可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

11月30日(火)

 久々に仕事で涙目になった。

 決算業務もひと通り終え、会計事務所にデータ送ろうとしたら、また例の超細かい担当者から細かい質問が雨あられで、きーーーーっとなりながらもなんとか回答資料を整えてメールで送ってから電話したら、新会社と本会社(?)の間のやり取りでの消費税非課税科目のことで「これ、対外的には非課税ですが、この両方の会社間での場合には課税です」と言われ・・・・「え?」とまさに絶句。

 そう言われればその通りだった。

 その商品は一部、海外在住者にも販売していたので、本会社(A社とする)が客に販売した場合には非課税取引だったので、商品コードも非課税設定されていた。
 しかし、春から新会社(B社)が販売することになり、AからBに卸す形をとっていたのだが、AからBに請求する際にも、そのまま非課税設定になっていたことに、何の疑問も持ってなかったのだが(商品コードが「○○(海外販売分)」という名称だったし)、そう言われてみれば、AとBとの取引はれっきとした国内取引であるので、普通に消費税が発生するのである。

 しばし絶句した後、「えーと、それって毎月ちょっとづづだけど、あるし、じゃあ、ええと、Aの売上と・・・・・Bの仕入も全部、毎月修正しないといけないわけですよね?」と、確認すると「そうなりますね」

 私はしばし、「それって、けっこう大変なんですけどwwww」と、もう笑うしかなかったのだが、かなり不思議系なその担当者は、ずっと冷静だった。なんか、ウマが合わないなあ、あの人とは・・・・

 しかし「つーことは、半年分、両者の伝票を売上管理ソフトから全部訂正しないといけないのか・・・・」という現実に・・・・いや、その現実を受け入れるのに1時間くらいかかってしまった。

 そんな最中、とても間の悪いことに、昨日から何度も何度も何度も、ほんと3回も「仮払い精算書ってどう書けばいいの?」という、くだらない質問を繰り返して私を戸惑わせていた社員が、(彼は過去にも何度も経費精算をしているはずなので、なんで、そんなことネチネチと確認してくるのかわけわからんかった)「例の精算、やっと持ってきましたー」と登場したので、私にもう少し血の気が多かったら、その社員はボッコボコにされていたかもしれない(笑)

 涙目 且つ 虚ろな目をして、彼の顔を観たが、「はっ、いかん、今相当極悪な顔してるはず」と気が付き、「いや、ちょっと超ショックなことがあったんで」と言い訳したが、自分のことだけで目いっぱいな彼は、私の様子が変なことにも気がつかなかったようで、「これが仮払い残の金額なんだけど、おつり貰える?」と、堂々と、1万円を1円単位まで両替しないと作れないおつりを提示したので「いいなあ、図太くて」と感心。

 まあ、彼も元々、マイペースで明るい人で、私は好きなんだけど、新会社に異動してから、なんか、ちょっと変というか、KY度がちょっと度を越してきたというか、まあ、年とってきて頑固になってきたということもあるのだろうけど、なんかちょっとなあ。私も新会社のことでは時々正気を失いかけるので、彼もそうなのかもしれないと思うと、同情してしまうけど。

 そうそう、さらに、そんな最中、ちょっと微妙なこともあった。
 新会社に異動したI君は、今度、こっちに戻ってくることになったのだが、その際、「新会社での仮払いは一旦精算してください」と言ったのだが、一ヶ月たっても、まだ返金してこないのだ。

 それ以前にも、営業経費は仮払しているのに、精算を急がせるので「なんで?」とちょっと心配していた。
 小遣い制のお父さん達が「この精算のお金貰わないと、もうお金ないんだよー」と泣きついてくることはよくあるけど、独身の人たちはそんなこと言ってくる人はほとんどいない。たまに、一人暮らしの男性でそういうこと言う人はいるけど、I君は自宅から通っているので、いわゆる「独身貴族」というか、給料なんて全部小遣いみたいなもんだろうに、給料日前ならともかく、給料日2週間前の丁度中間くらいの時期に「この精算のお金、すぐ貰えませんか?」とせっついてくるのって、絶対におかしい。

 しかも、くどいようだが、仮払はしているのである。

 一応、部長には「なんか、気になっているのですが」と相談したのだが、相談の仕方を間違ったのか、部長自ら「早く仮払い戻せ」とI君をせっついてしまったため、今日はこっちにやってきたのだが、なんと「すいません、家に封筒ごと置いてきちゃったんで、また来週持ってきます」と言う。

 そのことを部長に報告すると「え?マジ?それ、ヤバくない?」って、私もそう思います。私がもし、彼の立場だったら、会社の近くのATMで現金下ろして持ってくると思うので「封筒ごと家に忘れた」っていうのは考えられない。ですから、妻に財布握られてるお父さんだったらわかりますが。(キャッシュカードもクレジットカードも持ってない完全小遣い制のお父さんは意外といるのだ)

 部長もやっと私が前から「ちょっと気になるというか、心配なんですけど」と言っていた意味がわかったみたいで「ずっとこうなの?」と聞いてきたので「なんかずっと小金であくせくしている感じがして、なんか変なところから借りてないかとか、心配なんだけど・・・」と私が言うと、「実は、あっちの会社でも、あいついろいろ言われてて・・・・」と、こっそり小指を立てた。

 クロートなのかシロートなのか知らないけど、会社にまで電話かけてくる小指ちゃんらしく(イマドキ?そりゃ、携帯の無い時代にはそんなの珍しくもなかったけど)、かなり悪い噂が立っているらしい。それが原因なのか、I君は持病をこじらせているらしく、最近、休みがちらしいのだが、それもほんとに持病のせい?(仮病?)という話にまでなっているらしい。

 こっちとしては、たかだか数万円の仮払金の話である。
 私の金ではないので、鬼のように取り立てるつもりもないし、彼に精算を促す際にも、なんか歯切れが悪いので「大丈夫?お金に困ってたりしない?」と心配してることをアピールしているつもりなんだが・・・
 もし、そうなら、ちゃんと相談してもらえれば、給料から月5千円づつ天引きとか、賞与2回払いとか、いろいろ手立てはあるのになあ。私自身は、そんな数万円や、それこそ10万、20万くらいの金に困ったことはないが、この仕事を長くやっていると「アパートが更新なのだが、更新料が払えない」という相談を受けたりとか、みんな意外と貯金持ってないことに驚くけど、そういう時には消費者ローンに頼るよりも、経理に相談していただければ、その程度の金額だったら無利子で融通するのになあ。

 さて、話が逸れたが、夕方5時過ぎたあたりでやっと「この修正は今日中にやってしまおう。その替り、明日は休む(今週は日曜出勤なので)」と決めて、怒涛の修正作業を開始したが、結局、終わったのは8時過ぎだった。ふー、疲れた。

 そんで、9時くらいまで部長と雑談してしまった。
 部長も今、いろんな案件抱えて、かなりテンパっているので、話始めるといろいろ溢れ出しちゃってね。

 査定の話にもなって、部長は査定の時期になると総務部社員に「総務はあんまり給料アップが望めない」と公言しているのだが、「そういうのって、モチベーション下がらないかな?っていうか、こういう状況の中、どうやってみんなのモチベーションあげればいいと思う?」と聞いてくるので、私の持論である「そもそもモチベーション高くないとやっていけないような人は、総務に向きません」ときっぱり。

 そして、ついでに、前から繰り返している愚痴であり、亡くなった全部長にも言ったことがあるのだが「もっと給料上げろという意味ではないのですが、周囲に、私がけっこう高給を貰っているように思われているのがちょっと・・・」と言ってみた。

 前部長も、私がそう言うと苦笑していたが、今の部長も「まあ、たしかに・・・・」と納得していた。
 学年一つ上だけど、ほぼ同じ年の部長と比べれば、私はかなりお値打ちなのだ。

 で、別に給料に不満はないけど、私は「貰った金に相当する分しか働かない」という主義なので、「もっと上の仕事を」と求められても「それは私の仕事ではない」と拒否してしまうのだが、その気持ちが、なかなか上司に伝えるのが難しくてね。

 さらに、ややこしいことに、そんなに金に執着しているのでもなく、どっちかというと時給に拘っているので、「サービス残業してると時給が下がる」ということを気にしているのである。

 前の会社の上司は「給料上げるから、この仕事もやってよ」と交渉してきたので、あんましやりたくない仕事でも、そう言われると「まあ、そう言うのなら」と請け負っていたのであるが、今の会社は「自分で目標を立て、その達成度で査定」という方式なので、「目標って言われても・・・・会社としては、私にどーしてほしいわけ?」と戸惑うわけです。

 で、営業畑出身の部長とも、そのあたりでは温度差がありありで、部長は「部下にもっと高いモチベーションを持ってほしい」と思うようですが、総務や経理って、モチベーション云々よりも「言われた仕事をどれだけ華麗に笑顔でこなすか」が勝負だと思うし、仕事で自己実現を目指す人よりも「休暇はどこに旅行しよう?」「習い事してるから残業は嫌」みたいな人のほうが機能すると思うんですけどね。

 はあ、なんか残業疲れで愚痴がとまりませんけど、「言われたことをやって当たり前」で、それがそれほど評価もされないっていう仕事や部署は総務以外にもいろいろあるし、特にうちの場合は子会社なので、親会社の社員は社内発注な気分で無理難題を言ってきて、それをなんとか回しているような社員も数多くいます。

 で、自分で頑張ってほぼ無料で奉仕していたけど、時間的にも技術的にも無理だと、外注してみたりすると「げええ?」って金額が発生してしまい、しょーがないから親会社にその金額を請求すると「なんで、こんな高いのだ!」って言われ、社内的にも「なんで社内でこれができないのだ!」とか言われたりして、かわいそうだったりする。

 まあ、自分でやれば出来ないこともない仕事を外注した場合、この仕事はいくらぐらいが妥当かっていう素朴な計算もできない人がけっこういることも事実ですけど。

 さーて、夜も更けてきたので、ここらでやめておいて、明日はリフレッシュできるかしら?
11月29日(月)

 ♪ わたしぃのイムさーん ヤクルト残留ぅぅ ♪

 (自分でも、なんでこんな古い歌の替え歌を口ずさんでるのかよーわからんが、元曲は「酋長の娘」といふらしい。へえ、なんだかミュージカル「南太平洋」みたいな設定だったんだ)

 そして、こんな替え歌も自然と沸き起こった。

 ♪ 乳酸菌に みーちああふーれ いーざたたーえん とーおわーのお さーち ♪

 「これはいったい何の曲で、いつ習ったんだっけ?」としばし考えてしまったが、「タンホイザーなんちゃら」という曲で、小学校の時に歌ったんだっけね?それとも、中学校?

 まあ、とにかく、「イムさん 巨人いぐのいやだ」(これの元ネタは「母ちゃんしぐのいやだ」。うちの母がこの本が大好きで、子供の頃読まされたのだが、ずいぶん後になってから斎藤美奈子氏の著書の中で、この本の時代背景を知り、「はあ、なるほど」と思ったのは記憶に新しい)という一心で「巨人じゃなけりゃ、メジャーでもロッテでも好きなところ行ってくれ」と願っておりましたが、一時期は「ヤクルトと破局」報道も出ましたけど、結局、交渉期限ギリギリでヤクルトとの契約がまとまったようです。

 しかし、どこまでホントなのかわからんが(出来高部分も含むだろうし)、3年14億円ってwwwwwww
 まあ、巨人に強奪されないためには、そのくらい払わないとダメなんだろうけど、イムさんファンの私にしてみても「うわ、そんな出すの?」って契約なので、アンチはともかく、ヤクルトファンも「その金でもっと補強できるのでは?」って意見が出てくるよな、そりゃ。

 すいません、私が地道にミルミル飲んで稼ぎますから(笑)

 でも、ミルミルけっこういいですよ?
 時折、下痢と便秘を繰り返すような「腸がなんだか・・・」って時に集中して飲むと、なんか整うような気がする。

 先週も久々にまた酷い便秘になり、そして悲しいことに原因は「湿疹出てるし、少し食事に気をつけよう」と食物繊維たっぷりな野菜スープを作ってバクバク食たことらしいのだ。
 前にも、しばらく断酒したら、野菜サラダが食べたくなり、毎日野菜をバリバリ食べたら、便秘になってしまい、「なんで・・・・」と思ったが、何事も極端はいけないのはわかっているのだが、ほどほどがどこにあるか見失うのはなんと容易いことか。

 そして、これは初めての現象であるが、「酷い便秘で半日がかりの大難産の末、なんとか産み落としてやっとすっきりー!」だった翌日・・・・

 お尻が痛いのは想定内だったのだが、それは翌日にはかなり治まっていたというか、何度もやっているので「だいたいこんなもん」と慣れていた。

 しかし、難題が通過し、その後は「ミルミル投入で実に素晴らしくコントロールされた理想的なウンチョス君」をお迎えする際に、最も苦労したのは尻の痛みではなく、上半身全体のインナーマッスルだった。

 最初、ほんとに「何の内臓疾患?」と思ったくらい、背中や横隔膜などの奥が痛み、くしゃみしても痛いので辛かったが、これは「それだけのインナーマッスルを酷使しての難産だった」のか、それとも「加齢のため、筋力が弱くなっていたので、久々の運動で、びっくりするくらいの筋肉痛」だったのかよくわからない。

 「私、死ぬときには便秘で死ぬな」と、ボロボロに傷んだインナーマッスルの痛みと戦いながら思った。
 あれから数日経ち、やっと筋肉痛も和らいできた。その連動なのか、首も寝違えてしまい、ほんと、あちこち痛くて生きるのが辛かったです。

 えーと、ああ、せっかくの「イムさん残留おめでとう!」という日記書いていたはずが、なぜか「中高年と呼ばれる年になって、便秘の新たなるステージに突入」という話になってしまい、イムさん、すいませんです。

 ああ、でも、これで、もしかしたら・・・・・・、私、来年のキャンプ観に沖縄に行かないといけないのだろうか?(ついに、ファン感も行っちゃったし、次はキャンプ見学?と地道に己を洗脳していたのだが、「イムさんいないと、金と暇をつぎ込む気にならないし」と予防線も張っていたんだが・・・ええと・・・・私も近々、賞与査定なんで、その結果次第で・・・・)


11月27日(土)

 たまには時事問題の話でも。って、え?GG問題?(←深刻な野球脳症候群の一例)

 23日はヤクルトのファン感謝祭に行ったのだが、翌朝、テレビつけながら朝の支度をしていたら、「はあ?北朝鮮が韓国にドンパチ?」って、ほんとにびっくらしました。

 いや、何に驚いたって、そんな大ニュースなのに、さっぱり知らなかった自分にさ。

 23日は早起きしてずっと外出していて、暗くなってから帰宅したら「きゃー!生マツケンを間近で観てしまった。超かわゆかった、きゃーきゃーきゃー!」と興奮覚めやらぬまま、日記を書いているうちに、風呂上りのビールが効いて、バタンと寝てしまったので、テレビも観てなかったし、ネットのニュースサイトもチェックしてなかったのだ。

 情弱って、けっこう簡単になれるようです。

 それに、今日は出勤だったので、朝はテレビを観ていたのですが(朝しか観ないのであった。だって時計がわりなんだもん)、どーやら、日曜日の朝のテレビ的には、「朝鮮情勢は緊迫しています」よりも、「海老蔵が殴られて大怪我」のほうが重要だったみたいで、それもどーかと思うが、まあテレビを「時計がわり」以上に信じてはいけないのはよくわかっているのでいーんですけど。

 しかし、テレビ観てないと、国際情勢に疎くなるようだが、テレビ観てるともっと疎くなりそうだけれども、そもそも私のような人間が「国際情勢に強い」という状態ってどういうものだかもよくわからないのだが、立派な中年になって一つ気がついたことは、「自分の目で観たもの/観られるものにしか関心がなくなる」ということである。

 これって、私だけの現象じゃないのだと思う。
 オバサマ達は、たしかにテレビで紹介されるものにすぐ踊らされるが、その反面、テレビを信用していないので、自分の目で確かめに現地にすぐ行ってしまうのではないか?
 だから、この間の「ハンカチ王子が出る、最後の早慶戦」にも、「おめーら、氷川きよしのコンサートと間違ってるだろ!」なオバサマが大量に押しかけていたのだと思う。

 北朝鮮はそういう意味では戦略を間違っていると思う。
 ここ数日、朝のテレビでは特にフジテレビ系が「今をときめく新大久保」を取材していた。

 冬ソナのヨン様ブームの頃は、オバサン韓流ファンが押し寄せた新大久保であるが、Kポップが若者にも浸透してからの最近は、そういう趣味の若者の原宿みたいなことになっているようだった。
 新大久保の韓国焼肉店が取材されていたが、韓国人店長は「女性向けサービスで」と、本国からイケメンをスカウトしてきて店員に採用していた(笑)。いや、たしかに韓流な感じのイケメンの若者でしたよ。

 北朝鮮も「喜び組」はそれなりに、お父さんたちの鼻の下は伸びるようだが、お父さんたちは意外と小金を持っていないし、まあ、それなりにパチンコ店にはつぎ込んでいるかもしれないけど、「男版 喜び組」くらい組織してみたまえ。

 まあ・・・・ほんとは・・・・次の首領様という後継者君がイケてりゃあ、なんの問題もなかったのだが・・・幼少児の映像ではけっこうかわゆかったようだが、もっとなんとかならなかったのだろうか?

 日本の常識だと、金も権力もある男は、美人妻を娶るので、その息子や娘は内容はともかく、外見はけっこうイケていたりするものだが・・・・ええと、今の日本だと、小泉ジュニアとか、フジテレビアナウンサーになってる田淵の息子とか。(田淵の妻はたしかモデルさんだったはず)

 というわけで、キムさんちの後継者のイケてないぶりに「北朝鮮、意外と底地力ないのね」と思ったのであった。だって、その気になれば国防費に比べれば微小な予算で、そこそこのイケメン捏造できだだろうに。まあ、国内的には、「お祖父様にそっくり!」でいいのかもしれないけど、「お祖父様にそっくりだけど、イマドキのイケメン!」ってゆーのを造形しないと・・・竹下元首相の孫あたりを参照してほしかった(笑)

 あ、やっと吉見の姿が写っている「ロッテ優勝パレード」の映像を見つけた!
 4分後くらいから、里崎がいるバスの前方に乗っていた。
http://www.youtube.com/watch?v=gJMP7OCamFE

 小野はなぜか、その次のバス?
11月26日(金)

 今日は休みだったので、午後に皮膚科に行ったが、午前中休診なことや、休み前ということもあるのか、約1時間くらい待たされた。
 学校が終わる時間だったせいもあり、中学生男子が数人(3人くらい?)いたのだが、中学生女子がいなかったのはなぜだろう?あ、お母さんと一緒の女子が一人いたっけ。

 そういや、この間、仕事前の朝に寄ったときにも、小学生男子が3名くらいいたんだけど、なんで男子ばかりなんだ?
 女子に人気の無い病院なんだろうか(笑)
 他の世代は、だいたい男女揃っているのに、若い女子だけ見かけないのがちょっと気になっただけです。女医さんなのに。
 地元で他に「若い女子に人気の皮膚科」があるのかね?

●野球話

 楽天は岩村に続いて、松井稼頭央も獲得してしまいました。
 メジャー落ちの墓場を目指しているようです。(今期、福盛をお見送りしたし)
 こんなだったら、中村ノリも残しておいてほしかった。

 1塁 イ・スンヨプ(獲得に前向きの噂)
 2塁 岩村
 遊撃 松井稼頭央
 3塁 中村ノリ

 って、すごいドリームチームじゃないですか(笑)

 まだ補強する気らしいので、もう、ついでに、クルーンもとっちゃえ!って、もはや他人ごとになってますが、残念ながら、スンヨプはオリックス入りが濃厚だとか。

 しかし、岩隈さんもどうなるのかわからんが、イムさんはどーなった?

 まあ、12月になれば、あちこち結論が出るのだろう。

 そして、私のマサルさんがなんと1億円プレーヤーになりました!!!!


11月23日(火)

 皮膚科の先生に「じゃあ、次は月曜日に来てください」と言われたのだが、こんなに頻繁に行くことになるとは思ってなかったので、うっかり自宅の近くの皮膚科に行ってしまったのだが、こんなだったら会社近くの医者にしておくんだった。

 要するに湿疹の程度に合わせてというか、強い塗り薬を処方して、だんだん弱いのに落としていくようで、3日おきくらいに行かないといけないらしいことがわかったのだが、しょーがないから月曜日の朝イチで診察してもらってから出勤したのであるが、薬局へは「会社の近所でやればいいや」と思っていたのだが、仕事していたらすっかり忘れてしまい、いつもより一時間遅れくらいで出勤したので、会社出たのが7時過ぎで、三茶に着いたのが8時ちょっと過ぎで、その途中で「あ、薬もらわんと」と気がついたのだが、処方箋薬局ってどこも遅くても8時までだったのね・・・

 そんで「まあ、今日までの薬はあるし、まあ明日の朝でいっか」と思ったのであるが、今日はなんと祝日で処方箋薬局は全滅だった。あたり前だ。

 あー、ヤク切れ・・・・と天を仰いだが、アレルギーの内服薬なんて一日くらい飲まなくてもどうってことないし、湿疹もかなり収まっているので、一日放置して経過観てみるのもよかろう。
 根が真面目ですから、医者の指示にはきちんと従わないと気持ち悪いのであるが、薬局が閉まってるんだからしゃーねーです。

●ミヤノ二等兵、恥ずかしながらファン感謝祭から帰還いたしました!

 初めて行っちゃったよ、ファン感。
 去年あたりもけっこう心動かされていたのだが、なにせ、毎年11月23日といえば、「出勤の特異日」というか、決算業務の山場なので、契約社員の時にも「休日出勤お願いできますか?」と言われて出勤していたくらいなので、たぶん、ここ10年くらい休んだことが無いはずだ。

 去年も「あー、ファン感って行ってみたいなあ」と思いつつ、舞踏会に連れていってもらえない死んでら・・・・おっと、シンデレラみたいに会社でシクシク泣いていました。「ああ、モニタが馬車になって、マウスが馬になって、電卓が御者になってくれないかしら、くすん」って。その前に、魔法使いはどこにいますか?って。

 今年は、その魔法使いが意外なところから現れた。
 黒魔術を操る、黒マスオさんである。
 怖い怖い黒マスオさんにビシバシと鞭打たれ、っていうか、メールで「18日までに、10月分の伝票を全部入力してください。在庫計上も出来る限りやってください」という黒魔術をかけられ「そんなの無理ーーーーっ!」と思ったけど、なにせ黒魔術ですから、私は久々に毎日2時間も残業するという「労働基準法違反」(うち、残業手当ないから)という禁断の果実を食べて、なんとか黒マスオさんの要求に応えたのである。

 おかげで、スケジュールに余裕ができて・・・・と思ったら、新会社の税理士事務所の担当者が(この人も、ちょっとマスオさんと似たところのある、マイペースの不思議ちゃんである。こっちの都合を全く確認せずに、自分の都合だけを淡々と押し付けてくるタイプ)宿題出してきたので、「黒魔術かんべんしてよ」と思いつつも、逆らうのも面倒になったので、日曜出勤してなんとか終わらせたのであった。

 そして、二人の魔法使いのおかげで、私は、今日の休みをゲットしたのである。

 しかし、ぼっち観戦には慣れてしまった私であるが「ぼっちファン感」ってどうなんだろう?という、未知の領域であった。

 結論から言うと、さすがに中年女性ぼっちは少なかったが、男性ぼっちはけっこういて、しかも係員に選手とのツーショット写真を撮ってもらうときにも、くどくど細かくアングルの指示を出したりしている「かなり痛い感じの中年ぼっち男性」も散見したので、つーか、普段の試合でも、明らかに「フツーじゃない人」はかなり多いので、私なんて目立たないと思う。と、自分に言い聞かせた。

 さて、私の一番のお目当ては「松岡海苔店」のブースであった。
 松岡投手の熊本の実家が海苔加工工場だとかで、そこが出店するのである。

 10時半くらいに神宮球場に着いて、さっそくバックスクリーン裏のブースに行ってみたが、お隣りの「村中投手の実家の洋菓子店のプリン」(相模原の人気店らしい)は、すでに整理券を配布し終わっていた。まあ、そっちは絶対無理だとは思っていたけど。

 11時半の海苔店開店まで時間があったので、球場の外をぐるりと一周してみたが、小雨の中、まあどこもなんだかわからんが行列ばかりで、「みんな行列好きだよなあ」と感心するしかない。

 グランドが開放されていたので、中に入ってみた。ふーん、ブルペンから客席観るとこんななんだ。ふーん。ほおお、三塁側のベンチが開放されてて、みんな嬉しそうに座っている。私も座ってみたかったが、けっこう混んでいたのでやめた。

 今日の司会は、フジテレビの佐野アナと、え?斎藤舞子アナ?(ヤクルトの川島投手と付き合っていたみたいだが、とっくに破局したとかなんとか・・・川島が今年はずっとパっとしなくて二軍暮らしだったから、今はどうなのかよーわからんけど)

 グランド内うろうろしても、特にやることもなく、また球場外に出て、また海苔ブースのところに戻ったのが、10時45分くらい。すでに50人くらいが列を作っていたので、他にやることないからそこに並ぶことにした。

 11時になるとグランドに選手が登場して、監督が挨拶したりしていた。松岡や村中は「ご実家が出店されているようで」とマイクを向けられていたが、どっちも言葉少なく「よろしくお願いします」って程度だった。

 こっちは球場外で小雨の中、傘を差しながら「うーん、45分も並ぶのか」とげんなり。それは想定内のことで、ちゃんと分厚い本(「メイスン&ディクスン」ちんたらとやっと上巻の半分まで読み進んだ)を持ってきたのだが、傘差しながら本を広げることもできず、ひたすらボーっと立っていた。

 これも「松岡選手の実家のお店にも大行列が!」という事実を残すための、枯れ木も山の賑わいの苦行であると思えば・・・・・

 11時を過ぎてしばらくすると、列の隣にあった飲食店屋台に福地君登場。後でわかったのだが、そうやって各ブースに選手が割り振られて、ファンサービスしていた。
 福地君の場合は、主に子分の野口がせっせと客と握手したり、商品を手渡していたりしていた。

 そうこうしているうちに、村中さんちのプリン屋の屋台に、村中投手が登場。写メの花が咲いていたが、こっちは、海苔屋の行列に割り込まれないよう必死にブロック(笑)

 しかし、やっぱり、村中は生で観ると超かわいいのお。でへへへ。
 私は「いつも自分の撮った写真にがっかりするから」という理由で、カメラは家に置いてきました。心のレンズで保存するのよ。

 そして、周囲の客が「きゃー、マツケンも来た!」と騒ぎ、なぜか、せっせとプリンを整理券を持った客に引き渡す村中の横に「試食用の海苔」を持った松岡が所在なげにうろうろ。「ぎゃーーー、ツーショットで撮りたい!」とムキになる周囲の客を横目に、私は「こいつら、ほんと野球バカだから、接客ってもんを全然わかっとらんな」と冷静に観察・・・・していたのは本当だが、こんな間近で観る、松岡の心底イケメンぶりに魂持っていかれてしまいました(笑)

 いや、ほんとに、それぞれ趣味ってあるでしょうけど、今日みたいな、素でボーっとしているというか、一応、本人的には営業スマイルのつもりで、ニコニコと突っ立ている松岡の場合、そこを通りがかった女性100人の内、少なくとも98人は「かっこいいですね」と言うと思う。

 だから、もっと愛想振りまけよ、と思ったのだが、実家の店を手伝うという気恥ずかしさからなのか、いつもそうなのかわからんけど、なんだかギクシャクとブース内に立ち、たまにいたたまれなくなって、村中をからかいに行くという、ああ、私が松岡の妻だったら、一から十までダメ出しだ・・・・

 熊本のテレビ局が取材に来ていて、「間近で観たマツケン、超かっこよかったです!」と興奮気味にコメントしてしまった。取材していた兄ちゃんもイケメンだった(笑)。つーか、マツケン系のイケメンさんだったので、「熊本といえば、ホークスの馬原もそうだし、なにげに、サッカーで言うところの東欧みたいに(ストイコビッチ系を量産)イケメン産地なのか?」と思ったけど、忙しそうに接客していた松岡の父らしきオジサンは、フツーのオジサンでした。

 悲願の「松岡さんちの海苔」も買うことができたので、「もう帰ろうかな」と思ったのだが、まだ12時くらいだったので、1時からの紅白戦も観ることにして、スタンドで席を探した。上空は晴れているのに、まだ小雨が振っていて、見事な虹を久々に観賞したのだが、1時になると雨もやっとあがった。

 球場内通路で、「小腹空いたし、なんか温かい飲み物も」とうろうろしていたら、前方から選手が数名歩いてきて「ああ、屋台の手伝いから戻ってきたのだな」と思ったのだが、その先頭を切って歩いていたのが相川だったので、思わず大きく避けてしまった(笑)

 だって、だって、相川とハグすれば、イムさんと間接ハグになるとか、一瞬考えちゃったものですから、その磁力が大きすぎて、大きく反発しちゃったという乙女心に自分で大爆笑したさ。

 あと、通りすがりに、なんかのブースでサイン会していた田中ピロヤスがやっぱし超かわいかった。ピロヤスの口元はリアル「スネオ」なので、ほんと、イケメンじゃないけど、かわいいのです。

 さて、ヤクルトのファン感のグランドでの選手出し物と言ったら、一昨年は「佐藤マサル投手とヨリノリ投手のサウスポー」が話題で、佐藤投手の奥様の手作りだったらしい、ピンク・レディーの衣装で女装したヨシノリがヤケクソな感じで踊っていたのを動画で観て「この子、大成するかも」と思ったのですが、その期待に違わず、順当に成長してくれているし、去年はたしか、「森岡の和田アキ子熱唱」に「今年の救世主的な活躍を見せた高木がマイケル・ジャクソンのモノマネで芸達者ぶりを披露」というのがメインだったはずですが、今年はカラオケは辞めたみたいで、その替りに「スタンド客席で選手がかくれんぼ」という企画でした。

 選手が客席に出てきて大丈夫かなあ、と思いましたが、大人な客が多くて、客席に紛れ込もうという選手に、みんな自分の帽子や上着を着せたりしてうまくカムフラージュして、私の側にも2軍選手が座ったのですが、探しに来た松井投手(かわいかった)がキョロキョロ探しながらも見事に素通りしてました。

 恒例の(?)仮装はこの企画で行われて、ケーゾーが「ビールの売り子」っていうのが似合い過ぎで大ウケしていたのですが、高木はなんと「戦場カメラマンのあの人」(名前忘れたが、今では「笑っていいとも」の人気者)に扮して、見た目もそっくりだったけど、喋り方もちゃんと真似ていて、大爆笑でした。

 対するチームのほうの仮装は、「女子高生(AKB狙いだったらしい)」のヨシノリ君と、「マツコ・デラックス」は誰?

 現地では、誰だかわからなかったんですけど、帰宅して調べたら「川島だったんかい!wwwwwww」

 はーん、なるほど?
 仮装は一種の罰ゲームというか、ケーゾー、高木、川島っていうのは、今期、故障や不調で、一軍にはほとんど貢献してないですからねえ・・・・・・って、おい、ヨシノリの女装は?

 はっきり申し上げますと、由規投手は、普段マウンド上での雰囲気よりも、ファン感で女装している時のほうが、「ガツンと開き直って、なんだか堂々としている」と思いますので、来期は女装したままでマウンドに上がってみたら、完全試合とか平気で達成しそうな気がします。

 で、ヤクルトはいままでファン感で紅白戦やってないと思っていたのだが、今年から導入したのかもしれないが、ファン感での軟式試合って初めてみましたけど、その凄まじいまでの草野球ぶりに失笑。
 いろいろ脚本はあったみたいで、石川がお笑い芸人山崎に隠し玉とか、デッドボールで乱闘になったら、なぜか全然関係ない高木が裸に剥かれていただとか、ウケたネタもあったが、スベったネタもあったので、(宮本が投手だったときに、デッドボールくらった打者が帽子とって宮本投手に「避け切れなくてすいません」挨拶したとかは、天然ギャグで面白かったけど)まあ、生進行の難しさは感じたけど、なにしろ無料イベントですから、このくらいの緩さでいいのかと。

 ゲストに、来期からコーチになる池山と、ギャオス内藤が出てきたのですが、ギャオスがほんとに場を盛り上げてくれて、「ああ、こういうキャラが一人いると、ほんと助かるな」って感じでした。

 やべー、松岡さんちの味のり(わさび風味)マジ美味しい。
 「小雨の中、45分も並んで買った甲斐があった」と涙目で食べ止まらないです。

 えっと、岩隈さんのメジャー移籍がなんだか難航しているようで・・・・・ええと「下積み時代を支えた女なんて、捨てられて当たり前よね?」な気分で、とっとと気持ちを切り替えていたので、「楽天残留か?」って言われても、もう部屋片付けちゃったしい。

 元々、マリナーズが獲得に前向きだったので、ライバルのアスレチックスが横槍入れた説も濃厚だったのだが、なんだか「ゲンタイ」的な展開になってきたようです。つーか、ゲンダイに書いてあることなんて、全部作り話だと思っていたのだが、最近、なんか他よりも信ぴょう性が高くなってるような・・・・まあ、デイリーとかは別格として(笑)

 ああ、それよりも、巨人のファン感で朝井がキンちゃんに「うちに来ない?」とスカウトさてたたwww
 http://www.youtube.com/watch?v=YgojtdBrVh8


11月21日(日)

 昨日は久々にママンに電話してみた。
 家をリフォームするか(ママン語では「リホーム」なんだが、それじゃ「リハウス」みたいwww)、それとも思い切って新築してしまうかでハゲしく悩んでいる様子はメール報告を受けていたのだが、おかげで胃が悪くなり、検査するとかメールに書いてあったので「その後、どお?」と聞いてみたら、「もー、どーしよー」と嘆いてはいたが、「昨日はいつもの友達と食べ放題に行った」とか言うので「胃の検査するってゆーのに?」

 と、私が呆れていると、「いや、他にもご主人のアルツハイマーで大変で、不眠症の人も胃が悪くなっていて、肉は食べられないとか、みんないろいろあるんで、私の悩みなんて、悩みの内に入らないのよお」と言っていた。

 他の友人たちの悩みのほうが深刻なので、「改装か新築か?」で悩んでいるのなんて、悩みのうちに入れてもらえないらしい。

 そんで、ママンの愚痴をひとしきり拝聴した後に「私も、謎の湿疹で皮膚科通いしてる」と言うと、「あら、あんたも?」

 「私もお父さんも、今、そうなのよおー」

 ええと、それこそ、ストレスが原因ですかね?(笑)

 さらに、「湿疹が出て、悩むのが一週間で、医者に行って薬もらうと、三日でひっこむのよねえ?」って、ほんとそのとーりでございます。

 そんなわけで「年とると、いろいろ大変よねえ?まあ、こっちはこの先、さらにもっと大変なことになると思うので、そうなったら、あんた、よろしくね?」と言われ、「え?・・・・ああ、はい・・・」

 あと10年くらいは、元気でいてほしいものである。


11月20日(土)

 昨日も診察してもらったが、塗り薬が効いたのか、赤斑はだいぶ落ち着いたようだ。症状が軽くなった所には、一段階下げた薬を処方されたが、背中がまだよくなっていないのを指摘されたが「あ、塗りにくかったし、よく見えなかったので、あんまし薬塗ってませんでした」と言ったのだが、背中には一段階上げた薬を処方された。

 おかげで、上中下三種類の薬を使い分けることに・・・・・なんだか、料理とか(味が足らないから、もう一味?)、絵の具を塗り分けてお絵かきしているようなことに・・・・つーか、これ、まだ自分がこの年齢だからいいけど、年とったらわけわかんなくなりそうだ。
 そういや、祖父母達は、塗り薬のチューブにマジックで大きな字で用途を書きこんでいたっけな。

 さて、抗アレルギーの内服薬も処方されてるので、それのせいなのか、それとも「眠くなるので運転や作業は注意してください」というのが、いい暗示になっているのか、それとも、この謎の湿疹はやはりストレスが原因で、自覚はないけど、いろいろ疲れが溜まっているのか、それとも慣れない医者通いの早くも二日目でぐったりしているのか(笑)、早寝してぐっすり眠っています。

 今日は出勤したが、会計事務所から「伝票の修正と、確認事項を郵送しました」というメールが昨日届いていたので「なんでファックスじゃないんだろう?」と思っていたのだが、今日その郵便物が届いて納得。厚さ、5ミリもある大作だった。

 ぎょえええええええ!

 今日は先に、別の仕事を片付けようとしていたので、まずそっちに手をつけたのだが、例年だと、8月くらいに確認して修正してあるので、それほど手こずらないのだけれど、今年は新会社のことで忙しく、4月くらいからちゃんと確認してなかったので、全然合わなくて、原因究明しているうちに、夕方になってしまい、目もシバシバしてきたので「しゃーねー、明日出勤しよう」ということになった。

 K嬢に「そんな忙しいの?大丈夫?」と心配されたが、毎年、23日の祝日にこういう仕事をしていたのだが(祝日なので集中してできるから)、今年はどーしても23日に休みたいので、その替りの日曜出勤だと思えば、まあ普通なことである。

 さて、先日、プロ野球の表彰式やったけど、MVPがホークスの和田と中日の和田だったので、なんか笑ってしまった。
 名前が同じっていうのもあるけど、中日の和田はともかく、ホークスの和田って「ずいぶん昔の話だなあ」って。シーズン中の成績で判断するのかどうなのかわからんが、シーズン3位だったロッテが日シリで優勝しちゃったので、ただでさえ、シーズン中もなんとなく地味な扱いだった和田が、ほんとに地味な存在に思えてね。

 あと、パの新人王にハムの榊原が選ばれたも驚いたが、あっちはほんと消去法でそうなったんだろうなあ。でも、榊原の初勝利を私は雨の神宮球場で目撃したし、あれから怒涛の「先発がコケて、榊原が緊急ロングリリーフすると何故か勝つ」ということになり、結局、二桁勝利だったんだっけ?
 中継ぎだけで最多勝って人もいたけど、今年の榊原もなんかそういう星の下にってことだったらしい。来年はちゃんと先発ローテに入れるといいですね。

 さらに、楽天の嶋がGGだか、ベストナインだか、両方だか受賞しているのも驚いたが、こっちもやはり消去法。
 他チームは正捕手が故障がちだったり、そもそも誰が正捕手かわからない状態だった中、長年「正捕手不在」だった楽天なのに、ちゃっかり嶋がその座についた感じになっていて、しかも打率が3割超えてましたから。

 おかげで岩隈の女房役だった藤井がすっかり干されていたが、その藤井もFAしたら、かなりいい条件で移籍できそうなので、かつてのベストバッテリー賞の円満離婚という感じでよかったですね。
 つーか、「楽天からFAで」っていうのがさ・・・・
 今年は巨人でトレードで移籍した朝井がそれなりに結果を残したので、「今までは他から要らないのとかき集めていたのに」と感慨深かったが、うちの2軍で腐ってた選手が、FAで好条件提示されてるみたいで、嬉しいやら、寂しいやら。


11月18日(木)

 さて、去年みたいにインフルエンザ騒動でもないと、多少の熱では医者には行かない私であるが、皮膚科ともなると、最後に行ったのがいつだったっけ?
 たしか、20代半ばのころ、アゴのあたりにできたニキビが全然治らず、しかも赤く腫れてチクチクするので、一ヶ月くらい我慢していたら、同僚に「皮膚科行って薬もらったほうがいいよ」と言われたので、渋々行ってみたのだが、先生に「え?これだけ?」と言われ、「やっぱこの程度で医者行くのもなあ」と思ったっけ。

 ちなみに、その先生は内科も兼任で、うちの会社では、風邪でも仕事が休めない人は「あそこに行けば、すぐ注射打ってくれるから」と、そういう意味では頼りにされていた古いタイプの町医者さんであった。
 私も年末に発熱しちゃったときに、その先生に診察していただいたら「どうする?薬にしておく?それとも、注射打っておく?」と言われ「注射にしてください」と即答。しかし、うっかり右手に打ってもらっちゃったので(採血が右でしかできないので、とっさに右手を差し出してしまったのだ)、その後、腕がだるくて困った。
 先生も利き腕を確認してくれればいいのにい、とは思ったが、その後、その教訓を活かして、インフルエンザの予防接種もちゃんと「左でお願いします」と申し出ることにした。
 今年行った病院では、ちゃんと向こうから聞いてくれたけど。

 あと、その界隈では「やたらと抜歯したがる歯医者」もいて、あの当時ですら(20年前)、抜きたがらない歯科医が主流だったのだが、明後日の方向に生えている親知らずが傷んだときには、迷わずその歯科医に行ってみると、即座に抜いてくれた。

 「この歯は抜きたい」とか「注射してもらいたい」とか目的がはっきりしていると、あの手の古いタイプのお医者さんは話が早くて助かりました。

 さて、今日は休みだったので(先週は6日出勤だったので、今週こそは阻止)、午前中に近所の皮膚科に行ってみた。初老の女医さんだった。

 服脱いで、あちこち観察されたが「ほぼ、全身なのねえ」と言われて、自分でもやっと気がついた。なるほど、膝の裏側もそうだし、内股、そしてパンツの中全域、そして脇腹から脇の下一帯に赤斑が散乱している状態だった。

 いつからこうなったのか聞かれたが、うーん、そんな痒くもなかっから、いつからだっけ?最初に内股が斑になっているのに気がついたのだが、神宮まで往復散歩した時だったから「乾燥してるし、ジーパンで擦れたんだな。やーね、年とると皮膚も弱くやっちゃって」と思っただけだった。

 パンツのラインも、けっこう普段でも痒くなりがちなので、あんま気にしてなかったのだが、赤い斑点がなかなか消えないので「これってもしかして、蕁麻疹なのか?」と思ったが、蕁麻疹って跡が残らないらしいので、どうやら別の発疹らしいと気がついたのである。

 どうやら「中毒疹らしい」ということになり、強い塗り薬を処方されて、一日様子観るため、明日また来院してほしいとのことだった。
 家帰って、その塗り薬のことを調べてみたら、いわゆるステロイド剤で、それも強いやつだった!

 なるほど、先生は何度も「これは強い薬だから、他の用法に絶対に使わないでください。」って言っていたけど、ステロイド剤だって言ってくれれば、すぐに意味はわかったのだが、ステロイドって言葉を言うと身構える人がいるからあえて言わなかったのかねえ?

 まあ、家帰ってからあちこちに薬塗るのは面倒だったし、それにアレルギー用の内服薬も処方されて「くれぐれも運転などは・・・」と注意されたので「免許持ってませーん」と元気に答えた。

 去年の新型インフルエンザ感染の時に処方されたタミフル以来の処方薬だなあ。

 まあ、どういう経過になるのかは、明日のお楽しみということで。(呑気。赤斑は醜いけど、すごくかゆいわけでもないので・・・・ただ先生は「かゆみが少ないのが気になる」とおっしゃっていて、私も実はそれが気になっているのですが・・・・)

 というわけで、明日の夕方再診なので、「医者に行くから」と堂々と残業回避できるわさ。まあ、どーせ土曜日出勤なので、余裕があるわさ。

 それよりもさ。
 受付で、初診だから簡単な問診票に記入していると、受付の人から「再診の方が先に診察受ける場合もございますので、受付の順番通りではないのご了承ください」と言われて「え?そんなの当たり前じゃん?」と思った。

 まあねえ。
 今はいろいろうるさい客がいるんだろうから、いちいち説明してくれるんだろうけど、私は古いタイプの患者というか「お医者様に診ていただく」という気持ちでいるので、そういう説明要らないんだけど、しょーがないか。

 そしたら帰り際の精算の時にも「明日は6時以降のご予約ということですけど、その前に来た患者さんの診察がずれ込むこともございますし、他にもご予約の方がいらっしゃいますので、すぐにご診察できない場合もございますので・・・」とクドクド・・・・
 美容院だって、予約してても、前の客がなかなか終わらなかったりとかよくあることで、美容師にしても、医師にしても「師」が同じなだけではなく、レストランの予約みたいにはいかないことは重々承知しておりますとも。

 それに私は高度成長期のベッドタウンで育ったので、あの頃の皮膚科とか眼科って、数も少なかったのでいつも混雑していて、診察室でじっくり読書するのが当たり前だと思っていたので、イマドキの医院の「接客」に逆に戸惑ってしまうのであった。

 そうだよなあ、前に漫画の「おたんこナース」を読んでいたときにも「医療はサービス業?」みたいな話もあったけど、まあそういう時代の変化に、自分が幸いにもほとんど医者に行く機会がなかったため、取り残されているらしいというのは、しょーがない。

 そういえば、転職してから久しぶりに法務局に行ったら、すっかり「サービス業」になっていて驚いたっけ。

 さーて、また抗ヒスタミン薬でも飲んで、またステロイド薬を塗って、今日は早寝すっか。
 なんか、やっと文明人になったような気分である。マジで。

 その昔、ある友人に「アレルギーの一つや二つくらいあるのが現代人のたしなみ」と言われたことがあったな(笑)
 花粉症にも無縁で、食品アレルギーも全く無く、さらには「化粧品などで皮膚がどうにかなったことがない」と私が自慢したら、花粉症で苦しむ友人が、嫌味の一つも言ってみたくなったらしい。

11月17日(水)

 裁判員制度で初めて死刑判決が出たようで、ニュースでも大きく取り上げられているけど、私は裁判員制度の導入時には「日本には合わないじゃないの?」と思っていたのだが、今まで「なんで極刑じゃないんだ!」という雰囲気だったテレビが慎重な態度をとるようになってきたので、今では「裁判員制度よかったじゃん」と思うようになった。

 特に死刑反対論者でもないのだが、日常的な雑談の中でも時々「あんな奴、死刑に決まってるだろう!」なーんて言う人はいたので、そういう人が「自分が裁判員だったら?」ということを少しでも想像してくれたらいいなあ、と思うだけだ。

 なんつーか、私はなぜか「自分と他人の境目」が曖昧というか、なんにでもすぐに感情移入というか、「私だったらどうするだろうか?」って考えてしまうので、「なんで、あの裁判官は、あんな奴を死刑にしないのだ!」とか「政治家がダメだから日本がダメになっている!」とか、あんまそういこと思わないんだけどなあ。

 ふと思い出したが、その昔、総務部の人数が少なかったので、経理担当である私が「断水のお知らせ」とか「防火設備点検のお知らせ」とか「年末年始のゴミ収集のお知らせ」みたいな庶務的なお知らせを流していたことがあった。
 全社員宛のメールで流していたのだが、あるとき、某部長が私のところにやってきて「ミヤノさんがいつも発信しているそういうメールって、なんでうちの契約社員の人には届いてないの?ゴミ出しとか彼女が担当しているのに?もしかして、あの人のこと、バイトかなんかだと思ってるの?」と、いきなりワーワーと問い詰められた。

 私は「あの人」というのが、元々は派遣社員だったけど、少し前に契約社員になったことも知っているので、「バイトかなんかだと思ってるの?」って言われて、逆に「え?なんでそんなこと言われるのでしょう?」と聞いたら、「だって、そういうお知らせが、あの人には来てないんで、がっかりしてるんだよ?」って言われたので調べたら「全社員」というメールの宛先のカテゴリーにはなんと、契約社員は入ってなかったのである。

 「へえ、そうだったんだ、気づきませんでした」と私が言うと、怒鳴りこんできた部長氏も「あ、そういうことだったんだ・・・・いや、なんか、意図的にそうしているのかと思って」と謝ってくれたけど、そんなん意図的にするか?

 少しでも想像力が働くのなら、まず「なんで、あの人は、あのメールの宛先から抜けているのかなあ?宛先選択が違うんじゃないの?」と、まずシステム的な要因に思い当たると思うけど、(メールの全社員や部署ごとやチームごとのカテゴリ作成は、メール・システムを管理している部署が担当している)なんで、いきなり、私が意図的にやっていると思い込んだのか、そっちのほうがわけわからんかった。

 しかも、私だって契約社員上がりだったし、派遣社員の経験もあるので、この会社での派遣社員の露骨な「別枠扱い」に嫌悪感を抱いていた私に向かって、いきなり「バイトかなんかだと思ってるの?」っていうのは、さすがにカチーンときましたっけ。

 でも、ああして、自分にとって不都合なことがあると、「意図的にやっている」と思い込む人ってけっこう多いですよね。たいてい、やっている方は、なんか他人にとって不都合なことしているって意識ないですから、穏やかに「このメールの宛先には契約社員が入ってないのですが?」と言ってもらえれば「え?・・・・・・あ・・・・・・・ホントだ、すいません!」ってだけの話なのに。

 話は飛躍するけど、最近の外交問題でもねえ。「日本政府はもっと毅然とした態度を!」とか言うけど、毅然とした態度なんてしたことないような人がワーワー言ってるようにしか思えない。
 それに、自分が「お偉いさん同士のプライドを保つ方向で穏便に」みたいなことをやることが多いし、私だけじゃなく、多くの人がそういう「メンツの落とし所」を探る作業をやる局面にしばしば直面して苦労していることと思う。

 私自身は、メンツにあまり拘りが無いので、素直にごめんなさいすれば丸く収まるのなら時間の無駄を省けていいと思っているのだが、「メンツ重視」の上司に当たると大変です。っていうか、大変でした。

 記憶も古くなったが、ハイジがイライザと子供みたいな喧嘩した後、イライザが所属する派遣会社の営業マンが乗り込んでくることになり、私としてはもう「イライザは辞めるしか無いだろう」という結果がわかっていたので、私が相手して落とし所(派遣会社には全く非がありませんって言えばいいだけ)を踏まえればいいだけだと思っていたのだが、当時の上司が「じゃあ、オレが相手する」って、えええええ?もっと重要な案件でも、平気で丸投げしてくるのに、なんで私が「こういう風にまとめたいと思います」と言ったら、急に出てくるわけ?

 まあ、そういう人(こっちが自分の仕事ではないと油断していると、丸投げしてくるのに、「これは大したことじゃないので、私が・・・」と言うとしゃしゃり出てくるという、非常に面倒くさい人だった)だったのだが、さーて困った。
 相手の派遣会社の営業マンも、その上司と似たタイプで、メンツ重視だったのである。

 だったら、「タヌキ」と「タヌキ」でガチで化かし合いやってほしかったが、「ミヤノも同席してね」と言われて、私は渋々、中国とロシアの首脳会談みたいな面倒くさそうなところに同席することになってしまったのである。

 私の予想通りに、両者とも温和な笑顔を浮かべながらも、会談の内容は「うちのせーじゃねーもん」を主張し、一歩も譲らない。

 延々、1時間くらいその不毛なやりとりをした後、両者とも「そろそろ落とし所が見えないかな?」という雰囲気になり、会話が滞りがちになったので、それまで、見かけは平穏だが「タヌキとタヌキの壮絶な化かし合い合戦」をひたすら傍観するという苦行を強いられていた私が「あ、やっと私の出番なの?」と空気読んで、「いや、もう、私は、どっちが悪いとかもうどうでもいいのです。ただ、イライザさんは、すっかり上の空になってしまっているので、仕事が手についてないようで、それではもう、このまま続けるのは無理だと思います」と言ってみたら、派遣会社営業マンの顔がパっと輝いて「それは、いけませんね。大問題です」

 するとうちの部長も「彼女には期待していたのだが、これ以上、無理強いを若い子にさせるもも気の毒でしょう」、ケンカの原因は両成敗で、管理する私の不行き届きもありーの、それよりも、イライザさんの今のご心境を大事にしてあげましょう、という、5分で済むような話を延々1時間かけてやりやがって!

 あんときも本当に思った。「こいつら、結論よりも、結論に至る時間の長さが大事なんだな」って。

 30分の会議で決まったことよりも、5時間に及ぶ会議で決まったことのほうが重要みたいな。
 しかし、私の常識では、「5時間に及ぶ会議で決まったことって、後でその会議に参加した人に話を聞いても、みんな何がどう決まったのか覚えていない」のである。

 さてと、明日こそ皮膚科に行くかね。
 どうやら、「これは蕁麻疹じゃないなあ」と調べてみたら、「貨幣状湿疹」というのが今の症状に一番合致するようだった。

 経理のお局様のビョーキとしては上等じゃねーか、「貨幣状」!

 小銭かよ!(泣)

 もっと早くに医者に行けばよかったのかもしれないけど、悪化してから行く患者ですいません。別にプロ舐めているわけでもないわけで・・・・・

 風邪とコンタクト処方以外で医者に行くのは久しぶりなんで、プロのお仕事に期待しております。

11月16日(火)

 マスオさんが私に鞭打つおかげで決算業務はずいぶん捗ったが、今日は売上集計ソフトの件でちょっと言い合いになった。
 昨日、マスオさんがエビワカちゃんに「時間あったらこの入力お願い」と説明していたので「あれ?」っと思ったのだが、今日はその作業をするにあたって、私が「入力制限」かけていた部分があって、その制限を解除してくれと言ってきたので、素知らぬ顔で「え?なんで?」

 そこで、改めてマスオさんが何をしようとしているのか聞き出して、やっぱり私が思っていた通りだったので「いや、それは、確かにそれをやりたい気持ちはわかるけど、大変だよ?」と穏やかに言ったつもりだったが、向こうは私と仕事の話するときには妙に突っ張ってくるので「ミヤノさんはあまり必要無いのかもしれませんが、ボクはこのデータが入ってないと苦労するのです」と、まるで、私がサボってるのが悪いかのような態度にプチっと来たけど、ほんと、なんでいっつもこういう時だけこういう態度なんでしょうねえ?

 「ええ?これってダメっすか?オレはこの修正してもらったほうがやり安いんですけど?」と笑顔で言ってくれれば、こっちももっと丁寧に説明できるのになあ。

 でも、しょーがないから「マスオさんがやりたいことよくわかるし、私もそうだと便利だと思っているのだが、これはこのソフトの仕様で、なんでそうい仕様になってるかというと・・・・」と、元々そのソフトが想定している使用法とは違う意味でうちが使っているので、こうなってしまう、ということをクドクド説明したら、なんとなくわかってきたみたいで、(私がイジワルしているわけでも、マスオさんのやろうとしていることを馬鹿にしてるわけでもないことが)、やっと「ああ、なるほど、確かにこれ、難しいっすね」と納得してくれたようでよかった。

 まあでも、私もその仕組を理解するのに時間がかかったし、他人にそれを説明するのは難しいし、マスオさんがちゃんと理解してくれたのかはわからんし、横で真剣な顔で私の説明聞いていたエビワカちゃんは多分、全然わかってなかったと思う。

 しっかし、なんだね?
 私のことをすごく頭よくて、なんでも見透かしたようなことを言う人みたいに思っていて、私が何か言うと物凄く身構えてしまう人が時々いるけど、私は自分では上から目線のつもりじゃないんだけどなあ。そりゃ、経験が10年違えば普通はこっちのほうがスキルがあるから「ああ、それは違うよ」と言うけど、先輩がそういうことを言ったら、興味あるふりをしてもっともっと聞き出せば、先輩は惜しみなく自分の経験を披露してくれると思うし、それが一番の勉強になると思うんだけどなあ。

 経験と言えば、先週、役員氏のお父様の葬儀の生花や弔電の手配していたら、親会社の担当者から「○○会社 職員一同」って花を手配するつもりなのだが、「○○なんちゃら部」というその役員直属の部署名でも花を出す場合には、やはり「○○会社 ○○部 職員一同」でいいのだろうか?と質問されて「いーんじゃないですか?」と言ったら「常識的にどうなのかと思って・・・・」と言われて、逆に何が非常識なのか私にはわからなかったのであった。

 それだとダブっちゃうじゃん、ということが問題だったのだろうか?

 同僚M嬢にその話をすると「昔は、こっちがよくわかってなかったから、向こう(親会社)の人に、一般常識を確認していたのにねえ?」とM嬢が言うので「ああ、確かに、あっちはそういうお局様がいなくなっちゃったからなあ」と私が言うと、M嬢が「そういう頼りになる先輩がいなくて困るよ」と言うので・・・・

 「あのー、たぶん、今だとMちゃんや、私がそういう人だと思われているのだと思いますけど?」と言ったら「えええ?」と悲しそうな顔をするので「でも、自分ではそう思ってなくても、こうして一個一個経験しているのが大きいんだよ」と言いました。

 ちなみに、別の葬儀の弔電の手配で、私もM嬢も「岳母」という言い回しを知らなくて「へえ、こんな言葉もあるんだ」というか、私はなんとなく聞いたことがあったが、「母」の枕詞が「たらちね」でも「ははそは」でもいいみたいに、「ご母堂」の別の言い回しかと思っていたのだが、「ご岳母」って「義理の母」というか「妻の母」っていう意味だったのは知らなかった。「ご岳母」の別の言い回しが「ご丈母」だとか・・・・知らんわ。

 だいたい私は、「伯父」と「叔父」だって、好きな漢字を選べばいいだけかと30歳くらいまで思い込んでいたので、ちゃんと区別があるのを知って「へえええ」と思ったっけ。

 で、昔はそういう区別が重要だったのかもしれないけど、今はもう、日常では使わない言葉なので、あんま気にする必要もないのだろうけど、完璧主義者というか、世の中の物事にはなんでも正解があるはず、という世界観のM嬢にしてみれば「なにが正しいのが全て知っている人はいないのか?もしくは、そういうのが載ってる本は?」と思うみたいだったが、残念ながら「これが絶対に正しい」という答えは無いのである。

 「しきたり」ってそういうもんだ。

 日本では、ここ20年くらいの間で「エレベータは片側は歩いて登る人のために空けておく」という「しきたり」が広まったが、最近では「エレベータの上を歩かないでください」ということになっているみたいな。
 自動車の交通ルールみたいに法律で決まっているわけでもないし。

 それに、うっかり「常識」を間違えて、通夜の席に「御仏前」と書かれた香典袋持ってきた人に「非常識な!」って思うか?
 実際には、そういう風習の地方もあるようだし、そりゃ「御祝儀」で持ってきたらびっくりするけど、「これじゃなきゃ不正解」って話でもないのである。ちなみに私は、社会人になってから香典集計の仕事を手伝ったときに、黄色をあしらった不祝儀袋(京都風らしい)にびっくりした。「え?黄色?」って、葬式って白黒の世界だとばかり思っていたので、黄色という発想が全く無かったの新鮮な驚きだった。今でも、時々見かけるので、同僚達が「え?黄色?」と驚いていたりするのを眺めるのが楽しい。

 今回の地方での葬儀は、東京方式とは違い「通夜は親族だけで自宅」「翌朝、まず火葬場」「その後、午後からの告別式に弔問客を迎えてからお清め(宴会)」という流れで、エビワカちゃんも「うちの祖父の茨城の葬儀の時そうでした」と言っていたし、今回の地方のお隣りの地域出身であるCさんも「告別式の後の宴会が長いのよ・・・・」と言っていたので、もしかしたら、かつてはそっちのほうが主流だったのかもしれない。
 なんとなく、結婚式の進行と似ている。堅苦しい神事(もしくは仏事)は先にやってから、後でゆっくり宴会ということらしい。それに、昔はドライアイスなんてなかったから、とっとと焼いてから・・・・という事情もあったのだろう。

 葬儀の風習も少し前までは地方色が濃かったようだが、今は、地方でも「斎場借りて、通夜やって翌日告別式でそれから火葬場」っていう東京方式がけっこう一般的になっているらしい。

 私の祖父は、私の母がお子ちゃまだったので、まだ妊娠発覚する直前に亡くなったらしいが(妊娠するとどうなるのか全然わかってなかったらしい)、当時の東京下町ゆえ、祖父が亡くなると、近所のおばちゃんたちが押し寄せて、「ほら、懐剣抱かせるのよ!」「かいけん?」「なんでもいいから、刃物!」みたいな感じで、葬儀屋さんよりも、ご近所が仕切っていたらしく、後で思い返せば「つわり」で具合の悪かった母は、ご近所さんたちがテキパキと仕切る様子をボーーっと眺めていたらしいという話を最初に聞いたときには、母が「思い出は美しすぎて」モードだったらしく、「へえ、いい話だなあ」と思ったのだが、それから10年後くらいに、私が「そいうや、お爺さんの葬儀の時って・・・」とその話をもう一度母にリプレイしてもらったら「私、あんとき、すでにあんたを身ごもっていたみたいで、それは後からわかったんだけど、なんだかとにかく体調悪かったのに、あの近所のオバサンたちは、『刃物持ってこい!』とか『なにかお供物を!ダンゴがいい!』と、好き勝手にワーワー言って、私は具合悪いのに、あれこれこき使われて、なにがなんだかわからなかったし・・・・」と、「いい話」をまた拝聴するつもりが「30年も前の恨み爆発」になってしまったのでありました。

 ええと、まとまりませんが、葬儀にしても、結婚式にしても、みんな好きなようにやればいいじゃないですか、って思います。

 あ、そういや、その役員氏の葬儀の手配でドタバタしている時に、「親会社の支店長クラスの人のお父様も亡くなったらしい」という第一報を聞いていたのだが、訃報が流れてこなかったので「あちらはどうなったのでしょうか?」と確認したら「あれ?訃報流れてなかった?でも、弔電香典御辞退だったんだけど」と改めてファックスを流していただくと、ほんとに「家族だけで行いますので、弔電香典一切御辞退いたします」という、亡くなったという事実だけ知らせているけど、斎場などの情報は一切無い変な訃報だった。

 このパターンは我社では初めてである。
 「会社関係のお心遣いは一切いりません」という強い意思を感じた。
 私がこれをやろうとしていたのだが、ちゃんと同じ志の人がいたのが嬉しい。

 こういうのをある程度の地位のある人がやると、他の人も「あ、これでいいんだ?」って気が付くのである。

 もう一歩進めたいものである。「親が死んだとか、超プライベートなことなのに、なんで社員全員にそんなこと知らせないとあかんの?」って。
 「みんながお知らせしているから、自分もそうしないといけないのかな?」という雰囲気で、日々、全社メールで「誰それさんのお父様が亡くなりました。謹んでお悔やみ申しあげます」というメールが回るけど、別にそれをみんなに告知したい人はそればいいし、したくない人はこっそり忌引き申請すればいいのに、と思う。

 会社の人間関係は地域共同体の人間関係では無いのだ。

 今の東京文化というか、冠婚葬祭の風習は、地方から集まってきた人が作ったから、変に「おらが地域のやりかた」を翻訳ミスみたいな形で作ってしまったので、「あります、ありません、それはなんですか?」なハムレットの有名なセリフの迷訳みたいなもんだと思っているので、その中で「何が正しいの!」って息巻くことすら無意味だと私は達観しているのですが、なかなかそういう世界観を共有できる人はいないようです。

 そういや、話は変わるけど、今日ちょっと驚いたのだが、マスオさんが「茨城空港利用してみたいな」と言い出し、茨城出身のエビワカちゃんが「茨城空港、どこにあるんだろう?」というやりとりは、そもそも、マスオさんは「いばらぎ」と発音しているので、私が横から「発音ちげーよ」というのもウザいようですが、それで、エビワカちゃんが茨城空港から出ている路線を調べてみたら、「チャーター便実績」として、出るわ、出るわ、「え?そこ、どこ?」な場所が。

 エビワカちゃんは「え?これってどこですか?」と私に聞けばなんでもわかると思っているのかもしれないが、中国のローカル空港の名前なんて、私、わかりません!

 「まあ、どっか、中国なんだろうね」と合いの手を入れたら、さっそくググって地図が出たみたいなんだが、「これって中国なんですかね?」と、おい、そのまま横に移動しても・・・・・・中国は広いぞ?

 「こういう場合は、もっと広域にしてみれば?」と言ったら「これですか?」とババババっとマックス広域にしたので「はあ、やっぱ、ユーラシア大陸のどこかですね?」って感じの世界地図を前にしても・・・

 地図の楽しみ方知らない人の、地図の見方を傍から眺めて、びっくりしました。

 私だったら、最初はピンポイントのが出てくるけど、もう少し引いてみて「私がわかる範囲の場所からどのくらい離れているか」ってのをジワジワ探ると思うのですが、「これって、どこなんですか?中国なんですか?」と、せっかちにガッと最小から最大にする意味がわからない。

 やっと、香港が圏内に入ってる大きさの地図が出たので「なるほど、香港とベトナムの間くらいか・・・」と、海南島のことだったのですが、私は「あのあたりだったんだ」と納得していたのだが、海外旅行したことないし、特に興味も無いエビワカちゃんは「香港の近くってことは、けっこう近いんですか?」という、謎の質問。

 日本から近いって意味?
 うーん・・・・・そりゃ、ヨーロッパに比べたら相当近いけど、沖縄よりはだいぶ遠いねえ・・・・東南アジアを「近い」と思っているかどうかで違うと思うけど・・・さ・・・・



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