可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

3月31日(木)

 うーむ、やっぱしビール工場もかなりやられているらしい。
 今でも、買い貯めなのか流通のせいなのか、品薄状態が続いているけど、夏の最需要期には本格的に品薄になりそうだ。

 なので、今週末の天候が気になりますね。だって、プロ野球のチャリティ試合観に行くから、そこで今年初の「神宮球場でビール」を楽しめるかどうか・・・・

 そういや、天皇皇后両陛下が都内の避難所をお見舞いしていたので、これで「天皇はもうどっかに避難している」っていう噂話も払拭されることでしょうけど、この節電体勢の中では、宮内庁なんて全部京都に移転してしまえ、とも思ったのですが、学校通ってる皇族もいるし、あんま意味ないか。それよりも、皇族が関西に移動した時の風評被害のほうが甚大ですよね。

 それにしても会社があまりにも寒いので、さすがの私も不機嫌になってきた。
 部長がいない隙をみて、時々エアコンつけてはいるのですが、今日は役員さんたちの出入りも激しくて、隙が少なかった。
 システム部門社員は「え?うちは暖かいって?いや、寒いっすよーー」と言うが、あんたセーターしか着てないじゃん。総務部はみんなコート着て、マフラーして、膝掛けして、さらにカイロ握っていたりするのよ。

 まあ、被災地で避難所生活している人たちはもっと寒い思いをしているのだろう。

 でも、やはり寒いものは寒い。

 さて、明日から新年度だし、もうすぐ学校も始まるし、東京がどういう雰囲気になってくるか、じっくり観察したいものである。

 しっかし、ほんと、原発さえ壊れなければねー、全然違ったでしょうね。

 フランスの大手原発関連会社の女性CEOが来日したが、空港では「あたしが来たからみんな安心してね」とばかりの華麗な笑顔を振りまいていて、「おお、さすが」とまた欧米人トップのアピールに感心しましたが、あの自信満々の笑顔が曇らないことを祈ります。

 まあ、おフランスとしても電力の8割が原子力発電らしく、ここで福島原発が「なーんだ、こんだけ事故っても、この程度だったんだ」ってことになるかならないかは大きな違いだろうしなあ。

 現状がどんなだかよくわからんが「チェルノブイリ未満、スリーマイル以上」は確定したらしく、その間の目盛を今後どのくらい刻むのでしょうね。

 長いお付き合いになりそうです。

 そして、リビア情勢については、報道の分量少ないけど「戦争と原発事故ってどっちか選ぶとしたらどっちかなあ?」と考えると、どっちもどっちだし、正解の無い問題に軽く悩んで気を紛らわすしかない。

 そして、明らかなことは、原発問題などよりも「会社寒いよー」の方が自分にとっては重大問題であることだ。

 そーいや、こんなことになる前までは「原発反対?ガンガンに冷房効いた部屋でそれを言う?」って話はよくあったが、この夏はどういう酒場談義が交わされるでしょうかね?

 ところで、私くらいの世代だと、電車に冷房無いとか、そもそも家に冷房なんてなかったのを知ってるけど、その下の世代にはそういう記憶が無いらしい。地下鉄なんて、20年くらい前の私が東京のOLだった時代には「ホームは冷房していたけど、車内は冷房なかった」んだけど。

 さらに、団塊の世代は、通勤の満員電車を冷房無しでずっと我慢していたわけですよ。

 さらに「学校とかどうするんだろう?」って、学校には冷房なんて無かったし(笑)
 今でも、公立の学校には冷房設備なんてほとんど無いと思うんだけど。
 冷房無しでどう凌いでいたのか、あまり記憶がない。
 どっちかというと冬寒いほうが記憶にあるくらいだ。しもやけが辛くてね。手の指も足の指もしもやけでパンパンになってひび割れて痛かったっけ。

 夏はなあ・・・
 うちの実家では、夏はずっと、盥にヤカンで沸かしたぬるま湯を入れて行水していたが、ガス給湯が入って、夏は手軽にシャワー浴びられるようになったので、ずいぶん助かったような記憶がある。

 そういや、夏休にはよく冷房効いてる図書館に避難したなあ。だって、自分ちには冷房なかったから。

 そして、逆に夏の記憶として残っているのは「プールに行くのが寒い」という冷夏のほうだったかも。

 この夏は、果たしてどんな夏になるのだろうか?

 「この夏」が将来は「あの夏」になるのだろうかね?

3月30日(水)

 外は暖かいけど、社内はやっぱり寒い。
 前から不思議だったのだが、自室で20度あれば十分なのに、なんで会社だと20度があんなに寒いのだろうか?夏休みの宿題の自由研究の題材にしたいくらいだ。

 寒いのが苦手な私も「さすがに一日中これだとキツい」と感じているが、マスオさんは特に寒さに弱いようで、コートと手袋(指先だけ穴が開いてるやつ)が手放せないし、時々「うう、寒い」と唸っているし、なんだか気の毒になってきたので、今日は部長が度々外出していたので「じゃあ、部長がいない間にこっそりね」と時々エアコンをつけてあげた。

 しかし10分もすれば室温が25度になるのだが、消すとあっとういう間にまた20度に戻ってしまう。保温性ねーなー。
 だが、少しの間でも暖房をかけると、みんな少しほっとするようだし、暖房の有難味もより感じられるようだから、しばらくスイッチャー引き受けましょう。つーか、みんな、我慢しすぎだと思うのだが、「会社の方針」ってそんな大事なんだろうか?

 総務部のフロアは元々人口密度が低い上に、パソコンの台数も少ないので会社内で一番寒いようだ。システム部門は一人二台使っていたりするし、スペックも上だし、それ意外にもサーバをモニタするマシンとかいろいろあるから、冬はほとんど暖房入れてないらしいから。夏は大変だけど(笑)

 さらに総務部は非正規社員2名の定時が4時半だし、エビワカちゃんは5時半だし、Cさんも6時なので、6時過ぎると人口密度がさらに減って極寒である。
 照明も間引いているから、薄暗い中、気持ち的にも寒い。
 今日も6時過ぎたら、私と部長とM嬢だけになってしまった。

 そしたら、また部長の「若き日の思い出話」が起動してしまい、私はもう帰り支度をしようとしていたので「うわ、起動しちゃった」と思ったのだが、その「高校の卒業旅行のスキー旅行は珍事の連続だった」という話は、今まで聞いた中では最高に面白く、久々に涙出るくらい笑ってしまったのだが、これも震災ショックの後遺症だったのだろうか?(笑)

 いやー、ほんとクドカン脚本で映画になりそうなくらい「裏・私をスキーに連れてって」って感じでした。
 ヤクザさんの会社の慰安旅行と同じ宿だったとか(風呂の脱衣所でふと気が付くと刺青に囲まれていたらしい)、オバチャンたちが男湯を襲撃したとか(間違ったのではなく「あら、こっちのほうが空いてるわ」と故意に入ってきたらしい。トイレかよ!)、宴会場で食事を待っていたのだが、女子は風呂が長いので、男子ばかりでボーっと女子を待っていたら、フィリピン人のバニーガールがやってきて、「はーい、みなさん、食事の後に是非遊びに来てね」と宣伝され、高校卒業したての男子達が呆然としていると、バニーちゃんたちはまたゾロゾロと次の会場に向かったらしいが、ちょうど女子達とすれ違ってしまい「あんたら、何呼んだのだ!」と誤解されたとか、あと、初心者ばかりでスキー場慣れしていないので、ロープにつかまるタイプのリフトの使い方がわからなくて、綱引きみたいに手で持って上がったら、途中で次々と脱落していたのを見かねた地元のオジサンが笑いをこらえながら「おまえら、違うぞwww」とロープを腰に回す乗り方を教えてくれたとか・・・・

 部長がそういう逸話を身振りも大げさに演じてくれたので、ほんと大爆笑しました。おかげで寒さも吹っ飛んだよ、ありがとうございます。

 さて、昨日は「照明の節電どんどん進むかなあ?」と書いたが、着々と進行中ですね。今日も「あれ?昨日はここ明るかったのに」って所が盛大に電球抜かれていたりしました。

 鉄道構内の電球は高いところに設置されてるので、「節電専門部隊」がジワジワと活動しているらしい。
 もしかしたら、私みたいに「この通路が薄暗くなると、こっちが明るすぎるように思う」という意見が多く押し寄せているのかもなあ。

 店舗案内の看板の照明も周囲が薄暗くなると「この中に蛍光灯4本入っているのなら、その半分でいいんじゃね?」という感じになるので、また一週間後にはさらに暗くなるのかもしれない。

 4月1日から上野動物園も再開するらしいし、クーザも4月初旬には再開する予定らしいし、なによりも、ねずみーランドが予想よりも早く再開しそうだし。夜の営業は控えることになるかもしれないけど、オープニングはまず、被災地である浦安市民無料招待だろうなあ。

 エンタメ業界の喪が明けると、電力事情が気になるけど、エンタメ業界が休止していると周辺の飲食店に影響があるので、芝居やライブがあれば、その後外食する人も増えるわけで、4月からどんな感じになるのかねえ?

 学校も始まるしなあ。

 さて、そういえば、うちの近所の遊歩道で、暑い時期も寒い時期も毎晩のようにそこに溜まっている「ぷち不良」集団がいたのだが(タバコの吸殻や飲食のゴミを撒き散らしていた)、さすがに超寒かった時期には姿を見かけなかったが、寒さが緩んでも出てこない。

 どーしたんだい?
 放射線が怖くて、外出を控えているのだろうか?(笑)

 韓国に逃亡した友人は安宿のドミトリーにいて、三日に一度、買出しのために外出しているのだとか・・・・そんだけマジに被ばくを恐れているらしい。

 私は自分の部屋でもそんな閉じこもってられませんよー。

 あと、前にも「電車内で化粧している人を見なくなった」と書いたが、あれから一度も目撃してません。学校始まれば復活してくるかね?でも、車内化粧人口にはオバサンもけっこう含まれていたのだが、どこに消えたのだ?

 あと、こうして春めいてくると、あちこちで「ああ、こういう時期ね」っていう風物詩である「頭のおかしい人」も今のところ全然目撃してない。

 よく、「戦争中は鬱病患者が減る」と言われているが、あれは本当なんだろうか?私は「だって空襲警報出ている中、精神科に行く余裕すらないということもあるわけで。つーか、当時の精神科医は上流階級だろうから、とっとと疎開してるだろう」と思っていたが、こういうご時世で統計とったらどうなるんだろう?

 福島原発のほうは、さらに悪化しているというか、放射能に汚染された水をバケツリレーって、凄いことになってますが、作業員達の劣悪な環境も報道されてて、「あー、炊き出しはここでやってやれよ」と思いますが、もはや東電だけではどうにもならないので、プライドを捨てて国際援助隊に任せましょうよ、とういうかなんというか・・・・

 昨日はサッカーのチャリティ試合で盛り上がっていたというか、「カズはやっぱ何か持ってる」ということで盛り上がったようですが、私は、日産のカルロス・ゴーン氏がいわき市の工場を激励というニュースで「やっぱ、外人セレブはアピール上手いや」と大変感心いたしました。

 って会社で言ったら、エビワカちゃんとマスオさんに「江頭も、いわき市に行って、その行動をホテイに褒められたらしい」という芸能ニュースを教えてもらった・・・・布袋は、江頭に登場曲をパクられてて、ちょっと面白くなかったらしいが、江頭の今回の行動については「尊敬します」と表明したらしい、「へえ、江頭がホテイからリスペクトされたんだwww」と、その情報は知らなかったので笑わせていただきましたがが、いや、ですから私は「ゴーン氏の行動こそ、私が思い描く、経営者のパフォーマンスでして」ってことを主張したかったんですけどね。

 すいません、ゴーンさん、会社でのリサーチでは(サンプル数2名)、江頭のほうが有名でした。

 えーと、話は変わりますが、今朝の「めざましテレビ」では、震災直後のチェーンメールを取材していた。
 市原の石油コンビナートでも火災が発生し、その後「雨で有害物質が飛散するかも」という今回の震災では最大のチェーンメールがどういう経路で回ったかを取材していた。

 取材された人は口を揃えて「友達が心配だったから」と言っていた。

 私のところにはそんなメール一通も来てなかった。もしかして、私って友達少ない?って、会社で半分ギャグで愚痴ったら、デマ・メールが2通来たというM嬢が「ミヤノさんの友人は冷静な人が多かったのでしょう」と慰めてくれました。そのM嬢自身は「メール内容の発信元が不明確だったし、なんか語尾に『このメールをなるべく多くの人に転送してください』って、典型的なデマなような気がしたから」と、自分から転送することはしなかったようです。

 M嬢は完璧主義者なので、普段の仕事でも「曖昧なことは許さない、というか絶対納得しない」という人なので、デマには踊らなかったようです。「友人の義理の弟がその工場で働いているのですが」というあたりで、「デマ?」と警戒したらしい。

 ところがほんと、真面目っていうか「ネットやメールや携帯の会話も控えないと負荷がって言うけど、ほんとなの?」って、質問の意味わからなかったので問いただすと、公共広告機構のCMで、そう言ってるらしく「いや、ネットは負荷がかかれば重くなりますから」・・・

 M嬢は真面目に「友達とのどーでもいーメールのやり取りで東北に負荷がかかって迷惑なのかな?」って思っていたらしい。

 ほんと、素直に真面目なので、こういう人々は、この夏も冷房無しで凌ごうとするに違いない。暖房にしても、私がスイッチ入れるまで、みんな我慢しているわけですし。

 そんな最中「いや、電力供給って、そういうことじゃないのです」って、「とにかく我慢すればいいのね」って人たちに説明するのは難しいというか、めんどくせー

 で、そんな最中、「え?神戸のあの球場で、ハム戦やるの?」と、旧スカイマークスタジアムでやるらしいので「これが超レア」と行く気まんまんだったのだが、その週は無念の土日出勤で無理。
 残念である。しかし、去年までのスカイマークスタジアムは、ネーミングライツが変わって「ほっともっとフィールド神戸」という名前になったが、パ・リーグの公式ホームページでは「ほっと神戸」と省略されてて「ちょwwww」とマジに食べていたご飯を吹き出しそうになった。「放っとこうベ」って・・・・

 
3月29日(火)

 久々の出勤。

 今日の関東地方は平年並みに暖かいようで、暖房需要が減るからか計画停電も早くから解除されていた。
 しかし、私はちゃんとセーター来て、下半身は暖かい下着で「真冬並みの装備」で出勤しました。だって、会社寒いんだもん(笑)
 休暇前にも「今日は日中は上着いりません」って時に、うっかり薄着していったら、「失敗した!」と後悔したので同じ失敗はしませんよ。

 出勤すると、まずマフラーをまいたエビワカちゃんの姿が目に入った。「おはよう、久しぶり、って会社はやっぱ寒いんだね(笑)」と声をかけると「ほんと、寒いんです!」と言うので温度計を確認すると、なんと15度!

 へー、海江田さんが「大規模停電の恐れあり」と空襲警報だか戒厳令を発動した、あの日でも、室温はずっと19度から20度をキープしていたのだが、ずっと暖房を切っているので、じょじょにコンクリの壁が冷えているのだろうか?

 月曜日の朝などは、日曜日に無人だったためか、底冷えが酷いけど、毎日が日曜日だと、こういうことになるんだ。勉強になります。うちのオフィス、夏は西日が酷いけど、冬はほとんど日差し入らないからなあ。

 そして、この「エアコン禁止」はみんなの我慢比べというか「誰かがスイッチ入れてくれないの?」という、日本文化特有の横並び現象の珍現象なのかと思ったのだが、非公式であるが、「エアコン禁止令」があるらしいことを午後の部会で知った。

 親会社の社長のせいらしい。
 親会社ではすでに「ジャーポット禁止令」まで出ているし、オフィスは真っ暗で、出入りする郵便局員が「いろいろ出入りしているけど、ここまでやってるところは無い」と驚いていたようだ。

 昼には、なんとか室温は20度になったが(パソコンの熱と人の熱で?)、それでもかなり寒いのだ。
 なんか、ここまでやると、度を越しているというか、節電の領域を越していると思うのだが、ずっとエアコン入れるのは無理でも、時々入れるくらいはいいと思うんだけどなあ。
 夏は趣味で「エアコン使わない」私でも、今も暖房は入れてるし(笑)。ガス暖房ですけどね。

 というわけで、あまりにも会社が寒いので、今日は「早く暖かい我が家に帰りたい」と残業せずに帰ってきた。
 屋外の気温が25度くらいにならないと、会社内はずっと寒いだろうなあ。

 いや、もしかしたら、屋外気温が25度になると、今度は「暑い」ってことになるのかもしれない。

 今日は関西人の銀行担当者(2年前くらいにこっちに転勤してきた)と雑談していたのだが、彼のところは妻が出産で実家に戻っている最中にこういう事態になり「妻と子はしばらく関西かと」って話は聞いていたが、水道水への影響などもあり、当分妻子はあっちで過ごすことになったらしいが、先週末に彼が関西に帰省したときに「新幹線から眺める夜景が、静岡あたりまでは暗かったのに、名古屋に近づくと急に明るくなってwww」と語っていた。

 そして、近畿地方のギラギラぶりに、関西人である彼は「なんか、ムカつきましたwww」と言っていたが、もし私が今、関西に出張したら「ちょ、明るいwww」ってムカつくよりも、なんか笑いまくると思う。

 首都圏の節電も、「震災への弔慰」と「計画停電に協力」の二つが入り混じっていたようだが、4月に入ると弔慰が薄れてくると思うので、どうなるのかね?
 春は計画停電もすこし和らぐようなので、「短い春」を楽しむのか、このまま「節電ファシズム」が続くのか?

 ただ、多くの人が言っているけど「今までが明るすぎただけで、こんなに節電しても、まだまだ明るいし、もっと出来るのでは?」ってことで、穏やかな春のうちに「ホントに効率的な照明」を模索していけば・・・・あちこちの照明デザインを根本から考える必要があるし、それに老人や弱視の人などの目が悪い人の安全を考慮する必要はもちろんあるけど、不要に明るかった箇所の照明を落としてみると「なんか、ここももっと照度落としても問題ないような?」って箇所も多数ありそうだし、電車内もかなり照明間引いたけど、「あと3割くらいは全然余裕じゃね?」と思ったし、このまま夏に向けて「照明と冷房のトレード」を真剣に考えていけば、意外と夏も最低限の停電でなんとかなるのかもしれない。

 去年くらいの猛暑だと大変ですが。

   
3月28日(月)

王様のブランチじゃなくて「英国王のスピーチ」

 いや、なんか混同しちゃってずっと「王様のスピーチ」って題名かと思っていたのである。もしかしたらそういう仮題がついてたりした?

 でも、内容的に英国風洒落会話満載で、私は笑いっ放しだったから「王様のスピーチ」って感じだった。
 あと、やっと英語圏ではR指定って意味がよーくわかりましたし(笑)

 それに、ほんと脚本は素晴らしい。こういうのって私程度の英語力だと、半分も楽しめてないような気がするが、王室モノだけに登場人物がキングスイングリッシュでゆっくり喋ってくれるから、字幕無しでも楽しめる部分が意外とあってうれしかった。

 でも、いつものことだが、他の客はああいう会話の応酬であんま笑わないのね。声を出して笑うのって恥ずかしいことなのかしら?
 私が英語力があるって話でもなく、マイ・フェアレディの体育会系バージョンみたいな激しい発声練習シーンでは、ゲラゲラ笑ってしまったのだが、周囲は「くすくすくすっ」程度だと寂しいじゃんよー。

 あと友人T嬢から「コリン・ファースのスカート姿もあります」と教えてもらっていたので、スコットランド正装姿のコリン様が出てきた時には「キターーーーっ!」と思わずコブシを握ってしまったのであった。

 それにしても、「人前で話すことが苦手」というのがフツーの日本人にとっては、感情移入しやすい映画だったが、欧米人はどうなんだろうね?その昔、「エンジェル・アット・マイ・テーブル」というニュージーランド人の女性詩人が主人公の映画を観たが、どうやら主人公は「感受性が鋭いあまりに、人見知りで、うまくコミュニケーションがとれない」という設定だったようだが、私からすれば「多少、内気な人」程度で、何が問題なのか全然わからなかったのを思い出した。

 印象に残ってるシーンとしては、主人公が、知人の知人みたいな男性に何か伝言を伝えようとするが「えっと、それで・・・・」としどろもどろで相手の目もちゃんと見れずに話して、足早に立ち去ると、そこに居合わせた人たちが「今の何?」って首をすくめていたので、「え?あの程度は全然フツーじゃん?」と、そっちに驚いたのであった。

 「英国王のスピーチ」に話を戻すと、コリン・ファースの演技は確かにアカデミー賞モノであった。まあ、ハンデ背負った人の役って、ズルいって思いますけど、ダニエル・デイ・ルイスにしたって、ディカプリオにしたって、そういう役で受賞してなかったっけ?

 「英国王のスピーチ」では、主人公の抱えるハンデって、「王室の次男坊」であったら、外に出さなきゃいいだけの話で(実際、映画内でも、病弱で若くして無くなった三男坊は見栄えが悪いからと隠していたということになっていたし)、ところが長男がああいうことになってしまったので・・・・って、「世紀の恋」として有名な「王位よりも愛を選んだ」って美談なのかと思っていたのだが、この映画だとケチョンケチョンでしたね。

 そういう意味では、私は現女王であるエリザベス女王の伯父さんが、王位を捨てて女に走ったということは知っていたけど、そのとばっちりで王位継承することになったエリザベス女王の父親が吃音でスピーチに支障があるなんて全然知らなかったから「世紀の恋」の裏舞台というか「ああ、物事にはいろいろな視点があるものだな」というか、題材的には非常に地味なはずのこの設定で、こんだけの映画作ったということは凄いよなあ。
 NHKの大河ドラマスタッフも見習うべき。

 それにしても、もう亡きシンプソン夫人があんなに下品な感じで描かれていたのに、ご存命であるエリザベス女王やマーガレット王女を演じる子役が超かわいいってwww

 さて、上映中ほとんど笑いっ放しであった私ですが、今の日本も大変な時期ですから世情としてシンクロすることも多く、泣ける場面も多くて、泣いたり笑ったり忙しかったです。

 東急文化村のル・シネマで4時の回を観たのであるが、客の入は8割くらいでまあまあ。もっと多くの人に、今の時期観てもらいたいような映画だったけどね。(東電の担当者や原子力保安委の記者会見がシドロモドロなのに、少しはイライラしなくなるかも)

 映画が終わったのが6時くらいだったのだが、エレベータが混むので、東急百貨店の方に移動したら、そこはレストラン街だったのだが、6時台じゃまだガラガラよね、と思って通過すると、すでに百貨店は6時で営業を終えていた。(デパ地下はまだ営業していたけど)
 レストラン街も8時で終了だという。
 えー、8時で終了じゃ、夕食時に客来ないだろう・・・・

 東急系列でいえば、109は8時まで営業しているので、そういうところでバランスとってるのかもれないけど、これはなかなか厳しいなあ。
 不採算部門が切り捨てられてるって感じ。

 夜の渋谷を改めて視察したが、大手チェーンほど外看板消してるみたいで、そりゃ宣伝しなくてもいいような店も多いしね。ファストフードや立ち食い蕎麦屋は、看板が点灯してなくても、客が入るのである。
 なんだか流行ってる店ほど、消灯している感じになってるのかも。

 帰りはまた歩いて帰ったが、淡島通りはいつもより暗く感じたが、よくよく観察すると街灯が三分の一くらい消灯していた。車の通行料の多い通りはあれでいいのかも。

 29日の計画停電は見送られたので、結局、暖房需要がって話なの?
 するってーと、やはり勝負どころは暖房よりも断然電気に依存しているはずの冷房需要なのか?

 そのあたり、「どうすれば停電を減らせるか」ってことをもっと精査してほしいというか、報道してもらいたいものだが、原発が一進一退というか、圧力容器破損で放射法濃度上がってる可能性が高いみたいで、冷却機能回復困難が続くなあ、こりゃ。

 なんとか、福島を先に平常化して差し上げたいのだが(地震では直接被害受けてない地域がほとんどなんだし)、私が心を痛めていてもねえ。

 そういや、浦安の液状化現象の被害状況もテレビではけっこう報道されるようになったが、埼玉の久喜市でも酷かったんだ・・・・

 ほんと、被害が広域すぎて、わけわかんねー。

 そして、私は今日で休暇を終えて、明日から出勤だ。さぞかし書類が溜まっていることであろう。仕事があるだけありがたいのだから、頑張っていきまっしょい!


3月27日(日)

 昨日の土曜日は風が強く、とても寒かったので遠出は控えた。近所の視察のみ。
 なんか、スーパーの飲み物棚が全部カラになっていた。2リットルのペットボトルはお一人様一本までの張り紙があった。
 その替りに、牛乳やパンは普通に置いてあるけど、ヨーグルトがすっからかんだったりと、ほんと需給バランスというか、仕入担当者が売り切れている商品を必死に注文していると、次はこれ、次はこれって、後手後手になっているのかね?
 面白いから(性格悪い)、今日も用が無いのに覗いてみたら、カルピスウォーターだけ大量に置いてあった。

 なんか、その昔、教科書で読んだ「ソ連の商店に行列する人々」の話みたいだなあ。えーと、確か、当時のソ連では、店に行けば何でも買えるわけではなくて「今日はパンがある」とか「今日は牛乳がある」とか、そういうノリだったと聞いたが、まさに今の首都圏はそういう状態じゃん(笑)

 さすがにガソリンは元に戻ったようだ。でも、スタンドも「節電のため、17時で営業終了です」なんて張り紙出てたけど。

 そういや、一昨日はジャイアンツ球場から「まだ3時過ぎだし」と調布まで散歩してみることにしたのだが、甲州街道まで出たら「歩き足りない」と思って、ついうっかり芦花公園まで歩いてしまった。
 昼間の電車は車内の電気を消してるから暗いけど、夜の電車内が眩しいくらい明るく感じた。京王線は「節電のため」とやたらとアナウンスしないのでいいね。東京メトロは「いちいち言わんでも皆わかってるって」と思うくらい連呼していたような気がする。

 そして、下北沢で降りたのだが、下北沢商店街が結束したのか、えらい真っ暗で笑った。中心通りは街頭も消してあって、店の中の明かりだけで道を照らしていた。さすがに、裏通りの店は外看板も多少は電気つけていたけど。
 薄暗い道を若者達が平然とゾロゾロ行き交う姿に、少しだけ明るい未来を感じることができた。なーんて、クサいセリフ書きたくないんだけどさ(笑)

 さて、今日も気温は低かったけど風もなかったので「よーし、今日はどこ視察に行こう?」と考えて、「渋谷や下北沢の様子は見たし、そうだ、銀座行ってみよう!」ということにした。

 まず恒例の渋谷まで歩いて(もはや最寄り駅が渋谷です状態)、遊歩道を散歩する人たちの平和な姿や、開き始めた花を眺めた。
 ここの遊歩道は人口の小川が流れているが、けっこう前から故障中だったんだが、故障が治っても動かせるのかね?故障だってことを知らない人が「これも節電?」と喋っていたが、それよりも皆さん心配していたのは、ところどころで泳いでいた鯉の行方だった。「死んじゃったの?」と心配する連れに「いや、あれは有志で飼育していたものだから、どっかで保護されているのだろう」と語る夫婦連れやカップルを3組も目撃しました。

 そういや、鯉飼ってる人も水の心配していたりするのかね?
 いや、「放射線の影響で珍しい色とか出ないかな?」と期待していたりして(笑)

 それよりも、小型犬飼ってる人が「うちの犬は乳児と同じくらいの体重なんだから」とペットボトルの水を買い貯めしているかもしれない。それを言ったら、ハムスターとか、小鳥とか、キリがないな。

 さて、渋谷に着くとちょうど昼時だったので、いつもの蕎麦屋で昼食をとり、さらに表参道まで歩いた。国際大学前の広場で毎週開催されてるファーマーズマーケットを視察。「風評被害に負けるな茨城野菜」と横断幕出して頑張ってるブースがあったので、協力してあげたかったが、散歩途中だし・・・・それに、普段でも野菜はほとんど買わないのですいません。

 表参道から地下鉄に乗るつもりだったが、ふと「そうだ、ほんとは今頃、神宮では開幕カードだったけど、試合ないからもしかして練習してたりする?」と気がついて、神宮球場まで足を伸ばした。
 球場内では練習してる気配はしなかったし、クラブハウスのところにもいつも貼りつている「サイン厨」がいなかったので「どっか別の場所で、練習試合でもしているのかなあ?」と思いつつ、外苑の「けやき球場」に行ってみると・・・・由規がキャッチボールしてる!

 宮城銘柄の由規君でありますから、ただキャッチボールしているだけなのに、カメラマンが5人くらい張り付いてました(笑)
 記者もネタなくて大変だろうね。

 由規がいたから「他は?」とずっと眺めていたけど、数名の選手がランニングとかし始めたけど、屋内ブルペンでは投球練習している音は聞こえるが、立っているとだんだん寒くなり、また246に戻り、青山一丁目から永田町までは地下鉄に乗って、今度は「皇居の周りのランナー」の視察。

 おー、いっぱい走ってる。
 天気はいいし、気温も適度に低いから、ランニング日和だよね。
 皇居のお堀は、雑草が咲き始めていて、とても美しかった。

 やはり、外人の姿は少なかったが、時々、走ってる人や自転車乗ってる人を見かけました。

 永田町からぐるりと皇居を回って、有楽町から銀座に向かった。

 そこで、気がついた。

 今回の視察はあんま意味がない・・・・だって、私、週末の銀座なんて来たの、何年ぶりよ?つーか、「へえ、ペニンシュラってここに出来たんだ?」っていう超おのぼりさんである。ペニンシュラの場所って前は何があったんでしたっけ?

 ペニンシュラさんの客の入はどうなんでしょう?あんなとこに泊まるような客は東京に来ないような気がするけど、ドアマンが三人も立ってました。遠目でしか観てないけど、あの制服かっこいいっすね。

 銀座は、混んでました。
 特にデパートの駐車場が混んでいたようで、三越や松屋周辺は渋滞していた。
 ガソリン不足で、車で買い物に行けなかった人が、この週末に大量に押しかけたのか、いつもこうなのかわかりませんけど。

 歩道の人ごみでぐったりしてしまったので、銀座のドトールで休憩してから、また同じ道を戻って、今度は永田町を超えて、渋谷まで全部歩いた。

 渋谷も夕暮れの時刻だったが、センター街はごった返していた。春休みだしね。
 その時間では、ほとんどの店が外看板は消灯していたけど、ちらほらと光る看板もあったので、もっと暗くなるとどうなんだろうか?
 とりあえず、やっぱし悪目立ちしているのは風俗店や「案内書」の電飾だった。まあ、居酒屋と違って客引きできないしなあ。

 でも、渋谷の交差点は巨大ビジョンがお休みなので、静かでいいっすね。
 109の中も、いつもだと各店舗がバラバラに大音響で音楽流しているのだが、やや音量控えめって感じだし。

 そして、センター街の桂花ラーメンで大盛り食べてしまったので、散歩で消費したカロリーをまた取り戻してしまったのであった。久々に3万歩超歩いたんだけどね。歩行距離約17キロ。食事休憩2回に、お茶休憩1回挟むと、これくらいは平気になってきた。

 さてねえ、東京の経済活動はどうなんでしょうかね?
 今日の渋谷や銀座の様子だと「なーんだ、全然普通じゃん」って感じなのですが、デパートは営業時間を短縮しているしなあ。
 でも、映画とか演劇は通常通りになりはじめてる?

 計画停電も、4月から6月にかけては冷暖房需要が低くなるので、かなり回避できそうだけど、震災への弔慰と計画停電の混乱で、3月いっぱいは各娯楽施設も営業停止していたり、営業時間を短縮していたが、「そろそろいいか」って雰囲気になってきたら、大丈夫なんでしょうかね?

 まあ、今週末あたりから、けっこうエンタメ業界も活動し始めるようだし、遊園地も一部アトラクションを除いて再開するみたいだし・・・・
 その全容はよくわかりませんが、例えば、東京ドームでの野球開催は4月は回避するようですが、その他のイベントはどうなるんでしょう?

 そういえば、会社で「後楽園遊園地は事故があったから、元々営業停止していた」と行ったら、「え?どこ?」と言われたので「えっと、だから、東京ドームの遊園地」と言い直したら「もしかして、東京ドームシティのこと?」って言われたので、かなりヘコみました。

 その昔、もう25年くらい前の四半世紀も昔の話ですが、CM制作会社のパシリをしていた時、よくIMAGICAにお遣いに出されたのですが、そういう場合には急ぎのことが多かったので「タクシー使ってね」と言われたのですが、先輩に「タクシーの運転手さんに、イマジカって言うと通じない時には東洋現像所って言えば絶対にわかる」と指導されまして、実際に何度か「イマジカまでお願いします」と運転手に告げると「え?どこ?」と言われて「あ、元の東洋現像所です」と言うと「ああ、そっか社名変わったんだっけ!そっか、そっか、イマジカね!」ってことがあったっけ。

 渋谷公会堂っていうのも、もう通じないんだろうか?(笑)

 そもそも、野球場だってしょっちゅう名前がネーミングライツで変わるので困ります。本拠地に戻れない楽天が「ほっともっとフィールド神戸球場を使用するかも」というニュースがあったが、「それって、去年までのスカイマークスタジアムのこと?」と戸惑います。

 さて、休暇は明日までなんだが、どーしよー。
 掃除でもすっか。(←って、そこから逃避して節電の名目で歩きまわっていたのに?)

 
3月25日(金)

 平常心を失ったおかげで、ついにアンチ巨人の私の禁断の地であった「ジャイアンツ球場」に行ってしまいました。

 今日は日中の気温がけっこう上がるとのことで「もしかしたら、ビール飲めるかも」という、しょーもない理由で・・・・

 よみうりランド駅に着いて、駅のトイレで用を足してから外に出ると「うわー、誰もいねえ、しまった!」
 遊園地も閉園していたので、駅前は閑散としていたし、同じ電車から降りた数名はすでに球場までの道乗りをずっと先に行ってしまったのだろう。
 しかし、家族連れが一組「やーだ、どうしよう?」と遊園地の入り口で困っていたが、ちゃんと調べてから来ようね。

 さーて、球場までは普通の道路と「巨人への道」という、けっこう階段がキツいと評判の遊歩道があるらしいが、遊歩道は遊園地に行くケーブルカーの下を通っているらしいが、そこは通行できるのだろうか?と、ひっそりとした中を遊歩道入口に進んだが、どうやら通れるらしい。

 しかし、進んでいくと、延々と階段が続くし、人っ子一人いないし、これ、突然強盗が現れたら怖いじゃん!
 その昔、平日の高尾山のハイキングコースを一人で歩いていたら、周囲に人が全くいなくて怖かったし、たまにすれ違うとさらに怖かったのを思い出した。

 そんで、たまに「ガサっ」と音がするので「ひいいいい」と身構えると野鳥がいたりするだけだったりして。都会育ちですから(笑)

 「わー、誰もいない遊歩道、おかーさんに叱られるぅ」とビビリつつも歩いていたのだが、強盗や強姦魔よりも恐ろしいものが・・・・階段登りによる息切れである。ゼーゼーというか、久々にヒューヒューという音が自分の気管から発生していた。
 節電の影響で、階段登り能力は震災前よりも確実に上がっているはずだったが、さすがに283段はキツかった。ビルだと何階分あったのだろう?

 筋肉いっぱい使ったので、これで1時間は暖かいだろう。
 球場に着いたのが、試合開始より1時間以上前の11時過ぎくらいだっただろうか?楽天の選手の練習を観たかったのだが、ちょうど、バリバリやってる最中でした。

 わかってはいたのだが、想像以上にいっぱい選手がいた。

 こんなに大勢、楽天の選手を観たのは初めてだ。

 楽天の場合、本拠地と関東が離れているので、通常は関東で試合する場合には必要最低限の選手しか帯同しない。故障でリハビリ中の選手などは、本拠地に残るのだ。他のチームだって、登板予定の無い投手は本拠地に残って練習する。

 ところが、今回の事態で、一軍帯同していない選手が全員、他球団本拠地で練習することになったので、びっくりするくらい大勢いたのである。

 そして、本拠地で練習できないから、ビジター球場でも本格的に練習しているようで、コーチが選手にどんな指導しているのかも見学できて、けっこう面白かった。種田コーチが明るくていいね。あと、本西コーチ(イチローの守備の先生とされている)が、元々内野手だけれども、一軍では外野守備も求められているウッチーに丁寧にノックして守備指導している姿も観察できて感激。

 試合開始時間が近づくと、また非番の投手達がぞろぞろと募金箱持って、入場ゲートに向かったのだが「え?今日は有銘と長谷部?」
 と背番号で確認できたので、ゲートに向かうと、辛島君までいた。楽天の誇る「ちっちゃい左投手陣勢揃い」である。
 長谷部に「ごくろーさまでーす」と声をかけて、募金しました。千円ですけど、いや、だから今後も続くだろうから、小出しでサーセン。

 さて、試合のほうは、なんと巨人の先発はグライシンガーだった。
 ぜーたくだ。

 2軍とはいえ、巨人の試合観るのがたぶん、30うん年ぶり二度目なんだが、この至近距離でグライシンガーが投げるのを観賞することも今後無いだろう。
 しかも、いきなり、川口に死球だったし(笑)
 背中付近に当たったのだが、静かな二軍球場だから、「ボコっ」と凄い音が響いてました。

 ああ、川口と言えばね、2軍の試合ではずっとスタメンで使われているのですが、楽天が去年のドラフトで獲得した育成選手なんですが、実は巨人が双子の兄だか弟を育成枠で獲得したので地味に話題になったのです。

 「兄弟対決無いのかなあ」と思ったのですが、選手層の厚い巨人では、川口の出番はなかったようだ。その替りに、楽天の川口が試合前に守備練習を受けるために、巨人ベンチの前を通りがかり、そこにいた巨人の選手に軽く会釈すると、大田が「あれ?うちの川口と兄弟なんだっけ?」と突っ込んだら、その後、他の巨人の選手達が口々に「双子でしょ?」「双子だ!」「双子?」「双子なんだって!」「ほんとだ、双子だ!」とリフレインしていて、大爆笑モードになっていた。そのくらいそっくりだったんでしょうね。

 さて、近くに座っていた楽天ファンの人のおしゃべりでわかったのだが、川口も内野手なのだが、私が観る限りいつも外野を守っていたのだが、どーやら、今の楽天2軍は、まともな外野手が楠木しかいない惨状らしい。

 どーやら、上では外野守備に定評のある牧田が故障で、その替りになる選手を全部招集しちゃって(横川とか中村とか中島とか)ドングリの背比べ大作戦中らしく、二軍が深刻な外野手不足に陥り、育成選手の内野手に外野守備させてるらしいです。

 まあ、二軍の試合の場合には「守備の半数が捕手じゃんwww」って場合もよくあるのですが・・・・

 さて、試合のほうは、昨日とはうって替わって残塁が多く、楽天ファンの多くが「楽天野球www」と失笑する状態でしたが、ジャイアンツ球場は山の上のせいか、風が強くて、昨日の鎌ケ谷よりも体感温度はやや低かったが、日差しはあったので「今日ビール飲まないと、またいつ野球観戦でビール飲めるかわからないから」と平常心を失っていた私は、無理やりビール飲んでました。

 そーいや、甲子園の応援自粛には「なんで?」だったのですが、二軍の試合でも球団によっては微小な鳴り物応援するとろがあるはずですが、昨日今日の雰囲気ではそれも自粛されているようで、「静かでいいなあ」と感激。

 一軍の試合も是非、鳴り物自粛でお願いいたします。
 死球の当たる音とか良く聞こえていいですよ?(笑)
 
3月24日(木)

●私の心の動揺というか、ある意味パニック状態について

 海外逃亡している友人に「ビールが無くなったら困る」と書いたら「ネットでいくらでも輸入ビール売ってるよ」と返事が来たが、そういうことじゃないのよ・・・・
 私は「普通にビールが買える毎日」を望んでいるだけだ。

 もちろん、過去には「きゃー、ビールが買えない!」ってこともあった。夜の9時にどうしてもビールが飲みたくなり、買いに出かけたのだが、その当時はスーパーも遅くても9時には閉まっていたし、コンビニで酒を扱ってるところはほとんどなかった。

 今みたいに24時間いつでも酒が買えるっているのを「普通」とは思わないけど、せめて酒屋やスーパーが開いてる時間は普通に手に入る世界がずっと続いてほしいだけだ。

 あと愚痴ついでに友人とのやりとりを書き留めておくと、「水道水から検出されたんで、乳児の飲水が制限された。もう、すでに水のペットボトルは店頭で見かけないのに、さらなる買い貯めが進行しそうだ」と私が書いたら「みんな対応遅すぎ。私なんて、ちゃんと出国前に2ダースも備蓄してある」んだってさ!

 もーーーーーー、彼女の部屋の鍵を持っていたら、持ち出して乳児抱えたお母さん達に配ってあげたいよ。
 でも、日本全国でも相当買い占められてるな、きっと。
 そして、全国各地の親戚から首都圏に水が配送されるので、宅配便屋さんが儲かる?

 はあ・・・・スーパーやコンビニで水のペットボトルを見られるようになるのは、いつになるのだろう?

 しかし、これ、成人にも水の摂取制限出たら、どうする?

 ・・・・・それは、マジヤバイ!

 私の心の動揺指数は、ベクレルやシーベルトではなくて「ビルタカ」という単位に暫定的になった。「ビールの棚が空に?」の際の動揺が「1ビルタカ」である。

 そして、「昨日は、寒いし雨降りそうだったから、鎌ケ谷球場行くのやめてしまったが、このままでは、首都圏で野球なんてやっている場合ではなくなる!」=0.25ビルタカだったのだが、そう思って「今日も寒そうだけど、そんなワガママ言ってる場合ではない!このまま最悪の事態に進展したら、一生後悔してしまう」と、「ところで昨日はあの荒れ模様で試合成立したのかしら」と試合結果を調べてみたら、え?ええええええええ?

 「昨日はなんと、私の武田勝が先発していて、5回無失点・・・つーか被安打ゼロだった!」=2.78ビルタカを検出!

 また朝から余震が続いていたが、「どーせ、地震で被災するなら、鎌ケ谷球場で被災しよう。もしかしたら選手と一緒に球場内で孤立するかもしれないからラッキー」という、かなり冷静ではない状態で、荷造りして(膝掛けとか)家を飛び出して・・・・また、渋谷までは徒歩だったけど、そして鎌ケ谷駅からも徒歩だったけど、試合開始前には鎌ケ谷球場に到着できました。

 ほんと、昨日の夜の時点では「明日も寒そうだからやめよう」と思っていたのに、放射線注意報道の恐怖でこんなことに(笑)
 つーか、恐怖で走りだす方向を完全に間違っているような気がするので、海外逃亡した友人を笑えないな。

 けっこう慌てていた証拠に、野球観戦に欠かせない選手名鑑を忘れていたのであった。

●幸せな一日

 渋谷までの道が寒かったので「こりゃ、やっぱかなり冷えるなあ」と思っていたのだが、鎌ケ谷に着くと12時だったので、かなり気温は上がっており、徒歩で30分くらいかかるのだが、歩いていたら軽く汗ばんできた。でも、運動で温めた体も30分も座ってりゃ冷えるのよね・・・・

 でも、鎌ケ谷球場までの道のりは梨畑が点在するので「この梨が無事出荷できるといいなあ」という気持ちだけは振りまいておきました。

 球場に着いたのが、試合開始15分前だったので、入場する人もまばらであったので「さて、試合は無料で、寄付を募るとのことだったが、どこに募金箱あるのかしら?」と入り口の階段を登ると、ああ、募金箱を持った人が・・・・・って、選手?

 6人も横にずらっと並んでいたので、0.05ビルタカを検出。これは、スーパーで元々買うつもりの商品にマネキンさんがついていて「ご試食いかがですかあ?」と言われた時と同じくらいの動揺レベルである。

 ええと、そっか選手が募金募るんでしたっけ。ニュースでもやってましたね。いや、だから「武田勝は今日は非番だろうから、募金箱抱えてたらいいな」っていう妄想はしていたのですが、なんかあんなに待ち構えて並ばれると、どーしていいのかわからないというか、たまたま私一人しか通過してなかったので、ほんと、6人の選手と対峙することになり「なに、このネルトン状態は!」と恥ずかしさのあまり立ち尽くしてしまったことよ。

 だって、募金する金は用意してあって「とりあえず、3月のオープン戦が中止になって、ほんとならそれで使うはずっだった金額」として、1万円札は持っていた。しかし、6人全員には行き渡らないじゃん・・・・って、孫に小遣い渡すわけじゃないんだからいいのか・・・・でも、どの子の箱に入れてやればいいの?

 とりあえず、並んでいたのは非番の投手ばかりで、ハムはダースと八木がいたし、楽天は木谷の顔がわかったが、うわ、他の新人投手の顔わかんねーよ。って顔に投票するわけじゃないからいいのか、とオロオロしたあげく(以上の長々と書いた間の実際の経過時間は10秒ほどの財布をリュックから取り出していた時間です)やっと「やだ、こんなに大勢いると、誰に投票していいのかわからないwww」と冗談を言ったのだが、真面目な選手達は神妙な顔して立っているだけで、誰もウケてくれねーし。

 さて、球場内で食事を買って、スタンド席につくと、節電のため掲示板には選手名が表記されないらしい。うーん、微妙な節電だな。その替りなのか、スタメン表の紙が配られていたが、何枚用意してるのか知らないけど、それを何百枚もコピーするのにも電力かかってるのでは?

 しかし、心配された寒さであるが、ほとんど無風だったので、震災前に観戦した時に比べると全然マシだったし、さらに後半には薄日が差してきたので、気温が上がり、ビール飲めるところまでは行かなかったが、焼酎のお湯割りで暖をとっていた。

 おかげで、今年初めてしっかり試合に集中することができたし、試合自体も面白かったのよ。ハムの先発は「量産型ダルビッシュ」の一人である中村勝(若い方の勝。わーん、おっさんの勝のほうがよかったよー)で、楽天の方が去年奇跡のプロ初勝利を上げた菊地。(西武が涌井先発だったのに、楽天はローテの間で一軍登板経験の無い菊地を当ててヤケクソ状態だったのに。まあビギナーズラックの一例である)

 そして、楽天は4回からなんと長谷部が出てきたので、日ハムファンも盛り上がった。
 2軍は今週から予定通りに開幕したが(どーせデーゲームだし、どーせ元々、あまり電力使わない設備だし。鎌ケ谷なんて最も立派な部類だが、西武第二球場なんて使用する電力って、場内アナウンスとアウトカウントの表示くらいだぞ。得点板は手作業です)、1軍開幕がズレたので、1軍選手が調整登板してくれているらしい。

 そしてハムの投手が宮本賢になると、周囲の野球オタクたちが口々に「祐ちゃんの先輩だ」と語るのがこだまして面白かった。3年先輩らしいが、今のところ活躍していないようで、周囲の野球オタクたちも「存在は知っていたが、初めて観る」と語っていたが、この宮本賢が超変態投球フォームで、左のサイドなんだが、もう構えから投げ方から、「どうしてこーなった?」
 なんか、いろいろイジっているうちに原型留めなくなってしまったのだろうか?変態フォーム好きの私としては要注目投手にリストアップされた。

 そんで、宮本賢はほんとの意味での「祐ちゃんの先輩」であるが、楽天の鎌田が出てきても「お、また祐ちゃんの先輩」と言われており、早稲田出身選手は祐ちゃんを底辺とする逆ピラミッド状態を形成することになったらしい。

 そんで、宮本賢で喜んでいたオタクたちがさらに盛り上がったのは、多田野登場であった。
 まあ、今日の試合はいろいろ見所多かったのだが、何が面白かったって「けっこうお互いに点が入った」ということと「エラーが多かった」というところか。

 いやあ、エラーした後の選手が必死に送球したりする姿が、なんかいつもの倍面白くてねえ。後から考えると、ニュースでは連日「大失敗」を報道しているわけで、しばし、そんなこと忘れるくらい、エラーした選手に笑顔で「なにやってんだ、へたくそー」とヤジれる幸せを皆感じていたのかもしれない。

 結局、楽天が勝ったのだが、試合終了後に多くの日ハムファンのおっさんたちが「東北がんばれよーーー!」と選手たちに声をかけてくれたので、うるっと来た。
 選手は震災後、仙台に一度も戻っていないらしい。そして、このまましばらくは関東で試合をすることになる。
 選手のほとんどは、東北出身ではないけど、ずっと自分の家に戻れないというのはストレスだろうし、なによりも、「こんな時に野球やってていいのか」っていう気持ちは他球団の選手よりも強いだろう。

 それを実感したのは、試合後にまた「楽天の選手が募金活動しますのでご協力お願いいたします」というアナウンスが流れたので、「今度は誰が立つの?」と思っていたら、試合前とは別の選手が立っており、私がそこに行ったときには、募金した人たちが少し離れて募金する選手を写真に収めているところであったが、若い選手が二人くらい涙を拭いながら立っていた。

 その中に寺田君がいたので「じゃ、寺田君に千円」投入してしまった。
 寺田君は故障中じゃなかったのかな?そーいえば、どっかに塩川がいたという話も聞いたし、被災時に仙台に居残り中の選手たちも、あっちじゃ練習できないから関東に招集されたのかね。

 この調子で、今後もずっと募金活動してそうだから、もう万札切るのはやめて、千円札にしよう(笑)
 私、今までほとんど募金なんてしたことないのです。
 募金よりも、新潟が被災した時には、フジロックで訪れたときに「越後ビールをいっぱい飲まなければ」とか、経済活動支援に協力していたつもりですが(だって、そっちのほうがいいと信じてたから。ホームレスに「可哀想だから」とお金渡すよりも、雇って給料払ったほうがいいでしょ?という理屈)野球選手が自ら募金箱抱えてるんじゃ、そりゃ、おひねりはずまないとね。

 でも、ほんと、わずかな時間ではありますが、世の憂いを一切忘れて、野球観戦を楽しむことができたので、ほんと幸せでした。
 被災地で頑張っている人々も、早くこういう「ささやかな幸せ」を味わっていただけるよう心から願います。

 まあ、私にできることはあんまし無いんだけど・・・・
 とりあえず、平常通りに生活することですかね?

 そういえば、買い貯めはしてないけど、「今のうちに好きな物食べておこう」と思ってしまうので、近所のラーメン屋に行ったり、あと「すき家」のカレー食べたり、リンガーハットでチャンポン食べたりしています。「今のうちに・・・」で真っ先に思い浮かぶのがそんなんばっかりで「私ってwww」ですけどね。

 今日は時々渋谷で寄っている安いインドカレー屋に入った。
 精神的放射能免疫が日本人よりも相当低そうなはずのインド人店員が、いつも通りの緩い接客で働いているのを観て、大変心癒された。
 外国人が日本脱出しているって話はよく聞くけど、普段どおりの外国人もちゃんといるんですね。

 ただ、暗くなってからの渋谷を歩いていたのだが、なんかあんま節電してないなあ。
 店舗内の照明って、自宅やオフィスのよりも電力食いそうなんだけどなあ。

 まあ、そのあたりも、「どれが無駄な電気なのか」っていう正確な情報もわからないしなあ。
 電力不足がこのまま続くのなら、家やオフィスや店舗ごとに、制限付けちゃえばいいのにね。使用量上回ると個々にブレーカーが落ちれば、病院などは守られるじゃん。それじゃ、ダメなんだろうか?

 まあ、電力不足の回避については、これから専門家がいろいろ索を講じるんだろうけど、その大元が放射能まき散らしている最中じゃ、やり難いだろしねえ。いや、このままだと普通は、電気料金が値上がりすると思ったのだが、「消費電力落ちたので値上げします」って言ったら「ふざけんな!」って罵声が飛び交うだろうなあ。

 それでも、東電が「原発壊れちゃったので、代替えで火力発電にするとコストかかるし、節電で減収しちゃたっし、農業への補償もあるので、電気料金値上げします、サーセンwwww」っていうのは「明るい未来の情景」なんだよね。
 
3月23日(水)

 朝から地震頻発で、なんかビビってしまったが、ほんと少し前までは震度3なんて全然気にならなかったのになあ。
 緊急地震速報も、けっこう揺れたり、全然揺れなかったりするけど、あの音にもみんなすっかり敏感になってしまった。でも、あれで会社でキャビネットの近くから離れたり、家では鍋から離れたりくらいのことができるだけいいかもしれないけど。

 さて、鎌ケ谷にオープン戦観に行こうかと思ってたんだけど、寒いし、夕方の天候が不安定という予報だったので、予備の予定だった「浦安の視察」に変更。
 久々にエドガー二世君と外出だ。まず渋谷まで歩いてから、電車で舞浜に行った。・・・・が、駅は節電で真っ暗だし、トイレは断水で使用中止だし、「なんか、ここで外に出ても・・・」と思ったが、親会社の支店のある新浦安駅周辺のことは聞いていたので「ディズニーランド周辺は?」という目的に視察だったので、「周辺観てからまた駅に戻ればいいや」と外に出てみたが、乗降車が少しいるのは、そこからバスのところに住んでいる人もいるかららしい。

 そして、私と同じように「ディズニーランド大丈夫か?」と周囲を見学している人もちらほらいた。

 ディズニーランド側の駅周辺は、駅前のバス停付近の柱の土台が一部剥き出し(というか、周囲が陥没)しているし、バス停のあたりの道路が少し陥没しているためか、雨水がまだ溜まっていたが、その程度だった。

 ディズニーランドとイクスピリアの間の歩道も、多少、ボコっている場所もあったが、特に問題がなかった。
 ところが、シルク・ド・ソレイユの前を通過し、市営の運動公園に突き当たったのだが、そこは敷地内のあちこちから泥が吹き出した跡があり、もちろん立ち入り禁止になっていた。

 さらに、その向こうには工場が立ち並んでいたのだが、その当りは歩道に亀裂が観られたし、工場と歩道の間に段差が出来てしまったりしていたが、工場はほとんど普通に営業しているようだった。あの区画は水道水大丈夫なのかね?

 新浦安まで歩いてみようかと思ったが、けっこう歩道がヤバそうだったし、電信柱の周辺で修復作業している人とか、道路に溜まった泥を除去しているボランティアの人たちも見かけたので「冷やかしで歩くのも・・・」と思って、舞浜の駅まで戻ることにした。トイレの心配もあったし、それに雨も降ってきたので。

 そこから、イクスピリアの線路側の道を歩いたのだが、そっちのほうがディズニーランド側よりも歩道の破損が酷い。シルク・ド・ソレイユの建物の横の道の歩道は、片方がずっと斜面になっていた。そのすぐ向こうに京葉線の線路があるのだが、線路の高架はほんとに大丈夫なのか?って心配になるほどに。

 さらに、駅に近づくと、舞浜駅のディズニーランドと反対側の駅前の自転車置き場のフェンスは傾いているし・・・・その周辺にも土のうが積み上げられているが、なんでフェンスはあのままなんだろう?それどころじゃないのかね?

 そういえば、渋谷まで歩く途中で首都高の下の道を歩いていたのだが、首都高のパトロールの人が高架の柱を一本ずつ写真に撮っていた。地味な保安作業ごくろう様です。歩道側に自分の車を停めて、車が途絶えるとダッシュで中央分離帯に走っていくので、大変だなあ。

 山手通りの交差点では、どこの人かわからないけど、道路標識の根元を写真にとってる作業服姿の人がいた。

 さて、帰りも渋谷から歩いて帰ったのだが、途中で雨が降ってきて、雨というか、あられ混じりというか、不思議な春の荒れ模様の天気でした。途中のコンビニで「ビールよし」とビールの棚をチェックして、飲み物買っていたら、中年女性が飛び込んできて、「無い!やっぱり無いのね!」と叫ぶと、店員が棒読みで「申し訳ございません」

 女性は「さっきテレビでやっていたから、来たんだけど、やっぱり無いのね」と言い残すと、またダッシュで立ち去って言った。

 なんだなんだ?何が無いんだ?(笑)
 つーか、店員の実に心の篭らない「申し訳ございません」が可笑しかったが、もしかすると毎日ああして「まだ無いの?」と叫んでいる常連さんなのかもしれない。

 しかし、これは多分、都内でも規制値超えあったな。たぶん、水か?

 家に戻り・・・・いや、家に戻る前にスーパーでビール買ったのだが、西友ではビール棚が空になったので、頭真っ白になったが、サミットにはちゃんとあった。もう、わけわからん。

 そんで、家に戻って、ニュースを確認すると、やっぱし都内でも「乳児に水道水飲ませないように」ということになっていた。やっぱしいいいい。
 しかし、水のペットボトルなんてただでさえ入手困難というか、震災後、店頭からすっかり姿を消したのだが、どうするのだろう?
 「大人は大丈夫」って言ったって、ますます買い貯めが進むに違いない。

 えーと、ビールは大丈夫ですよね?(笑)
 だって、乳児は飲まないから。

 あー、でも買い貯めする人も絶対にいるな。そっか、だからそういう層の多そうな西友の酒売り場が品薄になってるのかも。

 うーむ、福島原発もこの調子じゃ劇的に安定するのは長引きそうだし、飲料水の被害がこれ以上広がると、深刻だなあ。
 いくら「乳児だけです」って言ったって「じゃあ、3歳の子供は?」って心配になるだろうし。

 このままでは、マジに首都圏のほうが、被災地から「大変ですねえ」と心配されてしまう。

 さて、話は変わるが、私は久々の散歩中にまた素晴らしいアイデアを思いついた。

 セ・リーグのナイター問題であるが、東京ドームでナイターやるといろいろ問題があるが、同じナイターでも、福島でやるのなら許されるんじゃない?
 いわき市あたりでぜひ。
 放射能騒動で沈んでる福島県民の励みになるし、「巨人軍が福島にいる」ってだけで、「ほんとに、ただちに健康に影響ないんだ」と安心するし、周辺の経済にもいい影響があるだろう。

 計画停電で不自由している人たちだって、「福島の人がこれで頑張れるなら」と我慢するだろう。もちろん、農業で被害を受けている人などは、無料招待。

 「23区内は停電してないんだから、こういう時こそやらないと」とか言ってるナベツネには、ぜひ福島開催を提案してあげてください。「停電してない地域でナイターやるから問題なんです」って。

 あと、野球ネタとしては、高校野球が始まったのは喜ばしいけど、中継観ていたら「あれ?ブラスバンドは?チアは?」
 開会式の生演奏自粛っていうのも「え?なんで?」って思ったけど、応援団も自粛なの?

 それって、なんか意味あるの?

 なんか、昭和天皇崩御の時の「歌舞音曲のたぐいの自粛」を思い出した。
 あれは、どのくらい続いたんでしたっけ?

 関西にいる友人に「関西で節電してもらっても全然意味ないからいいのに」とメールしたら「そういうのもいいんじゃない?」という返事が返ってきたが、そうなんだろうか?

 実際に避難所生活している人がどう思っているのかは、私にはわからないけど、首都圏も地味に後方被災している状況下なので、「せめて、関西は普通に・・・・っていうか、普通以上に経済活動してくれ」と思っているし、会社の「普通の人々」もそう言っている。

 計画停電は今のところ偏りがあるので、「うちなんて毎日のように停電してる!」って社員もいるけど、多くは「停電してないよ?」とのことで、停電が多い地域にいる人は今んとこは「ずるいよ!」と笑っているけど、だからって「沖縄でも節電頑張ってます」なんてテレビで紹介されても「いや、関係ねーから」でしょう。

 で、もし私が被災地にいて、避難所でかろうじてテレビが観られて「わー、甲子園やってるんだ!」って観ていたら、ブラスバンド応援やチアがいないと「えええ?なんかいつもと違う?」とがっかりすると思う。

 どっちかというと、チアにはいつもの三倍くらいパンツ見えるくらい足を上げてほしくらいだ。
 もしかすると、東北高校は部員が来るのが精一杯なので、応援団が来られないからって配慮なのかもしれないが、そんなもん、甲子園近隣の高校が「仮設応援団」作ればいいだけじゃん。いや、きっと対戦相手の応援団が決死の覚悟で、でも「ただちに健康に影響を及ぼさない程度」に東北高校の攻撃の時にも応援してくれるかもしれない。(夏だと熱中症でヤバいが今だとけっこう大丈夫だろう)
 そっちのほうが感動するじゃんよー。

 私以外にも「応援団も普通でいいよ」という意見が多ければ、応援団復活するかもしれないので期待しよう。だって、高校野球は球児よりも実は応援団が主役なんだよ。あのアルプススタンドで応援する誇りをブラスバンド部やチア部から奪わないでほしい。

 そして、高校野球のファンには「応援マニア」も大勢いて、その人たちも野球そのものよりも、ブラバンの音楽のほうが重要だし、多くの一般人もこの時期NHKでは「なんだかブラバンの音が流れる」っていうのと季節の風物詩として愛でているのだと思う。

 そして、くどいようだけれども、応援を自粛しても、喜ぶ人なんているの?
 それよりも「ブラバンだって、チアだって準備して一生懸命練習してきたんだろ?」と気遣う人のほうが多いだろう。

 そういや、高校野球が応援自粛したってさ、今日は久々に渋谷を視察したら「東横のれん街」で草餅が人気だったりして「ああ、デパ地下が賑わってると癒されるわ」と感激したが、惣菜屋さんは「静岡産野菜使用」と掲げていたので、みなさん商魂逞しくて笑えたわ。

 それよりも、多くの飲食店は看板の点灯を控えている中、風俗店がいつもどおりにピカピカに電気つけていたので、いつもの数倍目立ってしまい「ここを節電せんかwww」と失笑しまくりました。

 歌舞伎町とかどーなってるんでしょう?

 風俗店が煌々と営業してるんですもん、甲子園のチアが自粛する必要全くなし。だから、いつもより三倍腰を振れ!
 いや、余震続きで目眩を訴える人が多いみたいだから「それ、チアが激しく踊ってるからじゃない?って、お父さん、チアの太もも見過ぎwww」って思うだけで、ちょっと気がやすまる人多いと思うんですよ。

 実際、東北に医療支援に行ってる横浜ファンの人も「余震続くけど、全部、稲葉ジャンプだとwww」で凌いでいるわけだし。
3月22日(火)

 「さーて、明日は休みだし、ビールいっぱい飲んじゃお」と、スーパーがすでに閉店しているのはわかっていたので、コンビニで買おうとしてカゴをぶら下げて店の奥に進むと・・・・ぎゃあああああ、ビールの棚がすっからかん!

 ノンアルコールビールだけ数本残っている惨状だった。

 これはいったい、どうしたの?
 買い占め?買い貯め?それとも、風評被害?・・・・・・あ!もしかして、ビールから放射線暫定規制値検出とか?

 しばし、棚の前で呆然としてしまったが、たぶん、私みたいにスーパーが閉まってるからコンビニでビール買う人が増えたのと、会社帰りに飲み屋に寄らなくなったから家飲みの人が増えたのと、コンビニ側もビールの入荷を後回しにしたってことなんですかね?

 そうなんですよね?
 政府が首都圏の酔っ払い達のパニックを抑えるために、首都圏のビール工場が出荷不可能になった事実を隠しているとかじゃないですよね?

 ああ、でも水のペットボトルの増産で、ビール工場の稼働率が下がっているのかもしれない。

 どうしよう・・・・このままビールの品薄が続いたら、私も国外逃亡したくなるかもしれない・・・・

 しかし、私には頼もしい備蓄があった。
 先日、頂いた一升瓶の日本酒である。「震災から9日後に救助された祖母と孫は冷蔵庫の中のもので命を繋いだらしいが、私がもし、同じ目に遭ったら、この日本酒で命を繋ぐであろう。」と会社で演説したら、みんな失笑していたが、私はさらに「そして、日本酒で命が助かりました、まさに『命の水』でした、と全国放送で涙ながらに語る私の元には、全国の酒蔵からお酒が届き、お酒には一生不自由しない身になるだろう」と思いっきり妄想しまくって、一人でうっとりしてました。(日本酒の賞味期限については勘定に入っておりません)

 ああ、その光景が目に浮かぶよ。今朝のテレビでも、栄養士さんが「あの二人が助かった要因で大きかったのはヨーグルトでしょう!」とヨーグルトがいかに命を繋ぐ栄養素として優れているか語っていたけど、日本酒だって栄養的には素晴らしいのだと思う。それに、精神的にも助かるし。身動きできなかったら、酔っ払って寝ていたほうがいいだろう。

 もちろん、冗談であるが(中国ではデマメールを取り締まっているらしいので、気をつけないとねwww)でも、さっそく備蓄が役にたってよかった。しかも、頂いた日本酒は久保田なのである。

 「ビールがなければ、久保田を飲めばいいじゃない、おほほほほほ」である。

 さて、今日のニュースでは「計画停電は次の冬まで続く」という見通しが発表されていた。こりゃ、マジで扇風機争奪戦になるなあ。

 ずっと会社の暖房も切っているが、不思議と室温は20度をずっとキープしているけど、それでも皆、寒さに震えているけど、誰も「ちょっとくらいエアコンつけてもいいんじゃない?」とは言い出さない。今のところ。

 日本人の「我慢」というか、「みんな我慢してますから」という情景はほんと面白い。

 しかし、今の時期の「室温20度」って、不思議なもので自宅では20度で全然平気なのだが、会社だとなんだか足元から底冷えするんだけど、みんな上着や膝掛けで凌いでいるけど、これ、夏の室温が30度っていうのには、どこまで耐えられるのだろう?

 うちの会社の場合には、窓が開けられるので、私を筆頭にエアコン嫌いの女子社員の趣味で、かなりギリギリまでエアコンをつけていないのであるが、去年の夏は冷え性のM嬢が「ちょっと、暑くない?」と率先してエアコン付けていたくらいの猛暑だった。

 でも、やっぱし面白かったのは、部署の人たちは私をエアコン奉行だと勝手に思い込んでいて、みんな私に「ちょっと暑いですよねえ?」などと言ってくることであった。
 そのようにご機嫌を伺われても、私は別にエコエコのためにエアコンをつけないわけではなくて、ただ、自分が平気だから「そお?」と言っているだけなので、私の顔色伺ってないで、さっさとエアコン付ければいいと思うのだが、なんで私が皆に「暑くないですか?」攻撃を受けて、「じゃあ、ちょっとエアコンつけるか」ってスイッチ入れてやらないといけないのさ。

 さあ、みんなでしばし、短い春を楽しもう。

 そして、長い夏をどのくらい冷房我慢できるのか、ほんと楽しみだ。

 でも、暑さを我慢したご褒美には、冷たいビールを飲まなければならない。

 ビールの品薄は絶対に許さない。

 よって、ビールの放射線暫定基準値は、相当高く設定しておいてください。(成人しか飲まないんだし)

 話は変わるが、テレビCMが「公共広告機構」のやつばかりになってしまい、視聴者からも苦情が多く押し寄せているらしいが、まあ、あれも少しは普通のCMが挟まるようになって、ちょっとマシにはなってきたけど、今日電車に乗って気がついたのは「社内の広告が激減!」ってことだった。

 社内中吊り広告は沿線のイベント関連も多いから、自粛以前の問題だとは思うが、あんだけ激減すると、ほんと「首都圏の消費の冷え込み」にぞっとする。

 「農作物の出荷停止かあ、痛いなあ」と言うのも重大だが、春休みだというのに、娯楽施設の多くが点検や節電のために営業停止って、すごい打撃だよなあ。
 ねずみーらんどの閉鎖にしたって、多くのバイトさん達の収入を絶っているだろうし。

 一ヶ月後、二ヶ月後に、ドーンとそういう影響が出そうで、そっちのほうが放射能よりずっと恐ろしい。

 で、私はですから、放射能よりも、「社内中吊り広告が、亡き祖母の晩年の歯よりも壊滅的状態」ということに怯えているのですが、相変わらず、韓国に逃亡した友人からは「ほうれん草 牛乳 の単語だけ一人歩きしてるけど それ以外もヤバい事は 誰でも知ってるでしょ。枝野さんが その二つを口滑らしただけで その二つだけ避けるなんて日本人もそこまでバカなのかな」なーんてメールが来るので、げんなりしてしまい、返事できなくなっている。

 関西にいる友人には「春休みだから、帰省する人増えるかもね」とメールしたら「こっちは田舎だから、子供が遊ぶとこなんてないよ?だからなのか、あんまそういう人いない」という、けっこうまともな返事が来たが、首都圏の娯楽がほとんどストップしているのを彼女はわかってないらしい。

 うちの会社の「普通の人々」ですら、すでに「関西には経済活動がんばってほしい」と言う人が多くなっている。消費の冷え込みはみんな実感しているのだ。

 そんな中、うちの親会社のトップは・・・・・・

 社内に傘持ち込み禁止とか、放射能アレルギー全開でさ。親会社本社にいる、子会社である我社の社員が頻繁に避難してくるようになってしまった。「親会社にいると、なんか精神的に」って。

 首都圏の放射線の心配は「ただちに健康に影響はない」レベルなんだが、親会社のトップ周辺は「ただちに健康に影響の出るレベル」になっているらしい。福島原発近辺で今も作業する人たちは規定値量の放射線を浴びるとアラームが鳴るらしいが、うちの親会社近辺で働く社員は「心の規定値」を上回ると自然と交互に子会社に避難しに来ている状態。

 いいから、被災地に支援に行ってくれ、と部下達の思いは一つだが、あんなもん被災地に行ってもいいのか?

 正直なところ、被災地に多少の迷惑をかけてもいい、というのが親会社トップの周辺で魂すり減らしている人々の意見であった。
 つーか、そんなに放射能が怖いなら、とっとと国外退避してほしいところである。

 自分の友人が「あー、しょうもねー」なのは「しょうがない」けど、会社のトップもほぼ同じような状態であることがわかり、まあ、それも「しょうがない」んでしょうね。

 そーいや、「もったいない」が、すっかり「しょうがない」に置き換わっちゃいましたね。

 
3月21日(月)

 あーあ、農作物の被害(つーか、規定値以上検出)が広がったのか、出荷規制ですか。農家の皆様も先行きが見えなくて不安だろうなあ。そして、今後もこの状態が続くのなら、農家も補償してあげないといけないし、お金がいくらあっても足りない。

 私は別にその程度の放射線量だったら食べてあげるんだけど・・・・
 だって、ほうれん草一日1キロ食べたら、年間でレントゲン検査受けたのと同じ量の放射線とか、ほうれん草そんなに食えないじゃん!
 全ての野菜が同じ放射線量でも、同じだろう。
 なんか、その昔ニュースにもなった「キムチを大量に食べると、尿に覚せい剤反応が出る」って話を思い出した。そう言って、覚せい剤容疑を免れようとした被告がいたらしい。でも、実際に覚せい剤反応が出るためには、バケツ4杯分のキムチを摂取しないといけなかったらしい。

 飲料水の方が深刻だなあ。どこかの町では規定値超えたので「飲まないで下さい。洗濯や入用は問題無し」って言われてもねえ?どこのスーパーでも水のペットボトルは品切れだし。

 友人が学校給食の栄養士をやっているけど、「春からの食材確保が・・・」と嘆いていた。たしかに、このままだと大変だろう。確保できても値上がりで予算オーバーってこともあるだろうし。

 というわけで、私が最も心配していた「農作物への影響」がビシバシ出てきたので、久々に蕁麻疹が出てしまいました。

 なんか、どーせ風評とかデマが流布するんだったら、もっとお馬鹿なの流そうぜ。「放射線が検出された野菜を食べると花粉症が治る」とか、「放射線が検出された水で風呂に入ると癌が治る」とか。

 確か、癌が治ると評判の温泉って、弱い放射線が出てるんじゃなかったっけ?玉川温泉とか?

 で、今日も出勤していたのだが、同僚から「放射能、大丈夫なんだよね?」と聞かれたので「空気中で検出されたのは全然心配いらないけど、こうやって農業に被害が及ぶのが一番心配」と言ったら、彼女も「東京の経済が破綻しちゃうほうが深刻だよね」と言うので「そのとーりです」

 その彼女は「ソニーも東北の工場がダメだから、テレビモニターの生産ができないんだって」と言うので、「そんなの、嬉々として、韓国産が穴を埋めるでしょう」と言ったら「そっか、そうだよね。逆に海外産にやられちゃうね」

 まあ、シロート考えではあるが、これをビジネスチャンスと捉える人も大勢いるだろう。

 全国の自治体が公共住宅を当面の間の無償で提供を申し出ているけど、中には明らかに「過疎化が問題のうちの町にぜひ、子供のいるご家庭に移住してもらいたい」ってところもあったし。

 まあ、関西には、このチャンスにがっついていただきたいものです。ですから、キャッシュバックよろしく。

 ええと、そんな最中、私はすごくいいアイデアを思いついた。

 「私って天才!」と思ったが、私が思いつくようなことは、すでに皆思いついているとは思うけど「プロ野球は、そんなにナイターやりたかったら、深夜電力でやれ!」

 ええ、先の原発に決死の放水作業して、なんだかテレビに出まくりのハイパーレスキュー隊にちなんで「ハイパーナイター」にしましょう。

 試合開始は午前1時(笑)
 試合終了後に始発が動くので、全く問題無し。

 その時間だったら、東京ドームでも全く問題ない。むしろ東電推奨だ。

 ハイパーナイターの翌日は、デイゲームだったりすると、選手が消耗するので、特例で二軍からの登録フリーにすれば、クビ寸前の二軍選手にもチャンスが与えられて、予期せぬヒーローを生むかもしれないし。

 やろうぜ、ハイパーナイター!


3月20日(日)

 大地震から一週間後、やっと例の友人宅の様子を観に行った。週に1度くらい郵便受けのチラシを捨てに行っていたのだが、震災後は初めて訪れた。
 室内どうなってるかなあ?と、恐る恐るドアを開けると・・・・

 わー、鉄筋のうちのアパートよりも、やっぱだいぶ揺れたみたいで、まず玄関にある傘立てが倒れていた。
 さらに、台所の冷蔵庫は空にしていたため揺れが激しかったのか、冷蔵庫の上に電子レンジが置いてあり、さらにその上に置いてあった鍋などが床に散乱。さらに、別の棚の上に置いてあったジャーポットも落下していた。炊飯器は無事。

 でも、台所の流しには、周囲に置いてあった、まな板や洗剤などのいろんな物が倒れ込んでいた。あと、ユニットバスの洗面台にも、周囲に置いてあった洗面道具が散乱。

 こりゃ、酷いなあ。最初の地震でこうなったわけでもなく、それで不安定になっていた物が続く余震で次々と崩落したのだろうか?

 台所を通って、さらに奥の寝室を覗いてみると、あちゃーーーーーーーーー!

 タワー式のCD棚が倒れてCDが散乱しているし、例の「侵入犯に緩められていたので棚が落ちた」という棚は、その後、落ちてなかった棚のビスも片方無くなっていたので、私が移動させていたのだが、そのために、棚全体が緩くなっていたようで、大丈夫そうだった二段目に乗っていたテレビとビデオが転落していた。

 さらに、ベッドに本が散乱してるーーーーーーーー!
 もおおおおお、これ、寝てる最中だったら危なかったよ。こんなとこに本棚置くな!

 というわけで、あらゆるものが崩壊している部屋の惨状を目の当たりにして、ため息しか出てこなかった。
 まだ余震が続きそうだから、しばらく放置しておこう。立てかけてあった姿見の鏡も倒れていたけど、割れてはいなかったし、もうそのままにしておこう。

 友人が、お清めのために置いてあった盛り塩の皿も吹っ飛んでいて、せっかく私が掃除機かけてあげた(掃除機は自分んちからリュックで運んだよの)床が塩まみれになっていて、がっかりした。

 友人には地震後、二度くらいメールのやり取りしたが、海沿いの地域にいるから、津波で一時避難していたらしいが、「自分の部屋大丈夫だろうか?」というのは思いつかないのか(腕時計探してくれ、という依頼以降、部屋のことには全く触れてこない)、向こうから何も言ってこないから、こっちも余計な報告はしないでおこう。もう、「証拠保全よろしく」と言われても、そういう状態じゃないし、それよりも、あの被害も「侵入犯のせいだ」とか言い出しそうだし(笑)

 友人宅の被害を視察してから、スーパーの視察。
 その前に、近隣のガソリンスタンドはみんな売り切れで閉店していた。

 スーパーの駐車場の入口の整備員は暇そうにぼんやり立っていた。車で来る客が予想以上に少ないのだろう。

 さっそく野菜売り場を視察すると、ちゃんとほうれん草は売っていた(どこ産なのかぱっと見には表記がわからなかった)。昼前にすでに三分の1くらい売れていたので「今のうちほうれん草を」と慌てた人がいたのか、それとも「こういう時こそほうれん草を買わないと」という男気を見せた人がいたのか、どっちだろう?

 私は、ほうれん草丸ごと買っても全部食べられないので、ほうれん草のお惣菜を買ってきました。

 さて、話は変わるが・・・・・でも、震災関連からは離れないけど、計画停電騒ぎで気がついたこととして、「大規模停電の恐れあり」という脅しに、部長が必死に社内の蛍光灯を間引きしていたので、「それよりも、トイレのウォシュレットのほうが電力使ってそう」と私が言ったら、K嬢に「トイレ冷たいの嫌だから、それはダメー!」と却下された。

 ふーん?
 私は自宅にも実家にもウォシュレットが無いので、自分の中では優先順位低かったんだけど、人によってはそんなに優先順位高いんだ?

 まあ、どっちがより電力消費が高いのか知らないけどさあ。ただ、「贅沢品」って気がしただけで、有事の際には当然消すものだと思っていただけで・・・・

 あと、就寝中にも暖房器具つけてる人が多いのね。
 育った千葉の家では、就寝時には暖房消していたし、今でも実家はそうだし、私もずっとそうしていたのだが・・・・
 冷房かけたまま寝るのならわかるが、暖房は要らないと思っていた。まあ、東京のアパート暮らしが長くなると、一軒家の実家の夜の冷え込みはキツくて、湯タンポがいるんだけど、両親は湯タンポすら使ってないよ。慣れてるみたい。

 しかし、電力不足が春以降も続くと大変だなこりゃ。
 私は自室でもエアコン使ってないので、平気なんだが(笑)、会社で冷房が制限されるとけっこうキツいな、やっぱ。
 このままだと、今年の夏は、クールビズどころの騒ぎじゃないよね。男子も短パンとサンダル履きが推奨されるのかな?

 私の世代の人々は電車に冷房が無かった頃を覚えているけど(高校生の頃は、電車にわざわざ「冷房車」って書いてあり、そうじゃない電車に当たると「わー、暖房車がキター!」ってがっかりしたもんだ)、30代より下の人たちはそういう経験もしてないわけだし。

 あとさ・・・・
 話は飛ぶけど、千葉や茨城あたりで、津波の被害はなかったけど、屋根瓦が落ちたり、塀が崩壊したりしたお年寄りの家をボランティアの若者たちが手伝っているというニュースには心温まったけど、やっぱブロック塀危険だよなあ。

 と、通勤経路で観察してみても、危険そうな塀がほんと多いことに改めて気がつく。
 そもそも、なんでブロック塀なんだろう?
 その昔、立派なお屋敷は土塀でぐるりと覆われていたので、「頑丈な塀で囲む」ってことがステイタスシンボルだった時代があったのかね?

 最近の住宅では「美観的にもよろしくないし、防犯の意味は無いどころかマイナスだし、さらに防災上危険」ともっと見通しのいいスチール製の塀や、生垣にするほうが「おシャレ」であるが、高度成長期の徒花なのか、大地震が起こったら、あっという間に道路を塞ぎそうである。つーか、歩行者に危険だし。

 よくよく観察してみると、多くのブロック塀は、目隠しとしての機能は無いし(たいてい窓は丸見えだし)、風通し悪そうだし、そして全然、防犯機能も無い。それどころか、防犯上よく言われてるように泥棒が身を隠しやすくしているだけのように思える。

 実はうちの実家もボロいブロック塀があるので、「あれ、ダサいし、危ない」と前から言っていたのだが、庭いじりが趣味のママンは「あれがあると、道路から見えないので落ち着くんだけど」と言っていた。
 でも、さすがに、今回の地震のいろんな映像観たら「あのブロック塀も危険ねえ」と気がついたようで、実家を新築もしくは改築する際にはもっと安全な塀にしようかと思っているらしいが、喉元すぎればどうなるやら。

 さて、他には、海外逃避した友人はやっぱし暇らしく「計画停電における各国の反応。アメリカ:停電の時刻に強盗が多発  中国:いつもの事なので気にしない  フランス:恋人が愛を語る  ドイツ:太陽電池等備えがある  日本:国民の節電により需要予測を下回り停電回避、停電が実施されない事に国民激怒」など、ツイッターで拾った情報(?)をご親切にもメールしてきてくれている。

 「日本:国民の節電により需要予測を下回り停電回避、停電が実施されない事に国民激怒」っていうのは、ほんとにそうだったので、うちの社内でも「停電予定だったので準備してたのに」と怒る人が実に多く、びっくりしたが、これが後世に残る笑い話になるよう願っている。

 そんで、「被ばくの心配よりも、風評被害とか、原発周辺よりも広域から避難してくる人たちの受け入れなどがもっと心配」と冷静なメールを送ったら・・。「風評や 移送問題は既に過去の話」とか「1人でできる事は 自分自身が 被爆しない事が 後で日本の利益を産む」とかの返事が?

 こりゃ、立ち位置がかなり違うなあ(笑)
 「東北が放射能汚染で壊滅。東京もヤバい」とか言うデマメールが飛びかったらしいけど、それを「風評」と思っているのだろうし、「移送問題」っていうのは、そういうデマに踊らされて国外退避した人の「移送」ってことなのか?

 それよりも、友人の精神状態が心配になってきたが、まあ、数年前にも個人的なトラブルで英国に脱出してしばらく帰って来ないときには、被害妄想全開で心配したけど、向こうで新薬実験のバイトなどして食いつないで、なんとか戻ってきたら、意外とフツーだったので(基準値の10倍くらい変だったけどwww)まあ、ああいう普段から空気全く読まない人は、本能の赴くまま自己保存に集中するのであろう。まさに、スキゾキッズ!(死語)

 面白いもんだ。
 私は「首都圏の経済が無いと生きていけないから」という世界観なのだが、そういう発想は全くないらしい。

 さて、こうなると「侵入犯のせいで」って方の友人の今の状況も知りたいのだが、メールくれないかなあ?

 でも、この間の「大規模停電の恐れあり」の時もそうだったけど、その程度のことでも、よく理解できなくて、周囲の動向を伺っている人が意外と多いみたいだ。
 私が会社で観察した限りでは、「自分の判断で情報を分析して、最悪の事態も想定しているけど、冷静に対処して、被害を最小に食い止めようとしている」という人は、2割くらいなのかなあ・・・・他の人は「どうすんの?どうすんの?」と他人の動き観てから判断しようとしているみたい。

 ただ、面白いことに、「もう、何を信用していいのかわからないので、とりあず買い貯め」という人々は、利己的ではあるが、自分の出来ることを自分で出来る範囲で冷静にやってるはずであり、「東京も、いや日本が放射能でダメになるううう」と逃げ出す人達よりは、よっぽど冷静どころか、ある意味「日本は平和だなあ」の象徴にもなっているような気がしなくもない。

 昨日、会社でも「横浜の放射線量はどうなってる?今後の農作物の被害は?」なんて話題になったが、私が「それより、タバコやめれば?」と発言したら、みんな「そのとーりだ!」大爆笑してくれた。
 基準値を超えるほうれん草や牛乳を毎日摂取するリスクと、タバコを毎日一本づつ一年間吸い続けるリスクを比較してみてほしい。たぶん、「ただちに健康に影響はないレベル」っていうのは、そういうことだ。

 そして、今日も暇だったから、チェルノブイリ事故のことを調べてみたら、健康被害に関してはまだ曖昧というか、子供の甲状腺癌が増えたらしいけど、その子たちが、まだやっと成人したらい、中年になった頃で、長期的な健康被害についてはまだ明確がデータが出てないらしい。

 つーことは、最悪チェルノブイリみたいな事故になっても(そうはならないと専門家は力説しているけど・・・って、逆にチェルノブイリって相当な事故だったのね)、首都圏は大丈夫ってことだよなあ?特に大人は。つーか、私とか、もし、仮に20年後に発がんリスクがとか言われても、それが放射線の影響かどうかわからんし。

 そんで、チェルノブイリの事故では30キロ以内が避難したらしいが、今でも、その圏内で生活している人が多数いるという。

 慌てて遠くに逃げる人もいれば、堅くなに逃げない人もいて、その多様性こそが「全体的な保存本能」ということなのかね。

 なので、逃げた人を責めないでほしい。
 津波の被災地でも「堤防があるから大丈夫」と落ち着いていた人が亡くなり、「それでも心配だから」と逃げた人は助かったという話もあるらしいから、「逃げるのは恥」じゃないんだよ。

 今後、被災地からもじゃんじゃん移動してくると思う。
 福島からもじゃんじゃん移動してくると思う。

 すでに、福島の、避難地域じゃない人たちが旅館やホテルなどで受け入れ拒否されているという報道もあったが、そういうのは一部のスキゾキッズの仕業で、多くの観光地では、ちゃんと受け入れていると思う。金さえ払ってくれればwww

 さーて、この事態、どんだけお金かかるか。

 私も「ちくしょー、関東でのオープン戦全部中止かよ」の煽りを受け、せめて、オープン戦観賞のチケット代とビール代くらいは寄付したい。

   
3月19日(土)

 ありゃりゃりゃ、農産物から放射線検出ですかい。

 ほうれん草はともかく(ダイオキシン騒動の時にも風評被害の犠牲になった)、なんで牛乳?
 検査している人が「うちは育ち盛りが三人もいるのに、全然牛乳が買えないし。よーし!」と情報操作したのかと思ってしまった(笑)

 だって、今どき、牧草食べてる牛なんていないだろうから、どういう理由で放射線検出なんでしょうね?

 出勤していたのだが、マスオさんが「この情報は流さないほうがよかったのでは?」と言っていたけど、隠していたらそっちのほうが問題になっただろうしねえ。

 たぶん、基準値が相当低く設定されていたんだろうなあ。

 しかし、ただでさえ牛乳が入手困難だったのだが、明日以降、どうなっているのだろう?明日は休みなので、またスーパーを視察に行かなくてわ。(他にやることが無い)

 しかし、「国産農産物や海産物が風評被害で・・・・」とは昨日書いたけど、私の予想を上回る早さであった。「北関東産のほうれん草がダメなら、他の野菜も・・・・」ってことになるだろうし、被災地ではなかった農家にまで打撃って、ほんと、なんて言うのか。想定はしていたけど、被災地がジワジワと広がっているような。

 さて、今日出勤して「牛乳無いですねえ」って話になったのだが、みんなやっぱし買い貯めしてたわ(笑)
 某社員の家では、育ち盛りの高校生と大学生の息子がいるので「うちは、いつも一日4本消費している」とのことで、昨日もやっと見つけて7本買ったらしいが「それ、別に買い貯めじゃないし」

 うちの部長のところにも中学生と高校生の息子がいるが、牛乳を飲むのは身長伸びなくて悩んでいる長男だけで「他の家族はあんま飲まないんだけど・・・」
 だけど同居している老母が「心配だから」とスーパーに行列して、必要以上に牛乳買ってきてしまうようで、さらに米も「一ヶ月で10キロは使うけど・・・・」なのに、老母がそれも「心配だから」と、まだ十分に在庫があるのに、また一袋備蓄されたらしい。
 部長はとうとう、実母に「放射能が危険だから外出するな!」と脅しをかけて、これ以上の買い貯めを阻止したらしい。

 なるほどー
 私は単身者なので「そりゃ、小さな子供がいるご家庭では、つい心配で買い貯めしてしまうだろう」と思っていたのだが、「育ち盛りがいるご家庭」のほうが普段の消費量が多いだけに「いつもの倍ストック」というマインドになると、スーパーの棚が空になるわけですね。


 まあ、米騒動は経験してますし、私は単身者だし、それほど米に拘っているわけでもないので、いいんですけど。前の米騒動の時には「わーい、タイ米が入った。これでタイカレー作ろう」だったんですが、放射能汚染風評被害が広がると、逆にタイ米の入手が困難になるかも?

 いやもう、私は放射線規定量超えた食品でも、全然構わないのですが。(発がんリスクが高くなるって言われても、その前にタバコ辞めろよ、でしょうよ)

 まあでも、福島の原発事故がやっと「スリーマイル島と同じ、レベル5」に認定されたようですけど、数日前までは「燃料の冷却水が無くなって空焚き?ぞっとする」という報道の雰囲気だったが、ガクっと一気にハードルが下がったようで「まだ、チェルノブイリよりマシ」という雰囲気で、その中での農産物の放射線規定量超え報道もどう推移するのでしょう?

 平時の基準と、有事の基準では、って話になるんかいな?

 それよりも、自分自身に驚いたのは、「スリーマイル島も、チェルノブイリもどういう事故でどういう経緯を辿って、今はどうなってるのか、全然知らない、というか覚えてない」ということだった。

 なんか、発生時にはワーワーとニュースでやっていたのは覚えてるけどさ。

 もっと至近な事故だった東海村の事故でも、あれが結局、どう収束したのか、全く記憶になかったのであった。もっとも東海村の事故は、発生当初も私はあんま重要視してなくて、後になってそういうのに敏感な友人達から「あれは、マジやばかったんだよ!」と説教されてから、「あ、そうだったんすか」って感じだったんだけど。

 それよりも、私が会社でうっかり「ブルース・ウィルスはいつ登場するんですかねえ?そろそろ、出番でしょ?」と発言してしまったため、部長がそのフレーズを気に入り「福島原発の不安?あれはブルース・ウィルスが命がけで蓋してくれるらしいですよ、ははは」と何度も言うので、なんだか赤面してしまうから、やめてほしい。

 そして、この最中、ほんとに申し訳ないのだが、我社が抱えていた微小なトラブルは、大元から「大震災の影響で中止です」ということになり、うちの会社の責任じゃなくて、もっと上のほうの責任が決定したので、それについては電話問い合わせ口になっていた我が部では、ちょっとホっとしたというか、今日は部長自らが最大のクレーマーとまではいかないけど、けっこうネチネチ言ってくる人に電話したら「いや、自分も首都圏を離れていて」って状況らしく、中止決定にがっかりはしていたようだが、ネチネチ絡んでこなかったようで、ひょっとして、もう国外退避してる?(笑)

 なんか、しばらく国内は物分りのいい人ばかり残るのかね?
 スパムメールが全然来なくなったし。
 あと、電車内で化粧してる人を観なくなったよ!(化粧して出かける繁華街が壊滅状態だから?)
 うちの近所でも、不良が(笑)たむろする場所は閑散としている。

 なんか、逆に「船が沈みそうになると、まずネズミが逃げるというが」ってあたりで心配になるくらいだ。

 でも、人間に関して言えば、長い歴史でそういうこと繰り返してるんだろうね。

 コニー・ウィリスの「ドゥームズデイ・ブック」だったっけ?黒死病で次々と当時の貴族階級が死ぬ中で、今でいうところの超DQNな下っ端女中が生き残り「ああ、きっとこの子がなぜか次世代の支配階級になるのだろうなあ」ってことになっていた。

 セレブと下層階級だけ逞しく生き残って、私みたいな中間層は、仕事を捨てて逃避行するわけにもいかず、「うまく行った場合」という仮定だけを頼りに淡々と日常生活を送るわけだ。

 蟻には蟻の役割があるように、私には私の役割が今のところある。

 さあ、自分の蟻塚を精一杯守っていきましょう。それしか出来ないから。

 いやあ、ほんと、好きで選んだ道じゃないけど、気楽な独身でよかったですよ。なので、守るべき物を持たない気楽な身として、頑張りたいと思います。

3月18日(金)

 なんか戦争中みたいな雰囲気に・・・って言ったら戦争を知ってる世代に叱られそうだけど、もう生き証人少ないから、好き勝手フカせていただきます。

 昨日の「大規模停電の恐れあり」警告は、まさに戒厳令の夜って感じだった。

 まあ、私は「こんくらい脅しかけとかないと、みんな寒いからエアコン使うし(笑)」と、その脅しがどの程度効果があるのか興味があったが、みんな、やればできるじゃん!

 しかし、同僚たちをバカにするつもりは無いのだが、「大規模停電の恐れあり」っていう意味がわからないと戸惑う人が意外と多くて、そっちのほうが驚いた。

 まあ、自分の認識が正しいとは思わないけど、要するに今の首都圏は、電化製品が増えて、ブレーカー落ちやすくなってる古い家みたいなもんで、「電子レンジを使うときには、コーヒーメーカーは使わない」(我社の台所は数年前までそうだった。その当時の警告張り紙はそのまま貼られている)と言うのが「計画停電」で、それなのに、うっかり炊飯器のタイマーが作動してしまい、ブレーカーが落ちる危険があるから、慌てて炊飯器のコンセントを抜いてしまうのが「大規模停電」である、と説明したら「ああ、なるほど」って・・・・・いや、私いつもけっこういい加減なこと言ってるから、あんま信用しないほうがいいと思うんだけど。

 そんで「停電するのかしないのかはっきりしてほしい」って言ったって、どのくらい節電されるのかわからないし、節水みたいに貯蔵することできないから大変だと思うんだけどなあ。
 不謹慎ではあるが、東電のコントロール室を見学してみたいなあ、どんな様子なんだろう?
 それよりも、私は東電の担当者達の過労を心配している。この状態が続くとほんと大変だと思う。

 それに、この停電ストレスにどこまでみんな耐えられるのか?
 一番心配なのは飲食店かなあ、昨日みたいに「停電になる前にさっさと帰宅」になってしまうと繁華街は大打撃だろう。大手チェーンは心配してないけど、個人経営の店は大変だろうなあ。

 あと、私みたいな独身サラリーマン達や、共働き夫婦も大変だ。スーパーが早く閉店してしまうので、みんなコンビニの中をウロウロしていた。
 ただ、笑ってしまったのは、大型スーパーの早い時間の閉店で、商店街の肉屋の棚が半分くらい空になっていたことだ。あと、いつも赤飯や和菓子などを店先に並べている小さな和菓子屋のワゴンも空になっていた。

 さらに、布団屋の店先もいつもよりガランとしいたような?みんな暖房が使えないからと毛布などを買いに来ていたのだろうか?

 会社の人も、「暖房が止まるのが心配だから、せめて湯たんぽでもと思って買いに行ったら売り切れだった」と言っていたので、この時期、もう売れないはずの商品が続々と売り切れているらしい。

 しかし、米が無いっていうのはわかるのだが、牛乳が無いってどういうことなんだろう?日持ちしないのに、いつもの倍以上売れてしまうので棚から消えてるらしいけど、普段、そんなに牛乳飲まない人までついつい「一人一本まで」ってなってると買っちゃうのかね?

 しかし、そういえば、エビワカちゃんは子供がいるので「朝停電になってもいいように」と近所のコンビニでシリアルを見つけて確保していたので「あ、それで、みんな牛乳をいつもより多めに買っているのでは?」と思い当たった。

 こんな状況だと、小さな子供連れた母親が続々と新幹線で地方に帰省しているのも頷ける。
 私は「牛乳が無ければ、コーラを飲めばいいじゃないの」でいいけど、子供がいる人はほんと心配だろうなあ。

 で、さらに興味深いのは、みんな(うちの社内でのリサーチですが)原発事故に対してはけっこう冷静というか「考えてもしゃーない」という雰囲気というか、それよりも停電のほうが深刻らしい。
 まあね、そのことをきちんと考えてしまうと、パニックになるからね。
 おや、そう考えると、首都圏の停電騒動は、「みんなの関心を原発事故から逸らすため」という実に高度な作戦なのかとも思えてきた(笑)

 私の超楽観的な今後の消費予想。
 原発事故が沈静化してしばらくすると、風評被害や実害を含めて、「国産の野菜は危険」ということになり、中国産の食品のほうが安全ということになる。お金持ちは中国まで行って、粉ミルクを買出し。醤油や豆腐には「国産大豆を使用しておりません」と表示される。

 超悲観的な予想。
 いわき市中心部は、避難区域になってないのに、危険地域だという風評で、物流が滞っているらしい。
 東京もそういうことになったら・・・・・

 今のところ、大使館を始め、外国人達はすでに東京から避難し始めているという報道があるけど、そのことはみんな(だから、うちの会社にいる人達)あんまピリピリしていないようだが、日本人のVIP達が移動しはじめたなんていうことになったら・・・・

 そういう最悪の事態にならないよう、原発には頑張ってほしいものである。ヘリで海水投下とか「あんま意味なさそうなんだけど、すでに、もう効果が云々よりも、パフォーマンス優先なのでは?」と、かなりゾっとしたけど、それでも、この最中になんとか送電が復旧しそうらしい。電力が安定供給されても、冷却装置がちゃんと動くのかわからんが、それよりも「自分のできることを一生懸命やっている人たちがいる」という事実に感動する。

 しっかし、今回のことで、一生したくなかった勉強させられてるよなあ。
 原発だって、地震と津波直後は「ちゃんと停止しました。破損もありません。大丈夫です」だったのに、徐々に悪化していったからねえ。「ほお、そういうもんなんですか、なるほど、勉強になります」としか言いようがないが、世界各国ではさっそく原発の見直しが起こっているようだし。

 まあ、こっちはそれどころではなく、なんとかなって貰わないと、放射能でどうのこうのの前に飢え死にするだろうから、「今のうちに好きなビールをいっぱい飲んでおこう」と幸いにもビールは買い貯め対象商品ではないので、好きなだけ買えるのがよかった。

 韓国に脱出した友人から、またメールが来て、「東京大丈夫そうだね」の一言の下に「NY円、79円台突入 16年ぶり」のニュースがリンクされていたけど、判断材料そこなのか?
 まあ、海外脱出者にとっては、円高歓迎でしょうけど(笑)

 友人のズッコケぶりにはほんと癒されるわ。
 彼女が戻って来れたら、すごく金欠だろうから(韓国への航空券を当日券で入手したため、8万円もかかったらしいし、ソウルの安宿は日本人で満員で泊まれないらしいし)飯でも奢ってやろうかね。

 しかし、こりゃ、首都圏の電力復旧も含めて、長期化しそうだなあ。
 とりあえず、ほんと、原発がなんとか安定していただかないと、明るい未来は思い描けないので、私のウエストラインがこれ以上くびれないように、なんとかよろしくお願いいたします。

 ママンと電話していたら「ユーチューブで犬の映像観た?」というので、探してみたら、これだった。
http://www.youtube.com/watch?v=nexofSW4u7Y

 ひいい、泣ける。
 ピューリッツァ賞確定というか、それよりもアカデミー賞主演犬賞確定だ。

 そんで、今日も暇だったから、まず昼は近所のラーメン屋で「ラーメン食べられる幸せ」を満喫。
 そして、中止になったオープン戦のチケットの払い戻しをしにコンビニに行ったが、コンビニの店員も、このご時世で払い戻しに慣れてしまったのか、若いバイト君がサクサクとやってくれた。

 そして、スーパーの視察(笑)
 牛乳はすでに棚の半分くらいしかなかったので、また夕方にはすっからかんになってしまうのかも。
 米は少し積んであった。そして、缶詰があんな減っているのを初めて観た。
 そして、スーパーも「水は品薄だが、せめてお茶だけでも」と大量入荷しているようだが、その煽りを受けたのか、それとも私みたいに「何も買うものが無いが、とりあえずコーラでも買うか」って人がいたのか、コーラが品薄になっていた。このご時世だと「カロリーゼロ」コーラの方が売れ残っているのが笑える。

 そんで、家に帰っても暇だから、ユーチューブに上がっている「シロートが撮影した、地震発生時の映像」を見まくっていました。多くは、「被災地」とは呼べない場所での撮影だが、家の家具が倒れている映像もあり、「薄型テレビやパソコンのモニタは意外と大丈夫なのだな」ということと、やはり家具の上に積んであるものはほとんど落下するということと、あと、大変重要なことだが「みんな、意外と散らかった部屋に住んでいる」ということがわかった。

 さて、私は明日出勤なのだが(日曜は休みで、月曜出勤という、カスタネット出勤というか、市松出勤になってしまった)週末はみんな、どうするんだろうね?行くことないから、スーパーで買い貯めするのだろうか?

 そして、私のお散歩魂はいつ復活するのだろうか?
 いや、帰宅難民ごっこしたときに(あれはあくまでも練習です。全域停電してるとか、多摩川の橋が落ちたとか、幹線道路が通れないような事態に家まで歩くのが本当の帰宅難民だと思う)「ああ、今までの散歩は、これの練習だったのか」と思ってしまったので、なんかそれ以来、散歩魂が萎えてしまったのである。

 お、選抜高校野球の開催が決定したのか。
 よし、これで仮にVIPが関西に避難しても「高校野球の応援です」という言い訳が成り立つな(笑)
 いや、ほんとのVIPだったら、全財産持って国外退避するだろうけどさ。

 セ・リーグは25日開幕するっていうけど、ほんとにやるつもりか?
 計画停電している最中にナイターなんてダメだろう。いや、電力システム的には実は大丈夫なのかもしれないけど、心情的にさ。

 やるんなら、名古屋より西でやればいいのに。

 でも、野球だけじゃなくて、ライブや演劇もどうなるんだろう?(クーザは3月いっぱいはキャンセルになっていた)
 興行屋さんが潰れそうで心配である。しばらく海外アーティストは来日しないだろうしねえ?

 まあ、他の心配している場合じゃないんだが。私が働いてる会社だって、サービス業だから、今後、ほんとに経営状態が厳しくなるだろう。

 そういう経済の津波がジワジワと押し寄せそうで憂鬱になるが、ニュースでは次々と東北の復旧の様子が伝えられてくるので、けっこう気持ちが明るくなる。幹線道路もかなり通るようになったみたいだし、仙台港も着岸できるようになったんだって?
 あと、港が破壊された場所には、自衛隊のホバークラフトが上陸していた。やっぱ軍隊って凄いね。
 アメリカの場合には、時々戦争に参加しないと、軍隊維持するのが難しいのかと思っているのだが、日本の場合には自然災害対応で軍隊のモチベーション維持できているような気がするので、いいんだか、悪いんだか。

3月16日(水)

 休みだけど、特にやること無し。

 こんな事態になっていなければ、西武ドームにオープン戦観に行っていたはずでした。

 とりあえず、お天気が良かったので洗濯してから、街の様子を観察しながら買出しに出かけてみた。トイレットペーパーの残量が少なくなっていたし。

 三茶の商店街は、昼間でもやはり店頭の照明消しているので、全体的に地味というか、近くまで寄ってみないと開店しているかわからない状態だったが、普通に営業しているようだった。

 しかし、歩いている買い物帰りのお年寄りがみんなトイレットペーパーぶら下げてる!
 勤め人の皆さん、トイレットペーパーが切れたら、近所のお年寄りに相談してみましょう。あの調子だと、一人暮らしの老人がたくさん買い込んでるぞ?

 スーパーに入ると、やっぱし棚はガラガラだった。

 昼間でも、水のペットボトルは無いようだ。まあ、買うつもりもなかったので、いいんだけど。いつも水道の水飲んでるし。

 トイレットペーパーは「一人一パックまで」となっていたが、まだ棚に半分くらいあったので「今日明日で切れるわけでもないのだが、いつも、残りが3ロールくらいになっていると買っているので(早めに買っておかないと買い忘れるから)、買い貯めじゃないのです」と心の中でつぶやきながら、自分の中だけで「買い貯めじゃないのよ宣言」したって、傍から見れば同じだろう。

 オリジン弁当は「2時から5時まで閉店します」という張り紙が貼ってあった。なんか、スペインのシエスタみたいだ。
 こういう節電活動がどの程度有効なのかわからないけど、これで停電地域が少しでも減るのならしばらくこの程度ならすぐ皆慣れてしまうだろう。

 昨日の会社でも「スーパーが早くしまっちゃうけど、ほんの10年ちょっと前まではそうだったよねえ」と私が言うと、40代、50代の人たちは「そうそう」と頷いていたけど、20代の人たちにはピンと来なかったようだ。
 デパートだって、会社帰りにゆっくり寄れるような時間まで開いてなかったんだよ。

 なーんて話していると、まるで「戦前は・・・」なんて話している年寄りみたいだが、年取るってこういうことなんだろう。すでに「バブル時代の逸話」なんて、東京大空襲の話みたいに若者に語り聞かせているわけだし(笑)

 あと、会社でウケたのが「あー、キャッシュバックね」という私のつぶやきであった。

 ユニクロの柳井社長が個人でも10億円寄付を表明したのは、いろんな意味で「さすが」であるが、当然ユニクロは衣料もさっそく支援することにしたらしいけど、今後の東北地方での売上見込を考えれば(物流がもっと復旧したら、日本全国の親戚達が、ユニクロの衣料品を宅配便で送ってくるだろう。寝間着にも部屋着にも普段着にもなるので、最初はまずユニクロだ)、事前キャッシュバックとも言える。

 あと、ヨン様が多額の寄付を表明したので「うん、いいことだ。日本のおばちゃんたちから吸い上げたお金をキャッシュバックだね」
 金額が7500万円とか半端な数字だったので、エビワカちゃんには「たぶん、韓国の通貨で計算しているので、韓国の感覚だと1億円のつもりだったんじゃない?」とテキトーに解説したら、「なるほどー」と感心された。

 さて、スーパーでとりあえず、トイレットペーパーとミルミルと歯ブラシとコーラとビールを買って(牛乳を買い忘れたが、明日の分はまだあるからいいや)、外に出ると、なんだか突風が吹いていて、身の危険を感じるほどだったので、慌てて自宅に戻った。

 洗濯物が心配で(笑)

 洗濯物はちゃんとベランダで大人しくブラ下がっていたが、中に取り込んで一安心。

 しかし、風はゴーゴーと台風みたいに唸っているし、それで軽くアパートが揺れたりするし、その最中にまた小さな地震があったみだいだし、部屋でゴロゴロしてても落ち着かない。

 コンビニで漫画雑誌のヤングユーを買ってきたのだが(昨日発売)、槇村さとるが連載中のアパレル漫画で、主人公が務める百貨店(伊勢丹がモデルらしい)が経営の試練に立たされたことがわかり、主人公の心情が「ああ、日本が津波に飲み込まれる・・・」だったので(漫画だからもちろん絵で大げさに表現)、びっくりした。
 槇村さとる本人がびっくりしたかもしれないけど(ほんの1ヶ月前には、その絵を書くために津波の資料写真を探していたはずだから)、さすが、私が小学生の頃からの売れっ子少女漫画家だなあ、と、偶然とはいえ、妙に感心してしまった。

 話は変わるが、ここ数日、全然スパムメールが来ない?
 スパムも少ないけど、楽天とかヤフーからのメールも激減している?

 おかげで、メール開いても、全然メールが来てないので「友達からのも届いてないだけ?」と心配になってしまうではないですか(笑)

 えーと、あと私の近況としては、地味なストレスの為か、今日ジーンズ履いたら、ベルトの穴が一つ減ってました。
 節電のため、あちこちでエスカレーターが停止していたり、この間の帰宅難民ハイキングとか、首都圏では朝晩のラッシュがいつもより大変だったりとか、このままの状態だと、春からの健康診断では、厚労省がキャンペーンしている「メタボ対策」の数字がかなり期待できそうです。

 原発は相変わらずだ。
 なんだか、ハリウッドのパニック映画を延々と見せられているかのよう。
 ブルース・ウィルスはいつ登場するのだろう?
 それよりも、鉄腕アトムになんとかしてほしい。

 被災地の避難所にはドラえもんの「どこでもドア」よろしく。

 そーいえば、昨日、部長が話していたのだが「地上波は地震のニュースばかりで気が滅入るから、衛星放送で映画でも観ようとしたら・・・・」「え、まさか、パニック映画やってたとか?」「・・・・・そうだったんだよーーー!」

 まあ、それは急に編成を替えられなかったからしょうがないとしても、話は続いた。「そんで、他のチャンネルにしたら、ディカプリオが出てる、ビーチっていう南の島が舞台の映画で、これだったらと思って観ていたら・・・」

 いや、私は「ディカプリオが出てる、ビーチ・・・」の時点で、「ぶはははははは!最悪、最悪!」と大爆笑してしまいました。私は映画は観てないけど、評判は知ってますし、原作読んでいますから、「ディカプリオが出てるから」というだけで観てしまった人のがっかり度合いはよくわかります。てゆーか、なんであの映画に出たのだろう?

 この最中にテレビ東京がまさに「いい仕事」している。
 昨日の電話でも、ママンが「なんでも鑑定団やってた」と喜んでいた。
 昼間もね。なんか、風光明媚な地域の番組をちんたらやっているので、とっても癒されるのよ。今日も「スリランカの自然保護区」を延々やってて、とても和んだ。韓国にいる友人に「スリランカいいよ」とオススメしてみようか?(笑)

 ところで、昨日のママンとの電話であるが、もし、あの大地震が一日後に起こっていたら、両親は仙台に青春18切符でのんびり向かってる予定だったので「海沿いの電車に乗ってるはずだった」らしい。

 それは、まあ運が良かったのだが、青春18切符がこの震災で使えなくなり、使えないだけだったら払い戻しが出来たのだが、すでに一回使っているらしいので「もったいない」と考えた両親は(というか、たぶんママンが)、急遽、甲府の温泉旅館に行ったらしい。

 そしたら、お風呂で会った若い女性は「被災地から逃げてきました」という人だったらしく、家は大丈夫だったらしいが、近隣は津波に飲み込まれた人の遺体が散乱していたので、居たたまれず、山梨の親戚を頼って移動してきて、親戚から「温泉でゆっくりしてきなさい」と温泉旅館に宿泊していたんだって。

 で、うちの両親も日曜日はその宿でゆっくりしていたらしいが、月曜日の朝になって「計画停電?電車動かないの?」と気がついて、高速バスで慌てて戻ってきたらしい。本来なら、仙台から名古屋までフェリーの旅するはずだったので、冷蔵庫の備蓄も減らしていたので「今日も食パンが買えなくて、お父さんとトースト一枚を半分にしたの」と嘆いていたが・・・・もう、あんたら・・・・

 いや、でも、地震の被害が全く無い場所でも、観光地は大打撃だろうから、うちの両親みたいな脳天気な人たちの存在が重要なのかもしれない。

 独身の親不孝娘の私としては「せめて、両親はきちんと見送らないと」と、いろいろ覚悟は決めていたつもりだったが、あの両親より長生きする自信が無くなってしまった。

 妊娠中の妹は(出産予定は5月らしい)、「いつ停電になるかわからなくて怖い」と、両親が旅行中に実家に上がりこんでいたようで、両親が高速バスで帰宅すると「家にY子がいたので、びっくりした」そうだ。

 でも、やっぱ、いざとなると、頼れる親が近所にいるって、やっぱ心強いよね。
 で、老親のほうも「いざとなったら、子供達が困らないように」と、暇をあかして買い貯めするから、スーパーの棚が空になるんだろうけどさ(笑)

 買い貯めパワーはほんと笑ってしまうが、東京での日常が、ほんと日々の物流に頼っていることが目に見えるので、なかなか興味深い。

 売り切れになった乾電池も、メーカーが増産体制で頑張っているようだ。
 電力供給に問題のない地域の雇用がフル操業で一時的にでも盛り上がるといいね。
 このチャンスにがんがん儲けてほしい。

 キャッシュバックもよろしく。
 

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