは勝さんじゃん!」と、西武ドーム行く気満々だったんだけど、まあ、しゃーねーな、可愛い後輩たちが「あいつと土曜日二人だけは御免です」ていうお子ちゃまプレイをフォローしてやろう。

 って、あれ?出勤予定だったE嬢まで、いつのまにか休みになってるし(笑)

 お・ま・え・らあああああああああああ!

 と、思ったし、どっちも30代半ばの立派な大人なのに、その大人げない予定変更なによ?(笑)と思ったが、もー、いーよ、ねーさんが一人で出勤してやるよ。武田勝よりも、後輩が大事ですからね(笑)

 二人とも、私がこっそり予定変更して、ぽつねんと土曜日出勤に変えたことに気がつかないかもしれないけど、いーのよ別に、もし部長が出勤してきたら「あたし、こういう水面下で頑張ってるんです」ってアピールしちゃおうかな?てへ?

 いや、ちょっと伏線があって、この間、マスオさんがエアコンの風向きを自分の方に調節したら、後ろに座っていたE嬢に風が直撃したので、E嬢が「寒くて耐えられない」と言い出したのである。

 それを発端に総務部ではエアコンの風向き調整にあーでもないこーでもない騒動が勃発し、マスオさんはちょっと気にしていたようだが、E嬢が席を外した時にボソりと「Eさんがなんか羽織ればいいだけじゃないですか?」と言いやがる。

 まあ、それは正論なんだけど、この「節電の夏」に、「寒いって人はカーディガンでも羽織って我慢すればいい」ってゆーのも素直に賛同しにくいし、先輩の私としては「エアコンの風がずっと当たるのってけっこう辛いのよ」としか言いようがなかったが、マスオさんにしても、それが苦手なE嬢ではなければ、「なんか羽織って我慢してよ」と言えるのだろうけど、それが直接言えないような相手だから、困っているのもわかるし、ああ、面倒くせーな。

 そんなもん放置しておけばいいのだが、「土曜日出勤の微妙な変化」を勝手に感じ取ってしまう繊細な心を持ってしまった自分が憎い(笑)

 それに全然気がつかないような鈍感さんだったらよかったんだが、鈍感だったら、それはそれで「え?明日の土曜日は全員休みなの?」って急に気がついて、休み損なったりするから、ええ、急遽、金曜日休みに変えましたわよ。

 ええ、金曜日だとダルビッシュなので、あんま観たくもないのですが、そーいや、ダルが投げるのも2年くらい観てないような気がするので、たまには観てもいいかもなあ。
 と、前向きに考えることにした。

 ほんと、面倒くさいが、面倒くさいことに勝手に気がついてしまう自分が一番面倒くさい。

 そして、昨日のカープのヒーローインタビューに立った、前田智徳と石井琢朗の「合わせて80歳」のジジくささに目眩がしてしまう自分もさらに面倒くさい。(ヤクルト宮本のオジサンぶりにも時々目眩がするのだが、ダブルでこられると、そりゃもう)

http://www.youtube.com/watch?v=qsurFLcNmjQ


6月26日(日)

 交流戦は結局、あんまり観に行くことができなかったが、いよいよリーグ戦が始まったので、久々に野球観戦に行くことにした。

 雨降りそうだったら西武ドーム(楽天戦)に行こうかと思ったけど、雨振らない予報だったし、一日中曇りの予報だったから「じゃあ、散歩できるし(徒歩で往復すると約2万歩)、神宮にしよう」と、ヤクルト×横浜を観に行くことにしました。

 あれ?
 最近、ほんと短期記憶が衰えてきたので、「この間、私、何の試合見に行きましたっけ?」と忘れがちなのだが、今年まだ神宮で観たのって、開幕直後の横浜戦と交流戦のオリックス戦だけだっけ?

 ヤクルト×横浜戦しか観てないって・・・・すごい通っぽいのでいいんだけど、でも、去年のそのカードと違って、今年はなぜかヤクルトが首位っていうのがひっかかるが、まあいいや。渡辺直人の応援しよう。(そしてイムさん出てきたらラッキー)

 部屋の中は蒸し暑かったが、外は半袖だとちょっと涼しいくらいだった。
 11時半に家を出て、渋谷で「リンガーハット」で昼食をとり、1時半に神宮到着。ほんと散歩日和だった。また、頑張って散歩しないとなあ。震災直後は一瞬だけ痩せたんだけど、もうすっかりリバウンドしちゃったし。でも、この間の健康診断で、MBIだっけ?肥満率っていうの?詳細忘れたが、その数値が「22」だったので、後で調べてみたら「標準体重どんぴしゃ」だったので、のけぞった(笑)

 そーいや、20代後半の頃、少し痩せて体重が52キロくらいになったのだが、その時には「やせぎみ」と診断されて「はあ?これのどこが痩せていると?」って思ったなあ。あのくらいが、一番健康的な「痩せてもなくて、太ってもいない」という理想的な体重だったな。

 まあ、そんなわけで、今の体重でも国の基準では問題ないようですが、「放射線暫定基準値」くらい、よくわからない基準というか、基準ってそういうもんなのでしょうね。

 と話は逸れたが、「また腹回りが超ヤベー」と自分では思っていたので、「夏は天気悪い日を選んで、積極的にお散歩しなくてわ」と自分に言い聞かせていたので、だから、今日は西武ドームよりも神宮球場を選んだのでありました。

 プロ野球ファンとしてのスキルが無駄に高くなってしまった私ですので、どんなカードでもそこそこ楽しめるのですが、丁度、球場に着いたときにスタメンが発表されて「ヤクルトは増渕君で、横浜はルーキー須田かあ」と、「まあまあかな」と思いつつ、ブルペンで投球練習する両投手の様子を観察していたのだが、増渕は腕が振れてて調子良さそうだったが、須田の方は低めの制球が定まらず、ブルペンで首かしげながら投げていた。

 そして、試合前投球練習はブルペンに投手コーチが立つけど(横浜のコーチって誰でしたっけ?)先発投手がベンチに行ってしまうと、その後は「ブルペン担当投手コーチ」の縄張りになる。
 ヤクルトで言えば、投手コーチが荒木大ちゃんで、ブルペン担当が伊藤智仁である。
 どうでもいいが、伊藤智仁は現役時代は特にイケメンってわけでもなかったと思うがアラフォーの今、大変男前になりました。
 そう思っているのは私だけではなく、前に西武ドームにヤクルト戦観に行ったとき、ブルペン前の席に張り付いていた投手オタのギャル二人組が(イマドキのオシャレしてて、けっこう可愛かった)、投球練習する投手の写真とりつつもけっこう酔っ払ってて、試合後半になったら、「きゃー、伊藤コーチカッコいい!男前!」と騒ぎはじめ、普通、ブルペンではそういう周囲の声援ていうかヤジに反応しないものだし(よくあるのが、子供が「ボールちょうだい」と叫んだり)、伊藤コーチも聞こえてはいるんだけど無視していたのだが、そのけっこう可愛いギャルたちの無邪気な酔っ払い声援はとうとう無視できなかったようで、「声援ありがとう」と軽く手を振って答えたら、「きゃーーーーーーー!手振ってくれた!やっぱ伊藤コーチ超かっこいいいいいいい!」ってギャル大興奮でした。

 ええと、なんの話でしたっけ?
 まあ、ヤクルトファンの一部では「伊藤コーチかっけええ」というのは定説ですけど、神宮まで足を運び、さらに外野席ではなく、わざわざブルペン前の内野席に陣取る今年の横浜ファンの楽しみは「ブルペン担当投手コーチになった木塚」でしょう。

 そう、前に観に行ったときにも、3塁側内野席では、「あ、木塚がいる、木塚あああああああ!」って声援飛んでたし、みんなバシバシ写真とってたもん。

 久々に横浜戦観に行ったので、木塚のことなんてすっかり忘れていたのだが、現役時代の木塚の穴掘りぶりにすっかり魅了されいたので、先発投手がいなくなった後のマウンドにぼんやり立つ姿を見て「あ、あれって木塚だよな」ってすぐにわかりました。

 そんで、先発投手が旅立つと、ブルペンはしばらく暇になるのですが(そうじゃなきゃ困ります)、木塚コーチは先発投手が練習した後のブルペンマウンドの荒れが気になったらしく、ブルペン捕手と一緒にトンボで一生懸命慣らしていた。

 現役時代、あんだけマウンドを豪快に荒らしていた投手が・・・・

 理屈で考えると、あんだけ豪快に掘っていたのは、「前の投手の足あとが気になるから」ってことだったのでしょうね。
 だから、自分がけっこう繊細だったから、ブルペンのマウンドは出来るだけ整えてやろう、ということなのか、「他にやることないから暇」だったのかわかりませんが、試合開始前にまるで農作業のようにマウンドを真剣に整える木塚の姿を観ただけで、「今日の入場料の元はとった」と思ってしまいました。

 木塚ファンだった横浜ファンの皆様は是非、神宮球場へお越しください。ほんと、泣けるよ。

●今日は宮本さんデー

 で、試合のほうは、・・・・あ、そうだ、東北応援の一環というか、選手会長でもある石川投手繋がりで秋田デーだったのだが、試合前のセレモニーで秋田県知事と副知事から「あきたこまち贈呈」っていうのがあって、石川投手も出てきたけど、秋田県知事がけっこうガタイが良くて(身長180以上あったと思う)、受け取る石川投手をしっかり見下ろしていたのが笑った。

 その贈呈式は拍手もまばらだったのだが、「それでは始球式です」ということになり、「今日の始球式を担当するのは、なまはげです!」に場内爆笑した。

 「チデジカの始球式」で笑ったこともあるが、「なまはげの始球式」っていうのは凄い!

 打席に立った横浜の石川もきっと「始球式っていろいろあるね」と感慨深かったであろう。

 さて、増渕の立ち上がりはその石川にヒットを浴びるも、なんとか抑え、裏の須田の投球であったが、三つ四球出して満塁・・・・・・・おお、もー、だから私は「もしドラ」で泣いたのよ、と大ピンチであったが、宮本の打球は「ああああああ!」ってヒットコースだったのだが、ショート石川が飛びついて記録は「遊飛」

 あれは、私は横浜側のレフトスタンドにいたのだが、周囲の客全員が「あー、やられた」って叫んでましたから、石川のファインプレーでもありますし、宮本にとってはアンラッキーだったでしょう。

 そして、あのプレーのせいなのか、「今日の宮本さんの運勢は最悪です」だったのか、宮本がエラーやミスとまではいかなくても「あー、惜しい」っていうの連発してね。

 3回に投手須田のヒットから2得点したのは、まあしょーがないけど(周囲の横浜ファンは須田がよく打つので「第二の吉見か?」と不安そうだったのはご愛嬌www)それ以上、得点を与えてはいけない局面の6回、村田が放った当りは、横浜ファンから見れば「ああん、サードゴロ」だったのだが、ボテボテというよりも、強いボテボテの当りだったのだが、逆シングルで捕球しようとした宮本のグラブをすり抜けて、レフト線に転々と・・・・

 それで2点追加になって「試合を決めた」状況になってしまった。

 宮本は、「この辺でイレギュラーしたかなあ?」とばかりに、しばらく足で3塁周辺の土を整えていたが、しばらくその動作してから、意を決したようにマウンドの投手に声を掛に行っていた。きっと「今のはオレのミスだから・・・悪かったな。オレのせいだから気にしないで後は思い切って行け」とか話していたんだろうな。

 その裏の攻撃の時だったかな?
 2アウト、ランナー1塁という場面で宮本が打った打球はセンターオーバーで、「これは2塁打だ!」って当りだったんだけど、宮本が2塁に向かうと、横浜のセンターひちょりの好返球で憤死・・・・2塁にスライディングした宮本はしばらく立ち上がれなかった。

 さらに、どっかの場面で3塁側ブルペンの上あたりに上がったファールフライを宮本が追いかけたが落とした時もあり、ほんと今日の宮本は「エラーしているわけでもないのだが、なんかツイてない感じ」でした。

 今日は真っ直ぐ家に帰りたくない気分かもしれないので、ねーちゃんのいる店に寄って「えー、でも、宮本さんって超名手じゃないですかあ?」と脳天気に連呼してもらって、自信を取り戻してください。

 わたくし的には今日の試合は「ひちょりが勝ちを決めるヒットを打った」ということと「直人の試合の流れを引き寄せるいい守備があった」ので、周囲のベイスターズファンの皆様が、ひちょりや直人を絶賛してくださったので、とても満足いたしました。

 そして、4点ビハインドの場面で、我がマツケン登場に泣いた。
 不調でしばらく2軍落ちしていて、最近復活したのだが、マツケンといえども、敗戦処理から信頼回復しないといけないのよのお。しかも下位打線相手に・・・・

 と思っていたら、クリーンナップ相手の敗戦処理には、元楽天のナベツネ投手が・・・・ああ、さっき左の久古(珍しい苗字マニアにはジワっと来る渋い苗字)が出てきたのに、まだブルペンには左がいたので「誰?」と思ったけど、ナベツネさん、1軍でまだ頑張ってたんだ。

 敗戦処理とはいえ、村田とハーパー相手ですから、こことはアピールチャンスでしょう。村田はあっさり打ちとったけど、ハーパーにはファールで粘られて苦戦していたが、けっこうタイミング崩されていたし、最後には打ちとったし、私が今まで観た中では一番いい出来のナベツネさんでした。
 ビハインドの時だけじゃなく「一点差で勝ってる場面」でも、あの投球が出来れば、左のセットアッパーとして期待されると思うので、がんばってください!

 さて、楽天が負けたのは神宮の「他球場の結果です」で知っていたのだが、帰宅してから詳細確認したら「げげげ・・・・私の牧田が初セーブ?」

 牧田を後ろに回すという話は、スポーツ紙報道で知ってはいたが、「そんなの絶対いやーーー」と認めようとしなかった私だったのだが、ホントだったんだ・・・・

 くすん。
 牧田が「試合観戦しても、出るんだか出ないんだか試合経過次第」という枠に入ってしまい、がっかりだ。せっかく予告先発があるリーグ戦が再開されたのに・・・

 まったく、世の中は私の思うようにはいかないものだ。

 今朝の通勤電車の中で、「ああ、月曜日、超だりー」と、電車の中で仮眠しながら「ナベQの夢枕に立って『牧田を先発に戻さないと西武は優勝できません』ってメッセージ送るためには、どうしたらいいのだろう?」と、うつらうつらしながらも真剣に考えてしまったことよ。
 
6月25日(土)

 先週、昨年急死した役員K氏(元直属の上司。今のTK部長の前任者)の一周忌法要があったので「ああ、もう一年か・・・なんか長かったな」って思った。

 そして、K氏の葬儀と「友人がマジヤバい、どーしよー?」というのが重なってたんだよなあ。友人を無理やり帰郷させたのが、日記を遡ると7月2日だったので、あっちも「もう1年か・・・」

 震災でゴチャゴチャになってしまった部屋の写真を送ってあげたら、なんかトンチンカンなこと書いてきたので「それは違います」ときっぱりと返事しちゃったら、それ以降、メールが来ないのであった。もう2ヶ月くらい?

 私にこれ以上、何を言っても無駄だと判断したのか、あれがきっかけで病状が悪化したのか、パソコンが壊れたのか(弟さんのを借りているはずだが、弟のノートパソコンもけっこう古いという話はだいぶ前に聞いていたし)よくわからないが、メールが途切れて心配だけど、同時にちょっとホっとしている。

 向こうがどういう状況なのか、よくわからないままメールのやりとりだけするのも気苦労だったし、まあ野球雑談だったら普通に出来たけど、リアルな話はやっぱし問題有りだったので。妄想ってそう簡単には治らないんですねえ。

 とりあえず、「地震でけっこうメチャクチャに散らかってしまった部屋を片付けてもいい?それとも放置しておいたほうがいい?」とお伺いを立てていたのだが、向こうそういうことまともに答えられる状態じゃないということだけわかったのであった。

 なので、勝手に片付けるのも申し訳ないから、そのまま放置してあるので、あの部屋は3月11日と、その後続いた余震で本やCDが散乱したままである。
 あのままにしておくのも忍びないが「他人の部屋なんだし」と自分に言い聞かせている、というか、勝手に世話焼いて自己満足に浸るのもなんだし、とりあえず、時々外ポストに溜まるチラシだけは下北沢通るときに片付けてるだけでも、自己満足は満たされるしね。


6月24日(金)

 今日も暑かったが(熊谷のあたりでは39度までいったって?)、うちの部署では「冷房の風が冷たい」という人と「私は風が当たらないから暑い」という人がいて、みんなで風向き調整をわーわーやりはじめていた。

 これがけっこう難しく・・・・てゆーか、それが難しいのは前からじゃん、って思うのだが、なんでみんな過去のことをすぐ忘れるのかね?

 だいたい「風が当たらなくて寒い」って言う人は、たしか去年は「風が当たって寒い」とカーディガン手放せなくて、それで誰かが彼女に直接風が当たらないよう調整してくれたのだが。
 私の記憶違いかね?

 そんで、みんなでワーワーやっていたので、私とマスオさんはシラっとしていたのだが、マスオさんはすでにどーでもよくなったというか「うるせー」という感じだったし、私は「これだとミヤノさんに風があたっちゃう?」って言われると「私は自分が寒いと思ったら、エアコン切っちゃいますからお気になさらずにwww」とイジワルに微笑んでおりました。

 つーか、全員が満足するの無理だって。だから多少暑い人は我慢してもらって、多少寒い人はカーディガン羽織ってもらって、で、いーじゃんと思うのだが・・・・

 あと、相変らず我社では「来客があるからスーツの上着着てお迎えしないと」という強迫観念があるらしいが、そっちのほうが底辺っぽいから(ビョーキの友人の口癖を拝借)やめれって。

 皇族も国会議員も高級官僚も「ノー上着、ノーネクタイ」でアピールしているし、大企業ほどそれを徹底しているし、「お上が下々に恥をかかせないよう率先してやっている」というのに・・・・

 昨日だか一昨日だかで、超笑ったのは、「来客があるから上着着用」を貫く某役員氏のところに来客があったので、私がインターホンで受けて、お迎えに行くと・・・・・そのお客さんはソフト開発系の会社の人らしく、「クールビズ」どころか、見事なアキバ系っぽい夏服で登場したのであった。二人いたのだが、一人はチェックの半袖シャツで、もう一人がほぼTシャツだったな。

 まあ、発注する側のお偉いさんはビシっとスーツで、間に入る営業マンもスーツだけど、実際にプログラムいじるスタッフはアキバ系っていうのはお約束の光景なのかもしれないけど、夏日の中、普段着で客先に訪れる彼らのほうが、よっぽどセレブっぽかったよ(笑)

 もう、いい加減、この季節に「スーツにネクタイ」てコスプレやめよーよ。
 「ガングロ・ギャル」とか「ヤマンバ・ギャル」くらい、わけわかんないし(笑)
 つーか、ああいう「若い女子の謎のファッション」くらい、謎だ。

 さて、先日、グルーポンでビミョーなフレンチのコース料理を頂いた話を書いたが、それを手配してくれた友人Cは、ああいう店で外食できるくらいには「放射能信者」から少し足を洗ったようだ。

 つーか、やっぱ、すでに飽きた?(笑)

 それでも、前に会食したときには、かなりテンパっていたので「大丈夫なんだろうか?私はまた友人を一人失うのだろうか?」と心配していたけど、だいぶ緩んだようです。
 あと、前回私が「なんでもかんでも放射能のせいにしていると知性を疑われるから」と必死に説得したのを彼女なりに「ミヤノさんは不愉快に思ってるようだ」と理解してくれたので、あんまそういう話しなくなっただけかもしれない。

 食事中に、なぜか月経周期の話をしはじめたので「え、隣の席にも客がいるのに、そんな話題?」と戸惑ったが、どうやらC嬢はずっと32日くらいの周期だったのだが、最近、29日くらいになったらしい。

 「ずっと安定していたのに、急に短くなったし、自分の周囲の人も短くなったっていう話が多くて」と言うので、「そうなの?私は逆に長くなっているんだが?」

 30日以上の周期の人って羨ましいなあ。
 1年で11回しか来ないんですよ。
 私なんて、1年で13回なんですよ。いや、もっとですよ。14回?一ヶ月に二回来ることもよくありますからね。

 そしたら友人は「へー、そうなんだ」と素直に受け止めてくれた。でも「周りが短くなったって人ばかりだから、てっきり、解毒作用が働いてるのかと・・・・ええと・・・放射能の・・・」と「放射能の・・・」ってところは私に聞こえないくらい小さい声で言っていた。

 相変らず体の不調をすべて放射能のせいにしたくなってしまうようだったが、私が「それ、どっちかというと更年期の心配じゃね?」と笑うと「やだ、マジ?でも、長くなったて人がいてちょっと安心したよ」と言ってくれたので「放射能の不安はあるのだろうが、前よりだいぶマシになったなあ」と思った。

 だいたい「私の周りでは」と言うけど、ツイッター復活させたのか教えてくれないが、どーせそのあたりの話でしょ?あのあたりは鼻血が出ただけで騒いでいたからなあ。

 ただ、あのあたりの「咳が出ても 放射能」という人々が「月経周期が短くなった」というのは興味深い。
 解毒するために月経周期を短くするというのは、医学的知識の薄い私でも「それ、無意味なんじゃ?」って思う。つーか、月経は母体の解毒のためにやってるわけじゃないだろう。瀉血じゃないんだから(笑)

 月経周期が短くなったということは、排卵日の間隔が短くなったということで、「未曾有の震災のストレスで、妊娠するチャンスが多くなった」って考えるのが普通なのでは?

 報道では、震災後、結婚相談所が繁盛していたり、結婚指輪が売れていたりするらしいが、排卵日も多くなってるとすると(32日周期の人が29日周期になるってことは、1割増ということだろう)「人類滅亡の危機モードになると、繁殖傾向が強まるんだ」というデータの裏付けになるので、ちゃんとデータとってほしいものである。

 と、私は思ったけど、友人Cは、そういう論理的思考しないのが売りなので(笑)。(つーか私の仮説癖も論理的というほどのもんでもねーし)

 論理的とは関係無いが、なんの話の流れか、「もしドラ」の話になって、「ああ、私、アレ読んだよ」と私が言うと「おもしろいの、あれ?」と言うから「うーん、私は野球小説として読んだから、亜流なのかもしれないけど、まあ泣けたね」と言ったら「泣けるの?そういう話なの?」と食いついてきたので、「いや、私は、ほんとに泣けるところ(難病で死ぬところ)じゃなくて多分、投手が7連続フォアボールで大敗ってところで号泣しちゃったのでwww」

 野球を少しでも知っている人同士だったら「四球連続で泣けた」っていう話はすんなり通るのだろうけど、「ダルビッシュって凄いんでしょ?」程度の人にそういう話しても全然通じないんですね(笑)

 つーか、真顔で「なんで四球になるの?」って言われても・・・
 まあ、四球というルールを知ってるだけマシなんでしょうけど(笑)。

 そして「四球が嫌なら、ちゃんとストライク投げればいいじゃん」って、そんな「パンがなければお菓子を食べればいいじゃん」みたいなこと言われても・・・・

 「プロでもけっこう四球連続で自滅ってよくあるんだよ」と説明したって、野球知らない人にはよくわからないらしい。

 しかし、なんで彼女と「もしドラ」の話になったんだっけ?
 きっと、向こうも私に食事に付き合ってもらってるという意識があるから、「野球話を振ってあげよう」と気をつかってくれたのかもね。

 まあ、食事はビミョーでしたが、友人が元気そうだったのでよかったです。

6月23日(木)

 日記書いてなかった・・・・

 えーと、日曜日は先週の疲れが溜まっていたのか、昼までグダグダ寝ていたので野球観戦はやめました。テレビで巨人戦観たかったということもあり・・・・
 うううう、しかし、西武の牧田が巨人打線にフルボッコされるというまさかの展開に・・・
 後半はNHKにチャンネル変えて、解説の武田が金子千尋をベタ褒めするのにうっとり聞き入っておりました。

 月曜日は友人と食事。
 グルーポンで安いから・・・・と言うので付き合ったのだが、まあ値段的にも期待はしてなかったけど、そもそもその店はレストランではなく「高級キャバクラのラウンジ」だったのである。
 なので、私ら以外にも2組ほどコース料理食べてる客がいたけど、そっちもなんだか「同伴」っぽく、さらに、向こうのソファ席では脂ぎったオジサン3名が打ち合わせしてるし、カウンターやスツール席にいる若い女性は皆、出勤前なのか「出待ち」(?)なのかわからんが、一人でカウンターに座ってる女子は皆、ずっとメール打ってるし・・・・・

 友人が「女一人客多いね」と言いやがるので「ちげーよ、あれはここで待機しながら、客に営業メール打ちまくってるんだよ」と教育的指導しました。

 食事のほうは、あの値段ならまあまあでしたが、同じ値段出すなら三茶の小さいダイニングバーみたいな店のほうが美味しかったよ。

 火曜日。水曜日が健康診断だったので、酒抜いて早寝。
 水曜日。健康診断の病院が変わったのだが、そこの下剤が合わなかったのか、夜になってもバリウム排出できず、牛乳飲んだり、トコロテン食べたりして頑張ったら、やっとちょっと出たので、ホっとして寝たが、追加した下剤が効いてきて、お腹が痛くなってなかなか眠れないのだが、痛いだけで出てくれず、辛い夜でした。

●総務部は昨日、日本で一番電気を無駄にしました

 いきなり暑くなった。

 「今日はさすがに窓開けじゃ無理だろう」と思っていたが、私が健康診断を終えて、11時半頃出勤すると、生真面目な同僚たちは窓開けで耐えていたので「さっき乗った電車も、健康診断後に寄ったドトールも冷房ガンガンだったよ?」と大爆笑して背中を押してあげたのだが、何度も書いているけど、みんな真面目というか「自分が冷房のスイッチを入れたくない」という小心者なのか、それとも我慢大会がしたいのか、「あついー」と愚痴りながらも我慢していた。

 もー
 また、3月の時みたいに、私がエアコン係にならないといけないのかしら?
 でも、私は寒いのが苦手だったから、自分が「もう無理」と思ったら、ちょこちょこ暖房入れていたけど、暑いのには強いんだよねー

 そして部長も私と同世代の冷房無しで育った人だし、貧乏家庭出身だし(うちは貧乏ではなく清貧だったらしいが)、それに総務部長という役職上、進んでエアコンつけるわけにもいかないし、それになによりも、部長は負けず嫌いというか、見栄っ張りだからね。

 なので、部長が打ち合わせでどっかに行った後、エビワカちゃんに「別に冷房禁止なわけじゃないんだからつけていいんだよ?」と言うと「私がやってもいいんですか?」弱気になっているので「部長は自分からは絶対に動かないし、私は暑さに強いから、面倒なのでやらない。でも、暖房の時だってそうだけど、部長は部下が耐えられなくてつければ『みんなが我慢できないらしくてさー』って人のせいにできるから、それは全然オッケーなんだよ?」と説得。

 それでもエビワカちゃんは自分で動くのが嫌なようで、M嬢に「つけてもいいらしいですよ?」とけしかけて、M嬢にやらせていた。

 よくわかんねー
 そういうのをカブるのも下っ端の仕事だと思うんだけどな。

 とりあえず、私は寒い間の「ミヤノさんがエアコン係」という役割が面倒だったので(だって、みんな私の顔色伺って「寒いですよねー」と言ってくるんだもん)、夏は「みなさん自分でやってください」という姿勢を貫きたかったのであった。

 そして、私の役目は冷房のスイッチを時々消すことである。(節電と、私の体調管理のため)

 室温がすでに32度もあったので、窓を閉めて、エアコンいれたら、みんな「わー、やっぱ涼しいね」と感激。

 しかし、しばらくして私が「なんかエアコンの効きが悪いなあ・・・・」と温度計チェックしてみたのだが、室温が30度から下がらない。おかしい。
 それでも外よりは涼しかったのだが、でも、エアコンの温度設定28度だし、もっと涼しくなるはずなのだが?

 もしかして、今日、使用電力をコントロールするシステムをイジったので、それでエアコンが効かないのか?
 デマンド・コントロールというらしいが、最大電力を設定しておくと、その数字に合わせてエアコンを自動的に輪番休業させてしまうらしい。去年の猛暑の折、別事業所ではそのデマコンのせいで、エアコンがちっとも効かなくなり「このままでは死人が出ます!」という訴えが出て、デマコンをオフにしたそうだ。

 こっちの事務所では、そこまでにはならなかったのだが、この夏の節電対策として去年よりは厳しい数字で設定しているので「さっそくの夏日ですでに稼働しちゃってるのでは?」と思ったのである。

 しかし、他のフロアは普通に冷房が効いているようだし・・・・・なんでだろう?
 輪番で作動すると言っていたけど、実は「早い者勝ち」なのか?総務部は昼まで我慢していたので、出遅れてしまったのか?

 と、M嬢やK嬢などと、あーでもないこーでもないと仮説を出し合っていたのだが、結局「フィルター掃除しないとダメなのかも」って話になり、私が「じゃあ、面倒だがやってみるか」と掃除するエアコンのスイッチ切ろうと廊下に出たら・・・・

 ど わはっ はっっはっ ははああああああ

 エアコンの「運転モード」が「暖房」になってました!

 廊下も節電で暗いので、よく見えなかったんだけど、スイッチ入れた人もそんなとこ見てなかったんだろうね。

 そうだ、そうだ。
 暖房なくても大丈夫になって、しばらくは快適な気温で、梅雨に入っても我慢できる気温だったから、一度も冷房にしてなかったので「切り替え」してなかったんだね。

 そりゃ気温31度の日に、28度設定の暖房を入れていたら、温度下がらないでしょう。
 「お風呂が熱くて入れない」って、40度のぬるま湯足してるようなもんだ。

 私の大爆笑に、みんなも気がついて「えー、暖房だったん?」と衝撃を受けていましたが、私がすぐに冷房に切り替えると「あああああ、冷たい空気が!これがほんとの冷房だ!」と大騒ぎ。

 まあ、季節の替り目にはよくある事件なんだけど、この節電ファシズムの最中、控えめに冷房をつけたつもりが「暖房回していた」という、ものすごーく無駄な電力を使っていたのでした。しかも、午後のピーク時に(笑)

 恥ずかしさのあまり、私がその勢いで、フィルターの掃除もしてあげたので、その後の総務部は28度設定でも「なんて、涼しいんだ!」と天国のようでした。

 去年までもね、「エコエコ節電」していたので、私は28度設定でもみんなが「暑い」と言い出すと、「ずっとつけてるからダメなの。一度消してホントの暑さを体感しないと」とオフにしていました。それでしばらく我慢してから、冷房つけると「涼しいー」って有難味がわかるわけだし。

 こまめにスイッチオフにするようが、電力消費が多いという説もあるようだが、知るもんか。

 我が部屋は冷房は無いが、暖房はあるので、冬の間、つけっぱなしにしていると「なんか寒いな」って時があり、そういう時には、オフにして30分くらい我慢してみると、またつけたときに「暖かいー」って思うのだ。あと、一旦外出してみるとかね。

 ずっと冷暖房に浸っていると、機械も疲れるだろうし、なによりも人間がバカになると私は思っているのであった。

 今年の社内節電対策が発表されて(って総務部が発信したのだが)、みんな「今年の夏はどうなるんだろうか?」って心配していたけど、「冷房は28度にしましょう」って、去年までも総務部ではかなりやっていたのよ。私がいないときは知らないけど。

 それに、私は特に冷房が苦手だが、女性が多いフロアなので、みんな冷えすぎると「少し緩めてもいいかな?」なんて言っていたので「寒かったから消しちまえ」と私がよく言っていたのだが、フロアごとに温度設定できるのだから、寒いと思った人は消しちゃえばいいし、またそのうち「暑いなあ」って人がつけるし、その応酬で適温に保たれると思うんですけどね。

 その昔、営業部門と同じフロアだったときには、暑がりの男性社員が多かったし、外回りから戻ってくると「あー、暑い」と温度をガガガっと下げるので、そういう人たちとの戦いを私は「シテ戦」と呼んでいたけど、ほんと、なんか寒いなあと思ってコントローラー確認すると18度になってたりして・・・・

 節電ファシズムのおかげで、ああいう人はもうとっくに粛清されましたかね?(笑)

 ほんと、心の中で「そんなに暑いのなら、シベリア(もしくはアラスカ)送りにしてやる!」って「エロイカより愛をこめて」ファンとしては絶叫してましたからね。

 
6月18日(土)

 昨日は通夜の手伝いだったし、今日は会社の工事の立会いで8時過ぎまで会社にいたし、連日長時間拘束だと疲れますわ。

 今日は留守番が主な仕事だったので、夕方になるとボンヤリ野球の試合経過や結果を眺めていたのだが、横浜がソフトバンクに勝っていた。大金星じゃん(笑)
 それよりも「この雨の中でやってたんだ、ごくろーさまです」と思ったのだが、杉内からホームランを打っていたのは「中村」という選手だったのだが、「はて?横浜に中村なんていたっけ?」ホントにしばらく考えてもわからなかったのですが「速報ニュース」で「ノリが第一号!」という見出しを見つけたので「中村ノリだったーーーーーーっ!」って心の中で大爆笑した。

 しかし、一輝が塁に出て、ノリさんがツーランって、どこのチームの話なのかよーわからんし(笑)

 ふーむ、明日は私も野球観に行っちゃおうかな。

 さて、一昨日の「イベントはしご」の感想でも書くか。

平田暁夫帽子展

 わたくし、大学中退(正確には除籍です)した後、バイトしながら「帽子の専門学校」に通ったことがあります。
 今となっては、20歳そこそこだった自分と今の自分が同一人物だということが信じられないが、あの頃は「流行通信」は毎月買っていたし、丸井や伊勢丹の「DCブランドショップ」もマメにチェックしていて「ほお、この冬のギャルソン(コム・デ・ギャルソン)は、こういうラインなんだ」とか、流行に敏感な女子だったんでございますよ。

 バーゲンで買ったイッセイ・ミヤケのちょっと複雑な作りのトップスに、同居していた祖母が買ったけど放置してあったらしい(と、嫁である母が「こんな生地・・・」って憎々しげに言っていたのを「けっこうオシャレかも」と譲り受け)モンペの生地みたいな布地でざっくりとバルーン型(裾が紐で少し絞れる)のスカートをミシンで縫って、渋谷のエスニック雑貨屋で買ったインド風のジャラジャラ鳴るブレスレットとアンクレットでトッピングして、「個性派おしゃれさん」をやっていたのです。

 あの頃のDCブランドブームは楽しかったなあ。

 なので、パリコレ情報なども雑誌でよく観ていたので、そのうちなぜか帽子に興味を持ったのである。ZELDAのファンでもあったしね。
 洋服作るのは難しそうだったけど、帽子ならなんとかなるんじゃないかと思って、父が定期購読していたニューズウィークを切り貼りして、帽子のフォルムだけ作ってみて遊んでいた。新聞紙でもよかったのだが、英字雑誌で作るとオシャレでしたから(笑)

 まず、紙面を補足切って折りたたんで、1センチ幅くらいのテープを作り、それを組み合わせて骨組みを作ってから、紙を貼り重ねて形を作っていたのである。

 けっこう面白い形のモノが出来たので、「こういうの、ちゃんと帽子の素材で作ってみたいなあ」と思って、帽子作りの専門学校に行ってみたのであった。

 そこの講師が「帽子って見かけよりもずっと難しい」と言っていたけど、実際にやってみて、その難しさがよーくわかった。
 「これで生計立てるのは無理だな」とすぐにわかったけど、私は頭のサイズがデカかったため、市販の帽子がなかなか合わなかったから、自分でサイズ合うのを何個か作れたことはよかったし、面白かったけど、そのうちだんだん面倒になり「市販の買えばいいじゃん」って思うようになったし、それと同時に「とんがりファッション心」の萎えていったようだ。

 そういや、去年、カンカン帽が流行したらしいが(テレビで観た)、私が20歳くらいの時にもちょっとだけ流行して、私は「大草原の小さな家」のイメージでカンカン帽にゆったりとした木綿のシャツと、薄手のジーンズ生地のフレアスカートでコーディネートして「アメリカ風カントリーガール・ファッション」で闊歩していたのだが、なんだか悪目立ちしたようで、その格好で新宿をウロウロしていると、妙にナンパされたよーな思い出があります。

 そんなわけで、多分、私の20代前半の頃の知り合いはたぶん、私のことを「いつも帽子かぶってた子」と記憶していると思います。
 会社でもいつも帽子かぶっていたし。
 渋谷系の頃は、ずっとベレー帽だったし。

 というわけで、帽子大好き少女だったので、「平田暁夫」といえばもー、日本のというか、世界的にも帽子の第一人者って感じで、パリコレでも、コム・デ・ギャルソンの帽子で話題になっていたりして、ほんと憧れの人でした。

 ココ・シャネルだって、駆け出しの頃は帽子デザイナーだったけど、平田暁夫はその「シャネルの時代の帽子制作技術」を受け継ぐ作家だと思っていました。

 さて、どっかの記事で「青山スパイラルで平田暁夫展開催」っていうのを読んで、さっそく行ってみたのですが、平日の昼間だったから、優雅に鑑賞しているお客さんたちも、ちゃんと帽子被ってる!
 いいなあ、もう、今の私は「UVカット」のほんと実用的な帽子しか持ってないんだよなあ。

 それでも「遊び心」と「美しさ」を兼ね揃えた、平田先生作の帽子を眺めると「あー、やっぱ、ビシっとオシャレしてこういう帽子で締めてみたいものよのー」って溜息が出るが、もはやそういう気力も無いのであった。あと、体型も・・・・・って、体型は20代の頃も無理だったが、でもあの頃は気力でカバーしていたからな。

 今、無いのは金なのかもな?

 いや、別に金に困っているわけでもなく、その気になればそこそこお金も使えるのだが、お金をファッションにつぎ込む気力がもはや無いというか、とにかく、面倒くさいのであった。

 そして、帽子なんていうものは、かつての上流階級の必需品というか、オシャレの「最後の一筆」というのか、そこに気合入れないと、全てが台無しっていうアイテムだけれども、コム・デ・ギャルソンの川久保玲なんかは、それを逆手にとってというか、「顔色の悪い、痩せた女にしか似合わない」ようなビンボーくさい服のラインに、平田暁夫の帽子をトッピングして、どこから手をつけていいのかわからなくて、冴えない一般女子が絶望の縁でシクシク泣きながらもついついコアラのマーチをヤケ食いしてしまうような、そんなよくわからない美の世界を展開したような、微かな青春の甘い記憶に思いを馳せてみたりした。

 今だと「なに、これ、ありえねー」の一言で終わるのでしょうけど、あの時代では「どうやったらあれに近づけるのだろう?」と、エッシャーが描くような無限階段をグルグルしていたのです。

 今から思えば、アホらしい話ですが、ファッションの話が中年世代には「アホらしい」のは今に始まったことではないでしょうからね。

 若い頃って明確に「こうなりたい」っていうイメージがありました。
 今の若者もそういう気持ちを持ってるんだろうなあ。
 それがどういうものなのか、今の私にはさっぱりわからないし、たとえわかったとしても理解できなのだろう。

 それでも、平田暁夫の帽子は、イマドキの若い子が見ても、ちょっと憧れるんじゃないのかなあ。

6月17日(金)

 昨日の16日はやっと休みだったのだが(先週の土日は出勤だったし、今週も土曜日出勤だしー)、出不精の私には珍しく三つもイベントをハシゴしたのである。
 平田暁夫帽子展
   ↓
 パウル・クレー展
   ↓
 劇団どくんご「ただちに犬」

 この私が野球以外でダブルヘッダーする(トリプル・ヘッダー?でも、平田暁夫のは一試合分って感じでもなく、試合前の練習程度でした)のも久しぶりであろう。

 それらの感想文については、盛りだくさんすぎるので、また後日。だって、今日は会社関係のお通夜の手伝いで疲れたし。

 ただ「ただちに犬」の公演に関しては、三鷹吉祥寺周辺にお住まいの人には超オススメです。日曜日までやってるのだが、場所はジブリ美術館の裏手。入場しなくても、土日の夜8時から9時くらいに吉祥寺公演のあの近辺を散歩してみることをオススメする。鬱蒼とした公園内で「なにやら奇声がするけど、なにやってんだろう?」と遠くから覗いてみると楽しいかも。知らないと「夜の公園に、変な人たちがいる・・・怖い・・・」と遠回りしちゃいそうなので(笑)。木曜日の夜は、雨の中、自転車で公園内を突っ切って帰宅する人たちが「いったい、何の騒ぎだ?」と、雨だからスピード出して突っ走っていたのに、ノロノロとこっちの様子を伺いながら通過していく様子が観察できました。

 こっちからは、自転車のそういう動きも「舞台美術の一つ」として楽しめたけど、あっちから観たら、ほんと、どーだったんでしょうね?

 日本人って、ああいうのに無闇に近寄ってこないしな。
 それに、雨だったから帰宅者ばかりだったので、ふらふら歩いている人がほとんどいなかったし。帰宅者は単独行動だから、近寄る勇気が出なかっただろう。
 明日や明後日の天気がよければ、夜の井の頭公園を散歩するカップルなどが、フラフラと吸い寄せられてきたら面白いね。



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