可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

5月15日(日)

 休み。
 洗濯溜まりまくっていたので、3回も洗濯機回した。
 やっと羽毛布団のカバーも洗濯することができた。

 というわけで、今日は「掃除洗濯の日」と決めていたのだが、午後になって、テレビで広島×巨人を見ながら「楽天は今日はラズナー先発で、相手は苦手のロッテの俊介か」と思いつつ、途中経過チェックしたら・・・・・はあ?なんで小山が投げてるの?

 どうやらラズナーが足を痛めて、初回で降板しちゃったらしい。
 そんで、小山が緊急登板で出てきたようだ。

 去年だと、そういう時は長谷部だったのにいいいいい(←今年は開幕からずっと二軍)

 あーん、マリスタ(って名前じゃないけど)に行けばよかった、ラズナー始球式で小山先発って超観たい。

 ノムさんが監督だった最後の年に確か「小山が先発転向か?」っていう報道があったんだけど、真相はよくわからないけど、どーも、ヨシコーチが推薦したらしいけど、ノムが「小山が先発したらオレは監督室に閉じこもる」とハゲしく反対したので実現しなかったとか。

 それ以降は「小山先発」っていうのは、楽天ファンには「観てみたいような、絶対に観たくないような」というネタ話になっていたけど、星野監督スゲーな、緊急事態とはいえ、あっさりやっちゃったよ。

 つーか、小山は今シーズンはちょっと干され気味だったので、ヨシコーチとしては「ここで、イチかバチかで小山売り込んでおこう」という作戦だったのかも。

 結果、大当たり。小山は3イニングを見事に抑えて勝ち投手になった。

 ロッテのほうも、ハムから移籍したゴーレム山本が好投していたけどね。

 「わあ、現地行けばよかった」と後悔したけど、なんとかネットで中継しているところを見つけて試合観られたのでよかった。小山のドヤ顔も堪能。
5月14日(土)

 私がここ数年の政府の方針で唯一評価しているのは「クールビズ促進」です。

 それまでの夏は室内と屋外の気温差に苦労していたので。なんでか知らんが、温度差が激しいとクシャミが止まらなくなり、例えば、会社を出るとクシャミ、少し歩いて銀行に入るとまたクシャミ、銀行出るとまたクシャミ・・・と、花粉症みたいなことになっていたのである。

 それに、数年前までは電車内の冷房が寒いので、カーディガン必須だったのだが、今でも真夏でもカーディガンは携帯しているけど、電車内でほとんど着ることがなくなった。でも、映画館とか飲食店でたまに必要になるので折り畳み傘みたいに持ち歩いてるけどね。

 だいたいさー
 いつも書いているけど、冷房が普及してなかった時代は、全員クールビスだったんだぜ?
 夏のサラリーマンの制服は半袖開襟シャツに麻のズボンだったのでは?

 それが、冷房の普及によって「夏だけどスーツ」ってことになってしまったようだ。

 だいたいさー
 背広って、英国原産なんだと思うけど、あそこは全然冷房普及してないんだぜ?知ってる?
 だから、今でもそうなのか知らないけど、気温が30度だか何度だか忘れたが、とにかく「今日は暑くて無理」って気温になると役所は閉まって、役人は帰宅していたんですよ。その、今で言うところの「豆知識」は日本人にとっては「ええええ?」っていう風習だったので、昔はよく耳にしたもんだが、それって英国では日本で言うところの「真夏日」っていうのはそう頻繁に無いので、日本で言うところの「台風が近づいているから今日は早く帰りましょう」みたいなもんなのだ。

 イギリスの夏は短いらしい。
 どうやらウィンブルドン開催期間である6月下旬から7月上旬が夏のピークらしい。グラストンベリーも6月下旬だ。

 その時期に滞在したことがあるが、ロンドンの安宿は当然のことながら冷房設備はなく、しかも防犯のために窓がほとんど開かなかったりして、かなり寝苦しかった。それでも、冷房設備を付けないのは、そういう時期がほんと少ししかないからなんだろう。

 パリが猛暑に襲われたときには、熱中症で大勢の犠牲者が出たけど、あれもやっぱし冷房がなかったからであった。

 ですから、背広というかスーツって、そういう地域の服装であるからして、日本の夏では無理だったのだが、冷房のおかげで成り立っていたわけです。
 そんで、男性は夏でもスーツ姿なので、エアコンの温度設定がスーツ姿が基準になっていたので、女子は凍えていたわけです。まあ、女子もスーツ着りゃよかったんだけどさ(笑)

 ただ、女性の場合は比率として内勤が多いので、スーツ着た外回りの男性が「あー、暑いなあ」ってエアコンの温度設定をイジるので、「な、なんだ、急に冷蔵庫の中みたいに冷えてきた」と思ってエアコンの温度設定を観に行くと「18度!!!!!」ってこともよくあった。内勤女子と外回りの暑がりオジサンとのエアコン温度設定をめぐる攻防を私は「シテ戦」と呼んでいました。

 エアコンがんがん効いているオフィスで、冷え性の女子は夏でも足元温風器つけていたりするという不条理がまかり通っていましたが、「地球温暖化」という新たな敵に対して、エコエコ活動が活発化して、クールビズが普及したのはほんと喜ばしかった。

 エコエコを小馬鹿にしがちな私であるが、クールビス普及のためには、シー・シェパードあたりに活躍してもらいたいと思っていたくらいだ。上着やネクタイを強要する会社には体当たりしてもらう。右翼でもいい。会社の外で街宣車でガナってもらう。

 つーわけで、「もういい加減、日本の夏で、上着着てるのはアホらしいってことにしようよ」と思っていたのだが、今年はエコエコの名目どころか電力需要逼迫という追い風である、ここでチェンジだ日本!とガッツポーズしていたのである。

 そういや、何歳以上の人だと記憶しているのかわからないけど、その昔、「省エネルック」っていうのありましたよね?
 あれは、オイルショックの時だったんですか?

 あれって、今から考えると、ものすごーーーーーく斬新でしたよね?

 だってさ、今のクールビズが「上着やめようぜ」ってことなら、「省エネルック」って「上着を半袖にしちゃえばいいんじゃね?」だったんですよね。
 子供心にも「なぜ半袖にする?上着脱げばいいじゃんwww」って思ったような微かな記憶がある。

 でも、今だとあの「省エネルック」に至る思考回路がすこしわかるかなあ。

 つーか、そもそもその理屈が全然わからないんですが、「私が何を全然理解していないのか」ってことがわかるっていうのか・・・・

 つい先日、環境省が「スーパークールビズ」を発表して、アロハやTシャツ、さらにはなぜかジーンズまでOKという、トレンドリーダーぶりを発表しました。
 ちょっとハジけすぎな気もするけど、お上がそれくらいやらんと下々がね・・・

 そして思いっきり下々な我社では、前から「クールビズがんばってます」なことは発信していたが、それでも「急な来客に備えて、上着やネクタイは準備しておくこと」って言うのだ。

 ただ、このご時世であるからして、エライ人ほどちゃんとノーネクタイ上着無しでやって来るというのに、うちの社員達は「来客だから一応ちゃんとしておかないと」と上着着て応対して、相手に恥かかしているとしか思えないのだが、そういうやり取りも男子にとってはとても重要らしく、来客が来る前に「うーん、上着とネクタイどーしよかなあ」と女子に相談されても・・・どーでもいーこと、この上ない。

 ただ、アホらしいのは、「相手にちゃんと合わせよう」と思ってるらしいあたりである。

 相手が、うち相手に商売している取引先で且つ、同じような中小企業であると、向こうも「上着無しでは失礼であろう」とちゃんと着てくるのを読んで、こっちも上着着用でお迎えしていたりして、美しい譲り合いの精神がとても面倒くさい。

 で、ムカつくのは、彼らが、そのジャンケンの試合みたいな「上着とネクタイどーしよーかな」って駆け引きをけっこう楽しんでいることである。

 いいから、ちゃんと仕事しろよ、と思います。

 服装なんて、だらしなくなければ何でもいいじゃん。

 もっとも、私が最初に就職した先が、いわゆる「ギョーカイ」だったため、下っ端社員はTシャツジーパンが当たり前だったし、そりゃ、テレビ局や広告代理店やクライアントの社員はスーツだったけど、「クリエィティブなお仕事」をしているような方々は、あえてダサいスーツなんて着てなかったので、「仕事できる人ほど服装がいいかげん、もしくは、もの凄く優秀な人の中にはもの凄くオシャレな人もやっぱいるもんだなあ」って雰囲気だったので、ビシっとスーツで決めていれば「オレってちゃんと本気で仕事してるのだ」っていう「記号論」を全く習得しなかったのかもしれない。

 まあね、わかるんだけどね。
 スーツというか、背広って、デザイン的にはかなり優秀で、体型をけっこう誤魔化せるから、「上着着るな」って強要するのは、女性に「暑いんだから、ブラジャーするな」っていうのと似てるのかもね。

 ただ、男性の場合には「ちゃんと上着とネクタイしないとサラリーマンとしての服装が整わない」という、ファッションとしての感覚と「ドレスダウンしてしまうと相手に失礼ではないか」というステイタスというかサル山特有のヒエラルキーの感覚がごっちゃになっているので、私にはわかりにくいところだ。

 いっそのこと法律で「夏は上着着用したら、罰金。路上駐車禁止とか路上喫煙禁止と同じ扱い」にしてやればいいのに、って思うが、どんなに暑くてもビシっとスーツ姿でキメたい人を犯罪者扱いにするのも無理だし・・・・

 でも、やっぱし、私がもしも徳川何代目将軍だったら、「上着とネクタイ禁止令」出すな。
 そして、ハリウッド女優が着ていた毛皮のコートに抗議の意味で、ケチャップ撒いたような過激な団体に依頼して、気温が30度を超えても上着を着ている人に攻撃してもらうようお願いしちゃうな。

 そのくらい徹底してやってやらないと「でも、でもおおお」って言う人はまだ大勢いそうだから。

 いや、ほんとはどーでもいんだけどさ。
 でも、今日も、親会社に打ち合わせで行く人が「上着無しでもいいと思う?」って私に聞かれても「だって、もうクールビズ発信されてるでしょ?堂々と行ってください」ってなんで、私が背中押してあげないといけないのよ。親会社は「政府の節減基準は15%ですが、うちの会社はとっても頑張るのでもっとやります!だから、今年は昨年まで認めてなかった開襟シャツもオーケーですよ」って発信してるじゃない?

 つーか、「開襟シャツオーケー」っていうのと、やっぱし「急な来客に備えて、すぐにネクタイできるように」っていうのが激しく矛盾しているのだが、そんなにネクタイって大事なものなの?

 私はネクタイしたことが無いので(80年代のどこかで、女子の私服でネクタイが流行ったことがあったので、その時は流行に乗ったけど)それがそんなに大事なのかどうかよくわからなくて・・・・
 フジロックて一時期流行した「首に手ぬぐい巻」くらいなもんだと思っていたんだが、手ぬぐい巻は防寒効果もあったし、汗もふけたしトイレの後に手も拭けたのでとても便利だったが、ネクタイはそういう便利さ全く無いし、「命がけで節電しないと、また夏に停電するかもよ」って脅されてるのに、「ネクタイなくてもいいのかな?」って言われると「ネクタイって女子のパンツみたいなもんなのか?」と、30年前?いや、35年くらい前の「友達と一緒にプールに行ったが、行きは下に水着着て行ってしまったので、帰りに履くパンツ忘れた」という、とてもありがちな事件を思い出した。

 ノーパンで家まで歩くの、超切なかったわ。
 パンツの重要さをしみじみと噛み締めた小学生の私であった。

 きっと、ネクタイと上着に拘るサラリーマン諸君もあんな心境なのかな?

 どう考えても「ノーパンの幼女」と同じじゃないような気もするけど、まあ、クールビズ頑張ってください。私はまだ寒い時期には「だって寒いんだもーん」と暖房のスイッチをこっそりつけてあげましたが、暑さにはけっこう強いので(直射日光には弱いけど、日陰だとかなり大丈夫)、今日は全然平気でした。

 さて、「この夏」はどんな夏になるでしょうか?なんだか楽しみになってきた。

 そーいや、神奈川のお茶から放射能規定値超えがあったが、神奈川版の新聞読んでみても「え?なんで?どうして?」って話だったらしい。
 周辺の野菜は大丈夫だったらしい。

 神奈川では、4月上旬以降、雨にはセシウム検出がなかったそうだし、検査した茶葉は表面を水で洗ったので、「なぜ、この地域の新茶にこんな高い数値が?」と今のところ、原因不明のようである。

 それ以前に降雨などで降り注いだ放射性物質を新芽が効率的に吸収してしまったのか、それとも地理的にホットスポットみたいなことになってしまったのか?

 足柄茶のまさかの放射能検出をウケて、西武ドームのある狭山茶の地域でもサンプリング強化というニュースになっていたけど、こんな事態がまさに想定外ではあるが、興味深いから是非原因究明してほしいなあ。

 って、笑い話では無いし、風評被害封じの方向に動いているのか、あんま大きく取り上げられてないけど、ちゃんと検証してほしいな。後世のためにも。

 でも、こういう事態に敏感に反応する放射能信者の友人がツイッターやめちゃったので、そっち方面のつぶやきを拾えないのが残念だ。

5月13日(金)

●13日の金曜日 もしくは 「人体の神秘」

 そういえば、芸能ニュースで話題になっているタレントさんの自殺ですが、私は亡くなった方が誰なのかさっぱりわかりませんでした。
 全然、バラエティー番組観てないからなあ。お笑い芸人にもすっかり疎くなってるし。

 夜はほとんどテレビを観ていないけど、朝の支度のBGMというか時計がわりには流しているんだけど、今朝は番組途中で「ここで新しいニュースが入りました」と言うので、「すわ!また、原発で何か?」と、昨日の会見で「メルトダウンって言ってもよくてよ」っていうニュースもあったので、また何か進展があったのかと着替え途中でテレビに注目していたら・・・

 「内田裕也が逮捕されました!」

 ガクっ(笑)

 最近、結婚情報誌ゼクシィが内田裕也と樹木希林夫妻を起用していて「うわあ、ずいぶんリスキーなキャスティングするなあ」と思っていたのだが、やっぱし(笑)
 あのCMでは「まあ、いろいろありましたが、それでもやっぱり結婚っていいもんだ」という象徴として起用したのだろうけど、内田裕也のマスコミ露出から鑑みれば「70歳になっても全然枯れてないから、危ないなあ」と、半減期長そうな危険物質だと思っていましたが、やっぱしね。

 しかも容疑が「女性に復縁迫って脅迫」っていう、とほほ感極まりないもので、「仕分けの見守り」とか「被災地支援」だとかで、せっかく史上最高高値がついていた株価が一気に下落だ。

 まあ、それでこそ内田裕也だとも言えるけどさ。
 ある意味、自浄作用が高すぎる人だとも言える。

 話が逸れてしまったが、会社でマスオさんが「あ、今日は金曜日じゃん」と呟いたので「そっか、13日の金曜日だ」と気がついた。
 エビワカちゃんが「え?やーだ、気味悪い」と言っていたけど、20代の人もそれなりに13日の金曜日に思い入れあるんですかね?

 私は毎回愚痴っているけど「かつて、13日の金曜日には、テレビで『13日の金曜日』シリーズが放送されたものだが、最近は全然やらないよなあ」って思うだけなのですが。

 ちなみに今夜の「金曜ロードショー」はウィル・スミスが実子と共演して話題になった映画だったっけ?「幸せのちから」でした。ふざけんなっ、って感じ(笑)

 映画「13日の金曜日」が流行る以前は、けっこう真面目に「13日の金曜日って、よく嫌な事件や事故が起こるよね」と言われていたように記憶している。航空機事故が起こったんだっけな?うちの母も、「おとーさんが出張で飛行機に乗る日が13日の金曜日だったので、けっこう不安になった」とか言っていたっけ。

 あれから30年くらいの間、13日の金曜日に特に目立った事故も無く、「厄年みたいなもん」というか、それ以下の扱いというか、「西洋人は13って数字を不吉に思うらしい」っていう一般常識の一部ってだけの話だったように思う。

 ところが、今日の善き日に、私に大事件が襲いかかったのである。

 今日は退社した時間が7時近くになったが、「観られる野球中継も無いし」とのんびりと帰宅し、8時半前には自宅に着いたのだが「あり?部屋の鍵が無い?」

 ドアの前でカバンの中味を全部出してみたけど、やっぱ無い!

 あーーーーーーーー、何年かぶり二度目だ!

 前回の時には、時間が遅かったので、しょーがないから大家さんに合鍵を出してもらったが、うーん、今日は微妙な時間帯だ。まだ会社に戻れるし。

 だいたい、なんでこういう事が起こるかというと、自宅の鍵と会社の金庫の鍵を同じケースに入れているからである。そうすれば、自宅の鍵をかけ忘れて出かけない限り、会社の鍵を忘れて出勤することが無いからだ。

 この方式にした時にも「会社に自宅の鍵を置いたまま帰宅してしまうリスクはある」とわかっていたのだが、「そうなったら会社に戻ればいいし、いざとなったら大家さんにスペアキー出してもらえるし」と判断したのである。実際、15年・・・いや、もっと住んでいるのかもしれないが、鍵を忘れて帰ったのは一度だけだったので、その判断は正しかったといえよう。

 それに、前から気を付けてはいたのだが、一度忘れた時からは会社を出る支度をする時には、かなり慎重に確認していたはずなのに、またボケが進んできたかしら、くすん。

 しかし、それよりも会社にちゃんと鍵があるのかまず確認しないといけないけど、もう8時半だし、総務部、誰か残っているかしら?と電話してみたら、週明けの得意先への訪問を控えて資料をまとめていたE嬢がまだ残っていた。

 「ごめん、私の机の上に、キーケース置きっぱじゃない?」と言うと、すぐ確認してくれて「ありました!」と言うので「ああよかった・・・・つーか、そこに部屋の鍵もあるんで、部屋に入れないんですうううううwwwwww」と私が笑うと、E嬢も「ギャハハハッハハハ」と豪快に笑ってくれた。

 いいなあ、E嬢の笑い声。
 時々「うるさい」とか「電話が聞こえない」と叱られる笑い声であるが、こういう「やっちゃったー」って落ち込んでいるときには、なんだか心に染みた。

 そんで、うちの遅番の定時は9時だか9時半だし、だいたい10時過ぎまで誰か残っているけど、仕事がそんな忙しくない時には遅番社員も残業せずにさっさと帰ってしまうので(最後の人がセキュリティ施錠しちゃうので、それを解除するとドロボー扱いになり面倒なことになるのである)E嬢に「帰るときに、ポストに入れておいてくれ」とお願いして、駅に戻った。

 13日の金曜日の惨劇のような出来事ではあったが(せっかく帰宅したのに、また会社に往復)、三茶の駅ですぐに急行が来たので、9時半前には会社に着いて、さっそくポストを開けると、「ねーさん、お疲れwww、気をつけて帰ってね」とマジックで書かれた袋の中に私のキーケースが入っていて、さらにそこには差し入れとして、飴の袋がホッチ止めでくっついていた。

 そうなの、お腹空いてたのよ、私。

 後輩の暖かい気遣いに涙出そうになった。

 そして、こんなこと書くから私はしょーもないのかもしれないけど「後輩女子にこんだけしてもらえるってことは、私ったら、わりかし、いい先輩なんだな」と自信を深めたのである(笑)

 ああ、今日は大失敗したけど、いい一日だった。
 帰りもね、すぐに急行が来たので、10時半には帰宅できた。
 まあ、会社帰りに一杯ひっかけたと思えば、どーってことないだろう。
 今日の三茶の飲み屋はどこも賑わってました。

 記憶に残る「13日の金曜日」であった。

 あ、「人体の神秘」の話ね。

 部屋の前で「あああ、鍵が無い。会社にあればいいのだが、無かったら落としたのかもしれないからどーしよー」とかなりパニクって、会社に電話してE嬢に鍵があることを確認してもらって一安心したが「あー、また会社往復か」と駅まで歩いている途中に「あれ?また例の左肘の内側が痒い」と気がついた。

 去年の猛暑の汗疹が悪化して、ずっとジクジクしていた患部だが、秋になってやっと治ったが、患部に毒素が停滞しているのかなんだかわからないけど、その後、体調や精神状態が不安定になると、蕁麻疹が浮き出るようになったのだ。

 震災の後も「わー、これ超ヤバイだろう」って気分になったときは、ぷっくりと蚊に食われたような蕁麻疹が出ていたのである。

 そして、今日も「はー、自分のドジで・・・」と憂鬱になっていたら、もう、ゴリゴリと触感があるくらい強烈な蕁麻疹が出てました。
 会社に戻る電車の中でも気になって、「うわ、これ、広がったらどうしよう」と時々、確認していたのですが、後輩のメッセージ付きの鍵を手にしてまた自宅に戻る最中には「あれ?そういうや違和感消えたな」と思って、袖をまくってみたら、まだ赤みは残っていたけど、すっかり引っ込んでいた。

 蕁麻疹は敵ではなくて、大事なお友達なんだな、と思った。
 私がテンパると、蕁麻疹も一緒にテンパってくれるらしいです。

 ほんと、いろいろ大事なことに気がついた、いい一日でした。

 次回の13日の金曜日が楽しみだわ。


5月12日(木)

 雨が続いてやーね。

 なによりも、野球が中止になるのが心配で・・・・(ただでさえ、開幕遅れてるから、後半の日程が恐ろしいことになる)

 それでも、オフィスは涼しいから快適なのだが、明日はまた夏日ですって?
 エアコン使用不可という暗黙の掟のある我社では、皆、夏に向けて戦々恐々としているのだが、まあ、気楽にやろうぜ?ってゆーか、また私が「エアコン番長」として、エラい人の目を盗んでエアコン付ける作業しないといけないと思うとユーウツになるが、そういうのも自分の存在価値であると開き直って頑張ろう。

 さて、ですから今日は野球が中止で暇なのですが、(巨人×横浜も地上波放送無し)、メール開けたらアマゾンからオススメ本の紹介メールが来ていたのだが、そのメールの題名が「Amazon.co.jp: すべての美しい馬 (ハヤカワepi文庫)」って、えええええ?

 もしかして、個人情報が漏れたとか、監視されてるとかしてる?(笑)

 と言うのも、そうとうプロ野球に興味のある方しかご存じないと思うが、楽天の今年のルーキーに「美馬」って投手がいて、開幕前にも星野監督の評価が高く「抑え候補だ」と言われていたのですが、開幕から一軍入りして、「抑え」の座は外人投手に譲っておりますが、セットアッパーとしてはまずまずの活躍をしているのです。
 4月にはすでにタナボタ勝利投手になっているし。

 「美馬」って苗字が「珍しい名前萌え」してしまう私にとっては、かなりの上物でありますし、美馬は身長が公称169センチであるので「ププ会萌え」も兼ねているのです。

 マウンドに立つ姿は、馬というよりも、小柄だけどガッシリしていて気の強いポニーみたいで素敵です。その昔、家族旅行で行った観光地でポニーに噛まれたのを思い出す。繋がれていたポニーに子供を乗せてもいいと係員に勧められて、6歳くらいだった妹が乗ってみて、次に10歳くらいだった弟が乗ってみた。

 ポニーが平然としていたので、「私も乗ってみる」と挑戦したのだが、中学生になっていた私はさすがに重たかったらしく、ポニーは無表情のまま首をぐるりと捻って、颯爽と跨る私のふくらはぎをガブリと噛んだのであった。「ご、ごめん、重かったのねwww」と慌てて降りたっけ。

 ポニーは小さいけど、けっこう気性が荒いと知ったのは、もっと後になってからだったけど。

 で、もう落ちは見えているけど、私はそのポニーみたいな美馬の姿を観るたびに「すべての美しい美馬!」と心の中で叫ばずにはいられなかったのだ。

 楽天ファン兼「すべての美しい美」を読んだことある人が日本に何人いるのかわからないけど、今のところ、酔っ払った勢いで2回くらい投下してみたが、完全スルーされているので、お友達はやはり少ないらしい。

 そんなわけで、美馬が二軍落ちしたら、西武第二球場あたりで「すいません、この本にサインしてください」って持っていってみよーかなーとか、アホなこと考えていたのだが、そしたらアマゾンからオススメメールが届いたので「なんで、私が、美馬がもしうっかり大活躍して新人王でもとってしまって、一般ニュースに載ったら、野球に興味のない海外文学ファンがいっせいに『美馬?すべての美しい美馬?』と呟くに違いない」と妄想しているのを知っているの?

 と、自分の脳内に盗聴器が仕込まれてないか、不安になってしまったのである(笑)


 しかし、なんでいきなりコーマック・マッカーシーの著作を全部オススメしてきたのだろう?そんな検索全然してないんだけどな。酔っ払ってる時に第二の人格がやったのだろうか?

 さて、話は変わるが、今朝のテレビで「東北で携帯電話加入者増加」というニュースをやっていた。今までケータイを持っていなかった老人が、避難所暮らしで持つようになったらしい。

 ところが、ドコモやAUがガンガン伸ばしていたのに、ソフトバンクは横ばいというか伸び率微減のようで、テレビの中の人は「ソフトバンクは緊急地震速報が入らないが原因かと思われます」と言っていたけど、そりゃそーだろう。

 ソフトバンクは震災孤児にケータイを無料配布したとか、孫会長が100億円寄付したとかで頑張ったようだが、緊急地震速報やってなかったの?って、そっちのほうがびっくりしたわい。

 そりゃ、毎日のように鳴り響いてる時にはノイローゼ状態に陥った人も多く、「怖いから切ってる」という人もけっこういたし、「精度がイマイチ」という人もいたけど、そりゃ、100%の精度はなかったけど、4割くらいは「速報が鳴った!わーわーわー、来た?来る?・・・・ああああ、きたーーーーーー!」って、「首位打者には警戒しよう」という程度には役に立ったと思います。

 屋内に避難するような暇はないけど、台所で揚げ物していたら火を消したり、本棚の前から数メートル移動したり、ビルからぶら下がって窓掃除していたらロープにしっかり掴まったり、シャンプー中だったら慌ててシャワーで流したりするくらいの時間はありましたので、私が「やっぱケータイいるかも」と思ったくらいですから、関東よりも余震が続く東北だったら、なおさらだったでしょう。

 ソフトバンクも新機種は地震速報受けられるようになったらしいけど、完全に出遅れているし、どーしてそんなビジネスチャンスを逃したのだろう?

 とっても不思議である。


5月11日(水)

 そういや西武は「星」だけじゃなくて「石井」も収集してないか?

 一軍投手コーチの石井と二軍投手コーチの石井と、投手の石井と打者の石井がいる。
 広島の石井琢朗と、日ハムの石井裕也も狙われているかも。

 そういや、広島は「梵」とか「嶋」とか「倉」とか、主力選手に一文字名前が多いのだが、私のような「そんな野球に関係の無いことばかりに拘るファン」は「丸」という若手選手の成長を楽しみにしていたのだが、今年になってとうとう一軍でブレークしたのが大変嬉しい。

 さて、現在20時17分であるが、楽天はなんと試合終了(笑)
 省エネすぎる。
 試合スコアはこんな感じだった

 楽天が連敗脱出したのは喜ばしいが「日ハムは武田勝の時にはもっと打てよ!」とボヤきたくなる。
 つーか、お客さんもさぞかし退屈だったのでは?(笑)

 しかし、西武にも三タテくらったが、相手投手が好投していたのか、楽天が貧打すぎるのかわからなかったが、日ハム戦になったら昨日今日と「手に汗握る投手戦」になっていて、被災地の皆様に楽しんでいただくどころか「余計にストレスかけている」としか思えない。

 しかし、やっぱ岩村外したのがよかったのかなあ(笑)
 つーか、嶋を指名打者っていうのは意外だったので、星野監督はけっこう面白い采配してくれるのかもしれない。

 あと、「中谷専用」とかつては言われていた永井が、中谷と組んで結果を残したので(取説の「立ち上がり悪いです」が出なかった)中谷に一筋の光が差したかしら?

 って、今日の試合はまだ観てないので、(日テレで巨人横浜観ていた。山口出てくる前に中継が終わってしまったが、今日勝てば横浜が3位なんだって。がんばれ!)武田勝の好投(7回4安打1失点)を後日ゆっくり鑑賞しようと思う。

 ところで、今朝のテレビは「原発避難民の一時帰宅」で持ちきりだったが、原発事故で避難している人って、7万人もいるのね。
 「ダルをアメリカに売れば、100人や200人食わせられるじゃん」と思ったが、7万人を養うのには、何人ダルがいればいいのでしょうか?と目眩がした。

 それでも、デカいサッカー場満員分だと思えば「あんだけの範囲なのにそんなもん?」とも思うけど、イマイチ、土地勘が無いのでスケール感がよくわからない。

 それにしても、DASH村も計画避難地域だったらしいけど、今の避難地域周辺の様子をテレビで観るにつけ「ああ、ほんと、いい土地なんだよなあ」と、虚しい広告効果に溜息が出る。テレビで取材されている避難民の人たちの人柄もよくってねえ。

 あら、神奈川のお茶が規定値超えちゃったのか。

 あーあ、「だから関東の農産物なんて全然信用できないだよ」という放射能信者の友人の高笑いが聞こえてきそうだわ(笑)

 課題はいろいろ目白押しであるようだが、そういや、東京ではしばらく地震ないね?

 そう気がつくと、ちょっと寂しくもある。

 これも一種のストックホルム症候群なのかもしれないけど、緊急地震速報のビュンビュン鳴る音がちょっと恋しくなってきたりして。

5月10日(火)

 巨人がハムから高橋信二を金銭トレードで獲得したが、同時に「巨人の星」君をやはり金銭トレードで西武に譲渡していた。

 ジャイアンツ球場に二軍の試合観に行ったとき、星君が登場したら巨人ファンは一際大きな声援送っていたので「ん?ずいぶんな人気だな?」と思ったのだが、後でわかったのだが、星は名取市出身で、この震災で祖父母を亡くしていたらしい。

 しかし、星が西武って・・・・えーと、西武にはすでに「星」って選手いるんだけど(笑)
 そっちの星も、捕手だったけど、去年だか一昨年に外野手になっているはず。

 「星」って苗字は珍しいのに、西武第二球場はややこしいことになりますね、ってゆーか、登録名どうすんじゃ?

 それにしても、西武は絶対に「星」を収集しているよな。

 「星」2名に、「星野」がいるし、あと「雄星」もいるんだよ。
 あと、藤田太陽も、遠くから見れば星だろう。

 星野監督も西武にトレードする?
 去年までのオリックス投手コーチだった「星の王子様」こと星野コーチもいかがでしょうか?

 これで、北斗七星が完成する。うん、ぜひ目指してみてほしい。あと、香月兄弟の獲得も是非検討してほしい。

 と、アホなこと書き連ねたのは、楽天の試合がダルに好投されてるからなんですけどね(笑)

 さっさと、ダルをアメリカに売り飛ばそうよ。ポスティングで得たお金を義援金にするってことにすればいいじゃん。少なく見積もっても、100人くらいの一年間の生活費が稼げるだろう。

 さて、貧打が深刻な楽天ですし、昨日は友人とのやりとりを愚痴ってガス抜きしてみたりして、「いいことなし」って感じですが、昨日は久々に「やったぜ、わたし」ってことがあった。

 帰りに三茶の駅のホームからエスカレータで改札に向かったのだが、前から白い杖ついた人が歩いてきたので、とっさに邪魔にならないよう避けようと思ったが、「あり?」と気がついて、ほんと、とっさに「こっちは上りエスカレータですよ!」と大きな声で言うことができた。

 エスカレータは盲人用に「上りエスカレータです」と呟いていたりするし、その人だって、杖でつついて自分で確かめればわかったのかもしれないが、そんなことを考える暇もなく「ああ、逆走ですううう」と反応してしまった。

 駅で無駄な動きしている盲人の人を見かけると、どこまでおせっかい焼いていいのか、軽く悩んだりするけど、こうやって最初に反応しちゃうと後がラクですね。
 私が「こっち、上りです!」と声をかけると、杖ついた人は「あ、そうなんだ」とばかりに、くるりと反対方向に向いたので「そっちは階段で、下り(エスカレータ)は、こっちの隣です!」と肩をむんずと掴んで誘導。同じ年くらいの女性だったので、体に触れるのを躊躇しなかったので、乱暴な扱いしてすいませんでした。

 そんで「そのまま進めば下りエスカレータです」と言うと、向こうも「どうもー」と明るく礼を言うとズンズカ進んでいったので、「ああ、いつも、こんな感じで気楽にできるといいのになあ」と思った。

 ほんと、ちょっとしたことじゃん。
 エスカレータの前にいた人が「下りこっちですよ」って誘導してやって、その次にはたまたまホームにいた人が「ドアここですよ」って誘導してあげれば、それだけのことである。

 で、そういう「ちょっとしたこと」が実にスムーズにできると、こっちも大変気分がいいのである。

 ええと、相変らずダルが好投してて、もう負けそうなので、ダラダラ書いてみますが、あー、9回裏、ちょっとダルが魅せてくれましたが、岩村三振で終了!

 ええと、何書こうとしてたんだっけ?
 そうそう、これはまだ日記に書いてなかったと思うけど、震災の後、トップニュースを飾ったのは「クレーン車が小学生の集団登校の列に突っ込んだ」という痛ましいニュースでしたが、その前にあったニュースのことだ。

 電車で通学していた私立中学の一年生がホームで電車と接触して亡くなったというニュースだった。

 4月の初旬だったっけ?新学期始まってすぐだったと思う。
 平時だったら、もっと大きく取り上げられた事故だったと思うけど、あの時期だったから続報も少なかった。

 その女子中学生は、サブで持っていた白いバックを電車とホームの間に落としたと思って、必死にホームから身を乗り出してバックを探していたところ、通過する急行電車に接触して死亡したとか、そういう話だったと思う。

 詳細はわからなかったが、「ああ、周囲にいた人が声かけてあげてればなあ」って思った。

 その昔、私もホームに身を乗り出している人に「電車来ますよ」と声をかけたことがある。

 御茶ノ水駅だったっけなあ。電車待ってて、ホームのベンチに座っていたら、ホームのヘリにしゃがみ込んで、嘔吐している青年がいたのだ。こっちも飲み会帰りだったので「あーあ」と思っていたのだが、駅のアナウンスが「間もなく電車が参ります」と告げていても、まだゲーゲー吐いていたので、思わず駆け寄って「ホームから離れて!」と肩を掴んだのである。

 自分も酔っ払い経験は豊富なので、ああしてゲーゲーしている時は貧血状態になってることも多く、耳鳴りがして周囲の音なんて聞こない時もあるし、ほんと危ないのだ。

 私が「電車来ますよ、ホームから離れて」と肩を掴んだその青年は、「そんなんわかってますよ」とばかりに私の手を降りきって、ヘリから離れたのだが、酔っ払い経験豊富な私は「大丈夫ですって」という酔っ払いの不遜な態度もよくわかるので、「親切に言ってあげたのに」とムっとすることもなかった。

 ただ、自分の目の前で、他人の首が吹っ飛ぶのを観るのが怖かったので、自分に出来る限りのことをしただけである。

 女子中学生が、ホームで電車に接触して亡くなったというニュースを観て「ああ、私がその場にいたら、おせっかいやいてあげたのに」と勝手に悔やんだ。
 ほんの一ヶ月前までは小学生だったような子が、まだ慣れない朝のラッシュ時の通学途中で、教科書が入ったカバン落としたことに気がついて、そうとうパニクっていたのだろう。そんな子供が、ホームのヘリでおろおろしていたら「通過列車来るけど、危ないよ?どうしたの?」って声をかけてあげたかった。

 そして、その子が「カバンをこの駅で落としたかも」と言うのなら「だったら、まず駅員室で聞いてみようよ、もしかしたら届いているかも」と、連れて行ってあげられたかも。(実際、彼女が落としたカバンは親切な人がすでに駅に届けてくれていたらしい)

 「誰このオバサン、うぜー」みたいな態度をとられることも多いけど、年をとって少しいいこととしては「おせっかい力」が向上したことである。若い頃は「うぜー」な応対にヘコんだりしたが、もはやデフォで「うぜー」ですからね(笑)

 つーか、先日も六大学野球観戦の帰りに、募金箱持って一人でポツネンと立つ学生さんに「あーら、一人で立ってると、立たされ坊主みたいよねえ?」なんてオバサントークしながらも「ごくろーさまです」と千円札入れてあげたのだが、学生さんは終始無言であった。

 もー、オバサンは若者とちょっと会話したいだけなのに、若いもんはそういうサービス精神全然ないんだから!(笑)

 でもね。そういうおっせっかいを100回?いや、1000回やったら、もしかしたら誰かのためになるのかもしれないから、これからも頑張ってやっていこうと思う。

 以上、日に日にオバサン化していく自分にポジティブシンキングタイムでした。


5月9日(月)

 あ、今日は立教が見事、サヨナラ勝ちしたんですね。

 二日越しの恋が実ったというのか・・・・立教応援団の皆様はさそがしお喜びのことでしょう。羨ましいです。

 ところで、去年から何度か六大学野球観戦しているが、母校の校歌にはつい拳を握ってフリフリしてしまいそうになるが(脊髄反射)、他校の校歌に関しては早稲田は一般的にも有名なのでさすがにけっこう歌えるけど、東大、慶応、法政、立教の校歌なんて全然聞き覚えがないのであった。

 学生時代は、大学スポーツ観戦に熱心ではなかったし。(ラグビーの早明戦だけでした。何度も書いているが、あれはスポーツ観戦というよりも、学祭の一部みたいな行事だった)

 中年以上の人々は年末に紅白歌合戦を観ると、「いまどきの歌はよーわからん」と嘆くのがお約束だが、それは「新しい歌が全然耳に残らない」という老化現象が原因なことが多いけど、伝統ある六大学各校の校歌を聞いても、それが校歌なのか応援歌なのか、いまさらよーわからんのだよ。

 しかし、いかに「最近の曲は全然わからん」と嘆いても、もう何年も前になるが、モー娘の「♪日本の未来はうぉうぉうぉ」というフレーズはしっかり覚えてしまったように、もっと最近の例だとAKBのヒット曲だって、踊りまで真似できないけど、サビくらいは歌えたりするし、「今さら新しい曲は記憶できない」と言い張る中年の心のバリアをするりとくぐり抜けるキラーソングがたまにあるようだ。

 そして、六大学の応援歌で、なぜかそのキラーソングとなっているのが「ケイオー ケイオー♪陸の王者 慶応♪」っていう応援歌であった。
 「若き血」って曲で、慶応OBの遺伝子には書き込まれてる曲なのかもしれないけど、私は40代半ばでなぜか汚染されてしまいました(笑)

 さて、ハムの高橋信二が巨人に金銭トレードですって。

 スポーツ紙サイトよりも、ツイッターのハム広報のツイートで知った。

 なるほど、ツイッターってこういう使い道もあるのね。

 私は野球選手のツイッター閲覧のために、アカウントをとっただけだが、たまたま放射能汚染から韓国逃亡した友人がツイッター頑張ってると言うので、フォローしていたのだが、おかげで「試合勝ちました!これからご飯です!」という野球選手のツイートに混じって「放射能ほんとは怖い話」が交じるという、カオスなことになってしまった。

 しかも、前にも書いたけど「放射能汚染に対する警告(東京だって絶対安全ではないのだ!)」っていうのはいいとしても、東京に戻ってきて二日や三日で「頭痛がする、これはきっと放射能のせいだ」って書くのは、たとえ本気でそう思っていたとしても、理性で「それはありえねえ」とわかっているのなら、やめてよ、と意見したのだが、「そーゆーのを垂れ流すのがツイッターなんだ」と開き直られてしまったのである。

 そして本人は「どーせ、10人くらいしかフォローしてくれないし」と言うけど、だからって、無責任なこと書いていいのか?って思ったけど、「自分がどう具合悪いのかっていうのも情報の一つ」と譲らないけど、この季節の替り目に、風邪ひいたり、頭痛がしたりって、けっこうフツーなことだと思うのだが、「そういうの読むのが嫌な人は読まなければいい」と、ああ言えばこう言う状態だった。

 よくわかんないんだけど、友人はツイッターでは盛り上がった高円寺での反原発デモがマスコミには無視されたことに酷く失望していたし、そして、自分が頑張って勉強して、情報収集してツイッターに一生懸命書きこんでも、フォローが伸びないのを少し気にしているようでもあった。

 そしたら、この週末、私がツイッターにログインすると、実にスムーズに野球ネタばかりで「あれ?放射能ネタの雑音が無い?」と、慣れないから何が起こったのかわからなかったが、互いにフォローし合っていた友人のアカウントが消えていたので、メールで「どうした?」と聞いてみたら「恥ずかしいツイッターだったので消した」とのこと。ええええ?

 さらには「旅先で出会った人が絡んできてウザかったし」と、なんか多少トラブルがあったので、抜けたらしい。

 それにしても、ツイッターって退会すると、全然ログ残らないのね。
 びっくりしたわ。

 そーいや、ダルビッシュに絡んでくる一般人がけっこういるけど、ダルにマジレスされて晒される(リツイートってやつ?)と退会してしまい、いったい何をどう絡んだのかもわからなかったりした。ダルは「オレに絡むだけのためにアカウントとる人いるけど、そういう時間をもっと自分のために使ってほしい」と大人の対応してカブを上げていたけどさ。

 友人の消えっぷりにびっくりしたので、思わず「ツイッターって2ちゃんよりも信用できないwww」と嫌味を言ってしまったのがまずかったのだが、「人によるよ。本名でやってる人もいるし、まともなデータあげてる人もいる。ただ、無名な人や 有益な情報を持ってない人が いくら発信しても意味無い」と反撃された。

 その反撃ごもっともです!
 私もプロ野球選手や球団広報のツイッターは楽しんでますし。

 別にツイッターの悪口言うつもりもなかったけど、友人がツイッターに入れ込む気持ちと、実際にはそうでもなったりと言う気持ちのアンバランスさがよくわからなかったんだけど、そしたら、なんだかダメ押しのコメントが届いた。

 「つーかパソコンでやるものでは無いね。私ならパソコン立ち上げてまで、絶対やらないけどね。外で メニュー出てくる前に 時間つぶしで やるものだと思う」

 パソコンで必死に野球選手ツイート拾ってる私に、ケンカ売ってるんですか?(笑)


 実は友人のアカウントは昨日まで生きていて(フォローを外しただけだったらしい。どういう機能なのかよくわかんないけど)「ああ、まだあった」と覗いてみたのだが、やっぱし「東京の中心部で奇形のバラが咲いた」なんてツイートをリツイートしていた。

 この記事、検索してみると、けっこう出回ったみたいですね。

 こういう変な花がよく観られるものなのか、バラ栽培に疎い私にはよーわからんが、でも、「バラなんてそもそも全部奇形だろう!」と思ってしまった。
 観賞用に改良を重ねているだけですから。

 バラに関してはよくわかりませんが、同じように観賞用の金魚を長年飼育していると、年々巨大化して、色が黒っぽくなり、鮒に戻っていくという話はよく聞きました。(かつての知人宅の水槽には「これ、縁日の金魚だったのよ」と言われても「え?」と思うような、見事な鮒が泳いでいて御年18歳だった)

 きっと、これからの放射能信者は、縁日上がりのヒヨコがうっかり生き延びてスクスクと巨大化して立派なニワトリになっても「放射能のせいだ!」って言うんでしょうかね。

 なんか、その周辺を拾っていたら「東京の街中を白い小さいものがフワフワ漂っていた。アレもヤバい」とか書いてる人いましたが、あれは数年前にも大量発生したアブラムシですよ。今年の東京は凄いです。昨年も猛暑の影響でスギ花粉も凄かったらしいが、街路樹の花粉みたいなのも盛大で、地面に粉が溜まりまくってますが、昨日の夏日で、羽虫も大量発生したらしく、道歩いていても、いろんなものが目に飛び込んできたし、アレルギーではないはずの私も物理的にクシャミ連発してました。

 そして、例年だったら「地球温暖化の影響だ!」と無責任に呟く人々が「放射能のせいかも?」と呟いているらしい。

 まあ、友人も嘆いていたけど「東京の人は、放射線のことは見ざる言わざる聞かざるなのか?」って、たしかに普通の人々はそっちに関心が無いけど、「放射能汚染に敏感であること」がポジティブな生き方であると判断した人たちがいると同時に「鈍感であること」に活路を見出した人たちも多いってことを認めておくれよ。

 私も実はこの「鈍感力」にはちょっと驚いたのであるが、結局、政府が避難を指示した地域でも「このままここに住みたい」って人がけっこういるようだが、そういう深刻な地域を除いた関東は「まあ、ちょっと不安はあるが、だからってここ以外にどこに住むっていうの?」という意識が働いたのか、「多少の放射能汚染は気にしない」という方向に大きく動いたようだ。

 そして「風評被害に負けないぞ!」って北関東産の野菜を「安全だ」と言い切る政府に放射能信者達は「だまされないで!」と嘆くが、騙されてる感は無いのだが・・・

 つーか、これは私の個人的な心境であるが、東京でもそりゃ、平時より高い放射線数値が出ているらしいし、3月にはけっこう数字が高かったらしいけど、それは気分的には1割3分4厘の打者と1割3分6厘の打者のどっちをスタメンにするか、ってゆーのより、かなり低レベルの「どっちも二軍でオッケー」という争いである。

 それよりも、福島あたりの数値は「二割打者と三割打者っていう話だよな」って思う。


 そういう数値が長期化するとどういうことになるのかよくわからないけど、私がそこに居住していたら「こんなん全然大丈夫」って言える数値ではないだろう。

 放射線の数値が高い地域に今も住んでいる皆様には、ほんと、お気の毒としか言いようがないけど、まあ、せめてもの同情の証として、「そっちの農産物は引き受けましょう」という気持ちで、北関東産の野菜を買っているのである。

 おかげで、震災後、野菜摂取量が増えたわ(笑)

 今日も茨城産だか栃木産だか忘れたがブロッコリーを茹でたの沢山食べた。
 おいしかった。ブロッコリーってほんと美味しいよね。

 それでも、「大分の農家から野菜送ってもらってる。大分でも安心できないが」っていう友人の消費行動を笑うつもりはない。九州の農家がそういう消費者の注文で潤ってくれればいいし。

 みんな、どーせ、短い人生なんだから好きにすればいいよ。

 まあ、結局、友人がツイッターに何を求めていたのか謎で終わったが、絡んだ私も悪かったです。年とると互いに頑固になるから困るわよね(笑)

 でも、友人の放射能信者ぶりは、けっこう面白かったのも事実なので、消えちゃってけっこう残念だったのだが・・・・

 その気持は次に会ったときにちゃんと言葉にして伝えようと思う。

 
5月8日(日)

 なんだか連休ムードにヤル気がすっかりなくなり、昨日の土曜日も休むことにしたのだが、「六大学野球行くぜ」と張り切って早起きしたのに、朝から小雨が・・・・

 さすがに小雨の中、観戦する意欲もなく、まだ途中だった衣替えと部屋の掃除をダラダラやりながら、午後はデイゲームの楽天戦観てたんだけど、西武の牧田に待望の初勝利(さらにはルーキー初完封勝利!)を与えてくれたのはいいのだが、許さん(今年の登録名はミンチェ)にまで完封勝利を献上ですか?

 あまりの展開に観てらんなくなって、途中でNHKの横浜×阪神戦に鞍替えしたというか、「阪神ユニ着たコバヒロ観るの初めてだ」と小林宏のフォークボールでもテレビで鑑賞して楽しもうとしていたのに、そのフォークが決まらず「およよ?」と思っているうちに、なんと逆転されてました(笑)

 逆転打を決めた横浜の内藤がとてもテレビ写りが良くて、「こんな、イケメンだったっけ?」と思ったりしたが、あんまし活躍している選手でもないので、他の選手と顔を混同していたのかもしれない。

 しかし、楽天ファンとしては、楽天が惨敗しても、横浜が勝って、笑顔でベンチに戻ってくる渡辺直人の姿をテレビで観られたので、まあ、よしとしよう。
 なんだか、阪神ファンのキモチがわかってきたわ(笑)

 2008年に西武が日本シリーズで優勝した時、デイリーの一面はシリーズ男となった平尾だったりした。元阪神の平尾が大活躍したので、阪神ファン的には「阪神優勝」だったのだろう。ちなみにあの時、前年に楽天をクビになった谷中が古巣の西武に拾われて、なぜか日本シリーズで好投していたりしたので、楽天ファンもかなり複雑な心境の「楽天優勝」気分をちょっとだけ味わったなあ。あの谷中も今では西武の打撃投手である。その同僚となった元広島の広池ブログに時々登場するのが楽しみ。

 広池といえば、打撃投手になっても「打撃投手の難しさ」などをブログで丁寧に説明してくれているし、試合中はスコアのデータ入力をしているようで、「へえ、そんなこともやるんだ」と、相変わらず読み応えのあるブログを書いてくれているのでとても嬉しいけど、広島は広池と鈴川トレーナーを同時に失ってしまったので、石井琢朗が残っているけど、ずいぶん薄くなってしまった。ちゃんとブログ書ける人材は圧倒的に少ないからなあ。

 さて、今日は朝から晴れていたので、張り切って神宮球場に向かいました。

 午前10時10分前に球場入り。エライわ、私(笑)

 うん、10時だったら大丈夫ね。って、この間「東都リーグも観てみようか?」と思ったのだが、プロ開催と重なるので、なんと9時開始だったのだ。
 一応、朝の6時には目が覚めたのだが、「やっぱ無理」って二度寝したら昼まで寝てしまったのであった。

 東都リーグは神宮でやる一部リーグよりも、神宮第二球場でやる二部リーグを観に行ってみたいというか、神宮第二球場に入ってみたいだけだけど、まあ、また平日休みにうまくタイミングが合ったらね。

 しかし、すでに今日のデイゲームでクソ暑かったので、そろそろデイゲームは無理かも(笑)
 神宮の場合、ネット裏は日陰になる席があるので大丈夫だけど。

 さて、第一試合がお目当ての東大×明大。
 昨日の試合は、明大の野村投手が二安打二桁三振で完封勝ちというか、客席の明大OBのオジちゃん達の雑談から「打者27人で終わったから、完全試合」だったらしい。あー、楽天の藤原も2年前にやったなあ、「ヒット一本出したけど、それをゲッツーで抑えたから、打者27人の準完全試合」ってやつを。

 2安打なら、準々完全試合ですかい?(笑)

 昨日は、東大の投手も2失点で抑えたのに、相手投手に完封されちゃね・・・・・って、どこの楽天の話ですか?(涙)

 そして、今日の東大の先発は鈴木君だった。やったー、先発で投げるの観たかったのよお。

 去年、東大に貴重な勝ち星をもたらした投手である。
 しかも、斎藤佑樹に投げ勝ったのですよ。
 楽天の去年のドラ1である、立教のエースだった戸村だって、斎藤には一度も勝ってないというのに!(で、すでにプロで初対戦したが、無茶苦茶気負って自滅していた。ほんと、メンタル弱い)

 まだ今年2年生なのだが、すでにほぼ毎試合のように登板している。東大の場合、投手数が圧倒的に少ないので、「昨日の先発が今日の抑え」ということになってしまうのだ。まあ、高校野球だと思えば普通なのかもしれないけどさ。

 前に中継ぎで投げているのを観たが、「こりゃ、ギリギリの技巧派だなあ」と、その腹黒さに感動したけど、今日は先発してくれて、じっくり鑑賞できました。

 まず、投球フォームというか球持ちが変。というか気持ち悪い感じ。
 私の大好きな左の軟投派である武田勝は自分の投げ方を「ちょっと気持ち悪い投法」と言っていましたが、あれは肘の故障からああなったらしいですけど、鈴木君の場合は、普通のフォームで投げると打撃練習になってしまうのがわかっているから、球威よりも、「低めのコントロール」を重視したら、ああなったんでしょう。

 で、他のチームの投手は、軟投派といっても、130キロくらい投げますが、鈴木君の場合には、そんな普通のストレートないわけで、緩いスピードの低めの変化球ばかりだと、相手打者もイラっとするでしょうねえ。

 で、なんか知らんが、変な決め球を持っていて、相手にはどうやら絶好球に見えるらしいのだが、打つとゴロになってしまうようだ。あれが上手く決まると、今日みたいに2失点に抑えられるけど、あれが決まらないと大量失点してしまうらしい。ほんと、紙一重の投手。

 まあ、明大打線もけっこう雑だったけど、度重なるピンチをよく抑えてましたわよ、鈴木君は。
 後ろの明大OBのオジサンたちが「まさかの、手に汗握る投手戦www」と苦笑しまくってました。

 明大の投手もかなりのノーコンで、前半は変化球の制球が悪く、グダグダしていたので、東大には得点のチャンスが何回かあったのだが、8回だったかなあ?ノーアウト1・2塁のチャンスで、バントしようとして、ボールだったから外したら、2塁ランナーが飛び出しちゃってね。
 なんか、ああいう走塁ミスも、昨日の楽天の試合での聖澤の走塁ミスを思い出しちゃって、涙目になった。

 試合の方は、継投した香取が追加点を与えてしまい、結果的には0−4で東大の負けだったが、内容的には「東大相手に何やってんじゃ、明治は!!!!」って試合でした。
 この間観た試合で、「うわ、東大勝っちゃうかも?」って時の投手だった香取君は、今日もけっこう三振とっていて、「一勝くらいさせてやってほしいな」と思いました。まだ3年生なので、チャンスあると思います。

 さて、第一試合は12時過ぎに終わって、第二試合の法政×立教も「飽きるまで」観るつもりでした。

 立教の応援、華があって好きなのよ。ブラバンも上手いし、サンバ系のチャンテみたいのが好き。

 そしたらさー
 第一試合の「なんちゃって投手戦www」が嘘のように、こっちは両チーム、ヒット連発の打撃戦になってしまい、しかも今日の東大は、ほぼ華麗な守備エラーが出なかったので「リーグ戦も中盤だし、気候も温まってというか暑くなってきたからかな?」と思っていたのですが、法政の野手がやらかしまくりで、てか、ショートが一人でやらかしていたような?

 下手くそなのは、東大だけじゃなかったんですね(笑)

 やらかし&連打で、バカ試合になりそうだったのですが、最大にやらかしてくれたのは審判でした。

 法政の攻撃だったのだが、ランナーが2塁の場面で、左中間にフライが上がった。
 高いフライだったので、ランナーは2塁に戻りかけたが、レフトもセンターもいいところまで追いかけたのだが、互いに譲る気持ちもあったのか、捕球できなかったので、2塁ランナーは慌てて3塁を目指した。

 外野手はすぐにボールを追いかけて、内野に送球していたので、タイミング的には3塁ストップだったが、「ああ、回した!」と周囲の客も驚いていたが、コーチがランナーを回したのである。

 そして、本塁でクロスプレー。
 私はタイミング的にはアウトだと思ったし、周囲の客も「アウト!」「セーフ!」とまちまちにジャッジしていたのだが・・・・・

 「あり?審判いねー!wwwwww」

 普通、ああいう場面では観客や選手がそれぞれジャッジを呟いてから、審判が一呼吸おいて、ジャッジを告げ「えーーーーーー?」とか「おおおおおーーーーーー!」とか歓声が上がるのがお約束なのに、その決めの人が本塁にいなかったのである。

 固唾を飲んで、主審のジャッジを待っていた観客は、ほんと、心の中でずっこけました。

 4人制審判のセオリーとしては、2塁にランナーがいた場合(1塁ランナーの時もそうなのかもしれないけど)、レフトフライが上がったら、3塁の審判は打球の行方の方に向かうので(捕球されたのか、とか、ファールかも、とか、ホームランになったとか)、主審が3塁をカバーしに行くようなのですが、打球的には、ランナーが3塁で留まるのが普通だったので油断していたらしいです。

 「誰も審判いねーぞ!」ってヤジが飛ぶ中、三塁のそばで呆然と立ち尽くす主審が今日のハイライトでした。

 替りに一塁塁審が「セーフ」とコールしたのですが、立教の監督が「その位置から見えたのか?」と猛烈に抗議してました。

 まあ、あのプレーは主審がちゃんとホームにいたらアウトだったかもしれないし、どうだったんでしょうね?
 プロ野球と違って、審判もアマチュアというか、OBが勤めているしね。

 それにしても、初めて観る珍プレーで盛り上がったわ。

 あと、立教の中継ぎで出てきた横投げの左投手がワタクシ的には注目だった。

 ブルペンで投げているときから「なんか蝶のように舞うフォームだな」と思っていたのだが、なんて表現したらいいのだろう?熊川哲也みたいな、男性ダンサーがピルエットだかシャッセだかジュッデだが用語よくわからんが(シンカーとカットボールとチェンジアップくらいわからない)、とにかく、クるりと回転するときって、両手を広げて胸張りますよね?

 あんな感じだったんですよ。
 しかも、胸張った瞬間、少しアゴが上がるというか、小首かしげる感じになるのが、投球というより踊りっぽかった。

 サイドスローって、みんなちょっと詰まった感じに見えますが、立教の栃原という投手は、サイドスローに多い「カックン感」の無い、ほんと、バレエダンサーみたいなフォームだった。

 私の心の中にある「変な左投手の宝箱」に入れることにした。武田勝とか、楽天だと長谷部とか有銘とか、ロッテ吉見(吉見は投げ方じゃなくて佇まい枠だが)とか、広島の青木とか、中日の小林正とか、オリの(?だよね?)高宮などと同じ箱です。変じゃないけど、杉内とか成瀬とか帆足も名誉会員です。

 内海や和田は入れてあげません。

 岩瀬は近づいてもくれません。

 山本昌は別次元にいます。

 石井一久とは言葉が通じません。

 話が逸れてしまったが、試合のほうはね、7−4で法政リードのまま、でも立教も度重なるピンチを凌いでいたので選手達は「次こそ行くぜ」と吠えまくっていたが、得点できないまま9回表を迎えたのです。

 そしたら、ランナーが出て、なんとツーランホームラン!
 で、次の打者もホームランで同点!

 いやあ、立教応援団、超盛り上がってて、羨ましかったなあ。

 そして「この展開だと、どっちが負けても観てて辛いわ」と完全部外者ですから、同点になったところで抜けました。球場外で学生さんが一人で募金箱持って立っていたので、また千円募金。

 そして、まだ蒸し暑い中、三茶まで歩いて帰ったのだが、「今日は帆足だし・・・」と期待はしてなかったけど、楽天の試合結果観てみたら、ホームランでの1得点だけで、また負けてた。本拠地三連敗だぜ。仙台のお客さんすいませんでした!


5月6日(金)

 昨日の5日は休みとったんだけど、久々に12時過ぎまで惰眠を貪り「なんか、達成感」と満足しました。

 そして、楽天は塩見が初勝利でよかった、よかった。

 塩見もね、この間、西武第二球場に行ったときに、地味に外野でランニング練習していたので「いつ一軍登板機会あるかなあ」と眺めていたのですが、速かったね。

 さて、今日は6時を回るとダッシュで帰宅。
 仙台での楽天×西武の先発が、マー君と牧田だったのだ。

 西武の牧田は私の大好きなアンダースローだが、開幕から一軍ローテに上がり、かなり好投しているのだが勝ちがつかないという「去年のカロカロ君(横浜の加賀)みたいなことになるの?」とヤキモキしていたが、さあ、相手が楽天だったら絶対いけるだろう、例え、マー君相手だとしても!と期待していたら、マー君なんと2失点!

 そして、牧田は7回に満塁の大ピンチを迎え、打者は嶋負傷でタナボタマスクの中谷だったり、スタメン奪回に燃えるウッチーだったりしたのだが、牧田頑張った!

 そして、何度もピンチを迎えながらも「一番のピンチは自分とこの継投です」とばかりに、見事な完封勝利だった。

 テレビに映った西武ファンも泣いていたが、私も泣いた(笑)

 いや、しっかし楽天はホントにああいう軟投型に弱いね。
 現ロッテの吉見にも、いつもやられてたからな。おかげで私はすっかり吉見ファンになってしまいましたとさ。

 さて、震災でグダグダになった部屋の写真を送りつけた友人からやっと返事が来て、案の定「私が記憶している部屋の状態と違うのだが?」と、細部をつついてきたので「えーと、問題はそこじゃないだろう」と失笑したのだが、ああいうのも、ビョーキの一つの症状なんだろうかね?

 台所の写真を撮ったら「ストックしてあったポカリがない」と思い出したようだが、たしかにポカリとかミネラルウォーターが10本くらい並んでました。でも、どれも、その当時ですでに賞味期限が一年前に切れていたので捨てたんですよ。
 ただ「これ、本人は大事にしてたんだろうな」って思ってましたが、やっぱりそうだったんですね。

 あと、「ハンガーが床に転がっているが、かけていたコートはどうなった?」という指摘でしたが、コートは何着かそこら辺に脱ぎ捨ててあり、私がクローゼットに締まったのだが、本人的には「いつもちゃんとハンガーにかけていたのに!」って思ったのかな?

 友人を無理やり実家に戻したのは去年の初夏だったけど、その直後に部屋に入ったときに「あーあ、冬物がそのまんまだ」と思ったし、よく着ていたコートが放置されていたので、「時計見つかったよ」って時はすでに真冬だったから「時計と一緒にコートも送ろうか?」って申し出たんだけど、その申し出にはなぜか思考停止しちゃったあたりがよくわからない。

 ともかく、私が送ってあげた写真を元に「自分の記憶と違う」と細かい間違い探ししているあたりが、「やっぱそうなるか」って感じで、こっちとしては「他人の部屋なので勝手に片付けるのもなんですが、お許しいただければ片付けたいかな、と」と申し出ているのだが・・・・

 そのあたり、私も「おせっかいすぎるのかなあ?」と思うし、会社のメンタルカウンセラーの先生にも相談したら「東京のその部屋は、18歳で状況したそのお友達にとっては自分で何十年もかかって築いた城でしょうし、その城については、たとえ友達でもあれこれ言われたくないのでは?」とアドバイスされたので、「ああ、そうなのかも」と納得したので、今回の震災の被害も、別にすぐに片付けなくても構わないので「こういう状態だけど、どーするー?」と丸投げしてみただけである。

 そして、案の定「ここには、アレがあったはずだか、写真では見当たらない」とか、今回のメールでは書いていなかったけけど、「他人に部屋をイジられている」という不安がやはりあるようだったので「すいません、私がけっこうイジりました」と必死に表明しているが、その気持ちは通じるかしらね?

 通じなくても別にいいのさ。

 ほら、きっと、こういのって、軟投派の投手にのらりくらりと三振してしまうバッターと同じように、「打ち気だけじゃどうにもならん」っていうのと同じでしょう。

 それに、これが重要だが、この場合、勝ち負けの問題じゃないしね。

 私がここで、強い一言で相手をぎゃふんと言わせたってさ・・・・そういう戦いではないのよ。

 で、一番の問題は「どこで落とす?」という落とし所の問題ですから、あー、難しい。

 (健常者相手なら「あ、私が間違ってました、サーセンwww」で済むのだが、病んだ人相手にはそれがなかなか通用しないようで)



5月4日(水)

 出勤。

 仕事捗るわ。
 半期の諸々の伝票修正完了!
 こういう地道な作業を今の時期にやっておくと、後がとってもラクですから。

 そして、今日はイムさん100セーブ達成でした。

 まあ、ちょっと調子悪かったみたいで、得点されてましたが、100セーブおめでとう!

 私はあんまし記録には拘っていないけど、それでも好きな選手が「おー、かつての巨人の角を抜いたか」とか(あの当時の巨人って「困るとすぐスミを出す」ということで、イカとかタコ呼ばわりされていたような・・・)MICHEAL、佐々岡、郭 源治あたりが射程距離っていうのは、なんだかワクワクしますけど、高津・岩瀬・佐々木は別格だとしても、コバマサってそこにいるんだ(笑)

 あと、広島の永川がソフトバンク馬原よりも上にいるのが意外。

 まあ、セーブ記録はねえ、「トウが立ってから後ろに回った」って場合が多いから、微妙な記録ではあるのだが。

 まあ、好きな選手に記録という勲章がつくのは嬉しいことであります。

 ところで、久々に「パ・リーグチャンネル」を眺めていたら、昨日の試合で、岩隈がカブレラに死球出したときって、こんな光景が繰り広げられていたのね。

http://www.youtube.com/user/PacificLeagueMovie#p/u/18/O2wOI8b6QsA

 嶋に文句つけるカブレラに、真っ先に駆け寄ったのは、岩村と稼頭央の元メジャー選手であった。こういう時、英語でなんて声かけるんでしょうね。タモリ倶楽部で特集してほしい。(夜の英会話?)

 そして、表情だけは立派な感じだが「一応、駆け寄ってみただけ」の高須の様子がジワジワ笑える。(高須は「殿下」というアダ名の顔立ちが皇室系なので有名な選手)

 で、結局、エキサイトするカブレラを宥めたのは、松井稼頭央と・・・・細川?

 これは珍しい!
 まあ、元西武のカブレラと元西武の細川は元チームメイトでもあるのだが、その細川といえば、ロッテのベニーに死球絡みで背負い投げくらったのも記憶に新しいし、相手の強打者に真っ先に攻撃される立場の細川が、今はチームメイトのカブレラを宥める細川の後ろ姿が光っていた。

 あ、そうだ、今日は「イムさん、100セーブおめ!」で喜んでいたのだが、日ハムは「武田勝が一失点完投で見殺しかよっ」で怒ってました(笑)

 
5月3日(火)

 出勤。

 帰りの電車で、途中ですれ違った下り電車内にピロヤスユニ着た男子がいた。「ああ、神宮帰りか、いいなあ」(イムさん出てたし、ピンクレディも出てたはずだし、まあ、雨は降ったけど)と思っていたら、すぐ側に他人だけど中日ユニの女子がいたが、「誰のユニだろ?」と思って凝視すると「YAM・・・障害物・・・TO?」

 「大和って、阪神だし・・・」と考えことしばし、やっと「あ、山本昌か!」と思い出すことができました。

 しかし、ほんと、最近また「新たなステージに突入」というか、人名がとっさに出てこないことが多発していて、がっかりしているのだが、今日は「人名がとっさに出てこない」以前の現象が起こった。

 「木村佳乃妊娠」っていう芸能ニュースの見出しをネットで観た時に「えーっと?誰と結婚したんだっけ?」と本気で考えてしまったのである。答えがわかって「ギャハハハハ、すっかり忘れていた」と爆笑しちゃいました。大型カップルだったのね。

 そんで、今日も部長は愚痴愚痴モードで、やはり「人名がすぐ出てこない」とボヤいていたので、「私なんて、それ以前の問題ちゅーか・・・」と「木村佳乃の旦那が誰なのか一瞬、全然思い出せなかった」とボケを披露したら、K嬢に「えー、けっこう最近入籍したじゃんwww」と笑われた。

 そしたら部長が「木村佳乃って誰だったっけ?」と言うのでK嬢と二人で「え?そこから?」と大爆笑。

 そして、部長はさらに「えっと歌舞伎の人の娘だっけ?」と言うので、私は部長が誰のことを言いたいのかすぐわかったのだが、いかんせん、名前が出てこないので「ええ?それは違います」としか言えなかったのだが、K嬢は「え?誰のこと?」と全然わからないようなので、部長が「ええと、市川なんとかの娘」と言うので「いや、染五郎は兄なのでは?」

部長「ん?じゃあ、染之助だったっけ?」
私 「wwwwwwww」
K嬢「え?なんの話?」

 今こうして書いていると「だから松本幸四郎の娘って言いたいのですね」ってすぐ出てくるのだが、部長も私も「市川新之介→海老蔵→團十郎」のラインと「市川染五郎→松本幸四郎」のラインがごっちゃになっていしまい、松本幸四郎もなんか別の名前に進化しているような気がしていて、すんなり名前が出てこないのだ。

 で、私が何度か「だから、市川染五郎は兄ですってば」と繰り返したら、やっとK嬢が「あー、もしかして、松たか子と混同してるの?」と言ってくれたので、私と部長で「そう、松たか子だ!あー、それがなかなか出てこなくて」と言うと、K嬢に「二人のアレアレトークに付き合ってられんわwww」と失笑されてしまいました。

 で、私とK嬢で「木村佳乃と松たか子は普通混同しないだろう」「なんで部長の頭の中ではカブるのだろうか?」「きっと切れ長の目が同じってくくりじゃね?」と意見交換しているうちに、やっと部長もネットで調べたのか「ああ、木村佳乃ってわかった!」と言うので、「やっとわかりましたか」と言っていたら、今度は「え?で、木村佳乃って誰と結婚したの?」

 「ほーら、TKさんも憶えてない!」

 と同級生(学年は部長が一つ上)の渾身のマジボケに胸を張る私であった。ヒガシと木村佳乃はわりとあっさり入籍しちゃったし、派手に結婚式もやらなかったので、なんか忘れちゃうよね。あの当時、なんか他に大ニュースでもあったかね?

 しかし、その後も三人で芸能ネタで喋っていたのだが、なぜか三上博史の話になり、「えーと、三上博史って高校生のころ、ほら、あのアングラ監督に見いだされ・・・・ってアレ?誰だったっけ?」と寺山修司の名前が全然出てこないし、先に唐十郎の名前でてきたらもうダメだった。

 ほんと、アレアレトークは辛いよね。

 そういや、この間、やはり同世代の他部署の部長(そっちは学年一つ下)が「最近、じんましんが出るようになった」とボヤくので「ええええ、あたしもなんですー」と盛り上がってしまった。

 このように、40代半ばは「頭や体の曲がり角」を曲がっちまった悲しみに共感し合っているけど、その上のアラフィフ世代はそんな曲がり角をすっかり曲がりきって、そのせっかちさや、気の短さがすでに老人っぽくなっているので「次はあの道をたどるのか」と覚悟しております。

 私の世代はまだ「ええと、アレ?アレってなんだっけ?」という意識はあるが、上の世代だと平気で「アレはどうなった?」って言いますもんね。

 さて、昨日の夜は、ビンラディン氏殺害のニュースを観たくなくて(つーか、911の映像を観たくなかった)テレビニュースを観なかったのだが、今朝のテレビでもしっかりやっていたので、やっぱし観てしまった。

 しっかし、やっぱアメリカ人バカなんだろうか?
 とある野球場では、野球の試合中に「ビンラディン死亡」のニュース速報が入ったので、観客が試合途中なのに「USA!」コールしていた。

 おめーら試合観ろって、選手に失礼じゃないか!と、かなーりムっとしたので、私があの場内にいたら、銃乱射していたかもしれないです。

 そもそもオバマ大統領の「正義は下された」ってスピーチもなあ・・・・

 正義なのかね?
 まあ、アメリカでの街頭インタビューでも「悪魔の化身がやっと・・・」みたいなこと言う人いたからな。

 「善と悪の戦い」っていう世界観が全くわからない私には、ほんとわかりません。

 「自分にとって都合の悪い存在」を略して「悪」というのならわかるけどさ。

 そりゃ、自分の贔屓野球チーム相手に完全試合やらかすような相手チームの投手は「悪の化身」にしか思えないかもしれないけど、向こうにとっては「神ピッチ」であるわけで。

 そういや、一昨日の楽天の試合で、オリックスは平野と岸田を投入して、ビシっと終わりを締めていましたが、私は「キャー、今年初めて、平野と岸田を観られた!」って喜んでいたのですが、今日のハム戦では岸田が打ち込まれて負けていました。くすん。バルディリスったら、うち相手にはファインプレーしたのに、ハム相手ではエラー連発って・・・・

 野球ってそういうもんだが、「世の中」っていうか「人生」もそういうもんだろう。

 そして、日本では「菅内閣に強いリーダーシップが感じられない」とバッシングされているが、オバマ大統領の「正義は下されました(キリッ)」っていうのが「強いリーダーシップ」というものなんだとしたら、私はあれはいらないわ。

 内閣と政党と官僚と東電とボランティアとテレビの中の有識者が、うだうだと「ドングリの背比べ」というか、楽天的に翻訳すれば「レフトのレギュラー争い」しているほうがいい。

 だってさ、「強いリーダーシップ」ってそれこそ、ビンラディンがやったことじゃん(笑)

 カリスマ性って、被災地慰問で発揮してくれればいいよ。
 皇室とか、石川遼君とか。
 私だって、仮に避難所生活送っていたら、天皇皇后両陛下が慰問してくれたら、「いまひとたびのみゆきまたなむ」って心境になるわさ。

 
5月2日(月)

 出勤。
 電車超空いていた。

 めざましテレビで「震災後、人気のあった曲」を特集していた。そうそう、それ、ずっと違和感あったのよ。まとめてくれてありがとう!

 その特集では、震災後のリクエストやダウンロードが増えた曲や、アンケートを集計したようだが、だいたい予想できる曲ばかりだった・・・というか、「上を向いて歩こう」とか「ジュピター」以外は、曲名もよくわからないのだが・・・・

 震災直後、すでに「ジュピター」はリクエストが増えてるとテレビで紹介していて「ふーん」と思っていたのだが、その後、ACが急遽新採用に作ったタレントが「がんばれ日本」とエール送ってるやつでも、キーワードはどうやら「一人じゃない」らしかった。

 ジュピターが流行ったのが何年前か忘れたけど、その当時、我社の入社試験(ってほどでもないのだが、まあ形式的な試験)の問題の一つが「平原絢香のジュピターがなぜこれだけ支持されたのか、その歌詞を元に自分の意見を述べなさい」とか言うもので、たまたま上司である総務部長の机の上にその問題が置いてあったので「ふーん?」と思って、初めてそういう歌詞だと知ったのであった。

 Jポップの歌詞なんて小馬鹿にして聞き流していたということもあったが、ピュアな私はジュピターがヒットしたのは「そりゃ、ホルストさんの楽曲はキャッチーですから、いつの時代でもウケますよね」と思い込んでいたので、「歌詞が人々の心を掴んだ」という話を聞いて初めて「え?そうだったんだ?」と驚いたのでありました。

 いや、たしかに ♪わたしーたちはー 一人じゃないー と歌っていたような気がしましたが、モノが宇宙モノなだけに「未知との遭遇」のコピーをパクったのだとばかり(笑)

 で、そんなことはすっかり忘れていた今になって「ジュピター」をまた毎日のように耳にするようになり、テレビからも「一人じゃない」が連呼されるようになりました。
 めざましの集計でも、ベスト10中、3曲だか4曲の歌詞の中に「一人じゃない」という言葉が入っているのだとか。

 うーん、「君は一人じゃないんだよ」という言葉が全然私にはわからんのだが。

 逆に、ナツメロで唯一ランクインしていた「上を向いて歩こう」の一節「♪ひとっりぼっちの夜」っていうほうがピンと来るわ。

 まあ、私が集団行動苦手だとか、ひとり暮らしでも寂しいと思ったことがほとんどないとか、そういう性格なのかもしれないけど、それにしても「一人じゃないよ、みんないるよ、オレがついてるよ」って言われてもなあ。

 そりゃ、一人では生きていけないのはよくわかっているし(ビール作ってくれたりする他人が必要である)、無人島で生活したいなんて思った事はないのだが(できれば地下鉄が通っている所に住みたい)、なんて言うのかなあ、まだ「君は一人じゃないよ、ボクがついているよ」ってスマップの中居君が一緒にカラオケに行ってくれるのなら「ああ、私より歌の下手な人がwww」と心が落ち着くかもしれないけどさあ。

 きっと「一人じゃないよ、みんないるよ」っていう雰囲気が受け入れがたいのだろうね。
 そりゃ、被災者の人が「自分も大変だけど、他にはもっと大変な人もいるから」と思う気持ちはわかるし、自分ちだけ家が潰れたら切ないけど、隣近所みんな被災しているんだから「一人じゃない」って気持ちもわかるんだが・・・・

 私だって、集団の一員なる時が嬉しい時もあるよ。
 ライブとかで、観客みんなが大盛り上がりしているときとか、ほんと楽しいもん。
 どーせ、私が行くライブなんて一般的にはマイナーだけど、この間だって、渋谷のオーチャードホールがエルビス・コステロ目当ての客で満員だったし、その客層も30代以上がほとんどで、40代、50代もちらほらっていう状況は嬉し恥ずかしって感じでした。

 同じモノが好きってだけで、なんだかお友達意識が芽生えてしまうけど、野球場では、もっと客層がバラバラだけど、「同じ試合を一緒に見ている」という連帯感はなんとなくあるけど、でも、野球で面白いのは「同じ試合を一緒に見ているけど、違うモノを見ている」ってことなんだけどな。

 神宮球場での広島戦で、内野席に座っていたとき、広島のショート梵のファインプレーで、レフト・スタンドは「うお?・・・・・・うおおおおおおおお!」と大歓声で、ライト・スタンドは「おお!・・あ?あああああああああ!」と深い溜息に包まれたが、それが同時に聞こえるのって、ライブでは味わえない音である。

 そして、私は、ライブでもスポーツ観戦でも「群衆」の出す音が大好きだけれども、それはなんて言うのか、とっさに出る声というのか、そういうのの集合体が面白いのであって、それは花火大会でも、ニコ生でも味わえたりするのだが、「みんなで観ると楽しいね」っていうのと、だから「一人じゃない」っていうのは結びつかないというのか・・・・

 それに、「みんな」もわかっているのだと思うけど、ホントのところは「ひとり」なんである。

 そこがわかっていて「ひとりじゃないごっこ」して気を紛らわしているのなら、別に私がとやかく言うこともないのですが、なんか、やっぱ気色悪くてさ。

 でも、ずっとマイナー趣味が自慢だった私が、若気の至を抜けて気がついたことは「世間で大きな支持を受けています」っていうのも、実はそんな大したことないんだよね。
 CDが100万枚売れましたって言っても、そんなの東京ドームの巨人戦のたかが20試合分じゃん?

 まあ巨人ファンは人口比率的にも「みんな」って言ってもいいくらいいるが、小笠原の2000本安打が国民全員の期待を背負っているかというと、そんなわけないわけで(笑)

 そういう意味では ♪私たち(巨人ファンは)ひとりじゃなーい と歌われたら「ああ、そうですねうちの会社にもいっぱいいてうざいです」としか言いようがないわけで、私は会社に一人しかいないロッテファンに「荻野ショートってどうよ?」とか話しかけているわけです。

 さて、昨日は悪天候のため、引きこもってしまったが、今日になって2軍の試合結果チェックしたら、浦和ロッテは「木村が先発で、吉見が3イニングのロングリリーフ?」という、「ああ、私が観たかったものがあああああ」と同じように地団駄踏んだ人って、この世にあと何人いるんでしょうね?

 そして、今日になって「オリックスは、コバマサも高宮も抹消してしまったあああ」と嘆いている人って何人いたのでしょう?

 そのあたり「♪一人じゃないよー」と言う前に、世論調査で調査してみてほしいあたりですが、「不検出」ってデータが出そうだな(笑)

 さて、今日は「ビンラディン 死亡」のニュースが多分大ニュースなんだろう。
 会社でも、マスオさんが騒いでたくらいだから。

 やーね、震災で落ち着かないのに、中東やアフリカ情勢も気になるところに、ビンラディン暗殺とは・・・

 私が会社で「おや、この日程って、英国のロイヤルウェディングに配慮したのかしらwww」と言ったら、それは同僚達に「ありえるー」と支持された。(一人じゃない)

 でも、日本のGWは配慮してくれなかったのね(涙)
 GW休暇で欧米を旅行中の日本人達は報復テロの不安を抱えることになるだろし(一人じゃない)、連休後半のこれから出国した人などは、アメリカの入国審査でエラい時間とられるかもしれない。(だから、一人じゃないよ、みんな同じだよ)

 日本政府というか公安も「日本でも報復テロ警戒」と表明しているようだが、イスラム過激派戦士は満身創痍の日本を標的にしないと信じております。つーか、マジにテロ警戒するなら、「日本は今、放射能汚染でマジはんぱねー」と風評被害を増大しておけばいいかも。

 しかしなあ、なんか「正義が勝った」みたいなアメリカの報道の片鱗を観ると「あーあ」って感じがするというか、なんと言うのか。

 私がビンラディン氏の遺産相続者だったら、この際、日本に多額の義援金送っちゃうね。日本赤十字社が大騒動になるのを見てヘラヘラ笑う。

 はあ、それにしても、3.11の余震も少しおさまってきたというのに、9.11の首謀者が死亡というニュースで、またなんか「明るい未来」が遠のいた感じがしてしまう。

 イエスもモハメッドも、サッカーチームでも作ってくれればよかったのに!(それはそれで、血を見ることになっただろうけど。でも、武器は肘鉄とかスパイクの裏だったかもしれないし。)

 世界の平和を願うのは、私がただ、のんべんだらりと野球観戦していたいからである。

 そういえば、話は戻るが、「震災で人気復活した曲」の中には「千の風になって」はランクインしてなかった。
 なんで?
 まだ、そういう時期ではないのだろうか?(行方不明者がまだ多数いるので)

 ここ最近の流行歌の中では、「千の風になって」は好きな部類に入るのだ。
 その歌詞は「墓参り不要」ということになっているので、墓参りに興味のない私の共感を得ました(笑)

 ♪私のお墓の前で 泣かないでください
 ♪そこに私はいません 眠ってなんかいません

 ほんと、この歌流行ったときには「一人じゃない」って思いましたっけ(笑)
 まあ、「みんな」にとっては衝撃的な歌詞だったのかもしれないけど。

 何度か日記にも書いているけど、私は30歳近くなるまで親族の死を経験したことがなかったので、ご遺体に接する機会もほとんどなかったのである。

 20代後半に、まだ20歳そこそこだった友人を交通事故で失ったが、集中治療室で数ヶ月延命したその友人の遺体と対面しても、「なんか造り物みたい」と思った。

 その友人の場合は、もし奇跡的に意識が戻っても、全身に障害を負うくらい脳の損傷が激しかったようなので、表情もかつての美青年の輝きもなく、かなり歪んでいたので、ご遺体見てもなんか本人という実感も湧かなかったのだ。

 あれから20年経った今、ふと思い出すと、あの時感じた違和感ってたぶん「ふーん、ご遺体って、昔の食堂のウィンドウに飾られた、蝋見本みたいなんだな」ってことだったのかも。

 本物に似せて精巧に作られてはいるけど、明らかに本物とは違うような。

 その次に自分の身近なご遺体に対面したのは(その間に、職場関係で葬儀の手伝いを何度かしたのでご遺体は多数見たけど、生前の姿知らないとホントただの菊人形みたいで)、その当時お仕えしていた会社の社長の時で、ほんと「え?昨日までピンピンしてたじゃん?」って人だったので、ほんと驚いたけど、一番驚いたのは自分のクールな反応だった。

 これも、何度か書いているので、書く度に違うこと書いてるのかもしれないけど、私は訃報を聞いても「え?ああ、そう?」と、急逝されたことにはもちろん驚いたが、その悲しみよりも「あいつ、うまくやりやがったな」って思ってしまったのだ。

 50代までは、むちゃくちゃ優秀な人だったが、60歳を過ぎてから衰えが見えてきて、亡くなる直前というか1年前くらいからか、些細なことから部下に怒鳴り散らすことも多くなり、「そろそろ限界なのかな?」と思っていた。でも、本人はそう簡単には引退しないだろうし、なによりも、その会社はほぼ全員が社長秘書みたいな家族的な会社だったし、社長には頑張っていただかないと困るのだが、でも、頭脳的には衰えを見せる社長に「この人、このまま体調が悪くなったら、相当苦しむだろな。介護されたりしたら、ほんと、精神的に参るだろうなあ、どうすんだろ?」なーんて、ちょっとイジワルな想像もしていたんですよ。

 それこそ、脳卒中でも起こして、手足不自由になっても、怒鳴り散らしてワーワー仕事しようとするんだろうなあ、その面倒誰が見るんだろうなって。

 そしたら、見事にポックリ逝きやがって、もう「やられた!」って思ったのです。
 当時のスポーツ新聞では、さすがに一面ではなかったですけど、芸能面のトップを飾ってましたし。そんな現役バリバリのまま死ぬって、みんなの夢じゃん?

 それでも、すでに10年近くお仕えした人ですし、自宅にかけつけて、ご遺体と対面したら、きっと自分は相当動揺すると思っていたのです。

 ところが、ご遺体と対面したら、他の社員は泣き崩れていましたが、私は「わーーーー、ここにいない!」と、ご遺体の蝉の抜け殻ぶりに感動していたのでありました。

 そして、私が「♪そこに私はいません 眠ってなんかいません」状態に、我ながらびっくりしていたのですが、周囲の社員や関係者たちがご遺体を前に泣き崩れる様子がさらに面白かったっけなあ。

 「うわ、すっげえ、盛り上がってるけど、すいません、主役いないんですけど?」って。

 あの時の感覚は今でもホント忘れない。
 なんてゆーのか、結婚式で新婦がダスティン・ホフマンに略奪されちゃったのに、参列客は「おめでとー」と新婦不在に気がつかず祝っているような、面白い光景だった。

 そして、芝居がかって、ご遺体に話しかけている人がバカみたいに思えたっけ。

 あれから10数年経ったけど、今日、電車に乗っているときに、ふと思い出して、あの感覚をやっと文章化することができた。

 「他人というものは、生きていようと死んでいようと、自分の内部にしか存在しない」

 亡くなった人は「記憶」として残るけど、実は生きている人も同じだ。

 生きている人の場合は「記憶」というよりも「感覚」として認識されてるだけで、どっちにしても、「その人の言動で私がどう感じたか」ということである。生きているか死んでいるかって、それが過去形なのか、現在進行形なのかって違いだけである。

 よって、墓って、私にとってはあんま意味ないから、「千の風になって」はそういう思想のキャンペーンソングだと思っていました。

 そして、この先、行方不明者の親族の扱いに困った人々には「千の風になって」が「ご遺体にこだわるなよ」っていう心の支えになってくれるといいなあ、って思います。
5月1日(日)

 元々、GW中最も天気予報が悪かったけど(天気にいいも悪いもないけどさ)、それでも「そんなに雨降りそうにもないし、外出しよう」と思っていたのだが、朝からまだ強風でゴーゴー言っていたので、外出する気になれず(先日、散々野外で強風を浴びたのでもう懲りた)ニコ生でまた楽天戦を見ていたら、ボロ負けですた。

 うん、でも「笑顔で投げる、高校球児みたいなオリックス西投手」も堪能できたし、うちの戸村が相変わらずメンタル弱いのも堪能できたし(西の5倍くらいイケメンなんだから、笑顔を真似してみれば?)、それに点差ついたんで、後半は控え選手お試しタイムになり、さらにはガムくちゃサンチェスも登場したので、わたくし的には楽しかった。

 星野采配については、北京五輪の時くらいしか知らないので、開幕前には「どーなるんだろ?」と思っていたが、けっこう控え選手をお試ししてくれる監督らしいので、それは好印象である。ちゅーか、前のブラウン監督があまりにもそれをやってくれなかったので、けっこう不満だったのだ。

 初一軍登録された、宮城出身のルーキー阿部も出場することができた。ガッチガチでしたけどね(笑)
 負け試合でも、阿部が初ヒットでも打てば、盛り上がったんだけど、そこまでは「持ってなかった」ようです(笑)

 あと、サンチェスはねえ?
 やはり、あんだけのビハインドで登場したらか、なんとも言えないけど、ソフトバンクのファルケンをもっと荒っぽくした投手というか、とにかく長身から投げ下ろすから角度はいいのだが、ファルケン×うちの小山×虚数iって感じでした。こういう場合は(ファルケン+うちの小山)÷2×虚数と表現(?)するのが普通かもしれないけど、ここはあえて掛け算です!

 まあ、次回、僅差でリードした場面でも、あんな投球ができるのなら「ガムくちゃ」も見逃しましょう。(お行儀よりも、実力さ)

 野球中継も終了してから、少し昼寝して「お腹すいたから、買出しに行こう」と外出たら雨降っていた。

 買い物帰りに遊歩道歩いていたら、今年初めてカエルを目撃!

 ロビンソン・クルーソーの真似して、そのカエルを「メーデー」と命名した。

 しかし、またメーデーに再会できるかわからないし、いつか再会しても、メーデーかどうかわからないね。

 

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